JP2021136341A - 超電導マグネット、超電導線材および超電導マグネットの生産方法 - Google Patents

超電導マグネット、超電導線材および超電導マグネットの生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価に構成できる超電導マグネットを実現する。【解決手段】超電導材部と、高抵抗導体層と、高抵抗導体層よりも単位長あたりの抵抗値が低い低抵抗導体層と、を有する第1の超電導線材50を巻回したマグネット部1と、超電導材部5と、高抵抗導体層7と、を有する第2の超電導線材52を含んだ電流スイッチ30と、を備え、第2の超電導線材52は、低抵抗導体層を含まず、または第1の超電導線材50における低抵抗導体層よりも薄く形成された低抵抗導体層を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、超電導マグネット、超電導線材および超電導マグネットの生産方法に関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1の明細書の段落0019には、「コイルボビンCへ無接続超電導線1を巻回し超電導コイルS1を製作し、その同一線材の一部分へヒーター線Hを巻き付けた。そのヒーター線Hを巻き付けた部分を無誘導巻で超電導コイルS2を製作した。超電導コイルS2は、熱式永久電流スイッチとして使用する。超電導コイル全体を冷媒中に浸けたままで、超電導コイルS2のヒーター線Hへ電流を流し超電導転移温度以上に加熱して、超電導状態を破壊させる。その状態で、電極PL1と電極PL2から給電すると、超電導コイルS1を励磁することができる。」と記載されている。
特開2001−176338
ところで、超電導マグネットには、特許文献1にあるように、永久電流スイッチが設けられることが多い。しかし、永久電流スイッチを設けることによって超電導マグネットのコストアップが大きくなるという問題が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、安価に構成できる超電導マグネット、超電導線材および超電導マグネットの生産方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の超電導マグネットは、超電導材部と、高抵抗導体層と、前記高抵抗導体層よりも単位長あたりの抵抗値が低い低抵抗導体層と、を有する第1の超電導線材を巻回したマグネット部と、前記超電導材部と、前記高抵抗導体層と、を有する第2の超電導線材を含んだ電流スイッチと、を備え、前記第2の超電導線材は、前記低抵抗導体層を含まず、または前記第1の超電導線材における前記低抵抗導体層よりも薄く形成された前記低抵抗導体層を有することを特徴とする。
本発明によれば、安価に構成できる超電導マグネット、超電導線材および超電導マグネットの生産方法を実現できる。
好適な第1実施形態による超電導マグネットの模式的な回路図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 好適な第2実施形態による超電導マグネットの模式的な回路図である。 PCSにおける第2の超電導線材の他の配置方法を示す図である。 PCSにおける第2の超電導線材の、さらに他の配置方法を示す図である。 好適な第3実施形態による超電導マグネットの要部の断面図である。 好適な第4実施形態による超電導マグネットの模式的な回路図である。 図8における超電導線材のIX−IX断面図である。 図8における超電導線材のX−X断面図である。 好適な第5実施形態による超電導マグネットの模式的な回路図である。 好適な第6実施形態による超電導マグネット110の模式的な回路図である。
[実施形態の前提]
超電導線材を用いた超電導マグネットは、MRI(Magnetic Resonance Imaging;磁気共鳴イメージング)、NMR(nuclear magnetic resonance;核磁気共鳴)、粒子線医療装置などで利用されており、また電動機等への応用も日々検討されている。超電導マグネットは、超電導線材に直流電流を流しても損失が生じない特徴から、超電導マグネットを含む閉回路全体を超電導で構成し直流電流を流し続ける、いわゆる永久電流モードで運転する場合がある。永久電流モードでは、超電導マグネットに電流を流す電源が接続されていない状態で、超電導マグネットが磁場を維持できる。
一般に永久電流モード運転は、超電導マグネットと励磁用電源とを接続して超電導マグネットに励磁電流を供給する閉回路と、上記超電導マグネットとPCS(Persistent Current Switch;永久電流スイッチ)を超電導接続して永久電流を流す閉回路と、を設けた装置で実行される。すなわち、PCSを常電導状態にした状態で励磁用電源から超電導マグネットに励磁電流を印加し、励磁電流が所望の値になった際にPCSを超電導状態にしつつ励磁用電源を超電導マグネットから電気回路的に切り離すとよい。
逆に、超電導マグネットを消磁する場合は、PCSを常電導状態に転移させる。その方法は、超電導線材をヒーターで加熱する、または超電導線材に磁場を印加する等の方法が採用される。励消磁に要する時間は、超電導マグネットのインダクタンスLと常電導状態のPCSの電気抵抗(以下単に抵抗と記す)Rから決まる時定数(=L/R)に依る。時定数を如何に設定するかは、一般に超電導マグネット応用機器の仕様等から決定される事項であり、常電導状態のPCSは所望の電気抵抗を有することが求められる。
PCSの常電導状態での抵抗値は、PCSに用いる超電導線材を構成する材料の電気抵抗率(以下単に抵抗率と記す)と、断面の寸法と、長さと、によって決定される。一般に超電導線材は、Cu、Al、Ag等や、それらを基とする合金を管状にして内部に超電導材料を詰め、あるいはそれら金属と超電導材料をテープ状に積層することで実現される。すなわち、超電導線材の断面には超電導材と金属を含むことが一般的である。金属は超電導線の安定化材としての役割があり、安定化材としての金属は低抵抗であることが求められる。一方、PCSでは上記のように常電導状態で所望の電気抵抗を有することが求められるため、超電導マグネットと同じ超電導線材でPCSを構成する場合、PCSの線材長が長くなるという問題が生じる。
PCSの線材長を短くするには、超電導マグネットと異なるPCS用超電導線材として、金属部分の断面積を減少する、抵抗率の高い金属(例えばCu−Ni合金)を用いる等の手段で、単位長あたりの抵抗を大きくする方法がある。これらの方法は、安定化とはトレードオフの施策となるため、PCSを比較的磁場の低い場所に設置する、超電導材の断面積を大きくする等の方法で、負荷マージンを大きく取り、これによって安定性を確保するのが一般的である。なお、超電導材に接触する金属には、超電導線材加工時に超電導材の原料が反応して超電導材になることを妨げないものが選ばれる。これらの方法によると、超電導マグネットとPCSとは、それらの二か所の端部同士で超電導接続された閉回路を構成する。
永久電流モードで運転する超電導マグネットにおいては、超電導マグネットとPCSを超電導接続し、PCSには常電導時に所望の電気抵抗値を付与し、かつ超電導マグネットとPCSの回路全体として経済的な構成を実現することが望ましい。一方、特許文献1の内容を適用した構成においては、ループになった超電導線材の一部を、流れる電流が同じ向きになるように巻回して超電導マグネットを構成し、それ以外の部分を無誘導巻きにすることでPCSを構成することになる。これらの構成によると超電導マグネットとPCSの間には超電導接続を設ける必要がなくなるか、あるいは超電導接続を1箇所にすることができる。
一般に超電導接続には高い技術が要求され、かつ超電導マグネットの応用機器内での取り回しや作業性の確保が必要であるため、従来の超電導接続が2か所必要な構成と比べ経済的である。一方、超電導線マグネットとPCSを同じ超電導線材で構成することから、PCSに必要な線材長が長くなる。
そこで、後述する好適な実施形態は、超電導マグネットとPCS間の超電導接続を1か所とし、かつPCS用の超電導線材を超電導マグネットの超電導線材と同じ構成とした場合のPCSと比較して、小型軽量なPCSを実現し、これによって超電導マグネットを経済的に実現しようとするものである。
[第1実施形態]
図1は、好適な第1実施形態による超電導マグネット100の模式的な回路図である。
図1において、超電導マグネット100は、PCS30(電流スイッチ)と、第1の超電導線材50(超電導線材)と、第2の超電導線材52と、励磁用電源15(直流電源)と、スイッチ16と、を備えている。そして、第1の超電導線材50がコイル状に巻回されることにより、マグネット部1が構成されている。
励磁用電源15は直流電源であり、スイッチ16およびリード線14を介して、マグネット部1の始端11と終端12とに接続されている。なお、リード線14と第1の超電導線材50との接続は、通常のハンダ接続でよい。これにより、励磁用電源15は、スイッチ16によってオン状態にされると、マグネット部1の始端11と終端12との間に電流を供給する。
PCS30は、一般的に永久電流スイッチ(Persistent Current Switch)と呼ばれているものであり、第2の超電導線材52を加熱する加熱部20と、加熱部20に電流を流す電源装置21と、を備えている。本実施形態によれば、マグネット部1の始端11および終端12は、そのままPCS30の始端および終端になっており、マグネット部1とPCS30とは連続的に第1の超電導線材50よって結合されている。
図2は、図1における第1の超電導線材50のII−II断面図である。
図2において第1の超電導線材50は、超電導材部5と、低抵抗導体層6と、高抵抗導体層7と、を備えている。低抵抗導体層6は、CuまたはCu基合金を円筒状に形成したものである。高抵抗導体層7は、低抵抗導体層6の内周側に配置され、FeまたはFe基合金を円筒状に形成したものである。また、超電導材部5は、MgB2(二ホウ化マグネシウム)を主成分とし、高抵抗導体層7の内周側に配置されている。但し、超電導材部5の一部には、超電導材以外の物質を含んでいてもよい。
図3は、図1における第2の超電導線材52のIII−III断面図である。
図3において、第2の超電導線材52は、第1の超電導線材50(図2参照)から低抵抗導体層6を除去したものである。すなわち、第2の超電導線材52は、高抵抗導体層7と、超電導材部5と、を備えている。なお、第2の超電導線材52においては、必ずしも低抵抗導体層6を完全に除去する必要はなく、第1の超電導線材50よりも低抵抗導体層6を薄く加工しつつ、低抵抗導体層6を残存させておいてもよい。
このように、本実施形態によれば、第1の超電導線材50から低抵抗導体層6の全てまたは一部を取り除くことによって第2の超電導線材52を構成することができる。これにより、PCS30を小型かつ安価に構成することができる。
第1の超電導線材50を、例えば直径1.6mm程度のMgB2超電導線材に適用する場合、超電導材部5は、MgB2を25%(重量パーセント、以下同)以上含むとよい。また、高抵抗導体層7は、Feを35%以上、SUS316Lを15%以上含むとよい。また、低抵抗導体層6は、Cuを25%以上含むとよい。
上述した第1の超電導線材50の構成によれば、MgB2が常電導転移する約40Kにおいて、単位長さ当たりの抵抗値を1×10-3Ω/mオーダにすることができる。そして、第1の超電導線材50から低抵抗導体層6を除去した第2の超電導線材52においては、単位長さ当たりの抵抗値を1×10-2Ω/mオーダにすることができる。従って、第2の超電導線材52をPCS30に適用すると、第1の超電導線材50をそのままPCS30に適用する場合と比較して、PCS30における線材長を約10分の1に短縮できる。
ここで、低抵抗導体層6の単位長あたりの抵抗値をR6(図示せず)とし、高抵抗導体層7の単位長あたりの抵抗値をR7(図示せず)としたとき、比R7/R6は、「2」以上かつ「1012」未満にすると好ましい。その理由は、比R7/R6が「2」未満であれば、「PCS30における線材長を短縮する」という効果が不十分になり、比R7/R6が「1012」以上になると、超電導マグネット100の動作が不安定になるためである。また、比R7/R6は、「107」以下にすると、一層好ましい。その理由は、廉価に入手できる材料で高抵抗導体層7を実現できるため、超電導マグネット100のコストを下げられるためである。
上述のように構成された第1の超電導線材50を濃硝酸に浸けると、Cuを主成分とする低抵抗導体層6は溶解する。一方、Feを主成分とする高抵抗導体層7は、濃硝酸に対して不働態を形成するため、殆ど溶解しない。すなわち、第1の超電導線材50の一部を濃硝酸に浸けると、浸けた部分が第2の超電導線材52に変化する。但し、低抵抗導体層6の除去方法は必ずしも化学的なものである必要はなく、機械的な切削加工によって低抵抗導体層6を除去してもよい。
図1に戻り、超電導接続部3は、第1の超電導線材50と同等の特性を維持しつつ、第1の超電導線材50の端部同士を接続した箇所である。上述したように、本実施形態によれば、マグネット部1の始端11および終端12は、そのままPCS30の始端および終端になっており、マグネット部1とPCS30とは連続的に形成されている。従って、必要な超電導接続部3は、図示のように1か所でよい。
ここで、超電導マグネット100の製造方法をまとめておくと、次のようになる。これらステップS1,S2,S3のうち、ステップS2,S3の実行順序は入れ替えてもよい。
・ステップS1:第1の超電導線材50を巻回してマグネット部1を形成する。
・ステップS2:第1の超電導線材50のうちマグネット部1以外の所定箇所において、低抵抗導体層6を除去し(または薄く加工して)第2の超電導線材52を形成する。
・ステップS3:第1の超電導線材50および第2の超電導線材52の集合体の両端を接合して、該集合体を環状に形成する。
上記構成において、永久電流モード運転を行う場合は、マグネット部1およびPCS30を常電導状態にし、スイッチ16をオン状態にしてマグネット部1に励磁電流を流す。次に、マグネット部1およびPCS30を冷却して超電導状態にし、励磁電流が所望の値になった際にスイッチ16をオフ状態にする。これにより、マグネット部1とPCS30との間で電流が継続的に環流する。
その後、マグネット部1を消磁する場合は、電源装置21によって加熱部20に電流を供給する。これによって、加熱部20は、第2の超電導線材52を加熱して常電導状態に遷移させる。従って、マグネット部1とPCS30に環流する電流はゼロになる。
[第2実施形態]
図4は、好適な第2実施形態による超電導マグネット102の模式的な回路図である。なお、以下の説明において、上述した第1実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図4において、超電導マグネット102は、巻きボビン10と、PCS31(電流スイッチ)と、第1の超電導線材50と、第2の超電導線材52と、を備えている。そして、第1の超電導線材50が巻きボビン10に巻回されることにより、マグネット部1が構成されている。
また、図4において図示は省略するが、本実施形態においても、マグネット部1の始端11と終端12との間には、第1実施形態のもの(図1参照)と同様に、励磁用電源15が、スイッチ16およびリード線14が接続されている。マグネット部1の始端11および終端12は、そのままPCS31の始端および終端になっており、マグネット部1とPCS31とは連続的に形成されている。本実施形態におけるPCS31は、第2の超電導線材52を加熱するヒーター8と、ヒーター8に電流を流すヒーター用電源9と、を備えている。
ヒーター8は、高抵抗な金属(例えばCu−Ni)に電流を流し発熱させるものである。PCS31の内部において、第2の超電導線材52は直線状に配置されている。第2の超電導線材52の長さが短い場合には、図2に示すように、第2の超電導線材52を単に直線状に配置するとよい。但し、第2の超電導線材52として、ある程度の長さを要する場合には、スペースを節約するために、第2の超電導線材52を巻回し、あるいは折り曲げることが好ましい。例えば、マグネット部1のボビン10とは別の位置にPCS31用のボビンやジグ(図示せず)を配置し、ここに第2の超電導線材52を巻回してもよい。その際には、インダクタンスを低減するように第2の超電導線材52を配置することが好ましい。図5および図6を参照して、その例を説明する。
図5および図6は、PCS31における第2の超電導線材52の他の配置方法を示す図である。
図5において、第2の超電導線材52は、無誘導巻きによって構成されている。また、図6において、第2の超電導線材52は、ミアンダ状に配置されている。図5および図6の何れの配置方法においても、第2の超電導線材52におけるインダクタンスを低減することができる。
本実施形態によれば、上述の第1実施形態と同様に、超電導接続部3が1か所で済み、PCS31を小型かつ安価に構成することができる。
[第3実施形態]
図7は、好適な第3実施形態による超電導マグネット104の要部の断面図である。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図7において、超電導マグネット104は、巻きボビン10と、PCS31と、第1の超電導線材50と、第2の超電導線材52と、を備えている。さらに、図示は省略するが、超電導マグネット104は、第1実施形態の超電導マグネット100と同様に、励磁用電源15(図1参照)と、スイッチ16(図1参照)と、を備えている。
本実施形態においても、第1の超電導線材50がボビン10に巻回され、これによってマグネット部1が形成されている。また、PCS31は、第2の超電導線材52と、ヒーター8と、を備えている。但し、本実施形態においては、PCS31がマグネット部1に近接配置されており、両者の間に断熱層19が挿入されている。なお、上述した以外の超電導マグネット104の構成および動作は、第2実施形態の超電導マグネット102(図4参照)のものと同様である。このように、本実施形態によれば、マグネット部1とPCS31とを近接配置できるため、超電導マグネット104を小型化できるという利点がある。
[第4実施形態]
図8は、好適な第4実施形態による超電導マグネット106の模式的な回路図である。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図8において、超電導マグネット106は、PCS32(電流スイッチ)と、第1の超電導線材70(超電導線材)と、第2の超電導線材72と、励磁用電源15と、スイッチ16と、を備えている。そして、第1の超電導線材70がコイル状に巻回されることにより、マグネット部71が構成されている。励磁用電源15およびスイッチ16の機能は、第1実施形態(図1参照)のものと同様である。
図9は、図8における第1の超電導線材70のIX−IX断面図である。
図9において、第1の超電導線材70は、順次積層された超電導材部75と、低抵抗導体層76と、高抵抗導体層77と、を備えている。これらは、何れも矩形断面のテープ状に形成されているが、これらの材質は、第1実施形態(図2参照)における超電導材部5、低抵抗導体層6、および高抵抗導体層7のものと、それぞれ同様である。
図10は、図8における第2の超電導線材72のX−X断面図である。
第2の超電導線材72は、第1の超電導線材70から低抵抗導体層76を除去したものである。すなわち、第2の超電導線材72は、超電導材部75と、高抵抗導体層77と、を備えている。第1実施形態のものと同様に、第2の超電導線材72においても、必ずしも低抵抗導体層76を完全に除去する必要はなく、第1の超電導線材70よりも低抵抗導体層76を薄くしつつ、低抵抗導体層76を残存させておいてもよい。また、第1の超電導線材70または第2の超電導線材72をそれぞれ並列導体状に複数本束ね、これによってマグネット部71またはPCS32を構成してもよい。
このように、本実施形態によれば、第1の超電導線材70から低抵抗導体層76の全てまたは一部を取り除くことによって第2の超電導線材72を構成することができる。これにより、第1実施形態と同様に、PCS32を小型かつ安価に構成することができる。なお、上述した以外の本実施形態の構成および動作は、第1実施形態(図1〜図3参照)のものと同様である。
[第5実施形態]
図11は、好適な第5実施形態による超電導マグネット108の模式的な回路図である。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図11において、超電導マグネット108は、第2実施形態の超電導マグネット102(図4参照)と比較すると、PCS31に代えて、PCS34が適用される点が異なっている。それ以外の点では、超電導マグネット108は、超電導マグネット102と同様に構成されている。従って、第1の超電導線材50および第2の超電導線材52の構成も、図2および図3に示したものと同様である。
また、図7に示した例と同様に、マグネット部1とPCS34との間に断熱層19を挿入してPCS34を設置してもよい。PCS34は、第2の超電導線材52と、交流電源17と、を備えている。そして、交流電源17は、第2の超電導線材52の高抵抗導体層7(図3参照)に接続されている。
上記構成において、永久電流モード運転を行う場合の動作は、第1実施形態と同様である。一方、マグネット部1を消磁する場合は、交流電源17は所定の交流電圧を第2の超電導線材52に印加する。マグネット部1のインダクタンスは、第2の超電導線材52のインダクタンスよりも充分に大きいため、交流電源17から供給された電流のほとんどは第2の超電導線材72に流れる。これにより、第2の超電導線材72がヒーターとして機能して、第2の超電導線材52を常電導状態に遷移させ、マグネット部1とPCS34に環流する電流はゼロになる。
具体例を述べると、高抵抗導体層7(図3参照)がFe基合金であって、抵抗率が1.5×10-2[μΩm]であり、交流電圧の周波数が1MHzであったとする。この場合、表皮深さは6×10-2[mm]になり、第2の超電導線材52に流れる電流の大部分を高抵抗導体層7に流すことができる。
[第6実施形態]
図12は、好適な第6実施形態による超電導マグネット110の模式的な回路図である。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図11において、超電導マグネット108は、第2実施形態の超電導マグネット102(図4参照)と比較すると、PCS31に代えて、PCS36が適用される点が異なっている。それ以外の点では、超電導マグネット110は、超電導マグネット102と同様に構成されている。
PCS36は、第2の超電導線材52と、電磁石18(交流磁場発生部)と、交流電源17と、を備えている。そして、電磁石18は、第2の超電導線材52に近接する位置に配置されている。
上記構成において、永久電流モード運転を行う場合の動作は、第1実施形態と同様である。一方、マグネット部1を消磁する場合は、交流電源17は所定の交流電圧を電磁石18に印加する。すると、電磁石18によって第2の超電導線材52の高抵抗導体層7(図3参照)に交流磁場が発生し、高抵抗導体層7に渦電流が生じる。これにより、高抵抗導体層7が発熱し、第2の超電導線材52を常電導状態に遷移させ、マグネット部1とPCS34に環流する電流はゼロになる。さらに、上述した交流磁場によって超電導材部5(図3参照)の臨界電流が低下する効果が生じるため、この効果も第2の超電導線材52の常電導転移に用いてもよい。
[実施形態の効果]
以上のように好適な本実施形態によれば、超電導マグネット100〜110は、超電導材部5,75と、高抵抗導体層7,77と、高抵抗導体層7,77よりも単位長あたりの抵抗値が低い低抵抗導体層6,76と、を有する第1の超電導線材50,70を巻回したマグネット部1,71と、超電導材部5,75と、高抵抗導体層7,77と、を有する第2の超電導線材52,72を含んだ電流スイッチ30〜36と、を備え、第2の超電導線材52,72は、低抵抗導体層6,76を含まず、または第1の超電導線材50,70における低抵抗導体層6,76よりも薄く形成された低抵抗導体層6,76を有する。これにより、第1の超電導線材50,70から低抵抗導体層6,76を除去することによって第2の超電導線材52,72を構成することができ、超電導マグネット100〜110を安価に構成することができる。
また、電流スイッチ31は、第2の超電導線材52を加熱するヒーター8を備えることが一層好ましい。これにより、マグネット部1を消磁する際には、ヒーター8によって第2の超電導線材52を常電導状態に遷移させることができる。
また、電流スイッチ34は、第2の超電導線材52の高抵抗導体層7に交流電圧を印加する交流電源17を備えることが一層好ましい。これにより、高抵抗導体層7に電流が流れ、高抵抗導体層7が発熱し、第2の超電導線材52を常電導状態に遷移させることができる。
また、電流スイッチ36は、交流磁場を発生させることにより、第2の超電導線材52の高抵抗導体層7に渦電流を生じさせる交流磁場発生部18を備えることが一層好ましい。これにより、高抵抗導体層7が渦電流によって発熱し、第2の超電導線材52を常電導状態に遷移させることができる。
また、超電導材部(5,75)は、MgB2を含むことが好ましい。これにより、転移温度が比較的高い超電導材部5,75を安価に製造することができる。
また、低抵抗導体層6はCuまたはCu基合金を円筒状に形成したものとし、高抵抗導体層7は、低抵抗導体層6の内周側に配置され、FeまたはFe基合金を円筒状に形成したものとし、超電導材部5を、高抵抗導体層7の内周側に配置すると、一層好ましい。これにより、低抵抗導体層6を最外周に配置でき、第2の超電導線材52を形成する際に低抵抗導体層6を容易に除去できる。
また、超電導マグネット100〜110は、第1の超電導線材50に電流を供給する直流電源(15)と、直流電源(15)と第1の超電導線材50との間に挿入されたスイッチ16と、をさらに備えることが一層好ましい。これにより、スイッチ16と直流電源(15)とによってマグネット部1とPCS30との間で電流を環流させることができる。
また、高抵抗導体層7,77の単位長あたりの抵抗値は、低抵抗導体層6,76の単位長あたりの抵抗値に対して、2倍以上かつ1012倍未満であることが一層好ましい。これにより、超電導マグネット100〜110の動作を安定させつつ、電流スイッチ(30〜36)における第2の超電導線材52,72の線材長を充分に短縮できる。
また、低抵抗導体層6,76は、所定の処理剤によって溶解する性質を有し、高抵抗導体層7,77は、処理剤によって溶解せず、または低抵抗導体層6,76よりも溶解し難い性質を有すると一層好ましい。これにより、第1の超電導線材50,70から処理剤によって低抵抗導体層6,76を除去して第2の超電導線材52,72を容易に形成することができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、もしくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記各実施形態において、低抵抗導体層6,76は、所定の処理剤(すなわち濃硝酸)によって溶解する性質を有し、高抵抗導体層7,77は、この処理剤では溶解しない(または、少なくとも低抵抗導体層6,76よりも溶解し難い)性質を有する。このような化学的性質を有する低抵抗導体層6,76、高抵抗導体層7,77および処理剤の組み合わせは多数存在するため、上記各実施形態に記載のものに限定されるわけではない。
(2)上記各実施形態は、何れも本発明を超電導マグネットに適用した例を説明したが、第1の超電導線材50,70のみを単独で流通させてもよい。
1,71 マグネット部
5,75 超電導材部
6,76 低抵抗導体層
7,77 高抵抗導体層
8 ヒーター
15 励磁用電源(直流電源)
16 スイッチ
17 交流電源
18 電磁石(交流磁場発生部)
30〜36 PCS(電流スイッチ)
50,70 第1の超電導線材(超電導線材)
52,72 第2の超電導線材
100〜110 超電導マグネット

Claims (11)

  1. 超電導材部と、高抵抗導体層と、前記高抵抗導体層よりも単位長あたりの抵抗値が低い低抵抗導体層と、を有する第1の超電導線材を巻回したマグネット部と、
    前記超電導材部と、前記高抵抗導体層と、を有する第2の超電導線材を含んだ電流スイッチと、を備え、
    前記第2の超電導線材は、前記低抵抗導体層を含まず、または前記第1の超電導線材における前記低抵抗導体層よりも薄く形成された前記低抵抗導体層を有する
    ことを特徴とする超電導マグネット。
  2. 前記電流スイッチは、前記第2の超電導線材を加熱するヒーターを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の超電導マグネット。
  3. 前記電流スイッチは、前記第2の超電導線材の前記高抵抗導体層に交流電圧を印加する交流電源を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の超電導マグネット。
  4. 前記電流スイッチは、交流磁場を発生させることにより、前記第2の超電導線材の前記高抵抗導体層に渦電流を生じさせる交流磁場発生部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の超電導マグネット。
  5. 前記超電導材部は、MgB2を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の超電導マグネット。
  6. 前記低抵抗導体層は、CuまたはCu基合金を円筒状に形成したものであり、
    前記高抵抗導体層は、前記低抵抗導体層の内周側に配置され、FeまたはFe基合金を円筒状に形成したものであり、
    前記超電導材部は、前記高抵抗導体層の内周側に配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の超電導マグネット。
  7. 前記第1の超電導線材に電流を供給する直流電源と、
    前記直流電源と前記第1の超電導線材との間に挿入されたスイッチと、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の超電導マグネット。
  8. 前記高抵抗導体層の単位長あたりの抵抗値は、前記低抵抗導体層の単位長あたりの抵抗値に対して、2倍以上かつ1012倍未満である
    ことを特徴とする請求項1に記載の超電導マグネット。
  9. 前記低抵抗導体層は、所定の処理剤によって溶解する性質を有し、
    前記高抵抗導体層は、前記処理剤によって溶解せず、または前記低抵抗導体層よりも溶解し難い性質を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の超電導マグネット。
  10. 超電導材部と、
    高抵抗導体層と、
    前記高抵抗導体層よりも単位長あたりの抵抗値が低い低抵抗導体層と、
    を有し、
    前記高抵抗導体層の単位長あたりの抵抗値は、前記低抵抗導体層の単位長あたりの抵抗値に対して、2倍以上かつ1012倍未満である
    ことを特徴とする超電導線材。
  11. 超電導材部と、高抵抗導体層と、前記高抵抗導体層よりも単位長あたりの抵抗値が低い低抵抗導体層と、を有する第1の超電導線材を巻回してマグネット部を形成する過程と、
    前記第1の超電導線材のうち前記マグネット部以外の箇所において前記低抵抗導体層を除去し、または薄く加工して第2の超電導線材を形成する過程と、
    前記第1の超電導線材および前記第2の超電導線材の集合体の両端を接合することによって、前記集合体を環状に形成する過程と、を有する
    ことを特徴とする超電導マグネットの生産方法。
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