JP2021149508A - 画像形成システム、画像形成方法、および、画像形成プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】現状またはこれから各画像形成装置が混雑するか否かの予測結果に基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置をユーザに提案する。【解決手段】サーバ１０は、受信部１３１と、座席特定部１３２と、装置特定部１３３と、スケジュール情報取得部１３４と、送信部１３５とを備える。受信部１３１は、クライアント端末から印刷ジョブを受信する。座席特定部１３２は、印刷ジョブに含まれるユーザ情報からクライアント端末のユーザの座席位置を特定する。装置特定部１３３は、座席特定部により特定された座席位置の付近に配置された画像形成装置を特定する。スケジュール情報取得部１３４は、座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得する。送信部１３５は、スケジュール情報に基づき印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置の候補をクライアント端末に送信する。【選択図】図２

Description

本発明は、画像形成システム、画像形成方法、および、画像形成プログラムに関する。

従来、プリンタの無駄な電力消費を抑えつつ、印刷時におけるユーザの待ち時間を削減するため、印刷システムにおいて、省電力モードが想定されるプリンタのうち、高い頻度で使用されるプリンタに対し、省電力モードからウォームアップ状態（印刷可能な状態）に移行させるよう指示する技術が開示されている（特許文献１参照）。

しかしながら、上記の技術は、現状またはこれから各プリンタが混雑するか否かの予測結果に基づき、印刷ジョブを実行させるプリンタ（画像形成装置）を提案することはできない。本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現状またはこれから各画像形成装置が混雑するか否かの予測結果に基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置をユーザに提案する手段を提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、クライアント端末より印刷ジョブを受信すると、各画像形成装置における印刷処理の混雑を予測して、前記印刷ジョブを出力する画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信する画像形成システムであって、クライアント端末から印刷ジョブを受信する受信手段と、前記印刷ジョブに含まれるユーザ情報から前記クライアント端末のユーザの座席位置を特定する座席特定手段と、前記座席特定手段により特定された座席位置の付近に配置された画像形成装置を特定する装置特定手段と、前記座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段と、前記スケジュール情報に基づき前記印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。

本発明によれば、現状またはこれから各画像形成装置が混雑するか否かの予測結果に基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置をユーザに提案することができる、という効果を奏する。

図１は、本実施形態の画像形成システム（システム）の構成例を示すシステム構成図である。 図２は、サーバの機能的な構成例を示す図である。 図３は、サーバの処理手順の例を示すフローチャートである。 図４は、サーバのハードウェア構成図である。 図５は、ＭＦＰのハードウェア構成図である。

以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像形成システム、画像形成方法、および、画像形成プログラムの実施形態を詳細に説明する。本発明は、以下に説明する実施形態に限定されない。

図１は、本実施形態の画像形成システム（システム）の構成例を示すシステム構成図である。図１に示すように、システムは、サーバ１０と、クライアント端末２０と、画像形成装置３０と、スケジューラ４０とを備える。サーバ１０と、クライアント端末２０と、画像形成装置３０と、スケジューラ４０とは、それぞれネットワーク経由で通信可能に接続される。なお、説明を容易にするため、図１において画像形成装置３０およびクライアント端末２０は、１台ずつしか描いていないが、それぞれ複数台配置されるものとする。

サーバ１０は、クライアント端末２０から印刷ジョブを受信すると、当該クライアント端末２０により選択された画像形成装置３０に印刷ジョブを送信する。

例えば、サーバ１０は、クライアント端末２０から印刷ジョブを受信すると（Ｓ１）、印刷ジョブの送信元のクライアント端末２０のユーザの座席位置付近の各ユーザのスケジュール情報を参照し（Ｓ２）、当該座席位置付近の各画像形成装置３０における印刷処理の混雑状況を予測する。そして、サーバ１０は、予測した各画像形成装置３０における印刷処理の混雑状況に基づき、印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補を選択し、選択した画像形成装置３０の候補をクライアント端末２０へ送信する（Ｓ３）。例えば、サーバ１０は、印刷処理があまり混雑しないと予測される画像形成装置３０をクライアント端末２０へ送信する。その後、サーバ１０は、クライアント端末２０から印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の選択結果を受信すると、選択された画像形成装置３０に印刷ジョブを送信する（Ｓ４）。

クライアント端末２０は、ユーザからの指示に基づき印刷ジョブをサーバ１０へ送信する。その後、クライアント端末２０は、サーバ１０から当該印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補を受信すると、画像形成装置３０の候補の情報を表示する。例えば、クライアント端末２０は、候補となる画像形成装置３０それぞれの位置および混雑状況の予測結果をフロアマップに重ねて表示した画面を表示する。そして、クライアント端末２０は、ユーザから当該印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の選択を受け付けると、その選択結果をサーバ１０へ送信する。

画像形成装置３０は、印刷ジョブの出力実行を行う。また、スケジューラ４０は、各クライアント端末２０のユーザのスケジュール情報を格納する。このスケジュール情報は、各クライアント端末２０のユーザがいつどこで何をする予定かを示した情報である。例えば、スケジュール情報は、ユーザの識別情報ごとに、当該ユーザがいつ会議に出席するか等の情報を含む。

［サーバ］
次に、図２を用いてサーバ１０の構成例を説明する。サーバ１０は、通信部１１と、記憶部１２と、制御部１３とを備える。

通信部１１は、外部装置から各種データを受信したり、外部装置へ各種データを送信したりするためのインターフェースである。例えば、通信部１１は、スケジューラ４０から各ユーザのスケジュール情報を受信したり、クライアント端末２０から受信した印刷ジョブを画像形成装置３０へ送信したりする。

記憶部１２は、例えば、サーバ１０を動作させる処理プログラムや、処理プログラムの実行中に使用されるデータ等が記憶される。記憶部１２には、例えば、フロアマップ、機器情報等を記憶する。フロアマップは、例えば、各ユーザのクライアント端末２０および画像形成装置３０が、フロアのどの場所に配置されるかを示した情報である。また、機器情報は、サーバ１０に接続されるクライアント端末２０および画像形成装置３０に関する情報である。例えば、クライアント端末２０の機器情報は、当該クライアント端末２０のユーザの識別情報やネットワークアドレス等を示した情報である。また、画像形成装置３０の機器情報は、当該画像形成装置３０のネットワークアドレス等を示した情報である。

制御部１３は、受信部１３１と、座席特定部１３２と、装置特定部１３３と、スケジュール情報取得部１３４と、送信部１３５と、印刷ジョブ転送部１３９とを備える。

受信部１３１は、クライアント端末２０から印刷ジョブを受信する。この印刷ジョブは、当該印刷ジョブの送信元のクライアント端末２０のユーザの情報を含む。ユーザの情報（ユーザ情報）は、例えば、当該クライアント端末２０のユーザの識別情報、当該クライアント端末２０のネットワークアドレス等を含む。

座席特定部１３２は、クライアント端末２０から受信した印刷ジョブに含まれるユーザ情報から当該クライアント端末２０のユーザの座席位置を特定する。例えば、座席特定部１３２は、フロアマップと、上記の印刷ジョブに含まれるユーザ情報とを用いて、当該クライアント端末２０のユーザの座席位置を特定する。

装置特定部１３３は、座席特定部１３２により特定されたユーザの座席位置の付近に配置される画像形成装置３０を特定する。

例えば、装置特定部１３３は、座席特定部１３２により特定されたユーザの座席位置と、フロアマップと、当該ユーザのクライアント端末２０および画像形成装置３０のネットワークアドレスとを用いて、当該ユーザの座席位置の付近（例えば、当該座席位置から所定距離内）にあり、当該ユーザのクライアント端末２０に利用される可能性のある画像形成装置３０を特定する。

スケジュール情報取得部１３４は、座席特定部１３２により特定されたユーザの座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得する。例えば、スケジュール情報取得部１３４は、記憶部１２のフロアマップと、座席特定部１３２により特定されたユーザの座席位置とを用いて、座席特定部１３２により特定されたユーザの座席位置付近（例えば、当該ユーザの座席位置から所定距離内）に座席を持つユーザを特定する。そして、座席特定部１３２は、特定したユーザのスケジュール情報を、スケジューラ４０から取得する。

送信部１３５は、スケジュール情報取得部１３４により取得されたユーザのスケジュール情報に基づき、印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補を選択し、選択した画像形成装置３０の候補を、当該印刷ジョブの送信元のクライアント端末２０へ送信する。

例えば、送信部１３５は、上記のスケジュール情報に基づき、特定された画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況を予測する。そして、送信部１３５は、画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況の予測結果を用いて、印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補を選択し、選択した画像形成装置３０の候補を、当該印刷ジョブの送信元のクライアント端末２０へ送信する。

上記の送信部１３５は、混雑状況予測部１３６と、選択部１３７と、送信処理部１３８とを備える。混雑状況予測部１３６は、スケジュール情報取得部１３４により取得された、ユーザの座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を基づき、装置特定部１３３により特定された画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況を予測する。

例えば、混雑状況予測部１３６は、印刷ジョブの送信元のユーザの座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を参照し、付近のユーザにもうすぐ会議が始まる等のスケジュールが予定されている場合、装置特定部１３３により特定された画像形成装置３０には印刷処理の混雑が発生する可能性が高いと予測する。

一方、混雑状況予測部１３６は、印刷ジョブの送信元のユーザの座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を参照し、付近のユーザに会議等のスケジュールが予定されていない場合、装置特定部１３３により特定された画像形成装置３０には印刷処理の混雑が発生する可能性は低いと予測する。

選択部１３７は、混雑状況予測部１３６により予測された画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況の予測結果を用いて、印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補を選択する。例えば、選択部１３７は、混雑状況予測部１３６により予測された画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況の予測結果に基づき、混雑が発生する可能性が高いと予測された画像形成装置３０以外の画像形成装置３０を、印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補として選択する。

送信処理部１３８は、選択部１３７により選択された画像形成装置３０の情報を印刷ジョブの送信元のクライアント端末２０へ送信する。例えば、送信処理部１３８は、選択部１３７により選択された画像形成装置３０の位置をフロアマップに重ねて表示した情報をクライアント端末２０へ送信する。なお、送信処理部１３８は、上記の情報をクライアント端末２０へ送信する際、混雑状況予測部１３６により予測された画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況も含めて送信してもよい。

印刷ジョブ転送部１３９は、クライアント端末２０から印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の選択結果を受信すると、選択結果に示される画像形成装置３０に当該印刷ジョブを転送する。

このようなサーバ１０によれば、現状またはこれから各画像形成装置３０が混雑するか否かの予測結果に基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置３０の候補をユーザに提案することができる。

［処理手順の例］
次に、図３を用いて、サーバ１０の処理手順の例を説明する。サーバ１０の受信部１３１は、クライアント端末２０から印刷ジョブを受信する（Ｓ１１）。その後、座席特定部１３２は、当該印刷ジョブの送信元のクライアント端末２０のユーザの座席位置を特定する（Ｓ１２）。そして、装置特定部１３３は、Ｓ１２で特定されたユーザの座席位置の付近に配置された画像形成装置３０を特定する（Ｓ１３）。

そして、スケジュール情報取得部１３４は、スケジューラ４０から、Ｓ１３で特定された座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得する（Ｓ１４）。その後、混雑状況予測部１３６は、Ｓ１４で取得したスケジュール情報に基づき、ユーザの座席位置の付近に配置された画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況を予測する（Ｓ１５）。

Ｓ１５の後、選択部１３７は、画像形成装置３０それぞれの印刷処理の混雑状況の予測結果を用いて、印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の候補を選択する（Ｓ１６）。その後、送信処理部１３８は、Ｓ１６で選択された画像形成装置３０の候補をクライアント端末２０へ送信する（Ｓ１７）。

Ｓ１７の後、印刷ジョブ転送部１３９が、クライアント端末２０から印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置３０の選択結果を受信すると（Ｓ１８）、クライアント端末２０により選択された画像形成装置３０に当該印刷ジョブを送信する（Ｓ１９）。

このようなサーバ１０によれば、現状またはこれから各画像形成装置３０が混雑するか否かの予測結果に基づき、印刷ジョブを実行させる画像形成装置３０の候補をユーザに提案することができる。そして、サーバ１０は、ユーザにより選択された画像形成装置３０に印刷ジョブの出力実行を行わせることができる。

なお、前記したサーバ１０は、ＣＰＵ等の制御装置と、ＲＯＭ（Read Only Memory）やＲＡＭ等の記憶装置と、ＨＤＤ、ＣＤドライブ装置等の外部記憶装置と、ディスプレイ装置等の表示装置と、キーボードやマウス等の入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。このサーバ１０で実行される画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。

また、サーバ１０で実行される画像形成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の〜装置で実行される〜プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態の画像形成プログラムを、ＲＯＭ等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。サーバ１０で実行される画像形成プログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはＣＰＵ（プロセッサ）が上記記憶媒体から画像形成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。

上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC（Application Specific Integrated Circuit）、DSP（digital signal processor）、FPGA（field programmable gate array）や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。

なお、画像形成装置３０は、通信機能を備えた装置であれば、画像形成装置に限られない。画像形成装置３０は、例えば、ＰＪ（Projector：プロジェクタ）、ＩＷＢ（Interactive White Board：相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板）、デジタルサイネージ等の出力装置、ＨＵＤ（Head Up Display）装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車（Connected Car）、ノートＰＣ（Personal Computer）、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、ＰＤＡ（Personal Digital Assistant）、デジタルカメラ、ウェアラブルＰＣまたはデスクトップＰＣ等であってもよい。

次に、図４を用いて、サーバ１０であるサーバ５のハードウェア構成について説明する。図５は、サーバのハードウェア構成図である。ここでは、サーバ５のハードウェア構成について説明する。

図４に示されているように、サーバ５は、コンピュータによって構築されており、図５に示されているように、ＣＰＵ５０１、ＲＯＭ５０２、ＲＡＭ５０３、ＨＤ５０４、ＨＤＤ(Hard Disk Drive)コントローラ５０５、ディスプレイ５０６、外部機器接続Ｉ／Ｆ(Interface)５０８、ネットワークＩ／Ｆ５０９、データバス５１０、キーボード５１１、ポインティングデバイス５１２、ＤＶＤ−ＲＷ(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ５１４、メディアＩ／Ｆ５１６を備えている。

これらのうち、ＣＰＵ５０１は、サーバ５全体の動作を制御する。ＲＯＭ５０２は、ＩＰＬ等のＣＰＵ５０１の駆動に用いられるプログラムを記憶する。ＲＡＭ５０３は、ＣＰＵ５０１のワークエリアとして使用される。ＨＤ５０４は、プログラム等の各種データを記憶する。ＨＤＤコントローラ５０５は、ＣＰＵ５０１の制御にしたがってＨＤ５０４に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ５０６は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続Ｉ／Ｆ５０８は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、ＵＳＢ(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークＩ／Ｆ５０９は、通信ネットワーク１００を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン５１０は、図５に示されているＣＰＵ５０１等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。

また、キーボード５１１は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス５１２は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。ＤＶＤ−ＲＷドライブ５１４は、着脱可能な記録媒体の一例としてのＤＶＤ−ＲＷ５１３に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、ＤＶＤ−ＲＷに限らず、ＤＶＤ−Ｒ等であってもよい。メディアＩ／Ｆ５１６は、フラッシュメモリ等の記録メディア５１５に対するデータの読み出し又は書き込み（記憶）を制御する。

次に、図５を用いて、画像形成装置３０であるＭＦＰのハードウェア構成を説明する。図５は、ＭＦＰのハードウェア構成図である。図５に示されているように、ＭＦＰ(Multifunction Peripheral/Product/Printer)９は、コントローラ９１０、近距離通信回路９２０、エンジン制御部９３０、操作パネル９４０、ネットワークＩ／Ｆ９５０を備えている。

これらのうち、コントローラ９１０は、コンピュータの主要部であるＣＰＵ９０１、システムメモリ（ＭＥＭ−Ｐ）９０２、ノースブリッジ（ＮＢ）９０３、サウスブリッジ（ＳＢ）９０４、ＡＳＩＣ(Application Specific Integrated Circuit)９０６、記憶部であるローカルメモリ（ＭＥＭ−Ｃ）９０７、ＨＤＤコントローラ９０８、及び、記憶部であるＨＤ９０９を有し、ＮＢ９０３とＡＳＩＣ９０６との間をＡＧＰ(Accelerated Graphics Port)バス９２１で接続した構成となっている。

これらのうち、ＣＰＵ９０１は、ＭＦＰ９の全体制御を行う制御部である。ＮＢ９０３は、ＣＰＵ９０１と、ＭＥＭ−Ｐ９０２、ＳＢ９０４、及びＡＧＰバス９２１とを接続するためのブリッジであり、ＭＥＭ−Ｐ９０２に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、ＰＣＩ(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びＡＧＰターゲットとを有する。

ＭＥＭ−Ｐ９０２は、コントローラ９１０の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるＲＯＭ９０２ａ、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるＲＡＭ９０２ｂとからなる。なお、ＲＡＭ９０２ｂに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。

ＳＢ９０４は、ＮＢ９０３とＰＣＩデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ＡＳＩＣ９０６は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのＩＣ(Integrated Circuit)であり、ＡＧＰバス９２１、ＰＣＩバス９２２、ＨＤＤ９０８およびＭＥＭ−Ｃ９０７をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このＡＳＩＣ９０６は、ＰＣＩターゲットおよびＡＧＰマスタ、ＡＳＩＣ９０６の中核をなすアービタ（ＡＲＢ）、ＭＥＭ−Ｃ９０７を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のＤＭＡＣ(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部９３１及びプリンタ部９３２との間でＰＣＩバス９２２を介したデータ転送を行うＰＣＩユニットとからなる。なお、ＡＳＩＣ９０６には、ＵＳＢ(Universal Serial Bus)のインターフェースや、ＩＥＥＥ１３９４(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394）のインターフェースを接続するようにしてもよい。

ＭＥＭ−Ｃ９０７は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。ＨＤ９０９は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。ＨＤ９０９は、ＣＰＵ９０１の制御にしたがってＨＤ９０９に対するデータの読出又は書込を制御する。ＡＧＰバス９２１は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、ＭＥＭ−Ｐ９０２に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。

また、近距離通信回路９２０には、近距離通信回路９２０ａが備わっている。近距離通信回路９２０は、ＮＦＣ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の通信回路である。

更に、エンジン制御部９３０は、スキャナ部９３１及びプリンタ部９３２によって構成されている。また、操作パネル９４０は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部９４０ａ、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル９４０ｂを備えている。コントローラ９１０は、ＭＦＰ９全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル９４０からの入力等を制御する。スキャナ部９３１又はプリンタ部９３２には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。

なお、ＭＦＰ９は、操作パネル９４０のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。

また、ネットワークＩ／Ｆ９５０は、通信ネットワーク１００を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路９２０及びネットワークＩ／Ｆ９５０は、ＰＣＩバス９２２を介して、ＡＳＩＣ９０６に電気的に接続されている。

１０ サーバ
１１ 通信部
１２ 記憶部
１３ 制御部
２０ クライアント端末
３０ 画像形成装置
４０ スケジューラ
１３１ 受信部
１３２ 座席特定部
１３３ 装置特定部
１３４ スケジュール情報取得部
１３５ 送信部
１３６ 混雑状況予測部
１３７ 選択部
１３８ 送信処理部
１３９ 印刷ジョブ転送部

特開２０１５−１４１６０８号公報

Claims (5)

1. クライアント端末より印刷ジョブを受信すると、各画像形成装置における印刷処理の混雑状況を予測して、前記印刷ジョブを出力する画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信する画像形成システムであって、
   クライアント端末から印刷ジョブを受信する受信手段と、
   前記印刷ジョブに含まれるユーザ情報から前記クライアント端末のユーザの座席位置を特定する座席特定手段と、
   前記座席特定手段により特定された座席位置の付近に配置された画像形成装置を特定する装置特定手段と、
   前記座席特定手段により特定された座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段と、
   前記スケジュール情報に基づき前記印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信する送信手段と、
   を有することを特徴とする画像形成システム。
2. 前記送信手段は、
   前記スケジュール情報に基づき、前記特定された画像形成装置それぞれの印刷処理の混雑状況を予測し、前記画像形成装置それぞれの印刷処理の混雑状況の予測結果を用いて、前記印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置の候補を選択する
   ことを特徴とする請求項１に記載の画像形成システム。
3. 前記座席特定手段により特定された座席位置の付近のユーザのスケジュール情報は、
   当該ユーザが参加する予定の会議の開催日時を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の画像形成システム。
4. クライアント端末より印刷ジョブを受信すると、各画像形成装置における印刷処理の混雑を予測して、前記印刷ジョブを出力する画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信する画像形成システムにより実行される画像形成方法であって、
   前記画像形成システムが、
   クライアント端末から印刷ジョブを受信する工程と、
   前記印刷ジョブに含まれるユーザ情報から前記クライアント端末のユーザの座席位置を特定する工程と、
   前記特定した座席位置の付近に配置された画像形成装置を特定する工程と、
   前記座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得する工程と、
   前記スケジュール情報に基づき前記印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信する工程と
   を含むことを特徴とする画像形成方法。
5. クライアント端末から印刷ジョブを受信するステップと、
   前記印刷ジョブに含まれるユーザ情報から前記クライアント端末のユーザの座席位置を特定するステップと、
   前記特定した座席位置の付近に配置された画像形成装置を特定するステップと、
   前記座席位置の付近のユーザのスケジュール情報を取得するステップと、
   前記スケジュール情報に基づき前記印刷ジョブの出力実行を行う画像形成装置の候補を前記クライアント端末に送信するステップと
   をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成プログラム。

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