JP2021128362A - ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】法規要件を満たしつつ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行う。【解決手段】ソフトウェア更新装置100は、車両10に搭載されソフトウェアの更新が可能な複数のECU200と、車両10の外部から供給されるソフトウェアを取得する取得部と、取得部によって取得されるソフトウェアを用いて、複数のECU200に対してソフトウェアの更新を行う更新制御部111と、を備える。複数のECU200は、取得部によって取得されるソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1のECU200Aと、取得部によって取得されるソフトウェアをバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2のECU200Bと、を備える。更新制御部111は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、音声を用いて車両10の停車間際に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法に関する。
近年、運転支援機能や自動運転技術の進展により、自動車用の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)に搭載されるソフトウェアの規模が増大している。その一方で、通信ネットワークの進展に伴って、自動車が無線でセンタシステム等とつながるコネクッテッドカーも普及の兆しを見せている。
このような状況のなか、従来では携帯電話やテレビ等に使われていた無線での遠隔ソフトウェア更新技術(OTA:Over the Air)を自動車に適用し、ECU等の車載機器のソフトウェアを遠隔で更新する自動車向け遠隔ソフトウェア更新技術へのニーズが高まっている。
特許文献1には、車両に搭載された複数の装置がそれぞれ接続された複数のネットワークに接続される車載ゲートウェイ装置であって、前記複数のネットワークのいずれかに発生したインシデントを検知するインシデント検知処理部と、前記インシデントが検知された場合に、前記インシデントの発生箇所および前記車両の制御状態に基づいて、前記複数のネットワークの中から通信遮断対象ネットワークを判断し、前記通信遮断対象ネットワークにおける通信を遮断する通信制御部と、を備える車載ゲートウェイ装置が記載されている。特許文献1に記載の装置は、車両制御に悪影響を与えることなく、不正な通信を遮断するとされている。
特開2018−133721号公報
特許文献1の車両用停車制御装置では、OTAアップデートがある場合、ソフトウェアの更新のユーザ許諾画面は、法規要件から走行中に2secしか表示できない。このため、ユーザ許諾画面は、車両停止中のみ表示していた。OTAアップデートがあるケースであっても、ドライバの通知および許諾のタイミングは車両停止時に限定されることになり、ソフトウェアの更新を実行可能な状況が限られてしまう。ユーザにとって利用しやすいOTAによる車載機器のソフトウェアの更新を実現することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ドライバの目線を外さないようにする法規要件を満たしつつ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うソフトウェア更新装置およびソフトウェア更新方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るソフトウェア更新装置は、車両に搭載されソフトウェアの更新が可能な複数の電子制御装置と、前記車両の外部から供給されるソフトウェアを取得する取得部と、前記取得部によって取得されるソフトウェアを用いて、複数の前記電子制御装置に対して前記ソフトウェアの更新を行う更新制御部と、を備えるソフトウェア更新装置であって、前記取得部によって取得される前記ソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1の電子制御装置を備え、前記更新制御部は、前記第1の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新に関する情報を、音声を用いて前記車両の停車間際に通知することを特徴とする。
ことを特徴とする。
本発明によれば、ドライバの目線を外さないようにする法規要件を満たしつつ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うことができる。
本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置を含むソフトウェア更新システムの構成を示す図である。 本本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置のOTAアップデートに対応するソフトウェア更新装置を備える車内システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置のOTAアップデートに対応するソフトウェア更新装置を備える車内システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置によるソフトウェアの更新の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置によるソフトウェアの更新の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置の動作イメージを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置を含むソフトウェア更新システムの構成を示す図である。
[ソフトウェア更新システム]
図1に示すソフトウェア更新システム1は、車両10に搭載された各種電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)のソフトウェアの更新を管理するソフトウェア更新装置100と、ネットワーク30を介して、車両10に搭載されている各種ECUのソフトウェアを更新するための更新ソフトウェアを車両10に配信するサーバ40と、を備える。
サーバ40とソフトウェア更新装置100とは、ネットワーク30および車両10に搭載された通信部13(取得部)を介して互いに接続されている。この接続により、サーバ40とソフトウェア更新装置100の間で通信が可能となっている。ネットワーク30としては、例えば携帯電話網、インターネット網、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信、あるいはそれら複数の組み合わせで構成されたものなどが挙げられる。
サーバ40は、CPU41(Central Processing Unit)と、DB(Data Base)42と、通信部43とを備える。サーバ40は、例えばOTAに対応し、車両10のソフトウェア更新装置100に車両10の各種ECUのソフトウェアを更新するための更新ソフトウェアを配信するOTAサーバである。
CPU41は、所定の動作プログラムを実行することで、サーバ40の機能を実現する処理を行う。CPU41は、DB42に格納されている、車両10の各ECUに対するソフトウェアの更新内容を示す更新案件の管理を行う。また、車両10からの要求に応じて、更新用ソフトウェアを車両10に配信する。また、車両10に搭載されたいずれかのECUについてソフトウェアの更新に失敗した場合に、当該ECUのソフトウェアを更新前の状態に戻すためのリカバリ用ソフトウェアを車両10に配信する。
DB42は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)などから構成される。DB42には、電子制御装置200にインストールされたソフトウェア(旧版ソフトウェア、現行ソフトウェア)を更新するための新版ソフトウェア(更新用ソフトウェア)が格納される。また、DB42には、CPU41が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータ群などが格納される。
通信部43は、ネットワーク30で用いられる通信規格に準拠したネットワークカードなどから構成される。ネットワークカードは、有線LANなどの有線通信や無線LANなどの無線通信、あるいはその両方に必要な通信規格に準拠する。通信部43は、ネットワーク30を介して、車両10と各種プロトコルに基づきデータを送受信する。
[ソフトウェア更新装置100]
ソフトウェア更新装置100が搭載される車両10は、例えば、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関を動力源とした自動車や、電動機を動力源とした電気自動車、内燃機関および電動機を兼ね備えたハイブリッド自動車等を含む。電気自動車は、例えば、二次電池、水素燃料電池、金属燃料電池、アルコール燃料電池等の電池により放電される電力を使用して駆動される。
車両10は、ソフトウェア更新装置100と、ECU200(電子制御装置)と、イグニッションスイッチ(IGSW)11と、バッテリ(BAT)12と、通信部13と、GPS(Global Positioning System)機能部14(位置情報取得部)と、情報出力・入力装置20と、音声認識機能部25(位置情報取得部)と、を備える。
ソフトウェア更新装置100は、演算部110と、記憶部120と、を備える。演算部110は、ソフトウェア更新装置100の全体の制御を司る。演算部110は、記憶部120に記憶されているプログラムに基づいて各部を制御することによって、ソフトウェア(ファームウェア)の更新制御を実行する。演算部110は、更新制御部111を備える。
記憶部120には、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられている。サーバ40からダウンロードされる新版ソフトウェアは、記憶部120に一時的に記憶される。
<ECU200>
車両10は、複数のECU200を備える。図1では、複数のECU200のうち、3つのECU200B,200B,200C,…が示されている。ECU一般について説明する際には、ECU200を用い、個々のECUについて説明する際には、ECU200B,200B,200C,…を用いる。
複数のECU200は、例えば、エンジンECU、ABSECU、ステアリングECU、サスペンションECU、エアバックECU、自動運転ECU、キーレスエントリECU、エアコン制御ECU、オーディオECU等である。
エンジンECUは、車両10のエンジン動作を管理する。ABSECUは、車両10のABS(Antilock Brake System)を管理する。ステアリングECUは、車両10のステアリング制御を管理する。サスペンションECUは、車両10のサスペンション制御を管理する。エアバックECUは、車両10のエアバックの動作制御を管理する。自動運転ECUは、車両10の自動運転の動作制御を管理する。キーレスエントリECUは、車両10のキーレスエントリの制御を管理する。エアコン制御ECUは、車両10のエアコンを制御する。オーディオECUは、車両10のオーディオ機器の動作を制御する。各機器は、CAN(Controller Area Network)などの車内ネットワークで接続される。また、図1に示す通り、上記の各ECUはその機能分担に応じてそれぞれ異なるバス型CANネットワークに接続されている。ソフトウェア更新装置100は、これらのバス型ネットワークのハブ機能を有している。
なお、車両10に搭載されるソフトウェア更新が可能なECU200は、上記に限定されない。例えば、ブレーキ制御用のECUや電子ミラー制御用のECUなど、車両10の制御や安全を支援する機能を持つECUが、車両10に搭載されていてもよい。各ECUには、自身を動作させるためのソフトウェアがそれぞれ内蔵されている。このソフトウェアは、各ECUが持つ記憶装置にそれぞれ格納されている。
車載器のソフトウェアを更新する際には、更新の失敗に備えて、現行ソフトウェアを削除せずにそのまま保持しておく必要がある。特に、無線通信を利用して新しいソフトウェアをダウンロードするような場合には、ダウンロードに失敗したり、データエラーの発生により新しいソフトウェアのインストールに失敗する可能性も高くなる。このような事態が発生すると、現行ソフトウェアが既に削除されているため、車載器が全く動作しなくなる可能性がある。その結果、特別な修復作業が必要になる場合がある。
また、車載器の機能がますます複雑化しているため、該車載器に用いられるソフトウェアを保持するために必要なメモリ容量も増大する傾向にあり、車載器のコスト増に繋がる。
そこで、車両10に搭載されソフトウェアの更新が可能な複数のECU200のうち、ダブルバンク格納領域が備えられておらず、取得部によって取得されるソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1のECU(第1の電子制御装置)と、取得部によって取得されるソフトウェアをバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2のECU(第2の電子制御装置)と、を備える構成を採る。ダブルバンク格納領域を有する第2のECUを用いることで、新旧の両方のソフトウェアを保持することができ、ソフトウェアを更新の失敗による車載器の使用不能を防止することができる。シングル格納領域を有する第1のECUを用いることで、記憶装置のコストの増大を抑制することができる。
以下、ダブルバンク格納領域が備えられておらず、取得部によって取得されるソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1のECUをECU200Aとし、ソフトウェアをバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2のECUをECU200Bとして説明する。
第1のCUがECU200Aであること、第2のECUがECU200Bであることは、説明の便宜上であり、どのようなECUであってもよい。また、第1のECUおよびECUは、それぞれ複数であってもよい。例えば、ECU200B(第2のECU)は、車載インフォテイメント(IVI:In-Vehicle Infotainment)用のECU、メータ表示部用のECU等であってもよく、ECU200A(第1のECU)は、オーディオECU等であってもよい。
なお、シングル格納領域のみを有する第1のECU200Aを1面ROM ECUと呼称し、ダブルバンク格納領域を有する第2のECUを2面ROM ECUと呼称する場合がある。
上述したように、ダブルバンク格納領域を有する第2のECU200B(2面ROM ECU)に備えられている不図示の不揮発性メモリの記憶容量は、比較的大きく、不揮発性のメモリチップが複数備えられている。不揮発性のメモリチップが2つ備えられている場合、第1のメモリチップは、例えば、不図示の基板の一方の面に搭載され、第2のメモリチップは、例えば、基板の他方の面に搭載されている。第1のメモリチップは、第1のバンク(第1のメモリバンク、第1の格納箇所)を構成している。第2のメモリチップは、第2のバンク(第2のメモリバンク、第2の格納箇所)を構成している。このような構成は、ダブルバンクと称される。
第1のECU200A(1面ROM ECU)に備えられている不図示の不揮発性メモリの容量は、比較的小さい。第1のECU200Aには、不揮発性のメモリチップが例えば1つだけ備えられている。1つのメモリチップによって、バンクが構成されている。このような構成は、シングルバンクと称される。第1のECU200Aにおいては、メモリチップに旧版ソフトウェアがインストールされている状態において、当該メモリチップに第2の新版ソフトウェアをインストールできない。
第1のECU200Aには、新版ソフトウェアがバックグラウンドでインストールされる格納可能領域が備えられていない。このため、第1のECU200Aに対しては、車両10の走行中には新版ソフトウェアのインストールが行われない。したがって、更新制御部111は、第1のECU200Aに対する新版ソフトウェアのインストールを、車両10が停止している際に実行する。換言すれば、更新制御部111は、第1のECU200Aに対する新版ソフトウェアのインストールを、車両10の主電源がオフになっている際、すなわち、イグニッションスイッチ11がオフになっている際に実行する。イグニッションスイッチ11がオフになっていても、ソフトウェア更新装置100、通信部13、ECU200等に対する電力の供給は、バッテリ12等から適宜行われる。
一方、第2のECU200Bにおいては、例えば、第1のバンクに旧版ソフトウェアがインストールされている状態において、第2のバンクに新版ソフトウェアをインストールすることが可能である。すなわち、第2のバンクは、新版ソフトウェアをインストールする際のバッファとして機能する。換言すれば、第2のバンクは、新版ソフトウェアがバックグラウンドでインストールされる格納可能領域(インストール可能領域)として機能する。
上述したように、第2のECU200Bには、新版ソフトウェアがバックグラウンドでインストールされる格納可能領域が備えられている。このため、第2のECU200Bに対しては、車両10の走行中であっても新版ソフトウェアのダウンロードとインストールが行われる。
<更新制御部111>
ソフトウェア更新装置100の演算部110は、更新制御部111を備え、更新制御部111は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせ(ソフトウェアの更新に関する情報)を、音声を用いて車両10の停車間際に通知する。
(1)第1のECU200A(1面ROM ECU)における停車間際の音声通知
上記停車間際における「停車」とは、自宅や勤務先駐車場のように、車両10が比較的長時間停車することが分かっている場所(「特定場所」)における停車をいう。この特定場所は、自宅や勤務先駐車場のほか、ショッピングモールにおける駐車場など、ユーザが長時間停車することが経験上分かっている場所をいう。特定場所は、ナビケーションの設定で、自宅や勤務先駐車場、ショッピングモールにおける駐車場を押した場合、特定場所として取得する。また、駐車場所とその駐車時間とをテーブル化して保存しておき、長時間停車が常態化している場所を特定場所としてもよい。
このような特定場所における停車では、第1のECU200A(1面ROM ECU)における、ECUのソフトウェアの更新が比較的長時間を要したとしても、停車中に、ソフトウェアの更新が完了することが想定されるからである。
また、上記停車間際における「間際」とは、GPS機能部14(位置情報取得部)によって取得される位置情報をもとに、車両10が特定場所に近づく場合をいう。また、位置情報取得部に代えて、あるいは併用して、ナビケーションの情報から特定場所に近づくことを判定してもよい。
このように、これから車両10が停車する蓋然性が高い特定場所に近づくとき、停車間際の短時間を有効利用して、音声によりソフトウェアの更新のお知らせを通知する。
第1のECU200A(1面ROM ECU)を対象とするソフトウェアの更新の場合、比較的長時間の更新が必要とされる。車両10が停車してから、ECUのソフトウェアの更新をドライバに伝えるより、次のスケジュールが分かった時点で、停車間際の時間を利用して、あらかじめ音声によりソフトウェアの更新のお知らせを通知することで、ドライバに親切なソフトウェアの更新を実現する。
本実施形態では、更新制御部111は、位置情報取得部によって取得される位置情報をもとに、所定時間停車する特定場所に近づいた場合、停車間際であることを推測して、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを通知する。
車両10が停車間際で、音声により知らせるメッセージは、例えば「停車後にECUのソフトウェアの更新をしますか?ソフトウェアの更新には、通信料が発生し、約〇〇分かかます。」である。
(2)第2のECU200B(2面ROM ECU)における車両停止中の音声通知
更新制御部111は、第2のECU200Bのソフトウェアの更新の際、車両10の停止中に音声または画像を用いて、第2のECU200Bのソフトウェアの更新のお知らせ(ソフトウェアの更新に関する情報)を通知する。車両10の停止は、信号待ちのように、一時停止して、すぐに発進する短時間の停止である。
ここで、車両10の停止と車両10の停車とを区別する。すなわち、車両10の停止は、信号待ちのように、一時停止して、すぐに発進する短時間の停止である。これに対し、車両10の停車は、自宅や駐車場などに停車して、しばらくは走行しないような比較的長時間の停車である。
また、信号待ちの一時停止中は、法規要件が緩和され画面表示によるメッセージが許可される。
車両10が信号待ち等で停止中に通知するソフトウェアの更新のお知らせは、「新しいソフトウェアがあります。ダウンロードしてよいですか?ソフトウェアの更新には、通信料が発生ます。」と確認するダウンロードの可否の依頼である。OTAによるダウンロードには、通信料がかかる場合がある。このため、ドライバに、ソフトウェアのダウンロードの承認を求める必要がある。この場合の「ソフトウェアの更新のお知らせ」は、ダウンロードの可否を求めるだけであるので、短時間で済み車両10の動作に影響を与えない。さらに、車両10が信号待ち等で停止中は、一定時間については、例えばHMIにより画面を見てもよい。そこで、ソフトウェアの更新のお知らせを、画面に表示する。なお、音声と画面を併用してもよい。
(3)第1のECU200Aのソフトウェアの更新と第2のECU200Bのソフトウェアの更新との関係
更新制御部111は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新と第2のECU200Bのソフトウェアの更新とを停車後に両方とも行う場合、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、車両10の停車間際に、通知する。
すなわち、第2のECU200Bのソフトウェアの更新のお知らせは、ダウンロードの許可を求めるものであるのに対し、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせは、停車後所定時間は、該当車載用機器の動作ができなくなることを伝える重要な更新のお知らせである。このため、第2のECU200Bのソフトウェアの更新を行ったとしても、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせ(ソフトウェアの更新に関する情報)を通知する。
(4)ドライバからの許諾の受付け
更新制御部111は、第2のECU200Bまたは第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを通知した場合における、ドライバからの許諾を、当該ドライバの音声またはステアリングのスイッチ操作で受け付ける。
(5)ソフトウェアの更新の詳細
更新制御部111は、第2のECU200Bのダブルバンク格納領域への新版ソフトウェアのインストール処理を、バックグラウンドで行うとともに、イグニッションスイッチのオフを契機として、バックグラウンドでインストールした新版ソフトウェアと、第2のECU200Bのダブルバンク格納領域にインストールされている旧版ソフトウェアとをアクティベーション処理により切り替えて実行可能にする。
ここで、アクティベーションとは、ECU等の初回起動時または初期化後に、当該ECU等に備えられた機能を実行可能とすることをいう。
第2のECU200Bは、ダブルバンク格納領域への新版ソフトウェアのインストール処理後に、その実行状態を保存して停止させ、次に使用するとき停止直前の状態に復帰するレジューム機能を有する。更新制御部111は、イグニッションスイッチのオンを契機として、アクティベーション処理により切り替えた新版ソフトウェアを実行する。
図1に戻って、通信部13は、ネットワーク30を介して、サーバ40に備えられた通信部43との間で無線通信を行う。ネットワーク30としては、例えば、インターネット等が挙げられるがこれに限定されるものではない。通信部13は、セルラー方式で通信を行う通信部であってもよいし、無線LAN通信を行う通信部であってもよい。通信部13は、ネットワーク30を介してサーバ40から供給される新版ソフトウェアを受信する。
GPS機能部14は、位置情報の電波をGPS衛星(図示省略)から受信するGPSアンテナ14aを備え、GPSアンテナ14aを介して受信した情報より、現在位置情報を、緯度/経度の2つのパラメータとして算出するGPS機能により位置情報を取得する。
なお、GPS14に代えて、あるいは併用して、基地局およびセルラー通信網(図示省略)を介してセルラーサーバと情報の送受信を行い、接近確認から自車両の現在位置情報を取得することも可能である。
情報出力・入力装置20は、表示部21、タッチパネル22およびスピーカ23を備えている。情報出力・入力装置20の本体は、運転席の近傍に配置され、運転者がタッチパネル22等を操作できるようにしている。情報出力・入力装置20は、各種の情報を表示部21に表示し、各種音声をスピーカ23から出力し、各種の操作をタッチパネル22で受け付けることができる。
情報出力・入力装置20は、衛星測位システム等に基づいて作成されるカーナビゲーション情報をタッチパネル22に表示し、また、スピーカ23から出音することができる。この情報には、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)から受信した情報を含めることができる。
情報出力・入力装置20は、TV放送やラジオ放送を受信して、画像を表示部21に表示し、また、音声をスピーカ23から出力することができる。さらに、情報出力・入力装置20は、光ディスク装置(図示せず)を備え、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Video (Versatile) Disk)、BD(Blu-ray Disc)等を再生することができる。また、情報出力・入力装置20は、HDD(Hard Disk Drive)(図示せず)を備え、その記憶している音楽等の音声の再生を行うこともできる。また、タッチパネル22で車両100やその搭載機器の各種操作を受け付けることができる。
音声認識機能部25は、車室内のユーザの音声を認識する。音声認識機能部25は、例えば、AI(Artificial Intelligence:人工知能)音声認識装置であり、音声プロフィール(あらかじめ作成したユーザの音声識別情報)を使用してユーザの声を認識し、交通情報、リアルタイム情報などの対応機能を提供する。
[ソフトウェア更新装置100を備える車内システム]
ソフトウェア更新装置100を備える車内システムについて説明する。
図2および図3は、OTAアップデートに対応するソフトウェア更新装置を備える車内システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、車両10Aは、車載通信モジュール(TCU:Telematics Control Unit)130(取得部)と、OTAマネージャ(OTA−MG)を構成するCGW(Central Gate Way)140と、車載情報通信システム(IVI:In-Vehicle Infotainment)150と、複数のECU200B,200B,200C,…と、運転者に表示または音声によるHMI(Human Machine Interface)を提供するLCD(Liquid Crystal Display)表示部160と、を備える。
TCU130は、図1の通信部13に対応しており、OTAサーバ40(以下、図1のサーバ40をOTAサーバ40という)との間でネットワーク(図示省略)を介して、4G/5Gの無線通信を行うとともに、スマートフォン等の携帯情報端末45によるソフトウェアの遠隔アップデートのための近距離無線通信を行う。TCU130は、OTAを用いて、OTAサーバ40と通信する。TCU130は、CGW140に接続されており、OTAサーバから配信された各種ECU200の更新ソフトウェアをCGW140に配信する。具体的には、TCU130は、制御系OTAファイル51をCGW140に送信するとともに、情報系OTAファイル52をCGW140を介してIVI150に送信する。
なお、TCU130とネットワーク(図示省略)間通信は、所定の暗号通信を用いる。
CGW140およびIVI150は、ソフトウェア更新装置100A(図1のソフトウェア更新装置100に対応)する。
CGW140は、インストール制御を行う(後記)。
CGW140は、制御系OTAファイル51および情報系OTAファイル52をもとに、ECU200の書き換え制御を行う(後記)。
CGW140は、アクティベーション制御を行う(後記)。
CGW140は、情報系OTAファイル52を、IVI150に転送する(後記)。
なお、CGW140は、図示しないDLC(Down Lordable Contents)と有線接続され、例えば診断機通信規約やリプロ(reprogramming)規約に従って、該当コンテンツをダウンロードし、診断機による有線リプロ(ECUのプログラムの変更・追加)を実行可能である。
LCD表示部160は、HMIにより提供される情報出力・入力装置20(図1参照)に対応する。すなわち、図2に示すLCD表示部160は、タッチパネル22(図1参照)およびスピーカ23(図1参照)を備え、各種の情報を表示部21(図1参照)に表示し、各種音声をスピーカ23から出力し、各種の操作をタッチパネル22で受け付けることができる。
IVI150は、CGW140から転送された情報系OTAファイル52をもとに、IVI150の書き換え制御を行う(後記)。
IVI150は、情報出力・入力装置20(図1参照)によるボタン・スイッチ・マイクなどを用いた、人によるインプット機能に加え、車載カメラや各センサで収集したデータを分析し、自動出力機能(例えば、座席を自動調整、ハンドルや車速のセルフチェック等)を実現する。IVI150は、USB(Universal Serial Bus)メモリ46、Bluetooth(登録商標)やアクセスポイント(Wireless LAN access point)47からwi-fiで入手したユーザの閲覧履歴データをもとに、ビデオオンデマンドなどを提供する。また、IVI150を備えるカーナビでは、より具体的な案内を実現する。
図3に示すように、車両10Bは、TCU130と、CGW140と、複数のECU200B,200B,200C,…と、を備える。車両10Bは、図2に示す車両10AからIVI150およびLCD表示部160を取り除いた構成である。
CGW140は、ソフトウェア更新装置100B(図1のソフトウェア更新装置100に対応)する。具体的には、CGW140は、インストール制御を行うとともに、制御系OTAファイル51および情報系OTAファイル52をもとに、ECU200の書き換え制御を行う。さらに、CGW140は、アクティベーション制御を行う。
また、車両設備(図2および図3の構成例)は、スマートフォン45を用いたリモートアップデートが可能である。
以下、上述のように構成されたソフトウェア更新装置100の動作について説明する。
図4および図5は、ソフトウェア更新装置100によるソフトウェアの更新の動作例を示すタイミングチャートである。
<第1のECU200A(1面ROM ECU)の動作>
図4は、ターゲットECUが、シングル格納領域のみを有する第1のECU200A(1面ROM ECU)である場合の、(a)車両電源状態(IG OFF/IG ON)、(b)CANバス状態、(c)OTA MG(図1のソフトウェア更新装置100、図2および図3のOTAマネージャ140)、および(d)ターゲットECU(図1の第1のECU200A)の動作タイミングを示す。
図4(a)に示すイグニッションスイッチ11がオフ(IG OFF)、すなわち車両10が停車中のタイミングt1において、車両10は図4(b)に示すCANバス状態を「CAN通常制御中」から「CANの送受信停止」に切り替える。「CANの送受信停止」は、次にイグニッションスイッチオン(IG ON)になるタイミングt6まで継続される。また、「再IG ON禁止制御」が、図4(c)に示すOTA MGおよび図4(d)に示す「アクティベーション処理」の完了まで、継続される。CANの送受信停止により、OTAアップデート中は関連しないユニットは起動させないようにすることができる。
図4(a)の符号aに示すように、IG OFFのタイミングt1で、下記のOTA専用インストール実行条件1を満たした場合、ソフトウェアのインストール処理を開始する。OTA専用インストール実行条件1は、例えば車速0、P(パーキング)ポジション判定、IG OFF判定、フードSW閉じ判定の各条件を満たすことである。OTA専用インストール実行条件を判定することで、車両側の安全判断をサポートすることができる。
図4(c)に示すOTA MGのタイミングt2(ハンチング防止のためタイミングt1より所定時間経過のタイミング)において、図4(a)の符号bに示すように、OTA MG(図1のソフトウェア更新装置100、図2および図3のOTAマネージャ140)は、「OTA専用セッション1」に準拠して、新版ソフトウェアのインストール処理を開始する。
図4(c)に示すOTA MGのタイミングt3において、新版ソフトウェアのインストール処理が完了し、アクティベーション処理が開始される。
図4(c)の符号cに示すように、OTA MGは、新版ソフトウェアのアクティベーション処理中に、ハードウェアリセット要求を発行する。このハードウェアリセット要求によるリブートで、ターゲットECUは、図4(d)のターゲットECUのタイミングt4において、インストールされた新版ソフトウェアの認識(確認)動作を行う。
図4(c)に示すOTA MGのタイミングt5において、OTA MGは、新版ソフトウェアのアクティベーション処理が正常に完了すると、ターゲットECU(図1の第1のECU200A)に対してシャットダウンの処理を行う。
図4(a)に示すIG ONのタイミングt6において、車両10は、図4(b)に示すCANバス状態を「CANの送受信停止」から「CAN通常制御中」に切り替える。また、図4(c)に示すように、OTA MGは、次回のソフトウェアを更新可能な状態に復帰する。
図4(d)のターゲットECUのタイミングt6以降においては、ターゲットECU(図1の第1のECU200A)は、新版ソフトウェアに基づいて動作する。
<第2のECU200B(2面ROM ECU)の動作>
図5は、ターゲットECUが、ソフトウェアをバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2のECU200B(2面ROM ECU)である場合の、(a)車両電源状態(IG OFF/IG ON)、(b)CANバス状態、(c)OTA MG(図1のソフトウェア更新装置100、図2および図3のOTAマネージャ140)、および(d)ターゲットECU(図1の第2のECU200B)の動作タイミングを示す。
イグニッションスイッチ11がオン(IG ON)、すなわち車両10が走行中(Engine run)に、図5(a)の符号dに示すタイミングt1で、TCU130(図2参照)が車両10の外部から供給されるソフトウェアを取得する。具体的には、TCU130が、車両10の外部から供給されるOTAサーバ40からのECUのソフトウェアのアップデートを受信する。なお、車両10が走行中、すなわちIG ONであるので、図5(b)に示すCANバス状態は「CAN通常制御中」のままである。したがって、車載器のすべの機能は通常動作している。
ターゲットECU(図1の第2のECU200B)が行うECUのソフトウェアの更新、すなわち車両10が走行中に行うECUのソフトウェアのアップデートは、OTA専用インストール実行条件2を満たした場合であり、上述した車両10が停車中におけるOTA専用インストール実行条件1とは異なる。OTA MGは、下記OTA専用インストール実行条件2を満たした場合、インストールを実行する。すなわち、IG ON判定、バッテリのSOC確保、コンタクタONで、バッテリ上がりが発生しないことが条件である。
図5(c)の符号eに示すように、OTA MGは、TCU130からのECUのソフトウェアのアップデート受信をトリガとして、インストール処理を開始する。
図5(c)OTA MGのタイミングt2において、OTA MGは、インストール処理が完了すると、ターゲットECU(図1の第2のECU200B)に実装されたレジューム機能で待機させる(図5(c)のタイミングt3)。インストール処理後のレジューム機能は、インストール処理の途中での、ユーザによるIG OFF動作を想定したものである。これにより、IG ON後に、途中の処理から再開できる。
図5(a)に示すイグニッションスイッチ11がオフ(IG OFF)、すなわち車両10が停止中のタイミングt4において、車両10は図5(b)に示すCANバス状態を「CAN通常制御中」から「CANの送受信停止」に切り替える。「CANの送受信停止」は、次にイグニッションスイッチオン(IG ON)になるタイミングt8まで継続される。また、「再IG ON禁止制御」が、図5(c)に示すOTA MGおよび図5(d)に示す「アクティベーション処理」の完了まで、継続される。CANの送受信停止により、OTAアップデート中は関連しないユニットは起動させないようにすることができる。
図5(a)の符号fに示すように、IG OFFのタイミングt4で、前記OTA専用インストール実行条件1を満たした場合、インストールを実行する。OTA専用インストール実行条件1は、上述した第2のECU200A(1面ROM ECU)がIG OFFのタイミングt1で行う前記OTA専用インストール実行条件1と同じである。
図5(c)に示すOTA MGのタイミングt5において、図5(c)の符号gに示すように、OTA MG(図1のソフトウェア更新装置100、図2および図3のOTAマネージャ140)は、「OTA専用セッション2」に準拠して、新版ソフトウェアのアクティベーション処理を開始する。また、図5(c)の符号hに示すように、OTA MGは、情報出力・入力装置20(図1参照),LCD表示部160(図2参照)に対しROM面切り替え指示を行う。
図5(c)に示すOTA MGのタイミングt5において、新版ソフトウェアのアクティベーション処理を開始する。すなわち、第2のECU200B(2面ROM ECU)は、車両10の走行中に、ECUのソフトウェアのダウンロードとインストールが既に完了し、かつ、レジューム機能により実行可能に保持されている。このため、IG OFFのタイミングt4をトリガとし、「OTA専用セッション2」を満たす場合には、新版ソフトウェアのアクティベーション処理のみが実行されることになる。車両10が停止中は、アクティベーション処理のみを実行されることで、ECUのソフトウェアの更新を迅速に完了させることができる。
図5(c)の符号iに示すように、OTA MGは、新版ソフトウェアのアクティベーション処理中に、ハードウェアリセット要求を発行する。このハードウェアリセット要求によるリブートで、ターゲットECUは、図5(d)のターゲットECUのタイミングt6において、インストールされた新版ソフトウェアの切り替え動作を行う。
図5(c)に示すOTA MGのタイミングt7において、OTA MGは、新版ソフトウェアのアクティベーション処理が正常に完了すると、ターゲットECU(図1の第1のECU200A)に対してシャットダウンの処理を行う。
図5(a)に示すIG ONのタイミングt8において、車両10は、図5(b)に示すCANバス状態を「CANの送受信停止」から「CAN通常制御中」に切り替える。また、図5(c)に示すように、OTA MGは、次回のソフトウェアを更新可能な状態に復帰する。
図5(d)のターゲットECUのタイミングt6以降においては、ターゲットECU(図1の第1のECU200A)は、新版ソフトウェアに基づいて動作する。
<ソフトウェア更新装置100の動作>
図6は、ソフトウェア更新装置100の動作を示すフローチャートである。本フローは、ソフトウェア更新装置100の演算部110により所定タイミングで繰り返し実行される。
ステップS1で車両10の通信部13(図1参照)(図2および図3のTCU130)は、車両10の外部から供給されるOTAサーバ40からのECUの更新ソフトウェアを取得したか否かを判別する。OTAによるECUの更新ソフトウェアを取得しない場合(S1:No)、本フローを終了する。
OTAによるECUの更新ソフトウェアを取得しない場合(S1:Yes)、ステップS2で演算部110の更新制御部111は、取得したECUの更新ソフトウェアが、シングル格納領域のみを有する第1のECU200A(1面ROM ECU)を対象とするかバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2のECU200B(2面ROM ECU)を対象とするかを判別する。
更新ソフトウェアが第1のECU200Aの場合、ステップS3で更新制御部111は、車両10が停車間際か否かを判定する。
車両10が停車間際の場合(S3:Yes)、ステップS4で更新制御部111は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、音声を用いて通知する。車両10が停車間際で、音声により知らせるメッセージは、例えば「停車後にECUのソフトウェアの更新をしますか?ソフトウェアの更新には、通信料が発生し、約〇〇分かかます。」である。
ステップS5で更新制御部111は、ドライバがソフトウェアの更新を許諾したか否かを判別する。更新制御部111は、許諾を、当該ドライバの音声またはステアリングのスイッチ操作で受け付ける。
ドライバがソフトウェアの更新を許諾した場合(S5:Yes)、ステップS6で更新制御部111は、イグニッションスイッチ11がオフ(IG OFF)か否かを判別する。IG OFFの場合(S6:Yes)、ステップS7で更新制御部111は、第1のECU200A(1面ROM ECU)における、ソフトウェア更新を実行して本フローを終了する。その後、第1のECU200A(1面ROM ECU)は、新版ソフトウェアに基づいて動作する。第1のECU200A(1面ROM ECU)における、ソフトウェア更新については、図4のタイミングチャートにより述べた。
上記ステップS5でドライバがソフトウェアの更新を許諾しない場合(S5:No)、または上記ステップS6でIG ONの場合(S6:No)は、そのまま本フローを終了する。
一方、上記ステップS2で更新ソフトウェアが第2のECU200Bの場合、ステップS8で更新制御部111は、車両10が信号待ち等で停止中か否かを判定する。車両10の停止中は、例えば車輪速センサ(図示省略)の出力値が0であることで判定する。
上述したように、車両10の停止と車両10の停車とを区別する。すなわち、ダブルバンク格納領域を有する第2のECU200Bのソフトウェアを更新する場合、図5のタイミングチャートを参照して述べたように、車両10の走行中に、ECUのソフトウェアをダブルバンク格納領域にバックグラウンドでダウンロードしてインストールできる。このため、車両10の走行中に、ダウンロードおよびインストールが既に完了している。したがって、車両10が信号待ち等で停止中のように短時間の停止であっても、アクティベーション処理のみが実行される(後記ステップS16参照)ことで、ECUのソフトウェアの更新を迅速に完了させることができる。
上記ステップS8で車両10が停止中の場合(S8:Yes)、ステップS9で更新制御部111は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、音声または画面を用いて通知する。車両10が信号待ち等で停止中に通知するソフトウェアの更新のお知らせは、ドライバに「新版ソフトウェアをダウンロードしますがよろしいですか?」と確認するダウンロードの可否の依頼である。OTAによるダウンロードには、通信料がかかる場合がある。このため、ドライバに、ソフトウェアのダウンロードの承認を求める必要がある。この場合の「ソフトウェアの更新のお知らせ」は、ダウンロードの可否を求めるだけである(この時点で、ソフトウェアのダウンロードは行わない)ので、短時間で済み車両10の動作に影響を与えない。さらに、車両10が信号待ち等で停止中は、一定時間については、例えばHMIにより画面を見てもよい。そこで、ソフトウェアの更新のお知らせを、画面に表示する。なお、音声と画面を併用してもよい。
ステップS10で更新制御部111は、ドライバがソフトウェアの更新を許諾したか否かを判定する。更新制御部111は、許諾を、当該ドライバの音声またはステアリングのスイッチ操作で受け付ける。
ソフトウェアの更新を許諾した場合(S10:Yes)は、ステップS11に進み、ソフトウェアの更新を許諾しない場合(S10:No)は、ステップS11をジャンプしてステップS12に進む。
ステップS11で更新制御部111は、バックグラウンドでソフトウェアのダウンロードとインストールを行う(図5(c)(d)参照)。
ステップS12で更新制御部111は、シングル格納領域のみを有する第1のECU200A(1面ROM ECU)のソフトウェアの更新も同時に行うか否かを判別する。
第1のECU200A(1面ROM ECU)のソフトウェアの更新も同時に行う場合(S12:Yes)、上記ステップS3に移行する。すなわち、第1のECU200Aのソフトウェアの更新と第2のECU200Bのソフトウェアの更新とを同時に行う場合、ステップS3に移行することで、ステップS3において第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、車両10の停車間際に、再度通知することができる。
第1のECU200A(1面ROM ECU)のソフトウェアの更新を同時に行わない場合(S12:No)、ステップS13で更新制御部111は、イグニッションスイッチ11がオフ(IG OFF)か否かを判別する。IG OFFの場合(S13:Yes)、ステップS14で更新制御部111は、第2のECU200B(2面ROM ECU)における、アクティベーション処理を行う(図5(c)(d)参照)。上述したように、第2のECU200B(2面ROM ECU)は、ダブルバンク格納領域を有するので、車両10の走行中に、バックグラウンドでダウンロードとインストールが既に完了している。かつ、レジューム機能により実行可能に保持されている。このため、IG OFFのタイミングt4をトリガとし、「OTA専用セッション2」(図5参照)を満たす場合には、新版ソフトウェアのアクティベーション処理のみが実行される。IG OFFでない場合(S14:No)、ステップS16をスキップ(アクティベーション処理を行わないて)してステップS15に進む。
ステップS15で更新制御部111は、イグニッションスイッチ11がオン(IG ON)か否かを判別する。IG ONの場合(S17:Yes)は、ステップS16で更新制御部111は、新版ソフトウェアを実行して本フローを終了する。IG ONでない場合(S17:No)は、IG ONになるまで待機する。
なお、ソフトウェア更新装置100の内部処理では、ソフトウェアのダウンロード、インストールおよびアクティベーション処理と、ソフトウェアのダウンロードおよびインストールと、アクティベーション処理と、が分かれているが、ユーザからみると、ECUのソフトウェアの更新時間の長短が認識されるだけである。
本実施形態では、第2のECU200B(2面ROM ECU)と第1のECU200A(1面ROM ECU)との機能の差異に着目して、車両10の走行中と、信号待ち等での停止と、停車間際と、停車とで最適なソフトウェアの更新のお知らせを行っている。この場合、音声を用いることで、ドライバの目線を外さないようにする法規要件を満たしつつ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うことができる。
<ソフトウェア更新装置100の動作イメージ>
図7は、ソフトウェア更新装置100の動作イメージを説明する図である。
<Step1>
車両10は、OTAサーバ40と定期的に通信する。乗車中に、車両10はOTAサーバ40からのOTA更新を受信する。
<Step2>
車両10は、OTAデータを確認し、ECUのソフトウェアをダウンロードする。
図7の符号jに示すように、<Step2>から<Step4>の間で、停止中・走行中に関わらず、任意のタイミングでドライバと音声によるコミュニケーションをとることができる。
<Step3>
図7の符号kに示すように、IG ONかつ停車中に、ソフトウェアの更新の可否を表示する。また、車両10に搭載された音声認識機能(Alexa , HPA等)を用いる。
Alexaは、音声プロフィールを使用してユーザの声を認識し、対応機能をカスタマイズできる。
ドライバは、インストールを許諾する。
<Step4>
プレパレーションを表示する。ターゲットECUが2面ROM ECUの場合、走行中のインストールが可能である。ターゲットECUが1面ROM ECUの場合、インストールは停車時であり、2面ROM ECUより待機時間が大きい。
<Step5>
カウントダウンを表示する。ドライバに、ソフトウェアの更新状況(ソフトウェアの更新中、更新の進捗状況、更新終了まで目安、その他の注意事項等)を表示する。
<Step6>
アップデートを実行し、ソフトウェアの更新を完了する。
なお、図7の符号lに示すように、上記<Step5>と<Step6>は、IG OFFかつ停車中である。
<Step7>
再IG ON(次の乗車時)にソフトウェアの更新結果を確認する。
帰宅中自宅近くにいる場合、ドライバは、この後、車両10を使用する/しないの可否判断がしやすい。次の行動が読めるタイミングで指示が出せるので、音声認識がより好ましい。具体的には、下記ユースケースにおいて効果がある。すなわち、(1)ダブルバンクのインストールタイミング許可を任意のタイミングできる。(2)シングルバンクは、GPSで事前に安全な場所確保の判断ができる。これにより、OTAの更新タイミングが増え、適用率を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態のソフトウェア更新装置100(図1参照)は、車両10に搭載されソフトウェアの更新が可能な複数のECU200(電子制御装置)と、車両10の外部から供給されるソフトウェアを取得する通信部13(図1参照),TCU130(図2および図3参照)(取得部)と、通信部13,TCU130によって取得されるソフトウェアを用いて、複数のECU200に対してソフトウェアの更新を行う更新制御部111(図1参照)と、を備える。複数のECU200は、通信部13,TCU130によって取得されるソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1のECU200A(1面ROM ECU)(図1〜図3,図4参照)を備える。更新制御部111は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、音声を用いて車両10の停車間際に通知する。
この構成により、次のスケジュールが分かった段階で、停車間際に、ドライバに音声で、ソフトウェアの自動更新によりしばらく車両が動けないことの可否を確認することができる。これにより、ドライバの目線を外さないようにする法規要件を満たしつつ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うことができる。
本実施形態では、車両10(図1参照)は、自車両10の位置情報を取得するGPS機能部14(位置情報取得部)(図1参照)を備え、更新制御部111は、GPS機能部14によって取得される位置情報をもとに、所定時間停車する特定場所に近づいた場合、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを通知する。
これにより、自宅や会社の駐車場など、普段長時間停車する特定場所に近づいた際に通知を行うことで、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うことができる。すなわち、ドライバがソフトウェアの更新を許諾した場合、ドライバにとっては、運転しない長時間停車中に、ソフトウェアの更新が完了するので、利便性が格段に向上する。また、ソフトウェアの更新が完了した場合には、このソフトウェアに関してソフトウェアの更新の通知がなくなるので、頻繁な通知に対して応答しなくても済むという利点がある。
本実施形態では、通信部13,TCU130によって取得されるソフトウェアをバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2のECU200B(2面ROM ECU)(図1〜図3,図5参照)を備え、更新制御部111(図1参照)は、第2のECU200Bのソフトウェアの更新の際、車両10の停止中に音声または画像を用いて、第2のECU200Bのソフトウェアの更新のお知らせを通知する。
これにより、車両10の停止中に音声または画像を用いて、ソフトウェアの更新のお知らせを通知することで、法規要件を満たしつつ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うことができる。
また、ターゲットECUが第2のECU200Bの場合、ソフトウェアのダウンロードとインストールはバックグラウンドできる。このため、車両10の動作に影響は短時間で済むので、OTA更新タイミングを増やすことができる。
本実施形態では、更新制御部111(図1参照)は、第1のECU200Aのソフトウェアの更新と第2のECU200Bのソフトウェアの更新とを停車後に両方とも行う場合、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを、車両10の停車間際に、再度通知する。
これにより、第2のECU200Bのソフトウェアの更新を行ったとしても、第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを通知する。ソフトウェアの更新のお知らせを、車両10の停車間際に、再度通知することで、ソフトウェアの自動更新によりしばらく車両が動けないこと等をドライバに再度通知し、通知漏れを防止することができる。
本実施形態では、更新制御部111(図1参照)は、第2のECU200Bまたは第1のECU200Aのソフトウェアの更新のお知らせを通知した場合における、ドライバからの許諾を、当該ドライバの音声またはステアリングのスイッチ操作で受け付ける。
これにより、ドライバの視線を前方に固定したままで、ドライバの前方注意を妨げることなく、ソフトウェアの更新の可否の許諾を受け取ることができる。
本実施形態では、更新制御部111(図1参照)は、第2のECU200Bのダブルバンク格納領域への新版ソフトウェアのインストール処理を、バックグラウンドで行うとともに、イグニッションスイッチのオフを契機として、バックグラウンドでインストールした新版ソフトウェアと、第2のECU200Bのダブルバンク格納領域にインストールされている旧版ソフトウェアとをアクティベーション処理により切り替えて実行可能にする。
これにより、車両10の走行中に、バックグラウンドでダウンロードとインストールが既に完了している。イグニッションスイッチのオフ、すなわち車両10が停止中は、アクティベーション処理のみを実行されることで、ECUのソフトウェアの更新を迅速に完了させることができる。
本実施形態では、第2のECU200Bは、ダブルバンク格納領域への新版ソフトウェアのインストール処理後に、その実行状態を保存して停止させ、次に使用するとき停止直前の状態に復帰するレジューム機能を有し、更新制御部111は、イグニッションスイッチのオンを契機として、アクティベーション処理により切り替えた新版ソフトウェアを実行する。
これにより、再IG ON後に、途中の処理から再開できるレジューム機能を実装しているので、インストール処理の途中において、ユーザによるIG OFF動作があったとしても途中の処理から迅速に再開することができ、ソフトウェアの更新の許諾およびソフトウェアの更新をより良好に行うことができる。
上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1 ソフトウェア更新システム
10,10A,10B,10C 車両
11 イグニッションスイッチ(IGSW)
12 バッテリ(BAT)
13 通信部(取得部)
14 GPS機能部(位置情報取得部)
20 情報出力・入力装置
25 音声認識機能部
30 ネットワーク
40 サーバ
100 ソフトウェア更新装置
130 TCU(取得部)
140 CGW
150 IVI
160 LCD表示部
200 ECU(電子制御装置)
200A 第1のECU(1面ROM ECU)
200B 第2のECU(2面ROM ECU)

Claims (8)

  1. 車両に搭載されソフトウェアの更新が可能な複数の電子制御装置と、
    前記車両の外部から供給されるソフトウェアを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されるソフトウェアを用いて、複数の前記電子制御装置に対して前記ソフトウェアの更新を行う更新制御部と、を備えるソフトウェア更新装置であって、
    前記取得部によって取得される前記ソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1の電子制御装置を備え、
    前記更新制御部は、前記第1の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新に関する情報を、音声を用いて前記車両の停車間際に通知する
    ことを特徴とするソフトウェア更新装置。
  2. 自車両の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記更新制御部は、前記位置情報取得部によって取得される位置情報をもとに、所定時間停車する特定場所に近づいた場合、前記第1の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新に関する情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新装置。
  3. 複数の前記電子制御装置は、前記取得部によって取得される前記ソフトウェアをバックグラウンドでインストールして更新可能なダブルバンク格納領域を有する第2の電子制御装置を備え、
    前記更新制御部は、前記第2の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新の際、車両の停止中に音声または画像を用いて、前記第2の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新に関する情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソフトウェア更新装置。
  4. 前記更新制御部は、前記第1の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新と前記第2の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新とを停車後に両方とも行う場合、前記第1の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新に関する情報を、前記車両の停車間際に通知する
    ことを特徴とする請求項3に記載のソフトウェア更新装置。
  5. 前記更新制御部は、前記ソフトウェアの更新に関する情報を通知した場合における、ドライバからの許諾を当該ドライバの音声またはステアリングのスイッチ操作で受け付ける
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のソフトウェア更新装置。
  6. 前記更新制御部は、前記第2の電子制御装置のダブルバンク格納領域への新版ソフトウェアのインストール処理を、バックグラウンドで行うとともに、イグニッションスイッチのオフを契機として、バックグラウンドでインストールした前記新版ソフトウェアと、前記第2の電子制御装置のダブルバンク格納領域にインストールされている旧版ソフトウェアとをアクティベーション処理により入れ替える
    ことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載のソフトウェア更新装置。
  7. 前記第2の電子制御装置は、前記ダブルバンク格納領域への新版ソフトウェアのインストール処理後に、その実行状態を保存して停止させ、次に使用するとき停止直前の状態に復帰するレジューム機能を有し、
    前記更新制御部は、前記イグニッションスイッチのオンを契機として、前記アクティベーション処理により入れ替えた新版ソフトウェアを実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載のソフトウェア更新装置。
  8. 車両に搭載されソフトウェアの更新が可能な複数の電子制御装置と、
    前記車両の外部から供給されるソフトウェアを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されるソフトウェアを用いて、複数の前記電子制御装置に対して前記ソフトウェアの更新を行う更新制御部と、を備えるソフトウェア更新装置のソフトウェア更新方法であって、
    複数の前記電子制御装置は、前記取得部によって取得される前記ソフトウェアをインストールして更新可能なシングル格納領域を有する第1の電子制御装置を備えており、
    前記更新制御部は、前記第1の電子制御装置の前記ソフトウェアの更新に関する情報を、音声を用いて前記車両の停車間際に通知するステップを有する
    ことを特徴とするソフトウェア更新方法。
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