JP2009024521A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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健治 加藤
Shigeki Miyashita
茂樹 宮下
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直人 三好
Katsura Masuda
桂 増田
Masaoki Iwasaki
正興 岩崎
Toshiyuki Tanaka
寿幸 田中
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Abstract

【課題】NOX吸蔵還元型触媒から放出されたNOXを良好に還元する。
【解決手段】機関排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOXを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOXを放出するNOX吸蔵還元型触媒20を配置する。NOX放出制御時においてNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比が一時的にリーンにされ、それによりNOX吸蔵還元型触媒20に担持されている貴金属51に酸素を供給して貴金属51を排気ガス中の還元成分による被毒から回復させる。
【選択図】図4

Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
機関排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOXを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOXを放出するNOX吸蔵還元型触媒を配置し、NOX吸蔵還元型触媒上流の機関排気通路内に酸素貯蔵能力を有する三元触媒を配置した希薄混合気燃焼内燃機関では、通常NOX吸蔵還元型触媒に吸蔵されたNOX量が許容値を越えたときに機関から排出される排気ガスの空燃比が一時的にリッチにされ、排気ガスの空燃比がリッチにされているときにNOX吸蔵還元型触媒からNOXが放出されると共に放出されたNOXが還元される。
ところでリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときには三元触媒に多量の酸素が貯蔵されており、このような状態で機関から排出される排気ガスの空燃比がリッチにされると排気ガス中に含まれる未燃HCやCO等の還元成分が三元触媒に貯蔵されている酸素を消費するために使用される。その結果NOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスのリッチの度合が低くなってしまい、斯くしてこのときNOX吸蔵還元型触媒から放出されるNOXを十分に還元できなくなる危険性がある。
そこで、NOX吸蔵還元型触媒に吸蔵されたNOX量が許容値を越えたときにはまず初めにNOX放出のために必要なリッチ度合よりも高いリッチ度合まで機関から排出される排気ガスの空燃比を小さくして三元触媒に貯蔵されている全ての酸素を消費し、その後機関から排出される排気ガスの空燃比のリッチ度合をNOX放出のために必要なリッチ度合に維持するようにした内燃機関が公知である。
ところがこのように三元触媒に貯蔵されている全ての酸素を消費すると、即ち三元触媒の貯蔵酸素量が零になるとNOXの放出作用が行われているときに三元触媒におけるHCやCOの酸素能力が低下し、斯くしてHCやCOの浄化率が低下する。そこで機関から排出される排気ガスの空燃比のリッチの度合がNOX放出のために必要なリッチ度合に維持されているときに排気ガスの空燃比をリッチからリーンに一時的に切換えるリーンスパイクを発生させて三元触媒に酸素を貯蔵させ、それによりNOXの放出作用が行われているときに三元触媒によるHCやCOの浄化率を高めるようにした内燃機関が公知である(特許文献1を参照)。
ところでこの内燃機関においてリーンスパイクを発生させるのは三元触媒に酸素を貯蔵させるためであり、従ってこの内燃機関ではリーンスパイクを発生させたときに余剰の酸素が三元触媒を素通りし、それによりNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比のリッチの度合を低下させることがないようにリーンスパイクによる酸素の供給量が三元触媒の酸素貯蔵能力以下に制御されている。即ち、この内燃機関ではリーンスパイクが発生せしめられたときでもNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比はリッチ空燃比に維持されている。
特開2003−49681号公報
ところで本発明者はNOXの浄化率向上について研究をしている際に、NOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比をリーンからリッチに切換えた後、リッチに維持しておくとリッチになった当初は多量のN2が生成されるが暫らくするとN2が生成されなくなり、排気ガスの空燃比がリッチからリーンに戻されるとリーンに戻された瞬間に多量のN2が生成される現象を見い出したのである。
当初、このような現象が生ずる理由がよくわからなかったのであるが検討と実験を重ねた結果、排気ガスの空燃比をリッチにすると排気ガス中に含まれるHC,CO等の還元成分がNOX吸蔵還元型触媒に担持された白金Pt等の貴金属に強く吸着し、これがNOX吸蔵還元型触媒から放出されたNOXがN2まで還元するのを阻害していることが判明したのである。即ち、排気ガス中の還元成分により貴金属が被毒し、この貴金属の被毒によりNOXの還元作用が阻害されていることが判明したのである。
この場合、NOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチにされているときに排気ガス中の酸素濃度を一時的に増大させて貴金属に酸素を供給すると貴金属が排気ガス中の還元成分による被毒から回復され、それによって良好なNOXの還元作用を確保できることをつきとめたのである。
そこで本発明では、機関排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOXを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOXを放出するNOX吸蔵還元型触媒を配置し、リーン空燃比のもとで燃焼が行われているときにNOX吸蔵還元型触媒からNOXを放出すべくNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比が周期的にNOX放出に必要な期間に亘ってリッチに制御される内燃機関の排気浄化装置において、NOX放出に必要な期間中に亘ってNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられ、それによりNOX吸蔵還元型触媒に担持されている貴金属に酸素を供給してこれら貴金属を排気ガス中の還元成分による被毒から回復させるようにしている。
NOX吸蔵還元型触媒から放出されたNOXを良好に還元することができる。
第1図は本発明をガソリン機関に適用した場合を示している。
第1図を参照すると、1は機関本体、2はピストン、3は燃焼室、4は点火栓、5は燃焼室3内に燃料を噴射するための燃料噴射弁、6は吸気弁、7は吸気ポート、8は排気弁、9は排気ポートを夫々示す。吸気ポート7は対応する枝管10を介してサージタンク11に連結され、サージタンク11は吸気ダクト12および吸入空気量検出器13を介してエアクリーナ14に連結される。吸気ダクト12内にはアクチュエータ16によって駆動されるスロットル弁15が配置される。一方、排気ポート9は排気マニホルド17を介して酸化触媒或いは三元触媒からなる前段触媒18の入口に連結され、前段触媒18の出口は排気管19を介してNOX吸蔵還元型触媒20の入口に連結される。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備する。排気管19内には排気ガスの空燃比を検出しうる空燃比センサ22が配置され、NOX吸蔵還元型触媒20の出口に連結された排気管21内には排気ガスの空燃比が理論空燃比になったときに出力が急変するO2センサ23が配置される。また、NOX吸蔵還元型触媒20にはNOX吸蔵還元型触媒20の温度を検出するための温度センサ24が取付けられる。これらの空燃比センサ22、O2センサ23、温度センサ24および吸入空気検出器13の出力信号は夫々対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して点火栓4、燃料噴射弁5およびスロットル弁15駆動用のアクチュエータ16に連結される。
図2にガソリン機関の別の実施例を示す。この実施例では排気管19内に2次空気供給弁25が配置され、エアフィルタ26を介してエアポンプ27内に取り込まれた空気が2次空気供給弁25から排気管19内に供給される。
まず初めに図1および図2に示されるNOX吸蔵還元型触媒20について説明すると、これらNOX吸蔵還元型触媒20の基体上には例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図3(A),(B),(C)はこの触媒担体50の表面部分の断面を図解的に示している。図3(A),(B),(C)に示されるように触媒担体50の表面上には貴金属触媒51が分散して担持されており、更に触媒担体50の表面上にはNOX吸収剤52の層が形成されている。
本発明による実施例では貴金属触媒51として白金Ptが用いられており、NOX吸収剤52を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。
機関吸気通路、燃焼室2およびNOX吸蔵還元型触媒20上流の排気通路内に供給された空気および燃料(炭化水素)の比を排気ガスの空燃比と称すると、NOX吸収剤52は排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOXを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOXを放出するNOXの吸放出作用を行う。
即ち、NOX吸収剤52を構成する成分としてバリウムBaを用いた場合を例にとって説明すると、排気ガスの空燃比がリーンのとき、即ち排気ガス中の酸素濃度が高いときには排気ガス中に含まれるNOは図3(A)に示されるように白金Pt46上において酸化されてNO2となり、次いでNOX吸収剤52内に吸収されて炭酸バリウムBaCO3と結合しながら硝酸イオンNO3 -の形でNOX吸収剤52内に拡散する。このようにしてNOXがNOX吸収剤52内に吸収される。排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Pt46の表面でNO2が生成され、NO2吸収剤52のNOX吸収能力が飽和しない限りNO2がNOX吸収剤52内に吸収されて硝酸イオンNO3 -が生成される。
これに対し、燃焼室3内における混合気の空燃比をリッチにすることによって排気ガスの空燃比をリッチにすると排気ガス中の酸素濃度が低下するために図3(B)に示される如く反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進み、斯くしてNOX吸収剤52内の硝酸イオンNO3 -がNO2の形でNOX吸収剤52から放出される。次いで放出されたNOXは排気ガス中に含まれる未燃HC,CO等の還元成分によって還元される。
このように排気ガスの空燃比がリーンであるとき、即ちリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときには排気ガス中のNOXがNOX吸収剤52内に吸収される。しかしながらリーン空燃比のもとでの燃焼が継続して行われるとその間にNOX吸収剤52のNOX吸収能力が飽和してしまい、斯くしてNOX吸収剤52によりNOXを吸収できなくなってしまう。そこで本発明による実施例ではNOX吸収剤52の吸収能力が飽和する前にNOX放出に必要な期間に亘って排気ガスの空燃比を一時的にリッチにし、それによってNOX吸収剤52からNOXを放出させると共に放出されたNOXをN2まで還元させるようにしている。
ところでNOX吸収剤52からNOXを放出すべく燃焼室3内における混合気の空燃比がリッチにされ、それにより機関から排出される排気ガスの空燃比がリッチにされると排気ガスの空燃比がリッチになった当初は図3(B)に示されるようにNOX吸収剤52から放出されたNO2がN2に還元される。
しかしながら排気ガスの空燃比がリッチにされてから暫らくすると図3(C)に示されるように排気ガス中に含まれるHC,CO等の還元成分が白金Pt51の表面上に強く吸着してしまう。即ち、白金Pt51が排気ガス中に含まれる還元成分によって被毒されることになる。このように白金Pt51が排気ガス中の還元成分によって被毒されるとNOX吸収剤52から放出されたNO2に対する白金Pt51の還元能力が喪失し、斯くして図3(C)に示されるようにNOX吸収剤52から放出されたNO2がN2に還元されることなくNO2のままで外部に放出されることになる。
この場合、白金Pt51の表面上に酸素を供給すると吸着しているHC,COは酸化させしめられる。その結果、白金Pt51は還元成分による被毒から回復せしめられ、斯くして図3(B)に示されるようにNOX吸収剤52から放出されたNOXは再びN2まで還元せしめられるようになる。そこで本発明では、NOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられ、それによりNOX吸蔵還元型触媒20に担持されている貴金属51に酸素を供給してこれら貴金属51を排気ガス中の還元成分による被毒から回復させるようにしている。
この場合、図1に示される実施例では、燃焼室3内において燃焼せしめられる混合気の空燃比を一時的に大きくすることによってNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる。しかしながらこの場合、図2に示される実施例におけるように2次空気供給弁25とエアポンプ27とを設け、2次空気供給弁25からNOX吸蔵還元型触媒20に2次空気を供給することによってNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度を一時的に増大せしめることもできる。
次に図4(A)〜(D)を参照しつつ排気ガス中の酸素濃度を一時的に高めるための代表例について説明する。なお、図4(A)〜(D)において各実線はNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比の変化を示しており、tsは、NOX吸蔵還元型触媒15からNOXを放出すべきときにNOX吸蔵還元型触媒15に流入する排気ガスの空燃比がリッチにされるNOX放出に必要な期間、即ちリッチ制御期間を表わしている。
図4(A)〜(D)で示されるようにこれらの代表例では、NOX放出に必要な期間ts中においてNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチからリーンに一時的に切換えられるリーンスパイクLSが発生せしめられ、このリーンスパイクLSによってNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる。
さて、これらの代表例において図4(A),(C),(D)に示される場合にはリーンスパイク時の空燃比はリッチ制御期間tsでないときのリーン運転時におけるリーン空燃比(A/F)Lよりも小さくされている。これに対し、図4(B)に示される場合にはリーンスパイク時の空燃比はリーン運転時におけるリーン空燃比(A/F)Lとされている。
また、図4(A)〜(D)に示される代表例では別の見方をすると、NOX放出に必要な期間ts中にNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリーンからリッチに一時的に切換えられるリッチスパイクRSが2回発生せしめられ、これらリッチスパイクRSの間にNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられると言うこともできる。
この場合、最初のリッチスパイクによってかなりの部分の吸蔵NOXがNOX吸蔵還元型触媒20から放出されるので2度目のリッチスパイクのときには放出させるべき吸蔵NOX量が減少する。従って2度目のリッチスパイクのときには最初のリッチスパイクに比べてリッチの度合を低下させても吸蔵されているNOXを十分に還元することができる。即ち、図14(C)に示す代表例におけるように2度目のリッチスパイクのリッチの度合を最初のリッチスパイクのリッチの度合に比べて小さくさせることができる。
また、リッチ制御期間tsが完了してリッチ空燃比からリーン空燃比に切換えられるときにHC,CO等の還元成分が多量に存在しているとリーン空燃比に切換えられた後に多量のHC,CO等が大気中に排出される危険性がある。そこで図4(D)に示される代表例ではリッチ空燃比からリーン空燃比に切換える直前には排気ガスの空燃比を理論空燃比よりもわずかばかり小さなリッチ空燃比に維持してHC,CO等の還元成分の量を少なくしておき、それによってリーン空燃比に切換えられた後にHC,CO等が大気中に排出されるのを抑制するようにしている。
次に図5から図8を参照しつつリーンスパイクの種々の制御例について説明する。
リーンスパイクによってHC,CO等の還元成分を酸化させる場合、酸化すべきHC,CO等の還元成分の量は時間の経過に伴い次第に減少するのでHC,CO等の還元成分を酸化するのに必要な酸素量は時間の経過と共に次第に減少する。従って図5(A)および(B)に示される例ではリーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合が時間の経過に伴ない徐々に減少せしめられる。
一方、図5(C)および(D)に示される例ではNOX放出に必要な期間中に複数個のリーンスパイクが発生せしめられ、図5(C)に示される例ではリーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合をリーンスパイクが発生する毎に高めることによって、又図5(D)に示される例ではリーンスパイクの発生間隔を徐々に短かくすることによって貴金属の被毒量が一定レベル以上にならないようにしている。
即ち、リーンスパイクを発生させても被毒が完全に回復しない場合にはリーンスパイクの間隔が一定であるとするとリーンスパイク発生前における貴金属へのHC,COの吸着量はリーンスパイクが発生する毎に次第に増大していく。従って貴金属へのHC,COの吸着量を一定レベル以下に抑えるにはリーンスパイクが発生する毎に貴金属に供給される酸素量を増やすか、或いはリーンスパイクの発生頻度を次第に高める必要がある。そこで図5(C)に示される例ではリーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合はリーンスパイクが発生する毎に高められ、図5(D)に示される例ではリーンスパイクの発生間隔が徐々に短かくされる。
一方、NOX放出制御時におけるリッチの度合を機関の運転状態に応じて変化させる場合がある。この場合、図6(A)に示されるようにNOX放出制御時におけるリッチの度合(A/F)Rが小さいときには貴金属51に吸着されるHC,CO等の還元成分の量は少なくなるのでリーンスパイク時のリーンの度合(A/F)Lは小さくてよく、図6(B)に示されるようにNOX放出制御時におけるリッチの度合(A/F)Rが大きい場合には貴金属51に吸着されるHC,CO等の還元成分の量は多くなるのでリーンスパイク時のリーンの度合(A/F)Lを大きくする必要がある。
即ち、機関の運転状態に応じてNOX放出制御時におけるリッチの度合を変化させる場合には図6(C)に示されるように、NOX吸蔵還元型触媒20への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合(A/F)Rが高くなるほどリーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合(A/F)Lを高くすることが好ましいと言える。
また、NOX放出に必要な期間中に複数個のリーンスパイクを発生せしめるようにした場合において機関の運転状態に応じてNOX放出制御時におけるリッチの度合を変化させるようにした場合にも同様のことが言える。即ち、図7(A)に示されるようにNOX放出制御時におけるリッチの度合(A/F)Rが小さい場合には貴金属51に吸着されるHC,CO等の還元成分の量は少なくなるのでリーンスパイクの発生間隔tdは大きくてよく、図7(B)に示されるようにNOX放出制御時におけるリッチの度合(A/F)Rが大きい場合には貴金属51に吸着されるHC,CO等の還元成分の量は多くなるのでリーンスパイクの発生間隔tdを短かくする必要がある。
即ち、NOX放出に必要な期間中に複数個のリーンスパイクを発生せしめるようにした場合において機関の運転状態に応じてNOX放出制御時におけるリッチの度合を変化させるようにした場合には図7(C)に示されるようにNOX吸蔵還元型触媒20への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合(A/F)Rが高くなるほどリーンスパイクの発生間隔tdを徐々に短かくすることが好ましいと言える。
一方、NOX吸蔵還元型触媒20の温度が高くなるとHC,CO等の活性が高くなるために貴金属51へのHC,CO等の還元成分の吸着量が減少し、斯くして図8(A)に示されるようにNOX吸蔵還元型触媒20の温度TCが高くなるほど貴金属51の被毒量が減少する。従って貴金属51の被毒を回復させるためには図8(B)に示されるようにNOX吸蔵還元型触媒20の温度TCが低くなるほど貴金属51に供給される酸素量を増大せしめる必要がある。
そこで本発明による実施例ではNOX吸蔵還元型触媒20の温度TCが低いときには図8(C)に示されるようにリーンスパイク時におけるリーンの度合を大きくし、NOX吸蔵還元型触媒20の温度TCが高くなると図8(D)に示されるようにリーンスパイク時におけるリーンの度合を小さくするようにしている。即ち、本発明による実施例ではNOX放出制御時においてNOX吸蔵還元型触媒20の温度TCが低いほどNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度の一時的な増大量を増大せしめるようにしている。
さて、これまでNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比の変化のさせ方について説明してきたが、図1および図2に示されるようにNOX吸蔵還元型触媒20の上流に前段触媒18が配置されている場合には、特にこの前段触媒18が酸素貯蔵能力を有する場合には、機関から排出される排気ガスの空燃比の変化のさせ方、即ち前段触媒18に流入する排気ガスの空燃比の変化のさせ方は、NOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比の変化のさせ方と異なる変化のさせ方にする必要がある。このことについて図9(A),(B)を参照しつつ説明する。
図9(A)はNOX放出制御時においてNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比の代表的な変化の例を示しており、図9(B)における実線はNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比を図9(A)に示される如く変化させるようにした場合の、前段触媒18に流入する排気ガスの空燃比の変化のさせ方を示している。なお、図9(B)における破線は図9(A)に示す空燃比の変化を示している。
即ち、前段触媒18が酸素貯蔵能力を有する場合にはリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときに前段触媒18に多量の酸素が貯蔵される。次いでNOX吸蔵還元型触媒20からNOXを放出すべく機関から排出される排気ガスの空燃比がリッチにされるとこのとき排気ガス中に含まれるHC,CO等の還元成分によって前段触媒18に貯蔵されている全酸素が放出され、消費される。従って図9(B)において実線で示される最初のリッチスパイクRS1のときに破線で示されるリッチ空燃比を得るためには最初のリッチスパイクRS1のリッチの度合を破線で示されるリッチ空燃比に対して吸蔵酸素の放出によるリッチ度合の減少分だけ高める必要がある。
次いでリーンスパイクLSが発生せしめられるとこのときには前段触媒18に酸素が貯蔵される。従って、図9(B)において実線で示されるリーンスパイクLSのときに破線で示されるリーン空燃比を得るためにはリーンスパイクLSのリーンの度合を破線で示されるリーン空燃比に対して酸素の吸蔵によるリーン度合の減少分だけ高める必要がある。
次いで図9(B)において2番目のリッチスパイクRS2が発生せしめられたときにも最初のリッチスパイクRS1のときと同様に破線で示されるリッチ空燃比を得るためには実線で示されるリッチスパイクRS2のリッチの度合を破線で示されるリッチ空燃比に対して吸蔵酸素の放出によるリッチ度合の減少分だけ高める必要がある。
そこで本発明では、NOX吸蔵還元型触媒20上流の機関排気通路内に酸素吸蔵能力を有する前段触媒18が配置されている場合には、NOX放出に必要な期間中における前段触媒18への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合は前段触媒18からの吸蔵酸素の放出によるリッチ度合の減少分だけNOX吸蔵還元型触媒20への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合よりも高くされ、前段触媒18への流入排気ガスの空燃比をリーンにするリーンスパイク時のリーンの度合は前段触媒18への酸素の吸蔵によるリーン度合の減少分だけNOX吸蔵還元型触媒20への流入排気ガスの空燃比をリーンにするリーンスパイク時のリーンの度合よりも高くされる。
図10(A),(B),(C)に具体例を示す。なお、図10(A),(B),(C)は前段触媒18における酸素の吸蔵放出作用を考慮に入れて制御される燃焼室3内の混合気の空燃比の変化を示している。また、図10(A),(B),(C)において(A)はNOX吸蔵還元型触媒20の温度が低いときを示しており、(B)はNOX吸蔵還元型触媒20の温度が中間のときを示しており、(C)はNOX吸蔵還元型触媒20の温度が高いときを示している。
NOX吸蔵還元型触媒20の温度が高くなると貴金属51はほとんどHC,CO等の還元剤による被毒を受けなくなる。従ってこの具体例では図10(A),(B),(C)に示されるように、NOX吸蔵還元型触媒20の温度が上昇するとリーンスパイク時のリーンの度合が小さくされ、NOX吸蔵還元型触媒20の温度が更に上昇するとリーンスパイクの発生が停止される。
即ち、この具体例ではNOX吸蔵還元型触媒20の温度が上昇するとNOX放出に必要な期間中、吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられることなくNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチに維持されることがわかる。
もう少し詳細に説明すると、この具体例では排気ガス中の還元成分による貴金属51の被毒が許容限度以下となるNOX吸蔵還元型触媒20の上限温度が予め定められており、NOX吸蔵還元型触媒20の温度がこの上限温度よりも高くなったときにはNOX放出に必要な期間中、吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられることなくNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチに維持され、NOX吸蔵還元型触媒20の温度がこの上限温度よりも低いときにはNOX放出に必要な期間中においてNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる。
一方、図10(A),(B),(C)に示される具体例について別の見方をすると、この具体例ではNOX放出に必要な期間中にNOX吸蔵還元型触媒20に流入する排気ガスの空燃比がリーンからリッチに一時的に切換えられるリッチスパイクが発生せしめられ、NOX吸蔵還元型触媒20の温度が低下すると発生するリッチスパイクの数が増大せしめられる。
図11は図10(A),(B),(C)に示される具体例を実行するために空燃比制御ルーチンを示している。このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行される。
図11を参照するとまず初めにステップ60において基本噴射量が算出される。この基本噴射量は空燃比を理論空燃比とするのに必要な噴射量であって予めROM32内に記憶されている。次いでステップ61ではリーン混合気のもとで燃焼を行うリーン運転状態であるか否かが判別される。リーン運転状態でないときにはステップ69にジャンプして基本噴射量でもって燃料噴射が行われる。
これに対し、リーン運転状態であるときにはステップ62に進んでNOX放出制御中であるか否かが判別される。NOX放出制御中でないときにはステップ63に進んでNOX吸蔵還元型触媒20からNOXを放出すべき要求が発せられているか否かが判別される。NOXの放出要求が発せられていないときにはステップ67に進んで目標リーン空燃比(A/F)Lが算出される。次いでステップ68に進んで空燃比が目標リーン空燃比(A/F)Lとなるように基本噴射量が補正され、次いでステップ69において燃料噴射が行われる。
一方、ステップ63においてNOXの放出要求が発せられたと判断されたときにはステップ64に進んで図10(A),(B),(C)に示されるリッチスパイクの空燃比(A/F)R1、(A/F)R2が算出される。次いでステップ65に進んで図10(A),(B)に示されるリーンスパイクの空燃比(A/F)L1が算出される。次いでステップ66では図10(A),(B),(C)に示される各タイミングTL1,TR1,TR2,が算出され、次いでステップ68に進む。次の処理サイクルではステップ62からステップ68にジャンプし、燃焼室3内における混合気の空燃比が図10(A),(B),(C)に示されるように変化するように燃料噴射量が制御される。
ガソリン機関の全体図である。 ガソリン機関の別の実施例を示す全体図である。 NOXの吸放出作用と貴金属の被毒を説明するための図である。 NOX放出制御時におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比の変化を示す図である。 NOX放出制御時におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比の変化を示す図である。 NOX放出制御時におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比の変化を示す図である。 NOX放出制御時におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比の変化を示す図である。 NOX放出制御時におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比の変化を示す図である。 NOX放出制御時におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比の変化と、前段触媒への流入排気ガスの空燃比の変化を示す図である。 NOX放出制御時における燃焼室内の混合気の空燃比の変化を示す図である。 空燃比を制御するためのフローチャートである。
符号の説明
17 排気マニホルド
18 前段触媒
20 NOX吸蔵還元型触媒
25 2次空気供給弁
50 触媒担体
51 貴金属
52 NOX吸収剤

Claims (15)

  1. 機関排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOXを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOXを放出するNOX吸蔵還元型触媒を配置し、リーン空燃比のもとで燃焼が行われているときにNOX吸蔵還元型触媒からNOXを放出すべくNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比が周期的にNOX放出に必要な期間に亘ってリッチに制御される内燃機関の排気浄化装置において、上記NOX放出に必要な期間中においてNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられ、それによりNOX吸蔵還元型触媒に担持されている貴金属に酸素を供給して該貴金属を排気ガス中の還元成分による被毒から回復させるようにした内燃機関の排気浄化装置。
  2. 燃焼室内において燃焼せしめられる混合気の空燃比を一時的に大きくすることによってNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. NOX吸蔵還元型触媒に2次空気を供給することによってNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. NOX吸蔵還元型触媒の温度が上昇すると上記NOX放出に必要な期間中、吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられることなくNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチに維持される請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 排気ガス中の還元成分による上記貴金属の被毒が許容限度以下となるNOX吸蔵還元型触媒の上限温度が予め定められており、NOX吸蔵還元型触媒の温度が該上限温度よりも高くなったときには上記NOX放出に必要な期間中、NOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられることなくNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチに維持され、NOX吸蔵還元型触媒の温度が該上限温度よりも低いときには上記NOX放出に必要な期間中においてNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. NOX吸蔵還元型触媒の温度が低くなるほど上記貴金属に供給される酸素量が増大せしめられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. NOX吸蔵還元型触媒の温度が低くなるほどNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度の一時的な増大量が増大せしめられる請求項6に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 上記NOX放出に必要な期間中にNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリーンからリッチに一時的に切換えられるリッチスパイクが発生せしめられ、NOX吸蔵還元型触媒の温度が低下すると発生するリッチスパイクの数が増大せしめられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  9. 上記NOX放出に必要な期間中においてNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチに制御されているときにNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガスの空燃比がリッチからリーンに一時的に切換えられるリーンスパイクを発生させ、該リーンスパイクによってNOX吸蔵還元型触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度が一時的に増大せしめられる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  10. 上記リーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合が時間の経過に伴ない徐々に減少する請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  11. 上記NOX放出に必要な期間中に複数個の上記リーンスパイクが発生せしめられ、リーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合はリーンスパイクが発生する毎に高められる請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  12. 上記NOX放出に必要な期間中に複数個の上記リーンスパイクが発生せしめられ、リーンスパイクの発生間隔が徐々に短かくされる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  13. 上記NOX放出に必要な期間中におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合が高くなるほど上記リーンスパイク時における排気ガスの空燃比のリーンの度合が高くされる請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  14. 上記NOX放出に必要な期間中に複数個の上記リーンスパイクが発生せしめられ、上記NOX放出に必要な期間中におけるNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合が高くなるほどリーンスパイクの発生間隔が徐々に短かくされる請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  15. NOX吸蔵還元型触媒上流の機関排気通路内に酸素吸蔵能力を有する前段触媒が配置されており、上記NOX放出に必要な期間中における該前段触媒への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合は前段触媒からの吸蔵酸素の放出によるリッチ度合の減少分だけNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比のリッチの度合よりも高くされ、該前段触媒への流入排気ガスの空燃比をリーンにするリーンスパイク時のリーンの度合は前段触媒への酸素の吸蔵によるリーン度合の減少分だけNOX吸蔵還元型触媒への流入排気ガスの空燃比をリーンにするリーンスパイク時のリーンの度合よりも高くされる請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2011048706A1 (ja) * 2009-10-23 2013-03-07 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の空燃比制御装置
US10288000B2 (en) 2014-03-31 2019-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system for an internal combustion engine

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