図1は、本実施形態における情報処理装置の一例を示す図である。情報処理装置1は、通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能であり、受付部2、付与部3を含む。情報処理装置1の一例として、後述するサーバ16が挙げられる。端末装置の一例として、後述するユーザ端末12が挙げられる。
受付部2は、端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける。投票券情報は、例えば、1以上の投票内容を含む情報である。投票内容は、投票対象、賭式(単勝、複勝等に対応。)、及び賭け金(投票額、投票価値)の組み合わせを1組以上含むものである。投票対象とは、競技において投票する対象の番号または組番号を示であり、例えば、車番、馬番、組番号等に対応する。受付部2の一例として、後述するユーザ投票券情報取得部34が挙げられる。
付与部3は、競技の結果、投票券情報に的中しなかった投票内容が含まれており、且つ、端末装置において所定の広告が再生された場合、投票に利用可能な価値をユーザに付与する。付与部3の一例として、後述する付与部37が挙げられる。
このように構成することにより、広告効果を高めると共に、投票券が的中しなかった場合でも継続してレースへの投票意欲を維持させることができる。すなわち、投票券が的中しなかった場合、ユーザは損をしており、継続して競技への投票意欲を失う可能性がある。そこで、本実施形態に係る情報処理装置によれば、的中しなかった場合でも、広告を閲覧することにより、レースに利用可能な価値が付与されることで、広告効果を高めると共に、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。ここで付与されるレースに利用可能な価値は、無償コイン(現金で購入していないコイン又はポイント)または現金ポイント(現金に対応するポイント)などである。
付与部3は、投票に利用可能な価値の量を、的中しなかった投票券に対して投票した価値の量よりも、低く設定する。このように構成することにより、無償コインまたは現金ポイントの流通量を調整することができる。
このとき、広告は、ユーザが保有する価値の量が所定量以下である場合に表示されるようにしてもよい。言い換えると、付与部3は、保有している価値が少なくなっており、継続して競技への投票ができなくなっているユーザに対して広告を表示する。このように構成することにより、無償コイン又は現金ポイントの保有量が少なくなっており、継続して競技への投票ができないユーザが、動画広告を見ることにより、無償コイン又は現金ポイントを回復することができ、継続して競技への投票が可能となる。
また、広告が複数ある場合、複数の広告は、端末装置において選択可能に表示されるようにしてもよい。このように構成することにより、ユーザは、自分の見たい広告を選択することができる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象それぞれに対して指定した価値の合計量に基づいて、ユーザに付与する価値を決定してもよい。例えば、投票券情報に3組の投票内容(すなわち、投票対象、賭け式、賭け金の組み合わせが3組)があるとする。3組のうち、第1組目の投票内容が的中し、第2組目と第3組目の投票内容は的中しなかったとする。この場合、付与部3は、的中しなかった第2組目の投票内容において指定した金額と、的中しなかった第3組目の投票内容において指定した金額の合計を算出し、その合計量に基づいてユーザに付与する価値を決定することができる。このように構成することにより、的中しなかった投票の額が大きくても、その額に応じた無償コイン又は現金ポイントを回復することができることで、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。
また、広告は、動画広告であってもよい。この場合、受け付けた投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象それぞれに対して投票した価値の合計量に応じて、再生時間の異なる動画広告が、前記端末装置に表示されるようにしてもよい。
このように構成することにより、ユーザ側においては、投票した額が大きいほど、例えばより長い再生時間を見ることにより、その再生時間に応じた無償コイン又は現金ポイントを得ることができる。再生時間に応じた無償コイン又は現金ポイントをユーザに付与することにより、ユーザの離脱を防ぎ、投票券を購入するユーザ数の減少を防ぐことができる。一方、運営側は、動画広告をユーザに見せることで、広告収入を得ることができ、ユーザに無償コイン又は現金ポイントを付与しても損失を被ることはない。
付与部3は、競技の着順の確定後から所定の期間(例えば、次のレースまでの間、又は、その日が終わるまで)において、投票券情報に的中しなかった投票対象が含まれている場合において、さらに端末装置において所定の広告が再生された場合、投票に利用可能な価値をユーザに付与してもよい。
このように構成することにより、ユーザは、無償コイン又は現金ポイントを得るための広告を見るまでの猶予を与えることができる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象それぞれに対して指定した価値が、投票に対する払戻率に影響を与える第1価値(例えば、現金)である場合、払戻率に影響を与えない第2価値(例えば、無償コイン又は現金ポイント等)を投票に利用可能な価値としてユーザに付与してもよい。
このように構成することにより、投票が的中しなかった場合でも、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等がユーザに付与されるため、継続してレースへの投票が可能になる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象それぞれに対して投票した価値が、投票に対する払戻率に影響を与えない第2価値(例えば、無償コイン又は現金ポイント等)である場合、第2価値を投票に利用可能な価値としてユーザに付与してもよい。
このように構成することにより、投票が的中しなかった場合でも、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等がユーザに付与されるため、継続してレースへの投票が可能になる。
付与部3は、端末装置から、広告の再生中に端末装置への所定の入力操作がなされた旨の通知を受け付けた場合、投票に利用可能な価値をユーザに付与してもよい。このように構成することにより、ユーザが広告を見ないで価値を得ることを回避することができる。
付与部3は、広告の再生時間に応じて、ユーザに付与する価値の量を決定してもよい。このように構成することにより、動画広告の再生時間に応じて、ユーザへ付与するポイントを増やすことができる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象がすべて的中していない場合、または投票対象に対して投票した価値の量よりも払い戻される価値の量が低い場合において、所定の広告が再生されると、前記投票に利用可能な価値をユーザに付与してもよい。
このように構成することにより、投票券がすべて外れた場合や掛金よりも払戻額の方が少ない場合であっても、的中しなかった場合でもレースに利用可能な価値が付与されることで、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。
また、他の実施形態として、受付部2は、端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付けてもよい。この場合、付与部3は、投票内容が指定された後に端末装置において所定の広告が再生された場合、投票券情報の支払いとは異なる特典をユーザに付与してもよい。投票内容が指定された後すなわち投票券が購入された後であれば、レース結果が確定する前であっても、端末装置において所定の広告が再生された場合には、付与部3は投票券情報の支払いとは異なる特典をユーザに付与してもよい。
ここで、所定の広告は、所定の動画広告または所定の静止画広告であってもよい。所定の動画広告または所定の静止画広告は、所定の企業やその企業の商品またはサービスに関する広告であってもよいし、所定のアプリケーションプログラムに関する広告であってもよい。
また、特典は、例えば、商品の購入や飲食物の提供等のサービスの提供の際の対価として支払い可能なクーポン券、商品券、観劇等の所定の会場に入場するためのチケット、投票に利用可能な価値等であってもよい。投票に利用可能な価値とは、投票に利用可能な無償コインまたは有償ポイントであってもよい。
このように構成することにより、所定情報の周知効果を高めると共に、レースへの投票意欲の減退を抑制させることができる。すなわち、投票券が購入された場合において端末装置で広告が再生された場合にはユーザは特典を得ることができるので、ユーザはより一層広告を見る意欲が向上すると共に、レースへの投票意欲の減退を抑制することができる。
また、別の実施形態として、受付部2は、端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付けてもよい。この場合、付与部3は、投票内容が指定された後に、ユーザが所定の情報を公開(例えばSNSに投稿)する操作を、ユーザから受け付けた場合、投票券情報の払い戻しとは異なる特典をユーザに付与してもよい。所定の情報とは、例えば、購入した投票券情報であってもよいし、所定のアプリケーションプログラムの宣伝であってもよいし、所定のアプリケーションプログラムの実行により展開される仮想空間への招待情報であってもよい。
このように構成することにより、投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。すなわち、投票券が購入された場合において端末装置で所定の情報を公開する操作がされた場合にはユーザは特典を得ることができるので、ユーザはより一層所定の情報を公開する意欲が向上する。さらに、公開された所定情報が他人によりシェアされた場合にはさらに別の人の目に触れ、これが連鎖的に繰り返され、所定情報が拡散するという拡散効果も期待することができる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に的中した投票対象が存在しない場合(すなわち的中した投票券がない場合)に受け付けた投票券情報に対応するユーザから所定の情報を公開する操作を受け付けた場合、受け付けた投票券情報に的中した投票対象が存在する場合(すなわち的中した投票券がある場合)に受け付けた投票券情報に対応するユーザから所定の情報を公開する操作を受け付けた場合よりも、より多くまたはより高い価値の特典を付与してもよい。
より多くの特典とは、例えば、特典がポイントである場合にはより多いポイント値を表し、特典がクーポン券や商品券である場合にはより額面が高い額を表す。また、より高い価値の特典とは、例えば特典がコンサートのチケットである場合にはより金額の高い席(S席)のチケットを表す。
このように構成することにより、的中したユーザに比べて、的中しなかったユーザにインセンティブを多く提供することにより、ユーザの投稿意欲の減退を抑制することができる。
付与部3は、ユーザが保有する価値(例えば、無償コイン又は現金ポイント)の量が所定量以下である場合に、所定の情報の公開する操作する画面を表示してもよい。すなわち、付与部3は、ユーザが保有する価値の量が所定量以下か否かで、所定の情報の公開する操作を可能にするか否かを制御する。付与部3は、公開する操作を受け付けた場合に、特典として投票に利用可能な価値を付与してもよい。所定の情報とは、例えば、購入した投票券情報であってもよいし、所定のアプリケーションプログラムの宣伝であってもよいし、所定のアプリケーションプログラムの実行により展開される仮想空間への招待情報であってもよい。
このように構成することにより、無償コイン又は現金ポイントの保有量が少なくなっており、継続して競技への投票ができないユーザが、広告やアプリケーションプログラムの宣伝、またはアンケートの宣伝をSNSに投稿することにより、特典を付与することができ、投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象に対して指定した価値に基づいて、ユーザに付与する前記特典を決定してもよい。このように構成することにより、的中しなかった投票の額が大きくても、その額に応じた特典を付与することができることで、レースへの投票意欲の減退を抑制させることができる。
付与部3は、所定の情報が他ユーザに共有された数に応じて、ユーザに付与する特典を決定してもよい。このように構成することにより、ユーザにより投稿された所定の情報をシェアした人数の増加に応じて特典も決定されるので、他人にシェアしてもらえるように、ユーザがより投稿して所定情報を拡散しようというモチベーションが向上する。また、他人へのシェアが連鎖的に繰り返されることにより、SNS上のユーザの間で所定の情報が拡散されるという拡散効果も期待することができる。
付与部3は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象がすべて的中していない場合、または投票対象に対して投票した価値の量よりも払い戻される価値の量が低い場合において、ユーザが所定の情報を公開する操作を受け付けると、特典をユーザに付与してもよい。
このように構成することにより、投票券がすべて外れた場合や掛金よりも払戻額の方が少ない場合であっても、的中しなかった場合でも特典が付与されることで、レースへの投票意欲の減退を抑制することができる。
図2は、本実施形態における投票券購入システムのネットワーク構成の一例を示す図である。投票券購入システム11は、1以上のユーザ端末12、1以上の広告主端末15、サーバ16、及び通信ネットワーク17を含む。1以上のユーザ端末12、1以上の広告主端末15、及びサーバ16は、通信ネットワーク17を介して、相互に通信可能に接続されている。
ユーザ端末12は、例えばユーザが携帯するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の通信ネットワーク17に接続可能な通信機能を有する携帯電子端末装置である。ユーザ端末12は、操作表示部13、音が入力されるマイクロフォン、音を出力するスピーカ等を有する。操作表示部13は、画面14への入力操作が可能であるとともに、画面14に画像を表示するデバイスであり、例えばタッチパネルディスプレイである。なお、ユーザ端末12は、いわゆるパーソナルコンピュータであってもよい。
ユーザ端末12は、インターネット上のアプリケーションプログラムのダウンロードサイトから所定のアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストールすることができる。これにより、ユーザは、ユーザ端末12の操作表示部13に入力操作を行うことにより、そのアプリケーションプログラムを操作することができる。本実施形態では、一例として、競馬、競艇、競輪等の公営競技(以下、「競技」と記述する場合もある。)における投票券を購入等可能で、かつ、配信者による着順予想を閲覧可能な専用のアプリケーションソフトウエア(以下「専用アプリケーションソフトウエア」という。)がユーザ端末12にインストールされるものとする。
ユーザは、この専用アプリケーションソフトウエアをユーザ端末12で起動させることによって、ユーザ端末12をサーバ16へアクセスさせることができる。ユーザ端末12がサーバ16にアクセスする場合には、例えば、予め登録されているユーザIDの入力が求められてもよい。
ユーザ端末12にインストールされた専用アプリケーションソフトウエアが起動すると、ユーザ端末12の画面14には、後述するグラフィカルユーザインターフェース(GUI)画面が表示される。GUI画像には、配信者による競技の着順予想に関する動画コンテンツ及び投票券情報等が表示される。ユーザは、GUI画像に表示される動画コンテンツ等を参考にして、競技の着順予想を行い、所定の入力を行うことによって、ユーザ端末12を介して投票券の購入を行うことができる。
そして、ユーザは、購入した投票券がレース結果に対して的中した場合に、配当倍率(「オッズ」ともいう。)に基づいた配当を受け取る。なお、投票券の購入は有償でも無償でも購入することができる。例えば、投票対象のオッズは、投票対象への第1価値(有償)の投票額(購入金額)に基づいて算出されることとしてよい。投票券の購入が有償の場合には、配当は一例として金銭で行われる。このため、ユーザIDには、決済を行うための、例えばユーザのクレジットカードの番号や銀行口座の番号等が関連付けられる。また、投票券の購入が無償の場合には、当該投票券購入システム11内で利用できる第2価値(例えば、無償のポイントや現金ポイントである。以下、単に「ポイント」と記す場合もある。)を用いて購入することができる。
広告主端末15は、例えば広告主または広告主より広告制作の業務委託を受けた者(以下、「広告主等」という。)が使用するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の通信ネットワーク17に接続可能な通信機能を有する電信端末装置である。本実施形態では、広告主端末15は、一例として、パーソナルコンピュータであってもよい。
広告主等は、広告主端末15を用いてサーバ16にアクセスし、ユーザ端末12に対して配信する動画広告のデータ及びそれに関する管理情報(例えば、閲覧回数、課金方法等)をサーバ16に登録する。
サーバ16は、ユーザ端末12にインストールされた専用アプリケーションプログラムに関する管理を行う情報処理装置である。例えば、サーバ16は、広告主端末15より提供された動画広告をユーザ端末12に対して配信(例えばストリーミング配信)することができる。
また、サーバ16は、ユーザ端末12からの投票券の購入指示に基づいて、投票券購入のための決済処理等を行うことができる。また、サーバ16は、競技の着順の確定後、購入した投票券が的中したユーザに対して、的中した投票対象と賭金とオッズに基づいて配当金(払戻金)を配当する配当処理を行う。さらに、サーバ16は、競技の着順の確定後、購入した投票券が的中しなかったユーザ等に対して動画広告を提供し、動画広告を閲覧した場合には、次のレースへの投票に利用できる価値をユーザに付与する処理を行う。
サーバ16は、1台以上の物理的な情報処理装置により構成されるサーバシステムであってもよいし、1台以上の仮想サーバ装置により構成される仮想サーバシステムであってもよい。なお、動画広告の配信は、サーバ16とは異なる動作配信サーバ等を介して行ってもよい。
図3は、本実施形態における投票券購入システム11の機能ブロックの一例を示す図である。以下では、ユーザ端末12、サーバ16のそれぞれが有する機能について説明する。
ユーザ端末12は、操作表示部13、通信部21、制御部22、記憶部25を含む。通信部21は、通信ネットワーク17に接続された機器との通信を可能にするインターフェースである。ここでは、通信部21は、通信ネットワーク17を介して、サーバ16と通信を行う。
操作表示部13は、ユーザの入力操作により入力が可能であると共に、表示も可能なタッチパネルディスプレイである。なお、本実施形態では、一例として、タッチパネルディスプレイを用いるが、これに限定されず、入力部と表示部とがそれぞれ独立していてもよい。
制御部22は、ユーザ端末12全体の動作を制御する。制御部22は、本実施形態に係るアプリケーションプログラムを実行することにより、表示制御部23、購入要求部24として機能する。
表示制御部23は、記憶部25に格納されている専用アプリケーションプログラムのユーザインターフェース(UI)データ26に基づいて、画面14の表示状態を制御する。また、表示制御部23は、サーバ16からの指示に基づいて、専用アプリケーションプログラムを介して、画面14の表示状態を制御する。これにより、表示制御部23は、サーバ16より提供されたレースの投票対象となる番号または組番号及びオッズを画面14に表示する。ユーザは、画面14を参照しながら、レースの着順を予想し、操作表示部13を操作して、予想に応じた投票券を指定する。
購入要求部24は、操作表示部13からの指示に応じて、投票券を購入するための購入要求を、サーバ16へ送信する。購入要求部24は、その購入要求に対して決済処理を行ったサーバ16から、購入完了通知を受信する。
記憶部25は、インストールされたプログラム(本実施形態に係る専用アプリケーションプログラムを含む。)や各種データ等を格納する。記憶部25は、本実施形態では、一例として、UIデータ27等を格納する。ここで、データにはステータス情報や文字データだけでなく、グラフィカルデータも含む。
サーバ16は、通信部31、制御部32、記憶部41を含む。通信部31は、通信ネットワーク17に接続された機器との通信を可能にするインターフェースである。通信部31は、通信ネットワーク17を介して、ユーザ端末12、広告主端末15と通信を行う。
制御部32は、サーバ16全体の動作を制御する。それと共に、制御部32は、ユーザ端末12または広告主端末15からの要求に応じて処理を実行し、実行結果をユーザ端末12または広告主端末15に返す等の制御を行う。制御部32は、本実施形態に係るアプリケーションプログラムを実行することにより、広告登録部33、ユーザ投票券情報取得部34、決済処理部35、広告配信制御部36、付与部37として機能する。
広告登録部33は、広告主端末15から登録依頼に応じて、動画広告データを受け付ける。広告登録部33は、動画広告データを記憶部41に登録し、動画広告データを管理する情報を広告管理データベース42に登録する。
ユーザ投票券情報取得部34は、ユーザ端末12からの投票券購入要求に応じて、ユーザにより指定された投票券情報を取得する。投票券情報は、ユーザ端末12における1回の購入操作で購入された投票券に関する情報であり、投票対象としての番号または組番号と、それに対して賭けた金額(またはポイント)との組み合わせを1組以上含む。投票対象としての番号とは、例えば、賭け式として、単勝、複勝等を選択した場合に一着または1〜3着までになる投票対象を特定する番号である。投票対象としての組番号とは、例えば、賭け式として、3連単(車番3連勝単式)、3連複(車番3連勝複式)、2車単(車番2連勝単式)、2連複(車番2連勝複式)、2枠単(枠番2連勝単式)、2枠複(枠番2連勝複式)、ワイド(拡大2連勝複式)等を選択した場合にその投票対象を特定する番号の組み合わせである。
決済処理部35は、ユーザ投票券情報取得部34により取得されたユーザの投票券情報に基づいて、投票券を購入するための決済処理を行う。決済処理は、予め登録しているクレジットカード、口座番号等に基づいて、行われる。
広告配信制御部36は、購入した投票券に的中しなかった投票対象(競技において投票する対象の番号または組番号)が含まれている場合、その的中しなかったユーザのユーザ端末12に対して、動画広告を閲覧可能に提供する。広告配信制御部36は、提供した動画広告の配信状況(再生開始、再生中、中断、再生終了等)を監視し、再生が開始された場合、動画広告の再生時間を計測する。
付与部37は、広告配信制御部36により提供された動画広告を閲覧したユーザに対して、所定の量のポイントを付与する。ここで、付与部37は、付与するポイントの値を、的中しなかった投票券に対して投票した金額またはポイントの値よりも、低く設定するようにしてもよい。これにより無償コイン又は現金ポイントの流通量を調整することができる。また、付与部37は、ポイントを付加したユーザのユーザ端末12にポイント付与が完了した旨を通知する。
記憶部41は、広告管理データベース42、ユーザ情報管理データベース43、ユーザ投票券情報データベース44を格納する。なお、以下では、データベースを「DB」と称する。
広告管理DB42は、広告主端末15により登録された動画広告データを管理するデータベースである。ユーザ情報管理DB43は、ユーザに関する情報を管理するデータベースである。ユーザ投票券情報DB44は、ユーザが購入した投票券情報を管理するデータベースである。
図4は、本実施形態におけるサーバ16により管理されるデータベースのデータ構造例を示す図である。
広告管理DB42は、「広告ID」、「広告主」、「格納場所」、「最大再生時間」のデータ項目を含む。以下では、広告管理DB42の各レコードを広告情報と称する場合がある。項目「広告ID」には、動画広告を特定する情報(広告ID)が格納される。項目「広告主」には、広告主を特定する情報が格納される。項目「格納場所」には、動画広告データの格納場所を示すアドレスが格納される。項目「最大再生時間」には、動画広告を最後まで再生した場合の再生時間が格納される。
ユーザ情報管理DB43は、「ユーザID」、「ユーザ名」、「メールアドレス」、「保有金額」、「保有ポイント」のデータ項目を含む。項目「ユーザID」には、ユーザを特定する情報(ユーザID)が格納される。項目「ユーザ名」には、ユーザの名前が格納される。項目「保有金額」には、投票券購入システム11において、現在ユーザが使用可能な金額が格納される。項目「保有ポイント」には、投票券購入システム11において、現在ユーザが使用可能なポイントが格納される。
ユーザ投票券情報DB44は、「ユーザID」、「レースID」、「投票券ID」、「賭け式」、「投票対象」、「購入金額」、「購入ポイント」のデータ項目を含む。項目「ユーザID」には、ユーザを特定する情報(ユーザID)が格納される。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「投票券ID」には、ユーザによる1回の購入操作で購入された投票券を特定する情報(投票券ID)が格納される。項目「賭け式」には、賭け式の種類を特定する情報(単勝、複勝、3連単(車番3連勝単式)、3連複(車番3連勝複式)、2車単(車番2連勝単式)、2連複(車番2連勝複式)、2枠単(枠番2連勝単式)、2枠複(枠番2連勝複式)、ワイド(拡大2連勝複式)等)が格納される。項目「投票対象」には、レースIDで特定される競技(レース)における1着の番号または1着から所定の順位までの着順の組番号が格納される。項目「購入金額」には、投票券情報に対応する賭金(有償の場合に用いられる項目であり、通貨が賭金となる)が格納される。項目「購入ポイント」には、投票券情報に対応する賭金(無償の場合に用いられる項目であり、ポイントが賭金となる)が格納される。
次に、ユーザ端末12においてインストールされた専用アプリケーションプログラムのユーザインターフェースについて、図5、図6、図7を用いて説明する。ユーザ端末12において、専用アプリケーションプログラムを起動させると、画面14にはその時点において投票券を購入可能なレースを選択する画面が表示される。ユーザは、操作表示部13を操作して対象となるレースを選択し、さらに投票対象及び掛金(または掛けポイント)を指定すると、図5の画面が表示される。
図5は、本実施形態における投票券購入画面例を示す図である。投票券購入画面51は、ユーザ名表示欄52、保有ポイント表示欄53、保有ポイント追加指定欄54、保有金額表示欄55、保有金追加指定欄56、購入対象投票券表示欄57、購入実行ボタン63を含む。
ユーザ名表示欄52には、専用アプリケーションプログラムを介して投票券購入システム11にログインしているユーザ名が表示される。保有ポイント表示欄53には、現在、投票券購入システム11においてそのユーザが保有しているポイントが表示される。保有ポイント追加指定欄54をタップすると、投票券を無償で購入するために投票券購入システム11内だけで使用するポイント(チャージ)を追加することができる。保有金額表示欄55には、現在、投票券購入システム11においてそのユーザが保有している金額が表示される。保有金追加指定欄56をタップすると、投票券を有償で購入するための金額を投票券購入システム11に追加(チャージ)することができる。なお、投票券購入システム11では、このチャージした金額内またはポイント内にて投票券を購入することができる。
購入対象投票券表示欄57は、1回の購入操作で購入する対象の投票券に関する情報を表示する。購入対象投票券表示欄57は、予想投票券一覧57a、賭金/賭ポイント合計表示欄61を含む。
予想投票券一覧57aは、投票組番号表示欄58、オッズ表示欄59、賭金/賭ポイント表示欄60、賭金/賭ポイント増減設定ボタン62を含む。投票組番号表示欄58は、投票する番号または組番号を表示する欄である。図5の例では、予想投票券一覧57aには、「1着1番、2着4番」の組番号、「1着3番、2着8番」の組番号、「1着5番、2着2番」の組番号、「1着8番、2着5番、3着2番」の組番号の4つの組番号が表示されている。
オッズ表示欄59には、投票組番号表示欄58に表示されている番号または組番号に対応するオッズが表示される。賭金/賭ポイント表示欄60には、各番号または各組番号に対しての賭金または賭けポイントが表示される。賭金/賭ポイント増減設定ボタン62において、「+」ボタンをタップすると、対応する組番号に設定する賭金または賭ポイントを増額することができる。「−」ボタンをタップすると、対応する組番号に設定する賭金または賭ポイントを減額することができる。賭金/賭ポイント合計表示欄61には、予想投票券一覧57a中の賭金/賭ポイント表示欄60の合計が表示される。
購入実行ボタン63を押下すると、購入対象投票券表示欄57の内容についての投票券を購入することができる。
図6は、本実施形態における所定の条件においてポイントが付与される旨を通知するメッセージの一例を示す図である。ユーザが図5を用いて投票券を購入してレースが行われて着順が確定した後、購入した投票券に的中しなかった投票対象が含まれているとする。この場合、画面14には、所定の動画広告を閲覧した場合には、レースにおいて投票に使用することができるポイントが付与される旨を知らせるメッセージ71が表示される。
メッセージ71は、動画広告一覧72、「閉じる」ボタン75を含む。「閉じる」ボタン75がタップされると、メッセージ71が閉じる。
動画広告一覧72は、閲覧可能な1以上の動画広告73の一覧であり、スクロールバー74を操作して、スクロールすることが可能である。図6では、動画広告73a,73b,73c,・・・が表示されている。動画広告73a,73b,73c,・・・には、それぞれ配信元のアドレス(リンク先)が設定されている。ユーザは、動画広告一覧72に表示された動画広告73から、いずれかの動画広告をタップすると、動画広告のリンク先に基づいて、リンク先から動画広告の配信が行われる。すると、ユーザ端末12において、その動画広告が再生されて、ユーザはその動画広告を視聴することができる。
ここで、動画広告73は、例えば、インバナー動画広告であってもよいし、インリード動画広告であってもよく、その種類に限定されない。インバナー動画広告とは、従来のバナー枠に配信されるタイプの動画広告である。インリード動画広告とは、ユーザがWebページをスクロールして動画広告が画面に表示されたら動画が再生されるという仕様の動画広告である。また、動画広告の仕様によっては、インストリーム動画広告であってもよい。インストリーム動画広告とは、動画サイトなどにある動画再生画面に流れる動画広告である。
図7は、本実施形態におけるポイント付与が完了した旨を知らせるメッセージの一例を示す図である。図6において、ユーザが動画広告一覧72に表示された動画広告73から、いずれかの動画広告をタップして選択し、その動画広告を再生して視聴したとする。この場合、そのユーザには、レースにおいて投票に使用することができるポイントが付与され、そのポイントが付与された旨を知らせるメッセージ81が表示される。「閉じる」ボタン82がタップされると、メッセージ81が閉じる。
図8は、本実施形態におけるユーザ端末12とサーバ16との間のシーケンス図である。ユーザは、ユーザ端末12を操作して、インストールされている専用アプリケーションプログラムを起動させる(S1)。すると、専用アプリケーションプログラムが起動したユーザ端末12は、サーバ16にレース情報を要求する(S2)。
サーバ16は、これから開始されるレース情報(レース名、レース内容、投票対象、オッズ等)をユーザ端末12へ送信する(S3)。
ユーザ端末12は、サーバ16からレース情報を受信すると、そのレース情報を画面14に表示する(S4)。ユーザは、操作表示部13を操作して、投票券を購入したいレースを選択し、その選択したレースの投票券(投票対象及び賭け金(または賭けポイント))を指定する。すると、図5の投票券購入画面51が表示される。
投票券購入画面51において、ユーザは、購入する投票券が確定すると、購入実行ボタン63をタップする(S5)。すると、ユーザ端末12は、図5の内容に基づいて、ユーザ投票券情報(ユーザID、レースID、賭け式、投票対象(番号または組番号)、購入金額(または購入ポイント)を含む。)を含む購入要求をサーバ16へ送信する(S6)。
サーバ16(ユーザ投票券情報取得部34)は、その購入要求を取得する。サーバ16(ユーザ投票券情報取得部34)は、取得した購入要求からユーザ投票券情報を取得して、投票券IDを割り当て、ユーザ投票券情報の内容をユーザ投票券情報DB44に登録する。
サーバ16(決済処理部35)は、その購入要求に基づいて、投票券の購入に関する決済処理を行う(S7)。決済処理が完了した場合、サーバ16は、決済内容に基づいてユーザ情報管理DB43の内容を更新すると共に、決済処理の完了をユーザ端末12に通知する(S8)。
サーバ16は、そのレースの投票時間が締め切られて、レース後、着順が確定すると、的中した投票対象を含む投票券情報について配当処理を行う。
一方、サーバ16(広告配信制御部36)は、的中しなかった投票対象を含む投票券情報について広告表示処理を行う(S9)。広告表示処理は、ユーザ端末12において動画広告を閲覧可能に表示する制御処理を行う。また、サーバ16(広告配信制御部36)は、図6で示したメッセージ71を表示させるための広告表示確認通知をユーザ端末12に送信する(S10)。広告表示確認通知は、1以上の動画広告の配信元のアドレス(リンク先情報)を含む。
ユーザ端末12は、広告表示確認通知を取得すると、表示制御部23により、画面14には、例えば図6で示すメッセージ71が表示される(S11)。メッセージ71の動画広告一覧72には、リンク先情報に基づいて、1以上の動画広告73が閲覧可能に表示されている。
それから、ユーザは、たとえば、図6におけるメッセージ71の動画広告一覧72から、いずれかの動画広告73をタップする。するとユーザ端末12は、サーバ16に対して、広告閲覧要求を行う(S12)。
サーバ16(広告配信制御部36)は、要求元のユーザ端末12に対して、その広告閲覧要求に対する動画広告の配信を開始する(S13、S14)。ユーザ端末12の画面14には、配信された動画広告が表示される(S15)。
サーバ16(付与部37)は、動画広告の配信が終了すると(S16)、投票対象が的中しなかったユーザに対してポイントを付与するためにポイント付与処理(S17)を行う。サーバ16(付与部37)は、ポイント付与処理により、ユーザ情報管理DB43の項目「保有ポイント」の更新が完了した場合、対象ユーザに対してポイントの付与が完了した旨を通知する(S18)。ユーザ端末12の画面14には、その通知に基づいて、図7のポイント付与が完了した旨を知らせるメッセージ81が表示される(S19)。
次に、サーバによる広告表示処理(S9)、動画広告配信処理(S13,S16)、及びポイント付加処理(S17)に関する処理の実施例のバリエーションについて説明する。
図9は、本実施形態(実施例1)におけるサーバ側の処理に関するフローチャートである。広告配信制御部36は、レースの着順が確定した旨の通知を取得すると(S21)、ユーザ投票券情報DB44から、今回のレースについて的中しなかった投票対象を含むユーザ投票券情報を抽出する(S22)。広告配信制御部36は、ユーザ情報管理DB43から、抽出したユーザ投票券情報に対応する各ユーザを特定する(S23)。以下のS24以降の処理は、特定したユーザ毎に並列して実行される。
広告配信制御部36は、広告管理DB42から1以上の広告情報(広告ID、広告主、格納場所、最大再生時間)を取得する(S24)。広告配信制御部36は、広告表示確認通知を、ユーザ端末12に送信する(S25)。広告表示確認通知は、S24で取得した広告IDに対応する動画広告の格納場所(リンク先情報)を含む。ユーザ端末12側では、広告表示確認通知を取得すると、画面14にメッセージ71が表示される(図6)。
広告配信制御部36は、ユーザ端末12から広告表示確認通知に対する応答があるまで待ち状態となる(S26でNO)。ユーザ端末12から広告表示確認通知に対する応答があった場合、広告配信制御部36は、動画広告の配信要求か否かを判定する(S27)。動画広告の配信要求は、ユーザID、リンク先情報を含む。応答内容が動画広告の配信要求でない場合(S27でNO)、当該ユーザに関する本フローは終了する。
応答内容が動画広告の配信要求の場合(S27でYES)、広告配信制御部36は、ユーザ端末12に、リンク先情報に基づいて、動画広告の配信を行う(S28)。動画広告の再生が中断されるか、所定時間(または最後まで)再生されるまで、広告配信制御部36は、動画の配信を継続する(S29でNO,S30でNO)。
広告配信制御部36は、動画広告が所定時間(または最後まで)再生されたかを判定する(S29)。動画広告の再生が中断された場合(S29でNO,S30でYES)、当該ユーザに関する本フローは終了する。
広告配信制御部36により動画広告が所定時間(または最後まで)再生されたと判定された場合(S29でYES)、付与部37は、ユーザIDに基づいてユーザ情報管理DB43の保有ポイントを更新し、ユーザに所定のポイントを付与する(S31)。付与するポイントの値は、予め決められていてもよいし、その都度決定するようにしてもよい。
その後、付与部37は、ユーザ端末12にポイントの付与が完了した旨を通知する(S32)。すると、ユーザ端末12側では、画面14にメッセージ81が表示される(図7)。
なお、上記では、レースの着順が確定した旨の通知を取得すると(S21)、S22以降の処理が実行される。このとき、S22以降の処理を行うタイミングは、S21終了後、即時であってもよいし、所定のタイミングであってもよい。所定のタイミングとは、例えば、次のレースの投票の締め切りまでの間やその日が終わるまであってもよい。
図10は、本実施形態(実施例2)におけるサーバ側の処理に関するフローチャートである。図10のフローは、図9のフローにS41,S42の処理を追加したものである。以下では、S21〜S23の処理の説明については、図9と同様なので、その説明を省略し、特定したユーザ毎に並列して実行される処理(S41、S42、S24−S32)について説明する。
広告配信制御部36は、ユーザ情報管理DB43から、ユーザの保有ポイントを取得する(S41)。広告配信制御部36は、取得したユーザの保有ポイントが所定量以下か否かを判定する(S42)。広告配信制御部36は、取得したユーザの保有ポイントが所定量以下の場合(S42でNO)、当該ユーザに関する本フローを終了する。
広告配信制御部36は、取得したユーザの保有ポイントが所定量を超える場合、広告管理DB42から1以上の広告情報(広告ID,広告主、格納場所、最大再生時間)を取得する(S24)。広告配信制御部36は、広告表示確認通知を、ユーザ端末12に送信する(S25)。広告表示確認通知は、S24で取得した広告IDに対応する動画広告の格納場所(リンク先情報)を含む。ユーザ端末12側では、広告表示確認通知を取得すると、画面14にメッセージ71が表示される(図6)。
広告配信制御部36は、ユーザ端末12から広告表示確認通知に対する応答があるまで待ち状態となる(S26でNO)。ユーザ端末12から広告表示確認通知に対する応答があった場合、広告配信制御部36は、その応答内容が動画広告の配信要求か否かを判定する(S27)。動画広告の配信要求は、ユーザID、リンク先情報を含む。応答内容が動画広告の配信要求でない場合(S27でNO)、当該ユーザに関する本フローは終了する。
応答内容が動画広告の配信要求の場合(S27でYES)、広告配信制御部36は、ユーザ端末12に、リンク先情報に基づいて、動画広告の配信を行う(S28)。動画広告の再生が中断されるか、所定時間(または最後まで)再生されるまで、広告配信制御部36は、動画の配信を継続する(S29でNO,S30でNO)。
広告配信制御部36は、動画広告が所定時間(または最後まで)再生されたかを判定する(S29)。動画広告の再生が中断された場合(S29でNO,S30でYES)、当該ユーザに関する本フローは終了する。
広告配信制御部36により動画広告が所定時間(または最後まで)再生されたと判定された場合(S29でYES)、付与部37は、ユーザIDに基づいてユーザ情報管理DB43の保有ポイントを更新し、ユーザに所定のポイントを付与する(S31)。付与するポイントの値は、予め決められていてもよいし、その都度決定するようにしてもよい。
その後、付与部37は、ユーザ端末12にポイントの付与が完了した旨を通知する(S32)。すると、ユーザ端末12側では、画面14にメッセージ81が表示される(図7)。
実施例2によれば、ユーザが保有する価値の量が所定量以下である場合に、動画広告を表示させることができる。これにより、無償コイン又は現金ポイントの保有量が少ない場合に、動画広告を見ることにより、減少した無償コイン又は現金ポイントを回復することができる。
図11は、本実施形態(実施例3)におけるサーバ側の処理に関するフローチャートである。図11のフローは、図9のフローにS51,S52の処理を追加し、S24、S31の処理を調整したものである。以下では、S21〜S23の処理の説明については、図9と同様なので、その説明を省略し、特定したユーザ毎に並列して実行される処理(S11、S52、S24−S32)について説明する。
付与部37は、ユーザ投票券情報DB44から、特定したいずれかのユーザについてのユーザIDに基づいて、投票券ID毎に、的中しなかった投票対象に対して指定した額(購入金額または購入ポイント)を取得し、その額の合計量(購入金額の合計量または購入ポイントの合計量)を算出する(S51)。
付与部37は、算出した合計量に応じて、付与するポイントを決定する(S52)。このとき、例えば、合計量が多いほど、すなわち、損失額または損失ポイント数が多いほど、付与するポイント数を多くしてもよい。
広告配信制御部36は、算出した合計量に基づいて、広告管理DB42から1以上の広告情報(広告ID,広告主、格納場所、最大再生時間)を取得する(S24a)。例えば、広告配信制御部36は、算出した合計量が多いほど、より長い最大再生時間の動画広告の広告情報を取得するようにしてもよい。例えば、広告配信制御部36は、合計値がm未満の場合、最大再生時間がT1未満の動画広告の広告情報を取得し、合計値がm以上n未満の場合、最大再生時間がT1以上T2未満の動画広告の広告情報を取得し、合計値がn以上の場合、最大再生時間がT2以上の動画広告の広告情報を取得してもよい。このとき、m:整数、n:整数でm<nである。また、T1:整数、T2整数でT1<T2である。
広告配信制御部36は、広告配信制御部36は、広告表示確認通知を、ユーザ端末12に送信する(S25)。広告表示確認通知は、S24aで取得した広告IDに対応する動画広告の格納場所(リンク先情報)を含む。ユーザ端末12側では、広告表示確認通知を取得すると、画面14にメッセージ71が表示される(図6)。
広告配信制御部36は、ユーザ端末12から広告表示確認通知に対する応答があるまで待ち状態となる(S26でNO)。ユーザ端末12から広告表示確認通知に対する応答があった場合、広告配信制御部36は、その応答内容が動画広告の配信要求か否かを判定する(S27)。動画広告の配信要求は、ユーザID、リンク先情報を含む。応答内容が動画広告の配信要求でない場合(S27でNO)、当該ユーザに関する本フローは終了する。
応答内容が動画広告の配信要求の場合(S27でYES)、広告配信制御部36は、ユーザ端末12に、リンク先情報に基づいて、動画広告の配信を行う(S28)。動画広告の再生が中断されるか、所定時間(または最後まで)再生されるまで、広告配信制御部36は、動画の配信を継続する(S29でNO,S30でNO)。
広告配信制御部36は、動画広告が所定時間(または最後まで)再生されたかを判定する(S29)。動画広告の再生が中断された場合(S29でNO,S30でYES)、当該ユーザに関する本フローは終了する。
広告配信制御部36により動画広告が所定時間(または最後まで)再生されたと判定された場合(S29でYES)、付与部37は、ユーザIDに基づいてユーザ情報管理DB43の保有ポイントを更新し、ユーザに対して、S52で決定したポイントを付与する(S31a)。
その後、付与部37は、ユーザ端末12にポイントの付与が完了した旨を通知する(S32)。すると、ユーザ端末12側では、画面14にメッセージ81が表示される(図7)。
実施例3によれば、購入した投票券の投票対象のうち、的中しなかった投票対象それぞれに対して指定した金額またはポイントの合計量に基づいて、ユーザに付与するポイントを決定することができる。これにより、的中しなかった投票の額が大きくても、その額に応じた無償コイン又は現金ポイントを回復することができることで、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。
また、ユーザ側は、損失額が大きいほど、より長い再生時間の動画広告を見ることにより、その再生時間に応じたポイントを得ることができる。一方で、運営側は、ユーザが得ることができるポイントに応じた動画広告をユーザに見せることで、ユーザの投票するレースからの離脱を防ぎ、投票券を購入するユーザ数の減少を防ぐことができる。
図12は、本実施形態(実施例4)におけるサーバ側の処理に関するフローチャートである。図12のフローは、図9のフローのS29〜31を、S61、S62,S31aに置き換えたものである。以下では、S21〜S26の処理の説明については、図9と同様なので、その説明を省略し、S27以降の処理について説明する。
応答内容が動画広告の配信要求の場合(S27でYES)、広告配信制御部36は、ユーザ端末12に、リンク先情報に基づいて、動画広告の配信を行う。このとき、広告配信制御部36は、動画広告の再生時間の計測を開始する(S28a)。動画広告の再生が中断または終了するまで、広告配信制御部36は、動画の配信を継続する(S61でNO)。
動画広告の再生が中断または終了した場合(S61でYES)、付与部37は、動画広告の再生時間に応じて、ポイントを決定する(S62)。例えば、動画の再生時間が長いほど、より多くのポイントを付与するようにしてもよい。
付与部37は、ユーザIDに基づいてユーザ情報管理DB43の保有ポイントを更新し、ユーザに対して、S62で決定したポイントを付与する(S31a)。
その後、付与部37は、ユーザ端末12にポイントの付与が完了した旨を通知する(S32)。すると、ユーザ端末12側では、画面14にメッセージ81が表示される(図7)。
実施例4によれば、付与部37は、広告の再生時間に応じて、ユーザに付与するポイントを決定することができる。これにより、動画広告の再生時間に応じて、ユーザへ付与するポイントを増やすことができる。
なお、実施例1〜4において、付与部37は、付与するポイントの値を、的中しなかった投票券に対して投票した金額またはポイントの値よりも、低く設定するようにしてもよい。これにより無償コイン又は現金ポイントの流通量を調整することができる。
また、例えば、制御部32は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象それぞれに対して指定した価値が通貨である場合に、実施例1〜実施例4における特定したユーザ毎の処理(図9のS24〜S32、図10のS41〜S32、図11のS51〜S32、図12のS24〜S32)を行って、ポイントをユーザに付与するようにしてもよい。これにより、投票が的中しなかった場合でも、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等がユーザに付与されるため、継続してレースへの投票が可能になる。
また、例えば、制御部32は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象それぞれに対して指定した価値がポイントである場合に、実施例1〜実施例4における特定したユーザ毎の処理(図9のS24〜S32、図10のS41〜S32、図11のS51〜S32、図12のS24〜S32)を行って、ポイントをユーザに付与するようにしてもよい。これにより、投票が的中しなかった場合でも、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等がユーザに付与されるため、継続してレースへの投票が可能になる。
また、付与部37は、ユーザ端末12から、動画広告の再生中に操作表示部13への所定の入力操作がなされた旨の通知を受け付けることができるようにしてもよい。その通知を受け付けた場合、付与部37は、ユーザがきちんと動画広告を閲覧しているものとして、ユーザにポイント付与するようにしてもよい。
また、実施例1〜4のS22の処理において、広告配信制御部36は、ユーザ投票券情報DB44から、今回のレースについて受け付けた投票券情報に含まれる投票対象がすべて的中していない投票券情報を抽出するようにしてもよい。または、実施例1〜4のS22の処理において、広告配信制御部36は、ユーザ投票券情報DB44から、今回のレースについて受け付けた投票券情報のうち、投票対象に対して投票した額またはポイントよりも払い戻される金額またはポイントが低い投票券情報を抽出するようにしてもよい。これにより、投票券がすべて外れた場合や掛金よりも払戻額の方が少ない場合であっても、的中しなかった場合でもレースに利用可能な価値が付与されることで、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。
また、ユーザ端末12において再生される広告は、動画だけでなく、静止画であってもよい。その動画や静止画を用いた広告データには、音声データや楽曲データが含まれていてもよい。
また、他の実施形態として、ユーザ端末12から競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付けた後に、レース結果が確定する前であっても、ユーザがユーザ端末12において例えば広告の閲覧等をした場合、サーバ16(付与部37)は、投票券情報の支払いとは異なる特典をユーザに付与してもよい。投票券情報の支払いとは異なる特典とは、例えば、商品の購入や飲食物の提供等のサービスの提供の際の対価として支払い可能なクーポン券、商品券、チケット、投票に利用可能な価値等であってもよい。投票に利用可能な価値とは、例えば、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等であってもよい。
具体的には、例えば、広告配信制御部36は、ユーザ端末12において、動画広告を閲覧可能に表示する制御処理を行ってもよい。この場合、広告配信制御部36は、図6で示したメッセージ71と同様のメッセージを表示させるための広告表示確認通知をユーザ端末12に送信してもよい。広告表示確認通知は、1以上の動画広告の配信元のアドレス(リンク先情報)を含んでもよい。
ユーザ端末12は、広告表示確認通知を取得すると、表示制御部23により、画面14には、例えば図6で示したメッセージ71と同様のメッセージが表示される。メッセージの動画広告一覧には、図6で示したメッセージ71と同様に、リンク先情報に基づいて、1以上の動画広告が閲覧可能に表示されてもよい。ユーザは、メッセージの動画広告一覧からいずれかの動画広告をタップし、閲覧(視聴)することができる。
サーバ16(付与部37)は、動画広告の配信が終了すると、特典を付与するために特典付与処理を行う。特典付与処理では、上記実施形態と同様に、ユーザにポイントを付与してもよい。また、特典付与処理では、ポイントの付与に限定されず、例えば、クーポン券、商品券、チケット、投票に利用可能な価値等をユーザに付与してもよい。この場合、ユーザ情報管理DB43には、クーポン券、商品券、チケット、投票に利用可能な価値を管理するためのデータ項目が設けられており、サーバ16(付与部37)は、特典付与処理により、ユーザ情報管理DB43において該当項目の更新を行ってもよい。
サーバ16(付与部37)は、ユーザ情報管理DB43の更新が完了した場合、対象ユーザに対して特典の付与が完了した旨を通知する。ユーザ端末12の画面14には、その通知に基づいて、特典の付与が完了した旨を知らせるメッセージが表示される。
なお、広告配信制御部36は、動画広告の代わりに、ユーザに静止画広告を閲覧させるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザは、所定時間、静止画広告を表示させることにより、特典を得ることができる。すなわち、サーバ16(付与部37)は、静止画広告を表示させたまま所定時間が経過すると、そのユーザに対して特典を付与するために特典付与処理を行うようにしてもよい。
また、広告配信制御部36は、動画広告の代わりに、所定のWebサイトへ誘導するリンクを設けたリンク設定画面を閲覧させるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザは、そのリンクをタップすることで、所定のWebサイトに遷移すると共に、サーバ16(付与部37)は、そのユーザに対して特典を付与するために特典付与処理を行うようにしてもよい。
また、広告配信制御部36は、動画広告の代わりに、ユーザ端末12に、所定のアンケートについて回答するアンケート回答画面や所定のアプリケーションプログラムの評価を例えば5段階評価で回答させるアプリケーション評価回答画面を表示させてもよい。ユーザはユーザ端末12に表示されたアンケート回答画面またはアプリケーション評価回答画面にて回答することにより、特典を得ることができる。
また、広告配信制御部36は、動画広告等の代わりに、広告以外のコンテンツ動画を閲覧(視聴)させるようにしてもよい。広告以外のコンテンツ動画とは、例えば、レースの解説動画であったり、ニュース動画であったり、アーティストが歌唱したり演奏したりするライブ動画であったり、ゲームの解説動画であったり、エンターテイメント関連の動画であってもよい。
また、タイミングに応じて広告の内容が変わってもよい。例えば、投票券を購入後から投票結果がでるまで(レース結果が確定するまで)は、比較的値段の安い価格帯の商品、サービスに関する動画広告または静止画広告にし、投票結果がでた後(レース結果の確定後)は、比較的値段の高い価格帯の商品、サービスに関する動画広告または静止画広告としてもよい。
また、例えば、ユーザが保有する価値の量が所定量以下である場合においてユーザ端末12から競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付けた後に、ユーザがユーザ端末12において例えば広告の閲覧等をした場合、付与部37は、投票券情報の支払いとは異なる特典をユーザに付与してもよい。
また、付与部37は、購入した投票券の投票対象のうち、的中しなかった投票対象それぞれに対して指定した金額またはポイントの合計量に基づいて、ユーザに付与する特典を決定してもよい。また、付与部37は、広告の再生時間に応じて、ユーザに付与する特典を決定してもよい。
さらに別の実施形態として、ユーザ端末12から競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付けた後に、ユーザがユーザ端末12において、例えば所定の情報を他のユーザとSNS(Social Networking Service)でシェアをした場合、サーバ16(付与部37)は、投票券情報の支払いとは異なる特典をユーザに付与してもよい。所定の情報とは、ユーザが購入した投票券に関する情報であってもよいし、所定のアプリケーションプログラムの広告・宣伝に関する情報であってもよい。投票券情報の支払いとは異なる特典とは、例えば、商品の購入や飲食物の提供等のサービスの提供の際の対価として支払い可能なクーポン券、商品券、チケット、投票に利用可能な価値等であってもよい。
当該別の実施形態について、ユーザ端末12においてインストールされた専用アプリケーションプログラムのユーザインターフェースについて、図13、図14を用いて説明する。上述したように、ユーザ端末12において、専用アプリケーションプログラムを起動させると、画面14にはその時点において投票券を購入可能なレースを選択する画面が表示される。ユーザは、操作表示部13を操作して対象となるレースを選択し、さらに投票対象及び掛金(または掛けポイント)を指定すると、図5の投票券購入画面51が表示される。購入実行ボタン63を押下すると、購入対象投票券表示欄57の内容についての投票券を購入することができる。投票券の購入処理が完了した場合、購入した投票券を確認する画面(購入済投票券確認画面)が表示される。
図13は、別の実施形態における購入済投票券確認画面の一例を示す図である。購入済投票券確認画面91は、購入済投票券表示欄92を含む。購入済投票券表示欄92には、購入済みの投票券情報が表示される。
さらに、所定のタイミングで、投稿確認メッセージ画面93がオーバーレイ表示される。所定のタイミングとは、例えば、ユーザの投票後から投票結果が出るまで投稿確認メッセージ画面93が表示されてもよい。また、レースの結果が確定してから、投稿確認メッセージ画面93が表示されるようにしてもよい。また、ユーザの購入した投票券に的中している番号または組番号が含まれる場合に投稿確認メッセージ画面93が表示されるようにしてもよい。また、ユーザの購入した投票券が的中していない場合に投稿確認メッセージ画面93が表示されるようにしてもよい。または、ユーザの投票後からその日の間中、投稿確認メッセージ画面93が表示されてもよい。
投稿確認メッセージ画面93には、「購入した投票券をSNSに投稿すれば、特典が付与されます。」旨のメッセージが表示されている。また、投稿確認メッセージ画面93には、「投稿する」ボタン94、「閉じる」ボタン95が設けられている。「投稿する」ボタン94をタップすると、図14の画面が表示される。「閉じる」ボタン95をタップすると、投稿確認メッセージ画面93が閉じる。
図14は、別の実施形態における投稿先SNS選択画面の一例を示す図である。投稿先SNS選択画面101は、投稿画像表示欄102、投稿入力欄103、投稿先SNS選択欄104、「投稿実行」ボタン105を含む。投稿画像表示欄102には、SNSに投稿しようとする画像が表示され、この場合、購入済投票券表示欄92に表示された画像が表示される。
投稿入力欄103には、ユーザがユーザ端末12を操作して、投稿内容をテキストで入力することができる。このとき、ユーザは、所定の文字列にハッシュタグ(#)を付けて投稿することにより、投稿先の各SNSにおいて同じハッシュタグを用いたと投稿の一覧へリンクさせることができる。当該別の実施形態において、例えば、レース名や1着として予想している車番等にハッシュタグを付与したものを、自動で投稿入力欄103に入力するようにしてもよい。
投稿先SNS選択欄104には、当該専用アプリケーションプログラムと予め連携されたSNSのアプリケーションプログラム名が表示されている。ユーザは、ユーザ端末12を操作して、このSNSのアプリケーションプログラムのうちどのSNSのアプリケーションプログラムを用いて投稿するかを、チェックボックスをチェックすることで選択することができる。SNSのアプリケーションプログラムは、1以上選択することができる。
「投稿実行」ボタン105をタップすると、選択したSNSのアプリケーションプログラムに基づいて、投稿画像表示欄102及び投稿入力欄103の投稿内容がそのSNS上に投稿(公開)される。選択されたSNSにおいて、その投稿は、予め設定した公開範囲に基づいて、公開される。ここで、SNS上の全ユーザ、自分の友達、自分の友達の友達等というように、投稿の内容を公開する範囲を設定することができる。選択されたSNSにおいて、他のユーザは、その投稿をしたユーザをフォローすることができる。フォローされたユーザは、フォロワーと呼ばれる。
SNS上の他のユーザ(フォロワーも含む。)は、その投稿をシェア(共有)すると、自身のコメントを入力をすることができると共に、その投稿を引用して、同一のSNSまたはそのユーザが連携されている他のSNSへ投稿することができる。
なお、当該別の実施形態では、コンテンツを投稿することは、他のユーザが引用可能なようにすること、すなわち、他のユーザに対して、その投稿したコンテンツを共有可能な状態にさせることであるから、広義の共有であるといえる。
図15は、別の実施形態におけるユーザ端末とサーバとの間のシーケンス図である。ユーザは、ユーザ端末12を操作して、インストールされている専用アプリケーションプログラムを起動させる(S1)。すると、専用アプリケーションプログラムが起動したユーザ端末12は、サーバ16にレース情報を要求する(S2)。
サーバ16は、これから開始されるレース情報(レース名、レース内容、投票対象、オッズ等)をユーザ端末12へ送信する(S3)。
ユーザ端末12は、サーバ16からレース情報を受信すると、そのレース情報を画面14に表示する(S4)。ユーザは、操作表示部13を操作して、投票券を購入したいレースを選択し、その選択したレースの投票券(投票対象及び賭け金(または賭けポイント))を指定する。すると、図5の投票券購入画面51が表示される。
投票券購入画面51において、ユーザは、購入する投票券が確定すると、購入実行ボタン63をタップする(S5)。すると、ユーザ端末12は、図5の内容に基づいて、ユーザ投票券情報(ユーザID、レースID、賭け式、投票対象(番号または組番号)、購入金額(または購入ポイント)を含む。)を含む購入要求をサーバ16へ送信する(S6)。
サーバ16(ユーザ投票券情報取得部34)は、その購入要求を取得する。サーバ16(ユーザ投票券情報取得部34)は、取得した購入要求からユーザ投票券情報を取得して、投票券IDを割り当て、ユーザ投票券情報の内容をユーザ投票券情報DB44に登録する。
サーバ16(決済処理部35)は、その購入要求に基づいて、投票券の購入に関する決済処理を行う(S7)。決済処理が完了した場合、サーバ16は、決済内容に基づいてユーザ情報管理DB43の内容を更新すると共に、決済処理の完了をユーザ端末12に通知する(S8)。
ユーザは、ユーザ端末12を操作して、購入済投票券確認画面91を表示させる操作を行う。すると、ユーザ端末12は、購入済投票券確認画面91の表示要求(ユーザIDを含む)をサーバ16に送信する(S72)。
サーバ16は、購入済投票券確認画面91の表示要求を取得すると、ユーザIDに基づいてユーザ投票券情報DB44から投票券情報を取得し(S73)、その投票券情報をユーザ端末12に返信する(S74)。ユーザ端末12は、その投票券情報を取得すると、その取得した投票券情報に基づいて、購入済投票券確認画面91を表示する(S75)。
購入済投票券確認画面91の表示後、サーバ16は、投稿確認メッセージ画面を表示させるタイミングか否かを判定する。判定の結果、投稿確認メッセージ画面を表示させるタイミングである場合、サーバ16は、ユーザ端末12に投稿確認メッセージ画面表示指示を通知する(S77)。
ユーザ端末12は、投稿確認メッセージ画面表示指示を受け取った場合、購入済投票券確認画面91に投稿確認メッセージ画面93をオーバーレイ表示させる(S78)。ユーザは、投稿確認メッセージ画面93の内容を確認して、購入した投票券をSNSに投稿する場合、「投稿する」ボタン94をタップする。すると、ユーザ端末12は、画面14に投稿先SNS選択画面101を表示させる(S79)。
ユーザは、ユーザ端末12を操作して、投稿入力欄103に投稿内容を入力し、投稿先SNS選択欄104から1以上のSNSのアプリケーションプログラムを選択し、「投稿実行」ボタン105をタップして投稿操作(公開操作)を行う(S80)。また、「投稿実行」ボタン105のタップにより発生する要求を、投稿要求または公開要求と称する。
サーバ16は、投稿要求(または公開要求)を受け取ると、指定されたSNSに投稿するための投稿処理を行う(S81)。サーバ16(付与部37)は、投稿処理が終了すると、その投稿を行ったユーザに対して特典を付与するために特典付与処理を行う(S82)。サーバ16(付与部37)は、特典付与処理により、ユーザ情報管理DB43の該当項目(不図示)の更新が完了した場合、そのユーザに対して特典の付与が完了した旨を通知する(S83)。ユーザ端末12の画面14には、その通知に基づいて、特典の付与が完了した旨を知らせるメッセージが表示される(S84)。
図16は、当該別の実施形態におけるサーバ側の処理に関するフローチャートである。サーバ16は、ユーザ端末12から購入済投票券確認画面91の表示要求(ユーザIDを含む)を受け付けると(S91)、ユーザIDに基づいて、ユーザ投票券情報DB44から購入済投票券情報を取得する(S92)。ここで、取得する購入済投票券情報は、例えば、レース結果が確定する前の投票券に限定してもよいし、限定しなくてもよい。
サーバ16は、取得した購入済投票券情報に基づいて、ユーザ端末12の画面14に購入済投票券確認画面91を表示させる(S93)。その後、サーバ16は、投稿確認メッセージ画面93を表示させる所定のタイミングで否かを判定する(S94)。ここで、所定のタイミングとは、例えば、ユーザの投票後から投票結果が出るまでの間であってもよいし、レースの結果が確定してから所定期間(半日、1日、3日間、1週間等)の間であってもよい。また、所定のタイミングとは、レース結果の確定後、ユーザの購入した投票券に的中している番号または組番号が含まれることが判明したタイミングであってもよい。また、所定のタイミングとは、レース結果の確定後、ユーザの購入した投票券が的中していないことが判定したタイミングであってもよい。または、所定のタイミングとは、ユーザの投票後からその日の間であってもよい。また、投票結果が決まり、的中の有無に関わらず、投稿確認メッセージ画面93を表示にしてもよい。
所定のタイミングでないと判定した場合(S94でNO)、サーバ16は、本フローを終了する。所定のタイミングであると判定した場合(S94でYES)、サーバ16は、投稿確認メッセージ画面93を表示させる(S95)。
ユーザ端末12は、投稿確認メッセージ画面93の表示後、ユーザからの操作に応じて、投稿先SNS選択画面101を表示させる。ユーザは、投稿先SNS選択画面101において、投稿画像表示欄102に表示された購入済投票券情報に対して投稿入力欄103にてコメントを入力し、投稿先SNS選択欄104にて投稿先のSNSを1以上選択する。その後、ユーザはユーザ端末12を操作して、「投稿実行」ボタン105をタップする。すると、ユーザ端末12は、ユーザID、投稿画像表示欄102、投稿入力欄103の投稿内容、投稿先SNS選択欄104にて設定した内容を含む投稿要求をサーバ16に送信する。
ユーザ端末12から投稿要求を受け付けた場合(S96)、サーバ16は、投稿要求に含まれる投稿先SNSに対して、指定された投稿を行う(S97)。このとき、サーバ16は、投稿内容が特典付与の対象となる内容であるか否かを判定する(S98)。投稿内容が特典付与の対象でない場合(S98でNO)、本フローは終了する。
投稿内容が特典付与の対象となる内容である場合(例えば、投稿内容が、購入した投票券情報を含む場合)、サーバ16は、投稿内容が特典付与の対象であると判定する。この場合(S98でYES)、サーバ16(付与部37)は、ユーザIDに基づいてユーザ情報管理DB43の該当項目(特典を管理するデータ項目)を更新し、ユーザに特典を付与する(S99)。特典は、クーポン券、商品券、投票に利用可能な価値等であってよいし、付与するクーポン券の金額、商品券の金額、投票に利用可能な価値の値は、予め決められていてもよいし、その都度決定するようにしてもよい。
その後、付与部37は、ユーザ端末12に特典の付与が完了した旨を通知する(S100)。すると、ユーザ端末12側では、画面14に特典の付与が完了した旨のメッセージが表示される。
なお、上記では、所定のタイミングに応じて投稿確認メッセージ画面93を表示させたが、これに限定されない。例えば、動画や静止画をSNSに投稿する投稿用画面であれば、所定のタイミングに応じて「投稿実行」ボタンまたは「SNSシェア」ボタンを表示・非表示にしてもよい。ここで、所定のタイミングとは、例えば、ユーザの投票後から投票結果が出るまでの間であってもよいし、レースの結果が確定してから所定期間(半日、1日、3日間、1週間等)の間であってもよい。また、所定のタイミングとは、レース結果の確定後、ユーザの購入した投票券に的中している番号または組番号が含まれることが判明したタイミングであってもよい。また、所定のタイミングとは、レース結果の確定後、ユーザの購入した投票券が的中していないことが判定したタイミングであってもよい。または、所定のタイミングとは、ユーザの投票後からその日の間であってもよい。また、投票結果が決まり、的中の有無に関わらず、「投稿実行」ボタンまたは「SNSシェア」ボタンを表示にしてもよい。
なお、上記では、SNSに投稿する内容として購入した投票券情報を例に説明したが、これに限定されず、例えば、所定のアプリケーションプログラム(例えば、当該専用アプリケーションプログラム)の宣伝広告をSNSに投稿するようにしてもよい。この場合、サーバ16は、例えば、投稿確認メッセージ画面93に、当該専用アプリケーションプログラムに関する宣伝広告をSNSに投稿した場合には特典が付与される旨のメッセージを表示させてもよい。この場合、ユーザはユーザ端末12を操作して「投稿する」94ボタンをタップすると、SNS投稿用画面(不図示)が表示され、投稿内容をテキストで入力する欄に、当該専用アプリケーションプログラムの宣伝情報(宣伝用Webサイトへのリンク情報を含む)や、当該専用アプリケーションプログラムをインストールするためのWebサイトへのリンク情報が自動で入力されるようにしてもよい。
また、ユーザの投票券の当選状況に応じて、投稿する内容を制御してもよい。例えば、購入した投票券が的中したユーザに対しては、その的中結果が判明後、サーバ16は、投稿確認メッセージ画面93に、当選した投票券の内容(いくら当たったか、いくら儲けたなどを含む)、所定のアプリケーションプログラム(例えば、当該専用アプリケーションプログラムを含む。)の宣伝、所定のアプリケーションプログラム内で配信されている動画の宣伝、または、購入した投票券情報をSNSに投稿した場合には特典が付与される旨のメッセージを表示させていてもよい。この場合、サーバ16は、S98において、投票内容が特典付与の対象となる内容かどうかをチェックする。
また、例えば、購入した投票券が的中しなかったユーザに対しては、その的中結果が判明後、サーバ16は、投稿確認メッセージ画面93に、購入した投票券情報、次のレースのために購入した投票券情報、または所定のアプリケーションプログラム(例えば、当該専用アプリケーションプログラムを含む。)の宣伝、所定のアプリケーションプログラム内で配信されている動画の宣伝をSNSに投稿した場合には特典が付与される旨のメッセージを表示させてもよい。この場合、サーバ16は、S98において、投票内容が特典付与の対象となる内容かどうかをチェックする。
また、タイミングに応じて投稿する宣伝広告の内容が変わってもよい。例えば、投票券を購入後から投票結果がでる前、投票結果が出た後で、広告の内容が変わるようにしてもよい。より具体的には、例えば、投票券を購入後から投票結果がでるまで(レース結果が確定するまで)は、宣伝広告の内容は、比較的値段の安い価格帯の商品やサービスに関する動画広告または静止画広告にしてもよい。そして、投票結果がでた後(レース結果の確定後)は、宣伝広告の内容は、比較的値段の高い価格帯の商品やサービスに関する動画広告または静止画広告としてもよい。
また購入した投票券に的中した投票内容が含まれているか否かに応じて、広告の内容が変わるようにしてもよい。例えば、購入した投票券に的中した投票内容が含まれている場合には、広告の内容は、比較的値段の高い価格帯の商品やサービスに関する動画広告または静止画広告としてもよい。一方で、購入した投票券に的中した投票内容が含まれていない場合には、広告の内容は、比較的値段の安い価格帯の商品やサービスに関する動画広告または静止画広告としてもよい。
また、サーバ16は、投票結果が的中しなかったユーザが投稿をした場合、投票結果が的中したユーザが投稿した場合よりも多く特典を付与したり、高い価値の特典を付与するようにしてもよい。これにより、的中したユーザに比べて、的中しなかったユーザにインセンティブを多く提供することにより、ユーザの投稿意欲の減退を抑制することができる。
また、サーバ16は、ユーザが保有する価値(例えば、無償コイン、現金ポイント、保有ポイント)の量が所定量以下である場合に、上記した所定の情報をSNSに投稿した場合には特典を付与するメッセージを含む投稿確認メッセージ画面93を表示させてもよい。この場合、ユーザ端末12から、そのメッセージ内容に対応する投稿を行う操作を受け付けた場合に、サーバ16は、特典として、クーポン券、商品券、投票に利用可能な価値等を付与するようにしてもよい。
これにより、無償コイン又は現金ポイントの保有量が少なくなっており、継続して競技への投票ができないユーザが、広告やアプリケーションプログラムの宣伝、またはアンケートの宣伝をSNSに投稿することにより、特典を付与することができ、レースへの投票意欲の減退を抑制させることができる。
サーバ16(付与部37)は、受け付けた投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象に対して指定した価値に基づいて、ユーザに付与する前記特典を決定してもよい。これにより、的中しなかった投票の額が大きくても、その額に応じた特典を付与することができることで、レースへの投票意欲の減退を抑制させることができる。
サーバ16(付与部37)は、ユーザが投稿した所定の情報(例えば、購入した投票券、広告宣伝等)が他ユーザにシェアされた数に応じて、ユーザに付与する特典を決定してもよい。例えば、サーバ16(付与部37)は、定期的に投稿された情報のシェア数を確認し、そのシェアされた数が閾値を段階的に超える度(シェアの数が1000、2000、・・・,10000を超える度)に、ユーザに付与する特典を決定してもよい。これにより、そのシェアした人数の増加に応じて特典も決定されるので、他人にシェアしてもらえるように、ユーザがより投稿して所定情報を拡散しようというモチベーションが向上する。
また、サーバ16(付与部37)は、投票した競技(レース)の選択を受け付けた場合、選択された後に所定の情報が投稿されると、選択した競技のうち的中しなかった投票対象の合計量に基づいて特典を付与してもよい。これにより、はずれた額が大きいレースの投票券を指定して特典を得ることができる。
また、サーバ16(付与部37)は、受け付けた投票券情報に含まれる投票対象がすべて的中していない場合、または投票対象に対して投票した価値の量よりも払い戻される価値の量が低い場合において、ユーザが所定の情報を公開する操作を受け付けると、特典をユーザに付与してもよい。これにより、投票券がすべて外れた場合や掛金よりも払戻額の方が少ない場合であっても、特典が付与されることで、レースへの投票意欲の減退を抑制することができる。
図17は、本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ111は、ユーザ端末12、サーバ16として機能する。コンピュータ111は、CPU112、ROM113、RAM114、記憶装置115、入力I/F116、出力I/F117、通信I/F118、読取装置119、バス120によって構成されている。
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス120には、CPU112、ROM113、RAM114、記憶装置115、入力I/F116、出力I/F117、通信I/F118、及び必要に応じて読取装置119が接続されている。
コンピュータ111がサーバ16の場合、CPU112は、記憶装置115から本実施形態に係るプログラムを読み出し、広告登録部33、ユーザ投票券情報取得部34、決済処理部35、広告配信制御部36、付与部37、として機能する。ROM113は、読み
出し専用のメモリを示す。RAM114は、一時的に記憶するメモリである。
記憶装置115は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置115としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。記憶装置115には、本発明の実施形態に係るプログラムや、記憶部41に格納されている各種データが記憶されている。
入力I/F116は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネルディスプレイ、情報読取装置等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F117は、ディスプレイ、タッチパネル、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
通信I/F118は、通信ネットワークと接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワークは、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置119は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
上記実施形態(本実施形態、他の実施形態、及び別の実施形態を含む)で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F118を介して、例えば記憶装置115に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置119にセットされて、CPU112によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置119によって読み取られる。
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。また、本実施形態では、ユーザ端末12にサーバ16と通信可能なアプリケーションプログラムをインストールして、本実施形態における投票券購入システムの制御を行ったが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末12にインストールされたWebブラウザを用いて、サーバ16にアクセスし、サーバ16側で運用されている本実施形態に係るシステムを使用してもよい。
本実施形態によれば、広告効果を高めると共に、投票券が的中しなかった場合でも継続してレースへの投票意欲を維持させることができる。また、投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
上記実施形態に加え、さらに、以下を付記する。
(付記1)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける受付部と、
前記競技の結果、前記投票券情報に的中しなかった投票内容が含まれており、且つ、前記端末装置において所定の広告が再生された場合、投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する付与部と、を備える
情報処理装置。
このように構成することにより、広告効果を高めると共に、投票券が的中しなかった場合でも継続してレースへの投票意欲を維持させることができる。
(付記2)
前記付与部は、前記投票に利用可能な価値の量を、的中しなかった投票券に対して投票した価値の量よりも、低く設定する
付記1記載の情報処理装置。
このように構成することにより、無償コインまたは現金ポイントの流通量を調整することができる。
(付記3)
前記広告は、前記ユーザが保有する前記価値の量が所定量以下である場合に表示される、
付記2記載の情報処理装置。
このように構成することにより、無償コイン又は現金ポイントの保有量が少なくなっており、継続して競技への投票ができないユーザが、動画広告を見ることにより、無償コイン又は現金ポイントを回復することができ、継続して競技への投票が可能となる。
(付記4)
前記広告が複数ある場合、複数の広告は、前記端末装置において選択可能に表示される、
付記1〜3のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、ユーザは、自分の見たい広告を選択することができる。
(付記5)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象それぞれに対して指定した価値の合計量に基づいて、前記ユーザに付与する前記価値を決定する、
付記1〜4のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、的中しなかった投票の額が大きくても、その額に応じた無償コイン又は現金ポイントを回復することができることで、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。
(付記6)
前記広告は、動画広告であり、
受け付けた前記投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象それぞれに対して投票した価値の合計量に応じて、再生時間の異なる前記動画広告が、前記端末装置に表示される
付記1〜5のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、ユーザ側においては、投票した額が大きいほど、例えばより長い再生時間を見ることにより、その再生時間に応じた無償コイン又は現金ポイントを得ることができる。再生時間に応じた無償コイン又は現金ポイントをユーザに付与することにより、ユーザの離脱を防ぎ、投票券を購入するユーザ数の減少を防ぐことができる。一方、運営側は、動画広告をユーザに見せることで、広告収入を得ることができ、ユーザに無償コイン又は現金ポイントを付与しても損失を被ることはない。
(付記7)
前記付与部は、前記競技の着順の確定後から所定の期間において、前記投票券情報に的中しなかった投票対象が含まれている場合において、さらに前記端末装置において前記所定の広告が再生された場合、前記投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する
付記1に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、ユーザは、無償コイン又は現金ポイントを得るための広告を見るまでの猶予を与えることができる。
(付記8)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に含まれる投票対象それぞれに対して指定した価値が、前記投票に対する払戻率に影響を与える第1価値である場合、前記払戻率に影響を与えない第2価値を前記投票に利用可能な価値として前記ユーザに付与する
付記1〜7のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、投票が的中しなかった場合でも、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等がユーザに付与されるため、継続してレースへの投票が可能になる。
(付記9)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に含まれる投票対象それぞれに対して投票した価値が、前記投票に対する払戻率に影響を与えない第2価値である場合、前記第2価値を前記投票に利用可能な価値として前記ユーザに付与する
付記1〜8のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、投票が的中しなかった場合でも、投票に利用可能な無償コイン又は現金ポイント等がユーザに付与されるため、継続してレースへの投票が可能になる。
(付記10)
前記付与部は、前記端末装置から、前記広告の再生中に前記端末装置への所定の入力操作がなされた旨の通知を受け付けた場合、前記投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する
付記1〜9の何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、ユーザが広告を見ないで価値を得ることを回避することができる。
(付記11)
前記付与部は、前記広告の再生時間に応じて、前記ユーザに付与する価値の量を決定する
付記1〜10の何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、動画広告の再生時間に応じて、ユーザへ付与するポイントを増やすことができる。
(付記12)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に含まれる投票対象がすべて的中していない場合、または投票対象に対して投票した価値の量よりも払い戻される価値の量が低い場合において、前記所定の広告が再生されると、前記投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する
付記1〜11のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、投票券がすべて外れた場合や掛金よりも払戻額の方が少ない場合であっても、的中しなかった場合でもレースに利用可能な価値が付与されることで、継続してレースへの投票意欲を保つことができるようになる。
(付記13)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能な情報処理装置に、
前記端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける受付処理と、
前記競技の結果、前記投票券情報に的中しなかった投票内容が含まれており、且つ、前記端末装置において所定の広告が再生された場合、投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する付与処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
このように構成することにより、広告効果を高めると共に、投票券が的中しなかった場合でも継続してレースへの投票意欲を維持させることができる。
(付記14)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能な情報処理装置が、
前記端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付け、
前記競技の結果、前記投票券情報に的中しなかった投票内容が含まれており、且つ、前記端末装置において所定の広告が再生された場合、投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する、
ことを実行する情報処理方法。
このように構成することにより、広告効果を高めると共に、投票券が的中しなかった場合でも継続してレースへの投票意欲を維持させることができる。
(付記15)
通信ネットワークを介して、情報処理装置と通信可能な端末装置に、
入力操作により指定された、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける受付処理と、
前記競技の結果、前記投票券情報に的中しなかった投票内容が含まれており、且つ、所定の広告が再生された場合、投票に利用可能な価値を前記ユーザに付与する付与処理と、
ことを特徴とする情報端末プログラム。
このように構成することにより、広告効果を高めると共に、投票券が的中しなかった場合でも継続してレースへの投票意欲を維持させることができる。
(付記16)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記端末装置から、競技に対する前記ユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける受付部と、
前記投票内容が指定された後に、前記ユーザが所定の情報を公開する操作を、前記ユーザから受け付けた場合、前記投票券情報の払い戻しとは異なる特典を前記ユーザに付与する付与部と、
を備える情報処理装置。
このように構成することにより、投票を行ったユーザが所定情報を公開する操作を行うことで、当該ユーザに対して特典が付与されるため、ユーザにとっては所定情報を広めるインセンティブが生じることとなる。これにより、投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記17)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に的中した投票対象が存在しない場合に前記受け付けた投票券情報に対応するユーザから前記所定の情報を公開する操作を受け付けた場合、受け付けた前記投票券情報に的中した投票対象が存在する場合に前記受け付けた投票券情報に対応するユーザから前記所定の情報を公開する操作を受け付けた場合よりも、より多くまたはより高い価値の特典を付与する
付記16記載の情報処理装置。
このように構成することにより、的中したユーザに比べて、的中しなかったユーザにインセンティブを多く提供することにより、的中しなかった投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記18)
前記付与部は、
前記ユーザが保有する前記価値の量が所定量以下である場合に、前記所定の情報を表示し、
前記公開する操作を受け付けた場合に、前記特典として投票に利用可能な価値を付与する
付記16または17記載の情報処理装置。
このように構成することにより、投票に用いる価値の保有量が少なくなっており、継続して競技への投票ができないユーザが、広告やアプリケーションプログラムの宣伝、またはアンケートの宣伝をSNSに投稿することにより、特典を付与することができ、保有している価値の少ないユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記19)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に含まれる的中しなかった投票対象に対して指定した価値に基づいて、前記ユーザに付与する前記特典を決定する、
付記16〜18のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、的中しなかった投票の額に応じた特典を付与することができることで、的中しなかった投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記20)
前記付与部は、前記所定の情報が他ユーザに共有された数に応じて、前記ユーザに付与する特典を決定する
付記16〜19のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、所定情報が拡散したユーザと異なる他のユーザに拡散され、共有された数に応じて特典も決定されるので、他人に所定情報を拡散してもらえるように、ユーザを動機付けることができる。
(付記21)
前記付与部は、受け付けた前記投票券情報に含まれる投票対象がすべて的中していない場合、または投票対象に対して投票した価値の量よりも払い戻される価値の量が低い場合において、前記ユーザが前記所定の情報を公開する操作を受け付けると、前記特典を前記ユーザに付与する
付記16〜20のうち何れか1項記載の情報処理装置。
このように構成することにより、投票券がすべて外れた場合や掛金よりも払戻額の方が少ない場合であっても、的中しなかった場合でも特典が付与されることで、的中しなかった投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記22)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能なコンピュータに、
前記端末装置から、競技に対する前記ユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける受付処理と、
前記投票内容が指定された後に、前記ユーザが所定の情報を公開する操作を、前記ユーザから受け付けた場合、前記投票券情報の払い戻しとは異なる特典を前記ユーザに付与する付与処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
このように構成することにより、投票を行ったユーザが所定情報を公開する操作を行うことで、当該ユーザに対して特典が付与されるため、ユーザにとっては所定情報を広めるインセンティブが生じることとなる。これにより、投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記23)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能なコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記端末装置から、競技に対する前記ユーザの投票内容が指定された投票券情報を、コンピュータが受け付け、
前記投票内容が指定された後に、前記ユーザが所定の情報を公開する操作を、前記ユーザから受け付けた場合、前記投票券情報の払い戻しとは異なる特典を前記ユーザに、コンピュータが付与する
情報処理方法。
このように構成することにより、投票を行ったユーザが所定情報を公開する操作を行うことで、当該ユーザに対して特典が付与されるため、ユーザにとっては所定情報を広めるインセンティブが生じることとなる。これにより、投票を行ったユーザによる所定情報の拡散を促進させることができる。
(付記24)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記端末装置から、競技に対する前記ユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける受付部と、
前記投票内容が指定された後に前記端末装置において所定の広告が再生された場合、前記投票券情報の支払いとは異なる特典を前記ユーザに付与する付与部と、
を備える情報処理装置。
このように構成することにより、投票後に広告を見ることで、ユーザに対して特典が付与されるため、広告を見ることでインセンティブが生じることとなる。これにより、投票を行ったユーザにとって広告を閲覧する動機付けが向上し、効果的に宣伝を実施できる。
(付記25)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能なコンピュータに、
前記端末装置から、競技に対する前記ユーザの投票内容が指定された投票券情報を受け付ける鵜受付処理と、
前記投票内容が指定された後に前記端末装置において所定の広告が再生された場合、前記投票券情報の支払いとは異なる特典を前記ユーザに付与する付与処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
このように構成することにより、投票後に広告を見ることで、ユーザに対して特典が付与されるため、広告を見ることでインセンティブが生じることとなる。これにより、投票を行ったユーザにとって広告を閲覧する動機付けが向上し、効果的に宣伝を実施できる。
(付記26)
通信ネットワークを介して、ユーザにより使用される端末装置と通信可能なコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記端末装置から、競技に対するユーザの投票内容が指定された投票券情報を、コンピュータが受け付け、
前記投票内容が指定された後に前記端末装置において所定の広告が再生された場合、前記投票券情報の支払いとは異なる特典を前記ユーザに、コンピュータが付与する
情報処理方法。
このように構成することにより、投票後に広告を見ることで、ユーザに対して特典が付与されるため、広告を見ることでインセンティブが生じることとなる。これにより、投票を行ったユーザにとって広告を閲覧する動機付けが向上し、効果的に宣伝を実施できる。