JP7380268B2 - 表示モジュールおよび表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示モジュールおよび表示装置に関する。
複数の反射面を用いて画像光を反射させつつ観察者の眼に導く形態の頭部装着型表示装置が知られている。下記の特許文献1に、正のパワーを有する第1光学部と、第1回折素子を備え、正のパワーを有する第2光学部と、正のパワーを有する第3光学部と、第2回折素子を備え、正のパワーを有する第4光学部と、を備える頭部装着型の表示装置が開示されている。この表示装置において、第1光学部と第3光学部との間に画像光の第1中間像が形成され、第2光学部と第4光学部との間に瞳が形成され、第3光学部と第4光学部との間に画像光の第2中間像が形成され、第4光学部の第3光学部とは反対側に射出瞳が形成される。
特開2019-133132号公報
特許文献1の表示装置においては、2つの回折素子によって波長分散が補償されるように、各光学部材は、各光学部材間の位置関係が特定の条件を満たすように配置されている。そのため、各光学部材を配置するための多くの空間が必要となり、表示装置が大型化する場合がある。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の表示モジュールは、画像光を生成する画像光生成装置と、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を反射させる第1反射部と、第1入射面を有し、前記第1反射部から射出され、前記第1入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させる第1回折素子と、前記第1回折素子から射出される前記画像光を反射させる第2反射部と、第2入射面を有し、前記第2反射部から射出され、前記第2入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させ、射出瞳を形成する第2回折素子と、を備え、前記第1入射面の法線と前記第2入射面の法線とを含む仮想面の法線方向から見て、前記画像光生成装置から前記第1反射部に向かって進行する前記画像光の光軸と、前記第1回折素子から前記第2反射部に向かって進行する前記画像光の光軸と、は互いに交差する。
本発明の他の一つの態様の表示モジュールは、画像光を生成する画像光生成装置と、前記画像光生成装置から射出される前記画像光を反射させる第1反射部と、第1入射面を有し、前記第1反射部から射出され、前記第1入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させる第1回折素子と、前記第1回折素子から射出される前記画像光を反射させる第2反射部と、第2入射面を有し、前記第2反射部から射出され、前記第2入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させ、射出瞳を形成する第2回折素子と、を備え、前記第1入射面の法線と前記第2入射面の法線とを含む仮想面の法線方向から見て、前記第1反射部において前記画像光生成装置から射出される前記画像光を反射させる第1反射領域の一部と、前記第2反射部において前記第1回折素子から射出される前記画像光を反射させる第2反射領域の一部と、は互いに重なる。
本発明の一つの態様の表示装置は、本発明の一つの態様の表示モジュールと、前記表示モジュールを収容する筐体と、を備える。
第1実施形態の表示装置の斜視図である。 第1実施形態の表示モジュールの構成を示す平面図である。 反射型体積ホログラムの干渉縞の説明図である。 第1回折素子および第2回折素子の回折特性を示す図である。 第2実施形態の表示モジュールの構成を示す平面図である。 第3実施形態の表示モジュールの構成を示す平面図である。 第4実施形態の表示モジュールの構成を示す平面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1~図4を用いて説明する。
図1は、本実施形態の頭部装着型表示装置を示す斜視図である。図2は、頭部装着型表示装置における表示モジュールの概略構成を示す平面図である。
以下の説明においては、頭部装着型表示装置を単に表示装置と称する。また、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下の各図面では、観察者が表示装置100を頭部に装着した状態での前後方向、左右方向および上下方向を用いて、以下の方向を規定する。上下方向に沿う軸をY軸とし、下方から上方に向かう方向を+Y方向とし、上方から下方に向かう方向を-Y方向とする。前後方向に沿う軸をZ軸とし、後方から前方に向かう方向を+Z方向とし、前方から後方に向かう方向を-Z方向とする。左右方向に沿う軸をX軸とし、右から左に向かう方向を+X方向とし、左から右に向かう方向を-X方向とする。Y軸、Z軸およびX軸は、互いに直交する。
表示装置100の構成要素を用いて上記の方向を定義すると、右眼用表示モジュール10aの第2回折素子70aの中心と左眼用表示モジュール10bの第2回折素子70bの中心とを結ぶ軸をX軸とし、第2回折素子70aから第2回折素子70bに向かう方向を+X方向とし、第2回折素子70bから第2回折素子70aに向かう方向を-X方向とする。後述する表示モジュール10において、射出瞳の光軸をZ軸とし、射出瞳から第2回折素子70aまたは第2回折素子70bに向かう方向を+Z方向とし、第2回折素子70aまたは第2回折素子70bから射出瞳に向かう方向を-Z方向とする。画像光生成装置20の表示面の垂直方向に沿う軸をY軸とし、表示面の下方から上方に向かう方向を+Y方向とし、表示面の上方から下方に向かう方向を-Y方向とする。
図1に示すように、表示装置100は、画像光L0aを観察者の右眼Eaに入射させる右眼用表示モジュール10aと、画像光L0bを観察者の左眼Ebに入射させる左眼用表示モジュール10bと、右眼用表示モジュール10aと左眼用表示モジュール10bとを収容する筐体90と、を備えている。表示装置100は、例えば眼鏡のような形状を有する。表示装置100は、筐体90によって観察者の頭部に装着される。
筐体90は、フレーム91と、フレーム91の右側に設けられ、観察者の右耳に係止されるテンプル92aと、フレーム91の左側に設けられ、観察者の左耳に係止されるテンプル92bと、を有する。フレーム91は、両側部に収納空間91sを有しており、収納空間91s内に、後述する表示モジュール10を構成する種々の光学素子が収容されている。テンプル92a,92bは、ヒンジ95によってフレーム91に対して折り畳み可能に連結されている。
右眼用表示モジュール10aと左眼用表示モジュール10bとは、各光学部材が左右対称に配置されている点で異なるが、基本構成は同一である。したがって、以下の説明では、右眼用表示モジュール10aと左眼用表示モジュール10bとを区別せず、表示モジュール10として構成を説明する。
図2に示すように、本実施形態の表示モジュール10は、画像光生成装置20と、投射光学系25と、第1反射部30と、第1回折素子50と、第2反射部60と、第2回折素子70と、を備える。画像光生成装置20は、画像光L0を生成する。投射光学系25は、画像光生成装置20により生成された画像光L0を投射する。第1反射部30は、画像光生成装置20から射出される画像光L0を反射させる。第1回折素子50は、第1反射部30から射出される画像光L0を回折させて偏向させる。第2反射部60は、第1回折素子50から射出される画像光L0を反射させる。第2回折素子70は、第2反射部60から射出される画像光L0を回折させて偏向させ、射出瞳Gを形成する。
画像光生成装置20は、例えば有機エレクトロルミネッセンス表示素子等の表示パネルから構成されている。画像光生成装置20は、観察者が表示装置100を装着した状態において、眼Eの側方よりもやや後方に配置され、顔から離れる側の斜め前方に向けて画像光L0を射出する。
なお、画像光生成装置20は、互いに異なる色に対応する複数の表示パネルと、複数の表示パネルから射出された各色の画像光を合成する合成光学系と、を有していてもよい。また、画像光生成装置20は、照明光源と、照明光源から射出された照明光を変調する液晶表示素子等の表示パネルと、を有していてもよい。もしくは、画像光生成装置20は、レーザー光をマイクロミラーデバイスで変調する構成であってもよい。もしくは、画像光生成装置20は、マイクロLED、MEMSディスプレイ等で構成されていてもよい。
投射光学系25は、画像光生成装置20により生成された画像光L0を投射する光学系であって、投射レンズから構成されている。図2では、投射光学系25が1枚の投射レンズから構成される例を挙げたが、複数枚の投射レンズから構成されていてもよい。さらに、複数枚の投射レンズが貼り合わされた構成、例えば貼り合わせ色消しレンズ等が用いられてもよい。また、投射レンズは、自由曲面レンズ等の非球面レンズであってもよいし、球面レンズであってもよい。
第1反射部30は、全反射ミラーから構成されている。具体的には、第1反射部30は、基材301と、基材301の一面に形成された誘電体多層膜、金属膜等からなる反射層302と、を有する。第1反射部30は、反射面30aの法線V1とZ軸とのなす角度が45°以下であり、射出瞳Gから遠い側の端部30cが射出瞳Gに近い側の端部30dに対して-Z方向に位置するように傾いて配置されている。これにより、画像光L0の光軸L01と反射面30aの法線V1とは、45°以下の角度をなす。反射面30aが曲面で構成されていることにより、第1反射部30は正のパワーを有する。第1反射部30は、画像光生成装置20から射出される画像光L0を反射させ、第1回折素子50に向けて偏向させる。
なお、画像光L0の光軸L01は、画像光生成装置20の表示領域の中心から射出される画像光L0の中心主光線が通る軸である。換言すると、画像光L0の光軸L01は、画像光生成装置20の画像光射出面の法線と平行な軸である。また、画像光生成装置20がレーザー光源と、レーザー光源からの光を走査するミラーと、で構成されている場合には、レーザー光の走査によって像面が形成されるため、画像光L0の光軸は、像面の中心を通り、像面の法線と平行な軸である。
第1回折素子50は、反射型体積ホログラムを有する。第1回折素子50は、画像光L0が入射する第1入射面50aが凹んだ凹曲面になっている。換言すると、第1入射面50aは、画像光L0の入射方向において、周辺部に対して中央部が凹んで湾曲した形状を有する。これにより、第1回折素子50は、正のパワーを有し、画像光L0を第2反射部60に向けて効率良く偏向させることができる。第1回折素子50は、第1入射面50aの法線V2とZ軸とのなす角度が45°以下であり、かつ、第1反射部30の反射面30aの法線V1とZ軸とのなす角度よりも小さくなるように、傾いて配置されている。また、第1回折素子50は、射出瞳Gから遠い側の端部50cが射出瞳Gに近い側の端部50dに対して+Z方向に位置するように、傾いて配置されている。これにより、画像光L0の光軸L01と第1入射面50aの法線V2とは、45°以下の角度をなす。
なお、第1回折素子50は、反射型の回折素子であれば、体積ホログラムに限らず、例えば表面レリーフ型回折素子、表面レリーフホログラフィック素子等であってもよい。第1回折素子50は、いずれの構成を有していても、第1入射面50aの法線方向から画像光L0が入射したときに、一つの特定の方向に回折効率が最も高い回折光を射出する特性を有する。
図3は、第1回折素子50を構成する反射型体積ホログラムの干渉縞の説明図である。
図3に示すように、第1回折素子50を構成する反射型体積ホログラムには、特定の波長に対応するピッチを有する干渉縞502が設けられている。干渉縞502は、ホログラム材料の屈折率差としてホログラム感光層に記録されており、干渉縞502は特定の入射角度に対応するように、第1回折素子50の第1入射面50aに対して一方向に傾いている。したがって、第1回折素子50は、画像光L0を所定の方向に回折して偏向する。特定の波長および特定の入射角度は、画像光L0の波長と入射角とに対応する。干渉縞502は、参照光Lrおよび物体光Lsを用いてホログラム感光層に干渉露光を行うことで形成することができる。
本実施形態では、画像光L0は、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBを含むカラー表示用の光である。このため、第1回折素子50においては、特定の波長に対応するピッチで干渉縞502が形成されている。例えば、赤色光用の干渉縞502Rは、赤色域の波長580nmから700nmの波長範囲のうち、例えば波長615nmに対応するピッチで形成されている。緑色光用の干渉縞502Gは、緑色域の波長500nmから580nmの波長範囲のうち、例えば波長535nmに対応するピッチで形成されている。青色光用の干渉縞502Bは、青色域の波長400nmから500nmの波長範囲のうち、例えば波長460nmに対応するピッチで形成されている。
なお、図3においては、干渉縞502を直線的に描いているが、第1回折素子50に入射する画像光L0が球面波である場合、干渉露光時に例えば物体光Lsとして球面波を用いる。その場合、ホログラム感光層に複数の干渉縞502がそれぞれ湾曲した状態で形成される。したがって、干渉縞502は、湾曲した状態で第1回折素子50の第1入射面50aに対して一方向に傾いている。これにより、第1回折素子50は、第1入射面50aの法線方向から単一波長の球面波からなる画像光L0が入射された際に、法線方向から傾いた特定の方向に回折効率が最も高い回折光L1を射出する。干渉縞502が湾曲している場合、干渉縞502の傾き方向は、例えば干渉縞502の両端を結ぶ直線の傾きとして定義される。
第2反射部60は、全反射ミラーから構成されている。具体的には、第2反射部60は、基材601と、基材601の一面に形成された誘電体多層膜、金属膜等からなる反射層602と、を有する。第2反射部60は、反射面60aの法線方向とZ軸とのなす角度が略45°となる方向に傾いて配置されている。これにより、画像光L0の光軸L01と反射面60aの法線V3とは、45°以上の角度をなす。反射面60aが曲面で構成されていることにより、第2反射部60は正のパワーを有する。第2反射部60は、第1回折素子50から射出される画像光L0を反射させ、第2回折素子70に向けて偏向させる。
第2回折素子70は、反射型体積ホログラムを有する。第2回折素子70は、画像光L0が入射する第2入射面70fが凹んだ凹曲面になっている。換言すると、第2入射面70fは、画像光L0の入射方向において、周辺部に対して中央部が凹んで湾曲した形状となっている。これにより、第2回折素子70は、正のパワーを有し、画像光L0を射出瞳Gに向けて効率良く偏向させることができる。第2回折素子70は、第2入射面70fの法線V4とZ軸とのなす角度が45°以下となるように、傾いて配置されている。また、第2回折素子70は、鼻に近い側の端部70cが鼻から遠い側の端部70dに対して-Z方向に位置するように、傾いて配置されている。これにより、画像光L0の光軸L01と第2入射面70fの法線とは、45°以上の角度をなす。
第2回折素子70を構成する反射型体積ホログラムの基本構成は、第1回折素子50を構成する反射型体積ホログラムの基本構成と同一であるため、反射型体積ホログラムの詳細な説明を省略する。ただし、第2回折素子70を構成する反射型体積ホログラムは、入射する光の一部を反射させ、他の一部を透過させる部分反射型回折光学素子で構成される。そのため、第2回折素子70は、部分透過反射性のコンバイナーとして機能する。これにより、外光が第2回折素子70を介して観察者の眼Eに入射するため、観察者は、画像光生成装置20が形成した画像と背景とが重畳された画像を視認することができる。
なお、第2回折素子70は、第1回折素子50と同様、反射型の回折素子であれば、体積ホログラムに限らず、例えば表面レリーフ型回折素子、表面レリーフホログラフィック素子等であってもよい。第2回折素子70は、いずれの構成を有していても、第2入射面70fの法線方向から画像光L0が入射したときに、特定の方向に回折効率が最も高い回折光を射出する特性を有する。
図4は、第1回折素子50および第2回折素子70の回折特性を示す図である。
図4は、反射型体積ホログラム上の1点に光線が入射したときの特定波長と周辺波長の回折角の差を示している。図4では、特定波長を531nmとしたとき、波長が526nmの周辺波長の光の回折角度のずれを実線L526で示し、波長が536nmの周辺波長の光の回折角度のずれを破線L536で示している。
図4に示すように、反射型体積ホログラムに記録された同じ干渉縞に光線が入射した場合であっても、光線の波長が長い程、大きい角度で回折し、光線の波長が短い程、小さい角度で回折する。そのため、第1回折素子50および第2回折素子70からなる2つの回折素子を用いた場合、特定波長に対して長波長の光および短波長の光の入射角度を考慮して入射させないと、収差を適切に補償することができない。また、干渉縞の本数によって回折角が異なるため、干渉縞の構成を考慮する必要がある。図2に示す本実施形態の表示モジュール10では、第1回折素子50と第2回折素子70との間における中間像の形成回数と反射回数の和が奇数であるか偶数であるかに対応して、画像光L0に対する第1回折素子50および第2回折素子70の向き等が適正化されているため、収差の補償が可能である。
ここで、第1回折素子50の第1入射面50aの法線V2と第2回折素子70の第2入射面70fの法線V4とを含む仮想面を想定する。本実施形態の場合、仮想面は、図2の紙面であって、XZ平面である。
本実施形態では、第1回折素子50から第2回折素子70までの間における画像光L0の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である。このため、仮想面の法線方向から見たとき、第1回折素子50と第2回折素子70とでは、各々の入射面50a,70fの法線方向から光線が入射した場合に、最も高い回折効率で回折光が射出される方向が、各々の入射面50a,70fの法線方向を基準として同じ側に設定されている。
より具体的には、本実施形態では、第1回折素子50と第2回折素子70との間の画像光L0の光路上に第2反射部60が設けられているため、第1回折素子50と第2回折素子70との間において、画像光L0は1回反射する。また、第1反射部30、第1回折素子50および第2反射部60がそれぞれ正のパワーを有しているため、第2反射部60と第2回折素子70との間で1つの中間像が生成される。したがって、第1回折素子50から第2回折素子70までの間での画像光の反射回数と中間像の生成回数の和は、2回、すなわち偶数である。
したがって、第1入射面50aの法線方向から画像光L0を入射した際に最も高い回折効率で画像光L0が射出される方向を第1方向とし、第2入射面70fの法線方向から画像光L0を入射した際に最も高い回折効率で画像光L0が射出される方向を第2方向とし、仮想面の法線方向から見たとき、第1入射面50aの法線方向に対する第1方向と第2入射面70fの法線方向に対する第2方向とが同じ側に位置するように構成されている。
より具体的には、図2に示すように、第1回折素子50の第1入射面50aに対して法線方向から光が入射した際、回折効率が最も高い回折光が射出される第1方向K11は、第1入射面50aの法線方向K10を基準としたときに時計周り方向CWに回転した位置にある。また、第2回折素子70の第2入射面70fに対して法線方向から光が入射した際、回折効率が最も高い回折光が射出される第2方向K22は、第2入射面70fの法線方向K20を基準としたときに時計周り方向CWに回転した位置にある。
すなわち、第1回折素子50において回折効率が最も高い回折光が射出される第1方向K11と、第2回折素子70において回折効率が最も高い回折光が射出される第2方向K22とは、各々の入射面50a,70fの法線方向K10,K20を基準としたときに同じ側に位置する。この構成は、第1回折素子50の干渉縞の傾き方向と第2回折素子70の干渉縞の傾き方向とを対応させることによって実現される。
この構成によれば、第1回折素子50の第1入射面50aの法線方向K10から最適な波長の光線が入射した場合を基準とすると、最適な波長よりも長い波長の光線が入射した際の回折光は、時計周りに回転した方向に傾く。したがって、最適な波長よりも長い波長の光線の回折光は、第2反射部60を経由して第2回折素子70の第2入射面70fに入射する際、最適な波長の光線よりも時計周りに回転した方向から入射する。このため、最適な波長の光線と最適な波長よりも長い波長の光線とは、第2回折素子70から同一方向に向けて射出される。その結果、解像度の低下が発生しにくくなる。そのため、本実施形態によれば、波長補償が実現でき、画像光L0の波長が変動した場合の画像のずれを小さく抑制することができる。
各光学素子の位置関係については、観察者から見て、第1反射部30は画像光生成装置20よりも顔から遠い位置に配置され、第1回折素子50は第1反射部30よりも後方、すなわち耳に近い位置に配置され、第2反射部60は第1回折素子50よりも前方、すなわち耳から遠い位置に配置されている。また、画像光生成装置20は、第1回折素子50よりも射出瞳Gに近い位置に配置されている。
これらの光学素子の配置により、第1反射部30から射出される画像光L0は、第1回折素子50に対して射出瞳Gから遠い側から近い側に向けて入射し、第1回折素子50から射出される画像光L0は、第2反射部60に対して射出瞳Gから遠い側から近い側に向けて入射する。
したがって、仮想面の法線方向から見て、画像光生成装置20から第1反射部30に向かって進行する画像光L0の光軸と、第1回折素子50から第2反射部60に向かって進行する画像光L0の光軸とは、互いに交差する。さらに、仮想面の法線方向から見て、画像光生成装置20から射出されて第1反射部30に入射する画像光L0の光路の一部と、第1回折素子50から射出されて第2反射部60に入射する画像光L0の光路の一部とは、互いに重なっている。
特許文献1の表示装置においては、画像光生成装置から第1回折素子に向かって進行する画像光と、第1回折素子からミラーに向かって進行する画像光とは、互いに重なっていない。そのため、画像光生成装置を観察者の顔から離れた位置に配置しなければならず、装置が大型化する場合がある。
これに対して、本実施形態の表示モジュール10によれば、画像光生成装置20から第1反射部30に向かって進行する画像光L0の光軸と、第1回折素子50から第2反射部60に向かって進行する画像光L0の光軸とは、互いに交差する。換言すると、画像光生成装置20から第2反射部60に至る画像光L0の光路は、第1反射部30と第1回折素子50とによって折り返されている。これにより、画像光生成装置20、第1反射部30、第1回折素子50等の光学素子を観察者の側頭部の前方に配置することができる。特に観察者の側頭部の前方には、フレーム91とテンプル92a,92bと顔とに囲まれる空間が存在し、各種の光学素子を配置するのに適している。そのため、本実施形態の表示モジュール10によれば、無理なく光学系の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の表示装置100は、上記の効果を有する表示モジュール10を備えているため、小型でデザイン性にも優れる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
第2実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1反射部と第2反射部との構成が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置全体の説明は省略する。
図5は、第2実施形態の表示モジュールの概略構成を示す平面図である。
図5において、第1実施形態で用いた図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の表示モジュール12は、画像光生成装置20と、投射光学系25と、第1反射部30と、第1回折素子50と、第2反射部60と、第2回折素子70と、基材27と、を備える。
基材27は、第1反射部30と第2反射部60とを支持する。具体的には、基材27は、滑らかに連続した曲面を有し、光透過性を有するプラスチック等の板材で構成されている。第1反射部30と第2反射部60とは、基材27の2つの面のうち、観察者の顔と対向する側の第1面27aに設けられている。第1反射部30および第2反射部60は、基材27の第1面27aに直接形成されていてもよいし、別途作製された第1反射部30および第2反射部60が基材27の第1面27aに貼り付けられた構成でもよい。
第1実施形態の図2と比較すると、本実施形態の第2反射部60の設置角度は、第1実施形態の第2反射部60の設置角度と同じである。したがって、本実施形態では、第1反射部30と第2反射部60とを共通の基材27に支持させたことにより、第2反射部60の設置角度に合わせて、第1反射部30の設置角度は、第1実施形態における第1反射部30の設置角度とは異なる。具体的には、第1反射部30の反射面30aの法線V1とZ軸とのなす角度は、第1実施形態における第1反射部30の反射面30aの法線V1とZ軸とのなす角度よりも大きい。
さらに、第1反射部30の設置角度の変更に伴い、画像光生成装置20および投射光学系25の位置は、第1実施形態における画像光生成装置20および投射光学系25の位置とは異なる。具体的には、画像光生成装置20および投射光学系25は、第1実施形態における画像光生成装置20および投射光学系25よりも観察者の顔の前方側に移動している。
表示モジュール12のその他の構成は、第1実施形態の表示モジュール10と同様である。
本実施形態においても、小型の表示モジュールおよび表示装置を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の表示モジュール12においては、第1反射部30と第2反射部60とが共通の基材27に支持されているため、部品点数を削減することができる。また、第1反射部30と第2反射部60とが配置された部分の表示モジュール12の外形が滑らかな曲面となるため、スマートな外観を実現することができる。
また、本実施形態の表示モジュール12においては、画像光生成装置20および投射光学系25が、第1実施形態における画像光生成装置20および投射光学系25よりも観察者の顔の前方側、具体的には、観察者のこめかみ付近の前方側に移動している。これにより、画像光生成装置20および投射光学系25の位置が観察者の顔から離れるため、画像光生成装置20および投射光学系25が観察者の顔と干渉しにくく、光学系の設計が容易になる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図6を用いて説明する。
第3実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1反射部と第2反射部との構成が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置全体の説明は省略する。
図6は、第3実施形態の表示モジュールの概略構成を示す平面図である。
図6において、第1実施形態で用いた図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の表示モジュール14は、画像光生成装置20と、投射光学系25と、第1反射部32と、第1回折素子50と、第2反射部62と、第2回折素子70と、を備える。
本実施形態の表示モジュール14において、第1反射部32と第2反射部62とは、なだらかに連続した曲面を有する一体の反射部材36で構成されている。ここで、各反射部32,62のうち、画像光L0が実際に入射して画像光L0の反射に寄与する領域を反射領域32r,62rと定義する。第1反射部32において画像光生成装置20から射出される画像光L0を反射させる第1反射領域32rの一部と、第2反射部62において第1回折素子50から射出される画像光L0を反射させる第2反射領域62rの一部と、が互いに重なっている。換言すると、第1反射領域32rと第2反射領域62rとは、反射部材36の同一の部分を共有している。
表示モジュール14のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、小型の表示モジュールおよび表示装置を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の表示モジュール14においては、第1反射部32と第2反射部62とが一体の反射部材36で構成されているため、部品点数を削減することができる。また、第1反射部32と第2反射部62とを構成する反射部材36の外形が滑らかな曲面となるため、スマートな外観を有する表示モジュール14を実現することができる。
また、第1反射領域32rと第2反射領域62rとが互いに重なっているため、第1反射部32と第2反射部62とを合わせた部分の長さを短くできるとともに、第1実施形態の表示モジュール10よりも第1回折素子50の位置を前方に移動でき、第1反射部32と第1回折素子50との間隔を短くできる。これにより、表示モジュール14のZ軸方向の寸法を短縮することができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図7を用いて説明する。
第4実施形態の表示装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1反射部、第2反射部および第2回折素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、表示装置全体の説明は省略する。
図7は、第4実施形態の表示モジュール16の概略構成を示す平面図である。
図7において、第1実施形態で用いた図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の表示モジュール16は、画像光生成装置20と、投射光学系25と、第1反射部30と、第1回折素子50と、第2反射部60と、第2回折素子70と、基材29と、を備える。
基材29は、第1反射部30と第2反射部60と第2回折素子70とを支持する。具体的には、基材29は、滑らかに連続した曲面を有し、光透過性を有するプラスチック等の板材で構成されている。第1反射部30、第2反射部60および第2回折素子70は、基材29の第1面29aに設けられている。第1反射部30および第2反射部60は、例えばプラスチック板の第1面に蒸着によって形成された金属ミラーまたは誘電体ミラーまたはダイクロイックミラーで構成されている。第2回折素子70は、透明プラスチックからなる保護板にホログラム材料が形成された体積ホログラムがプラスチック板の第1面に貼り合わされた構成を有する。すなわち、第2回折素子70は、基材29の第1面29aに設けられている。
表示モジュール16のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、小型の表示モジュールおよび表示装置を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の表示モジュール16においては、第1反射部30、第2反射部60および第2回折素子70が共通の基材29に支持されているため、部品点数を削減することができる。また、第1反射部30、第2反射部60および第2回折素子70が配置された部分の表示モジュール16の外形が滑らかな曲面となるため、第2実施形態よりもさらにスマートな外観を実現することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、第1反射部、第2反射部、第2回折素子等の光学素子が基材の第1面に配置された例を示したが、これらの光学素子は基材の2つの面のいずれに配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1回折素子から第2回折素子までの間の画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である構成を示したが、第1回折素子から第2回折素子までの間の画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が奇数であってもよい。例えば第2反射部と第2回折素子との間に第3反射部が設けられ、上記の和が3回になってもよい。その場合、仮想面の法線方向から見て、第1入射面の法線方向に対する第1方向と第2入射面の法線方向に対する第2方向とが互いに異なる側に位置すればよい。したがって、例えば第1入射面の法線方向に対する第1方向および第2入射面の法線方向に対する第2方向のうち、一方が時計回り方向に位置し、他方が反時計回り方向に位置していればよい。
具体的には、上記実施形態では、第1回折素子から第2回折素子までの間の画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が2回または3回の例を示したが、2以外の偶数であってもよい。また、上記の和は0回であってもよく、0回は偶数に含まれる。また、上記の和は3以外の奇数であってもよい。
その他、表示モジュールおよび表示装置の各構成要素の形状、数、配置、材料等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
本発明の一つの態様の表示モジュールは、以下の構成を有していてもよい。
(1)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記射出瞳の位置から見て、前記画像光生成装置は、前記第1回折素子よりも前記射出瞳に近い位置に配置されていてもよい。
(2)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第1反射部から射出される前記画像光は、前記第1回折素子に対して前記射出瞳から遠い側から近い側に向けて入射し、前記第1回折素子から射出される前記画像光は、前記第2反射部に対して前記射出瞳から遠い側から近い側に向けて入射してもよい。
(3)本発明の一つの態様の表示モジュールは、前記第1反射部と前記第2反射部とを支持する基材をさらに備え、前記第1反射部と前記第2反射部とは、前記基材の第1面に設けられていてもよい。
(4)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第2回折素子は、前記基材の前記第1面に設けられていてもよい。
(5)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記仮想面に垂直な方向から見て、前記画像光生成装置から射出されて前記第1反射部に入射する前記画像光の光路の一部と、前記第1回折素子から射出されて前記第2反射部に入射する前記画像光の光路の一部と、が互いに重なってもよい。
(6)本発明の一つの態様の表示モジュールにおいて、前記第1回折素子は、前記第1入射面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第1方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、前記第2回折素子は、前記第2入射面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第2方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、前記第1回折素子および前記第2回折素子は、前記第1回折素子から前記第2回折素子までの間の前記画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第1入射面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第2入射面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに同じ方向となるように配置され、前記和が奇数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第1入射面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第2入射面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに異なる方向となるように配置されていてもよい。
10,12,14,16…表示モジュール、10a…右眼用表示モジュール、10b…左眼用表示モジュール、20…画像光生成装置、27,29…基材、27a,29a…第1面、30,32…第1反射部、32r…第1反射領域、50…第1回折素子、50a…第1入射面、60,62…第2反射部、62r…第2反射領域、70,70a,70b…第2回折素子、70f…第2入射面、90…筐体、100…表示装置、L0,L0a,L0b…画像光、G…射出瞳、K10,K20…法線方向、K11…第1方向、K22…第2方向。

Claims (9)

  1. 画像光を生成する画像光生成装置と、
    前記画像光生成装置から射出される前記画像光を反射させる第1反射部と、
    第1入射面を有し、前記第1反射部から射出され、前記第1入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させる第1回折素子と、
    前記第1回折素子から射出される前記画像光を反射させる第2反射部と、
    第2入射面を有し、前記第2反射部から射出され、前記第2入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させ、射出瞳を形成する第2回折素子と、
    を備え、
    前記第1入射面の法線と前記第2入射面の法線とを含む仮想面の法線方向から見て、前記画像光生成装置から前記第1反射部に向かって進行する前記画像光の光軸と、前記第1回折素子から前記第2反射部に向かって進行する前記画像光の光軸と、は互いに交差する、表示モジュール。
  2. 画像光を生成する画像光生成装置と、
    前記画像光生成装置から射出される前記画像光を反射させる第1反射部と、
    第1入射面を有し、前記第1反射部から射出され、前記第1入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させる第1回折素子と、
    前記第1回折素子から射出される前記画像光を反射させる第2反射部と、
    第2入射面を有し、前記第2反射部から射出され、前記第2入射面から入射される前記画像光を回折させて偏向させ、射出瞳を形成する第2回折素子と、
    を備え、
    前記第1入射面の法線と前記第2入射面の法線とを含む仮想面の法線方向から見て、前記第1反射部において前記画像光生成装置から射出される前記画像光を反射させる第1反射領域の一部と、前記第2反射部において前記第1回折素子から射出される前記画像光を反射させる第2反射領域の一部と、は互いに重なる、表示モジュール。
  3. 前記射出瞳の位置から見て、前記画像光生成装置は、前記第1回折素子よりも前記射出瞳に近い位置に配置される、請求項1または請求項2に記載の表示モジュール。
  4. 前記第1反射部から射出される前記画像光は、前記第1回折素子に対して前記射出瞳から遠い側から近い側に向けて入射し、
    前記第1回折素子から射出される前記画像光は、前記第2反射部に対して前記射出瞳から遠い側から近い側に向けて入射する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の表示モジュール。
  5. 前記第1反射部と前記第2反射部とを支持する基材をさらに備え、
    前記第1反射部と前記第2反射部とは、前記基材の第1面に設けられている、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の表示モジュール。
  6. 前記第2回折素子は、前記基材の前記第1面に設けられている、請求項5に記載の表示モジュール。
  7. 前記仮想面に垂直な方向から見て、前記画像光生成装置から射出されて前記第1反射部に入射する前記画像光の光路の一部と、前記第1回折素子から射出されて前記第2反射部に入射する前記画像光の光路の一部と、が互いに重なる、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の表示モジュール。
  8. 前記第1回折素子は、前記第1入射面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第1方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、
    前記第2回折素子は、前記第2入射面の法線方向から前記画像光を入射した場合に第2方向に最も高い回折効率で前記画像光を回折し、
    前記第1回折素子および前記第2回折素子は、
    前記第1回折素子から前記第2回折素子までの間の前記画像光の反射回数と中間像の生成回数との和が偶数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第1入射面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第2入射面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに同じ方向となるように配置され、
    前記和が奇数である場合には、前記仮想面の法線方向から見て、前記第1入射面の法線方向に対する前記第1方向の向きと前記第2入射面の法線方向に対する前記第2方向の向きとが互いに異なる方向となるように配置されている、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の表示モジュール。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の表示モジュールと、
    前記表示モジュールを収容する筐体と、を備える、表示装置。
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