JP2021118225A - 配線板 - Google Patents

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勉 山内
Tsutomu Yamauchi
勉 山内
康平 鈴木
Kohei Suzuki
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Abstract

【課題】配線板と電子部品との安定した接続の提供。【解決手段】実施形態の配線板1は、樹脂絶縁層11と、樹脂絶縁層11上に形成された部品搭載パッド12aと、樹脂絶縁層11及び部品搭載パッド12aを被覆する被覆絶縁層10と、部品搭載パッド12a上に形成され被覆絶縁層10から突出する1又は2以上のバンプ100と、を備えている。バンプ100の少なくとも1つは第1の隆起部101及び第2の隆起部102を有し、第1の隆起部101の被覆絶縁層10に対する高さは、第2の隆起部102の被覆絶縁層10に対する高さよりも高い。【選択図】図1

Description

本発明はバンプを備える配線板に関する。
特許文献1には、バンプ付きプリント配線板及びその製造方法が示されている。被覆絶縁層に形成された開口から露出する導体パッド上に、無電解めっき金属層及びはんだ層によって構成されるバンプが形成されている。無電解めっき金属層の被覆絶縁層から突出する部分の中央部分は陥没しており、被覆絶縁層から同じ高さを有する2つの隆起する部分がバンプの中央に対して対称の位置に形成されている。
特開2016−76533号公報
特許文献1のプリント配線板に、外部の半導体素子などの電子部品が接続される場合においては、プリント配線板に形成されたバンプと電子部品側に形成されたパッドを接続させる際のリフロー工程の熱等に起因する、バンプとパッドとの接続部にかかる応力が分散されにくく、プリント配線板及び電子部品の反りや歪みが大きくなる虞がある。
本発明の配線板は、樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層上に形成された部品搭載パッドと、前記樹脂絶縁層及び前記部品搭載パッドを被覆する被覆絶縁層と、前記部品搭載パッド上に形成され前記被覆絶縁層から突出する1又は2以上のバンプと、を備えている。そして、前記バンプの少なくとも1つは第1の隆起部及び第2の隆起部を有し、前記第1の隆起部の前記被覆絶縁層に対する高さは、前記第2の隆起部の前記被覆絶縁層に対する高さよりも高い。
本発明の実施形態によれば、配線板と電子部品とを接続させる際のリフロー工程の熱等に起因する、配線板のバンプと電子部品のパッドとの間にかかる応力が良好に分散され、電子部品と配線板との間の安定した接続が得られる。
本発明の一実施形態の配線板の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の配線板の他の例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の配線板のさらに他の例を示す断面図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。 図1に示される配線板の製造方法の一例を示す図である。
次に、図面を参照しながら本発明の一実施形態である配線板について説明する。なお、以下、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。図1には、本実施形態の配線板の一例である配線板1の断面が部分的に示されている。配線板1は、交互に積層される絶縁層及び導体層で形成されており、図1にはその一部の樹脂絶縁層11及び導体層12が示されている。図示される配線板1の片方の面Fは、半導体素子などの外部の電子部品が搭載される部品搭載面として形成されている。
配線板1の、部品搭載面Fと反対側の面(図示せず)は、電子機器のマザーボードや、積層構造を有する半導体装置のパッケージ基板などとの接続に用いられる接続面として形成される。図1に示される、配線板1の部品搭載面Fは、被覆絶縁層10、及び、被覆絶縁層10の開口10a内を充填するとともに被覆絶縁層10から突出する形状のバンプ100の表面から構成されている。
図1では、配線板1が有する複数の樹脂絶縁層11及び導体層12のうち、部品搭載面F側の3層が図示されている。実施形態の配線板は、1又は2層以上の樹脂絶縁層11、及び、1又は2層以上の導体層12を有しており、配線板1が有する樹脂絶縁層11及び導体層12の層数は特に限定されず、適宜増減され得る。配線板1がより多くの導体層を含むことにより、配線板1の平面サイズを大きくすることなく、より規模が大きく複雑な電気回路を配線板1内に形成することが可能である。
導体層12は樹脂絶縁層11に接して任意の導体パターンを有している。導体層12は、樹脂絶縁層11に形成されているビア導体112を介して樹脂絶縁層11の反対側の導体層12と電気的に接続される。各ビア導体112は部品搭載面Fから反対側に向かって縮径するテーパー形状を有しているが、ビア導体112の形状はこれに限定されない。部品搭載面Fに向かって縮径する形状であってもよく、また、樹脂絶縁層11の厚さ方向において同径で導体層12に対して略直交する円柱形状に形成されてもよい。なお、便宜上、「縮径」という文言が用いられているが、ビア導体112の開口形状は必ずしも円形に限定されない。「縮径」は、単に、ビア導体112の水平断面における外周上の最長の2点間の距離が小さくなることを意味している。
図示される3層の導体層12のうち最も部品搭載面Fの近くに形成される導体層12は、部品搭載パッド12aを含んでいる。部品搭載パッド12aは、その上に形成されるバンプ100を介して、半導体素子などの外部の電子部品が有する接続用のパッドと電気的に接続される。バンプ100は、部品搭載パッド12a及び樹脂絶縁層11の表面上を覆うように形成されている被覆絶縁層10の開口10aを充填する基部100aと、被覆絶縁層10から部品搭載面F側に突出する突出部100bを有している。配線板1に形成されるバンプ100の何れかは、複数の盛り上がる部分(隆起部)を有するように形成されている。
配線板1の樹脂絶縁層11は、エポキシ樹脂等の任意の絶縁性樹脂を用いて形成される。ポリイミド樹脂、BT樹脂(ビスマレイミド−トリアジン樹脂)、ポリフェニレンエーテル樹脂、フェノール樹脂等も用いられ得る。樹脂絶縁層11はシリカなどの無機フィラーを含んでいてもよい。図示される例の配線板1においては、樹脂絶縁層11は芯材を含んでいないが、必要に応じてガラス繊維やアラミド繊維などの芯材を含んでもよい。芯材を含むことで配線板1の強度が向上し得る。複数の樹脂絶縁層11は、それぞれ異なる材料で構成されてもよく、全てが同じ材料で形成されてもよい。
導体層12は、銅やニッケルなど、適切な導電性を有する任意の材料を用いて形成され得る。導体層12は、例えば、電解銅めっき膜、もしくは無電解銅めっき膜、又はこれらの組み合わせによって形成され、好ましくは、図示のように、無電解銅めっき膜層121及び電解銅めっき膜層122の2層構造で形成されている。しかし、配線板1を構成する各導体層12の構成は、図1に例示される多層構造に限定されない。例えば、銅箔、無電解銅めっき膜層、及び電解銅めっき膜層の3層構造で構成されてもよい。また、無電解銅めっき膜層、又は電解銅めっき膜層の単層の構造とされてもよい。
ビア導体112は、図1に示されるように、導体層12を構成している無電解銅めっき膜層121及び電解銅めっき膜層122と一体的に形成され得る。図示の例では、ビア導体112は導通用孔112a内を充填するいわゆるフィルドビアであり、導通用孔112a内の底面及び側面を被覆する無電解銅めっき膜と電解銅めっき膜とで構成されている。
被覆絶縁層10は任意の絶縁性の樹脂材料を用いて形成される。被覆絶縁層10は、例えば、感光性のポリイミド樹脂やエポキシ樹脂等を用いて形成される。被覆絶縁層10は、部品搭載パッド12aの縁部と、部品搭載パッド12a上に形成されるバンプ100の基部100aの側面と、複数の部品搭載パッド12aの間に露出する樹脂絶縁層11とを覆っている。被覆絶縁層10はソルダーレジスト層であり得る。
バンプ100は、例えば、銅、又は、ニッケルを用いた無電解めっき膜が部品搭載パッド12a上に施されることによって形成される。配線板1が有するバンプ100の少なくとも1つは、その被覆絶縁層10から突出する突出部100bが、複数の隆起部を有する形状に形成されている。図1の例では、図示されている3つのバンプ100のうち、左右両端の2つのバンプ100は、それぞれ2つの隆起部(第1の隆起部101、及び、第2の隆起部102)を有しており、中央のバンプ100は1つの隆起部から構成されている。
なお、ここで隆起部とは、被覆絶縁層10から突出する突出部100bを構成する、被覆絶縁層10に対して任意の高さを有する1つの盛り上がった部位のことを指す。1つのバンプ100が複数の隆起部を有する場合には、その両側における隆起部の形状が急変する段差部100sが複数の隆起部の境界となる。
図1に示される、3つのバンプ100のうち、左右両端の2つのバンプ100が有する、第1の隆起部101及び第2の隆起部102は、第1の隆起部101が第2の隆起部102よりも、被覆絶縁層10に対する高さが高くなるように形成されている。図1に示されるバンプ100のように、第1の隆起部101と第2の隆起部102との境界の段差部100sは、第1の隆起部101及び第2の隆起部102の高さよりも低い谷部として形成されてよい。この場合、第1の隆起部101と第2の隆起部102とによって、バンプ100の突出部100bは、2つの異なる高さの頂部を有する双峰型をなす。なお、バンプ100と接する部品搭載パッド12aの、第2の隆起部102の形成位置に対応した部分には凹みが形成されてよい。図2には、部品搭載パッド12aに凹みが形成されている配線板1の例が示されている。詳しくは後述されるように、このような凹みがあることによって、第1及び第2の隆起部101、102が形成されやすくなることがある。
バンプ100の、被覆絶縁層10から突出する突出部100bが、複数の異なる高さの隆起部を有していることによって、バンプ100を介して接続される配線板1と外部の電子部品との接続が安定化し得る。配線板1のバンプ100と電子部品の接続用のパッドとの接続部分に加わる応力が効果的に分散されやすくなり接続が安定化すると共に、熱膨張による歪みや反りなどの変形が効果的に抑制され得る。また、同じ電子部品の接続に供される複数のバンプ100が複数の隆起部を有する形状に形成されている場合に、バンプ100毎に形状の異なる隆起部が形成されることで、さらに接続部にかかる応力は分散されやすくなり得る。
特に、効果的な応力分散の観点から、被覆絶縁層10に対する高さが最も高い隆起部の頂部は、配線板1を部品搭載面F側から見た平面におけるバンプ100の中心から逸れた部分に位置することが好ましい。具体的には、図示されるように、双峰型を有するバンプ100の複数の隆起部のうち、第1の隆起部101の頂部は、バンプ100の突出部100bの平面視における中心から逸れた位置に形成されることが好ましい。配線板1と外部の電子部品との接続部に係る応力がより効果的に分散され、信頼性が高く、安定した接続を得ることが可能となる。
図3に示されるように、配線板1が有するバンプ100の全てが第1の隆起部101及び、第2の隆起部102を有していてもよい。なお、図1〜図3において、複数の隆起部を有するバンプ100がその上に形成されている部品搭載パッド12aの直下には、ビア導体112が部品搭載パッド12aと一体的に形成されている。部品搭載パッド12aがビア導体112の直上に形成されていることによって、上述の図2に示されているような部品搭載パッド12aの凹みが形成されやすく、従って、その凹みを有する部品搭載パッド12aの表面形状に対応した、第1の隆起部101及び第2の隆起部102を有するバンプ100が形成されやすくなることがある。しかし、複数の隆起部を有するバンプ100がその上に形成される部品搭載パッド12aは、必ずしもビア導体112上に形成される必要はない。
図1に示される、複数の隆起部を有する左右両端のバンプ100は、第1及び第2の隆起部101、102の間に、第1及び第2の隆起部101、102の樹脂絶縁層11に対する高さよりも低い、谷部である段差部100sを有している。しかし、段差部100sは谷部として形成されず、図3の中央のバンプ100に示されるように、第2の隆起部102の最も高い位置の段差部100sとして形成されてもよい。すなわち、第2の隆起部102は、第1の隆起部101との境界である段差部100sから反対側に向かってなだらかに傾斜する部位として形成されてもよい。
以下に、図1に示される配線板1を製造する方法が、図4A〜4Gを参照しながら説明される。図4A〜4Gにおいては、図1と同様に、配線板の全体は図示されず、バンプ100が形成される部品搭載面F側の部分的な断面のみが図示される。なお、以下の説明においては、配線板1を構成する各要素において、配線板1の部品搭載面Fが形成される側を「上」、「上側」、「外側」、又は単に「外」とも称する。
先ず、例えば、複数の樹脂絶縁層及び導体層が積層される、ビルドアップ方式による一般的な配線板の製造方法により、樹脂絶縁層の積層までが完了した配線板が準備される。図4Aには、ビルドアップ方式により、表面に部品搭載パッド12aが形成される樹脂絶縁層11までの積層が完了した、配線板1pが示されている。
次いで、図4Bに示されるように、配線板1pの最外層の樹脂絶縁層11のビア導体112の形成箇所に対応する位置に、例えば炭酸ガスレーザー、又はYAGレーザーなどのレーザー光の照射によって、樹脂絶縁層11を貫通する導通用孔112aが形成される。導通用孔112aの内側及び樹脂絶縁層11の表面の全体に亘って、無電解めっきによって、例えば無電解銅めっき膜層である金属膜層121が形成される。金属膜層121上には、電解めっき用のめっきレジスト13が形成される。めっきレジスト13は、例えば、感光性のポリヒドロキシエーテル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、又はポリイミド樹脂などを含む樹脂層の形成と、適切な開口パターンを有するマスクを用いた露光及び現像とによって形成される。めっきレジスト13は、配線板1の最外の導体層12が有するべき、部品搭載パッド12aを含む導体パターンに応じた、開口13aを有するように形成される。
さらに、金属膜層121をシード層として用いた電解めっきにより、樹脂絶縁層11の導通用孔112aの内部、及び、めっきレジスト13の開口13aの内部が充填され、ビア導体112、及び、ビア導体112の直上の部品搭載パッド12aが一体的に形成される。この金属膜層121をシード層とする電解めっきの条件(温度、電流密度、めっき時間など)が適切に調整されることにより、部品搭載パッド12aの、その上のバンプ100の第2の隆起部102が形成される予定の位置に対応する部分に凹みが形成され得る。次いで、図4Cに示されるように、めっきレジスト13の除去により、金属膜層121が露出する。
続いて、図4Dに示されるように、露出する金属膜層121がエッチングにより除去され、樹脂絶縁層11が露出する。次いで、図4Eに示されるように、露出した樹脂絶縁層11及び部品搭載パッド12a上に被覆絶縁層10が形成される。被覆絶縁層10は、例えば、感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを含む絶縁性の樹脂で形成される。
次に、図4Fに示されるように、被覆絶縁層10の、バンプ100が形成される位置に対応する開口10aが形成される。例えば、UVレーザー光の照射により、被覆絶縁層10のバンプ100が形成される所望の位置に、被覆絶縁層10を貫通して部品搭載パッド12aの表面を露出させる開口10aが形成される。被覆絶縁層10の開口10aの形成には、フォトリソグラフィが用いられてもよい。図示の例では、開口10aが被覆絶縁層10の上側から部品搭載パッド12aに向かって縮径する形状に形成されているが、開口10aはこの形状に限定されない。被覆絶縁層10の厚さ方向において同径の略円柱状にも形成され得る。
なお、上述の、部品搭載パッド12aの第2の隆起部102が形成される予定の位置に対応する部分の凹みは、開口10aの形成後に、開口10aから露出する部品搭載パッド12aをソフトエッチングすることによっても形成され得る。
続いて、図4Gに示されるように、被覆絶縁層10の開口10aから露出する部品搭載パッド12a上に、無電解めっきによりバンプ100が形成される。バンプ100の形成に用いられる無電解めっきは、例えば、無電解銅めっき、又は、無電解ニッケルめっきであり、無電解めっきによって形成されるめっき層は、開口10aの底面である部品搭載パッド12aの表面から上方に向かって、いわゆるボトムアップで成長する。ボトムアップで成長する無電解めっき層は開口10a内を完全に充填してバンプ100の基部100aを形成する。開口10aの縁部まで達した無電解めっき膜は、開口10aから、被覆絶縁層10に対して垂直方向及び水平方向にはみ出して、被覆絶縁層10から上方向に突出する突出部100bを形成するように成長する。以上の工程でバンプ100の形成が完了する。
部品搭載パッド12a上に形成されるバンプ100の少なくともいずれか1つは、被覆絶縁層10から突出する突出部100bに、複数の隆起部(第1の隆起部101、及び、第2の隆起部102)を有するように形成される。バンプ100の、被覆絶縁層10から突出する部分が有する隆起部の数及び形状は、部品搭載パッド12aのバンプ100と接する表面の形状、及び/又は、開口10a内に配され得るめっき析出用の触媒の付与状態などによって変化し得る。めっき析出用の触媒が開口10a内に付与される場合には、触媒として機能し得る、例えば、パラジウム(Pd)、金(Au)、白金(Pt)、又はルテニウム(Ru)などの触媒金属の触媒層が形成され得る。
部品搭載パッド12aの表面形状、及び、開口10a内部への触媒の付与条件、などの条件が適切に調整されることにより、所望の形状の隆起部を有するバンプ100が形成され得る。特に、上述の工程で部品搭載パッド12aに形成される、第2の隆起部102の形成位置に対応した凹みがあることによって、第2の隆起部102を有するバンプ100が形成されやすくなる。このような、部品搭載パッド12aの凹みは、部品搭載パッド12aがビア導体112の直上に位置することで簡易に形成されることがある。
このような、凹みを有する部品搭載パッド12a上にボトムアップで無電解めっきが施される場合には、無電解めっき膜は部品搭載パッド12aの表面形状を反映して開口10a上部に向かって成長する。そして、開口10aの縁部に部分的に先行して到達する無電解めっき層は、開口10aの外側で先行して成長して1つの隆起部(第1の隆起部101)を形成する。
続いて、部品搭載パッド12aの凹みの形状を反映して開口10aの縁部に到達する部分も、開口10aの外側で拡大し、さらなる隆起部(第2の隆起部102)を形成する。これにより、段差部100sのある突出部100b、すなわち、複数の隆起部を有する突出部100bが形成され得る。
実施形態の配線板1の製造においては、図4Cに示される部品搭載パッド12aの形成後に、金属膜層121が除去されず、レジスト層が金属膜層121及び部品搭載パッド12aを被覆するように形成される工程を経てもよい。この場合、金属膜層121及び部品搭載パッド12aを被覆するレジスト層に、レーザー光の照射などにより開口が形成されて、その開口を充填するように無電解めっきによって、少なくとも1つの、複数の隆起部を有するバンプ100が形成される。
バンプ100の形成後にレジスト層はエッチングにより除去され、次いで、露出する金属膜層121も除去され、これにより露出する樹脂絶縁層11及び部品搭載パッド12a、及びバンプ100の全体を被覆して埋没させるように被覆絶縁層10が形成される。次いで、被覆絶縁層10の厚さ方向における一部分が、例えば、CF4又はCF4+O2によるプラズマエッチングなどのドライプロセス、又は、ブラスト処理により除去されてバンプ100の露出が行われ、バンプ100の突出部100bが被覆絶縁層10から突出する配線板1の形成が完了する。
実施形態の配線板は、各図面に例示される構造や、本明細書において例示された構造や材料を備えるものに限定されない。例えば、部品搭載面Fには、部品搭載パッド12aの他にも異なる導体パターンが含まれ得る。バンプ100が有する隆起部は、第1の隆起部101及び第2の隆起部102の他にも、第3、第4の隆起部を有するように形成されていてもよい。また、実施形態の配線板の製造方法は、各図面を参照して説明された方法に限定されず、その条件や順序などは適宜変更され得る。現に製造される配線板の構造に応じて、一部の工程が省略されてもよく、別の工程が追加されてもよい。
1 配線板
10 被覆絶縁層
11 樹脂絶縁層
12 導体層
12a 部品搭載パッド
121 金属膜層(無電解銅めっき膜層)
122 電解銅めっき膜層
112 ビア導体
112a 導通用孔
100 バンプ
100a 基部
100b 突出部
100s 段差部
101 第1の隆起部
102 第2の隆起部
13 めっきレジスト
10a、13a 開口
F 部品搭載面

Claims (9)

  1. 樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層上に形成された部品搭載パッドと、前記樹脂絶縁層及び前記部品搭載パッドを被覆する被覆絶縁層と、前記部品搭載パッド上に形成され前記被覆絶縁層から突出する1又は2以上のバンプと、を備える配線板であって、
    前記バンプの少なくとも1つは第1の隆起部及び第2の隆起部を有し、前記第1の隆起部の前記被覆絶縁層に対する高さは、前記第2の隆起部の前記被覆絶縁層に対する高さよりも高い。
  2. 請求項1記載の配線板であって、前記バンプは無電解めっき膜で形成されている。
  3. 請求項1記載の配線板であって、前記第1及び第2の隆起部を有する前記バンプが接する前記部品搭載パッドの、前記第2の隆起部に対応する部分には凹みが形成されている。
  4. 請求項1記載の配線板であって、前記第1及び第2の隆起部を有する前記バンプの前記被覆絶縁層から突出する部分は、前記第1の隆起部と前記第2の隆起部との間に谷部を有する双峰形状に形成されている。
  5. 請求項4記載の配線板であって、前記第1の隆起部の頂部は、前記バンプの前記被覆絶縁層から突出する部分の平面視における中心から逸れた位置に形成されている。
  6. 請求項1記載の配線板であって、前記第1及び第2の隆起部を有する前記バンプが接する前記部品搭載パッドの直下には、前記樹脂絶縁層に形成されるビア導体が前記部品搭載パッドと一体的に形成されている。
  7. 請求項6記載の配線板であって、前記第1及び第2の隆起部を有する前記バンプが接する前記部品搭載パッドの、前記第2の隆起部に対応する部分には凹みが形成されている。
  8. 請求項1記載の配線板であって、前記2以上のバンプのうちの複数のバンプが前記第1の隆起部及び前記第2の隆起部を有し、前記複数のバンプの前記被覆絶縁層から突出する部分のそれぞれは、互いに異なる形状を有している。
  9. 請求項1記載の配線板であって、前記1又は2以上のバンプの全てが前記第1及び第2の隆起部を有している。
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