JP2021114434A - 散光式警光灯のヒータ制御装置 - Google Patents

散光式警光灯のヒータ制御装置 Download PDF

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孝博 佐々木
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Abstract

【課題】ヒータの入れ忘れや切り忘れを予防しつつ、散光式警光灯への着雪を防止して、散光式警光灯の視認性を向上させることができる散光式警光灯のヒータ制御装置を得る。【解決手段】緊急車両の散光式警光灯に設けられたヒータを制御する散光式警光灯のヒータ制御装置が提供される。この散光式警光灯のヒータ制御装置は、散光式警光灯の点灯および消灯を切り替える警光灯スイッチと、緊急車両の車両状態を取得する車両状態取得部と、ヒータの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、警光灯スイッチが散光式警光灯を点灯させるオン状態である場合に、車両状態に基づいてヒータを動作させる。【選択図】図8

Description

本発明は、緊急車両の散光式警光灯に設けられたヒータを制御する散光式警光灯のヒータ制御装置に関する。
従来から、複数の発光ダイオードを配列してなるLEDユニットや放電バルブを点滅放光させる閃光ユニットを透光性グローブ内に収容してなる散光式警光灯であって、グローブの内面に加熱シートが添設された散光式警光灯が知られている(例えば、特許文献1参照)。この散光式警光灯では、加熱シートを発熱させることによってグローブの着雪を融かしている。
特開2005−267872号公報
特許文献1に記載された散光式警光灯では、加熱シートを発熱させるために、独立した動作として加熱シートの電源を入れる必要がある。ここで、加熱シートを発熱させるのは、主として緊急事態が発生している状況であることから、加熱シートの電源の入れ忘れが起きる可能性がある。この場合には、グローブの着雪が融けず、散光式警光灯の視認性が低下するという問題がある。
また、特許文献1に記載された散光式警光灯では、加熱シートの発熱を停止するために、独立した動作として加熱シートの電源を切る必要がある。そのため、加熱シートの電源の切り忘れが起きる可能性がある。この場合には、バッテリ上がりが発生し、緊急車両の始動ができなくなるおそれがあるという問題がある。
本発明は、上記のような課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1形態によれば、緊急車両の散光式警光灯に設けられたヒータを制御する散光式警光灯のヒータ制御装置が提供される。この散光式警光灯のヒータ制御装置は、散光式警光灯の点灯および消灯を切り替える警光灯スイッチと、緊急車両の車両状態を取得する車両状態取得部と、ヒータの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、警光灯スイッチが散光式警光灯を点灯させるオン状態である場合に、車両状態に基づいてヒータを動作させる。これによれば、警光灯スイッチがオン状態である場合に、車両状態に基づいてヒータが動作されるので、ヒータの入れ忘れや切り忘れを予防しつつ、散光式警光灯への着雪を防止して、散光式警光灯の視認性を向上させることができる。
本発明の第2形態によれば、第1形態において、車両状態取得部は、緊急車両に設けられたサイレンスイッチの動作状態、緊急車両のパーキングブレーキの動作状態、緊急車両の速度を検出する車速センサの検出値、ヒータの温度を検出する温度センサの検出値、緊急車両のデアイサの動作状態、および緊急車両のデフォッガの動作状態の少なくとも1つを車両状態として取得する。これによれば、緊急車両の各機能と連動してヒータが動作されるので、ヒータの入れ忘れや切り忘れを予防しつつ、散光式警光灯の着雪を防止して、散光式警光灯の視認性を向上させることができる。
本発明の第3形態によれば、第1形態または第2形態において、緊急車両のバッテリ電圧を検出する電圧センサ、をさらに備え、制御部は、バッテリ電圧が所定電圧以上である場合に、ヒータを動作させる。これによれば、バッテリが充分に残っている状態でヒータが動作されるので、バッテリ上がりを予防することができる。
本発明の第4形態によれば、第1形態から第3形態までのいずれかの形態において、緊急車両の周囲の温度および湿度を検出する温湿度センサ、をさらに備え、制御部は、温度および湿度が所定の関係にある場合に、ヒータを動作させる。これによれば、散光式警光灯に付着した雪が融けない状態である場合にのみヒータを動作させることができるので、無駄なバッテリの消費を抑えることができる。
本発明の第5形態によれば、第1形態から第4形態までのいずれかの形態において、ヒータを手動で動作させる手動スイッチ、をさらに備え、制御部は、手動スイッチが操作された場合に、ヒータを動作させる。これによれば、車両状態によらず、手動スイッチを操作することにより、所望のタイミングでヒータを動作させることができる。
本発明の第6形態によれば、第1形態から第5形態までのいずれかの形態において、制御部は、ヒータの動作を開始した後、所定時間が経過した場合に、ヒータの動作を停止する。これによれば、ヒータが充分に加熱された後に、ヒータの動作を停止することで、バッテリの消費を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置が搭載された救急車を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置が搭載された救急車を示す背面図である。 本発明の一実施形態に係る散光式警光灯の構造を示す分解斜視図である。 図3に示した散光式警光灯を、III−III線に沿って切断した断面図である。 本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置を示すブロック構成図である。 温度および湿度による状態変化を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置における、経過時間と、ヒータ、警光灯カバーおよび外部の温度との関係を例示するグラフである。 本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置における制御部の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る、緊急車両の散光式警光灯に設けられたヒータを制御する散光式警光灯のヒータ制御装置の好適な実施形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。なお、以下の実施形態では、緊急車両が救急車である場合を例に挙げて説明するが、これに限定されず、緊急車両は消防車やパトカー等であってもよい。また、本発明に係る散光式警光灯のヒータ制御装置は、緊急車両に後付け可能な装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置が搭載された救急車を示す正面図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置が搭載された救急車を示す背面図である。
図1および図2において、救急車1には、フロント散光式警光灯2a、リヤ散光式警光灯2b、およびサイレンスピーカ3が設けられている。フロント散光式警光灯2aとリヤ散光式警光灯2bとを総称して、散光式警光灯2と記載することもある。
フロント散光式警光灯2aおよびリヤ散光式警光灯2bは、救急車1の上方前部および上方後部にそれぞれ設けられ、救急車1の全周に向けて光を放出する。サイレンスピーカ3は、救急車1の上方前部に設けられ、警告音(ピーポーピーポー、ウーウー、音声合成によるメッセージ等)を発生するとともに、救急車1の乗員がマイク(図示せず)を介して発した音声を増幅して出力する。なお、散光式警光灯2およびサイレンスピーカ3の取り付け位置は、上記の位置に限定されない。
図3は、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯の構造を示す分解斜視図である。また、図4は、図3に示した散光式警光灯を、III−III線に沿って切断した断面図である。なお、図3では、例として、救急車1の右側後部に設けられたリヤ散光式警光灯2bを示している。また、図4では、組付け後の散光式警光灯2の断面図を示している。
図3および図4において、散光式警光灯2は、救急車1の車体に設けられた、例えば金属製の取り付けブラケット4、取り付けブラケット4に取り付けられるLED等の警光灯灯具5、警光灯灯具5を覆って救急車1の車体に固定される警光灯カバー6、および警光灯カバー6の内面に貼り付けられるフィルム状のヒータ7を有している。警光灯カバー6は、透明性の高いプラスチック、例えばポリカーボネートによって構成されている。
ヒータ7は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明性の高いシートで、銅線等の電熱線を挟んで構成されている。なお、ヒータ7は、上記の構成に限定されず、シートに電熱線を接着してもよいし、シートに抵抗導電材料を印刷してもよい。ヒータ7には、救急車1のバッテリ(図示せず)または外部電源(図示せず)から電源が供給される。
また、ヒータ7は、例えば透明な両面接着シートを用いて警光灯カバー6に貼り付けられる。なお、ヒータ7の警光灯カバー6への貼り付け方法は、両面接着シートに限定されない。また、ヒータ7は、散光式警光灯2のいずれかの位置に貼り付けられる。これにより、ヒータ7を動作させることで、散光式警光灯2に付着した雪を融かすとともに、散光式警光灯2に雪が堆積することを防止して、散光式警光灯2の視認性を向上させることができる。また、ヒータ7を動作させることで、散光式警光灯2の曇りを防止することもできる。すなわち、散光式警光灯2への雪の堆積を防止するだけでなく、散光式警光灯2の曇りを防止するためにヒータ7を動作させてもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置を示すブロック構成図である。図5において、この散光式警光灯のヒータ制御装置100(以下、単に「ヒータ制御装置100」とも称する)は、制御部10、警光灯スイッチ20、車両状態取得部30、電圧センサ40、温湿度センサ50、および手動スイッチ60を有している。
制御部10は、ヒータ7と接続され、ヒータ7の動作を制御する。ここで、制御部10は、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムを格納した記憶部とを有するマイクロプロセッサで構成されている。制御部10は、救急車1に設けられたサイレンアンプ(図示せず)と一体的に設けられてもよい。制御部10の詳細な動作については、後述する。
警光灯スイッチ20は、散光式警光灯2の点灯および消灯を切り替えるスイッチである。警光灯スイッチ20がオン状態である場合には、散光式警光灯2が点灯され、警光灯スイッチ20がオフ状態である場合には、散光式警光灯2が消灯される。警光灯スイッチ20は、例えばサイレンアンプの操作盤に設けられてもよい。
車両状態取得部30は、救急車1の車両状態を取得して制御部10に出力する。具体的には、車両状態取得部30は、例えばサイレンスイッチ31、パーキングブレーキ32、車速センサ33、温度センサ34、デアイサ35、およびデフォッガ36と接続され、これらの動作状態または検出値の少なくとも1つを車両状態として取得し、制御部10に出力する。
ここで、サイレンスイッチ31は、サイレンスピーカ3からの警告音の発生および停止を切り替えるスイッチである。サイレンスイッチ31がオン状態である場合には、サイレンスピーカ3からの警告音が発生され、サイレンスイッチ31がオフ状態である場合には、サイレンスピーカ3からの警告音が停止される。サイレンスイッチ31は、例えばサイレンアンプの操作盤に設けられてもよい。車速センサ33は、救急車1の車速を検出する。温度センサ34は、ヒータ7の温度を検出する。
電圧センサ40は、救急車1のバッテリ電圧を検出する。温湿度センサ50は、救急車1の周囲の温度および湿度を検出する。手動スイッチ60は、ヒータ7を手動で動作させるスイッチである。手動スイッチ60は、例えばサイレンアンプの操作盤に設けられてもよい。
制御部10は、警光灯スイッチ20が散光式警光灯2を点灯させるオン状態である場合に、車両状態取得部30で取得された救急車1の車両状態に基づいて、ヒータ7を動作させる。これによれば、ヒータ7の入れ忘れや切り忘れを予防しつつ、散光式警光灯2への着雪を防止して、散光式警光灯2の視認性を向上させることができる。
このとき、車両状態取得部30は、サイレンスイッチ31、パーキングブレーキ32、車速センサ33、温度センサ34、デアイサ35、およびデフォッガ36と接続され、これらの動作状態または検出値の少なくとも1つを車両状態として取得し、制御部10は、取得された救急車1の車両状態に基づいて、ヒータ7を動作させる。これによれば、救急車1の各機能と連動してヒータ7が動作されるので、ヒータ7の入れ忘れや切り忘れを予防しつつ、散光式警光灯2の着雪を防止して、散光式警光灯2の視認性を向上させることができる。
また、制御部10は、電圧センサ40で検出されたバッテリ電圧が、任意に設定される所定電圧以上である場合に、ヒータ7を動作させる。これによれば、バッテリが充分に残っている状態でヒータ7が動作されるので、バッテリ上がりを予防することができる。
また、制御部10は、温湿度センサ50で検出された救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にある場合に、ヒータ7を動作させる。これによれば、散光式警光灯2に付着した雪が融けない状態である場合にのみヒータ7を動作させることができるので、無駄なバッテリの消費を抑えることができる。
ここで、図6を参照しながら、救急車1の周囲の温度および湿度に係る所定の関係について説明する。図6は、温度および湿度による状態変化を示すグラフである。図6において、外気温4℃である場合、湿度が70%以下であれば散光式警光灯2に付着した雪が融けずに固体の状態を維持し、湿度が70%以上であれば散光式警光灯2に付着した雪が融けて液体(水)に変化する。したがって、このグラフから、散光式警光灯2に付着した雪が融けない状態である場合にのみヒータ7を動作させることができる。
また、制御部10は、手動スイッチ60が操作された場合に、ヒータ7を動作させる。これによれば、車両状態によらず、手動スイッチ60を操作することにより、所望のタイミングでヒータ7を動作させることができる。
また、制御部10は、ヒータ7の動作を開始した後、所定時間が経過した場合に、ヒータ7の動作を停止する。これによれば、ヒータ7が充分に加熱された後に、ヒータ7の動作を停止することで、バッテリの消費を抑えることができる。
ここで、図7を参照しながら、所定時間の設定の方法について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置における、経過時間と、ヒータ7、警光灯カバー6および外部の温度との関係を例示するグラフである。なお、図7では、外気温が約22度のときの測定結果を示している。図7において、ヒータ7の温度は、600秒程度通電すると、ヒータ7の最大温度である50℃付近に到達する。そこで、救急車1の標準的な停車時間(総務省消防白書(平成30年度)によれば、約17分)を考慮して、所定時間を例えば10分のように設定することができる。
続いて、図8のフローチャートを参照しながら、制御部10の処理について説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置における制御部の処理を示すフローチャートである。なお、図8の処理は、あらかじめ定められた任意の周期で繰り返し実行される。
図8において、制御部10は、ヒータ7が動作されているか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1において、ヒータ7が動作されていない(すなわち、No)と判定された場合には、制御部10は、警光灯スイッチ20がオン状態であるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、警光灯スイッチ20がオン状態である(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、バッテリ電圧が所定電圧以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、バッテリ電圧が所定電圧以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にあるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において、救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にある(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、車両状態が第1の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、第1の条件とは、サイレンスイッチ31がオン状態である場合、パーキングブレーキ32が動作している場合、車速センサ33で検出された車速が所定値(例えば、10km/h)以下である場合、温度センサ34で検出されたヒータ7の温度が所定値(例えば、10℃)以下である場合、デアイサ35が動作している場合、およびデフォッガ36が動作している場合の少なくとも1つである。これらの条件は、組み合わされてもよい。
ステップS5において、車両状態が第1の条件を満たしている(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、ヒータ7を動作させて(ステップS6)、図8の処理を終了する。なお、制御部10は、車両状態にかかわらず、手動スイッチ60が操作された場合に、ヒータ7を動作させてもよい。
一方、ステップS2において、警光灯スイッチ20がオフ状態である(すなわち、No)と判定された場合、ステップS3において、バッテリ電圧が所定電圧以上でない(すなわち、No)と判定された場合、ステップS4において、救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS5において、車両状態が第1の条件を満たしていない(すなわち、No)と判定された場合には、そのまま図8の処理を終了する。
また、ステップS1において、ヒータ7が動作されている(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、警光灯スイッチ20がオン状態であるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において、警光灯スイッチ20がオン状態である(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、バッテリ電圧が所定電圧以上であるか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、バッテリ電圧が所定電圧以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にあるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9において、救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にある(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、車両状態が第2の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS10)。
ここで、第2の条件とは、上述した第1の条件に、ヒータ7の動作を開始した後、所定時間(例えば、10分)が経過した場合を加えたものである。これらの条件は、少なくとも1つであってもよいし、組み合わされてもよい。
ステップS10において、車両状態が第2の条件を満たしている(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部10は、そのまま図8の処理を終了する。
一方、ステップS7において、警光灯スイッチ20がオフ状態である(すなわち、No)と判定された場合、ステップS8において、バッテリ電圧が所定電圧以上でない(すなわち、No)と判定された場合、ステップS9において、救急車1の周囲の温度および湿度が所定の関係にない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS10において、車両状態が第2の条件を満たしていない(すなわち、No)と判定された場合には、制御部10は、ヒータ7の動作を停止させて(ステップS11)、図8の処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態に係る散光式警光灯のヒータ制御装置によれば、制御部が、警光灯スイッチが散光式警光灯を点灯させるオン状態である場合に、車両状態に基づいてヒータを動作させる。そのため、ヒータの入れ忘れや切り忘れを予防しつつ、散光式警光灯への着雪を防止して、散光式警光灯の視認性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の組み合わせ、または、省略が可能である。
1…救急車
2…散光式警光灯
2a…フロント散光式警光灯
2b…リヤ散光式警光灯
3…サイレンスピーカ
4…取り付けブラケット
5…警光灯灯具
6…警光灯カバー
7…ヒータ
10…制御部
20…警光灯スイッチ
30…車両状態取得部
31…サイレンスイッチ
32…パーキングブレーキ
33…車速センサ
34…温度センサ
35…デアイサ
36…デフォッガ
40…電圧センサ
50…温湿度センサ
60…手動スイッチ
100…ヒータ制御装置

Claims (6)

  1. 緊急車両の散光式警光灯に設けられたヒータを制御する散光式警光灯のヒータ制御装置であって、
    前記散光式警光灯の点灯および消灯を切り替える警光灯スイッチと、
    前記緊急車両の車両状態を取得する車両状態取得部と、
    前記ヒータの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記警光灯スイッチが前記散光式警光灯を点灯させるオン状態である場合に、前記車両状態に基づいて前記ヒータを動作させる
    散光式警光灯のヒータ制御装置。
  2. 請求項1に記載の散光式警光灯のヒータ制御装置であって、
    前記車両状態取得部は、前記緊急車両に設けられたサイレンスイッチの動作状態、前記緊急車両のパーキングブレーキの動作状態、前記緊急車両の速度を検出する車速センサの検出値、前記ヒータの温度を検出する温度センサの検出値、前記緊急車両のデアイサの動作状態、および前記緊急車両のデフォッガの動作状態の少なくとも1つを前記車両状態として取得する
    散光式警光灯のヒータ制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の散光式警光灯のヒータ制御装置であって、
    前記緊急車両のバッテリ電圧を検出する電圧センサ、をさらに備え、
    前記制御部は、前記バッテリ電圧が所定電圧以上である場合に、前記ヒータを動作させる
    散光式警光灯のヒータ制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の散光式警光灯のヒータ制御装置であって、
    前記緊急車両の周囲の温度および湿度を検出する温湿度センサ、をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度および湿度が所定の関係にある場合に、前記ヒータを動作させる
    散光式警光灯のヒータ制御装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の散光式警光灯のヒータ制御装置であって、
    前記ヒータを手動で動作させる手動スイッチ、をさらに備え、
    前記制御部は、前記手動スイッチが操作された場合に、前記ヒータを動作させる
    散光式警光灯のヒータ制御装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の散光式警光灯のヒータ制御装置であって、
    前記制御部は、前記ヒータの動作を開始した後、所定時間が経過した場合に、前記ヒータの動作を停止する
    散光式警光灯のヒータ制御装置。
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