JP2021132910A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスニングテープをターゲットテープの適切な位置に止着させることができ、装着作業が容易な使い捨ておむつを提供する。【解決手段】トップシート3とバックシート4とこれらの間に配された吸収体5とを有するおむつ本体2と、おむつ本体2の幅方向xの両側に設けられたファスニングテープ14とを有する使い捨ておむつ1であって、ファスニングテープ14には面ファスナーのフック部材15が設けられ、バックシート4の外面側には、おむつ装着の際にファスニングテープ14を止着させるターゲットテープ10が設けられ、ターゲットテープ10は、幅方向xの一方側と他方側に設けられた第1止着部11と、第1止着部11の間に位置する第2止着部12とを有し、第1止着部11は面ファスナーのループ部材から構成され、第1止着部11のフック部材15との係合力は、第2止着部12のフック部材15との係合力よりも大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、テープタイプの使い捨ておむつに関するものである。
従来、テープタイプの使い捨ておむつが広く知られている。テープタイプの使い捨ておむつは、おむつの左右に設けられたファスニングテープをおむつの外面側に設けられたターゲットテープに止着することにより、パンツ形状に形成して着用され、例えば特許文献1〜3にはそのような使い捨ておむつが開示されている。
特開2000−185073号公報 特開2005−296603号公報 特開2012−50575号公報
テープタイプの使い捨ておむつでは、着用者の体型に合わせてファスニングテープをターゲットテープの適切な位置に止着することが求められ、使い捨ておむつを着用している間、ファスニングテープのターゲットテープへの止着状態が好適に維持されることが望まれる。一方、使い捨ておむつを装着する際などにファスニングテープが意図しない箇所に止着した場合は、ファスニングテープの止着が容易に外れるように形成されていることが好ましい。これにより、使い捨ておむつの装着作業が容易になる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、幅方向の両側にファスニングテープが設けられ、外面側にファスニングテープを止着させるターゲットテープが設けられた使い捨ておむつであって、ファスニングテープをターゲットテープの適切な位置に止着させることができ、装着作業が容易な使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の使い捨ておむつとは、トップシートとバックシートとこれらの間に配された吸収体とを有するおむつ本体と、おむつ本体の幅方向の両側に設けられたファスニングテープとを有する使い捨ておむつであって、ファスニングテープには面ファスナーのフック部材が設けられ、バックシートの外面側には、おむつ装着の際にファスニングテープを止着させるターゲットテープが設けられ、ターゲットテープは、幅方向の一方側と他方側に設けられた第1止着部と、第1止着部の間に位置する第2止着部とを有し、第1止着部は面ファスナーのループ部材から構成され、第1止着部とフック部材との係合力が、第2止着部とフック部材との係合力よりも大きいところに特徴を有する。
本発明の使い捨ておむつは、ターゲットテープの第1止着部にファスニングテープのフック部材を止着させることにより、安定してファスニングテープをターゲットテープに止着することができる。一方、第2止着部はターゲットテープの幅方向の中央部に位置し、通常はファスニングテープのフック部材は第2止着部に止着されない。そのため、使い捨ておむつの装着の際、誤って第2止着部にファスニングテープのフック部材が止着しても、ファスニングテープのフック部材を第2止着部からすぐに剥がすことができ、ファスニングテープをターゲットテープの適切な位置に止着し直すことが容易になる。第2止着部は、ファスニングテープのフック部材の仮留め部として利用することもでき、この場合、ファスニングテープのフック部材の仮留めを解除する操作が容易になる。そのため、本発明の使い捨ておむつによれば、着用者への装着作業が容易になる。
第1止着部のループ部材は、フィルム層の外面側に糸条による編組織が形成された構造を有することが好ましい。このように第1止着部が形成されることにより、第1止着部のフック部材との係合力を高めつつ、第1止着部の厚みを薄く形成することができる。そのため、第2止着部が不織布等の布材料から構成される場合でも、第2止着部が第1止着部に対して大きく凹んで形成されず、第2止着部とフック部材との係合力を確保しやすくなる。
第2止着部は不織布から構成されていることが好ましい。第2止着部が不織布から構成されていれば、第2止着部の係合力を比較的弱く形成することができる。この場合、第2止着部の不織布は、起毛加工またはエンボス加工されたものであることが好ましい。このように加工された不織布を用いれば、起毛加工またはエンボス加工の条件を適宜設定することにより、第2止着部を、適度な係合力を有しつつ、第1止着部よりも弱い係合力となるように形成することが容易になる。
ターゲットテープは、第1止着部の幅方向の外側に第3止着部を有していてもよい。この場合、第1止着部とフック部材との係合力が、第3止着部とフック部材との係合力よりも大きいことが好ましい。ターゲットテープに第3止着部を設けることにより、使い捨ておむつを装着する際、誤って第3止着部にファスニングテープのフック部材が止着しても、ファスニングテープのフック部材を第3止着部からすぐに剥がすことができ、ファスニングテープをターゲットテープの適切な位置に止着し直すことが容易になる。第3止着部は、ファスニングテープのフック部材の仮留め部として利用することもでき、この場合、ファスニングテープのフック部材の仮留めを解除する操作が容易になる。
第3止着部は不織布から構成されていることが好ましい。第3止着部が不織布から構成されていれば、第3止着部の係合力を比較的弱く形成することができる。
第2止着部は第1止着部よりも通気性が高いことが好ましい。ターゲットテープにおいて第2止着部は、使い捨ておむつを装着した際、ファスニングテープのフック部材が通常は止着されない箇所となる。そのため、第2止着部の通気性を高めることにより、着用者から発せられた蒸れが第2止着部を通して外部に放出されやすくなり、使い捨ておむつの着用感を高めることができる。
第2止着部とフック部材との係合力および第3止着部とフック部材との係合力は、バックシートとフック部材との係合力よりも大きいことが好ましい。このように第2止着部と第3止着部が形成されていれば、使い捨ておむつを装着する際に、ファスニングテープのフック部材を第2止着部や第3止着部に仮留めしやすくなる。
本発明の使い捨ておむつは、ターゲットテープの第1止着部にファスニングテープのフック部材を止着させることにより、安定してファスニングテープをターゲットテープに止着することができる。一方、ターゲットテープの第2止着部には通常はファスニングテープのフック部材は止着されず、誤って第2止着部にファスニングテープのフック部材が止着しても、ファスニングテープのフック部材を第2止着部からすぐに剥がすことができる。そのため、ファスニングテープをターゲットテープの適切な位置に止着し直す操作が容易になり、使い捨ておむつの着用者への装着作業が容易になる。
本発明の使い捨ておむつの一例を示し、使い捨ておむつを肌面側から見た平面図を表す。 図1に示した使い捨ておむつを外面側から見た平面図の一例を表す。 図1および図2に示した使い捨ておむつのIII−III断面図を表す。 図1に示した使い捨ておむつを外面側から見た平面図の他の一例を表す。
本発明に係る使い捨ておむつの構成について、図面を参照して説明する。なお本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。
図1〜図4には、本発明の使い捨ておむつの一例を示した。図1は、使い捨ておむつを肌面側から見た平面図を表し、図2は、図1に示した使い捨ておむつを外面側から見た平面図の一例を表し、図3は、図1および図2に示した使い捨ておむつのIII−III断面図を表し、図4は、図1に示した使い捨ておむつを外面側から見た平面図の他の一例を表す。本願の図では、矢印xが幅方向、矢印yが前後方向を表し、矢印x,yにより形成される面に対して垂直方向が厚み方向zを表す。なお図1、図2および図4では、図面の上側がおむつの前側に相当し、図面の下側がおむつの後側に相当する。
使い捨ておむつ1は、おむつ本体2と、おむつ本体2の幅方向xの両側に設けられたファスニングテープ14とを有する。おむつ本体2は、前側部と後側部とこれらの間に位置する股部とを有し、ファスニングテープ14がおむつ本体2の後側部の両側に取り付けられている。使い捨ておむつ1は、着用の際、前側部を着用者の腹部に、股部を着用者の股間部に、後側部を着用者の背部に当て、ファスニングテープ14をおむつ本体2の前側部の外面側に設けられたターゲットテープ10に止着することで、パンツ形状に形成して使用する。
使い捨ておむつ1は、前後方向yと幅方向xを有する。前後方向yとは、使い捨ておむつを着用した際に着用者の股間の前後方向に延びる方向に相当する。幅方向xとは、使い捨ておむつと同一面上にあり前後方向yと直交する方向を意味し、使い捨ておむつを着用した際の着用者の左右方向に相当する。また本発明において、使い捨ておむつの肌面側とは、使い捨ておむつを着用した際の着用者の肌に向く側を意味し、使い捨ておむつの外面側とは、使い捨ておむつを着用した際の着用者とは反対に向く側を意味する。
おむつ本体2は、トップシート3と、バックシート4と、これらの間に配された吸収体5とを有する。トップシート3は、使い捨ておむつを着用した際に着用者側に位置するシートであり、バックシート4は、使い捨ておむつを着用した際に着用者とは反対側、すなわち外面側に位置するシートである。着用者から排泄された尿等は、トップシート3を透過して吸収体5に収容される。バックシート4は、排泄物が外部へ漏れるのを防いでいる。
トップシート3は液透過性であることが好ましく、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシート3として、織布、編布、有孔樹脂フィルム等を用いてもよい。
バックシート4は液不透過性であることが好ましく、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、樹脂フィルム等を用いることができる。またバックシート4として、不織布とフィルムとの積層体を用いてもよい。
吸収体5は、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。吸収体5としては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いたり、あるいは当該成形体を紙シート(例えば、ティッシュペーパーや薄葉紙)や液透過性不織布等の被覆シートで覆ったものを用いることができる。吸収性材料としては、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系、ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプン・アクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸水性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の熱溶着性繊維が含まれてもよい。これらの熱溶着性繊維は、尿等との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。
吸収性材料は、尿等の吸収速度を高める点から、親水性繊維を含むことが好ましい。また、吸収容量を高める点からは、吸収性材料は吸水性樹脂を含むことが好ましい。従って、吸収体は親水性繊維(特にパルプ繊維)と吸水性樹脂を含むことが好ましい。この場合、例えば、親水性繊維の集合体に吸水性樹脂を混合または散布したものを用いることが好ましい。
吸収体5は、シート状吸収体であってもよい。シート状吸収体としては、不織布間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように形成されたものが挙げられる。このように形成されたシート状吸収体は、不織布間に吸水性樹脂を有するため、高い吸収容量を実現できる。また、シート状吸収体は不織布間にパルプ繊維を有しないため、嵩張らず薄型に形成することができる。
吸収体5の形状(平面形状)は特に限定されない。吸収体(あるいは吸収体を構成する成形体)の形状は、用途に応じて適宜決定すればよく、例えば、長方形、砂時計形、ひょうたん形、羽子板形等が挙げられる。なお、吸収体が着用者の大腿部に挟まれて幅方向xに圧迫されても歪みにくくする点から、吸収体、あるいは吸収体を構成する成形体は、砂時計形に形成されていることが好ましい。
おむつ本体2には、トップシート3の幅方向xの両側に、トップシート3よりも幅方向xの外方に延在するサイドシート6が接合していることが好ましい。サイドシート6は液不透過性であることが好ましく、バックシート4に使用可能なシート材料から構成することができる。
サイドシート6は、トップシート3の幅方向xの両側に、立ち上がりフラップ7を形成することが好ましい。この場合、サイドシート6には、図3に示すように、トップシート3との接合部9よりも幅方向xの内方部分に前後方向yに延びる起立用弾性部材8が設けられることが好ましく、起立用弾性部材8の収縮力によってサイドシート6の内方部分が立ち上げられて、立ち上がりフラップ7を形成することができる。立ち上がりフラップ7を設けることにより、尿等の横漏れを防ぐことができる。立ち上がりフラップ7は前後方向yの端部の内面がトップシート3上に接合されてもよく、これにより、おむつを着用の際に立ち上がりフラップ7が着用者の肌に向かって立ち上がりやすくなる。
上記説明した各シートとして不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、メルトブロー不織布、エアレイド不織布、SMS不織布等を用いることが好ましい。各シートの単位面積あたりの質量は、10g/m2以上が好ましく、12g/m2以上がより好ましく、また40g/m2以下が好ましく、30g/m2以下がより好ましい。
おむつ本体2には、幅方向xの両側にそれぞれ、前後方向yに延びる脚周り弾性部材17が設けられることが好ましい。脚周り弾性部材17を設けることにより、着用者の脚周りにギャザーを形成して脚周りのフィット性を高めたり、横漏れを防止することができる。
おむつ本体2には、前後方向yの端部に、幅方向xに延びるウェスト用弾性部材18を設けてもよい。ウェスト用弾性部材18の収縮力により、着用者の胴周りに沿ったウェストギャザーが形成され、背中側や腹部側からの尿等の排泄物の漏れが防止される。
上記に説明した各弾性部材としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。弾性部材は、伸張状態で、ホットメルト接着剤等の接着剤で固定されることが好ましい。例えば、繊度40〜1,240dtexのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接着剤としては、ゴム系のホットメルト接着剤を用いることが好ましい。なお、前記倍率は、非伸張状態を1.0倍とする。
おむつ本体2には、幅方向xの両側にファスニングテープ14が設けられている。ファスニングテープ14には面ファスナーのフック部材15が設けられており、使い捨ておむつ1の着用の際、ファスニングテープ14のフック部材15をおむつ本体2の前側部の外面側に設けられたターゲットテープ10に止着する。
ファスニングテープ14は、テープ基材16にフック部材15が設けられて構成され、フック部材15はテープ基材16の肌面側に設けられている。テープ基材16は、幅方向xの内方部がおむつ本体2に固定され、幅方向のxの外方部にフック部材15が取り付けられる。フック部材15は、基盤から係合素子が多数突出して形成される。係合素子の形状は特に限定されず、鉤形、錨形、きのこ形、柱形等が挙げられる。
テープ基材16としては、不織布、織布、編布、樹脂フィルム、あるいはこれらの積層体等を用いることができる。なお、テープ基材16とおむつ本体2との接着性を高める点から、テープ基材16は、織布、編布、または不織布から構成されていることが好ましく、不織布から構成されていることがより好ましい。
ターゲットテープ10はバックシート4の外面側に設けられる。ターゲットテープ10は、ファスニングテープ14に設けられたフック部材15との係合力に基づき、幅方向xに複数の部分を有する(図2を参照)。具体的には、ターゲットテープ10は、幅方向xの一方側と他方側に設けられた第1止着部11と、第1止着部11の間に位置する第2止着部12とを有し、第1止着部11とフック部材15との係合力が、第2止着部12とフック部材15との係合力よりも大きくなっている。このようにターゲットテープ10を構成することにより、使い捨ておむつ1の着用者への装着作業が容易になる。なお、第1止着部11と第2止着部12は、使い捨ておむつ1を外面側から見て、幅方向xと前後方向yに広がりを持つ部分として区分される。
ターゲットテープ10へのファスニングテープ14のフック部材15の止着について詳しく説明する。ターゲットテープ10において、第1止着部11は、おむつ装着の際にファスニングテープ14のフック部材15が主に止着される部分となる。そのため、第1止着部11にファスニングテープ14のフック部材15を止着することにより、安定してファスニングテープ14をターゲットテープ10に止着することができる。一方、第2止着部12は、ターゲットテープ10の幅方向xの中央部に位置し、着用者の体型に合った適切なサイズのおむつを装着する場合、ファスニングテープ14のフック部材15は通常は第2止着部12に止着されない。そのため、使い捨ておむつ1の装着の際、誤って第2止着部12にファスニングテープ14のフック部材15が止着しても、ファスニングテープ14のフック部材15を第2止着部12からすぐに剥がすことができ、ファスニングテープ14をターゲットテープ10の適切な位置に止着し直すことが容易になる。第2止着部12は、ファスニングテープ14のフック部材15の仮留め部として利用することもでき、この場合、ファスニングテープ14のフック部材15の仮留めを解除する操作が容易になる。
ファスニングテープ14のフック部材15とターゲットテープ10の第1止着部11または第2止着部12との係合力は、次のようにして測定する。ファスニングテープのフック部材を第1止着部または第2止着部上に互いの係合面が対向するように乗せ、その上をフック部材側から荷重2kgfのローラーを1往復させることにより、フック部材を第1止着部または第2止着部に係合させる。その上で、JIS K 6854−1:1999の「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第1部:90度はく離」の試験方法に従い、フック部材と第1止着部またはフック部材と第2止着部との係合力(接着強さ)を求める。なお、後述の第3止着部とフック部材との係合力も、同様にして求める。
第1止着部11は、使い捨ておむつ1の幅方向xの一方側と他方側にそれぞれ設けられ、幅方向xの一方側の第1止着部11Aと幅方向xの他方側の第1止着部11Bは、幅方向xに離隔して設けられる。第1止着部11は面ファスナーのループ部材から構成され、このように第1止着部11が構成されることにより、第1止着部11とフック部材15との係合力を高めることができる。第1止着部11では、面ファスナーのループ部材が使い捨ておむつ1の外面側に露出するように設けられ、面ファスナーのループ部材はバックシート4に直接取り付けられてもよく、他のシート部材(例えば不織布)を介してバックシート4に取り付けられてもよい。
面ファスナーのループ部材は、基盤上に、フック部材の係合素子と係合可能なループ部が設けられて構成される。ループ部は一部が基盤に固定され他部が基盤と非固定とされ、これによりフック部材の係合素子がループ部の基盤との非固定部分に係合することができる。各ループ部は、閉じた環を形成してもよく、環の一部が開いて形成され、隣接するループ部と接続して設けられていてもよい。また、基盤上に糸条による編組織が形成され、この編組織によってループ部が形成されるようにしてもよい。糸条は、モノフィラメントから構成されていてもよく、マルチフィラメントから構成されていてもよく、その構成繊維も特に限定されない。
幅方向xの一方側と他方側に設けられた各第1止着部11の幅方向xの長さは、5cm以上が好ましく、8cm以上がより好ましく、10cm以上がさらに好ましく、また20cm以下が好ましく、18cm以下がより好ましく、15cm以下がさらに好ましい。
第2止着部12は、幅方向xの一方側の第1止着部11Aと幅方向xの他方側の第1止着部11Bの間に設けられる。第2止着部12は、使い捨ておむつ1の幅方向xの中心線を跨がって設けられることが好ましい。第2止着部12は第1止着部11と幅方向xに近接して設けられることが好ましく、第2止着部12は第1止着部11と幅方向xに接して設けられるか、第2止着部12が第1止着部11と幅方向xに離隔して設けられる場合でも、その離隔距離は1cm以下が好ましく、0.5cm以下がより好ましく、0.3cm以下がさらに好ましい。
第2止着部12の幅方向xの長さは、幅方向xの一方側と他方側に設けられた各第1止着部11の幅方向xの長さよりも短いことが好ましい。第2止着部12の幅方向xの長さは、例えば、2cm以上が好ましく、3cm以上がより好ましく、また10cm以下が好ましく、8cm以下がより好ましい。
第2止着部12は、第1止着部11よりもフック部材15との係合力が小さく形成される限り、その構成部材は特に限定されない。なお第2止着部12は、ファスニングテープ14のフック部材15と係合可能であることが好ましい。第2止着部12は、面ファスナーのループ部材から構成したり、織布、編布、不織布等の布材料から構成することができる。
ターゲットテープ10は、第1止着部11の幅方向xの外側にさらに第3止着部を有していてもよい。そのように構成されたターゲットテープを備えた使い捨ておむつの構成例を図4に示した。図4では、ターゲットテープ10が第1止着部11と第2止着部12を有するとともに、第1止着部11の幅方向xの外側にさらに第3止着部13を有するように構成されている。この場合、第3止着部13とファスニングテープ14のフック部材15との係合力は、第1止着部11とファスニングテープ14のフック部材15との係合力よりも小さいことが好ましい。これにより、使い捨ておむつ1を装着の際、誤って第3止着部13にファスニングテープ14のフック部材15が止着しても、ファスニングテープ14のフック部材15を第3止着部13からすぐに剥がすことができ、ファスニングテープ14をターゲットテープ10の適切な位置に止着し直すことが容易になる。第3止着部13は、ファスニングテープ14のフック部材15の仮留め部として利用することもでき、この場合、ファスニングテープ14のフック部材15の仮留めを解除する操作が容易になる。
第3止着部13は第1止着部11と幅方向xに近接して設けられることが好ましい。第3止着部13は第1止着部11と幅方向xに接して設けられるか、第3止着部13が第1止着部11と幅方向xに離隔して設けられる場合でも、その離隔距離は1cm以下が好ましく、0.5cm以下がより好ましく、0.3cm以下がさらに好ましい。
第3止着部13の幅方向xの長さは、幅方向xの一方側と他方側に設けられた各第1止着部11の幅方向xの長さよりも短いことが好ましい。第3止着部13の幅方向xの長さは、第2止着部12の幅方向xの長さよりも短いことも好ましい。第3止着部13の幅方向xの長さは、例えば、1cm以上が好ましく、2cm以上がより好ましく、また5cm以下が好ましく、3cm以下がより好ましい。
第3止着部13は、第1止着部11よりもフック部材15との係合力が小さく形成される限り、その構成部材は特に限定されない。なお第3止着部13は、ファスニングテープ14のフック部材15と係合可能であることが好ましい。第3止着部13は、面ファスナーのループ部材から構成したり、織布、編布、不織布等の布材料から構成することができる。
第1止着部11と第2止着部12は、前後方向yに対して略同程度の長さで形成されることが好ましい。例えば、第1止着部11と第2止着部12の前後方向yの長さの差は3mm以内が好ましく、2mm以内がより好ましく、1mm以内がさらに好ましい。ターゲットテープ10が第3止着部13を有する場合は、第1止着部11と第3止着部13は、前後方向yに対して略同程度の長さで形成されることが好ましい。例えば、第1止着部11と第3止着部13の前後方向yの長さの差は3mm以内が好ましく、2mm以内がより好ましく、1mm以内がさらに好ましい。
第1止着部11のループ部材は、フィルム層の外面側に糸条による編組織が形成された構造を有することが好ましい。このように第1止着部11が形成されることにより、第1止着部11のフック部材15との係合力を高めつつ、第1止着部11の厚みを薄く形成することができる。また、第1止着部11の厚みを薄く形成することにより、第2止着部12や第3止着部13が不織布等の布材料から構成される場合でも、第2止着部12や第3止着部13が第1止着部11に対して大きく凹んで形成されず、第2止着部12や第3止着部13とフック部材15との係合力を確保しやすくなる。また、基盤をフィルム層とすることで、ループ部として機能する編組織を基盤上に安定して形成しやすくなる。
上記に説明したループ部材の編組織としては、平編、ゴム編、両面編等のよこ編組織や、ハーフ編、パワーネット編等のたて編組織が挙げられる。なかでも編組織としてはよこ編組織であることが好ましく、これによりフック部材と強固に係合可能なループ部を形成しやすくなる。編組織の長さ1cm当たりのコース数とウェール数は、例えば、2以上が好ましく、3以上がより好ましく、4以上がさらに好ましく、また20以下が好ましく、15以下がより好ましく、10以下がさらに好ましい。このように編組織を形成することにより、フック部材が編組織に適度な係合力で係合しやすくなる。
第2止着部12は不織布から構成されていることが好ましい。第2止着部12が不織布から構成されていれば、第2止着部12の係合力を比較的弱く形成することができる。同様の理由から、第3止着部13も不織布から構成されていることが好ましい。なお、この場合、第2止着部12および/または第3止着部13の係合力が弱くなりすぎるおそれがある。そのような場合は、第2止着部12および/または第3止着部13を構成する不織布として、起毛加工またはエンボス加工された不織布を用いることが好ましい。起毛加工された不織布は、不織布表面が毛羽立って形成されることにより、フック部材との係合力を高めることができる。エンボス加工された不織布は、不織布表面に多数の凹凸が形成されることにより、フック部材との係合力を高めることができる。そのため、このように加工された不織布を用いれば、起毛加工またはエンボス加工の条件を適宜設定することにより、第2止着部12および/または第3止着部13を、適度な係合力を有しつつ、第1止着部11よりも弱い係合力となるように形成することが容易になる。
第2止着部12が不織布から構成される場合、当該不織布はターゲットテープ10の第2止着部12のみに設けられるものであってもよく、ターゲットテープ10の幅方向xの一方側の第1止着部11Aから第2止着部12を介して幅方向xの他方側の第1止着部11Bまで延在するものであってもよい。後者の場合、第2止着部12では、当該不織布上に面ファスナーのループ部材が設けられることとなる。ターゲットテープ10が第3止着部13を有する場合は、当該不織布は幅方向xの一方側と他方側の第1止着部11からさらに幅方向xの外側に延在するものであってもよい。
第2止着部12および/または第3止着部13を構成する不織布としては、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、SMS不織布等が好ましく挙げられる。これらの不織布は、不織布表面の構成繊維間にフック部材が係合可能な間隙を形成することができるため、フック部材との係合力を確保しやすくなる。また、不織布の構成繊維が熱溶着によって結合されることにより、フック部材と係合させても不織布の構成繊維がばらけにくく、耐久性を高めることができる。これらの中でも、第2止着部12および/または第3止着部13は、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布またはエアスルー不織布から構成されることが好ましく、スパンボンド不織布またはポイントボンド不織布から構成されることがより好ましい。
第2止着部12は第1止着部11よりも通気性が高いことが好ましい。ターゲットテープ10において第2止着部12は、使い捨ておむつ1を装着した際、ファスニングテープ14のフック部材15が通常は止着されない箇所となる。そのため、第2止着部12の通気性を高めることにより、着用者から発せられた蒸れが第2止着部12を通して外部に放出されやすくなり、使い捨ておむつ1の着用感を高めることができる。ターゲットテープ10が第3止着部13を有する場合は、第3止着部13の通気性が第1止着部11よりも高いことも好ましい。ターゲットテープ10の各止着部の通気性は、JIS L 1096:2010の8.26.2Bに記載の通気性の試験方法に従い求める。
第2止着部12とフック部材15との係合力は、バックシート4とフック部材15との係合力よりも大きいことが好ましい。ターゲットテープ10が第3止着部13を有する場合は、第3止着部13とフック部材15との係合力が、バックシート4とフック部材15との係合力よりも大きいことも好ましい。このように第2止着部12と第3止着部13が形成されていれば、使い捨ておむつ1を装着する際に、ファスニングテープ14のフック部材15を第2止着部12や第3止着部13に仮留めしやすくなる。
1: 使い捨ておむつ
2: おむつ本体
3: トップシート
4: バックシート
5: 吸収体
6: サイドシート
7: 立ち上がりフラップ
8: 起立用弾性部材
10: ターゲットテープ
11: 第1止着部
12: 第2止着部
13: 第3止着部
14: ファスニングテープ
15: フック部材
16: テープ基材
17: 脚回り弾性部材
18: ウェスト用弾性部材

Claims (8)

  1. トップシートとバックシートとこれらの間に配された吸収体とを有するおむつ本体と、
    前記おむつ本体の幅方向の両側に設けられたファスニングテープとを有する使い捨ておむつであって、
    前記ファスニングテープには面ファスナーのフック部材が設けられ、
    前記バックシートの外面側には、おむつ装着の際に前記ファスニングテープを止着させるターゲットテープが設けられ、
    前記ターゲットテープは、幅方向の一方側と他方側に設けられた第1止着部と、前記第1止着部の間に位置する第2止着部とを有し、
    前記第1止着部は面ファスナーのループ部材から構成され、
    前記第1止着部と前記フック部材との係合力が、前記第2止着部と前記フック部材との係合力よりも大きいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記第1止着部のループ部材は、フィルム層の外面側に糸条による編組織が形成された構造を有する請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記第2止着部は不織布から構成されている請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記不織布は、起毛加工またはエンボス加工されている請求項3に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記ターゲットテープは、前記第1止着部の幅方向の外側に第3止着部を有し、
    前記第1止着部と前記フック部材との係合力が、前記第3止着部と前記フック部材との係合力よりも大きい請求項1〜4のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記第3止着部は不織布から構成されている請求項5に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記第2止着部は前記第1止着部よりも通気性が高い請求項1〜6のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記第2止着部と前記フック部材との係合力および前記第3止着部と前記フック部材との係合力は、前記バックシートと前記フック部材との係合力よりも大きい請求項1〜7のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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