JP2021119066A - ストロークシミュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ボトミング時の操作フィーリングを向上させることができるストロークシミュレータを提供する。【解決手段】本発明は、シリンダ2と、ブレーキペダル91の操作に応じてシリンダ2内を移動するピストン3と、シリンダ2内に配置され、ピストン3の一方側への移動により圧縮されてピストン3に反力を付与する反力ゴム6と、反力ゴム6の外周面を囲むようにシリンダ2内に配置され、反力ゴム6が圧縮されるほど反力ゴム6の一方側への移動に対する摺動抵抗を増大させるプラグ7と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ストロークシミュレータに関する。
ブレーキペダルの操作に対して反力(荷重)を発生させる装置として、ストロークシミュレータが知られている。一般に、ストロークシミュレータは、シリンダと、ピストンと、反力を発生させる弾性部材と、を備えている。弾性部材は、例えば、ばねやゴムにより構成されている。例えば独国特許出願公開第10 2016 221 403号明細書には、ゴムとばねを用いたストロークシミュレータが記載されている。
独国特許出願公開第10 2016 221 403号明細書
ここで、ピストンが可動範囲の最大値となりボトミングした際、ピストンが底面に当接する衝撃が、運転者のブレーキフィーリングを損なうおそれがある。例えば、ピストンの移動距離(ペダルストローク)と反力との関係が線形関係である場合、運転者が一定の踏力増大勾配でブレーキペダルを操作すると、ピストンがボトミングする際の勾配変化が大きくなる。
本発明の目的は、ボトミング時の操作フィーリングを向上させることができるストロークシミュレータを提供することである。
本発明のストロークシミュレータは、シリンダと、ブレーキペダルの操作に応じて前記シリンダ内を移動するピストンと、前記シリンダ内に配置され、前記ピストンの一方側への移動により圧縮されて前記ピストンに反力を付与する反力ゴムと、前記反力ゴムの外周面を囲むように前記シリンダ内に配置され、前記反力ゴムが圧縮されるほど前記反力ゴムの前記一方側への移動に対する摺動抵抗を増大させるプラグと、を備える。
本発明によれば、ピストンに加わる主な反力(荷重)は、反力ゴムの復元力と、反力ゴムとプラグとの間の摺動抵抗による摩擦力との合計となる。そして、ピストンが一方側に移動し反力ゴムが圧縮されるほど、プラグと反力ゴムとの間の摺動抵抗が増大する。つまり、ピストンがボトミング位置に近づくほど、反力ゴムの移動(変形)に対する摩擦力が増大し、反力が増大する。これにより、ピストンの移動に対する反力の増大量は、ボトミング位置に近づくほど大きくなる。本発明によれば、ボトミング時の衝撃を抑制でき、ボトミング時の操作フィーリングを向上させることができる。
本実施形態のストロークシミュレータの構成図(断面図)である。 本実施形態の反力ゴムをその中心軸に直交する平面で切断した断面図である。 本実施形態のストロークと反力の関係を示す図である。 本実施形態の変形例に係る反力ゴムをその中心軸に直交する平面で切断した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。説明に用いる各図は概念図である。また、断面図は主に切断された面を表し、紙面奥側に見えるべき線は一部省略されている。また、説明において、「一方側」はシリンダ2の軸方向一方側(図1の右側)を意味し、「他方側」はシリンダ2の軸方向他方側(図1の左側)を意味する。
本実施形態のストロークシミュレータ1は、図1に示すように、シリンダ2と、ピストン3と、ストッパ4と、反力ばね(「弾性部材」に相当する)5と、反力ゴム6と、プラグ7と、を備えている。シリンダ2は、一端部(一方側端部)が開口し他端部(他方側端部)に底面を有する有底円筒状の金属製シリンダ部材である。シリンダ2の底面には貫通孔2aが形成されている。
ピストン3は、円柱状の金属製ピストン部材である。ピストン3は、ブレーキペダル91の操作に応じてシリンダ2内を移動する。なお、ブレーキペダル91は、一例として、液圧室90を介してストロークシミュレータ1に接続されている。液圧室90は、例えば、図示略のシリンダ及びピストン等で形成されている。液圧室90は、ブレーキペダル91の踏み込みに応じてピストンがシリンダ内を移動し、シリンダ内のフルードを流出させるように構成されている。液圧室90は、ブレーキペダル91のストロークに応じてストロークシミュレータ1にフルードを供給する。
ピストン3は、ブレーキペダル91の踏み込みにより貫通孔2aに流入するフルードによって一方側に摺動する。本実施形態のピストン3は、本体部31と、本体部31の中央から他方側に突出した突出部32と、本体部31の外周縁部から一方側に円筒状に突出した円筒部33と、本体部31の外周面の環状溝に設けられた環状のシール部材34と、を備えている。
本体部31は、シリンダ2の内周面に沿った円柱状に形成されている。突出部32は、ピストン3の初期位置(ストローク=0)においてシリンダ2の底面に当接し、本体部31とシリンダ2の底面との間に入力室21を形成する。円筒部33の径方向内側には、反力ばね5の他端部が配置されている。シール部材34は、例えばカップシール及び樹脂製バックアップリングで構成されている。シール部材34は、本体部31とシリンダ2の内周面とに当接して、入力室21と後述する第1室22との間をシールしている。
ストッパ4は、ピストン3とプラグ7との間に反力ばね5を介して配置された中間部材である。ストッパ4は、シリンダ2の内周面に当接しないように、シリンダ2内に配置されている。ストッパ4の一方側の端面には、凹部4aが形成されている。本実施形態のストッパ4は、金属製の円柱状部材である本体部41と、本体部41の他方側部位に設けられた緩衝ゴム42と、本体部41の一端部から径方向外側に突出した金属製且つ環状のフランジ部43と、を備えている。
本体部41の一端面の中央(中心軸上)には、凹部4aが形成されている。凹部4aには、後述する凸部63が嵌合されている。緩衝ゴム42は、ピストン3とストッパ4とが当接する際に衝撃を弱めるためのゴム部材である。フランジ部43は、反力ばね5の一端部を支持している。
反力ばね5は、ピストン3の一方側への移動により圧縮されてピストン3に反力を付与する弾性部材である。反力ばね5は、ピストン3とストッパ4との間に配置されている。反力ばね5の弾性係数は、反力ゴム6の弾性係数よりも小さい。なお、本開示における「反力」は、「荷重」又は「シミュレータ荷重」と言い換えることができる。また、本開示における「圧縮」は、軸方向への圧縮を意味する。
反力ゴム6は、シリンダ2内に配置され、ピストン3の一方側への移動により圧縮されてピストン3に反力を付与するゴム部材である。反力ゴム6は、円柱状の本体部61と、本体部61に形成された連通溝62と、凹部4aに嵌合される凸部63と、を備えている。本体部61の軸方向両端の縁部には、面取りが施されている。換言すると、本体部61の軸方向両端部には面取り部が設けられている。本体部61の外周面(連通溝62を除く部分)は、プラグ7の内周面に当接している。また、本体部61の一端面は、プラグ7の底面に当接している。凸部63は、反力ゴム6の中心軸上に設けられている。凸部63と凹部4aとが嵌合することで、ストッパ4の中心軸と反力ゴム6の中心軸とが一致する。
連通溝62は、図1及び図2に示すように、シリンダ2内において、反力ゴム6の一方側に形成された第1室22と反力ゴム6の他方側に形成された第2室23とを連通させる溝(流路)である。連通溝62は、本体部61の外周面の周方向の一部に形成されている。連通溝62は、軸方向に延びる縦溝である。本実施形態では、複数の連通溝62が周方向に等間隔で形成されている。なお、連通溝62は、1つであってもよい。
第1室22は、シリンダ2の内周面、ピストン3の一端面、反力ゴム6の他端面、及びプラグ7の開口端面(他端面)により区画されている。ストッパ4及び反力ばね5は、第1室22に配置されている。第2室23は、反力ゴム6の一端面と、プラグ7の底面及び内周面とにより区画されている。
本実施形態では、入力室21、第1室22、及び第2室23は、フルードで満たされている。また、シリンダ2には、第1室22と外部のリザーバ92とを接続するための貫通孔2bが形成されている。リザーバ92は、フルードを貯留し、且つ大気に開放されている。つまり、リザーバ92及び第1室22は、大気圧に保たれる。
プラグ7は、反力ゴム6の外周面を囲むようにシリンダ2内に配置され、反力ゴム6が圧縮されるほど反力ゴム6の一方側への移動に対する摺動抵抗を増大させる部材である。プラグ7は、一端部に底面を有し他端部が開口している有底円筒状の金属部材である。プラグ7は、シリンダ2の一端部に固定され、シリンダ2の開口を塞いでいる。反力ゴム6が当接するプラグ7の内周面は、摺動抵抗を発生させる摺動面71を構成する。摺動面71は、プラグ7の内周面のうち、反力ゴム6と当接する部分といえる。プラグ7の底面と反力ゴム6の一端面とは当接している。
プラグ7の底面の外周部には、窪み72が形成されている。本実施形態の窪み72は、ピストン3が初期位置にある状態で、反力ゴム6が当接しない位置に形成されている。つまり、窪み72は、反力ゴム6の面取り部に対向する位置に形成されている。窪み72は、底面の中央部を囲むように環状に形成されてもよいし、底面に1つ又は複数形成されてもよい。
(動作)
ブレーキペダル91が踏み込まれると、フルードが貫通孔2aに流入しピストン3を押圧する。そして、ピストン3の押圧力が反力ばね5の反力を上回り、反力ばね5が圧縮されつつピストン3が一方側に移動(摺動)し、フルードが入力室21に流入する。つまり、ピストン3の移動に対して、反力ばね5が最初にピストン3に反力を付与する。図3に示すように、反力ばね5によって生じる、ブレーキペダル91のストローク(ピストン3の移動距離)と反力との関係は、ほぼ線形関係となる。なお、厳密には、ピストン3の摺動による摩擦力等も反力となる。
そして、ピストン3は、一方側への移動によりストッパ4に当接し、ストッパ4とともに一方側に移動しようとする。ピストン3とストッパ4とが当接すると、他方側に膨らんだ曲面であるストッパ4の他端面が、ピストン3の一端面に形成された凹状の曲面に収まる。このようにピストン3とストッパ4とが係合(フィット)し、両者が一体的に一方側に移動する。
ブレーキペダル91の操作に応じて、ピストン3及びストッパ4は、反力ゴム6を圧縮させつつ一方側に移動する。反力ゴム6は、軸方向に圧縮されることで、径方向に膨らもうとする。つまり、反力ゴム6が軸方向に圧縮されるほど、反力ゴム6のプラグ7への押圧力が増大する。これにより、反力ゴム6の一方側への移動(変形)に対するプラグ7の摺動抵抗が増大し、摩擦力も増大する。つまり、反力ゴム6は、圧縮されるほど、一方側に移動(変形)しづらくなる。反力ゴム6が圧縮されるほど、反力ゴム6の他端部が一方側に移動しづらくなる。ピストン3に加わる反力は、フルードを介してブレーキペダル91への反力となる。
図3に示すように、反力ゴム6におけるブレーキペダル91のストロークの単位増大量あたりの反力の増大量は、ストロークが大きいほど大きくなる。本実施形態の特性におけるストロークの単位増大量あたりの反力の増大量は、ピストン3とストッパ4との当接後に反力ゴム6だけで反力を発生させた場合の特性(図3の点線参照)におけるストロークの単位増大量あたりの反力の増大量よりも大きい。さらに、本実施形態の特性によれば、ボトミング時の反力(最大反力)が、摩擦力がなく反力ゴム6だけの特性よりも大きくなる。ピストン3がストッパ4とともに一方側に移動し、ストッパ4がプラグ7の他端面(開口端面)に当接すると、ピストン3はボトミング状態となる。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、ピストン3に加わる主な反力は、反力ゴム6の復元力と、反力ゴム6とプラグ7との間の摺動抵抗による摩擦力との合計となる。そして、ピストン3が一方側に移動し反力ゴム6が圧縮されるほど、プラグ7と反力ゴム6との間の摺動抵抗が増大する。つまり、ピストン3がボトミング位置(ボトミングストローク)に近づくほど、反力ゴム6の移動(変形)に対する摩擦力が増大し、反力が増大する。これにより、ピストン3の単位移動あたりの反力の増大量は、ボトミング位置に近づくほど大きくなる。つまり、本実施形態によれば、ボトミング時の衝撃を抑制でき、ボトミング時の操作フィーリングを向上させることができる。
また、本実施形態の構成は、反力ゴム6とプラグ7との間の摩擦力を反力として積極的に利用するように構成されている。具体的に、図3に示すように、反力ゴム6の圧縮により反力が発生するピストン3の移動距離(ブレーキペダル91のストローク)d2は、反力ゴム6以外の弾性部材(ここでは反力ばね5)の圧縮により反力が発生するピストン3の移動距離d1以上である(d2≧d1)。換言すると、本実施形態のストロークシミュレータ1は、ピストン3(ストローク)の可動範囲(d1+d2)の半分以上において、反力ゴム6の圧縮による反力(復元力+摩擦力)が発生するように構成されている。
この構成により、ピストン3の可動範囲の多くの区間でプラグ7の摩擦力を反力として作用させることができ、上記特性をより有効(積極的に)に利用することができる。なお、反力ゴム6以外の弾性部材は、複数の弾性部材により構成されてもよい。つまり、ストロークシミュレータ1は、反力ゴム6とは別に反力を発生させる1つ又は複数の弾性部材を備え、反力ゴム6が作用する移動距離d2は、他の弾性部材が作用する移動距離d1以上となっている。
また、反力ゴム6は連通溝62を有するため、反力ゴム6が移動する際に第2室23内のフルードを第1室22に逃がすことができる。つまり、反力ゴム6の移動が第2室23のフルードに阻害されず、目標の特性を実現しやすくなる。
また、ストッパ4と反力ゴム6とは、凹部4aと凸部63との嵌合により固定されている。これにより、シリンダ2の内周面に当接しないストッパ4の移動時の軸ずれが抑制される。つまり、この構成により、ストッパ4を精度良く軸方向に移動させることができる。
また、本実施形態では、ピストン3がボトミングした状態(ピストン3の移動距離が可動範囲の最大値になった状態)における反力ゴム6の体積は、プラグ7の容積以下である。つまり、ピストン3の可動範囲内で最大圧縮された反力ゴム6は、プラグ7内に収容可能である。これにより、ボトミング時の反力ゴム6のプラグ7からのはみ出しを抑制でき、かじれ異物発生を抑制することができる。
(その他)
本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、図4に示すように、連通溝62は、反力ゴム6(本体部61)の外周部に施された面取りにより形成されてもよい。反力ゴム6の周方向の一部がプラグ7の内周面から離間するように、反力ゴム6の外周面の一部が切り取られた形状であってもよい。また、連通溝62は、プラグ7の内周面に形成されてもよく、あるいは反力ゴム6及びプラグ7の両方に形成されてもよい。つまり、連通溝62は、反力ゴム6及びプラグ7の少なくとも一方に形成されればよい。これらの構成であっても、上記同様の効果が発揮される。
また、プラグ7の摺動面71は、面粗度が調整された面粗度調整面であってもよい。例えば、摺動面71は、所定の面粗度を実現させるために、ショットブラスト処理された面でもよい。これにより、摩擦力を調整することができる。また、摺動面71は、鏡面仕上げされたものでもよい。連通溝62を除く反力ゴム6の外周面と摺動面71とが密着することで、両者の間へのフルードの進入が抑制され、摩擦力(摺動抵抗)を増大させることができる。
また、ブレーキペダル91の踏み込みよるピストン3の押圧は、フルードによる押圧に限らず、ブレーキペダル91に連動するロッドによる押圧であってもよい。また、凹部4a及び凸部63は、ストッパ4の中心軸と反力ゴム6の中心軸とが合うように固定する構成であればよく、例えば中心軸の周囲に複数形成されてもよい。また、シリンダ2内(第1室22と第2室23)は、フルード(ブレーキ液)でなく、空気で満たされてもよい。
また、ストッパ4及び反力ばね5はなくてもよい。この場合、例えば、ピストン3と反力ゴム6とが当接しており、ピストン3が一方側に移動し、ピストン3とプラグ7の開口端面とが当接することで、ピストン3がボトミングする。このような構成であっても、反力ゴム6が圧縮されるほど摩擦力が大きくなり、ストロークシミュレータ1の反力は大きくなる。また、反力ゴム6以外の複数の弾性部材により、複数段階で反力の勾配(単位ストロークあたりの変化量)を変化させてもよい。
1…ストロークシミュレータ、2…シリンダ、22…第1室、23…第2室、3…ピストン、4…ストッパ、4a…凹部、5…反力ばね、6…反力ゴム、62…連通溝、63…凸部、7…プラグ、91…ブレーキペダル。

Claims (5)

  1. シリンダと、
    ブレーキペダルの操作に応じて前記シリンダ内を移動するピストンと、
    前記シリンダ内に配置され、前記ピストンの一方側への移動により圧縮されて前記ピストンに反力を付与する反力ゴムと、
    前記反力ゴムの外周面を囲むように前記シリンダ内に配置され、前記反力ゴムが圧縮されるほど前記反力ゴムの前記一方側への移動に対する摺動抵抗を増大させるプラグと、
    を備えるストロークシミュレータ。
  2. 前記反力ゴムの圧縮により反力が発生する前記ピストンの移動距離は、前記反力ゴム以外の弾性部材の圧縮により反力が発生する前記ピストンの移動距離以上である請求項1に記載のストロークシミュレータ。
  3. 前記反力ゴム及び前記プラグの少なくとも一方には、前記シリンダ内において前記反力ゴムの前記一方側に形成された第1室と前記反力ゴムの他方側に形成された第2室とを連通させる連通溝が形成されている請求項1又は2に記載のストロークシミュレータ。
  4. 前記ピストンの前記一方側への移動により圧縮されて前記ピストンに反力を付与する弾性部材と、
    前記ピストンと前記プラグとの間に前記弾性部材を介して配置されたストッパと、
    をさらに備え、
    前記ストッパの前記一方側の端面には、凹部が形成され、
    前記反力ゴムは、前記凹部に嵌合される凸部を有する請求項1〜3の何れか一項に記載のストロークシミュレータ。
  5. 前記ピストンがボトミングした状態における前記反力ゴムの体積は、前記プラグの容積以下である請求項1〜4の何れか一項に記載のストロークシミュレータ。
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