JP2022064099A - 波形データ転送装置及びそれを備えた測定装置及び測定システム、並びに波形データ転送方法及び測定方法 - Google Patents

波形データ転送装置及びそれを備えた測定装置及び測定システム、並びに波形データ転送方法及び測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被測定信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮できる波形データ転送装置を提供する。【解決手段】複数の分割周波数スパンを設定する分割周波数スパン設定部25と、DUT2から時分割で送信された被測定信号aを受信し、分割周波数スパンごとに被測定信号の波形データdを生成する受信部10と、分割周波数スパンごとに、内部生成したフレームトリガ信号gに基づいて波形データdから所定の処理単位の波形データeをキャプチャする波形データキャプチャ部21と、送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、処理単位の波形データを転送データfとして転送し、メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、送信区間に対応する被測定信号の波形データを転送データfとして抽出し転送する転送データ抽出部22とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被測定信号の波形データを転送する波形データ転送装置及びそれを備えた測定装置及び測定システム、並びに波形データ転送方法及び測定方法に関する。
従来、LTE(Long Term Evolution)、5G NR(New Radio)などの通信規格に規定された試験条件の下、例えば基地局に設けられる機器などの被測定物(DUT(Device Under Test))から送信される信号を受信して解析し、DUTの送信性能を調べる送信試験が行われている。
被測定信号をキャプチャして解析処理を行うにあたり、周波数軸方向に分割キャプチャを行うことにより周波数スパンを広げて広帯域のスペクトラム測定を行う場合がある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、3GPPで定められているOBUE(Operating Band Unwanted Emissions)測定において帯域近傍のスプリアスを測定する際、測定装置がサポートしている周波数スパンよりも広い周波数スパンの測定が必要となる場合がある。
特許文献1には、広帯域の被測定信号を測定するために、被測定信号のチャンネル幅を複数の分割周波数範囲に分割し、複数の分割周波数範囲のそれぞれの測定結果を補正して結合することが開示されている。
特開2014-93738号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の技術にあっては、被測定信号の波形データを周波数軸方向に複数回に分けて分割キャプチャを行う必要があり、分割キャプチャした波形データを例えば外部のコンピュータ機器にて解析する場合、波形データの転送時間が分割数に比例して延びてしまうという問題があった。このため、分割キャプチャしたデータの転送を伴う測定装置、特に製造ライン向けの測定装置では、時間あたりの検査効率が低下してしまう問題があり、解決が望まれていた。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、DUTから時分割で送信された被測定信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮して測定時間を短縮可能な波形データ転送装置及びそれを備えた測定装置及び測定システム、並びに波形データ転送方法及び測定方法を提供することを目的とする。
本発明の波形データ転送装置は、フレーム内で送信区間と受信区間を切り替える時分割方式で被測定物(2)から送信された被測定信号を受信し、前記被測定信号の波形データを転送する波形データ転送装置(200)であって、測定範囲である周波数スパンの分割により得られる複数の分割周波数スパンを設定する分割周波数スパン設定部(25)と、前記被測定信号を受信し、前記分割周波数スパンごとに、前記被測定信号の波形データ(d)を生成する受信部(10)と、フレーム周期でトリガ信号を生成するトリガ生成部(23)と、前記分割周波数スパンごとに、前記生成された前記被測定信号の波形データから前記トリガ信号に基づいて所定の処理単位の波形データ(e)をキャプチャする波形データキャプチャ部(21)と、前記複数の分割周波数スパンのうち、前記送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、前記メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データのうち前記送信区間に対応する前記被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送する転送データ抽出部(22)と、を備えることを特徴とする。
上述のように、本発明の波形データ転送装置は、転送データ抽出部が、複数の分割周波数スパンのうち、送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、キャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、キャプチャされた処理単位の波形データのうち送信区間に対応する被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送するようになっている。この構成により、送信区間に対応していない不要な部分の信号を転送しないので、転送データのデータ量を低減することができる。よって、DUTから時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮することができ、転送された波形データを用いて測定が行われる場合には測定時間を短縮することができる。また、メインの分割周波数スパンについては、処理単位の波形データを転送データとして転送するので、転送先の装置において、フレーム同期処理を実施することができる。なお、「処理単位」は、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされる波形データの時間長であり、フレーム同期処理の処理単位でもある。
また、本発明の波形データ転送装置は、前記キャプチャされた前記処理単位の波形データにおける前記送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値を取得する読み出しオフセット取得部(24)をさらに備え、前記転送データ抽出部は、まず、前記メインの分割周波数スパンにてキャプチャされた前記処理単位の波形データを転送データとして転送し、次いで前記メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンにてキャプチャされた前記処理単位の波形データから、前記読み出しオフセット値に基づいて前記送信区間に対応する前記被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送する構成であってもよい。
この構成により、本発明の波形データ転送装置は、転送データ抽出部が、読み出しオフセット値に基づいて処理単位の波形データのうち送信区間に対応する波形データを転送データとして正確に抽出することができる。
また、本発明の測定装置は、上記いずれかに記載の波形データ転送装置と、前記波形データ転送装置から転送された転送データを取得する転送データ取得部(31)と、前記転送された転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出するフレーム同期処理部(32)と、前記フレーム同期処理部により検出されたフレームタイミングに基づいて、前記転送された転送データの信号を復調する復調部(33)と、前記復調された信号の特性を測定する測定部(34)と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、本発明の測定装置は、本発明の波形データ転送装置を備えており、送信区間に対応していない不要な部分の信号をフレーム同期処理部や復調部などの信号処理部に転送しないので、転送データのデータ量を低減することができる。よって、フレーム同期用の外部トリガ信号を利用できない場合で、かつ、DUTから時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮し、測定時間を短縮することができる。
また、本発明の測定装置において、前記フレーム同期処理部は、前記キャプチャされた前記処理単位の波形データにおける前記送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値を算出する構成であってもよい。
この構成により、本発明の測定装置は、フレーム同期処理部が読み出しオフセット値を精度よく算出することができるので、転送データ抽出部は、フレーム同期処理部により算出された読み出しオフセット値に基づいて、処理単位の波形データのうち送信区間に対応する波形データを転送データとして正確に抽出することができる。
また、本発明の測定システムは、受信装置(110)と、該受信装置と通信ネットワーク(130)で接続されたデータ処理装置(120)とを備えた測定システム(100)であって、前記受信装置は、上記いずれかに記載の波形データ転送装置と、前記波形データ転送装置により生成された転送データを、前記通信ネットワークを介して前記データ処理装置に送信する送信部(112)と、を備え、前記データ処理装置は、前記受信装置の前記送信部から送信された転送データを受信する受信部(122)と、前記受信した転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出するフレーム同期処理部(32)と、前記フレーム同期処理部により検出されたフレームタイミングに基づいて、前記受信した転送データの信号を復調する復調部(33)と、前記復調された信号の特性を測定する測定部(34)と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、本発明の測定システムは、受信装置が備える波形データ転送装置により、通信ネットワークを介してデータ処理装置に転送する波形データのデータ量を低減することができる。これにより、フレーム同期用の外部トリガ信号を利用できない場合で、かつ、DUTから時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮し、測定時間を短縮することができる。
また、本発明の測定システムにおいて、前記フレーム同期処理部は、前記キャプチャされた前記処理単位の波形データにおける前記送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値を算出し、前記通信ネットワークを介して前記読み出しオフセット取得部へ送る構成であってもよい。
この構成により、本発明の測定システムは、フレーム同期処理部が読み出しオフセット値を精度よく算出することができるので、転送データ抽出部は、フレーム同期処理部により算出された読み出しオフセット値に基づいて、処理単位の波形データのうち送信区間に対応する波形データを転送データとして正確に抽出することができる。
本発明の波形データ転送方法は、フレーム内で送信区間と受信区間を切り替える時分割方式で被測定物(2)から送信された被測定信号を受信し、前記被測定信号の波形データを転送する波形データ転送方法であって、測定範囲である周波数スパンの分割により得られる複数の分割周波数スパンを設定する分割周波数スパン設定ステップ(S1)と、前記被測定信号を受信し、前記分割周波数スパンごとに、前記被測定信号の波形データ(d)を生成する受信ステップ(S3~S5)と、フレーム周期でトリガ信号を生成するトリガ生成ステップと、前記分割周波数スパンごとに、前記生成された前記被測定信号の波形データから前記トリガ信号に基づいて所定の処理単位の波形データ(e)をキャプチャする波形データキャプチャステップ(S6)と、前記複数の分割周波数スパンのうち、前記送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、前記メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データのうち前記送信区間に対応する前記被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送する転送データ抽出ステップ(S7)と、を含むことを特徴とする。
上述のように、本発明の波形データ転送方法は、転送データ抽出ステップにおいて、複数の分割周波数スパンのうち、送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、キャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、キャプチャされた処理単位の波形データのうち送信区間に対応する被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送するようになっている。この構成により、送信区間に対応していない不要な部分の信号を転送しないので、転送データのデータ量を低減することができる。よって、DUTから時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮することができ、転送された波形データを用いて測定が行われる場合には測定時間を短縮することができる。また、メインの分割周波数スパンについては、処理単位の波形データを転送データとして転送するので、転送先の装置において、フレーム同期処理を実施することができる。
また、本発明の測定方法は、上記に記載の波形データ転送方法と、前記波形データ転送方法により転送された転送データを取得する転送データ取得ステップと、前記転送された転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出するフレーム同期処理ステップ(S8)と、前記フレーム同期処理ステップにより検出されたフレームタイミングに基づいて、前記転送された転送データの信号を復調する復調ステップ(S18)と、前記復調された信号の特性を測定する測定ステップ(S19)と、を含むことを特徴とする。
この構成により、本発明の測定方法は、本発明の波形データ転送方法を備えており、送信区間に対応していない不要な部分の信号をフレーム同期処理ステップや復調ステップなどで使用すべく転送しないので、転送データのデータ量を低減することができる。よって、フレーム同期用の外部トリガ信号を利用できない場合で、かつ、DUTから時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮し、測定時間を短縮することができる。
本発明の測定方法は、受信装置(110)と、該受信装置と通信ネットワーク(130)で接続されたデータ処理装置(120)とを備えた測定システム(100)による測定方法であって、前記受信装置において、上記に記載の波形データ転送方法を実施し、前記波形データ転送方法の実施により生成された転送データを、前記通信ネットワークを介して前記データ処理装置に送信し、前記データ処理装置において、前記受信装置から送信された転送データを受信し、前記受信した転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出し、前記検出されたフレームタイミングに基づいて、前記受信した転送データの信号を復調し、前記復調された信号の特性を測定する、ことを含むことを特徴とする。
この構成により、本発明の測定方法は、受信装置が備える波形データ転送装置により、通信ネットワークを介してデータ処理装置に転送する波形データのデータ量を低減することができる。これにより、フレーム同期用の外部トリガ信号を利用できない場合で、かつ、DUTから時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮し、測定時間を短縮することができる。
本発明によれば、DUTから時分割で送信された被測定信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮して測定時間を短縮可能な波形データ転送装置及びそれを備えた測定装置及び測定システム、並びに波形データ転送方法及び測定方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る測定装置の構成を示すブロック図である。 分割周波数スパンごとに分割キャプチャした波形データを測定して得られた各スペクトルを結合したスペクトル図である。 図1の測定装置の波形データ転送装置において生成される各信号のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る測定方法のフローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。 図5の測定システムの使用態様の一例を示す図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態に係る測定装置1は、測定対象物(DUT)2から送信された変調信号aを受信し復調して信号特性を測定することにより、DUT2の送信性能を試験するものである。そのために、測定装置1は、図1に示すように、波形データ転送装置200、信号処理部30、表示部40、操作部50、及び制御部60を備えている。
DUT2としては、限定するものではないが、例えば、無線基地局のRRH(Remote Radio Head)が挙げられる。DUT2から送信される変調信号aは、例えばLTE、LTE-Advanced、5G NR、無線LANなどの通信規格に従って、例えば直交周波数分割多重(OFDM)方式により変調されたOFDM変調信号である。変調信号aは被測定信号ともいう。変調信号aは、送信側(DUT2)で、フレーム内の時間軸上の特定の位置に既知のデータ列(同期用フレーム)を挿入したデータ系列に対し、OFDM変調、アップコンバート等を行って得られた信号である。また、変調信号aは、フレーム内で送信区間と受信区間が切り替えられる時分割方式でDUT2から送信されたものである。本実施形態では、通信規格として5G NRを想定し、OFDM方式により変調された変調信号を受信するものとして説明するが、通信規格、変調方式はこれらに限定されるものではない。以下、各構成要素について説明する。
(波形データ転送装置)
波形データ転送装置200は、フレーム内で送信区間と受信区間を切り替える時分割方式でDUT2から送信された被測定信号である変調信号aを受信し、被測定信号の波形データを転送するようになっている。具体的には、波形データ転送装置200は、受信部10、転送データ生成部20、及び分割周波数スパン設定部25を備えている。
(分割周波数スパン設定部)
分割周波数スパン設定部25は、測定範囲である周波数スパンの分割により得られる複数の分割周波数スパンを設定するようになっている。例えば、測定する周波数スパンが4GHzで、測定装置1のサポートされている周波数スパンが1GHzの場合、分割周波数スパン設定部25は、測定する周波数スパンである4GHzを第1~第5の分割周波数スパン(セグメント0,セグメント1,セグメント2,セグメント3,セグメント4)に5分割する(図2参照)。分割周波数スパン設定部25は、例えば、ユーザが操作部50を操作することにより入力された複数の分割周波数スパンを設定してもよい。あるいは、分割周波数スパン設定部25は、例えば、測定装置1の測定可能な周波数スパンと、測定範囲である周波数スパンの情報より制御部60が設定してもよい。分割数は、奇数でも偶数でもよい。
(受信部)
受信部10は、被測定信号である変調信号aを受信し、分割周波数スパンごとに、被測定信号の波形データを生成するようになっている。具体的には、受信部10は、フレーム内で送信区間(ON区間又は単にONともいう)と受信区間(OFF区間又は単にOFFともいう)を切り替える時分割方式でDUT2から送信される変調信号aを、アンテナを介して、あるいは有線で受信し、分割周波数スパンごとに、ダウンコンバート、サンプリング、及び直交復調を行って直交復調信号d(被測定信号の波形データともいう)を生成するようになっている。そのために、受信部10は、ダウンコンバータ11、アナログ-デジタル変換部(A/D変換部)12、及び直交復調部13を備えている。
ダウンコンバータ11は、ミキサや局部発信器を備え、DUT2から送信された変調信号aと、局部発振器により生成されたローカル信号とをミキサに入力してダウンコンバートし、中間周波数(IF)信号bを生成するようになっている。中間周波数信号bは、A/D変換部12に送られる。
A/D変換部12は、ダウンコンバータ11により周波数変換された中間周波数信号bをサンプリングしてアナログ信号からデジタル信号に変換するようになっている。得られたデジタルの中間周波数信号cは、直交復調部13に送られる。
直交復調部13は、A/D変換部12から出力されたデジタルの中間周波数信号cをベースバンド信号に周波数変換するとともに、I相成分及びQ相成分に直交復調するようになっている。得られた直交復調信号dは、転送データ生成部20の波形データキャプチャ部21に送られる。直交復調信号dは複素信号である。
上記説明では、受信部10はダウンコンバータ11において中間周波数信号に変換されるとしたが、ダウンコンバータ11においてベースバンドの信号に変換するようにしてもよい。
(転送データ生成部)
転送データ生成部20は、分割周波数スパンごとに生成された直交復調信号d(被測定信号の波形データ)から必要な部分を抽出して、分割周波数スパンごとに転送データを生成するようになっている。具体的には、転送データ生成部20は、波形データキャプチャ部21、転送データ抽出部22、フレームトリガ生成部23、及び読み出しオフセット取得部24を備えている。
フレームトリガ生成部23は、フレーム周期でフレームトリガ信号gを生成するようになっている。生成されるフレームトリガ信号gの周期は、入力信号である変調信号aに含まれるフレームの周期(10ミリ秒)と同じであるが、フレームトリガ信号gの立ち上がりとフレームの始点とが一致している必要はない。なお、本実施形態のフレームトリガ生成部は、本発明のトリガ生成部に対応している。
波形データキャプチャ部21は、分割周波数スパンごとに、フレームトリガ生成部23により生成されたフレームトリガ信号gに基づいて、直交復調信号dから所定の処理単位の波形データeをキャプチャ(分割キャプチャ)するようになっている。ここで、処理単位とは、データのキャプチャ、転送、フレーム同期等の処理で一度に扱われるデータ量であり、時間長又はデータ長(データ数、サンプル数等)により表される。分割キャプチャされた波形データeは、転送データ抽出部22に送られる。
読み出しオフセット取得部24は、分割キャプチャされた処理単位の波形データeにおける送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値kの情報をフレーム同期処理部32から取得するようになっている。
転送データ抽出部22は、複数の分割周波数スパンのうち、送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、分割キャプチャされた処理単位の波形データeを転送データfとして転送し、メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、分割キャプチャされた処理単位の波形データeのうち送信区間に対応する被測定信号の波形データを転送データfとして抽出し転送するようになっている。「メインの分割周波数スパン」は、送信区間のデータの主要な周波数成分が存在する分割周波数スパンである。抽出された転送データfは、信号処理部30の転送データ取得部31に転送される。
(信号処理部)
信号処理部30は、波形データ転送装置200の転送データ抽出部22から転送された転送データに対して、フレーム同期処理、OFDM復調処理等の信号処理を施し、各種の測定を実行するようになっている。具体的には、信号処理部30は、転送データ取得部31、フレーム同期処理部32、OFDM復調部33、及び測定部34を備えている。
転送データ取得部31は、波形データ転送装置200の転送データ抽出部22から転送された転送データを取得し、分割周波数スパンと関連付けて記憶するようになっている。取得した転送データは、フレーム同期処理部32及びOFDM復調部33に送られる。
フレーム同期処理部32は、転送データ取得部31により取得されたメインの分割周波数スパンの転送データを基にフレームタイミングを検出し、検出したことを示すフレームタイミング信号jをOFDM復調部33に出力するようになっている。フレーム同期処理は、公知の方法でよく、例えば、2フレームの信号長の転送データから抽出した1フレーム長分の部分波形データと、既知の参照フレームとの相関演算を、抽出位置をシフトしつつ実行して相関値のピークを探すことにより、フレームタイミングを検出するようにしてもよい。
フレーム同期処理部32は、また、検出したフレームタイミングを基に、フレームトリガの立ち上がりから読み出し開始位置までの時間長を示す読み出しオフセット値kを算出し、読み出しオフセット取得部24に出力するようになっている。
OFDM復調部33は、フレーム同期処理部32により検出されたフレームタイミングjに基づいて、波形データ転送装置200から転送された転送データの信号を復調するようになっている。具体的には、OFDM復調部33は、転送データ取得部31により取得された転送データに対し、フレームタイミング信号jに基づいて、FFT(高速フーリエ変換)処理、サブキャリア復調などのOFDM復調処理を行ってOFDM復調信号mを生成するようになっている。生成されたOFDM復調信号mは、測定部34に送られる。なお、本実施形態におけるOFDM復調部33は、本発明の復調部に対応する。
なお、必要に応じ、OFDM復調部33においてFFT処理を行う前に、転送データの各シンボルからCP(Cyclic Prefix)を除去しておくようにする。
測定部34は、OFDM復調部33が出力したOFDM復調信号mに対して、例えば、周波数エラー、タイミングエラー、EVM(Error Vector Magnitude)、送信パワー、コンスタレーション等を測定、解析するように構成されている。測定部34による測定及び解析結果の情報nは、表示部40に送られる。
(表示部、操作部、制御部)
表示部40は、液晶表示器等の表示機器を備え、測定部34から送られた測定及び解析結果のデータやグラフ等を含めて、DUT2の試験結果を表示機器に表示するようになっている。
操作部50は、DUT2を試験する際の測定項目、測定条件、判定条件の他、各種パラメータを設定するためにユーザが操作するものである。具体的には、操作部50は、例えば、タッチパネルやハードウェアキーで構成されたキーボード、マウス又はダイヤルのような入力デバイス、これらを制御する制御回路等で構成されている。
制御部60は、操作部50からの入力を受け付け、各種パラメータ等を設定するとともに、受信部10、転送データ生成部20、分割周波数スパン設定部25、信号処理部30、表示部40などの機能部の制御を行うようになっている。
<分割キャプチャ>
次に、測定装置1がサポートしている周波数スパンより広い周波数スパンを測定する場合に、周波数スパンを分割し、各々の分割周波数スパンについて波形データをキャプチャする方法(分割キャプチャという)について説明する。
図2は、OBUEの測定結果を示す図であり、分割キャプチャにより取得した波形データの各スペクトルを結合したスペクトル図である。図2の例では、測定する周波数スパンを約4GHzとし、4GHzの周波数スパンを5分割して各分割周波数スパンを約800MHzとしている。1回のキャプチャでは、800MHZより若干広くキャプチャし、結合の際のいわゆる糊代を含むようにしている。分割周波数スパン(セグメントともいう)は、図2の左から順に、セグメント1、セグメント2、セグメント0、セグメント3、セグメント4であり、それぞれのセグメントの中心周波数はcf1、cf2、cf0、cf3、cf4である。
図2では、中心周波数cf0が±0MHzであるセグメント0の周波数範囲内に、波形データの主要な周波数成分が存在しており、他のセグメント1~4には波形データの周波数成分はほとんど存在していない。波形データの主要な周波数成分が存在しているセグメント0をメインのセグメント又は中心セグメントという。
<動作>
次に、波形データ転送装置200の動作について、図3を参照して説明する。
図3は、波形データ転送装置200において生成される信号のタイミングチャートを示す図である。図3の1段目は、DUT2(例えば基地局の機器)から波形データ転送装置200に入力される入力信号(変調信号a)を示す。DUT2は、時分割方式にてフレーム内で送信区間と受信区間が切り替えられている。入力信号は、各時間長が10ミリ秒の複数のフレームを含み、各フレームは「On区間」と「Off区間」を含んでいる。On区間は、DUT2での送信区間に対応し、Off区間は、DUT2での受信区間に対応している。
図3の2段目は、フレームトリガ生成部23により生成される内部のフレームトリガ信号gを示す。内部のフレームトリガ信号gは、フレーム周期、すなわち10ミリ秒の周期で生成されている。フレームトリガ信号gの開始時と、波形データ転送装置200への入力信号(1段目)に含まれるフレームの開始時とは、一致していなくともよい。すなわち、フレームトリガ生成部23は、入力信号のフレームとは独立に、フレーム周期にてフレームトリガ信号gを生成している。
図3の3段目は、フレームトリガ生成部23により生成されたフレームトリガ信号gに基づいて、波形データキャプチャ部21により分割キャプチャされた波形データeを示す。波形データキャプチャ部21は、セグメント0(中心周波数cf0=±0)、セグメント1(中心周波数cf1≠±0)、セグメント2(中心周波数cf2≠±0)、セグメント3(中心周波数cf3≠±0)、セグメント4(中心周波数cf4≠±0)の順に、波形データeを分割キャプチャする。各セグメントでキャプチャされる波形データeの時間長(データ長)は、フレーム同期の処理単位PU+プリサンプル+ポストサンプルである。例えば、フレーム同期の処理単位PUは、2フレーム分、すなわち20ミリ秒である。プリサンプルとポストサンプルの各時間長は、例えば、1.1ミリ秒である。よって、セグメントごとに分割キャプチャされる波形データeの時間長は、22.2ミリ秒である。
ここで、プリサンプルとポストサンプルは、フィルタリング等の前処理を行うときに必要になる糊代分である。別言すれば、入力信号のみに帯域制限するフィルタリングを行う際に生じる過渡応答を抑制するために、処理単位PUのデータ列の前に所定長のプリサンプルを、後に所定長のポストサンプルを余分にキャプチャしておく。
図3の4段目は、転送データ抽出部22により生成される転送データf(すなわち転送する波形データ)を示す。転送データ抽出部22は、まず、セグメント0(中心周波数cf0=±0)に関して、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされた処理単位の波形データeを転送データfとして転送する。信号処理部30のフレーム同期処理部32は、転送された転送データf(処理単位の波形データ)を用いて公知のフレーム同期処理を実施すると共に、フレームトリガ信号gの立ち上がりからOn区間の開始時までの時間を示すオフセット値を求め、オフセット値からプリサンプルを考慮に入れた読み出しオフセット値kを算出する。読み出しオフセット値kは、フレームトリガ信号gから読み出し開始時までの時間を示す。
次いで、転送データ抽出部22は、中心周波数cf1,cf2,cf3,cf4(≠±0)それぞれのセグメント1,2,3,4に関して、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされた処理単位の波形データeのうちOn区間(送信区間)に対応する波形データを転送データとして転送する。具体的には、転送データ抽出部22は、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされた処理単位の波形データeのうち、フレームトリガ信号gを基準に、読み出しオフセット値kからOn区間(送信区間)+プリサンプル+ポストサンプルまでの範囲を転送データとして抽出し転送する。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、明示的に記載されていない場合であっても、波形データeや転送データfは、実際にはプリサンプル+ポストサンプルの部分を含んでいるものとする。
上述のように、中心セグメント0以外のセグメント1~4では、フレーム周期(10ms)のフレームトリガ信号gと読み出しオフセット値kを利用することにより、On区間のみの波形データを信号処理部30に転送するようにする。一方、中心セグメント0だけは、フレーム同期処理を行うとともに、10ms周期の中のOn区間のタイミングを見つける必要があるため、処理単位の全区間の波形データを転送する。
第1の実施形態に係る測定装置1及び波形データ転送装置200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース、ハードディスク等の記憶装置等を有するコンピュータを個別にあるいは全体として備えている。これにより、例えば、受信部10、転送データ生成部20、分割周波数スパン設定部25、信号処理部30、表示部40、操作部50、制御部60等の機能の一部または全部は、ROMや記憶装置に記憶された各種処理プログラムをRAMに読み出してCPUで実行することにより実現することができる。
波形データ転送装置200は、測定装置1に一体的に組み込まれ、測定装置1とコンピュータを共用する構成であってもよい。また、波形データ転送装置200は、測定装置1のコンピュータにインストールするアプリケーションソフトウェア(プログラム)であってもよい。
次に、本実施形態に係る測定方法について、図4を参照しつつ説明する。
分割周波数スパン設定部25は、測定する周波数スパンの分割により得られる複数の分割周波数スパンを設定する(ステップS1)。分割周波数スパン(セグメント)は、例えば、ユーザが操作部50を操作することにより設定してもよい。具体的には、分割周波数スパン設定部25は、各セグメントの周波数スパンと中心周波数を設定する。
次いで、1回目の転送処理を行った後、2回目以降の転送処理を行う。
<1回目の転送処理>
受信部10は、分割周波数スパン設定部25により設定されたセグメント0の中心周波数及び周波数スパンを取得し、受信部10の設定を行う(ステップS2)。セグメント0は、中心周波数cf0=±0であり、送信区間のデータの主要な周波数成分が存在する分割周波数スパン(「メインの分割周波数スパン」ともいう)である。
DUT2は、5G NRなどの通信規格に従って例えばOFDM方式により変調されたOFDM変調信号を時分割で送信する。受信部10は、DUT2から時分割で送信された変調信号aを受信する。
ダウンコンバータ11は、セグメント0に関し、DUT2から送信された変調信号aをダウンコンバートし、中間周波数(IF)信号bを生成する(ステップS3)。
A/D変換部12は、ダウンコンバータ11により周波数変換された中間周波数信号bをサンプリングしてアナログ信号からデジタル信号に変換する(ステップS4)。A/D変換部12は、得られたデジタルの中間周波数信号cを直交復調部13に送る。
直交復調部13は、A/D変換部12から出力されたデジタルの中間周波数信号cをベースバンド信号に周波数変換するとともに、I相成分及びQ相成分に直交復調する(ステップS5)。
フレームトリガ生成部23は、フレーム周期でフレームトリガ信号gを生成する。生成されるフレームトリガ信号gの周期は、入力信号に含まれるフレームの周期(10ミリ秒)と同じであるが、フレームトリガ信号の立ち上がりとフレームの始点とが一致している必要はない。
波形データキャプチャ部21は、フレームトリガ生成部23により生成されたフレームトリガ信号gに基づいて、中心周波数cf0=±0のセグメント0に関し、直交復調信号dから所定の処理単位の波形データeをキャプチャする(ステップS6)。ここで、処理単位とは、データのフレーム同期処理で一度に扱われるデータ量であり、例えば2フレーム(20ミリ秒)である。
転送データ抽出部22は、送信区間のデータの主要な周波数成分が存在するメイン(中心)のセグメントであるセグメント0にてキャプチャされた処理単位の波形データeを転送データfとする。生成された転送データfは、信号処理部30の転送データ取得部31に転送される(ステップS7)。
転送データ取得部31は、波形データ転送装置200の転送データ抽出部22から転送された転送データf(波形データ)を取得し、セグメントと関連付けて記憶する。
フレーム同期処理部32は、転送データ取得部31により取得された転送データを基にフレームタイミングを検出し、検出したことを示すフレームタイミング信号jをOFDM復調部33に出力する(ステップS8)。
フレーム同期処理部32は、また、検出したフレームタイミングを基に、フレームトリガ信号gから波形データの読み出し開始位置までの時間長を示す読み出しオフセット値kを算出し、読み出しオフセット取得部24に出力する。
波形データ転送装置200の読み出しオフセット取得部24は、フレーム同期処理部32により算出された読み出しオフセット値kの情報を取得する(ステップS9)。
<2回目以降の転送処理>
受信部10は、分割周波数スパン設定部25により設定されたセグメント0以外のセグメントの中心周波数及び周波数スパンを取得し、受信部10の設定を行う(ステップS10)。
ダウンコンバータ11は、セグメントn(n=1,…,4)に関し、DUT2から送信された変調信号aをダウンコンバートし、中間周波数(IF)信号bを生成する(ステップS11)。A/D変換部12は、ダウンコンバータ11により周波数変換された中間周波数信号bをサンプリングしてアナログ信号からデジタル信号に変換する(ステップS12)。直交復調部13は、A/D変換部12から出力されたデジタルの中間周波数信号cをベースバンド信号に周波数変換するとともに、I相成分及びQ相成分に直交復調する(ステップS13)。
波形データキャプチャ部21は、フレームトリガ生成部23により生成されたフレームトリガ信号gに基づいて、セグメントnに関し、直交復調信号dから所定の処理単位の波形データeをキャプチャする(ステップS14)。
転送データ抽出部22は、セグメントnに関してキャプチャされた処理単位の波形データeのうち送信区間に対応する部分を転送データfとして抽出する(ステップS15)。生成された転送データfは、信号処理部30の転送データ取得部31に転送される(ステップS16)。
制御部60の制御下で、すべてのセグメントの波形データがキャプチャされ転送されたか否かが判断される(ステップS17)。すべてのセグメントについて完了していないならば(ステップS17でNO)、ステップS10に戻り、すべてのセグメントについて完了しているならば(ステップS17でYES)、次のステップS18へ進む。
ステップS18において、OFDM復調部33は、フレームタイミング信号jに基づいて、転送データ取得部31が取得している転送データiに対し、FFT処理、サブキャリア復調などのOFDM復調処理を行ってOFDM復調信号mを生成し、測定部34に出力する。
測定部34は、OFDM復調部33が出力したOFDM復調信号mに対して、例えば、周波数エラー、タイミングエラー、EVM、送信パワー、コンスタレーション等を測定、解析する(ステップS19)。
表示部40は、測定部34から送られた測定及び解析結果のデータやグラフ等を含めて、DUT2の試験結果を表示機器に表示する(ステップS20)。
以上のように、本実施形態に係る波形データ転送装置200及び測定装置1は、転送データ抽出部22が、初回は、送信区間のデータの主要な周波数成分が存在するメインの分割周波数スパン(セグメント0)に関してキャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、2回目以降は、メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパン(セグメント1~4)に関してキャプチャされた処理単位の波形データのうち送信区間に対応する部分の波形データを転送データとして抽出し転送するようになっている。この構成により、送信区間に対応していない不要な部分の信号を転送しないので、転送データのデータ量を低減することができる。よって、DUT2から時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮することができ、測定時間を短縮することができる。また、メインの分割周波数スパンについては、処理単位の波形データを転送データとして転送するので、転送先のフレーム同期処理部32において、フレーム同期処理を実施することができる。
<具体的な短縮効果>
具体的には、フレーム同期処理部32におけるフレーム同期処理の処理単位が2フレーム(20ミリ秒)の場合、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされる波形データeの時間長は、次式で表される。
キャプチャした波形データeの時間長=処理単位+プリサンプル+ポストサンプル
プリサンプル+ポストサンプル=2.2msとすると、キャプチャした波形データeの時間長は、22.2msとなる。
転送時間を短縮しない場合の転送時間は、次のとおりである。
転送時間=22.2ms×5回キャプチャ=111ms
本実施形態により転送時間を短縮した場合は、On区間を1msと仮定すると、転送時間は次のようになる。
転送時間=(22.2ms×1回)+(3.2ms×4回)=35ms
よって、本実施形態における波形データの転送時間は、転送時間を短縮しない場合に対して、35ms/111ms×100%=約31.5%に短縮される。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る測定システム100について説明する。
第2の実施形態に係る測定システム100は、受信装置110とデータ処理装置120とがLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク130で接続されている点で、第1の実施形態に係る測定装置1と相違している。同一の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。
本実施形態に係る測定システム100は、受信装置110においてDUT2から送信された変調信号aを受信して波形データをキャプチャし、データ処理装置120において復調して信号特性を測定することにより、DUT2の送信性能を試験するものである。具体的には、図5に示すように、測定システム100は、受信装置110と、データ処理装置120と、受信装置110とデータ処理装置120とを接続するLANなどの通信ネットワーク130とを備えている。
(受信装置)
受信装置110は、DUT2から送信された変調信号aを受信して波形データをキャプチャし、キャプチャした波形データから転送データを抽出してデータ処理装置120に送信するようになっている。そのために、受信装置110は、波形データ転送装置200と送受信部112とを備えている。
波形データ転送装置200は、第1の実施形態と同様の構成を有している。
送受信部112は、転送データ抽出部22により生成された転送データfを、通信ネットワーク130を介してデータ処理装置120へ送信するようになっている。また、送受信部112は、データ処理装置120のフレーム同期処理部32から出力される読み出しオフセット値kの情報を通信ネットワーク130を介して受信し、読み出しオフセット取得部24に出力するようになっている。また、送受信部112は、ユーザがデータ処理装置120の操作部50を操作して入力した分割周波数スパンの情報を受信し、分割周波数スパン設定部25に送るようになっている。なお、本実施形態の送受信部112は、本発明の送信部に対応する。
(データ処理装置)
データ処理装置120は、受信装置110から送信された転送データを受信し、受信した転送データに対してフレーム同期及びOFDM復調を実施後、各種測定を行うようになっている。そのために、データ処理装置120は、送受信部122、信号処理部30、表示部40、操作部50、及び制御部60を備えている。
送受信部122は、受信装置110の送受信部112から通信ネットワーク130を介して送られた転送データfを波形データとして受信するようになっている。また、送受信部122は、フレーム同期処理部32により得られた読み出しオフセット値kの情報を受信装置110に送信するようになっている。また、送受信部122は、ユーザがデータ処理装置120の操作部50を操作して入力した分割周波数スパンの情報sを受信装置110へ送信するようになっている。なお、本実施形態の送受信部122は、本発明の受信部に対応する。
図6は、本実施形態に係る測定システム100の使用態様を示す図である。図6に示すように、OTA(Over The Air)チャンバ300内に設置されたDUT2(例えばRRH)から送信された信号がアンテナ301及びRFスイッチ302を介して測定システム100に送られる。DUT2から送信される信号としては、例えば、ミリ波あるいはサブ6GHz帯(Sub6)の信号である。
測定システム100は、受信装置110とデータ処理装置120とが通信ネットワーク130で接続されている。図6では、RFスイッチ302とデータ処理装置120の間に、RFコンバータ11aが設けられている。受信装置110は、キャプチャした波形データ(I相成分データ及びQ相成分データ)を、通信ネットワーク130を介してデータ処理装置120へ送信している。また、受信装置110は、RFスイッチ302やDUT2を制御する制御信号を送出するようになっている。
図6では、OTAチャンバ300内に設定されたDUT2から送信される信号が、アンテナ301及びRFスイッチ302を介して測定システム100に入力される構成であるが、これに限定されない。OTAチャンバ300を用いず、DUT2から送信される信号が有線で測定システム100に入力される構成であってもよい。
次に、本実施形態における測定方法について説明する。
第1の実施形態では、図4のステップS7及びステップS16において、転送データ抽出部22が転送データfを信号処理部30の転送データ取得部31に転送している。第2の実施形態では、受信装置110の送受信部112が、転送データ抽出部22により生成された転送データfを、通信ネットワーク130を介してデータ処理装置120へ送信している。ステップS7及びステップS16以外のステップは、第1の実施形態と同じである。
以上のように、第2の実施形態に係る測定システム100は、受信装置110が備える波形データ転送装置200により、通信ネットワーク130を介してデータ処理装置120に転送する転送データのデータ量を低減することができる。これにより、フレーム同期用の外部トリガ信号を利用できない場合で、かつ、DUT2から時分割で送信された広帯域の信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮し、それにより測定時間を短縮することができる。
<別のフレーム同期処理>
第1及び第2の実施形態において、フレーム同期処理におけるデータの処理単位は2フレーム分の時間長であったが、これに限定されない。フレーム同期処理部32は、入力信号からキャプチャした約1フレーム分の信号長の波形データに対して、フレーム同期処理を行うようにしてもよい。入力信号は、フレーム内の特定の位置に既知のシンボルを有しているものとする。既知のシンボルと同一のデータ列を有するデータ列を、参照シンボルとして用いる。キャプチャした1フレーム分の波形データから抽出した1シンボル長分の部分波形データと参照シンボルとの相関演算を、抽出位置をシフトしつつ実行する。フレームタイミングは、相関値のピークから検出できる。
具体的には、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされる波形データのデータ長を、1フレーム+1サブフレームとし、フレーム同期処理部32においても、1フレーム+1サブフレームのデータ長(処理単位)の波形データに対してフレーム同期処理を行う。すなわち、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされる波形データが、サブフレーム0~9からなる同一フレーム全体を必ずしも含む必要はなく、前後のフレームで1フレーム相当の時間長(11サブフレーム)を含めばよい。この構成により、データのキャプチャ、転送、フレーム同期などの処理において一度に扱われるデータ量が低減され、測定時間を短縮することができる。
<具体的な短縮効果>
上記の別のフレーム同期処理を行う場合の効果を説明する。フレーム同期処理部32におけるフレーム同期処理の処理単位が11サブフレーム(11ms)の場合、波形データキャプチャ部21によりキャプチャされる波形データeの時間長は、次式で表される。
キャプチャされる波形データeの時間長=処理単位+プリサンプル+ポストサンプル
プリサンプル+ポストサンプル=2.2msとすると、キャプチャされる波形データeの時間長は、13.2msとなる。
転送時間を短縮しない場合の転送時間は、次のとおりである。
転送時間=13.2ms×5回キャプチャ=66ms
本実施形態により転送時間を短縮した場合は、On区間を1msと仮定すると、転送時間は次のようになる。
転送時間=(13.2ms×1回)+(3.2ms×4回)=26ms
よって、本実施形態における波形データの転送時間は、転送時間を短縮しない場合に対して、26ms/66ms×100%=約39.4%に短縮される。
上記第1及び第2の実施形態では、メインの分割周波数スパン(中心のセグメント0)以外の分割周波数スパン(セグメント1~4)では、On区間のみ波形データをデータ処理装置120(又は信号処理部30)に転送するようにしているので、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮することできる。今後、中心セグメント以外のセグメントの帯域が中心セグメントの帯域に比べてもっと広い測定が求められる場合であっても、中心セグメントの帯域に対する、中心セグメント以外の全セグメントの帯域の比が大きくなるほど、波形データの転送時間を短縮する効果が高まる。結果として、製造ラインにおいてDUT一台あたりの測定時間の短縮が可能となる。
以上説明したように、本発明は、DUTから時分割で送信された被測定信号を周波数軸上で複数回に分けて分割キャプチャする場合であっても、分割キャプチャした波形データの転送時間を短縮して測定時間を短縮することができるという効果を有し、波形データ転送装置及びそれを備えた測定装置及び測定システム、並びに波形データ転送方法及び測定方法の全体に有用である。
1 測定装置
2 DUT(被測定物)
10 受信部
11 ダウンコンバータ
11a RFコンバータ
12 A/D変換部
13 直交復調部
20 転送データ生成部
21 波形データキャプチャ部
22 転送データ抽出部
23 フレームトリガ生成部(トリガ生成部)
24 読み出しオフセット取得部
25 分割周波数スパン設定部
30 信号処理部
31 転送データ取得部
32 フレーム同期処理部
33 OFDM復調部(復調部)
34 測定部
40 表示部
50 操作部
60 制御部
100 測定システム
110 受信装置
112 送受信部(送信部)
120 データ処理装置
122 送受信部(受信部)
130 通信ネットワーク
200 波形データ転送装置
300 OTAチャンバ
301 アンテナ
302 RFスイッチ
a 変調信号(被測定信号、入力信号)
b 中間周波数信号
c デジタルの中間周波数信号
d 直交復調信号(被測定信号の波形データ)
e 波形データ(キャプチャした処理単位の波形データ)
f 転送データ(転送する波形データ)
g フレームトリガ信号(トリガ信号)
h 読み出しオフセット値
i 転送データ(取得した転送データ)
j フレームタイミング信号
k 読み出しオフセット値
m OFDM復調信号
n 測定及び解析結果の情報
s 分割周波数スパンの情報

Claims (9)

  1. フレーム内で送信区間と受信区間を切り替える時分割方式で被測定物(2)から送信された被測定信号を受信し、前記被測定信号の波形データを転送する波形データ転送装置(200)であって、
    測定範囲である周波数スパンの分割により得られる複数の分割周波数スパンを設定する分割周波数スパン設定部(25)と、
    前記被測定信号を受信し、前記分割周波数スパンごとに、前記被測定信号の波形データ(d)を生成する受信部(10)と、
    フレーム周期でトリガ信号を生成するトリガ生成部(23)と、
    前記分割周波数スパンごとに、前記生成された前記被測定信号の波形データから前記トリガ信号に基づいて所定の処理単位の波形データ(e)をキャプチャする波形データキャプチャ部(21)と、
    前記複数の分割周波数スパンのうち、前記送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、前記メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データのうち前記送信区間に対応する前記被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送する転送データ抽出部(22)と、
    を備える波形データ転送装置。
  2. 前記キャプチャされた前記処理単位の波形データにおける前記送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値を取得する読み出しオフセット取得部(24)をさらに備え、
    前記転送データ抽出部は、まず、前記メインの分割周波数スパンにてキャプチャされた前記処理単位の波形データを転送データとして転送し、次いで前記メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンにてキャプチャされた前記処理単位の波形データから、前記読み出しオフセット値に基づいて前記送信区間に対応する前記被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送する、請求項1に記載の波形データ転送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の波形データ転送装置と、
    前記波形データ転送装置から転送された転送データを取得する転送データ取得部(31)と、
    前記転送された転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出するフレーム同期処理部(32)と、
    前記フレーム同期処理部により検出されたフレームタイミングに基づいて、前記転送された転送データの信号を復調する復調部(33)と、
    前記復調された信号の特性を測定する測定部(34)と、
    を備えた測定装置。
  4. 前記フレーム同期処理部は、前記キャプチャされた前記処理単位の波形データにおける前記送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値を算出する、請求項3に記載の測定装置。
  5. 受信装置(110)と、該受信装置と通信ネットワーク(130)で接続されたデータ処理装置(120)とを備えた測定システム(100)であって、
    前記受信装置は、
    請求項1又は2に記載の波形データ転送装置と、
    前記波形データ転送装置により生成された転送データを、前記通信ネットワークを介して前記データ処理装置に送信する送信部(112)と、を備え、
    前記データ処理装置は、
    前記受信装置の前記送信部から送信された転送データを受信する受信部(122)と、
    前記受信した転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出するフレーム同期処理部(32)と、
    前記フレーム同期処理部により検出されたフレームタイミングに基づいて、前記受信した転送データの信号を復調する復調部(33)と、
    前記復調された信号の特性を測定する測定部(34)と、
    を備えた測定システム。
  6. 前記フレーム同期処理部は、前記キャプチャされた前記処理単位の波形データにおける前記送信区間の相対位置を示す読み出しオフセット値を算出し、前記通信ネットワークを介して前記読み出しオフセット取得部へ送る、請求項5に記載の測定システム。
  7. フレーム内で送信区間と受信区間を切り替える時分割方式で被測定物(2)から送信された被測定信号を受信し、前記被測定信号の波形データを転送する波形データ転送方法であって、
    測定範囲である周波数スパンの分割により得られる複数の分割周波数スパンを設定する分割周波数スパン設定ステップ(S1)と、
    前記被測定信号を受信し、前記分割周波数スパンごとに、前記被測定信号の波形データ(d)を生成する受信ステップ(S3~S5)と、
    フレーム周期でトリガ信号を生成するトリガ生成ステップと、
    前記分割周波数スパンごとに、前記生成された前記被測定信号の波形データから前記トリガ信号に基づいて所定の処理単位の波形データ(e)をキャプチャする波形データキャプチャステップ(S6)と、
    前記複数の分割周波数スパンのうち、前記送信区間のデータの周波数成分が存在するメインの分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データを転送データとして転送し、前記メインの分割周波数スパン以外の分割周波数スパンでは、前記キャプチャされた処理単位の波形データのうち前記送信区間に対応する前記被測定信号の波形データを転送データとして抽出し転送する転送データ抽出ステップ(S7)と、
    を含む波形データ転送方法。
  8. 請求項7に記載の波形データ転送方法と、
    前記波形データ転送方法により転送された転送データを取得する転送データ取得ステップと、
    前記転送された転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出するフレーム同期処理ステップ(S8)と、
    前記フレーム同期処理ステップにより検出されたフレームタイミングに基づいて、前記転送された転送データの信号を復調する復調ステップ(S18)と、
    前記復調された信号の特性を測定する測定ステップ(S19)と、
    を含む測定方法。
  9. 受信装置(110)と、該受信装置と通信ネットワーク(130)で接続されたデータ処理装置(120)とを備えた測定システム(100)による測定方法であって、
    前記受信装置において、
    請求項7に記載の波形データ転送方法を実施し、
    前記波形データ転送方法の実施により生成された転送データを、前記通信ネットワークを介して前記データ処理装置に送信し、
    前記データ処理装置において、
    前記受信装置から送信された転送データを受信し、
    前記受信した転送データのうち、前記メインの分割周波数スパンの転送データのフレームタイミングを検出し、
    前記検出されたフレームタイミングに基づいて、前記受信した転送データの信号を復調し、
    前記復調された信号の特性を測定する、
    ことを含む、測定方法。
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