JP2021124082A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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宏 平山
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Abstract

【課題】シリンダ側に部品が密集した密閉型圧縮機でモータの過熱を抑制する。
【解決手段】回転するクランクシャフトによって潤滑油を吹出す油吹出部と、油吹出部より下方に位置して潤滑油を受けるスラスト軸受周囲に配された凹部24cを有し、凹部24cはクランクシャフトよりもシリンダ21側に1個又は2個のみ設けられ、かつ、クランクシャフトよりも反シリンダ側に1個又は0個のみ設けられた油戻し孔24sを有し、油戻し孔24sの下方にはモータ上面が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、密閉型圧縮機に関する。
密閉型圧縮機は、モータに連結されたクランクシャフトの回転運動により密閉容器内の底部の冷凍機油を汲み上げる。汲み上げられた冷凍機油は、摺動部を潤滑した後、重力により密閉容器の底面に戻される。
特許文献1は、固定子111の導電部113より外周側に排出される連通路182によって潤滑油102の温度上昇による粘度低下が抑えられる排油経路(0061,0062)と、シリンダブロック25のスラスト部40に滞留する潤滑油2を、固定子11と回転子14と熱交換する経路を通過するように排油する排油穴46(0016−0019、図8)とを開示している。排油穴46は主軸部23に対称に配されている。
特開2013−44276号公報
密閉型圧縮機は、モータが密閉容器の水平方向略中央に配置され、その他のコンロッド、ピストン、シリンダ、吐出タンク、ヘッドカバー、吸込みマフラ(吸込みサイレンサ)等が、密閉容器の中心からシリンダ側に偏って集中配置されるレイアウトが多く、モータの発熱が篭りやすい。このためモータコイルの抵抗値が大きくなり、モータ損失が増加する。また、吸込みマフラとモータが近接した配置になることが多く、吸込みマフラをモータが加熱してしまい、圧縮機の冷凍能力を低下させる問題があった。
特許文献1は、固定子11と回転子14と熱交換することを意図する排油穴46も対称配置されており、モータの水平方向中心に対してシリンダ側の熱のこもり易い部分を積極的に冷却するものではない。
なお、モータ高温部と吸込みサイレンサが近接している為、吸込みマフラの吸込み口からヘッドカバー内まで冷媒が吸込まれる過程においてモータの発熱を受けて、冷媒ガスの温度が上昇して圧縮機の冷凍能力が低下してしまう問題があった。
上記事情に鑑みてなされた本発明は、
シリンダと、
吸込みサイレンサと、
シャフトと、
該シャフトを回転させるモータと、
前記シャフトのスラスト軸受と、
回転する前記シャフトによって潤滑油を吹出す油吹出部と、
該油吹出部より下方に位置して潤滑油を受け、前記スラスト軸受周囲に配された凹部と、を有し、
前記凹部は、
前記シャフトよりもシリンダ側に1個又は2個のみ設けられ、かつ、
前記シャフトよりも反シリンダ側に1個又は0個のみ設けられた油戻し孔を有し、
それぞれの前記油戻し孔の下方には、略面一のモータ上面が設けられた圧縮機。
第1実施形態の圧縮機の縦方向断面図 圧縮機の圧縮要素、電動要素斜視図 図2の圧縮要素の吸込みサイレンサの吸込み口と密閉容器の吸込みパイプの位置関係図。(a)は密閉容器内部、(b)は密閉容器のうち下ケース及び下ケースに取付けられた吸込みパイプ等を描いた図、(c)はさらに上ケースも描いた図 第1実施形態の密閉型圧縮機のフレームの(a)上面図及び(b)斜視図 第2実施形態の密閉型圧縮機のフレームの(a)上面図及び(b)斜視図 第3実施形態の密閉型圧縮機のフレームの(a)上面図及び(b)斜視図 第4実施形態の密閉型圧縮機のフレームの(a)上面図及び(b)斜視図 密閉型圧縮機を組み込んだ冷蔵庫
図1は、本実施形態の密閉型圧縮機を示す縦断面図である。図2は、本実施形態の密閉型圧縮機の電動要素および圧縮機要素の斜視図ある。図3は、図2の圧縮要素の吸込みサイレンサの吸込み口41aと密閉容器3の吸込みパイプ3aの位置関係を示した図である。図3(a)〜(c)はいずれも同一視点からの図であるが、(a)は密閉容器3内部、(b)は密閉容器3のうち下ケース3n及び下ケース3nに取付けられた吸込みパイプ3a等を描いた図、(c)はさらに上ケース3mも描いた図である。
図4は密閉型圧縮機のフレーム24の(a)上面図及び(b)斜視図である。
図4中、クランクシャフト23の回転軸Oを原点として、原点に対しシリンダ21側に向かう方向をY軸とし、それと直交する方向をX軸と定義する。圧縮要素の部品はシリンダ21近傍、Y軸方向に集中配置されているため、Y軸方向でモータの熱がこもりやすくなる。また、本実施形態では吸込みサイレンサ42のボディは、X<0、Y>0の第二象限上に配置されている。
密閉型圧縮機100の密閉容器3は、略上半分の外郭を構成する上ケース3mと略下半分の外郭を構成する下ケース3nとが溶接などで接合され、内部に圧縮要素20および電動要素30を収容する空間を有している。
圧縮要素20は、シリンダ21と、シリンダ21内を往復動するピストン22、クランクシャフト23、ピストン22とクランクシャフト23を繋ぐコネクティングロッド22a、クランクシャフト23周方向を軸支するすべり軸受としてのラジアル軸受25を備えている。ラジアル軸受25(軸受)、シリンダ21およびフレーム24は一体形成されている。クランクシャフト23は、スラスト軸受26を介してフレーム24に回転自在に支持されている。
電動要素30は、フレーム24の下側(ベース24aの下方)に配置され、ロータ31およびステータ32を含んで構成されている。ステータ32は、ロータ31の外周に配置されている。
フレーム24は、シリンダ21下方に位置し略水平方向に延びるベース24a、フレーム24の略中央部の貫通孔24bの内周面によって構成されているラジアル軸受25、貫通孔24b上端の周囲に円形溝状に形成された凹部24cとしてのスラスト軸受26を有している。
シリンダ21の密閉容器外周側の端部にはヘッドカバー27が取り付けられている。シリンダ21、ヘッドカバー27、ピストン22によって圧縮室(シリンダ室)Q1が構成されている。
クランクシャフト23は、貫通孔24bの上方において、回転中心軸Oに対して直交する方向(水平方向)に延びてバランスウエイトとしても機能するフランジ部23bを有している。クランクシャフト23には軸方向の下端から上方に向けて凹形状の中繰り穴23cが形成され、クランクシャフト23内に中空部を有するように構成されていて回転によって周知のように下方の潤滑油を汲み上げるポンプとして機能する。
Y軸正方向をシリンダ21中心軸とすると、図2に例示するように、Y軸の一方側(ここでは−X側)に吸込みサイレンサ41、他方側に吐出サイレンサ42が配置されている。
吸込みパイプ3aは密閉容器3内外を貫通して配置され、密閉容器外部側の一端は、冷凍サイクルの冷却器から延びている配管と接続される。吸込みパイプ3aの他端は、密閉容器内部側の開放端(図示せず)となり構成されている。圧縮機内に吸込まれた低温冷媒ガスは、吸込みパイプ3a他端で密閉容器内に開放される。
クランクシャフト23で汲み上げられた潤滑油は、フランジ部23b上に吹き出して、スラスト軸受26、クランクシャフト23とラジアル軸受25との間、コネクティングロッド22aの周辺を潤滑する。
スラスト軸受26などを潤滑した潤滑油40は、吹き出したところより下方に在る凹部24cに向かって、例えばシリンダブロックなどを伝って落下し、集まっていく。凹部24cには孔24sが設けられており、ここから密閉容器3の底に戻るように構成されている。
図4に例示する第1実施形態では、凹部24cに油戻し孔24sを2ヶ所設けており、2ヶ所ともシリンダ21側に配置している。孔24sそれぞれの直下には、モータ部品の上面が位置しており、孔24sから滴下した潤滑油はモータ部品に到達する。モータ部品のうちシリンダ21、吸込みサイレンサ41、吐出サイレンサ42が在る側は熱がこもりやすい。つまり、モータの中で温度が上昇しやすいY軸側(Y>0)の冷却が特に必要となるが、本実施形態によればより多くの油をモータの発熱がこもり易いY軸方向(Y>0)に滴下することができ、モータの温度集中部の冷却を効果的に行うことができる。
図5に例示する第2実施形態では、凹部24cのうち反シリンダ側に潤滑油が残留しないよう、反シリンダ側に3つめの油戻し孔24sを有している。反シリンダ側の孔24sの数はシリンダ側より少ない。そのため、本実施形態でもモータのY軸方向(Y>0)の箇所への油滴下量を多く確保することが可能となりモータの温度集中部の冷却を効果的に行うことができる。
図6に例示する第3実施形態では、凹部24cのうちシリンダ側に孔24sを1つだけ設け、吸込みサイレンサ41のボディ部側(第2象限)に配置している。これによりモータの温度が上昇しやすいY軸側(Y>0)の部分で、特に吸込みサイレンサ41のボディ部側の冷却を効果的に行うことができるので冷媒密度に影響する吸込みサイレンサの温度の上昇を効果的に抑制できる。
図7に例示する第4実施形態では、第3実施形態に対し、凹部24cのうち反シリンダ側に潤滑油が残留しないよう、反シリンダ側に2つめの油戻し孔を設けてもよい。この場合は2番目の孔(反シリンダ側の孔)は1つめの孔と点対称の象限に設けるのが好ましい。本実施形態では、孔24sはシリンダ側と反シリンダ側とで同数であり孔の大きさも同一としているが、シリンダ側の冷却を効果的に行うためにシリンダ側の油戻し孔を反シリンダ側の油戻し孔よりも大きくするとよい。
また本実施例の場合、孔24sはシリンダ側と反シリンダ側、いずれも1つずつのみである。孔24sを、フレームの型時点で設けておくのではなく例えばドリル加工などで設ける場合には、孔数が少ない方が好ましい。すなわち、3つ以下または2つ以下でシリンダ側への油戻しを考慮した態様とするのが好ましい。
図8は各実施形態の圧縮機を搭載した機器の一例としての冷蔵庫である。
密閉型圧縮機100
密閉容器3
コイルバネ9
上ケース3m
下ケース3n
圧縮要素20
シリンダ21
ピストン22
コネクティングロッド22a
大径側の端部22b
小径側の端部22c
ピン22d
クランクシャフト23
クランクピン23a
フランジ部23b
軸方向の下端の中繰り穴23c
上部連通孔23d
らせん溝23e
ピン部中繰り穴23f
ピン部連通孔23g
フレーム24
貫通孔24b
ベース24a
凹部24c
ラジアル軸受25
スラスト軸受26
ヘッドカバー27
固定軸部材28
固定軸らせん溝28a
電動要素30
ロータ31
ステータ32
鉄心32a
コイル32b
圧縮室(シリンダ室)Q1
潤滑油40
吐出サイレンサ42a,42b

Claims (2)

  1. シリンダと、
    吸込みサイレンサと、
    シャフトと、
    該シャフトを回転させるモータと、
    前記シャフトのスラスト軸受と、
    回転する前記シャフトによって潤滑油を吹出す油吹出部と、
    該油吹出部より下方に位置して潤滑油を受け、前記スラスト軸受周囲に配された凹部と、を有し、
    前記凹部は、
    前記シャフトよりもシリンダ側に1個又は2個のみ設けられ、かつ、
    前記シャフトよりも反シリンダ側に1個又は0個のみ設けられた油戻し孔を有し、
    それぞれの前記油戻し孔の下方には、略面一のモータ上面が設けられた圧縮機。
  2. 前記吸込みサイレンサは、前記シャフトよりもシリンダ側に位置し、
    前記油戻し孔は、
    前記シャフトよりもシリンダ側に1個又は2個のみ設けられ、かつ、シリンダ側の個数よりも少ない個数(0を含む。)を反シリンダ側に有する請求項1に記載の圧縮機。
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