JP2021118462A - 移動端末試験装置及び移動端末試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる、符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる移動端末試験装置及び移動端末試験方法を提供する。【解決手段】Iベースバンド信号の振幅値とQベースバンド信号の振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第1シフト部14と、第1シフト部14によりシフトされたIベースバンド信号の振幅値とQベースバンド信号の振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第1丸め処理部15と、第1丸め処理部15により丸められたIベースバンド信号の振幅値とQベースバンド信号の振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第1平均処理部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、移動端末試験装置及び移動端末試験方法に関し、特に、移動端末を試験するための擬似基地局として機能する移動端末試験装置及び移動端末試験方法に関する。
従来、携帯電話やデータ通信端末等の移動端末との間で通信を行い、移動端末が正常に通信を行えるか否かを試験するための移動端末試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような移動端末試験装置は、移動端末から入力されたアナログの被測定信号のキャリア周波数を中間周波数fIFに変換する周波数変換部と、周波数変換部により周波数変換された被測定信号をサンプリングしてデジタルデータに変換するA/D変換器と、A/D変換器により変換されたデジタルデータをIベースバンド信号及びQベースバンド信号に直交復調する直交復調器と、を備えている。これら、周波数変換部、A/D変換器、及び直交復調器を経たアナログの被測定信号は、有限ビット長のデジタルのIベースバンド信号及びQベースバンド信号となる。
図10は、Iベースバンド信号及びQベースバンド信号の振幅値の時間変化と、コンスタレーションの測定例の一例を示している。被測定信号は、周波数が1950MHzのCW(Continuous Wave)であり、周波数変換後のCWの周波数は0Hzである。A/D変換器のサンプリング周波数Fsは737.28MHzであって、図10(a)にプロットされたサンプル数は3072である。図10(a)の例では、Iベースバンド信号の振幅値は正値確定であり、Qベースバンド信号の振幅値は負値確定である。このため、図10(b)に示すように、コンスタレーションはIQ平面上の第4象限のみにプロットされる。
直交復調器から出力された有限ビット長のデジタルのI,Qベースバンド信号を後段の演算ブロックに渡す際、ロジックの削減のためにI,Qベースバンド信号に対して「丸め処理」を行い、直交復調器からの出力ビット数を減らす処理が必要である。このため、従来の移動端末試験装置では、有限ビット長のI,Qベースバンド信号に通常「四捨五入丸め」を行っていた。「四捨五入丸め」は丸める前の数値が0.5を取った場合の丸め方の規則を与えるもので、符号の正負に従って数値原点0から遠ざかる方向に丸める方法である。
特許第5890852号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような従来の移動端末試験装置で行われている「四捨五入丸め」には、以下に説明するような問題がある。
図11は、小数点以下のビット数が2ビットの真値に対して四捨五入丸めを行った場合における、丸め誤差を示す表である。図10(a)に示すような正値確定のIベースバンド信号の測定結果から振幅値の時間平均値を求める際、丸め処理前の値を真値Aとする。例えば真値Aとして、0.25,0.50,0.75,1.00,1.25,1.50,1.75,2.00が等しい頻度で出現すれば、小数第一位が5となる真値Aの丸め誤差+0.50のみが打ち消されずに累積して行くことが分かる。一方、図10(a)に示すような負値確定のQベースバンド信号の振幅値の時間平均値を求める際、丸め処理前の値を真値Aとして、例えば、−0.25,−0.50,−0.75,−1.00,−1.25,−1.50,−1.75,−2.00が等しい頻度で出現すれば、小数第一位が5となる真値Aの丸め誤差−0.50のみが打ち消されずに累積して行くことが分かる。
このため、図10(a)の測定例に示すような正値確定のIベースバンド信号と負値確定のQベースバンド信号それぞれの振幅値の丸め誤差の分布は、図12の測定例に示すように一様でないものとなる。特徴として、Iベースバンド信号については、丸め誤差が−0.5のイベント数が0であるため、丸め誤差が+0.5のイベントとの打ち消しが起こらず、平均値を算出する処理で正の方向にバイアスがかかってしまう。逆に、Qベースバンド信号については、丸め誤差が+0.5のイベント数が0であるため、平均値を算出する処理で負の方向にバイアスがかかってしまう。
このように、Iベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる振幅値の符号が確定している場合、四捨五入丸めによってこれらの時間平均振幅値の測定確度が劣化してしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる、符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる移動端末試験装置及び移動端末試験方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る移動端末試験装置は、アナログの被測定信号を周波数変換する周波数変換部と、前記周波数変換部により周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調器と、前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第1シフト部と、前記第1シフト部によりシフトされた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第1丸め処理部と、前記第1丸め処理部により丸められた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第1平均処理部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係る移動端末試験装置は、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる、符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの平均振幅値の測定確度を向上させることができる。
また、本発明に係る移動端末試験装置は、前記被測定信号が時分割複信方式に基づいた信号である場合に、前記第1平均処理部により算出された時間平均値のうち、時分割複信方式の無送信時間における時間平均値を抽出する信号処理を行う第1信号処理部を更に備える構成であってもよい。
この構成により、本発明に係る移動端末試験装置は、時分割複信方式に基づく被測定信号の無送信時間におけるキャリアリークの振幅測定精度を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る移動端末試験装置は、アナログの変調信号である被測定信号を周波数変換する周波数変換部と、前記周波数変換部により周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調器と、前記被測定信号の変調シンボルごとに、前記Iベースバンド信号及び前記Qベースバンド信号をIQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータを算出するコンスタレーション算出部と、前記コンスタレーション上の各前記変調シンボルに対応する前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第2シフト部と、前記第2シフト部によりシフトされた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第2丸め処理部と、前記第2丸め処理部により丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第2平均処理部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係る移動端末試験装置は、コンスタレーションの各変調シンボルにおけるIシンボルデータ及びQシンボルデータの符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらのシンボルデータの振幅値の時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる。
また、本発明に係る移動端末試験装置は、前記第2平均処理部により算出された時間平均値を用いて、前記第2丸め処理部により丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を前記コンスタレーション上の測定点に変換するための正規化因子を算出する正規化因子算出部と、前記正規化因子算出部により算出された正規化因子で、前記第2丸め処理部により丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を正規化することにより、前記コンスタレーション上の測定点を算出する正規化処理部と、前記コンスタレーション上の理想点と、前記正規化処理部により得られた測定点とのエラーベクトルの振幅絶対値を算出し、算出した振幅絶対値の時間平均値を算出するEVM平均値算出部と、を更に備える構成であってもよい。
この構成により、本発明に係る移動端末試験装置は、偶数丸めされたIシンボルデータ及びQシンボルデータの振幅値を、コンスタレーション上の理想点に合わせて正規化した測定点に変換するため、EVM平均値算出部において、丸め誤差による劣化を防いでEVM時間平均値を算出することが可能となる。
また、本発明に係る移動端末試験方法は、アナログの被測定信号を周波数変換する周波数変換ステップと、前記周波数変換ステップにより周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換ステップと、前記A/D変換ステップから出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調ステップと、前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第1シフトステップと、前記第1シフトステップによりシフトされた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第1丸め処理ステップと、前記第1丸め処理ステップにより丸められた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第1平均処理ステップと、を含む構成である。
この構成により、本発明に係る移動端末試験方法は、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる、符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの平均振幅値の測定確度を向上させることができる。
また、本発明に係る移動端末試験方法は、アナログの変調信号である被測定信号を周波数変換する周波数変換ステップと、前記周波数変換ステップにより周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換ステップと、前記A/D変換ステップから出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調ステップと、前記被測定信号の変調シンボルごとに、前記Iベースバンド信号及び前記Qベースバンド信号をIQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータを算出するコンスタレーション算出ステップと、前記コンスタレーション上の各前記変調シンボルに対応する前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第2シフトステップと、前記第2シフトステップによりシフトされた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第2丸め処理ステップと、前記第2丸め処理ステップにより丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第2平均処理ステップと、を含む。
この構成により、本発明に係る移動端末試験方法は、コンスタレーションの各変調シンボルにおけるIシンボルデータ及びQシンボルデータの符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらのシンボルデータの振幅値の時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる。
また、本発明に係る移動端末試験方法は、前記第2平均処理ステップにより算出された時間平均値を用いて、前記第2丸め処理ステップにより丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を前記コンスタレーション上の測定点に変換するための正規化因子を算出する正規化因子算出ステップと、前記正規化因子算出ステップにより算出された正規化因子で、前記第2丸め処理ステップにより丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を正規化することにより、前記コンスタレーション上の測定点を算出する正規化処理ステップと、前記コンスタレーション上の理想点と、前記正規化処理ステップにより得られた測定点とのエラーベクトルの振幅絶対値を算出し、算出した振幅絶対値の時間平均値を算出するEVM平均値算出ステップと、を更に含む構成であってもよい。
この構成により、本発明に係る移動端末試験方法は、偶数丸めされたIシンボルデータ及びQシンボルデータの振幅値を、コンスタレーション上の理想点に合わせて正規化した測定点に変換するため、EVM平均値算出ステップにおいて、丸め誤差による劣化を防いでEVM時間平均値を算出することが可能となる。
本発明は、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる、符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる移動端末試験装置及び移動端末試験方法を提供するものである。
本発明の第1の実施形態に係る移動端末試験装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動端末試験装置が備える第1シフト部と第1丸め処理部の動作説明図である。 小数点以下のビット数が2ビットの真値に対して、四捨五入丸めと偶数への丸めを行った場合の丸め誤差を示す表である。 四捨五入丸めされたCWの直線性誤差を示すグラフである。 偶数丸めされたCWの直線性誤差を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る移動端末試験装置による移動端末試験方法の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る移動端末試験装置の構成を示すブロック図である。 16QAMで変調された被測定信号の正規化済みの理想的なコンスタレーションを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動端末試験装置による移動端末試験方法の処理を説明するためのフローチャートである。 (a)はIベースバンド信号及びQベースバンド信号の振幅値の時間変化の測定例を示すグラフであり、(b)はIベースバンド信号及びQベースバンド信号から得られるコンスタレーションの測定例を示すグラフである。 小数点以下のビット数が2ビットの真値に対して、四捨五入丸めを行った場合の丸め誤差を示す表である。 正値確定のIベースバンド信号と負値確定のQベースバンド信号それぞれの振幅値の測定例における丸め誤差の分布を示すヒストグラムである。
以下、本発明に係る移動端末試験装置及び移動端末試験方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る移動端末試験装置1は、被試験対象(Device Under Test:DUT)100を試験するための擬似基地局として機能するものであって、周波数変換部11と、A/D変換器12と、直交復調器13と、第1シフト部14と、第1丸め処理部15と、第1平均処理部16と、第1信号処理部17と、表示部18と、操作部19と、制御部20と、を備える。
DUT100は、例えば、無線通信アンテナとRF回路を有し、アナログRF信号を出力可能な移動端末や基地局などである。DUT100の通信規格としては、例えば、5G NR、TD−LTE、FDD−LTE、LTE−Advanced、GSM(登録商標)、TD−SCDMA、W−CDMA(登録商標)、CDMA2000、Bluetooth(登録商標)などが挙げられる。DUT100と周波数変換部11とは、同軸ケーブルなどで有線接続されてもよく、あるいは、無線通信アンテナを介して無線接続されてもよい。
周波数変換部11は、DUT100から出力される被測定信号としてのアナログRF信号を周波数変換するものであって、ローカル信号発生器11aと、ミキサ11bと、ローパスフィルタ11cと、を有する。
ローカル信号発生器11aは、例えばPLL回路により構成されており、被測定信号の元の周波数fの値よりも変換先の周波数の値の分だけ高い又は低い周波数fの正弦波をローカル信号として、ミキサ11bに出力するものである。
ミキサ11bは、周波数fの被測定信号と、ローカル信号発生器11aから出力された周波数fのローカル信号とを混合し、2つの信号の周波数の和成分又は差成分の出力信号、すなわち中間周波数fIF(|f−f|又はf+f)の中間周波数信号を生成するものである。つまり、ミキサ11bは、被測定信号をローカル信号と混合することにより周波数変換するようになっている。
ローパスフィルタ11cは、ミキサ11bの出力信号のうちの差成分の中間周波数信号を抽出するようになっている。このローパスフィルタ11cのカットオフ周波数(高域遮断周波数)は、中間周波数fIF(|f−f|)を含む。
A/D変換器12は、周波数変換部11により周波数変換された被測定信号を所定のサンプリング周波数Fsでサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するようになっている。
直交復調器13は、A/D変換器12から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成するようになっている。
第1シフト部14は、直交復調器13から出力されたIベースバンド信号とQベースバンド信号の振幅値Ia,Qaを、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、当該所定数のビット分だけ下位方向にシフトするようになっている。
以下、直交復調器13から出力されたIベースバンド信号とQベースバンド信号の振幅値Ia,Qaのビット数を2ビット分減らす処理を例に挙げて、第1シフト部14の動作を説明する。
図2の例において、直交復調器13から出力されたシフト前の振幅値Ia,Qaは、215〜212の桁が符号ビットSになっており、211〜2の桁に絶対値が含まれている16ビットのデジタルデータであるとしている。第1シフト部14は、直交復調器13から出力された16ビットの振幅値Ia,Qaを2ビット分下位方向(右方向)にシフトする。このシフトにより生成される新たな振幅値Ia',Qa'においては、元の振幅値Ia,Qaの2と2の桁のビットb,aが、小数点以下の2−1と2−2の桁のビットとなる。
第1丸め処理部15は、第1シフト部14によりシフトされたIベースバンド信号の振幅値Ia'とQベースバンド信号の振幅値Qa'に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行うようになっている。すなわち、図2の例での「偶数への丸め」とは、上記の振幅値Ia',Qa'の小数点以下の値が10進数表記でちょうど0.50である場合に、上記の振幅値Ia',Qa'の整数値を最も近い偶数に丸めることを意味する。第1丸め処理部15による振幅値Ia',Qa'に対する丸め処理により、2〜2の桁に絶対値が含まれた振幅値Ia",Qa"が生成される。すなわち、直交復調器13から出力されたデジタルデータのビット数が2ビット分減ったことになる。
図3は、小数点以下のビット数が2ビットの真値に対して、四捨五入丸めと偶数への丸めを行った場合の丸め誤差をまとめた表である。図10(a)の測定例に示すような正値確定のIベースバンド信号の振幅値の時間平均値を求める際、丸め処理前の真値Aとして、例えば0.25,0.50,0.75,1.00,1.25,1.50,1.75,2.00が等しい頻度で出現すれば、偶数への丸めにより丸め誤差が全て打ち消されることが分かる。同様に、図10(a)の測定例に示すような負値確定のQベースバンド信号の振幅値の時間平均値を求める際、丸め処理前の真値Aとして、例えば−0.25,−0.50,−0.75,−1.00,−1.25,−1.50,−1.75,−2.00が等しい頻度で出現すれば、偶数への丸めにより丸め誤差が全て打ち消されることが分かる。
このように、偶数丸めに従う場合、小数点以下が0.50となる複数の真値Aについて、それらの整数値が偶数であるものと奇数であるものとが等しい頻度で現れる場合に、丸め誤差の打ち消しが生じる。実際のIベースバンド信号又はQベースバンド信号については、周波数変換部11などのアナログ回路で発生する熱雑音が被測定信号に加わるため、整数値が偶数である振幅値Ia',Qa'と、奇数である振幅値Ia',Qa'とが等しい頻度で現れることが期待できる。
なお、第1シフト部14によりシフトされるビット数は、上記の説明での2ビットに限定されず、任意のビット数であってよい。例えば、第1シフト部14によりシフトされるビット数が1ビットである場合には、小数点以下が0.5となる振幅値Ia',Qa'が第1丸め処理部15により偶数丸めされることで、元の振幅値Ia,Qaのビット数が1ビット分減少することになる。また、第1シフト部14によりシフトされるビット数が3ビットである場合には、小数点以下が0.125,0.250,0.375,0.500,0.625,0.750,0.875となる振幅値Ia',Qa'が第1丸め処理部15により偶数丸めされることで、元の振幅値Ia,Qaのビット数が3ビット分減少することになる。
第1平均処理部16は、第1丸め処理部15により丸められたIベースバンド信号の振幅値Ia"とQベースバンド信号の振幅値Qa"の時間平均値をそれぞれ算出するようになっている。
図10(a)は、直交復調器13が16ビットのデジタルデータを出力するものである場合に、−24dBFSに相当する被測定信号から得られた、Iベースバンド信号及びQベースバンド信号の振幅値Ia,Qaの時間変化の測定例を示している。振幅値Iaの時間平均値I_AVEは2078.5107であり、振幅値Qaの時間平均値Q_AVEは−264.4268である。また、この−24dBFSに相当する被測定信号の時間平均振幅値AMP_AVEは、下記の式(1)より2095.2633である。
Figure 2021118462
一方、−24dBFSから40dB低下させた−64dBFSに相当する被測定信号のIベースバンド信号の振幅値Iaの時間平均値I_AVEは16.2783であり、Qベースバンド信号の振幅値Qaの時間平均値Q_AVEは12.9583である。また、この−68dBFSに相当する被測定信号の時間平均振幅値AMP_AVEは、式(1)より20.8063である。
よって、−24dBFSでの時間平均振幅値に対する−64dBFSでの時間平均振幅値の相対パワーレベルは、下記の式(2)に示すように、−40.0609dBとなる。さらに、−40dBに対する相対パワーレベルの直線性誤差(Linearity Error)は、−0.0609dBとなる。
Figure 2021118462
以下、直交復調器13から出力された16ビットのIベースバンド信号とQベースバンド信号に対して、2ビット分の下位方向へのシフトを行った後に、従来のように四捨五入丸めを行った結果について説明する。
直交復調器13から−24dBFSで出力され、第1シフト部14により2ビット分だけ下位方向にシフトされた被測定信号のIベースバンド信号の振幅値Ia'の時間平均値I_AVEは519.7614であり、Qベースバンド信号の振幅値Qa'の時間平均値Q_AVEは−66.2367である。また、このシフト後の被測定信号の時間平均振幅値AMP_AVEは、式(1)より523.9648である。
一方、−24dBFSから40dB低下させた−64dBFSのレベルで直交復調器13から出力され、第1シフト部14により2ビット分だけ下位方向にシフトされた被測定信号のIベースバンド信号の振幅値Ia'の時間平均値I_AVEは4.1787であり、Qベースバンド信号の振幅値Qa'の時間平均値Q_AVEは3.3542である。また、このシフト後の被測定信号の時間平均振幅値AMP_AVEは、式(1)より5.3584である。
よって、−24dBFSでの時間平均振幅値に対する−64dBFSでの時間平均振幅値の相対パワーレベルは、下記の式(3)に示すように、−39.8053dBとなる。さらに、−40dBに対する相対パワーレベルの直線性誤差は、0.1947dBとなり、シフト前のIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られた、−0.0609dBと比較して悪化していることが分かる。
Figure 2021118462
図4は、第1シフト部14により2ビット分だけ下位方向にシフトされた後に四捨五入丸めされた、様々な入力レベルのCWの直線性誤差を、入力レベル(−24dBFS)を基準(0dB)として示すグラフである。図4に示された複数回の測定結果から確認できるように、基準(0dB)に対して−40dB相当(−64dBFS)の入力レベルでは0.2dB程度の直線性誤差が生じている。
図5は、第1シフト部14により2ビット分だけ下位方向にシフトされた後に、第1丸め処理部15により偶数丸めされた、様々な入力レベルのCWの直線性誤差を、入力レベル(−24dBFS)を基準(0dB)として示すグラフである。図5に示された複数回の測定結果から確認できるように、基準(0dB)に対して−40dBの入力レベルでも直線性誤差は0.05dB程度であり、図4の四捨五入丸めの結果と比較して、直線性誤差が大幅に改善されていることが分かる。
以上のことから、本実施形態の移動端末試験装置1は、第1丸め処理部15により偶数丸めされたIベースバンド信号の振幅値Ia"とQベースバンド信号の振幅値Qa"の時間平均値を第1平均処理部16によりそれぞれ算出することにより、測定確度の高い時間平均振幅値の測定を行うことができる。DUT100が時分割複信(Time Division Duplex:TDD)方式に従うものである場合、3GPP等の規格に則った無送信時間において、キャリアリークなど微小なCW信号を送信していることがある。特に、DUT100のRF送信周波数と周波数変換部11のRF受信周波数が等しい場合には、キャリアリークが、デジタルベースバンドにおいて正負の符号が確定した振幅値(定振幅+雑音)として検出される。
図1に示す第1信号処理部17は、被測定信号がTDD方式に基づいた信号である場合に、第1平均処理部16により算出された時間平均値のうち、TDD方式の無送信時間における時間平均値を抽出するようになっている。これにより、第1信号処理部17は、DUT100から出力される被測定信号のキャリアリーク値を測定することができる。
さらに、第1信号処理部17は、例えば、被測定信号の振幅(パワー)などの時間変化を示す時系列データやスペクトラムの生成、チャネルパワー(CHP)、占有帯域幅(OBW)、隣接チャネル漏洩電力比(ACLR)、バースト平均電力、変調精度(EVM)、SNR(Signal to Noise Ratio)などの測定を行うものであってもよい。
表示部18は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、第1信号処理部17によるキャリアリーク値の測定結果などを表示するようになっている。さらに、表示部18は、制御部20から出力される制御信号に応じて、測定条件などを設定するためのボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
操作部19は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、例えば表示部18に設けられたタッチパネルで構成される。あるいは、操作部19は、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されてもよい。また、操作部19は、リモートコマンドなどによる遠隔制御を行う外部制御装置で構成されてもよい。操作部19への操作入力は、制御部20により検知されるようになっている。例えば、操作部19により、第1シフト部14によるシフト量をユーザが指定することなどが可能である。
制御部20は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、移動端末試験装置1を構成する上記各部の動作を制御する。また、制御部20は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移して実行することにより、第1シフト部14、第1丸め処理部15、第1平均処理部16、及び第1信号処理部17の少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、第1シフト部14、第1丸め処理部15、第1平均処理部16、及び第1信号処理部17の少なくとも一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのデジタル回路で構成することも可能である。あるいは、第1シフト部14、第1丸め処理部15、第1平均処理部16、及び第1信号処理部17の少なくとも一部は、デジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
以下、図6のフローチャートを参照しながら、本実施形態の移動端末試験装置1を用いた移動端末試験方法について説明する。ここでは、被測定信号がTDD方式に基づいた信号であるとする。
まず、周波数変換部11は、周波数fのローカル信号を用いて、周波数fのアナログの被測定信号を所定の中間周波数fIFに周波数変換する(周波数変換ステップS1)。
次に、A/D変換器12は、ステップS1により周波数変換された被測定信号をサンプリング周波数Fsでサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換する(A/D変換ステップS2)。
次に、直交復調器13は、ステップS2から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する(直交復調ステップS3)。
次に、第1シフト部14は、Iベースバンド信号の振幅値IaとQベースバンド信号の振幅値Qaを、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、当該所定数のビット分だけ下位方向にシフトする(第1シフトステップS4)。
次に、第1丸め処理部15は、ステップS4によりシフトされたIベースバンド信号の振幅値Ia'とQベースバンド信号の振幅値Qa'に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う(第1丸め処理ステップS5)。
次に、第1平均処理部16は、ステップS5により丸められたIベースバンド信号の振幅値Ia"とQベースバンド信号の振幅値Qa"の時間平均値をそれぞれ算出する(第1平均処理ステップS6)。
次に、第1信号処理部17は、ステップS6により算出された時間平均値のうち、TDD方式の無送信時間における時間平均値を抽出することにより、被測定信号のキャリアリーク値を測定する(ステップS7)。
以上説明したように、本実施形態に係る移動端末試験装置1は、Iベースバンド信号の振幅値とQベースバンド信号の振幅値をビットシフト所定数のビット分だけ下位方向にシフトした後に、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う。さらに、移動端末試験装置1は、偶数丸めされたIベースバンド信号の振幅値とQベースバンド信号の振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する。このようにして、移動端末試験装置1は、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号から得られる、符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる。
また、本実施形態に係る移動端末試験装置1は、上記のようにして得られた時間平均値のうち、時分割複信方式の無送信時間における時間平均値を抽出することにより、TDD方式に基づく被測定信号の無送信時間におけるキャリアリークの振幅測定精度を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る移動端末試験装置及び移動端末試験方法について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の移動端末試験装置2は、DUT100を試験するための擬似基地局として機能するものであって、周波数変換部11と、A/D変換器12と、直交復調器13と、コンスタレーション算出部21と、第2シフト部22と、第2丸め処理部23と、第2平均処理部24と、正規化因子算出部25と、正規化処理部26と、EVM平均値算出部27と、表示部18と、操作部19と、制御部20と、を備える。本実施形態においては、DUT100から出力される被測定信号は、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM等の多値変調方式により変調された変調信号であるとする。
コンスタレーション算出部21は、DUT100から出力された被測定信号の変調シンボルごとに、直交復調器13から出力されたIベースバンド信号及びQベースバンド信号をIQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータを算出するようになっている。なお、コンスタレーション算出部21は、コンスタレーションを算出するに当たって、変調シンボルごとのIシンボルデータ及びQシンボルデータがIQ平面上の特定の象限に位置するように(すなわち、符号確定するように)、Iベースバンド信号及びQベースバンド信号の振幅特性及び位相特性の補正を行う。
第2シフト部22は、コンスタレーション算出部21により算出されたコンスタレーション上の各変調シンボルに対応するIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、当該所定数のビット分だけ下位方向にシフトするようになっている。なお、第2シフト部22の動作は、シフト対象が異なることを除いて、第1シフト部14の動作と同様である。
第2丸め処理部23は、第2シフト部22によりシフトされたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行うようになっている。なお、第2丸め処理部23の動作は、丸め対象が異なることを除いて、第1丸め処理部15の動作と同様である。
第2平均処理部24は、第2丸め処理部23により丸められたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出するようになっている。
正規化因子算出部25は、第2平均処理部24により算出された時間平均値を用いて、第2丸め処理部23により丸められたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値をコンスタレーション上の測定点に変換するための正規化因子を算出するようになっている。例えば、正規化因子算出部25は、コンスタレーション上の全ての測定点のパワーの和を1に変換するような正規化因子を算出する。
正規化処理部26は、正規化因子算出部25により算出された正規化因子で、第2丸め処理部23により丸められたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値を正規化することにより、コンスタレーション上の測定点30を算出するようになっている。図8は、被測定信号の変調方式が16QAMである場合の正規化済みのコンスタレーションを示している。図中の白丸は、正規化処理部26により正規化された測定点30を示している。また、図中の黒丸は、EVMが0%となる各変調シンボルのIシンボルデータ及びQシンボルデータの理想点31を示している。なお、図8には各変調シンボルに対応する測定点30を1つのみ図示しているが、実際には各変調シンボルに対応して複数の測定点30が存在する。
EVM平均値算出部27は、コンスタレーション上の理想点31と、正規化処理部26により得られた測定点30とのエラーベクトル32の振幅絶対値を算出し、算出した振幅絶対値の時間平均値(EVM時間平均値)を算出するようになっている。コンスタレーション上における理想点31の位置は、例えば、多値変調方式ごとにあらかじめ制御部20に記憶されており、被測定信号の多値変調方式に応じた理想点31の位置の情報が、制御部20からEVM平均値算出部27に入力される。
表示部18は、第2平均処理部24により算出されたコンスタレーションの平均値や、EVM平均値算出部27により算出されたEVM時間平均値の測定結果などを表示するようになっている。
なお、コンスタレーション算出部21、第2シフト部22、第2丸め処理部23、第2平均処理部24、正規化因子算出部25、正規化処理部26、及びEVM平均値算出部27の少なくとも一部は、ソフトウェア的に構成されてもよく、FPGAやASICなどのデジタル回路で構成されてもよく、あるいは、デジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成されてもよい。
以下、図9のフローチャートを参照しながら、本実施形態の移動端末試験装置2を用いた移動端末試験方法について説明する。
まず、周波数変換部11は、周波数fのローカル信号を用いて、周波数fのアナログの被測定信号を所定の中間周波数fIFに周波数変換する(周波数変換ステップS11)。
次に、A/D変換器12は、ステップS11により周波数変換された被測定信号をサンプリング周波数Fsでサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換する(A/D変換ステップS12)。
次に、直交復調器13は、ステップS12から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する(直交復調ステップS13)。
次に、コンスタレーション算出部21は、被測定信号の変調シンボルごとに、Iベースバンド信号及びQベースバンド信号をIQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータを算出する(コンスタレーション算出ステップS14)。
次に、第2シフト部22は、コンスタレーション上の各変調シンボルに対応するIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、当該所定数のビット分だけ下位方向にシフトする(第2シフトステップS15)。
次に、第2丸め処理部23は、ステップS15によりシフトされたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う(第2丸め処理ステップS16)。このステップS16の処理により、後述するステップS20において、EVM時間平均値を四捨五入方式に比べて正確に算出できることになる。
次に、第2平均処理部24は、ステップS16により丸められたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する(第2平均処理ステップS17)。
次に、正規化因子算出部25は、ステップS17により算出された時間平均値を用いて、ステップS16により丸められたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値をコンスタレーション上の測定点30に変換するための正規化因子を算出する(正規化因子算出ステップS18)。
次に、正規化処理部26は、ステップS18により算出された正規化因子で、ステップS16により丸められたIシンボルデータの振幅値とQシンボルデータの振幅値を正規化することにより、コンスタレーション上の測定点30を算出する(正規化処理ステップS19)。
次に、EVM平均値算出部27は、コンスタレーション上の理想点31と、ステップS19により得られた測定点30とのエラーベクトル32の振幅絶対値を算出し、算出した振幅絶対値のEVM時間平均値を算出する(EVM平均値算出ステップS20)。
以上説明したように、本実施形態に係る移動端末試験装置2は、IQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータの振幅値を所定数のビット分だけ下位方向にシフトした後に、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う。さらに、移動端末試験装置2は、偶数丸めされたIシンボルデータ及びQシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する。このようにして、移動端末試験装置2は、コンスタレーションの各変調シンボルにおけるIシンボルデータ及びQシンボルデータの符号が確定した振幅値に対して四捨五入丸めを行った場合と比較して、これらの時間平均振幅値の測定確度を向上させることができる。
また、本実施形態に係る移動端末試験装置2は、偶数丸めされたIシンボルデータ及びQシンボルデータの振幅値を、コンスタレーション上の理想点31に合わせて正規化した測定点30に変換して、測定点30のEVMを測定することができる。
1,2 移動端末試験装置
11 周波数変換部
12 A/D変換器
13 直交復調器
14 第1シフト部
15 第1丸め処理部
16 第1平均処理部
17 第1信号処理部
18 表示部
19 操作部
20 制御部
21 コンスタレーション算出部
22 第2シフト部
23 第2丸め処理部
24 第2平均処理部
25 正規化因子算出部
26 正規化処理部
27 EVM平均値算出部
30 測定点
31 理想点
32 エラーベクトル
100 DUT

Claims (7)

  1. アナログの被測定信号を周波数変換する周波数変換部(11)と、
    前記周波数変換部により周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換器(12)と、
    前記A/D変換器から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調器(13)と、
    前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第1シフト部(14)と、
    前記第1シフト部によりシフトされた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第1丸め処理部(15)と、
    前記第1丸め処理部により丸められた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第1平均処理部(16)と、を備えることを特徴とする移動体端末試験装置。
  2. 前記被測定信号が時分割複信方式に基づいた信号である場合に、前記第1平均処理部により算出された時間平均値のうち、時分割複信方式の無送信時間における時間平均値を抽出する信号処理を行う第1信号処理部(17)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の移動体端末試験装置。
  3. アナログの変調信号である被測定信号を周波数変換する周波数変換部(11)と、
    前記周波数変換部により周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換器(12)と、
    前記A/D変換器から出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調器(13)と、
    前記被測定信号の変調シンボルごとに、前記Iベースバンド信号及び前記Qベースバンド信号をIQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータを算出するコンスタレーション算出部(21)と、
    前記コンスタレーション上の各前記変調シンボルに対応する前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第2シフト部(22)と、
    前記第2シフト部によりシフトされた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第2丸め処理部(23)と、
    前記第2丸め処理部により丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第2平均処理部(24)と、を備えることを特徴とする移動体端末試験装置。
  4. 前記第2平均処理部により算出された時間平均値を用いて、前記第2丸め処理部により丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を前記コンスタレーション上の測定点(30)に変換するための正規化因子を算出する正規化因子算出部(25)と、
    前記正規化因子算出部により算出された正規化因子で、前記第2丸め処理部により丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を正規化することにより、前記コンスタレーション上の測定点を算出する正規化処理部(26)と、
    前記コンスタレーション上の理想点(31)と、前記正規化処理部により得られた測定点とのエラーベクトル(32)の振幅絶対値を算出し、算出した振幅絶対値の時間平均値を算出するEVM平均値算出部(27)と、を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の移動体端末試験装置。
  5. アナログの被測定信号を周波数変換する周波数変換ステップ(S1)と、
    前記周波数変換ステップにより周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換ステップ(S2)と、
    前記A/D変換ステップから出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調ステップ(S3)と、
    前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第1シフトステップ(S4)と、
    前記第1シフトステップによりシフトされた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第1丸め処理ステップ(S5)と、
    前記第1丸め処理ステップにより丸められた前記Iベースバンド信号の振幅値と前記Qベースバンド信号の振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第1平均処理ステップ(S6)と、を含むことを特徴とする移動体端末試験方法。
  6. アナログの変調信号である被測定信号を周波数変換する周波数変換ステップ(S11)と、
    前記周波数変換ステップにより周波数変換された被測定信号をサンプリングして、所定のビット数の2進数のデジタルデータに変換するA/D変換ステップ(S12)と、
    前記A/D変換ステップから出力されたデジタルデータを直交復調して、互いに直交するIベースバンド信号とQベースバンド信号を生成する直交復調ステップ(S13)と、
    前記被測定信号の変調シンボルごとに、前記Iベースバンド信号及び前記Qベースバンド信号をIQ平面上でコンスタレーションとして表すためのIシンボルデータ及びQシンボルデータを算出するコンスタレーション算出ステップ(S14)と、
    前記コンスタレーション上の各前記変調シンボルに対応する前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を、それらの下位の所定数のビットが小数点以下の値になるように、前記所定数のビット分だけ下位方向にシフトする第2シフトステップ(S15)と、
    前記第2シフトステップによりシフトされた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値に対して、10進数表記での丸め幅を1とする偶数への丸めを行う第2丸め処理ステップ(S16)と、
    前記第2丸め処理ステップにより丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値の時間平均値をそれぞれ算出する第2平均処理ステップ(S17)と、を含むことを特徴とする移動体端末試験方法。
  7. 前記第2平均処理ステップにより算出された時間平均値を用いて、前記第2丸め処理ステップにより丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を前記コンスタレーション上の測定点(30)に変換するための正規化因子を算出する正規化因子算出ステップ(S18)と、
    前記正規化因子算出ステップにより算出された正規化因子で、前記第2丸め処理ステップにより丸められた前記Iシンボルデータの振幅値と前記Qシンボルデータの振幅値を正規化することにより、前記コンスタレーション上の測定点を算出する正規化処理ステップ(S19)と、
    前記コンスタレーション上の理想点(31)と、前記正規化処理ステップにより得られた測定点とのエラーベクトル(32)の振幅絶対値を算出し、算出した振幅絶対値の時間平均値を算出するEVM平均値算出ステップ(S20)と、を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の移動体端末試験方法。
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