JP2021135874A - 広告効果判定システムおよびデータ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】広告効果を精度よく計測することを可能とした広告効果判定システムを提供する。【解決手段】ユーザによる広告に対する操作に基づいてリクエストがあったとき、リバースプロキシ31が当該リクエストを計測サーバ40に振り分けるステップと、リバースプロキシ31を通じてリクエストがあったとき、計測サーバ40がユニークIDを発行し、ユニークIDを含むクッキーを発行するステップと、リバースプロキシ31がクッキーを広告主ドメインを含むクッキーに変更し、変更後のクッキーがユーザのブラウザ11に保存されるようにするステップと、コンバージョンページからリバースプロキシ31を通じてリクエストがあったときに、計測サーバ40がクッキーにユニークIDが含まれているかを判定し広告効果を計測するステップとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、クッキー(Cookie)を用いた広告効果判定システムおよびデータ処理方法に関する。
広告効果判定システムでは、クッキーを用いてユーザのページ遷移を追跡することが行われている(特許文献1参照)。
特開2019−159686号公報
ところで、近年、ユーザのプライバシ保護の観点からクッキーの利用が制限されてきている。クッキーには、発行元が広告主であるファーストパーティークッキーと、広告主以外が発行元であるサードパーティクッキーとがあるところ、サードパーティクッキーに対する制限は極めて厳しくなってきている。このため、従来の広告効果判定システムでは、サードパーティクッキーを利用してページ遷移をトラッキングしているため、広告効果を漏れなく計測することが困難になってきている。
本発明は、広告効果を精度よく計測することを可能とした広告効果判定システムおよびデータ処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する広告効果判定システムは、ユーザによる広告に対する操作に基づいてリクエストがあったとき、当該リクエストを計測手段に振り分けるリバースプロキシと、前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったとき、ユニークIDを発行し、前記ユニークIDを含むクッキーを発行する前記計測手段とを備え、前記リバースプロキシは、前記クッキーに含まれる前記計測手段のドメインを広告主のドメインに変更し、変更後のクッキーがユーザ端末に保存されるようにし、前記計測手段は、コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったときに、クッキーに前記ユニークIDが含まれているかを判定し広告効果を計測する。
上記構成によれば、リバースプロキシにおいて、計測手段で発行されたクッキーに含まれる計測手段のドメインを広告主のドメインに変更する。これにより、ユーザ端末でのサードパーティクッキーのブロックが関係なくなる。したがって、クッキーに含まれるユニークIDで、計測手段において、広告効果を精度よく広告効果を測定することができる。
上記広告効果判定システムにおいて、前記リバースプロキシは、前記広告に対する操作に基づいたリクエストを前記計測手段に振り分ける第1エントリURLが設定される第1設定部と、前記計測手段のドメインを前記広告主のドメインに変更する設定がされる第2設定部と、前記コンバージョンページからのリクエストを前記計測手段に振り分ける第2エントリURLが設定される第3設定部とを備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、第1設定部、第2設定部および第3設定部の設定を、通常広告主が管理するリバースプロキシで行うことができる。したがって、広告主がこれらの設定を管理することができる。
上記広告効果判定システムにおいて、前記計測手段は、前記ユニークIDの発行時、前記ユニークIDをデータベースに登録し、前記コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてリクエストがあった場合において、クッキーに、前記データベースに登録された前記ユニークIDが含まれているとき、前記広告効果が得られたと判定するようにしてもよい。上記構成によれば、コンバージョンページに至ったユーザのクッキーにユニークIDが含まれるかどうかで広告効果を測定できる。
上記課題を解決するデータ処理方法は、ユーザによる広告に対する操作に基づいてリクエストがあったとき、リバースプロキシが当該リクエストを計測手段に振り分けるステップと、前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったとき、前記計測手段がユニークIDを発行し、前記ユニークIDを含むクッキーを発行するステップと、前記リバースプロキシが前記クッキーを広告主ドメインを含むクッキーに変更し、変更後のクッキーがユーザ端末に保存されるようにするステップと、コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったときに、前記計測手段がクッキーに前記ユニークIDが含まれているかを判定し広告効果を計測するステップとを備える。
上記データ処理方法において、前記ユニークIDの発行時に、前記ユニークIDをデータベースに登録するステップと、前記コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてアクセスがあった場合において、クッキーに前記ユニークIDが含まれているとき、前記広告効果が得られたと判定するステップとを備えるようにしてもよい。
本発明によれば、広告効果を精度よく計測することができる。
広告効果判定システムのブロック図。 広告効果判定システムのフローチャート。
以下、本発明が適用された広告効果判定システムについて、図1〜図2を参照して説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、広告効果判定システムは、ユーザ端末10と、広告サーバ20と、広告主サーバ30と、計測サーバ40と、データベース50とを備えている。これらの装置は、通信回線を介して接続されている。
ユーザ端末10は、ユーザが所有するスマートフォン、タブレットなどの携帯型の情報処理装置、ラップトップパソコン、デスクトップパソコンなどの情報処理装置である。このようなユーザ端末10は、CPU、ROM、RAM、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)、表示パネル、タッチパネル、ネットワークIFなどを備えている。ユーザ端末10は、ウェブページを閲覧するためのソフトウェアであるブラウザ11を備えている。ブラウザ11は、所定のウェブページにアクセスした際、表示パネルに当該ウェブページを表示する。
この際、ブラウザ11は、ウェブサーバで発行されたクッキーを、ブラウザ11の状態を継続的に管理するための情報を保存する領域に保存し、2回目以降にアクセスした際に、クッキーをウェブサーバに送信する。クッキーには、発行元が広告主であるファーストパーティークッキーと、広告主以外が発行元であるサードパーティクッキーがあるところ、ブラウザ11は、サードパーティクッキーをブロックする機能を有しているものもある。
広告サーバ20は、通常のサーバコンピュータであって、httpサーバである。すなわち、CPU、ROM、RAM、SSD、HDD、ネットワークIFなどを備えている。広告サーバ20は、広告掲載ページ21などが開設されている。広告掲載ページ21には、広告主からの依頼に基づいた広告であるバナー22が多数設けられている。各バナー22には、広告主のランディングページ36のURL(Uniform Resource Locator)に対して付加情報が付加されたURLが設定されている。ここで、付加情報としては、広告掲載ページを特定するための情報、クリックされた広告を特定するためのリンク先情報などである。
広告主サーバ30も、通常のサーバコンピュータであって、httpサーバである。広告主サーバ30は、広告掲載ページ21のバナー22とリンクされたランディングページ36や完了ページであるコンバージョンページ37などが設けられている。
広告主サーバ30は、ユーザ端末10からのアクセスを受け付けるリバースプロキシ31を備えている。ユーザ端末10が最初にアクセスするランディングページ36にリクエストがあったとき、リバースプロキシ31は、リクエストを計測サーバ40に振り分けるための第1設定部32を備えている。第1設定部32は、広告掲載ページ21のバナー22に対する操作に基づいたリクエストがあったとき計測サーバ40に振り分けるための第1エントリURLが設定されている。一例として、第1エントリURLは、「http://is.aaatrade.net/cgi-bin/isatV2/タグ名/entryV2.cgi」と設定される。
リバースプロキシ31は、さらに計測サーバ40で発行されたクッキーに含まれる計測サーバのドメインを広告主のドメインに変更する第2設定部33を備えている。例えば、第2設定部33では、計測サーバ40のドメインである「is.aaatrade.net」を広告主のドメインである「bbb.com」に変更する設定がされている。これにより、ブラウザ11では、サードパーティクッキーがファーストパーティークッキーとして取り扱われるようになる。
計測手段としての計測サーバ40は、いわゆるアフィリエイトサーバである。計測サーバ40は、ユーザ端末10からリバースプロキシ31を経由して第1エントリURLにアクセスがあったとき、クッキーを解析部で解析する。そして、計測サーバ40は、最初のアクセスの場合に、識別データとしてのユニークID「xyz」を発行し、ユニークID「xyz」をデータベース50に登録するユニークID発行部として機能する。また、計測サーバ40は、ユニークIDを含むドメインクッキーを発行するクッキー発行部として機能し、発行したクッキーをリバースプロキシ31に返す。ここで、クッキーには、計測装置のドメイン、クリックされた広告を特定するためのリンク先情報などを含めたリダイレクト情報を含める。
コンバージョンページ37には、コンバージョンタグが埋め込まれている。コンバージョンタグに従ってユーザ端末10からリクエストがあったとき、リバースプロキシ31は、リクエストを計測サーバ40に振り分ける第3設定部34を備えている。第3設定部34は、コンバージョンタグに従ってユーザ端末10からリクエストがあったとき計測サーバ40に振り分けるための第2エントリURL設定されている。一例として、第2エントリURLは、「https://is.aaatrade.net/cgi-bin/isatV2/タグ名/isatWeaselV2.cgi」と設定される。
また、計測サーバ40は、コンバージョンページ37に到達したかを判定する判定部を備えている。具体的に、計測サーバ40は、リバースプロキシ31を経由して第2エントリURLにアクセスがあったとき、クッキーの中に、データベース50に登録されているユニークID「xyz」が含まれているかを判定する。そして、計測サーバ40は、ユニークID「xyz」が含まれているとき、広告効果があったと判断し、広告効果の計測データを更新する。
データベース50は、最初にユーザ端末10からリバースプロキシ31を経由して第1エントリURLにアクセスがあったとき、計測サーバ40が発行するユニークID「xyz」を登録する。計測サーバ40は、コンバージョンタグに従ってユーザ端末10からリクエストがあったとき、データベース50にアクセスし、クッキーの中に、登録済みユニークID「xyz」が含まれているかを判断する。
次に、広告効果判定システムの作用について説明する。
ユーザ端末10は、広告サーバ20にアクセスし、ブラウザ11で広告掲載ページ21を表示している。ユーザは、ステップS1において、マウスやタッチパネルを操作して所望のバナー22をクリックすると、ステップS2において、ユーザ端末10は、広告主サーバ30のランディングページ36に対してリダイレクトする。ここで、ユーザ端末10は、リバースプロキシ31の第1設定部32の設定に従って、広告主サーバ30にアクセスすることによって、自動的に計測サーバ40にもアクセスされる仕組みとなっている。
ステップS3において、計測サーバ40は、受け取ったクッキーを解析し、データベース50にクッキーに登録済みユニークID「xyz」が無いとき、新たな固有のユニークID「xyz」を発行し、データベース50に登録する。あわせて、計測サーバ40は、発行したユニークID「xyz」および計測サーバ40のドメインを含むクッキーを発行し、広告主サーバ30を経由して、ユーザ端末10に返す。この際、クリックされた広告を特定するためのリンク先情報などを含めたリダイレクト情報も生成する。リバースプロキシ31は、第2設定部33の設定に従って、クッキーに含まれている計測サーバ40のドメイン「is.aaatrade.net」を、広告主のドメイン「bbb.com」に変更し、ユーザ端末10に返す。
ステップS4において、ユーザ端末10のブラウザ11は、クッキーを保存する。この後、ステップS5において、ユーザ端末10は、リダイレクト情報に基づき、広告主サーバ30に対してリダイレクトし、ブラウザ11は、ステップS6において、表示パネルにランディングページ36を表示する。この際、ブラウザ11に保存されているクッキーには、サードパーティクッキーとなる「is.aaatrade.net」は含まれておらず、含まれるのはファーストパーティークッキーである「bbb.com」である。したがって、以後、ランディングページ36など広告主がドメインのウェブページにアクセスする際に、ブラウザ11によって、サードパーティクッキーが影響しなくなる。
ユーザは、ユーザ端末10を通じて種々の操作を行って商品の購入やアンケートを完了すると、ユーザ端末10は、ステップS7において、ブラウザ11で例えば、コンバージョンページ37を表示する。ステップS8において、コンバージョンページ37に埋め込まれているコンバージョンタグによって広告効果の計測のため、広告主サーバ30にアクセスする。この際、ブラウザ11に保存されているクッキーを送信する。すると、ユーザ端末10は、広告主サーバ30にアクセスすることによって、リバースプロキシ31の第3設定部34の設定に従って、自動的に計測サーバ40にアクセスする。
ステップS9において、計測サーバ40は、データベース50にアクセスし、受信したクッキーの中に、データベース50の登録済みのユニークID「xyz」があるかどうかを確認する。そして、計測サーバ40は、ステップS10において、広告効果の計測データを更新する。計測サーバ40は、ユニークIDの登録があったとき、広告効果が得られたものとして、計測データを更新する。
上記広告効果判定システムによれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)リバースプロキシ31において、計測サーバ40で発行されたクッキーに含まれる計測サーバのドメイン「is.aaatrade.net」を広告主のドメイン「bbb.com」に変更する。したがって、ブラウザ11に、サードパーティクッキーをブロックする機能があっても、クッキーに含まれるユニークIDで、計測サーバ40において、広告効果を精度よく測定することができる。
(2)第1設定部32、第2設定部33および第3設定部34の設定をリバースプロキシ31で行うことができる。したがって、広告主がこれらの設定を管理することができる。
(3)SSLの処理をリバースプロキシ31に集約することができる。
なお、上記広告効果判定システムは、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・広告サーバ20および広告主サーバ30は同じサーバであってもよい。また、広告主サーバ30と計測サーバ40は、同じサーバであってもよい。
10…ユーザ端末
11…ブラウザ
20…広告サーバ
21…広告掲載ページ
22…バナー
30…広告主サーバ
31…リバースプロキシ
32…第1設定部
33…第2設定部
34…第3設定部
36…ランディングページ
37…コンバージョンページ
40…計測サーバ
50…データベース

Claims (5)

  1. ユーザによる広告に対する操作に基づいてリクエストがあったとき、当該リクエストを計測手段に振り分けるリバースプロキシと、
    前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったとき、ユニークIDを発行し、前記ユニークIDを含むクッキーを発行する前記計測手段とを備え、
    前記リバースプロキシは、前記クッキーに含まれる前記計測手段のドメインを広告主のドメインに変更し、変更後のクッキーがユーザ端末に保存されるようにし、
    前記計測手段は、コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったときに、クッキーに前記ユニークIDが含まれているかを判定し広告効果を計測する
    広告効果判定システム。
  2. 前記リバースプロキシは、前記広告に対する操作に基づいたリクエストを前記計測手段に振り分ける第1エントリURLが設定される第1設定部と、前記計測手段のドメインを前記広告主のドメインに変更する設定がされる第2設定部と、前記コンバージョンページからのリクエストを前記計測手段に振り分ける第2エントリURLが設定される第3設定部とを備える
    請求項1に記載の広告効果判定システム。
  3. 前記計測手段は、前記ユニークIDの発行時、前記ユニークIDをデータベースに登録し、前記コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてリクエストがあった場合において、クッキーに、前記データベースに登録された前記ユニークIDが含まれているとき、前記広告効果が得られたと判定する
    請求項1または2に記載の広告効果判定システム。
  4. ユーザによる広告に対する操作に基づいてリクエストがあったとき、リバースプロキシが当該リクエストを計測手段に振り分けるステップと、
    前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったとき、前記計測手段がユニークIDを発行し、前記ユニークIDを含むクッキーを発行するステップと、
    前記リバースプロキシが前記クッキーを広告主ドメインを含むクッキーに変更し、変更後のクッキーがユーザ端末に保存されるようにするステップと、
    コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてリクエストがあったときに、前記計測手段がクッキーに前記ユニークIDが含まれているかを判定し広告効果を計測するステップとを備える
    データ処理方法。
  5. 前記ユニークIDの発行時に、前記ユニークIDをデータベースに登録するステップと、
    前記コンバージョンページから前記リバースプロキシを通じてアクセスがあった場合において、クッキーに前記ユニークIDが含まれているとき、前記広告効果が得られたと判定するステップと
    を備える請求項4に記載のデータ処理方法。
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