JP2021114119A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】事業者を支援することができるようにする情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、事業者1は支援者2に対して会員権を発行し、支援者2はこれに対する対価を支払う。これにより支援者2は、会員権を事業者1の店舗等で用いて、事業者1から便益の提供を受けることができる。支援者2は、他の支援者2に対して、取引所5において会員権を売却することができる。他の支援者2は、元の支援者2に対して、会員権を譲り受けた対価を支払う。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
近年ブロックチェーン技術が注目されている。特許文献1では、商品購入にあたりトークンによるインセンティブを与えることが記載されている。
特開2019−200823号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは店舗を支援することができない。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、事業者を支援することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、情報処理システムであって、事業者が提供する商品又はサービスに関する便益の供与を受ける権利である会員権の所有者である第1のユーザを示す情報をブロックチェーンに登録する権利登録部と、前記第1のユーザが第2のユーザに前記会員権を譲渡するトランザクションを前記ブロックチェーンに登録する譲渡登録部と、を備えることを特徴とする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、事業者を支援することができる。
会員権の流通を説明する図である。 バンコールプロトコルを説明する図である。 バンコールプロトコルを用いた場合の会員権の流通を説明する図である。 オーナー権の流通を説明する図である。 バンコールプロトコルを用いた場合のオーナー権の流通を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る事業支援システムの全体構成例を示す図である。 事業者端末10のソフトウェア構成例を示す図である。 支援者端末20のソフトウェア構成例を示す図である。 管理サーバ30のソフトウェア構成例を示す図である。 新規会員権の発行処理の流れを説明する図である。 会員権の二次流通について説明する図である。 売上金を法定通貨(日本円等)に変換して出金する処理の流れを示す図である。 売上金を独自仮想通貨(トークン)に変換する処理の流れを説明する図である。 仮想通貨とクレジットカードとを組み合わせたデジタルアセットの購入処理の流れを示す図である。 新規オーナー権の発行処理の流れを説明する図である。 事業者端末10、支援者端末20、管理サーバ30、ノードコンピュータ(不図示)を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
事業者が提供する商品又はサービスに関する便益の供与を受ける権利である会員権の所有者である第1のユーザを示す情報をブロックチェーンに登録する権利登録部と、
前記第1のユーザが第2のユーザに前記会員権を譲渡するトランザクションを前記ブロックチェーンに登録する譲渡登録部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記会員権の取得対価の一部を準備金に組み入れる処理を行う準備金積立処理部と、
前記会員権の譲渡対価を前記準備金から支払う処理を行う対価支払処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目3]
事業者による事業の収益の少なくとも一部の分配を受ける権利を標章するオーナー権の所有者である第1のユーザを示す情報をブロックチェーンに登録する権利登録部と、
前記第1のユーザが第2のユーザに前記会員権を譲渡したことを示す、前記第1及び第2のユーザを示す情報を含むトランザクションを前記ブロックチェ−ンに登録する譲渡登録部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目4]
項目3に記載の情報処理システムであって、
前記オーナー権の取得対価の一部を準備金に組み入れる処理を行う準備金積立処理部と、
前記オーナー権の譲渡対価を前記準備金から支払う処理を行う対価支払処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
<システムの概要>
以下、本発明の一実施形態に係る事業支援システムについて説明する。本実施形態の事業支援システムは、事業者の会員権及びオーナー権を流通させようとするものである。
会員権とは、事業者から何らかの便益を受ける権利を標章するものである。会員権により与えられる便益とは、例えば、飲食店等の店舗において、割引を受けたり追加の商品がプレゼントされたりすることなどがあり得る。
図1は、会員権の流通を説明する図である。
事業者1は支援者2(A)に対して会員権を発行し(S601)、支援者2(A)はこれに対する対価を支払う(S602)。これにより支援者2(A)は、会員権を事業者1の店舗等で用いて、事業者1から便益の提供を受けることができる。
支援者2(A)は、他の支援者2(B)に対して、取引所5において会員権を売却することができる(S603)。他の支援者2(B)は、元の支援者2(A)に対して、会員権を譲り受けた対価を支払う(S604)。
以上のようにして、取引所5において相対取引として会員権を流通させることができる。
会員権の流通にあたっては、バンコール(bancor)プロトコルに基づいて取引を行うこともできる。以下の説明では当該バンコールプロトコルを利用したシステムを例示するがこれ以外の方式を利用することとしてもよい。図2は、バンコールプロトコルを説明する図である。まず、事業者1がトークンを支援者2に対して発行する場合には、支援者2からその対価を受ける。ここで事業者1は、受け取った対価の一定割合を準備金として取引所5に預ける。そして、取引所5では、準備金を介して支援者2間でのトークンの売却を行うことができる。
例えば、資金調達者が新規トークンXを100万枚発行する場合を想定する。資金調達者は、トークンを売り出して資金調達をすることができる。資金調達者は、集めた資金のうち一定額の資産を準備金として積み立てる。例えば、固定準備率を20%、トークンの時価総額を2百万円とすると、資金調達者固定準備金=固定準備率×トークンの時価総額であるから、40万コインを準備金としてリザーブすることになる。この時点で、価格は次の式により確定される。

価格(P)=固定準備金÷(発行量×固定準備率)=40万÷(100万×0.2)=2(円)

バンコールプロトコルを用いることにより、トークンを売りたいときに売れて買いたいときに買え、自動で取引が行われ、アルゴリズムの計算により準備金がなくなることがない。
図3は、バンコールプロトコルを用いた場合の会員権の流通を説明する図である。バンコールプロトコルでは、事業者1が支援者2(A)に対して会員権を発行し(S601)、その対価を支援者2(A)から受けた場合(S602)、その金額の一定割合を準備金51として管理業者に預けておく(S603)。そして、支援者2(A)が会員権を売却したい場合には、相対取引の相手方が存在しなかったとしても、取引の管理業者が会員権を買い取り(S604)、その対価を準備金から支払うことができる(S605)。そして新たに会員権を所望する他の支援者2(B)が登場した場合には、取引上の管理業者が買い取った会員権を支援者2(B)に渡し(S606)、その対価を受けることができる(S607)。
このようにして、準備金51を介して会員権の売買を行うことにより、会員権の流通促進を図ることができる。
オーナー権についても会員権と同様の流通促進を図ることができる。オーナー権とは、事業者による利益の少なくとも一部の配当を受ける権利を標章するものである。オーナー権を有する支援者には、事業者の利益(又は売上)の一部が配分されうる。
図4は、オーナー権の流通を説明する図である。
事業者1は支援者2(A)に対してオーナー権を発行し(S621)、支援者2(A)はこれに対する対価を支払う(S622)。これにより支援者2(A)は、事業者1の利益(又は売上)の少なくとも一定度合を配当として受け取ることができる。
支援者2(A)は、他の支援者2(B)に対して、取引所5においてオーナー権を売却することができる(S623)。他の支援者2(B)は、元の支援者2(A)に対して、オーナー権を譲り受けた対価を支払う(S624)。
以上のようにして、取引所5において相対取引としてオーナー権を流通させることができる。なお、配当の支払に輯しても、同様の流れとすることが可能である。
図5は、バンコールプロトコルを用いた場合のオーナー権の流通を説明する図である。事業者1が支援者2(A)に対してオーナー権を発行し(S621)、その対価を支援者2(A)から受けた場合(S622)、その金額の一定割合を準備金51として管理業者に預けておく(S623)。そして、支援者2(A)がオーナー権を売却したい場合には、相対取引の相手方が存在しなかったとしても、取引の管理業者がオーナー権を買い取り(S624)、その対価を準備金から支払うことができる(S625)。そして新たにオーナー権を所望する他の支援者2(B)が登場した場合には、取引上の管理業者が買い取ったオーナー権を支援者2(B)に渡し(S626)、その対価を受けることができる(S627)。
このようにして、準備金51を介してオーナー権の売買を行うことにより、オーナー権の流通促進を図ることができる。
なお、本実施形態の事業支援システムでは、会員権及びオーナー権は、ブロックチェーンで管理する。したがって、スマートコントラクトの仕組みを用いて上記の会員権及びオーナー権の確実かつ円滑な流通を実現することができる。
<システム概要>
図6は、本発明の一実施形態に係る事業支援システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の事業支援システムは、管理サーバ30を含んで構成される。管理サーバ30は、事業者端末10及び支援者端末20のそれぞれと通信ネットワーク40を介して通信可能に接続される。通信ネットワーク40は、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。管理サーバ30はまた、ブロックチェーン50に接続される。ブロックチェーン50は、例えば、互いに通信可能に接続されたノードコンピュータ(不図示)により構成され得る。ノードコンピュータ(不図示)間の通信は、通信ネットワーク40を介して行うようにしてもよいし、通信ネットワーク40とは別個独立した通信路を用いて行うようにしてもよい。
事業者端末10は、事業者1のコンピュータである。事業者端末10は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。
支援者端末20は、支援者2のコンピュータである。支援者端末20は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。
管理サーバ30は、事業支援に係る各種の処理を行うコンピュータである。管理サーバ30は、取引所5の運営者のコンピュータであってよい。管理サーバ30は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
<事業者端末10>
図7は、事業者端末10のソフトウェア構成例を示す図である。事業者端末10は、会員権発行リクエスト送信部111、オーナー権発行リクエスト送信部112、ウォレット113を備える。
会員権発行リクエスト送信部111は、会員権の発行を依頼する。本実施形態では、会員権発行リクエスト送信部111は、会員権の発行を依頼するリクエスト(以下、会員権発行リクエストという。)を管理サーバ30に送信することができる。
オーナー権発行リクエスト送信部112は、オーナー権の発行を依頼する。本実施形態では、オーナー権発行リクエスト送信部112は、オーナー権の発行を依頼するリクエスト(以下、オーナー権発行リクエストという。)を管理サーバ30に送信することができる。
ウォレット113は、事業者の秘密鍵を管理する。また、ウォレット113は、事業者が発行した会員権やオーナー権、仮想通貨の残高などを管理することができる。
<支援者端末20>
図8は、支援者端末20のソフトウェア構成例を示す図である。支援者端末20は、会員権購入処理部211、オーナー権購入処理部212、ウォレット213、会員権販売処理部214、オーナー権販売処理部215を備える。
会員権購入処理部211は、会員権の購入に係る処理を行う。会員権購入処理部211は、例えば、事業者1により発行される、会員権の発行に対する対価を法定通貨により支払うための処理を行うことができる。会員権購入処理部211は、例えば、銀行振込やクレジットカードにより支払処理を行うことができる。また、会員権購入処理部211は、他の支援者2が所有していた会員権を取得する場合にも、その対価支払いを行うことができる。他の支援者2が所有していた会員権の取得に係る対価支払いは、直接他の支援者2に対して行うのではなく、取引所5の運営者に対して行うことができる。すなわち、準備金51を仲介とした取引を行うことができる。他の支援者2が所有していた会員権の取得に係る対価支払いは、法定通貨又は独自仮想通貨により行うことができる。
オーナー権購入処理部212は、オーナー権の購入に係る処理を行う。オーナー権購入処理部212は、例えば、事業者1により発行される、オーナー権の発行に対する対価を法定通貨により支払うための処理を行うことができる。オーナー権購入処理部212は、例えば、銀行振込やクレジットカードにより支払処理を行うことができる。また、オーナー権購入処理部212は、他の支援者2が所有していたオーナー権を取得する場合にも、その対価支払いを行うことができる。他の支援者2が所有していたオーナー権の取得に係る対価支払いは、直接他の支援者2に対して行うのではなく、取引所5の運営者(本実施形態の事業支援システムの運営者)に対して行うことができる。すなわち、準備金51を仲介とした取引を行うことができる。他の支援者2が所有していたオーナー権の取得に係る対価支払いは、法定通貨又は独自仮想通貨により行うことができる。
ウォレット213は、支援者の秘密鍵を管理する。ウォレット213は、支援者2が所有している会員権やオーナー権、仮想通貨の残高などを管理することもできる。
会員権販売処理部214は、会員権の販売に関する処理を行う。本実施形態では、支援者2が所有している会員権を他の支援者2に販売することを想定している。会員権販売処理部214は、会員権の販売に際して、直接他の支援者2に対して販売(対価の請求)を行うのではなく、取引所5の運営者(本実施形態の事業支援システムの運営者)に対して行うことができる。すなわち、準備金51を仲介とした取引を行うことができる。会員権を販売した対価は、法定通貨又は独自仮想通貨により支払われ、仮想通貨の場合にはウォレット213を利用して残高を確認することが可能である。会員権販売処理部214は、会員権の売り出しのリクエスト(会員権売り出しリクエストという。)を管理サーバ30に送信することにより販売が行われる。
オーナー権販売処理部215は、オーナー権の販売に関する処理を行う。本実施形態では、支援者2が所有しているオーナー権を他の支援者2に販売することを想定している。オーナー権販売処理部215は、オーナー権の販売に際して、直接他の支援者2に対して販売(対価の請求)を行うのではなく、取引所5の運営者(本実施形態の事業支援システムの運営者)に対して行うことができる。すなわち、準備金51を仲介とした取引を行うことができる。オーナー権を販売した対価は、法定通貨又は独自仮想通貨により支払われ、仮想通貨の場合にはウォレット213を利用して残高を確認することが可能である。オーナー権販売処理部215は、オーナー権の売り出しのリクエスト(オーナー権売り出しリクエストという。)を管理サーバ30に送信することにより販売が行われる。
<管理サーバ30>
図9は、管理サーバ30のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ30は、会員権発行処理部311、会員権販売処理部312、オーナー権発行処理部313、オーナー権販売処理部314、準備金積立処理部315、支払処理部316、トークン変換処理部317を備える。
会員権発行処理部311は、会員権を発行する。会員権発行処理部311は、会員権の内容を表す情報(会員権情報)をブロックチェーン5の分散台帳に管理する。会員権情報には、サービスを提供する事業者1又は店舗を特定する情報と、会員権を所有する支援者2を特定する情報とが含まれる。会員権情報に、享受可能な便益の内容を指定するようにしてもよい。これにより、会員種別に応じて異なる便益を提供することも可能となる。
会員権販売処理部312は、会員権の販売に係る処理を行う。会員権販売処理部312は、会員権が支援者2間で取引された場合に、権利移転に係るトランザクションを作成してブロックチェーン5に登録する。これにより、会員権の流通履歴がブロックチェーン5に管理されることになる。なお、バンコールプロトコルにより、一旦運営者に所有が移転した状態もトランザクションとして管理することになる。この場合、会員権販売処理部312は、移転元の支援者2と、移転先の運営者とを指定したトランザクションを作成することになる。また、本実施形態では、会員権販売処理部312は、スマートコントラクトとして実装することを想定する。
オーナー権発行処理部313は、オーナー権を発行する。オーナー権発行処理部313は、オーナー権の内容を表す情報(オーナー権情報)をブロックチェーン5の分散台帳に管理する。オーナー権情報には、事業者1を特定する情報と、オーナー権を所有する支援者2を特定する情報とが含まれる。なお、特定の店舗における利益(又は売上)に応じた配当を行う場合には、事業者1を特定する情報に代えて、店舗を特定する情報を含めるようにすることもできる。オーナー権情報には、配当の割合又は金額、配当の優先度などを含めるようにして、オーナー権情報に基づいて配当を行うようにすることもできる。
オーナー権販売処理部314は、オーナー権の販売に係る処理を行う。オーナー権販売処理部314は、オーナー権が支援者2間で取引された場合に、権利移転に係るトランザクションを作成してブロックチェーン5に登録する。なお、バンコールプロトコルにより、一旦運営者に所有が移転した状態もトランザクションとして管理することになる。この場合、オーナー権販売処理部314は、移転元の支援者2と、移転先の運営者とを指定したトランザクションを作成することになる。また、本実施形態では、オーナー権販売処理部314は、スマートコントラクトとして実装することを想定する。
準備金積立処理部315は、バンコールプロトコルのための準備金を積み立てる処理を行う。準備金積立処理部315は、会員権発行処理部311が新規に会員権を発行した場合やオーナー権発行処理部313が新規にオーナー権を発行した場合に、支援者2から支払われる対価のうち、一定割合を準備金として積み立てる。準備金積立理部315は、例えば、一致割合の準備金を運営者の口座に登録するとともに、準備金としてのトランザクションを生成してその履歴を登録することができる。
支払処理部316は、会員権及びオーナー権の発行時の対価を法定通貨により支払う処理を行う。支払処理部316は、会員権及びオーナー権の発行時に実施されたスマートコントラクト(トランザクション)を確認して、対価として支払われた金額から準備金に積み立てた金額と手数料とを差し引いて事業者1の口座に支払うことができる。
トークン変換処理部317は、トークン(独自通貨)と法定通貨あるいは他の独自通貨との間の変換を行う。
<会員権の発行処理>
図10は、新規会員権の発行処理の流れを説明する図である。
会員権の発行により資金調達を行いたい事業者1は、事業者端末10から会員権発行リクエストを管理サーバ30に送信し、管理サーバ30は、資金調達に係る調達金額及び支払い情報を管理するプロジェクトコントラクトを作成する(S701)。また、管理サーバ30、会員権の特典内容、金額、有効期限を管理する会員権コントラクトを発行する(S702)。支援者2の購入(例えば、クレジット決済)をトリガーとして、管理サーバ30は、会員権コントラクトを実行し、支援者2の管理するウォレット213に会員権を発行する(S703)。新規会員権の募集期間が終了後、管理サーバ30は、プロジェクトコントラクトの調達金額を確認し、記載されている金額を事業者1へ入金し、入金が完了したらプロジェクトコントラクトの支払い情報を支払済みに更新する(S704)。
以上のようにして、会員権が発行される。
<会員権の二次流通処理>
図11は、会員権の二次流通について説明する図である。
支援者2は、支援者端末20から分散型データベースに対して、会員権IDと支援者2と販売に係る金額情報とを指定した会員権売り出しリクエストを管理サーバ30に送信することにより、二次流通市場に会員権を出品する(S721)。管理サーバ30は、他の支援者2による会員権取得の対価についてのクレジット決済をトリガーにして、出品管理の状態を購入済みに更新する(S722)。管理サーバ30は、会員権コントラクトの所有者を変更する処理を実行し、会員権の所有者を購入者に更新することができる(S723)。会員権の販売者である支援者2の売上金コントラクト(NFT)に出品時に指定した金額を加算する(S724)。
以上の処理を行うことにより、会員権は二次流通市場で流通することになる。
<売上金の出金処理>
図12は、売上金を法定通貨(日本円等)に変換して出金する処理の流れを示す図である。
事業者1又は支援者2が売上金コントラクトに記載されている金額から出金を希望する額を指定し、支援者端末20から管理サーバ30に対して、管理者に対する出金申請を行う(S741)。管理者は、管理サーバ30を用いて、出金申請を行った事業者1者の売上金コントラクトを確認し、利用者の指定する口座に入金する(S742)。また、管理サーバ30は、事業者1の売上金コントラクトから出金した金額を減算し、申請状態を出金済みに更新する(S725)。
<売上金の仮想通貨への変換処理>
図13は、売上金を独自仮想通貨(トークン)に変換する処理の流れを説明する図である。
事業者1又は支援者2が事業者端末10又は支援者端末20を用いて売上金のうち、本実施形態の事業支援システムで用いられる独自仮想通貨(トークン)に変換する金額を指定したリクエストを管理サーバ30に送信すると(S761)、管理サーバ30は、売上金コントラクトの使用金額を、独自仮想通貨へ変換する金額と等しくなるように更新し(S762)、独自仮想通貨コントラクトに変換した分の独自仮想通貨を追加する(S763)。
<仮想通貨による購入処理>
図14は、仮想通貨とクレジットカードとを組み合わせたデジタルアセットの購入処理の流れを示す図である。本実施形態では、デジタルアセットは、会員権又はオーナー権である。なお、購入するデジタルアセットは新規発行であっても、二次流通であっても、図14に示す処理で処理することができる。
支援者2は、購入するデジタルアセットを指定し(S781)、購入に使用する仮想通貨の金額を指定する(S782)。会員権の価格をx、仮想通貨の金額をyとすると、クレジットカードにより決済されるべき金額はx−yとなる。管理サーバ30は、支援者2にようる独自仮想通貨コントラクトから購入時に使用したyを減算し(S783)、会員権コントラクトの会員一覧情報を更新して、会員権の所有者を購入した支援者2に変更する(S784)。
<オーナー権の発行処理>
図15は、新規オーナー権の発行処理の流れを説明する図である。
オーナー権の発行により資金調達を行いたい事業者1は、事業者端末10からオーナー権発行リクエストを管理サーバ30に送信し、管理サーバ30は、資金調達に係る調達金額及び支払い情報を管理するプロジェクトコントラクトを作成する(S801)。また、管理サーバ30は、オーナー権の金額及び配当金額の決定ロジックを管理するオーナー権コントラクトを発行する(S802)。支援者2の購入(例えば、クレジット決済)をトリガーとして、管理サーバ30は、オーナー権コントラクトを実行し、支援者2の管理するウォレット213にオーナー権を発行する(S803)。新規オーナー権の発行期間の終了後、管理サーバ30は、プロジェクトコントラクトの調達金額を確認し、記載されている金額を事業者1へ入金し、入金が完了したらプロジェクトコントラクトの支払い情報を支払済みに更新する(S804)。
以上のようにして、本実施形態の事業支援システムによれば、事業者1が会員権及びオーナー権の発行により資金調達を行うことを可能にすることで、事業者を支援することができる。会員権及びオーナー権はブロックチェーンに管理されるので、改ざんが困難であり、権利の帰属を確実に管理することができる。また、ブロックチェーンを利用したトークンを用いて、会員権及びオーナー権と紐付けるとともに、ブロックチェーン5により二次流通を可能にすることで、会員権及びオーナー権のキャピタルゲインを支援者2が享受するようにすることができる。
図16は、事業者端末10、支援者端末20、管理サーバ30、ノードコンピュータ(不図示)を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータは、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、入力装置105、出力装置106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース104は、通信ネットワーク40に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置105は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。CPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより、各種の機能を実現することができる。事業者端末10、支援者端末20、管理サーバ30、ノードコンピュータ(不図示)が備える各機能部は、CPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現され、事業者端末10、支援者端末20、管理サーバ30、ノードコンピュータ(不図示)が備えうる各記憶部は、メモリ102及び記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
1 事業者
2 支援者
5 取引所
10 事業者端末
20 支援者端末
30 管理サーバ
40 通信ネットワーク
50 ブロックチェーン
111 会員権発行リクエスト送信部
112 オーナー権発行リクエスト送信部
113 ウォレット
211 会員権購入処理部
212 オーナー権購入処理部
213 ウォレット
214 会員権販売処理部
215 オーナー権販売処理部
311 会員権発行処理部
312 会員権販売処理部
313 オーナー権発行処理部
314 オーナー権販売処理部
315 準備金積立処理部
316 支払処理部
317 トークン移転処理部

Claims (4)

  1. 事業者が提供する商品又はサービスに関する便益の供与を受ける権利である会員権の所有者である第1のユーザを示す情報をブロックチェーンに登録する権利登録部と、
    前記第1のユーザが第2のユーザに前記会員権を譲渡するトランザクションを前記ブロックチェーンに登録する譲渡登録部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記会員権の取得対価の一部を準備金に組み入れる処理を行う準備金積立処理部と、
    前記会員権の譲渡対価を前記準備金から支払う処理を行う対価支払処理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  3. 事業者による事業の収益の少なくとも一部の分配を受ける権利を標章するオーナー権の所有者である第1のユーザを示す情報をブロックチェーンに登録する権利登録部と、
    前記第1のユーザが第2のユーザに前記会員権を譲渡したことを示す、前記第1及び第2のユーザを示す情報を含むトランザクションを前記ブロックチェ−ンに登録する譲渡登録部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記オーナー権の取得対価の一部を準備金に組み入れる処理を行う準備金積立処理部と、
    前記オーナー権の譲渡対価を前記準備金から支払う処理を行う対価支払処理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023210345A1 (ja) * 2022-04-27 2023-11-02 playground株式会社 プログラム、方法、およびシステム

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