JP2021115693A - ロボットシステムの制御装置、ロボットシステムの制御方法、コンピュータ制御プログラム、及びロボットシステム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1及び図2を用いて、本開示の一例が適用される場面の一例について説明する。図1及び図2は、それぞれ、本実施形態に係る制御装置を備えるロボットシステムの適用場面の一例を模式的に示す平面図である。本実施形態に係るロボットシステム100は、例えばビン等の収納容器6内にばら積みされた複数のワーク5を、ロボット10により、収納容器6から取り出して他の収納容器7等へ移載し、整列させて配置する操作、及び/又は、あるワーク5を移載し終えたロボット10を、次のワーク5を取り出すために、収納容器6側へ復帰させる操作(それぞれ図2の移動経路P1,P2参照)を行うことができる。ワーク5の種類は、特に制限されず、例えば、自動車のパワートレイン系(例えば、エンジン、又はトランスミッション等)の機械部品、又は電装系の電子部品等を挙げることができる。また、かかるロボットシステム100は、ロボット10の他、そのロボット10に設けられたセンサ1(本開示における「計測装置」の一例)と、センサ1及びロボット10に接続された制御装置4を備える。
センサ1によるワーク5(特に、収納容器6内の全てのワーク5。以下同様。)の3次元計測を行うときのセンサ1の位置姿勢を生成する。この場合の生成方法としては、例えば、センサ1と、ワーク5を含む計測領域(例えば、ワーク5の収納容器6の内部領域)との相対的な幾何学的位置関係に基づいて、その計測領域の全てをカバーするような、固定された少なくとも1つの位置姿勢(センサ1の向き及び3次元座標)をいわば"静的に"設定することができる。また、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、固定された位置姿勢のなかから特定の位置姿勢を選択したり、既に取得されているワーク5の位置情報等を用いて、センサ1の位置姿勢をいわば"動的に"設定したりすることもできる。なお、通常は、1回の3次元計測により、複数のワーク5に対する認識結果(位置情報)が得られる。なお、ワーク5を収納容器6からピックアップする場合、計測領域は、収納容器6の内部領域(即ち、ワーク5が置かれている領域)を含む。ワーク5を収容容器7にプレイスする場合、計測領域は、収納容器7の内部領域(即ち、ワーク5が置かれる予定の領域)を含む。収容容器6の内部領域に置かれているワーク5を把持し、そのワーク5を収容容器6の内部領域から収納容器7の内部領域に移動させる場合、計測領域は、収納容器6の内部領域と収納容器7の内部領域とを含む。
生成されたセンサ1の位置姿勢を経由して移動し、且つ、各位置姿勢においてワーク5の3次元計測を行うための計測経路を決定する。この場合、例えば、静的に設定された位置姿勢の全部をセンサ1が経由するように計測経路を決定することができる。または、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、そのなかから選択した特定の位置姿勢の少なくとも一部、又は、動的に設定された位置姿勢の少なくとも一部をセンサ1が経由するように計測経路を決定することもできる。さらに、ここでは、決定された計測経路を含み、且つ、把持対象のワーク5をハンド2で把持して収納容器6から他の収納容器7へ移載し、そのハンド2を収納容器6側へ移動して戻す際の移動経路P1,P2の何れか、又は、移動経路P1,P2の両方(以下、単に「移動経路P1,P2」と記載することがある。)を決定する。
収納容器6内にばら積みされた複数の(全部の)ワーク5のうち、把持対象のワーク5を把持してピックアップし、設定された移動経路P1に従って、収納容器6から他の収納容器7へ移動し、目的位置でワーク5の把持を解放してドロップする。それから、ワーク5を解放したハンド2を、設定された移動経路P2に従って、収納容器6側へ移動し、これを1つの動作サイクルとして、次回(以降)の動作サイクル(ワーク5の把持・移動・解放処理)を繰り返す。なお、1つの動作サイクルは、移動経路P1,P2の何れかを含んでもよく、又は、本例のように移動経路P1,P2の両方を含んでもよい。
(3)のワークの把持・移動・解放処理を行っている間に、計測経路内に設定された位置姿勢において、センサ1によるワーク5の3次元計測を行う。例えば、ワーク5を収納容器6からピックアップする場合、センサ1は、計測経路内に設定された位置姿勢において、収納容器6内のワーク5の3次元計測を行う。収納容器6内のワーク5の3次元計測は、収納容器6からピックアップされるべきワーク5を決定することを目的として、収納容器6内の複数のワーク5の積載状況及び各ワーク5の位置姿勢を認識するために実行される。また、例えば、ワーク5を収容容器7にプレイスする場合、センサ1は、計測経路内に設定された位置姿勢において、収納容器7内のワーク5の3次元計測を行う。収納容器7内のワーク5の3次元計測は、収容容器7内の空き領域(即ち、ワーク5が置かれていない領域)のうちどの領域(位置)にワーク5をプレイスするべきかを決定することを目的として、収納容器7内の複数のワーク5の積載状況及び各ワーク5の位置姿勢を認識するために実行される。ワーク5の3次元計測は、ハンド2がワーク5を保持して収納容器6側から離れて他の収納容器7側へ移動する間、及び、ハンド2からワーク5を解放して他の収納容器7側から収納容器6へ接近する間の何れでもよい。
(4)のワークの3次元計測処理の前後の適宜のタイミングで、ワーク5の3次元形状を表す3次元モデルデータ(3次元CADモデルデータ)を取得し、或いは、ワーク5の位置姿勢の認識処理を行うために使用可能な適宜のテンプレートやモデルパターンを必要に応じて作成する。それから、(3)のワークの把持・移動・解放処理を行っている間に、この3次元モデルデータ等と、センサ1による複数のワーク5の計測データとを、所定の認識パラメータを用いて照合する3次元マッチングを行い、複数のワーク5の位置姿勢(例えば、そのワーク5の3次元座標及び3次元軸まわりの回転角度)を認識する。また、複数のワーク5の各々の位置姿勢認識結果として、例えば、各ワーク5について認識された位置姿勢を2次元投影した2次元画像に、3次元マッチングにおいてそのワーク5の特徴点や特徴部位として検出された例えば輪郭線(エッジに該当する線分)等を識別可能に表示した画像を出力することもできる。なお、各ワーク5の認識において、3次元モデルデータとの照合は必須ではなく、モデルデータを用いない(いわゆるモデルレス)認識も適用可能であることは、前述のとおりである。例えば、ワーク5を収納容器6からピックアップする場合、収納容器6内のワーク5の位置姿勢認識結果に基づいて、収納容器6からピックアップされるワーク5が決定される。また、例えば、ワーク5を収容容器7にプレイスする場合、収納容器7内のワーク5の位置姿勢認識結果に基づいて、収容容器7内の空き領域(即ち、ワーク5が置かれていない領域)が決定される。そして、収容容器7に置かれているワーク5との干渉を避けるように、収容容器7内の空き領域のうちどの領域(位置)にワーク5がプレイスされるのかが決定される。
例えば、ワーク5を収納容器6からピックアップする場合、(3)のワークの把持・移動・解放処理を行っている間に、ワーク5の位置姿勢認識結果に基づいて、例えば、複数のワーク5の各々について、各認識結果の信頼度(精度)を適宜の手法で評価する。その結果から、例えば、信頼度が所定の閾値よりも高いワーク5をハンド2による次回の把持候補のワーク5として選定する。信頼度の評価手法としては、例えば、ワーク5の位置姿勢認識結果から、ワーク5の3次元形状の特徴量を抽出し、それに基づいて、3次元モデルデータとの合致度や類似度を表す指標を算出する方法等が挙げられる。さらに、把持候補として選定されたワーク5について、その位置姿勢認識結果に基づいて、ハンド2がそのワーク5を把持する際のハンド2の把持姿勢を、所定の算出パラメータを用いて算出する。そして、例えば、ハンド2による把持が可能なワーク5の中から、ランダムに、或いは、必要に応じて、ハンド2がそれらの各ワーク5を把持する際の容易性(把持容易性)等を評価し、その結果に基づいて、次回の動作サイクルにおいて把持するワーク5を決定する。なお、認識結果の信頼度と把持容易性は、必ずしも対応(合致)せず、例えば、より低い信頼度を示すワーク5の方が、より高い信頼度を示すワーク5よりも、把持容易性が高い(把持し易い)こともある。また、例えば、ワーク5を収容容器7にプレイスする場合、収容容器7内にワーク5がプレイスされる領域(位置)とその順番とを、デフォルトの配置規則として予め定めておいてもよい。そして、デフォルトの配置規則通りにワーク5を収容容器7内の空き領域にプレイスしても、収容容器7に置かれているワーク5との干渉が生じない場合には、デフォルトの配置規則通りにワーク5を収容容器7内の空き領域にプレイスしてもよい。デフォルトの配置規則通りにワーク5を収容容器7内の空き領域にプレイスすると、収容容器7に置かれているワーク5との干渉が生じる場合には、収容容器7に置かれているワーク5との干渉が生じないように、デフォルトの配置規則により定められる領域(位置)とは異なる領域(位置)にワーク5をプレイスしてもよい。このようにして、収容容器7内に置かれているワーク5の位置情報に基づいて、ハンド2によって収容容器7内にプレイスされるワーク5の目標位置が決定される。
(3)のワークの把持・移動・解放処理を行っている間に、次回の動作サイクルにおいて収容容器6内で把持するワーク5の位置及び/又は収容容器7内にプレイスするワーク5の目標位置を考慮しつつ、(1)のセンサの位置姿勢生成処理で設定されたセンサ1の位置姿勢に基づいて、次回(以降)の動作サイクルにおけるセンサ1の計測経路、及び、その計測経路を含む移動経路を設定する。この場合の計測経路は、前回の計測経路と同じでも異なっていてもよい。
[ハードウェア構成]
次に、図3を用いて、本実施形態に係るロボットシステム100のハードウェア構成の一例について説明する。図3は、本実施形態に係る制御装置4を備えるロボットシステム100のハードウェアの構成の一例を模式的に示す平面図である。図3の例でも、ロボットシステム100は、図1及び図2に例示したセンサ1、ハンド2及びロボットアーム3を有するロボット10、並びに、制御装置4を備える。ここで、制御装置4は、制御演算部41、通信インタフェース(I/F)部42、記憶部43、入力部44、及び出力部45を含み、各部はバスライン46を介して相互に通信可能に接続され得る。
次に、図4を用いて、本実施形態に係る物体認識処理装置を備えるロボットシステム100の機能構成の一例を説明する。図4は、本実施形態に係る制御装置4を備えるロボットシステム100の機能構成の一例を模式的に示す平面図である。
次に、図5を用いて、ロボットシステム100の動作の一例について説明する。図5は、本実施形態に係る制御装置4を備えるロボットシステム100における処理手順の一例を示すフローチャートであり、ロボットシステム100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートでもある。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順は、実施形態や各構成例に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
まず、ロボットシステム100のユーザは、ロボットシステム100を起動し、各種プログラム(演算プログラム、制御プログラム等)を実行させる。それから、制御装置4における制御演算部41は、以下の処理手順に従って、センサ1、ハンド2、及びロボットアーム3のそれぞれの動作を制御し、且つ、制御装置4における各機能部による演算処理を行う。また、本実施形態では、以下の各ステップにおける処理に先立って、個々のステップで必要となる計測条件、認識パラメータ、及び種々の算出パラメータの初期値セットを、記憶部43から読み出し、センサ制御部401、センサ位置姿勢生成部410、経路決定部411ワーク位置姿勢認識部422、ハンド把持姿勢生成部430、及び、ハンド把持姿勢評価部431に適宜保持しておく。但し、かかる計測条件や種々のパラメータの読み出しは、各ステップの処理前であれば適宜のタイミングで行うことができる。
ステップS501では、センサ位置姿勢生成部410は、センサ1による複数のワーク5の3次元計測を行うときのセンサ1の位置姿勢(センサ1の向き及び3次元座標)を生成する。ここでは、センサ1と、複数のワーク5を含む計測領域(例えば、複数のワーク5の収納容器6の内部領域)との相対的な幾何学的位置関係に基づいて、その計測領域の全てをカバーするような、固定された少なくとも1つの位置姿勢をいわば"静的に"設定する。このとおり、ステップS501は、前記適用例における「(1)センサの位置姿勢生成処理」に相当する。
ステップS502では、経路決定部411は、初回の動作サイクルにおいて、先に生成されたセンサ1の位置姿勢61〜64を経由して移動し、且つ、各位置姿勢61〜64においてワーク5の3次元計測を行うための計測経路を決定する。より具体的に、例えば、まず、隣り合う2つの位置姿勢を結ぶ単位経路を画定し、次に、適宜の順序でそれらの単位経路を繋ぐようにして、1つの統合的な計測経路を設定することができる。
ステップS503では、ロボットアーム制御部403は、収納容器6内にばら積みされたワーク5のうち、把持対象のワーク5への移動経路P1に基づいて、ロボットアーム3を作動させ、ハンド2を、適宜設定されたワーク5の把持姿勢まで移動する。それから、ハンド制御部402は、その把持姿勢に基づいて、ハンド2を作動させ、把持対象のワーク5を把持する。さらに、ロボットアーム制御部403及びハンド制御部402は、把持したワーク5を収納容器6からピックアップし、移動経路P1に従って、他の収納容器7へ移動し、目的位置でワーク5の把持を解放してドロップし、整列配置する。このとおり、ステップS503は、前記適用例における「(3)ワークの把持・移動・解放処理」に相当する。
ステップS504では、ステップS503のワーク5の把持・移動・解放処理を行っている間に、センサ制御部401は、計測経路内に設定された位置姿勢において、センサ1を作動させ、計測条件の初期値セットを用いて、ワーク5を計測し、ワーク5の3次元位置情報を含む計測データを取得する。このワーク5の3次元計測は、ハンド2がワーク5を保持して収納容器6側から離れて他の収納容器7側へ移動する間(移動経路P1)、及び、ハンド2からワーク5を解放して他の収納容器7側から収納容器6へ接近する間(移動経路P2)の何れでもよい。計測条件としては、例えば、露光時間、照明照度、及び計測位置(例えば、ワーク5に対するセンサ1の相対的な3次元位置又は姿勢(光軸の向き))の他、適用される計測方式において設定される各種条件が挙げられる。そして、センサ1は、ワーク5の計測データとして、例えば3次元点群データ(ポイントクラウドデータ)や距離画像等に加え、必要に応じて例えば輝度画像等を計測データ取得部420へ出力する。このとおり、ステップS504は、前記適用例における「(4)ワークの3次元計測処理」に相当する。
ステップS505では、ステップS504のワークの3次元計測処理の前後の適宜のタイミングで、モデルデータ取得部421が、予め作成されたワーク5の3次元形状を表す3次元モデルデータ(3次元CADモデルデータ)、3次元マッチングで使用可能なテンプレートやモデルパターンを取得し、それらを記憶部43に記憶する。また、ワーク位置姿勢認識部422は、ワーク5の計測データからワーク5の3次元形状を示す特徴点を抽出し、ワーク5の3次元モデルデータにおいて対応する特徴点又は特徴パターンと、所定の探索領域において照合する3次元マッチングを行う。さらに、ワーク位置姿勢認識部422は、ワーク5の位置姿勢の認識パラメータの初期値セットを用いて、個々のワーク5の位置姿勢を認識する。ワーク5の位置姿勢の出力データとしては、例えば、ワーク5の3次元座標(x,y,z)及び3次元軸まわりの回転角度(rx,ry,rz)が挙げられる。また、ワーク位置姿勢認識部422は、必要に応じて位置姿勢が検出されたワーク5の数を算出し、それらの認識結果及び算出結果を記憶部43に記憶する。
ステップS506では、ステップS503のワークの把持・移動・解放処理を行っている間に、次回の動作サイクルにおいて把持するワーク5の位置を考慮しつつ、ステップS501のセンサの位置姿勢生成処理で設定されたセンサ1の位置姿勢に基づいて、次回(以降)の動作サイクルにおけるセンサ1の計測経路、及び、その計測経路を含む移動経路を設定する。この場合の計測経路は、図6や図8に示す前回の計測経路と同じ経路でもよいし、図6や図8に示す単位経路M1〜M8を組み合わせる順序を変更して作成した経路でもよい。このとおり、ステップS506は、前記適用例における「(7)センサの計測経路決定処理(次回の動作サイクル)」に相当する。
それから、ステップS507において、ワーク5の位置姿勢認識結果から、収納容器6内にワーク5が未だ残存していると判断(Yes)された場合には、処理をステップS503へ戻入し、次回(以)の動作サイクル(すなわちステップS503〜S506)を繰り返し実施し、収納容器6内にワーク5が残存してないと判断(No)された場合には、その収納容器6に対する処理を終了する。
以上のとおり、本実施形態に係るロボットシステム100の制御装置4、及び、それを用いた制御方法の一例によれば、センサ1に対して生成された位置姿勢61〜64,81〜88等を経由するセンサ1の計測経路が設定される。また、その計測経路を含む移動経路P1,P2に沿ってセンサ1が移動し、その間に、設定された位置姿勢61〜64,81〜88において、センサ1によるワーク5の3次元計測による位置姿勢認識が行われるとともに、次回(以降)の動作サイクルにおける計測経路が決定される。従って、収納容器6内にワーク5が未だ残っている場合でも、例えば、ワーク5に対してセンサ1を固定して各動作サイクルで同じ視野で計測する場合に比して、ワーク5の認識をより確実に行うことができる。これにより、ワーク5を例えば収納容器6から取り出す処理が中断されてしまうことを抑止することができるので、ワーク5の計測時におけるロバスト性、、ワーク5の操作の作業効率、及び、全体のスループットを向上させることができる。
以上、本開示の一例としての実施形態について詳細に説明してきたが、前述した説明はあらゆる点において本開示の一例を示すに過ぎず、本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもなく、例えば、以下に示すような変更が可能である。なお、以下の説明においては、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、説明を適宜省略した。また、上記実施形態及び以下の各変形例は、適宜組み合わせて構成することが可能である。
図9は、第1変形例に係る制御装置を備えるロボットシステムにおける処理手順の一例を示すフローチャートである。第1変形例においても、図1〜図4に示す実施形態に係る制御装置4を備えるロボットシステム100を適用することができる。第1変形例による処理手順の一例は、図5に示す前記動作例におけるステップS501に替えて、ステップS601を実施すること以外は図5に示す処理手順の一例と実質的に同等である。
図11は、第2変形例に係る制御装置を備えるロボットシステムにおける処理手順の一例を示すフローチャートである。第2変形例においても、図1〜図4に示す実施形態に係る制御装置4を備えるロボットシステム100を適用することができる。第2変形例による処理手順の一例は、図5に示す前記動作例におけるステップS501に替えて、ステップS701を実施すること以外は図5に示す処理手順の一例と実質的に同等である。
以上説明した実施形態及び変形例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態及び変形例が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態及び変形例で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることも可能である。また、上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限定されない。
ロボットアーム(3)、及び、該ロボットアーム(3)の先端部に設けられ且つ対象物(5)を操作するハンド(2)を有するロボット(10)と、前記ロボットアーム(3)に設けられ且つ前記対象物(5)の位置情報を計測する計測装置(1)と、を備えるロボットシステム(100)の制御装置であって、
前記対象物(5)の位置情報を計測するときの前記計測装置(1)の少なくとも1つの位置姿勢を生成する位置姿勢生成部(410)と、
前記計測装置(1)が、前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物(5)の位置情報を計測するように、前記計測装置(1)の計測経路を決定する計測経路決定部(411)と、
前記計測装置(1)を、前記計測経路を含む移動経路(P1,P2)に沿って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置(1)が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物(1)の位置情報を計測する処理を前記計測装置(1)に指令する指令部(401,402,403)と、
前記計測装置(1)による計測データを用いて前記対象物(5)を認識する認識部(422)と、を備え、
前記計測経路決定部(411)は、次回の動作サイクルにおける前記計測装置(1)の計測経路を決定する、制御装置(4)。
前記位置姿勢生成部(410)は、前記計測装置(1)と前記対象物(5)を含む計測領域との相対的な幾何学的位置関係に基づいて、前記計測領域の全てをカバーするように、前記少なくとも1つの位置姿勢を予め生成し、
前記計測経路決定部(411)は、前記計測装置(1)が、所定の順序で前記少なくとも1つの位置姿勢の全てを経由して移動するように、前記計測経路を決定する、
付記1記載の制御装置(4)。
前記位置姿勢生成部(410)は、少なくとも1つ以上前の動作サイクルにおける前記計測装置(1)による計測結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置姿勢を予め生成し、
前記計測経路決定部(411)は、前記計測装置(1)が、所定の順序で前記少なくとも1つの位置姿勢の全てを経由して移動するように、前記計測経路を決定する、付記1記載の制御装置(4)。
前記計測結果が、前記計測装置(1)による前記対象物(5)の計測データ又は前記対象物(5)の認識結果である、
付記3記載の制御装置(4)。
前記計測データ又は前記認識結果が、前記対象物(5)の認識信頼度が低い認識結果、前記対象物(2)を認識できていない点群データ、欠落データ、不連続形状、及び、前記
対象物(5)の積層配置における高い位置を示すデータの少なくとも何れかである、
付記4記載の制御装置(4)。
前記位置姿勢生成部(410)は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記少なくとも1つの位置姿勢から特定の位置姿勢を選択し、
前記計測経路決定部(411)は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記計測装置(1)が、所定の順序で前記特定の位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動するように、前記計測経路を決定する、
付記2乃至5の何れか記載の制御装置(4)。
前記位置姿勢生成部(410)は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記少なくとも1つの位置姿勢を生成し、
前記計測経路決定部(411)は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記計測装置(1)が、所定の順序で前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動するように、前記計測経路を決定する、
付記1乃至5の何れか記載の制御装置(4)。
前記所定の条件が、以前の動作サイクルにおける対象物(5)の計測データ、以前の動作サイクルにおける対象物(5)の認識結果、及び、前記ロボットシステム(100)の構成のうち少なくとも1つである、
付記6又は7記載の制御装置(4)。
前記所定の計測戦略が、計測領域への対応性、対象物(5)の認識容易性、計測経路の効率性、対象物(5)の認識信頼度、及び、対象物(5)の積層配置のうちの少なくとも1つを志向する戦略である、
付記6乃至8の何れか記載の制御装置(4)。
前記指令部(401)は、1つの動作サイクルにおいて、前記ハンド(2)が前記対象物(5)を把持して移動するときに、及び/又は、前記ハンド(2)が前記対象物(5)を把持するために移動するときに、前記少なくとも1つの位置姿勢において前記対象物(5)の位置情報を計測する処理を、前記計測装置(1)に指令する、
付記1乃至9の何れか記載の制御装置(4)。
ロボットアーム(3)、及び、該ロボットアーム(3)の先端部に設けられ且つ対象物(5)を操作するハンド(2)と有するロボット(10)と、前記ロボットアーム(3)に設けられ且つ前記対象物(5)の位置情報を計測するする計測装置(1)と、を備えるロボットシステム(100)の制御方法であって、
位置姿勢生成部(410)が、前記対象物(5)の位置情報を計測するときの前記計測装置(1)の少なくとも1つの位置姿勢を生成するステップと、
計測経路決定部(411)が、前記計測装置(1)が、前記少なくとも1つの位置姿勢を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物(5)の位置情報を計測するように、前記計測装置(1)の計測経路を決定するステップと、
指令部(401,402,403)が、前記計測装置(1)を、前記計測経路を含む移動経路(P1,P2)に沿って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置(1)が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物(5)の位置情報を計測する処理を前記計測装置(1)に指令するステップと、
認識部(422)が、前記計測装置による計測データを用いて前記対象物(5)を認識するステップと、
前記計測経路決定部(411)が、前記計測装置(1)が前記移動経路(P1,P2)を移動しているときに、次回の動作サイクルにおける前記計測装置(1)の計測経路を決定するステップと、を含む制御方法。
コンピュータ(4)を、
ロボットアーム(3)、及び、該ロボットアーム(3)の先端部に設けられ且つ対象物(5)を操作するハンド(2)を有するロボット(10)と、前記ロボットアーム(3)に設けられ且つ前記対象物(5)の位置情報を計測する計測装置(1)と、を備えるロボットシステム(100)の制御装置(4)であって、
前記対象物(5)の位置情報を計測するときの前記計測装置(1)の少なくとも1つの位置姿勢を生成する位置姿勢生成部(410)と、
前記計測装置(1)が、前記少なくとも1つの位置姿勢を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物(5)の位置情報を計測するように、前記計測装置(1)の計測経路を決定する計測経路決定部(411)と、
前記計測装置(1)を、前記計測経路を含む移動経路(P1,P2)に沿って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置(1)が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物(5)の位置情報を計測する処理を前記計測装置(1)に指令する指令部(401,402,403)と、
前記計測装置(1)による計測データを用いて前記対象物(5)を認識する認識部(422)と、
を備える制御装置(4)として機能させ、
前記計測経路決定部(411)は、前記計測装置(1)が前記移動経路(P1,P2)を移動しているときに、次回の動作サイクルにおける前記計測装置(1)の計測経路を決定する、コンピュータ制御プログラム。
ロボットアーム(3)、及び、該ロボットアーム(3)の先端部に設けられ且つ対象物(5)を操作するハンド(2)を有するロボット(10)と、
前記ロボットアーム(3)に設けられ且つ前記対象物(5)の位置情報を計測する計測装置(1)と、
前記ロボット(10)及び前記計測装置(1)に接続された制御装置(4)と、
を備え、
前記制御装置(4)は、
前記対象物(5)の位置情報を計測するときの前記計測装置(1)の少なくとも1つの位置姿勢を生成する位置姿勢生成部(410)と、
前記計測装置(1)が、前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物(5)の位置情報を計測するように、前記計測装置(1)の計測経路を決定する計測経路決定部(411)と、
前記計測装置(1)を、前記計測経路を含む移動経路(P1,P2)に従って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置(1)が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物(5)の位置情報を計測する処理を前記計測装置(1)に指令する指令部(401,402,403)と、
前記計測装置(1)による計測データを用いて前記対象物(5)を認識する認識部(422)と、
を有し、
前記計測経路決定部(411)は、前記計測装置(1)が前記移動経路(P1,P2)を移動しているときに、次回の動作サイクルにおける前記計測装置(1)の計測経路を決定する、ロボットシステム。
Claims (15)
- ロボットアーム、及び、該ロボットアームの先端部に設けられ且つ対象物を操作するハンドを有するロボットと、前記ロボットアームに設けられ且つ前記対象物の位置情報を計測する計測装置と、を備えるロボットシステムの制御装置であって、
前記対象物の位置情報を計測するときの前記計測装置の少なくとも1つの位置姿勢を生成する位置姿勢生成部と、
前記計測装置が、前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物の位置情報を計測するように、前記計測装置の計測経路を決定する計測経路決定部と、
前記計測装置を、前記計測経路を含む移動経路に沿って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物の位置情報を計測する処理を前記計測装置に指令する指令部と、
前記計測装置による計測データを用いて前記対象物を認識する認識部と、
を備え、
前記計測経路決定部は、次回の動作サイクルにおける前記計測装置の計測経路を決定する、制御装置。 - 前記位置姿勢生成部は、前記計測装置と前記対象物を含む計測領域との相対的な幾何学的位置関係に基づいて、前記計測領域の全てをカバーするように、前記少なくとも1つの位置姿勢を予め生成し、
前記計測経路決定部は、前記計測装置が、所定の順序で前記少なくとも1つの位置姿勢の全てを経由して移動するように、前記計測経路を決定する、請求項1記載の制御装置。 - 前記位置姿勢生成部は、少なくとも1つ以上前の動作サイクルにおける前記計測装置による計測結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置姿勢を予め生成し、
前記計測経路決定部は、前記計測装置が、所定の順序で前記少なくとも1つの位置姿勢
の全てを経由して移動するように、前記計測経路を決定する、請求項1記載の制御装置。 - 前記計測結果が、前記計測装置による前記対象物の計測データ又は前記対象物の認識結果である、請求項3記載の制御装置。
- 前記計測データ又は前記認識結果が、前記対象物の認識信頼度が低い認識結果、前記対象物を認識できていない点群データ、欠落データ、不連続形状、及び、前記対象物の積層配置における高い位置を示すデータの少なくとも何れかである、請求項4記載の制御装置。
- 前記位置姿勢生成部は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記少なくとも1つの位置姿勢から特定の位置姿勢を選択し、
前記計測経路決定部は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記計測装置が、所定の順序で前記特定の位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動するように、前記計測経路を決定する、請求項2乃至5の何れか記載の制御装置。 - 前記位置姿勢生成部は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記少なくとも1つの位置姿勢を生成し、
前記計測経路決定部は、所定の条件若しくは所定の計測戦略に基づいて、又は、ランダムに、前記計測装置が、所定の順序で前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動するように、前記計測経路を決定する、請求項1乃至5の何れか記載の制御装置。 - 前記所定の条件が、以前の動作サイクルにおける対象物の計測データ、以前の動作サイクルにおける対象物の認識結果、及び、前記ロボットシステムの構成のうち少なくとも1つである、請求項6又は7記載の制御装置。
- 前記所定の計測戦略が、計測領域への対応性、対象物の認識容易性、計測経路の効率性、対象物の認識信頼度、及び、対象物の積層配置のうちの少なくとも1つを志向する戦略である、請求項6乃至8の何れか記載の制御装置。
- 前記指令部は、1つの動作サイクルにおいて、前記ハンドが前記対象物を把持して移動するときに、及び/又は、前記ハンドが前記対象物を把持するために移動するときに、前記少なくとも1つの位置姿勢において前記対象物の位置情報を計測する計測する処理を、前記計測装置に指示する、請求項1乃至9の何れかに記載の制御装置。
- 前記対象物の位置情報に基づいて、前記ハンドによって把持される対象物を決定する決定部を更に備える、請求項1乃至10の何れかに記載の制御装置。
- 前記対象物の位置情報に基づいて、前記ハンドによってプレイスされる対象物の目標位置を決定する決定部を更に備える、請求項1乃至10の何れかに記載の制御装置。
- ロボットアーム、及び、該ロボットアームの先端部に設けられ且つ対象物を操作するハンドを有するロボットと、前記ロボットアームに設けられ且つ前記対象物の位置情報を計測する計測装置と、を備えるロボットシステムの制御方法であって、
位置姿勢生成部が、前記対象物の位置情報を計測するときの前記計測装置の少なくとも1つの位置姿勢を生成するステップと、
計測経路決定部が、前記計測装置が、前記少なくとも1つの位置姿勢を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物の位置情報を計測するように、前記計測装置の計測経路を決定するステップと、
指令部が、前記計測装置を、前記計測経路を含む移動経路に沿って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物の位置情報を計測する処理を前記計測装置に指令するステップと、
認識部が、前記計測装置による計測データを用いて前記対象物を認識するステップと、 前記計測経路決定部が、次回の動作サイクルにおける前記計測装置の計測経路を決定するステップと、を含む制御方法。 - コンピュータを、
ロボットアーム、及び、該ロボットアームの先端部に設けられ且つ対象物を操作するハンドを有するロボットと、前記ロボットアームに設けられ且つ前記対象物の位置情報を計測する計測装置と、を備えるロボットシステムの制御装置であって、
前記対象物の位置情報を計測するときの前記計測装置の少なくとも1つの位置姿勢を生成する位置姿勢生成部と、
前記計測装置が、前記少なくとも1つの位置姿勢を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物の位置情報を計測するように、前記計測装置の計測経路を決定する計測経路決定部と、
前記計測装置を、前記計測経路を含む移動経路に沿って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物の位置情報を計測する処理を前記計測装置に指令する指令部と、
前記計測装置による計測データを用いて前記対象物を認識する認識部と、
を備える制御装置として機能させ、
前記計測経路決定部は、次回の動作サイクルにおける前記計測装置の計測経路を決定する、コンピュータ制御プログラム。 - ロボットアーム、及び、該ロボットアームの先端部に設けられ且つ対象物を操作するハンドを有するロボットと、
前記ロボットアームに設けられ且つ前記対象物の位置情報を計測する計測装置と、
前記ロボット及び前記計測装置に接続された制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記対象物の位置情報を計測するときの前記計測装置の少なくとも1つの位置姿勢を生成する位置姿勢生成部と、
前記計測装置が、前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部を経由して移動し、且つ、各位置姿勢において前記対象物の位置情報を計測するように、前記計測装置の計測経路を決定する計測経路決定部と、
前記計測装置を、前記計測経路を含む移動経路に従って移動させる処理を前記ロボットに指令し、且つ、前記計測装置が、前記計測経路において経由する前記少なくとも1つの位置姿勢の少なくとも一部において、前記対象物の位置情報を計測する処理を前記計測装置に指令する指令部と、
前記計測装置による計測データを用いて前記対象物を認識する認識部と、
を有し、
前記計測経路決定部は、次回の動作サイクルにおける前記計測装置の計測経路を決定する、ロボットシステム。
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