JP2021128513A - スタッフ管理システム、管理装置及びスタッフ管理方法 - Google Patents

スタッフ管理システム、管理装置及びスタッフ管理方法 Download PDF

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荘太郎 盛脇
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Abstract

【課題】スタッフとしての参加意欲を高めつつ、スタッフの管理を効率的に行うこと。【解決手段】受付装置40は、スタッフの顔画像を撮像し、該顔画像を管理装置30に通知する(S1)。管理装置30は、認証装置20により顔画像の特徴量(入力生体情報)と登録生体情報と照合処理し、正当なスタッフであるか否かを判定し、該スタッフの業務内容を受付装置40に通知する(S2)。受付装置40は、業務内容に基づいてスタッフの受付処理を行う。ロッカー装置60は、スタッフが到着したならばスタッフの顔画像を撮像して管理装置30に通知する(S3)。管理装置30は、スタッフを特定したならば、該スタッフが利用するロッカー装置60の収納庫番号を通知する(S4)。【選択図】図1

Description

本発明は、スタッフ管理システム、管理装置及びスタッフ管理方法に関する。
従来、ボランティア等のスタッフを管理する技術が知られている。例えば、許文献1には、ボランティア要員とボランティア要員の配置を希望する利用者の双方にとって、好適にボランティア要員の配置を管理できるようにした技術が開示されている。
また、特許文献2には、ボランティアの実績管理を行うことができるボランティア管理用データ処理装置が開示されている。また、特許文献3には、安全性を確保しつつ、施設毎の警備の人材(ボランティア)を容易かつ安価に確保することができる技術が開示されている。
特開2002−342537号公報 特開2006−079337号公報 特開2006−302220号公報
しかしながら、大量のボランティアをスタッフとして活用しようとすると、ボランティアの受付、業務の割り当て、制服の提供などを行うために非常に多数の管理スタッフが必要となるという問題が生ずる。上記の特許文献1〜3のものは、この点を解消する技術ではない。また、多数のボランティアをスタッフとして集めるのは難しく、スタッフとしての参加意欲を高める必要がある。
本発明は、上記従来技術による問題点を解決するためになされたものであって、スタッフとしての参加意欲を高めつつ、スタッフの管理を効率的に行うことができるスタッフ管理システム、管理装置及びスタッフ管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、事前登録されたスタッフに係る登録生体情報を管理する管理装置を有するスタッフ管理システムであって、所定の場所に到来したスタッフの生体情報を受け付ける受付装置と、前記受付装置により前記スタッフの生体情報を受け付けたならば、該スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフの生体認証を行う生体認証装置とを有し、前記管理装置は、前記生体認証装置による前記生体認証により前記スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定する業務内容特定手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記業務内容特定手段により特定された業務内容に応じた誘導情報を報知するよう前記受付装置に指示する指示手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記スタッフにより利用されるロッカー装置の収納庫を特定する収納庫特定手段と、前記収納庫特定手段により特定された収納庫への経路情報を特定する経路情報特定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記スタッフに対して前記業務内容に応じて必要となる備品又はサービスの利用権限を付与しつつ該利用権限を管理する利用権限管理手段をさらに備え、前記生体認証装置により前記スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフが本人であると生体認証されたことを条件として、前記利用権限管理手段により管理する利用権限に基づいて前記備品又はサービスの利用を可能とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記生体認証装置により前記スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフが本人であると生体認証されたことを条件として、前記スタッフが業務場所に所在すると自動点呼する自動点呼手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記スタッフのバイタル情報を取得するバイタル情報取得手段と、少なくとも前記バイタル情報取得手段により取得されたバイタル情報に基づいて健康管理上のアドバイス情報を特定するアドバイス情報特定手段と、前記アドバイス情報特定手段により特定されたアドバイス情報を前記スタッフに報知する報知手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記バイタル情報取得手段は、前記スタッフのバイタル情報とともに、運動に係るスコア及び食事に関するスコアを取得し、前記アドバイス情報特定手段は、前記スタッフが所定の目標体重に至るためのアドバイス情報を特定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記スタッフの所定の目標値に応じた食事メニューを特定する食事メニュー特定手段と、前記食事メニュー特定手段により特定された食事メニューを前記スタッフに報知する食事メニュー報知手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記スタッフの所定の目標値に応じた運動メニューを特定する運動メニュー特定手段と、前記運動メニュー特定手段により特定された運動メニューを前記スタッフに報知する運動メニュー報知手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、事前登録されたスタッフに係る登録生体情報を管理する管理装置であって、所定の場所に到来したスタッフの生体情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段により前記スタッフの生体情報を受け付けたならば、該スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフの生体認証を行う生体認証手段と、前記生体認証手段による前記生体認証により前記スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定する業務内容特定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、事前登録されたスタッフに係る登録生体情報を管理する管理装置と、所定の場所に到来したスタッフの生体情報を受け付ける受付装置と、前記受付装置により前記スタッフの生体情報を受け付けたならば、該スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフの生体認証を行う生体認証装置とを有するスタッフ管理システムにおけるスタッフ管理方法であって、前記管理装置が、前記生体認証装置による前記生体認証により前記スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定する業務内容特定工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、スタッフとしての参加意欲を高めつつ、スタッフの管理を効率的に行うことができる。
図1は、実施形態に係るスタッフ管理システムの概要を説明するための説明図である。 図2は、実施形態に係るスタッフ管理システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した携帯端末の内部構成を示す図である。 図4は、図3に示した画像データ及び健康管理データの一例を示す図である。 図5は、図2に示した認証装置の内部構成を示す図である。 図6は、図2に示した管理装置の内部構成を示す図である。 図7は、図6に示した登録認証データの一例を示す図である。 図8は、図6に示した業務登録データ及び健康管理データの一例を示す図である。 図9は、認証装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、受付装置によるスタッフ受付時の管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、電子掲示装置によるスタッフ受付時の管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、ロッカー装置によるスタッフ受付時の管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図13は、収集装置からバイタル情報を受信した場合の管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、変形例に係る管理装置の内部構成を示す図である。 図15は、食事管理データ及び食堂メニューデータの一例を示す図である。 図16は、変形例に係る管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本実施形態に係るスタッフ管理システム、管理装置及びスタッフ管理方法について詳細に説明する。以下に示す実施形態では、スタッフの顔画像から算出した特徴量を生体情報とする場合について説明する。なお、スタッフの顔画像そのもの、声紋、指紋、掌紋などの生体情報を用いることもできる。
<スタッフ管理システムの概要>
従来、例えば万国博覧会等の大規模なイベントを行う場合には、多数のボランティア又は多数のアルバイトスタッフ(以下、単に「スタッフ」と総称する)が必要になる。特定の地区を対象としてスタッフを募集したとしても、十分な人数のスタッフを確保することが難しい。このような場合に、国を挙げて、また国境を越えてスタッフを募集することになるが、長期に亘りスタッフとして勤務する人材を確保することは難しい(問題点1)。
また、仮にスタッフとしての参加を意思表示する大量の人材を確保することができたとしても、イベント会場を訪れる大量の参加者を円滑に受け入れることは難しい(問題点2)。イベントの運営者は、スタッフとしての参加者が訪れる度に、該参加者の個人情報を確認し、制服の貸与、勤務場所への誘導などを行わねばならないためである。イベントの運営者が、該イベントを管理する側のスタッフ(以下、「管理スタッフ」と言う)を各所に十分に配置することができたならば、これらの多数の人材を受け入れることが可能ではあるが、1万人規模のスタッフを受け入れるためには、多数の管理スタッフが必要となり、そもそも管理スタッフを確保すること自体が難しくなる。
このように、大規模なイベントを開催する場合には、上記の問題点1及び問題点2をいかにして解決するかが重要な課題となる。この課題は、万国博覧会などのイベントに限るものではなく、大規模地震、大洪水などの災害に対処する場合にも同様に生ずる課題である。
本実施形態に係るスタッフ管理システムは、健康管理面のサポートを充実することにより、人材がスタッフとして参加する参加意欲を高めるよう構成している。若年層の人の場合には、目標体重までのダイエットを企図して長期間スタッフとして参加する場合が考えられ、シニア層の人の場合には、例えば運動により血圧値を下げる等の健康管理を企図して長期間スタッフとして参加する場合が考えられるためである。短期間で可能なダイエットの場合には、例えば3kg痩身のような目標設定の値となり、長期間で可能なダイエットの目標設定の値(例えば、20kgの痩身)とは異なり、スタッフへの参加意欲を高めることが可能となる。同様に、健康管理に関しても、短期間よりも長期間の方がより目標値を上げることができるため、スタッフへの参加意欲を高めることが可能となる。
また、本実施形態に係るスタッフ管理システムは、スタッフとして参加する人(以下、単に「スタッフ」と言う)が、勤務場所、研修場所又は待機場所等のあらかじめ定められた所定の場所を訪れた場合に、この場所に配置された受付装置40により顔画像を撮像し、スタッフの受付、ロッカー装置への案内、制服及び貸出物品の貸与などを自動的に行うよう構成したので、少ない管理スタッフで大勢のスタッフに円滑に対応することができる。
上記の本実施形態に係るスタッフ管理システムについて、図1を用いて具体的に説明する。図1は、本実施形態に係るスタッフ管理システムの概要を説明するための説明図である。ここでは、受付装置40が所定の場所に配設され、ロッカー装置60がイベント会場又はその周囲の位置に配設される。管理装置30は、受付装置40、ロッカー装置60、スタッフが所持する携帯端末10と通信可能である。なお、管理装置30には、スタッフの事前登録時に取得された顔画像に基づき算出された特徴量が登録生体情報としてあらかじめ記憶されているものとする。なお、この事前登録についての詳細な説明は後述する。
図1に示すスタッフ管理システムは、新たにスタッフとして参加する新規のスタッフ(以下、単に「新規スタッフ」と言う)を受け付ける場合に、受付装置40は、新規スタッフの顔画像を撮像し、撮像した顔画像を管理装置30に通知する(S1)。管理装置30は、新規スタッフの顔画像から特徴量を算定し、この特徴量を新規スタッフの入力生体情報とする。管理装置30には、あらかじめ登録された複数の登録生体情報が記憶されているため、後述する認証装置20を用いて入力生体情報と登録生体情報とを照合処理する。この際、認証装置20において新規スタッフの入力生体情報を管理装置30に記憶した複数の登録生体情報と照合することにより、「新規スタッフがあらかじめ登録された正当な新規スタッフであるか否か」、「新規スタッフは複数のスタッフのうちの誰であるのか」を判定することができる。これにより、新規スタッフは、登録申請時に取得した登録番号を受付装置40に入力する等の操作を行わなくとも、新規スタッフの正当性(新規スタッフの特定を含む)を認証することができる。管理装置30は、新規スタッフが正当であると判定した場合には、該新規スタッフの業務内容を判別し、判別した業務内容を受付装置40に通知する(S2)。
なお、ここでは説明の便宜上、新規スタッフの入力生体情報を複数の登録生体情報と比較する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、新規スタッフが登録申請時に取得した登録番号を受付装置40に入力させ、管理装置30がこの登録番号に対応する登録認証情報を特定し、特定した登録認証情報と入力生体情報とを照合処理して、新規スタッフが本人であるか否かの正当性を認証することもできる。
受付装置40は、管理装置30から受け付けた業務内容に基づいてスタッフの受付処理を行う。具体的には、スタッフが来訪した旨を管理するとともに、該スタッフが使用するロッカー装置60の位置、ロッカー装置60への経路、スタッフが使用するロッカー装置60の収納庫番号などを表示する。なお、管理装置30が、スタッフが使用するロッカー装置60の位置、ロッカー装置60への経路、スタッフが使用するロッカー装置60の収納庫番号などをスタッフの携帯端末10に通知することもできる。また、複数のロッカー装置60が設けられており、各ロッカー装置60への経路が複数存在する場合には、各ロッカー装置60への移動経路上に電子掲示装置50を設けておき、電子掲示装置50にスタッフが移動する経路を表示させることにより、スタッフをロッカー装置60の位置まで誘導することができる。このように構成する場合には、受付装置40と電子掲示装置50が無線又は有線で接続されている必要がある。
なお、本実施の形態では、電子掲示装置50に誘導情報を表示する場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、新規スタッフ又はスタッフが所持するスマートフォン又はスマットウオッチ等の携帯端末10により誘導することもできる。具体的には、解錠内にビーコン端末を設置し、ビーコン端末のビーコン波を携帯端末10が受信することにより携帯端末10が現在位置を特定して管理装置30に通知し、管理装置30が現在位置から目的場所(例えばロッカー装置)までの経路情報を含む誘導情報を携帯端末10に通知して誘導することができる。なお、ビーコン端末を用いるのではなく、携帯端末10が有するGPS情報により現在位置を特定することもできる。
ロッカー装置60は、スタッフが到着したならば、装置に設けられた撮像装置によりスタッフの顔画像を撮像し、撮像した顔画像を管理装置30に通知する(S3)。管理装置30は、顔画像から特徴量を算出し、算出した特徴量を入力生体情報とする。管理装置30は、図示しない認証装置20を用いて入力生体情報と複数の登録生体情報と照合処理し、スタッフが誰であるかを判定する。
管理装置30は、スタッフを特定したならば、該スタッフが利用するロッカー装置60の収納庫識別情報(以下、「収納庫番号」と言う)を通知する(S4)。ロッカー装置60は、収納庫番号の施錠を解錠し、スタッフによる収納庫の利用を可能とする。あらかじめ収納庫内に制服等の貸出物品を挿入することにより、貸出物品の貸し出しが可能となる。ロッカー装置60は、収納庫の収納扉が閉められたならば自動的に施錠する。上記一連の処理を行うことにより、スタッフの受付からロッカー装置60を用いた貸出物品の貸し出しまでを自動的に行うことができる。
次に、スタッフの健康管理について説明する。スタッフは、血圧、脈拍等のバイタル情報を収集し、収集したバイタル情報を管理装置30に送信するスマートウオッチ等の収集装置80を装着する。収集装置80は、人体の表面、体内及びそのごく近辺に配置された小型端末を無線通信で結ぶことにより結成されたBAN(Body Area Network)であってもよい。
収集装置80が、スタッフの血圧等のバイタル情報を管理装置30に通知したならば(S5)、管理装置30は、バイタル情報に基づいて健康分析を行って、スタッフに対する健康管理上のアドバイス情報(以下、「健康アドバイス情報」と言う)を特定する(S6)。管理装置30は、特定した健康アドバイス情報をスタッフが所持する携帯端末10に通知する(S7)。例えば、図1に示すように、「健康アドバイス、ウォーキング30分、水分を多く摂りましょう」などの健康アドバイス情報が表示される。この健康アドバイス情報には、運動種別及び運動時間、睡眠時間、サプリメントなどの健康補助食品の摂取を含めることができる。
ここではバイタル情報に基づいて健康アドバイス情報を特定する場合を示したが、服用中の薬剤、アレルギー、病歴、既往症などの情報とバイタル情報に基づいて健康アドバイス情報を特定することもできる。
このように、スタッフ管理システムは、業務中のバイタル情報等に基づいて健康分析を行って健康アドバイス情報を特定し、特定した健康アドバイス情報をスタッフに提供することができる。これにより、スタッフへの加入意欲を高めることができる。
ここでは説明の便宜上、携帯端末10に健康アドバイス情報を表示するまでの流れを説明したが、管理装置30は、あらかじめスタッフの目標設定の値(例えば、20kgの痩身、血圧値120・70)を記憶する。また、収集装置80から定期的に現状値を取得し、「目標設定までの達成度」を定期的に携帯端末10に送信して携帯端末10に表示するよう構成することもできる。
<スタッフの事前登録>
携帯端末10を用いたスタッフの事前登録について説明する。スタッフの登録申請を行う登録申請者は、携帯端末10から所定のウエブサイトにアクセスして登録申請を行う。この登録申請では、就労期間を含む勤務条件及び目標設定の値(目標体重、目標血圧値等)などを特定する。また、登録申請者は、登録申請を行う場合に、携帯端末10のカメラで自らの顔を撮像して顔画像1を取得し、免許証などの身分証明書の写真を携帯端末10のカメラで撮像して顔画像2を取得する。そして、この顔画像1と顔画像2を含む登録申請を行う。ウエブサイトは、この登録申請の情報を管理装置30に送信する。
管理装置30は、後述する認証装置20に顔画像1と顔画像2を送信する。認証装置20は、登録申請者が身分証明書の本人と一致するか否かの本人確認処理を行い、本人確認結果を管理装置30に返信する。管理装置30は、登録申請者が身分証明書の本人であると確認できたこと、登録申請者が希望する勤務条件が募集要件を満たすことを条件に、ウエブサイトに登録申請の受付を通知する。ウエブサーバは、登録申請者の携帯端末10に対して、登録申請が受け付けられた旨、スタッフとしての勤務開始日時、勤務場所、集合場所などの情報を通知する。これにより事前登録が完了する。なお、ここでは携帯端末10から登録申請を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末10以外のコンピュータから登録申請を行うこともできる。
<システム構成>
本実施形態に係るスタッフ管理システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態に係るスタッフ管理システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、スタッフが所持する携帯端末10は、本人認証サービスを提供する会社等に設置された認証装置20と、スタッフを管理する管理装置30とインターネットを介して接続される。ここでは説明の便宜上、管理装置30が会場内に設けられる場合を示したが、管理装置30はクラウド上に設けることもできる。
管理装置30は、事前登録時に登録申請者が登録申請を行う場合に設定した目標設定の値(目標体重、目標血圧値など)、勤務条件等の情報を顔画像とともにウエブサイトから取得する。
管理装置30は、会場内の通信回線によって、受付装置40、電子掲示装置50、ロッカー装置60及び無線ルータ70と通信可能に接続される。収集装置80は、無線通信により無線ルータ70と接続され、該無線ルータ70を介して管理装置30と接続される。
携帯端末10は、スタッフが所持する端末装置である。すでに事前登録において説明した通り、登録申請者がスタッフの登録申請を行う場合には、携帯端末10から所定のウエブサイトにアクセスし、登録申請者が希望する勤務条件及び目標設定の値(目標体重、目標血圧値等)などを入力する。この際、携帯端末10のカメラにより登録申請者の顔画像1と身分証明書の顔画像2とが撮像され、撮像した顔画像1及び顔画像2がウエブサイトに送られる。管理装置30がウエブサイトから顔画像1及び顔画像2を受け付けたならば、これらの顔画像を認証装置20に送信し、認証装置20は登録申請者が身分証明書の人物と同一人であるか否かの本人確認を行い、その結果を管理装置30に返信する。管理装置30は、本人確認結果等を踏まえて登録申請を受け付け、顔画像1から特徴量を算出し、算出した特徴量を登録生体情報として管理装置30に記憶する。また、管理装置30は、登録完了(本人確認結果を含む)をウエブサーバに送信し、ウエブサーバは携帯端末10に登録申請を受け付けた許可する旨を通知する。また、携帯端末10は、管理装置30が送信する健康アドバイス情報を受信して表示する。
認証装置20は、スタッフ管理システムが登録申請者による登録申請を受け付けた場合に、登録申請者の顔を撮像した顔画像1の特徴量と身分証明書に含まれる顔写真を撮像した顔画像2の特徴量とを管理装置30から受け付け、顔画像1の特徴量と顔画像2の特徴量を照合処理して同一人物のものであるか否かを判定する。かかる照合処理を行う場合には、例えば、顔画像1の特徴量と顔画像2の特徴量の相互相関係数を算定し、この相互相関係数が所定の閾値(例えば、99%)以上である場合に、本人であると判定することができる。
ここでは、照合処理の一例として相互相関係数を用いる場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、周知の各種照合技術を用いることができる。特徴量は、顔画像における人物の顔の特徴を数値化したものであり、例えば、目、鼻、口などの顔パーツの位置や顔パーツ間の距離などを成分とした特徴ベクトルを特徴量とすることができる。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、顔画像から算定される各種特徴量を用いることができる。
認証装置20は、管理装置30からスタッフの入力生体情報と複数の登録生体情報とを受け付けたならば、1対N認証を行い、入力生体情報に対応する登録生体情報を特定し、特定した登録生体情報の識別IDを管理装置30に返信する。例えば、入力生体情報と各登録生体情報の相互相関係数を算定し、この相互相関係数が所定の閾値(例えば、99%)以上である場合に、入力生体情報に対応する登録生体情報であると判定する。なお、所定の閾値以上の登録生体情報が複数存在する場合には、複数の登録生体情報の識別IDを管理装置30に返信する。ここでも、相互相関係数に代えて他の照合技術を用いることもできる。
管理装置30は、スタッフの業務管理及び健康管理を行う装置である。管理装置30は、図示しないウエブサーバから登録申請情報(登録申請者の顔を撮像した顔画像1及び身分証明書の顔写真を撮像した顔画像2を含む)を受信したならば、この顔画像1及び顔画像2からそれぞれ特徴量を算定し、すでに説明した手順で認証装置20に本人確認を依頼する。その結果、本人であると判定された場合には、顔画像1を登録生体情報として記憶する。
管理装置30は、受付装置40からスタッフの顔画像を受信したならば、顔画像から特徴量を算定してこれを入力生体情報とする。管理装置30は、入力生体情報と、複数の登録生体情報とを認証装置20に送信して認証依頼を行う。認証装置20から登録生体情報の識別IDを受信したならば、スタッフが識別IDに対応する人物であると特定する。管理装置30は、特定した人物が使用できるロッカー装置60の収納庫番号、ロッカー装置60への経路情報を特定し、特定したロッカー装置60の収納庫番号、ロッカー装置60への経路情報を受付装置40に通知する。
管理装置30は、電子掲示装置50からスタッフの顔画像を受信したならば、受付装置40の場合と同様に、認証装置20から送信される識別IDに対応する人物であると特定する。管理装置30は、特定した人物が赴くべき場所への進行情報を特定し、特定した進行情報を電子掲示装置50に通知する。
管理装置30は、ロッカー装置60からスタッフの顔画像を受信したならば、受付装置40の場合と同様に、認証装置20から送信される識別IDに対応する人物であると特定する。管理装置30は、特定した人物が使用できるロッカー装置60の収納庫番号を特定し、特定した収納庫番号をロッカー装置60に通知する。
管理装置30は、収集装置80からスタッフの血圧等のバイタル情報を受信したならば、受信したバイタル情報に基づいて健康分析を行って、スタッフに対する健康アドバイス情報を特定し、特定した健康アドバイス情報をスタッフが所持する携帯端末10に通知する。
受付装置40は、スタッフの集合場所に設置される受付端末である。受付装置40は、スタッフが受付操作を開始したならば、該スタッフの顔画像を撮像し、撮像した顔画像を管理装置30に送信する。受付装置40は、管理装置30からスタッフの業務内容を受信したならば、該業務内容を表示する。受付装置40は、スタッフが利用できるロッカー装置60の収納庫番号と、ロッカー装置60への移動経路を表示する。また、ロッカー装置60が複数設けられている場合には、各移動経路に対応して設けられた案内板のうち該当する移動経路のものを点灯制御するよう構成することもできる。
電子掲示装置50は、スタッフを集合場所等へ誘導するための表示装置である。電子掲示装置50は、スタッフが進路を確認するために電子掲示装置50の前で立ち止まったならば、該スタッフの顔画像を撮像し、撮像した顔画像を管理装置30に送信する。電子掲示装置50は、管理装置30からスタッフの進路情報を受信したならば、該進路情報を表示する。
ロッカー装置60は、制服などの貸出物品をスタッフに貸し出すための装置である。ロッカー装置60は、スタッフが貸出物品を受領するためにロッカー装置60の前で立ち止まったならば、該スタッフの顔画像を撮像し、撮像した顔画像を管理装置30に送信する。ロッカー装置60は、管理装置30からスタッフが利用できる収納庫の収納庫番号を受信したならば、該収納庫番号の施錠を解錠する。
無線ルータ70は、収集装置80と無線通信する装置である。収集装置80は、スタッフのバイタル情報(血圧、脈拍等)を収集し、収集したバイタル情報を管理装置30に送信するスマートウオッチ等の装置である。収集装置80は、人体の表面、体内及びそのごく近辺に配置された小型端末を無線通信で結ぶことにより結成されたBANであってもよい。収集装置80は、無線ルータ70を介してバイタル情報を管理装置30に送信する。
<携帯端末10の構成>
図2に示した携帯端末10の構成について説明する。図3は、図2に示した携帯端末10の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、携帯端末10は、操作表示部11、カメラ12、マイク13、スピーカ14、通信部15、記憶部16及び制御部17を有する。
操作表示部11は、液晶タッチパネル等の入出力デバイスである。カメラ12は、携帯端末10に設けられた撮像デバイスである。マイク13は、携帯端末10に設けられた音声入力デバイスである。スピーカ14は、携帯端末10に設けられた音声出力デバイスである。通信部15は、無線通信網を介して認証装置20及び管理装置30と通信するためのインターフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、画像データ16a及び健康管理データ16bを記憶する。画像データ16aは、カメラ12で撮像された本人確認書類及びスタッフの顔画像等の画像データである。健康管理データ16bは、スタッフの血圧等のバイタル情報及び健康アドバイス情報を示すデータである。
制御部17は、携帯端末10を全体制御する制御部であり、ブラウザ17a及び健康管理制御部17bを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、ブラウザ17a及び健康管理制御部17bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
ブラウザ17aは、インターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフトであり、コンピュータのデータやプログラムを画面上に文字や画像として表示する。このブラウザ17aが操作表示部11に表示する表示内容に沿って顔の撮像、身分証明書の顔写真の撮像、個人情報の入力、勤務条件の選択などが行われる。登録申請者の顔を撮像した顔画像1と身分証明書の顔写真を撮像した顔画像2は、画像データ16aとして記憶部16に記憶される。また、ブラウザ17aが、ウエブサーバから登録可否の応答を受け付けたならば、その旨が操作表示部11に表示される。
健康管理制御部17bは、健康管理データ16bを管理する処理部である。健康管理制御部17bは、管理装置30から受信した健康アドバイス情報を含む健康管理データを健康管理データ16bとして記憶部16に記憶し、操作表示部11に表示する。
次に、図3に示した携帯端末10の記憶部16が記憶するデータの一例について説明する。図4は、図3に示した画像データ16a及び健康管理データ16bの一例を示す図である。
図4(a)に示す画像データ16aは、撮影日時及びデータを含む。具体的には、画像データ16aは、撮影日時「2020/02/01 10:00」及びデータ「A102001_202002011000.jpg」が対応付けられている。登録申請者の顔を撮像した顔画像1に対応する顔画像に相当する。また、画像データ16aは、撮影日時「2020/02/01 10:05」及びデータ「A102001_202002011005.jpg」が対応付けられている。登録申請者の身分証明書の顔写真を撮像した顔画像2に相当する。
図4(b)に示す健康管理データ16bは、月日、気温、湿度、血圧、歩数、発汗量及び健康アドバイス情報等を含む。具体的には、健康管理データ16bは、月日「2020/03/02」、気温「25°C」、湿度「35%」、血圧「110/70」mmHg、歩数「15215」歩、発汗量「800ml」及び健康アドバイス情報「水分を多く摂る」を対応付けている。なお、目標設定された体重までの達成度、目標設定された血圧までの達成度等の情報を健康管理データ16bに含めることもできる。携帯端末10は、管理装置40から通知された健康管理データ16bを記憶部16に記憶しておき、スタッフの操作に応じて健康管理データ16b内の各種データを操作表示部11に表示する。
<認証装置20の構成>
次に、図2に示した認証装置20の構成について説明する。図5は、図2に示した認証装置20の構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、認証装置20は、表示部21及び入力部22と接続され、通信部23、記憶部24及び制御部25を有する。
表示部21は、液晶パネルやディスプレイ装置等からなる表示デバイスである。入力部22は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。通信部23は、インターネット等を介して携帯端末10及び管理装置30と通信するためのインターフェース部である。
記憶部24は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、判定閾値データ24aを記憶する。判定閾値データ24aは、2つの特徴量を照合して同一人であるか否かを判定する際の基準となる閾値データである。判定閾値データ24aは、登録申請時の顔画像1の特徴量と顔画像2の特徴量を照合処理する場合、入力生体情報と登録生体情報を照合処理する場合に用いられる。例えば、判定閾値データ24aは、「99%」とすることができる。
制御部25は、認証装置20の全体制御を行う制御部であり、照合処理部25a及び判定部25bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、照合処理部25a及び判定部25bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
照合処理部25aは、管理装置30から受信した2つの画像の特徴量間の1対1照合又は1対N照合を行う処理部である。具体的には、登録申請者の顔画像1の特徴量と、身分証明書の顔写真を撮像した顔画像2の特徴量とを管理装置30から受け付けたならば、これらの特徴量の照合処理を行う。照合処理結果は、例えば0〜100に正規化された値が出力され、値が高いほど両特徴量が類似していることを意味する。
照合処理部25aは、入力生体情報と複数の登録生体情報とを管理装置30から受け付けたならば、入力生体情報と各登録生体情報を比較して複数の照合処理(1対N認証)を行う。各照合処理結果は、例えば0〜100に正規化された値が出力され、値が高いほど両特徴量が類似していることを意味する。
判定部25bは、照合処理部25aから出力された値を判定閾値データ24aと比較して、判定を行う処理部である。具体的には、登録申請者の顔画像1の特徴量と、身分証明書の顔写真を撮像した顔画像2の特徴量とを管理装置30から受け付けた場合に、照合処理部25aから出力された値が判定閾値データ24a以上であるならば、登録申請者が身分証明書と同一人物であると判定する。
照合処理部25aは、入力生体情報と複数の登録生体情報とを管理装置30から受け付けたならば、照合処理部25aから出力された値が判定閾値データ24a以上である登録生体情報のうち最も値が高い登録生体情報が入力生体情報のスタッフであると判定する。照合処理部25aから出力された値が全て判定閾値データ24a未満である場合には、該当者なしと判定される。
<管理装置30の内部構成>
次に、図2に示した管理装置30の内部構成について説明する。図6は、図2に示した管理装置30の内部構成を示すブロック図である。図6に示すように、管理装置30は、表示部31及び入力部32と接続され、外部ネットワーク通信部33、内部ネットワーク通信部34、記憶部35及び制御部36を有する。
表示部31は、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部32は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。外部ネットワーク通信部33は、インターネット等を介してウエブサーバ及び認証装置20と通信するためのインターフェース部である。内部ネットワーク通信部34は、通信回線を介して会場内の各装置と通信するためのインターフェース部である。
記憶部35は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、登録認証データ35a、業務登録データ35b、健康管理データ35c及び利用権限データ35dを記憶する。
登録認証データ35aは、登録者ID、パスワード、氏名、住所、服サイズ、携帯ID及び登録生体情報(顔画像の特徴量)等を対応付けたデータである。業務登録データ35bは、スタッフの業務内容が登録されたデータである。健康管理データ35cは、スタッフの血圧等のバイタル情報及び健康アドバイス情報を含むデータである。
利用権限データ35dは、認証されたスタッフの登録者IDと、該スタッフに対して許可された権限とを対応付けたデータである。例えば、通路Aを通過する権限、通路Bを通過する権限、Cルームに入室する権限、研修用PCを使用する権限、スタッフ専用車Dを使用する権限などが登録者IDに対応付けられる。
制御部36は、管理装置30を全体制御する制御部であり、認証依頼部36a、業務登録部36b、受付制御部36c、誘導制御部36d、ロッカー制御部36e、健康管理制御部36f及び利用権限管理部36gを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、認証依頼部36a、業務登録部36b、受付制御部36c、誘導制御部36d、ロッカー制御部36e、健康管理制御部36f及び利用権限管理部36gにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証依頼部36aは、認証装置20に対して認証依頼を行う処理部である。登録申請時には、認証依頼部36aは、登録申請者の顔画像1の特徴量と、身分証明書の顔写真を撮像した顔画像2の特徴量とを認証装置20に送信して本人確認を依頼する。認証依頼部36aは、入力生体情報と複数の登録生体情報とを認証装置20に送信してスタッフの特定を依頼する。
業務登録部36bは、登録申請者による申請を受け付けた場合に、身分証明書に基づいて本人であることが確認され、かつ、勤務条件などが登録条件を満たすならば、登録認証データ35a及び業務登録データ35bを管理する。
受付制御部36cは、スタッフが受付装置40により受け付けをする場合に、受付装置40に対して該スタッフの業務登録データ35bを送信する処理部である。受付制御部36cは、受付装置40から顔画像を受信したならば、該顔画像を認証依頼部36aに通知し、スタッフを特定するよう依頼する。
また、受付制御部36cは、認証依頼部36aから登録者IDを受信したならば、該登録者IDに対応する業務登録データ35bを受付装置40に送信する。受付制御部36cは、認証依頼部36aから「該当なし」を受信したならば、受付装置40に対して「該当なし」を送信する。
誘導制御部36dは、スタッフを誘導する場合に、電子掲示装置50に対して該スタッフの進路を送信する処理部である。誘導制御部36dは、電子掲示装置50からスタッフの顔画像を受信したならば、該顔画像を認証依頼部36aに通知し、スタッフを特定するよう依頼する。
誘導制御部36dは、認証依頼部36aから登録者IDを受信したならば、該登録者IDに対応する業務登録データ35b内の「集合場所」への進路を特定し、特定した進路を電子掲示装置50に送信する。誘導制御部36dは、認証依頼部36aから「該当なし」を受信したならば、電子掲示装置50に対して「該当なし」を送信する。
ロッカー制御部36eは、スタッフがロッカー装置60の収納庫から貸出物品を取り出す場合に、ロッカー装置60に対して該スタッフの業務登録データ35bを送信する処理部である。ロッカー制御部36eは、ロッカー装置60から顔画像を受信したならば、該顔画像を認証依頼部36aに通知し、スタッフを特定するよう依頼する。
ロッカー制御部36eは、認証依頼部36aから登録者IDを受信したならば、該登録者IDに対応する業務登録データ35b内の「制服種別」及び「服サイズ」をロッカー装置60に送信する。ロッカー制御部36eは、認証依頼部36aから「該当なし」を受信したならば、ロッカー装置60に対して「該当なし」を送信する。
健康管理制御部36fは、健康管理データ35cを管理し、健康アドバイス情報を携帯端末10に送信する処理部である。健康管理制御部36fは、収集装置80からスタッフの血圧等のバイタル情報を受け付けたならば、該バイタル情報に基づいてAIによる健康分析を行って、スタッフに対する健康アドバイス情報を特定する。健康管理制御部36fは、該バイタル情報及び該健康アドバイス情報に基づいて健康管理データ35cを更新するとともに、スタッフの持つ携帯端末10に送信する。収集装置80からスタッフの血圧等のバイタル情報、運用時間、運動強度及び運動強度により求められる運動に係るスコア(例えば、運動による代謝量を正規化して百分率で示したスコア)、及び、食事に関するスコア(例えば、食材に含まれる糖質量、脂肪量から求めた値を正規化して百分率で示したスコア)を取得し、運動に係るスコア及び食事に関するスコアに基づいて健康アドバイス情報(例えば、目標体重に至るためのアドバイス情報)を特定することもできる。
利用権限管理部36gは、記憶部35に記憶した利用権限データ35dに基づいて、スタッフの利用権限を管理する管理部である。例えば、登録者IDに「通路Aを通過する権限」が対応付けられているならば、スタッフとして認証された場合に、該スタッフが通路Aを通過することができる。同様に、登録者IDに「スタッフ専用車Dを使用する権限」が対応付けられているならば、スタッフとして認証された場合に、該スタッフがスタッフ専用車Dを使用することができる。
次に、図6に示した管理装置30の記憶部35が記憶するデータの一例について説明する。図7及び図8は、図6に示した登録認証データ35a、業務登録データ35b及び健康管理データ35cの一例を示す図である。
図7に示す登録認証データ35aは、登録者ID、登録日時、氏名、国籍、性別、生年月日、年齢、住所、服サイズ、携帯ID及び顔画像等を含む。具体的には、登録認証データ35aは、登録者ID「A102001」、登録日時「2020/02/01 10:15」、氏名「特開花子」、国籍「日本」、性別「女」、生年月日「2001/08/21」、年齢「18」、住所「東京都〇〇区1−2−3」、服サイズ「S」、携帯ID「BZ45C」及び登録生体情報「X12Pabc986B28」が対応付けられている。
また、登録認証データ35aは、登録者ID「A103043」、登録日時「2020/02/03 20:00」、氏名「Arthur Brown」、国籍「米国」、性別「男」、生年月日「1995/07/14」、年齢「24」、住所「1045 △△△ LosAngeles」、服サイズ「LL」、携帯ID「DX26D」及び顔画像「DP24X56d764A5」が対応付けられている。
図8(a)に示す業務登録データ35bは、登録者ID、登録日時、業務、制服種別、服サイズ、集合場所、集合日時等を含む。具体的には、業務登録データ35bは、登録者ID「A102001」、登録日時「2020/02/03 12:20」、業務「展示物説明」、制服種別「A」、服サイズ「S」、集合場所「ルーム2」及び集合日時「2020/03/01 09:00」が対応付けられている。
また、業務登録データ35bは、登録者ID「A103043」、登録日時「2020/02/04 14:10」、業務「誘導」、制服種別「C」、服サイズ「LL」、集合場所「ルーム5」及び集合日時「2020/03/01 10:00」が対応付けられている。
図8(b)に示す健康管理データ35cは、登録者ID、月日、気温、湿度、血圧、歩数、発汗量、健康アドバイス情報等を含む。具体的には、健康管理データ35cは、登録者ID「A102001」、月日「2020/03/02」、気温「25°C」、湿度「35%」、血圧「110/70」mmHg、歩数「15215」歩、発汗量「800ml」及び健康アドバイス情報「水分を多く摂る」が対応付けられている。
また、健康管理データ35cは、登録者ID「A103043」、月日「2020/03/02」、気温「21°C」、湿度「30%」、血圧「155/95」mmHg、歩数「10326」歩、発汗量「1200ml」及び健康アドバイス情報「ウォーキング30分」が対応付けられている。
<認証装置20の登録申請時の処理手順>
次に、認証装置20の登録申請時の処理手順について説明する。図9は、認証装置20の登録申請時の処理手順を示すフローチャートである。認証装置20は、管理装置30から顔画像1(登録申請者の顔を撮像した顔画像)の特徴量と顔画像2(身分証明書の顔写真を撮像した顔画像)の特徴量を受信する(ステップS101)。
その後、認証装置20は、顔画像1の特徴量と顔画像2の特徴量の照合処理を行い、照合値を算定する(ステップS102)。この照合処理には、相互相関係数などを用いることができる。
その後、照合値が判定閾値データ24a以上であるか否かを判定し(ステップS103)、照合値が判定閾値データ24a以上であるならば(ステップS103;Yes)、登録申請者が身分証明書の本人であると管理装置に通知して(ステップS104)、処理を終了する。これに対して、照合値が判定閾値データ24a未満であるならば(ステップS103;No)、登録申請者が身分証明書の本人ではないと管理装置に通知して(ステップS104)、処理を終了する。
なお、ここでは認証装置20の登録申請時の処理手順を示したが、受付装置40による受付時等の処理手順もほぼ同様のものとなる。かかる場合には、スタッフの顔を撮像した顔画像の特徴量である入力生体情報と、複数の登録生体情報(登録者IDを含む)とが管理装置30から通知される。この場合であっても、入力生体情報と、ある登録生体情報との照合処理を行う処理を繰り返し、判定閾値以上となる登録生体情報のうち最も照合値の高いものの登録者IDを管理装置30に通知すればよい。
<受付装置40によるスタッフ受付時の処理手順>
次に、受付装置40によるスタッフの受付時の管理装置30の処理手順について説明する。図10は、受付装置40によるスタッフ受付時の管理装置30の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、管理装置30は、受付装置40からスタッフの顔画像を受信したならば(ステップS201)、顔画像から特徴量を算定し、算定した特徴量を入力生体情報とする(ステップS202)。
その後、入力生体情報と複数の登録生体情報(登録者IDを含む)を認証装置20に送信して認証依頼を行う(ステップS203)。認証装置20から登録者IDを受信したならば(ステップS204)、登録者IDに対応する業務登録データを受付装置40に送信して(ステップS205)、処理を終了する。なお、この登録者IDに対応する業務登録データだけではなく、スタッフが使用可能なロッカー装置60の収納庫番号、ロッカー装置60までの経路情報などを受付装置40に送信することもできる。
<電子掲示装置50によるスタッフ受付時の処理手順>
次に、電子掲示装置50によるスタッフ受付時の管理装置30の処理手順について説明する。図11は、電子掲示装置50によるスタッフ受付時の管理装置30の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、管理装置30は、電子掲示装置50からスタッフの顔画像を受信したならば(ステップS301)、顔画像から特徴量を算定し、算定した特徴量を入力生体情報とする(ステップS302)。
その後、入力生体情報と複数の登録生体情報(登録者IDを含む)を認証装置20に送信して認証依頼を行う(ステップS303)。認証装置20から登録者IDを受信したならば(ステップS304)、登録者IDに対応する集合場所等への進路情報を電子掲示装置50に送信して(ステップS305)、処理を終了する。
<ロッカー装置60によるスタッフ受付時の処理手順>
次に、ロッカー装置60によるスタッフ受付時の管理装置30の処理手順について説明する。図12は、ロッカー装置60によるスタッフ受付時の管理装置30の処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、管理装置30は、ロッカー装置60からスタッフの顔画像を受信したならば(ステップS401)、顔画像から特徴量を算定し、算定した特徴量を入力生体情報とする(ステップS402)。
その後、入力生体情報と複数の登録生体情報(登録者IDを含む)を認証装置20に送信して認証依頼を行う(ステップS403)。認証装置20から登録者IDを受信したならば(ステップS404)、登録者IDに対応する収納庫番号をロッカー装置60に送信して(ステップS405)、処理を終了する。
<収集装置80からバイタル情報を受信した場合の処理手順>
次に、収集装置80からバイタル情報を受信した場合の管理装置30の処理手順について説明する。図13は、収集装置80からバイタル情報を受信した場合の管理装置30の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、収集装置80のIDによりスタッフが特定されているものとする。
図13に示すように、管理装置30は、収集装置80からバイタル情報を受信したならば(ステップS501)、バイタル情報に基づいて健康管理データ35cを更新する(ステップS502)。
その後、深層学習により教師有り学習が行われた学習モデルに健康管理データ35cを入力して健康分析を行い(ステップS503)、この分析結果から健康アドバイス情報を特定し(ステップS504)、特定した健康アドバイス情報を携帯端末10に送信する(ステップS505)。
上述してきたように、本実施形態では、事前登録されたスタッフの登録生体情報を管理する管理装置30を有し、所定の場所に到来したスタッフの顔画像を受付装置40で受け付け、受付装置40によりスタッフの顔画像を受け付けたならば、該スタッフの顔画像の類似度を算定してこれを入力生体情報とし、認証装置20にて入力生体情報と事前登録された登録生体情報とを照合処理して該スタッフを特定し、管理装置30は、スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定するよう構成したので、スタッフの管理を効率的に行うことができる。
<変形例1>
上記実施形態では、スタッフとしての参加意欲を高める方法として、バイタル情報に基づく健康アドバイス情報をスタッフに通知する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、食事管理業務として、食事情報に基づく食事アドバイス情報をスタッフに通知するよう構成することもできる。このため、食事管理業務に係るスタッフ管理システムについて説明する。
スタッフは、自ら所持する携帯端末10により毎日の食事を撮像し、管理装置30に送信する。管理装置30は、受信した食事画像からメニュー及び摂取カロリー等を算出し、AIによる健康分析を行う。管理装置30は、健康分析結果から食事アドバイス情報を特定し、携帯端末10に通知する。
このように、スタッフ管理システムは、毎日の食事情報に基づいて分析した食事アドバイス情報をスタッフに提供することにより、スタッフとしての参加意欲を高めつつ、顔画像認証による受付業務の無人化等により、スタッフの管理を効率的に行うことができる。
次に、変形例1に係る管理装置30の内部構成について説明する。図14は、変形例1に係る管理装置30の内部構成を示すブロック図である。図14に示すように、管理装置30は、表示部31及び入力部32と接続され、外部ネットワーク通信部33、内部ネットワーク通信部34、記憶部35及び制御部36を有する。なお、表示部31、入力部32、外部ネットワーク通信部33及び内部ネットワーク通信部34は、図6の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する。
記憶部35は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、登録認証データ35a、業務登録データ35b、健康管理データ35c、利用権限データ35d、食事管理データ35e及び食堂メニューデータ35fを記憶する。なお、登録認証データ35a、業務登録データ35b、健康管理データ35c及び利用権限データ35dは、図6の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する。
食事管理データ35eは、スタッフが摂った食事情報及び食事アドバイス情報を示すデータである。食堂メニューデータ35fは、会場内の食堂のメニューを示すデータである。
制御部36は、管理装置30を全体制御する制御部であり、認証依頼部36a、業務登録部36b、受付制御部36c、誘導制御部36d、ロッカー制御部36e、健康管理制御部36f、利用権限管理部36g及び食事管理制御部36hを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、認証依頼部36a、業務登録部36b、受付制御部36c、誘導制御部36d、ロッカー制御部36e、健康管理制御部36f、利用権限管理部36g及び食事管理制御部36hにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。なお、認証依頼部36a、業務登録部36b、受付制御部36c、誘導制御部36d、ロッカー制御部36e、健康管理制御部36f及び利用権限管理部36gは、図6の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する。
食事管理制御部36hは、食事管理データ35eを管理し、食事アドバイス情報を携帯端末10に送信する処理部である。食事管理制御部36hは、携帯端末10から食事画像の画像データを受信したならば、該画像データに基づいて食事メニューを判別する。食事管理制御部36hは、該食事メニューに基づいてAIによる健康分析を行って、スタッフに対する食事アドバイス情報を特定する。食事管理制御部36hは、食事メニュー及び食事アドバイス情報を食事管理データ35eに記憶するとともに、スタッフの持つ携帯端末10に送信する。
次に、図14に示した管理装置30の記憶部35が記憶するデータの一例について説明する。図15は、図14に示した食事管理データ35e及び食堂メニューデータ35fの一例を示す図である。なお、登録認証データ35a、業務登録データ35b、健康管理データ35c及び利用権限データ35dは、図6の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図15(a)に示す食事管理データ35eは、登録者ID、月日、朝食、昼食、夕食、摂取カロリー及び食事アドバイス情報等を含む。具体的には、食事管理データ35eは、登録者ID「A102001」、月日「2020/03/02」、朝食「サンドイッチ 375kカロリー」、昼食「天ぷらそば 459kカロリー」、夕食「野菜カレー 646kカロリー」、摂取カロリー「1480kカロリー」及び食事アドバイス情報「朝食をしっかり摂る」が対応付けられている。
また、食事管理データ35eは、登録者ID「A103043」、月日「2020/03/02」、朝食「洋定食 480kカロリー」、昼食「かつ丼 893kカロリー」、夕食「ビーフカレー 984kカロリー」、摂取カロリー「2357kカロリー」及び食事アドバイス情報「カロリー、塩分を控えめに」が対応付けられている。
図15(b)に示す食堂メニューデータ35fは、メニュー、カロリー、朝、昼及び夕等を含む。具体的には、食堂メニューデータ35fは、メニュー「サンドイッチ」、カロリー「375kカロリー」、朝「〇」、昼「−」及び夕「−」が設定されている。また、食堂メニューデータ35fは、メニュー「かつ丼」、カロリー「893kカロリー」、朝「−」、昼「〇」及び夕「〇」が設定されている。
次に、変形例1に係る管理装置30の処理手順について説明する。図16は、変形例に係る管理装置30の処理手順を示すフローチャートである。図16に示すように、携帯端末10から食事画像を受信したならば(ステップS601)、該食事画像に基づいて食事メニューを判別し、食事管理データ35eに記憶する。
その後、食事管理データ35eに基づいてAIによる健康分析を行う(ステップS602)。分析結果から食事アドバイス情報を特定し(ステップS603)、携帯端末10に該食事アドバイス情報を送信する(ステップS604)。
上述してきたように、本実施形態及び変形例では、業務中のバイタル情報に基づいて分析した健康アドバイス情報をスタッフに提供するよう構成したので、スタッフとしての参加意欲を高めつつ、顔画像認証による受付業務の無人化等により、スタッフの管理を効率的に行うことができる。
<変形例2>
上記の変形例1では、食事メニューに基づいて健康分析を行い、食事アドバイス情報を携帯端末10に送信する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、運動メニューに基づいて健康分析を行い、運動アドバイス情報を携帯端末10に送信することもできる。この場合には、管理装置40は、スタッフの所定の目標値に応じた運動メニューを特定し、特定された運動メニューを運動アドバイス情報としてスタッフの携帯端末10に送信することになる。
なお、上記の実施形態及び変形例では、スタッフの受付、誘導、物品貸出の業務について無人化することにより、スタッフの管理業務を効率化する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、施設の出入り、勤怠管理及び給料支払いの自動化を行うよう構成することもできる。具体的には、施設内外の各出入口に設置したカメラでスタッフを撮像し、顔画像認証により出入りするスタッフを特定するとともに、勤怠管理情報として利用する。該勤怠管理情報を基に、給料支払いの自動化を行う。
また、上記の実施形態及び変形例では、スタッフの受付、誘導、物品貸出の業務について無人化することにより、スタッフの管理業務を効率化する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、業務開始前のeラーニング及び業務開始時の点呼の自動化を行うよう構成することもできる。具体的には、管理装置30に保存した業務に関する資料に対して、本人認証を経た携帯端末10からのアクセスを許可して、業務開始前のeラーニングを行う。また、各集合場所に設置したカメラでスタッフを撮像し、顔画像認証により集合したスタッフを特定し、点呼を自動化する。
また、上記の実施形態及び変形例では、ロッカー装置60による物品貸出の無人化を行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、備品の利用権限付与を無人化するよう構成することもできる。具体的には、各所に設置されたカメラの撮像によりスタッフを特定し、会場内の研修用PCによるスタッフに合わせた研修プログラムの提供、スタッフ専用の移動用具の提供及びスタッフ専用のトイレ等の提供を無人により行う。
また、上記の実施形態及び変形例では、健康アドバイス情報及び食事アドバイス情報を行って、スタッフとしての参加意欲を高める場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、会話ロボットによるコミュニケーションの活性化及び勤務状況の可視化により精勤者の表彰を行うよう構成することもできる。具体的には、カメラとAIを搭載した会話ロボットが顔画像認証によりスタッフを特定し、スタッフに合わせた会話を行う。また、施設内外の各所に設置したカメラでスタッフを撮像し、AIによって勤務の精勤状況を判断して表彰を行う。
また、上記の実施形態及び変形例では、バイタル情報や食事メニューに基づいて健康アドバイス情報及び食事アドバイス情報を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、体重計データの活用及びスタッフの年齢に応じた健康アドバイス情報を提示するよう構成することもできる。具体的には、カメラと体重計を連携させ、スタッフを特定したうえで体重及び体脂肪率を管理装置30に送信し、AIによる健康分析を行う。また、シニア層などスタッフの年齢及び勤務する期間に応じた健康目標設定を行い、食事アドバイス情報及び運動アドバイスを提供する。運動トレーナーのコメントを求めることができるよう構成することもできる。
また、上記の実施形態及び変形例では、食事画像を携帯端末10で撮像して管理装置30に送信する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、食品トレーに取り付けたICタグの利用又は精算機に取り付けたカメラの利用により食事メニューを特定し、管理装置30に送信するとともに精算を自動化するよう構成することもできる。具体的には、食品トレーに取り付けたICタグにより食事メニュー情報を読み取る、又は、精算機に取り付けたカメラで撮像した画像データを分析して食事メニューを特定する。特定した食事メニューを管理装置30に送信するとともに、給与支払いシステムに連動させて清算を自動化する。また、食品トレー返却場所に設置したカメラで食品トレーを撮像し、食べ残しの内容をAIにより分析することにより、摂取したカロリー等を正確に把握するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態及び変形例では、ロッカー装置60等の各種装置においてスタッフの顔画像を撮像する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スタッフの顔認証後に認証結果を携帯端末10に受け渡して記憶させ、携帯電話10からロッカー装置60等に近距離無線通信又は2次元コードで受け渡し、認証を完了するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態及び変形例では、顔認証によりスタッフを特定する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、顔、音声、指紋及びこれらを組み合わせた生体認証によりスタッフを特定するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態及び変形例では、説明の便宜上、管理装置30において各種の処理を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理装置30の機能をクラウド上に設け、クラウド処理にて対応することもできる。かかる場合に、クラウドのクライアント側に位置するエッジコンピュータにおいて処理することもできる。
また、上記の実施形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係るスタッフ管理システム、管理装置及びスタッフ管理方法は、スタッフとしての参加意欲を高めつつ、スタッフの管理を効率的に行う場合に適している。
10 携帯端末
11 操作表示部
12 カメラ
13 マイク
14 スピーカ
15 通信部
16 記憶部
16a 画像データ
16b 健康管理データ
17 制御部
17a ブラウザ
17b 健康管理制御部
20 認証装置
21 表示部
22 入力部
23 通信部
24 記憶部
24a 判定閾値データ
25 制御部
25a 認証制御部
30 管理装置
31 表示部
32 入力部
33 外部ネットワーク通信部
34 内部ネットワーク通信部
35 記憶部
35a 登録認証データ
35b 業務登録データ
35c 健康管理データ
35d 利用権限データ
35e 食事管理データ
35f 食堂メニューデータ
36 制御部
36a 認証依頼部
36b 業務登録部
36c 受付制御部
36d 誘導制御部
36e ロッカー制御部
36f 健康管理制御部
36g 利用権限管理部
36h 食事管理制御部
40 受付装置
50 電子掲示装置
60 ロッカー装置
70 無線ルータ
80 収集装置

Claims (11)

  1. 事前登録されたスタッフに係る登録生体情報を管理する管理装置を有するスタッフ管理システムであって、
    所定の場所に到来したスタッフの生体情報を受け付ける受付装置と、
    前記受付装置により前記スタッフの生体情報を受け付けたならば、該スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフの生体認証を行う生体認証装置と
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記生体認証装置による前記生体認証により前記スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定する業務内容特定手段
    を備えたことを特徴とするスタッフ管理システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記業務内容特定手段により特定された業務内容に応じた誘導情報を報知するよう前記受付装置に指示する指示手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のスタッフ管理システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記スタッフにより利用されるロッカー装置の収納庫を特定する収納庫特定手段と、
    前記収納庫特定手段により特定された収納庫への経路情報を特定する経路情報特定手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスタッフ管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記スタッフに対して前記業務内容に応じて必要となる備品又はサービスの利用権限を付与しつつ該利用権限を管理する利用権限管理手段をさらに備え、
    前記生体認証装置により前記スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフが本人であると生体認証されたことを条件として、前記利用権限管理手段により管理する利用権限に基づいて前記備品又はサービスの利用を可能とする
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のスタッフ管理システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記生体認証装置により前記スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフが本人であると生体認証されたことを条件として、前記スタッフが業務場所に所在すると自動点呼する自動点呼手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のスタッフ管理システム。
  6. 前記管理装置は、
    前記スタッフのバイタル情報を取得するバイタル情報取得手段と、
    少なくとも前記バイタル情報取得手段により取得されたバイタル情報に基づいて健康管理上のアドバイス情報を特定するアドバイス情報特定手段と、
    前記アドバイス情報特定手段により特定されたアドバイス情報を前記スタッフに報知する報知手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のスタッフ管理システム。
  7. 前記バイタル情報取得手段は、
    前記スタッフのバイタル情報とともに、運動に係るスコア及び食事に関するスコアを取得し、
    前記アドバイス情報特定手段は、
    前記スタッフが所定の目標体重に至るためのアドバイス情報を特定する
    ことを特徴とする請求項6に記載のスタッフ管理システム。
  8. 前記管理装置は、
    前記スタッフの所定の目標値に応じた食事メニューを特定する食事メニュー特定手段と、
    前記食事メニュー特定手段により特定された食事メニューを前記スタッフに報知する食事メニュー報知手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載のスタッフ管理システム。
  9. 前記管理装置は、
    前記スタッフの所定の目標値に応じた運動メニューを特定する運動メニュー特定手段と、
    前記運動メニュー特定手段により特定された運動メニューを前記スタッフに報知する運動メニュー報知手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載のスタッフ管理システム。
  10. 事前登録されたスタッフに係る登録生体情報を管理する管理装置であって、
    所定の場所に到来したスタッフの生体情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により前記スタッフの生体情報を受け付けたならば、該スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフの生体認証を行う生体認証手段と、
    前記生体認証手段による前記生体認証により前記スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定する業務内容特定手段と
    を備えたことを特徴とする管理装置。
  11. 事前登録されたスタッフに係る登録生体情報を管理する管理装置と、所定の場所に到来したスタッフの生体情報を受け付ける受付装置と、前記受付装置により前記スタッフの生体情報を受け付けたならば、該スタッフの生体情報と事前登録された前記スタッフの登録生体情報とを照合処理して該スタッフの生体認証を行う生体認証装置とを有するスタッフ管理システムにおけるスタッフ管理方法であって、
    前記管理装置が、前記生体認証装置による前記生体認証により前記スタッフが事前登録されたスタッフであると特定された場合に、該スタッフの業務内容を特定する業務内容特定工程と
    を含んだことを特徴とするスタッフ管理方法。
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