JP2021113629A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力消費量を抑えつつ回動仕切体に生じる結露を防止することができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】本発明の冷蔵庫10は、貯蔵室22の前面開口部の左右両側に回動自在に枢支されて当該開口部を閉塞する観音開き式の扉23と、扉23の間を庫内側から閉塞する回動仕切体70と、回動仕切体70に設けられ結露の発生を抑える防露ヒータ72と、防露ヒータ72の発熱量を制御する制御部60と、冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサ38とを備え、制御部60は、湿度センサ38の検出値Hと湿度センサ38の検出値Hの変化率ΔH/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
従来、冷蔵庫本体の左右両側部に設けたヒンジに観音開き式の左右一対の扉を回動自在に枢支して、貯蔵室の前面開口部を閉塞する冷蔵庫では、左右の両扉の隙間を埋めるため、両扉のうちの一方の扉の反枢支側の庫内側に回動式の回動仕切体が設けられている。
この回動仕切体には、外気と冷蔵庫内との温度差による結露を防止する防露ヒータが設けられているが、防露ヒータの電力消費量を抑えつつ結露を防止するため、冷蔵庫の庫外温度と庫内温度に基づいて防露ヒータの発熱量を制御する冷蔵庫が提案されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
特開2004−353972号公報 特開2012−26592号公報 特開2001−349659号公報
しかしながら、冷蔵庫が設置されることの多いキッチンは調理作業中等に一時的に高温多湿になることが多い。また、エアコンや加湿器などの空調機器の動作により冷蔵庫が設置される空間の温度や湿度が急激に変化することもある。冷蔵庫の設置環境の湿度や温度が急激に変化すると、上記のように庫外温度と庫内温度に基づいて防露ヒータの発熱量を制御しても冷蔵庫の設置雰囲気に即した適切な発熱量に設定することが困難である。そのため、温度や湿度の急激な変化に対しても結露しないように防露ヒータの発熱量を必要以上に大きく設定しなければならず、電力消費量が増大する問題がある。
本発明は上記問題を考慮してなされたものであり、電力消費量を抑えつつ回動仕切体に生じる結露を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室の前面開口部の左右両側に回動自在に枢支されて当該開口部を閉塞する観音開き式の扉と、前記扉の間を庫内側から閉塞する回動仕切体と、前記回動仕切体に設けられ結露の発生を抑える防露ヒータと、前記防露ヒータの発熱量を制御する制御部と、冷蔵庫の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサとを備え、前記制御部は、前記湿度センサの検出値と前記湿度センサの検出値の変化率に基づいて前記防露ヒータの発熱量を制御するものである。
第1実施形態に係る冷蔵庫の正面図 図1の冷蔵庫の縦断面図 図1に示す冷蔵庫の電気構成を示すブロック図 図1に示す冷蔵庫における設置雰囲気の湿度と湿度の変化率に応じた防露ヒータの通電率を示すテーブル 図1に示す冷蔵庫における設置雰囲気の湿度と防露ヒータの通電率との関係を示す図 図1に示す冷蔵庫における設置雰囲気の庫外温度と庫外温度の変化率に応じた防露ヒータの通電率を示すテーブル
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の冷蔵庫10について図面に基づき説明する。
(1)冷蔵庫10の構成
本実施形態に係る冷蔵庫10は、図1及び図2に示すように、前面に開口する断熱箱状の冷蔵庫本体12の内部に貯蔵空間が形成され、貯蔵空間が断熱仕切壁14によって上方の冷蔵空間16と下方の冷凍空間18とに区画している。
冷蔵空間16は、さらに仕切体20によって上下に区画され、上部空間に複数段の載置棚を設けた冷蔵室22が設けられ、下部空間に上下2段に設けられた収納容器を配置する野菜室24が設けられている。冷蔵空間16の後方には、冷蔵空間16内の空気を冷却する冷蔵冷却器44と冷蔵ファン46とダクト48が設けられている。また、冷蔵室22の背面には、冷蔵室22の庫内温度を検出する冷蔵室温度センサ32が設けられている。
野菜室24の下方に配置した冷凍空間18は、冷凍温度に冷却される空間であって、比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室26と第1冷凍室28とが左右に併設され、その下方に第2冷凍室30が設けられている。冷凍空間18の後方には、冷凍空間18内の空気を冷却する冷凍冷却器50と冷凍ファン52とダクト53が設けられている。また、第2冷凍室30の背面には、第2冷凍室30の庫内温度を検出する冷凍室温度センサ34が設けられている。
冷蔵室22の前面開口部は、該開口部を幅方向に区分する観音開き式の左右一対の冷蔵室扉23により閉塞される。この冷蔵室扉23は、冷蔵庫本体の左右両側に設けたヒンジ37により回動自在に枢支され、冷蔵室22の前面開口部の周縁部に設けられた扉センサ17によって開閉が検知されるようになっている。
冷蔵室扉23の一方の前面には、冷蔵庫10の設定を表示する表示部やブザー音や音声を発する音声部や庫内温度などを調節する操作部を備えた操作パネル19とが設けられている。また、左右の冷蔵室扉23の一方の下面には、冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサ38と、冷蔵庫10の設置雰囲気の温度(庫外温度)を検出する庫外温度センサ40とが設けられている。
冷蔵室扉23の裏面周縁部には、内部にマグネットを備えたガスケット42が全周縁にわたって取り付けられており、冷蔵庫本体の開口縁および回動仕切体70に当接して冷蔵室22内をシールしている。
回動仕切体70は、上下端部に設けられた取付部材を介して一方の冷蔵室扉23の枢支側辺に対向する反枢支側(本実施形態では左側の冷蔵室扉23の右側面を構成する扉内板23a)に配設されている。回動仕切体70は、冷蔵室扉23の閉扉動作に伴って冷蔵室扉23に設けられたガスケット42に当接するように回動して左右一対の冷蔵室扉23の間を庫内側から閉塞し、冷蔵室扉23の開扉動作に伴って閉扉動作時の反対方向に回動して一方の冷蔵室扉23の背面に隠れる。
この回動仕切体70には、ガスケット42が有するマグネットの吸着面を構成する鋼板の仕切板と断熱層を形成する断熱部材との間に、結露の発生を抑える面状の防露ヒータ72が設けられている。
野菜室24、製氷室26、第1冷凍室28及び第2冷凍室30の開口部は、引き出し式扉25,27,29,31により閉塞されている。各引き出し式扉25,43,45,47の裏面側に固着した左右一対の支持枠に収納容器が保持されており、開扉動作とともに庫外に引き出されるように構成されている。
冷蔵冷却器44及び冷凍冷却器50は、冷蔵庫本体12の背面下部に区画された機械室54に設けられた圧縮機56や凝縮器(不図示)や切替弁58(図3参照)やキャピラリーチューブ(不図示)とともに冷凍サイクルを構成し、切替弁58で冷媒流路を切り替えることにより圧縮機56から吐出された冷媒が交互に供給される。
機械室54に配設された制御部60は、例えばマイクロコンピュータとメモリを備え、図3に示すように、湿度センサ38、庫外温度センサ40、冷蔵室温度センサ32、冷凍室温度センサ34、圧縮機56、冷蔵ファン46、冷凍ファン52、切替弁58及び防露ヒータ72が接続されており、各種センサ38,40,32,34から入力される検出信号と予めメモリに記憶された制御プログラムに基づいて圧縮機56、冷蔵ファン46、冷凍ファン52、及び防露ヒータ72の動作を制御して冷蔵庫10の動作全般を制御する。
(2)冷蔵庫10の冷却制御
制御部60は、冷蔵室温度センサ32及び冷凍室温度センサ34によって検出された庫内温度に基づいて、圧縮機56、冷蔵ファン46、冷凍ファン52及び切替弁58を制御することで、冷蔵室22及び野菜室24を冷却する冷蔵モードと、製氷室26、第1冷凍室28及び第2冷凍室30を冷却する冷凍モードとを交互に切り替えて実行する。
冷蔵モードを実行する場合、制御部60は、圧縮機56及び冷蔵ファン46を駆動しながら、切替弁58を制御して冷蔵冷却器44に冷媒を供給することで、−10〜−20℃程度の冷気を生成する。
冷蔵冷却器44で冷却された冷気は、冷蔵ファン46によってダクト48を通って冷蔵室22の背面を上方へ送風され、吹出口49より冷蔵室22へ供給される。冷蔵室22に供給された冷気は、冷蔵室22を冷却しながら冷蔵室22内を流れた後、仕切体20に設けられた不図示の透孔を経て野菜室24へ流れ込み、野菜室24を冷却する。これにより、冷蔵室22に設けられた冷蔵室温度センサ32の検出温度が所定温度になるように、冷蔵室22及び野菜室24を冷却する。
野菜室24を冷却した冷気は、野菜室24の背面に設けられた吸込口からリターンダクトに取り込まれ冷蔵冷却器44に戻る。
冷凍モードを実行する場合、制御部60は、圧縮機56及び冷凍ファン52を駆動しながら、切替弁58を制御して冷凍冷却器50に冷媒を供給することで、−20〜−30℃程度の冷気を生成する。
冷凍冷却器50で冷却された冷気は、冷凍ファン52によってダクト53を通って製氷室26、第1冷凍室28及び第2冷凍室30へ供給され、各室26、28,30を冷却する。これにより、第2冷凍室30に設けられた冷凍室温度センサ34の検出温度が所定温度になるように、製氷室26、第1冷凍室28及び第2冷凍室30を冷却する。
製氷室26及び第1冷凍室28を冷却した冷気は、第2冷凍室30を冷却した冷気と合流し、第2冷凍室30を冷却した冷気とともに第2冷凍室30の背面に設けられた吸込口からリターンダクトに取り込まれ冷凍冷却器50に戻る。
(3)防露ヒータ72の制御
制御部60は、湿度センサ38が検出した冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度を所定時間毎(例えば、2分間毎)に取得し、冷蔵室扉に設けられた湿度センサ38の検出値(湿度)Hと、湿度センサ38の検出値の変化率(つまり、現時点から所定時間ΔTだけ遡った時点における検出値H0と現時点の検出値H1との差ΔH(ΔH=H1−H0)を所定時間ΔTで除した値)ΔH/ΔTに基づいて回動仕切体70に設けられた防露ヒータ72の発熱量を制御する。
詳細には、制御部60は、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが、所定値R以上(例えば、10分間の検出値の上昇が5%以上)であるか判断し、所定値R未満であれば第1モードを、所定値R以上であれば第2モードを実行する。
制御部60は、図4に例示するテーブルにしたがって湿度センサ38の検出値Hに応じて防露ヒータ72の発熱量を制御する。このテーブルは、湿度センサの検出値Hが同一の場合に設定する防露ヒータ72の発熱量が第1モードより第2モードにおいて大きくなっている。
例えば、制御部60は、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R未満の場合、湿度センサ38の検出値Hが、40%未満(H<40%)、40%以上50%未満(40%≦H<50%)、50%以上60%未満(50%≦H<60%)、60%以上70%未満(60%≦H<70%)、70%以上80%未満(70%≦H<80%)、80%以上(80%≦H)であると、防露ヒータ72の通電率を50%、55%、60%、65%、70%、75%に設定して第1モードを実行する。
なお、通電率とは、防露ヒータ72が加熱する定められた電流値で単位時間加えた場合の出力を100%としたときの防露ヒータ72の実際の出力の割合を示している。この実施形態では、電流値はいずれも同じであり、印加する電圧の時間の割合、すなわち電圧が印加される時間のデューティ比を変えて通電率の大きさを変えている。例えば、防露ヒータ72の通電率が60%である場合、制御部60は、防露ヒータ72が加熱する定められた電流値において、電圧を単位時間中の6割の時間を印加、残り4割の時間を印加しない制御を繰り返し行っている。
また、制御部60は、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R以上の場合、湿度センサ38の検出値Hが、40%未満(H<40%)、40%以上50%未満(40%≦H<50%)、50%以上60%未満(50%≦H<60%)、60%以上70%未満(60%≦H<70%)、70%以上80%未満(70%≦H<80%)、80%以上(80%≦H)であると、防露ヒータ72の通電率を58%、63%、68%、73%、78%、83%に設定して第2モードを実行する。
つまり、この例では、湿度センサ38の検出値が同一の場合に、第2モードにおいて設定する防露ヒータ72の通電率が、第1モードにおいて設定する防露ヒータ72の通電率より一定量(この例では、8%)大きく設定されている。
次に図5に示すように湿度センサ38の検出値Hが変化する場合を例に防露ヒータ72の制御について説明する。
まず、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R未満であり、湿度センサ38の検出値が40%未満であるので、制御部60は、防露ヒータ72の通電率を50%に設定して第1モードを実行する。その後、制御部60は、湿度センサ38の検出値が40%以上50%未満になると、防露ヒータ72の通電率を55%に設定する。
そして、制御部60は、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R以上になると、湿度センサ38の検出値が40%以上50%未満ではあるが、防露ヒータ72の通電率を55%から63%に上昇させて第2モードを実行する。
その後、制御部60は、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R以上である間、湿度センサ38の検出値に応じて防露ヒータ72の通電率を63%、68%、73%に設定して第2モードを実行する。
そして、湿度センサ38の検出値が60%以上70%未満ではあるが、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R未満になると、制御部60は、防露ヒータ72の通電率を73%から65%に低下させて第1モードを実行する。
その後、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R未満である間、制御部60は、湿度センサ38の検出値に応じて防露ヒータ72の通電率を設定して第1モードを実行する。
そして、湿度センサ38の検出値が40%未満の状態において、再び、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R以上になると、制御部60は、第1モードから第2モードへ移行して防露ヒータ72の通電率を50%から58%へ上昇させる。
以後、上記したように湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R以上であると、制御部60は、湿度センサ38の検出値に応じて防露ヒータ72の通電率を設定して第2モードを実行し、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが所定値R未満であると湿度センサ38の検出値に応じて防露ヒータ72の通電率を設定して第1モードを実行する。
以上のような本実施形態の冷蔵庫10では、湿度センサ38の検出値Hと、湿度センサ38の検出値Hの変化率ΔH/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御するため、食事等の調理作業の開始時や、炊飯器や電動式ポット等の家電機器の動作開始時や、エアコンや加湿器などの空調機器の動作開始時等、冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が急激に変化しても、その変化に追従して防露ヒータ72の発熱量を変化させることができる。そのため、防露ヒータ72の発熱量を必要以上に大きく設定する必要がなくなり、電力消費量を抑えながら回動仕切体70の結露を防止することができる。
また、本実施形態では、湿度センサ38の検出値Hの変化率ΔH/ΔTが所定値R以上であるか否かによって第1モード及び第2モードを設定するため、簡便な制御によって冷蔵庫10の設置雰囲気の急激な湿度変化に追従して防露ヒータ72の発熱量を変化させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6を参照して説明する。
上記した第1実施形態では、湿度センサ38の検出値H及びその変化率ΔH/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御する場合について説明した。本実施形態では、湿度センサ38の検出結果に加えて、庫外温度センサ40の検出値S及びその変化率ΔS/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御する。
詳細には、制御部60は、庫外温度センサ40が検出した冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度を所定時間毎(例えば、2分間毎)に取得し、庫外温度センサ40の検出値(庫外温度)Sの変化率(つまり、現時点から所定時間ΔTだけ遡った時点における検出値S0と現時点の検出値S1との差ΔS(ΔS=S1−S0)を所定時間ΔTで除した値)ΔS/ΔTを算出する。
そして、制御部60は、第1実施形態のように湿度センサ38の検出値H及びその変化率ΔH/ΔTに基づいて決定した防露ヒータ72の発熱量(通電率)に加算する通電率を、庫外温度センサ40の検出値Sとその変化率ΔS/ΔTから図6に例示するようなテーブルにしたがって決定する。このテーブルでは、庫外温度センサ40の検出値Sが同一の場合に加算する防露ヒータ72の発熱量が、庫外温度センサ40の検出値の変化率ΔS/ΔTが所定値U未満の場合に比べて所定値U以上の場合において大きくなっている。
例えば、制御部60は、庫外温度センサ40の検出値Sの変化率ΔS/ΔTが所定値U未満の場合、庫外温度センサ40の検出値Sが、10℃未満(S<10℃)、10℃以上30%未満(10%≦H<30%)、30%以上(30%≦H)であると、防露ヒータ72に追加する通電率を0%、5%、10%に設定する。
また、制御部60は、庫外温度センサ40の検出値Sの変化率ΔS/ΔTが所定値U以上の場合、庫外温度センサ40の検出値Sが、10℃未満(S<10℃)、10℃以上30%未満(10%≦H<30%)、30%以上(30%≦H)であると、防露ヒータ72に追加する通電率を10%、15%、20%に設定する。
以上のような本実施形態の冷蔵庫10では、湿度センサ38の検出結果に加えて、庫外温度センサ40の検出値S及びその変化率ΔS/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御するため、食事等の調理作業の開始時や、炊飯器や電動式ポット等の家電機器の動作開始時や、エアコンや加湿器などの空調機器の動作開始時等、冷蔵庫10の庫外温度が急激に変化しても、その変化に追従して防露ヒータ72の発熱量を変化させることができる。そのため、防露ヒータ72の発熱量を必要以上に大きく設定する必要がなくなり、電力消費量を抑えながら回動仕切体70の結露を防止することができる。
なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態や第2実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
上記した第1実施形態及び第2実施形態では、湿度センサ38の検出値H及びその変化率ΔH/ΔTや、庫外温度センサ40の検出値S及びその変化率ΔS/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御する場合について説明した。本実施形態では、湿度センサ38や庫外温度センサ40の検出結果に加えて、他のセンサの検出結果や冷蔵庫10の運転状況等に基づいて防露ヒータ72の発熱量を制御してもよい。
つまり、本実施形態では、湿度センサ38の検出値H及びその変化率ΔH/ΔTや、庫外温度センサ40の検出値S及びその変化率ΔS/ΔTに加えて、冷蔵室温度センサ32や扉センサ17等の各種センサの検出結果や冷蔵庫10の運転状況等に基づく所定条件を満たすと、当該所定条件を満たさない場合に比べて防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよい。これにより、防露ヒータ72を冷蔵庫10の運転状況等に即した適切な発熱量に設定することができる。
例えば、冷蔵室温度センサ32の検出値が一定または上昇する場合、上記した第1実施形態及び第2実施形態のように、湿度センサ38の検出値H及びその変化率ΔH/ΔTや、庫外温度センサ40の検出値S及びその変化率ΔS/ΔTに基づいて防露ヒータ72の発熱量を決定し、冷蔵室温度センサ32によって検出される冷蔵室22の庫内温度が低下すると、冷蔵室温度センサ32の検出値が一定または上昇する場合に比べて防露ヒータ72の通電率を上昇させて発熱量を上昇させてもよい。これにより、冷蔵室22内の庫内温度が低く庫外温度との温度差が大きくなり回動仕切体70に結露が生じやすい場合に防露ヒータ72の発熱量を高く設定することができ、回動仕切体70の結露を防止することができる。
また、扉センサ17によって冷蔵室扉23の開閉を検知すると、冷蔵室扉23が閉扉されてから所定時間が経過するまでの間、防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよい。冷蔵室扉23の開閉直後は、冷蔵モードが実行され回動仕切体70が冷気に曝されやすく回動仕切体70に結露が生じやすいが、冷蔵室扉23の開閉を検知すると防露ヒータ72の発熱量を上昇させることで、適切な発熱量に設定することができる。
また、圧縮機56及び冷蔵ファン46を起動させて冷蔵モードを開始してから冷蔵モードが終了するまでの間、防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよい。これにより、冷蔵モードの開始直後から防露ヒータ72の通電率を上昇させることで、防露ヒータ72を適切な発熱量に設定することができる。
また、圧縮機56の動作の有無に関わらず冷蔵ファン46が駆動している間、防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよい。冷蔵ファン46が駆動すると回動仕切体70が冷蔵室22内の空気に曝されやすく回動仕切体70に結露が生じやすいが、冷蔵ファン46が駆動している間、防露ヒータ72の発熱量を上昇させることで、防露ヒータ72を適切な発熱量に設定することができる。
また、使用者による操作パネル19の操作を受け付けると、その後所定時間が経過するまでの間、防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよい。また、冷蔵庫10が、冷蔵庫10の周囲に存在する人を検知する赤外線センサ等の人感センサを備えている場合であれば、当該人感センサが人を検出している間、防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよい。冷蔵庫10の近くに使用者が存在すると冷蔵庫10の設置雰囲気の湿度が急激に変化する可能性が高いが、これらの制御によって防露ヒータ72の発熱量を上昇させることで、適切な発熱量に防露ヒータ72を設定することができる。また、冷蔵庫10の近くに使用者が居るときに防露ヒータ72の発熱量を上昇させることで回動仕切体70の結露を確実に防止することができ、使用者に不安を与えるおそれがなくなる。
なお、防露ヒータ72の発熱量を上昇させる所定条件として、冷蔵室22の庫内温度が低下した場合や、冷蔵室扉23の開閉を検知した場合や、冷蔵モードの実行中や、冷蔵ファン46の駆動中や、使用者によって操作パネル19が操作された場合や、人感センサが人を検出している間について説明した、これらの各条件を単独又は複数組み合わせて防露ヒータ72の発熱量を決定することができる。
また、防露ヒータ72の発熱量を上昇させる所定条件を複数組み合わせる場合、各条件を満たす毎に防露ヒータ72の発熱量を上昇させてもよく、あるいは、複数の条件を同時に満たしても防露ヒータ72の発熱量を1回しか上昇させなくてもよい。
また、防露ヒータ72の発熱量を上昇させる所定条件を複数組み合わせる場合、条件を満たしたときに防露ヒータ72の発熱量を上昇させる上昇量を、全ての条件で同一に設定してもよく、あるいは、条件毎に違えてもよい。防露ヒータ72の発熱量の上昇量を条件毎に違える場合、冷蔵ファン46の駆動中に上昇させる上昇量を、冷蔵室22の庫内温度が低下する場合や冷蔵室扉23の開閉を検知する場合等の他の条件を満たした場合の上昇量より大きくすることが好ましい。
なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態や第2実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(第3実施形態の変更例)
上記した第3実施形態では、冷蔵室温度センサ32や扉センサ17等の各種センサの検出結果や冷蔵庫10の運転状況等に基づく所定条件を満たすと、防露ヒータ72の発熱量を上昇させる場合について説明したが、所定条件を満たすと上記所定値Rを変更してもよい。
つまり、冷蔵室22の庫内温度が低下した場合や、冷蔵室扉23の開閉を検知した場合や、冷蔵モードの実行中や、冷蔵ファン46の駆動中や、使用者によって操作パネル19が操作された場合や、人感センサが人を検出している場合等の所定条件を満たしていない場合、制御部60は、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが、所定値R以上(例えば、10分間の検出値の上昇が5%以上)であるか判断し、所定値R未満であれば第1モードを、所定値R以上であれば第2モードを実行する。
一方、上記のような所定条件を満たした場合、制御部60は、上記所定値Rを所定値R’(例えば、10分間の検出値の上昇が2%)に変更し、湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTが、所定値R’未満であれば第1モードを、所定値R’以上であれば第2モードを実行する。
以上のように湿度センサ38の検出値の変化率ΔH/ΔTに基づいて第1モードと第2モードを判断するにあたって、冷蔵室22の庫内温度が低下した場合や、冷蔵室扉23の開閉を検知した場合や、冷蔵モードの実行中や、冷蔵ファン46の駆動中や、使用者によって操作パネル19が操作された場合や、人感センサが人を検出している場合等、所定条件を満たすと上記所定値RをR’に変更し第2モードへ移行しやすくすることで、防露ヒータ72を冷蔵庫10の運転状況等に即した適切な発熱量に設定することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…冷蔵庫、12…冷蔵庫本体、14…断熱仕切壁、16…冷蔵空間、17…扉センサ、18…冷凍空間、19…操作パネル、20…仕切体、22…冷蔵室、23…冷蔵室扉、24…野菜室、26…製氷室、28…第1冷凍室、30…第2冷凍室、32…冷蔵室温度センサ、34…冷凍室温度センサ、36…冷蔵室扉、37…ヒンジ、38…湿度センサ、40…庫外温度センサ、42…ガスケット、44…冷蔵冷却器、46…冷蔵ファン、48…ダクト、50…冷凍冷却器、52…冷凍ファン、54…機械室、56…圧縮機、58…切替弁、60…制御部、70…回動仕切体、72…防露ヒータ

Claims (9)

  1. 貯蔵室の前面開口部の左右両側に回動自在に枢支されて当該開口部を閉塞する観音開き式の扉と、前記扉の間を庫内側から閉塞する回動仕切体と、前記回動仕切体に設けられ結露の発生を抑える防露ヒータと、前記防露ヒータの発熱量を制御する制御部と、冷蔵庫の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサとを備え、
    前記制御部は、前記湿度センサの検出値と前記湿度センサの検出値の変化率に基づいて前記防露ヒータの発熱量を制御する冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、前記湿度センサの検出値の変化率が所定値未満の場合に前記防露ヒータの発熱量を制御する第1モードと、前記湿度センサの検出値の変化率が所定値以上の場合に前記防露ヒータの発熱量を制御する第2モードとを実行し、
    前記湿度センサの検出値が同一の場合に、前記第1モードにおいて設定する前記防露ヒータの発熱量より大きくなるように前記第2モードにおいて前記防露ヒータの発熱量を設定する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 冷蔵庫の設置雰囲気の温度を検出する庫外温度センサを備え、
    前記庫外温度センサの検出値の変化率に基づいて前記防露ヒータの発熱量を制御する請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室内の温度を検出する庫内温度センサを備え、
    前記制御部は、前記庫内温度センサの検出値が低下すると前記防露ヒータの発熱量を増加する請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記扉の開閉を検出する扉センサを備え、
    前記制御部は、前記扉センサが前記扉の開閉を検出すると前記防露ヒータの発熱量を増加する請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵室を冷却する冷気を生成する冷却器と、前記冷却器へ冷媒を供給する圧縮機とを備え、
    前記制御部は、前記圧縮機から冷媒が前記冷却器に供給され前記貯蔵室を冷却する冷気を生成する運転を開始すると前記防露ヒータの発熱量を増加する請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記貯蔵室を冷却する冷気を生成する冷却器と、前記冷却器で生成した冷気を前記貯蔵室へ送風するファンとを備え、
    前記制御部は、前記ファンが駆動すると前記防露ヒータの発熱量を増加する請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 人の接近を検出する人感センサを備え、
    前記制御部は、前記人感センサが人の接近を検出すると前記防露ヒータの発熱量を増加する請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 使用者からの入力を受け付ける操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部から入力を受けると前記防露ヒータの発熱量を増加する請求項1〜8のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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