JP2021121826A - 表示モジュールおよび表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の表示モジュールを提供する。【解決手段】本発明の表示モジュールは、画像光を生成する画像光生成装置と、第1面と第2面とを有し、画像光を回折させる第1回折素子と、画像光を反射させる第1反射部と、第3面を有し、画像光を回折させる第2回折素子と、を備え、第1回折素子は、画像光生成装置から第1面に入射する画像光を透過させて第2面から第1反射部に向けて射出させ、第1反射部は、第1回折素子から射出される画像光を第1回折素子の第2面に向けて反射させ、第1回折素子は、第1反射部から第2面に入射する画像光を回折させて第2面から第2回折素子に向けて射出させ、第2回折素子は、第1回折素子から第3面に入射する画像光を回折させて第3面から射出させ、射出瞳を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、表示モジュールおよび表示装置に関する。
複数の反射面を用いて画像光を反射させつつ観察者の眼に導く形態の頭部装着型表示装置が知られている。下記の特許文献1に、正のパワーを有する第1光学部と、第1回折素子を備え、正のパワーを有する第2光学部と、正のパワーを有する第3光学部と、第2回折素子を備え、正のパワーを有する第4光学部と、を備える頭部装着型の表示装置が開示されている。この表示装置において、第1光学部と第3光学部との間に画像光の第1中間像が形成され、第2光学部と第4光学部との間に瞳が形成され、第3光学部と第4光学部との間に画像光の第2中間像が形成され、第4光学部の第3光学部とは反対側に射出瞳が形成される。
特開2019−133132号公報
特許文献1の表示装置においては、2つの回折素子によって波長分散が補償されるように、各光学部材は、各光学部材間の位置関係が特定の条件を満たすように配置されている。そのため、各光学部材を配置するための多くの空間が必要となり、表示装置が大型化する場合がある。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の表示モジュールは、画像光を生成する画像光生成装置と、第1面と第2面とを有し、前記画像光を回折させる第1回折素子と、前記画像光を反射させる第1反射部と、第3面を有し、前記画像光を回折させる第2回折素子と、を備え、前記第1回折素子は、前記画像光生成装置から前記第1面に入射する前記画像光を透過させて前記第2面から前記第1反射部に向けて射出させ、前記第1反射部は、前記第1回折素子から射出される前記画像光を前記第1回折素子の前記第2面に向けて反射させ、前記第1回折素子は、前記第1反射部から前記第2面に入射する画像光を回折させて前記第2面から前記第2回折素子に向けて射出させ、前記第2回折素子は、前記第1回折素子から前記第3面に入射する画像光を回折させて前記第3面から射出させ、射出瞳を形成する。
本発明の一つの態様の表示装置は、本発明の一つの態様の表示モジュールと、前記表示モジュールを収容する筐体と、を備える。
第1実施形態の表示装置の斜視図である。 第1実施形態の表示モジュールの構成を示す平面図である。 第1実施形態の表示モジュールの構成を示す側面図である。 体積ホログラムの干渉縞の説明図である。 第1回折素子および第2回折素子の回折特性を示す図である。 第1回折素子において、屈折率差Δn=0.035における透過率と波長との関係を示すグラフである。 第1回折素子において、屈折率差Δn=0.019における透過率と波長との関係を示すグラフである。 第1回折素子において、屈折率差Δn=0.010における透過率と波長との関係を示すグラフである。 第1回折素子において、屈折率差Δn=0.005における透過率と波長との関係を示すグラフである。 第2実施形態の表示モジュールの構成を示す平面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、本実施形態の頭部装着型表示装置を示す斜視図である。図2は、頭部装着型表示装置における表示モジュールの概略構成を示す平面図である。図3は、表示モジュールの概略構成を示す側面図である。
以下の説明においては、頭部装着型表示装置を単に表示装置と称する。また、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下の各図面では、観察者が表示装置100を頭部に装着した状態での前後方向、左右方向および上下方向を用いて、以下の方向を規定する。上下方向に沿う軸をY軸とし、下方から上方に向かう方向を+Y方向とし、上方から下方に向かう方向を−Y方向とする。前後方向に沿う軸をZ軸とし、後方から前方に向かう方向を+Z方向とし、前方から後方に向かう方向を−Z方向とする。左右方向に沿う軸をX軸とし、右から左に向かう方向を+X方向とし、左から右に向かう方向を−X方向とする。Y軸、Z軸およびX軸は、互いに直交する。
表示装置100の構成要素を用いて上記の方向を定義すると、右眼用表示モジュール10aの第2回折素子70aの中心と左眼用表示モジュール10bの第2回折素子70bの中心とを結ぶ軸をX軸とし、第2回折素子70aから第2回折素子70bに向かう方向を+X方向とし、第2回折素子70bから第2回折素子70aに向かう方向を−X方向とする。後述する表示モジュール10において、射出瞳の光軸をZ軸とし、射出瞳から第2回折素子70aまたは第2回折素子70bに向かう方向を+Z方向とし、第2回折素子70aまたは第2回折素子70bから射出瞳に向かう方向を−Z方向とする。画像光生成装置20の表示面の垂直方向に沿う軸をY軸とし、表示面の下方から上方に向かう方向を+Y方向とし、表示面の上方から下方に向かう方向を−Y方向とする。
図1に示すように、表示装置100は、画像光L0aを観察者の右眼Eaに入射させる右眼用表示モジュール10aと、画像光L0bを観察者の左眼Ebに入射させる左眼用表示モジュール10bと、右眼用表示モジュール10aと左眼用表示モジュール10bとを収容する筐体90と、を備えている。表示装置100は、例えば眼鏡のような形状を有する。表示装置100は、筐体90によって観察者の頭部に装着される。
筐体90は、フレーム91と、フレーム91の右側に設けられ、観察者の右耳に係止されるテンプル92aと、フレーム91の左側に設けられ、観察者の左耳に係止されるテンプル92bと、を有する。フレーム91は、両側部に収納空間91sを有しており、収納空間91s内に、後述する表示モジュール10を構成する種々の光学素子が収容されている。テンプル92a,92bは、ヒンジ95によってフレーム91に対して折り畳み可能に連結されている。
右眼用表示モジュール10aと左眼用表示モジュール10bとは、各光学部材が左右対称に配置されている点で異なるが、基本構成は同一である。したがって、以下の説明では、右眼用表示モジュール10aと左眼用表示モジュール10bとを区別せず、表示モジュール10として構成を説明する。
図2および図3に示すように、本実施形態の表示モジュール10は、画像光生成装置20と、集光光学系25と、第1回折素子50と、第1反射部30と、第2反射部60と、第2回折素子70と、を備える。
画像光生成装置20は、画像光L0を生成する。集光光学系25は、画像光生成装置20により生成された画像光L0を投射する。第1回折素子50は、第1面50aと第2面50bとを有し、画像光L0を回折させる。第1反射部30は、画像光L0を反射させる。第2反射部60は、第1回折素子50によって回折される画像光L0を第2回折素子70に向けて反射させる。第2回折素子70は、第3面70cを有し、画像光L0を回折させて射出瞳Gを形成する。
画像光生成装置20は、例えば有機エレクトロルミネッセンス表示素子等の表示パネルから構成されている。画像光生成装置20は、観察者が表示装置100を装着した状態において、眼Eの側方よりも後方に配置され、前方に向けて画像光L0を射出する。画像光生成装置20は、画像光L0の光軸L01がZ軸と略平行になるように配置されている。
なお、画像光生成装置20は、互いに異なる色に対応する複数の表示パネルと、複数の表示パネルから射出された各色の画像光を合成する合成光学系と、を有していてもよい。また、画像光生成装置20は、照明光源と、照明光源から射出された照明光を変調する液晶表示素子等の表示パネルと、を有していてもよい。または、画像光生成装置20は、レーザー光をマイクロミラーデバイスで変調する構成であってもよい。または、画像光生成装置20は、マイクロLED、MEMSディスプレイ等で構成されていてもよい。
画像光L0の光軸L01は、画像光生成装置20の表示領域の中心から射出される画像光L0の中心主光線が通る軸である。換言すると、画像光L0の光軸L01は、画像光生成装置20の画像光の射出面20aの中心を通り、射出面20aの法線に沿う軸である。また、画像光生成装置20がレーザー光源と、レーザー光源からの光を走査するミラーと、で構成されている場合には、レーザー光の走査によって像面が形成されるため、画像光L0の光軸は、像面の中心を通り、像面の法線と平行な軸である。
集光光学系25は、画像光生成装置20により生成された画像光L0を集束させる光学系であって、複数のレンズを有する。本実施形態では、集光光学系25は、画像光L0の光軸L01に沿って設けられた4つのレンズ251,252,253,254から構成されている。ただし、集光光学系25を構成するレンズの数は、特に限定されない。さらに、レンズとして、複数枚のレンズが貼り合わされた構成、例えば貼り合わせ色消しレンズ等が用いられてもよい。また、レンズは、自由曲面レンズ等の非球面レンズであってもよいし、球面レンズであってもよい。
第1回折素子50は、反射型の体積ホログラムを有する。第1回折素子50は、集光光学系25に対向する第1面50aと、第1反射部30に対向する第2面50bと、を有する。第1回折素子50は、第1反射部30から画像光L0が入射する第2面50bが凹んだ凹曲面になっている。換言すると、第2面50bは、第1反射部30からの画像光L0の入射方向において、周辺部に対して中央部が凹んで湾曲した形状を有する。これにより、第1回折素子50は、正のパワーを有し、画像光L0を第2反射部60に向けて効率良く偏向させることができる。
第1回折素子50は、反射型の回折素子であるが、干渉縞を構成する低屈折率部および高屈折率部のそれぞれの屈折率が適切に設定されたことにより、0次回折光が第1面50aから第2面50bに透過するように構成されている。第1回折素子50は、画像光生成装置20から射出される画像光L0を0次回折光として第1面50aから第2面50bに向けて透過させ、第1反射部30から射出される画像光L0を1次回折光として第2面50bから第2回折素子70に向けて射出させる。干渉縞については、後で詳しく説明する。
なお、第1回折素子50は、反射型であり、かつ、0次回折光が透過可能な回折素子であれば、体積ホログラムに限らず、例えば表面レリーフ型回折素子、表面レリーフホログラフィック素子等で構成されていてもよい。第1回折素子50は、いずれの構成を有していても、第2面50bの法線方向から画像光L0が入射したときに、特定の方向に回折効率が最も高い回折光を射出する特性を有する。
図4は、第1回折素子50を構成する体積ホログラムの干渉縞の説明図である。
図4に示すように、第1回折素子50を構成する体積ホログラムには、特定の波長に対応するピッチを有する干渉縞502が設けられている。干渉縞502は、相対的に低い屈折率を有する低屈折率部505と、相対的に高い屈折率を有する高屈折率部506と、が交互に設けられた構成を有する。したがって、干渉縞502は、ホログラムを構成する材料の屈折率差としてホログラム感光層に記録される。
干渉縞502は、特定の入射角に対応するように、第1回折素子50の第2面50bに対して一方向に傾いている。これにより、第1回折素子50は、画像光L0を第2面50bの法線方向に対して所定の角度をなすように所定の方向に回折させる。特定の波長および特定の入射角は、画像光L0の波長と入射角とに対応する。干渉縞502は、参照光Lrおよび物体光Lsを用いてホログラム感光層に干渉露光を行うことで形成することができる。
画像光L0は、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBを含むカラー表示用の光である。このため、第1回折素子50においては、特定の波長に対応するピッチで干渉縞502が形成されている。例えば、赤色光用の干渉縞502Rは、赤色域の波長580nmから700nmの波長範囲のうち、例えば波長615nmに対応するピッチで形成されている。緑色光用の干渉縞502Gは、緑色域の波長500nmから580nmの波長範囲のうち、例えば波長535nmに対応するピッチで形成されている。青色光用の干渉縞502Bは、青色域の波長400nmから500nmの波長範囲のうち、例えば波長460nmに対応するピッチで形成されている。
なお、図4においては、干渉縞502を直線的に描いているが、第1回折素子50に入射する画像光L0が球面波である場合、干渉露光時に例えば物体光Lsとして球面波を用いる。その場合、ホログラム感光層に複数の干渉縞502がそれぞれ湾曲した状態で形成される。したがって、干渉縞502は、湾曲した状態で第1回折素子50の第2面50bに対して一方向に傾いている。これにより、第1回折素子50は、第2面50bの法線方向から単一波長の球面波からなる画像光L0が入射された際に、法線方向から傾いた特定の方向に回折効率が最も高い回折光L1を射出する。干渉縞502が湾曲している場合、干渉縞502の傾き方向は、例えば干渉縞502の両端を結ぶ直線の傾きとして定義される。
図2および図3に示すように、第1反射部30は、全反射ミラーから構成されている。具体的には、第1反射部30は、基材と、基材の一面に形成された誘電体多層膜、金属膜等からなる反射層と、を有する。第1反射部30は、反射面30aの法線V1とZ軸とが略平行になるように配置されている。反射面30aは、自由曲面で構成されており、第1反射部30は正のパワーを有する。
第2反射部60は、全反射ミラーから構成されている。具体的には、第2反射部60は、基材と、基材の一面に形成された誘電体多層膜、金属膜等からなる反射層と、を有する。第2反射部60は、反射面60aの法線V2とZ軸とのなす角度が略45°となる方向に傾いて配置されている。反射面60aは、曲面で構成されており、第2反射部60は正のパワーを有する。
第2回折素子70は、反射型の体積ホログラムを有する。第2回折素子70は、観察者の眼Eと対向する第3面70cと、第3面とは異なる第4面70dと、を有する。第2回折素子70は、画像光L0が入射する第3面70cが凹んだ凹曲面になっている。換言すると、第3面70cは、画像光L0の入射方向において、周辺部に対して中央部が凹んで湾曲した形状となっている。これにより、第2回折素子70は、正のパワーを有し、画像光L0を射出瞳Gに向けて効率良く偏向させることができる。第2回折素子70は、観察者の鼻に近い側の端部70eが鼻から遠い側の端部70fに対して−Z方向に位置するように、傾いて配置されている。
第2回折素子70を構成する体積ホログラムの基本構成は、第1回折素子50を構成する体積ホログラムの基本構成と同一であるため、体積ホログラムの詳細な説明を省略する。ただし、第2回折素子70を構成する体積ホログラムは、入射する光の一部を反射させ、他の一部を透過させる部分反射型回折光学素子で構成される。そのため、第2回折素子70は、部分透過反射性のコンバイナーとして機能する。これにより、外光が第2回折素子70を介して観察者の眼Eに入射するため、観察者は、画像光生成装置20が形成した画像と背景とが重畳された画像を視認することができる。
なお、第2回折素子70は、反射型の回折素子であれば、体積ホログラムに限らず、例えば表面レリーフ型回折素子、表面レリーフホログラフィック素子等であってもよい。第2回折素子70は、いずれの構成を有していても、第3面70cの法線方向から画像光L0が入射したときに、特定の方向に回折効率が最も高い回折光を射出する特性を有する。
図5は、第1回折素子50および第2回折素子70の回折特性を示す図である。
図5は、体積ホログラム上の1点に光線が入射したときの特定波長と周辺波長の回折角の差を示している。図5においては、特定波長を531nmとしたとき、波長が526nmの周辺波長の光の回折角度のずれを実線L526で示し、波長が536nmの周辺波長の光の回折角度のずれを破線L536で示している。
図5に示すように、体積ホログラムに記録された同じ干渉縞に光線が入射した場合であっても、光線の波長が長い程、大きい角度で回折し、光線の波長が短い程、小さい角度で回折する。そのため、第1回折素子50および第2回折素子70からなる2つの回折素子を用いた場合、特定波長に対して長波長の光および短波長の光の入射角度を考慮して入射させないと、収差を適切に補償することができない。また、干渉縞の本数によって回折角が異なるため、干渉縞の構成を考慮する必要がある。図2に示す本実施形態の表示モジュール10においては、第1回折素子50と第2回折素子70との間における中間像の形成回数と反射回数の和が奇数であるか偶数であるかに対応して、画像光L0に対する第1回折素子50および第2回折素子70の向き等が適正化されているため、収差の補償が可能である。
ここで、第1回折素子50の第2面50bの法線V3と第2回折素子70の第3面70cの法線V4とを含む仮想面を想定する。本実施形態の場合、仮想面は、図2の紙面であって、XZ平面である。
本実施形態では、第1回折素子50から第2回折素子70までの間における画像光L0の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である。このため、仮想面の法線方向から見たとき、第1回折素子50と第2回折素子70とは、第2面50bまたは第3面70cの法線方向から光線が入射した場合に、最も高い回折効率で回折光が射出される方向が、第2面50bまたは第3面70cの法線方向を基準として同じ側に設定されている。
より具体的には、本実施形態では、第1回折素子50と第2回折素子70との間の画像光L0の光路上に第2反射部60が設けられているため、第1回折素子50と第2回折素子70との間において、画像光L0は1回反射する。また、第1回折素子50、第1反射部30および第2反射部60がそれぞれ正のパワーを有しており、第2反射部60と第2回折素子70との間で1つの中間像Z1が生成される。したがって、第1回折素子50から第2回折素子70までの間での画像光L0の反射回数と中間像の生成回数の和は、2回、すなわち偶数である。
したがって、第2面50bの法線方向から画像光L0を入射した際に最も高い回折効率で画像光L0が射出される方向を第1方向とし、第3面70cの法線方向から画像光L0を入射した際に最も高い回折効率で画像光L0が射出される方向を第2方向とし、仮想面の法線方向から見たとき、第1回折素子50と第2回折素子70とは、第2面50bの法線方向に対する第1方向と第3面70cの法線方向に対する第2方向とが同じ側に位置するように、配置されている。
より具体的には、図2に示すように、第1回折素子50の第2面50bに対して法線方向K10から光が入射した際、回折効率が最も高い回折光が射出される第1方向K11は、第2面50bの法線方向K10を基準としたときに時計周り方向CWに回転した位置にある。また、第2回折素子70の第3面70cに対して法線方向K20から光が入射した際、回折効率が最も高い回折光が射出される第2方向K22は、第3面70cの法線方向K20を基準としたときに時計周り方向CWに回転した位置にある。
すなわち、第1回折素子50において回折効率が最も高い回折光が射出される第1方向K11と、第2回折素子70において回折効率が最も高い回折光が射出される第2方向K22とは、第2面50bの法線方向K10または第3面70cの法線方向K20を基準としたときに同じ側に位置する。この構成は、第1回折素子50の干渉縞の傾き方向と第2回折素子70の干渉縞の傾き方向とを対応させることによって実現される。
この構成によれば、第1回折素子50の第2面50bの法線方向K10から最適な波長の光線が入射した場合を基準とすると、最適な波長よりも長い波長の光線が入射した際の回折光は、時計周りに回転した方向に傾く。したがって、最適な波長よりも長い波長の光線の回折光は、第2反射部60を経由して第2回折素子70の第3面70cに入射する際、最適な波長の光線よりも時計周りに回転した方向から入射する。このため、最適な波長の光線と最適な波長よりも長い波長の光線とは、第2回折素子70から同一方向に向けて射出される。これにより、解像度の低下が発生しにくくなる。そのため、本実施形態によれば、波長補償が実現でき、画像光L0の波長が変動した場合の画像のずれを小さく抑制することができる。
本実施形態の表示モジュール10における画像光L0の進行経路は、以下の通りである。
画像光生成装置20から射出された画像光L0は、集光光学系25を経て第1回折素子50の第1面50aに入射する。このとき、第1回折素子50の第1面50aに入射した画像光L0の一部は、回折することなく、第1回折素子50を0次回折光として透過し、第2面50bから射出される。第1回折素子50の第2面50bから射出された画像光L0は、第1反射部30で反射された後、第1回折素子50の第2面50bに入射される。第1回折素子50の第2面50bに入射した画像光L0は、干渉縞によって所定の方向に回折され、第1回折素子50の第2面50bから射出される。第1回折素子50の第2面50bから射出された画像光L0は、第2反射部60で反射された後、第2回折素子70の第3面70cに入射される。第2回折素子70の第3面70cに入射した画像光L0は、干渉縞によって所定の方向に回折されて第2回折素子70の第3面70cから射出され、射出瞳Gが形成される。
換言すると、第1回折素子50は、画像光生成装置20から集光光学系25を経て第1面50aに入射する画像光L0を0次回折光として透過させ、第2面50bから第1反射部30に向けて射出させる。第1反射部30は、第1回折素子50の第2面50bから射出される画像光L0を第1回折素子50の第2面50bに向けて反射させる。第1回折素子50は、第1反射部30から第2面50bに入射する画像光L0を回折させて、第2面50bから第2回折素子70に向けて射出させる。第2反射部60は、第1回折素子50によって回折された画像光L0を第2回折素子70に向けて反射させる。第2回折素子70は、第1回折素子50から第3面70cに入射する画像光L0を回折させて第3面70cから射出させ、射出瞳Gを形成する。
したがって、仮想面の法線方向から見て、画像光生成装置20から射出されて第1回折素子50を透過する画像光L0の光路の一部と、第1反射部30で反射されて第1回折素子50に戻る画像光L0の光路の一部と、第1回折素子50で回折されて第2反射部60に向かって進む画像光L0の光路の一部とは、互いに重なる。
一般に、回折素子は、0次回折光が極力少なく、1次以上の回折光が多くなる条件で用いる場合が多い。これに対し、本実施形態の表示モジュール10においては、画像光L0として第1回折素子50を透過する0次回折光を利用するため、0次回折光が極力多くなる条件で用いる必要がある。ここで、本発明者らは、0次回折光を確保するための条件として、第1回折素子50が有する干渉縞502を構成する低屈折率部505の屈折率と高屈折率部506の屈折率との差Δnを比較的小さくすればよいことに想到した。
本発明者らは、0次回折光の量を確保するために最適な屈折率差Δnを求めるため、屈折率差Δnを種々の値に変えたときの透過率に関するシミュレーションを行った。
図6〜図9は、第1回折素子50において、特定の屈折率差Δnにおける光利用効率と波長との関係を示すグラフである。図6は、屈折率差Δn=0.035のときのグラフである。図7は、屈折率差Δn=0.019のときのグラフである。図8は、屈折率差Δn=0.010のときのグラフである。図9は、屈折率差Δn=0.005のときのグラフである。
図6〜図9において、横軸は第1回折素子に入射する光の波長(nm)を示す。今回のシミュレーションでは、第1回折素子に入射させる光として、波長が532nmの緑色光を想定した。また、縦軸は、光利用効率(%)を示している。なお、図6〜図9における光利用効率は、第1回折素子に入射する光の量に対する第1回折素子から第2反射部に向けて射出する光の量の割合を示しており、第1回折素子50の第1面50aに入射する光の量に対する0次回折光の透過率と、第1回折素子50の第2面50bに入射する光の量に対する回折光の反射率と、の積で表される。したがって、例えば0次回折光の透過率が50%であり、回折光の反射率が50%であったとすると、図6〜図9における光利用効率は25%である。
図6に示すように、屈折率差Δn=0.035の場合、入射光の波長が設計値である532nmからずれると、光利用効率は上昇する傾向にある。具体的には、入射光の波長が532nmから±4nm程度ずれると、5%程度の光利用効率が得られる。ただし、入射光の波長が設計値である532nmであったとすると、光利用効率は略0%である。そのため、屈折率差Δn=0.035を採用することはできない。
これに対して、図7に示すように、屈折率差Δn=0.019の場合、屈折率差Δn=0.035の場合と同様、入射光の波長が設計値である532nmからずれると、光利用効率は上昇する傾向にある。ただし、屈折率差Δn=0.019の場合の光利用効率は、屈折率差Δn=0.035の場合の光利用効率に比べて全体的に高くなっている。入射光の波長が設計値である532nmであった場合、光利用効率は略5%である。したがって、屈折率差Δn=0.019を採用することができる。
また、図8に示すように、屈折率差Δn=0.010の場合、入射光の波長が設計値である532nmからずれると、光利用効率は変動するが、その変動幅は、屈折率差Δn=0.035、0.019の場合に比べて小さくなる。また、屈折率差Δn=0.010の場合の光利用効率は、屈折率差Δn=0.019の場合の光利用効率に比べてさらに高くなる。入射光の波長が設計値である532nmであった場合、光利用効率は略8%である。したがって、屈折率差Δn=0.010を採用することが好ましい。
また、図9に示すように、屈折率差Δn=0.005の場合、波長の変動に伴う光利用効率の変動幅は、屈折率差Δn=0.010の場合に比べてさらに小さくなる。入射光の波長が設計値の532nmであったときの光利用効率は略5%である。したがって、屈折率差Δn=0.005を採用することができる。
以上のシミュレーション結果から、第1回折素子50における所定の光利用効率を確保するためには、低屈折率部505と高屈折率部506との屈折率差Δnは、0.020未満、かつ、0.005以上であることが望ましいことが判った。屈折率差Δnが0.010であると、さらに望ましい。屈折率差Δnを上記のように設定することによって、設計中心波長における画像光L0の利用効率を最適化することができる。なお、今回のシミュレーションにおいて、本発明者らは、第1回折素子50に入射する光として、波長が532nmの緑色光を想定したが、第1回折素子50に入射する光が他の色光であっても、略同様の結果が得られる、と推察している。
特許文献1の表示装置においては、画像光生成装置から第1回折素子に向かって進行する画像光と、第1回折素子からミラーに向かって進行する画像光とは、互いに重なっていない。そのため、画像光生成装置を観察者の顔から離れた位置に配置しなければならず、装置の横幅が大きくなり、装置が大型化する場合がある。
これに対して、本実施形態の表示モジュール10によれば、仮想面の法線方向から見て、第1回折素子50から第2反射部60までに至る画像光L0の光路が2回折り返され、光路同士が互いに重なる。これにより、本実施形態の表示モジュール10によれば、特許文献1の表示装置に比べて、光学系の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の表示モジュール10においては、画像光L0の入射方向に対して第1回折素子50および第2回折素子70の向きが適切に配置されているため、第1回折素子50および第2回折素子70によって生じる色収差を補償することができる。その結果、波長が変動した場合の画像のずれを抑制し、解像度を高めることができる。
また、本実施形態の表示装置100は、上記の効果を有する表示モジュール10を備えているため、小型で表示品質に優れる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図10を用いて説明する。
第2実施形態の表示モジュールの基本構成は第1実施形態と同様であり、第1回折素子と集光光学系との構成が第1実施形態と異なる。そのため、表示モジュール全体の説明は省略する。
図10は、第2実施形態の表示モジュールの概略構成を示す平面図である。
図10において、第1実施形態で用いた図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の表示モジュール12は、画像光生成装置20と、集光光学系27と、第1回折素子55と、第1反射部30と、第2反射部60と、第2回折素子70と、を備える。
本実施形態の場合、第1回折素子55は、集光光学系27に対向する第1面55aと、第1反射部30に対向する第2面55bと、を有する。また、第1回折素子55は、画像光生成装置20から射出される画像光L0を透過させる光透過部55hを有する。光透過部55hは、例えば第1回折素子55に設けられた孔で構成することができる。または、第1回折素子55の一部に干渉縞が設けられておらず、透明部材のみが存在する領域を形成し、この領域を光透過部としてもよい。
集光光学系27は、画像光生成装置20から射出される画像光L0を第1回折素子55の光透過部55hに集束させる。これにより、画像光生成装置20から射出される画像光L0の各画角に対応する光線の略全てが第1回折素子55の光透過部55hを透過する。集光光学系27は、1つのレンズ271から構成されている。ただし、集光光学系27を構成するレンズ271の数は、特に限定されない。
本実施形態の表示モジュール12において、第1回折素子55は、光透過部55hを通して画像光生成装置20から射出される画像光L0を第1面55aから第2面55bに向けて透過させ、第1反射部30から射出される画像光L0を光透過部55h以外の部分において第2面55bから第2反射部60を介して第2回折素子70に向けて射出させる。
表示モジュール12のその他の構成は、第1実施形態の表示モジュール10の構成と同様である。
本実施形態においても、小型で表示品質に優れた表示モジュールおよび表示装置を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上述したように、第1回折素子は、体積ホログラムに限らず、例えば表面レリーフ型回折素子等で構成されていてもよい。ただし、第1回折素子が表面レリーフ型回折素子で構成される場合、0次回折光の量を確保するためには、ホログラム材料の表面に形成する凹凸の深さを一般的な表面レリーフ型回折素子よりも浅くすることが望ましい。
また、上記実施形態では、第1回折素子から第2回折素子までの間の画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である構成を示したが、第1回折素子から第2回折素子までの間の画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が奇数であってもよい。例えば第2反射部と第2回折素子との間に第3反射部が設けられ、上記の和が3回になってもよい。その場合、仮想面の法線方向から見て、第1入射面の法線方向に対する第1方向と第2入射面の法線方向に対する第2方向とが互いに異なる側に位置すればよい。したがって、例えば第1入射面の法線方向に対する第1方向および第2入射面の法線方向に対する第2方向のうち、一方が時計回り方向に位置し、他方が反時計回り方向に位置していればよい。
具体的には、上記実施形態では、第1回折素子から第2回折素子までの間の画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が2回または3回の例を示したが、2以外の偶数であってもよい。また、上記の和は0回であってもよく、0回は偶数に含まれる。また、上記の和は3以外の奇数であってもよい。
その他、表示モジュールおよび表示装置の各構成要素の形状、数、配置、材料等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
本発明の一つの態様の表示モジュールは、以下の構成を有していてもよい。
(1)本発明の一つの態様の表示モジュールは、前記第1回折素子によって回折される前記画像光を前記第2回折素子に向けて反射させる第2反射部をさらに備えていてもよい。
(2)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第1回折素子は、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を0次回折光として前記第1面から前記第2面に向けて透過させ、前記第1反射部から射出される画像光を1次回折光として前記第2面から前記第2回折素子に向けて射出させてもよい。
(3)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第1回折素子は、相対的に低い屈折率を有する低屈折率部と相対的に高い屈折率を有する高屈折率部とが交互に設けられた干渉縞を有する体積ホログラムから構成され、前記低屈折率部の屈折率と前記高屈折率部の屈折率との差は、0.020未満、かつ、0.005以上であってもよい。
(4)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第1回折素子は、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を透過させる光透過部を有し、前記光透過部を通して前記画像光生成装置から射出される前記画像光を前記第1面から前記第2面に向けて透過させ、前記第1反射部から射出される画像光を前記光透過部以外の部分において前記第2面から前記第2回折素子に向けて射出させてもよい。
(5)本発明の一つの態様の表示モジュールは、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を前記光透過部に集束させる集光光学系をさらに備えていてもよい。
(6)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第1回折素子は、前記第1入射面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第1方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、前記第2回折素子は、前記第2入射面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第2方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、前記第1回折素子および前記第2回折素子は、前記第1回折素子から前記第2回折素子までの間の前記画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第1入射面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第2入射面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに同じ方向となるように配置され、前記和が奇数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第1入射面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第2入射面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに異なる方向となるように配置されていてもよい。
10,12…表示モジュール、10a…右眼用表示モジュール、10b…左眼用表示モジュール、20…画像光生成装置、30…第1反射部、50,55…第1回折素子、50a,55a…第1面、50b,55b…第2面、55h…光透過部、60…第2反射部、70,70a,70b…第2回折素子、70c…第3面、90…筐体、100…表示装置、502,502B,502G,502R…干渉縞、505…低屈折率部、506…高屈折率部、L0,L0a,L0b…画像光、G…射出瞳、K10,K20…法線方向、K11…第1方向、K22…第2方向。

Claims (8)

  1. 画像光を生成する画像光生成装置と、
    第1面と第2面とを有し、前記画像光を回折させる第1回折素子と、
    前記画像光を反射させる第1反射部と、
    第3面を有し、前記画像光を回折させる第2回折素子と、
    を備え、
    前記第1回折素子は、前記画像光生成装置から前記第1面に入射する前記画像光を透過させて前記第2面から前記第1反射部に向けて射出させ、
    前記第1反射部は、前記第1回折素子から射出される前記画像光を前記第1回折素子の前記第2面に向けて反射させ、
    前記第1回折素子は、前記第1反射部から前記第2面に入射する画像光を回折させて前記第2面から前記第2回折素子に向けて射出させ、
    前記第2回折素子は、前記第1回折素子から前記第3面に入射する画像光を回折させて前記第3面から射出させ、射出瞳を形成する、表示モジュール。
  2. 前記第1回折素子によって回折される前記画像光を前記第2回折素子に向けて反射させる第2反射部をさらに備える、請求項1に記載の表示モジュール。
  3. 前記第1回折素子は、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を0次回折光として前記第1面から前記第2面に向けて透過させ、前記第1反射部から射出される画像光を1次回折光として前記第2面から前記第2回折素子に向けて射出させる、請求項1または請求項2に記載の表示モジュール。
  4. 前記第1回折素子は、相対的に低い屈折率を有する低屈折率部と相対的に高い屈折率を有する高屈折率部とが交互に設けられた干渉縞を有する体積ホログラムから構成され、
    前記低屈折率部の屈折率と前記高屈折率部の屈折率との差は、0.020未満、かつ、0.005以上である、請求項3に記載の表示モジュール。
  5. 前記第1回折素子は、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を透過させる光透過部を有し、前記光透過部を通して前記画像光生成装置から射出される前記画像光を前記第1面から前記第2面に向けて透過させ、前記第1反射部から射出される画像光を前記光透過部以外の部分において前記第2面から前記第2回折素子に向けて射出させる、請求項1または請求項2に記載の表示モジュール。
  6. 前記画像光生成装置から射出される前記画像光を前記光透過部に集束させる集光光学系をさらに備える、請求項5に記載の表示モジュール。
  7. 前記第1回折素子は、前記第2面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第1方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、
    前記第2回折素子は、前記第3面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第2方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、
    前記第1回折素子および前記第2回折素子は、
    前記第1回折素子から前記第2回折素子までの間の前記画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である場合には、前記第2面の法線と前記第3面の法線とを含む仮想面の法線方向から見て、前記第2面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第3面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに同じ方向となるように配置され、
    前記和が奇数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第2面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第3面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに異なる方向となるように配置されている、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の表示モジュール。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の表示モジュールと、
    前記表示モジュールを収容する筐体と、を備える、表示装置。
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