JP2021123388A - 紙紐 - Google Patents

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武士 秋山
Takeshi Akiyama
武士 秋山
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Abstract

【課題】 結束性に優れ、手指に組み込みにくい紙紐を提供すること。
【解決手段】 テープ状の紙シート20に撚りをかけ、この撚りをかけたものをプレスして扁平にした紙紐30であって、前記紙シート20がクレープ紙10からなるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は紙紐に関する。
従来、梱包用の紙紐として、特許文献1に記載の如く、テープ状の紙シートに撚りをかけ、この撚りをかけたものをプレスして扁平にしたものがある。
特許文献1に記載の紙紐によれば、古紙リサイクルのための古新聞等の梱包に用いたとき、紙紐が撚りによって柔軟になり、かつ扁平状にされているから、該紙紐の結び目が互いになじみ易く、ゆるみにくいものとなり、結束性に優れる。また、古新聞等を梱包した紙紐に手指を差し入れてこれを運搬するとき、紙紐が撚りによって柔軟になり、かつ扁平状にされているから、該紙紐が手指に食い込みにくく、手指に痛みを与えにくい。
特開2003-137336号公報
本発明の課題は、特許文献1に記載の紙紐に比して、一層結束性に優れ、一層手指に食い込みにくい紙紐を提供することにある。
請求項1に係る発明は、テープ状の紙シートに撚りをかけ、この撚りをかけたものをプレスして扁平にした紙紐であって、前記紙シートがクレープ紙からなるものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記クレープ紙の自由状態における長さをL0とし、最大引張時における長さをLmとし、伸び率αをα=[(Lm−L0)/L0]×100(%)とするとき、前記紙シートがαを15%以上20%以下の範囲内にあるいずれかの値としたクレープ紙からなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記紙シートは撚紙機による撚り度合が10cmの長手方向範囲に1回転の撚り回転を施す撚り度合、ないし90cmの長手方向範囲に1回転の撚り回転を施す撚り度合の範囲内に定められるゆるい撚りをかけられてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)紙紐の撚りをかけられる前段階の紙シートがクレープ(しわ)の入った柔らかい(肌触りの良いソフトな柔らかさ)クレープ紙からなるものとされている。更に、紙紐は、この柔らかいクレープ紙が撚りを加えられてより柔軟になり、かつ扁平状にされたものになる。
(b)古新聞等の梱包に用いたとき、紙紐が上述(a)によってより柔軟になり、かつ扁平状にされたから、該紙紐の結び目が互いになじみ易く、ゆるみにくいものとなり、一層結束性に優れる。
(c)古新聞等を梱包した紙紐に手指を差し入れてこれを運搬するとき、紙紐が上述(a)によってより柔軟になり、扁平状にされているから、該紙紐が一層手指に食い込みにくく、手指に一層痛みを与えにくい。
(d)紙紐は、クレープ紙のクレープ(しわ)による伸張性で引張強度が増す上に、撚りを加えられて引張強度を更に増すものになり、高い引張強度を得ることができる。
(e)クレープ紙からなり、更に撚りを加えられ、かつ扁平状にされた紙紐は撚り密度が低密度でほぐれ易いため、古紙としての再生利用時に水に溶け易く、古紙としての再生利用性が高い。
(f)紙紐は、クレープ紙からなる紙シートを撚紙機にセットして撚りをかけるときに、紙シートの長手方向に沿う多数のしわを付されるものになる。この撚りに起因するしわは、クレープ紙のクレープ(しわ)と相まって、紙紐を一層柔軟にし、前述(b)の結束性、前述(c)の手指の食い込みにくさをより向上する。
図1は本実施形態の紙紐を製造するためのクレープ紙からなる紙シートを示す平面図である。 図2は本実施形態の紙紐を示し、(A)は平面図、(B)は拡大端面図、(C)は扁平加工前の拡大端面図である。 図3はクレープ紙の製造工程の一例を示す模式図である。
本実施形態は、図1に示した1枚のクレープ紙10からなる紙シート20を撚紙機にセットして撚り、これをプレスして扁平にして図2に示す如くの紙紐30を得るものである。尚、複数枚の紙シートを隣り合わせに並列配置し、それらの紙シートを隣り合わせ状態で撚紙機にセットして撚り合せ、これを扁平にするものであっても良い。
紙シート20は、例えば幅30mm乃至70mm、好適には幅50mmの長尺テープ状のクレープ紙10からなるものとされる。
クレープ紙10は、例えば図3に示す如くのクレープ紙製造装置100によってちりめん状に加工されたものである。クレープ紙製造装置100において、原反リール101から繰り出された紙匹Pは、水噴霧シャワー102から供給される噴霧水により湿紙状態とされ、回転するプレスロール103とプレスロール104に挟まれて該プレスロール103の表面に付着して回転する。そして、付着した紙匹Pはプレスロール103に当接させたドクターブレード105によって引き剥がされるときに、瞬時にクレーピング(ちりめん状のクレープ(しわ)11が付されること)が行なわれる。こうしてクレーピングされた紙匹Pはドライヤロール106に巻き回されて乾燥された後、巻取リール107に巻き取られてクレープ紙10となる。尚、図3は湿紙状態の紙匹Pにしわを付けるウェットクレープの例であるが、乾燥した紙匹Pにしわを付けるドライクレープを採用することもできる。
クレープ紙10は、紙匹Pを縦方向に機械的に圧縮され、坪量(単位面積当たりの質量)を増加させて縦方向の物理的特性を劇的に向上される。
クレープ紙10は、クレーピングにより加えられて長手方向において隣り合うクレープ(しわ)11の間隔をw(図1)としており、このクレープ(しわ)11の存在により肌触りの良いソフトな柔らかさを付与されるとともに、伸張性(伸び)を付与され、引張強度が増す。
クレープ紙10の自由状態における長さをL0とし、当該クレープ紙10が破断するに至ることのない最大引張荷重が付与されたときの最大引張時における長さをLmとし、伸び率αをα=[(Lm−L0)/L0]×100(%)とするとき、紙シート20としてαを15%以上20%以下の範囲内にあるいずれかの値としたクレープ紙10を用いるのが良い。15%未満では十分な柔らかさを得ることができず、20%越えでは紙匹Pの原反量が過多になってコスト高になる。
尚、クレープ紙10は、前述のクレープ紙製造装置100において、ドライヤロール106の回転数Nを低速にするほど前述の隣り合うクレープ(しわ)11の間隔wを小とした細かなクレープ(しわ)11を呈するものになり、結果として伸び率αを大にして伸張性を増すものになる。クレープ紙10は、伸び率αが大きくなるにつれてその引張強度を増すものになる。例えば、伸び率αが15%のクレープ紙10は、クレーピングされていない通常紙の引張強度が10kgに対し、その引張強度が15%増しの11.5kgになる。
紙シート20は撚紙機による撚り度合(以下、撚り密度)を例えば1回/10cm〜1回/90cm、好適には1回/50cm(50cmの長手方向範囲に1回転の撚り回転を施す)となるゆるい撚りを付される。尚、丸棒状の紙紐では、紙シートに与える撚り密度が例えば28回/30cmの如くのきつい撚りとなっている。
紙シート20は撚紙機による撚り過程で、撚りの回転方向を無秩序とするように自在に暴れるのが一般的であり、その撚り断面は例えば図2(C)に示す如くになる。また、紙シート20は撚紙機による撚り過程で、全巾に渡る各所にて長手方向に沿う多数のしわ31を付される。
撚紙機で撚りをかけられた紙シート20は、巻取機への巻取過程で、プレス手段によりプレスされ、その撚り断面を図2(B)に示す如くに扁平化され、紙紐30になる。紙紐30は、紙シート20の撚り断面を扁平化されることにより、その撚り状態を固定化される。撚り状態の固定化のために接着剤等を必要としない。
尚、クレープ紙10は、長手方向において隣り合うクレープ(しわ)11の間隔wが等間隔にならず、その向きも互いに平行になることのないランダムな方向をなしているため(図1)、撚紙機による撚り過程で一定の張力を付与されつつ撚られるときに、その張力によってそれらのクレープ(しわ)11の間隔wを喪失させることがなく、それらのクレープ(しわ)11を消失させることがない。これに対し、通常紙にエンボス加工を施し、その長手方向に直交する凹部をその長手方向において等間隔に設け、長手方向において隣り合う凹部を互いに平行にしたエンボス紙では、撚紙機による撚り過程で加えられる張力によりそれらの凹部をその長手方向に引き伸ばされて喪失し、それらの凹部を消失するおそれがある。
紙紐30は、撚りをかけられることによって柔軟にされ、しわ31を付されることによって更に柔軟性を増す。尚、紙紐30は、紙シート20の撚紙機による撚り過程でそれらの巾方向の端縁部のうち、撚り断面の外側に位置する端縁部32を内折り込み状とし、端縁部32の切刃状エッジ32Aを該紙紐30の表面に露出させないことで使用者の手指を傷つけない。但し、端縁部32の内折り込み化は必須としない。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)紙紐30の撚りをかけられる前段階の紙シート20がクレープ(しわ)11の入った柔らかい(肌触りの良いソフトな柔らかさ)クレープ紙10からなるものとされている。更に、紙紐30は、この柔らかいクレープ紙10が撚りを加えられてより柔軟になり、かつ扁平状にされたものになる。
(b)古新聞等の梱包に用いたとき、紙紐30が上述(a)によってより柔軟になり、かつ扁平状にされたから、該紙紐30の結び目が互いになじみ易く、ゆるみにくいものとなり、一層結束性に優れる。
(c)古新聞等を梱包した紙紐30に手指を差し入れてこれを運搬するとき、紙紐30が上述(a)によってより柔軟になり、扁平状にされているから、該紙紐30が一層手指に食い込みにくく、手指に一層痛みを与えにくい。
(d)紙紐30は、クレープ紙10のクレープ(しわ)11による伸張性で引張強度が増す上に、撚りを加えられて引張強度を更に増すものになり、高い引張強度を得ることができる。
(e)クレープ紙10からなり、更に撚りを加えられ、かつ扁平状にされた紙紐30は撚り密度が低密度でほぐれ易いため、古紙としての再生利用時に水に溶け易く、古紙としての再生利用性が高い。
(f)紙紐30は、クレープ紙10からなる紙シート20を撚紙機にセットして撚りをかけるときに、紙シート20の長手方向に沿う多数のしわ31を付されるものになる。この撚りに起因するしわ31は、クレープ紙10のクレープ(しわ)11と相まって、紙紐30を一層柔軟にし、前述(b)の結束性、前述(c)の手指の食い込みにくさをより向上する。
本発明の実施において、複数枚の紙シートは、上下に積層した重ね合せ状態で撚紙機にセットして撚り合せても良い。
また、紙紐は感温型接着剤を外面にコーティングされても良い。
また、紙紐の素材となる紙シートは古紙再生紙に限らない。
本発明によれば、結束性に優れ、手指に組み込みにくい紙紐を得ることができる。
10 クレープ紙
20 紙シート
30 紙紐

Claims (3)

  1. テープ状の紙シートに撚りをかけ、この撚りをかけたものをプレスして扁平にした紙紐であって、
    前記紙シートがクレープ紙からなるものである紙紐。
  2. 前記クレープ紙の自由状態における長さをL0とし、最大引張時における長さをLmとし、伸び率αをα=[(Lm−L0)/L0]×100(%)とするとき、前記紙シートがαを15%以上20%以下の範囲内にあるいずれかの値としたクレープ紙からなる請求項1に記載の紙紐。
  3. 前記紙シートは撚紙機による撚り度合が10cmの長手方向範囲に1回転の撚り回転を施す撚り度合、ないし90cmの長手方向範囲に1回転の撚り回転を施す撚り度合の範囲内に定められるゆるい撚りをかけられてなる請求項1又は2に記載の紙紐。
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