JP2021133552A

JP2021133552A - ハンディプリンター

Info

Publication number: JP2021133552A
Application number: JP2020029916A
Authority: JP
Inventors: 俊征 ▲高▼岡; Toshimasa Takaoka
Original assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Current assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Priority date: 2020-02-25
Filing date: 2020-02-25
Publication date: 2021-09-13

Abstract

【課題】ユーザーがプリント開始操作後に直感的にプリント設定を変えることが可能なハンディプリンターを得る。【解決手段】プリント装置１２は、プリント画像を記録媒体上にプリントする。走査速度検出部２２は、ハンディプリンター１の手動走査の走査速度を検出する。プリント処理部２３は、手動走査に応じてプリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。特に、プリント処理部２３は、検出された走査速度に応じたプリント設定で、プリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。【選択図】図１

Description

本発明は、ハンディプリンターに関するものである。

あるハンディプリンターは、ユーザーによって手動走査され、プリント開始位置から相対位置に応じてプリント画像（文字、図形、写真など）をプリントしていく（例えば特許文献１参照）。このような手動走査式のハンディプリンターは、従来のプリンターのように記録媒体（プリント画像がプリントされる媒体、プリント用紙など）を搬送する必要がないため、様々な記録媒体にプリント画像をプリントすることができる。

特開２００９−２０８２９１号公報

ハンディプリンターの場合、ユーザーがプリント位置（つまり、記録媒体上でのハンディプリンターの位置）を目視しつつ、プリントが進行していくため、手書きの筆記具のように直感的なプリントが可能である。

しかしながら、上述のハンディプリンターの場合、パーソナルコンピューターなどの端末装置でユーザーによってプリントデータ（プリント設定、プリント画像などのデータ）が用意され、端末装置からハンディプリンターへ転送され、その後、ユーザー操作に従って、ハンディプリンターはプリント動作を実行する。そのため、ユーザーは、端末装置を操作して、所望のプリント設定を事前に入力しておく必要があり、プリント開始操作後に直感的にプリント設定を変えることは困難である。

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザーがプリント開始操作後に直感的にプリント設定を変えることが可能なハンディプリンターを得ることを目的とする。

本発明に係るハンディプリンターは、ユーザーによる手動走査で移動しつつプリント画像をプリントするハンディプリンターであって、前記プリント画像を記録媒体上にプリントするプリント装置と、前記手動走査の走査速度を検出する走査速度検出部と、前記手動走査に応じて前記プリント画像のプリントを前記プリント装置に実行させるプリント処理部とを備える。そして、前記プリント処理部は、検出された前記走査速度に応じたプリント設定で、前記プリント画像のプリントを前記プリント装置に実行させる。

本発明によれば、ユーザーがプリント開始操作後に直感的にプリント設定を変えることが可能なハンディプリンターが得られる。

本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。

図１は、本発明の実施の形態に係るハンディプリンターの構成を示すブロック図である。図２は、図１に示すハンディプリンター１でプリントされるプリント画像の例を説明する図である。

以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

図１は、本発明の実施の形態に係るハンディプリンターの構成を示すブロック図である。図１に示すハンディプリンター１は、ユーザーによる手動走査で移動しつつプリント画像をプリントする手動走査式のハンディプリンターである。

図１に示すハンディプリンター１は、図示せぬ筐体内に、光学読取装置１１、プリント装置１２、記憶装置１３、通信装置１４、入力装置１５、表示装置１６、演算処理装置１７などを備え、例えば筐体内のバッテリー（１次電池または２次電池）の電力で動作する。

光学読取装置１１は、筐体底面側に設置され、光を記録媒体に照射しその反射光を検出することで記録媒体の表面画像を光学的に読み取る。

プリント装置１２は、例えばインクジェット方式で、プリント画像（文字、図形、写真など）を記録媒体にプリントする内部装置である。

記憶装置１３は、フラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶装置であって、データやプログラムを記憶する。例えば、プリントデータ１３ａが記憶される。

通信装置１４は、有線または無線の、ネットワークインターフェイス、周辺機器インターフェイスなどであって、端末装置２とデータ通信を行う内部装置である。なお、端末装置２は、データ通信機能を有するパーソナルコンピューターなどであって、ドライバープログラムを実行することで、ユーザー所望のプリント画像のプリントデータ１３ａをハンディプリンター１に転送する。

入力装置１５は、筺体上に配置され、ユーザー操作を受け付けるハードキー、タッチパネルなどである。表示装置１６は、筺体上に配置され、ユーザーに対して各種情報を表示するインジケーター、液晶ディスプレイなどである。

演算処理装置１７は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）などを有するコンピューターを備え、ＲＯＭや記憶装置１３に記憶されているプログラムをＲＡＭにロードしてＣＰＵで実行して、各種処理部として動作する。ここでは、演算処理装置１７は、コントローラー２１、走査速度検出部２２、およびプリント処理部２３として動作する。

コントローラー２１は、通信装置１４でプリントデータ１３ａを受け付け、入力装置１５に対する所定のユーザー操作（例えばスタートキーの押下）に従って、プリント処理部２３に、プリントデータ１３ａに基づくプリントを開始させる。

走査速度検出部２２は、手動走査の走査速度を検出する。この実施の形態では、走査速度検出部２２は、光学読取装置１１により得られた画像の変化に基づいて、走査速度を検出する。なお、記録媒体に接触し回転可能なローラーを備え、走査速度検出部２２が、手動走査時のローラーの回転速度を測定し、その回転速度から走査速度を検出するようにしてもよい。

プリント処理部２３は、手動走査に応じてプリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。特に、プリント処理部２３は、検出された走査速度に応じたプリント設定（例えば、フォント種別、フォントサイズ、フォント濃度など）で、プリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。

具体的には、プリント処理部２３は、複数のプリント設定に対応する複数のプリントデータから、検出された走査速度に対応するプリント設定のプリントデータを選択し、選択したプリントデータに従って、プリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。

例えば、特定の設定項目（例えばフォント種別など）について、端末装置２が、その特定の設定項目についての複数の設定値（つまり、複数のプリント設定）に対応する複数のプリントデータを、ユーザー所望のプリント画像（ここでは文字画像）に対して自動的に（つまりユーザーによる手動設定なく）生成し、その複数のプリントデータをハンディプリンター１に転送し、ハンディプリンター１は、その複数のプリントデータを通信装置１４で受け付ける。

また、プリント処理部２３は、走査速度の変化に応じてプリント設定を変更するようにしてもよい。

ここで、上述のプリント設定は、例えば、手書き文字のフォント種別の設定であり、プリント処理部２３は、走査速度が高くなるほど、崩れまたはかすれの強いフォント種別で、プリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。

図２は、図１に示すハンディプリンター１でプリントされるプリント画像の例を説明する図である。例えば図２に示すように、検出された走査速度が所定閾値以下である場合（つまり、低走査速度の場合）には、崩れの比較的弱いフォント種別で、プリント画像がプリントされ、検出された走査速度が所定閾値を超えている場合（つまり、高走査速度の場合）には、崩れの比較的強いフォント種別で、プリント画像がプリントされる。また、プリント開始操作後、検出された走査速度が所定閾値を超えた時点（あるいは走査速度が所定時間内に所定幅以上変化した時点）で、例えば図２に示すようにフォント種別を切り替えてプリント画像がプリントされるようにしてもよい。

次に、図１に示すハンディプリンター１の動作について説明する。

ユーザーは、端末装置２を操作して、所望のプリント画像を選択し、プリント要求を行う。端末装置２は、ドライバープログラムに従って、そのプリント画像についてのプリントデータセット（プリント設定が互いに異なる複数のプリントデータ）を自動的に生成し、ハンディプリンター１（通信装置１４）に所定の通信プロトコルで転送する。ハンディプリンター１では、コントローラー２１が、通信装置１４を使用して、そのプリントデータセットを受信する。

その後、ユーザーは、ハンディプリンター１を握り、プリント開始操作（例えばスタートキーの押下）および手動走査の操作を行う。

ハンディプリンター１では、プリント開始操作が入力装置１５で検出されると、コントローラー２１は、プリント処理部２３に、プリント処理を開始させる。

プリント処理部２３は、プリント処理の開始後、走査速度検出部２２により検出される走査速度を（常時あるいは所定時間間隔で定期的に）監視しており、ハンディプリンター１の現在位置（つまり、現在位置の所定サイズの領域）にプリントすべきプリント画像（部分画像）のプリントデータとして、プリントデータセットから、その走査速度に対応するプリント設定のプリントデータを選択し、プリント装置１２に、選択したプリントデータで（つまり、走査速度に対応するプリント設定で）プリント画像を記録媒体上にプリントさせる。

なお、ハンディプリンター１の現在位置は、プリント開始時の位置からの相対的位置であり、例えば、光学読取装置１１により所定時間間隔で得られる一連の読取画像内のオブジェクトや模様などの移動量を積算したり、走査速度を積分することで得られる。

また、プリント処理部２３は、プリント開始操作が検出された時点から所定時間内に検出された走査速度で、その走査速度に対応するプリントデータ（プリント設定）で、プリント画像のすべての部分をプリント装置１２にプリントさせるようにしてもよい。

以上のように、上記実施の形態によれば、プリント装置１２は、プリント画像を記録媒体上にプリントする。走査速度検出部２２は、ハンディプリンター１の手動走査の走査速度を検出する。プリント処理部２３は、手動走査に応じてプリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。特に、プリント処理部２３は、検出された走査速度に応じたプリント設定で、プリント画像のプリントをプリント装置１２に実行させる。

これにより、ユーザーが、特定の走査速度でハンディプリンター１の手動走査を行うことで、プリント開始操作後に直感的にプリント設定を変えることができる。

なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。

例えば、上記実施の形態において、文字列を含む文字画像のプリントの途中でフォント種別を変更する場合、予め各文字の位置を特定しておき、その位置に基づいて、プリント処理部２３は、各文字の途中でフォント種別を変更することを禁止し、例えば図２に示すように、文字と文字との間でフォント種別を変更するようにしてもよい。

本発明は、例えば、手動走査式のハンディプリンターに適用可能である。

１ハンディプリンター
１２プリント装置
２２走査速度検出部
２３プリント処理部

Claims

ユーザーによる手動走査で移動しつつプリント画像をプリントするハンディプリンターにおいて、
前記プリント画像を記録媒体上にプリントするプリント装置と、
前記手動走査の走査速度を検出する走査速度検出部と、
前記手動走査に応じて前記プリント画像のプリントを前記プリント装置に実行させるプリント処理部とを備え、
前記プリント処理部は、検出された前記走査速度に応じたプリント設定で、前記プリント画像のプリントを前記プリント装置に実行させること、
を特徴とするハンディプリンター。
前記プリント処理部は、前記走査速度の変化に応じて前記プリント設定を変更することを特徴とする請求項１記載のハンディプリンター。
前記プリント処理部は、複数のプリント設定に対応する複数のプリントデータから、検出された前記走査速度に対応する前記プリント設定のプリントデータを選択し、選択した前記プリントデータに従って、前記プリント画像のプリントを前記プリント装置に実行させることを特徴とする請求項１または請求項２記載のハンディプリンター。
前記プリント設定は、フォント種別の設定であることを特徴とする請求項１から請求項３のうちのいずれか１項記載のハンディプリンター。
前記プリント処理部は、前記走査速度が高くなるほど、崩れまたはかすれの強いフォント種別で、前記プリント画像のプリントを前記プリント装置に実行させることを特徴とする請求項１から請求項４のうちのいずれか１項記載のハンディプリンター。