JP2021130897A - 涎掛け(スタイ) - Google Patents

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侑理絵 佐賀
Yurie Saga
侑理絵 佐賀
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Abstract

【課題】 ファッション性ある涎掛けを提供する。【解決手段】 本開示の涎掛けは、正方形またはひし形のガーゼ素材の、互いに縫い合わされた表布及び裏布と、前記表布と前記裏布との間に縫いこまれたガーゼ素材の内布と、を含み、互いに縫い合わされた前記表布と前記裏布の中央部には、対角線に沿って、かつ当該対角線からずれた位置に、切れ込みがあり、前記内布は、前記切れ込みの中央領域から、前記対角線によって分けられる前記表布及び前記裏布の端縁まで、両側に延びており、互いに縫い合わされた前記表布と前記裏布の前記対角線の両端部付近に、互いに着脱可能な止め具を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、ファッションアイテムに多様性と機能性を付けた涎掛け(スタイ)に関するものである。
従来より涎掛け(スタイ)は、多種類のものが販売されている。しかし、ファッション性と吸水性の両立を重視した涎掛け(スタイ)は少ない。着け心地の良さや汚れの服への浸透を防ぐ吸水性を有しつつ、コーディネート(手持ち服との組み合わせ)に配慮した、ファッション性を付加した涎掛け(スタイ)はなかった。
本発明は、この課題を解消するためになされたものである。
本発明の涎掛けは、
正方形またはひし形のガーゼ素材の、互いに縫い合わされた表布及び裏布と、
前記表布と前記裏布との間に縫いこまれたガーゼ素材の内布と、を含み、
互いに縫い合わされた前記表布と前記裏布の中央部には、対角線に沿って、かつ当該対角線からずれた位置に、切れ込みがあり、
前記内布は、前記切れ込みの中央領域から、前記対角線によって分けられる前記表布及び前記裏布の端縁まで、両側に延びており、
互いに縫い合わされた前記表布と前記裏布の前記対角線の両端部付近に、互いに着脱可能な止め具を有している。
好ましくは、前記表布、前記裏布、及び前記内布の前記ガーゼ素材は、それぞれ二重織り以上のガーゼ素材である。
さらに好ましくは、前記表布と前記裏布とは、外側の柄が互いに異なっている。
本発明の涎掛けは、切れ込みに沿って二つ折りにし、三角形状にして、幼児等の首の前に掛け、首の後ろで止め具を互いに止めることによって、使用に供される。切れ込みがあるために、首への当たりが柔らかい。切れ込みが対角線からずれているので、二つ折りにしたときに、表布と裏布とがずれて重なる。このため、おしゃれ感(ファッション性)が加味される。表布と裏布の柄が異なっていると、このおしゃれ感が、さらに増す。
本発明の涎掛けを例示する平面図である。 図1の涎掛けの裏面図である。 図1の涎掛けの表布を削除した形態を例示する平面図である。 図1の涎掛けの使用方法を例示する使用説明図である。 図4の涎掛けを、折れ線eで手前に折った形態を例示する使用説明図である。 図5の状態の涎掛けを反転させ、裏側から見た形態を例示する使用説明図である。 図4の涎掛けを、折れ線eで反対側に折った形態を例示する使用説明図である。 図7の状態の涎掛けを反転させ、裏側から見た形態を例示する使用説明図である。
図1は、本発明の涎掛けを例示する平面図である。図2は、同涎掛けの裏面図である。この涎掛けでは、表布aと裏布(図2に白色で表示される)とが、互いに縫い合わされている。表布aと裏布は、いずれも正方形またはひし形であり、二重織り以上のガーゼ素材、例えば二重織りガーゼ素材である。互いに縫い合わされた表布aと裏布の中央部には、対角線に沿って、しかも対角線からずれた位置に、切れ込みcが形成されている。表布aは、例えば表面側に柄が付されている。裏布は、例えば無地である。
図3は、同涎掛けの表布aを削除した形態を例示する平面図である。図示例のように、表布aと裏布との間には、内布dが縫い込まれている。内布dは、二重織り以上のガーゼ素材、例えば三重織りガーゼ素材である。内布dは、切れ込みcの中央領域から、上記対角線によって分けられる表布a及び裏布の端縁まで、両側に延びている。互いに縫い合わされた表布aと裏布の上記対角線の両端部付近には、互いに着脱可能な止め具bが設けられている。止め具bは、例えばプラスナップである。
図4〜図6は、同涎掛けの使用方法を例示する使用説明図である。同涎掛けを使用するには、まず図4に例示するように、折れ線eに沿って表側から裏側に折り曲げる。折れ線eは、切れ込みcに沿っている。同涎掛けは、折り曲げると図5及び図6に例示するように、略三角形になる。このように二つ折りにし、略三角形状にして、幼児等の首の前に掛け、首の後ろで止め具bを互いに止めることによって、使用に供される。折り目に切れ込みcがあるために、首への当たりが柔らかい。折れ線eが対角線からずれているので、二つ折りにしたときに、表布aと裏布とがずれて重なる。このため、ファッション性(おしゃれ感)が加味される。表布aと裏布の柄が異なっていると、ファッション性が、さらに増す。
図7、図8は、同涎掛けの別の使用方法を例示する使用説明図である。この使用方法では、図4〜図6とは逆に、同涎掛けを、折れ線eに沿って裏側から表側に折り曲げる。同様に、幼児等の首の前に掛け、首の後ろで止め具bを互いに止めることによって、使用に供することができる。このように、折り方を2通りに変えることができ、裏返しにして使用することもできるので、4通りの使い方ができる。それにより、洗う頻度を少なくすることができ、また、柄を変えて使用することも可能となる。
以上のように、図示例の涎掛けは、表布aに柔らかい二重織りガーゼ素材を使用したプリント柄や先染めチェック柄のショール型にし、折れ線eを手前・反対側に折ることで4種類(4パターン)に変形することが可能である。1枚で4種類(4パターン)のコーディネートを楽しむことができる。すなわち、リバーシブル仕様にする事によって、ファッション性を高めることもできる。また、外出時の利便性が高まる(外出時のよだれかけ・服の予備を持ち歩く量が減り、手荷物を減らす)という効果がある。平均的に、よだれかけの交換が30〜60分で1枚取り換える所、2〜3時間位、取り換える手間・その間の着替えの手間が省け、洗濯枚数も減少し、外出時のよだれかけ・服の予備を持ち歩く量、荷物を減らすことが可能となる。
内布の素材は、十分な吸水性を有しつつ、装着時の圧迫感を抑えることのできる適度な厚みとする目的で、d部の内、切込みcで分断された片方は、二重織りガーゼ素材とし、もう片方は三重織りガーゼ素材を縫い付けた。
これにより、涎掛けの胸元が、二重、二重、二重による六重ガーゼによる一片と、二重、三重、二重による七重ガーゼの一片が重なった構造となり高い吸水性により、表面から裏面へ汚れの浸透を防ぐ機能が向上する。
さらに、涎掛け中央部の切込みcと、涎掛けの接続部(止め具)bにプラスナップを使用することにより、装着時の首元への締め付け・抵抗感が減少し、着け心地が悪くなるのを防ぐ事が可能となる。
結果、よだれかけの交換・着替え・洗濯などの毎日の手間、育児の負担を軽減し、豊かな時間と気持ちへの余裕を提供できる商品化を実現。また、よだれかけ中央部の切込みc、全ガーゼ生地素材での制作、よだれかけの接続部にプラスナップbを使用し、首周りのサイズを容易に調整できることにより、赤ちゃんの肌へ優しい着け心地も可能にした。
a 表布(涎掛けの表面側の生地)
b 止め具(接続部、プラスナップ)
c 中央部の切込み
d 内布(内蔵しているガーゼ生地)
e 折れ線

Claims (3)

  1. 正方形またはひし形のガーゼ素材の、互いに縫い合わされた表布及び裏布と、
    前記表布と前記裏布との間に縫いこまれたガーゼ素材の内布と、を含み、
    互いに縫い合わされた前記表布と前記裏布の中央部には、対角線に沿って、かつ当該対角線からずれた位置に、切れ込みがあり、
    前記内布は、前記切れ込みの中央領域から、前記対角線によって分けられる前記表布及び前記裏布の端縁まで、両側に延びており、
    互いに縫い合わされた前記表布と前記裏布の前記対角線の両端部付近に、互いに着脱可能な止め具を有する、涎掛け(スタイ)。
  2. 前記表布、前記裏布、及び前記内布の前記ガーゼ素材は、それぞれ二重織り以上のガーゼ素材である、請求項1に記載の涎掛け(スタイ)。
  3. 前記表布と前記裏布とは、外側の柄が互いに異なる、請求項1又は2に記載の涎掛け(スタイ)。
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