JP2021136200A - コネクタ - Google Patents

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泰弘 田中
暢 早坂
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暢 早坂
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Hiroaki Ono
紘明 大野
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Toru Suzuki
徹 鈴木
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Tatsuya Hosono
龍矢 細野
和也 竹田
Kazuya Takeda
和也 竹田
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Abstract

【課題】止水部材の固着状態を解消させること。【解決手段】端子金具10と、端子金具が収容され、かつ、孔状の相手方嵌合部521に先端21eから挿入嵌合される嵌合部21を有するハウジング20と、挿入嵌合状態の嵌合部21と相手方嵌合部521との間の筒状の隙間を埋めるべく嵌合部の外周面21aに組み付けられ、かつ、外周側の環状の外周リップ43を弾性変形させて相手方嵌合部の内周面521aに密着させる筒状の止水部材40と、を備え、ハウジングは、嵌合部の外周面における止水部材よりも先端側に、相手方嵌合部から嵌合部を引き抜く際に止水部材に当接させ、その引抜方向の力を外周リップに伝えて、相手方嵌合部の内周面に固着した外周リップを引き剥がす突起部22を有し、突起部は、嵌合部の外周面の周方向に間隔を空けて少なくとも2つ設けること。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、端子金具と、端子金具が収容され且つ筒状の嵌合部を有するハウジングと、その嵌合部の外周面に組み付けられた筒状の止水部材と、を備えるものが知られている。このコネクタは、その嵌合部が孔状の相手方嵌合部に挿入され、その相手方嵌合部の内周面に止水部材を密着させることによって、その相手方嵌合部に嵌合部を嵌合接続させる。この種のコネクタについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特許第4379411号公報
ところで、上記特許文献1のコネクタは、相手方嵌合部から取り外す際の止水部材と相手方嵌合部の内周面との間の摩擦抵抗に抗する力を止水部材に加えるべく、軸線方向で止水部材に対向配置させ且つ周方向に延在させたストッパと、このストッパから軸線方向で止水部材側に突出させた突起と、をハウジングに設けている。この特許文献1のコネクタにおいては、相手方嵌合部から取り外す際に、そのストッパと突起に止水部材を接触させ、止水部材と相手方嵌合部の内周面との間の摩擦抵抗に抗する力をストッパと突起から止水部材に力を加える。しかしながら、コネクタにおいては、高温下での使用等で熱の影響を受け、止水部材が相手方嵌合部の内周面に固着してしまうことがある。そして、固着した止水部材は、摩擦抵抗に起因する力よりも大きな力を加えなければ、相手方嵌合部の内周面から引き剥がすことができない。例えば、特許文献1のコネクタにおいては、止水部材に対してストッパと突起から広範囲に亘って力が加えられるので、その力が分散し、固着した止水部材を相手方嵌合部の内周面から引き剥がすことができない。
そこで、本発明は、止水部材の固着状態を解消させることが可能なコネクタを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、端子金具と、前記端子金具が収容され、かつ、孔状の相手方嵌合部に先端から挿入嵌合される嵌合部を有するハウジングと、挿入嵌合状態の前記嵌合部と前記相手方嵌合部との間の筒状の隙間を埋めるべく前記嵌合部の外周面に組み付けられ、かつ、外周側の環状の外周リップを弾性変形させて前記相手方嵌合部の内周面に密着させる筒状の止水部材と、を備え、前記ハウジングは、前記嵌合部の外周面における前記止水部材よりも前記先端側に、前記相手方嵌合部から前記嵌合部を引き抜く際に前記止水部材に当接させ、その引抜方向の力を前記外周リップに伝えて、前記相手方嵌合部の内周面に固着した前記外周リップを引き剥がす突起部を有し、前記突起部は、前記嵌合部の外周面の周方向に間隔を空けて少なくとも2つ設けることを特徴としている。
ここで、前記嵌合部の外周面の周方向で隣り合う2つの前記突起部は、その内の一方の前記突起部による前記止水部材の撓み変形領域と他方の前記突起部による前記止水部材の撓み変形領域とを重ならせない位置関係に配置することが望ましい。
また、前記嵌合部の外周面の周方向で隣り合う少なくとも2つの前記突起部は、前記嵌合部及び前記止水部材で共通の中心軸の軸線方向に見て、前記中心軸からの位置関係が挟角を成すものとして配置することが望ましい。
また、前記突起部は、前記引抜方向の力で前記止水部材に食い込んで、前記止水部材の変形起点に挟角の谷状の食い込み部を形成させることが望ましい。
また、前記突起部は、前記嵌合部の外周面の周方向における幅よりも前記相手方嵌合部に対する前記嵌合部の挿抜方向における長さが長いことが望ましい。
また、前記ハウジングは、前記嵌合部の外周面の周方向で隣り合う2つの前記突起部の間に、それぞれの前記突起部が前記外周リップを前記相手方嵌合部の内周面から引き剥がすまで前記止水部材を当接させない逃がし空間部を有することが望ましい。
また、前記嵌合部の外周面は、円筒の外周面であり、前記止水部材は、円筒状に成形されることが望ましい。
本発明に係るコネクタは、相手方嵌合部から嵌合部を引き抜く際に、それぞれの突起部で固着状態の外周リップを相手方嵌合部の内周面から局所的に引き剥がし、かつ、それぞれの突起部で相手方嵌合部の内周面からの外周リップの剥離箇所を拡げていくことができるので、その内周面に対する止水部材の固着状態を解消させることができる。よって、このコネクタは、相手方嵌合部から嵌合部を引き抜く際に、止水部材も一緒になって相手方嵌合部から引き抜くことができる。
図1は、相手方嵌合部に取り付けられた実施形態のコネクタを示す斜視図である。 図2は、相手方嵌合部に取り付けられる前の実施形態のコネクタを示す斜視図である。 図3は、図1のX−X線断面の部分拡大図である。 図4は、ハウジングの一部と止水部材を抜き出して径方向の外側から見た図である。 図5は、ハウジングの一部と止水部材の分解斜視図である。 図6は、図5のY−Y線断面図である。 図7は、突起部による止水部材の変形状態の一例を示す概念図である。 図8は、突起部による止水部材の変形過程の一例を示す断面図である。
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図8に基づいて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態のコネクタを示す。このコネクタ1は、内周面521aを有する孔状の相手方嵌合部521の内方に挿入嵌合されて、相手方端子金具(図示略)に電気接続させる(図1及び図2)。コネクタ1は、その孔状の相手方嵌合部521に対して、この相手方嵌合部521の孔軸方向に沿って挿抜させる。相手方嵌合部521は、例えば、孔軸方向に対する直交断面が円形又は長円形を成すものとして形成されている。尚、相手方嵌合部521は、筒状に形成され、その内方の空間に嵌合部21を挿入嵌合させるものであってもよい。
例えば、このコネクタ1は、相手方機器500の相手方端子金具に電気接続させることによって、この相手方機器500と電線Weの先の機器(図示略)との間を電気接続させる(図1及び図2)。その相手方機器500は、金属製の筐体501を備えており、この筐体501の壁体に形成された貫通孔を相手方嵌合部521として利用する。また、この相手方機器500は、その筐体501の内部に端子台又は相手方コネクタ(図示略)を備えている。相手方端子金具は、その端子台又は相手方コネクタが備えるものである。よって、コネクタ1は、相手方嵌合部521の内方に挿入嵌合され、筐体501の内部で端子台又は相手方コネクタの相手方端子金具に電気接続させる。
このコネクタ1は、端子金具10とハウジング20とシールドシェル30とを備える(図1及び図2)。
端子金具10は、金属等の導電性材料で成形される。例えば、この端子金具10は、母材となる金属板に対する折曲げ加工や切断加工等のプレス成形によって所定形状に成形される。この端子金具10は、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続されている。また、この端子金具10は、コネクタ1を相手方嵌合部521に挿入させることによって、端子接続部11を相手方機器500の筐体501の中に収容させる(図1及び図2)。コネクタ1は、その筐体501の中で相手方端子金具に対して端子接続部11を物理的且つ電気的に接続させ、端子金具10と相手方端子金具の電気接続状態を確立させることによって、相手方機器500と電線Weの先の機器との間を電気接続させる。
ハウジング20は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形された収容部材である。このハウジング20は、端子金具10と電線Weを収容させる。そして、このハウジング20においては、その内方で端子金具10が保持され、かつ、電線Weが内方から外方に引き出される。このハウジング20は、内方の端子金具10や電線Weへのノイズの侵入を抑えるべく、外方から金属製のシールドシェル30で覆われている(図1及び図2)。
このハウジング20は、相手方嵌合部521に先端21eから挿入嵌合される嵌合部21を有する(図1から図5)。その嵌合部21は、筒状に形成され、その内方から筒軸方向に沿って端子接続部11を突出させている。
この嵌合部21は、相手方嵌合部521の形状に合わせた円筒状又は筒軸方向に対する直交断面が長円の環状を成す長円の筒状であり、その相手方嵌合部521の孔の大きさよりも小さいものとして形成される。よって、挿入嵌合状態の嵌合部21と相手方嵌合部521との間には、筒状の隙間が形成される。コネクタ1は、その筒状の隙間を介した筐体501の中への水の浸入を抑えるための筒状の止水部材40を備えている(図1から図4)。
その止水部材40は、ゴム等の弾性変形可能な合成樹脂材料で成形される。この止水部材40は、挿入嵌合状態の嵌合部21と相手方嵌合部521との間の筒状の隙間を埋めるべく、嵌合部21の外周面21aに組み付けられる(図3及び図4)。
この止水部材40は、筒状の基部41と、この基部41の内周面から突出させた同軸の環状のリップ(以下、「内周リップ」という。)42と、この基部41の外周面から突出させた同軸の環状のリップ(以下、「外周リップ」という。)43と、を有する(図3及び図4)。この止水部材40においては、基部41の筒軸方向に、内周リップ42と外周リップ43が各々複数並べられている。ここで示す止水部材40は、その内周リップ42と外周リップ43が2つずつ設けられている。この止水部材40は、嵌合部21の外周面21aに組み付けられているときに、内周側の内周リップ42を弾性変形させて嵌合部21の外周面21aに密着させる(図3)。また、この止水部材40は、嵌合部21と相手方嵌合部521とが挿入嵌合状態のときに、外周側の外周リップ43を弾性変形させて相手方嵌合部521の内周面521aに密着させる(図3)。
ここで示す嵌合部21は、円柱状の貫通孔として形成された相手方嵌合部521に合わせて、外径が相手方嵌合部521よりも小径の円筒状に形成されている。つまり、この嵌合部21の外周面21aは、円筒の外周面になっている。そして、止水部材40は、挿入嵌合状態の嵌合部21と相手方嵌合部521との間の円筒状の隙間を埋めるべく、円筒状に成形されている。つまり、ここで示す止水部材40は、円筒状の基部41と、円環状の内周リップ42と、円環状の外周リップ43と、を有している。
ところで、止水部材40は、高温下での使用等で熱の影響を受けることによって、内周リップ42が嵌合部21の外周面21aに固着したり、外周リップ43が相手方嵌合部521の内周面521aに固着したりしてしまう可能性がある。このため、止水部材40は、外周リップ43だけが相手方嵌合部521の内周面521aに固着していたり、相手方嵌合部521の内周面521aに対する外周リップ43の固着力が嵌合部21の外周面21aに対する内周リップ42の固着力よりも大きかったりすると、相手方嵌合部521から嵌合部21を引き抜く際に、止水部材40が嵌合部21から外れて相手方嵌合部521の内周面521aにくっついたまま残ってしまう虞がある。
そこで、このコネクタ1においては、そのような止水部材40の脱落を防ぐべく、ハウジング20に細工を施す。そのハウジング20は、嵌合部21の外周面21aにおける止水部材40よりも先端21e側に、相手方嵌合部521から嵌合部21を引き抜く際に止水部材40に当接させ、その引抜方向の力を外周リップ43に伝えて、相手方嵌合部521の内周面521aに固着した外周リップ43を引き剥がす突起部22を有している(図1から図5)。
その突起部22は、基部41の筒軸方向における先端21e側の端面に対して、その筒軸方向で対向配置させる(図1から図4)。そして、この突起部22は、嵌合部21の外周面21aの周方向に間隔を空けて少なくとも2つ設ける(図1から図6)。
また、この突起部22は、相手方嵌合部521から嵌合部21を引き抜く際に、その基部41の筒軸方向における先端21e側の円環状の端面に対して局所的な力を加えることが可能で、かつ、相手方嵌合部521から嵌合部21を引き抜く際の引抜方向の力で止水部材40に食い込ませることが可能な形状のものとして形成される(図7)。例えば、この突起部22は、その引抜方向の力で止水部材40に食い込んで、この止水部材40の変形起点に挟角の谷状の食い込み部40aを形成させることによって、基部41の円環状の端面に対して局所的な力を加え、その力を外周リップ43に伝達させる。止水部材40の変形起点とは、止水部材40における突起部22が最初に当接して変形し始める部位のことである。ここでは、基部41が変形起点となる。これにより、この突起部22は、相手方嵌合部521の内周面521aに周方向に亘って固着している外周リップ43に対して局所的に力を加え、その外周リップ43を局所的に変形させることができるので(図7及び図8)、その固着している外周リップ43を相手方嵌合部521の内周面521aから部分的に引き剥がすことができる。そして、この突起部22は、その局所的な力を基部41の円環状の端面に加え続けることによって、相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がされた場所を起点にして、外周リップ43におけるその周囲の固着箇所についても相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がしていくことができる。このように、この突起部22は、相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がされた外周リップ43の剥離箇所を拡げていくことができるので、止水部材40を嵌合部21と共に相手方嵌合部521から引き抜くことができる。尚、図8は、その止水部材40の変形過程の一例を表している。また、この図8では、変形前の止水部材40を二点鎖線で表している。
ここで示す突起部22は、嵌合部21の外周面21aの周方向における幅Wよりも相手方嵌合部521に対する嵌合部21の挿抜方向における長さLを長くしている(図1、図2、図4、図5及び図7)。このため、この突起部22は、例えば、その周方向の幅Wを調整することによって、固着状態の外周リップ43の引き剥がしに必要な所望の局所的な力を発生させる形状のものに調整することができる。
また、嵌合部21の外周面21aの周方向で隣り合う2つの突起部22は、その内の一方の突起部22による止水部材40の撓み変形領域40xと他方の突起部22による止水部材40の撓み変形領域40yとを重ならせない位置関係に配置することが望ましい(図7)。例えば、隣り合う2つの突起部22は、その間隔が近すぎた場合、基部41の円環状の端面に対して局所的な力を加え難くなる。このため、隣り合う2つの突起部22は、そのような位置関係に配置することによって、各々から基部41の円環状の端面に対して局所的な力を加えることができるので、固着状態の外周リップ43を効果的に引き剥がすことができる。
また、嵌合部21の外周面21aの周方向で隣り合う少なくとも2つの突起部22は、嵌合部21及び止水部材40で共通の中心軸Pの軸線方向に見て、その中心軸Pからの位置関係が挟角を成すものとして配置することが望ましい(図6)。例えば、その隣り合う少なくとも2つの突起部22は、それぞれの周方向の幅Wの中央と中心軸Pとを結ぶ線の成す角度θが挟角を成すように配置する。これにより、その隣り合う少なくとも2つの突起部22は、それぞれが相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がした外周リップ43の剥離箇所の間で、その外周リップ43を内周面521aに固着させたまま広範囲に亘って残さない。よって、その隣り合う少なくとも2つの突起部22は、例えば、外周リップ43におけるそれぞれの剥離箇所を繋げて、広範囲に剥離箇所を発生させることができるので、止水部材40を嵌合部21と共に相手方嵌合部521から引き抜くことができる。また、その隣り合う少なくとも2つの突起部22は、例えば、外周リップ43におけるそれぞれの剥離箇所の間に固着箇所が残っていたとしても、その固着箇所が小さいので、嵌合部21を引抜方向に引っ張り続けることで、その固着箇所も相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がされるので、止水部材40を嵌合部21と共に相手方嵌合部521から引き抜くことができる。
ここで、止水部材40は、それぞれの突起部22によって全体的に又は部分的に相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がされた後、その突起部22に引っ掛けたまま嵌合部21と共に相手方嵌合部521から引き抜いてもよい。
また、これとは別に、ハウジング20は、それぞれの突起部22によって相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がされた止水部材40に当接させ、この止水部材40に引抜方向の押動力を加える押動突起23を有していてもよい(図1、図2、図4及び図5)。その押動突起23の筒軸方向(嵌合部21の筒軸方向)における止水部材40側の端面の位置は、突起部22における止水部材40側の端面の位置よりも先端21e側で、かつ、それぞれの突起部22が外周リップ43を相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がす前に止水部材40に当接させない場所に設ける。
また、ハウジング20は、嵌合部21の外周面21aの周方向で隣り合う2つの突起部22の間に、それぞれの突起部22が外周リップ43を相手方嵌合部521の内周面521aから引き剥がすまで止水部材40を当接させない逃がし空間部24を有している(図1、図2及び図4から図7)。止水部材40においては、それぞれの突起部22による食い込み部40aの間が、筒軸方向でハウジング20に当接することなく、その逃がし空間部24に逃がされる。このため、その隣り合う2つの突起部22は、各々から基部41の円環状の端面に対して局所的な力を加えることができるので、固着状態の外周リップ43を効果的に引き剥がすことができる。このような逃がし空間部24は、隣り合う突起部22と押動突起23の間にも設けることが望ましい。
ここで示す嵌合部21の外周面21aにおいては、中心軸Pから見た径方向の一方側に、互いに挟角を成して配置された3つの突起部22が設けられ、かつ、中心軸Pから見た径方向の他方側に、互いに挟角を成して配置された3つの突起部22が設けられている(図5)。
また、ここで示す嵌合部21の外周面21aにおいては、周方向における一方の3つの突起部22から成る突起群と他方の3つの突起部22から成る突起群との間に隙間が2箇所設けられている。ここで示す嵌合部21の外周面21aにおいては、そのそれぞれの隙間に押動突起23が1つずつ設けられている。ここで示す押動突起23は、嵌合部21の外周面21aの周方向における幅が相手方嵌合部521に対する嵌合部21の挿抜方向における長さよりも広くなっている。
また、ここで示す嵌合部21は、その先端21eに、外周面21aよりも大径で且つ相手方嵌合部521の孔の大きさよりも小さい円筒状の筒部21bを有している(図1から図5)。この嵌合部21においては、その筒部21bにおける止水部材40側の円環状の端面21bから止水部材40に向けて突起部22と押動突起23を突出させている(図4)。よって、ここで示す嵌合部21においては、隣り合う2つの突起部22と筒部21bの端面21bとで囲まれた空間が逃がし空間部24になる。また、ここで示す嵌合部21においては、隣り合う突起部22と押動突起23と筒部21bの端面21bとで囲まれた空間が逃がし空間部24になる。
以上示したように、本実施形態のコネクタ1は、相手方嵌合部521から嵌合部21を引き抜く際に、それぞれの突起部22で固着状態の外周リップ43を相手方嵌合部521の内周面521aから局所的に引き剥がし、かつ、それぞれの突起部22で相手方嵌合部521の内周面521aからの外周リップ43の剥離箇所を拡げていくことができるので、その内周面521aに対する止水部材40の固着状態を解消させることができる。よって、このコネクタ1は、相手方嵌合部521から嵌合部21を引き抜く際に、止水部材40も一緒になって相手方嵌合部521から引き抜くことができる。
1 コネクタ
10 端子金具
20 ハウジング
21 嵌合部
21a 外周面
21e 先端
22 突起部
24 逃がし空間部
40 止水部材
40a 食い込み部
40x 一方の撓み変形領域
40y 他方の撓み変形領域
43 外周リップ
521 相手方嵌合部
521a 内周面
L 長さ
P 中心軸
W 幅

Claims (7)

  1. 端子金具と、
    前記端子金具が収容され、かつ、孔状の相手方嵌合部に先端から挿入嵌合される嵌合部を有するハウジングと、
    挿入嵌合状態の前記嵌合部と前記相手方嵌合部との間の筒状の隙間を埋めるべく前記嵌合部の外周面に組み付けられ、かつ、外周側の環状の外周リップを弾性変形させて前記相手方嵌合部の内周面に密着させる筒状の止水部材と、
    を備え、
    前記ハウジングは、前記嵌合部の外周面における前記止水部材よりも前記先端側に、前記相手方嵌合部から前記嵌合部を引き抜く際に前記止水部材に当接させ、その引抜方向の力を前記外周リップに伝えて、前記相手方嵌合部の内周面に固着した前記外周リップを引き剥がす突起部を有し、
    前記突起部は、前記嵌合部の外周面の周方向に間隔を空けて少なくとも2つ設けることを特徴としたコネクタ。
  2. 前記嵌合部の外周面の周方向で隣り合う2つの前記突起部は、その内の一方の前記突起部による前記止水部材の撓み変形領域と他方の前記突起部による前記止水部材の撓み変形領域とを重ならせない位置関係に配置することを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記嵌合部の外周面の周方向で隣り合う少なくとも2つの前記突起部は、前記嵌合部及び前記止水部材で共通の中心軸の軸線方向に見て、前記中心軸からの位置関係が挟角を成すものとして配置することを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記突起部は、前記引抜方向の力で前記止水部材に食い込んで、前記止水部材の変形起点に挟角の谷状の食い込み部を形成させることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
  5. 前記突起部は、前記嵌合部の外周面の周方向における幅よりも前記相手方嵌合部に対する前記嵌合部の挿抜方向における長さが長いことを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングは、前記嵌合部の外周面の周方向で隣り合う2つの前記突起部の間に、それぞれの前記突起部が前記外周リップを前記相手方嵌合部の内周面から引き剥がすまで前記止水部材を当接させない逃がし空間部を有することを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載のコネクタ。
  7. 前記嵌合部の外周面は、円筒の外周面であり、
    前記止水部材は、円筒状に成形されることを特徴とした請求項1から6の内の何れか1つに記載のコネクタ。
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