JP2021128472A - 配線器具、通信装置、通信システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

配線器具、通信装置、通信システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画面情報に関するデータ容量の低減を図ること。
【解決手段】配線器具1は、画面情報を取得する取得部101と、画面情報を表示する表示部111と、を備える。取得部101が取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。
【選択図】図1

Description

本開示は、一般に、配線器具、通信装置、通信システム、制御方法、及びプログラムに関する。より詳細には、表示部を備える配線器具、配線器具と通信する通信装置、当該配線器具及び通信装置を備える通信システム、配線器具の制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、造営材に埋め込まれる埋込型の配線器具が記載されている。この配線器具における操作用ハンドルの操作面には、電子情報を表示する電子情報表示部が形成されている。電子情報表示部は、不法侵入者の検知結果、ガス漏れ異常の検知結果、外部電子機器が所定の動作(炊飯又は湯沸かし等)を完了したことを示すメッセージ、地震速報、又は天気予報等を表示する。
特開2013−161638号公報
ところで、配線器具の表示部に表示する各種情報(画面情報)を自機が記憶する場合、配線器具内のデータ容量が増加する可能性がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることができる、配線器具、通信装置、通信システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様の配線器具は、画面情報を取得する取得部と、前記画面情報を表示する表示部と、を備える。前記取得部が取得する前記画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。
本開示の一態様の通信装置は、上記の配線器具に対して、前記画面情報を送信する。
本開示の一態様の通信システムは、配線器具と、通信装置と、を備える。前記配線器具は、画面情報を取得する取得部、及び前記画面情報を表示する表示部を備える。前記通信装置は、前記配線器具に対して前記画面情報を送信する。前記取得部が取得する前記画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。
本開示の一態様の制御方法は、配線器具の制御方法である。前記制御方法は、画面情報を取得する取得ステップと、前記画面情報を表示する表示ステップと、を含む。前記取得ステップにて取得する前記画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。
本開示の一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに上記の制御方法を実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることができる、という利点がある。
図1Aは、一実施形態に係る通信システムの概略構成図である。図1Bは、一実施形態に係る配線器具のブロック構成図である。 図2は、一実施形態に係る通信装置(コントローラ)のブロック構成図である。 図3は、同上の配線器具の前面を示す平面図である。 図4は、同上の配線器具における表示部が表示する、スイッチモードに関する画面情報の概念図である。 図5Aは、同上の表示部が表示する、シーンモードに関する画面情報の概念図である。図5Bは、同上の表示部が表示する、情報提示モードに関する画面情報の概念図である。
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態に係る配線器具1は、図1Bに示すように、画面情報を取得する取得部101と、画面情報を表示する表示部111と、を備えている。ここでは一例として、配線器具1は、照明器具21等の負荷2(図1A参照)を制御する負荷制御装置(スイッチ)であることを想定する。配線器具1は、図3に示すように、その前面に、表示部111として機能するタッチパネル11を備えていて、タッチパネル11にてユーザの指又はペン等によるタッチ操作(タップ)を受け付けることで、負荷2を制御する。配線器具1は、負荷2が例えば照明器具21であれば、点灯、消灯又は調光に関する制御を行う。
配線器具1は、図3に示すように、施設8(図1A参照)における壁等の造営物81に埋め込まれている。ただし、配線器具1は、壁以外にも、例えば天井若しくは床等の造営物、又は机、棚、若しくはカウンタ台等の什器(建具を含む)等に固定されてもよい。
ここで本実施形態に係る配線器具1において、取得部101が取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。
この構成によれば、配線器具1は、表示部111に表示する画面情報を取得する取得部101を備えているため、配線器具1が保持(記憶)するデータ量を減らすことができる。特に取得部101が取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含むため、第1情報と第2情報とを個別に取り扱える可能性が高くなる。結果的に、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることができる。
また本実施形態に係る通信装置T1(ここではコントローラ3)は、配線器具1に対して、画面情報を送信するように構成される。この構成によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることが可能な通信装置T1を提供できる。
さらに本実施形態に係る通信システムCS1は、図1Aに示すように、配線器具1と、通信装置T1と、を備えている。この構成によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることが可能な通信システムCS1を提供できる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る配線器具1、通信装置T1及び通信システムCS1の構成について、図1A〜図5Bを参照しながら詳しく説明する。
(2.1)前提
本実施形態では一例として、配線器具1(負荷制御装置)は、上述した通り、施設8の壁等の造営物81に固定される場合について説明する。さらに一例として、配線器具1は、その後部が壁等の造営物81の施工孔内に埋め込まれる「埋込型」である場合について説明する。ただし、配線器具1は、壁等の造営物81の表面に直付けされる「露出型」であってもよいし、「据置型」であってもよい。ここでいう「施設」は、例えば、戸建住宅若しくは集合住宅等の住宅施設、又は事務所、店舗、地下街、ホテル、駅、空港、学校、工場、図書館、美術館、博物館、病院若しくは介護施設等の非住宅施設であり、特に限定されない。
以下、造営物81である壁に配線器具1が固定された状態での、水平面に対して垂直な(直交する)方向を「上下方向」とし、配線器具1を正面から見て下方(鉛直方向)を「下方」として説明する場合がある。また、上下方向と直交し、かつ造営物81の表面に平行な方向を「左右方向」とし、配線器具1を正面から見て右方を「右方」、左方を「左方」として説明する場合がある。さらに、上下方向と左右方向との両方に直交する方向、つまり造営物81の表面に直交する方向を「前後方向」とし、造営物81の裏面側(壁裏側)を「後方」として説明する場合がある。図3では、上下及び左右の方向を矢印で図示するが、これらの矢印は、説明の便宜上、図示されているだけに過ぎず、実体を伴うものではない。またこれらの方向は、配線器具1の使用時の方向を限定する趣旨ではない。
また配線器具1が造営物81である壁に固定された状態において、表示部111は、基本的には、前方を向くことになるが、前方に向けられることを限定する趣旨ではない。
(2.2)全体構成
通信システムCS1の全体構成について説明する。図1Aは、通信システムCS1の概略構成図である。ここでは一例として、通信システムCS1は、施設8内における複数の負荷2の監視及び制御、複数の負荷2による消費電力の監視、及び外部のサーバ5とのネットワーク通信等の各機能を備えた「管理システム」に相当する。施設8は、電力会社等の電気事業者から電力供給を受けているが、そのような電力供給の代わりに(又は加えて)太陽光発電設備等の自家発電設備から電力供給を受けてもよい。
通信システムCS1は、1又は複数(図1Aでは2つ)の配線器具1と、1又は複数(図1Aでは4つ)の負荷2(負荷機器)と、通信装置T1と、ルータ4と、サーバ5と、を備えている。通信システムCS1は、1又は複数の負荷2を直接的又は間接的に管理するように構成される。具体的には、通信システムCS1は、施設8で使用されるエネルギーを管理するHEMS(Home Energy Management System)であることを想定する。HEMSは、施設8に設けられた負荷2等によるエネルギーの使用状況を計測する機能、及び負荷2等を制御する機能等を備える。ここでは一例として、4つの負荷2は、2つの照明器具21と、1つの電動シャッター22と、1つの電気錠23とを含む。
通信装置T1は、一例として、HEMSのコントローラ3である。コントローラ3は、ゲートウェイとしての機能を有している。コントローラ3は、図2に示すように、管理回路31、及び通信部32を有している。コントローラ3は、各負荷2の状態を直接的又は間接的に監視する機能、及び、各負荷2を直接的又は間接的に制御する機能を有している。本実施形態では、コントローラ3は、上述の通り、配線器具1に対して「画面情報」を送信する機能を有している。
管理回路31は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。管理回路31では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、管理回路31の各種の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部32は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースを有しており、屋内ネットワークNT1(図1A及び図2参照)を介して通信することができる。すなわち、コントローラ3は、屋内ネットワークNT1に接続されている。
屋内ネットワークNT1には、2つの配線器具1、及び2つの負荷2(電動シャッター22及び電気錠23)もそれぞれ接続されている。コントローラ3は、2つの配線器具1、電動シャッター22、及び電気錠23の各々と、屋内ネットワークNT1を介して通信することができる。屋内ネットワークNT1を介した通信は、例えばイーサネット規格に準拠した通信である。
さらに屋内ネットワークNT1には、ルータ4が接続されている。ルータ4は、ブロードバンドルータである。したがって、通信装置T1(コントローラ3)は、ルータ4を介して、インターネットを含む外部の広域ネットワークNT2に接続されている。広域ネットワークNT2には、外部のサーバ5も接続されている。通信装置T1とサーバ5とは、広域ネットワークNT2を介して双方向に通信することができる。
ルータ4は、例えばWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線LANの通信インタフェースも備えていてもよい。この場合、通信装置T1は、ルータ4を介して、無線LANの通信インタフェースを備えるスマートフォン、タブレット端末、又はHEMSの専用モニタ装置等の情報端末と通信可能である。
また通信装置T1(コントローラ3)は、無線局の免許が不要な小電力無線の通信インタフェースを備えていてもよい。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域又は空中線電力等の仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線(特定小電力無線)が規定されている。例えば、施設8には、電力系統からの主幹回路、及び主幹回路から分岐する複数の分岐回路の各々の電流、電力、又は電圧等を計測する電力計測ユニットが設置されており、コントローラ3は、小電力無線の通信により電力計測ユニットから各計測値を受け取る。またコントローラ3は、小電力無線の通信により、図1A中の負荷2以外の負荷を制御するための制御情報を、その負荷に付設される無線アダプタ、或いは、当該負荷を制御する配線器具(又は制御装置)等へ送信する。
(2.3)配線器具
以下では、通信システムCS1が、図1Aに示すように、配線器具1を2台備えている場合を想定して説明する。ただし、配線器具1の数は特に限定されない。以下、2台の配線器具1を区別する場合、それぞれ配線器具1A、及び配線器具1Bと呼ぶことがある。また図1Aでは一例として、2台の照明器具21(負荷2)を図示しており、2台の照明器具21を区別する場合、それぞれ照明器具21A、及び照明器具21Bと呼ぶことがある。配線器具1Aには照明器具21Aが接続され、配線器具1Bには照明器具21Bが電気的に接続されている。
各配線器具1は、上述したように、「埋込型」の配線器具であるので、例えば、埋込型のスイッチボックス等の取付部材を用いて造営物81(ここでは壁)に取り付けられる。すなわち、造営物81には施工孔が形成されており、造営物81の背面側(壁裏)に配置されたスイッチボックス等の取付部材に対して、配線器具1が施工孔を通して取り付けられる。ここでは、矩形枠状の配線器具用のプレートP1(化粧プレート:図3参照)が、配線器具1の周囲を囲んでいる。
各配線器具1は、2線式の配線器具であり、当該配線器具1の負荷2として照明器具21が電気的に接続されている。照明器具21は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源と、光源を点灯させるための点灯回路とを有している。
ユーザは、照明器具21の点灯、消灯、及び調光、電動シャッター22及び電気錠23の制御、並びに通信装置T1から送信されてくる「画面情報」の表示等のために、配線器具1を操作する。照明器具21は、配線器具1を通じて調色が可能であってもよい。
図1Aでは、各配線器具1は、100V系又は200V系の商用の交流電源9から交流電力を供給される。各配線器具1は、一対の電力線Wi1、Wi2を介して交流電源9に接続される2線式の配線器具である。配線器具1Aは、一対の電力線Wi1、Wi2に接続されている。配線器具1Aと配線器具1Bとの間は、送り配線されている。さらに、各配線器具1は、当該配線器具1の負荷2として照明器具21に一対の電力線Wo1、Wo2を介して接続されている。配線器具1は、交流電源9から一対の電力線Wi1、Wi2を介して入力された交流電圧Va1を位相制御し、位相制御した電圧を位相制御電圧Va2として、一対の電力線Wo1、Wo2を介して照明器具21へ出力する。
各配線器具1は、図1B及び図3に示すように、制御部10と、タッチパネル11と、通信部12と、記憶部13と、補助灯16と、電源部17と、位相制御スイッチ18と、これらを収容又は保持する器体15と、を備えている。
ここでは詳細な説明は省略するが、器体15は、例えば、樹脂製の部材であり、前後方向に扁平な矩形の箱状に形成されている。補助灯16は、例えば、器体15の前面にて露出するように取り付けられていて、更にプレートP1の下部に設けられた孔から露出する。補助灯16は、光源として例えばLEDを含み、LEDが発する光は前方へ照射される。補助灯16が点灯していることで、配線器具1が設置されている空間が夜間等の時間帯で暗い状況下にある場合でも、ユーザは、配線器具1の位置を容易に把握できる。
タッチパネル11は、図3に示すように、器体15の前面に配置されている。タッチパネル11は、表示部111、及び操作部112として機能する。表示部111は、画面情報を表示する。表示部111は、白及び黒の2色表示が可能な電子ペーパーの画面11Aを有し、画面11Aは、プレートP1の開口から露出している。電子ペーパーは、表示内容の書き換え時に動作電力を消費し、画面11Aに表示された表示内容を保持するための動作電力が不要である自己保持型の表示器(ディスプレイ)である。さらに、画面11Aは、抵抗膜方式、静電容量方式、又は電磁誘導方式等の周知の方式のタッチパネルであり、ユーザの指又はペン等による画面11Aへのタッチ操作(タップ)が可能である。すなわち、タッチパネル11は、ユーザによる画面11Aへの操作を受け付ける操作部112としての機能を兼ね備えている。ユーザの指による画面11Aへのピンチ、フリック、及びスワイプ等の各操作が可能であってもよい。また、タッチパネル11は、操作部112の操作時に画面11Aに振動を発生させるアクチュエータを更に備えていることが好ましい。また、電子ペーパーが表示可能な色は、白及び黒以外でもよく、さらには3色以上であってもよい。
通信部12は、例えばイーサネット規格に準拠した通信インタフェースを有しており、屋内ネットワークNT1を介して、コントローラ3等と通信することができる。
制御部10は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。制御部10では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部10の各種の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部10は、電源部17を制御するように構成される。電源部17は、タッチパネル11、通信部12、及び位相制御スイッチ18等がそれぞれ動作するための制御電圧を生成して、それらに入力する。電源部17は、入力される交流電圧Va1から、所定の大きさの直流電圧を制御電圧として生成する。電源部17は、例えば、交流電圧Va1を整流する整流器と、整流器の出力電圧を制御電圧に変換するスイッチング電源又はリニア電源と、を有している。
また制御部10は、位相制御スイッチ18を制御するように構成される。位相制御スイッチ18は、トライアック、サイリスタ、FET(Field effect transistor)、バイポーラトランジスタ等の半導体スイッチング素子、又はリレー等である。特に位相制御には、位相制御スイッチ18として、トライアック、又は一対のサイリスタを用いることが好ましい。交流電源9の両端間に、位相制御スイッチ18と照明器具21との直列回路が接続している。位相制御スイッチ18は、交流電源9から照明器具21へ負荷電力を供給する2線式の電路を導通又は遮断することで、負荷電力を調整することができる。
制御部10は、位相制御スイッチ18の導通角を調整するスイッチ制御部としての機能を有している。具体的に、制御部10は、交流電圧Va1の半波毎に、位相制御電圧Va2の導通角(導通期間)を調整する(位相制御)。そして、制御部10が、位相制御電圧Va2の導通角を調整することによって、照明器具21は点灯、消灯、又は調光される。照明器具21は、位相制御電圧Va2の導通角に応じて調色可能な構成であってもよい。
ここで本実施形態の制御部10は、表示部111に表示させる画面情報に関する処理を実行する画面処理部としての機能を更に有している。制御部10は、図1Aに示すように、画面情報を取得する取得部101を有している。なお、画面情報については、次の「(2.4)画面情報」の欄で詳しく説明する。
記憶部13は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部13は、例えばフラッシュメモリである。記憶部13は、制御部10の外部に設けられているが、制御部10の内部に設けられていてもよい。すなわち、記憶部13は、制御部10の内蔵メモリであってもよい。記憶部13は、後述する「変換情報」を記憶する。また記憶部13は、変換情報以外にも種々のデータを記憶する。
(2.4)画面情報
本実施形態では、取得部101は、「画面情報」を、コントローラ3に相当する通信装置T1を介して、サーバ5から取得する。言い換えると、サーバ5が、画面情報を管理する。
ここではサーバ5は、施設8の外部に設置されて、広域ネットワークNT2に接続された1台のサーバ装置から構成されることを想定するが、特に限定されない。サーバ5は、複数台のサーバ装置から構成されてもよいし、そのようなサーバ装置が、例えばクラウド(クラウドコンピューティング)を構築してもよい。またサーバ5は、複数の施設8を統合的に管理する管理会社等が運用するサーバを想定し、管理会社の建物内に設置されているものとする。しかし、サーバ5は、各施設8の管理室又は監視室等に設置された下位のサーバ装置を含んでもよい。そして、サーバ5は、複数の施設8の下位のサーバ装置を集中管理する上位のサーバ装置を更に含んでもよい。
本開示における「取得部101が取得する画面情報」は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。本実施形態では一例として、「取得部101が取得する画面情報」は、第1情報及び第2情報を表示部111で表示する場合における表示態様を指定する付加情報を、更に含む。ここでは「取得部101が取得する画面情報」は、第1情報、第2情報、及び付加情報をそれぞれ区別可能な態様で含む。以下、第1情報、第2情報、及び付加情報の各々について詳しく説明する。
[第1情報]
第1情報は、記憶部13が記憶する変換情報に基づいて表示部111に表示可能な情報へ変換される情報である。
第1情報は、例えば、文字情報を含む。以下では、タッチパネル11の表示部111に表示させる文字列データが、日本語である場合を想定する。表示部111に表示させる文字列データが、ひらがなの「あいう」であれば、「取得部101が取得する第1情報」は、「あ」「い」「う」のそれぞれに対応する3つの識別コードを含む。そして、制御部10は、記憶部13の変換情報に基づいて、取得部101が取得した3つの識別コードを、「あ」「い」「う」に変換して、「あいう」を含む文字列データを、表示部111に表示させる。つまり、配線器具1は、変換情報を用いて、取得した識別コードから、表示する文字(列)を構築する。変換情報は、例えば、日本語の文字(ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、及び記号等)と、識別コードとが対応付けされたフォントセットを含む。ただし、変換情報は、日本語のフォントセット以外にも、英語、中国語、及び韓国語等のフォントセットを含んでよい。ここでは1文字に対して、例えば2バイトの識別コードが割り当てられる。
図4、図5A及び図5Bは、タッチパネル11の表示部111から出力された表示内容の一例に関する概念図である。図4の例では、「メイン照明」、「<」、「>」、「シーン」、「|」、「情報」、「消灯」、「点灯100%」、「明るい」、「暗い」及び「OK」といった文字(記号も含む)が、変換情報に基づいて変換された後の第1情報に相当する。図5Aの例では、「シーン」、「<」、「>」、「戸締り」、「スイッチ」、「|」、「情報」といった文字(記号も含む)が、変換情報に基づいて変換された後の第1情報に相当する。図5Bの例では、「今日の天気」、「<」、「>」、「曇りのち雨」「最高」、「12」、「℃」、「最低」、「2」、「℃」、「スイッチ」、「|」、「シーン」といった文字(記号も含む)が、変換情報に基づいて変換された後の第1情報に相当する。
取得部101は、変換情報を、通信装置T1を介して、サーバ5から取得する。配線器具1は、タッチパネル11を通じて、設定画面を呼び出す操作入力を受け付けることで、その設定画面を表示し、その設定画面から表示言語を選択できるように構成される。例えば、施工業者又は施設8の管理者(ユーザでもよい)は、配線器具1が施設8に新しく導入された施工時のタイミングで、配線器具1の設置環境に応じて、設定画面を通じて表示言語を選択してもよい。
配線器具1は、表示言語の選択に関する操作入力を受け付けると、コントローラ3に対して、対応する言語のフォントセットを含む変換情報を要求するための要求信号(以下、第1要求信号と呼ぶ)を送信する。コントローラ3は、第1要求信号を受信すると、第1要求信号をサーバ5に転送する。サーバ5は、第1要求信号に応じて、対応する言語のフォントセットを含む変換情報を、コントローラ3を介して、第1要求信号の発信源である配線器具1に送信する。要するに、タッチパネル11の設定画面を通じて、変換情報のダウンロードが実行される。
ただし、変換情報の送信は、配線器具1からの第1要求信号の受信がトリガーとなっていることに限定されない。例えば、サーバ5が、施設8内の全ての配線器具1に対して一括で、変換情報を送信するための処理を行ってもよい。また変換情報は、初期導入時では、記憶部13に記憶されていない空の状態でもよいし、日本語のフォントセットのみを含むように設定されてもよい。
また管理者又はユーザ等は、配線器具1の利用状況に応じて、タッチパネル11を通じて、変換情報の更新も可能である。例えば、施設8が、ホテル等のように多くの外国人利用客が利用する建物である場合、そのようなユーザ(利用客)にとって利便性が損なわれないように、管理者又はユーザ等は、ユーザの母国語に応じて、変換情報を変更可能となっている。言い換えると、配線器具1では、記憶部13が記憶する変換情報の内容の少なくとも一部が、変更可能である。
上の説明では、配線器具1のタッチパネル11を直接操作することで、変換情報のダウンロードが実行される例を説明した。しかし、施工業者又は管理者(ユーザでもよい)が所有(携帯)するスマートフォン又はタブレット端末等の情報端末への操作によって、対象となる配線器具1の変換情報の設定要求を行えてもよい。この場合、情報端末には、通信装置T1と通信可能とする専用のアプリケーションソフトがインストールされている。コントローラ3は、そのような情報端末から第1要求信号を受信すると、第1要求信号をサーバ5に転送する。サーバ5は、第1要求信号に応じて、対応する言語のフォントセットを含む変換情報を、コントローラ3を介して、対象となる配線器具1に送信する。対象となる配線器具1は、複数でもよく、情報端末は、複数の配線器具1に対して一括で変換情報を送信するように、コントローラ3に対して要求できてもよい。
[第2情報]
第2情報は、変換情報による変換対象ではない情報である。第2情報は、ユーザの母国語に関わらず、その情報を見たユーザが、表示内容を直感的に理解できる情報であることを想定する。第2情報は、第1情報に比べてデータ量が大きくなる可能性が高い情報である。第2情報は、例えば、画像情報を含む。第2情報は、アイコン等の画像(情報)を含み得る。
「取得部101が取得する第2情報」は、例えば、取得する側(配線器具1側)で展開可能な、所定の圧縮形式で圧縮された状態となっている。言い換えると、サーバ5は、第2情報を圧縮して、コントローラ3を介して、配線器具1に送信する。制御部10は、取得部101にて第2情報を取得すると、タッチパネル11の表示部111に表示可能な状態へ展開して表示部111に出力する。ただし、第2情報が圧縮されていることは、必須ではない。
図4の例では、照明器具21を模式的に表現したアイコンX1の画像が、第2情報に相当する。図4の例では、照明器具21が消灯状態であることが直感的に理解できるアイコンX11の画像、及び照明器具21が点灯状態であることが直感的に理解できるアイコンX12の画像が提示されている。つまり、第2情報は、表示部111に表示されている状態で、直感的に理解可能な情報である。また図5Aの例では、錠を模式的に表現したアイコンX2の画像が、第2情報に相当する。さらに図5Bの例では、雲と傘を模式的に表現したアイコンX3の画像(天気予報の画像)が、第2情報に相当する。ここではアイコンX1〜X3は、例えば、白色と黒色の2色のピクセル(画素)を用いた矩形状のビットマップ画像である。
つまり、サーバ5は、配線器具1の表示部111に一度に表示する表示内容について、文字とアイコンとを分けずに1画面分の画像として送信するのではなく、配線器具1側で文字情報と画像情報とを区別可能な態様で画面情報として送信する。
[付加情報]
付加情報は、上述の通り、第1情報及び第2情報を表示部111で表示する場合における表示態様を指定するための情報である。ここでは一例として、付加情報は、第1情報及び第2情報に関するレイアウト情報を含む。
具体的には、付加情報は、レイアウト情報として、文字情報及び画像情報に関するサイズ情報、並びに、文字情報及び画像情報に関する位置情報を含む。この場合、上記の「表示態様」とは、例えば、サイズ及び位置である。
文字に関するサイズ情報(フォントサイズ)は、図4の例で言えば「メイン照明」、「消灯」、及び「点灯100%」といった文字列の単位で指定されるが、1文字の単位で指定されてもよい。サイズの種類は、2種類を想定するが、種類数は特に限定されない。
画像に関するサイズ情報は、図4の例で言えば照明器具21のアイコンX1を含む矩形状の画像の横幅及び縦幅として指定される。
文字及び画像に関する位置情報は、例えば、表示部111におけるX−Y座標で指定される座標情報を含む。画像の位置は、例えば画像が矩形状であれば、矩形の画像の始点(例えば左上の角)についてX−Y座標で指定されてもよいし、あるいは画素単位で指定されてもよい。文字の位置は、文字列の単位で指定される。特に文字に関する位置情報は、文字列について左寄せ、右寄せ、及び中央寄せ(中央揃え)といった配置情報を含んでもよい。
また位置情報は、特定の文字列又は画像に対する「高さ」に関する情報を含んでもよい。例えば、図4の例で言えば、照明器具21のアイコンX1に関する位置情報は、「消灯」という文字列に対してアイコンX1を表示する高さ位置を指定する情報を含んでもよい。
付加情報は、第1情報及び第2情報に関するレイアウト情報のみを含むことに限定されない。付加情報は、第1情報及び第2情報に関する色彩情報を更に含んでもよい。ここでは、上述の通り、表示部111は、白及び黒の2色表示が可能な電子ペーパーの画面11Aを有しているが、3色以上で表示可能であれば、付加情報は、色彩情報として、文字情報及び画像情報に関する表示色を指定するための情報を更に含んでもよい。
(2.5)動作の説明
通信システムCS1の動作について図4、図5A及び図5Bを参照しながら説明する。
コントローラ3の管理回路31は、画面情報を含む信号(以下、「表示信号」と呼ぶことがある)の送信を通信部32に実行させることができる。通信部32は、表示信号を、屋内ネットワークNT1を介して配線器具1へ送信する。表示信号には、送信先の配線器具1の識別情報(IPアドレス、又はMACアドレス等)として、配線器具1A又は配線器具1Bの少なくとも一方の識別情報が含まれる。表示信号を受け取った配線器具1では、表示部111が、画面情報内における文字情報及び画像情報を、付加情報に基づいて、画面11Aに表示する。
管理回路31は、例えば、2つ以上の表示モードのいずれかに属する複数の画面情報をサーバ5から受信する。画面情報の受信タイミングは、特に限定されない。管理回路31は、画面情報の種類に応じて、画面情報を定期的に受信して管理回路31のメモリに予め記憶する場合もある。あるいは管理回路31は、配線器具1から画面情報を要求する要求信号(以下、第2要求信号と呼ぶ)を受信する度に、サーバ5にアクセスして画面情報をサーバ5から受信する場合もある。
管理回路31は、複数の画面情報のうち、いずれかの画面情報を含む表示信号の送信を、通信部32に実行させることができる。本実施形態の2つ以上の表示モードは、少なくともスイッチモード、シーンモード、及び情報提示モードを含む。スイッチモードは、操作部112の操作によって、当該配線器具1に接続されている照明器具21を点灯、消灯、又は調光する個別制御のための表示モードである。シーンモードは、操作部112の操作によって、当該配線器具1に接続されている負荷2を予め決められている状態に制御するシーン制御のための表示モードである。情報提示モードは、操作部112の操作によって、各種情報(例えば天気予報等の生活情報)を画面11Aに表示させるための表示モードである。表示モードは、上記のモードに限定されず、他のモードを含んでいてもよい。
画面11Aに表示される画面情報は、現在の表示モードに対応する情報、及び他の表示モードの画面情報に切り替えるための情報をそれぞれ含む。
各配線器具1において、画面11Aに形成された操作部112がユーザから操作入力を受け付けると、制御部10は、操作入力に応じた制御を実行する。例えば、制御部10は、スイッチモードにおいて、照明器具21を消灯から点灯に切り替える操作入力を受け付けると、その切替を実行する。また制御部10は、照明器具21以外の負荷2(電動シャッター22又は電気錠23等)の制御に関する操作入力を受け付けると、通信部12から、屋内ネットワークNT1を介して、コントローラ3に通知する。コントローラ3は、当該負荷2に制御信号を送信する。
さらに制御部10は、操作部112が受け付けた操作入力の内容、又は操作部112の操作による照明器具21の状態変化を、通信部12から、屋内ネットワークNT1を介して、コントローラ3へ通知する。特に操作入力を受け付けた際に、現在表示中の画面情報を変更する必要がある場合、制御部10は、コントローラ3に対して、対応する画面情報を要求する第2要求信号を送信する。
コントローラ3は、配線器具1から第2要求信号を受信すると、操作部112の操作内容、又は操作部112の操作による照明器具21の状態変化に応じた画面情報を、サーバ5から受信したり自機のメモリから読み出したりする。そして、コントローラ3は、画面情報を含む表示信号を、第2要求信号の送信元である配線器具1に送信する。配線器具1は、コントローラ3から画面情報を受け取り、操作部112の操作入力毎に画面11Aに表示する画面情報を切り換えることができる。特に配線器具1は、上述の通り、記憶部13に変換情報を記憶しており、コントローラ3から取得した画面情報内における文字情報については、変換情報に基づいて変換した後に、画面11Aに表示する。
ところで、本実施形態では配線器具1におけるデータ容量の抑制を図るために、表示部111で表示された画面情報は、基本的には、配線器具1(の記憶部13)内に保存せずに消去(破棄)される。つまり、自己保持型の電子ペーパーの画面11Aで画面情報(表示内容)が別の画面情報に書き換えられると、書き換え前に表示されていた画面情報は、基本的には、配線器具1に残らないことになる。ただし、特定の条件を満たせば、配線器具1は、表示部111で一度表示された画面情報を、記憶部13内に保存して、別の画面情報に書き換えられても、書き換え前に表示されていた画面情報は、配線器具1(の記憶部13)に残る。要するにここでは、表示部111で表示された画面情報は、特定の条件を満たさない限り、配線器具1から消去されるものとする。
ここで「特定の条件」とは、取得部101が取得する画面情報に、画面情報の保存を示すフラグ情報が含まれていることである。サーバ5は、管理する複数の画面情報のうち、配線器具1が幾度となく画面表示する可能性の高い画面情報については、画面情報の保存を示すフラグ情報(例えば「1」というフラグ)を添えて、画面情報を、コントローラ3を経由して、配線器具1に送信する。具体的には、例えば、アイコンX1等の照明器具21の状態変化を示す画面情報は、使用頻度が比較的高い画面情報といえる。このような画面情報には、フラグ「1」が付与されていることが好ましい。逆に、アイコンX3(天気予報)のように生活情報を示す画面情報は、使用頻度が比較的低い画面情報といえる。このような画像には、フラグ「1」が付与されていないことが好ましい。
配線器具1は、フラグ「1」が付与された画面情報を受信すると、表示部111で表示した後も、画面情報を記憶部13内に保存する。配線器具1は、操作入力を受け付けた際に、表示中の画面情報を変更する必要がある場合、表示予定の画面情報が既に記憶部13内に保存されていれば、コントローラ3に第2要求信号を送信せずに、その画面情報を画面表示する。要するに使用頻度の高い画面情報については、ローカル(この場合、配線器具1の側)で保存しておき、画面情報に関する通信量を低減することができる。また画面表示に関する応答性が改善される。
なお、ここでいう「ローカル」として、使用頻度の高い画面情報は、コントローラ3のメモリ内に保存されてもよく、その場合にも、コントローラ3及びサーバ5間における通信量を低減でき、また画面表示に関する応答性が改善される。また配線器具1におけるデータ容量が更に抑制され得る。
[スイッチモード]
以下、表示モードの1つであるスイッチモードについて説明する。
図4は、表示モードがスイッチモードである場合における、配線器具1の画面11Aに表示される複数の画面情報を示す。ここでは、複数の画面情報として、その配線器具1に電気的に接続されている照明器具21の状態を切り替えるための、3つのスイッチ画面(情報)G1〜G3を例示する。つまり、これらの画面情報は、配線器具1の動作に関連する情報である。
まず、制御部10が位相制御スイッチ18の導通角を下限値に制御することで、照明器具21は消灯する。照明器具21が消灯していれば、画面11Aにはスイッチ画面G1(図4の左上)が表示されている。スイッチ画面G1の上部の中央領域は、ラベル領域R1であり、ラベル領域R1には、照明器具21の名称である「メイン照明」の文字列(第1情報)が表示されている。なお、ここでは一例として、全ての文字列について「中央寄せ」が、付加情報内で指定されている。
ラベル領域R1の下にある領域は、照明器具21の状態を示す通知領域R2であり、通知領域R2には、消灯状態を表すアイコンX11(第2情報)が表示されている。通知領域R2内には、操作領域R7が設けられている。操作領域R7には、「消灯」の文字列(第1情報)が表示されている。ラベル領域R1の左にある領域は、操作領域R3であり、操作領域R3には左方向を示す記号「<」(第1情報)が表示されている。ラベル領域R1の右にある領域は、操作領域R4であり、操作領域R4には右方向を示す記号「>」(第1情報)が表示されている。
通知領域R2の下にある領域は、操作領域R5、R6であり、操作領域R5、R6は、左右方向に並んで形成されている。操作領域R5には、「シーン」の文字列(第1情報)が表示されている。操作領域R6には「情報」の文字列(第1情報)が表示されている。
したがって、スイッチ画面G1を見たユーザは、照明器具21が消灯していることを認識できる。このとき、補助灯16が点灯していることが好ましい。
ユーザは、照明器具21を点灯させる場合には、操作領域R7(又は通知領域R2内のいずれかの領域でもよい)をタッチ操作する。操作領域R7がタッチ操作されると、制御部10は、位相制御スイッチ18を制御して、照明器具21を点灯させる。この場合、照明器具21は、全点灯(調光レベル100%での点灯)する。さらに、配線器具1は、点灯状態に対応する画面情報が記憶部13に保存されていれば、画面情報を要求する第2要求信号をコントローラ3へ送信せずに、スイッチ画面G2として、保存されている点灯状態に対応する画面情報を画面11Aに表示する。一方、配線器具1は、点灯状態に対応する画面情報が記憶部13に保存されていなければ、第2要求信号をコントローラ3へ送信して、画面情報を取得する。なお、照明器具21の状態が切り替わると、配線器具1は、第2要求信号の送信の有無に関わらず、切り替わりの旨を、コントローラ3へ通知する。
スイッチ画面G2(図4の右上)の通知領域R2には、点灯状態を表すアイコンX12(第2情報)が表示されている。通知領域R2内の操作領域R7には、「点灯100%」の文字列(第1情報)が表示されている。ユーザは、照明器具21の調光レベルを変更したい場合、スイッチ画面G2の操作領域R7をタッチ操作する。操作領域R7がタッチ操作されると、配線器具1は、調光レベルの設定用の画面情報(スイッチ画面G3)が記憶部13に保存されていれば、第2要求信号をコントローラ3へ送信せずに、保存されているスイッチ画面G3を画面11Aに表示する。一方、配線器具1は、調光レベルの設定用の画面情報が記憶部13に保存されていなければ、第2要求信号をコントローラ3へ送信して、その画面情報を取得する。なお、配線器具1は、第2要求信号の送信の有無に関わらず、操作領域R7がタッチ操作されたことをコントローラ3へ通知する。
そして、表示部111は、スイッチ画面G3を画面11Aに表示する。スイッチ画面G3の上部の中央領域は、ラベル領域R8であり、ラベル領域R8には、照明器具21の名称である「メイン照明」の文字列が表示されている。ラベル領域R8の下にある領域は、照明器具21の調光レベルを示す通知領域R9であり、通知領域R9内には、上下方向に並んで配置された5つの円形状の操作領域R10が表示されている。通知領域R9の下にある領域は、調光レベルの設定完了を受け付ける操作領域R11が表示されている。操作領域R11には、「OK」の文字列(第1情報)が表示される。
5つの操作領域R10は、5段階の調光レベルにそれぞれ対応し、現在の調光レベルに対応する操作領域R10のみが、黒色で表示され、他の操作領域R10は白色で表示される。操作領域R10は、上方に位置するほど、高い調光レベルに対応する。例えば、現在の調光レベルが100%(全点灯)であれば、図4に示すように、最も上に位置する操作領域R10が黒くなる。
ユーザは、スイッチ画面G3の5つの操作領域R10のいずれか1つをタッチ操作して調光レベルを選択する。制御部10は、タッチ操作された操作領域R10に対応する調光レベルになるように、位相制御スイッチ18を制御する。この結果、照明器具21は、スイッチ画面G3で指示された調光レベルで点灯する。配線器具1は、照明器具21の調光レベルが変更された旨をコントローラ3へ通知する。
ユーザは、照明器具21の調光レベルの設定が完了すると、「OK」を示す操作領域R11をタッチ操作する。その結果、配線器具1は、調光レベルの設定が完了したことをコントローラ3へ通知する。そして、表示部111は、スイッチ画面G2を画面11Aに表示する。
ユーザは、照明器具21を消灯させる場合には、スイッチ画面G2の、操作領域R7以外の通知領域R2をタッチ操作する。すると、制御部10は、位相制御スイッチ18を制御して、照明器具21を消灯させる。さらに、配線器具1は、照明器具21が消灯された旨をコントローラ3へ通知する。そして、表示部111は、スイッチ画面G1を画面11Aに表示する。
スイッチ画面G1又はG2の操作領域R5がタッチ操作されると、表示モードがスイッチモードからシーンモードに切り替わる。スイッチ画面G1又はG2の操作領域R6がタッチ操作されると、表示モードがスイッチモードから情報提示モードに切り替わる。
表示モードを切り替える際にも、配線器具1は、対応する画面情報(後述するシーン画面G4又は情報画面G5)が記憶部13に保存されているか否かを確認し、記憶部13に保存されていなければ、コントローラ3に第2要求信号を送信する。
[シーンモード]
以下、表示モードの1つであるシーンモードについて説明する。ここでは一例として、施設8が戸建ての住宅であり、ユーザ(住人)の就寝前における「戸締り」に関するシーン制御について説明する。ただし、シーン制御は、その他にも、「起床」に関するシーン制御、「リラックス(くつろぎ)」に関するシーン制御、「外出」に関するシーン制御、「帰宅」に関するシーン制御といった種々のシーン制御が設定されている。
図5Aは、表示モードがシーンモードである場合における、配線器具1の画面11Aに表示される画面情報を示す。ここでは、画面情報として、電動シャッター22及び電気錠23の状態を切り替えるためのシーン画面(情報)G4を例示する。つまり、この画面情報は、配線器具1の動作に関連する情報である。
シーン画面G4の上部の中央領域は、ラベル領域R21である。ラベル領域R21には、「シーン」の文字列(第1情報)が表示されている。ラベル領域R21の下にある領域は、シーン制御の名称を示す通知領域R22である。通知領域R22には、戸締りを表すアイコンX2(第2情報)が表示されている。通知領域R22内のアイコンX2の下には、「戸締り」の文字列(第1情報)が表示されている。
ラベル領域R21の左にある領域は、操作領域R23であり、操作領域R23には左方向を示す記号「<」(第1情報)が表示されている。ラベル領域R21の右にある領域は、操作領域R24であり、操作領域R24には右方向を示す記号「>」(第1情報)が表示されている。ここでは詳細な説明は省略するが、操作領域R23又は操作領域R24がタッチ操作される毎に、別のシーン画面に切り替わる。
通知領域R22の下にある領域は、操作領域R25、R26であり、操作領域R25、R26は、左右方向に並んで形成されている。操作領域R25には、「スイッチ」の文字列(第1情報)が表示されている。操作領域R26には、「情報」の文字列(第1情報)が表示されている。操作領域R25がタッチ操作されると、シーンモードからスイッチモードへ切り替わる。表示部111は、上述したスイッチ画面G1及びG2のいずれかを画面11Aに表示する。操作領域R26がタッチ操作されると、シーンモードから情報提示モードへ切り替わる。表示部111は、図5Bに示す情報画面G5を画面11Aに表示する。
ユーザは、施設8の窓、及び扉等の戸締りをしたい場合、シーン画面G4の通知領域R22をタッチ操作する。通知領域R22がタッチ操作されると、配線器具1は、シーン制御が「戸締り」に設定されたことをコントローラ3へ通知する。
また配線器具1は、「戸締りの実行」に対応する画面情報が記憶部13に保存されていれば、第2要求信号をコントローラ3へ送信せずに、保存されている画面情報を画面11Aに表示する。一方、配線器具1は、「戸締りの実行」に対応する画面情報が記憶部13に保存されていなければ、第2要求信号をコントローラ3へ送信して、画面情報を取得する。
そして、コントローラ3は、窓に設置されている電動シャッター22を閉めるための制御信号を、電動シャッター22の制御装置へ送信する。またコントローラ3は、電気錠23を施錠するための制御信号を、電気錠23の制御装置に送信する。さらにコントローラ3は、「戸締りの実行」に対応する画面情報の第2要求信号を受信すれば、その画面情報を含む表示信号を、配線器具1に送信する。
結果的に、表示部111は、例えば、通知領域R22に、戸締りを表すアイコンX2(第2情報)、「戸締りを実行しました」及び「おやすみなさい」といった文字列(第1情報)を含むシーン画面(ここでは不図示)を表示する。したがって、ユーザは、その表示内容を通じて、「戸締り」が実行された旨を知ることができる。
[情報提示モード]
以下、表示モードの1つである情報提示モードについて説明する。
図5Bは、表示モードが情報提示モードである場合における、配線器具1の画面11Aに表示される画面情報を示す。ここでは、画面情報として、種々の生活情報の1つである「今日の天気」に関する情報画面(情報)G5を例示する。つまり、この画面情報は、上述したスイッチモード及びシーンモードにおける画面情報とは異なり、配線器具1の動作とは直接的には関連しない情報といえる。
コントローラ3は、サーバ5から各種の生活情報(外部情報)を取得するように構成される。生活情報は、例えば、天気予報、外出時の傘の要否、洗濯指数、及び今日の天気に適した服装等が挙げられる。コントローラ3は、生活情報に関する画面情報をサーバ5から受信して、配線器具1に送信する。
情報画面G5の上部の中央領域は、ラベル領域R31である。ラベル領域R31には、提示する情報の種別を示す「今日の天気」の文字列(第1情報)が表示されている。ラベル領域R31の下にある領域は、提示する情報を示す通知領域R32である。通知領域R32には、今日の天気予報を表すアイコンX3(第2情報)、及び、今日の天気予報を表すメッセージ「曇りのち雨」(第1情報)が表示されている。さらに今日の天気予報を表すメッセージの下には、今日の最高気温と最低気温とをそれぞれ表す「最高12℃」及び「最低2℃」という情報(第1情報)が表示されている。
ラベル領域R31の左にある領域は、操作領域R33であり、操作領域R33には左方向を示す記号「<」(第1情報)が表示されている。ラベル領域R31の右にある領域は、操作領域R34であり、操作領域R34には右方向を示す記号「>」(第1情報)が表示されている。ここでは詳細な説明は省略するが、操作領域R33又は操作領域R34がタッチ操作される毎に、別の生活情報を提示する情報画面に切り替わる。
通知領域R32の下にある領域は、操作領域R35、R36であり、操作領域R35、R36は、左右方向に並んで形成されている。操作領域R35には、「スイッチ」の文字列(第1情報)が表示されている。操作領域R36には、「シーン」の文字列(第1情報)が表示されている。操作領域R35がタッチ操作されると、情報提示モードからスイッチモードへ切り替わる。表示部111は、上述したスイッチ画面G1及びG2のいずれかを画面11Aに表示する。操作領域R36がタッチ操作されると、情報提示モードからシーンモードへ切り替わる。表示部111は、シーン画面(例えば図5Aに示すシーン画面G4)を画面11Aに表示する。
[利点]
以上の通り、本実施形態に係る配線器具1は、表示部111に表示する画面情報を取得する取得部101を備えている。そのため、配線器具1が保持(記憶)するデータ量を減らすことができる。特に配線器具1において、取得部101が取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。そのため、表示部111に一度に表示する表示内容について、1画面分の画像データとして(例えば文字もアイコンも全て1画面分のビットマップ画像として)取得する場合に比べて、第1情報と第2情報とを個別に取り扱える可能性が高くなる。結果的に、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることができる。特に本実施形態では、第1情報が文字情報を含み、第2情報が画像情報を含むため、取得部101が、文字情報と画像情報とを区別可能な態様で取得することで、文字情報と画像情報とを個別に取り扱える可能性が高くなる。
また配線器具1は、画面情報のうち第1情報を、変換情報に基づいて変換してから表示部111に表示する。したがって、配線器具1は、自機で保存する第1情報に関する情報を変換情報のみに抑えやすくなり、結果的に、配線器具1のデータ容量を低減できる。また配線器具1は、コントローラ3から取得する第1情報として、上述したように例えば識別コードを取得すればよく、実際に表示部111に表示させる情報量よりも抑えやすくなる。結果的に、配線器具1が外部から取得する第1情報に関する通信量も低減できる(通信トラフィックの軽減)。
また記憶部13が記憶する変換情報の内容の少なくとも一部は、変更可能であるため、第1情報について、より多様的に表示部111に表示させることができる。上述した通り、例えば、日本語のフォントセットに対応する変換情報を、英語、中国語、又は韓国語等の他言語のフォントセットに置き換えるといったことが容易に可能となる。また日本語のフォントセットに加えて、他言語のフォントセットを更に追加する、あるいは、現在に記憶しているフォントセットを削除するといったことが容易に可能となる。
さらに本実施形態では、基本的には、表示部111で一度表示された画面情報は、配線器具1の記憶部13内に保存せずに消去される。そのため、配線器具1における画面情報に関するデータ容量を更に抑制できる。ただし、コントローラ3から取得する画面情報に、その保存を指示するフラグ情報を含んでいれば、配線器具1は、表示部111で一度表示された画面情報を、記憶部13内に保存する。そのため、例えば表示部111に再表示させる可能性が高い画面情報について、コントローラ3から再取得する機会を減らすことができる。つまり、通信トラフィックを軽減でき、またユーザから操作入力を受け付けた後の画面表示に関する応答性も改善される。
また取得部101が取得する画面情報は、第1情報及び第2情報を表示部111で表示する場合における表示態様を指定する付加情報(ここでは一例としてレイアウト情報)を更に含む。したがって、表示部111に一度に表示する表示内容について、1画面分の画像データとして取得するのではなく、文字情報と画像情報とを区別可能な態様で取得したとしても、配線器具1の側で、文字情報と画像情報とを適切な表示態様に調整した上で、表示部111に表示させやすくなる。結果的に、データ容量を更に低減できる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上記実施形態に係る配線器具1、通信装置T1、及び通信システムCS1と同様の機能は、制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
具体的には、一の態様に係る配線器具1の制御方法は、画面情報を取得する取得ステップと、画面情報を表示する表示ステップと、を含む。取得ステップにて取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
本開示における配線器具1、通信装置T1、及び通信システムCS1は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における配線器具1、通信装置T1、及び通信システムCS1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、配線器具1、通信装置T1、及び通信システムCS1の各々における複数の機能が、1つのハウジング内に集約されていることは必須の構成ではない。例えば、配線器具1の構成要素は、複数のハウジングに分散して設けられていてもよい。反対に、基本例のように配線器具1における複数の機能が、1つのハウジング内に集約されてもよい。さらに、配線器具1、通信装置T1、及び通信システムCS1の各々の少なくとも一部の機能、例えば、配線器具1の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
基本例では、配線器具1は、表示部111を備える(壁)スイッチであるが、スイッチに限定されない。配線器具1は、例えば、表示部111を備えるコンセントでもよい。
基本例では、配線器具1は、ユーザのタッチ操作により照明器具21の点灯、消灯、又は調光に関する操作入力を受け付けるタッチパネル11を備えているが、タッチパネル11は、配線器具1にとって必須の構成要素ではない。例えば、配線器具1は、器体の前面に操作ハンドルを備えて、操作ハンドルを押して回転させることで接点をオン又はオフする、ピアノハンドル式(又はシーソー式)のスイッチでもよい。電子ペーパーの画面11Aを有した表示部111は、操作ハンドルの前面に設けられてもよい。
基本例では、通信装置T1は、HEMSのコントローラ3を想定していた。しかし、通信装置T1は、ユーザが所有(携帯)するスマートフォン又はタブレット端末等の情報端末であってもよい。この場合、情報端末には、専用のアプリケーションソフトが予めインストールされている。通信装置T1がスマートフォン又はタブレット端末等の情報端末である場合、ユーザがそのような情報端末を操作することで、情報端末は、直接配線器具1へ「画面情報」を送信できてもよい。あるいは、通信装置T1は、HEMSのコントローラ3とは違って負荷2を管理及び監視する機能等を有さない専用の無線アダプタでもよい。
基本例では、サーバ5が、複数の画面情報を管理し、配線器具1からの第2要求信号に応じて、対応する画面情報を選定して送信している。つまり、基本例では、コントローラ3は、サーバ5からの画面情報を表示信号に含めて、配線器具1に送信する中継器として機能している。しかし、サーバ5は、通信システムCS1にとって必須の構成要素ではなく、省略されてもよい。例えば、コントローラ3が、複数の画面情報を管理し、配線器具1からの第2要求信号に応じて、対応する画面情報を選定し、表示信号に含めて送信してもよい。
(4)まとめ
以上説明したように、第1の態様に係る配線器具(1)は、画面情報を取得する取得部(101)と、画面情報を表示する表示部(111)と、を備える。取得部(101)が取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。第1の態様によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることができる。
第2の態様に係る配線器具(1)は、第1の態様において、変換情報を記憶した記憶部(13)を更に備える。第1情報は、変換情報に基づいて表示部(111)に表示可能な情報へ変換される情報である。第2の態様によれば、第1情報に関するデータ容量を低減できる。また第1情報に関する通信量も低減できる。
第3の態様に係る配線器具(1)に関して、第2の態様において、記憶部(13)が記憶する変換情報の内容の少なくとも一部は、変更可能である。第3の態様によれば、第1情報について、より多様的に表示部(111)に表示させることができる。
第4の態様に係る配線器具(1)に関して、第1の態様〜第3の態様のいずれか1つにおいて、第1情報は、文字情報を含み、第2情報は、画像情報を含む。第4の態様によれば、取得部(101)が、文字情報と画像情報とを区別可能な態様で取得することで、文字情報と画像情報とを個別に取り扱える可能性が高くなる。
第5の態様に係る配線器具(1)に関して、第1の態様〜第4の態様のいずれか1つにおいて、表示部(111)で表示された画面情報は、特定の条件を満たさない限り、配線器具(1)から消去される。第5の態様によれば、画面情報に関するデータ容量をより低減できる。
第6の態様に係る配線器具(1)に関して、第5の態様において、特定の条件とは、取得部(101)が取得する画面情報に、画面情報の保存を示すフラグ情報が含まれていることである。第6の態様によれば、配線器具(1)は、フラグ情報を含む画面情報については、消去せずに保存することになり、例えば表示部(111)に再表示させる可能性が高い画面情報について再取得する機会を減らすことができる。
第7の態様に係る配線器具(1)に関して、第1の態様〜第6の態様のいずれか1つにおいて、取得部(101)が取得する画面情報は、第1情報及び第2情報を表示部(111)で表示する場合における表示態様を指定する付加情報を、更に含む。第7の態様によれば、データ容量を更に低減できる。
第8の態様に係る配線器具(1)に関して、第1の態様〜第7の態様のいずれか1つにおいて、画面情報は、配線器具(1)の動作に関連する情報である。第8の態様によれば、配線器具(1)のユーザの利便性を向上しつつ、上記情報に関するデータ容量を低減できる。
第9の態様に係る通信装置(T1)は、第1の態様〜第8の態様のいずれか1つにおける配線器具(1)に対して、画面情報を送信する。第9の態様によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることが可能な通信装置(T1)を提供できる。
第10の態様に係る通信システム(CS1)は、配線器具(1)と、通信装置(T1)と、を備える。配線器具(1)は、画面情報を取得する取得部(101)、及び画面情報を表示する表示部(111)を備える。通信装置(T1)は、配線器具(1)に対して画面情報を送信する。取得部(101)が取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。第10の態様によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることが可能な通信システム(CS1)を提供できる。
第11の態様に係る制御方法は、配線器具(1)の制御方法である。制御方法は、画面情報を取得する取得ステップと、画面情報を表示する表示ステップと、を含む。取得ステップにて取得する画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む。第11の態様によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることが可能な制御方法を提供できる。
第12の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに第11の態様における制御方法を実行させるためのプログラムである。第12の態様によれば、画面情報に関するデータ容量の低減を図ることが可能な機能を提供できる。
第2〜8の態様に係る構成については、配線器具(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 配線器具
101 取得部
111 表示部
13 記憶部
T1 通信装置
CS1 通信システム

Claims (12)

  1. 画面情報を取得する取得部と、
    前記画面情報を表示する表示部と、
    を備え、
    前記取得部が取得する前記画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む、
    配線器具。
  2. 変換情報を記憶した記憶部を更に備え、
    前記第1情報は、前記変換情報に基づいて前記表示部に表示可能な情報へ変換される情報である、
    請求項1に記載の配線器具。
  3. 前記記憶部が記憶する前記変換情報の内容の少なくとも一部は、変更可能である、
    請求項2に記載の配線器具。
  4. 前記第1情報は、文字情報を含み、
    前記第2情報は、画像情報を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の配線器具。
  5. 前記表示部で表示された前記画面情報は、特定の条件を満たさない限り、前記配線器具から消去される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の配線器具。
  6. 前記特定の条件とは、前記取得部が取得する前記画面情報に、前記画面情報の保存を示すフラグ情報が含まれていることである、
    請求項5に記載の配線器具。
  7. 前記取得部が取得する前記画面情報は、前記第1情報及び前記第2情報を前記表示部で表示する場合における表示態様を指定する付加情報を、更に含む、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の配線器具。
  8. 前記画面情報は、前記配線器具の動作に関連する情報である、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の配線器具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の配線器具に対して、前記画面情報を送信する、
    通信装置。
  10. 画面情報を取得する取得部、及び前記画面情報を表示する表示部を備えた配線器具と、
    前記配線器具に対して前記画面情報を送信する通信装置と、
    を備え、
    前記取得部が取得する前記画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む、
    通信システム。
  11. 配線器具の制御方法であって、
    画面情報を取得する取得ステップと、
    前記画面情報を表示する表示ステップと、
    を含み、
    前記取得ステップにて取得する前記画面情報は、第1情報と第2情報とを区別可能な態様で含む、
    制御方法。
  12. 1以上のプロセッサに請求項11に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
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