JP2021123101A - バスバー部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電体棒と熱可塑性樹脂製部材とが一体化したバスバー部材であって、気密性、耐冷熱性、生産性に優れるバスバー部材を提供する。【解決手段】導電体棒を有する熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材であるバスバー部材であって、インサート成形体であるバスバー部材。導電体棒が、表面を物理処理及び/又は化学処理した金属製導電体棒であって、該金属が銅、銅合金、アルミニウム及びアルミニウム合金からなる群より選択される少なくとも1種の金属である、バスバー部材。【選択図】図8

Description

本発明は、バスバー部材に関するものであり、更に詳しくは、熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材と導電体棒とを一体化したインサート成形体であり、気密性に優れ、耐冷熱性および生産性に優れたバスバー部材に関するものである。
近年、自動車、鉄道車両、航空機といった輸送機用機器には、モータ制御機器やインバータ等の電気回路および電源配電盤を始めとする多くの電気・電子機器が搭載されており、コンデンサや半導体、IC回路など複数部品をシステムとして一体化したモジュール部品とする場合が多い。該電気・電子機器同士を接続するための金属製導電体棒と樹脂組成物部材との間には、水分の透過を抑制し回路の信頼性を確保するための気密性が求められる。また、輸送機用機器には、過酷な冷熱環境下および振動環境下に耐えうる耐冷熱性や剛性を維持することが求められている。
金属製導電体棒と樹脂組成物部材との間の気密性を確保するための方法として、含フッ素エラストマーまたはシリコーンエラストマーを封止したバスバー部材(例えば、特許文献1参照。)、ゴム系接着剤によりシールしたバスバー部材(例えば、特許文献2参照。)、または、エポキシ系またはナイロン系プライマーが付与されたメッキ層を有する金属棒としたバスバー部材(例えば、特許文献3参照。)、が提案されている。
特開2016−58358号公報 WO2017/154543号 特開2017−13317号公報
しかし、特許文献1〜3に提案されたバスバー部材は、接着層を塗布する工程を経るため生産性に劣るのみならず冷熱時の気密性に劣るという課題を有するものであり、気密性に優れ、耐冷熱性および生産性に優れたバスバー部材の提案が求められている。
本発明者は、上記課題に関し鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂製部材と導電体棒とを直接一体化したインサート成形体とすることにより、優れた気密性、耐冷熱性、良生産性を有するバスバー部材となることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、導電体棒を有する熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材であるバスバー部材であって、インサート成形体であることを特徴とするバスバー部材に関するものである。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明のバスバー部材は、導電体棒を有する熱可塑性樹脂製蓋部材又は導電体棒を有する熱可塑性樹脂製ケース部材であり、これら部材はインサート成形体として導電体棒と熱可塑性樹脂製部材とを直接一体化したものである。
本発明のバスバー部材を構成する導電体棒としては、導電性を示すものであれば如何なるものであってもよく、例えば炭素棒、金製棒,銀製棒,鉄製棒,鉄合金製棒,銅製棒,銅合金製棒,アルミニウム製棒,アルミニウム合金製棒等の金属製棒を挙げることができ、特に密着性、気密性に優れるバスバー部材となることから表面を化学処理及び/又は物理的処理した金属製導電体棒であることが好ましく、さらに銅製棒、銅合金製棒、アルミニウム製棒、アルミニウム合金製棒が好ましく、特に導電性に優れる銅製棒、銅合金製棒が好ましい。該導電性棒はニッケルメッキ、錫メッキ、金メッキ、銀メッキなどのメッキが施されたものであってもよい。
そして、密着性、気密性に優れたバスバー部材とする際の導電体棒の物理的処理及び/又は化学処理を施す際の方法としては、導電体棒、特に金属製棒を物理的処理及び/又は化学処理する方法であれば如何なる方法も可能であり、該物理的処理としては、例えば表面に微小固体粒子を接触又は衝突させる方法、また高エネルギー電磁線を照射する方法等を挙げることができ、より具体的にはサンドブラスト処理、液体ホーニング処理、レーザ加工処理等を挙げることができる。更に、サンドブラスト処理、液体ホーニング処理の際の研磨剤としては、例えばサンド、スチールグリッド、スチールショット、カットワイヤー、アルミナ、炭化ケイ素、金属スラグ、ガラスビーズ、プラスチックビーズ等を挙げることができる。また、レーザ加工処理としては、WO2007/072603号公報、特開2015−142960号公報、特開2016−132131号公報に提案の方法等をも挙げることができ、高エネルギー電磁線を照射する方法としては特開2011−140167号公報に提案の方法等をも挙げることができる。
また、該化学処理としては、例えば陽極酸化処理法、酸又はアルカリの水溶液で化学処理する方法、等を挙げることができる。
そして、陽極酸化処理としては、例えば金属製導電体棒を陽極として電解液中で電化反応を行いその表面に酸化被膜を形成する方法であってもよく、メッキ等の分野において陽極酸化法として一般的に知られている方法を用いることができる。より具体的には、例えば1)一定の直流電圧をかけて電解を行う直流電解法、2)直流成分に交流成分を重畳した電圧をかけることにより電解を行うバイポーラ電解法、等を挙げることができる。陽極酸化法の具体的例示としては、WO2004/055248号公報等に提案の方法等を挙げることができる。また、酸又はアルカリの水溶液で化学処理する方法としては、例えば導電体棒を酸又はアルカリの水溶液に浸せきし導電体棒表面を化学処理する方法であってもよく、その際の酸又はアルカリの水溶液としては、例えばリン酸等のリン酸系化合物;クロム酸等のクロム酸系化合物;フッ化水素酸等のフッ化水素酸系化合物;硝酸等の硝酸系化合物;塩酸等の塩酸系化合物;硫酸等の硫酸系化合物;水酸化ナトリウム、アンモニア水溶液などのアルカリ水溶液;トリアジンチオール水溶液、トリアジンチオール誘導体水溶液により化学処理する方法等を挙げることができ、より具体的例示としては、特開平10−096088号公報、特開平10−056263号公報、特開平04−032585号公報、特開平04−032583号公報、特開平02−298284号公報、WO2009/151099号公報、WO2009/78382号公報、WO2011/104944号公報、特開2010−254793号公報、特開2013−22761号公報等に提案の方法、等を挙げることができる。
また、導電体棒と熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材との気密性に特に優れたバスバー部材となることから、該物理的処理及び/又は化学処理は、単独で処理しても両者を併用して処理しても良く、例えば、表面に物理的処理を施した後に化学処理を施した導電体棒を用いてバスバー部材としたものであってもよい。
該導電体棒の形状に制限なく、単なる棒形状はもとより、板、板に代表される展伸材を予め所望の形状に加工したものであってもよい。さらには、直線状の「I」字型であっても、「L」字型、「T」字型の形状であっても、棒の途中が曲がった曲線形状であってもよく、これらの形状が組み合わされた形状の導電体棒であってもよい。
本発明のバスバー部材を構成する熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材としては、該導電体棒をインサートしたインサート成形体の成形が可能である熱可塑性樹脂製であればよく、熱可塑性樹脂としては、例えばポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、液晶ポリマー、ポリカーボネート樹脂、これらの混合物等を挙げることができ、その中でも、気密性に優れるバスバー部材を効率的に得ることができることから、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、液晶ポリマーであることが好ましい。
そして、特に耐熱性、強度特性に優れるバスバー部材となることから、ポリフェニレンスルフィド樹脂(以下、PPS樹脂と記す場合がある。)と少なくともエチレン系共重合体とを含むポリフェニレンスルフィド樹脂組成物であることが好ましい。その際のポリフェニレンスルフィド樹脂としては、ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂、アミノ基置換ポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂であることが好ましい。また、エチレン系共重合体としては、特に気密性及び耐冷熱性に優れたバスバー部材となることから、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル−無水マレイン酸共重合体、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル共重合体、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体及び無水マレイン酸グラフト変性エチレン系重合体からなる群より選択される少なくとも1種以上の変性エチレン系重合体であることが好ましい。また、本発明のバスバー部材を構成するPPS樹脂組成物部材は、剛性に優れたバスバー部材となることから、ガラス繊維を含んでなるPPS樹脂組成物部材であることが好ましい。また、タルク,ガラスバルーン,ガラスフレーク,炭酸カルシウム等の充填剤、エポキシ樹脂,シラン化合物,アミノシラン化合物,エポキシシラン化合物,イソシアネート化合物等の添加剤、等を含むPPS樹脂組成物部材であることが好ましい。該PPS樹脂組成物とする際の製造方法としては特に制限はなく、一般的な混合・混練方法として知られている方法を用いる事が可能であり、例えば全ての原材料を配合し溶融混練する方法;原材料の一部を配合した後で溶融混練し、さらに残りの原材料を配合し溶融混練する方法;あるいは原材料の一部を配合後単軸又は二軸の押出機により溶融混練中にサイドフィーダーを用いて残りの原材料を混合する方法、など、いずれの方法を用いてもよい。そして、溶融混練を行う方法としては、従来から使用されている加熱溶融混練方法を用いることができ、例えば単軸又は二軸押出機、ニーダー、ミル、ブラベンダーなどによる加熱溶融混練方法が挙げられ、特に混練能力に優れた二軸押出機による溶融混練方法が好ましい。また、この際の混練温度は特に限定されるものではなく、通常280〜320℃の中から任意に選ぶことができる。
本発明のバスバー部材の形状としては、蓋部材、ケース部材としての適用が可能であれば如何なる形状であってもよく、例えば円状、楕円状、三角状、四角状、五角状、六角状、円柱状、三角柱状、四角柱状、五角柱状、六角柱状、等を挙げることができる。
本発明のバスバー部材の製造方法としては、導電体棒を有する熱可塑性樹脂製部材とのインサート成形体の成形が可能であれば如何なる方法であってもよく、その中でも特に効率よくバスバー部材を製造することが可能となることから射出インサート成形法により一体化することが好ましい。そして、該射出インサート成形法としては、例えば金型内に導電体棒を1個以上装着し、該導電体棒に溶融熱可塑性樹脂を充填し、熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材とし、該導電体棒と熱可塑性樹脂製部材とが直接一体化されたバスバー部材とする方法を挙げることができる。この際のインサート成形を行う際の成形機としては、とりわけ生産性に優れることから射出成形機を用いてインサート射出成形を行うことが好ましい。
本発明のバスバー部材は、気密性、耐冷熱性及び生産性に優れることから自動車、鉄道車両、航空機といった輸送機用電気・電子機器のバスバー部材に好ましく用いられ、とりわけ車両用電気・電子機器のバスバー部材としてより好ましく使用できると共に、電気回路基板,電子回路基板,インバータ回路基板等を含むモジュール部材としても適用できるものである。
本発明は、導電体棒と熱可塑性樹脂製部材とが一体化したバスバー部材を提供するものであり、該バスバー部材は、気密性、耐冷熱性及び生産性に優れることから、自動車、鉄道車両、航空機といった輸送機用電気・電子機器のバスバー部材に有用なものである。
バスバー部材、蓋材の気密性評価を行う容器の一概略図。 バスバー部材の気密性評価を行う容器の一概略図。 バスバー部材の気密性評価を行う容器の一概略図。 バスバー部材の気密性評価を行う容器の一概略図。 導電体棒の形状を示す一概略図。 導電体棒の形状を示す一概略図。 導電体棒の形状を示す一概略図。 蓋型バスバー部材、蓋材を示した一概略図。 蓋型バスバー部材を示した一概略図。 ケース型バスバー部材を示した一概略図。 蓋型バスバー部材を示した一概略図。 バスバー部材の気密性評価を行う容器の一概略図。 バスバー部材の気密性評価を行う容器の一概略図。 導電体棒の形状を示す一概略図。 蓋型バスバー部材を示した一概略図。 蓋型バスバー部材を示した一概略図。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによりなんら制限されるものではない。
実施例及び比較例において用いた、ポリアリーレンスルフィド(A)、エチレン系共重合体(B)、ガラス繊維(C)を以下に示す。
<ポリアリーレンスルフィド(A)>
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、単にPPS(a1−2)と記す。):溶融粘度400ポイズ。
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、単にPPS(a1−3)と記す。):溶融粘度1600ポイズ。
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、単にPPS(a2−1)と記す。):溶融粘度450ポイズ。
<エチレン系共重合体(B)>
エチレン−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル−無水マレイン酸共重合体(b−1)(以下、単にエチレン系共重合体(b−1)と記す。):アルケマ(株)製、(商品名)ボンダインAX8390。
エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−アルキルエステル共重合体(b−2)(以下、単にエチレン系共重合体(b−2)と記す。):住友化学(株)製、(商品名)ボンドファースト7M。
<ガラス繊維(C)>
ガラス繊維(c−1);日東紡(株)製チョップドストランド、(商品名)CSG−3PA 830。
ガラス繊維(c−2);オーウェンス コーニング ジャパン(株)製、(商品名)RES03−TP91;繊維径10μm、繊維長3mm。
<合成例1(PPS(a1−2)の合成)>
攪拌機を装備する50リットルオートクレーブに、硫化ナトリウム2.9水和物6214g及びN−メチル−2−ピロリドン17000gを仕込み、窒素気流下攪拌しながら徐々に205℃まで昇温して、1355gの水を留去した。この系を140℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン7150g、3,5−ジクロロアニリン47g(p−ジクロロベンゼンと3,5−ジクロロアニリンの総量に対して約0.6モル%)、N−メチル−2−ピロリドン5000gを添加し、窒素気流下に系を封入した。この系を2時間かけて225℃に昇温し、225℃にて2時間重合させた後、30分かけて250℃に昇温し、さらに250℃にて3時間重合を行った。重合終了後、室温まで冷却し、遠心分離器により固形分を単離した。該固形分を温水でポリマーを繰り返し洗浄し100℃で一昼夜乾燥することにより、溶融粘度が250ポイズのアミノ基置換ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(a1−1)と記す。)を得た。このPPS(a1−1)を、さらに窒素雰囲気下250℃で4時間硬化を行いアミノ基置換ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(a1−2)と記す。)を得た。
得られたPPS(a1−2)の溶融粘度は400ポイズであった。
さらに、得られたPPS(a1−2)を、酸素雰囲気下230℃で4時間硬化を行い溶融粘度が1600ポイズのアミノ基置換ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(a1−3)と記す。)を得た。
<合成例2(PPS(a2−1)の合成)>
攪拌機を装備する50リットルオートクレーブに、47%硫化水素ナトリウム水溶液5607g、48%水酸化ナトリウム水溶液3807g及びN−メチル−2−ピロリドン10773gを仕込み、窒素気流下攪拌しながら徐々に200℃まで昇温して、4533gの水を留去した。この系を170℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン7060gとN−メチル−2−ピロリドン5943gを添加し、窒素気流下に系を封入した。この系を225℃に昇温し、225℃にて1時間重合し、さらに250℃まで昇温し、250℃にて2時間重合した。更に、250℃で水1503gを圧入し、再度255℃まで昇温し、225℃にて3時間重合を行った。重合終了後、室温まで冷却し、遠心分離器により固形分を単離した。該固形分を130℃のN−メチル−2−ピロリドンで洗浄し、続いて温水で繰り返し洗浄し100℃で一昼夜乾燥することにより、溶融粘度が450ポイズの直鎖状ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(a2−1)と記す。)を得た。
合成例1〜2により得られたポリアリーレンスルフィドの評価・測定方法を以下に示す。
〜PPSの溶融粘度測定〜
直径1mm、長さ2mmのダイスを装着した高化式フローテスター((株)島津製作所製、(商品名)CFT−500)にて、測定温度315℃、荷重10kgの条件下で溶融粘度の測定を行った。
バスバー部材の評価方法を以下に示す
〜気密試験および気密性の評価〜
上部が開放された樹脂製容器に電気回路基板を入れ、樹脂製蓋部材と樹脂製ケース部材とをエポキシ樹脂を用いて密閉し、気密性評価用容器(図1〜4に示すいずれかの容器)を作製し、0.1MPaの乾燥窒素を封入した。該容器を120℃で1時間保持した後、−40℃で1時間保持することを1サイクルとする冷熱サイクルに1000サイクル供した後に、85℃×85%RH雰囲気下で1000時間供し、導電体棒と樹脂部材との界面を検査用液体で浸した。該容器内を乾燥窒素にて0.3MPaに昇圧して1分間保持し、以下の評価基準により冷熱後の気密性を評価した。
○:検査用液体に浸された界面から気泡が発生しない。
×:検査用液体に浸された界面から気泡が発生した。
次に、気密性の評価を行った気密性評価用容器から電気回路基板を取り出し、通電状態を確認し、以下の評価基準にて容器内の結露の有無を判断した。
○:電気回路基板が通電し作動。
×:電気回路基板が作動しない。
〜インバータ回路設置モジュール用バスバーの気密試験および気密性の評価〜
上部が開放された樹脂製容器にEV用インバータ用回路基板(CQ出版(株)製)を入れ、樹脂製蓋部材と樹脂製ケース部材とをエポキシ樹脂を用いて密閉し、気密性評価用容器(図1,12,13に示すいずれかの容器)を作製し、0.1MPaの乾燥窒素を封入した。該容器を120℃で1時間保持した後、−40℃で1時間保持することを1サイクルとする冷熱サイクルに1000サイクル供した後に、85℃×85%RH雰囲気下で1000時間供し、導体棒と樹脂部材との界面を検査用液体で浸した。該容器内を乾燥窒素にて0.3MPaに昇圧して1分間保持し、以下の評価基準により冷熱後の気密性を評価した。
○:検査用液体に浸された界面から気泡が発生しない。
×:検査用液体に浸された界面から気泡が発生した。
次に、気密性の評価を行った気密性評価用容器からインバータ回路基板を取り出し、通電状態を確認し、以下の評価基準にて容器内の結露の有無を判断した。
○:インバータ回路基板が通電し作動。
×:インバータ回路基板が作動しない。
実施例1
図5に示す形状のニッケルメッキ銅製板をアセトンによる脱脂処理後、#600のアルミナ、次いで#2000のアルミナにて液体ホーニング処理を行い、導電体棒として表面を粗面化した銅製導電体棒を得た。
合成例1で得られたPPS(a1−2)7kg、エチレン系共重合体(b−1)1kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、商品名TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−1)2kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE−75D)用い、140℃に設定した金型内に表面を粗面化した銅製導電体棒を設置し、射出温度310℃、射出時間1.5秒、保圧70MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図8に示す形状の蓋部材であるバスバー部材を冷却時間40秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図1に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板とPPS樹脂組成物製蓋部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内の電気回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
実施例2
図5および図6に示す形状の銅(C1100)製板をアセトンによる脱脂処理後、硫酸130g/L、過酸化水素25g/L、トルエンスルホン酸3g/L、4−ニトロベンゾトリアゾール0.7g/L、5−フェニルテトラゾール0.3g/L、塩化ナトリウム8ppmを予め混合し30℃とした水溶液に浸漬し、導電体棒として表面を化学処理した銅製導電体棒を得た。
合成例2で得られたPPS(a2−1)5.5kg、エチレン系共重合体(b−2)0.5kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、(商品名)TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−2)4kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE−75D)用い、150℃に設定した金型内に表面を粗面化した銅製導電体棒を設置し、射出温度315℃、射出時間1秒、保圧80MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図9に示す形状の蓋部材であるバスバー部材を冷却時間40秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図2に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板とPPS樹脂組成物製蓋部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内の電気回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
実施例3
図5および図7に示す形状の銅(C1020)製平板をアセトンによる脱脂処理後、レーザ加工機(アマダミヤチ(株)製、(商品名)ML−7350CL)を用いて、溝深さ80μm、溝間隔0.15mmで格子状の凹部を設けたレーザ加工処理を行い、導電体棒として表面を粗面化した銅製導電体棒を得た。
合成例1で得られたPPS(a1−3)6.2kg、エチレン系共重合体(b−2)0.8kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、(商品名)TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−2)3kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE−75D)用い、150℃に設定した金型内に表面を粗面化した銅製導電体棒を設置し、射出温度320℃、射出時間2秒、保圧100MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図10に示す形状のケース部材であるバスバー部材を冷却時間50秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図3に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板と樹脂組成物製ケース部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内の電気回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
実施例4
図5に示す形状の銅(C5111)製板をアセトンによる脱脂処理後、60℃とした98%硫酸に浸漬し、次いで30℃とした0.001%1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・モノナトリウム水溶液に浸漬し、さらに30℃とした0.5%過酸化水素水溶液に浸漬し、導電体棒として表面を化学処理した銅製導電体棒を得た。
合成例2で得られたPPS(a2−1)6.5kg、エチレン系共重合体(b−1)0.5kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、(商品名)TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−2)3kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE−75D)用い、150℃に設定した金型内に表面を粗面化した銅製導電体棒を設置し、射出温度315℃、射出時間1.2秒、保圧90MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図11に示す形状の蓋部材であるバスバー部材を冷却時間30秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図4に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板と樹脂組成物製蓋部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内の電気回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
実施例5
図14に示す形状の銅(C1100)製平板をアセトンによる脱脂処理後、60℃とした98重量%硫酸に浸漬し、さらに50℃とした1.2モル%水酸化ナトリウム水溶液中で電流密度0.25A/cmで陽極酸化処理することにより、導電体棒として表面を化学処理した銅製導電体棒を得た。
合成例1で得られたPPS(a1−2)5kg、エチレン系共重合体(b−1)0.5kg、ガラスフレーク(日本板硝子(株)製、(商品名)REFG−112)2.2kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、(商品名)TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−2)2.3kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業(株)製、(商品名)SE−75D)用い、150℃に設定した金型内に表面を化学処理した銅製導電体棒を設置し、射出温度310℃、射出時間2秒、保圧90MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図15に示す形状のケース部材であるバスバー部材を冷却時間40秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図12に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板と樹脂組成物製ケース部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内のインバータ回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
実施例6
図5に示す形状の銅(C2801)製平板をアセトンによる脱脂処理後、60℃とした98%硫酸に浸漬し、次いで40℃とした0.002%1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール−6−ナトリウムチオレート水溶液に浸漬し、さらに30℃とした0.5%過酸化水素水溶液に浸漬し、導電体棒として表面を化学処理した銅製導電体棒を得た。
合成例2で得られたPPS(a2−1)4.2kg、エチレン系共重合体(b−2)0.1kg、エポキシ樹脂(三菱ケミカル(株)製、(商品名)JER1055)0.2kg、炭酸カルシウム(白石カルシウム(株)製、(商品名)ホワイトンP−10)2kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、(商品名)TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−1)4.5kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE−75D)用い、140℃に設定した金型内に表面を粗面化した銅製導電体棒を設置し、射出温度315℃、射出時間1.5秒、保圧70MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図8に示す形状の蓋部材であるバスバー部材を冷却時間40秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図1に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板とPPS樹脂組成物製蓋部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内のインバータ回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
実施例7
図14に示す形状の銅(C1020)製平板を#600のアルミナでサンドブラスト処理し、次いでアセトンによる脱脂処理した。次に、平板表面をアルゴンガスを用いてプラズマ処理し、次いで、表面のアリルアミンの量が1.3×10−3mg/cmとなるように0.2秒間プラズマを照射し、導電体棒として表面処理した銅製導電体棒を得た。
合成例1で得られたPPS(a1−3)6.1kg、エチレン系共重合体(b−1)0.8kg、イソシアネート化合物(東ソー(株)製、(商品名)コロネートHXR)0.1kgをあらかじめタンブラーにて均一に混合した。その後、シリンダー温度300℃に設定した二軸押出機(東芝機械(株)、(商品名)TEM−35B)にて、ガラス繊維(c−2)3kgを該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したPPS樹脂組成物を作製した。
射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE−75D)用い、150℃に設定した金型内に表面処理した銅製導電体棒を設置し、射出温度320℃、射出時間2秒、保圧80MPaにて溶融PPS樹脂組成物を射出するインサート成形にて、図16に示す形状のケース部材であるバスバー部材を冷却時間50秒で得た。
得られたバスバー部材を用い、図13に示す気密性評価容器として、気密性の評価を行った。その結果、銅製板とPPS樹脂組成物製蓋部材との界面から気泡は発生せず、気密性に優れるものであった。また、容器内のインバータ回路基板は通電し作動したことから、容器内に結露は発生しなかった。
比較例1
実施例1で用いたPPS樹脂組成物により、予め銅製導電体棒を挿入する穴を有する蓋部材の成形を行った。そして、該蓋部材と実施例1と同じニッケルメッキ銅製導電体棒をフッ素化ポリエーテル含有接着剤(信越化学工業(株)製、(商品名)SIFEL2614)にて接着・固定化を行い図8に示す形状の蓋部材を得た。
得られた蓋材を用い、図1に示す気密性評価容器として気密試験を行った。得られた蓋部材は、生産性に劣る上に、銅製板と樹脂組成物製蓋材との界面から気泡が発生し気密性にも劣るものであった。また、容器内の電気回路基板は通電せず、容器内に結露が見られた。
比較例2
実施例1で用いたPPS樹脂組成物により、予め銅製導電体棒を挿入する穴を有する蓋部材の成形を行った。そして、該蓋部材と実施例1と同じニッケルメッキ銅製導電体棒をエピクロロヒドリンゴム(ダイソー(株)製、(商品名)エピクロマーH)にて接着・固定化を行い図8に示す形状の蓋部材を得た。
得られた蓋材を用い、図1に示す気密性評価容器として気密試験を行った。気密試験を行った。得られた蓋部材は、生産性に劣る上に、銅製板と樹脂組成物製蓋材との界面から気泡が発生し気密性にも劣るものであった。また、容器内の電気回路基板は通電せず、容器内に結露が見られた。
比較例3
実施例1で用いたPPS樹脂組成物により、予め銅製導電体棒を挿入する穴を有する蓋部材の成形を行った。そして、該蓋部材と実施例1と同じニッケルメッキ銅製導電体棒をエポキシ樹脂系接着剤(ナガセケムテックス(株)製、(商品名)XNR5002/XNH5002)にて接着・固定化を行い図8に示す形状の蓋部材を得た。
得られた蓋材を用い、図1に示す気密性評価容器として気密試験を行った。気密試験を行った。得られた蓋部材は、生産性に劣る上に、銅製板と樹脂組成物製蓋材との界面から気泡が発生し気密性にも劣るものであった。また、容器内の電気回路基板は通電せず、容器内に結露が見られた。
本発明は、導電体棒、好ましくは金属表面を物理的処理及び/又は化学処理した金属製導電体棒と、熱可塑性樹脂部材、好ましくはポリフェニレンスルフィド樹脂組成物部材とが一体化されたバスバー部材を提供するものであり、該バスバー部材は、導電体棒と樹脂製部材とが一体化され、気密性、耐冷熱性、生産性に優れることから、自動車、鉄道車両、航空機といった輸送機用電気・電子機器のバスバー部材に期待されるものである。
1;導電体棒
2;熱可塑性樹脂製部材

Claims (8)

  1. 導電体棒を有する熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材であるバスバー部材であって、インサート成形体であることを特徴とするバスバー部材。
  2. 導電体棒が、表面を物理処理及び/又は化学処理した金属製導電体棒であって、該金属が銅、銅合金、アルミニウム及びアルミニウム合金からなる群より選択される少なくとも1種の金属であることを特徴とする請求項1に記載のバスバー部材。
  3. 熱可塑性樹脂が、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、液晶ポリマー及びポリカーボネート樹脂からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバスバー部材。
  4. 熱可塑性樹脂が、少なくとも、ポリフェニレンスルフィド樹脂、エチレン系共重合体を含むポリフェニレンスルフィド樹脂組成物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバスバー部材。
  5. 金型内に導電体棒を装着し、熱可塑性樹脂を溶融状態で射出インサート成形し、導電体棒と熱可塑性樹脂製蓋部材又は熱可塑性樹脂製ケース部材とを一体化したバスバー部材とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバスバー部材の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のバスバー部材にて、容器内に電気回路基板を設置してなることを特徴とする電気部材。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載のバスバー部材にて、容器内に電子回路基板を設置してなることを特徴とする電子部材。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載のバスバー部材にて、容器内に自動車向けインバータ回路基板を設置してなることを特徴とするモジュール部材。
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