JP2021128324A - 撮像装置 - Google Patents

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周作 中田
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Abstract

【課題】焦点距離の設定に関する利便性を向上させた撮像装置を提供すること。【解決手段】交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、検出したぶれ量と交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、第1手振れ補正部の手振れ補正動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、交換レンズの焦点距離の情報が交換レンズから取得できない場合に、検出したぶれ量と画像データにおける画像の動き量との組合せ、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との組合せのうちの少なくとも一方に基づいて算出される推定焦点距離を用いて、手振れ補正動作を制御し、制御部は、検出したぶれ量と画像の動き量との相関、および、検出したぶれ量と撮像素子の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、第1手振れ補正部の手振れ補正動作を制御する。【選択図】図7

Description

本開示は、交換レンズが装着可能な撮像装置に関する。
特許文献1は、交換レンズが装着可能なデジタルカメラを開示している。特許文献1のデジタルカメラは、カメラ本体に内蔵された画像センサを駆動して画像のずれを補正するボディ内手振れ補正機能、いわゆるBIS機能を有している。BIS機能を発揮するためには、交換レンズの焦点距離の情報が必要になるが、交換レンズによってはカメラ本体との通信機能を有しないものがある。
特許文献1のデジタルカメラは、通信機能を有しない交換レンズを装着した場合でも、交換レンズの焦点距離を入力するための設定画面を表示部に表示することで、交換レンズの焦点距離をユーザの入力に基づいて取得可能とする。これにより、BIS機能を実現している。
特開2019−144535号公報
しかしながら、特許文献1のデジタルカメラでは、交換レンズの焦点距離をユーザが入力する必要があり、その入力がカメラ起動毎に要求される等、焦点距離の設定に手間がかかる場合があった。焦点距離の設定に関する利便性に、未だ改善の余地があるといえる。
本開示は、焦点距離の設定に関する利便性を向上させた撮像装置を提供する。
本開示に係る撮像装置は、
交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
前記撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
前記検出したぶれ量と前記交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、
前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記交換レンズの焦点距離の情報が前記交換レンズから取得できない場合に、前記検出したぶれ量と前記画像データにおける画像の動き量との組合せ、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との組合せのうちの少なくとも一方に基づいて算出される推定焦点距離を前記交換レンズの焦点距離として用いて、前記手振れ補正動作を行うように制御し、
前記制御部は、
前記検出したぶれ量と前記画像の動き量との相関、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作の実行又は停止を制御する。
また、本開示に係る撮像装置は、
交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
前記撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
前記検出したぶれ量と前記交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、
前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記交換レンズの焦点距離の情報が前記交換レンズから取得できない場合に、前記検出したぶれ量と前記画像データにおける画像の動き量との組合せ、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との組合せのうちの少なくとも一方に基づいて算出される推定焦点距離を前記交換レンズの焦点距離として用いて、前記手振れ補正動作を行うように制御し、
前記制御部は、
前記検出したぶれ量と前記画像の動き量との相関、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、前記交換レンズに設けられた第2手振れ補正部による手振れ補正動作が実行中であるか否かを判定する。
また、本開示に係る撮像装置は、
交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
前記撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
前記検出したぶれ量と前記交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、
前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を制御する制御部と、
焦点距離を入力可能な入力部と、を備え、
前記制御部は、
前記交換レンズの焦点距離の情報が前記交換レンズから取得できない場合に、
前記入力部に焦点距離が入力されない場合は、前記交換レンズの焦点距離として推定される推定焦点距離を前記交換レンズの焦点距離として用いて、前記手振れ補正動作を行うように制御し、
前記入力部に焦点距離が入力された場合は、前記推定焦点距離と入力焦点距離との比較結果に応じて、および/又は、前記推定焦点距離の信頼度に応じて、前記推定焦点距離および前記入力焦点距離から、前記手振れ補正動作に用いる焦点距離を選択する。
本開示に係る撮像装置によると、焦点距離の設定に関する利便性を向上させることができる。
本開示の実施形態1に係るデジタルカメラの構成を示す図 デジタルカメラの背面を示した図 実施形態1のデジタルカメラにおけるBIS処理部の構成を示すブロック図 焦点距離設定画面の一例を示す図 実施形態1に係るデジタルカメラのカメラ起動時の焦点距離設定の動作例を示すフローチャート 実施形態1に係るデジタルカメラの焦点距離推定の動作例を示すフローチャート 実施形態1に係るデジタルカメラの焦点距離や動きベクトル等の関係を説明するための概略図 実施形態1に係るデジタルカメラのBIS動作の実行/停止の判断処理の動作例を示すフローチャート 実施形態1に係るデジタルカメラのOIS動作判定の動作例を示すフローチャート 実施形態1に係るデジタルカメラの液晶モニタの表示例を示す図 図9Aの表示例における手振れアイコンの変化例を示す図 変形例における焦点距離設定画面の一例を示す図 変形例におけるデジタルカメラのBIS動作の実行/停止の判断処理の動作例を示すフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
以下では、本開示に係る撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラの構成および動作について説明する。
1.構成
図1は、実施形態1に係るデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。本実施形態のデジタルカメラ1は、カメラ本体100と、それに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。
1−1.カメラ本体
カメラ本体100(撮像装置の一例)は、画像センサ110と、液晶モニタ120と、操作部130と、カメラ制御部140と、ボディマウント150と、電源160と、カードスロット170とを備える。
カメラ制御部140は、操作部130からの指示に応じて、画像センサ110等の構成要素を制御することでデジタルカメラ1全体の動作を制御する。カメラ制御部140は、垂直同期信号をタイミング発生器112に送信する。カメラ制御部140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。
画像センサ110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する素子である。画像センサ110は、例えばCMOSイメージセンサである。生成された画像データは、ADコンバータ111でデジタル化される。デジタル化された画像データは、カメラ制御部140により所定の画像処理が施される。所定の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理である。画像センサ110は、CCDまたはNMOSイメージセンサ等であってもよい。
画像センサ110には、例えば像面位相差方式用の位相差センサが含まれている。当該位相差センサを用いて、カメラ制御部140は、像面位相差方式によるオートフォーカスを実行するように構成される。像面位相差方式に限らず、任意の方式によるオートフォーカス機能を採用してもよい。
画像センサ110は、タイミング発生器112により制御されるタイミングで動作する。画像センサ110は、記録用の静止画像もしくは動画像またはスルー画像を生成する。スルー画像は、主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ120に表示される。
液晶モニタ120はスルー画像等の画像およびメニュー画面等の種々の情報を表示する。液晶モニタに代えて、他の種類の表示デバイス、例えば、有機ELディスプレイデバイスを使用してもよい。
操作部130は、撮影開始を指示するためのレリーズ釦、撮影モードを設定するためのモードダイアル、及び電源スイッチ等の種々の操作部材を含む。カメラ本体100における操作部130を図2Aに例示する。
図2Aは、デジタルカメラ1の背面を示した図である。図2Aでは、操作部130の例として、レリーズ釦131、選択釦132、及び決定釦133およびタッチパネル135が示されている。操作部130は、ユーザによる操作を受け付けると、カメラ制御部140に種々の指示信号を送信する。
レリーズ釦131は、二段押下式のボタンである。レリーズ釦131がユーザにより半押し操作されると、カメラ制御部140はオートフォーカス制御(AF制御)やオート露出制御(AE制御)などを実行する。また、レリーズ釦131がユーザにより全押し操作されると、カメラ制御部140は、押下操作のタイミングに撮像された画像データを記録画像としてメモリカード171等に記録する。
選択釦132は、上下左右方向に設けられた押下式ボタンである。ユーザは、上下左右方向のいずれかの選択釦132を押下することにより、液晶モニタ120に表示される各種条件項目を選択したり、カーソルを移動したりすることができる。
決定釦133は、押下式ボタンである。デジタルカメラ1が撮影モードあるいは再生モードにあるときに、決定釦133がユーザにより押下されると、カメラ制御部140は液晶モニタ120にメニュー画面を表示する。メニュー画面は、撮影/再生のための各種条件を設定するための画面である。決定釦133が各種条件の設定項目が選択されているときに押下されると、カメラ制御部140は、選択された項目の設定を確定する。
タッチパネル135は、液晶モニタ120の表示画面と重畳して配置され、ユーザの指による表示画面上へのタッチ操作を検出する。これにより、ユーザは、液晶モニタ120に表示された画像に対する領域の指定等の操作を行える。
図1に戻り、カードスロット170は、メモリカード171を装着可能であり、カメラ制御部140からの制御に基づいてメモリカード171を制御する。デジタルカメラ1は、メモリカード171に対して画像データを格納したり、メモリカード171から画像データを読み出したりすることができる。
電源160は、デジタルカメラ1内の各要素に電力を供給する回路である。
ボディマウント150は、交換レンズ200のレンズマウント250と機械的に接続可能である。ボディマウント150は、電源160からの電力を、レンズマウント250を介して交換レンズ200全体に供給する。実施形態1の交換レンズ200は、カメラ本体100との通信機能を有しない。レンズマウント250はボディマウント150と電気的には接続しておらず、カメラ本体100のカメラ制御部140と交換レンズ200のレンズ制御部240は互いにデータの送受信を行わない。
また、カメラ本体100は、BIS機能(画像センサ110のシフトにより、手振れを補正する「ボディ内手振れ補正機能」)を実現する構成として、カメラ本体100のぶれを検出するジャイロセンサ184(ぶれ検出部)と、ジャイロセンサ184の検出結果などに基づきぶれ補正処理を制御するBIS処理部183とをさらに備える。さらに、カメラ本体100は、画像センサ110を移動させるセンサ駆動部181と、画像センサ110の位置を検出する位置センサ182とを備える。
センサ駆動部181は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ182は、光学系の光軸に垂直な面内における画像センサ110の位置を検出するセンサである。位置センサ182は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。
BIS処理部183は、ジャイロセンサ184からの信号及び位置センサ182からの信号に基づき、センサ駆動部181を制御して、カメラ本体100のぶれを相殺するように画像センサ110を光軸に垂直な面内にシフトさせる。センサ駆動部181により画像センサ110を駆動できる範囲には機構的に制限がある。画像センサ110を機構的に駆動できる範囲を「駆動可能範囲」という。
1−2.交換レンズ
交換レンズ200は、光学系と、レンズ制御部240と、レンズマウント250とを備える。光学系は、ズームレンズ210と、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220と、フォーカスレンズ230と、絞り260とを含む。
ズームレンズ210は、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ210は、ズームレンズ駆動部211により駆動される。ズームレンズ駆動部211は、使用者が操作可能なズームリングを含む。または、ズームレンズ駆動部211は、ズームレバー及びアクチュエータまたはモータを含んでもよい。ズームレンズ駆動部211は、使用者による操作に応じてズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。
フォーカスレンズ230は、光学系で画像センサ110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。フォーカスレンズ230は、フォーカスレンズ駆動部233により駆動される。
フォーカスレンズ駆動部233はアクチュエータまたはモータを含み、レンズ制御部240の制御に基づいてフォーカスレンズ230を光学系の光軸に沿って移動させる。フォーカスレンズ駆動部233は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
OISレンズ220は、OIS機能(OISレンズ220のシフトにより、手振れを補正する「レンズ内手振れ補正機能」)において、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズである。OISレンズ220は、デジタルカメラ1のぶれを相殺する方向に移動することにより、画像センサ110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は1枚又は複数枚のレンズで構成される。OISレンズ220はOIS駆動部221により駆動される。
OIS駆動部221は、OIS処理部223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220をシフトする。OIS駆動部221によりOISレンズ220を駆動できる範囲には機構的に制限がある。OIS駆動部221によりOISレンズ220を機構的に駆動できる範囲(駆動可能範囲)という。OIS駆動部221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。OIS処理部223は、位置センサ222の出力及びジャイロセンサ224(ぶれ検出器)の出力に基づいてOIS駆動部221を制御する。
絞り260は画像センサ110に入射される光の量を調整する。絞り260は、絞り駆動部262により駆動され、その開口の大きさが制御される。絞り駆動部262はモータまたはアクチュエータを含む。
ジャイロセンサ184または224は、デジタルカメラ1の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、ヨーイング方向及びピッチング方向のぶれ(振動)を検出する。ジャイロセンサ184または224は、検出したぶれの量(角速度)を示す角速度信号をBIS処理部183またはOIS処理部223にそれぞれ出力する。ジャイロセンサ184または224によって出力された角速度信号は、手ぶれやメカノイズ等に起因した幅広い周波数成分を含み得る。ジャイロセンサに代えて、デジタルカメラ1のぶれを検出できる他のセンサを使用することもできる。
カメラ制御部140及びレンズ制御部240は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。例えば、カメラ制御部140及びレンズ制御部240は、CPU、MPU、GPU、DSP、FPGAまたはASIC等のプロセッサで実現できる。
1−3.BIS処理部
図2Bを用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC(アナログ/デジタル変換部)/LPF(ロー・パス・フィルタ)405と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)406と、位相補償部407と、積分器408と、PID制御部410とを含む。
ADC/LPF405は、ジャイロセンサ184からの角速度信号をアナログ形式からデジタル形式へ変換する。さらに、ADC/LPF405は、ノイズを排除してデジタルカメラ1のぶれのみを抽出するために、デジタル形式に変換された角速度信号の高周波成分を遮断する。撮影者の手ぶれの周波数が1〜10Hz程度の低周波であり、この点を考慮してLPFのカットオフ周波数が設定される。ノイズが問題とならない場合はLPFの機能を省略することができる。
HPF406は、ドリフト成分を遮断するため、ADC/LPF405から受信した信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。
位相補償部407は、HPF406から受信した信号に対して、センサ駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。
積分器408は、位相補償部407から入力したぶれ(振動)の角速度を示す信号を積分して、ぶれ(振動)の角度を示す信号(以下「ぶれ検出信号」という)を生成する。積分器408からのぶれ検出信号はPID制御部410に入力される。
PID制御部410は、位置センサ182からの出力と、積分器408からの出力とに基づいて、画像センサ110をシフトさせるための駆動信号を生成してセンサ駆動部181へ出力する。センサ駆動部181は駆動信号に基づいて画像センサ110を駆動する。
2.動作
以上のように構成されるデジタルカメラ1の動作について、以下説明する。
上述したように、実施形態1のデジタルカメラ1は、カメラ本体100におけるボディ内手振れ補正機能(BIS機能)と、交換レンズ200におけるレンズ内手振れ補正機能(OIS機能)の両方の機能を有している。実施形態1の交換レンズ200は、カメラ本体100との通信機能を有しないため、交換レンズ200のOIS機能が実行中であるかどうかをカメラ本体100側で認識することができない、このため、OIS機能が実行中のときにカメラ本体100がBIS機能を同時に実行したり、OIS機能が実行されていないときにカメラ本体100もBIS機能を実行しないという場合が生じ得る。このような場合、手振れに伴う画像のぶれを精度よく補正することができず、所望の手振れ補正動作を実現することができない。
またカメラ本体100がBIS機能を実行するためには、交換レンズ200の焦点距離の情報が必要になるが、交換レンズ200がカメラ本体100との通信機能を有しないために、カメラ本体100は交換レンズ200から焦点距離の情報を取得することができない。
2−1.OIS動作判定
実施形態1のデジタルカメラ1では、カメラ本体100との通信機能を交換レンズ200が有しない場合であっても、カメラ本体100のカメラ制御部140が、交換レンズ200のOIS動作が実行中であるか否かを判定する。当該判定は、ジャイロセンサ184からのジャイロ信号が示す角速度に基づくデジタルカメラ1の「ぶれ量」と、画像センサ110の画像データから算出される画像の「動きベクトル」、「動き量」とに基づいて行われる。具体的な判定方法については後述する。カメラ制御部140は、当該判定結果を、カメラ本体100のBIS動作の実行又は停止を選択するための情報として用いる。
上述した制御によれば、BIS機能とOIS機能が同時に実行されることを防止したり、手振れが生じる可能性が高いときに注意喚起の内容を報知する等、手振れ補正動作に関する機能を向上させることができる。
2−2.焦点距離の設定
実施形態1のデジタルカメラ1はさらに、図3に示すような焦点距離の設定画面を液晶モニタ120に表示する。この設定画面により、BIS動作の実行に必要な焦点距離を設定可能としている。図3に示す設定画面では、焦点距離の設定に関して、ユーザの入力による手動設定と、カメラ制御部140による自動設定のいずれかを選択することができる。
図3は、カメラ本体100の液晶モニタ120に表示される、交換レンズ200の焦点距離を設定するための設定画面の例を示す図である。図3に示す設定画面には、焦点距離の値の入力領域50と、入力された値を最終的に確定させるための決定キー52と、焦点距離の自動検出を指定するための自動検出キー54とが表示されている。設定画面にはさらに、入力領域50に設定することが可能な範囲を示す範囲表示部56と、入力領域50に過去に入力され焦点距離として設定された値の履歴情報を示す履歴表示部58とが表示されている。
ユーザはこの設定画面の入力領域50において、上下左右のカーソルボタンを用いて値を変化させることで、焦点距離の値を入力することができる。ユーザにより決定キー52がタッチされると、入力した値(入力焦点距離)が、BIS動作用の焦点距離の設定値の候補として保存される。
ユーザはさらに、設定画面の自動検出キー54を用いて、カメラ本体100に焦点距離を自動で算出させることができる。自動検出キー54がタッチされると、カメラ本体100のカメラ制御部140が、上述したOIS動作判定と同様に、デジタルカメラ1の「ぶれ量」と画像の「動きベクトル」、「動き量」とに基づいて焦点距離(推定焦点距離)を算出する。推定焦点距離の具体的な算出方法については後述する。算出した推定焦点距離は、BIS動作用の焦点距離の設定値の候補として保存される。
上述した設定画面によれば、BIS動作用の焦点距離として、「入力焦点距離」と「推定焦点距離」のいずれを用いるかをユーザが選択することができる。特に推定焦点距離を用いる場合は自動検出キー54を押下するだけでBIS動作を実行することができるため、入力領域50を用いた焦点距離の入力が必要なく、焦点距離の設定に関する利便性を向上させることができる。
2−3.動作の詳細
本実施形態の手振れ補正動作を実行するデジタルカメラ1の動作の詳細を、図4〜図9Bを用いて説明する。
2−3−1.焦点距離の設定処理
図4は、実施形態1にかかるデジタルカメラ1のカメラ起動時の焦点距離の設定処理を例示するフローチャートである。図4に示すフローは、例えば交換レンズ200が装着されているカメラ本体100の電源ボタンが押下された時に開始する。図4のフローチャートに示す各処理は、例えばカメラ制御部140によって、BIS動作を実行しない状態で実行される。
図4において、デジタルカメラ100の電源がONされると、カメラ本体100のカメラ制御部140は、交換レンズ200と通信可能か否かを判断する(S1)。具体的には、カメラ制御部140は、ボディマウント150を介して交換レンズ200に認証情報等を求める要求を送信し、これに応答してレンズ制御部240から応答を受信した場合、交換レンズ200と通信可能であると判断する(S1でYES)。
ステップS1でYESと判断した場合、カメラ制御部140は、交換レンズ200から焦点距離の情報が取得可能であるか否かを判断する(S2)。具体的には、カメラ制御部140は、ボディマウント150を介して交換レンズ200に各種レンズデータを求める要求を送信し、これに応答してレンズ制御部240から焦点距離の情報を含むレンズデータを受信した場合、焦点距離の情報が取得可能であると判断する(S2でYES)。
ステップS2でYESと判断した場合、カメラ制御部140は、交換レンズ200から焦点距離の情報を取得する(S4)。具体的には、カメラ制御部140は、ステップS2で受信した焦点距離の情報を含むレンズデータに基づいて焦点距離(実焦点距離)を取得し、最終的な焦点距離の設定値としてRAM141に記憶する。
一方で、ステップS1、S2でNOと判断した場合、カメラ制御部140は、自動検出設定があるか否かを判定する(S2−1)。自動検出設定とは、焦点距離の情報をカメラ本体100が自動で検出することの設定であり、例えば自動検出キー54が過去に押されたことに応じてRAM141に記憶される。カメラ制御部140は例えば、過去に自動検出キー54が押されたことが記録されている場合、自動検出設定があると判定し(S2−1でYES)、後述するステップS7に移行する。
過去に自動検出キー54が押されたことが記録されていない場合、カメラ制御部140は、自動検出設定がないと判定し(S2−1でNO)、液晶モニタ120に焦点距離の設定画面を表示する(S3)。具体的には、カメラ制御部140は、図3に示した液晶モニタ120の表示画面を焦点距離の設定画面として表示する。
図3に示した設定画面によれば、ユーザは焦点距離の設定に関して、入力領域50を用いた手動設定とカメラ制御部140による自動設定のいずれかを選択することができる。
カメラ制御部140は、自動検出キー54が押されたか否かを判断する(S5)。具体的には、カメラ制御部140は、自動検出キー54の押下に応じて液晶モニタ120からカメラ制御部140へ送信される検出信号を受信した場合、自動検出キー54が押されたと判断する(S5でYES)。一方で、カメラ制御部140は当該検出信号を受信しない場合、自動検出キー54が押されていないと判断する(S5でNO)。
ステップS5でNOと判断した場合、カメラ制御部140は、焦点距離の入力を受け付ける(S6)。具体的には、図3に示す設定画面において、ユーザが上下左右のカーソルボタンを用いて入力領域50の値を変化させて決定キー52を押下すると、入力領域50に入力された値を焦点距離として示す信号が液晶モニタ120からカメラ制御部140に送信される。カメラ制御部140は、当該信号が示す焦点距離(入力焦点距離)を焦点距離の設定値の候補として、RAM141に記憶する。
一方で、ステップS5でYESと判断した場合、およびステップS2−1でYESと判断した場合、カメラ制御部140は、焦点距離の推定処理を行う(S7)。具体的な推定処理の詳細については、図5を用いて後述する。
カメラ制御部140は、ステップS7で算出した推定焦点距離を、焦点距離の設定値の候補としてRAM141に記憶する(S8)。
なお、ステップS5でNOと判断されて、ステップS7、S8を経由せずに図4のフローチャートの処理を終了する場合でも、後述する図7のフローチャートに進んで、ステップS14の「OIS動作判定」を実行する際に、推定焦点距離が算出される(図8のS13−1)。この場合、焦点距離の設定値の候補として、入力焦点距離(S6)と推定焦点距離(S13−1)の両方が記憶される。
カメラ制御部140は、例えば所定の周期で、図4に示すフローチャートの処理を繰り返す。当該周期は、例えば撮像画像のフレーム周期又はその整数倍である。
上記フローによれば、交換レンズ200から焦点距離の情報が取得できる場合(S2でYES)、BIS動作用の焦点距離の設定値に、交換レンズ200から取得した実焦点距離を設定する(S4)。一方で、交換レンズ200から焦点距離の情報が取得できない場合(S1でNOあるいはS2でNO)、BIS動作用の焦点距離の設定値の候補として、液晶モニタ120の設定画面を介して入力された入力焦点距離、あるいはカメラ制御部140が算出する推定焦点距離のいずれかを設定する(S6、S8)。
このような制御によれば、交換レンズ200から焦点距離の情報が取得できない場合であっても、入力焦点距離あるいは推定焦点距離のいずれかを用いてBIS動作を実行できる。これにより、手振れ補正動作の機能および利便性を向上させることができる。また、自動検出設定ありの場合(S2−1でYES)、焦点距離の設定画面(S3)を表示することなく、推定焦点距離を用いてBIS動作を実行する。これにより、ユーザの入力操作等を行うことなく自動でBIS動作を実行することができ、焦点距離の設定に関する利便性を向上させることができる。また、焦点距離の設定画面を表示した場合でも、自動検出キー54が押下された場合は、焦点距離の設定値の候補として推定焦点距離が算出される。これにより、入力領域50を用いた焦点距離の入力が必要なくなり、焦点距離の設定に関する利便性を向上させることができる。
次に、図4の「焦点距離の推定処理(S7)」の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、カメラ制御部140は、ジャイロ信号の出力を取得する(S9)。具体的には、カメラ制御部140は、ジャイロセンサ184から出力される角速度信号をジャイロ信号の出力として受信する。角速度信号は適宜、「ジャイロ信号」と称する。ジャイロ信号には、デジタルカメラ1のぶれに対応する角速度の情報が含まれる。
カメラ制御部140は、画像の動きベクトルを演算する(S10)。画像の動きベクトルは、画像センサ110で生成された画像データにおいて画像全体が移動する量、すなわち「画像の動き量」を規定する。例えば、ステップS10では、フレーム周期の時間Δtあたりに画像全体の動きベクトル(MV)が変化した量(ΔMV/Δt)を画像の動き量ΔMとして算出する。カメラ制御部140は、画像センサ110で生成された画像データに対して所定の画像解析を実行することにより、例えば画像データの画素毎に動きベクトルの変化量(ΔMV/Δt)を算出して、RAM141に記録する。RAM141に記憶する際には、画像全体の動きではなく被写体の動きによる動きベクトルと判断される成分を除外するフィルタリング処理を行ってもよい。これにより、画像全体の動き量ΔMをより精度良く算出することができる。動き量ΔMの算出方法は、任意の方法を採用してもよい。
カメラ制御部140は、ジャイロ信号のタイミングを調整する(S11)。具体的には、カメラ制御部140は、ステップS9で取得したジャイロ信号の時間と、ステップS10で算出した動き量ΔMの時間のずれを、例えば遅延時間を設けることにより補正する。時間の補正方法については、任意の方法を採用してもよい。
カメラ制御部140は、ジャイロ信号のダウンサンプリングを行う(S12)。具体的には、カメラ制御部140は、ジャイロセンサ184がサンプリングするジャイロ信号のサンプリング周期を、カメラ制御部140が演算する動きベクトルMVのサンプリング周期に合わせるようにダウンサンプリングを行う。ジャイロ信号のサンプリング周期は例えば0.25ms(4000Hz)であり、画像の動きベクトルMVのサンプリング周期は例えば16.7ms(60Hz)である。ダウンサンプリングの方法については、任意の方法を採用してもよい。
カメラ制御部140は、推定焦点距離を算出する(S13)。推定焦点距離は、カメラ本体100が各種情報に基づいて交換レンズ200の焦点距離を自動的に算出するものである。具体的には、ステップS9〜S13で得られたジャイロ信号が示すデジタルカメラ1の「ぶれ量」と画像の「動き量ΔM」とに基づいて、推定焦点距離を算出する。具体的な推定焦点距離の算出方法について、図6を用いて説明する。
図6は、交換レンズ200を介して画像センサ110の撮像素子113に被写体像が結像される際の焦点距離f、動きベクトルMVおよびぶれ角度θ等の関係を表す概略図である。
図6に示すように、ある時点における被写体X1が交換レンズ200を介して撮像素子113に被写体像Y1として結像されている。その後、例えば撮像画像の1フレーム周期(時間Δt)経過すると、手振れによって被写体X1は被写体X2まで移動するように見える。移動後の被写体X2は、交換レンズ200を介して撮像素子113に被写体像Y2として結像される。
交換レンズ200から撮像素子113までの距離は、交換レンズ200の焦点距離f(単位:mm)である。交換レンズ200の中心に対して被写体X1と被写体X2とがなす角度はぶれ角度θ(単位:rad)であり、ぶれ角度θを微分したdθ/dtは、ジャイロセンサ184のジャイロ信号が示す角速度ω(rad/s)に相当する。ぶれ角度θはデジタルカメラ1のぶれ量に相当する。以降、角速度ωを積分して得られるぶれ角度θおよび角速度ωを総称して「ぶれ量」と称する。被写体像Y1から被写体像Y2への移動量は、画像の動きベクトルMV(単位:mm)で表される。
図6に示した距離や角度に関して、例えば時間Δtが撮像画像の1フレーム周期である場合、ぶれ角度θは微小であるため、近似式として下記の式1が成り立つ。
Figure 2021128324
式1において、ステップS9〜S12で得られた角速度ωおよび画像の動き量ΔM(=ΔMV/Δt)を代入することで、焦点距離fを算出することができる。
ステップS13では、例えば、式1から焦点距離fを求める際に単回帰分析を行う。具体的には、カメラ制御部140は、同じタイミングの画像の動き量ΔMと角速度ωを対応付けてサンプルデータとして蓄積し、蓄積されたサンプルデータに単回帰分析を適用することにより焦点距離fを算出する。得られた焦点距離fは、推定焦点距離としてRAM141に記憶される。
実施形態1のカメラ制御部140はさらに、ステップS13においてぶれ量と動き量ΔMの相関係数を算出し、算出した相関係数を推定結果の信頼度として、RAM141に記憶する。なお、カルマンフィルタ等、別のアルゴリズムを用いてもよい。カルマンフィルタの場合は例えば「分散」を信頼度として用いてもよく、他のアルゴリズムの場合も、信頼度に関連する任意のパラメータを信頼度として用いてもよい。
本実施形態1では、図4、図5に示したフローチャートの各処理の実行が終了すると、カメラ制御部140は、焦点距離fを用いて、以下で説明するBIS動作/停止の判断処理を行う。
2−3−2.BIS動作/停止の判断処理
図7は、実施形態1にかかるデジタルカメラ1のOIS動作判定を含むBIS動作/停止の判断処理を例示するフローチャートである。図7に示すフローは、図4に示したフローチャートの各処理が終了したときに開始する。図7のフローチャートに示す各処理は、例えばカメラ制御部140によって、BIS動作を実行していない状態で実行される。
図7に示すように、カメラ制御部140は、OIS動作判定を実行する(S14)。具体的には、カメラ制御部140は、前述した推定焦点距離の算出処理と同様に、デジタルカメラ1のぶれ量と画像の動き量ΔMとに基づいて、交換レンズ200のOIS動作が実行中であるか否かを判断する。
具体的なOIS動作判定の処理について、図8を用いて説明する。図8は、実施形態1にかかるデジタルカメラ1のOIS動作判定の処理例を示すフローチャートである。
図8に示すように、カメラ制御部140は、ジャイロ信号の出力を取得する(S9−1)。具体的には、前述したステップS9と同様の処理を行う。ステップS9−1の詳細な説明は省略する。
カメラ制御部140は、ジャイロ信号が小さいか否かを判定する(S15)。具体的には、カメラ制御部140は、ステップS9−1で取得したジャイロ信号が示す角速度を、例えばフラッシュメモリ142に予め記憶されている所定の閾値と比較する。閾値は、例えばカメラ本体100に手振れが生じた場合の基準を示す。ジャイロ信号が示す角速度が所定の閾値よりも小さい場合、カメラ制御部140は、ジャイロ信号が小さいと判断し(S15でYES)、ステップS9−1を再度実行する。一方で、ジャイロ信号が示す角速度が所定の閾値よりも大きい場合、カメラ制御部140は、ジャイロ信号が小さくないと判断し(S15でNO)、ステップS10−1に移行する。なお、ジャイロ信号が小さいと判断され(S15でYES)、ステップS9−1を再度実行することが所定回数以上継続した場合は、ステップS9−1を再度実行せずに、それまでに取得したジャイロ信号の出力を用いてステップS10−1に移行してもよい。
カメラ制御部140は、前述したステップS10〜S13と同様に、画像の動きベクトルMVを演算し(S10−1)、ジャイロ信号のタイミングを調整し(S11−1)、ジャイロ信号のダウンサンプリングを行い(S12−1)、推定焦点距離を算出する(S13−1)。ステップS10−1〜S13−1の詳細な説明は省略する。
カメラ制御部140は、推定結果の信頼度が例えば所定の閾値よりも高いか否かを判断する(S16)。具体的には、カメラ制御部140は、ステップS13−1で算出した推定結果の信頼度を、例えばフラッシュメモリ142に予め記憶されている所定の閾値と比較する。
カメラ制御部140は、推定結果の信頼度が所定の閾値よりも低く、信頼度が高くないと判断した場合(S16でNO)、カメラ制御部140は、OISフラグをONに設定し(S17)、RAM141に記憶する。OISフラグは、交換レンズ200でのOIS動作が実行中であるか否かの判定結果をON/OFFで管理するフラグである。推定結果の信頼度は、デジタルカメラ1の「ぶれ量」と画像の「動き量ΔM」が相関する度合いに基づいて算出されるところ、推定結果の信頼度が低いということは、ぶれ量と動き量ΔMの相関度合いが低いことを意味し、OIS動作が実行中であることにより相関が低くなっているものと考えられる。具体的には、ジャイロ信号が示すぶれ量はOIS動作の実行により影響を受けないのに対して、画像の動きベクトルMVに基づく動き量ΔMはOIS動作の実行によってその値が小さくなるため、ぶれ量と動き量ΔMがOIS動作の実行によって互いに相関しない値となっているものと考えられる。
一方で、推定結果の信頼度が所定の閾値よりも高く、カメラ制御部140が信頼度が高いと判断した場合(S16でYES)、推定結果の信頼度が高いために、ぶれ量と動き量ΔMの相関が高い。しかしながら、この場合であっても、OIS動作が実行中である場合が想定される。
そこで、カメラ制御部140は、推定結果の焦点距離が小さいか否かを判断する(S18)。具体的には、カメラ制御部140は、ステップS13−1で算出した推定焦点距離を、例えばフラッシュメモリ142に予め記憶されている所定の閾値と比較することにより、推定結果が小さいか否かを判断する。閾値は、例えば交換レンズ200の焦点距離として想定される基準を示す。カメラ制御部140は、推定焦点距離が所定の閾値よりも大きい場合、推定結果が小さくないと判断し(S18でNO)、OISフラグをOFFに設定して(S19)、RAM141に記憶する。OISフラグのOFFの設定は、交換レンズ200のOIS動作が実行中でないことを示す。
一方で、カメラ制御部140は、推定結果が小さいと判断した場合(S18でYES)、ステップS16でNOと判断した場合と同様に、ステップS17に移行して、OISフラグをONに設定する。OISフラグのONの設定は、交換レンズ200のOIS動作が実行中であることを示す。OIS動作が実行中である場合は、OIS動作の実行により影響を受けない「ぶれ量」に対して、動きベクトルMVに基づく「動き量ΔM」は相対的に小さくなる。一方で、上述した式1の通り、動き量ΔMに相当する動きベクトルの変化量ΔMV/Δtと焦点距離fは概ね比例関係にあるため、動き量ΔMが小さくなると焦点距離fも小さく算出される。このため、ぶれ量と動き量ΔMに相関がある場合であっても、焦点距離fが相当程度小さく算出されている場合は、OIS動作が実行中であることにより動き量ΔMが小さくなっていると考えられ、OISフラグをONに設定する(S17)。
図7に戻ると、カメラ制御部140は、OISフラグがONかOFFのいずれであるかを判断する(S21)。具体的には、カメラ制御部140は、RAM141に記録されているOISフラグの設定に基づいて、OISフラグがONかOFFのいずれであるかを判断する。
ステップS21でOISフラグがONに設定されていると判断した場合、カメラ制御部140は、BIS動作設定が「ON」あるいは「OFF」か、「強制ON」のいずれかであるかを判断する(S22)。BIS動作設定は、BIS動作の実行に関する設定情報としてカメラ本体100に記憶されている。ユーザは例えば、液晶モニタ120に表示されるメニュー画面において、操作部130を介してBIS動作設定を「ON」、「OFF」、「強制ON」のいずれかのモード(BISモード)に設定することができる。カメラ制御部140は、カメラ本体100に記憶されている設定情報を読み出すことにより、BIS動作設定が「ON」あるいは「OFF」か、「強制ON」のいずれかであるかを判断する。
ステップS22でBIS動作設定が「ON」あるいは「OFF」であると判断した場合、カメラ制御部140は、BIS処理部183を停止するように制御する(S23)。前のステップS21でOISフラグがONの設定であると判断されているため、交換レンズ200のOIS動作が実行中である可能性が高い。このような状況のときに、BIS動作設定がOFFの設定に限らずONの設定である場合にもBIS動作を実行しないように制御することで、OIS動作とBIS動作が同時に独立して実行されることを防止することができる。これにより、手振れ補正動作の精度を向上させることができる。
一方で、ステップS22でBIS動作設定が「強制ON」であると判断した場合、カメラ制御部140は、液晶モニタ120に手振れの発生を注意喚起する表示を行い(S24)、BIS動作を強制的に実行する(S25)。BIS動作の実行に用いる焦点距離として、入力焦点距離と推定焦点距離のいずれを用いるかについては、例えばステップS31以降と同様の処理により決定してもよい。
前のステップS21でOISフラグがONの設定であると判断した場合でも、BIS動作設定が「強制ON」である場合には、BIS動作を強制的に実行することで、ユーザの意思に沿った制御を実現することができる。またその際はBIS動作とOIS動作が同時に独立して実行される可能性が高いため、液晶モニタ120に注意喚起の表示を行うことで、手振れに関する情報を表示し、手振れが発生しやすい状況であることをユーザに知らせることができる。
ステップS24で手振れに関する情報の表示例について、図9A、図9Bを用いて説明する。図9Aは、液晶モニタ120にスルー画像を表示する際の表示例を示す図であり、図9Bは、手振れアイコン121の表示態様の変更例を示す図である。
図9Aに示すように、液晶モニタ120には手振れアイコン121が表示されている。手振れアイコン121は、手振れが発生しやすい状況にあるか否かを示すアイコンである。図9Aに示す例では、手振れが生じやすい状況と判断されていない場合の手振れアイコン121が示されている。
図9Bでは、(a)に、手振れが発生しやすい状況と判断されていないときの手振れアイコン121Aを示し、(b)に、手振れが発生しやすい状況と判断されているときの手振れアイコン121Bを示す。(b)に示す手振れアイコン121Bは、手振れの発生を注意喚起する表示である。(a)から(b)への表示態様の切替えは、例えばカメラ制御部140によって実行される。
(a)に示す手振れアイコン121Aは、手振れを示す手振れシンボル123Aで構成されている。実施形態1における手振れシンボル123Aは、「BODY」の文字と、手が横に揺れた状態を示す絵柄によって構成される。手振れシンボル123Aは常時点灯する。
一方で、(b)に示す手振れアイコン121Bは、手振れを示す手振れシンボル123Bと、注意喚起シンボル125Bとを含む。手振れシンボル123Bは、(a)に示す手振れシンボル123Aの大きさを拡大するとともに、表示色を変更し(例えば赤色)、かつ所定間隔で点滅させるものである。注意喚起シンボル125Bは、図9Bに示す例ではエクスクラメーションアイコンであり、手振れシンボル123Bに重なるように表示される。
図9Bに示すように、手振れが発生しやすい状況であると判断したときに、手振れアイコン121の表示態様を、(a)の手振れアイコン121Aから(b)の手振れアイコン121Bに変更することで、手振れが発生しやすい状況であることをユーザに報知できる。
図9Bに示す例では、手振れシンボル123Bの(1)色変更、(2)サイズ拡大、(3)点滅表示、(4)注意喚起シンボル125Bの重畳表示をいずれも行う場合について説明したが、このような場合に限らない。(1)〜(4)のうちの1つ又は複数の組み合わせであってもよい。
図7に戻ると、ステップS21でOISフラグがOFFの設定であると判断された場合、カメラ制御部140は、BIS動作設定が「OFF」であるか否かを判断する(S26)。具体的には、ステップS22と同様に、カメラ制御部140は、カメラ本体100に記憶された設定情報を読み出すことにより、BIS動作設定が「OFF」であるか否かを判断する。カメラ制御部140は、BIS動作設定が「ON」あるいは「強制ON」である場合、BIS動作設定が「OFF」でないと判断する(S26でNO)。
BIS動作設定がOFFであると判断した場合(S26でYES)、カメラ制御部140は、手振れ画像発生率判定を実行する(S27)。具体的には、カメラ制御部140は、ジャイロセンサ184から検出されたぶれの大きさや、焦点距離(入力焦点距離あるいは推定焦点距離)、シャッタースピードに基づき予想されるブレ量を計算することにより、液晶モニタ120に表示される画像にぶれが生じる可能性を判定し、手振れ画像の発生率が高いか低いかを判断する。
ステップS27で手振れ画像の発生率が高いと判断した場合、カメラ制御部140は、液晶モニタ120に手振れの発生を注意喚起する表示を行い(S28)、BIS処理部183を停止するように制御する(S29)。ステップS28では、例えば図9Bの(b)に示した表示例と同じ表示内容を液晶モニタ120に表示する。
このように、ステップS21でOISフラグがOFFであり、ステップS26でBIS動作設定がOFFである場合、BIS動作は実行されず(S29)、手振れが補正されない。このような場合に手振れの発生に関して注意喚起(S28)を行うことで、手振れが発生しやすい状況であることをユーザに知らせることができる。
一方で、ステップS27で手振れ画像の発生率が低いと判断した場合、カメラ制御部140は、ステップS28のような手振れの発生を注意喚起する表示を行わず、BIS動作を実行しないように制御する(S30)。
ステップS26でBIS動作設定が「ON」あるいは「強制ON」であることにより「OFF」でないと判断した場合、カメラ制御部140は、入力焦点距離が有るか否かを判断する(S31)。具体的には、カメラ制御部140は、図4に示したステップS6の実行による入力焦点距離が、RAM141に記憶されているか否かに基づいて判断を行う。入力焦点距離が記憶されていない場合には、入力距離の推定結果がないと判断し(S31でNO)、推定焦点距離を用いてBIS動作を実行する(S36)。具体的には、カメラ制御部140は、推定焦点距離とジャイロセンサ184のジャイロ信号に基づくデジタルカメラ1のぶれ量とを用いてBIS動作を実行する。
このように、ステップS21でOISフラグの設定が「OFF」であると判断され、ステップS26でBIS動作設定が「OFF」でないと判断され、かつ入力焦点距離がない場合、推定焦点距離を用いてBIS動作を実行する(S36)。これにより、OIS動作が実行中でないときにBIS動作を単独で動作させるとともに、推定焦点距離を用いて手振れ補正機能を実現することができる。
一方で、入力焦点距離があると判断された場合(S31でYES)、カメラ制御部140は、入力焦点距離≒推定焦点距離であるか否か(すなわち、入力焦点距離と推定焦点距離が近似するか否か)を判断する(S33)。例えば、カメラ制御部140は、ステップS6で取得した入力焦点距離が、ステップS13あるいはステップS13−1で算出した推定焦点距離を基準とする所定範囲内であるか否かに基づいて、入力焦点距離≒推定焦点距離であるか否かを判断する。
入力焦点距離≒推定焦点距離である(すなわち、入力焦点距離と推定焦点距離が近似する)と判断した場合(S33でYES)、カメラ制御部140は、ステップS32に移行し、入力焦点距離を用いてBIS動作を実行する。入力焦点距離≒推定焦点距離である場合は、より信頼度が高いと考えられる入力焦点距離を用いてBIS動作を実行することで、より精度良い手振れ補正機能を実現することができる。
一方で、入力焦点距離≒推定焦点距離でない(すなわち、入力焦点距離と推定焦点距離が近似しない)と判断した場合(S33でNO)、カメラ制御部140は、推定結果の信頼度が高いか否かを判断する(S34)。例えば、図8のステップS16で用いた閾値よりも大きい閾値を用いて同様の処理を行う。具体的な判断方法は、ステップS16と同様であるため、説明を省略する。
推定結果の信頼度が高くないと判断した場合(S34でNO)、カメラ制御部140は、液晶モニタ120に手振れの発生に関する注意喚起の表示を行い(S35)、入力焦点距離を用いてBIS動作を実行する(S32)。推定結果の信頼度が高くない場合に、推定焦点距離に代えて入力焦点距離を用いてBIS動作を実行することで、より精度良い手振れ補正機能を実現することができる。またこのとき、注意喚起の表示を行うことで、ユーザの入力による入力焦点距離が誤っている可能性を知らせることができる。
一方で、推定結果の信頼度が高いと判断した場合(S34でYES)、カメラ制御部140は、推定焦点距離を用いてBIS動作を実行する(S36)。具体的には、カメラ制御部140は、ステップS13あるいはステップS13−1で算出した推定焦点距離を最終的な焦点距離の設定値として、当該焦点距離とジャイロセンサ184のジャイロ信号に基づくデジタルカメラ1のぶれ量とを用いてBIS動作を実行する。
このように、推定結果の信頼度が高いと判断される場合にのみ(S34でYES)、入力焦点距離ではなく推定焦点距離を用いてBIS動作を実行することで(S36)、精度良い手振れ補正動作を実行することができる。また、推定焦点距離を用いてBIS動作を実行する際は、図3に示す設定画面で自動検出キー54を押下するだけでよく、入力領域50を用いた入力が必要ないため、焦点距離の設定に関する利便性を向上させることができる。
3.まとめ
以上のように、本実施形態におけるデジタルカメラ1及びカメラ本体100は、それぞれ撮像装置の一例であり、撮像素子の一例としての画像センサ110と、ぶれ検出部の一例としてのジャイロセンサ184と、第1手振れ補正部の一例としてのセンサ駆動部181およびBIS処理部183と、制御部の一例としてのカメラ制御部140とを備える。画像センサ110は、交換レンズ200を介して形成される被写体像を撮像して画像データを生成する。ジャイロセンサ184は、デジタルカメラ1のぶれ量として角速度ωを検出する。カメラ制御部140は、検出した角速度ωと交換レンズ200の焦点距離に基づいて画像センサ110を移動させる手振れ補正動作としてのBIS動作を実行する。カメラ制御部140は、交換レンズ200の焦点距離の情報が交換レンズ200から取得できない場合(S1でNOあるいはS2でNO)、検出した角速度ωと画像データにおける画像の動き量ΔMとに基づいて算出される推定焦点距離(S7、S9〜S13、S14、S9−1〜S13−1)を交換レンズ200の焦点距離として用いて、BIS動作を行うように制御する(S36)。
以上の撮像装置によると、焦点距離に関する情報を交換レンズ200から取得できない場合であっても、推定焦点距離を交換レンズ200の焦点距離として用いることで、BIS動作を実行することができる。これにより、液晶モニタ120の設定画面でユーザが焦点距離を入力しなくても手振れ補正動作を実行することができ、焦点距離の設定に関する利便性を向上させた手振れ補正機能を実現することができる。また、推定焦点距離をぶれ量と画像の動き量ΔMとに基づいて算出することで、実際の焦点距離に近い推定焦点距離を容易に算出することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、検出した角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関に基づいて、BIS動作の実行又は停止を制御する(S14、S9−1〜S19、S21〜S36)。これにより、焦点距離に関する情報を交換レンズ200から取得できない場合であっても、BIS動作とOIS動作が同時に実行されることを防止したり、手振れの発生に関する注意喚起表示を行う等、手振れ補正動作の機能を向上させることができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、検出した角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関に基づいて、交換レンズ200に設けられた第2手振れ補正部としてのOIS駆動部221およびOIS処理部223によるOIS動作が実行中であるか否かを判定する(S14、S9−1〜S19)。このようにして、角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関度合いに基づいてOIS動作が実行されているか否かを推定することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、OIS駆動部221およびOIS処理部223によるOIS動作が実行中でないと判定した場合(S21でOFF)、センサ駆動部181およびBIS処理部183によるBIS動作を実行するように制御する(S32、S36)。これにより、OIS動作が実行中でないときにBIS動作を単独で実行することができ、OIS動作とBIS動作が同時に実行されることを防止することができ、手振れ補正動作を精度良く実行することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、OIS駆動部221およびOIS処理部223によるOIS動作が実行中であると判定した場合(S21でON)、デジタルカメラ1における手振れに関する情報を報知し(S24)、BIS動作を実行するように制御する(S25)。これにより、OIS動作とBIS動作が同時に実行されるときに手振れに関する情報を報知することで、ユーザに手振れの発生を精度良く知らせることができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、OIS駆動部221およびOIS処理部223によるOIS動作が実行中であると判定した場合(S21でON)、BIS動作を停止するように制御する(S23)。これにより、OIS動作とBIS動作が同時に実行されることを防止することができる。
本実施形態の撮像装置では、BIS動作を実行するモードとして、「ON」、「OFF」、「強制ON」という複数のBISモードが設定可能であり、カメラ制御部140は、複数のBISモードのうちの特定のBISモードである「強制ON」が設定されている場合、BIS動作の停止(S23)に代えて、BIS動作を強制的に実行するように制御する(S25)。これにより、BIS動作を強制的に実行するBISモードが設定されている場合は、BIS動作を停止せずに強制的に実行することで、ユーザの意思に沿った制御を実現することができる。
本実施形態の撮像装置では、BIS動作を強制的に実行する場合(S25)、デジタルカメラ1における手振れに関する情報を報知する(S24)。これにより、OIS動作とBIS動作が同時に独立して実行されている可能性が高い場合に手振れに関する情報を報知することで、手振れが発生しやすい状況をユーザに知らせることができる。
また、本実施形態におけるデジタルカメラ1及びカメラ本体100は、それぞれ撮像装置の一例であり、撮像素子の一例としての画像センサ110と、ぶれ検出部の一例としてのジャイロセンサ184と、第1手振れ補正部の一例としてのセンサ駆動部181およびBIS処理部183と、制御部の一例としてのカメラ制御部140と、入力部の一例としての入力領域50と、を備える。画像センサ110は、交換レンズ200を介して形成される被写体像を撮像して画像データを生成する。ジャイロセンサ184は、デジタルカメラ1のぶれ量として角速度ωを検出する。カメラ制御部140は、検出した角速度ωと交換レンズ200の焦点距離に基づいて画像センサ110を移動させる手振れ補正動作としてのBIS動作を実行する。入力領域50は、焦点距離を入力可能である。カメラ制御部140は、交換レンズ200の焦点距離の情報が交換レンズ200から取得できない場合(S1でNOあるいはS2でNO)、且つ、入力領域50に焦点距離が入力されない場合(S7、S8、S31でNO)、交換レンズ200の焦点距離として推定される推定焦点距離(S7、S9〜S13、S14、S9−1〜S13−1)を交換レンズ200の焦点距離として用いて、BIS動作を行うように制御する(S36)。またカメラ制御部140は、交換レンズ200の焦点距離の情報が交換レンズ200から取得できない場合(S1でNOあるいはS2でNO)、且つ、入力領域50に焦点距離が入力された場合(S6、S31でYES)、推定焦点距離と入力焦点距離との比較結果、および、推定焦点距離の信頼度に応じて、推定焦点距離および入力焦点距離から、BIS動作に用いる焦点距離を選択する(S32〜S36)。
以上の撮像装置によると、焦点距離に関する情報を交換レンズ200から取得できない場合であっても、推定焦点距離又は入力焦点距離を交換レンズ200の焦点距離として用いることで、BIS動作を実行することができる。これにより、液晶モニタ120の設定画面でユーザが焦点距離を入力しない場合でも手振れ補正動作を実行することができ、焦点距離の設定に関する利便性を向上させた手振れ補正機能を実現することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、推定焦点距離と入力焦点距離との比較結果として、推定焦点距離と入力焦点距離が近似する場合(S33でYES)、入力焦点距離を、BIS動作に用いる焦点距離に選択する(S32)。これにより、より信頼度が高いと考えられる入力焦点距離を用いてBIS動作を実行することで、より精度良い手振れ補正機能を実現することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、推定焦点距離と入力焦点距離との比較結果として、推定焦点距離と入力焦点距離が近似しない場合(S33でNO)、推定焦点距離の信頼度に応じて、推定焦点距離又は入力焦点距離から、BIS動作に用いる焦点距離を選択する(S32、S34〜S36)。これにより、推定焦点距離と入力焦点距離のいずれをBIS動作の焦点距離として用いるかを推定焦点距離の信頼度に基づいて選択することで、より精度良い手振れ補正機能を実現することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、推定焦点距離の信頼度が所定の閾値よりも高い場合(S34でYES)、推定焦点距離をBIS動作に用いる焦点距離に選択し(S36)、推定焦点距離の信頼度が所定の閾値よりも低い場合(S34でNO)、入力焦点距離をBIS動作に用いる焦点距離に選択する(S32)。これにより、推定焦点距離又は入力焦点距離のうちの信頼度の高い方の値を焦点距離としてBIS動作を実行することができ、より精度良い手振れ補正動作を実行することができる。
本実施形態の撮像装置では、カメラ制御部140は、推定焦点距離の信頼度が所定の閾値よりも低い場合(S34でNO)、デジタルカメラ1における手振れに関する情報を報知する(S35)。これにより、入力焦点距離と推定焦点距離が近似せず(S33でNO)、且つ推定結果の信頼度が高くないこと(S34でNO)に基づく焦点距離の誤りの可能性を示唆し、手振れが発生しやすい状況をユーザに知らせることができる。
本実施形態の撮像装置では、撮像画像を表示する液晶モニタ120をさらに備え、カメラ制御部140は、液晶モニタ120の表示態様を例えば図9Bの(a)から(b)へ変更することにより報知を行う。これにより、ユーザにとって分かりやすい報知を行うことができる。
本実施形態の撮像装置では、センサ駆動部181およびBIS処理部183は、画像センサ110を移動させることにより手振れ補正動作を行う。これにより、BIS動作を実行することができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
上記実施形態では、図4に示すフローにおいて、ステップS3、S5、S6を実行する場合について説明したが、このような場合に限らず、ステップS3、S5、S6を実行しない場合であってもよい。この場合、ステップS1でNOあるいはステップS2でNOと判断した場合、焦点距離の推定処理を行い(S7)、推定焦点距離を記憶し(S8)、推定焦点距離を用いてBIS動作を実行する。このように、入力焦点距離を用いずに推定焦点距離を用いてBIS動作を実行することで、図3に示すような設定画面を表示することなくBIS動作を実行することができ、焦点距離の入力が必要なく、焦点距離の設定に関する利便性を向上させることができる。
上記実施形態では、ステップS27で手振れ画像の発生率が高いと判断した場合に(S27で高いと判断)、手振れの注意喚起表示を行い(S28)、BIS動作を実行しないように制御(S29)する例を説明したが、これに限定されない。例えば、ステップS27で手振れ画像の発生率が高いと判断した場合に、ステップS28、S29に代えて、BIS動作を強制実行するように制御してもよい。ステップS21でOIS動作設定はOFFと判断されているため、ステップS26でBIS動作設定がOFFであると判断された場合でも、手振れ画像の発生率が高いと判断した場合はBIS動作を強制的に実行することで、画像のぶれを補正することができる。これにより、手振れ画像の発生率を低減することができる。
上記実施形態では、第1手振れ補正部としてのセンサ駆動部181およびBIS処理部183が、撮像素子としての画像センサ110を移動させるBIS動作を実行する場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、BIS動作に代えて、EIS(Electric Image Stabilizer)動作など、その他の方式の手振れ補正動作を実行する第1手振れ補正部を用いてもよい。EIS動作は、画像センサ110が生成する画像データの中から後続の処理で使用する有効画素領域の位置及び向きを変化させる電子処理で手振れを補正する動作である。
上記実施形態では、ぶれ量としての角速度ωと画像の動き量ΔMとに基づいて推定焦点距離を算出する場合について説明したが(S7、S9〜S13、S14、S9−1〜S13−1)、このような場合に限らない。画像の動き量ΔMに代えて、撮像素子としての画像センサ110の動き量(例えばBIS動作によって画像センサ110が動かされる移動量)を用いて、推定焦点距離を算出してもよい。すなわち、推定焦点距離は、角速度ωと画像の動き量ΔMとの組合せ、および、角速度ωと画像センサ110の動き量との組合せのうちの少なくとも一方に基づいて算出してもよい。角速度ωと画像センサ110の動き量との組合せに基づいて推定焦点距離を算出する方法としては、公知の方法を適用することができる(例えば特開2018−173571号を参照)。
同様に、上記実施形態では、検出した角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関に基づいて、第1手振れ補正部としてのセンサ駆動部181およびBIS処理部183によるBIS動作の実行又は停止を制御する場合について説明したが(S14、S9−1〜S19、S21〜S36)、このような場合に限らない。画像の動き量ΔMに代えて、画像センサ110の動き量を用いて、第1手振れ補正部による手振れ補正動作の実行又は停止を制御してもよい。すなわち、角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関、および、角速度ωと画像センサ110の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、第1手振れ補正部による手振れ補正動作の実行又は停止を制御してもよい。
同様に、上記実施形態では、検出した角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関に基づいて、第2手振れ補正部としてのOIS駆動部221およびOIS処理部223によるOIS動作が実行中であるか否かを判定する場合について説明したが(S14、S9−1〜S19)、このような場合に限らない。画像の動き量ΔMに代えて、画像センサ110の動き量を用いて、第2手振れ補正部による手振れ補正動作が実行中であるか否かを判定してもよい。すなわち、角速度ωと画像の動き量ΔMとの相関、および、角速度ωと画像センサ110の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、第2手振れ補正部による手振れ補正動作が実行中であるか否かを判定してもよい。
上記実施形態では、入力焦点距離≒推定焦点距離であるか否かを判断し(S33)、入力焦点距離と推定焦点距離が近似しないと判断した場合(S33でNO)、推定結果の信頼度が高いか否かを判断する場合(S34)について説明したが、このような場合に限らない。ステップS33とステップS34のいずれか一方を省略してもよい。ステップS33を省略する場合、ステップS31において入力焦点距離があると判断した場合(S31でYES)、ステップS34に移行してもよい。ステップS34を省略する場合、ステップS33で入力焦点距離と推定焦点距離が近似しないと判断した場合(S33でNO)、ステップS35に移行してもよい。
すなわち、カメラ制御部140は、交換レンズ200の焦点距離の情報が交換レンズ200から取得できない場合(S1でNOあるいはS2でNO)、且つ、入力領域50に焦点距離が入力された場合(S6、S31でYES)、推定焦点距離と入力焦点距離との比較結果に応じて、および/又は、推定焦点距離の信頼度に応じて、推定焦点距離および入力焦点距離から、BIS動作に用いる焦点距離を選択してもよい。
上記実施形態では、入力領域50に焦点距離が入力された場合に(S6、S31でYES)、各種条件に応じて、入力焦点距離および推定焦点距離からBIS動作に用いる焦点距離を選択する場合についても説明したが(S32〜S36)、このような場合に限らない。例えば、図10に示すように、焦点距離設定の設定画面に強制決定キー60を設けて、強制決定キー60が押下された場合には、推定焦点距離にかかわらず、強制的に入力焦点距離を用いてBIS動作を実行するモードを設けてもよい。
図10に示す例では、決定キー52(第1決定キー52)の横に強制決定キー60(第2決定キー60)が並べて設けられている。本変形例では、図7のフローチャートの処理に代えて、図11に示すフローチャートの処理を実行する。
図11に示すフローは、図7に示すフローの変形例であり、図7に示すフローにステップS40が追加されている。カメラ制御部140は、入力焦点距離≒推定焦点距離でないと判断した場合(S33でNO)、入力強制設定があるか否かを判断する(S40)。決定キー52が押下されている場合等、強制決定キー60が押下されていない場合は、入力強制設定がないと判断され(S40でNO)、ステップS34に移行する。一方で、強制決定キー60が押下されている場合は、入力強制設定があると判断され(S40でYES)、ステップS35、S32に移行する。
上記フローによれば、強制決定キー60が押下されると、入力強制設定ありと判断され(S40でYES)、手振れ注意喚起表示を行うとともに(S35)、推定焦点距離の存在にかかわらず、強制的に入力焦点距離を用いてBIS動作が実行される(S32)。
図11に示すフローによれば、ユーザの意思をより反映させたBIS動作を実行することができる。また強制的に入力焦点距離を用いてBIS動作を実行する場合には手振れ注意喚起表示を行うことで(S35)、入力焦点距離と推定焦点距離が近似しないこと(S33でNO)に基づく焦点距離の誤りの可能性を示唆し、手振れが発生しやすい状況をユーザに知らせることができる。
図11に示す例では、入力強制設定があるか否かを判断するステップS40をステップS33とステップS34の間に設ける場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば、同様のステップS40をステップS31とステップS33の間に設けてもよい。この場合、入力強制設定なしと判断した場合は(S40でNO)、ステップS33に移行し、入力強制設定ありと判断した場合は(S40でYES)、ステップS35を経由せずに、ステップS32に移行してもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、交換レンズが装着可能な各種の撮像装置に適用可能である。
1 デジタルカメラ
100 カメラ本体
110 画像センサ
111 ADコンバータ
112 タイミング発生器
120 液晶モニタ
130 操作部
131 レリーズ釦
132 選択釦
133 決定釦
135 タッチパネル
140 カメラ制御部
141 DRAM
150 ボディマウント
160 電源
170 カードスロット
171 メモリカード
181 センサ駆動部
182 位置センサ
183 BIS処理部
184 ジャイロセンサ
200 交換レンズ
210 ズームレンズ
211 ズームレンズ駆動部
220 OISレンズ
221 OIS駆動部
222 位置センサ
223 OIS処理部
224 ジャイロセンサ
230 フォーカスレンズ
233 フォーカスレンズ駆動部
240 レンズ制御部
250 レンズマウント
260 絞り
262 絞り駆動部
405 ADC/LPF
406 HPF
407 位相補償部
408 積分器
410 PID制御部

Claims (13)

  1. 交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
    前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
    前記検出したぶれ量と前記交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、
    前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記交換レンズの焦点距離の情報が前記交換レンズから取得できない場合に、前記検出したぶれ量と前記画像データにおける画像の動き量との組合せ、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との組合せのうちの少なくとも一方に基づいて算出される推定焦点距離を前記交換レンズの焦点距離として用いて、前記手振れ補正動作を行うように制御し、
    前記制御部は、
    前記検出したぶれ量と前記画像の動き量との相関、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作の実行又は停止を制御する、撮像装置。
  2. 交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
    前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
    前記検出したぶれ量と前記交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、
    前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記交換レンズの焦点距離の情報が前記交換レンズから取得できない場合に、前記検出したぶれ量と前記画像データにおける画像の動き量との組合せ、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との組合せのうちの少なくとも一方に基づいて算出される推定焦点距離を前記交換レンズの焦点距離として用いて、前記手振れ補正動作を行うように制御し、
    前記制御部は、
    前記検出したぶれ量と前記画像の動き量との相関、および、前記検出したぶれ量と前記撮像素子の動き量との相関のうちの少なくとも一方に基づいて、前記交換レンズに設けられた第2手振れ補正部による手振れ補正動作が実行中であるか否かを判定する、撮像装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2手振れ補正部の前記手振れ補正動作が実行中でないと判定した場合、前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を実行するように制御する、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2手振れ補正部の前記手振れ補正動作が実行中であると判定した場合、前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を停止するように制御する、請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記手振れ補正動作を実行するモードとして複数の手振れ補正モードが設定可能であり、
    前記制御部は、
    前記複数の手振れ補正モードのうちの特定の手振れ補正モードが設定されている場合に、前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作の停止に代えて、前記手振れ補正動作を実行するように制御する、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記手振れ補正動作を実行する場合、前記撮像装置における手振れに関する情報を報知する、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 交換レンズが装着可能な撮像装置であって、
    前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記撮像装置のぶれ量を検出するぶれ検出部と、
    前記検出したぶれ量と前記交換レンズの焦点距離に基づいて手振れ補正動作を行う第1手振れ補正部と、
    前記第1手振れ補正部の前記手振れ補正動作を制御する制御部と、
    焦点距離を入力可能な入力部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記交換レンズの焦点距離の情報が前記交換レンズから取得できない場合に、
    前記入力部に焦点距離が入力されない場合は、前記交換レンズの焦点距離として推定される推定焦点距離を前記交換レンズの焦点距離として用いて、前記手振れ補正動作を行うように制御し、
    前記入力部に焦点距離が入力された場合は、前記推定焦点距離と入力焦点距離との比較結果に応じて、および/又は、前記推定焦点距離の信頼度に応じて、前記推定焦点距離および前記入力焦点距離から、前記手振れ補正動作に用いる焦点距離を選択する、撮像装置。
  8. 前記制御部は、
    前記推定焦点距離と前記入力焦点距離との比較結果として、前記推定焦点距離と前記入力焦点距離が近似する場合、前記入力焦点距離を前記手振れ補正動作に用いる焦点距離に選択する、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、
    前記推定焦点距離と前記入力焦点距離との比較結果として、前記推定焦点距離と前記入力焦点距離が近似しない場合、前記推定焦点距離の信頼度に応じて、前記推定焦点距離および前記入力焦点距離から、前記手振れ補正動作に用いる焦点距離を選択する、請求項7又は8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、
    前記推定焦点距離の信頼度が所定の閾値よりも高い場合、前記推定焦点距離を前記手振れ補正動作に用いる焦点距離に選択し、前記推定焦点距離の信頼度が前記所定の閾値よりも低い場合、前記入力焦点距離を前記手振れ補正動作に用いる焦点距離に選択する、請求項7から9のいずれか1つに記載の撮像装置。
  11. 前記制御部は、
    前記推定焦点距離の信頼度が前記所定の閾値よりも低い場合、前記撮像装置における手振れに関する情報を報知する、請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像画像を表示する表示部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記表示部の表示態様を変更することにより前記撮像装置における手振れの発生を示唆する内容を報知する、請求項1から11のいずれか1つに記載の撮像装置。
  13. 前記第1手振れ補正部は、前記撮像素子を移動させることにより前記手振れ補正動作を行う、請求項1から12のいずれか1つに記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024058029A1 (ja) * 2022-09-15 2024-03-21 ソニーグループ株式会社 撮像装置、情報処理装置及びプログラム

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