JP2021124157A - 制動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制動により発生した熱に対しセンサを的確に保護することができる車両制動装置を提供すること。【解決手段】車輪と共に回転する環状のロータ2を有し、ロータ2にパッド31を押し付けて車両の制動を行う制動装置1であって、ロータ2の内側に設けられる車輪速センサ4と、ロータ2と車輪速センサ4との間に設けられロータ2から発せられる熱Hを遮蔽する遮熱板5とを備え、遮熱板5は車輪速センサ4の側方を覆い下方へ延びて車輪速センサ4の下方を覆うように設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制動装置に関する。
従来、車両の制動装置として、例えば、特開2018−084247号公報に記載されるように、車輪速センサを備えた制動装置が知られている。この制動装置は、車輪に制動力を付与する際に発熱する発熱部と車輪速センサの間に遮熱部材を配置し、発熱部から発する輻射熱から車輪速センサを保護しようとするものである。
特開2018−084247号公報
このような制動装置において、発熱部と車輪速センサの間に遮熱部材を配置した場合であっても、車輪速センサを十分に保護できないおそれがある。例えば、発熱部がロータであって、車輪速センサがロータに囲まれる位置に設置されている場合、制動装置内に籠った熱を車輪速センサが受けることとなり、車輪速センサを十分に保護できないおそれがある。
そこで、本発明は、制動により発生した熱に対しセンサを的確に保護することができる制動装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る制動装置は、車輪と共に回転する環状のロータを有し、ロータにパッドを押し付けて車両の制動を行う制動装置において、ロータの内側に設けられる車輪速センサと、ロータと車輪速センサとの間に設けられロータから発せられる熱を遮蔽する遮熱板とを備え、遮熱板は、車輪速センサの側方を覆い下方へ延びて車輪速センサの下方を覆うように設けられている。この制動装置によれば、遮熱板が車輪速センサの側方及び下方を覆うように設けられている。このため、車輪速センサの下方に位置するロータの部分から発せられる熱の影響を抑制することができる。従って、制動により発生した熱から車輪速センサを的確に保護することができる。
また、本発明に係る制動装置において、遮熱板は、車輪速センサの下方を覆い、ロータの回転中心側へ湾曲して形成され回転中心を越える位置まで延びていてもよい。この場合、遮熱板が、車輪速センサの下方を覆って長く成形されるため、ロータの下部から発せられる熱が上方にある車輪速センサへ伝わりにくくなる。従って、制動により発する熱から車輪速センサをより的確に保護することができる。
本発明によれば、制動により発生した熱に対しセンサを的確に保護することができる。
本発明の実施形態に係る制動装置の構成を示す概要図である。 図1の制動装置におけるII-IIの断面図である。 比較例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る制動装置の概要を示す図である。図2は、図1のII-IIにおける制動装置の鉛直方向の断面図である。図1及び図2において、Xは車両の前方向を示し、Yは車両の車幅方向を示し、Zは車両の上方向(高さ方向)を示している。
図1に示すように、制動装置1は、車両の制動を行う装置であって、車両の車輪の近傍に設けられている。制動装置1は、ロータ2、キャリパ3、車輪速センサ4及び遮熱板5を備えている。ロータ2は、環状の部材であり、車軸6に対し回転可能に取り付けられている。ロータ2は、車両の車輪と一体に形成され、車輪と共に回転する。ロータ2は、ロータ部21及びハウジング部22を有している。ロータ部21は、リング状の板部材であって、パッド31に当接される部位である。ハウジング部22は、ロータ2を取り付けるための部材であり、ロータ部21に内側に設けられている。つまり、ハウジング部22は、ロータ部21の中心側に形成されている。
キャリパ3は、ロータ2の回転を低減又は停止させて制動力を与える機器であり、ロータ2の外周部分に取り付けられている。キャリパ3は、パッド31を有しており、ピストンなどの作動によりパッド31をロータ2に押し付けて制動を行う。車輪速センサ4は、車輪の回転速度を検出するセンサであり、ABS(Anti-lock Brake System)センサとも称される。車輪速センサ4は、ロータ2の内側に設けられている。
図2に示すように、車輪速センサ4は、ロータ部21の内側(中心側)に設けられ、車輪の回転状態を検出する。例えば、車輪速センサ4は、ナックル7に取り付けられ、ダストカバー8を貫通してロータ部21の内側へ配置される。ダストカバー8は、ロータ2を覆うカバーであり、外部から土砂や塵などの進入を防いでいる。
図1に示すように、車輪速センサ4とロータ2の間には、遮熱板5が設けられている。遮熱板5は、ロータ2から発せられる熱を遮蔽する部材である。例えば、遮熱板5は、ダストカバー8に取り付けられ、車輪速センサ4の側方及び下方を覆うように設けられている。遮熱板5は、ロータ部21の内周面に対面するように設けられている。具体的には、遮熱板5は、車輪速センサ4の側方を覆い、下方へ延びて車輪速センサ4の下方を覆っている。遮熱板5は、車輪速センサ4の上方を覆わないように形成されていてもよい。つまり、遮熱板5は、車輪速センサ4の上方領域の全体を覆わないように形成されていてもよい。この場合、車輪速センサ4の周囲の熱を上方へ逃がすことができ、車輪速センサ4の周囲に熱が籠ることを抑制することができる。
また、遮熱板5は、車輪速センサ4の下方でロータ2の回転中心C側へ湾曲して形成され、回転中心Cを越える位置まで延びている。つまり、遮熱板5は、ロータ2の回転中心C側へ湾曲し、回転中心Cを通る鉛直線Vを越える位置まで延びている。図1では、車輪速センサ4が回転中心Cより車両の後方側に設けられているため、遮熱板5の下端は、車輪速センサ4の下方を覆って前方へ延び、回転中心Cより前方側へ延びている。このように遮熱板5が設けられることにより、ロータ2から発せられる熱を遮蔽して、車輪速センサ4を的確に保護することができる。
次に、本実施形態に係る制動装置1の遮熱機能について説明する。
図1において、車両のブレーキ操作が行われることにより、制動装置1が作動する。すなわち、パッド31がロータ2に押し付けられ、摩擦力によってロータ2を通じて車輪の回転が減速される。
このとき、ロータ2のロータ部21に熱が発生する。この熱は、輻射熱としてロータ部21から放射される。車輪速センサ4はロータ部21に内側近傍の位置に配置されているが、ロータ部21と車輪速センサ4との間には、遮熱板5が形成されている。このため、車輪速センサ4が輻射熱を直接受けることが抑制される。従って、車輪速センサ4が輻射熱の影響を受けることが低減することができる。
なお、ロータ部21は、その各箇所から輻射熱が発せられる。このため、車輪速センサ4は、最短に位置するロータ部21の部分の輻射熱を遮熱板5により遮断したとしても、それ以外の部分から発せられる輻射熱を受けることとなる。例えば、車輪速センサ4の上方に位置する部分などから発せられる輻射熱を受ける。しかしながら、車輪速センサ4までの距離が長くなるため、その熱の影響は小さなものとなる。
また、ロータ部21が高温となることにより、空気を介して対流による熱Hがロータ部21から発せられる。熱Hは、ロータ部21から上方へ伝わっていく。このとき、車輪速センサ4の下方及び側方を遮熱板5が覆っているため、熱Hが車輪速センサ4に伝わることが抑制される。すなわち、遮熱板5の下方で発せられる熱Hは、遮熱板5とロータ2の間を通って上方へ伝わっていく。このため、車輪速センサ4に対する熱Hの影響は小さなものとなる。
また、遮熱板5は、車輪速センサ4の下方を覆い、ロータ2の回転中心C側へ湾曲して形成され、回転中心Cを越える位置まで延びている。このため、ロータ部21から発せられる熱Hが遮熱板5の内側(中心側)に回り込むことが抑えられる。従って、熱Hが車輪速センサ4へ伝わることを抑制することができる。これにより、制動により発する熱から車輪速センサ4をより的確に保護することができる。
ここで、図3に比較例となる制動装置を示す。図3に示すように、遮熱板5が車輪速センサ4の下方を覆っていない場合、車輪速センサ4の下方で発せられる熱Hが上昇して、車輪速センサ4へ伝わってしまう。このため、このような構造の遮熱板5では、車輪速センサ4を熱Hから十分に保護することが難しい。これに対し、本実施形態に係る制動装置1では、遮熱板5が車輪速センサ4の側方及び下方を覆うように設けられているため、熱Hが車輪速センサ4へ伝わりにくく、熱Hから車輪速センサ4を的確に保護できるのである。
以上の説明したように、本実施形態に係る制動装置1によれば、遮熱板5が、ロータ2と車輪速センサ4との間に設けられ、車輪速センサ4の側方を覆い下方へ延びて車輪速センサ4の下方を覆うように設けられている。このため、車輪速センサ4の下方に位置するロータ2の部分から発せられる熱Hの影響を抑制することができる。従って、制動により発生した熱Hに対し車輪速センサを的確に保護することができる。
また、本実施形態に係る制動装置1において、遮熱板5が、車輪速センサ4の下方を覆い、ロータ2の回転中心C側へ湾曲して形成され回転中心Cを越える位置まで延びていることにより、ロータ2の下部から発せられる熱Hが上方にある車輪速センサ4へ伝わりにくくなる。従って、制動により発する熱Hから車輪速センサ4をより的確に保護することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明に係る制動装置の一実施形態を説明したものであり、本発明に係る制動装置は上記実施形態に記載されたものに限定されない。本発明に係る制動装置は、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で上記実施形態に係る制動装置を変形し、又は他のものに適用したものなどであってもよい。
例えば、上述した実施形態においては、遮熱板5が、車輪速センサ4の下方を覆いロータ2の回転中心C側へ湾曲して形成され回転中心Cを越える位置まで延びている場合について説明したが、遮熱板5は、車輪速センサ4の側方及び下方を覆っていれば、回転中心Cを越える位置まで延びていなくてもよい。また、上述した実施形態においては、遮熱板5が円弧状に湾曲して形成される場合について説明したが、複数の直線状の部分を連結して湾曲していてもよい。
1…制動装置、2…ロータ、3…キャリパ、4…車輪速センサ、5…遮熱板、6…車軸、7…ナックル、8…ダストカバー、21…ロータ部、22…ハウジング部、31…パッド、C…回転中心、H…熱、V…鉛直線。

Claims (2)

  1. 車輪と共に回転する環状のロータを有し、前記ロータにパッドを押し付けて車両の制動を行う制動装置において、
    前記ロータの内側に設けられる車輪速センサと、
    前記ロータと前記車輪速センサとの間に設けられ、前記ロータから発せられる熱を遮蔽する遮熱板と、を備え、
    前記遮熱板は、前記車輪速センサの側方を覆い下方へ延びて前記車輪速センサの下方を覆うように設けられている、
    制動装置。
  2. 前記遮熱板は、前記車輪速センサの下方を覆い、前記ロータの回転中心側へ湾曲して形成され前記回転中心を越える位置まで延びている、
    請求項1に記載の制動装置。
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