JP2021123045A - 建築用ボード切断機 - Google Patents

建築用ボード切断機 Download PDF

Info

Publication number
JP2021123045A
JP2021123045A JP2020018834A JP2020018834A JP2021123045A JP 2021123045 A JP2021123045 A JP 2021123045A JP 2020018834 A JP2020018834 A JP 2020018834A JP 2020018834 A JP2020018834 A JP 2020018834A JP 2021123045 A JP2021123045 A JP 2021123045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
gear
pulley
main body
building board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020018834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7296900B2 (ja
Inventor
健一 田原
Kenichi Tahara
健一 田原
純洙 權
Soonsu Kwon
純洙 權
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2020018834A priority Critical patent/JP7296900B2/ja
Publication of JP2021123045A publication Critical patent/JP2021123045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7296900B2 publication Critical patent/JP7296900B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

【課題】建築用ボードに作用する力の全部又は一部が相殺され、建築用ボードが安定した状態で切断される建築用ボード切断機を実現する。【解決手段】切断機1Aは、建築用ボードが載せられる本体10と、本体10に回動可能に連結されたガイド部材20と、本体10に往復動可能に設けられた下側スライダ30と、ガイド部材20に往復動可能に設けられた上側スライダ40と、下側スライダ30に設けられた下側ブレード31と、上側スライダ40に設けられた上側ブレード41と、下側スライダ30及び上側スライダ40を同期させて逆方向に移動させる駆動機構50と、を有する。駆動機構50によって下側スライダ30及び上側スライダ40が移動されると、建築用ボードの一面に第1方向に向かって切り込みが形成されるのと同時に、建築用ボードの他の一面に前記第1方向と反対の第2方向に向かって切り込みが形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、建築用ボードを切断するための器具に関するものである。
今日、石膏ボードに代表される各種の建築用ボードが知られている。それら建築用ボードは、使用される場所に応じて「内装ボード」又は「外装ボード」と呼ばれたり、用途に応じて「内壁材」,「外壁材」又は「天井材」と呼ばれたりすることもある。例えば、建物の内壁に用いられる建築用ボードは、「内装ボード」や「内壁材」と呼ばれ、建物の外壁に用いられる建築用ボードは、「外装ボード」や「外壁材」と呼ばれることがある。
上記のような建築用ボードは、建築現場において所望の大きさ(幅や長さ)に切断されることがある。建築現場で建築用ボードを切断する際に用いられる器具の一例として、特許文献1に記載されているような切断機がある。特許文献1に記載されている切断機は、第1ガイドに沿って移動する第1移動刃部と、第2ガイドに沿って移動する第2移動刃部と、これら第1移動刃部及び第2移動刃部を同期させて同方向に移動させる同期移動手段と、を備えている。
特許第3119594号公報
特許文献1に記載されている切断機が備える第1移動刃部及び第2移動刃部は、同方向に移動しながら建築用ボードに相当する板状体に切り込みを形成する。具体的には、第1移動刃部は、板状体の表面に食い込んだ状態で第2移動刃部と同時に第2移動刃部と同方向に移動することにより、板状体の表面に切り込みを形成する。一方、第2移動刃部は、板状体の裏面に食い込んだ状態で第1移動刃部と同時に第1移動刃部と同方向に移動することにより、板状体の裏面に切り込みを形成する。
板状体に食い込んだ第1移動刃部及び第2移動刃部が移動すると、板状体に対して第1移動刃部及び第2移動刃部の移動方向の力が作用する。この結果、第1移動刃部及び第2移動刃部を移動させる際、つまり板状体を切断する際に、板状体が不意に動いてしまい、板状体が真っすぐに切断されない虞がある。
本発明の目的は、切断作業中に建築用ボードに作用する力の全部又は一部が相殺され、建築用ボードが安定した状態で切断される建築用ボード切断機を提供することである。
本発明の建築用ボード切断機は、建築用ボードが載せられる本体と、前記本体に連結され、前記本体に載せられている建築用ボードに重なる第1状態と、前記本体に載せられている建築用ボードから離間する第2状態と、に回動可能なガイド部材と、前記本体に、当該本体の長手方向に往復動可能に設けられた第1スライダと、前記ガイド部材に、当該ガイド部材の長手方向に往復動可能に設けられた第2スライダと、前記第1スライダに設けられ、当該第1スライダと一体的に移動する第1ブレードと、前記第2スライダに設けられ、当該第2スライダと一体的に移動する第2ブレードと、前記第1スライダ及び前記第2スライダを同期させて逆方向に移動させる駆動機構と、を有する。そして、前記駆動機構によって前記第1スライダ及び前記第2スライダが移動されると、建築用ボードの一面に前記第1ブレードによって第1方向に向かって切り込みが形成されるのと同時に、建築用ボードの他の一面に前記第2ブレードによって前記第1方向と反対の第2方向に向かって切り込みが形成される。
本発明の一態様では、建築用ボード切断機は、前記本体に設けられ、前記第1スライダの往復動を案内する第1ガイドレールと、前記ガイド部材に設けられ、前記第2スライダの往復動を案内する第2ガイドレールと、を有する。
本発明の他の一態様では、前記駆動機構は、前記本体に回動自在に設けられたプーリと、前記プーリに掛け回され、一端が前記第1スライダに固定され、他端が前記第2スライダに固定された連結部材と、を含む。
本発明の他の一態様では、前記連結部材がワイヤである。
本発明の他の一態様では、前記駆動機構は、前記本体に設けられた第1ギヤ及び第1プーリと、前記第1ギヤと前記第1プーリとの間に掛け回されるとともに、前記第1スライダが固定された第1動力伝達部材と、前記ガイド部材に設けられた第2ギヤ及び第2プーリと、前記第2ギヤと前記第2プーリとの間に掛け回されるとともに、前記第2スライダが固定された第2動力伝達部材と、前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの両方と噛み合う中間ギヤと、を含む。また、前記第1ギヤと前記第1プーリとは、前記第1スライダの移動方向前後に配置され、前記第2ギヤと前記第2プーリとは、前記第2スライダの移動方向前後に配置される。
本発明の他の一態様では、建築用ボード切断機は、前記第2ギヤ及び前記第2プーリが設けられている前記ガイド部材の側面から前記第2スライダの移動方向と直交する方向に突出する一対の保護壁を有する。そして、前記第2動力伝達部材は、対向する前記一対の保護壁の間に配置される。
本発明の他の一態様では、建築用ボード切断機は、前記第1ギヤ及び前記第1プーリが設けられている前記本体の側面から前記第1スライダの移動方向と直交する方向に突出する保護壁を有する。そして、前記保護壁は、前記第1動力伝達部材の上方において、当該第1動力伝達部材に沿って延びる。
本発明の他の一態様では、前記第1動力伝達部材及び前記第2動力伝達部材がワイヤ,平ベルト,歯付きベルト,Vベルト又はチェーンのいずれかである。
本発明によれば、切断作業中に建築用ボードに作用する力の全部又は一部が相殺され、建築用ボードが安定した状態で切断される建築用ボード切断機が実現される。
第1実施形態に係る切断機1Aの斜視図である。 (a),(b)は、切断機1Aを用いて石膏ボードを切断する手順を示す説明図である。 (a),(b)は、切断機1Aを用いて石膏ボードを切断する手順を示す他の説明図である。 (a),(b)は、切断機1Aを用いて石膏ボードを切断する手順を示す他の説明図である。 第2実施形態に係る切断機1Bの概略構造を示す側面図である。 (a)は切断機1Bの詳細構造を示す一部省略の正面図であり、(b)は切断機1Bの詳細構造を示す一部省略の側面図である。 図6中のA−A線に沿う部分拡大断面図である。 切断機1Bにおける本体とガイド部材との連結構造を示す説明図である。 (a)は動力伝達部材としての歯付きベルトを備える切断機1Cの詳細構造を示す一部省略の正面図であり、(b)は切断機1Cの詳細構造を示す一部省略の側面図である。
以下、本発明が適用された建築用ボード切断機(以下、「切断機」と略称する場合がある。)の実施形態の幾つかについて図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本実施形態に係る切断機1Aは、平板状の本体10と、本体10に回動可能に連結された短冊状のガイド部材20と、本体10に当該本体10の長手方向に往復動可能に設けられた第1スライダ30と、ガイド部材20に当該ガイド部材20の長手方向に往復動可能に設けられた第2スライダ40と、第1スライダ30及び第2スライダ40を同期させて逆方向に移動させる駆動機構50と、を有する。駆動機構50は、本体10に回動自在に設けられたプーリ51と、プーリ51に掛け回された連結部材としてのワイヤ52と、を含んでいる。
本実施形態では、本体10及びガイド部材20の長手方向を「前後方向」、本体10及びガイド部材20の短手方向を「左右方向」と定義する。また、前後方向及び左右方向の双方と直交する方向を「上下方向」と定義する。さらに、前後方向に関しては、プーリ51が設けられている側を「前方」、プーリ51が設けられている側と反対側を「後方」と定義する。左右方向に関しては、第1スライダ30及び第2スライダ40が設けられている側を「左方」、第1スライダ30及び第2スライダ40が設けられている側と反対側を「右方」と定義する。上下方向に関しては、第1スライダ30が設けられている側を「下方」、第2スライダ40が設けられている側を「上方」と定義する。
上記定義に従えば、第1スライダ30及び第2スライダ40は、前後方向に往復動可能である。そして、第1スライダ30が後方に移動するとき、第2スライダ40は前方に移動し、第2スライダ40が後方に移動するとき、第1スライダ30は前方に移動する。
図1に示されるように、第1スライダ30には当該第1スライダ30と一体的に移動する第1ブレード31が設けられており、第2スライダ40には当該第2スライダ40と一体的に移動する第2ブレード41が設けられている。第1ブレード31は、第1スライダ30の上面から上方に向かって突出している。一方、第2ブレード41は、第2スライダ40の下面から下方に向かって突出している。尚、説明の便宜上、図1に第2ブレード41を図示したが、実際には第2スライダ40に隠れて目視できない。
以下の説明では、第1スライダ30を「下側スライダ30」と呼び、第1ブレード31を「下側ブレード31」と呼ぶ場合がある。また、第2スライダ40を「上側スライダ40」と呼び、第2ブレード41を「上側ブレード41」と呼ぶ場合がある。
切断機1Aによって、スレート,ケイ酸カルシウム板,スラグ石膏板等の繊維強化セメント、石膏ボード、石綿吸音板等の建築用ボードを切断する際、切断対象である建築用ボードは本体10の上面に載せられる。建築用ボードが載せられる本体10の上面は、下側スライダ30が設けられている側面と直交する面であって、本体10の2つの主面の一方である。以下の説明では、切断対象である建築用ボードが載せられる本体10の上面を「載置面11」と呼ぶ場合がある。また、下側スライダ30が設けられている本体10の側面を「左側面12」と呼ぶ場合がある。
本体10の左側面12には、前後方向に延びる第1ガイドレール13が設けられている。下側スライダ30は、第1ガイドレール13によって往復動可能に支持されているとともに、第1ガイドレール13の案内に従って前後に往復動する。一方、ガイド部材20の上面には、前後方向に延びる第2ガイドレール21が設けられている。上側スライダ40は、第2ガイドレール21によって往復動可能に支持されているとともに、第2ガイドレール21の案内に従って前後に往復動する。尚、第2ガイドレール21はガイド部材20の上面に設けられているが、ガイド部材20の側面に設けてもよい。もっとも、第2ガイドレール21をガイド部材20の上面に設けることにより、ガイド部材20の厚みが小さくなり、ガイド部材20の軽量化が図られる。
ガイド部材20の長手方向一端(先端)は、本体10の載置面11に設けられている支持軸22によって回動自在に支持されている。尚、支持軸22はプーリ51の回転軸でもある。また、プーリ51に掛け回されているワイヤ52の一端は下側スライダ30の前面に固定され、他端は上側スライダ40の前面に固定されている。つまり、下側スライダ30と上側スライダ40とは、ワイヤ52を介して繋がっている。
次に、図1に示されている切断機1Aを用いて建築用ボードの一例である石膏ボードを切断する手順について説明する。
まず、図2(a)に示されるように、ガイド部材20を上方に向けて回動させる。また、下側スライダ30及び上側スライダ40をそれぞれの待機位置に移動させる。然る後、本体10の載置面11に石膏ボード100を載せる。尚、図示は省略されているが、石膏ボード100の両面には板紙がそれぞれ設けられている。以下の説明では、図2(a)中で載置面11と対向している一面を石膏ボード100の「裏面101」と呼び、裏面101と反対側の他の一面を石膏ボード100の「表面102」と呼ぶ。
次に、図2(b)に示されるように、ガイド部材20を下方に向けて回動させ、本体10に載せられている石膏ボード100に重ねる。言い換えれば、本体10とガイド部材20との間に石膏ボード100を挟む。ここで、支持軸22によって回動自在に支持されているガイド部材20は、図2(b)に示されている第1状態(本体10に載せられている石膏ボード100に重なる状態)と、図4(a)に示されている第2状態(本体10に載せられている石膏ボード100から離間する状態)と、に回動可能である。
再び図2(b)を参照する。ガイド部材20を図2(b)に示されている第1状態に回動させると、予め待機位置に移動させておいた下側スライダ30に設けられている下側ブレード31の先端は、石膏ボード100の後方において当該石膏ボード100の裏面101よりも上方に突出する。一方、予め待機位置に移動させておいた上側スライダ40に設けられている上側ブレード41の先端は、石膏ボード100の前方において当該石膏ボード100の表面102よりも下方に突出する。
つまり、石膏ボード100を本体10の載置面11に載せたときに、下側ブレード31の先端が当該石膏ボード100の後方に配置される位置が下側スライダ30の待機位置である。また、ガイド部材20を本体10の載置面11に載せられている石膏ボード100に重ねたときに、上側ブレード41の先端が当該石膏ボード100の前方に配置される位置が上側スライダ40の待機位置である。言い換えれば、下側スライダ30及び上側スライダ40の待機位置は、前後方向において、下側スライダ30と上側スライダ40との間に石膏ボード100が配置される位置である。下側スライダ30及び上側スライダ40を上記待機位置に配置可能とすべく、ワイヤ52の長さは、石膏ボード100の幅よりも長くなっている。
その後、図3(a),(b)に示されるように、上側スライダ40を後方に移動させる。上側スライダ40を後方に移動させると、当該上側スライダ40とワイヤ52を介して繋がっている下側スライダ30は前方に移動する。つまり、下側スライダ30と上側スライダ40とが同期して逆方向に移動する。言い換えれば、下側スライダ30及び上側スライダ40は、同時に、かつ、同速度で逆方向に移動する。すると、下側スライダ30に設けられている下側ブレード31が石膏ボード100の裏面101に食い込み、上側スライダ40に設けられている上側ブレード41が石膏ボード100の表面102に食い込む。より詳細には、下側ブレード31は、石膏ボード100の裏側に設けられている不図示の板紙を貫通して石膏ボード100の裏面101に食い込み、上側ブレード41は、石膏ボード100の表側に設けられている不図示の板紙を貫通して石膏ボード100の表面102に食い込む。その後、下側ブレード31は、下側スライダ30の移動に伴って前方に移動し、上側ブレード41は、上側スライダ40の移動に伴って後方に移動する。
この結果、板紙を含む石膏ボード100の両面に、逆方向に向かって同時に切り込みが形成される。具体的には、下側ブレード31によって、第1方向(前方)に向かって切り込みが形成されると同時に、上側ブレード41によって、第1方向と反対の第2方向(後方)に向かって切り込みが形成される。
次いで、図4(a)に示されるように、ガイド部材20を上方に向けて回動させ、本体10に載せられている石膏ボード100から離間させる。つまり、ガイド部材20を第1状態から第2状態に回動させる。その後、石膏ボード100の切り込みよりも先の部分(本体10から突出している部分)に、上向き又は下向きの力を加えると、石膏ボード100が折れ曲がって切断される(折断)。このとき、石膏ボード100に下向きの力を加えると、本体10の縁(角)が支点となり、容易に石膏ボード100が折断される。次いで、図4(b)に示されるように、本体10の上に残っている石膏ボード100を本体10から取り上げる。尚、石膏ボード100を本体10から取り上げた後、次の切断作業に備えて下側スライダ30及び上側スライダ40をそれぞれの待機位置に移動させる。このときも、図4(a)に示されている下側スライダ30及び上側スライダ40は、同期して逆方向に移動して図4(b)に示されているそれぞれの待機位置に戻る。
以上のように、本実施形態に係る切断機1Aは、建築用ボードの両面に同時に切り込みを形成し得る一対のブレードを備えている。さらに、一対のブレードは、同期して逆方向に移動しながら建築用ボードに切り込みを形成する。よって、一方のブレードの移動に伴って建築用ボードに作用する力と、他方のブレードの移動に伴って建築用ボードに作用する力とが打ち消し合う。つまり、切断作業中に建築用ボードに作用する力の全部又は一部が相殺されるので、建築用ボードが安定した状態で切断される。よって、切断作業中に建築用ボードが不意に動いてしまう事態の発生が防止又は抑制され、作業性が向上する。
また、建設用ボードの一例である石膏ボードは、両面に板紙が設けられている。従来、石膏ボードを切断する場合には、石膏ボードの一方の面に設けられた板紙に切り込みを形成した後、石膏ボードを裏返し、他方の面に設けられた板紙に切り込み形成しており、工程数が多いことが問題であった。しかしながら、本実施形態に係る切断機1Aを用いれば、石膏ボードの両面に設けられた板紙に同時に切り込みが形成されるので、石膏ボードの切断作業の工程数が削減され、作業効率の向上が図られる。
(第2実施形態)
以下、本発明が適用された切断機の他の実施形態について説明する。もっとも、本実施形態に係る切断機の基本構成は、第1実施形態に係る切断機1Aの基本構成と同一である。そこで、既に説明した構成や動作と同一又は実質的に同一の構成や動作についての説明は適宜省略する。また、既に説明した構成と同一又は実質的に同一の構成については、原則として同一の名称及び符号を用いる。さらに、前後,左右及び上下の各方向の定義は、第1実施形態に準ずる。
図5に示されるように、本実施形態に切断機1Bは、本体10と、本体10に回動可能に連結された角筒状のガイド部材20と、本体10に当該本体10の長手方向に往復動可能に設けられた下側スライダ30と、ガイド部材20に当該ガイド部材20の長手方向に往復動可能に設けられた上側スライダ40と、下側スライダ30及び上側スライダ40を同期させて逆方向に移動させる駆動機構50と、を有する。また、下側スライダ30には下側ブレード31が設けられており、上側スライダ40には上側ブレード41が設けられている。
図5に示されるように、駆動機構50は、第1ギヤ60,第1プーリ61b,第1動力伝達部材(ワイヤ62),第2ギヤ70,第2プーリ71b,第2動力伝達部材(ワイヤ72)及び中間ギヤ80を含んでいる。
第1ギヤ60及び第1プーリ61bは、本体10の左側面12に設けられており、ワイヤ62は、第1ギヤ60と第1プーリ61bとの間に掛け回されている。第2ギヤ70及び第2プーリ71bは、ガイド部材20の左側面23に設けられており、ワイヤ72は、第2ギヤ70と第2プーリ71bとの間に掛け回されている。中間ギヤ80は、第1ギヤ60と第2ギヤ70との間に介在している。
図5に示されるように、第1ギヤ60と第1プーリ61bとの間に掛け回されているワイヤ62は無端であり、第2ギヤ70と第2プーリ71bとの間に掛け回されているワイヤ72も無端である。また、第1ギヤ60は本体10の前方に配置されている一方、第1プーリ61bは本体10の後方に配置されている。つまり、第1ギヤ60と第1プーリ61bとは、下側スライダ30の移動方向前後に配置されている。また、第2ギヤ70はガイド部材20の前方に配置されている一方、第2プーリ71bはガイド部材20の後方に配置されている。つまり、第2ギヤ70と第2プーリ71bとは、上側スライダ40の移動方向前後に配置されている。
図6(a),(b)に示されるように、第1ギヤ60及び第2ギヤ70は、直径,歯数及びピッチが共通の平歯車である。第1ギヤ60の背面には、第1プーリ61bと対を成すプーリ60aが設けられており、第2ギヤ70の背面には、第2プーリ71bと対を成すプーリ70aが設けられている。以下の説明では、第1ギヤ60と一体のプーリ60aを「下側前方プーリ60a」と呼び、下側前方プーリ60aと対を成す第1プーリ61bを「下側後方プーリ61b」と呼ぶ。また、第2ギヤ70と一体のプーリ70aを「上側前方プーリ70a」と呼び、上側前方プーリ70aと対を成す第2プーリ71bを「上側後方プーリ71b」と呼ぶ。
第1ギヤ60と第1プーリ61bとの間に掛け回されているワイヤ62は、より詳細には、下側前方プーリ60aと下側後方プーリ61bとの間に掛け回されている。また、第2ギヤ70と第2プーリ71bとの間に掛け回されているワイヤ72は、より詳細には、上側前方プーリ70aと上側後方プーリ71bとの間に掛け回されている。
図6(a),(b)に示されるように、中間ギヤ80は、第1ギヤ60及び第2ギヤ70よりも大径の平歯車であって、第1ギヤ60及び第2ギヤ70の両方と噛み合っている。よって、下側前方プーリ60aを備える第1ギヤ60と、上側前方プーリ70aを備える第2ギヤ70とは、同期して同方向に回転する。言い換えれば、下側前方プーリ60aを備える第1ギヤ60と、上側前方プーリ70aを備える第2ギヤ70とは、同時に、かつ、同速度で同方向に回転する。例えば、第1ギヤ60が反時計方向に回転すると、中間ギヤ80が時計方向に回転し、第2ギヤ70が反時計方向に第1ギヤ60と同速度で回転する。また、第1ギヤ60が時計方向に回転すると、中間ギヤ80が反時計方向に回転し、第2ギヤ70が時計方向に第1ギヤ60と同速度で回転する。
ここで、下側スライダ30は、第1ギヤ60が備える下側前方プーリ60aと下側後方プーリ61bとの間に掛け回されているワイヤ62に固定されている。また、上側スライダ40は、第2ギヤ70が備える上側前方プーリ70aと上側後方プーリ71bとの間に掛け回されているワイヤ72に固定されている。よって、下側スライダ30又は上側スライダ40のいずれか一方を移動させると、下側スライダ30及び上側スライダ40が同期して逆方向に移動する。言い換えれば、下側スライダ30又は上側スライダ40のいずれか一方を移動させると、下側スライダ30及び上側スライダ40が、同時に、かつ、同速度で逆方向に移動する。例えば、図6(b)に示されているワイヤ72に固定されている上側スライダ40を後方に移動させると、上側前方プーリ70a(図6(a))を含む第2ギヤ70が反時計方向に回転し、中間ギヤ80が時計方向に回転し、下側前方プーリ60a(図6(a))を含む第1ギヤ60が反時計方向に回転する。すると、ワイヤ62に固定されている下側スライダ30は、上側スライダ40と同速度で前方に移動する。したがって、第1実施形態において説明した手順と実質的に同一の手順によって石膏ボード100やその他の建築用ボードを切断することができる(建築用ボードに切り込みを形成することができる。)。
さらに、本実施形態に係る切断機1Bが備える下側ブレード31及び上側ブレード41には、その前後にエッジが形成されている。よって、下側スライダ30が前方に移動し、かつ、上側スライダ40が後方に移動する際に建築用ボードを切断することができるとともに、下側スライダ30が後方に移動し、かつ、上側スライダ40が前方に移動する際にも建築用ボードを切断することができる。言い換えれば、建築用ボードを切断する度に下側スライダ30及び上側スライダ40を待機位置に戻す必要はなく、連続的に建築用ボードを切断することができる。
尚、図7に示されるように、ガイド部材20には、左側面23から上側スライダ40の移動方向(前後方向)と直交する方向(左方向)に突出する一対の保護壁24,25が設けられている。また、本体10には、左側面12から下側スライダ30の移動方向(前後方向)と直交する方向(左方向)に突出する保護壁14が設けられている。ガイド部材20に設けられている
ガイド部材20に設けられている保護壁24,25は、上下方向において対向しており、ワイヤ72は、対向する保護壁24,25の間に配置されている。保護壁24の主な役割は、上側スライダ40を移動させる際に、当該上側スライダ40を把持している作業者の手指がワイヤ72に接触することを防止することである。保護壁25の主な役割は、建築用ボードを折断する際や本体10から取り上げる際に、建築用ボードがワイヤ72に接触したり、ぶつかったりすることを防止することである。
本体10に設けられている保護壁14は、軒や庇の如く、ワイヤ62の上方において当該ワイヤ62に沿って延びている。保護壁14の主な役割は、建築用ボードの切断に伴って発生した切り屑がワイヤ62に付着することを防止することである。もっとも、保護壁14は、折断された建築用ボードがワイヤ62に接触したり、ぶつかったりすることも防止する。
また、図6(a)及び図8に示されるように、ガイド部材20の長手方向一端(先端)は、ヒンジ90を介して本体10に回動可能に連結されている。具体的には、ガイド部材20の先端は、一端が本体10に回動自在に連結されたヒンジ90の他端に回動自在に連結されている。ヒンジ90の一端と本体10とを連結している連結軸91は、中間ギヤ80の回転軸と共通であり、ヒンジ90の他端とガイド部材20とを連結している連結軸92は、第2ギヤ70の回転軸と共通である。上記連結構造によって本体10とガイド部材20とが連結されている結果、様々な厚みの石膏ボード100及び他の建築用ボードの表面にガイド部材20を密着させることができる。尚、図8では、第2ギヤ70の図示は省略されている。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、第1実施形態におけるワイヤ52や第2実施形態におけるワイヤ62,72は、ベルト(平ベルト,歯付きベルト,Vベルト等)やチェーンに置換することができる。図9に、ワイヤ62,72が歯付きベルト63,73に置換された切断機1Cを示す。図示されている切断機1Cでは、動力伝達部材としてのワイヤ62,72が歯付きベルト63,73に置換されたことに伴って、下側前方プーリ60a,下側後方プーリ61b,上側前方プーリ70a及び上側後方プーリ71bが歯付きプーリに置換されている。連結部材や動力伝達部材にベルト(特に歯付きベルト又はVベルト)やチェーンを用いることにより、動力伝達の効率が向上し、損失が低減する効果が期待される。
図6(b)に示されている下側スライダ30及び上側スライダ40を同速度で移動させるためには、第1ギヤ60及び第2ギヤ70の直径,歯数,ピッチ等が同一である必要がある。一方、第1ギヤ60及び第2ギヤ70の直径等と中間ギヤ80の直径等は同一である必要はない。例えば、中間ギヤ80の直径は、第1ギヤ60及び第2ギヤ70の直径と同一であってもよく、第1ギヤ60及び第2ギヤ70の直径よりも小さくてもよい。
本明細書中で説明した切断機1A,1B,1Cが備える構成は、互いに置換したり、適宜組み合わせたりすることができる。また、切断機1A,1B,1Cは、石膏ボードの他、スレート,ケイ酸カルシウム板,スラグ石膏板等の繊維強化セメントや石綿吸音板の切断に用いることができる。さらに、切断機1A,1B,1Cは、建築用ボード以外の板状体、例えば、ガラス板やアクリル板等の樹脂板の切断に用いることもできる。
1A,1B,1C 切断機
10 本体
11 載置面
12,23 左側面
13 第1ガイドレール
14 保護壁
20 ガイド部材
21 第2ガイドレール
22 支持軸
24,25 保護壁
30 第1スライダ(下側スライダ)
31 第1ブレード(下側ブレード)
40 第2スライダ(上側スライダ)
41 第2ブレード(上側ブレード)
50 駆動機構
51 プーリ
52,62,72 ワイヤ
60 第1ギヤ
60a プーリ(下側前方プーリ)
61b 第1プーリ(下側後方プーリ)
63,73 歯付きベルト、
70 第2ギヤ
70a プーリ(上側前方プーリ)
71b 第2プーリ(上側後方プーリ)
80 中間ギヤ
90 ヒンジ
91,92 連結軸
100 石膏ボード
101 裏面
102 表面

Claims (8)

  1. 建築用ボードが載せられる本体と、
    前記本体に連結され、前記本体に載せられている建築用ボードに重なる第1状態と、前記本体に載せられている建築用ボードから離間する第2状態と、に回動可能なガイド部材と、
    前記本体に、当該本体の長手方向に往復動可能に設けられた第1スライダと、
    前記ガイド部材に、当該ガイド部材の長手方向に往復動可能に設けられた第2スライダと、
    前記第1スライダに設けられ、当該第1スライダと一体的に移動する第1ブレードと、
    前記第2スライダに設けられ、当該第2スライダと一体的に移動する第2ブレードと、
    前記第1スライダ及び前記第2スライダを同期させて逆方向に移動させる駆動機構と、を有し、
    前記駆動機構によって前記第1スライダ及び前記第2スライダが移動されると、建築用ボードの一面に前記第1ブレードによって第1方向に向かって切り込みが形成されるのと同時に、建築用ボードの他の一面に前記第2ブレードによって前記第1方向と反対の第2方向に向かって切り込みが形成される、
    建築用ボード切断機。
  2. 前記本体に設けられ、前記第1スライダの往復動を案内する第1ガイドレールと、
    前記ガイド部材に設けられ、前記第2スライダの往復動を案内する第2ガイドレールと、を有する、
    請求項1に記載の建築用ボード切断機。
  3. 前記駆動機構は、
    前記本体に回動自在に設けられたプーリと、
    前記プーリに掛け回され、一端が前記第1スライダに固定され、他端が前記第2スライダに固定された連結部材と、を含む、
    請求項1又は2に記載の建築用ボード切断機。
  4. 前記連結部材がワイヤである、
    請求項3に記載の建築用ボード切断機。
  5. 前記駆動機構は、
    前記本体に設けられた第1ギヤ及び第1プーリと、前記第1ギヤと前記第1プーリとの間に掛け回されるとともに、前記第1スライダが固定された第1動力伝達部材と、
    前記ガイド部材に設けられた第2ギヤ及び第2プーリと、前記第2ギヤと前記第2プーリとの間に掛け回されるとともに、前記第2スライダが固定された第2動力伝達部材と、
    前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの両方と噛み合う中間ギヤと、を含み、
    前記第1ギヤと前記第1プーリとは、前記第1スライダの移動方向前後に配置され、
    前記第2ギヤと前記第2プーリとは、前記第2スライダの移動方向前後に配置されている、
    請求項1又は2に記載の建築用ボード切断機。
  6. 前記第2ギヤ及び前記第2プーリが設けられている前記ガイド部材の側面から前記第2スライダの移動方向と直交する方向に突出する一対の保護壁を有し、
    前記第2動力伝達部材は、対向する前記一対の保護壁の間に配置されている、
    請求項5に記載の建築用ボード切断機。
  7. 前記第1ギヤ及び前記第1プーリが設けられている前記本体の側面から前記第1スライダの移動方向と直交する方向に突出する保護壁を有し、
    前記保護壁は、前記第1動力伝達部材の上方において、当該第1動力伝達部材に沿って延びている、
    請求項5又は6に記載の建築用ボード切断機。
  8. 前記第1動力伝達部材及び前記第2動力伝達部材がワイヤ,平ベルト,歯付きベルト,Vベルト又はチェーンのいずれかである、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の建築用ボード切断機。
JP2020018834A 2020-02-06 2020-02-06 建築用ボード切断機 Active JP7296900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020018834A JP7296900B2 (ja) 2020-02-06 2020-02-06 建築用ボード切断機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020018834A JP7296900B2 (ja) 2020-02-06 2020-02-06 建築用ボード切断機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021123045A true JP2021123045A (ja) 2021-08-30
JP7296900B2 JP7296900B2 (ja) 2023-06-23

Family

ID=77459128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020018834A Active JP7296900B2 (ja) 2020-02-06 2020-02-06 建築用ボード切断機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7296900B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08229881A (ja) * 1995-03-01 1996-09-10 Tokura Tec Kk 畳床の框切断装置
JPH10249791A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Aoki Kikai:Kk 板状体の切断機
JP2006281388A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Eco Board:Kk 板状体の裁断装置
JP2013014488A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd スクライブ装置及びそれを用いるスクライブ方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08229881A (ja) * 1995-03-01 1996-09-10 Tokura Tec Kk 畳床の框切断装置
JPH10249791A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Aoki Kikai:Kk 板状体の切断機
JP2006281388A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Eco Board:Kk 板状体の裁断装置
JP2013014488A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd スクライブ装置及びそれを用いるスクライブ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7296900B2 (ja) 2023-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP4151380A1 (en) Two-hole-drilling core drilling machine
JP7296900B2 (ja) 建築用ボード切断機
CN117794714A (zh) 两孔式取芯钻进机器
KR101361979B1 (ko) 턴 및 틸팅 동작이 동시에 실행되는 수직형 갠트리 그립퍼 장치
TW523449B (en) Cutting machine for corrugated cardboard plate
KR100684371B1 (ko) 멀티 나이프 슬라이서
US4131996A (en) Blade for cutting wallboard
JPH03277416A (ja) チューブ等の切断機
SE0102337D0 (sv) Verktygsmaskin för kaparbeten
KR20160025726A (ko) 샌드위치 패널의 절단 장치
JP2009196219A (ja) 切断機用スライドテーブル
US2302961A (en) Automatic sawing machine
JP4792236B2 (ja) 板状体の裁断装置
KR200453169Y1 (ko) 선박용 케이블 타이 결속장치
TWI846429B (zh) 對具有立向、橫向截邊材料移送之送料裝置
FI20045107A (fi) Laite soikean reiän työstämiseksi putken seinämään
CN111673839B (zh) 一种可变形式电锯
KR102510087B1 (ko) 회전 가능한 절단유닛을 포함한 판재 절단 시스템
JP3301642B2 (ja) 切断方法及びその工具
US945373A (en) Woodworking machinery.
CN104760076B (zh) 一种鸡爪切制机用鸡爪固定装置
TW202404734A (zh) 送料機構及應用該送料機構的加工設備
JPH1142017A (ja) チエンソ−
JPH1110601A (ja) 丸鋸切断装置
JPH11151611A (ja) コルゲートフィンの切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7296900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150