JP2021116653A - 貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置 - Google Patents

貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021116653A
JP2021116653A JP2020012769A JP2020012769A JP2021116653A JP 2021116653 A JP2021116653 A JP 2021116653A JP 2020012769 A JP2020012769 A JP 2020012769A JP 2020012769 A JP2020012769 A JP 2020012769A JP 2021116653 A JP2021116653 A JP 2021116653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plunger
lock
tongue
inner box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020012769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7061633B2 (ja
Inventor
敬介 上野
Keisuke Ueno
敬介 上野
友資 小野
Yusuke Ono
友資 小野
和典 樟
Kazunori Kusunoki
和典 樟
圭一 吉野
Keiichi Yoshino
圭一 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Fuji Seiko Honsha Co Ltd
Original Assignee
Okamura Corp
Fuji Seiko Honsha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp, Fuji Seiko Honsha Co Ltd filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2020012769A priority Critical patent/JP7061633B2/ja
Priority to CN202120253565.6U priority patent/CN215169159U/zh
Publication of JP2021116653A publication Critical patent/JP2021116653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7061633B2 publication Critical patent/JP7061633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】電気錠20、機械錠13を備える内函10について、所要部品点数を少なくして全体構成を簡単にする。【解決手段】箱体11と、蓋12と、箱体11側の電気錠20と、蓋12側の機械錠13とを備え、電気錠20は、ソレノイド22のプランジャ22aを伸縮し、機械錠13は、タング13aを往復旋回して、それぞれ施錠状態、解錠状態とする。【選択図】図2

Description

この発明は、電気錠、機械錠の双方を搭載する貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置に関する。
電気錠、機械錠の双方を併せて搭載する貸金庫装置用の内函(顧客ごとの貴重品などの物品を収納する保管箱をいう、以下同じ)が知られている(たとえば、特許文献1)。電気錠を使用する場合は、認証カードや暗証番号などの他、手掌静脈や指静脈などの生体情報などを利用して顧客を特定して内函を解錠し、面倒な鍵を使用する必要がない。一方、たとえば法人契約の顧客などのように、内函の利用者を特定の個人に限定することが難しい場合には、鍵を使用する機械錠により内函を解錠する。
従来の内函は、手動による解施錠用の摘み部の動作を適切に規制するために、2個のソレノイドからなる電気錠と、シリンダ錠からなる機械錠との間にインターロック用の揺動部材を設けている。揺動部材は、解錠位置に揺動しない限り、摘み部の解錠動作を許容することがなく、電気錠の各ソレノイドは、それぞれ揺動部材の揺動の可否を制御し、揺動部材を解錠位置に揺動駆動する。また、機械錠は、揺動部材の一端に係合して揺動部材を解錠位置に駆動する。
特許第4960805号公報
かかる従来技術によるときは、内函の電気錠、機械錠は、所要構成部品が多く、全体構成が複雑であり、組立作業も煩雑になりがちであるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、単一のソレノイドによる電気錠と、シリンダ錠の機械錠とを組み合わせることによって、所要部品点数を最少に抑え、全体構成を簡単にすることができる貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1の発明の構成は、顧客の物品を収納する箱体と、箱体を開閉する蓋と、ソレノイドのプランジャを伸縮して施錠状態、解錠状態とする箱体側の電気錠と、タングを往復旋回して施錠状態、解錠状態とする機械錠とを備えてなり、電気錠、機械錠は、蓋を閉じて、プランジャ、タングを施錠状態にすると、タングがプランジャに係合して蓋を施錠し、プランジャ、タングの一方または双方を解錠状態にすると、タング、プランジャが係合せず蓋を解錠することをその要旨とする。
なお、電気錠、機械錠は、プランジャ、タングを施錠状態にして蓋を閉じると、タングがプランジャに自動的に係合して蓋を施錠することができる。
また、電気錠は、蓋が施錠されている時、外部からの固有鍵データ付きの解錠要求によりプランジャを解錠状態にして蓋を解錠してもよく、外部からの施錠要求によりプランジャを施錠状態にしてもよい。
請求項5の発明の構成は、金庫室と、金庫室に付設するブースと、金庫室からブースに搬出して顧客に利用させる請求項1ないし請求項4のいずれかの貸金庫装置用の内函とを備えることをその要旨とする。
かかる請求項1の発明の構成によるときは、箱体側の電気錠は、蓋が閉じている時、プランジャを伸長して蓋側の機械錠の施錠状態のタングに係合させることにより蓋を施錠し、プランジャを短縮して係合を外すことにより蓋を解錠することができる。一方、機械錠は、蓋が閉じている時、タングを旋回して電気錠の施錠状態のプランジャに係合させることにより蓋を施錠し、タングを逆方向に旋回して係合を外すことにより蓋を解錠することができる。すなわち、電気錠、機械錠は、双方を施錠状態にしてそれぞれのプランジャ、タングを互いに係合させて蓋を施錠し、少なくとも一方を解錠状態にしてプランジャ、タングの係合を外すことにより蓋を解錠することができる。なお、この場合の所要部材は、電気錠としての単一のソレノイドと、シリンダ錠の機械錠だけであり、全体構成も簡単である。ただし、電気錠用のソレノイドは、無通電でプランジャが伸長して施錠状態になり、通電でプランジャが短縮して解錠状態になるものとする。
電気錠、機械錠は、プランジャ、タングの双方を施錠状態にして蓋を閉じると、施錠状態のタングが施錠状態のプランジャに自動的に係合して蓋を施錠し、このときの電気錠は、いわゆるラッチ動作をすることができる。なお、このようなラッチ動作は、たとえばばねを介してプランジャを伸長方向に付勢するとともに、プランジャの先端部に形成する斜面に対してタングを係合させ、プランジャを一時的に短縮させるための駆動力を発生させればよい。
電気錠は、外部からの固有鍵データ付きの解錠要求によって蓋を解錠することにより、必要十分なセキュリティを実現することができる。ただし、固有鍵データとしては、たとえばシステム中の各内函の識別番号に対して乱数や日付などの任意の付加情報を加え、顧客に依存しないデータとするのがよく、外部との通信は、暗号化されたデータ通信などによるのがよい。なお、電気錠は、外部からの施錠要求によりプランジャを伸長して施錠状態にすればよい。
請求項5の発明の構成によるときは、請求項1ないし請求項4のいずれかの内函を使用することにより、必要十分なセキュリティを容易に実現することができる。
内函の斜視説明図 電気錠の動作説明図(1) 電気錠の動作説明図(2) ブース内の設備の全体斜視図 図4の要部動作説明図(1) 図4の要部動作説明図(2) 操作装置の要部拡大断面図 全体ブロック系統図 全体動作フローチャート
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
貸金庫装置用の内函10は、前後に長い浅い長方形の箱体11に蓋12を付設してなる(図1)。ただし、図1(A)、(B)は、それぞれ蓋12を閉じた時、開いた時の全体斜視図である。
蓋12は、ヒンジ12a、12aを介して短辺側の一辺が箱体11の後部に連結されている。また、蓋12の前端部には、開放操作用の手掛け12b、12bが取り付けられ、タング13a付きのシリンダ錠の機械錠13が装着されている。箱体11は、顧客の貴重品などの物品を収納して蓋12を閉じることができ、蓋12は、ヒンジ12a、12aを介して上方に開くことができる。
箱体11の前後の両端面には、それぞれ下向きの把手11a、11aを形成するアングル材11bが取り付けられている。また、箱体11の内側前端部には、開口部14aを有するケーシング14を設け、ケーシング14には、機械錠13と組み合わせる電気錠20が組み込まれている(図1、図2)。ただし、図2(A)、(B)は、それぞれ電気錠20の斜視図、上面図である。なお、図2(A)、(B)には、蓋12を閉じる時、ケーシング14の開口部14a内に垂下する機械錠13のタング13aが併せて図示されている。
電気錠20は、ケーシング14に適合する横長のブラケット21の左右両端部に、それぞれソレノイド22、基板23を搭載して構成されている。ソレノイド22の内向きのプランジャ22aの先端部は、ケーシング14の開口部14a内に突出し、上向きの斜面22bが形成されている。プランジャ22aの中間部は、補助ブラケット21aを介して軸方向に摺動自在に支持されており、プランジャ22aを伸長方向に付勢するばね22cが装着されている。プランジャ22aの基部側には、伸長限を規定する止め輪22dが装着されている。
基板23は、支持ブラケット21bを介して支持されている。また、基板23には、電源供給用および通信用の接触端子24が付設されており、接触端子24は、箱体11の前端面に突出している。
ソレノイド22は、基板23を介して適宜通電制御される。すなわち、ソレノイド22の無通電時において、プランジャ22aは、ばね22cを介して最大限に伸長して図2(A)、(B)の施錠状態となり、通電時には、ばね22cに抗して短縮して図3(A)、(B)の解錠状態となる。ただし、図3(A)、(B)は、それぞれ図2(A)、(B)相当図である。ソレノイド22の近傍には、取付ブラケット21cを介し、プランジャ22aの解錠状態を検出する解錠センサ25が配設されており、プランジャ22aには、解錠センサ25用のドグ25aがねじ止めされている。なお、図2、図3において、プランジャ22aは、スプリングピン22fを介し、ソレノイド22に出没する可動材22eに連結されている。
機械錠13は、図示しない鍵を挿入して正逆に回転操作することにより、タング13aを垂直軸のまわりに約90°往復旋回させることができる(図2(A)の矢印K1 、K2 方向)。そこで、タング13aは、下端の水平フック13bが箱体11の前方に向かう図2、図3の施錠状態と、施錠状態のタング13aを図2(A)の矢印K1 方向に旋回させて水平フック13bがソレノイド22のプランジャ22aと同方向になる解錠状態とをとることができる。
電気錠20、機械錠13は、蓋12を閉じてプランジャ22a、タング13aの双方を施錠状態にすると、開口部14a内において、タング13aの水平フック13bがプランジャ22aの先端部の下側から係合し(図2)、蓋12が解放不能に施錠される。一方、プランジャ22aを解錠状態にすると(図3)、タング13aが施錠状態にあってもプランジャ22a、タング13aが係合せず、蓋12は、解錠されて開放自在となる。また、タング13aを解錠状態にすると、プランジャ22aが施錠状態、解錠状態のいずれにあっても、プランジャ22a、タング13aが係合せず、蓋12は、解錠される。すなわち、蓋12は、それを閉じてプランジャ22a、タング13aの双方を施錠状態にするときだけ施錠され、プランジャ22a、タング13aの一方または双方を解錠状態にすれば解錠される。
なお、施錠状態のタング13aは、水平フック13bが施錠状態のプランジャ22aの先端部の斜面22bの下側に係合する(図2)。そこで、蓋12を開放したまま、プランジャ22a、タング13aをそれぞれ施錠状態にして蓋12を閉じると、タング13aの水平フック13bがプランジャ22aの斜面22bに上方から係合し、ばね22cに抗してプランジャ22aを一時的に押し縮め、最終的に水平フック13bをプランジャ22aの下側に自動的に係合させて蓋12を施錠することができる。すなわち、施錠状態の電気錠20は、機械錠13を施錠状態にして蓋12を閉じると、ラッチ動作により蓋12を自動施錠可能である。
内函10を使用する貸金庫装置は、多数の内函10、10…を収納する図示しない金庫室に顧客用のブースを付設し、ブース内の設備として、内函10の内部を利用するための操作装置31、付属のテーブル32、液晶タッチパネル33、たとえば指静脈を検知する生体認証装置34などを備えている(図4、図5)。
金庫室とブースとの間は、図示しない仕切壁を介して仕切られており、操作装置31の上面には、顧客が内函10を利用するための利用口31aが開口され、利用口31aは、付属のスライド蓋31bを介して開閉することができる。一方、金庫室には、仕切壁を越えて指定の内函10を操作装置31内にまで搬出する一連の搬送装置が設備されており、金庫室からの内函10は、操作装置31の利用口31aの直下にまで水平搬送されると(図5の矢印K1 方向)、利用口31aに向けてリフトアップされ(同図の矢印K2 方向)、その後、スライド蓋31bを開いて内函10の蓋12を露出させ(図6(A))、顧客は、所定の手順を経て蓋12を開いて内函10の内部を利用することができる(図6(B))。内函10の利用が済み、顧客が蓋12を閉じると、スライド蓋31bが自動的に閉じ、以後、内函10は、利用口31aからリフトダウンされ、金庫室内の所定位置にまで自動的に戻される。
なお、操作装置31の利用口31aには、内函10の蓋12が閉じられていることを検知する蓋閉センサ35が配置されている(図6)。また、利用口31aの近傍には、所定位置にリフトアップされた内函10の接触端子24が接触する電源供給用および通信用の下向きの接触端子36が配設されている(図7)。ただし、図7には、開放状態のスライド蓋31bの他、利用口31aの四周に配置する緩衝材31c、31c…が併せて図示され、緩衝材31c、31c…は、リフトアップされる内函10を正しく位置決めすることができる。
貸金庫装置を統轄制御するシステムコンピュータ40は、通信部41a、給電部41b付きの制御部41を備えている(図8)。
制御部41には、ブースに設置する操作装置31のスライド蓋31b、液晶タッチパネル33、生体認証装置34、蓋閉センサ35が接続される他、金庫室からブースの操作装置31に至る内函10用の搬送装置51、ブースの入室部の室外側に設ける液晶タッチパネル52、生体認証装置53、入室用のブースドアの電気錠54などが接続されている。ただし、システムコンピュータ40は、図8に拘らず、複数のコンピュータシステムを組み合わせる分散形に構成してもよい。
一方、内函10の基板23には、通信部26a、受電部26b付きの制御部26が組み込まれており、制御部26には、電気錠20のソレノイド22、解錠センサ25が接続されている。なお、内函10がブースの操作装置31にまで搬出されて利用口31aにリフトアップされると、制御部26は、システムコンピュータ40側の給電部41b、接触端子36、内函10側の接触端子24、受電部26bを介して電源が供給され、システムコンピュータ40、内函10の制御部41、26は、それぞれの通信部41a、26aを介して双方向にデータ通信が可能である。
貸金庫装置の全体動作の概要は、たとえば図9のとおりである。ただし、図9において、動作ステップ(M1 )、(M2 )…、(S1 )、(S2 )…、(B1 )、(B2 )…は、それぞれ顧客の操作手順、システムコンピュータ40、内函10の各動作手順を時系列的に示し、以下、それぞれを単に(M1 )、(S1 )、(B1 )のように記す。なお、金庫室内に収納されている内函10、10…は、それぞれの電気錠20のプランジャ22a、機械錠13のタング13aを施錠状態にして蓋12が開放不能に施錠されている。
まず、顧客が図示しないブースの入室用のブースドアの位置に来訪すると、室外側の液晶タッチパネル52にあらかじめ表示されている案内メッセージに従い、室外側の生体認証装置53により、たとえば手掌静脈の生体認証を実行する(M1 )。生体認証情報は、システムコンピュータ40により登録済みの顧客の生体認証データと対比して認証され、認証が成立すると、システムコンピュータ40は、入室用のブースドアを解錠して(S1 )、顧客の入室を促す。そこで、顧客は、ブースドアを開けてブースに入室し(M2 )、システムコンピュータ40は、ブースドアを施錠する(S2 )。
つづいて、顧客は、ブース内の液晶タッチパネル33を介し、あらかじめ登録済みの暗証番号を入力する(M3 )。そこで、システムコンピュータ40は、入力された暗証番号の認証成立を条件にして、搬送装置51を駆動制御して顧客に属する特定の内函10を金庫室からブースに搬出し(S3 )、最終的に内函10を操作装置31の利用口31aにリフトアップさせる((S3 )、図5)。なお、リフトアップされた内函10は、接触端子24が操作装置31側の接触端子36に自動的に接続される(B1 )。その後、システムコンピュータ40は、給電部41bを介して内函10に給電を開始するとともに(S4 )、利用口31aのスライド蓋31bを開放する((S4 )、図6(A)、図7)。
次に、顧客は、ブース内の生体認証装置34により生体認証し(M4 )、システムコンピュータ40は、認証成立を条件にして、内函10の制御部26に固有鍵データ付きの解錠要求を送信し(S5 )、制御部26は、送信された固有鍵データの認証成立を条件にしてソレノイド22に通電し、電気錠20を解錠状態にして蓋12を解錠する((B2 )、図3)。なお、このとき、解錠センサ25の作動信号がシステムコンピュータ40に送られ、顧客は、液晶タッチパネル33上の案内メッセージに従って内函10の蓋12を開け(M5 )、内函10の内部を利用することができる(M6 )。
一方、内函10の蓋12が開かれると(M5 )、蓋閉センサ35のオフ信号がシステムコンピュータ40に送られ、システムコンピュータ40は、内函10の制御部26に対して施錠要求を送信する(S6 )。そこで、制御部26は、ソレノイド22を無通電にして電気錠20を施錠状態にし((B3 )、図2)、解錠センサ25のオフ信号がシステムコンピュータ40に送られる。なお、内函10の利用が終ると、顧客は、内函10の蓋12を閉じる(M7 )。そこで、蓋閉センサ35のオン信号がシステムコンピュータ40に送られるとともに、内函10は、電気錠20のラッチ動作により蓋12が自動的に施錠される(B4 )。
その後、顧客は、液晶タッチパネル33上に案内表示される返却ボタンを操作する(M8 )。これにより、システムコンピュータ40は、スライド蓋31bを閉じるとともに内函10に対する給電を終了し(S7 )、内函10を利用口31aからリフトダウンして金庫室の所定位置まで戻すように搬送装置51を駆動制御する(S8 )。なお、内函10は、リフトダウンにより接触端子24が接触端子36から自動的に離脱する(B5 )。一方、顧客は、ブースドアを開けて退室すればよい(M9 )。ただし、ブースドアは、たとえば室内側から手動で解錠して開くことができ、顧客の退室後、自動的に閉じて施錠される。
なお、顧客が法人契約などの場合、内函10の利用者を特定し難く、生体認証の適用が難しいことがある。その場合の利用者は、あらかじめ付与される顧客用のICカード式の認証カードと、内函10の機械錠13用の鍵とを携帯して来訪するものとし、図9の動作ステップ(M1 )において、認証カードを利用してブースに入室し、動作ステップ(M4 )において、持参の鍵により機械錠13を解錠して内函10の蓋12を直接解錠し、システムコンピュータ40、内函10の動作ステップ(S5 )、(B2 )を経由することなく、蓋12を開くことができる(M5 )。
以上の説明において、操作装置31側、内函10側の接触端子36、24は、たとえば電磁誘導式、光通信式などの無接触形に代えてもよい。
また、内函10を金庫室、ブース間に往復搬送する貸金庫装置の搬送方式は、操作装置31を使用するリフタ付きの搬送装置51に代えて、たとえば仕切壁を越えて金庫室側、ブース側に交互に出没する水平回転式、垂直回転式または水平移動式などの内函10用の専用キャリアを用いる方式としてもよい。
この発明に係る貸金庫装置用の内函は、電気錠、機械錠を併せて搭載しながら全体構成が簡単であり、認証用の顧客登録情報を内部に保有する必要がなく、規模の大小や契約顧客の変更頻度などに拘らず、あらゆる場所に設置する貸金庫装置に対し、広く好適に適用することができる。
10…内函
11…箱体
12…蓋
13…機械錠
13a…タング
20…電気錠
22…ソレノイド
22a…プランジャ

特許出願人 株式会社 オカムラ
株式会社 富士精工本社

Claims (5)

  1. 顧客の物品を収納する箱体と、該箱体を開閉する蓋と、ソレノイドのプランジャを伸縮して施錠状態、解錠状態とする前記箱体側の電気錠と、タングを往復旋回して施錠状態、解錠状態とする機械錠とを備えてなり、前記電気錠、機械錠は、前記蓋を閉じて、前記プランジャ、タングを施錠状態にすると、前記タングが前記プランジャに係合して前記蓋を施錠し、前記プランジャ、タングの一方または双方を解錠状態にすると、前記タング、プランジャが係合せず前記蓋を解錠することを特徴とする貸金庫装置用の内函。
  2. 前記電気錠、機械錠は、前記プランジャ、タングを施錠状態にして前記蓋を閉じると、前記タングが前記プランジャに自動的に係合して前記蓋を施錠することを特徴とする請求項1記載の貸金庫装置用の内函。
  3. 前記電気錠は、前記蓋が施錠されている時、外部からの固有鍵データ付きの解錠要求により前記プランジャを解錠状態にして前記蓋を解錠することを特徴とする請求項1または請求項2記載の貸金庫装置用の内函。
  4. 前記電気錠は、外部からの施錠要求により前記プランジャを施錠状態にすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の貸金庫装置用の内函。
  5. 金庫室と、該金庫室に付設するブースと、前記金庫室から前記ブースに搬出して顧客に利用させる請求項1ないし請求項4のいずれか記載の貸金庫装置用の内函とを備えてなる貸金庫装置。
JP2020012769A 2020-01-29 2020-01-29 貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置 Active JP7061633B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012769A JP7061633B2 (ja) 2020-01-29 2020-01-29 貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置
CN202120253565.6U CN215169159U (zh) 2020-01-29 2021-01-29 用于保险柜装置的内箱及使用该内箱的保险柜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012769A JP7061633B2 (ja) 2020-01-29 2020-01-29 貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021116653A true JP2021116653A (ja) 2021-08-10
JP7061633B2 JP7061633B2 (ja) 2022-04-28

Family

ID=77174345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020012769A Active JP7061633B2 (ja) 2020-01-29 2020-01-29 貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7061633B2 (ja)
CN (1) CN215169159U (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281874U (ja) * 1988-12-14 1990-06-25
JP2004124533A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Kyowa Seisakusho:Kk 戸開閉装置
EP1528200A1 (de) * 2003-11-03 2005-05-04 Josef Hamberger Schloss
JP2010242447A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Kokuyo Co Ltd 収納什器
JP2011174239A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kokuyo Co Ltd 陳列棚
JP4960805B2 (ja) * 2007-08-24 2012-06-27 株式会社熊平製作所 貸金庫システム
JP2017214708A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ベスト 開き扉の施解錠機構

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281874U (ja) * 1988-12-14 1990-06-25
JP2004124533A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Kyowa Seisakusho:Kk 戸開閉装置
EP1528200A1 (de) * 2003-11-03 2005-05-04 Josef Hamberger Schloss
JP4960805B2 (ja) * 2007-08-24 2012-06-27 株式会社熊平製作所 貸金庫システム
JP2010242447A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Kokuyo Co Ltd 収納什器
JP2011174239A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kokuyo Co Ltd 陳列棚
JP2017214708A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ベスト 開き扉の施解錠機構

Also Published As

Publication number Publication date
CN215169159U (zh) 2021-12-14
JP7061633B2 (ja) 2022-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110074543A1 (en) Apparatus and method for electronic access control
CN105427486A (zh) 自动借还书柜
KR101716745B1 (ko) 전자 사물함 관리 시스템
CN114007469A (zh) 物品保管装置
JP7125305B2 (ja) 受付端末機
JP5329625B2 (ja) 格納システム
JP7061633B2 (ja) 貸金庫装置用の内函と、それを使用する貸金庫装置
JP7025306B2 (ja) 貸金庫用保護箱の施解錠装置
JP6498225B2 (ja) 貸金庫システム
JP2019208589A (ja) 宅配ボックス
US20230349199A1 (en) Smart device for authorizing merchandise security keys
CN113597495B (zh) 收纳装置
JP2012036592A (ja) 物品保管装置
JP2006256842A (ja) 格納システム及び電子キー
JP7130493B2 (ja) 管理システム、及び、データセンタ
JP7222229B2 (ja) 自動販売機の扉体開閉システム
JP6701068B2 (ja) 電気錠制御装置及び収納システム
JP4362293B2 (ja) キャビネットにおける扉の施解錠装置
KR102546283B1 (ko) 전자 키 보관장치
JP4184589B2 (ja) ロッカー装置
JP6498224B2 (ja) 施解錠機構および貸金庫システムの利用方法
JP6188059B2 (ja) 物品管理システム
JP2015183444A (ja) 防災用倉庫用施錠システム及び防災用倉庫用電気錠装置
US11971973B2 (en) Uilization control system, use permit issuance device, uilization control method, and computer-readable program
JP2006185315A (ja) セキュリティシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7061633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150