JP2021124196A - 予圧の即時測定と調整のためのボールねじ - Google Patents

予圧の即時測定と調整のためのボールねじ Download PDF

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Abstract

【課題】予圧の即時測定と調整のためのボールねじを提供する。
【解決手段】ねじに螺設される第一ナット及び第二ナットと、前記第一ナットと前記第二ナットとの間に設置されると共に第一予圧片及び第二予圧片を含み、前記第一予圧片及び前記第二予圧片が傾斜面を介して相互に接触するように当接される予圧ユニットと、前記第一予圧片または第二予圧片に設置され、前記第一ナットと前記第二ナットとの間の予圧値の測定に用いられる予圧測定部材と、前記ねじのラジアルに沿って前記第一予圧片に伸縮可能に設置され、前記第一予圧片を押動させてラジアルに沿って移動させることにより、アキシャル上における前記第一予圧片と前記第二予圧片との間の距離を改変させるための予圧調整部材と、を備える。これにより、予圧の即時測定及び調整が可能となり、加工精度の維持及びボールガイドねじの耐用年数を延ばすという目的を達成させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダブルナットボールねじに関し、更に詳しくは、予圧の即時測定と調整のためのボールねじ(A ball screw for immediate measurement and adjustment of preloading)に関する。
ボールねじは伝動が精密且つ確実である等の利点を有するため、精密機械に広く応用されている。ボールねじのバックラッシュの問題を解決するため、通常はナットに対する圧力を予め設定し、ナットを一方向に押し当てるように固定することにより、ねじのねじ山及びナットのねじ山と回転部材とを相互に抵触させ、ボールねじのバックラッシュ問題を解決させている。
台湾登録実用新案第085215581号明細書 台湾特許出願第094126109号明細書
しかしながら、前述した従来の技術では、このような構造は往々にしてナットを固定するための予圧しか提供できず、即時測定や需要に応じた予圧の調整が行えなかった。従来の特許文献、例えば、下記の特許文献1には「ボールねじの圧電式予圧調整と位置決め微調整機構」が開示されている。
図1Aに示されるように、ボールねじの2つのナット111、112の間にスペーサーリング113が設けられ、スペーサーリング113とナット111、112との間に予圧調整台114及び予圧バネ115が設置される。主にスペーサーリング113の間に圧電アクチュエータベアリング116が設けられ、前記圧電アクチュエータベアリング116には圧電アクチュエータ117及び動力計118が内設され、圧電アクチュエータ117及び動力計118の二端がスペーサーリング113にそれぞれ押し当てられる。圧電アクチュエータ117の長さが改変されることによりスペーサーリング113の移動量が改変され、ボールねじの予圧制御が達成される。然しながら、実際の使用においては下記の欠陥が存在する。
<1>特許文献1の圧電アクチュエータ117はアキシャルに沿って前記スペーサーリング113に設置され、前記圧電アクチュエータ117がアキシャルに沿って伸縮作動し、軸力をナット111、112に対する予圧に変換する。然しながら、前記ナット111、112がアキシャル上に予圧がかかっているため、ナット111、113の予圧を変換する場合、前記圧電アクチュエータ117には高い推力値が直接必要であり、高い推力値を発生可能な圧電アクチュエータ117は高コストである。
<2>特許文献1の圧電アクチュエータ117はアキシャルに沿って前記スペーサーリング113に設置され、且つ前記圧電アクチュエータ117は前記ねじ119の片側箇所に装設されるのみである。このため、前記圧電アクチュエータ117が伸長されて作動する際、片側が押動されることにより大小のナット111、112の間に平行性の問題が生じる。
また、従来の特許文献、例えば、特許文献2には「ボールねじの調整可能な予圧構造」が開示されている。
図1Bに示されるように、前記予圧構造は多くの場合予圧片131、132で構成され、各予圧片131、132の1つの端面には傾斜面131A、132Aが形成される。各予圧片131、132は前記ボールねじの2つのナット133、134の間にそれぞれ覆設され、且つ各予圧片131、132の傾斜面131A、132Aが互いに対応しあうように接触する。各予圧片131、132の相対移動動作により、2つのナット133、134の間で受力し、予圧片131、132の結合厚さの変化のために異なる強さの予圧が発生する。然しながら、実際の使用においては欠陥が存在する。すなわち、特許文献2では、予圧片131、132を手動で調整しなければ異なる予圧を発生させることができず、調整時には解体作業が必要となり、即時の予圧調整が行えず、調整自体が不便であるという欠陥が存在する。また、特許文献2では、ボールガイドねじの予圧が失効していないかどうかの即時検出が行えず、加工精度を維持できず、ボールガイドねじの寿命を延ばすことができなかった。
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主に加工精度を維持し、ボールガイドねじの耐用年数を延ばす、予圧の即時測定と調整のためのボールねじを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、主に予圧調整に必要なコストを減らし、大小のナットの間で平行性の問題が生じることを防ぐ、予圧の即時測定と調整のためのボールねじを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の予圧の即時測定と調整のためのボールねじは、アキシャルに沿って延伸されるねじと、複数の第一回転部材を介して前記ねじに螺設され、且つ前記アキシャルに沿った第一配設面を含む第一ナットと、複数の第二回転部材を介して前記ねじに螺設され、且つ前記第一配設面に対向する第二配設面を含む第二ナットと、前記第一ナットと前記第二ナットとの間に設置され、且つ第一予圧片及び第二予圧片を含み、前記第一予圧片は前記ねじを挿設させるための第一挿設孔と、前記第一配設面に当接される第一押し付け面と、前記第一押し付け面と共に第一刃先角を形成させる第一傾斜面と、を有し、前記第二予圧片は前記ねじを挿設させるための第二挿設孔と、前記第二配設面に当接される第二押し付け面と、前記第二押し付け面と共に第二刃先角を形成させると共に前記第一傾斜面に当接される第二傾斜面と、を有する予圧ユニットと、前記第一予圧片または第二予圧片に設置され、前記第一ナットと前記第二ナットとの間の予圧値を測定するための予圧測定部材と、前記ねじのラジアルに沿って前記第一予圧片に伸縮可能に設置され、前記第一予圧片を押動しラジアルに沿って移動させることにより、アキシャル上における前記第一押し付け面と第二押し付け面との間の距離を改変させるための予圧調整部材と、を備える。
本発明によれば、次のような効果がある。
前記予圧測定部材により前記第一ナットと第二ナットとの間の予圧値が検出され、検出された予圧値と既定の予圧値とが異なる場合、前記予圧調整部材の作動を制御し、アキシャル上における前記第一予圧片及び前記第二予圧片の厚さを改変し、2つの予圧片の結合厚さの変化により2つのナットの間での受力を改変させる。これにより、予圧の即時測定及び調整を行って加工精度の維持及びボールガイドねじの耐用年数を延ばすという目的を達成させる。同時に、予圧調整に必要なコストを減らし、2つのナットの間に平行性の問題が生じないようにする。
特許文献1の一図面である。 特許文献2の一図面である。 本発明に係る予圧の即時測定と調整のためのボールねじを示す傾斜組み合わせ図である。 本発明に係る予圧の即時測定と調整のためのボールねじを示す一部分解図である。 本発明の傾斜分解図であって、予圧ユニットと予圧調整部材が分離した状態を示す。 本発明の傾斜分解図であって、予圧ユニットと予圧調整部材の他の視角が分離した状態を示す。 図2の5−5線に沿った断面図である。 図2の6−6線に沿った断面図である。 本発明に係る予圧の即時測定と調整のためのボールねじの実施例の作動を示す概略図である。 本発明に係る予圧の即時測定と調整のためのボールねじの実施例の作動を示す概略図である。 本発明に係る予圧の即時測定と調整のためのボールねじの実施例の作動を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例の断面図であって、予圧測定部材が第一予圧片に設置される状態を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
まず、図2乃至図7Aに示されるように、本発明の実施例に係る予圧の即時測定と調整のためのボールねじは、主にねじ20と、第一ナット30と、第二ナット40と、予圧ユニット50と、予圧測定部材60と、予圧調整部材70と、で構成される。各部材の説明は後述する。
前記ねじ20はアキシャルXに沿って延伸される。
前記第一ナット30は、複数の第一回転部材91を介して前記ねじ20に螺設され、且つ第一端面31と、前記アキシャルXに沿って前記第一端面31の反対面に位置する第一配設面32と、外面から凹設されると共に前記第一配設面32に隣接する第一キースロット33と、を含む。本実施例では、前記第一回転部材91はボールであるが、当然ながらローラーやニードルローラーでもよい。
前記第二ナット40は複数の第二回転部材92を介して前記ねじ20に螺設され、且つ前記第一配設面32に対向する第二配設面41と、前記アキシャルXに沿って前記第二配設面41の反対面に位置する第二端面42と、外面から凹設されると共に前記第二配設面41に隣接する第二キースロット43と、を含む。本実施例では、前記第二回転部材92はボールであるが、当然ながら、前記第一回転部材91に対応する形態のローラーやニードルローラーでもよい。
前記予圧ユニット50は前記第一ナット30と第二ナット40との間に設置され、且つ第一予圧片51及び第二予圧片52を備える。
前記第一予圧片51は前記ねじ20を挿設させるための第一挿設孔511と、前記第一配設面32に当接される第一押し付け面512と、前記第一押し付け面512と共に第一刃先角513を形成させる第一傾斜面514と、を有する。本実施例では、前記第一刃先角513は17度であるが、但しこれに限られず、前記第一刃先角513が5度乃至45度の間に設計されればよく、これにより応力の損耗を減らして前記予圧調整部材70に必要な推力値を減少させ、コストを抑制させる。
また、前記第一予圧片51は前記ねじ20のラジアルYに沿って凹設される収容溝515を更に有し、前記収容溝515は溝の底面515Aと前記溝の底面515Aの周縁に連接される溝の壁面515Bとにより画定されることにより形成され、前記第一押し付け面512と第一傾斜面514との連接箇所が接続線516となり、前記接続線516が前記溝の底面515Aに平行する。
前記第二予圧片52は前記ねじ20を挿設させるための第二挿設孔521と、前記第二配設面41に当接される第二押し付け面522と、前記第二押し付け面522と共に第二刃先角523を形成させると共に前記第一傾斜面514に当接される第二傾斜面524と、を有する。本実施例では、前記第二刃先角523は17度であるが、但しこれに限られず、前記第二刃先角523の設計上の制限及び効果は前記第一予圧片51の設計と同じである。
また、前記第二予圧片52は前記第二押し付け面522からアキシャルXに沿って凹設される配設溝525を更に有し、且つ前記配設溝525にはプレスプレート94が設置される。前記プレスプレート94の外面941と前記第二押し付け面522とは同じ平面であり、且つ前記第二ナット40の第二配設面41に相互に当接される。最後に、前記第二予圧片52と第二ナット40との間は2つのボルト95が挿着されることにより、両者が前記アキシャルX上で位置決めされて互いに分離しなくなり、同時に前記第二予圧片52が前記ねじ20のラジアルYに沿って移動しなくなる。
前記予圧測定部材60は前記第二予圧片52の配設溝525に内設され、前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値の測定に用いられる。本実施例では、前記予圧測定部材60は薄型力覚センサーであり、且つ前記プレスプレート94の内面942に押し付けられる検知エリア61を有し、これにより前記プレスプレート94により前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値が測定される。また、前記予圧測定部材60は信号及び電源の伝送に用いられる2本の導線62を更に有し、前記第二予圧片52の側辺からアキシャルXに沿って前記第一予圧片51を経て第一ナット30に至るまでの電気的接続が形成される。
前記予圧調整部材70は前記ねじ20のラジアルYに沿って前記第一予圧片51の収容溝515に伸縮可能に内設され、前記第一予圧片51を押動してラジアルYに沿って移動させ、アキシャルX上における前記第一押し付け面512及び前記第二押し付け面522の間の距離を改変させるために用いられる。本実施例では、前記予圧調整部材70は圧電アクチュエータであり、且つ固定キー80により前記収容溝515内に装設される。前記固定キー80は前記収容溝515に対応する位置限定部81、及び前記位置限定部81の両側にそれぞれ位置される固定部82、83を有し、2つの前記固定部82、83は前記第一ナット30の第一キースロット33及び第二ナット40の第二キースロット43にそれぞれ設けられる。
前記第一キースロット33内に位置される前記固定部82はねじ96により前記第一ナット30に固定され、前記第二キースロット43内に位置される前記固定部83は固定されない。当然ながら、前記第二キースロット43内に位置される固定部83が固定され、前記第一キースロット33内に位置される固定部82が固定されない形態でもよく、すなわち、2つの前記固定部82、83のうちの1つが固定されるのみでもよい。
また、前記予圧調整部材70は前記位置限定部81に当接される第一支持面71、及び前記ラジアルYに沿って前記第一支持面71の反対面に位置される第二支持面72を有し、前記第二支持面72は前記第一予圧片51の収容溝515の溝の底面515Aに当接される。前記第二支持面72は前記ねじ20のラジアルYに沿って前記第一支持面71に向けて近接または離間する。本実施例では、前記予圧調整部材70の第二支持面72と前記収容溝515の溝の底面515Aとの間にガスケット97が設置されることにより、前記予圧調整部材70が前記第一予圧片51を連動させて前記ねじ20のラジアルYに沿って移動させる移動量に対する装設上または製造上の公差の影響を克服させる。
最後に、前記予圧調整部材70は信号及び電源を伝送させるための2つのピン73を有し、且つ前記収容溝515から前記固定キー80が挿通されて外部に位置されることにより電気的接続が形成される。
以上は本発明の実施例の各主要部材の形態の説明であり、本発明の作動方式及び効果の説明は後述する。
続いて、図7A、図7B及び図8に示されるように、前記予圧測定部材60により前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値が検出される。検出された予圧値が既定の予圧値と同じである場合、前記予圧測定部材60が前記予圧値の検出を継続させる。
検出された予圧値が既定の予圧値未満の場合、前記予圧調整部材70が前記ラジアルYに沿って延伸されるように制御される。前記予圧調整部材70の第一支持面71が前記固定キー80により制限されるため、前記予圧調整部材70の第二支持面72が前記ラジアルYに沿って上方に移動するのみとなり、前記第一予圧片51が連動されて同期でラジアルYに沿って上方に移動する。
ラジアルYに沿って上方に移動する第一予圧片51はその第一傾斜面514が前記第二予圧片52の第二傾斜面524に相互に当接され、更に前記第二予圧片52がボルト95のアキシャルXにより前記第二ナット40に位置決めされる設計であるため、前記第二予圧片52がアキシャルXに沿って移動するのみとなり、アキシャルX上における前記第一予圧片51及び前記第二予圧片52の厚さが改変される。すなわち、アキシャルX上における前記第一予圧片51の第一押し付け面512と第二予圧片52の第二押し付け面522との間の距離が改変され、2つの予圧片の結合厚さが厚くなることにより2つのナットの間の受力が増加し、これにより前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値が向上する。
前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値が向上すると同時に、前記予圧測定部材60が前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値の検出を継続させる。検出された予圧値が既定の予圧値と同じである場合、前記予圧調整部材70が予圧調整動作を停止させる。
これにより、本発明は予圧の即時測定及び調整が可能となり、加工精度が維持され、ボールガイドねじの耐用年数が延びる。また、前記第一予圧片51及び第二予圧片52は傾斜面が当接されることにより、前記第一予圧片51の第一押し付け面512が前記第一ナット30の第一配設面32に全面的に当接され、前記第二予圧片52の第二押し付け面522が前記第二ナット40の第二配設面41に全面的に当接され、アキシャルXに沿って前記第一ナット30及び第二ナット40が移動する際の受力が平均化し、予圧調整に必要なコストが減少し、2つのナットの間に平行性の問題が生じなくなる。
ちなみに、前記予圧調整部材70として圧電アクチュエータが採用されるため、圧電アクチュエータのコストも推力が増加するに連れて増加する。
本発明は前記圧電アクチュエータに前記予圧ユニット550が組み合わせられ、前記予圧ユニット50の第一予圧片51及び第二予圧片52は傾斜面が相互に接触するように当接され、且つ前記第一予圧片51及び第二予圧片52の刃先角が5度乃至45度の間に限定されているため、前記予圧ユニット50が省力な構造設計となり、前記圧電アクチュエータが前記第一予圧片51をラジアルYに沿って移動するように押動するために必要な推力及び第二予圧片52をアキシャルXに沿って移動するように押動するために必要な推力が小さくなり、コストが効果的に抑制される。
さらに、図9に本発明の他の好適な実施例を図示し、前述の実施例との差異について後述する。
前記予圧測定部材60は前記第一予圧片51に内設されると共に前記第一ナット30の第一配設面32に密着し、前記第一ナット30と第二ナット40との間の予圧値の測定に用いられる。本実施例では、前記予圧測定部材60及び前記予圧調整部材70が共に前記第一予圧片51に内設されることにより、前記予圧測定部材60の装設完了後、同じ予圧片に前記予圧調整部材70が即時装設され、装設にかかる時間が節約される。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
111 ナット
112 ナット
113 スペーサーリング
114 予圧調整台
115 予圧バネ
116 圧電アクチュエータベアリング
117 圧電アクチュエータ
118 動力計
119 ねじ
131 予圧片
132 予圧片
131A 傾斜面
132A 傾斜面
133 ナット
134 ナット
20 ねじ
X アキシャル
Y ラジアル
30 第一ナット
31 第一端面
32 第一配設面
33 第一キースロット
40 第二ナット
41 第二配設面
42 第二端面
43 第二キースロット
50 予圧ユニット
51 第一予圧片
511 第一挿設孔
512 第一押し付け面
513 第一刃先角
514 第一傾斜面
515 収容溝
515A 溝の底面
515B 溝の壁面
516 接続線
52 第二予圧片
521 第二挿設孔
522 第二押し付け面
523 第二刃先角
524 第二傾斜面
525 配設溝
60 予圧測定部材
61 検知エリア
62 導線
70 予圧調整部材
71 第一支持面
72 第二支持面
73 ピン
80 固定キー
81 位置限定部
82 固定部
83 固定部
91 第一ボール
92 第二ボール
91 プレスプレート
941 外面
942 内面
95 ボルト
96 ねじ
97 ガスケット

Claims (5)

  1. アキシャルに沿って延伸されるねじと、
    複数の第一回転部材を介して前記ねじに螺設され、且つ前記アキシャルに沿った第一配設面を含む第一ナットと、
    複数の第二回転部材を介して前記ねじに螺設され、且つ前記第一配設面に対向する第二配設面を含む第二ナットと、
    前記第一ナットと前記第二ナットとの間に設置され、且つ第一予圧片及び第二予圧片を含み、前記第一予圧片は前記ねじを挿設させるための第一挿設孔と、前記第一配設面に当接される第一押し付け面と、前記第一押し付け面と共に第一刃先角を形成させる第一傾斜面と、を有し、前記第二予圧片は前記ねじを挿設させるための第二挿設孔と、前記第二配設面に当接される第二押し付け面と、前記第二押し付け面と共に第二刃先角を形成させると共に前記第一傾斜面に当接される第二傾斜面と、を有する予圧ユニットと、
    前記第一予圧片または第二予圧片に設置され、前記第一ナットと前記第二ナットとの間の予圧値を測定するための予圧測定部材と、
    前記ねじのラジアルに沿って前記第一予圧片に伸縮可能に設置され、前記第一予圧片を押動しラジアルに沿って移動させることにより、アキシャル上における前記第一押し付け面と第二押し付け面との間の距離を改変させるための予圧調整部材と、を備えることを特徴とする、
    予圧の即時測定と調整のためのボールねじ。
  2. 固定キーを更に備え、前記第一予圧片は収容溝を更に含み、前記固定キーは前記収容溝に対応する位置限定部、及び前記第一ナットまたは第二ナットに固設される固定部を有し、前記予圧調整部材は前記収容溝に内設されると共に前記位置限定部に当接される第一支持面、及び前記ラジアルに沿って前記第一支持面の反対面に位置すると共に前記収容溝の底面に当接される第二支持面を有し、前記第二支持面は前記ねじのラジアルに沿って前記第一支持面に向けて近接または離間することを特徴とする請求項1に記載の予圧の即時測定と調整のためのボールねじ。
  3. 前記第一ナットは第一キースロットを更に含み、前記第二ナットは第二キースロットを更に含み、前記固定キーの固定部は2つあり、2つの前記固定部は前記第一キースロット及び第二キースロットにそれぞれ対応するように設けられることを特徴とする請求項2に記載の予圧の即時測定と調整のためのボールねじ。
  4. 前記第一予圧片の収容溝は溝の底面と前記溝の底面の周縁に連接される溝の壁面とにより画定されることにより形成され、前記第一予圧片の第一押し付け面と第一傾斜面との連接箇所は接続線であり、前記接続線は前記溝の底面に平行することを特徴とする請求項2に記載の予圧の即時測定と調整のためのボールねじ。
  5. 前記予圧測定部材は薄型力覚センサーであり、前記予圧調整部材は圧電アクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載の予圧の即時測定と調整のためのボールねじ。
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