JP2021124087A - 排ガス浄化システム - Google Patents

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Teppei Ohori
鉄平 大堀
謙治 藤井
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Abstract

【課題】LNTを備える排ガス浄化システムにおいて、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる排ガス浄化システムの提供。【解決手段】内燃機関1の排気路9に設けられ、排ガスの空燃比が所定の範囲でNOxを吸蔵し、所定の範囲未満で吸蔵NOxをNH3を含むガスに還元して排出するLNT31と、LNT31に導入される排ガスに燃料を供給して吸蔵NOxを還元するリッチスパイクを行う燃料噴射装置23と、燃料噴射装置23を制御するECU29と、排気路9のLNT31より下流で、かつNH3を吸着又は排出する他の装置より上流に設けられ、LNT31から排出されたNH3を検出するNH3センサ43を備え、ECU29は、NH3センサ43が検出したNH3検出値が予め定められた所定の値に達した場合にリッチスパイクを終了する排ガス浄化システム3。【選択図】図1

Description

本開示は、排ガス浄化システムに関する。
内燃機関では燃焼で発生した排ガス中のNOxを無害化するためにリーンNOxトラップ(Lean NOx Trap、LNT)と呼ばれるNOx吸蔵還元触媒を含む装置を排気路に設ける場合がある。LNTは空燃比が所定範囲内では排ガス中のNOxを吸蔵し、所定範囲未満では吸蔵したNOxをNを含むガスに還元する。そのため、内燃機関の通常運転時にNOxをLNTに吸蔵させ、排ガスに燃料を供給する等して吸蔵後に空燃比を下げることで、吸蔵したNOxを還元させる。
LNTが吸蔵したNOxを還元する制御はリッチスパイクと呼ばれるが、この際にNH3も排出されるため、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了する必要がある。
リッチスパイクを終了する条件としては、排気路の上流と下流に設けたλセンサの検出値の差がNH3の排出開始後に変動する、ラムダクロッシングと呼ばれる現象を利用する場合がある(特許文献1)。
国際公開2011/042956号
しかしながら特許文献1の方法は、H2をλセンサが検出する性質を利用した方法だが、H2はNH3より遅れてLNTから排出を開始するため、検出時に既にNH3が排出されている。そのため終了条件として遅すぎる場合があった。またNH3とH2の排出量の経時変化は相関が弱いため、λクロッシングを検出してもNH3の排出量が分からないという問題もあった。
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、リーンNOxトラップを備える排ガス浄化システムにおいて、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる排ガス浄化システムの提供を目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の一態様は、内燃機関の排ガスの排気路に設けられ、前記排ガスの空燃比が所定の範囲では前記排ガス中のNOxを吸蔵し、前記所定の範囲未満では吸蔵NOxをNH3及びN2を含むガスに還元して排出するNOx吸蔵還元触媒を含むLNTと、前記LNTに導入される前記排ガスに燃料を供給して前記空燃比を下げ、前記吸蔵NOxを還元するリッチスパイクを行う供給部と、前記供給部を制御する制御部を備える排ガス浄化システムであって、前記排気路の前記LNTより下流で、かつNH3を吸着又は排出する他の装置より上流に設けられ、前記LNTから排出された前記排ガス中のNH3を検出するNH3センサを備え、前記制御部は、前記NH3センサが検出したNH3検出値が予め定められた所定の値に達した場合に前記リッチスパイクを終了することを特徴とする。
本開示によれば、リーンNOxトラップを備える排ガス浄化システムにおいて、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる排ガス浄化システムを提供できる。
本開示の第1の実施形態に係る排ガス浄化システムを備える内燃機関の概略構成を示す図である。 LNTの温度と吸蔵可能なNOx量の関係を示す図である。 リッチスパイク時にLNTから排出されるNH3及びH2の検出値の経時変化を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る排ガス浄化システムを用いた排ガス浄化方法の手順を示すフロー図である。 本開示の第2の実施形態に係る排ガス浄化システムを備える内燃機関の概略構成を示す図である。 SCR(Selective Catalytic Reduction)の温度とSCRが吸着可能なNH3量の関係を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る排ガス浄化システムを用いた排ガス浄化方法の手順を示すフロー図である。 本開示の第3の実施形態に係る排ガス浄化システムを備える内燃機関の概略構成を示す図である。
以下、図面に基づき本開示の実施形態を詳細に説明する。
まず図1を参照して本開示の第1の実施形態に係る排ガス浄化システム3を備える内燃機関1の概略構成を説明する。図1では内燃機関1としてディーゼルエンジンを例示する。
図1に示すように内燃機関1は気筒10、ピストン13、クランク15、コンロッド17、燃料噴射装置23、吸気弁18、排気弁21、吸気路7、排気路9、ECU(Electronic Control Unit)29、及び排ガス浄化システム3を備える。
この構成では図1に示すように円筒状の気筒10内に円柱状のピストン13が上下動可能に配置され、コンロッド17を介してピストン13とクランク15が連結される。ピストン13と、気筒10の上端部であるシリンダヘッドの間の空間は燃焼室20と呼ばれる。内燃機関1は気筒10に接続された吸気路7から燃焼室20に導入された空気を、ピストン13で燃料の発火点以上に圧縮加熱し、燃料噴射装置23から燃料を噴射して燃料を自己発火させピストン13を押し出すことで機械仕事を得る。燃焼後の排ガスは、気筒10に接続された排気路9に排出され、排気路9の終端に設けられた消音機37から外部に排出される。気筒10と吸気路7の接続部には吸気弁18が設けられ、燃焼室20に吸気の必要がある場合に開弁する。同様に気筒10と排気路9の接続部には排気弁21が設けられ、燃焼室20内のガスを排気する必要がある場合に開弁する。内燃機関1はターボチャージャ11も備えており、排気路9に設けたタービンを排気圧で回転させ、その動力を吸気路7に設けたコンプレッサに伝えることで、吸気を過給する。
ECU29は内燃機関1の駆動を制御する制御部であり、ここでは燃料噴射装置23と電気的に接続されて、燃料の噴射タイミングや噴射量等を制御するコンピュータである。
排ガス浄化システム3は排ガス中のNOxを浄化する装置である。図1に示すように排ガス浄化システム3は、LNT31、DPF(Diesel Particulate Filter)33、燃料噴射装置23、NH3センサ43、NOxセンサ47、λセンサ41、LNTサーミスタ39、及びECU29を備える。
LNT31は、排ガスの空燃比が所定の範囲では排ガス中のNOxを吸蔵し、所定の範囲未満では吸蔵NOxを、NH3及びN2を含むガスに還元して排出するNOx吸蔵還元触媒を含む装置であり、排気路9において燃料噴射装置23の下流に設けられる。
空燃比が所定の範囲とは、排ガス中の燃料比率が理論空燃比での燃料比率以下のリーンと呼ばれる範囲である。所定の範囲未満とは、排ガス中の燃料比率が理論空燃比での燃料比率を超えるリッチと呼ばれる範囲である。空燃比は空気質量を燃料質量で割った値である。
NOx吸蔵還元触媒は空燃比に応じて排ガス中のNOxを吸蔵・還元できる材料を適宜選択する。具体的な材料としては、カリウムのようなアルカリ金属の酸化物、あるいはバリウムのようなアルカリ土類金属の酸化物が挙げられる。これらの材料は、NOxと反応して硝酸塩となることで、NOxを吸蔵し、燃料中の水素と反応することで吸蔵したNOxをアンモニアに還元して排出して酸化物に戻るためである。例えば酸化バリウム(BaO)の場合、NOxを吸蔵すると硝酸バリウム(Ba(NO32)となる。
LNT31は酸素吸蔵材(Oxygen Storage Capacity、OSC)も含むのが好ましい。酸素吸蔵材とは、酸化雰囲気下で酸素を吸蔵し、還元雰囲気下で酸素を放出する材料である。OSCはNOx吸蔵触媒がNOxを吸蔵するリーン雰囲気下で酸素を吸蔵し、NOxを放出するリッチ雰囲気下で酸素を放出する。そのため、LNT31がOSCを含有することで、NOxの還元でアンモニアが生成した際に、放出した酸素がアンモニアをN2とH2Oに分解する。そのため、NOxの浄化性能を向上させられる。
OSCとしてはセリウムの酸化物が挙げられる。セリウムは雰囲気によって価数が変わる元素であり、その酸化物が酸化雰囲気下でCe24に、還元雰囲気下でCe23になるため、雰囲気の変化で酸素の吸蔵・放出作用を備えるためである。あるいはジルコニウムの酸化物やセリウムとジルコニウムの複合酸化物も挙げられる。
NOx吸蔵還元触媒とOSCは、適当な担体に担持させればよい。あるいは一方の材料を担体として他方を担持させてもよい。
DPF33は排ガス中の微粒子を物理的に捕集して除去するフィルタであり、図1ではLNT31の直下に設けられる。DPF33は微粒子を捕集しつつ、排ガスを通過させるコージェライト(2MgO・2Al23・5SiO)、SiC、チタン酸アルミニウムのようなセラミックスの多孔質材で形成される。
燃料噴射装置23は内燃機関1の気筒10内で燃焼する燃料を供給する装置であるが、排ガス浄化システム3においては、LNT31のリッチスパイク時にLNT31に燃料を供給する供給部でもある。
リッチスパイクとはLNT31に導入される排ガスに燃料を供給して空燃比を下げることで、LNT31が吸蔵したNOxをNH3やN2に還元させてLNT31から排出させる制御を意味する。
リッチスパイクを行うことで、LNT31が吸蔵したNOxを還元して浄化できる。また、排出したNH3量に対応した量のNOxをLNT31が吸蔵可能となるため、LNT31のNOx吸蔵可能量を回復させられる。
燃料噴射装置23はLNT31に導入される排ガスの空燃比を下げることができれば、構造は適宜選択できる。内燃機関1の気筒10内で燃焼する燃料を供給する装置の場合、公知のコモンレール式噴射ポンプを用いて、気筒10内での燃焼後の燃料噴射であるポスト噴射等で排ガス中に燃料を供給すればよい。また、気筒10に燃料を供給する噴射ポンプとは別に、排気路9のLNT31の上流に設けた排気管内噴射装置を設けて供給部としてもよい。
NH3センサ43はLNT31から排出された排ガス中のNH3を検出するセンサである。
NH3センサ43は、リッチスパイクの終了条件の判定に用いられる。NH3センサ43がNH3を検出した時刻と検出値の経時変化は、LNT31がNH3の排出を開始した時刻及び経時変化に対応する。そのため、NH3センサ43のNH3検出値からリッチスパイク終了判定に必要なLNT31のNH3の排出量とその経時変化を求めることができる。
NH3センサ43は排気路9のLNT31より下流で、かつNH3を吸着又は排出する他の装置より上流に設けられる。図1ではDPF33の下流に設けられる。NH3を吸着又は排出する他の装置としては、SCR、あるいはSCRにNH3の原料である尿素を供給する装置、アンモニアスリップ触媒を含む装置、もしくはLNTが多段の場合、下段のLNT等が挙げられる。これらの装置よりも下流にNH3センサ43を設けると、これらの装置が吸着又は排出したNH3でNH3センサ43の検出値が変化するため、LNT31から排出された排ガス中のNH3を正確に検出できないためである。ここでいうSCRとは、NOxをNH3が選択的に還元する反応を促進する選択還元触媒を含む装置を意味する。
NH3センサ43はLNT31が排出したNH3を検出できる構造であれば、公知のセンサを適宜選択できる。検出方式も接触燃焼式、電気化学式のいずれでもよい。また、NH3の検出値としては、排出値を定量して検出値としてもよいし、排ガス中のNH3濃度を検出値としてもよい。
NOxセンサ47は、LNT31から排出されたNOxを求める際に用いられるセンサである。NOxセンサ47を設けることで、LNT31が排ガス中のNOxを浄化しきれずに下流に排出した場合に、これを検知できる。
NOxセンサ47は、LNT31の下流で、かつNOxを吸蔵、分解する他の装置よりも上流に設けられる。ここでいうNOxを吸蔵、分解する他の装置とは、SCR、SCRにNH3を供給する装置、あるいはLNTが多段の場合、下段のLNTが挙げられる。理由はNH3センサ43の設置位置と同様に、これらの装置が吸蔵、分解したNOxの影響をNOxセンサ47が受けないようにするためである。
NOxセンサ47は、NOxを検出できる構造であれば、公知のセンサを適宜選択できる。具体的には固体電解質を用いた構造が例示できる。また、NOx量を求める方法としては、排出量を定量してもよいし、排ガス中の濃度から求めてもよい。
なお公知のNOxセンサはNH3にも感度を持つ。そのため、内燃機関1の排ガスのように、NOxとNH3の両方を含むガス中のNOxをNOxセンサ47で検出する場合、NH3によってNOxセンサ47のNOx検出値が実際の値から誤差を生じる場合がある。
一方で排ガス浄化システム3はNOxセンサ47の検出対象であるLNT31の下流の排ガスが、NH3センサ43の検出対象でもある。そのため、NH3センサ43のNH3検出値を基にNOxセンサ47の検出値の誤差を補正して実際の値を得ることができる。
具体的には図1に示すように、NOxセンサ47のNOx検出値が実際の値から誤差を生じる際のNH3センサ43のNH3検出値と誤差の関係を示す誤差関係情報29aをECU29が備えているのが好ましい。この構成ではNH3センサ43が検出したNH3検出値を基に誤差関係情報29aを参照してECU29がNOxセンサ47の検出値の誤差を補正して実際の値を得る。NH3センサ43の検出値を基にNOxセンサ47の検出値を補正することで、NOxセンサ47がNH3に反応して誤差を生じる場合でも正しいNOx検出値が得られる。
このように、排ガス浄化システム3のNH3センサ43は、NH3の検出だけでなく、NOxセンサ47の検出値の補正にも用いられる。
よって、NOxセンサ47によるNOxの検出精度をより高くでき、リッチスパイク開始のタイミングの判定等に寄与する。
λセンサ41はLNT31に導入される排ガス中の空燃比を実測するセンサであり、排気路9において、燃料噴射装置23よりも下流で、かつLNT31よりも上流に設けられる。
リッチスパイクの際は空燃比が内燃機関1の通常運転時よりも低くなるように燃料噴射量等の内燃機関1の燃焼条件を調整するが、λセンサ41で排ガスの組成を実測することで、実際に意図した通りの空燃比が得られているのかを確認できる。
λセンサ41は空燃比を検出できる構成のものであれば、公知のO2センサを用いればよい。
LNTサーミスタ39はLNT31に導入される排ガスの温度を測定する温度センサであり、燃料噴射装置23よりも下流で、かつLNT31よりも上流に設けられる。リッチスパイクの際には、空燃比をリッチにするだけでなく、LNT31の温度が、吸蔵NOxをNH3に還元する反応が進行する温度以上である必要がある。そのため、LNT31に導入される排ガスの温度をLNTサーミスタ39で実測することで、LNT31の温度が還元反応の進行に必要な温度条件を満たすか否かを正確に検出できる。よって還元反応が進まない温度で空燃比をリッチにしてしまう無駄な処理が生じるのを防止できる。
LNTサーミスタ39は、排ガスの組成、温度で容易に劣化せずに排ガスの温度検出が可能な構造であれば、公知のものを利用できる。
LNTサーミスタ39はLNT31のNOx吸蔵可能量、つまりLNT31が吸蔵可能なNOx量を算出する場合にも用いられる。LNT31が吸蔵可能なNOx量には上限があるが、この上限は温度に依存する。その依存性はLNT31を構成する材料や触媒の量にもよるが、おおむね図2に示すように、吸蔵可能な下限温度Tminから所定の温度T1までは吸蔵可能なNOx量が温度と共に増加する。吸蔵可能なNOx量はT1で最大値A1となり、以降は温度の上昇と共に低下し、吸蔵可能な上限温度Tmax以上ではNOxを吸蔵しなくなる。よってLNTサーミスタ39でLNT31の温度を測定することで、LNT31が吸蔵可能なNOx量を把握することができる。これにより、LNT31が吸蔵しているNOx量と吸蔵可能なNOx量の上限から、現在の温度でLNT31が吸蔵できるNOx量の余裕がどの程度かを把握でき、余裕がなくなる前にリッチスパイクを開始できる。
ECU29は排ガス浄化システム3を構成する装置やセンサを制御する制御部であり、NH3センサ43、NOxセンサ47、λセンサ41、及びLNTサーミスタ39に電気的に接続され、これらの検出値を示す信号が入力される。
ECU29は燃料噴射装置23にも接続され、燃料噴射装置23の動作状況を示す信号が入力され、かつ燃料噴射装置23の動作の指令となる信号を出力する。
排ガス浄化システム3のECU29は、特にNH3センサ43の検出値に基づきリッチスパイクの終了判定を行う。
より具体的には、NH3センサ43が検出したNH3検出値が予め定められた所定の値に達した場合にリッチスパイクを終了し、燃料噴射装置23を調整して空燃比をリッチスパイク開始前に戻す。
このように、NH3の実測値に基づきリッチスパイク終了判定を行うことで、λクロッシングのように、H2の排出時点をもとにリッチスパイク終了判定を行う場合と比べて、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる。この点についてより具体的に説明する。
ある空燃比でリッチスパイクを行う場合、LNT31から排出されるNH3量(又は排ガス中のNH3濃度)と時間の関係、ここではNH3センサ43のNH3検出値と時間の関係は図3の曲線L1に示す関係となる。まず開始時刻t1から所定の期間経過後の時刻t2まではNH3は排出されない。この時点では吸蔵したNOxがNH3に還元されても、OSCが放出した酸素でN2とH2Oに分解されるためである。
OSCが酸素を放出し尽くした時刻t2以降はNH3を分解する酸素が枯渇するため、NH3がLNT31から排出され始め、排出量及び濃度は時刻t3まで時間と共に上昇する。時刻t3を過ぎるとNH3排出量及び濃度は減少に転じ、時刻t4で0になる。
一方で、λクロッシングでNH3の排出を検出する場合はLNT31から排出されたH2をLNT31の下流に設けたλセンサで検出して、その検出開始時刻をNH3の排出開始時刻とする。この原理について説明する。リッチスパイクは以下の式(1)で示す水性ガスシフト反応と呼ばれる反応が矢印で示す順方向に進む条件で行われる。
CO+H2O→H2+CO2 ・・・(1)
排ガスはCOとH2Oを含むため、リッチスパイクを開始した時刻t1からH2は生成されるが、LNT31中のOSCから放出された酸素がH2と反応してH2Oを生成する。そのためH2が酸素と反応しなくなるのは、OSCが酸素を放出し尽くす時刻t2以後である。そのため、λクロッシングではH2を検出した時刻をOSCが酸素を放出し尽くした時刻、つまりNH3の排出開始時刻とみなす。
しかしながらリッチスパイク時に生成したH2は、NOxを吸蔵した硝酸塩を還元してNH3を生成する反応も生じさせる。硝酸塩が硝酸バリウムの場合、この反応は以下の式(2)で表せる。
8H2+Ba(NO32→2NH3+BaO+5H2О ・・・(2)
そのため実際には、リッチスパイクで生成したH2は時刻t2では硝酸塩の還元で消費されているため、OSCが酸素を放出し尽くしていたとしてもLNT31の外部には未だ排出されていない。H2がLNT31の外部に排出されるのは、硝酸塩が還元され尽した時刻t2´以降であり、H2の排出量及び濃度の経時変化は図3の曲線L2に示す概形となる。L2においてt2´はt2よりも後であるため、t2´をリッチスパイク終了時刻とすると、過剰なNH3が排出された時点をリッチスパイク終了とする恐れがある。
よって、図3の曲線L2で示すようにH2の排出を実測するよりも、曲線L1で示すようにNH3を実測する方がNH3の排出開始時刻t2を正確に求められる。
よって排ガス浄化システム3のようにLNT31から排出されたNH3の実測値をもとにリッチスパイクの終了判定を行う方が、λクロッシングよりも正確であり、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる。
また、リッチスパイク開始から、ある時刻までのNH3の排出量は曲線L1を関数とした場合の積分値である。例えば時刻t1〜t4までのNH3の排出量は図3の面積S1である。
一方で曲線L2はリッチスパイク開始からある時刻までのNH3の排出量を反映していないので、L2から排出量を直接求められない。
このようにLNT31から排出されたNH3の実測値をもとにリッチスパイクの終了判定を行うほうが、λクロッシングよりもH2の排出量も正確に求められるため、過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる点で益々有利である。
さらに、NH3センサ43はλセンサよりも安価であるため、NH3センサ43を用いることで、λクロッシングの検出用のλセンサが不要になり、排ガス浄化システムのコスト低減にも寄与する。
第1の実施形態において「予め定められた所定の値に達した場合」とは、「予め定められた所定の値まで上昇した場合」を意味する。この点について具体的に説明する。
第1の実施形態では図3に示すNH3の検出値が予め定められた所定の値まで上昇した場合、つまり時刻t2〜t3までの間でECU29がリッチスパイクを終了する。最も好ましくは時刻t2でリッチスパイクを終了する。時刻t2はNH3センサ43でNH3が検出された時点であり、実際はNH3センサ43の検出値が検出限界の下限以上まで上昇した場合である。よってこの場合は「予め定められた所定の値」はNH3センサ43の検出限界の下限である。
なお、時刻t2のように、NH3が検出された時点でリッチスパイクを終了した場合、LNT31から排出されずに硝酸塩として残留するNOxが存在するため、LNT31のNOx吸蔵能力が完全には回復しない。
ただし、LNT31は、時刻t2の時点でOSCが全て還元されており、硝酸塩も大半は酸化物に戻っている。
そのため、NH3が検出された時点でリッチスパイクを終了したとしてもLNT31のNOx吸蔵能力の回復が不十分となる恐れはない。
リッチスパイク終了条件をこの時点とすることで、リッチスパイク時にはNH3がほとんど排出されない。そのためLNT31の下流にNH3を分解する装置を設ける必要がないか、必要があっても、その装置のNH3分解量が少なくても良くなり、装置の小型化・低コスト化にも寄与する。
ECU29はNH3センサ43、NOxセンサ47、λセンサ41、LNTサーミスタ39、燃料噴射装置23と通信可能で、リッチスパイク終了判定ができる構造であれば、公知のコンピュータを用いればよい。また図1のECU29は、内燃機関1の駆動制御と、排ガス浄化システム3のリッチスパイクの両方の制御を行う構成であるが、リッチスパイクの制御のみを行う構成とし、内燃機関1の駆動制御を別のコンピュータに実施させてもよい。
以上が第1の実施形態に係る排ガス浄化システム3を備える内燃機関1の概略構成の説明である。
次に、第1の実施形態に係る排ガス浄化システム3を用いたリッチスパイクの手順について図4を参照して説明する。
まず前提として、リッチスパイク開始条件を満たすとする。リッチスパイク開始条件とは、例えばLNT31のNOx吸蔵量が所定の値を超える可能性があること、リッチスパイクでLNT31がNH3を排出可能な状態にあること、及び内燃機関1の運転条件が許可範囲にあることである。NOx吸蔵量が所定の値を超える可能性がある場合とは、前回のリッチスパイクから所定の時間が経過した場合が挙げられ、これらはECU29が図示しないカウンタ等から取得できる。リッチスパイクでLNT31がNH3を排出可能な状態にある場合とは、LNT31の温度が、リッチスパイク反応が進行する下限温度以上である場合であり、ECU29がLNTサーミスタ39から温度を取得することで求められる。内燃機関1の運転条件が許可範囲にある状態とは、リッチスパイクで空燃比を通常運転時より下げても内燃機関1の運転に悪影響を与えない状態であり、内燃機関1の回転数や負荷等をECU29が取得して求める。
リッチスパイク開始条件を満たす場合、ECU29はリッチスパイクを開始する(図4のS1)。具体的には空燃比が通常運転時よりも小さくなるようにポスト噴射等で燃料噴射装置23から燃料を排ガスに添加する。
次にECU29は、NH3センサ43を用いてLNT31が排出したNH3量を検出する(図4のS2)
さらにECU29は、S3のNH3検出値が所定の値である閾値まで上昇したか否かを判断し、上昇した場合はS4に進み、上昇していない場合はS2に戻る(図4のS3)。具体的には図3に示すNH3検出値が時刻t2に示すように、NH3センサ43の検出限界以上に上昇した否か、つまりNH3センサ43がNH3を検出したか否かを判断する。
S3でNH3検出値が所定の値まで上昇したと判断した場合、ECU29はリッチスパイクを終了する(図4のS4)。具体的には燃料噴射装置23の燃料供給量をリッチスパイク前に戻す。
以上が第1の実施形態に係る排ガス浄化システム3を用いたリッチスパイクの手順の説明である。
このように第1の実施形態ではLNT31の下流に設けたNH3の実測値が予め定められた所定の値に達した場合にリッチスパイクを終了する。
そのため、LNT31から過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる。
次に第2の実施形態について図5〜図7を参照して説明する。
第2の実施形態は第1の実施形態において、LNT31の下流にSCR35を設け、LNT31からSCR35がNH3の供給を受ける構成としたものである。
なお第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の機能を果たす要素については同一の番号を付し、主に第1の実施形態と異なる部分について説明する。
まず第2の実施形態に係る排ガス浄化システム3aの概略構成を説明する。
図5に示すように第2の実施形態に係る排ガス浄化システム3aは、排気路9においてLNT31の下流にSCR35が設けられている。SCR35の下流は消音機37に接続される。
SCR35はNOxをNH3が選択的に還元する反応を促進する選択還元触媒である。
SCR31はNH3を吸着させる必要があるため、NH3の供給源が必要である。図5のSCR31は、NH3の供給源がLNT31のみであり、尿素SCRのように、LNT以外にNH3を供給する手段を持たない。このような構造を受動型SCR(passive SCR、pSCR)とも呼ぶ。
SCR31としてはNH3がNOxを選択的に還元する反応を促進する材料で、かつNH3が吸着できる材料・構造のものを適宜選択すればよい。具体的な選択還元触媒としてゼオライトのような多孔質の結晶性アルミノ珪酸もしくはゼオライトにCuやFe等の遷移金属イオンをイオン交換した材料、酸化バナジウムや酸化セリウムといった遷移金属酸化物の選択還元触媒が挙げられる。これらの触媒を担持する担体としてはコージェライト、SiC、チタン酸アルミニウムのようなNH3やNOxに不活性なセラミックスが挙げられる。
SCR35の下流にはNOxセンサ49が設けられる。
LNT31の下流にSCR35を設ける場合、LNT31から排出されたNOxはSCR35に吸着されたNH3で分解されて浄化される。分解されたNOx量はNOxセンサ47、49の検出値の差分である。そのため、NOxセンサ47、49の差分を求めることで、SCR35内でNOxの分解に用いられたNH3の量を求めることができ、SCR35が貯蔵しているNH3の量を正確に求められる。
SCR35の上流で、LNT31の下流にはSCRサーミスタ45が設けられる。図5ではSCRサーミスタ45はDPF33の下流に設けられる。SCRサーミスタ45はSCR35に導入される排ガス中の温度を測定する温度センサである。
排ガス浄化システム3は、リッチスパイクでLNT31からNH3を排出することでSCR35にNH3を供給するが、SCR35が吸着可能なNH3量はSCR35の温度によって変動する。
この変動について図6を参照して説明する。図6はSCR35の温度とSCR35が吸着可能なNH3量の関係を示す図である。SCR35が吸着可能なNH3量は、吸着可能な下限温度Tminから吸着可能な上限温度Tmaxまで温度と共に低下する。そのため、リッチスパイクの際にはSCR35内のNH3量が、吸着可能なNH3量を超えない条件で実施する必要がある。ただし、下限温度Tmin近傍で吸着目標NH3量をSCR35が吸着可能な最大値にすると、内燃機関1の駆動による温度上昇で直ぐにSCR35内のNH3量が、吸着可能な最大値を超える恐れがある。そのため実用上は図6の破線で示すように、下限温度Tminから所定温度だけ高い温度TαでSCR35が吸着可能な最大値Amaxを、SCR35が吸着可能なNH3量の最大値とする。
このように、SCR35に導入される排ガスの温度をSCRサーミスタ45で実測することで、SCRが吸着可能なNH3量を正確に算出でき、リッチスパイク時に過剰なNH3がSCR35に供給されるのを防止できる。
SCRサーミスタ45は、排ガスの組成、温度で容易に劣化せずに排ガスの温度検出が可能な構造であれば、公知のものを利用できる。
排ガス浄化システム3aのECU29は、第1の実施形態と同様に、LNT31の下流に設けたNH3センサ43の実測値が予め定められた所定の値に達した場合にリッチスパイクを終了する。
ただし、第1の実施形態とは異なり、NH3センサ43が検出したNH3検出値が上昇した後で、予め定められた値まで低下した場合にリッチスパイクを終了する。図3で示すと、時刻t3〜t4でリッチスパイクを終了する。より具体的には、NH3検出値が上昇した後で、予め定められた検出値C1に達した時刻tEでリッチスパイクを終了する。
これは、排ガス浄化システム3aのLNT31は、SCR35にNH3を供給する必要があるため、第1の実施形態のようにNH3検出値が上昇中にリッチスパイクを終了すると、SCR35に十分な量のNH3を供給できないためである。
なお、一回のリッチスパイクで最も多くのNH3を供給するということのみを考慮すると、NH3の検出値が0になった時刻t4でリッチスパイクを終了することも考えられる。しかしながら、時刻t4をリッチスパイク終了とすると、検出信号のノイズや伝送速度の問題、あるいは燃料噴射装置23の応答速度の問題で、実際にリッチスパイクを終了するのが時刻t4以降になり、時刻t4以降の燃料の噴射量が無駄になる可能性がある。また、無駄に排出された燃料が大気中に排出される可能性もある。
そこで、図3に示すように、NH3検出値が上昇から減少に転じ、かつ予め定められた値C1まで低下した場合にリッチスパイクを中止するのが好ましい。
このように、ECU29は、LNT31中のNOxが還元され尽くす直前にリッチスパイクを中止する。そのためLNT中のNOxが排出され尽くした後でもリッチスパイクを続ける恐れが無く、燃料の無駄な消費を抑制できる。
以上が第2の実施形態に係る排ガス浄化システム3aの概略構成の説明である。
次に第2の実施形態に係る排ガス浄化システム3aを用いたリッチスパイクの手順について図7を参照して説明する。
まず前提として、リッチスパイク開始条件を満たすとする。リッチスパイク開始条件は第1の実施形態と同じでよい。
リッチスパイク開始条件を満たす場合、ECU29はリッチスパイクを開始する(図7のS11)。具体的な動作は第1の実施形態と同様である。
次にECU29は、NH3センサ43を用いてLNT31が排出したNH3量を検出する(図7のS12)。
さらにECU29は、NH3検出値が減少を開始したか否かを判断し、減少を開始した場合はS14に進み、終了しない場合はS12に戻る(図7のS13)。S13は図3の時刻t3を経過したか否かを判断するステップである。
S13でNH3検出値が減少を開始したと判断した場合、ECU29は、NH3検出値が予め定められた値である閾値、例えば図3で示すC1まで低下したか否かを判断し、低下した場合はS15に進み、低下していない場合はS12に戻る(図7のS14)。
S15でNH3検出値が予め定められた値まで低下したと判断した場合、ECU29はリッチスパイクを終了する(図7のS15)。具体的には燃料噴射装置23の燃料供給量をリッチスパイク前に戻す。
以上が第2の実施形態に係る排ガス浄化システム3を用いたリッチスパイクの手順の説明である。
このように第2の実施形態ではLNT31の下流に設けたNH3センサ43の実測値が予め定められた所定の値に達した場合にリッチスパイクを終了するため、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
また、第2の実施形態ではLNT31の下流に受動型のSCR35が設けられており、NH3センサ43が検出したNH3検出値が上昇した後で、予め定められた値まで低下した場合にリッチスパイクを終了する。
そのため、受動型のSCR35にLNT31がNH3を供給する構造であっても、LNT31から過剰なNH3が排出される前にリッチスパイクを終了できる。
次に第3の実施形態について、図8を参照して説明する。
第3の実施形態は、第2の実施形態において、SCR35にNH3を供給する尿素供給部51をLNT31とは別に設けたものである。
なお第3の実施形態において第2の実施形態と同様の機能を果たす要素については同一の番号を付し、主に第2の実施形態と異なる部分について説明する。
図8に示すように第3の実施形態に係る排ガス浄化システム3bは、LNT31の下流で、SCR35の上流にNH3の原料である尿素を供給する尿素供給部51を備える。尿素は所定の温度以上で加水分解してNH3を生成するため、NH3の原料として用いられる。このような構造は尿素SCRとも呼ばれる。
この構造では、LNT31はNH3を供給しなくてもよい。よって図3の時刻t2及び図4のS3で示すように、ECU29はリッチスパイク中にNH3センサ43がNH3を検出した時点でリッチスパイクを終了すればよい。
ただし、LNT31はNH3を供給して尿素供給部51の補助としてもよい。この場合は図3の時刻tE及び図7のS13、14に示すように、ECU29はリッチスパイク中にNH3センサ43が検出したNH3検出値が上昇した後で、予め定められた値まで低下した場合にリッチスパイクを終了すればよい。
このように排ガス浄化システム3bは尿素SCRを備える場合にも適用できる。
このように第3の実施形態ではLNT31の下流に設けたNH3センサ43の実測値が予め定められた所定の値に達した場合にリッチスパイクを終了するため、第1及び第2の実施形態と同様の効果を奏する。
以上、実施形態に基づき本開示を説明したが本開示は実施形態に限定されない。当業者であれば本開示の技術思想の範囲内において各種変形例及び改良例に想到するのは当然のことであり、これらも当然に本開示に含まれる。
1 :内燃機関
3、3a、3b :排ガス浄化システム
7 :吸気路
9 :排気路
10 :気筒
11 :ターボチャージャ
13 :ピストン
15 :クランク
17 :コンロッド
18 :吸気弁
20 :燃焼室
21 :排気弁
23 :燃料噴射装置
29 :ECU
29a :誤差関係情報
31 :LNT
33 :DPF
35 :SCR
37 :消音機
39 :LNTサーミスタ
41 :λセンサ
43 :NH3センサ
45 :SCRサーミスタ
47、49:NOxセンサ
51 :尿素供給部

Claims (4)

  1. 内燃機関の排ガスの排気路に設けられ、前記排ガスの空燃比が所定の範囲では前記排ガス中のNOxを吸蔵し、前記所定の範囲未満では吸蔵NOxをNH3及びN2を含むガスに還元して排出するNOx吸蔵還元触媒を含むLNTと、前記LNTに導入される前記排ガスに燃料を供給して前記空燃比を下げ、前記吸蔵NOxを還元するリッチスパイクを行う供給部と、前記供給部を制御する制御部を備える排ガス浄化システムであって、
    前記排気路の前記LNTより下流で、かつNH3を吸着又は排出する他の装置より上流に設けられ、前記LNTから排出された前記排ガス中のNH3を検出するNH3センサを備え、
    前記制御部は、
    前記NH3センサが検出したNH3検出値が予め定められた所定の値に達した場合に前記リッチスパイクを終了することを特徴とする排ガス浄化システム。
  2. 前記制御部は、前記NH3センサが検出したNH3の検出値が予め定められた所定の値まで上昇した場合に前記リッチスパイクを終了する請求項1に記載の排ガス浄化システム。
  3. 前記制御部は、前記NH3センサが検出したNH3の検出値が上昇した後で、予め定められた値まで低下した場合に前記リッチスパイクを終了する請求項1に記載の排ガス浄化システム。
  4. 前記排気路において、前記LNTの下流でかつNOxを吸着又は排出する他の装置より上流に設けられ、前記LNTから排出されるNOxを検出するNOxセンサを備え、
    前記制御部は、前記排ガス中のNH3に前記NOxセンサが反応することで生じる前記NOxセンサのNOx検出値と実際の値との誤差の関係を示す誤差関係情報を基に前記NOxセンサの検出値を補正して実際の値を得る請求項1〜3のいずれか一項に記載の排ガス浄化システム。
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