JP2021116967A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアフィルタ清掃装置を備えた空気調和機の品質及び信頼性の向上。【解決手段】塵埃を収容する塵埃収納部18と塵埃収納部18の内部の塵埃を移動させる塵埃除去部材21を備え、塵埃収納部18は、第1塵埃収納部18Aと第2塵埃収納部18Bとで構成し、更に第1塵埃収納部18Aと第2塵埃収納部18Bとの間には、排出装置側部分に第1開口23を設けるとともに、排出装置とは反対側の端部に第2開口24を設け、塵埃除去部材21は、塵埃収納部18の第1塵埃収納部18Aに有する構成としてある。これにより、ブ塵埃を塵埃収納部の一端部側に集めて効率よく排出でき、フィルタ清掃時間を大幅に短縮できるとともに、塵埃を残すことなく排出することもでき、空気調和機の品質及び信頼性を向上させることができる。【選択図】図7

Description

本発明は、フィルタ清掃装置付きの空気調和機に関する。
従来、この種の空気調和機は、エアフィルタに付着した塵埃をブラシにより除去するとともに、ブラシに付着した塵埃をブレードによりブラシ下方の塵埃収納部に掻き落として除去するフィルタ清掃装置を備えている。そして、このようなフィルタ清掃装置の中には、上記塵埃収納部に排気装置を接続して、塵埃収納部内に回収した塵埃を屋外へ吸引排気するようにしたものがみられる(例えば、特許文献1参照)。
図14、図15は上記特許文献1記載の空気調和機におけるフィルタ清掃装置の構成を示す。図14、図15において、100は調和機本体の吸込口に設けられたエアフィルタ、101は前記エアフィルタ100に付着した塵埃を除去するブラシ、102は前記ブラシ101を植設したブラシ保持台で、下向き姿勢に反転可能となっている。103は下向き姿勢に反転したブラシ保持台102のブラシ101から塵埃を掻き落とすブレードで、ブラシ保持台102の下方に位置している。104は前記ブレード103を保持するとともに当該ブレード103に掻き落とされた塵埃を受ける塵埃受け部で、この塵埃受け部104も下向き姿勢に反転可能となっている。105は前記塵埃受け部104の更に下方に配置された塵埃収納部、106は前記塵埃収納部105に回収された塵埃を気流により排出する排出装置である。
上記構成において、エアフィルタ100に付着している塵埃はブラシ101に対しエアフィルタ100を矢印Zで示すようにスライド駆動させることによりブラシ101で掻き落とし、塵埃収納部105に回収するとともに一部は塵埃受け部104上に落下させる。そして、エアフィルタ駆動停止後、ブラシ保持台102を矢印Wで示すように下向きに反転させて前記ブラシ101を下向き姿勢にする。この状態でブラシ保持台102のブラシ101を揺動させてブラシ101に付着している塵埃を掻き落とし、ブレード103を保持している塵埃受け部104上に落下させ、回収する。
その後、前記塵埃受け部104を上向き姿勢から下向き姿勢に回転させ、塵埃受け部104に溜まっている塵埃を塵埃収納部105に落下させて回収するとともに、塵埃受け部104で前記塵埃収納部105の開口部分を覆って筒状の排出通路105aを形成し、排出装置106を動作させる。この排出装置106の動作により塵埃収納部105に回収された塵埃は室外へと排出される。
よって、塵埃収納部105を空気調和機本体から取り外さなくても排出装置106の駆動により塵埃収納部105に回収された塵埃を排出することができ、塵埃廃棄の手間を省くことができる。
特開2017−110860号公報
しかしながら上記特許文献1の構成によると、ブラシ101から除去された塵埃は塵埃収納部105の長手方向ほぼ全域に亘って落下回収され、塵埃収納部105の排出装置106側部分の塵埃は良好に吸引排出できるものの、排出装置106と反対側の端部付近の塵埃は吸引排出するのに時間がかかる、という課題があった。
詳述すると、上記塵埃収納部105はブラシ101から除去された塵埃を回収する上部開口部分を塵埃受け部104の反転によって閉塞しているので、この塵埃受け部104と塵埃収納部105の上部開口部分との間に生じる隙間からも空気が吸引されることになる。そのため、塵埃収納部105の排出装置106とは反対側部分に設けた端部開口から吸引する空気量が少なくなって、ブラシ101から除去された塵埃が塵埃収納部105の長手方向ほぼ全域に亘って散在していると、前記排出装置106とは反対側付近の塵埃を吸引排出するのに時間がかかり、フィルタ清掃時間が長時間化する、というものであった。
更に、このフィルタ清掃装置は、ブラシ保持台102のブラシ101を揺動させてブラシ101に付着している塵埃を掻き落とすのであるが、その際にバシバシというような音が発生し、使用者に不信感を抱かせる、という課題もあった。
本発明はこのような課題を解決したもので、塵埃収納部内の塵埃を迅速かつ静かに排出できるようにすると同時に塵埃の回収漏れ等もなくして品質及び信頼性を高めた空気調和機の提供を目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、そのフィルタ清掃装置は、調和機本体に内蔵されたエアフィルタと、前記エアフィルタの長手方向に沿って配置した塵埃除去用のブラシと、前記ブラシの下方に位置し除去された塵埃を収容する塵埃収納部と、前記塵埃収納部の内部を移動して前記塵埃収納部の内部の塵埃を移動させる塵埃除去部材と、前記塵埃収納部に収容した塵埃を外部に吸引排出する排出装置と、を備え、前記塵埃収納部は、ブラシの下方に設けた第1塵埃収納部と、前記第1塵埃収納部の下方に位置する第2塵埃収納部とで構成し、前記第2塵埃収納部は、前記排出装置に接続され前記塵埃収納部の内部の空気を吸引するための塵埃排出口を有し、更に前記第1塵埃収納部と前記第2塵埃収納部との間には、前記排出装置側部分に第1開口を設けるとともに、前記排出装置とは反対側の端部に第2開口を設け、前記塵埃除去部材は、前記塵埃収納部の第1塵埃収納部に有する構成としてある。
これにより、塵埃除去部材で塵埃は第1塵埃収納部と第2塵埃収納部との間に設けた第1開口側または第2開口側へと掻き集めて当該第1開口または第2開口から第2塵埃収納部に取り込むことになる。よって、塵埃は、排気装置によって一気に吸引排出することができる。
また、上記塵埃除去部材の移動により塵埃を掻き集める際に塵埃の一部が塵埃除去部材の移動方向と反対側にこぼれ落ちるようなことがあるが、このようなことがあっても、前記移動方向とは反対方向への塵埃除去部材の移動、つまり塵埃除去部材の復帰移動によって前記こぼれ落ちた塵埃も掻き集めて第2開口または第1開口から第2塵埃収納部に取り込むことができる。そして、この第2塵埃収納部に取り込んだ塵埃はごく少量であるので、前記排気装置による吸引によって無理なく迅速に吸引でき、外部に排出することができる。
以上のようなことから、ブラシより除去した塵埃を残すことなくきれいに回収して排出することができる。
本発明は塵埃の回収漏れ等もなくして、空気調和機の品質及び信頼性を大きく向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示す斜視図 同室内機の断面図 同室内機のフィルタ清掃ブロックを示す斜視図 同フィルタ清掃ブロックの断面図 同フィルタ清掃ブロックの要部を示す拡大断面図 同フィルタ清掃ブロックの塵埃収納部を示す斜視図 同フィルタ清掃ブロックの塵埃回収排出ユニットを示す斜視図 同塵埃回収排出ユニットの塵埃回収ユニットを示す斜視図 (a)同塵埃回収ユニットのブレードを斜めから見た斜視図、(b)同ブレードを正面から見た斜視図 (a)同フィルタ清掃ブロックのエアフィルタ清掃状態を示す説明図、(b)同ブラシから塵埃を掻きとる動作を示す説明図 同フィルタ清掃ブロックの塵埃収納部における塵埃搬送を示す説明図 (a)〜(d)同フィルタ清掃ブロックの塵埃収納部の各部における塵埃搬送を個別に示す説明図 (a)〜(f)同フィルタ清掃ブロックの塵埃収納部における一連の塵埃搬送を示す説明図 従来の塵埃回収排出ユニットの要部を示す断面図 従来の塵埃回収排出ユニットの斜視図
第1の発明は、調和機本体に内蔵されたエアフィルタと、前記エアフィルタの長手方向に沿って配置した塵埃除去用のブラシと、前記ブラシの下方に位置し除去された塵埃を収容する塵埃収納部と、前記塵埃収納部の内部を移動して前記塵埃収納部の内部の塵埃を移動させる塵埃除去部材と、前記塵埃収納部に収容した塵埃を外部に吸引排出する排出装置と、を備え、前記塵埃収納部は、ブラシの下方に設けた第1塵埃収納部と、前記第1塵埃収納部の下方に位置する第2塵埃収納部とで構成し、前記第2塵埃収納部は、前記排出装置に接続され前記塵埃収納部の内部の空気を吸引するための塵埃排出口を有し、更に前記第1塵埃収納部と前記第2塵埃収納部との間には、前記排出装置側部分に第1開口を設けるとともに、前記排出装置とは反対側の端部に第2開口を設け、前記塵埃除去部材は、前記塵埃収納部の第1塵埃収納部に有する構成としてある。
これにより、塵埃除去部材で塵埃は第1塵埃収納部と第2塵埃収納部との間に設けた第1開口側または第2開口側へと掻き集めて当該第1開口または第2開口から第2塵埃収納部に取り込むことになる。よって、塵埃は排気装置によって一気に吸引排出することができる。
また、上記塵埃除去部材の移動により塵埃を掻き集める際に塵埃の一部が塵埃除去部材の移動方向と反対側にこぼれ落ちるようなことがあるが、このようなことがあっても、前記移動方向とは反対方向への塵埃除去部材の移動、つまり塵埃除去部材の復帰移動によって前記こぼれ落ちた塵埃も掻き集めて第2開口または第1開口から第2塵埃収納部に取り込むことができる。そして、この第2塵埃収納部に取り込んだ塵埃はごく少量であるので、前記排気装置による吸引によって無理なく迅速に吸引でき、外部に排出することができる。
以上のようなことから、ブラシより除去した塵埃を残すことなくきれいに回収して排出することができる。
第2の発明は、第1の発明において、第2塵埃収納部は、第1開口、第2開口、塵埃排出口以外の部分は略密閉状態とした構成としてある。
これにより、第2塵埃収納部端部の第2開口付近に取り込んだ塵埃は排出装置から遠く離れていても効率よく吸引排出することができ、清掃時間をより効果的に短縮することができる。
第3の発明は第1又は第2の発明において、塵埃除去部材は、ブラシの長手方向に摺動自在に設けてブラシに付着した塵埃を除去するように構成してある。
これにより、上記ブラシから塵埃を除去する際、塵埃除去部材はブラシに沿って移動するので、従来のようにバシバシ音が発することもなく、フィルタ清掃時の静穏化を図ることもできる。
第4の発明は第1〜第3の発明において、塵埃除去部材は、ブラシと接する塵埃除去部を中心とした両側の上面を下り傾斜面とした構成としてある。
これにより、塵埃除去部材によってブラシから掻き落とした塵埃が塵埃除去部材の上面に溜まったままになるのを防止でき、掻き落とした塵埃を残すことなく確実に第1開口あるいは第2開口から第2塵埃収納部に回収して排出することができる。
第5の発明は第1〜第4の発明において、塵埃除去部材の摺動は、第1開口側を摺動終端とした構成としてある。
これにより、塵埃は排気装置近くに集中的に回収される形となるので、 排気装置によって一気に吸引排出することができ、清掃時間をより効果的に短縮することができる。
第6の発明は第1〜第5の発明において、前記塵埃収納部は、第2塵埃収納部を着脱自在とした構成としてある。
これにより、塵埃収納部を取り外して内部の塵埃を手動で廃棄することもでき、空気調和機を設置する建屋の状況に応じて排出装置による塵埃自動排出と塵埃収納部の着脱による塵埃手動廃棄の二通りの使い分けができ利便性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る空気調和機は、冷媒配管で互いに接続された室外機と室内機とで構成されている。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る室内機1は、本体2と、本体2の前面開口部2aを塞ぐ前面パネル3とを備えている。本体2の内部には、図2に示すように、上面開口部2bから取り入れられた室内空気を熱交換する熱交換器4と、熱交換器4で熱交換された空気を室内に吹き出すための風力源であるファン5とが設けられている。ファン5は、例えば、クロスフローファンであり、本体2の下方に設けられた吹出口6を通じて室内に空気を吹き出すように設けられている。また、吹出口6の先端部には、吹出口6を開閉するとともに空気の吹き出し方向を上下に変更する上下風向変更羽根7と、空気の吹き出し方向を左右に変更する左右風向変更羽根8とが設けられている。
空気調和機が空調運転を開始すると、上下風向変更羽根7が開制御されて吹出口6が開放される。この状態でファン5が駆動されることで、室内空気が上面開口部2bを介して室内機の内部に取り入れられる。取り入れられた室内空気は、熱交換器4で熱交換され、ファン5を通過し、ファン5の送風方向の下流側に形成された通風路9を通過して、吹出口6より吹き出される。
また、上面開口部2bと熱交換器4との間には、上面開口部2bから取り入られた室内空気に含まれる塵埃を除去するためのエアフィルタ10が設けられている。エアフィルタ10は、枠体部分と、当該枠体部分に保持された網部分とを備えている。本実施の形態にかかる空気調和機は、エアフィルタ10の網部分に付着した塵埃を自動的に清掃するフィルタ清掃機能を備えている。
以下、フィルタ清掃機能について図3〜図13を用いて説明する。
本実施の形態の空気調和機は、塵埃を除去されるエアフィルタ10が、図3、図4に示すようにフィルタ保持台11により保持されている。フィルタ保持台11には、エアフィルタ10を保持するための第1保持空間11aと第2保持空間11bとが設けられている。エアフィルタ10は、フィルタ搬送装置12により第1保持空間11aと第2保持空間11bに搬送される。
フィルタ搬送装置12は、図4に示すように、室内機の幅方向(図4では奥行き方向)に延在するシャフト13と、シャフト13の外周面の一部に取り付けられたギヤ14とを備えている。エアフィルタ10は、シャフト13に架け回されるとともに、ギヤ14と係合するように取り付けられる。
エアフィルタ10は、通常、第1保持空間11a内に位置し、上面開口部2bから取り入られた室内空気に含まれる塵埃を除去する。エアフィルタ10の清掃開始が指示されると、ギヤ14が正方向(図4では反時計回り)に回転し、エアフィルタ10は、第1保持空間11aから第2保持空間11bへと搬送される。エアフィルタ10が第2保持空間11bに搬送されると、ギヤ14が逆方向(図4では時計回り)に回転し、エアフィルタ10は、第2保持空間11bから第1保持空間11aへ戻し搬送される。
なお、本実施の形態において、第1保持空間11aから第2保持空間11bまでのエアフィルタ10の搬送経路を「往路」といい、第2保持空間11bから第1保持空間11aまでのエアフィルタ10の搬送経路を「復路」という。
シャフト13の近傍には、図5に示すように、エアフィルタ10がシャフト13の周囲に沿って移動するようにガイドするガイド部材15が設けられている。ガイド部材15は、シャフト13に対して所定の隙間を空けて設けられている。
エアフィルタ10を駆動するフィルタ搬送装置12のシャフト13近傍には、エアフィルタ10の表面に付着した塵埃を除去するブラシ16が通常エアフィルタと接触しない姿勢となるように設けられ、エアフィルタ10の長手方向に沿って配置されている。ブラシ16はブラシ回転装置の一例であるブラシ保持台17に取付け保持されており、そのブラシ保持台17の下方には樋状の塵埃収納部18が設けられている。
前記ブラシ保持台17は、図6〜図8に示すように、ブラシ16を保持した面とは別の面に長手方向と交差する補強用リブ19が多数一体形成され、その一端部側に設けたモータ等の駆動部(図示せず)によって、ブラシ16の先端部をエアフィルタ10に接触させる姿勢と、エアフィルタ10に接触していたブラシ16の先端部がエアフィルタと接触しない姿勢に回転させることが可能となっている。なお、ブラシ16の形状としては、実施形態1の構成以外に、例えばローラー状のブラシであってもよい。
また、塵埃収納部18は、図4〜図6に示すように、上方を開放した第1塵埃収納部18Aと、第1塵埃収納部18Aの下部に設けた第2塵埃収納部18Bの二段構成となっている。第2塵埃収納部18Bは本体2から着脱自在としてもよい。そして、上記前記第1塵埃収納部18Aの内部には塵埃収納部の内部の塵埃を移動させる塵埃除去部材21(以下、ブレードと称す)が設けられている。なお、ブレード21は、前記ブラシ16に付着した塵埃を除去するように構成されていてもよい。
上記ブレード21は前記ブラシ16の長手方向に摺動自在に設けられており、図7、図8に示すように、塵埃収納部18の一端部側に設けたモータ等の駆動手段22と連結したベルト或いはワイヤー等の連結手段(図示せず)を介して駆動されるように構成され、エアフィルタと接触しない姿勢になったブラシ16に接しながら摺動し、ブラシ16に付着している塵埃を掻き落とす。
なお、ブレード21は、例えば、ゴムなど弾性体、好ましくは柔軟性のある軟質性弾性体により構成され、図9に示すように、ブラシ16と接する掻き落とし部21aを頂点とした断面三角状に形成されていてその上面は傾斜面21b,21cとなっている。
また、図8に示すように前記第1塵埃収納部18Aと第2塵埃収納部18Bとの間を仕切る仕切壁部分18Cには、排出装置側部分に第1開口23を設け、排出装置とは反対側の端部に第2開口24が開口形成されている。そして、第2塵埃収納部18Bには、前記第1塵埃収納部18Aの第1開口23と対向する塵埃排出口25が設けられており、その塵埃排出口25を介して塵埃を吸引排気するファン等の排出装置26(図7参照)が接続されている。
なお、第2塵埃収納部18Bは前記第1開口23、第2開口24、塵埃排出口25以外の部分は略密閉状態となる構成となっており、第2開口24と対向する部分には傾斜部27が設けられている。
また、前記ブラシ16、ブラシ保持台17、ブレード21、塵埃収納部18は、図8に示すように、塵埃回収ユニットAを構成しており、更に前記塵埃回収ユニットAは塵埃を吸引排出する排出装置26を連結して図7に示す塵埃回収排出ユニットBを構成している。
また、前記塵埃回収排出ユニットBの塵埃回収ユニットAと排出装置26との連結部分近傍には、前記フィルタ搬送装置12のギヤ14を駆動するモータ等のフィルタ駆動装置20(図6参照)が配置されている。
以下、上記のように構成された空気調和機のエアフィルタ10に付着した塵埃を清掃し排出する動作の一例を説明する。
空気調和機は所定時間使用されフィルタ清掃開始信号が発せられると、ブラシ保持台17が反転され、図10(a)に示すようにブラシ16がエアフィルタ10に接触する状態となる。その後、フィルタ駆動装置20が動作し、フィルタ搬送装置12のギヤ14が正方向に回転され、エアフィルタ10が第1保持空間11aから第2保持空間11bへ搬送される。
この搬送の間、ブラシ保持台17は、ブラシ16をエアフィルタ10と接触する位置で固定されており、エアフィルタ10に付着した塵埃は、定位置で固定されるブラシ16で堰き止められ、除去される。
ここで、上記ブラシ16はエアフィルタ10への接触によって圧迫されることになるが、これを保持するブラシ保持台17は補強用リブ19によって補強されているので、撓み変形等することがない。よって、エアフィルタ10に付着した塵埃の除去効率が向上する。
ギヤ14が更に正方向に回転され、エアフィルタ10が第2保持空間11bの終端まで到達すると、ギヤ14の正方向の回転が停止され、ブラシ16をエアフィルタ10に接触しない待機位置にしてギヤ14を逆回転させ、エアフィルタ10を元の位置に戻す。
以上の動作を必要ならば数回繰り返し、フィルタ清掃が終了する。
フィルタ清掃が終了すると、次に塵埃の排出動作が行われる。以下、図10(b)、図11、図12、図13を用いて説明する。
エアフィルタ10の掃除動作が終了すると、ブラシ保持台17が逆方向に回転され、ブラシ16がブラシ掃除位置、すなわち図10(b)、図11に示すようにエアフィルタと接触しない姿勢に反転されて第1塵埃収納部18A内に臨む。
その後、ブレード21の駆動手段22が駆動され、ブレード21が図13の(a)に示す一端部側からブラシ16の長手方向に沿って摺動される。
これにより、ブレード21はブラシ16に付着している塵埃を掻きとるとともに、掻きとった塵埃を図11に示すように排出装置26側が摺動終端となるように第1開口23に向かって搬送する。
上記第1開口23に向かって搬送された塵埃が、図12の(a)、図13の(b)に示す第1塵埃収納部18Aの端部に達すると、排出装置26が駆動され、前記ブレード21は更にそのまま摺動して図12の(b)、図13の(c)に示すように第1開口23を閉塞する。
これにより、ブレード21によって搬送されてきた塵埃群Xは、第1開口23、塵埃排出口25を介して排出装置26に吸引され、そのまま屋外に排出される。
つまり、本実施の形態の塵埃排出構成では、ブラシ16から掻き落とした塵埃群Xをブレード21によって一箇所、この例では第2塵埃収納部18Bの排出装置26側に集め、この第2塵埃収納部18Bの排出装置26側に集めた状態で塵埃を吸引し、屋外に排出する。
したがって、排出装置26による塵埃排出は効率よく行われ、排出装置26の駆動時間、つまり塵埃の吸引排出時間を大幅に短縮できる。
また、ブレード21で掻き落とす際にブレード上面に落下する塵埃はブレード21の傾斜面21bに沿ってブレード21の進行方向側に滑り落ちる。よって、ブレード21の上面に溜まって掻き落とし部21aによる塵埃の掻き落としを阻害するようなことがなくなり、効率よく塵埃の掻き落としを行うことができる。
また、上記ブラシ16から塵埃を除去する際、ブレード21はブラシ16に沿って摺動するので、従来のようにバシバシ音が発することもなく、フィルタ清掃時の静穏化を図ることもできる。
一方、前記ブレード21で掻き落とした塵埃群Xを第1開口23側に搬送する際、本実施の形態の塵埃排出構成では、掻き落とした塵埃群の一部がブレード21の進行方向とは反対の傾斜面21c側にこぼれ落ちてそのまま排出されずに残ってしまうことが想定される。
しかしながら、本実施の形態の塵埃排出構成では、前記第1開口23と反対側の端部、すなわち、ブレード21の初期位置側に第2開口24を設けているので、この第2開口24を介して前記こぼれ落ちた塵埃も排出されることになる。
詳述すると、前記した塵埃の排出が終了すれば排出装置26が停止され、ブレード21の駆動手段22を介して図13(d)に示すようにブレード21が初期の位置に戻される。この際、ブレード21は図12の(c)に示すように前記こぼれ落ちた塵埃Yを第1開口23とは反対側に設けた第2開口24へと搬送し、ブレード21が第2開口24を塞ぐ直前に排出装置26が駆動される。そしてブレード21はそのままさらに移動し、図12の(d)、図13の(e)に示すように第2開口24を閉塞する。
これにより、ブレード21により搬送されてきた塵埃は第2開口24から第2塵埃収納部18Bへと吸い込まれ、図13の(f)に示すように第2塵埃収納部18B、塵埃排出口25を介して前記の場合と同様に排出装置26に吸引され、そのまま屋外に排出される。
したがって、ブレード21摺動時にこぼれ落ちた塵埃Yも残すことなくきれいに回収して確実に屋外に排出することができる。
また、上記ブレード21摺動時にこぼれ落ちた塵埃Yはごく少量であるから、前記排出装置26による吸引によって無理なく迅速に吸引され、こぼれ落ちた塵埃排出も効率よく排出される。
そして、本実施の形態では、さらに、上記塵埃収納部18は、第1開口23、第2開口24、塵埃排出口25以外の部分を略密閉状態となっているから、第2開口24付近に取り込んだ塵埃は排出装置26から遠く離れていても効率よく吸引排出されることになる。
よって、このこぼれ落ちた塵埃の排出時間も短縮することができ、このこぼれ落ち塵埃の排出時間を加えてもエアフィルタ10の清掃及び塵埃排出時間を大幅に短縮することができる。
なお、実施形態1の構成においては、ブラシ16に付着した塵埃を掻きとる場合、ブラシ16の長手方向に沿ってブレード21を摺動させて塵埃を掻き落としているが、ブラシ16に付着した塵埃を除去する方法としては、例えばブラシ16の長手方向の長さと同程度の長さのブレードをブラシ16と平行に延在させてし、ブラシ16がそのブレードに接触する位置で揺動することにより、ブラシ16に付着した塵埃を除去する方法であってもよい。
一方、上記塵埃を収納する塵埃収納部18は、本実施の形態ではその第2塵埃収納部18Bが本体2から着脱自在となっている。したがって、本実施の形態では第2塵埃収納部18Bを取り出して塵埃を廃棄することもでき、利便性が向上する。
例えば、フィルタから除去した塵埃を排出装置26によって自動的に吸引排出することができない建屋、例えば高層マンション等の高層階等があるが、このような場合には第2塵埃収納部18Bを本体2から取り外して塵埃を廃棄する形で使用することができる。よって、利便性が向上する。
以上、本発明に係る空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれるものである。
例えば、本実施の形態では室内機と室外機が分離されている空気調和機で説明したが、これらは一体のものであってもよい。
また、塵埃収納部18は第2塵埃収納部18Bを着脱自在としたが、これは第1塵埃収納部18Aと一体形成して本体側から着脱できないようにしてもよいものである。
また、排出装置26は、ブレード21が第1開口23側に来た時と、第2開口24に来た時に駆動するようにしたが、これは図13の(a)で示すブレード21を摺動させる時点から図13の(f)で示す間の全域あるいは同図(d)以外の(a)から(f)の全域で駆動させるようにしてもよいものであり、このように全域で排出装置26を駆動すればブラシ16からの塵埃の掻き落とし効果を向上させることができ、効果的である。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、フィルタ清掃装置の塵埃排出を迅速かつ静かに行うことができるとともに塵埃の回収漏れ等もなくして、空気調和機の品質及び信頼性を大きく向上させることができる。よって、一般家庭で使用される空気調和機をはじめ様々な空気調和機に適用できる。
1 室内機
2 本体
2a 前面開口部
2b 上面開口部
3 前面パネル
4 熱交換器
5 ファン
6 吹出口
7 上下風向変更羽根
8 左右風向変更羽根
9 通風路
10 エアフィルタ
11 フィルタ保持台
11a 第1保持空間
11b 第2保持空間
12 フィルタ搬送装置
13 シャフト
14 ギヤ
15 ガイド部材
16 ブラシ
17 ブラシ保持台
18 塵埃収納部
18A 第1塵埃収納部
18B 第2塵埃収納部
18C 仕切壁部分
19 補強用リブ
20 フィルタ駆動装置
21 ブレード(塵埃除去部材)
21a 掻き落とし部
21b,21c 傾斜面
22 駆動手段
23 第1開口
24 第2開口
25 塵埃排出口
26 排出装置
27 傾斜部

Claims (6)

  1. 調和機本体に内蔵されたエアフィルタと、
    前記エアフィルタの長手方向に沿って配置した塵埃除去用のブラシと、
    前記ブラシの下方に位置し除去された塵埃を収容する塵埃収納部と、
    前記塵埃収納部の内部を移動して前記塵埃収納部の内部の塵埃を移動させる塵埃除去部材と、
    前記塵埃収納部に収容した塵埃を外部に吸引排出する排出装置と、を備え、
    前記塵埃収納部は、ブラシの下方に設けた第1塵埃収納部と、前記第1塵埃収納部の下方に位置する第2塵埃収納部とで構成し、前記第2塵埃収納部は、前記排出装置に接続され前記塵埃収納部の内部の空気を吸引するための塵埃排出口を有し、更に前記第1塵埃収納部と前記第2塵埃収納部との間には、前記排出装置側部分に第1開口を設けるとともに、前記排出装置とは反対側の端部に第2開口を設け、前記塵埃除去部材は、前記塵埃収納部の第1塵埃収納部に有することを特徴とする空気調和機。
  2. 第2塵埃収納部は、第1開口、第2開口、塵埃排出口以外の部分は略密閉状態とした請求項1記載の空気調和機。
  3. 塵埃除去部材はブラシの長手方向に摺動自在に設けてブラシに付着した塵埃を除去するように構成された請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 塵埃除去部材は、ブラシと接する塵埃除去部を中心とした両側の上面を下り傾斜面とした請求項1〜3のいずれか1項記載の空気調和機。
  5. 塵埃除去部材の摺動は、第1開口側を摺動終端とした請求項1〜4のいずれか1項記載の空気調和機。
  6. 塵埃収納部は、第2塵埃収納部を着脱自在とした請求項1〜5のいずれか1項記載の空気調和機。
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