JP2022029212A - ジョブ管理プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 簡単な操作で測色用カラーパッチチャートをプリントさせることが可能なジョブ管理プログラムを得る。【解決手段】 端末装置１における演算処理装置１５によってジョブ管理プログラム２１が実行されると、演算処理装置１５は、画像形成装置に対してプリントジョブを投入するジョブ管理部３１として動作する。ジョブ管理部３１は、ユーザー操作によって所定のコマンドが指定されると、ユーザー所望の対象メディアに対するカラープロファイル作成のために、特定のカラーパッチチャート画像を、カラープロファイルに基づく色補正を適用させずに対象メディア上にプリントさせる画質制御プリントジョブを画像形成装置に対して投入する。【選択図】 図２

Description

本発明は、ジョブ管理プログラムに関するものである。

あるカラープロファイル作成システムでは、パーソナルコンピューターが、ユーザー操作に従って、（ａ）インクジェットプリンターに、チャートをプリントさせ、（ｂ）プリントされたチャートの測色を測色機に行わせ、（ｃ）測色結果に基づいて、カラーテーブルを作成し、（ｄ）そのカラーテーブルを用紙に関連付けてカラープロファイルを作成している（例えば特許文献１参照）。

特開２００６－２３５９４５号公報

しかしながら、対象となるメディアおよびプリンターで測色用のチャートをプリントさせる際には、特定条件でプリントさせて測色結果を標準値と比較するため、チャートのプリントの前にその特定条件となるように設定を行う必要があり、ユーザー等の手間がかかってしまう。

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で測色用カラーパッチチャートをプリントさせることが可能なジョブ管理プログラムを得ることを目的とする。

本発明に係るジョブ管理プログラムは、コンピューターを、画像形成装置に対してプリントジョブを投入するジョブ管理部として動作させるジョブ管理プログラムであり、前記ジョブ管理部は、ユーザー操作によって所定のコマンドが指定されると、ユーザー所望の対象メディアに対するカラープロファイル作成のために、特定のカラーパッチチャート画像を、カラープロファイルに基づく色補正を適用させずに前記対象メディア上にプリントさせる画質制御プリントジョブを前記画像形成装置に対して投入する。

本発明によれば、簡単な操作で測色用カラーパッチチャートをプリントさせることが可能なジョブ管理プログラムが得られる。

本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。

図１は、本発明の実施の形態に係るジョブ管理プログラムが使用される画像形成システムの構成を示すブロック図である。 図２は、図１における端末装置１の構成を示すブロック図である。 図３は、図１における画像形成装置３の構成を示すブロック図である。 図４は、図１におけるジョブ管理部３１によって表示される操作画面の例を示す図である（１／３）。 図５は、図１におけるジョブ管理部３１によって表示される操作画面の例を示す図である（２／３）。 図６は、図１におけるジョブ管理部３１によって表示される操作画面の例を示す図である（３／３）。

以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

図１は、本発明の実施の形態に係るジョブ管理プログラムが使用される画像形成システムの構成を示すブロック図である。図１に示すシステムでは、端末装置１が、コンピューターネットワークなどの通信路２に接続され、その通信路２に画像形成装置３が接続されている。端末装置１は、本発明の実施の形態に係るジョブ管理プログラムをインストールされたパーソナルコンピューターなどである。通信路２は、社内ＬＡＮ（Local Area Network）などの無線または有線のコンピューターネットワークや、周辺機器インターフェイスによる無線または有線の通信路である。画像形成装置３は、ここでは複合機であるが、プリンターなどのプリント機能を有する他の装置でもよい。

ここで、端末装置１および画像形成装置３の構成について説明する。

図２は、図１における端末装置１の構成を示すブロック図である。端末装置１は、例えば、オペレーティングシステム、ユーティリティプログラムなどをインストールされた通信機能を有するパーソナルコンピューターである。端末装置１は、通信装置１１と、表示装置１２と、入力装置１３と、記憶装置１４と、演算処理装置１５を備える。

通信装置１１は、通信路２に接続され、通信路２を介して他の装置（画像形成装置３など）と所定の通信プロトコルでデータ通信を行う装置である。通信装置１１としては、ネットワークインターフェイス、周辺機器インターフェイスなどが使用される。表示装置１２は、端末装置１のユーザーに対して各種画面を表示する、液晶ディスプレイなどといった装置である。入力装置１３は、ユーザーによるユーザー操作を検出する、キーボード、マウス、タッチパネル、ハードキーなどといった装置である。

また、記憶装置１４は、各種データやプログラムを格納可能な装置である。記憶装置１４としては、不揮発性メモリー、ハードディスクドライブなどの不揮発性の大容量記憶媒体が使用される。記憶装置１４には、インストールされたジョブ管理プログラム２１、ペーパーカタログデータ２２、カラーパッチシート画像データ２３などが記憶されている。

また、演算処理装置１５は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）などを有するコンピューターであって、記憶装置１４、ＲＯＭなどからＲＡＭへプログラムをロードし、そのプログラムをＣＰＵで実行することにより、各種処理部を実現する。

端末装置１の起動後に、各種プログラムが演算処理装置１５により適宜実行される。この実施の形態では、ジョブ管理プログラム２１を実行することで、演算処理装置１５が、画像形成装置３に対してプリントジョブを投入するジョブ管理部３１として動作する。この実施の形態では、ジョブ管理部３１は、ジョブフォルダー（ホットフォルダー）に登録されたプリントジョブを順番に投入する。ジョブ管理部３１は、プリントジョブの投入の他、画像形成装置３の状態情報の取得、各ジョブについての色材消費量およびプリントコストの予測などを行う。

図３は、図１における画像形成装置３の構成を示すブロック図である。図３に示すように、画像形成装置３は、プリント装置５１、画像読取装置５２、記憶装置５３、操作パネル５４、通信装置５５、およびコントローラー５６を備える。

プリント装置５１は、プリントジョブにより指定された画像を１ページずつメディアに所定のプリント方式（例えば、インクジェット方式、電子写真方式など）でプリントする内部装置である。

画像読取装置５２は、原稿から原稿画像を読み取り、その画像データを生成する内部装置である。

記憶装置５３は、フラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶装置である。操作パネル５４は、画像形成装置３の筐体表面に配置され、ユーザーに対して各種情報を表示する表示装置５４ａと、ユーザー操作を受け付ける入力装置５４ｂとを有する。表示装置５４ａとしては例えば液晶ディスプレイが使用される。入力装置５４ｂとしては、ハードキー、タッチパネルなどが使用される。通信装置５５は、通信路２に接続され、その通信路２に接続された他の装置（端末装置１など）とデータ通信を行う回路である。通信装置５５としては、例えばネットワークインターフェイス、周辺機器インターフェイスなどが使用される。

また、コントローラー５６は、所定のプログラムを実行するプロセッサーやＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）などを備え、通信装置５５を使用してプリントジョブを受け付けるとともに、操作パネル５４に対するユーザー操作に基づくジョブを受け付け、必要に応じて、所定の画像処理（色補正、色変換、ハーフトーニングなど）を実行し、プリント装置５１、画像読取装置５２などを制御して、受け付けたジョブを実行する。

図１に戻り、端末装置１におけるジョブ管理部３１は、入力装置１３に対するユーザー操作によって所定のコマンドが指定されると、画質制御プリントジョブを画像形成装置３に対して投入する。画質制御プリントジョブは、ユーザー所望の対象メディアに対するカラープロファイル作成のために、所定のカラーパッチチャート画像データ２３に基づく特定のカラーパッチチャート画像を、いずれかのカラープロファイルに基づく色補正を適用させずに対象メディア上にプリントさせる。カラーパッチチャート画像は、輝度、彩度、および色相の少なくとも１つが互いに異なる複数のカラーパッチを含む。

さらに、この実施の形態では、ジョブ管理部３１は、（ａ）ペーパーカタログデータ２２内のペーパーカタログリストから、ユーザーにより選択されたペーパーカタログを対象メディアとして特定し、（ｂ）対象メディアのペーパーカタログに、対象メディア上にプリントされたカラーパッチチャート画像の測色結果に基づくカラープロファイルを含め、記憶装置１４に記憶する。

なお、測色結果は、画像形成装置３の画像読取装置５２によってカラーパッチチャート画像が読み取られることで得られ、通信路２を介してジョブ管理部３１によって取得される。つまり、ユーザーによって、カラーパッチチャート画像がプリントされた対象メディアが、画像読取装置５２にセットされ、ユーザーが画像形成装置３を操作することで、画像読取装置５２によってその対象メディアの画像が読み取られる。あるいは、プリント装置５１より下流側の搬送路にラインセンサーを設け、そのラインセンサーでカラーパッチチャート画像がプリントされた対象メディアの画像読取を実行し、読み取られた画像を測色結果として、通信路２を介してジョブ管理部３１に送信するようにしてもよい。また、あるいは、測色結果は、測色機によって得られ、端末装置１（ジョブ管理部３１）に入力されるようにしてもよい。

図４～図６は、図１におけるジョブ管理部３１によって表示される操作画面の例を示す図である。

この実施の形態では、ジョブ管理プログラム２１が実行されると、ジョブ管理部３１が起動し、例えば図４に示すような操作画面を１つのウィンドウとして表示装置１２に表示する。図４に示す操作画面では、特定の画像形成装置３について現在実行中または待機中のジョブのリストや完了済みのジョブのリストが表示されるとともに、新規ジョブの投入の際に操作されるソフトキー１０１、ソフトキーとしてのメニューキー１０２などが表示される。

そして、上述のメニューキー１０２の押下が入力装置１３で検出されると、ジョブ管理部３１は、例えば図５に示すように、コマンドメニュー１１１を、その操作画面に重畳させて画像形成装置３に表示させる。

さらに、コマンドメニュー１１１から項目「画質制御ジョブの投入」１１２を選択する操作が入力装置１３で検出されると、ジョブ管理部３１は、例えば図６に示すように、操作画面として、画質制御ジョブの設定画面を画像形成装置３に表示させる。

この設定画面において、ジョブ管理部３１は、上述のペーパーカタログリストのプルダウンメニュー１２１を表示し、プルダウンメニュー１２１で示されるペーパーカタログリストから、入力装置１３に対するユーザー操作に従って例えば図６に示すようにペーパーカタログを選択的に表示する。そして、この設定画面において、ジョブ管理部３１は、このようにしてユーザーにより選択されたペーパーカタログにおける設定値１２２とともに、カラーパッチチャート画像をプリントされた対象メディアのプレビュー画像１２３を、表示装置１２に表示させる。

その際、この設定画面において、ジョブ管理部３１は、（ａ）上述の設定値１２２およびプレビュー画像１２３とともに、ソフトキー１２４を表示装置１２に表示させ、（ｂ）そのソフトキー１２４の押下が入力装置１３で検出されると、上述の所定のコマンドが指定されたと判定し、ただちに上述の画質制御プリントジョブを画像形成装置３に対して投入する。

そして、この実施の形態では、上述のように、あるメディア（用紙など）についてのペーパーカタログにそのメディアのカラープロファイルが登録された後、ジョブ管理部３１は、ユーザー画像のプリント（つまり、ユーザーにより選択された画像のプリント）のために、（ａ）上述のペーパーカタログリストから、ユーザーにより選択されたペーパーカタログを特定し、（ｂ）特定したペーパーカタログに含まれているカラープロファイルに基づく色補正を適用させてユーザー画像をプリントさせるプリントジョブを画像形成装置３に対して投入する。

次に、上記端末装置１におけるジョブ管理部３１の動作について説明する。

入力装置１３により所定のユーザー操作が検出されると、ジョブ管理プログラム２１が実行され、ジョブ管理部３１が起動する。

ジョブ管理部３１は、例えば図４に示すような操作画面を表示装置１２に表示する。そして上述のユーザー操作が検出されると、例えば図６に示すような画質制御ジョブの設定画面が表示される。ユーザーは、その設定画面において、所望のメディアのペーパーカタログを選択すると、ペーパーカタログの設定値１２２およびプレビュー画像１２３が表示される。ユーザーは、ペーパーカタログの設定値１２２、プレビュー画像１２３などを確認した後、ソフトキー１２４を押下して、ジョブ管理部３１に、画質制御ジョブの投入を実行させる。

入力装置１３によりその操作が検出されると、ジョブ管理部３１は、まず、選択されているペーパーカタログを特定し、そのペーパーカタログおよびカラーパッチチャート画像を指定した画質制御ジョブのジョブ要求を画像形成装置３に送信して、その画質制御ジョブを投入する。

画像形成装置３のコントローラー５６は、そのジョブ要求を受け付けると、色補正をせずに、プリント装置５１で、そのペーパーカタログのメディアに対して、カラーパッチチャート画像をプリントさせる。

そして、ユーザーは、カラーパッチチャート画像をプリントされたメディアの測色（画像読取装置５２による画像読取など）を実行し、ジョブ管理部３１は、その測色結果を取得すると、その測色結果に基づき、既存の方法でカラープロファイルを生成し、当該メディアのペーパーカタログに関連付けて記憶装置１４に記憶する。

その後、ユーザーが、自己の所望のユーザー画像（原稿画像など）を画像形成装置３にプリントさせる際に、ペーパーカタログを選択するユーザー操作を行い、ジョブ管理部３１は、そのユーザー操作に従って、ペーパーカタログを選択し、選択したペーパーカタログに関連付けられているカラープロファイルを特定し、そのペーパーカタログおよびそのカラープロファイルを指定してそのユーザー画像をプリントさせるプリントジョブのジョブ要求を画像形成装置３に送信して、そのプリントジョブを投入する。

画像形成装置３のコントローラー５６は、そのジョブ要求を受け付けると、そのカラープロファイルに基づく色補正を実行し、プリント装置５１で、そのペーパーカタログのメディアに対して、ユーザー画像をプリントさせる。

以上のように、上記実施の形態によれば、端末装置１における演算処理装置１５によってジョブ管理プログラム２１が実行されると、演算処理装置１５は、画像形成装置３に対してプリントジョブを投入するジョブ管理部３１として動作する。ジョブ管理部３１は、ユーザー操作によって所定のコマンドが指定されると、ユーザー所望の対象メディアに対するカラープロファイル作成のために、特定のカラーパッチチャート画像を、カラープロファイルに基づく色補正を適用させずに対象メディア上にプリントさせる画質制御プリントジョブを画像形成装置３に対して投入する。

これにより、ユーザーが、簡単な操作で、測色用カラーパッチチャートをプリントさせ、メディアに対するカラープロファイルを生成することができる。

なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。

例えば、上記実施の形態において、ジョブ管理プログラム２１は、可搬性のあるコンピューター読取可能な記録媒体に記録され、その記録媒体から端末装置１にインストールされるようにしてもよい。

本発明は、例えば、画像形成装置にジョブを投入するプログラムに適用可能である。

１ 端末装置
３ 画像形成装置
１５ 演算処理装置（コンピューターの一例）
２１ ジョブ管理プログラム
３１ ジョブ管理部

Claims (5)

1. コンピューターを、画像形成装置に対してプリントジョブを投入するジョブ管理部として動作させるジョブ管理プログラムであって、
   前記ジョブ管理部は、ユーザー操作によって所定のコマンドが指定されると、ユーザー所望の対象メディアに対するカラープロファイル作成のために、特定のカラーパッチチャート画像を、カラープロファイルに基づく色補正を適用させずに前記対象メディア上にプリントさせる画質制御プリントジョブを前記画像形成装置に対して投入すること、
   を特徴とするジョブ管理プログラム。
2. 前記ジョブ管理部は、（ａ）ペーパーカタログリストから、ユーザーにより選択されたペーパーカタログを前記対象メディアとして特定し、（ｂ）前記対象メディアのペーパーカタログに、前記対象メディア上にプリントされた前記カラーパッチチャート画像の測色結果に基づくカラープロファイルを含めることを特徴とする請求項１記載のジョブ管理プログラム。
3. 前記ジョブ管理部は、ユーザー画像のプリントのために、（ａ）前記ペーパーカタログリストから、ユーザーにより選択されたペーパーカタログを特定し、（ｂ）特定した前記ペーパーカタログに含まれている前記カラープロファイルに基づく色補正を適用させて前記ユーザー画像をプリントさせるプリントジョブを前記画像形成装置に対して投入することを特徴とする請求項２記載のジョブ管理プログラム。
4. 前記ジョブ管理部は、前記ユーザーにより選択されたペーパーカタログにおける設定値とともに、前記カラーパッチチャート画像をプリントされた前記対象メディアのプレビュー画像を、表示装置に表示させることを特徴とする請求項２記載のジョブ管理プログラム。
5. 前記ジョブ管理部は、（ａ）前記設定値、前記プレビュー画像、およびソフトキーを含む所定の操作画面を前記表示装置に表示させ、（ｂ）前記ソフトキーの押下が入力装置で検出されると、前記所定のコマンドが指定されたと判定し、ただちに前記画質制御プリントジョブを前記画像形成装置に対して投入することを特徴とする請求項４記載のジョブ管理プログラム。

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