JP2021122097A - 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線メッシュネットワークにおける信号の伝送効率を向上する。【解決手段】無線メッシュネットワークにおける無線通信装置は、無線信号を受信する受信回路と、受信した無線信号の宛先情報と、通信可能な他の候補無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信した無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する制御回路と、具備する。【選択図】図4

Description

本開示は、無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システムに関する。
複数の無線機(又は、ノード、無線ノード、無線通信装置又は無線通信端末とも呼ぶ)間においてメッセージの転送を行う無線通信ネットワーク(例えば、無線メッシュネットワーク)がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11−98137号公報
しかしながら、無線メッシュネットワークにおいて、無線信号(例えば、データ又はメッセージとも呼ぶ)の伝送効率を向上する方法については検討の余地がある。
本開示の非限定的な実施例は、無線メッシュネットワークにおける信号の伝送効率を向上できる無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システムの提供に資する。
本開示の一実施例に係る無線通信装置は、無線メッシュネットワークにおける無線通信装置であって、無線信号を受信する受信回路と、受信した前記無線信号の宛先情報と、通信可能な他の候補無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する制御回路と、を具備する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例によれば、無線メッシュネットワークにおける信号の伝送効率を向上できる。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
無線通信ネットワーク構成の一例を示す図 無線通信ネットワークの動作例を示すシーケンス図 無線通信ネットワーク構成の一例を示す図 無線機の構成の一例を示すブロック図 無線通信ネットワークの動作例を示すシーケンス図 無線機の動作例を示すフローチャート 転送処理の動作例を示すフローチャート 無線通信ネットワーク構成の変形例を示す図 無線通信ネットワーク構成の変形例における動作例を示すシーケンス図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は一例であり、本開示は以下の実施の形態により限定されるものではない。
Internet of Things(IoT)化の急速な進展に伴い、無線機を搭載した端末又はセンサ数が増加している。このような無線機によって構成される無線通信ネットワークの一例として、無線メッシュネットワークがある。無線メッシュネットワークでは、他の無線通信ネットワークの構成と比較して、受信エリアの柔軟な設定、及び、部分的に通信が遮断されても自己修復可能といった特長がある。
無線メッシュネットワークは、例えば、多くの無線機によって構成されることが想定され得る。このため、例えば、無線メッシュネットワーク内の複数の無線機が、複数のグループ(例えば、通信グループ又は無線機グループとも呼ぶ)にグルーピングされる場合がある。例えば、同様の性質又は品質(例えば、受信品質)を有する無線機がグルーピングされてよい。なお、同様の性質を有する無線機の一例として、同じ区画に配置された複数の無線機があり得る。
例えば、特許文献1には、グループ間の通信を各グループ内の代表機器に集約する方法が開示されている。
特許文献1では、例えば、図1に示すように、無線通信ネットワーク1(例えば、無線メッシュネットワーク)において、複数の無線機11(図1では、無線機A〜F)が1つ又は複数のグループ(図1ではグループ12及びグループ13)にグルーピングされる。また、特許文献1では、例えば、図1に示すように、グループ12及びグループ13それぞれにおいて1つ又は複数の代表機器(図1では、無線機C及びD)が選出される。
図1において、各無線機11は、例えば、当該無線機11と同一グループに属する他の無線機と直接通信を行う。また、図1において、各無線機11は、当該無線機11と異なるグループに属する無線機と、代表機器を介して通信を行う。例えば、図1においてグループ12に属する無線機Aからグループ13に属する無線機Fへ信号(例えば、メッセージ)が送信される場合、グループ12の代表機器である無線機Cにメッセージが送信(換言すると、転送)された後、無線機Cは、グループ13の代表機器である無線機Dにメッセージ(例えば、一部又は全てのデータ)を転送する。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、各グループにおける代表機器を選定(換言すると、選択、設定又は決定)する手順が含まれ得る。図2は、特許文献1に記載の方法における処理手順の一例を示すシーケンス図である。例えば、図2に示すように、情報収集(例えば、「Received Signal Strength Indicator(RSSI)取得」)、代表機器候補の選定(例えば、「RSSI List取得&代表選定」)、代表機器候補に対して代表機器としての役割の依頼(例えば、「代表要請」)、及び、依頼の受諾及びグループ内の他の無線機への通知(例えば、「承認&通知」)といった代表機器の選定に関する処理がデータ通信の前に含まれ得る。
代表機器の選定処理によって、例えば、データ通信を開始するまでの時間(換言すると、通信可能な状態になるまでの時間)が増加する可能性がある。
また、特許文献1に記載の方法では、例えば、各グループにおいて代表機器に通信(換言すると、トラフィック又は通信負荷)が集中しやすいため、通信速度(又はシステムスループット)が低下する可能性がある。
本開示の一実施例では、無線メッシュネットワークにおいて、例えば、代表機器を選定せずに複数のグループ間の通信を行う方法について説明する。本開示の一実施例によれば、例えば、代表機器を選定しないので、特許文献1に記載の方法と比較して、データ通信を開始するまでの時間を短縮できる。また、本開示の一実施例によれば、各グループにおいて代表機器が選定されないので、通信が分散されやすく、通信速度(又はシステムスループット)を向上できる。
[無線通信ネットワークの構成例]
図3は、本開示の一実施例に係る無線通信ネットワーク(換言すると、無線通信システム)100の構成の一例を示す図である。無線通信ネットワーク100は、例えば、無線メッシュネットワークである。
図3は、一例として、無線通信ネットワーク100に含まれる無線機A〜Fの6個の無線機101の配置(換言すると、トポロジ)を模式的に示す図である。
図3に示す無線通信ネットワーク100に含まれる無線機A〜Fそれぞれは、グループ102及びグループ103の何れか一方にグルーピングされる。図3では、例えば、無線機A、B及びCはグループ102に属し、無線機D、E及びFはグループ103に属する。
図3に示す無線機101間を接続する線は、無線通信可能である無線機の関係の一例を示す。例えば、図3において、無線機Aは無線機B及びCとそれぞれ無線通信してもよく、無線機Bは無線機A、C、D及びEとそれぞれ無線通信してもよく、無線機Cは無線機A、B、D及びEとそれぞれ無線通信してもよく、無線機Dは無線機B、C、E及びFとそれぞれ無線通信してもよく、無線機Eは無線機B、C、D及びFとそれぞれ無線通信してもよく、無線機Fは無線機D及びEとそれぞれ無線通信してもよい。
よって、図3に示す例では、無線機B、C、D及びEは、各々が属するグループ内の無線機に加え、他のグループ内の無線機とも通信可能である。一方、無線機A及びFは、各々が属するグループ内の無線機と通信可能であるが、他のグループ内の無線機とは直接通信しない。
また、以下では、一例として、メッセージの作成者(例えば、無線機101のユーザ)は、メッセージを入力する通信端末(例えば、無線機101)、及び、メッセージの宛先である通信端末(例えば、無線機101)が無線通信ネットワーク100内に存在していることを承知している。
図4は、本開示の一実施例に係る無線機101の構成例を示すブロック図である。図3に示す無線機A〜Fそれぞれは、例えば、図4に示す無線機101の構成を有してよい。
図4に示す無線機101は、例えば、送受信部111と、品質測定部112と、記憶部113と、制御部114と、を備えてよい。
送受信部111は、例えば、信号(例えば、データ又はメッセージとも呼ぶ)の無線送信及び無線受信の少なくとも一つを行う。例えば、送受信部111(例えば、受信回路に相当)は、他の無線機宛てのメッセージを受信してよい。また、例えば、送受信部111(例えば、送信回路に相当)は、受信した他の無線機宛てのメッセージを転送してよい。送受信部111は、例えば、制御部114による制御に従って、メッセージの送受信を決定してよい。なお、送受信部111における無線通信方式は、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、又は、ミリ波帯を用いた方式(例えば、WiGig(登録商標))でもよく、他の無線通信方式でもよい。
品質測定部112は、例えば、他の無線機から受信した信号に基づいて、無線機101と他の無線機との間の伝搬路の品質(例えば、受信品質)を測定する。受信品質は、例えば、RSSI(受信信号強度)でもよい。なお、受信品質(又は収集されるログ)は、RSSIに限定されず、例えば、Signal to Noise Ratio(SNR)、Signal to Interference and Noise Ratio(SINR)、又は、ビットエラー率(又はパケットエラー率)といった受信信号の品質に関する情報でもよい。
記憶部113は、例えば、メッセージ(例えば、送信データ又は受信データ)を記憶する。また、記憶部113は、例えば、メッセージ転送の制御に関する情報(後述する)を記憶してよい。
制御部114は、例えば、メッセージの送信、受信又は転送を制御する。
例えば、制御部114は、品質測定部112における受信品質(例えば、RSSI)の測定結果に基づいて、無線機101が通信可能な他の無線機に関する情報(以下、「無線機情報」と呼ぶ)を生成してよい。無線機情報は、例えば、無線機101が通信可能な他の無線機を示すリストでもよい。
また、例えば、制御部114は、他の無線機が属するグループを判定する。例えば、制御部114は、受信したメッセージの宛先無線機が属するグループを判定してよい。例えば、制御部114は、受信したメッセージが、当該メッセージを受信した無線機101が属するグループ(以下、便宜的に「同一グループ」とも呼ぶ)宛てのメッセージであるか、当該グループと異なる他のグループ(以下、便宜的に「他グループ」とも呼ぶ)宛てのメッセージであるかを判定してよい。
また、制御部114は、例えば、無線機101と通信可能な他の無線機が属するグループを判定してよい。例えば、制御部114は、他の無線機が無線機101と同一グループに属するか否かを示す情報(以下、「グループ情報」と呼ぶ)を生成してよい。グループ情報は、例えば、無線機101と通信可能な他の無線機が「同一グループ」に属するか、「他グループ」に属するかを示す情報でもよい。
なお、無線機情報及びグループ情報は、例えば、メッセージ送信(換言すると、データ通信)前に、制御部114によって生成されてよい。また、無線機情報及びグループ情報は、例えば、定期的又は非定期的に更新されてよい。例えば、無線機101又はグループの構成が変更された場合に、無線機情報及びグループ情報は更新されてよい。また、無線機情報及びグループ情報は、例えば、記憶部113に保存されてよい。
そして、制御部114は、例えば、無線機情報、グループ情報、及び、受信したメッセージの宛先無線機が属するグループに基づいて、他の無線機から受信したメッセージの転送(換言すると、中継)を制御する。また、制御部114は、後述するメッセージの送信ルールに基づいて、メッセージの送受信(例えば、送信、受信及び転送)を制御してよい。
[無線機の動作例]
上述した無線通信ネットワーク100における無線機101の動作例について説明する。
[送信ルール]
無線通信ネットワーク100における各無線機101は、例えば、以下のルール1〜8を含む送信ルールに基づいて、メッセージの送受信(例えば、送信、受信及び転送)を制御する。
<ルール1>
受信したメッセージの宛先が同一グループ内の無線機の場合、無線機101は、他グループ内の無線機にはメッセージを送信しなくてよい。
例えば、無線機101は、メッセージの宛先情報が同一グループ(又は、同一グループに属する無線機)を示す場合に、同一グループ内の他の無線機にメッセージを転送し、かつ、他グループ内の無線機にメッセージを転送しなくてよい。換言すると、無線機101は、メッセージの宛先情報が、無線機101が属する第1のグループを示す場合、メッセージの転送先に、第1のグループ内の無線機(換言すると、候補無線機)を選び、第1のグループと異なる第2のグループ内の無線機を選ばない。
なお、<ルール1>に基づいて転送(換言すると、無線送信)されるメッセージは、他グループ内の無線機101でも受信可能な場合があり得る。そこで、無線機101は、例えば、他グループの無線機から転送されたメッセージの宛先無線機が他グループに属する場合、当該メッセージを破棄してよい(換言すると、転送しなくてよい)。例えば、無線機101は、メッセージの宛先情報が、無線機101が属する第1のグループと異なる第2のグループを示し、かつ、受信したメッセージの転送元無線機が第2のグループに属する場合、受信したメッセージを破棄する。換言すると、<ルール1>において、送信側の無線機においてメッセージを転送しないこと(換言すると、転送先の候補無線機に選ばないこと)は、受信側の無線機がメッセージを破棄することに相当する。
<ルール2>
受信したメッセージの宛先が他グループであり、かつ、無線機101が他グループ内の無線機にメッセージを送信可能である場合、無線機101は、同一グループ内にはメッセージを送信しなくてよい。
例えば、無線機101は、メッセージの宛先無線機が他グループに属し、かつ、無線機101が他グループ内の無線機と通信可能である場合、他グループ内の無線機にメッセージを転送し、かつ、同一グループ内の他の無線機にメッセージを転送しなくてよい。換言すると、無線機101は、メッセージの宛先情報が、無線機101が属する第1のグループと異なる第2のグループを示す場合、メッセージの転送先に、第2のグループ内の無線機(換言すると、候補無線機)を選び、第1のグループ内の無線機を選ばなくてよい。
なお、<ルール2>に基づいて転送(換言すると、無線送信)されるメッセージは、同一グループ内の無線機101でも受信可能な場合があり得る。そこで、無線機101は、例えば、同一グループの他の無線機から転送されたメッセージの宛先無線機が他グループに属し、かつ、当該他の無線機が他グループ内の無線機と通信可能である場合、当該メッセージを破棄してよい(換言すると、転送しなくてよい)。例えば、無線機101は、メッセージの宛先情報が、無線機101が属する第1のグループと異なる第2のグループを示し、かつ、受信したメッセージの転送元無線機が第1のグループに属する場合、受信したメッセージを破棄する。換言すると、<ルール2>において、送信側の無線機においてメッセージを転送しないこと(換言すると、転送先の候補無線機に選ばないこと)は、受信側の無線機がメッセージを破棄することに相当する。
<ルール3>
無線機101は、第1のメッセージの転送を一度行った後に第2のメッセージを転送する場合、一定時間(例えば、遅延時間と呼ぶ)待機後に、第2のメッセージの転送に関する処理(例えば、転送の制御)を行う。ここで、第1のメッセージと第2のメッセージとは同一でもよく、異なってもよい。
なお、<ルール3>において一定の遅延時間経過後にメッセージ転送を行う条件は、メッセージの転送を1回行った場合に限定されず、所定数(例えば、2以上の回数)行った場合でもよい。
また、<ルール3>における遅延時間は固定値に限定されず、可変の値でもよい。例えば、遅延時間は、無線機単位で設定されてもよく、グループ単位で設定されてもよい。
<ルール4>
無線機101は、メッセージの転送前に、他の無線機からの同一メッセージの送信を確認した場合、当該メッセージの送信(換言すると、転送)を中止してよい。
例えば、無線機101は、第1の無線機から受信したメッセージと同一のメッセージを、第1の無線機と異なる第2の無線機から受信した場合、受信したメッセージを破棄してよい。
<ルール5>
無線機101は、メッセージの送信元無線機、又は、メッセージの送信元グループにはメッセージを送信(換言すると、転送)しない。換言すると、無線機101は、メッセージの送信元の無線機、又は、メッセージの送信元のグループ内の無線機を、メッセージの転送先に選ばなくてよい。
なお、転送(換言すると、無線送信)されるメッセージは、例えば、転送元の無線機の周辺に存在する無線機101でも受信可能な場合があり得る。そこで、例えば、メッセージの送信元の無線機101、又は、メッセージの送信元のグループに属する無線機101は、例えば、当該メッセージが転送された他グループの無線機から送信されるメッセージを破棄してよい(換言すると、転送しなくてよい)。
例えば、図3において、グループ102内の無線機101は、グループ103内の無線機から受信したメッセージが、グループ103内の無線機へ転送されたメッセージと同一の場合、受信したメッセージを破棄してよい。換言すると、<ルール5>において、送信側の無線機においてメッセージを転送しないこと(換言すると、転送先の候補無線機に選ばないこと)は、受信側の無線機がメッセージを破棄することに相当する。
<ルール6>
無線機101は、送信済のメッセージを送信しない。換言すると、無線機101は、受信したメッセージが過去に転送したメッセージと同一の場合、受信したメッセージの転送を中止してよい。
<ルール7>
メッセージに対する応答(又は、応答信号と呼ぶ)の伝送経路(例えば、応答経路又は復路とも呼ぶ)は、メッセージの伝送経路(例えば、要求経路又は往路と呼ぶ)と同じ経路である。
<ルール8>
無線機101は、メッセージの宛先無線機が無線機101ではなく、かつ、<ルール2>及び<ルール5>に従うと転送先の無線機が存在しない場合、同一グループ内の他の無線機にメッセージを転送してよい。
以上、送信ルールについて説明した。
図5は、本開示の一実施例に係る無線通信ネットワーク100の動作例を示すシーケンス図である。
図5では、無線通信ネットワーク100は、例えば、図3に示すように、6台の無線機101(無線機A〜F)を有する。
[RSSI取得]
各無線機101は、例えば、データ通信の前に、各無線機101と通信可能な他の無線機に関する情報(例えば、無線機情報)、及び、無線機情報に含まれる無線機が属するグループに関する情報(例えば、グループ情報)を保持する。
例えば、図5に示すように、無線機101は、RSSIを含む情報(例えば、RSSI情報と呼ぶ)の送受信を行う。例えば、無線機101において、品質測定部112がRSSIを測定し、送受信部111がRSSI情報の送信及び受信の少なくとも一つを行い、記憶部113が受信した他の無線機のRSSI情報を保存してよい。また、無線機101において、制御部114は、RSSI情報に基づいて、他の無線機が、無線機101と同一グループに属するか、無線機101と異なるグループ(換言すると、他グループ)に属するかを判定してよい。
図5において、各無線機101が無線機A、B、C、D、D及びFそれぞれから送信される信号のRSSIに基づいて生成したRSSI情報を「Ra」、「Rb」、「Rc」、「Rd」、「Re」及び「Rf」と表す。
一例として、図5に示す無線機Bについて説明する。
図5において、無線機Bは、無線機A、C、D及びEに対するRSSI情報(例えば、Ra、Rc、Rd及びRe)を保持している。よって、例えば、無線機Bが保持する無線機情報(通信可能な無線機に関する情報)には、無線機A、C、D及びEが含まれる。
また、無線機Bが保持するグループ情報には、無線機A及びCが同一グループ(例えば、グループ102)に属し、無線機D及びEが他グループ(例えば、グループ103)に属することが示されてよい。なお、グループ判定は、例えば、判定対象の無線機に対応するRSSIに基づいてもよい。
図5において、他の無線機A、C〜Fも、無線機Bと同様に、無線機情報及びグループ情報を保持してよい。
上述した無線機情報及びグループ情報の取得に関する動作は、例えば、データ通信が行われていない期間に定期的又は非定期的に行われてよい。例えば、一定時間毎に無線機情報及びグループ情報が更新されてよい。又は、例えば、無線機の削除、追加といった変更により無線通信ネットワーク100のトポロジに変更がある場合に、無線機情報及びグループ情報が更新されてよい。
各無線機101は、無線機情報及びグループ情報を生成(又は、更新)する動作の完了後に通信可能な状態になってよい。
なお、図5に示す無線機101におけるRSSIの取得方法は一例であり、これらに限定されない。
[データ通信]
図5では、一例として、無線機Aから無線機Fへ要求メッセージ(REQ1及びREQ2)を2回送信する場合について説明する。要求メッセージは、例えば、無線機Fが有する情報の取得を要求する情報でもよい。
図5に示す例では、要求メッセージの送信元無線機は無線機Aであり、宛先無線機は無線機Fである。
<要求メッセージREQ1について>
時刻t1において、無線機F宛ての要求メッセージREQ1が無線機Aに入力される。ここで、無線機Aは、他グループ(例えば、グループ103)へメッセージを送信しなくてよい。そこで、無線機Aは、例えば、グループ102内の通信可能な無線機B及びCへ要求メッセージREQ1を送信する。
無線機Bが受信する要求メッセージREQ1は、無線機Bが属するグループ102と異なるグループ103に属する無線機F宛てのメッセージである。また、無線機Bは、グループ103に属する無線機D及びEと通信可能である。そこで、時刻t3において、無線機Bは、例えば、<ルール2>に基づいて、時刻t2において受信した要求メッセージREQ1を、グループ103に属する無線機D及びEに転送する。
ここで、無線機Bはグループ102内の無線機Cと通信可能であるため、無線機Bが転送した要求メッセージREQ1は、無線機Cも受信可能である(例えば、図5に示す無線機Bから無線機Cに伸びる破線矢印。宛先外の配信)。そこで、無線機Cは、<ルール4>に基づいて、時刻t2において受信した要求メッセージREQ1の転送動作を中止する(図5に示す×印は送信の中止を意味する)。
図5において、無線機Eが受信する要求メッセージREQ1は、無線機Eが属するグループ103に属する無線機F宛てのメッセージである。そこで、時刻t5において、無線機Eは、例えば、<ルール1>に基づいて、時刻t4において受信した要求メッセージREQ1を、グループ103に属する無線機Fに転送する。時刻t6において、無線機Fは、無線機F宛ての要求メッセージREQ1を受信する。
また、無線機Dは、時刻t4において無線機Bが転送した要求メッセージREQ1を、時刻t6において無線機Eからも受信する。そこで、無線機Dは、<ルール4>に基づいて、時刻t4において受信した要求メッセージREQ1の転送動作を中止する(図5に示す×印は、送信の中止を意味する)。
なお、図5では、一例として、時刻t2及び時刻t3において、無線機Bが要求メッセージREQ1を転送し、無線機Cが要求メッセージREQ1の転送を中止し、時刻t4及び時刻t5において、無線機Eが要求メッセージREQ1を転送し、無線機Dが要求メッセージREQ1の転送を中止する場合について説明したが、これらに限定されない。例えば、メッセージを受信した複数の無線機のうち、メッセージ(例えば、要求メッセージREQ1)の転送処理をより早く実行できる無線機が転送処理を行い、他の無線機は<ルール3>に基づいて転送処理を中止してよい。この動作により、無線通信ネットワーク100において、メッセージが重複して転送されにくくなるので、データの伝送効率を向上できる。
図5において、要求メッセージREQ1に対する応答の伝送経路は、例えば、<ルール7>に基づいて、要求メッセージREQ1の伝送経路に基づいて決定されてよい。例えば、図5では、要求メッセージREQ1の伝送経路は、無線機A、B、E及びFである。そこで、要求メッセージREQ1に対する応答の伝送経路は、無線機F、E、B及びAでもよい。
各無線機101は、例えば、要求メッセージREQ1の転送時に、当該無線機101に関する情報を含む経路情報を記録してよい。各無線機101は、記録情報に基づいて、要求メッセージREQ1の応答を転送するか否かを決定してよい。
<要求メッセージREQ2について>
要求メッセージREQ2は、例えば、無線機Aが要求メッセージREQ1の送信後の時刻t6において、無線機Aに入力される。上述したように、無線機Aは、他グループ(例えば、グループ103)へメッセージを送信しなくてよい。そこで、無線機Aは、例えば、グループ102内の通信可能な無線機B及びCへ要求メッセージREQ2を送信する。
図5に示す時刻t7において、無線機B及びCは、無線機Aから要求メッセージREQ2を受信する。ここで、無線機Bは要求メッセージREQ1の転送動作を行っている。換言すると、無線機Cは要求メッセージREQ1の転送動作を行っていない。そこで、無線機Bは、<ルール3>に基づいて、時刻t7において受信した要求メッセージREQ2の転送動作を、一定の遅延時間待機する。
一定の遅延時間は、例えば、無線機101がメッセージの転送処理にかかる時間(以下、転送処理時間と呼ぶ)に基づいて決定されてよい。例えば、遅延時間は、転送処理時間の2倍以下の時間に設定されてよい。例えば、無線機101において遅延時間が転送処理時間の50%の時間に設定される場合、無線機101では、遅延しない場合と比較して、1.5倍の転送処理時間がかかる。なお、遅延時間は、転送処理時間の50%の時間に限らず、他の割合でもよい。また、遅延時間は、転送処理時間に基づく場合に限定されず、例えば、通信量の分散度合及び許容される転送遅延時間に基づいて設定されてもよい。
また、時刻t7において無線機Cが受信する要求メッセージREQ2は、無線機Cが属するグループ102と異なるグループ103に属する無線機F宛てのメッセージである。また、無線機Cは、グループ103に属する無線機D及びEと通信可能である。そこで、例えば、無線機Bが転送動作を待機(換言すると、保留)している間に、時刻t8において、無線機Cは、<ルール2>に基づいて、時刻t7において受信した要求メッセージREQ2を、グループ103に属する無線機D及びEに転送する。
ここで、無線機Cはグループ102内の無線機Bと通信可能であるため、無線機Cが転送した要求メッセージREQ2は、無線機Bも受信可能である(例えば、図5に示す無線機Cから無線機Bに伸びる破線矢印。宛先外の配信)。そこで、無線機Bは、<ルール4>に基づいて、時刻t7において受信した要求メッセージREQ2の転送動作を中止する(図5に示す×印は送信の中止を意味する)。
図5において、無線機Bと同様、無線機Eは要求メッセージREQ1の転送動作を行っているため、無線機Eは、<ルール3>に基づいて、時刻t9において受信した要求メッセージREQ2の転送動作を、一定の遅延時間待機する。無線機Eが転送動作を待機(換言すると、保留)している間に、時刻t10において、無線機Dは、例えば、<ルール1>に基づいて、時刻t9において受信した要求メッセージREQ2を、グループ103に属する無線機Fに転送する。時刻t11において、無線機Fは、無線機F宛ての要求メッセージREQ2を受信する。
また、無線機Eは、時刻t9において無線機Cが転送した要求メッセージREQ2を、時刻t11において無線機Dからも受信する。そこで、無線機Eは、<ルール4>に基づいて、時刻t9において受信した要求メッセージREQ2の転送動作を中止する(図5に示す×印は送信の中止を意味する)。
このように、図5において、無線機Aから無線機Fへ送信される複数(例えば、2個)のメッセージを転送する無線機は、メッセージの転送の度に、無線機Dと無線機Eとで切り替わる。換言すると、無線機D及びEの何れか一方が連続してメッセージを転送する可能性は低いので、無線通信ネットワーク100において通信負荷を分散できる。
要求メッセージREQ2に対する応答の伝送経路は、例えば、<ルール7>に基づいて、要求メッセージREQ2の伝送経路に基づいて決定されてよい。例えば、図5では、要求メッセージREQ2の伝送経路は、無線機A、C、D及びFである。そこで、要求メッセージREQ2に対する応答の伝送経路は、無線機F、D、C及びAでもよい。
このように、要求メッセージREQ2は、要求メッセージREQ1を転送した無線機B及びEが転送動作を待機している間に、無線機C及びDによって転送される。換言すると、<ルール3>に基づく遅延時間の設定によって、例えば、図5に示す時刻t8及びt10では、無線機B及びEが要求メッセージREQ2を転送する可能性が低くなり、無線機C及びDが要求メッセージREQ2を転送する可能性が高くなる。この動作により、図5において、無線機Aから無線機Fへ送信される複数(例えば、2個)のメッセージの伝送経路は、メッセージ転送の度に、無線機Bと無線機Cとで切り替わり、無線機Dと無線機Eとで切り替わり得る。換言すると、無線機B及びCの何れか一方、又は、無線機D及びEの何れか一方が連続してメッセージを転送する可能性は低減する。よって、無線通信ネットワーク100において通信負荷を分散できる。
次に、無線通信ネットワーク100における各無線機101の動作例について説明する。
図6は、無線機101の動作例を示すフローチャートである。
図6において、無線機101は、例えば、無線機情報及びグループ情報といった情報を更新する(S101)。例えば、無線機101は、RSSIの測定により、無線機101と通信可能な他の無線機を検出し、検出した結果に基づいて無線機情報(例えば、通信可能な無線機のリスト)を更新してよい。また、無線機101は、例えば、RSSIの測定結果に基づいて、通信可能な無線機が同一グループ内の無線機か、他グループの無線機かを判定して、グループ情報を更新してよい。
例えば、無線機101は、情報の更新後にメッセージの受信待ち状態(例えば、メッセージ待機状態)になる。
無線機101は、例えば、メッセージを受信したか否かを判断する(S102)。メッセージを受信していない場合(S102:No)、無線機101は、例えば、情報更新に関する一定時間が経過したか否かを判断する(S103)。一定時間経過した場合(S103:Yes)、無線機101は、S101の処理に戻り、情報更新を行う。一方、一定時間経過していない場合(S103:No)、無線機101は、S102の処理に戻り、メッセージの受信待ち状態を継続する。
なお、図6では、一定時間経過する度に情報更新が行われる場合について説明するが、これに限定されない。情報更新は、例えば、一定時間経過する度(換言すると、定期的又は周期的)に行われてもよく、或る事象(例えば、トポロジの変化)が発生した場合(換言すると、非定期的又は非周期的)に行われてもよい。
図6においてメッセージを受信した場合(S102:Yes)、無線機101は、受信したメッセージが新規メッセージであるか否かを判断する(S104)。換言すると、無線機101は、受信したメッセージが過去に転送したメッセージと異なるか否かを判断する。受信したメッセージが新規メッセージではない場合(S104:No)、無線機101は、例えば、当該メッセージを破棄し(S105)、S102の処理に戻る。
図6に示すS104及びS105の処理は、上述した<ルール6>に相当する。
受信したメッセージが新規メッセージである場合(S104:Yes)、無線機101は、受信したメッセージが無線機101(換言すると、自機)宛てのメッセージであるか否かを判断する(S106)。無線機101は、受信したメッセージが自機宛てではない場合(S106:No)、メッセージ転送処理を行う(S107)。一方、無線機101は、受信したメッセージが自機宛ての場合(S106:Yes)、メッセージに対して受信処理を行う(S108)。無線機101は、例えば、S107の処理又はS108の処理の後、S102の処理に戻ってよい。
図7は、図6に示すS107のメッセージ転送処理の動作例を示すフローチャートである。
図7において、無線機101は、受信したメッセージに、無線機101に関する情報(例えば、自機情報又は経路情報と呼ぶ)を書き込む(S201)。この情報により、例えば、各無線機101において、<ルール7>に基づいてメッセージに対する応答の伝送経路が決定されてよい。
無線機101は、転送済フラグがOFFであるか否かを判断してよい(S202)。
「転送済フラグ」は、例えば、無線機101が当該メッセージの前の一定期間内に他のメッセージの転送を行っているか否かを示す情報でよい。例えば、無線機101がメッセージの転送を行った場合に転送済フラグはONに設定されてよい。また、例えば、無線機101がメッセージの転送を中止した場合に転送済フラグはOFFに設定されてよい。また、データ通信の前(例えば、初期設定時)には、転送済フラグはOFFに設定されてよい。
図7において転送済フラグがONの場合(S202:No)、無線機101は、一定の遅延時間待機する(S203)。これにより、他の無線機101が転送することで、特定の無線機101が集中して通信することを回避することができる。図7に示すS202及びS203の処理は、上述した<ルール3>に相当する。
転送済フラグがOFFの場合(S202:Yes)、又は、S203の処理後、無線機101は、受信したメッセージと同じメッセージを他の無線機が転送していないか否かを判断する(S204)。他の無線機が同じメッセージを転送している場合(S204:No)、無線機101は、メッセージを破棄し(S205)、転送済フラグをOFFに設定する(S206)。図7に示すS204、S205及びS206の処理は、上述した<ルール4>に相当する。
他の無線機が同じメッセージを転送していない場合(S204:Yes)、無線機101は、受信したメッセージが、無線機101が属するグループ(例えば、同一グループ)内の無線機宛てのメッセージであるか否かを判断する(S207)。
メッセージが同一グループ内の無線機宛てのメッセージではない場合(S207:No)、無線機101は、送信元のグループと異なる他グループの無線機へ、メッセージの転送が可能か否かを判断する(S208)。送信元のグループと異なる他グループの無線機へメッセージの転送が可能な場合(S208:Yes)、無線機101は、送信元の無線機と異なり、かつ、他グループの無線機へメッセージを転送する(S209)。図7に示すS207、S208及びS209の処理は、上述した<ルール2>又は<ルール5>に相当する。
一方、送信元のグループと異なる他グループの無線機へメッセージを転送しなくてよい場合(S208:No)、無線機101は、同一グループの無線機へメッセージを転送する(S210)。図7に示すS207、S208及びS210の処理は、上述した<ルール8>に相当する。
また、無線機101は、メッセージが同一グループ内の無線機宛てメッセージである場合(S207:Yes)、無線機101は、同一グループの無線機へメッセージを転送する(S210)。換言すると、無線機101は、メッセージが同一グループ内の無線機宛てメッセージである場合、他グループの無線機へメッセージを転送しなくてよい。図7に示すS207及びS210の処理は、上述した<ルール1>に相当する。
S209又はS210の処理においてメッセージを転送した場合、無線機101は、転送済フラグをONに設定する(S211)。無線機101は、例えば、S211の処理の後、図6に示すS102の処理に戻ってよい。
以上、無線機101の動作例について説明した。
本実施の形態では、無線通信ネットワーク100において、無線機101は、受信したメッセージの宛先情報と、無線機101が通信可能な他の無線機(例えば、候補無線機)が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信したメッセージの転送先に選ばない候補無線機を決定する。例えば、無線機101は、メッセージの宛先情報が同一グループを示す場合に、受信したメッセージの転送先に、他グループ内の無線機を選ばない(上述した<ルール1>に相当)。また、無線機101は、例えば、メッセージの宛先情報が他グループを示す場合、受信したメッセージの転送先に、同一グループ内の無線機を選ばない(上述した<ルール2>に相当)。
これらの処理により、無線通信ネットワーク100では、無線機101は、例えば、各グループにおいて代表機器を選定しなくても、同一グループ及び他グループのうち、宛先無線機が属する何れか一方のグループ内の無線機へメッセージを転送できる。よって、本実施の形態によれば、特許文献1に記載されたような代表機器を選定する手順が不要であるので、データ通信が可能になるまでの時間を短縮できる。また、本実施の形態によれば、無線機101は、同一グループ内の無線機宛てのメッセージを他グループへは転送せず、他グループ内の無線機宛てのメッセージを同一グループへは転送しなくてよいので、通信量を低減できる。
また、例えば、図5に示す2つのグループ102及び103との両方に通信可能な他のグループ(図示せず)内の無線機101にメッセージが転送された場合でも、当該無線機101は、<ルール2>に基づいてメッセージを転送しなくてよい(例えば、破棄する)ので、通信量を低減できる。
また、本実施の形態では、無線機101は、例えば、メッセージを転送した後に、次のメッセージを転送する場合、一定の遅延時間待機した後にメッセージ転送に関する動作を行う(上述した<ルール3>に相当)。この処理により、同一メッセージを同程度のタイミングで転送可能な複数の無線機101のうち、遅延時間待機している無線機と異なる他の無線機においてメッセージが転送される可能性が高くなる。よって、メッセージは無線通信ネットワーク100内の複数の無線機によって分散して転送されやすくなる。例えば、メッセージの通信経路が複数ある場合に、複数の通信経路の一部の経路における通信の偏りを抑制できる。
また、無線機101は、受信したメッセージと同一メッセージが他の無線機から転送された場合、メッセージ転送を中止する(上述した<ルール4>に相当)。この処理により、実際にメッセージを転送した無線機と異なる他の無線機がメッセージを転送する可能性が低くなるので、無線通信ネットワーク100では、同一のメッセージが複数の無線機101から同時に転送されにくくなるので、通信量を低減できる。
また、本実施の形態では、無線機101は、例えば、メッセージの送信元無線機又は送信元グループにメッセージを送信しない(上述した<ルール5>に相当)。また、無線機101は、送信済のメッセージを送信しない(上述した<ルール6>に相当)。これらの処理により、同一メッセージに対する同一経路の繰り返し転送を抑制できるので、通信量を低減できる。
以上より、本実施の形態によれば、無線通信ネットワークにおけるデータの伝送効率を向上できる。
[変形例]
図8は、変形例に係る無線通信ネットワーク100aの構成例を示す図である。図8に示す無線通信ネットワーク100aは、例えば、図3に示す無線通信ネットワーク100の構成に加え、グループ104を追加した構成である。図8において、グループ104には、例えば、無線機G、無線機H及び無線機Iが属している。
図8において、無線機A〜Fのそれぞれの接続関係(例えば、無線通信の可否)は、図3と同様である。また、図8において、無線機Gは無線機F、H及びIとそれぞれ無線通信してよく、無線機Hは無線機F、G及びIとそれぞれ無線通信してよく、無線機Iは無線機G及びHとそれぞれ無線通信してよい。
図8に示すように、グループ102に属する無線機101と、グループ104に属する無線機101との間の通信は、グループ103を経由する。
図9は、変形例に係る無線通信ネットワーク100aの動作例を示すシーケンス図である。
図9においても、各無線機101(例えば、無線機A〜I)は、例えば、上述した実施の形態と同様、送信ルール(<ルール1>〜<ルール8>)に基づいてメッセージの送受信(例えば、転送)を制御してよい。
図9では、一例として、無線機Aから無線機Iへ要求メッセージ(REQ1及びREQ2)を2回送信する場合について説明する。
図9に示すように、各無線機101は、図5と同様、例えば、データ通信の前に、各無線機101と通信可能な他の無線機に関する情報(例えば、無線機情報)、及び、無線機情報に含まれる無線機が属するグループに関する情報(例えば、グループ情報)を保持する。
そして、図9では、時刻t1において、無線機I宛ての要求メッセージREQ1が無線機Aに入力される。なお、図9に示す時刻t1〜時刻t4、及び、時刻t6〜時刻t23では、各無線機101は、例えば、上述した実施の形態と同様、送信ルールに基づいて、要求メッセージREQ1の送受信(例えば、送信、転送、受信又は転送中止)の制御を行う。
図9に示す時刻t4において、無線機D及びE(グループ103内の無線機)は、無線機I(グループ104内の無線機)宛ての要求メッセージREQ1を無線機B(グループ102内の無線機)から受信する。
ここで、無線機D及びEにおいて受信した要求メッセージREQ1の宛先は他グループ(グループ104)の無線機であり、かつ、無線機D及びEはグループ104にメッセージを送信しなくてよい。また、無線機D及びEが通信可能な他グループの無線機B及びCは、要求メッセージREQ1の送信元のグループ102に属する。
したがって、<ルール2>及び<ルール5>に基づく場合、無線機D及びEにおいてメッセージを転送しよてい無線機は存在しない。そこで、図9では、例えば、無線機D(無線機Eでもよい)は、時刻t5において、<ルール8>に基づいて、無線機Dが属するグループ103内の他の無線機Fへメッセージを転送してよい(図9に示す(1)の箇所)。
また、図9では、時刻t6において、無線機I宛ての要求メッセージREQ2が無線機Aに入力される。なお、図9に示す時刻t6〜時刻t11、及び、時刻t13〜時刻t28では、各無線機101は、例えば、上述した実施の形態と同様、送信ルールに基づいて、要求メッセージREQ2の送受信(例えば、送信、転送、受信又は転送中止)の制御を行う。
図9に示す時刻t11において、無線機Fは、無線機I宛ての要求メッセージREQ2を無線機Eから受信する。
ここで、図9に示すように、無線機Fは時刻t7において要求メッセージREQ1を転送している。そのため、無線機Fは、<ルール3>に基づいて、時刻t7において受信した要求メッセージREQ2の転送動作を、一定の遅延時間待機する。なお、図9では、グループ103において、グループ104内の無線機と通信可能な無線機は、無線機Fの他に存在しない。よって、図9に示すように、無線機Fは、一定の遅延時間経過後に、要求メッセージREQ2をグループ104内の無線機G及びHへ転送する(図9に示す(2)の箇所)。
以上、本開示の一実施例について説明した。
なお、上述した実施の形態及び変形例において説明した無線通信ネットワークの構成は一例であり、限定されない。例えば、無線通信ネットワーク内のグループ数(又は、無線機101の数)、各グループに属する無線機101の数、及び、各無線機101間の接続関係のうち少なくとも一つは図3及び図8に示す例と異なってもよい。
また、上述した実施の形態及び変形例では、無線通信ネットワーク100において送信(例えば、配信、又は、リクエスト)される信号の一例として要求メッセージ及び応答について説明したが、送信される信号はこれらに限定されず、他の種類の信号でもよい。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
上記各実施形態では、本開示はハードウェアを用いて構成する例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、上記各実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現される。集積回路は、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックを制御し、入力と出力を備えてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、SSI(Small Scale Integration)、MSI(Middle Scale Integration)、システムLSI、スーパーLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサを用いて実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続又は設定を再構成可能なリコンフィギュラブル プロセッサ(Reconfigurable Processor)を利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術により,LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びできない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサ等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサが含まれる。
また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
以上の説明において、各構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
本開示の一実施例に係る無線通信装置は、無線メッシュネットワークにおける無線通信装置であって、無線信号を受信する受信回路と、受信した前記無線信号の宛先情報と、通信可能な他の候補無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する制御回路と、を具備する。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記宛先情報が、前記無線通信装置が属する第1のグループと異なる第2のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第1のグループ内の前記候補無線機を選ばず、前記宛先情報が、前記第1のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第2のグループ内の前記候補無線機を選ばない。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記宛先情報が、前記無線通信装置が属する第1のグループと異なる第2のグループを示し、かつ、受信した前記無線信号の転送元無線機が前記第1のグループに属する場合、受信した前記無線信号を破棄し、前記宛先情報が、前記第2のグループを示し、かつ、受信した前記無線信号の転送元無線機が前記第2のグループに属する場合、受信した前記無線信号を破棄する。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記宛先情報が、前記第2のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第2のグループ内の前記候補無線機を選び、前記宛先情報が、前記第1のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第1のグループ内の前記候補無線機を選ぶ。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、第1の無線信号を転送した後に第2の無線信号を転送する場合、一定時間待機する。
本開示の一実施例において、前記一定時間は、前記無線信号の転送処理時間の2倍以下の時間に設定される。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、第1の無線機から受信した前記無線信号と同一の信号を、前記第1の無線機と異なる第2の無線機から受信した場合、前記無線信号を破棄する。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記無線信号の送信元の無線機、又は、前記無線信号の送信元のグループ内の前記候補無線機を、前記無線信号の転送先に選ばない。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記無線通信装置が属する第1のグループと異なる第2のグループ内の無線機から受信した前記無線信号が、前記第2のグループ内の前記候補無線機へ転送した信号と同一の場合、受信した前記無線信号を破棄する。
本開示の一実施例において、前記制御回路は、受信した前記無線信号が過去に転送した信号と同一の場合、受信した前記無線信号を破棄する。
本開示の一実施例において、前記無線メッシュネットワークにおいて、前記無線信号に対する応答信号の伝送経路は、前記無線信号の伝送経路に基づいて決定される。
本開示の一実施例にかかる無線通信方法において、無線メッシュネットワークにおける無線通信装置は、無線信号を受信し、受信した前記無線信号の宛先情報と、通信可能な他の候補無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する。
本開示の一実施例に係る無線通信システムは、無線メッシュネットワークにおける第1の無線機と、前記第1の無線機と通信可能な複数の第2の無線機と、を備え、前記第1の無線機は、無線信号を受信し、受信した前記無線信号の宛先情報と、前記複数の第2の無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、前記複数の第2の無線機のうち、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する。
本開示は、無線通信システムに適用できる。
101 無線機
111 送受信部
112 品質測定部
113 記憶部
114 制御部

Claims (13)

  1. 無線メッシュネットワークにおける無線通信装置であって、
    無線信号を受信する受信回路と、
    受信した前記無線信号の宛先情報と、通信可能な他の候補無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する制御回路と、
    を具備する、無線通信装置。
  2. 前記制御回路は、
    前記宛先情報が、前記無線通信装置が属する第1のグループと異なる第2のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第1のグループ内の前記候補無線機を選ばず、
    前記宛先情報が、前記第1のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第2のグループ内の前記候補無線機を選ばない、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記宛先情報が、前記無線通信装置が属する第1のグループと異なる第2のグループを示し、かつ、受信した前記無線信号の転送元無線機が前記第1のグループに属する場合、受信した前記無線信号を破棄し、
    前記宛先情報が、前記第2のグループを示し、かつ、受信した前記無線信号の転送元無線機が前記第2のグループに属する場合、受信した前記無線信号を破棄する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御回路は、
    前記宛先情報が、前記第2のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第2のグループ内の前記候補無線機を選び、
    前記宛先情報が、前記第1のグループを示す場合、前記無線信号の転送先に、前記第1のグループ内の前記候補無線機を選ぶ、
    請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御回路は、第1の無線信号を転送した後に第2の無線信号を転送する場合、一定時間待機する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記一定時間は、前記無線信号の転送処理時間の2倍以下の時間に設定される、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記制御回路は、第1の無線機から受信した前記無線信号と同一の信号を、前記第1の無線機と異なる第2の無線機から受信した場合、前記無線信号を破棄する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 前記制御回路は、前記無線信号の送信元の無線機、又は、前記無線信号の送信元のグループ内の前記候補無線機を、前記無線信号の転送先に選ばない、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記制御回路は、前記無線通信装置が属する第1のグループと異なる第2のグループ内の無線機から受信した前記無線信号が、前記第2のグループ内の前記候補無線機へ転送した信号と同一の場合、受信した前記無線信号を破棄する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  10. 前記制御回路は、受信した前記無線信号が過去に転送した信号と同一の場合、受信した前記無線信号を破棄する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  11. 前記無線メッシュネットワークにおいて、前記無線信号に対する応答信号の伝送経路は、前記無線信号の伝送経路に基づいて決定される、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 無線メッシュネットワークにおける無線通信装置は、
    無線信号を受信し、
    受信した前記無線信号の宛先情報と、通信可能な他の候補無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する、
    無線通信方法。
  13. 無線メッシュネットワークにおける第1の無線機と、
    前記第1の無線機と通信可能な複数の第2の無線機と、
    を備え、
    前記第1の無線機は、
    無線信号を受信し、
    受信した前記無線信号の宛先情報と、前記複数の第2の無線機が属するグループに関する情報と、に基づいて、前記複数の第2の無線機のうち、受信した前記無線信号の転送先に選ばない候補無線機を決定する、
    無線通信システム。
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