JP2021133852A - 車両用グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材を取り付ける樹脂製の取付部が意匠形成壁の背面に設けられる車両用グリルにおいて、製造時の取付部の収縮によって意匠形成壁の前部に変形が生じることを抑制する。【解決手段】外部より前部が視認可能な樹脂製の意匠部2と、意匠部2の背面から意匠部2の後方に延出されると共にカバー部材10と固定される板状かつ樹脂製の取付板3とを有するラジエータグリルであって、意匠部2が、意匠部2の後方から前方に向けて突出された突設部2aを有し、突設部2aが、意匠部2の前後方向に沿った鉛直断面にて、前後方向に沿って延伸された前後延伸部2cと、前後方向と交差する方向に沿って延伸された縦壁部2dと、前後延伸部2cの前端と縦壁部2dとが接続されて成るコーナ部2gとを有し、取付板3が、コーナ部2gの後方に配置されると共に前後延伸部2cを介してコーナ部2gに接続されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用グリルに関するものである。
一般的にエンジンルームの内部にはラジエータが配置されており、ラジエータの前方には異物の侵入を防止すると共に車両の外観印象を形成するグリル(車両用グリル)が配置されている(例えば特許文献1参照)。また、電気自動車等においても、一般的には車両の外観印象等を形成するためにグリルが設置される。通常、車両用グリルは、外部より視認が可能な本体部と、この本体部の裏側等に設けられて本体部を車体等に取り付ける車体取付部が設けられている。
特開2005−199837号公報
ところで、車両のフードを開放した場合の見栄え向上や、フードの先端の隙間から下方に進入した雨水等の案内を行うため、グリルの上部に対してカバー部材(いわゆるPQカバー)を取り付ける場合がある。このような場合には、グリルの上部に対してカバー部材を取り付けるための車幅方向に延在する板状の取付部が設けられ、例えばカバー部材が取付部に対してボルト等によって締結される。このような板状の取付部は、車両用グリルの意匠を形成する本体部(意匠形成壁)と同様に樹脂によって形成されており、意匠形成壁の背面から突出して設けられている。意匠形成壁と取付部とがいずれも樹脂で形成されることから、これらの部位は樹脂の射出成形によって形成されることが一般的である。
しかしながら、意匠形成壁と取付部とを樹脂の射出成形によって一体的に形成すると、取付部が冷却する場合の収縮によって、意匠形成壁の前面が意図せずに僅かに変形する場合がある。意匠形成壁の前面は外部から視認される部位であり、車両の外観印象の形成に特に重要な部位であることから、上述のような僅かな変形についても防止することが好ましい。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、カバー部材を取り付ける樹脂製の取付部が意匠形成壁の背面に設けられる車両用グリルにおいて、製造時の取付部の収縮によって意匠形成壁の前部に変形が生じることを抑制することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、外部より前部が視認可能な樹脂製の意匠形成壁と、上記意匠形成壁の背面から上記意匠形成壁の後方に延出されると共にカバー部材と固定される板状かつ樹脂製の取付部とを有する車両用グリルであって、上記意匠形成壁が、上記意匠形成壁の後方から前方に向けて突出された突設部を有し、上記突設部が、上記意匠形成壁の前後方向に沿った鉛直断面にて、前後方向に沿って延伸された前後延伸部と、上記前後方向と交差する方向に沿って延伸された縦壁部と、上記前後延伸部の前端と上記縦壁部とが接続されて成るコーナ部とを有し、上記取付部が、上記コーナ部の後方に配置されると共に上記前後延伸部を介して上記コーナ部に接続されているという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記前後延伸部には、相対的に上部に位置する上方延設部と、相対的に下部に位置する下方延設部とが前後方向から見て水平方向に配列されて設けられており、上記取付部が、前後方向から見て、上記上方延設部及び上記下方延設部に重なる形状とされているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記取付部の上面から上方に向けて突設されると共に車両のフードの先端に対向配置される上方突部を有し、前後方向から見て上記上方突部が水平方向に延設され、上記上方突部の先端が上記水平方向に同一高さとされているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記突設部が、上下方向に離間して配置された複数の上記前後延伸部を有することで上下方向に離間して配置された複数の上記コーナ部を有し、複数の上記コーナ部が前後方向に変位して配置されており、上記取付部は、最も後方に位置する上記コーナ部に接続されているという構成を採用する。
本発明では、意匠形成壁が前方に向けて突出する突設部を備えている。さらに、コーナ部が、前後方向に沿って延伸された前後延伸部と、前後方向と交差する方向に沿って延伸された縦壁部と、前後延伸部の前端と縦壁部とが接続されて成るコーナ部とを有している。本発明においては、カバー部材が固定される板状の取付部が、前後方向に沿って延伸する前後延伸部を介して、コーナ部の後方に配置されている。つまり、本発明においては、コーナ部と、前後延伸部と、取付部とが、前後方向に直線状に配列されている。このため、取付部の収縮によって発生した応力による荷重は、前後延伸部を介して強度が高いコーナ部に対して伝達され、コーナ部によって受け止められる。したがって、本発明によれば、製造時の取付部の収縮によって意匠形成壁の前部に変形が生じることを抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるラジエータグリルを備える車両の前部拡大斜視図である。 本発明の一実施形態におけるラジエータグリルが備える意匠部の一部を前方から見た正面拡大図である。 本発明の一実施形態におけるラジエータグリルの前後方向に沿った鉛直断面図であり、(a)が図2のA−A断面図であり、(b)が図2のB−B断面図である。 本発明の一実施形態におけるラジエータグリルが備える取付板の左右方向に沿った鉛直断面図であり、(a)が図3のC−C断面図であり、(b)が図3のD−D断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用グリルの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のラジエータグリル1(車両用グリル)を備える車両の前部拡大斜視図であり、僅かにフードHが開けられた状態を示している。なお、以下の説明においては、ラジエータグリル1が備えられる車両を基準として方向を規定する。つまり、車両の前後方向をラジエータグリル1の前後方向とし、車両の車幅方向をラジエータグリル1の左右方向とする。
図1に示すように、ラジエータグリル1は、車両の前面の中央部に設けられており、エンジンルームの内部に設けられたラジエータの前方に配置され、不図示の車体フレームに対して固定されている。本実施形態においては、ラジエータグリル1の全体が、塗装及びめっき処理が施されておらず表面が露出された樹脂部材によって形成されている。なお、ラジエータグリル1の表層に塗装やめっき処理を施すことも可能である。
本実施形態のラジエータグリル1は、エンジンルームの開閉を行うフードHの前縁の下方に配置されており、フードHが閉じられた状態にて外部から視認可能な意匠部2(意匠形成壁)と、フードHが閉じられた状態で外部から視認されない部位とを有している。本実施形態において、ラジエータグリル1は、フードHが閉じられた状態で外部から視認されない部位として、意匠部2の背面から車両後方に向けて延出する取付板3(取付部)と、上方突部4とを有している。
図2は、前方から見た意匠部2の正面拡大図である。また、図3は、意匠部2の前後方向に沿ったラジエータグリル1の鉛直断面図であり、(a)が図2のA−A断面図であり、(b)が図2のB−B断面図である。図2及び図3に示すように、意匠部2は、左右方向に沿って延設された突設部2aを有している。この突設部2aは、前後方向に複数配列されて設けられている。また、図3に示すように、意匠部2は、突設部2a同士を上下方向に接続する中間壁部2bを有している。これらの中間壁部2bは、表裏面が前後方向に向けられた板状の壁部とされている。
突設部2aは、中間壁部2bから前方に向けて突出されており、図3に示すように、前後延伸部2cと、縦壁部2dとを有している。前後延伸部2cは、突設部2aの上部と下部との各々に設けられており、表裏面を上下方向に向けると共に、前後方向に沿うように縦壁部2dから後方に向けて延伸されている。
このように突設部2aに対して、上下に離間して2つの前後延伸部2cが設けられている。上部に位置する前後延伸部2cを上側前後延伸部2eと称し、下部に位置する前後延伸部2cと下側前後延伸部2fと称する。本実施形態においては、図3に示すように、上側前後延伸部2eの前後方向の寸法が、下側前後延伸部2fの前後方向の寸法よりも短く、これらの上側前後延伸部2eと下側前後延伸部2fとを接続する縦壁部2dが傾斜されている。なお、上側前後延伸部2eの前後方向の寸法と、下側前後延伸部2fの前後方向の寸法とは、同一であっても良い。また、上側前後延伸部2eの前後方向の寸法が、下側前後延伸部2fの前後方向の寸法よりも長くても良い。
また、図2に示すように、上側前後延伸部2eは、上部に位置する上方延設部2e1と、下部に位置する下方延設部2e2と、上方延設部2e1と下方延設部2e2とを接続する中間延設部2e3とを有している。つまり、上側前後延伸部2eでは、相対的に上部に位置する上方延設部2e1と、相対的に下部に位置する下方延設部2e2とが前後方向から見て水平方向に配列されて設けられている。このような上側前後延伸部2eは、前方から見て、上下に波打った形状で、水平方向に延設されている。一方で、下側前後延伸部2fは、水平方向に直線状に延設されている。
縦壁部2dは、上側前後延伸部2eの先端(前側の端部)と下側前後延伸部2fの先端(前側の端部)とを接続する壁部である。図3に示すように、縦壁部2dは、前後方向と交差する方向に沿って延伸されており、前面を斜め上方に向けた状態とされている。
このような突設部2aは、前後延伸部2cと縦壁部2dとが接続されてなるコーナ部2gを有している。具体的には、突設部2aは、上側前後延伸部2eと縦壁部2dとが接続されて形成された上コーナ部2hと、下側前後延伸部2fと縦壁部2dとが接続された形成された下コーナ部2iとを有している。このようなコーナ部2gは、図3に示すように、外壁面が湾曲されており、前後延伸部2cの表面と縦壁部2dとの表面とを円滑に接続している。
取付板3は、意匠部2の背面から意匠部2の後方に延出されると共にカバー部材10と固定される板状かつ樹脂製の部位である。この取付板3は、車幅方向(前後方向から見て水平方向)に延びて設けられている。図4は、取付板3の左右方向に沿った鉛直断面図であり、(a)が図3のC−C断面図であり、(b)が図3のD−D断面図である。これらの図に示すように、取付板3は、上部に位置する上方板部3aと、下部に位置する下方板部3bと、上方板部3aと下方板部3bとを接続する中間板部3cとを有している。これらの上方板部3a、下方板部3b及び中間板部3cは、水平方向に配列されている。なお、取付板3は、上側前後延伸部2eと同一の厚さ寸法とされている。また、上方板部3aの水平方向の長さ寸法は、上側前後延伸部2eの上方延設部2e1の水平方向の長さ寸法と同一とされている。また、下方板部3bの水平方向の長さ寸法は、上側前後延伸部2eの下方延設部2e2の水平方向の長さ寸法と同一とされている。
さらに、取付板3の上方板部3aと下方板部3bとの水平方向における配列ピッチは、上側前後延伸部2eの上方延設部2e1と下方延設部2e2の水平方向における配列ピッチと同一とされている。このような取付板3は、上コーナ部2hの後方に配置されており、前方から見て上側前後延伸部2eと重なるように配置されている。つまり、前後方向にて、上方板部3aが上側前後延伸部2eの上方延設部2e1と重ねて配置されており、下方板部3bが上側前後延伸部2eの下方延設部2e2と重ねて配置されており、中間板部3cが上側前後延伸部2eの中間延設部2e3と重ねて配置されている。
このような取付板3の上方板部3aには、図3(a)に示すように、上下方向に貫通する挿通孔3a1が設けられている。このような挿通孔3a1に不図示のビス等が挿入されて取付板3とカバー部材10とが固定される。なお、カバー部材10は、平板状とされている。このため、図4(b)に示すように、取付板3の下方板部3bとカバー部材10との間には一定の隙間が形成される。例えば、このような隙間によって、雨水等をカバー部材10の下方に排出することができる。
なお、カバー部材10との締結位置が前後方向にて決まっている場合に、前方に位置するコーナ部2gからよりも後方に位置するコーナ部2gからの方が、カバー部材10の締結位置まで短い距離で到達することができる。本実施形態においては、突設部2aにて上コーナ部2hが下コーナ部2iよりも後方に配置されており、取付板3は上コーナ部2hの後方に配置されると共に上コーナ部2hに上側前後延伸部2eを介して接続されている。このため、下コーナ部2iの後方に取付板3を配置し、下コーナ部2iに取付板3を接続する場合と比較して、取付板3あるいは前後延伸部2cの前後方向の寸法を抑制することができる。
上方突部4は、取付板3の上面から上方に向けて突出された部位である。この上方突部4は、車両のフードHが閉じられた場合に、フードHの先端に対向配置される部位であり、フードHとラジエータグリル1との間の隙間を小さくする。この上方突部4は、上方板部3a、下方板部3b及び中間板部3cが水平方向に配列された取付板3の上面に、左右方向に延設されている。このため、上方突部4の下端は、取付板3と接続する箇所において高さ位置が異なる。つまり、図4(a)に示すように、取付板3の下端の上下方向における位置は、上方板部3aに接続される箇所において高く、下方板部3bに接続される箇所において低い。一方で、上方突部4の先端は、水平方向に同一高さとされている。つまり、上方突部4の高さ寸法は、水平方向において異なり、取付板3の上方板部3aに接続される箇所において小さく、取付板3の下方板部3bに接続される箇所において大きい。
このような本実施形態のラジエータグリル1は、樹脂の射出成形によって一体的に形成される。つまり、意匠部2、取付板3及び上方突部4に応じた内部形状を有する金型の内部に溶融樹脂を流し込み、その後冷却することによって、意匠部2、取付板3及び上方突部4を有するラジエータグリル1が一体的に形成される。本実施形態のラジエータグリル1においては上述のように塗装やめっき処理が施されていない。このため、このような射出成形によって形成された樹脂材に対して、塗装やめっき処理を行うことなく樹脂が露出された状態で完成となる。
以上のような本実施形態のラジエータグリル1は、外部より前部が視認可能な樹脂製の意匠部2と、意匠部2の背面から意匠部2の後方に延出されると共にカバー部材10と固定される板状かつ樹脂製の取付板3とを有している。また、本実施形態のラジエータグリル1では、意匠部2が、意匠部2の後方から前方に向けて突出された突設部2aを有し、突設部2aが、意匠部2の前後方向に沿った鉛直断面にて、前後方向に沿って延伸された前後延伸部2cと、前後方向と交差する方向に沿って延伸された縦壁部2dと、前後延伸部2cの前端と縦壁部2dとが接続されて成るコーナ部2gとを有し、取付板3が、コーナ部2gの後方に配置されると共に前後延伸部2cを介してコーナ部2gに接続されている。
このような本実施形態のラジエータグリル1では、意匠部2が前方に向けて突出する突設部2aを備えている。さらに、コーナ部2gが、前後方向に沿って延伸された前後延伸部2cと、前後方向と交差する方向に沿って延伸された縦壁部2dと、前後延伸部2cの前端と縦壁部2dとが接続されて成るコーナ部2gとを有している。本実施形態のラジエータグリル1においては、カバー部材10が固定される板状の取付板3が、前後方向に沿って延伸する前後延伸部2cを介して、コーナ部2gの後方に配置されている。つまり、本実施形態のラジエータグリル1においては、コーナ部2gと、前後延伸部2cと、取付板3とが、前後方向に直線状に配列されている。このため、取付板3の収縮によって発生した応力による荷重は、前後延伸部2cを介して強度が高いコーナ部2gに対して伝達され、コーナ部2gによって受け止められる。したがって、本実施形態のラジエータグリル1によれば、製造時の取付板3の収縮によって意匠部2の前部に変形が生じることを抑制することが可能となる。
また、本実施形態のラジエータグリル1においては、前後延伸部2cには、相対的に上部に位置する上方延設部2e1と、相対的に下部に位置する下方延設部2e2とが前後方向から見て水平方向に配列されて設けられており、取付板3が、前後方向から見て、上方延設部2e1及び下方延設部2e2に重なる形状とされている。つまり、本実施形態のラジエータグリル1においては、前後方向に沿った方向から見て、取付板3の形状が前後延伸部2cの形状と一致されている。前後延伸部2cの形状変化に合わせてコーナ部2gも水平方向にて形状変化するため、本実施形態のように取付板3の形状が前後延伸部2cの形状と一致されることで、常に取付板3をコーナ部2gの後方に配置することが可能となる。したがって、本実施形態のラジエータグリル1によれば、車幅方向(水平方向)の全域において、製造時の取付板3の収縮によって意匠部2の前部に変形が生じることを抑制することが可能となる。
また、本実施形態のラジエータグリル1においては、取付板3の上面から上方に向けて突設されると共に車両のフードの先端に対向配置される上方突部4を有し、前後方向から見て上方突部4が水平方向に延設され、上方突部4の先端が水平方向に同一高さとされている。このため、取付板3の上面の高さ位置が水平方向にて変化する場合であっても、上方突部4の先端の高さ位置を常に一定とすることができる。このため、フードHとラジエータグリル1との隙間を車幅方向にて一定に保つことが可能となる。
また、本実施形態のラジエータグリル1においては、突設部2aが、上下方向に離間して配置された複数の前後延伸部2cを有することで上下方向に離間して配置された複数のコーナ部2g(上コーナ部2hと下コーナ部2i)を有し、複数のコーナ部2gが前後方向に変位して配置されており、取付板3は、最も後方に位置するコーナ部2gに接続されている。つまり、本実施形態においては、突設部2aにて上コーナ部2hが下コーナ部2iよりも後方に配置されており、取付板3は上コーナ部2hの後方に配置されると共に上コーナ部2hに上側前後延伸部2eを介して接続されている。このため、下コーナ部2iの後方に取付板3を配置し、下コーナ部2iに取付板3を接続する場合と比較して、取付板3あるいは前後延伸部2cの前後方向の寸法を抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、突設部2aが備える複数のコーナ部2gのうち、最も後方に位置するコーナ部2gに対して取付板3を接続する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他のコーナ部2g(例えば下コーナ部2i)に取付板3を接続する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、上下方向に複数の突設部2aを有し、これらのうち最も上部の突設部2aに取付板3が設置された構成について説明した。このような構成を採用することによって、取付板3によって意匠部2の背面側が上方から覆われ、フードHを開放した場合に、車両の使用者が意匠部2の背面を視認することを防止できる。特に、最も上部の突設部2aの最も上部のコーナ部2gに対して取付板3を接続することが、意匠部2の背面構造の多くを覆い隠すことが可能となる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、最も上部に位置する突設部2aと異なる突設部2aに対して取付板3を接続する構成を採用することも可能である。
1……ラジエータグリル(車両用グリル)、2……意匠部(意匠形成壁)、2a……突設部、2b……中間壁部、2c……前後延伸部、2d……縦壁部、2e……上側前後延伸部、2e1……上方延設部、2e2……下方延設部、2e3……中間延設部、2f……下側前後延伸部、2g……コーナ部、2h……上コーナ部、2i……下コーナ部、3……取付板(取付部)、3a……上方板部、3b……下方板部、3c……中間板部、4……上方突部、10……カバー部材、H……フード

Claims (4)

  1. 外部より前部が視認可能な樹脂製の意匠形成壁と、前記意匠形成壁の背面から前記意匠形成壁の後方に延出されると共にカバー部材と固定される板状かつ樹脂製の取付部とを有する車両用グリルであって、
    前記意匠形成壁は、前記意匠形成壁の後方から前方に向けて突出された突設部を有し、
    前記突設部は、前記意匠形成壁の前後方向に沿った鉛直断面にて、前後方向に沿って延伸された前後延伸部と、前記前後方向と交差する方向に沿って延伸された縦壁部と、前記前後延伸部の前端と前記縦壁部とが接続されて成るコーナ部とを有し、
    前記取付部は、前記コーナ部の後方に配置されると共に前記前後延伸部を介して前記コーナ部に接続されている
    ことを特徴とする車両用グリル。
  2. 前記前後延伸部には、相対的に上部に位置する上方延設部と、相対的に下部に位置する下方延設部とが前後方向から見て水平方向に配列されて設けられており、
    前記取付部は、前後方向から見て、前記上方延設部及び前記下方延設部に重なる形状とされている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用グリル。
  3. 前記取付部の上面から上方に向けて突設されると共に車両のフードの先端に対向配置される上方突部を有し、
    前後方向から見て前記上方突部が水平方向に延設され、前記上方突部の先端が前記水平方向に同一高さとされている
    ことを特徴とする請求項2記載の車両用グリル。
  4. 前記突設部が、上下方向に離間して配置された複数の前記前後延伸部を有することで上下方向に離間して配置された複数の前記コーナ部を有し、
    複数の前記コーナ部が前後方向に変位して配置されており、
    前記取付部は、最も後方に位置する前記コーナ部に接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の車両用グリル。
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