JP2021136585A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】モード移行時においてログ情報が記憶部へ記憶できなくなる不都合を抑制する。【解決手段】各種の動作を行う動作部20と、動作部20の動作中における異常の発生を判定し、且つ異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部21に記憶させる制御部10と、を備え、ログ情報を記憶部21に記憶させることができる第1モード(通常モード)とログ情報を記憶部21に記憶させることができない第2モード(省電力モード、電源オフ状態)とに移行可能な情報処理装置1であって、制御部10は、第1モードにおけるモード移行条件の成立により、第2モードへの移行を開始し、且つモード移行条件の成立から第2モードに移行するまでの移行期間内に異常が発生したと判定すると、当該異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させるまで、第2モードへの移行を遅らせる。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来から、通常動作を行う通常モードとテストを行うテストモードの各モードで動作可能であり、テスト結果を管理サーバへ送信可能な情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
上述の情報処理装置では、通常モードで動作している間に何らかのエラーが生じると、エラーの原因を診断するために必要なログ情報を記憶部に記憶する。情報処理装置は、ログ情報を記憶した後にテストモードへ移行し、記憶部に記憶したログ情報に基づく診断を行う。
情報処理装置には、通常モードから電力消費を抑制する省エネルギーモード(以下、省エネモードという)に移行するものもある。この情報処理装置は、通常モードでは各種情報を記憶部に記憶できるが、省エネモードでは記憶部に対する電源の供給が停止されるため、各種情報を記憶部に記憶できない。
従って、この情報処理装置では、通常モードから省エネモードへの移行開始から移行終了までの不定なタイミングで記憶部に対する各種情報の記憶ができなくなる。
文献1の情報処理装置を省エネモードに移行可能に構成すると、通常モードから省エネモードに移行する間においてログ情報を記憶部へ記憶できなくなるという不都合が生じ得た。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、モード移行時においてログ情報が記憶部へ記憶できなくなる不都合の抑制を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、各種の動作を行う動作部と、前記動作部の動作中における異常の発生を判定し、且つ前記異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができる第1モードと前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができない第2モードとに移行可能な情報処理装置であって、前記制御部は、前記第1モードにおけるモード移行条件の成立により、前記第2モードへの移行を開始し、且つ前記モード移行条件の成立から前記第2モードに移行するまでの移行期間内に前記異常が発生したと判定すると、当該異常に係る前記ログ情報を前記記憶部に記憶させるまで前記第2モードへの移行を遅らせることを特徴とする。
本発明によれば、モード移行時においてログ情報が記憶部へ記憶できなくなる不都合が抑制される。
情報処理装置の一例であるMFPと解析サーバとを説明するための図である。 第1実施形態のMFPのハードウェア構成を説明するための図である。 第1実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。 異常の分類とログ情報の記憶要否との関係を示す図である。 情報処理装置の動作を説明するタイミングチャートである。 比較例を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 ログ情報の記憶処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態のMFPのハードウェア構成を説明するための図である。 省エネレベルと各部電源のオンオフ状態との関係を示す図である。 第2実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。 第2実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。 第3実施形態の解析サーバのハードウェア構成を説明するための図である。 第3実施形態の情報処理装置、及び外部装置の機能ブロック図である。 異常の種類とログ情報の送信要否との関係を示す図である。 第3実施形態の通常モードの動作を説明するタイミングチャートである。 第3実施形態の通常モードから省エネモードへの移行時の動作を説明するタイミングチャートである。 ログ情報の記憶処理を説明するフローチャートである。
<第1実施形態>
図1は、本発明の情報処理装置の一例であるMFP100(Multifunction Peripheral Product Printer)と解析サーバ200とを説明するための図である。図2は、第1実施形態のMFP100のハードウェア構成を説明するための図である。なお、MFP100以外の装置を情報処理装置としてもよい。
詳細は後述するが、MFP100では、電源が供給されている通常モード(第1モード)において、動作部(プリンタ部4、スキャナ部2、操作パネル140、及びネットワークI/F(InterFace)150等)に異常が発生すると、診断に用いられるログ情報を取得してHD108(記憶部)に記憶させる。
また、MFP100は、通常モードにおいて電源ボタンSWに対する電源のオフ操作が行われたり、非動作状態が規定時間に亘って継続したときには、電力消費を抑制する省エネモードや電源オフ状態(第2モード)に移行する。
MFP100は、通常モードにおいてログ情報をHD108に記憶できるが、省エネモードや電源オフ状態ではログ情報をHD108に記憶できない。そこで、MFP100は、通常モードにおいて省エネモード等へのモード移行条件が成立すると省エネモード等への移行を開始し、且つモード移行条件の成立から省エネモード等へ移行するまでの移行期間内に異常を検知すると当該異常に係るログ情報がHD108に記憶されるまで省エネモード等への移行を遅らせる。
以上の制御を行うことにより、移行期間内に発生した異常に係るログ情報をHD108に記憶させることができ、HD108に記憶されたログ情報に基づいて移行期間内に発生した異常を診断できる。
図1に示すように、MFP100と解析サーバ200とはネットワークNWを介して通信可能に接続される。この場合、ネットワークNWを有線で構成してもよいし無線で構成してもよい。
MFP100による診断は適宜なタイミングで行われる。例えば、診断は、MFP100が備える動作部(スキャナ部2等)に異常が発生したとき、MFP100による印刷ジョブ(印刷処理)が終了したとき、MFP100の操作パネル140に対して診断を要求する操作が行われたとき、及びMFP100の非使用時において上位装置からのポーリングが行われたときに行われる。
<MFP100のハードウェア構成>
図2は、MFP100のハードウェア構成図である。図2に示すように、MFP100は、コントローラ110、近距離通信回路120、エンジン制御部130、操作パネル140、ネットワークI/F150、及び電源ボタンSWを備えている。
これらのうち、コントローラ110は、コンピュータの主要部であるCPU101、システムメモリ(MEM−P)102、ノースブリッジ(NB)103、サウスブリッジ(SB)104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)105、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)106、HDDコントローラ107、及び記憶部である磁気ディスク(HD)108を有し、NB103とASIC105との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス161で接続した構成となっている。
ただし、コントローラ110の構成はこれに限定されない。例えば、CPU101、NB103、SB104などの2以上の構成要素をSoC(System on Chip)によって実現してもよい。この場合、SoCとASIC105との間をPCI−express(登録商標)バス162で接続してもよい。
これらのうち、CPU101は、MFP100の全体制御を行う制御部である。すなわち、CPU101は、MEM−P102のRAMに展開されたコンピュータプログラム(以下、プログラム)に従って、各種の制御を行う。NB103は、CPU101と、MEM−P102、SB104、及びAGPバス161と、を接続するためのブリッジであり、MEM−P102に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ、及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P102は、コントローラ110の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM102a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM102bとからなる。なお、RAM102bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB104は、NB103とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC105は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス161、PCIバス162、HDDコントローラ107、及びMEM−C106をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
このASIC105は、PCIターゲット、及びAGPマスタ、ASIC105の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C106を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びにスキャナ部2及びプリンタ部4との間でPCIバス162を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。
なお、ASIC105には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C106は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD108は、各種データの蓄積を行うためのストレージ(記憶部)である。HD108は、例えば画像データ、印刷時に用いるフォントデータ、フォーム、及び診断に用いるログ情報を蓄積する。ログ情報は、例えばスキャナ部2やプリンタ部4(処理部)での処理に関連して取得される情報であり、例えば原稿や記録媒体が搬送路内の所定位置を通過する通過時間が含まれる。HDDコントローラ107は、CPU101の制御に従ってHD108に対するデータの読出し又は書込みを制御する。
AGPバス161は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P102に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。ただし、MEM−C106は搭載されていなくてもよい。
また、近距離通信回路120には、データを送受信するアンテナ120aが備わっている。近距離通信回路120は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部130は、スキャナ部2、及びプリンタ部4によって構成されている。
スキャナ部2は、用紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る。本実施形態のスキャナ部2は、積層された複数枚の記録媒体(原稿)を1枚ずつ自動的に搬送して画像を読み取るドキュメントフィーダ(DF)と、透明ガラス板の表面に上から押された状態で載置された1枚の記録媒体(原稿)に記録された画像を読み取る圧板読取り部と、を備えている。
DFは、積層状態でセットされた複数枚の原稿から画像を連続的に読み取るDFスキャンや、各原稿を連続的にコピーするDFコピーを行うときに使用される。圧板読取り部は、透明ガラス板に載置された原稿から画像を読み取る圧板スキャンや、同原稿をコピーする圧板コピーを行うときに使用される。
また、スキャナ部2は、DFにおける記録媒体の搬送路内に配置され、記録媒体を検知するセンサを含むセンサ類2aを備えている。
プリンタ部4は、記録媒体に対して画像を記録する。本実施形態のプリンタ部4は、電子写真方式を採用しているが、他の方式であってもよい。例えば、プリンタ部4は、インクジェット方式を採ってもよく、熱転写方式を採ってもよい。また、プリンタ部4は、記録媒体の搬送路内に配置され、記録媒体を検知するセンサを含むセンサ類4aを備えている。
操作パネル140は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部141、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー、コピー開始指示を受け付けるスタートキー、及びMFP100が行う機能の切り替え指示を受け付けるアプリケーション切り替えキー等からなるパネル操作部142を備えている。
パネル表示部141は、タッチパネル以外に、各種情報を表示するLCDや動作状態を点灯/消灯により表示するLEDといった表示部とハードキースイッチを有する入力部等を備えた構成としてもよい。
電源ボタンSWは、ユーザによるMFP100への電源の供給や停止の操作を受け付ける。例えば、MFP100に電源が供給されている通常モード(第1モード)において電源ボタンSWに対する操作がなされると(モード移行条件が成立すると)、通常モードよりも消費電力が抑制された省エネモード(第2モード)やMFP100への電源の供給が停止された電源オフ状態(第2モード)に移行する。
第1実施形態のMFP100が備えるHD108は、通常モードにおいては情報の書き込みや読み取りが可能であるが、省エネモードや電源オフ状態においては情報の書き込みや読み取りができない。
本実施形態のMFP100では、電源ボタンSWが規定時間以上に亘って押下されたときに電源オフ状態に移行し、電源ボタンSWが規定時間未満に亘って押下されたときに省エネモードに移行する。
また、MFP100は、通常モードにおいて、操作パネル140等に対する操作が規定時間に亘って行われないと、省エネモードに移行する。
MFP100では、電源オフ状態において電源ボタンSWに対する操作がなされると通常モードに移行する。同様に、MFP100では、省エネモードにおいて操作パネル140に対する操作がなされたり、電源ボタンSWに対する操作がなされると通常モードに移行する。
コントローラ110は、MFP100全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル140からの入力等を制御する。スキャナ部2又はプリンタ部4には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP100は、操作パネル140のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
ネットワークI/F150は、ネットワークNWを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路120及びネットワークI/F150は、PCIバス162を介して、ASIC105に電気的に接続されている。
なお、MFP100のハードウェア構成は、図2に示す構成に限定されない。例えば、操作パネル140はASIC105ではなく、SB104に接続される構成であってもよい。
上述したように、本実施形態のMFP100では、プリンタ部4等の処理(動作部の動作)に係るログ情報を取得し、取得したログ情報をHD108に記憶させている。CPU101等は、HD108に記憶されたログ情報に基づいてプリンタ部4等における異常の有無、及び異常の内容を診断する。さらに、MFP100は、通常モード(第1モード)から省エネモード(第2モード)への移行期間内に異常が検知されると、異常に係るログ情報をHD108に記憶させるまで省エネモードへの移行を遅らせている。
以上の構成を採ることにより、本実施形態のMFP100では、移行期間内に検知された異常に係るログ情報がHD108に記憶されるため、HD108に記憶されたログ情報を用いた診断により当該異常の内容を判断できる。
以下、この点について詳細に説明する。なお、通常モード(第1モード)から省エネモード(第2モード)への移行期間内に異常が検知されたときの不都合は、MFP100以外の情報処理装置であっても発生し得ることから、以下の説明は情報処理装置について行うことにする。
<情報処理装置1について>
図3は、情報処理装置1(MFP100)の機能ブロック図である。図3に示すように、情報処理装置1は、制御部10と、記憶部21と、処理部22(印刷部22A、読取部22B)と、検知部23と、操作部24と、電源操作部25と、通信部26と、を含む。
各部のうち、処理部22、操作部24、及び通信部26は、制御部10によって制御されて各種の動作を行う動作部20である。
制御部10は、情報処理装置1の全体の制御を行う。制御部10は、図2のMFP100におけるCPU101、及びMEM−P102が対応する。なお、制御部10による制御の内容は後で説明する。
記憶部21は、各種の情報を記憶することができる。例えば、記憶部21は、処理部22での処理に係るログ情報を蓄積して記憶することができる。記憶部21は、図2のMFP100におけるHD108が対応する。
処理部22は、操作部24に対する操作の内容に応じて各種の処理を行う。本実施形態において、処理部22は、記録媒体に対する印刷を行う印刷部22Aと、記録媒体に記録された画像を読み取る読取部22Bと、を備えている。処理部22は、図2のMFP100におけるプリンタ部4、及びスキャナ部2が対応する。
検知部23は、処理部22が処理を行っている間における状態の変化を検知する。検知部23は、処理部22に異常が発生したときにおいて正常時とは異なった状態を検知する。
例えば、検知部23が記録媒体の搬送路に設けられており、記録媒体の有無を検出するものである場合を想定する。この場合、検知部23は、正常時において、予め定められた時間範囲に亘って記録媒体の「有」を示す検知信号を出力する。一方、検知部23は、記録媒体の搬送速度が過度に遅くなった異常時において、上述の時間範囲よりも長い時間に亘って記録媒体の「有」を示す検知信号を出力する。
検知部23は、図2のMFP100におけるプリンタ部4のセンサ類4a、及びスキャナ部2のセンサ類2aが対応する。
操作部24は、ユーザからの操作を受け付ける。例えば、記録媒体に記録された画像のコピー操作を受け付けたり、原稿に記録された画像の読取り操作を受け付ける。操作部24は、図2のMFP100における操作パネル140が対応する。
電源操作部25は、情報処理装置1に対する電源の供給や停止の操作を受け付ける。電源操作部25は、図2のMFP100における電源ボタンSWが対応する。
通信部26は、情報処理装置1と通信可能に接続された外部装置(例えば解析サーバ200)との間で通信を行う。通信部26は、図2のMFP100における近距離通信回路120、及びネットワークI/F150が対応する。
次に、制御部10について詳しく説明する。制御部10は、ジョブ制御部11、記憶制御部12、診断部13、操作受付部14、移行制御部15、異常判定部16、及び通信制御部17を備えている。
ジョブ制御部11は、処理部22が行う処理(ジョブ)を制御する。例えば、印刷部22Aによる記録媒体への印刷を制御したり、読取部22Bによる原稿からの画像の読取りを制御する。
記憶制御部12は、記憶部21に対して各種の情報を記憶させる。例えば、記憶制御部12は、処理部22で発生した異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を記憶部21に記憶させる。
ログ情報は、処理部22で発生した異常の内容を判断する診断に用いられる情報である。例えば、印刷部22A(プリンタ部4)の記録媒体搬送路、及び読取部22B(スキャナ部2)の原稿搬送路の異常(搬送系異常)では、ログ情報として検知部23(センサ類4a、2a)による記録媒体や原稿の検知時間が用いられる。なお、ログ情報は、上述の検知時間の他、異常の種類に応じて適宜に定められる。
診断部13は、記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて処理部22で発生した異常の内容を判断する診断を行う。
操作受付部14は、操作部24に対する操作の受け付け処理を行う。
移行制御部15は、モード移行条件が成立したか否かを監視し、モード移行条件が成立するとモードを移行させる。例えば、移行制御部15は、通常モードにおいて、電源操作部25に対する操作を監視しており、省電力モードへの移行操作が行われると省電力モードへの移行を制御し、電源オフ操作が行われると電源オフ状態への移行を制御する。さらに、移行制御部15は、通常モードにおいて、操作部24に対する操作の有無を監視しており、操作が規定時間に亘って行われなかったときには、省エネモードへの移行を制御する。
通信制御部17は、通信部26による通信を制御する。
異常判定部16は、制御部10によって動作が制御される動作部20について、異常の有無を判定する。ここで、異常について説明する。便宜上、情報処理装置1の一例であるMFP100を例に挙げて説明する。
図4は、異常の分類とログ情報の記憶要否との関係を示す図である。図4に示すように、MFP100の異常には、例えば、画像(潜像、トナー画像)の作成に係る作像系異常、記録媒体や原稿の搬送に係る搬送系異常、トナー画像を記録媒体に定着させる機構に係る定着系異常、解析サーバ200等の外部装置との通信に係る通信系異常、及びCPU101が実行するソフトウェアに係るソフトウェア異常がある。
<情報処理装置1による診断について>
次に、情報処理装置1による診断について説明する。図5は情報処理装置の動作を説明するタイミングチャートである。図5において、符号t1乃至t13はタイミングを示す。
図5に示すように、情報処理装置1では、処理部22が処理(ジョブ)を実行すると(t1)、実行された処理に対応するログ情報を制御部10が取得し、記憶部21に記憶させる(t2)。同様に、処理部22が処理を実行すると(t3、t9)、ログ情報が記憶部21に記憶される(t4、t10)。
MFP100を例に挙げて説明すると、プリンタ部4が記録媒体に対して印刷を行うとき、印刷対象の記録媒体が搬送路に沿って搬送され、搬送路内に配置されたセンサ(センサ類4a)によって検知される。CPU101は、センサの検知信号に基づいて記録媒体の通過時間を取得し、ログ情報としてHD108に記憶させる。
同様に、スキャナ部2がDFにセットされた原稿から画像を読み取るとき、読取り対象の原稿が搬送路に沿って搬送され、搬送路内に配置されたセンサ(センサ類2a)によって検知される。CPU101は、センサの検知信号に基づいて原稿の通過時間を取得し、ログ情報としてHD108に記憶させる。
情報処理装置1は、通常モードにおいて省エネモードへのモード移行条件が成立すると(t5)、その後、省エネモードへ移行する(t6)。同様に、情報処理装置1は、省エネモードにおいて通常モードへのモード復帰条件が成立すると(t7)、その後、通常モードへ移行する(t8)。
MFP100を例に挙げて説明すると、通常モードにおいて、電源ボタンSWが規定時間未満に亘って押下されたとき、及び操作パネル140等に対する操作が規定時間に亘って行われないときに、省エネモードへ移行する。同様に、省エネモードにおいて、電源ボタンSWが押下されたとき、及び操作パネル140に対する操作がなされたときに、通常モードへ復帰(移行)する。
情報処理装置1は、動作部に異常が発生したと判定すると(t11)、当該異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させる(t12)。その後、記憶部21に記憶されたログ情報を用いて診断を行う(t13)。
MFP100を例に挙げて説明すると、プリンタ部4が備える定着部(トナー画像を記録媒体に定着させる機構)に異常が発生した場合、CPU101は異常に関するログ情報(例えば定着部の温度情報)を取得し、HD108に記憶させる。その後、CPU101は、HD108が記憶したログ情報を読み出し、定着部に発生した異常の内容を判断する。
以上の情報処理装置1では、モード移行条件の成立時から省エネモードへの移行までの間において、異常が発生する可能性がある。図6はモード移行条件の成立時(t21)から省エネモードへの移行(t24)までの間において異常が発生した時の比較例を説明するタイミングチャートである。図6において、符号t21乃至t24はタイミングを示す。d
比較例において、制御部10(移行制御部15)は、通常モードにおいてモード移行条件が成立すると(t21)、省エネモードへの移行を開始する。例えば、制御部10(記憶制御部12)は、通常モードに復帰したときに必要となるデータを不揮発性の記憶部21(HD108等)に記憶させる。また、制御部10(移行制御部15)は、必要最低限の機器を残して電源の供給を停止させる。図6の例において、情報処理装置1は、記憶部21に対する電源の供給を停止している(t22)。
制御部10(異常判定部16、記憶制御部12)は、モード移行条件の成立から省電力モードへの移行期間(t21−t24)内においても動作部20の異常を監視しており、異常が発生すると異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させる。しかしながら、比較例において、制御部10は、記憶部21への電源の供給が停止された後に異常有判定を行っている(t23)。このため、制御部10は、異常に係るログ情報を取得しても、当該ログ情報を記憶部21に記憶させることができない。
その結果、比較例において、記憶部21は異常に係るログ情報を記憶することができず、制御部10(診断部13)は異常の内容を判断できないという不都合が生じ得た。
そこで、本実施形態の情報処理装置1では、移行期間内において動作部20に異常が発生すると、当該異常に係るログ情報が記憶部21に記憶されるまで、省電力モードへの移行を遅らせている。
以下、具体例を挙げて説明する。図7は第1実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。図7において、符号t31乃至t38はタイミングを示す。また、図7は、モード移行条件が成立した以降の処理を示す。
図7の例において、移行制御部15は移行条件の成立(t31)により、省エネモードへの移行を開始する。異常判定部16は、省エネモードへの移行期間内において、動作部20に異常が発生したと判定する(異常有判定、t32)。移行制御部15は、異常有判定に基づいて省エネモードへの移行を中断する。記憶制御部12は、発生した異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させる(t33)。
本実施形態において記憶制御部12は、発生した異常の種類に応じて選択したログ情報を記憶部21に記憶させている。
図4に示すように、記憶制御部12は、作像系異常、及び搬送系異常についてはログ情報を記憶部21に記憶させないと判断する。理由は、作像系異常、及び搬送系異常は、通常モードへの復帰後において同じ異常が再度発生する可能性が高く、再度発生したときにログ情報を記憶させればよいからである。
記憶制御部12は、定着系異常についてはログ情報を記憶部21に記憶させると判断する。理由は、定着系異常は、情報処理装置1に与える影響が大きく、速やかな対応が必要なためである。
記憶制御部12は、通信系異常、及びソフトウェア異常についてはログ情報を記憶部21に記憶させると判断する。理由は、通信系異常、及びソフトウェア異常は、発生したりしなかったりすることがあり、原因の把握が必要なためである。
移行制御部15は、ログ情報が記憶部21へ記憶されることを監視しており、ログ情報の記憶に伴って省エネモードへの移行を再開する。これにより、記憶部21に対する電源の供給が停止され(t34)、その後、省エネモードへの移行が完了する(t35)。
移行制御部15は、省エネモードにおいてモード復帰条件が成立したか否かを監視している。例えば、移行制御部15は、電源操作部25に対する操作、及び操作部24に対する操作を監視し、電源操作部25に対して電源オンの操作が行われたり、操作部24に対して動作部20の動作を要求する操作が行われたときには、モード復帰条件が成立したと判断する。
移行制御部15は、省エネモードにおいてモード復帰条件が成立したとき(t36)、通常モードへの復帰処理を行う(t36−t37)。
診断部13は、通常モードへ復帰した後、通常モードから省エネモードへの移行期間内(t31−t34)に発生した異常(t32)を、移行期間内に記憶部21へ記憶されたログ情報に基づいて診断する(t38)。
図7の例において、情報処理装置1は、省エネモードへの移行期間内(t31−t34)に異常が発生すると(t32)、発生した異常に係るログ情報が記憶部21に記憶されるまで省エネモードへの移行を遅らせているので、省エネモードから通常モードに復帰したときに(t37)、記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて診断を行うことができる(t38)。
なお、図7は通常モードから省エネモードへの移行時の例であるが、通常モードから電源オフ状態への移行時にも同様の処理が行われる。
<制御部10の動作について>
以下、上述の処理を実現するための制御部10の動作を説明する。図8はログ情報の記憶処理を説明するフローチャートである。
図8に示すように、制御部10は、動作部20の異常を監視しており(S101)、異常を検知すると(S101:Yes)省エネモードへの移行途中、又は電源オフ処理の途中であるかを判断する(S102)。制御部10は、省エネモードへの移行途中ではなく、電源オフ処理の途中でもないと判断したとき(S102:No)、異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させる処理を行い(S108)、一連の処理を終了する。
制御部10は、省エネモードへの移行途中、又は電源オフ処理の途中の何れかであると判断すると(S102:Yes)、記憶部21が使用可能な状態であるか否かを判断する(103)。制御部10は、記憶部21が使用可能な状態であると判断すると(S103:Yes)、異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させる処理を行い(S106)、その後、記憶部21の電源をオフする処理を行う(S107)。
制御部10は、記憶部21が使用可能な状態でないと判断すると(S103:No)、異常がログ情報を記憶すべき種類であるか否かを判断する(S104)。図4で説明したように、制御部10は、定着系異常、通信系異常、及びソフトウェア異常については、ログ情報を記憶すべき異常と判断し、作像系異常、及び搬送系異常についてはログ情報を記憶しなくてもよい異常と判断する。
制御部10は、ログ情報を記憶すべき異常と判断すると(S104:Yes)、記憶部21を使用可能な状態、例えば記憶部21の電源をオン状態にする(S105)。その後、制御部10は、異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させる処理(S106)、及び記憶部21の電源をオフする処理を行う(S107)。
また、制御部10は、ログ情報を記憶しなくてもよい異常と判断すると(S104:No)、一連の処理を終了する。
<第2実施形態>
前述の第1実施形態において、制御部10は、ログ情報を記憶部21(HD108)に記憶させていたが、この構成に限定されない。例えば、情報処理装置の省エネルギーレベル(以下、省エネレベルという)が複数段階あり、ログ情報を記憶可能であって記憶可能な省エネレベルが異なる複数種類の記憶部を備え、省エネレベルに応じてログ情報を記憶させる記憶部を選択してもよい。
以下、このような構成を有する第2実施形態について説明する。図9は第2実施形態のMFPのハードウェア構成を説明するための図、図10は省エネレベルと各部電源のオンオフ状態との関係を示す図、図11は第2実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。
なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、第2実施形態のMFP100は、操作パネル140がパネル表示部141とパネル操作部142に加えて、操作制御部143、RAM144、及びeMMC(embedded MultiMediaCard)145を備えている点が第1実施形態のMFP100と相違している。
操作制御部143は、パネル表示部141、パネル操作部142、RAM144、及びeMMC145と電気的に接続されており、操作パネル140の制御の中心となる。
RAM144は、操作制御部143用のプログラムが展開されたり、ワークメモリとして使用される。
eMMC145は、各種の情報が記憶可能なストレージであり、ログ情報を記憶することもできる。
図10に示すように、第2実施形態のMFP100は、三段階の省エネレベルが設定されている。
省エネレベル1は、三段階の省エネレベルの中では最もエネルギーの消費が多いレベルである。MFP100は、省エネレベル1において、プリンタ部4、及びスキャナ部2に対する電源の供給を停止し、HD108、及び操作パネル140に対して電源の供給を行う。すなわち、省エネレベル1では、HD108とeMMC145のそれぞれに対してログ情報を記憶させることができる。
省エネレベル2は、三段階の省エネレベルの中でエネルギーの消費が中間のレベルである。MFP100は、省エネレベル2において、プリンタ部4、スキャナ部2、及びHD108に対する電源の供給を停止し、操作パネル140に対して電源の供給を行う。すなわち、省エネレベル2では、HD108にはログ情報を記憶させることはできないが、eMMC145に対してはログ情報を記憶させることができる。従って、MFP100は、省エネレベル2のとき、ログ情報をeMMC145に対して一時記憶させる。
省エネレベル3は、三段階の省エネレベルの中では最もエネルギーの消費が少ないレベルである。MFP100は、省エネレベル3において、プリンタ部4、スキャナ部2、HD108、及び操作パネル140に対する電源の供給を停止する。すなわち、省エネレベル3では、HD108とeMMC145にはログ情報を記憶させることができない。
図11に示すように、第2実施形態の情報処理装置1は、第1記憶部21Aと、操作部24に設けた第2記憶部21Bとを備えていること、及び動作部20が処理部22と通信部26とを備えていることが第1実施形態の情報処理装置1と相違している。
以下、第2実施形態の情報処理装置1の動作について説明する。図12は情報処理装置1の動作を説明するタイミングチャートである。図12において、符号t41乃至t47はタイミングを示す。また、図12は、モード移行条件が成立した以降の処理を示す。
図12の例において、移行制御部15は移行条件の成立(t41)により、省エネモード(レベル2)への移行を開始する。異常判定部16は、省エネモードへの移行期間内(t41−t43)において、動作部20に異常が発生したと判定する(異常有判定、t42)。
記憶制御部12は、レベル2の省エネモードにおいて第1記憶部21A(HD108)には記憶させることができないため、当該ログ情報を第2記憶部21B(eMMC145)に一時記憶させる(t44)。
移行制御部15は、省エネモードにおいてモード復帰条件が成立したか否かを監視し、モード復帰条件が成立すると(t45)、通常モードへの復帰処理を行う(t45−t46)。
記憶制御部12は、通常モードへ復帰した後、第2記憶部21Bに記憶されたログ情報を第1記憶部21A(HD108)に転送する(t47)。第1記憶部21Aに転送されたログ情報は、診断部13が行う診断に用いられる。
なお、移行制御部15は、レベル1からレベル2、レベル2からレベル3へと段階的に省エネモードのレベルを変化させる場合、レベル2におけるログ情報の第2記憶部21B(eMMC145)への一時記憶が終了するまで、レベル3への移行を遅らせる。
以上の第2実施形態では、ログ情報を第1記憶部21A(HD108)へ記憶させることができなくても、当該ログ情報を第2記憶部21B(eMMC145)へ一時記憶させることができる場合があり、省エネモードへの移行時間が無用に長くなってしまう不都合を抑制できる。
<第3実施形態>
前述の第1実施形態において、制御部10は、ログ情報を記憶部21(HD108)に記憶させていたが、この構成に限定されない。例えば、情報処理装置を、記憶部、及び診断部を備えた外部装置と通信可能に構成し、移行期間内に異常を検知すると、ログ情報を外部装置の記憶部に記憶させるまで、外部装置との間の通信状態を維持するようにしてもよい。
以下、このような構成を有する第3実施形態について説明する。図13は第3実施形態の解析サーバのハードウェア構成を説明するための図、図14は第3実施形態の情報処理装置、及び外部装置の機能ブロック図である。
なお、第3実施形態の説明においても、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
最初に、図13を参照して解析サーバ200について説明する。図13に示す解析サーバ200は、コンピュータによって構築されており、CPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDDコントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F208、ネットワークI/F209、データバス210、キーボード211、ポインティングデバイス212、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ214、メディアI/F216を備えている。
これらのうち、CPU201は、解析サーバ200における全体の動作を制御する。ROM202は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ205は、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ206は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F208は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリやプリンタ等である。ネットワークI/F209は、ネットワークNWを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。データバス210は、CPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード211は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス212は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD−RWドライブ214は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD−RWに限らず、DVD−R等であってもよい。メディアI/F216は、フラッシュメモリ等の記録メディア215に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
図14に示すように、第3実施形態では、情報処理装置1Aと、情報処理装置1AとネットワークNWを介して通信可能に接続された外部装置1Bとを備えている。第3実施形態において、情報処理装置1AはMFP100が対応し、外部装置1Bは解析サーバ200が対応する。
情報処理装置1Aは、第1実施形態の情報処理装置1と比較して、ログ情報を記憶するための記憶部21を備えていない点、及び制御部10Aが診断部13を備えていない点で相違している。他の構成は、第1実施形態の情報処理装置1と同じであるため説明を省略する。
外部装置1Bは、制御部10Bと、記憶部21と、通信部26Bと、を含む。
制御部10Bは、外部装置1Bの全体の制御を行う。制御部10Bは、図13の解析サーバ200におけるCPU201、ROM202、及びRAM203が対応する。
記憶部21は、各種の情報を記憶することができる。例えば、記憶部21は、処理部22での処理に係るログ情報を蓄積して記憶することができる。記憶部21は、図13の解析サーバ200におけるHD204が対応する。
通信部26Bは、情報処理装置1の通信部26Aとの間で通信を行う。通信部26Bは、図13の解析サーバ200におけるネットワークI/F209が対応する。
制御部10Bは、診断部13と、通信制御部17Bと、を含む。診断部13は、記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて処理部22で発生した異常の内容を判断する診断を行う。通信制御部17Bは、通信部26Bによる通信を制御する。
第3実施形態において、情報処理装置1Aは、取得したログ情報を外部装置1Bの記憶部21に記憶させる。そして、外部装置1Bの診断部13が記憶部21に記憶されてログ情報に基づいて診断を行う。
情報処理装置1Aは、通常モードから省エネモードへの移行途中、又は通常モードから電源オフ状態への移行途中に、動作部20に異常が発生すると、当該異常に係るログ情報が記憶部21に記憶されるまで、通信部26Aと外部装置1B(通信部26B)との間の通信状態を維持する。
また、記憶制御部12は、発生した異常の種類に応じて選択したログ情報を外部装置1Bに記憶させている。言い換えれば、通信制御部17Aは、記憶制御部12が選択したログ情報を外部装置1Bに送信している。
図15は異常の種類とログ情報の送信要否との関係を示す図である。
図15に示すように、記憶制御部12、及び通信制御部17Aは、作像系異常、搬送系異常、及び定着系異常については、ログファイルを外部装置1Bに送信する(ログ情報を記憶部21に記憶させる)と判断する。理由は、作像系異常、搬送系異常、及び定着系異常は、部品の交換が必要になる可能性が高いことから、外部装置1Bにログファイルを送信して早期に診断を行わせるようにしている。
記憶制御部12、及び通信制御部17Aは、通信系異常、及びソフトウェア異常については、ログファイルを外部装置1Bに送信しない(ログ情報を記憶部21に記憶させない)と判断する。理由は、通信系異常、及びソフトウェア異常については、情報処理装置1Aと外部装置1Bとの間で再度通信状態が形成されたときに異常が解消される可能性があるためである。
以上の制御を行うことにより、不要な通信を回避することができ、省エネモードへの移行時間、電源オフ状態までに要する時間が過度に長くなる不都合を抑制できる。
<情報処理装置1A、外部装置1Bの動作について>
次に、情報処理装置1A(MFP100)、及び外部装置1B(解析サーバ200)の動作について説明する。図16は第3実施形態の通常モードの動作を説明するタイミングチャートである。
図16に示すように、通常モードにおいて情報処理装置1Aでは、異常判定部16が動作部20における異常の有無を監視しており、動作部20に異常が発生すると異常有判定を行う(t51)。記憶制御部12は、発生した異常に係るログ情報を取得し、当該ログ情報に基づくログファイル(送信用データ)を生成する(t52)。さらに、通信制御部17Aは、通信部26Aを制御してログファイルを送信する(t53)。
一方、外部装置1Bの通信制御部17Bは、情報処理装置1Aが送信したログファイルを受信し(t61)、ログファイルに基づくログ情報を記憶部21に記憶させる(t62)。診断部13は、記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて、情報処理装置1Aで発生した異常を診断する(t63)。
図17は第3実施形態の通常モードから省エネモードへの移行時の動作を説明するタイミングチャートである。
図17に示すように、通常モードにおいて情報処理装置1Aでは、移行制御部15がモード移行条件の成否を監視し、モード移行条件が成立するとモードの移行を開始させる(t71)。異常判定部16は、省エネモードへの移行期間内においても動作部20に異常が発生したか否かを監視しており、異常が発生すると異常有判定を行う(t73)。記憶制御部12は、発生した異常に係るログ情報を取得し、当該ログ情報に基づくログファイル(送信用データ)を生成する(t73)。さらに、通信制御部17Aは、通信部26Aを制御してログファイルを外部装置1Bに送信する(t74)。
移行制御部15は、ログファイルが外部装置1Bへ送信されることを監視しており、ログファイルの記憶に伴って省エネモードへの移行を再開する。これにより、通信部26Aに対する電源の供給が停止され、省エネモードへの移行が完了する(t75)。
外部装置1Bは、情報処理装置1Aとの間で通信が可能であり、情報処理装置1Aからログファイルが送信されると(t74)、通信制御部17Bがログファイルを受信する(t81)。通信制御部17Bは、ログファイルの受信を完了すると、その旨を情報処理装置1Aに通知する。情報処理装置1Aは、この通知によって省エネモードへの移行を再開する。
外部装置1Bの通信制御部17Bは、受信したログファイルに基づいてログ情報を記憶部21に記憶させる(t82)。診断部13は、記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて情報処理装置1Aで発生した異常を診断する(t83)。
図17の例において、情報処理装置1Aは、省エネモードへの移行期間内(t71−t75)に異常が発生すると(t72)、発生した異常に係るログ情報が外部装置1Bに送信されるまで(記憶部21に記憶されるまで)省エネモードへの移行を遅らせているので、移行期間内に異常が発生したときであっても、当該異常の診断を外部装置1Bに行わせることができる。
なお、図17は通常モードから省エネモードへの移行時の例であるが、通常モードから電源オフ状態への移行時も同様の処理が行われる。
<制御部10Aの動作について>
以下、上述の処理を実現するための制御部10Aの動作を説明する。図18はログ情報の記憶処理を説明するフローチャートである。
図18に示すように、制御部10Aは、動作部20の異常を監視しており(S201)、異常を検知すると(S201:Yes)省エネモードへの移行途中、又は電源オフ処理の途中であるかを判断する(S202)。制御部10Aは、省エネモードへの移行途中ではなく、電源オフ処理の途中でもないと判断すると(S202:No)、異常に係るログファイルを生成し、解析サーバ200へ送信する処理を行い(S209)、一連の処理を終了する。
制御部10Aは、省エネモードへの移行途中、又は電源オフ処理の途中の何れかであると判断すると(S202:Yes)、ネットワークNWを介した外部装置1Bとの通信が可能な状態であるか否かを判断する(203)。制御部10Aは、外部装置1Bとの通信が可能な状態であると判断すると(S203:Yes)、異常に係るログファイルを生成し、解析サーバ200へ送信する処理を行う(S206)。
制御部10Aは、外部装置1Bとの通信ができない状態であると判断すると(S203:No)、ログファイルを外部装置1Bへ送信すべき異常であるか否かを判断する(S204)。図15で説明したように、制御部10Aは、作像系異常、搬送系異常、及び定着系異常については、ログファイルを外部装置1Bに送信する(ログ情報を記憶部21に記憶させる)と判断し、通信系異常、及びソフトウェア異常については、ログファイルを外部装置1Bに送信しない(ログ情報を記憶部21に記憶させない)と判断する。
制御部10Aは、ログファイルを送信すべき異常と判断すると(S204:Yes)、外部装置1Bとの間でネットワーク通信を開始させる(S205)。言い換えれば、制御部10Aは、情報処理装置1Aの通信部26Aと外部装置1Bの通信部26Bとの間でネットワークNWを介した通信ができる状態にする。
次に、制御部10Aは、異常に係るログファイルを生成し、解析サーバ200へ送信する処理を行う(S206)。
制御部10Aは、ログファイルを送信すべき異常ではない判断すると(S204:No)、或いはS206にてログファイルを解析サーバ200へ送信した後において、外部装置1Bとの間のネットワーク通信を停止させ(S207)、省エネモード、又は電源オフ状態への移行を再開し(S208)、一連の処理を終了する。
<変形例について>
上述の実施形態において、情報処理装置1は、MFP100を例示したが、診断機能を有する装置であれば情報処理装置1としてもよい。例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワークNW家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等であってもよい。
以上の各処理を実行する装置は、適宜に変更可能である。また、上述の各機能(制御部10等)は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
<本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様に係る情報処理装置1は、各種の動作を行う動作部20と、動作部20の動作中における異常の発生を判定し、且つ異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部21に記憶させる制御部10と、を備えている。情報処理装置1は、ログ情報を記憶部21に記憶させることができる第1モード(通常モード)とログ情報を記憶部21に記憶させることができない第2モード(省電力モード、電源オフ状態)とに移行可能である。
本態様において、制御部10は、第1モードにおけるモード移行条件の成立(t31)により、第2モードへの移行を開始し、且つモード移行条件の成立から第2モードに移行するまでの移行期間内(t31−t35)に異常が発生したと判定すると(t32)、当該異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させるまで(t33)、第2モードへの移行を遅らせる。
以上の本態様によれば、移行期間内に発生した異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させることができ、記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて移行期間内に発生した異常を診断できる。
<第2態様>
本態様の情報処理装置において、制御部10は、異常がログ情報を記憶部21へ記憶させる必要のある第1の異常(定着系異常、通信系異常、ソフトウェア異常)とログ情報を記憶部21へ記憶させる必要のない第2の異常(作像系異常、搬送系異常)の何れかであるかを判定し、第1の異常と判定すると当該第1の異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させるまで第2モードへの移行を遅らせることを特徴とする。
以上の本態様によれば、上述の第1態様と同様な効果が奏せられる。
<第3態様>
本態様の情報処理装置において、制御部10は、第2の異常と判定すると第2モードへの移行を遅らせないことを特徴とする。
以上の本態様によれば、移行期間内にログ情報を記憶させる必要のない異常が発生すると、速やかに第2モードへ移行されるので、いたずらに第2モードへの移行時間が長くなる不都合が抑制される。
<第4態様>
本態様の情報処理装置において、記憶部21は、制御部10によって電源の供給と停止が制御可能であり、制御部10は、移行期間内に記憶部21に対する電源の供給が停止されていたとき(S103:Yes)には、記憶部21へ電源を供給させた(S105)後にログ情報を記憶部21へ記憶させる(S106)ことを特徴とする。
以上の本態様によれば、記憶部21に対してログ情報を確実に記憶させることができる。
<第5態様>
本態様の情報処理装置は、ログ情報を記憶可能な他の記憶部21Bを備え、制御部10は、移行期間内において、記憶部21Aにはログ情報を記憶させることができず、他の記憶部21Bにはログ情報を記憶させることができるときには、他の記憶部21Bに対してログ情報を記憶させ(t44)、且つ他の記憶部21Bにログ情報を記憶させた後に記憶部21Aがログ情報を記憶可能になったときに、他の記憶部21Bに記憶されたログ情報を記憶部21Aに記憶させることを特徴とする。
以上の本態様によれば、第2モードへの移行時間が無用に長くなってしまう不都合を抑制できる。
<第6態様>
本態様の情報処理装置は、記憶部21、及び記憶部21に記憶されたログ情報に基づいて診断を行う他の制御部10Bを備えた外部装置1Bとの間で通信を行い、且つ制御部10Aによって動作が制御される通信部26Aを備え、制御部10Aは、移行期間内に異常を検知すると、ログ情報を記憶部21へ記憶させるまで、通信部26Aと外部装置1Bとの間の通信状態を維持することを特徴とする。
以上の本態様によれば、移行期間内に発生した異常に係るログ情報を、外部装置1Bの記憶部21に記憶させることができ、外部装置1Bにおいて移行期間内に発生した異常を診断できる。
<第7態様>
本態様の情報処理装置において、制御部10Aは、移行期間内において通信部26Aが外部装置1Bと通信できない状態であったとき(S203:No)には、通信部26Aを外部装置1B(通信部26B)と通信が可能な状態にした(S205)後に、ログ情報を記憶部21へ記憶させる(S206)ことを特徴とする。
以上の本態様によれば、記憶部21に対してログ情報を確実に記憶させることができる。
<第8態様>
本態様の情報処理方法は、各種の動作を行う動作部20と、動作部20の動作中における異常の発生を判定し、且つ異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部21に記憶させる制御部10と、を備えた情報処理装置1を制御する方法である。
情報処理装置1は、ログ情報を記憶部21に記憶させることができる第1モード(通常モード)とログ情報を記憶部21に記憶させることができない第2モード(省電力モード、電源オフ状態)とに移行可能である。
本態様の情報処理方法は、モード移行条件の成立により、第1モードから前記第2モードへの移行を開始するステップ(t31)と、モード移行条件の成立から第2モードに移行するまでの移行期間内(t31−t35)に異常を検知すると(t32)、当該異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させるまで第2モードへの移行を遅らせるステップ(t34、t35)と、を備える。
以上の本態様によれば、上述の第1態様と同様な効果が奏せられる。
<第9態様>
本態様のプログラムは、各種の動作を行う動作部20と、動作部20の動作中における異常の発生を判定し、且つ異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部21に記憶させる制御部10と、を備えた情報処理装置1を制御するためのものである。
情報処理装置1は、ログ情報を記憶部21に記憶させることができる第1モード(通常モード)とログ情報を記憶部21に記憶させることができない第2モード(省電力モード、電源オフ状態)とに移行可能である。
本態様のプログラムは、モード移行条件の成立により、第1モードから第2モードへの移行を開始するステップ(t31)と、モード移行条件の成立から第2モードに移行するまでの移行期間内(t31−t35)に異常を検知すると(t32)、当該異常に係るログ情報を記憶部21に記憶させるまで第2モードへの移行を遅らせるステップ(t34、t35)と、を情報処理装置1に行わせる。
以上の本態様によれば、上述の第1態様と同様な効果が奏せられる。
10…制御部、20…動作部、21…記憶部、22…処理部、22A…印刷部、22B…読取部、23…検知部、24…操作部、25…電源操作部、26…通信部、100…情報処理装置、200…解析サーバ
特開2017−201736公報

Claims (9)

  1. 各種の動作を行う動作部と、
    前記動作部の動作中における異常の発生を判定し、且つ前記異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部に記憶させる制御部と、
    を備え、
    前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができる第1モードと前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができない第2モードとに移行可能な情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1モードにおけるモード移行条件の成立により、前記第2モードへの移行を開始し、且つ
    前記モード移行条件の成立から前記第2モードに移行するまでの移行期間内に前記異常が発生したと判定すると、当該異常に係る前記ログ情報を前記記憶部に記憶させるまで前記第2モードへの移行を遅らせる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記異常が、前記ログ情報を前記記憶部へ記憶させる必要のある第1の異常と前記ログ情報を前記記憶部へ記憶させる必要のない第2の異常の何れかであるかを判定し、前記第1の異常と判定すると当該第1の異常に係る前記ログ情報を前記記憶部に記憶させるまで前記第2モードへの移行を遅らせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の異常と判定すると前記第2モードへの移行を遅らせない
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記制御部によって電源の供給と停止が制御可能であり、
    前記制御部は、前記移行期間内に前記記憶部に対する電源の供給が停止されていたときには、前記記憶部へ電源を供給させた後に前記ログ情報を前記記憶部へ記憶させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記ログ情報を記憶可能な他の記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記移行期間内において、前記記憶部には前記ログ情報を記憶させることができず、前記他の記憶部には前記ログ情報を記憶させることができるときには、前記他の記憶部に対して前記ログ情報を記憶させ、且つ
    前記他の記憶部に前記ログ情報を記憶させた後に前記記憶部が前記ログ情報を記憶可能になったときに、前記他の記憶部に記憶された前記ログ情報を前記記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶部、及び前記記憶部に記憶された前記ログ情報に基づいて前記診断を行う他の制御部を備えた外部装置との間で通信を行い、且つ前記制御部によって動作が制御される通信部を備え、
    前記制御部は、前記移行期間内に前記異常を検知すると、前記ログ情報を前記記憶部へ記憶させるまで、前記通信部と前記外部装置との間の通信状態を維持することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記移行期間内において前記通信部が前記外部装置と通信できない状態であったときには、前記通信部を前記外部装置と通信が可能な状態にした後に前記ログ情報を前記記憶部へ記憶させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 各種の動作を行う動作部と、前記動作部の動作中における異常の発生を判定し、且つ前記異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができる第1モードと前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができない第2モードとに移行可能な情報処理装置を制御する情報処理方法であって、
    モード移行条件の成立により、前記第1モードから前記第2モードへの移行を開始するステップと、
    前記モード移行条件の成立から前記第2モードに移行するまでの移行期間内に前記異常を検知すると、当該異常に係る前記ログ情報を前記記憶部に記憶させるまで前記第2モードへの移行を遅らせるステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  9. 各種の動作を行う動作部と、前記動作部の動作中における異常の発生を判定し、且つ前記異常の内容を判断する診断に用いられるログ情報を取得して記憶部に記憶させる制御部と、を備え、前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができる第1モードと前記ログ情報を前記記憶部に記憶させることができない第2モードとに移行可能な情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    モード移行条件の成立により、前記第1モードから前記第2モードへの移行を開始するステップと、
    前記モード移行条件の成立から前記第2モードに移行するまでの移行期間内に前記異常を検知すると、当該異常に係る前記ログ情報を前記記憶部に記憶させるまで前記第2モードへの移行を遅らせるステップと、
    を前記情報処理装置に行わせるためのプログラム。
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