JP2021130176A - 加工装置、制御装置、加工方法、制御方法及びプログラム - Google Patents

加工装置、制御装置、加工方法、制御方法及びプログラム Download PDF

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博之 中山
Hiroyuki Nakayama
博之 中山
正男 山下
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Abstract

【課題】箱体が膨らんだ場合であっても、箱体の適切な位置を加工することが可能となる加工装置を提供する。【解決手段】昇降装置4は、予め定められた高さに箱体90が到達したことを検出部8が検出するまで、箱体90を上昇させる。移動装置6は、箱体90の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、箱体90を移動させる。加工器具2は、箱体90の天面が圧縮され第1の角が第1の基準位置に位置した状態で、第1の角を挟む箱体90の2つの側面を加工する。移動装置6は、第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、箱体90を移動させる。加工器具2は、箱体90の天面が圧縮され第2の角が第2の基準位置に位置した状態で、第2の角を挟む箱体90の2つの側面を加工する。【選択図】図1

Description

本発明は、加工装置、制御装置、加工方法、制御方法及びプログラムに関し、特に、箱体の表面を加工する加工装置、制御装置、加工方法、制御方法及びプログラムに関する。
箱体を自動で加工する技術がある。この技術に関連し、特許文献1は、箱切断方法を開示している。特許文献1にかかる技術では、水平に支持した箱の外周面に、薄い円板状の丸刃の回転刃を、進行方向の前縁が箱の外周面に向かうように水平回転させつつ、箱の外周面に沿って1周させることにより、箱の上部が切断される。
特開2003−81228号公報
例えば段ボール箱のような圧力によって変形する箱体では、内容物の量が多い場合に、天面が平らな状態を維持できず、天面が膨らむことがある。しかしながら、特許文献1にかかる技術では、箱体が膨らんだ場合に、箱体の適切な位置を加工(切断)することができないおそれがある。
本開示の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、箱体が膨らんだ場合であっても、箱体の適切な位置を加工することが可能となる加工装置、制御装置、加工方法、制御方法及びプログラムを提供することにある。
本開示にかかる加工装置は、箱体の表面を加工する加工器具と、前記箱体を昇降させる昇降装置と、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置と、前記箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したか否かを検出する検出手段と、前記昇降装置の上方に位置する圧縮部材と、を有し、前記箱体を搭載した前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことを前記検出手段が検出するまで、前記箱体を上昇させ、前記移動装置は、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、前記加工器具は、前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工し、前記移動装置は、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具は、前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工する。
また、本開示にかかる制御装置は、箱体の表面を加工する加工器具の動作を制御する加工器具制御手段と、前記箱体を昇降させる昇降装置の動作を制御する昇降装置制御手段と、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置の動作を制御する移動装置制御手段と、前記箱体の天面を圧縮するように制御を行う圧縮制御手段と、を有し、前記昇降装置制御手段は、前記昇降装置に搭載された前記箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行い、前記移動装置制御手段は、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、前記圧縮制御手段は、前記箱体が加工されるときに、前記昇降装置の上方に位置する圧縮部材によって前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行い、前記加工器具制御手段は、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行い、前記移動装置制御手段は、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、前記加工器具制御手段は、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行う。
また、本開示にかかる加工方法は、予め定められた停止高さ位置に箱体が到達したことが検出されるまで、前記箱体を上昇させ、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させ、前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具によって、前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工し、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具によって、前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工する。
また、本開示にかかる制御方法は、昇降装置に搭載された箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行い、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、前記箱体が加工されるときに、前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行い、前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行い、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行う。
また、本開示にかかるプログラムは、昇降装置に搭載された箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行うステップと、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行うステップと、前記箱体が加工されるときに、前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行うステップと、前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行うステップと、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行うステップと、前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行うステップと、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、箱体の寸法によらないで、箱体が膨らんだ場合であっても、箱体の適切な位置を加工することが可能となる加工装置、制御装置、加工方法、制御方法及びプログラムを提供できる。
本開示の実施の形態にかかる加工装置の概要を示す図である。 実施の形態1にかかる加工装置を示す図である。 実施の形態1にかかる加工装置を示す図である。 実施の形態1にかかる加工装置を示す図である。 実施の形態1にかかる移動装置の詳細を示す図である。 実施の形態1にかかる制御装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる加工装置によって行われる動作を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。 通常の方法によって開梱された箱体を示す図である。 本実施の形態にかかる加工装置によって開梱された箱体を示す図である。 実施の形態1にかかる方法において、天面が膨らんだ箱体を加工する場合を説明するための図である。 実施の形態2にかかる加工装置を示す図である。 実施の形態2にかかる制御装置の構成を示す図である。 実施の形態2にかかる加工装置によって行われる動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態2にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態2にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態2にかかる動作を説明するための図である。 実施の形態3にかかる加工装置を示す図である。 実施の形態3にかかる制御装置の構成を示す図である。 実施の形態3にかかる加工装置によって行われる動作を示すフローチャートである。 実施の形態4にかかる加工装置によって行われる動作を示すフローチャートである。
(本開示にかかる実施の形態の概要)
本開示の実施形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。図1は、本開示の実施の形態にかかる加工装置1の概要を示す図である。
加工装置1は、加工器具2と、圧縮部材3と、昇降装置4と、移動装置6と、検出部8とを有する。加工器具2は、箱体90の表面を加工する加工手段としての機能を有する。加工器具2は、例えばカッター等の切削器具であるが、これに限定されない。また、箱体90は、直方体形状(立方体形状を含む)で形成されている。箱体90は、例えば段ボール箱であるが、これに限定されない。
昇降装置4は、箱体90を昇降させる昇降手段としての機能を有する。移動装置6は、箱体90を水平方向に移動させる移動手段としての機能を有する。検出部8は、箱体90が予め定められた停止高さ位置H1に到達したか否かを検出する検出手段としての機能を有する。検出部8は、例えばセンサ等の検出装置である。圧縮部材3は、昇降装置4の上方に位置しており、箱体90の天面を圧縮するように構成されている。
箱体90を搭載した昇降装置4は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことを検出部8が検出するまで、箱体90を上昇させる。移動装置6は、箱体90を上から見た状態において、箱体90の4つの側面で構成される4つの角(稜線)のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、箱体90を移動させる。また、箱体90の天面が圧縮部材3によって圧縮される。例えば、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときよりも昇降装置4と圧縮部材3との間隔が狭くなることによって、箱体90の天面が圧縮部材3によって圧縮される。加工器具2は、箱体90の天面が圧縮部材3によって圧縮され、第1の角が第1の基準位置に位置した状態で、第1の角を挟む箱体90の2つの側面を加工する。移動装置6は、箱体90を上から見た状態において、第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、箱体90を移動させる。また、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときよりも昇降装置4と圧縮部材3との間隔が狭くなることによって箱体90の天面が圧縮部材3によって圧縮される。加工器具2は、箱体90の天面が圧縮部材3によって圧縮され、第2の角が第2の基準位置に位置した状態で、第2の角を挟む箱体90の2つの側面を加工する。
本実施の形態にかかる加工装置1は、上記のように構成されているので、箱体90の膨らんだ天面が圧縮されるので、天面が平らな状態になり得る。そして、この状態で、加工器具2を一律な動作で移動させることによって、箱体90の側面における加工器具2の移動軌跡が一定となる。したがって、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。
なお、加工装置1の上記構成要素を制御する制御装置を用いても、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。また、加工装置1を用いた加工方法及び制御装置を用いた制御方法を用いても、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。また、制御方法を実現させるプログラムを用いても、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図2〜図4は、実施の形態1にかかる加工装置10を示す図である。図2は、加工装置10を正面から見た正面図(側面図)である。図3及び図4は、加工装置10を斜め上方から見た斜視図である。なお、加工装置10は、図1に示した加工装置1に対応する。なお、説明の都合上、座標系について、図2における右方向をX軸の正方向とする。また、図2における上方向をZ軸の正方向とする。また、図2における紙面手前から奥に向かう方向をY軸の正方向とする。つまり、実施の形態1にかかる説明において、水平方向は、XY平面に沿った方向であり、鉛直方向は、Z軸に沿った方向である。また、加工対象の箱体90は、図2において左側にある投入路72に投入され、加工済みの箱体90は、図2において右側にある排出路74に排出される。したがって、X軸の正方向は、箱体90の搬送方向に対応する。なお、加工装置10と座標系との対応については、上記に限定されない。
加工装置10は、1つの加工器具20と、昇降装置40と、移動装置60と、1つ以上の高さ位置センサ18とを有する。加工器具20は、図1に示した加工器具2に対応する。昇降装置40は、図1に示した昇降装置4に対応する。移動装置60は、図1に示した移動装置6に対応する。高さ位置センサ18は、図1に示した検出部8に対応する。また、加工装置10は、ロボットアーム12と、操作パネル16と、集塵機80と、制御装置100とを有する。
操作パネル16は、加工装置10において作業者が操作し易い任意の場所に設置されている。操作パネル16は、加工装置10の動作のオンオフを行うためのボタン、及び、加工装置10の動作状況を示す表示器(ランプ等)などを備える。作業者が操作パネル16のスタートボタンを押下すると、制御装置100が動作を開始するように構成されてもよい。
制御装置100は、例えばコンピュータであって、具体的にはPLC(programmable logic controller)などである。制御装置100は、予め定められたプログラム等によって、加工器具20、昇降装置40及び移動装置60の動作を制御する。詳しくは後述する。なお、制御装置100は、加工装置10と物理的に別個であってもよい。その場合、制御装置100は、無線によって、加工器具20、昇降装置40及び移動装置60の動作を制御してもよい。制御装置100の具体的な動作については後述する。
加工器具20は、箱体90を加工する加工部材を有する。加工器具20は、例えばカッター等の切削(切断)器具であるが、これに限定されない。以下に示す実施の形態1では、加工器具20が切削器具である例について説明する。加工器具20は、例えば、モータによって加工部材である板状の切削部材(ブレード等)が回転することで、箱体90を切削(切断)する。加工器具20は、ロボットアーム12の先端(エンドエフェクタなど)に取り付けられている。また、集塵機80は、加工器具20によって箱体90が切削されたことによって発生する塵を、ホース82を介して吸引する。なお、後述するように、加工器具20は、箱体90の側面を切削する。そして、加工器具20が箱体90の4つの側面を切削することで、箱体90の上面(天面)が開放される。これにより、箱体90が開梱される。
なお、後述するように、加工器具20は、箱体90の側面における、高さ位置センサ18が検出する高さ(後述するH1)に対応する高さの位置(後述するH2)を移動することで、箱体90の側面を加工する。また、加工器具20は、第1の基準位置に対応する第1の行程を移動することで、第1の角を挟む2つの側面を加工し、第2の基準位置に対応する第2の行程を移動することで、第2の角を挟む2つの側面を加工する。また、加工器具20は、予め定められた長さの第1の行程と、予め定められた長さの第2の行程とを移動することで、箱体90の側面を加工する。なお、加工器具20の具体的な動作については後述する。
ロボットアーム12は、制御装置100による制御によって、加工器具20を動作させる。具体的には、ロボットアーム12は、加工器具20を所定の位置に移動させ、加工器具20のモータを起動して加工部材(切削部材)を回転させ、所定の行程で加工器具20を移動させる。ロボットアーム12は、例えば水平多関節ロボット(スカラロボット)である。ロボットアーム12は、制御装置100による制御によって、関節12a及び関節12b等の関節角度、及びスライド軸12cの回転角度及びスライド長さを変化させることで、加工器具20を所定の位置に移動させ、所定の向きに回転させる。関節12a及び関節12bは、Z軸に沿った方向の回転軸を有しており、したがって、XY平面に沿った方向に回転する。スライド軸12cは、Z軸に沿った方向に設けられており、XY平面に沿った方向に回転し、Z軸に沿った方向に上下移動する。
ロボットアーム12は、昇降装置40よりも上方に設けられている支持部材14に支持されている。支持部材14は、例えば、図3及び図4に示すように、加工装置10においてXY平面上を斜めに亘る梁状の部材である。図3及び図4の例では、支持部材14は、XY平面において、X軸負方向及びY軸負方向の側からX軸正方向及びY軸正方向の側に設けられている。なお、ロボットアーム12を支持する支持部材14の形状及び位置については、図3及び図4の構成に限定されない。なお、ロボットアーム12の具体的な動作については後述する。なお、加工器具20を動作させる装置は、ロボットアーム12でなくてもよい。
高さ位置センサ18は、箱体90が予め定められた停止高さ位置H1(Z軸方向の位置)に到達したか否かを検出する。なお、停止高さ位置H1は、例えばロボットアーム12を支持する支持部材14の高さ位置を基準としてもよい。高さ位置センサ18は、例えば、光電センサ等の物体検知センサである。後述する昇降装置40によって箱体90の上面(天面)が停止高さ位置H1(停止高さ)に到達したことを高さ位置センサ18が検出すると、制御装置100は、昇降モータ42を制御して、昇降装置40の上昇動作を停止させる。詳しくは後述する。
なお、高さ位置センサ18は、例えば昇降装置40よりも上方に設けられた上側部材30に支持されていてもよい。なお、図3及び図4に示すように、上側部材30は、支持部材14に支持されていてもよいし、支持部材14と一体に形成されていてもよい。また、高さ位置センサ18は複数設けられていてもよい。この場合、複数の高さ位置センサ18のうちの少なくとも1つが、箱体90の天面が停止高さ位置H1に到達したことを検出したときに、制御装置100は、昇降モータ42を制御して、昇降装置40の上昇動作を停止させてもよい。
昇降装置40は、投入路72と排出路74との間に設けられている。また、投入路72の近傍には、箱体90が投入路72から昇降装置40に移動したことを検出する投入センサ73が設けられている。また、排出路74の近傍には、箱体90が昇降装置40から排出路74に移動したことを検出する排出センサ75が設けられている。投入センサ73及び排出センサ75は、例えば、光電センサ等の物体検知センサであってもよい。
昇降装置40は、箱体90が搭載される昇降ステージ41と、昇降ステージ41を上下に移動させる昇降モータ42とを有する。昇降モータ42は、例えばACモータである。投入路72に箱体90が投入(搬送)され、投入路72から昇降ステージ41に箱体90が移動すると、昇降装置40は箱体90を搭載することとなる。昇降装置40は、昇降モータ42が制御装置100によって制御されることで、箱体90を搭載した状態で、箱体90を上昇させる。つまり、昇降装置40は、箱体90を上方向(Z軸正方向)に移動させる。そして、上述したように、高さ位置センサ18によって箱体90が停止高さ位置H1に到達したことが検出されると、昇降装置40は、上昇動作を停止する。つまり、昇降装置40は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことを高さ位置センサ18が検出するまで、箱体90を上昇させる。また、後述するように、加工器具20による箱体90の加工が終了すると、制御装置100が昇降モータ42を起動させることによって、昇降ステージ41が下降する。これにより、昇降装置40は、箱体90を下降させる。
移動装置60は、箱体90を水平方向に移動させる。具体的には、移動装置60は、昇降装置40によって停止高さ位置H1まで上昇された箱体90を、水平方向に移動させる。移動装置60は、例えばエアシリンダによって動作する。移動装置60は、移動装置62と移動装置64とで構成されている。移動装置62は、昇降ステージ41に搭載された箱体90をX軸の正方向(搬送方向の下流側)にある基準位置の側に移動させる。移動装置64は、昇降ステージ41に搭載された箱体90をX軸の負方向(搬送方向の上流側)にある基準位置の側に移動させる。
図5は、実施の形態1にかかる移動装置60(62,64)の詳細を示す図である。図5は、移動装置60と昇降ステージ41とを示す上面図(平面図)である。図5において、移動装置60(62,64)は、太線で示されている。移動装置62は、箱体90の移動を開始する前の状態では、昇降ステージ41に対して、X軸の負方向かつY軸の正方向の位置で待機していてもよい。また、移動装置64は、箱体90の移動を開始する前の状態では、昇降ステージ41に対して、X軸の正方向かつY軸の負方向の位置で待機していてもよい。
移動装置62は、押圧部材62aと押圧部材62bとを有する。押圧部材62a(移動装置62)は、加工装置10に設けられたレール61aに沿って、Y軸方向に移動する。押圧部材62bは、移動装置62に設けられたレール62cに沿って、移動装置62に対してX軸方向に移動する。押圧部材62aは、例えばエアシリンダ63aによって、昇降ステージ41に搭載されている箱体90を、Y軸の負方向に押圧する。押圧部材62bは、例えばエアシリンダ63bによって、昇降ステージ41に搭載されている箱体90を、X軸の正方向に押圧する。これにより、移動装置62は、上方向から見て、箱体90の4つの側面で構成される4つの角(稜線;高さ方向に伸びる辺)のうちの1つの角C1(第1の角)が基準位置P1(第1の基準位置)に移動するように、箱体90を移動させる。つまり、移動装置62は、箱体90を基準位置P1に寄せる。
移動装置64は、押圧部材64aと押圧部材64bとを有する。押圧部材64a(移動装置64)は、加工装置10に設けられたレール61aに沿って、Y軸方向に移動する。押圧部材64bは、移動装置64に設けられたレール64cに沿って、移動装置64に対してX軸方向に移動する。押圧部材64aは、例えばエアシリンダ65aによって、昇降ステージ41に搭載されている箱体90を、Y軸の正方向に押圧する。押圧部材64bは、例えばエアシリンダ65bによって、昇降ステージ41に搭載されている箱体90を、X軸の負方向に押圧する。これにより、移動装置64は、上方向から見て、箱体90の角C1とは対角の位置にある角C2(第2の角)が基準位置P2(第2の基準位置)に移動するように、箱体90を移動させる。つまり、移動装置64は、箱体90を基準位置P2に寄せる。ここで、基準位置P2は、基準位置P1の対角の位置にある。
なお、図5に示すように、移動装置64が基準位置P1を形成していてもよい。この場合、押圧部材62aが箱体90を押圧部材64aに押し付け、押圧部材62bが箱体90を押圧部材64bに押し付けることによって、移動装置62は、箱体90を基準位置P1に寄せることができる。同様に、図5に示すように、移動装置62が基準位置P2を形成していてもよい。この場合、押圧部材64aが箱体90を押圧部材62aに押し付け、押圧部材64bが箱体90を押圧部材62bに押し付けることによって、移動装置64は、箱体90を基準位置P2に寄せることができる。
図6は、実施の形態1にかかる制御装置100の構成を示す図である。制御装置100は、主要なハードウェア構成として、制御部102と、記憶部104と、通信部106と、インタフェース部108(IF;Interface)とを有する。制御部102、記憶部104、通信部106及びインタフェース部108は、データバスなどを介して相互に接続されている。
制御部102は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部102は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。記憶部104は、例えばメモリ又はハードディスク等の記憶デバイスである。記憶部104は、例えばROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等である。記憶部104は、制御部102によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。また、記憶部104は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。記憶部104は、データベースを含み得る。また、記憶部104は、ロボットティーチングによって生成された、ロボットアーム12を制御するためのプログラム(ティーチングプログラム)を格納し得る。
通信部106は、他の装置(例えば、センサ、ロボットアーム12、加工器具20、昇降装置40、移動装置60)と有線又は無線のネットワーク等を介して通信を行うために必要な処理を行う。通信部106は、通信ポート、ルータ、ファイアウォール等を含み得る。インタフェース部108は、例えばユーザインタフェース(UI;User Interface)である。インタフェース部108は、キーボード、タッチパネル又はマウス等の入力装置と、ディスプレイ又はスピーカ等の出力装置とを有する。インタフェース部108は、ユーザ(オペレータ等)によるデータの入力の操作を受け付け、ユーザに対して情報を出力する。また、インタフェース部108は、操作パネル16を含み得る。
また、制御装置100は、センサ信号受信部110、昇降装置制御部112、移動装置制御部114、及び加工器具制御部116を有する。センサ信号受信部110は、センサ信号受信手段としての機能を有する。昇降装置制御部112は、昇降装置制御手段としての機能を有する。移動装置制御部114は、移動装置制御手段としての機能を有する。加工器具制御部116は、加工器具制御手段としての機能を有する。
センサ信号受信部110は、高さ位置センサ18、投入センサ73及び排出センサ75から、通信部106を介して、センサ信号を受信する。昇降装置制御部112は、通信部106を介して、昇降装置40(昇降モータ42)の動作を制御する。移動装置制御部114は、通信部106を介して、移動装置60の動作を制御する。加工器具制御部116は、通信部106を介して、加工器具20(ロボットアーム12)の動作を制御する。なお、これらの各構成要素の具体的な動作及び機能については後述する。
なお、各構成要素は、例えば、制御部102の制御によって、プログラムを実行させることによって実現できる。より具体的には、各構成要素は、記憶部104に格納されたプログラムを、制御部102が実行することによって実現され得る。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールすることで、各構成要素を実現するようにしてもよい。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。また、各構成要素は、例えばFPGA(field-programmable gate array)又はマイコン等の、ユーザがプログラミング可能な集積回路を用いて実現してもよい。この場合、この集積回路を用いて、上記の各構成要素から構成されるプログラムを実現してもよい。このことは、後述する他の実施の形態においても同様である。
図7は、実施の形態1にかかる加工装置10によって行われる動作を示すフローチャートである。また、図8〜図16は、実施の形態1にかかる動作を説明するための図である。なお、図7に示すフローチャートは、加工装置10によって行われる加工方法、及び、制御装置100によって行われる制御方法を示す。昇降ステージ41に箱体90が搭載されたことが検出されると(ステップS100のYES)、昇降ステージ41が上昇する(ステップS102)。
図8は、箱体90が昇降ステージ41に搭載された状態を上方向(Z軸の正方向)から見た図である。箱体90が投入路72から昇降ステージ41に移動すると、投入センサ73が、箱体90が投入路72から昇降ステージ41に移動したことを検出する。具体的には、投入センサ73は、箱体90が所定位置(センシング位置)を通過し始めてから、箱体90の全体がセンシング位置を通過し終わったときに、箱体90が投入路72から昇降ステージ41に移動したことを検出する。このとき、投入センサ73は、制御装置100に信号(センサ信号)を送信する(S100のYES)。なお、このとき、箱体90の角C1が基準位置P1と対向し、箱体90の角C2が基準位置P2と対向している。ここで、角C1は、箱体90の隣り合う2つの側面92a,92bによって形成される。言い換えると、角C1は、側面92a,92bで挟まれて形成されている。同様に、角C2は、箱体90の隣り合う2つの側面94a,94bによって形成される。言い換えると、角C2は、側面94a,94bで挟まれて形成されている。
図9は、昇降ステージ41に搭載された箱体90が移動されている状態を示す図である。制御装置100は、投入センサ73からセンサ信号を受信すると、昇降モータ42を起動する。具体的には、センサ信号受信部110が投入センサ73からセンサ信号を受信すると、昇降装置制御部112は、昇降装置40を制御して、昇降モータ42を起動する。これにより、図9の矢印Aで示すように、昇降ステージ41が上昇する(S102)。したがって、昇降ステージ41に搭載された箱体90が上方向(Z軸の正方向)に移動する。言い換えると、昇降装置40は、箱体90を上昇させる。
図7のフローチャートにおいて、高さ位置センサ18が箱体90を検出しない場合(ステップS104のNO)、昇降装置制御部112は、昇降モータ42を動作させ続ける。したがって、昇降ステージ41は、上昇を継続する(S102)。一方、高さ位置センサ18が、昇降装置40によって上昇している箱体90を検出すると(S104のYES)、昇降ステージ41の上昇動作が停止する(ステップS106)。具体的には、高さ位置センサ18は、箱体90の天面が停止高さ位置H1に到達したことを検出すると、制御装置100に信号(センサ信号)を送信する。制御装置100のセンサ信号受信部110は、高さ位置センサ18からセンサ信号を受信する。これにより、センサ信号受信部110は、箱体90の天面が停止高さ位置H1に到達したことを検出する。したがって、センサ信号受信部110は、箱体90が予め定められた高さ位置に到達したか否かを検出する検出手段としての機能を有する。センサ信号受信部110が高さ位置センサ18からセンサ信号を受信すると、制御装置100の昇降装置制御部112は、昇降モータ42を制御して、昇降装置40の上昇動作を停止させる(S106)。つまり、昇降装置制御部112は、昇降装置40に搭載された箱体90が予め定められた高さ位置に到達したことが検出されるまで、昇降装置40に箱体90を上昇させるための処理を行う。なお、停止高さ位置H1は、昇降ステージ41に箱体90が搭載される前の昇降ステージ41の高さ(規定位置)との距離が、加工装置10が加工可能な最大の高さ方向の寸法を有する箱体90のZ軸方向の寸法よりも大きくなるように、設定され得る。
昇降装置40の上昇動作が停止すると、移動装置60は、箱体90を基準位置P1に移動させる(ステップS110)。具体的には、昇降装置制御部112が昇降装置40の上昇動作を停止させると、移動装置制御部114は、移動装置60(移動装置62)を制御し、これにより、移動装置60(移動装置62)は、図9の矢印Bで示すように、箱体90を基準位置P1に寄せる。つまり、移動装置制御部114は、箱体90の角C1(第1の角)が基準位置P1(第1の基準位置)に移動するように、移動装置60に箱体90を移動させるための処理を行う。
図10は、S110の動作を説明するための図である。図10は、箱体90が基準位置P1に寄せられた状態を示す。図10は、図9におけるII−II線矢視図である。図10の矢印B1で示すように、移動装置制御部114の制御により、移動装置62(押圧部材62a)は、箱体90をY軸の負方向に押圧する。同様に、図10の矢印B2で示すように、移動装置62(押圧部材62b)は、箱体90をX軸の正方向に押圧する。これにより、箱体90の角C1が基準位置P1に移動する。
さらに具体的には、移動装置制御部114は、押圧部材62aを動作させるエアシリンダ63aを駆動させる。これにより、押圧部材62aはY軸の負方向に移動する。これにより、押圧部材62aは箱体90をY軸の負方向に移動させる。そして、基準位置P1に対応する位置で箱体90の移動を規制する規制部材(例えば押圧部材64a)に箱体90の側面92bが突き当たると、この規制部材が、エアシリンダ63aの押圧力に抗して箱体90の移動を妨げる。このとき、押圧部材62aは、箱体90をY軸方向に移動させない状態で、箱体90を押圧し続ける。したがって、箱体90は、押圧部材62aと規制部材(例えば押圧部材64a)との間で、Y軸方向の移動が規制される。
同様に、移動装置制御部114は、押圧部材62bを動作させるエアシリンダ63bを駆動させる。これにより、押圧部材62bはX軸の正方向に移動する。これにより、押圧部材62bは箱体90をX軸の正方向に移動させる。そして、基準位置P1に対応する位置で箱体90の移動を規制する規制部材(例えば押圧部材64b)に箱体90の側面92aが突き当たると、この規制部材が、エアシリンダ63bの押圧力に抗して箱体90の移動を妨げる。このとき、押圧部材62bは、箱体90をX軸方向に移動させない状態で、箱体90を押圧し続ける。したがって、箱体90は、押圧部材62bと規制部材(例えば押圧部材64b)との間で、X軸方向の移動が規制される。
このようにして、箱体90の角C1が基準位置P1に到達した状態で、箱体90の位置が維持され得る。なお、上述したように、押圧部材62a及び押圧部材62bは、箱体90の移動が停止しても箱体90を押圧し続けるように構成されている。これにより、箱体90の水平方向の位置を検出するといった複雑な制御を行うことなく、箱体90の水平方向の寸法によらないで、箱体90を基準位置P1に寄せることができる。
具体的には、まず、移動装置制御部114は、エアシリンダ63aを駆動して、押圧部材62aをY軸の負方向に移動させる。このとき、例えば、箱体90が昇降ステージ41に搭載されていない状態で押圧部材62aが基準位置P1に対応する位置(押圧部材64a)に到達するまでの時間をT1aとすると、移動装置制御部114は、時間T1aの間、エアシリンダ63aを駆動する。これにより、箱体90が基準位置P1に対応する位置(押圧部材64a)に到達するまでの時間は箱体90の寸法に応じて変わるものの、押圧部材64aが箱体90を押圧する時間T1aは一定である。
そして、押圧部材62aが移動を開始してから時間T1aが過ぎると、移動装置制御部114は、エアシリンダ63bを駆動して、押圧部材62bをX軸の正方向に移動させる。このとき、例えば、箱体90が昇降ステージ41に搭載されていない状態で押圧部材62bが基準位置P1に対応する位置(押圧部材64b)に到達するまでの時間をT1bとすると、移動装置制御部114は、時間T1bの間、エアシリンダ63bを駆動する。これにより、箱体90が基準位置P1に対応する位置(押圧部材64b)に到達するまでの時間は箱体90の寸法に応じて変わるものの、押圧部材64bが箱体90を押圧する時間T1bは一定である。このようにして、箱体90の水平方向の位置を検出しなくても、箱体90の寸法によらないで、押圧部材62a及び押圧部材62bを一定時間動作させるのみで、確実に、箱体90を基準位置P1に寄せることができる。したがって、複雑な制御を行うことが不要となる。なお、エアシリンダ63bが駆動している間も、エアシリンダ63aは駆動し続けてもよい。これにより、後述する箱体90の切削(S120)において、箱体90を固定することができる。
図7のフローチャートにおいて、S110における箱体90の水平方向の移動が終了すると、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面を切削する(ステップS120)。具体的には、加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御し、これにより、加工器具20は、角C1を挟む箱体90の2つの側面92a,92bを切削する。つまり、加工器具制御部116は、角C1(第1の角)が基準位置P1(第1の基準位置)に位置した状態で、加工器具20に、角C1を挟む2つの側面を加工させるための処理を行う。なお、押圧部材62bが移動を開始してから時間T1bが過ぎたときに、加工器具制御部116は、箱体90の水平方向の移動(S110)が終了したとして、S110の動作を開始してもよい。
図11及び図12は、S120の動作を説明するための図である。図11は、ロボットアーム12を上方向から見た、図9のIII−III線矢視図である。図12は、図11で示す状態を斜め方向から見た斜視図である。加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御して、加工器具20を加工開始地点P1aに移動させ、さらに、加工開始地点P1aで加工部材(切削部材)がX軸の負方向を向くように、加工器具20を回転させる。ここで、加工開始地点P1aは、箱体90の寸法によらないで、基準位置P1に応じて一意に定められている。
加工器具20が加工開始地点P1aに到達すると、加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御して、図11の矢印D1及び図12の矢印E1で示すように、加工器具20を、行程L1(第1の行程;太い破線で示す)に沿って移動させる。これにより、加工器具20の加工部材(切削部材)が、箱体90の寸法によらないで、予め定められた長さの行程L1を移動することとなる。そして、加工器具20が行程L1を移動する間、加工器具制御部116は、加工器具20の加工部材(切削部材)を回転させる。
ここで、行程L1は、加工開始地点P1aからY軸の負方向に進んで基準位置P1に到達する行程L11と、基準位置P1からX軸の負方向に進んで加工終了地点P1bに到達する行程L12とを含む。加工器具20は、行程L11を移動しながら側面92aを加工(切削)する。そして、加工器具20が基準位置P1に到達すると、ロボットアーム12は、加工器具20を、Z軸の正方向から見て時計回りに90度回転させる。そして、加工器具20は、行程L12を移動しながら側面92bを加工(切削)する。このようにして、加工器具20は、箱体90の側面92a,92bを加工(切削)する。なお、図12に示すように、支持部材14及び上側部材30は、加工器具20が行程L1を移動しているときに、加工器具20及びロボットアーム12と干渉しないように位置している。
ここで、行程L1は、基準位置P1に応じて予め定められている。言い換えると、行程L1の長さは、箱体90の寸法によらないで、一定である。したがって、加工器具20は、水平方向における、基準位置P1に対応する予め定められた長さの行程L1を移動することで、箱体90の角C1を挟む2つの側面92a,92bを加工する。
なお、加工終了地点P1bは、箱体90の寸法によらないで、基準位置P1に応じて一意に定められている。ここで、行程L11及び行程L12は、基準位置P1において直交(角C1に対応する角度で交差)している。したがって、加工器具20は、基準位置P1を通過し基準位置P1で向きが変わる予め定められた長さの行程L1を移動することで、箱体90の側面92a,92bを加工する。なお、加工器具20が加工終了地点P1bに到達すると、加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御して、加工器具20を箱体90から退避させる。
なお、加工開始地点P1aは、例えば、基準位置P1からY軸の正方向に位置している。そして、加工開始地点P1aと基準位置P1との距離は、加工装置10が加工可能な最大の水平方向の寸法を有する箱体90の、Y軸方向の寸法に対応し得る。また、加工終了地点P1bは、例えば、基準位置P1からX軸の負方向に位置している。そして、加工終了地点P1bと基準位置P1との距離は、加工装置10が加工可能な最大の水平方向の寸法を有する箱体90の、X軸方向の寸法に対応し得る。したがって、加工器具20は、行程L1を移動することで、箱体90の寸法によらないで、側面92a,92bの水平方向の全体を加工することができる。なお、S120の動作において加工器具20が移動する距離は一定(行程L1の長さ)であるが、当然ながら、箱体90の寸法が小さいほど、加工器具20が行程L1において実際に箱体90を加工(切削)している長さは短くなる。
さらにこのとき、加工器具制御部116は、行程L1において、加工器具20の加工部材(切削部材)が、一定の高さである加工高さ位置H2(図9に示す)を移動するように、ロボットアーム12を制御する。ここで、加工高さ位置H2は、高さ位置センサ18が検出する停止高さ位置H1に応じて予め定められている。つまり、加工器具20は、箱体90の側面における、高さ位置センサ18が検出する高さ(H1)に対応する高さ(H2)の位置を移動することで、箱体90の側面を加工する。例えば、加工高さ位置H2は、箱体90の天面からどれくらい下の位置を切削するかに応じて、作業者によって、適宜、設定され得る。このようにして、箱体90の寸法によらないで、加工器具20は、箱体90の側面において天面から一定の距離だけ下の位置を、加工(切削)することができる。
図7のフローチャートにおいて、加工器具20が加工終了地点P1bに到達して側面92a,92bの加工が終了すると、移動装置60は、箱体90を基準位置P2に移動させる(ステップS130)。具体的には、加工器具20が加工終了地点P1bに到達して加工器具制御部116が加工器具20を箱体90から退避させると、移動装置制御部114は、移動装置60(移動装置64)を制御し、これにより、移動装置60(移動装置64)は、箱体90を基準位置P2に寄せる。つまり、移動装置制御部114は、箱体90の角C2(第2の角)が基準位置P2(第2の基準位置)に移動するように、移動装置60に箱体90を移動させるための処理を行う。
図13は、S130の動作を説明するための図である。図13は、箱体90が基準位置P2に寄せられた状態を示す。図13は、図9におけるII−II線矢視図である。図13の矢印B3で示すように、移動装置制御部114の制御により、移動装置64(押圧部材64a)は、箱体90をY軸の正方向に押圧する。同様に、図13の矢印B4で示すように、移動装置64(押圧部材64b)は、箱体90をX軸の負方向に押圧する。これにより、箱体90の角C2が基準位置P2に移動する。
さらに具体的には、移動装置制御部114は、押圧部材64aを動作させるエアシリンダ65aを駆動させる。これにより、押圧部材64aはY軸の正方向に移動する。これにより、押圧部材64aは箱体90をY軸の正方向に移動させる。そして、基準位置P2に対応する位置で箱体90の移動を規制する規制部材(例えば押圧部材62a)に箱体90の側面94bが突き当たると、この規制部材が、エアシリンダ65aの押圧力に抗して箱体90の移動を妨げる。このとき、押圧部材64aは、箱体90をY軸方向に移動させない状態で、箱体90を押圧し続ける。したがって、箱体90は、押圧部材64aと規制部材(例えば押圧部材62a)との間で、Y軸方向の移動が規制される。
同様に、移動装置制御部114は、押圧部材64bを動作させるエアシリンダ65bを駆動させる。これにより、押圧部材64bはX軸の負方向に移動する。これにより、押圧部材64bは箱体90をX軸の負方向に移動させる。そして、基準位置P2に対応する位置で箱体90の移動を規制する規制部材(例えば押圧部材62b)に箱体90の側面94aが突き当たると、この規制部材が、エアシリンダ65bの押圧力に抗して箱体90の移動を妨げる。このとき、押圧部材64bは、箱体90をX軸方向に移動させない状態で、箱体90を押圧し続ける。したがって、箱体90は、押圧部材64bと規制部材(例えば押圧部材62b)との間で、X軸方向の移動が規制される。
このようにして、箱体90の角C2が基準位置P2に到達した状態で、箱体90の位置が維持され得る。なお、上述したように、押圧部材64a及び押圧部材64bは、箱体90の移動が停止しても箱体90を押圧し続けるように構成されている。これにより、箱体90の水平方向の位置を検出するといった複雑な制御を行うことなく、箱体90の水平方向の寸法によらないで、箱体90を基準位置P2に寄せることができる。
具体的には、まず、移動装置制御部114は、エアシリンダ65aを駆動して、押圧部材64aをY軸の正方向に移動させる。このとき、例えば、箱体90が昇降ステージ41に搭載されていない状態で押圧部材64aが基準位置P2に対応する位置(押圧部材62a)に到達するまでの時間をT2aとすると、移動装置制御部114は、時間T2aの間、エアシリンダ65aを駆動する。これにより、箱体90が基準位置P2に対応する位置(押圧部材62a)に到達するまでの時間は箱体90の寸法に応じて変わるものの、押圧部材64aが箱体90を押圧する時間T2aは一定である。
そして、押圧部材64aが移動を開始してから時間T2aが過ぎると、移動装置制御部114は、エアシリンダ65bを駆動して、押圧部材64bをX軸の負方向に移動させる。このとき、例えば、箱体90が昇降ステージ41に搭載されていない状態で押圧部材64bが基準位置P2に対応する位置(押圧部材62b)に到達するまでの時間をT2bとすると、移動装置制御部114は、時間T2bの間、エアシリンダ65bを駆動する。これにより、箱体90が基準位置P2に対応する位置(押圧部材62b)に到達するまでの時間は箱体90の寸法に応じて変わるものの、押圧部材64bが箱体90を押圧する時間T2bは一定である。このようにして、箱体90の水平方向の位置を検出しなくても、箱体90の寸法によらないで、押圧部材64a及び押圧部材64bを一定時間動作させるのみで、確実に、箱体90を基準位置P2に寄せることができる。したがって、複雑な制御を行うことが不要となる。なお、T2a=T1aであってもよい。同様に、T2b=T1bであってもよい。また、エアシリンダ65bが駆動している間も、エアシリンダ65aは駆動し続けてもよい。これにより、後述する箱体90の切削(S140)において、箱体90を固定することができる。
図7のフローチャートにおいて、S130における箱体90の水平方向の移動が終了すると、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面を切削する(ステップS140)。具体的には、加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御し、これにより、加工器具20は、角C2を挟む箱体90の2つの側面94a,94bを切削する。つまり、加工器具制御部116は、角C2(第2の角)が基準位置P2(第2の基準位置)に位置した状態で、加工器具20に、角C2を挟む2つの側面を加工させるための処理を行う。なお、押圧部材64bが移動を開始してから時間T2bが過ぎたときに、加工器具制御部116は、箱体90の水平方向の移動(S130)が終了したとして、S140の動作を開始してもよい。
図14及び図15は、S140の動作を説明するための図である。図14は、ロボットアーム12を上方向から見た、図9のIII−III線矢視図である。図15は、図14で示す状態を斜め方向から見た斜視図である。加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御して、加工器具20を加工開始地点P2aに移動させ、さらに、加工開始地点P2aで加工部材(切削部材)がX軸の正方向を向くように、加工器具20を回転させる。ここで、加工開始地点P2aは、箱体90の寸法によらないで、基準位置P2に応じて一意に定められている。
加工器具20が加工開始地点P2aに到達すると、加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御して、図14の矢印D2及び図15の矢印E2で示すように、加工器具20を、行程L2(第2の行程;太い破線で示す)に沿って移動させる。これにより、加工器具20の加工部材(切削部材)が、箱体90の寸法によらないで、予め定められた長さの行程L2を移動することとなる。そして、加工器具20が行程L2を移動する間、加工器具制御部116は、加工器具20の加工部材(切削部材)を回転させる。
ここで、行程L2は、加工開始地点P2aからY軸の正方向に進んで基準位置P2に到達する行程L21と、基準位置P2からX軸の正方向に進んで加工終了地点P2bに到達する行程L22とを含む。加工器具20は、行程L21を移動しながら側面94aを加工(切削)する。そして、加工器具20が基準位置P2に到達すると、ロボットアーム12は、加工器具20を、Z軸の正方向から見て時計回りに90度回転させる。そして、加工器具20は、行程L22を移動しながら側面94bを加工(切削)する。このようにして、加工器具20は、箱体90の側面94a,94bを加工(切削)する。なお、図15に示すように、支持部材14及び上側部材30は、加工器具20が行程L2を移動しているときに、加工器具20及びロボットアーム12と干渉しないように位置している。
ここで、行程L2は、基準位置P2に応じて予め定められている。言い換えると、行程L2の長さは、箱体90の寸法によらないで、一定である。したがって、加工器具20は、水平方向における、基準位置P2に対応する予め定められた長さの行程L2を移動することで、箱体90の角C2を挟む2つの側面94a,94bを加工する。
なお、加工終了地点P2bは、箱体90の寸法によらないで、基準位置P2に応じて一意に定められている。ここで、行程L21及び行程L22は、基準位置P2において直交(角C2に対応する角度で交差)している。したがって、加工器具20は、基準位置P2を通過し基準位置P2で向きが変わる予め定められた長さの行程L2を移動することで、箱体90の側面94a,94bを加工する。なお、加工器具20が加工終了地点P2bに到達すると、加工器具制御部116は、ロボットアーム12を制御して、加工器具20を箱体90から退避させる。
なお、加工開始地点P2aは、例えば、基準位置P2からY軸の負方向に位置している。そして、加工開始地点P2aと基準位置P2との距離は、加工装置10が加工可能な最大の水平方向の寸法を有する箱体90の、Y軸方向の寸法に対応し得る。また、加工終了地点P2bは、例えば、基準位置P2からX軸の正方向に位置している。そして、加工終了地点P2bと基準位置P2との距離は、加工装置10が加工可能な最大の水平方向の寸法を有する箱体90の、X軸方向の寸法に対応し得る。したがって、加工器具20は、行程L2を移動することで、箱体90の寸法によらないで、側面94a,94bの水平方向の全体を加工することができる。なお、S140の動作において加工器具20が移動する距離は一定(行程L2の長さ)であるが、当然ながら、箱体90の寸法が小さいほど、加工器具20が行程L2において実際に箱体90を加工(切削)している長さは短くなる。
さらにこのとき、加工器具制御部116は、行程L1の場合と同様に、行程L2においても、加工器具20の加工部材(切削部材)が、一定の高さである加工高さ位置H2(図9に示す)を移動するように、ロボットアーム12を制御する。したがって、行程L2においても、箱体90の寸法によらないで、加工器具20は、箱体90の側面において天面から一定の距離だけ下の位置を、加工(切削)することができる。
図7のフローチャートにおいて、加工器具20が加工終了地点P2bに到達して側面94a,94bの加工が終了すると、昇降ステージ41が下降し、箱体90が排出路74に排出される(ステップS150)。具体的には、加工器具20が加工終了地点P2bに到達して加工器具制御部116が加工器具20を箱体90から退避させると、昇降装置制御部112は、昇降装置40の昇降モータ42を駆動して、昇降ステージ41を下降させる。
図16は、S150の動作を説明するための図である。S140の動作が終了すると、箱体90の側面92a,92b,94a,94bには、加工器具20によって切削された切削線90cが形成されている。これにより、箱体90の天面90aが、箱体90から分離されている。
この状態で、昇降装置制御部112は、昇降装置40の昇降モータ42を制御して、矢印F1で示すように、昇降ステージ41を規定位置まで下降させる。なお、規定位置は、昇降ステージ41に搭載された箱体90をX軸の正方向に押圧することで、箱体90が傾くことなく昇降ステージ41から排出路74に容易に排出されるような高さである。そして、昇降装置制御部112は、昇降ステージ41が規定位置まで下降すると、昇降モータ42を停止させる。そして、矢印F2で示すように、箱体90が排出路74に排出される。これにより、加工装置10の動作が終了する。
図17は、通常の方法によって開梱された箱体90を示す図である。図18は、本実施の形態にかかる加工装置10によって開梱された箱体90を示す図である。通常は、図17に示すように、天面90aの中央部分が分離し、観音開きのようにして、天面90aが両側に開かれて開放される。これに対し、本実施の形態にかかる方法では、図18に示すように、箱体90の側面92,94の天面90a寄りの高さ位置に、箱体90を周回するように、切削線90cが形成される。これにより、箱体90の側面92,94から、天面90aが分離される。このようにして箱体90を開梱することで、1つの加工器具20を用いて、容易に箱体90を開梱することができる。さらに、図18のように箱体90を開梱することで、天面90aを取り除いた箱体90は、箱体90の内容物を収納する収納箱としても利用できる。
実施の形態1にかかる加工装置10は、上記のように構成されているので、箱体90の寸法によらないで、簡単な構造及び処理で、箱体90の加工(切削、開梱等)を行うことが可能となる。すなわち、実施の形態1においては、高さ位置センサ18によって検出される位置(停止高さ位置H1)に応じて加工高さ位置H2が定められている。したがって、様々な高さの箱体90であっても、箱体90の側面において天面90aから一定の距離(H1−H2)だけ下の位置を加工(切削)することが、可能となる。つまり、事前に、箱体90の高さに応じて制御装置100のプログラムを変更することが、不要となる。
さらに、実施の形態1にかかる加工装置10は、基準位置P1,P2に箱体90を寄せて、基準位置P1,P2に対応する行程L1,L2で加工器具20を移動させるように構成されている。これにより、加工器具20は、箱体90の水平方向の寸法によらないで一律の動作をして、箱体90の側面の周方向全体を加工(切削)できる。したがって、事前に、箱体90の水平方向の寸法に応じて制御装置100のプログラムを変更することが、不要となる。また、箱体90の水平方向の寸法を検出して検出された寸法に応じて加工器具20(ロボットアーム12)の動作を変更するような制御を行うことが、不要となる。したがって、実施の形態1にかかる加工装置10は、箱体90の寸法によらないで、簡単な構造及び処理で、箱体90の加工を行うことが可能となる。つまり、事前に特別な処置を行うことなしに、様々な寸法の箱体90を加工(開梱)することが可能となる。したがって、実施の形態1にかかる加工装置10は、制御装置100のプログラムを変更することなく、様々な寸法の箱体90を連続して加工(開梱)することが可能となる。
また、実施の形態1にかかる加工装置10は、1つの加工器具20を用いて箱体90を加工するように構成されている。ここで、複数の加工器具を設け、箱体90の複数(4つ)の側面をそれぞれ別の加工器具で加工するような装置では、複数の加工器具を設けることにより、装置の規模が増大し、装置の構造が複雑となる。これに対し、上述したように、1つの加工器具20を用いて箱体90を加工するように構成することで、簡単な構造で、箱体90の寸法によらないで、箱体90の加工を行うことが可能となる。
また、図17のように箱体90を自動で開梱しようとすると、双腕ロボットなどの大掛かりな装置が必要となり得る。この場合、大規模な電源を必要となり得る。これに対し、実施の形態1にかかる加工装置10は、スカラロボット等の比較的小規模なロボットアーム12を用いて様々な寸法の箱体90を開梱できるので、小規模な電源を有する環境でも、使用され得る。したがって、実施の形態1にかかる加工装置10は、幅広いユーザによって使用され得る。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。実施の形態2は、箱体90の天面が圧縮された状態で加工器具20が箱体90を加工する点で、実施の形態1と異なる。
図19は、実施の形態1にかかる方法において、天面が膨らんだ箱体90を加工する場合を説明するための図である。図19には、昇降装置40が、天面90aが膨らんでいる箱体90を搭載している状態が示されている。このとき、実施の形態1では、箱体90の天面90aが停止高さ位置H1に到達したことが検出されたときに昇降装置40の上昇が停止し、加工器具20は、停止高さ位置H1に対応する加工高さ位置H2を移動する。このとき、箱体90の天面90aが膨らんでいると、図19に示すように、加工高さ位置H2が箱体90の天面90aの高さとなってしまうことがあり得る。これは、膨らんだ天面90aの頂点が、高さ位置センサ18によって検出される停止高さ位置H1に到達したときに、昇降装置40の上昇が停止するため、加工したい高さが、加工高さ位置H2よりも低くなってしまうからである。
この場合、加工器具20は、箱体90の側面を加工できない。つまり、箱体90の天面90aが膨らんでいると、加工器具20は、箱体90の適切な位置を加工できないおそれがある。これに対し、実施の形態2にかかる加工装置10は、後述するように、箱体90の天面90aを圧縮した状態で、箱体90を加工するように構成されている。したがって、実施の形態2にかかる加工装置は、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置(側面)を加工することが可能である。
図20は、実施の形態2にかかる加工装置10を示す図である。図20は、実施の形態2にかかる加工装置10を正面から見た正面図(側面図)である。実施の形態2にかかる加工装置10は、上述した実施の形態1にかかる加工装置10の構成要素を有する。そして、昇降装置40は、天面90aが膨らんだ箱体90を搭載している。ここで、実施の形態2において、上側部材30は、昇降装置40よりも上方に位置し、箱体90の天面90aを圧縮する圧縮部材として機能する。実施の形態2においては、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときよりも昇降装置40が箱体90を上昇させることによって、箱体90の天面が上側部材30(圧縮部材)によって圧縮される。具体的には、実施の形態2において、昇降装置40は、箱体90が加工されるときに、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから予め定められた距離だけさらに箱体90を上昇させる。
図21は、実施の形態2にかかる制御装置100の構成を示す図である。実施の形態1と同様に、実施の形態2にかかる制御装置100は、主要なハードウェア構成として、制御部102と、記憶部104と、通信部106と、インタフェース部108とを有する。また、実施の形態1と同様に、実施の形態2にかかる制御装置100は、センサ信号受信部110、昇降装置制御部112、移動装置制御部114、及び加工器具制御部116を有する。実施の形態2にかかる制御装置100は、さらに、圧縮制御部210を有する。
圧縮制御部210は、圧縮制御手段としての機能を有する。圧縮制御部210は、箱体90の天面90aを圧縮するように制御を行う。より具体的には、圧縮制御部210は、箱体90が加工されるときに、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときよりも、昇降装置40(昇降ステージ41)と上側部材30(圧縮部材)との間隔を狭くするための処理を行う。詳しくは後述する。なお、昇降装置40(昇降ステージ41)を上昇させることによって、昇降ステージ41と上側部材30との間隔を狭くしてもよい。この場合、圧縮制御部210は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときよりも、昇降装置40が箱体90(昇降ステージ41)を上昇させるための、処理を行う。また、この場合、圧縮制御部210は、昇降装置制御部112によって実現されてもよい。つまり、昇降装置制御部112は、圧縮制御部210の機能を有してもよい。
図22は、実施の形態2にかかる加工装置10によって行われる動作を示すフローチャートである。また、図23〜図26は、実施の形態2にかかる動作を説明するための図である。なお、図22に示すフローチャートは、実施の形態2にかかる加工装置10によって行われる加工方法、及び、実施の形態2にかかる制御装置100によって行われる制御方法を示す。なお、S200〜S210の動作については、それぞれ、図7に示したS100〜S110の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
図23は、実施の形態2において、昇降ステージ41に搭載された箱体90が移動されている状態を示す図である。上述したように、図23の矢印Aで示すように、昇降ステージ41が上昇する(S202)。そして、高さ位置センサ18が箱体90の天面が停止高さ位置H1に到達したことを検出すると、昇降ステージ41の上昇動作が停止する(S206)。そして、移動装置60(移動装置62)は、図23の矢印Bで示すように、箱体90を基準位置P1に寄せる(S210)。このとき、図23に示すように、箱体90の天面90aは膨らんでいる。つまり、天面90aの中央付近の高さが、天面90aの側面近傍の高さよりも高くなっている。
図24は、実施の形態2において、昇降ステージ41に搭載された箱体90の天面90aが圧縮された状態を示す図である。S210の動作の後、矢印G1で示すように、昇降ステージ41が予め定められた距離ΔHだけ上昇する(ステップS212)。具体的には、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、距離ΔHだけ昇降ステージ41を上昇させる。つまり、圧縮制御部210は、昇降装置40が距離ΔHだけ箱体90(昇降ステージ41)を上昇させるための処理を行う。これにより、箱体90の天面90aが上側部材30によって圧縮される。また、このように、天面90aが上側部材30によって押圧されることにより、天面90aの膨らみが抑制され、箱体90の天面90aがより平らな状態になり得る。
なお、距離ΔHは、通常の箱体90(段ボール箱)に内容物を詰め込めるだけ詰め込んだ場合に天面90aが膨らんだときの想定され得る最大高さによって、予め設定され得る。距離ΔHは、例えば10mmであるが、これに限られない。ここで、昇降ステージ41の移動距離と移動時間との関係が一意である場合、圧縮制御部210は、昇降ステージ41の上昇時間によって、昇降装置40が距離ΔHだけ箱体90(昇降ステージ41)を上昇させるように処理を行ってもよい。例えば、昇降ステージ41が距離ΔH上昇するのに要する時間がΔTである場合、圧縮制御部210は、昇降モータ42を時間ΔTだけ駆動させることで、距離ΔHだけ昇降ステージ41を上昇させるように処理を行ってもよい。ΔTは、例えば0.1秒であるが、これに限られない。
そして、箱体90の天面90aが圧縮(押圧)された状態で、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面92a,92bを切削する(ステップS220)。なお、S220の動作は、図7に示したS120の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。このように、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、箱体90の隣り合う2つの側面92a,92bが切削されるので、側面92a,92bにおいて適切な位置が切削される。すなわち、天面90aが圧縮されることで天面90aが平らな状態になるので、この状態で、加工器具20を一律な動作で移動させることによって、箱体90の側面における加工器具20の移動軌跡が一定となる。したがって、箱体90が膨らんでいる場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。
図25は、実施の形態2において、昇降ステージ41に搭載された箱体90の圧縮が解除された状態を示す図である。S220の動作後、図25の矢印G2で示すように、昇降ステージ41が距離ΔHだけ下降する(ステップS222)。具体的には、圧縮制御部210(又は昇降装置制御部112)は、昇降モータ42を制御して、距離ΔHだけ昇降ステージ41を下降させる。つまり、圧縮制御部210は、昇降装置40が距離ΔHだけ箱体90(昇降ステージ41)を下降させるための処理を行う。なお、S212の場合と同様に、圧縮制御部210は、昇降ステージ41の下降時間によって、昇降装置40が距離ΔHだけ箱体90(昇降ステージ41)を下降させるように処理を行ってもよい。
S222の動作の後、移動装置60は、箱体90を基準位置P2に移動させる(ステップS230)。なお、S230の動作は、図7に示したS130の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。なお、箱体90の天面90aが圧縮された状態では、上側部材30と箱体90の天面90aとの間の摩擦力によって、移動装置60が箱体90を移動させることが困難である可能性がある。これに対し、S222において箱体90が下降したことにより天面90aが上側部材30に圧縮(押圧)されていない状態となったので、移動装置60は、容易に箱体90を移動させることができる。
図26は、実施の形態2において、昇降ステージ41に搭載された箱体90が圧縮された状態を示す図である。S230の動作の後、図26の矢印G3で示すように、昇降ステージ41が予め定められた距離ΔHだけ上昇する(ステップS232)。具体的には、S212の動作と同様に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、距離ΔHだけ昇降ステージ41を上昇させる。つまり、圧縮制御部210は、昇降装置40が距離ΔHだけ箱体90(昇降ステージ41)を上昇させるための処理を行う。これにより、箱体90の天面90aが圧縮される。これにより、箱体90の天面90aが圧縮される。また、これにより、天面90aの膨らみが抑制され、箱体90の天面90aがより平らな状態になり得る。
そして、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面94a,94bを切削する(ステップS240)。なお、S240の動作は、図7に示したS140の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。このように、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、箱体90の隣り合う2つの側面94a,94bが切削されるので、上述したS220の場合と同様に、側面94a,94bにおいて適切な位置が切削される。
その後、昇降ステージ41が下降し、箱体90が排出路74に排出される(ステップS250)。なお、S250の動作は、図7に示したS150の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
上述したように、実施の形態2においては、箱体90の天面90aが圧縮された状態で箱体90が加工(切削)される。これにより、箱体90の天面90aの膨らみが抑制され天面90aがより平らな状態で、箱体90を加工することができる。したがって、加工器具20を一律な動作で移動させることによって、箱体90の側面における加工器具20の移動軌跡が一定となる。したがって、実施の形態2においては、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。
さらに、実施の形態2においては、昇降ステージ41が予め定められた距離ΔHだけ上昇することで、天面90aを圧縮するように構成されている。これにより、天面90aをどれだけ圧縮するかを、容易に規定することができる。すなわち、天面90aを圧縮する度合いが小さ過ぎると、天面90aを十分に平らな状態にすることができないおそれがある。一方、天面90aを圧縮する度合いが大き過ぎると、箱体90の天面90aだけでなく側面まで変形してしまうおそれがある。したがって、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定することで、箱体90の形状を適切に維持した状態で、箱体90を加工することができる。
さらに、昇降ステージ41が予め定められた距離ΔHだけ上昇することによって天面90aを圧縮するようにすることで、天面90aを圧縮する度合いを測定するための圧力センサ等のデバイスが不要となる。言い換えると、圧力センサ等のデバイスがなくても、天面90aを圧縮する度合いを規定することができる。したがって、天面90aをどれだけ圧縮するかを容易に規定することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。実施の形態3は、圧力センサを用いて、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定する点で、実施の形態2と異なる。
図27は、実施の形態3にかかる加工装置10を示す図である。図27は、実施の形態3にかかる加工装置10を正面から見た正面図(側面図)である。実施の形態3にかかる加工装置10は、上述した実施の形態2にかかる加工装置10の構成要素を有する。さらに、実施の形態3にかかる加工装置10は、1つ以上の圧力センサ52を有する。圧力センサ52は、上側部材30(圧縮部材)の下面等に設けられている。圧力センサ52は、天面90aと上側部材30との間で作用する圧力(上側部材30によって天面90aに掛かる圧力)を測定する。つまり、圧力センサ52は、天面90aを圧縮する度合いを測定する。ここで、圧力センサ52は、測定された圧力が予め設定された圧力に到達したときにセンサ信号を出力する圧力スイッチであってもよい。
図28は、実施の形態3にかかる制御装置100の構成を示す図である。実施の形態2と同様に、実施の形態2にかかる制御装置100は、主要なハードウェア構成として、制御部102と、記憶部104と、通信部106と、インタフェース部108とを有する。また、実施の形態2と同様に、実施の形態3にかかる制御装置100は、センサ信号受信部110、昇降装置制御部112、移動装置制御部114、加工器具制御部116、及び、圧縮制御部210を有する。実施の形態3にかかる制御装置100は、さらに、圧力検出部312を有する。
圧力検出部312は、圧力検出手段としての機能を有する。圧力検出部312は、上側部材30(圧縮部材)によって天面90aに掛かる圧力(天面圧)に対応する圧力パラメータを検出する。また、実施の形態3にかかる圧縮制御部210は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、昇降装置40が箱体90をさらに上昇させるための、処理を行う。そして、昇降装置40は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、箱体90をさらに上昇させる。
ここで、実施の形態3において、圧力パラメータは、圧力センサ52によって検出される圧力値である。したがって、実施の形態3にかかる圧力検出部312は、圧力パラメータとして、圧力センサ52によって検出される圧力値(天面圧)を検出する。具体的には、実施の形態3にかかる圧力検出部312は、圧力センサ52から圧力値を示すセンサ信号を受信する。また、圧力センサ52が圧力スイッチである場合、圧力検出部312は、予め設定された圧力となったことを示すセンサ信号を受信してもよい。
また、実施の形態3にかかる圧縮制御部210は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力値が予め定められた値以上となるまで、昇降装置40が箱体90をさらに上昇させるための、処理を行う。つまり、圧縮制御部210は、箱体90の天面90aに掛かる圧力が予め定められた天面圧となったことが圧力検出部312によって検出されるまで、昇降ステージ41を上昇させる。したがって、昇降装置40は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力値が予め定められた値以上となるまで、箱体90をさらに上昇させる。
図29は、実施の形態3にかかる加工装置10によって行われる動作を示すフローチャートである。なお、図29に示すフローチャートは、実施の形態3にかかる加工装置10によって行われる加工方法、及び、実施の形態3にかかる制御装置100によって行われる制御方法を示す。なお、S300〜S310の動作については、それぞれ、図7に示したS100〜S110の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
S310の動作の後、図24の矢印G1で示すように、昇降ステージ41が上昇する(ステップS312)。具体的には、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、昇降ステージ41を上昇させる。そして、圧縮制御部210は、天面圧が予め定められた圧力値Pth1以上となったか否かを判定する(ステップS314)。つまり、圧縮制御部210は、圧力検出部312によって検出される天面圧(圧力値)が、圧力値Pth1以上となったか否かを判定する。ここで、天面圧は、圧力センサ52によって検出される圧力値、つまり圧力パラメータである。そして、圧力値Pth1は、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定するパラメータ(閾値)として、適宜、設定され得る。そして、天面圧が圧力値Pth1以上となっていない場合(S314のNO)、圧縮制御部210は、昇降モータ42を動作させ続ける。したがって、昇降ステージ41は、上昇を継続する(S312)。
一方、天面圧が圧力値Pth1以上となった場合(S314のYES)、昇降ステージ41の上昇動作が停止する。具体的には、圧縮制御部210は、天面圧が圧力値Pth1以上となった場合に、昇降モータ42を停止させる。したがって、昇降ステージ41は、上昇を停止する。このようにして、箱体90の天面90aが圧縮される。つまり、昇降装置40は、停止高さ位置H1に箱体が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力センサ52(圧力検出部312)によって検出される圧力値(天面圧)が圧力値Pth1以上となるまで、箱体90をさらに上昇させる。
そして、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面92a,92bを切削する(ステップS320)。なお、S320の動作は、図7に示したS120の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
S320の動作後、図25の矢印G2で示すように、昇降ステージ41が下降する(ステップS322)。具体的には、圧縮制御部210(又は昇降装置制御部112)は、昇降モータ42を制御して、昇降ステージ41を下降させる。ここで、上述したように、箱体90の天面90aが圧縮された状態では、上側部材30と箱体90の天面90aとの間の摩擦力によって、後述するS330の動作で移動装置60が箱体90を移動させることが困難である可能性がある。したがって、圧縮制御部210は、後述するS330の動作で移動装置60が容易に箱体90を移動させることができる程度に、昇降ステージ41を下降させる。
例えば、S222の処理と同様に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、距離ΔHだけ昇降ステージ41を下降させてもよい。あるいは、圧縮制御部210は、天面圧が予め定められた圧力値Pth2以下となったか否かを判定してもよい。そして、天面圧が圧力値Pth2以下となっていない場合に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を動作させ続けて、昇降ステージ41を下降させ続けてもよい。そして、天面圧が圧力値Pth2以下となった場合に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を停止させてもよい。これにより、昇降ステージ41は、下降を停止する。なお、圧力値Pth2<Pth1であり得る。圧力値Pth2は、後の動作S330において、移動装置60が容易に箱体90を移動させることができる程度の圧力として、適宜、設定され得る。例えば、Pth2=0[Pa]であってもよい。
S322の動作の後、移動装置60は、箱体90を基準位置P2に移動させる(ステップS330)。なお、S330の動作は、図7に示したS130の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。なお、箱体90の天面90aが圧縮された状態では、上側部材30と箱体90の天面90aとの間の摩擦力によって、移動装置60が箱体90を移動させることが困難である可能性がある。しかしながら、S322において箱体90が下降したので、移動装置60は、容易に箱体90を移動させることができる。
S330の動作の後、図26の矢印G3で示すように、昇降ステージ41が上昇する(ステップS332)。具体的には、S312の動作と同様に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、昇降ステージ41を上昇させる。そして、S314の動作と同様に、圧縮制御部210は、天面圧が予め定められた圧力値Pth1以上となったか否かを判定する(ステップS334)。そして、天面圧が圧力値Pth1以上となっていない場合(S334のNO)、圧縮制御部210は、昇降モータ42を動作させ続ける。したがって、昇降ステージ41は、上昇を継続する(S332)。一方、天面圧が圧力値Pth1以上となった場合(S334のYES)、昇降ステージ41の上昇動作が停止する。具体的には、圧縮制御部210は、天面圧が圧力値Pth1以上となった場合に、昇降モータ42を停止させる。したがって、昇降ステージ41は、上昇を停止する。このようにして、箱体90の天面90aが圧縮される。
そして、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面94a,94bを切削する(ステップS340)。なお、S340の動作は、図7に示したS140の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。また、S350の動作は、図7に示したS150の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
実施の形態2と同様に、実施の形態3においても、箱体90の天面90aが圧縮された状態で箱体90が加工(切削)される。したがって、実施の形態3においても、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。さらに、実施の形態3においては、上側部材30(圧縮部材)に設けられた圧力センサ52を用いて、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定している。したがって、実施の形態2と同様に、箱体90の形状を適切に維持した状態で、箱体90を加工することができる。さらに、圧力センサ52を用いることによって、天面90aをどれだけ圧縮するかを、実施の形態2の場合と比較して、より正確に規定することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。実施の形態4は、昇降モータ42の負荷値を用いて、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定する点で、実施の形態2及び実施の形態3と異なる。
実施の形態4にかかる加工装置10の構成は、図20に示した実施の形態2にかかるものと実質的に同様であるので、説明を省略する。また、実施の形態4にかかる制御装置100の構成は、図28に示した実施の形態3にかかるものと実質的に同様であるので、説明を省略する。なお、実施の形態3と同様に、実施の形態4にかかる圧力検出部312は、上側部材30(圧縮部材)によって箱体90の天面90aに掛かる圧力に対応する圧力パラメータを検出する。また、実施の形態4にかかる圧縮制御部210は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、昇降装置40が箱体90をさらに上昇させるための、処理を行う。そして、昇降装置40は、停止高さ位置H1に箱体90が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、箱体90をさらに上昇させる。
ここで、昇降モータ42によって箱体90が上昇して、天面90aが上側部材30(圧縮部材)によって圧縮されると、天面90a及び上側部材30に掛かる圧力が上昇するとともに、昇降モータ42の負荷が上昇する。すなわち、天面90aに掛かる圧力(押圧力)に抗して昇降モータ42が昇降ステージ41を上昇させようとするので、昇降モータ42の負荷が上昇する。したがって、昇降モータ42の負荷値から、天面90aにどれだけ圧力がかかっているかを推定することができる。
実施の形態4において、圧力パラメータは、昇降モータ42の負荷を示す負荷値である。したがって、実施の形態4にかかる圧力検出部312は、圧力パラメータとして、昇降モータ42の負荷値を検出する。なお、負荷値(モータ負荷)は、例えば昇降モータ42の電流値(モータ電流値)であってもよい。あるいは、圧力検出部312は、モータ電流値又は昇降モータ42の温度から、負荷値を算出してもよい。あるいは、昇降モータ42に、予め定められた負荷となったときにセンサ信号を送信する負荷スイッチが設けられていてもよい。この場合、圧力検出部312は、負荷スイッチから、予め設定された圧力となったことを示すセンサ信号を受信してもよい。
図30は、実施の形態4にかかる加工装置10によって行われる動作を示すフローチャートである。なお、図30に示すフローチャートは、実施の形態4にかかる加工装置10によって行われる加工方法、及び、実施の形態4にかかる制御装置100によって行われる制御方法を示す。S400〜S410の動作については、それぞれ、図7に示したS100〜S110の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
S410の動作の後、図24の矢印G1で示すように、昇降ステージ41が上昇する(ステップS412)。具体的には、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、昇降ステージ41を上昇させる。そして、圧縮制御部210は、モータ負荷(負荷値)が予め定められた負荷値Lth1以上となったか否かを判定する(ステップS414)。つまり、圧縮制御部210は、圧力検出部312によって検出されるモータ負荷(負荷値)が、負荷値Lth1以上となったか否かを判定する。ここで、モータ負荷は、天面90aに掛かる圧力に応じて変化し得る負荷値であるので、圧力パラメータである。そして、負荷値Lth1は、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定するパラメータ(閾値)として、適宜、設定され得る。そして、モータ負荷が負荷値Lth1以上となっていない場合(S414のNO)、圧縮制御部210は、昇降モータ42を動作させ続ける。したがって、昇降ステージ41は、上昇を継続する(S412)。
一方、モータ負荷が負荷値Lth1以上となった場合(S414のYES)、昇降ステージ41の上昇動作が停止する。具体的には、圧縮制御部210は、モータ負荷が負荷値Lth1以上となった場合に、昇降モータ42を停止させる。したがって、昇降ステージ41は、上昇を停止する。このようにして、箱体90の天面90aが圧縮される。つまり、昇降装置40は、停止高さ位置H1に箱体が到達したことが検出されたときの箱体90の高さから、圧力検出部312によって検出される負荷値(モータ負荷)が負荷値Lth1以上となるまで、箱体90をさらに上昇させる。
そして、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面92a,92bを切削する(ステップS420)。なお、S420の動作は、図7に示したS120の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
S420の動作後、図25の矢印G2で示すように、昇降ステージ41が下降する(ステップS422)。具体的には、圧縮制御部210(又は昇降装置制御部112)は、昇降モータ42を制御して、昇降ステージ41を下降させる。ここで、上述したように、箱体90の天面90aが圧縮された状態では、上側部材30と箱体90の天面90aとの間の摩擦力によって、後述するS430の動作で移動装置60が箱体90を移動させることが困難である可能性がある。したがって、圧縮制御部210は、後述するS430の動作で移動装置60が容易に箱体90を移動させることができる程度に、昇降ステージ41を下降させる。
例えば、S222の処理と同様に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、距離ΔHだけ昇降ステージ41を下降させてもよい。あるいは、圧縮制御部210は、モータ負荷が予め定められた負荷値Lth2以下となったか否かを判定してもよい。そして、モータ負荷が負荷値Lth2以下となっていない場合に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を動作させ続けて、昇降ステージ41を下降させ続けてもよい。そして、モータ負荷が負荷値Lth2以下となった場合に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を停止させてもよい。これにより、昇降ステージ41は、下降を停止する。なお、負荷値Lth2<Lth1であり得る。負荷値Lth2は、後の動作S430において、移動装置60が容易に箱体90を移動させることができる程度の圧力に対応する値として、適宜、設定され得る。
S422の動作の後、移動装置60は、箱体90を基準位置P2に移動させる(ステップS430)。なお、S430の動作は、図7に示したS130の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。なお、箱体90の天面90aが圧縮された状態では、上側部材30と箱体90の天面90aとの間の摩擦力によって、移動装置60が箱体90を移動させることが困難である可能性がある。しかしながら、S422において箱体90が下降したので、移動装置60は、容易に箱体90を移動させることができる。
S430の動作の後、図26の矢印G3で示すように、昇降ステージ41が上昇する(ステップS432)。具体的には、S412の動作と同様に、圧縮制御部210は、昇降モータ42を制御して、昇降ステージ41を上昇させる。そして、S414の動作と同様に、圧縮制御部210は、モータ負荷が予め定められた負荷値Lth1以上となったか否かを判定する(ステップS434)。そして、モータ負荷が負荷値Lth1以上となっていない場合(S434のNO)、圧縮制御部210は、昇降モータ42を動作させ続ける。したがって、昇降ステージ41は、上昇を継続する(S432)。一方、モータ負荷が負荷値Lth1以上となった場合(S434のYES)、昇降ステージ41の上昇動作が停止する。具体的には、圧縮制御部210は、モータ負荷が負荷値Lth1以上となった場合に、昇降モータ42を停止させる。したがって、昇降ステージ41は、上昇を停止する。このようにして、箱体90の天面90aが圧縮される。
そして、箱体90の天面90aが圧縮された状態で、加工器具20は、箱体90の隣り合う2つの側面94a,94bを切削する(ステップS440)。なお、S440の動作は、図7に示したS140の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。また、S450の動作は、図7に示したS150の動作と実質的に同様であるので、説明を省略する。
実施の形態2と同様に、実施の形態4においても、箱体90の天面90aが圧縮された状態で箱体90が加工(切削)される。したがって、実施の形態4においても、箱体90が膨らんだ場合であっても、箱体90の適切な位置を加工することが可能となる。さらに、実施の形態4においては、昇降モータ42のモータ負荷を用いて、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定している。したがって、実施の形態2と同様に、箱体90の形状を適切に維持した状態で、箱体90を加工することができる。さらに、モータ負荷を用いることによって、天面90aをどれだけ圧縮するかを、実施の形態2の場合と比較して、より正確に規定することができる。さらに、実施の形態4においては、実施の形態3と比較して、圧力センサ52を新たに設けることなく、天面90aをどれだけ圧縮するかを規定することができる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述したフローチャートにおいて、各処理(ステップ)の順序は、適宜、変更可能である。また、複数ある処理(ステップ)のうちの1つ以上は、省略されてもよい。例えば、図7のS110及びS120の処理の順序は、S130及びS140の処理の後であってもよい。このことは、他のフローチャートにおいても同様である。
また、上述した実施の形態では、加工器具20は、箱体90の側面を切削して箱体90を開梱するように構成されているが、このような構成に限られない。加工器具20は、箱体90の側面の予め定められた高さ位置にバーコード等のマークを貼付してもよい。あるいは、加工器具20は、箱体90の側面の予め定められた高さ位置に予め定められた画像(線など)を描画してもよい。
また、上述した複数の実施の形態は、互いに適用可能である。例えば、実施の形態4にかかる構成を実施の形態3にかかる構成に適用してもよい。この場合、圧力検出部312は、天面圧及びモータ負荷の両方を検出してもよい。そして、圧縮制御部210は、天面圧及びモータ負荷の両方、若しくは、天面圧及びモータ負荷のいずれか一方が、予め定められた閾値以上となる場合に、昇降ステージ41の上昇を停止させるようにしてもよい。また、上述した実施の形態3及び4では、圧力パラメータとして、圧力値(天面圧)又は負荷値(モータ負荷)検出するとしたが、このような構成に限られない。圧力パラメータは、天面90aに掛かる圧力に対応する任意のパラメータであってもよい。
また、上述した実施の形態2〜4においては、昇降ステージ41を上昇させることによって、天面90aを圧縮するとしたが、このような構成に限られない。昇降ステージ41を上昇させるのではなく、圧縮部材である上側部材30を、ロボットアーム12及び支持部材14と一体に下降させてもよい。あるいは、昇降ステージ41を上昇させ、かつ、上側部材30をロボットアーム12及び支持部材14と一体に下降させてもよい。しかしながら、上側部材30をロボットアーム12及び支持部材14と一体に下降させるようにすると、構造が複雑となる。したがって、昇降ステージ41を上昇させることによって、上側部材30を下降させる場合と比較して、構造が簡単となる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
箱体の表面を加工する加工器具と、
前記箱体を昇降させる昇降装置と、
前記箱体を水平方向に移動させる移動装置と、
前記箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したか否かを検出する検出手段と、
前記昇降装置の上方に位置する圧縮部材と、
を有し、
前記箱体を搭載した前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことを前記検出手段が検出するまで、前記箱体を上昇させ、
前記移動装置は、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、
前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、前記加工器具は、前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工し、
前記移動装置は、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、
前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具は、前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工する、
加工装置。
(付記2)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときよりも前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させることによって、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮される、
付記1に記載の加工装置。
(付記3)
前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから予め定められた距離だけ前記箱体をさらに上昇させる、
付記2に記載の加工装置。
(付記4)
前記圧縮部材によって前記箱体の天面に掛かる圧力に対応する圧力パラメータを検出する圧力検出手段
をさらに有し、
前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
付記2に記載の加工装置。
(付記5)
前記圧力検出手段は、前記圧力パラメータとして、前記圧縮部材に設けられた圧力センサによって検出される圧力値を検出し、
前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記圧力値が予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
付記4に記載の加工装置。
(付記6)
前記圧力検出手段は、前記圧力パラメータとして、前記昇降装置を駆動する昇降モータの負荷を示す負荷値を検出し、
前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記負荷値が予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
付記4に記載の加工装置。
(付記7)
前記加工器具は、前記箱体の前記側面を切断し、
前記加工器具が前記箱体の4つの前記側面を切断することで、前記箱体が開梱される、
付記1から6のいずれか1項に記載の加工装置。
(付記8)
箱体の表面を加工する加工器具の動作を制御する加工器具制御手段と、
前記箱体を昇降させる昇降装置の動作を制御する昇降装置制御手段と、
前記箱体を水平方向に移動させる移動装置の動作を制御する移動装置制御手段と、
前記箱体の天面を圧縮するように制御を行う圧縮制御手段と、
を有し、
前記昇降装置制御手段は、前記昇降装置に搭載された前記箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行い、
前記移動装置制御手段は、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
前記圧縮制御手段は、前記箱体が加工されるときに、前記昇降装置の上方に位置する圧縮部材によって前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行い、
前記加工器具制御手段は、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行い、
前記移動装置制御手段は、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
前記加工器具制御手段は、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行う、
制御装置。
(付記9)
前記圧縮制御手段は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときよりも前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記8に記載の制御装置。
(付記10)
前記圧縮制御手段は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから予め定められた距離だけ前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記9に記載の制御装置。
(付記11)
前記圧縮部材によって前記箱体の天面に掛かる圧力に対応する圧力パラメータを検出する圧力検出手段
をさらに有し、
前記圧縮制御手段は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記9に記載の制御装置。
(付記12)
前記圧力検出手段は、前記圧力パラメータとして、前記圧縮部材に設けられた圧力センサによって検出される圧力値を検出し、
前記圧縮制御手段は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記圧力値が予め定められた値以上となるまで、前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記11に記載の制御装置。
(付記13)
前記圧力検出手段は、前記圧力パラメータとして、前記昇降装置を駆動する昇降モータの負荷を示す負荷値を検出し、
前記圧縮制御手段は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記負荷値が予め定められた値以上となるまで、前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記11に記載の制御装置。
(付記14)
予め定められた停止高さ位置に箱体が到達したことが検出されるまで、前記箱体を上昇させ、
前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させ、
前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具によって、前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工し、
前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、
前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具によって、前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工する、
加工方法。
(付記15)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときよりも前記箱体をさらに上昇させることによって、前記箱体の天面が圧縮される、
付記14に記載の加工方法。
(付記16)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから予め定められた距離だけ前記箱体をさらに上昇させる、
付記15に記載の加工方法。
(付記17)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記箱体の天面に掛かる圧力に対応する圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
付記15に記載の加工方法。
(付記18)
前記圧力パラメータは、圧力センサによって検出される圧力値であり、
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力値が予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
付記17に記載の加工方法。
(付記19)
前記圧力パラメータは、前記箱体を上昇させるための昇降モータの負荷を示す負荷値であり、
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記負荷値が予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
付記17に記載の加工方法。
(付記20)
前記加工器具は、前記箱体の前記側面を切断し、
前記加工器具が前記箱体の4つの前記側面を切断することで、前記箱体が開梱される、
付記14から19のいずれか1項に記載の加工方法。
(付記21)
昇降装置に搭載された箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行い、
前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
前記箱体が加工されるときに、前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行い、
前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行い、
前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行う、
制御方法。
(付記22)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときよりも前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記21に記載の制御方法。
(付記23)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから予め定められた距離だけ前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記22に記載の制御方法。
(付記24)
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記箱体の天面に掛かる圧力に対応する圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記22に記載の制御方法。
(付記25)
前記圧力パラメータは、圧力センサによって検出される圧力値であり、
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力値が予め定められた値以上となるまで、前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記24に記載の制御方法。
(付記26)
前記圧力パラメータは、前記昇降装置を駆動する昇降モータの負荷を示す負荷値であり、
前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記負荷値が予め定められた値以上となるまで、前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させるための、処理を行う、
付記24に記載の制御方法。
(付記27)
昇降装置に搭載された箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行うステップと、
前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行うステップと、
前記箱体が加工されるときに、前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行うステップと、
前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行うステップと、
前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行うステップと、
前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行うステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
1 加工装置
2 加工器具
3 圧縮部材
4 昇降装置
6 移動装置
8 検出部
10 加工装置
12 ロボットアーム
14 支持部材
18 高さ位置センサ
20 加工器具
40 昇降装置
41 昇降ステージ
42 昇降モータ
52 圧力センサ
60 移動装置
62 移動装置
62a 押圧部材
62b 押圧部材
62c レール
63a エアシリンダ
63b エアシリンダ
64 移動装置
64a 押圧部材
64b 押圧部材
64c レール
65a エアシリンダ
65b エアシリンダ
90 箱体
100 制御装置
110 センサ信号受信部
112 昇降装置制御部
114 移動装置制御部
116 加工器具制御部
210 圧縮制御部
312 圧力検出部

Claims (10)

  1. 箱体の表面を加工する加工器具と、
    前記箱体を昇降させる昇降装置と、
    前記箱体を水平方向に移動させる移動装置と、
    前記箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したか否かを検出する検出手段と、
    前記昇降装置の上方に位置する圧縮部材と、
    を有し、
    前記箱体を搭載した前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことを前記検出手段が検出するまで、前記箱体を上昇させ、
    前記移動装置は、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、
    前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、前記加工器具は、前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工し、
    前記移動装置は、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、
    前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具は、前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工する、
    加工装置。
  2. 前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときよりも前記昇降装置が前記箱体をさらに上昇させることによって、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮される、
    請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから予め定められた距離だけ前記箱体をさらに上昇させる、
    請求項2に記載の加工装置。
  4. 前記圧縮部材によって前記箱体の天面に掛かる圧力に対応する圧力パラメータを検出する圧力検出手段
    をさらに有し、
    前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記圧力パラメータが予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
    請求項2に記載の加工装置。
  5. 前記圧力検出手段は、前記圧力パラメータとして、前記圧縮部材に設けられた圧力センサによって検出される圧力値を検出し、
    前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記圧力値が予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
    請求項4に記載の加工装置。
  6. 前記圧力検出手段は、前記圧力パラメータとして、前記昇降装置を駆動する昇降モータの負荷を示す負荷値を検出し、
    前記昇降装置は、前記停止高さ位置に前記箱体が到達したことが検出されたときの前記箱体の高さから、前記圧力検出手段によって検出される前記負荷値が予め定められた値以上となるまで、前記箱体をさらに上昇させる、
    請求項4に記載の加工装置。
  7. 箱体の表面を加工する加工器具の動作を制御する加工器具制御手段と、
    前記箱体を昇降させる昇降装置の動作を制御する昇降装置制御手段と、
    前記箱体を水平方向に移動させる移動装置の動作を制御する移動装置制御手段と、
    前記箱体の天面を圧縮するように制御を行う圧縮制御手段と、
    を有し、
    前記昇降装置制御手段は、前記昇降装置に搭載された前記箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行い、
    前記移動装置制御手段は、前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
    前記圧縮制御手段は、前記箱体が加工されるときに、前記昇降装置の上方に位置する圧縮部材によって前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行い、
    前記加工器具制御手段は、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行い、
    前記移動装置制御手段は、前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
    前記加工器具制御手段は、前記箱体の天面が前記圧縮部材によって圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行う、
    制御装置。
  8. 予め定められた停止高さ位置に箱体が到達したことが検出されるまで、前記箱体を上昇させ、
    前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させ、
    前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具によって、前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工し、
    前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記箱体を移動させ、
    前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具によって、前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工する、
    加工方法。
  9. 昇降装置に搭載された箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行い、
    前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
    前記箱体が加工されるときに、前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行い、
    前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行い、
    前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行い、
    前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行う、
    制御方法。
  10. 昇降装置に搭載された箱体が予め定められた停止高さ位置に到達したことが検出されるまで、前記昇降装置が前記箱体を上昇させるための処理を行うステップと、
    前記箱体の4つの側面で構成される4つの角のうちの第1の角が第1の基準位置に移動するように、前記箱体を水平方向に移動させる移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行うステップと、
    前記箱体が加工されるときに、前記箱体の天面が圧縮されるための処理を行うステップと、
    前記箱体の天面が圧縮され、前記第1の角が前記第1の基準位置に位置した状態で、加工器具が前記第1の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行うステップと、
    前記箱体の前記第1の角と対角の位置にある第2の角が第2の基準位置に移動するように、前記移動装置が前記箱体を移動させるための処理を行うステップと、
    前記箱体の天面が圧縮され、前記第2の角が前記第2の基準位置に位置した状態で、前記加工器具が前記第2の角を挟む前記箱体の2つの側面を加工するための処理を行うステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001146216A (ja) * 1999-11-24 2001-05-29 Seibu Electric & Mach Co Ltd 箱体の切断方法及びその装置
JP2020023357A (ja) * 2018-07-31 2020-02-13 株式会社エヌテック 箱の開封装置及び箱の開封方法

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