JP2021135633A - 通信制御装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行支援のための通信トラフィックを抑制する。【解決手段】車両に搭載される通信制御装置であって、前記車両と前方車両との距離、または前記車両と後方車両との距離を検出する距離検出部と、前記車両と異なる走行路を走行する他の車両から応答要求パケットを受信する受信部と、前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かに基づき、前記応答要求パケットに応答するか否かを判定する応答制御部と、を備える、通信制御装置。【選択図】図2

Description

本発明は、通信制御装置およびプログラムに関する。
従来、複数の道路が合流する合流地点における車両の衝突を抑制するための技術が研究されている。例えば、支線道路を走行する合流車両が本線道路を走行する被合流車両(本線車両)の速度および位置を広域無線通信または車車間通信を利用して取得し、本線車両の速度および位置に基づいて合流のための走行計画を算出する技術が知られている。
また、特許文献1〜特許文献4にも車両の合流を支援するための技術が開示されている。例えば、特許文献1には、合流車両がどの本線車両の前方で本線車両に合流するかを容易に判断可能とするための技術が開示されている。また、特許文献2には、サーバを介して合流車両と被合流車両が通信する技術であって、サーバ側で被合流車両の動きを把握して合流車両がどのように合流するかを決定する技術が開示されている。また、特許文献3には、他の車両同士が通信を行っている時は、車両が自車情報を送信する頻度を下げる技術が開示されている。また、特許文献4には、合流地点で、自車が通信可能な車両のうち、条件に合致した車両をリスト化して通信を行う技術が開示されている。
特開2017−207812号公報 特開2017−117186号公報 特開2017−146089号公報 特開2017−196651号公報
しかし、各車両がパケットを送信する場合、車両の走行密度に比例して通信トラフィックが増大する。通信トラフィックが増大すると、通信品質の劣化、およびパケット損失などが発生してしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、車両の走行支援のための通信トラフィックを抑制することが可能な、新規かつ改良された通信制御装置およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、車両に搭載される通信制御装置であって、前記車両と前方車両との距離、または前記車両と後方車両との距離を検出する距離検出部と、前記車両と異なる走行路を走行する他の車両から応答要求パケットを受信する受信部と、前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かに基づき、前記応答要求パケットに応答するか否かを判定する応答制御部と、を備える、通信制御装置が提供される。
前記応答制御部は、前記応答要求パケットに応答すると判定した場合に、前記車両の位置情報を含む応答パケットを生成してもよい。
前記応答パケットは、さらに、前記車両の速度情報、および前記距離検出部により検出された距離を示す距離情報を含んでもよい。
前記距離検出部は、前記車両と前記前方車両との距離である前方車間距離、および前記車両と前記後方車両との距離である後方車間距離の双方を検出し、前記応答制御部は、前記前方車間距離および前記後方車間距離の双方が前記閾値以下であることに基づき前記応答要求パケットに応答すると判定し、前記前方車間距離または前記後方車間距離の少なくとも一方が前記閾値を上回ることに基づき前記応答要求パケットに応答しないと判定してもよい。
前記応答要求パケットは、応答要求エリアを示すエリア情報を含み、前記応答制御部が前記応答要求パケットに応答すると判定する条件は、前記車両が前記応答要求エリアに含まれていることを含んでもよい。
前記応答制御部は、前記車両が前記応答要求エリアにおける先頭車両または最後尾車両に該当する可能性がある場合には、前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かによらず、前記応答要求パケットに応答すると判定してもよい。
前記車両は第1の走行路を走行しており、前記他の車両は前記第1の走行路と合流する第2の走行路を走行しており、前記応答要求エリアは、前記他の車両が前記第1の走行路と前記第2の走行路との合流地点に近づくにつれて狭くなってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、車両に搭載される通信制御装置であって、前記車両と前方車両との距離、または前記車両と後方車両との距離を検出する距離検出部と、前記車両と異なる走行路を走行する他の車両から応答要求パケットを受信する受信部と、前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かに基づき、前記応答要求パケットに応答するか否かを判定する応答制御部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、車両に搭載される通信制御装置であって、前記車両が走行している第1の走行路と合流する第2の走行路における応答要求エリアを示すエリア情報を含む応答要求パケットを送信する送信部と、前記応答要求パケットを受信し、前記応答要求エリア内に存在する他の車両から、前記他の車両の位置情報を含む応答パケットを受信する受信部と、前記応答パケットに含まれる前記他の車両の位置情報に基づき、前記車両の走行計画を算出する算出部と、を備え、前記応答要求エリアは、前記車両が前記第1の走行路と前記第2の走行路との合流地点に近づくにつれて狭くなる、通信制御装置が提供される。
前記通信制御装置は、前記算出部が算出した前記走行計画を前記車両の運転手に伝えるインタフェースをさらに備えてもよい。
以上説明した本発明によれば、車両の走行支援のための通信トラフィックを抑制することが可能である。
互いに合流する道路における車両の走行状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態による合流支援通信装置200の構成を示す説明図である。 第1の時点における車両20の走行状態を示す説明図である。 第2の時点における車両20の走行状態を示す説明図である。 本線車両に搭載された合流支援通信装置200の動作を示すフローチャートである。 条件1の応答判定を示すフローチャートである。 条件2の応答判定を示すフローチャートである。 第1の変形例による条件2の応答判定を示すフローチャートである。 第2の変形例による条件2の応答判定を示すフローチャートである。 車両20の走行状態を示す説明図である。 第5の変形例による合流支援通信装置202の構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成を、必要に応じて車両20A、20Bおよび20Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。例えば、車両20A、20Bおよび20Cを特に区別する必要が無い場合には、各車両を単に車両20と称する。
<1.合流支援システムの概要>
本発明の一実施形態は、車両の運転を支援するためのシステムであって、特に、複数の道路が合流する合流地点における車両の衝突を抑制するための合流支援システムに関する。以下、図1を参照して、本発明の一実施形態による合流支援システムの概要を説明する。
図1は、互いに合流する道路における車両の走行状態を示す説明図である。図1に示した例では、第1の走行路である支線道路12が、第2の走行路である本線道路14に合流している。また、支線道路12を車両20Aが走行しており、本線道路14を車両20B〜20Iが走行している。車両20Aは、図1に示した状態の後も支線道路12で走行を続け、合流地点において本線道路14に入ることにより、本線道路14を走行する車両20に合流する。なお、本明細書では、支線道路12を走行する車両を合流車両と称し、本線道路14を走行する車両を本線車両2と称する場合もある。
本発明の一実施形態による各車両20は、通信制御装置の一例として、合流支援通信装置200を搭載している。合流支援通信装置200は、他の車両20に搭載された他の合流支援通信装置200と広域無線通信または車車間通信などの無線通信によりパケットを送受信することが可能である。なお、合流支援通信装置200が行うパケットの送受信を、説明の便宜上、本明細書では車両20によるパケットの送受信として説明する場合がある。
例えば、合流車両が合流地点に接近した場合、当該合流車両に搭載された合流支援通信装置200は、本線車両に応答を要求する応答要求パケットを送信する。そして、合流支援通信装置200は、応答要求パケットに応答する応答パケットを本線車両から受信し、当該応答パケットから本線車両の位置および速度などの情報を取得することにより、合流のための計画を算出する。
ここで、応答要求パケットは応答要求エリアを示すエリア情報を含む。図1に示した例では、合流支援通信装置200Aが応答要求エリアPを示すエリア情報を含む応答要求パケットを送信する。この場合、応答要求エリアPに位置する車両20E〜20Iが応答パケットを送信する候補となる。
しかし、応答要求エリアPに位置する車両20が応答パケットを送信する構成では、車両20の走行密度に比例して通信トラフィックが増大する。通信トラフィックが増大すると、通信品質の劣化、およびパケット損失などが発生してしまう。結果、合流支援通信装置200が応答パケットを十分に取得できず、合流計画を適切に算出することが困難になりかねない。
そこで、本件発明者は上記事情を一着眼点にして本発明の一実施形態を創作するに至った。本発明の一実施形態によれば、応答パケットの送信による通信トラフィックの増大を抑制することが可能である。以下、このような本発明の一実施形態による合流支援通信装置200の構成および動作を順次詳細に説明する。
<2.合流支援通信装置の構成>
図2は、本発明の一実施形態による合流支援通信装置200の構成を示す説明図である。図2に示したように、本発明の一実施形態による合流支援通信装置200は、無線通信部210、自車両情報検出部220、周辺車両情報検出部230、要求制御部240、応答制御部250および車両制御部260を備える。
(無線通信部)
無線通信部210は、他の車両20と車車間通信を行う構成である。無線通信部210は、パケットの送信のための信号処理、およびパケットの受信のための信号処理を行う機能を有する。例えば、合流車両に搭載された合流支援通信装置200の無線通信部210は、要求制御部240により生成された応答要求パケットをブロードキャストにより送信する送信部、および、本線車両から送信された応答パケットを受信する受信部として機能する。無線通信部210は、応答パケットを受信すると、応答パケットに含まれる情報を要求制御部240に出力する。また、本線車両に搭載された合流支援通信装置200の無線通信部210は、合流車両から送信された応答要求パケットを受信する受信部、および、応答パケットを合流車両に送信する送信部として機能する。無線通信部210は、応求要求パケットを受信すると、応答要求パケットに含まれる情報を応答制御部250に出力する。
(自車両情報検出部)
自車両情報検出部220は、合流支援通信装置200を搭載する車両20(すなわち、自車両)の情報を検出する。例えば、自車両情報検出部220は、自車両の位置、速度および合流地点までの距離を取得する。このような自車両情報検出部220は、汎用的に車両に搭載されている車速パルス発生器や慣性センサ(加速度センサ、ジャイロスコープ)、カーナビゲーションで利用される地図情報、またはGNSS(Global Navigation Satellite System)などを有してもよい。
(周辺車両情報検出部)
周辺車両情報検出部230は、自車両の周辺を走行する他の車両20の情報を検出する。例えば、周辺車両情報検出部230は、自車両の前方を走行する前方車両との車間距離、および自車両の後方を走行する後方車両との車間距離を検出する距離検出部として機能する。このような周辺車両情報検出部230は、例えば、運転支援または自動運転を実現するために利用されることがある自律センサ(カメラ、レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging)等)を有してもよい。
(要求制御部)
要求制御部240は、主に、無線通信部210および自車両情報検出部220などから得られた情報に基づき、応答要求パケットの送信を制御する機能を有する。具体的には、要求制御部240は、図2に示したように、応答要求エリア算出部242、応答要求パケット生成部244、応答パケット記憶部246および計画算出部248の機能を有する。これら要求制御部240の機能は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのハードウェアとソフトウェアとの協働により実現され得る。なお、要求制御部240は、主に自車両が合流車両である場合に動作する。
応答要求エリア算出部242は、合流車両である自車両が合流地点に接近した場合に、応答要求エリアを算出し、応答要求エリアを示すエリア情報を応答要求パケット生成部244に出力する。応答要求エリア算出部242は、例えば合流地点までの道路上での距離が閾値未満になった場合に応答要求エリアを算出してもよい。応答要求エリアは、自車両と同時または近い時刻に合流地点に到達し得る本線車両を含むエリアである。応答要求エリア算出部242が算出する応答要求エリアは、合流車両である車両20が合流地点に近づくにつれて狭くなる。以下、このような応答要求エリア算出部242による応答要求エリアの算出例を説明する。以下では、簡単のために、合流車両が応答要求パケットの送信時の速度を維持すると仮定する。
現時刻の合流車両の速度をvs、合流地点までの距離をxjoin、とすれば、合流地点までの到達予定時間tjoinは、式(1)として示すことができる。

tjoin=xjoin/vs (1)
次に、本線車両の走行速度をvmainとすれば、合流車両と同時に合流地点に到達する本線車両がある場合、当該本線車両の現時刻における合流地点からの距離xmainは、式(2)として示すことができる。なお、本線車両の走行速度vmainは、応答パケット記憶部246に記憶されている1または2以上の本線車両から受信された応答パケットに含まれる速度情報が示す速度の平均値であってもよい。

xmain=vmain×tjoin (2)
合流車両が適切な合流地点を選択できるよう、本線車両の位置、速度の誤差等があることを想定し、応答要求エリア算出部242は、xmainを基準に上流および下流に任意の幅を持たせた範囲を応答要求エリアとして算出する。具体的には、応答要求エリアの上流端xup、下流端xdownは、幅Δxmainを用いて、以下の式(3)および(4)のように表現される。

xup=xmain+Δxmain (3)
xdown=xmain−Δxmain (4)
ここで、合流車両が合流地点に近づくにつれて距離xmainの誤差が小さくなることが期待されるので、合流車両が合流地点に近づくにつれて応答要求エリアが狭くなるよう、式(5)に示すように、幅Δxmainには例えばtjoinに比例する一次関数が適用される。

Δxmain=a×tjoin+b (5)
式(5)におけるaおよびbは、本線車両の位置、速度の誤差を考慮して設計されてもよいし、本説明では考慮していない合流車両の速度調整を反映して設計されてもよい。
応答要求エリア算出部242は、合流車両が合流地点に接近してから合流が完了するまで、上述した方法によりxupおよびxdownを周期的に算出する。そして、応答要求エリア算出部242は、算出されたxupおよびxdownを、本線車両が認識できる形式(例えば、緯度経度形式)に都度変換し、変換により得られたエリア情報を応答要求パケット生成部244に出力する。
なお、エリア情報を含む応答要求パケットが初めて送信される場合、または本線車両が存在せずに応答パケットが返ってこない場合、応答パケット記憶部246に本線車両の情報が記憶されていないので、応答要求エリア算出部242は本線車両の走行速度vmainとして事前に設計された値を用いてもよい。
応答要求パケット生成部244は、応答要求エリア算出部242から入力されたエリア情報を格納した応答要求パケットを生成し、当該応答要求パケットのブロードキャストを無線通信部210に指示する。
応答パケット記憶部246は、無線通信部210により受信された応答パケットに含まれる情報を記憶する。無線通信部210は、複数の車両20から複数回に亘って応答パケットを受信し得るので、応答パケット記憶部246は、複数の車両20の各々について複数の応答パケットに含まれる情報を記憶できるように構成される。なお、応答パケットに含まれる情報としては、応答元の車両20の位置情報、速度情報、前方車両との車間距離、および後方車両との車間距離などが挙げられる。
計画算出部248は、応答パケット記憶部246に記憶されている情報および自車両情報検出部220により検出された自車両の情報などに基づき、自車両が本線車両に合流するための走行計画を算出する。例えば、計画算出部248は、本線道路14における本線車両の走行位置の分布に基づき、自車両が合流することが困難な範囲を特定する。そして、計画算出部248は、他の範囲である合流候補範囲内で本線車両に合流するための自車両の速度を算出する。以下、図3および図4を参照して、計画算出部248による走行計画の算出の具体例を、上述した応答要求エリアの算出の具体例と共に説明する。
図3は、第1の時点における車両20の走行状態を示す説明図である。図4は、第1の時点よりも後の第2の時点における車両20の走行状態を示す説明図である。
図3に示した走行状態においては、車両20Aに搭載された合流支援通信装置200Aは、応答要求エリアP1を示すエリア情報が格納された応答要求パケットを送信する。応答要求エリアP1には、車両20E〜車両20Iが含まれる。これら車両20E〜車両20Iのうちで、後述する条件1または条件2を満たす車両20E、車両20Hおよび車両20Iが応答パケットを送信する。
合流支援通信装置200Aの計画算出部248は、受信された応答パケットから、自車両が合流することが困難な範囲として、車両20Hおよび車両20Iを含む範囲S1および車両20Eを含む範囲S3を特定する。そして、計画算出部248は、合流候補範囲である範囲S2内で本線車両に合流するための車両20Aの速度を算出する。すなわち、計画算出部248は、範囲S2が合流地点に到達する時刻と車両20Aが合流地点に到達する時刻とが合うように車両20Aの速度を算出し、車両制御部260に当該速度に基づく速度調整を指示する。なお、応答パケットを送信したいずれかの車両20の速度または複数の車両20の平均速度などを範囲S2の移動速度として扱ってもよい。また、合流候補範囲が複数ある場合、計画算出部248は任意の規則に従って1つの範囲を選択してもよい。
その後、図4に示したように車両20Aが合流地点にさらに近づくと、合流支援通信装置200Aは、応答要求エリアP2を示すエリア情報が格納された応答要求パケットを送信する。応答要求エリアP2は、応答要求エリアP1よりも狭い。応答要求エリアP2には、車両20Eおよび車両20Fが含まれる。これら車両20Eおよび車両20Fは、共に後述する条件1を満たすので、応答パケットを送信する。
合流支援通信装置200Aの計画算出部248は、受信された応答パケットから、自車両が合流することが困難な範囲として、車両20Eの周辺範囲および車両20Fの周辺範囲を特定し、合流候補範囲である範囲S4内で本線車両に合流するための自車両の速度を算出する。すなわち、計画算出部248は、範囲S4が合流地点に到達する時刻と車両20Aが合流地点に到達する時刻とが合うように車両20Aの速度を算出し、車両制御部260に当該速度に基づく速度調整を指示する。このように、本発明の一実施形態による合流支援通信装置200は、本線車両の情報の収集と、自車両の速度調整を周期的に実行することで、本線道路14において空いている範囲に自車両が合流することを可能とする。
(応答制御部)
応答制御部250は、無線通信部210、自車両情報検出部220および周辺車両情報検出部230などから得られた情報に基づき、応答パケットに応答するか否かを判定する機能を有する。具体的には、応答制御部250は、図2に示したように、応答要求パケット記憶部252、応答判定部254および応答パケット生成部256の機能を有する。これら応答制御部250の機能は、CPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアとソフトウェアとの協働により実現され得る。なお、応答制御部250は、主に自車両が本線車両である場合に動作する。
応答要求パケット記憶部252は、無線通信部210により受信された応答要求パケットに含まれる情報を記憶する。無線通信部210は、複数の車両20から複数回に亘って応答要求パケットを受信し得るので、応答要求パケット記憶部252は、複数の車両20の各々について複数の応答要求パケットに含まれる情報を記憶できるように構成される。
応答判定部254は、合流車両から応答要求パケットが受信された場合に、当該応答要求パケットに応答するか否かを判定する。応答判定部254は、応答要求パケットに応答すると判定した場合に、応答パケット生成部256に応答パケットの生成を指示する。
応答パケット生成部256は、応答判定部254から応答パケットの生成を指示されると、自車両情報検出部220により検出された自車両の位置情報および速度情報と、周辺車両情報検出部230により検出された前方車両との車間距離および後方車両との車間距離が格納された応答パケットを生成する。そして、応答パケット生成部256は、当該応答パケットの送信を無線通信部210に指示する。
ここで、応答判定部254による応答判定を具体的に説明する。合流車両側は、図3および図4を参照して説明したように、合流が困難である範囲を特定し、合流地点に近づくにつれて他の合流候補範囲を徐々に絞り込めていければよい。このような観点から、以下の条件1または条件2が満たされる場合に、自車両の情報が合流車両にとって優先的に必要な情報であると考えられることから、応答判定部254は、以下の条件1または条件2が満たされる場合に応答要求パケットに応答すると判定する。
条件1:自車両が応答要求エリア内の先頭車両または最後尾車両に該当する可能性がある。
条件2:前方車両との車間距離、および後方車両との車間距離が共に閾値以下である。
図3に示した走行状態では、応答要求エリアP1内の先頭車両である車両20Eの応答判定部254は、条件1が満たされることから、応答要求パケットに応答すると判定する。また、応答要求エリアP1内の最後尾車両である車両20Iの応答判定部254は、条件1が満たされることから、応答要求パケットに応答すると判定する。また、前方車両および後方車両のいずれとも接近している車両Hの応答判定部254は、条件2が満たされることから、応答要求パケットに応答すると判定する。一方、車両20Fおよび車両20Gは応答要求エリアP1内に位置するものの、車両20Fおよび車両20Gについては条件1および条件2のいずれも満たされないので、車両20Fおよび車両20Gの応答判定部254は応答要求パケットに応答しないと判定する。結果、応答パケットの送信による通信トラフィックの増大を抑制することが可能である。
その後、図4に示した走行状態では、応答要求エリアP2内の先頭車両である車両20Eの応答判定部254は、条件1が満たされることから、応答要求パケットに応答すると判定する。また、応答要求エリアP1内の最後尾車両である車両20Fの応答判定部254は、条件1が満たされることから、応答要求パケットに応答すると判定する。
このように、図3に示した走行状態では車両20Fは応答パケットを送信していなかったものの、図4に示したように車両20Aが合流地点に近づくにつれて応答要求エリアが狭くなった結果、車両20Fが応答要求エリアの最後尾車両となる。そして、車両20Fが応答パケットの送信を開始する。このように、合流車両が合流地点に近くなると、上記の条件1に基づき、応答要求エリア内で応答パケットを送信する本線車両の割合が増加する。これにより、合流車両は、合流地点に近づくにつれて合流候補範囲を絞り込めるので、本線車両に円滑に合流することが可能である。また、応答要求エリアにおいて応答パケットを送信する本線車両の割合が増加しても、応答要求エリアに含まれる本線車両は減少していることから、応答パケットを送信する車両数は増加しないと考えられるので、通信トラフィックの増大を回避することも可能である。
(車両制御部)
車両制御部260は、自車両の走行を自動制御するための構成である。特に、本発明の一実施形態による車両制御部260は、要求制御部240により算出された走行計画に従って自車両の速度調整を行う。
<3.合流支援通信装置の動作>
以上、本発明の一実施形態による合流支援通信装置200の構成を説明した。続いて、図5〜図7を参照して、本発明の一実施形態による合流支援通信装置200の動作を整理する。
図5は、本線車両に搭載された合流支援通信装置200の動作を示すフローチャートである。図5に示したように、合流支援通信装置200の無線通信部210が合流車両から応答要求パケットを受信すると(S31)、応答判定部254は、自車両情報検出部220から自車両の位置情報を取得する(S32)。そして、応答判定部254は、自車両の位置情報および応答要求パケットに含まれるエリア情報に基づき、自車両の位置が応答要求エリア内であるか否かを判定する(S33)。自車両の位置が応答要求エリア外である場合(S33/No)、合流支援通信装置200は応答パケットを送信せずに処理を終了する。
一方、自車両の位置が応答要求エリア内である場合(S33/Yes)、応答判定部254は周辺車両情報検出部230から自車両の前方を走行する前方車両との車間距離、および自車両の後方を走行する後方車両との車間距離を取得する(S34)。
そして、応答判定部254は、上述した条件1が満たされるか否かを判定する(S35)。条件1が満たされる場合(S36/Yes)、応答判定部254は応答パケット生成部256に応答パケットの生成を指示し、応答パケット生成部256により生成された応答パケットを無線通信部210が送信する(S37)。一方、条件1が満たされない場合(S36/No)、応答判定部254は上述した条件2が満たされるか否かを判定する(S38)。条件2が満たされる場合(S39/Yes)、応答判定部254は応答パケット生成部256に応答パケットの生成を指示し、応答パケット生成部256により生成された応答パケットを無線通信部210が送信する(S37)。条件2が満たされない場合(S39/No)、合流支援通信装置200は応答パケットを送信せずに処理を終了する。
(条件1の応答判定)
続いて、図6を参照し、図5のS35に示した条件1の応答判定をより詳細に説明する。
図6は、条件1の応答判定を示すフローチャートである。まず、応答判定部254は、周辺車両情報検出部230により前方車両または後方車両が検出されたか否かを判定する(S41)。前方車両および後方車両のいずれも検出されなかった場合(S41/No)、応答判定部254は条件1が満たされると判定する(S45)。
前方車両または後方車両が検出された場合、応答判定部254は、自車両が応答要求エリアにおける先頭車両であるか否かを判定する。具体的には、応答判定部254は、前方車両の検出可能範囲が応答要求エリアの下流端外に及んでおり、かつ、検出車両が前方車両を含むか否かを判定する(S42)。前方車両の検出可能範囲が応答要求エリアの下流端外に及んでおり、かつ、検出車両が前方車両である場合(S42/Yes)、応答判定部254は、検出車両が応答要求エリア外に位置することに基づき(S44/Yes)、条件1が満たされると判定する(S45)。一方、応答判定部254は、検出車両が応答要求エリア内に位置することに基づき(S44/No)、条件1が満たされないと判定する(S46)。
次に、応答判定部254は、自車両が応答要求エリアにおける最後尾車両であるか否かを判定する。具体的には、応答判定部254は、後方車両の検出可能範囲が応答要求エリアの上流端外に及んでおり、かつ、検出車両が後方車両を含むか否かを判定する(S43)。後方車両の検出可能範囲が応答要求エリアの上流端外に及んでおり、かつ、検出車両が後方車両を含む場合(S43/Yes)、応答判定部254は、検出車両が応答要求エリア外に位置することに基づき(S44/Yes)、条件1が満たされると判定する(S45)。一方、応答判定部254は、検出車両が応答要求エリア内に位置することに基づき(S44/No)、条件1が満たされないと判定する(S46)。
(条件2の応答判定)
続いて、図7を参照し、図5のS38に示した条件2の応答判定をより詳細に説明する。
図7は、条件2の応答判定を示すフローチャートである。応答判定部254は、周辺車両情報検出部230から取得された前方車両との車間距離および後方車両との車間距離が共に閾値以下であるか否かを判定する(S61)。応答判定部254は、前方車両との車間距離および後方車両との車間距離が共に閾値以下である場合(S61/Yes)、条件2が満たされると判定する(S62)。一方、前方車両との車間距離または後方車両との車間距離の少なくとも一方が閾値を上回る場合(S61/No)、応答判定部254は条件2が満たされないと判定する(S63)。
<4.作用効果>
以上説明した本発明の一実施形態による合流支援通信装置200は多様な作用効果を発揮する。例えば、本発明の一実施形態による合流支援通信装置200は、前方車両との車間距離および後方車両との車間距離に関する条件2が満たされる場合に応答パケットを送信する。このため、合流が困難な範囲を合流車両が特定するために有用な応答パケットを合流車両が受信できるので、通信トラフィックの増大を抑制しつつ、合流車両が適切に合流のための走行計画を算出することが可能である。
さらに、本線車両に搭載された合流支援通信装置200が送信する応答パケットは、本線車両の位置情報、速度情報、前方車両との車間距離および後方車両との車間距離を示す距離情報を含む。このため、合流車両に搭載された合流支援通信装置200は、距離情報が示す本線車両と前方車両との車間距離に応じて、本線車両および前方車両を含む範囲を合流が困難である範囲として特定することが可能である。なお、応答パケットは本線車両の速度情報を含まなくてもよく、この場合、合流車両に搭載された合流支援通信装置200は、異なる時刻に送信された応答パケットにより示される本線車両の位置の変化から本線車両の速度を算出してもよい。
また、本線車両に搭載された合流支援通信装置200が応答要求パケットに応答すると判定する条件は、自車両が応答要求エリアに含まれていることを含む。このため、合流支援通信装置200が応答パケットを送信する機会が制限されるので、応答パケットの送信による通信トラフィックの増大を抑制することが可能である。
さらに、本線車両に搭載された合流支援通信装置200は、自車両が応答要求エリアにおける先頭車両または最後尾車両に該当する可能性がある場合(条件1が満たされる場合)に応答要求パケットに応答すると判定する。ここで、応答要求エリアは合流車両が合流地点に近づくにつれて狭くなる。従って、合流車両が合流地点に近づくにつれて、応答要求エリア内で応答パケットを送信する本線車両の割合が増加するので、合流候補範囲を絞り込み、本線車両に円滑に合流することが可能である。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、上述した実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上述した実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上述した実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上述した実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、上述した実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の変形例)
第1の変形例は、応答判定のための条件2の変形例に関する。第1の変形例による条件2は、以下の通りである。
第1の変形例による条件2:前方車両との車間距離、または後方車両との車間距離が共に閾値以下である。
図8は、第1の変形例による条件2の応答判定を示すフローチャートである。応答判定部254は、周辺車両情報検出部230から取得された前方車両との車間距離または後方車両との車間距離が閾値以下であるか否かを判定する(S71)。前方車両との車間距離または後方車両との車間距離の少なくともいずれかが閾値以下である(S71/Yes)、条件2が満たされると判定する(S72)。一方、前方車両との車間距離または後方車両との車間距離の双方が閾値を上回る場合(S71/No)、応答判定部254は条件2が満たされないと判定する(S73)。
かかる構成によれば、前方車両または後方車両とのみ接近している本線車両も応答パケットを送信する。例えば、図3に示した走行状態においては、本線車両である車両20Gも応答パケットを送信する。このような第1の変形例によれば、合流車両に搭載された合流支援通信装置200は、合流が困難な範囲を早い段階からより正確に把握することが可能となる。
なお、当該変形例1においては、周辺車両情報検出部230は、前方車両との車間距離および後方車両との車間距離のうちで一方の車間距離のみを検出し、応答判定部254は、一方の車間距離が閾値以下であるか否かに基づいて条件2が満たされるか否かを判定してもよい。
(第2の変形例)
第2の変形例も、応答判定のための条件2の変形例に関する。第2の変形例による条件2は、以下の通りである。
第2の変形例による条件2:前方車両との車間距離、および後方車両との車間距離が共に閾値を上回る。
図9は、第2の変形例による条件2の応答判定を示すフローチャートである。応答判定部254は、周辺車両情報検出部230から取得された前方車両との車間距離および後方車両との車間距離が共に閾値を上回るか否かを判定する(S81)。応答判定部254は、前方車両との車間距離および後方車両との車間距離が共に閾値を上回る場合(S81/Yes)、条件2が満たされると判定する(S82)。一方、前方車両との車間距離または後方車両との車間距離の少なくとも一方が閾値以下である場合(S81/No)、応答判定部254は条件2が満たされないと判定する(S83)。
当該第2の変形例では、自車両の周辺の範囲での合流が困難である本線車両でなく、自車両の周辺の範囲での合流が可能である本線車両が応答パケットを送信する。従って、合流車両に搭載された合流支援通信装置200は、本線車両から受信される応答パケットに基づき、合流候補範囲を直接的に特定することが可能である。
例えば、図10に示す走行状態においては、本線車両である車両20Fが条件2を満たすことにより、車両20Fが応答パケットを送信する。この場合、合流車両である車両20Aが搭載する合流支援通信装置200Aは、車両20Fの後方の範囲S5および車両20Fの前方の範囲S6を合流候補範囲として直接的に特定することが可能である。
(第3の変形例)
上記では、応答要求パケットが応答要求エリアを含むエリア情報を含む例を説明した。第3の変形例では、応答要求パケットはエリア情報を含まない。応答要求パケットがエリア情報を含まなくても、応答要求パケットは無線で送信されることから、応答要求パケットを受信できるエリアが制限されるので、結果、応答パケットを送信する候補となる本線車両も制限することが可能である。
(第4の変形例)
上記では、本発明の実施形態が互いに合流する道路における合流支援に適用される例を説明した。しかし、本発明の実施形態の適用先はこれに限られない。例えば、本発明の実施形態は車線変更の支援のために適用することも可能である。この場合、第1の車線(第1の走行路)を走行する第1の車両が、第2の車線(第2の走行路)に移動しようとする際に応答要求パケットを送信し、第2の車線を走行する条件2を満たす他の車両が応答パケットを送信することにより、第1の車両が第2の車線に円滑に移動することが可能となる。なお、車線変更地点が決まっている場合、上述した実施形態のように、第1の車両が車線変更地点に近づくにつれて応答要求エリアが狭くなるように応答要求エリアを算出することも可能である。
(第5の変形例)
上記では、合流車両が自動運転により走行する例を説明したが、第5の変形例では、合流車両が運転手の操作により走行する。以下、図11を参照して第5の変形例による合流支援通信装置202の構成を説明する。
図11は、第5の変形例による合流支援通信装置202の構成を示す説明図である。図11に示したように、第5の変形例による合流支援通信装置202は、無線通信部210、自車両情報検出部220、周辺車両情報検出部230、要求制御部240、応答制御部250およびユーザI/F部270を備える。無線通信部210、自車両情報検出部220、周辺車両情報検出部230、要求制御部240および応答制御部250の機能は図2を参照して説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
ユーザI/F部270は、車両20の運転手に対して情報を伝えるためのインタフェースである。例えば、ユーザI/F部270は、表示を出力するディスプレイまたは音声を出力するスピーカであってもよい。ユーザI/F部270は、計画算出部248により算出された走行計画を示す表示または音声を出力することにより、走行計画、すなわち、合流地点までの速度調整情報を運転手に伝える。
かかる構成によれば、運転手がユーザI/F部270によって伝えられた走行計画に従って車両を操作することにより、上述した実施形態と同様に、通信トラフィックの増大を抑制しつつ、円滑な合流を実現することが可能である。
<6.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、合流支援通信装置200の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、合流支援通信装置200の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、合流支援通信装置200に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した合流支援通信装置200の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
20 車両
200、202 合流支援通信装置
210 無線通信部
220 自車両情報検出部
230 周辺車両情報検出部
240 要求制御部
242 応答要求エリア算出部
244 応答要求パケット生成部
246 応答パケット記憶部
248 計画算出部
250 応答制御部
252 応答要求パケット記憶部
254 応答判定部
256 応答パケット生成部
260 車両制御部
270 ユーザI/F部

Claims (10)

  1. 車両に搭載される通信制御装置であって、
    前記車両と前方車両との距離、または前記車両と後方車両との距離を検出する距離検出部と、
    前記車両と異なる走行路を走行する他の車両から応答要求パケットを受信する受信部と、
    前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かに基づき、前記応答要求パケットに応答するか否かを判定する応答制御部と、
    を備える、通信制御装置。
  2. 前記応答制御部は、前記応答要求パケットに応答すると判定した場合に、前記車両の位置情報を含む応答パケットを生成する、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記応答パケットは、さらに、前記車両の速度情報、および前記距離検出部により検出された距離を示す距離情報を含む、請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記距離検出部は、前記車両と前記前方車両との距離である前方車間距離、および前記車両と前記後方車両との距離である後方車間距離の双方を検出し、
    前記応答制御部は、
    前記前方車間距離および前記後方車間距離の双方が前記閾値以下であることに基づき前記応答要求パケットに応答すると判定し、
    前記前方車間距離または前記後方車間距離の少なくとも一方が前記閾値を上回ることに基づき前記応答要求パケットに応答しないと判定する、請求項1〜3までのいずれか一項に記載の通信制御装置。
  5. 前記応答要求パケットは、応答要求エリアを示すエリア情報を含み、
    前記応答制御部が前記応答要求パケットに応答すると判定する条件は、前記車両が前記応答要求エリアに含まれていることを含む、請求項1〜4までのいずれか一項に記載の通信制御装置。
  6. 前記応答制御部は、前記車両が前記応答要求エリアにおける先頭車両または最後尾車両に該当する可能性がある場合には、前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かによらず、前記応答要求パケットに応答すると判定する、請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記車両は第1の走行路を走行しており、前記他の車両は前記第1の走行路と合流する第2の走行路を走行しており、
    前記応答要求エリアは、前記他の車両が前記第1の走行路と前記第2の走行路との合流地点に近づくにつれて狭くなる、請求項5または6に記載の通信制御装置。
  8. コンピュータを、
    車両に搭載される通信制御装置であって、
    前記車両と前方車両との距離、または前記車両と後方車両との距離を検出する距離検出部と、
    前記車両と異なる走行路を走行する他の車両から応答要求パケットを受信する受信部と、
    前記距離検出部により検出された距離が閾値以下であるか否かに基づき、前記応答要求パケットに応答するか否かを判定する応答制御部と、
    として機能させるための、プログラム。
  9. 車両に搭載される通信制御装置であって、
    前記車両が走行している第1の走行路と合流する第2の走行路における応答要求エリアを示すエリア情報を含む応答要求パケットを送信する送信部と、
    前記応答要求パケットを受信し、前記応答要求エリア内に存在する他の車両から、前記他の車両の位置情報を含む応答パケットを受信する受信部と、
    前記応答パケットに含まれる前記他の車両の位置情報に基づき、前記車両の走行計画を算出する算出部と、
    を備え、
    前記応答要求エリアは、前記車両が前記第1の走行路と前記第2の走行路との合流地点に近づくにつれて狭くなる、通信制御装置。
  10. 前記通信制御装置は、前記算出部が算出した前記走行計画を前記車両の運転手に伝えるインタフェースをさらに備える、請求項9に記載の通信制御装置。


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