JP2021111557A - 電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋の前処理工程を容易にすること【解決手段】開口121に装着された蓋110を平坦にする工程には、蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合と、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合がある。(1)蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合には、蓋110の中央部を押して、蓋110を平坦とする。(2)蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合には、当該蓋110の両側の端子111,112を押し広げて、蓋110を平坦とする。【選択図】図4
Description
本発明は、電池の製造方法に関する。
特開2017−191683号公報には、蓄電素子の製造方法に関する発明が開示されている。ここで開示された蓄電素子は、容器本体及び蓋板を有する容器を備えている。蓄電素子の製造方法では、蓋板には、所定方向に向けて凸のアーチ状の蓋板が用意される。蓋板は、容器本体の開口に対して、所定方向から押さえられることで、蓋板が押し広げられる。そして、押し広げられた蓋板と、容器本体とが溶接される。
特開2009−277593号公報には、密閉型電池の製造方法が開示されている。同公報では、外装缶の開口に封口体を嵌合させて嵌合体が形成されている。次に、嵌合体を封口体側から押圧した状態で、封口体の一部が外装缶に溶接される(仮止め溶接)。そして、封口体の外周が外装缶に溶接される(本溶接)。
ところで、上述した方法では、電池ケースは、電極体が収容されるケース本体の開口に蓋が装着され、ケース本体の開口と蓋が溶接される。この際、蓋は、ケース本体の開口に対して外側に膨らむように反っている必要があった。
ここで開示される電池の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)長方形の開口を有するケース本体を用意する工程
(b)ケース本体の開口に合う形状を有し、長手方向に反った長方形の蓋を用意する工程
(c)ケース本体の開口に蓋を装着する工程
(d)開口に装着された蓋を平坦にする工程
(e)ケース本体の長手方向に沿った両側面の中央部を挟持し、蓋の長手方向に沿った縁を挟む工程
(f)蓋の周縁部をケース本体に溶接する工程
(a)長方形の開口を有するケース本体を用意する工程
(b)ケース本体の開口に合う形状を有し、長手方向に反った長方形の蓋を用意する工程
(c)ケース本体の開口に蓋を装着する工程
(d)開口に装着された蓋を平坦にする工程
(e)ケース本体の長手方向に沿った両側面の中央部を挟持し、蓋の長手方向に沿った縁を挟む工程
(f)蓋の周縁部をケース本体に溶接する工程
ここで、蓋は、長手方向の中央部を挟む両側の離れた位置にそれぞれ端子が取付けられている。開口に装着された蓋を平坦にする工程には、蓋の中央部がケース本体の外側に向けて反っている場合と、蓋の中央部がケース本体の内側に向けて反っている場合がある。
(1)蓋の中央部がケース本体の外側に向けて反っている場合には、蓋の中央部を押して、蓋を平坦とする。
(2)蓋の中央部がケース本体の内側に向けて反っている場合には、当該蓋の両側の端子を押し広げて、蓋を平坦とする。
(1)蓋の中央部がケース本体の外側に向けて反っている場合には、蓋の中央部を押して、蓋を平坦とする。
(2)蓋の中央部がケース本体の内側に向けて反っている場合には、当該蓋の両側の端子を押し広げて、蓋を平坦とする。
かかる電池の製造方法によれば、蓋の中央部がケース本体の外側に向けて反っている場合のみならず、蓋の中央部がケース本体の内側に向けて反っている場合でも、開口に装着された蓋を平坦にできる。このため、蓋の前処理工程で、ケース本体の開口に対して、必ず外側に向けて反るように蓋を加工する必要が無くなる。
以下、ここで開示される電池の製造方法の一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に言及されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。
図1〜図6は、それぞれここで開示される電池の製造方法の製造工程を示す模式図である。電池の製造方法では、図1および図2に示されているように、蓋110と、ケース本体120とがそれぞれ用意される。蓋110とケース本体120は、密閉型電池の電池ケースを構成する。図1では、ケース本体120の開口121に装着された際に、長手方向の中央部が外側に盛り上がるように外側に向けて反る形態が示されている。図2では、ケース本体120の開口121に装着された際に、長手方向の中央部が内側に入り込むように内側に向けて反る形態が示されている。
ケース本体120は、蓋110が装着される長方形の開口121を有している。かかる開口121は、ケース本体120に電極体を収容するための開口121である。開口121は、ケース本体120の一側面に形成されている。また、ケース本体120は、薄肉の金属製の有底の容器である。ケース本体120の開口121の長手方向に反った側面は、中央部がそれぞれ外側に膨らむように反っている。ケース本体120の開口121の縁には、図示は省略するが、開口121に装着される蓋110の縁を支持するための段差が設けられている。段差は、例えば、長方形の開口121の短辺側の内側面に設けられているとよい。
ここで用意される蓋110は、長方形の蓋である。蓋110は、ケース本体120の開口121に合う形状を有し、長手方向に反っている。ここで、蓋110は、ケース本体120の開口121の内側に対応した形状を有している。より詳しくは、蓋110は、ケース本体120の開口121が長方形となるように整えたときに、ケース本体120の開口121の内側に対応した形状を有している。蓋110は、長方形となるように整えられたケース本体120の開口121を略同じ形状か少し小さい形状である。蓋110は、図1または図2に示されているように、ケース本体120の開口121を塞ぐように、開口121に装着される。
ここで用意される蓋110は、長手方向の中央部を挟む両側の離れた位置にそれぞれ端子111,112が取付けられている。蓋110には、絶縁体としてのインシュレータ111a,112aが取付けられている。端子111,112は、蓋110に取付けられたインシュレータ111a,112aに取付けられている。インシュレータ111a,112aは、絶縁体であり、端子111,112と、蓋110とを絶縁している。インシュレータ111a,112aは、蓋110の外側面に重ねられている。インシュレータ111a,112aは、縁110a,110bの外側面から出っ張っている。
端子111,112は、図示は省略するが、蓋110の外側に設けられた外部端子と、蓋110の内側に設けられた内部端子とを有している。内部端子は、蓋110を貫通し、外部端子に接続されている。内部端子と蓋110との間には、ガスケットが装着されている。ガスケットは、内部端子と蓋110とを絶縁している。また、ガスケットは、内部端子が蓋110を貫通した部分の気密性を確保している。図示は省略するが、電極体は、端子111,112の内部端子に取付けられた状態で、ケース本体120に収容される。電極体は、絶縁フィルムで囲われた状態でケース本体120内に収められる。
図1に示された例では、蓋110は、長手方向の中央部に安全弁113と注液孔114を有している。なお、蓋110の長手方向の中央部は、安全弁113と注液孔114を有していなくてもよい。
ここで用意される蓋110は、図1に示されているように、ケース本体120の開口121に装着された際に、長手方向の中央部が外側に盛り上がるように外側に向けて反っていてもよい。また、ここで用意される蓋110は、図2に示されているように、ケース本体120の開口121に装着された際に、長手方向の中央部が内側に入り込むように内側に向けて反っていてもよい。蓋110は、長手方向に反っているので、ケース本体120の開口121の内縁に容易に収めることができる。つまり、ケース本体120の開口121に対して蓋110の長さが短くなり、ケース本体120の開口121に収めやすくなる。蓋110の反りは、ケース本体120の開口121に収めやすさが確保される程度であるとよい。この実施形態では、ケース本体120の開口121には、蓋110の縁を支持する段差がある。蓋110はケース本体120の開口121に装着された状態で維持される。
なお、図1〜4では、ケース本体120の開口121が上方を向くように図示されているが、実際にはケース本体120の開口121は、下方に向けられている。また、下方に向けられたケース本体120の開口121に対して、蓋110に取付けられた電極体(図示省略)は、下方から装着される。この際、開口121が下に向けられているので、空気中の塵などがケース本体120に入りにくい。
次に、開口121に装着された蓋110を平坦にする。これにより、蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bが、真っ直ぐになる。かかる工程に送られてくる蓋110とケース本体120のアッセンブリには、蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合と、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合とがある。
図3では、蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合について、蓋110を平坦にする工程が図示されている。この場合、図3に示されているように、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて押される。この際、蓋110の長手方向の両端の縁が、ケース本体120の開口121の内側面に設けられた段差で支持されている。このため、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて押されると、外側に反った蓋110が平坦になる。これによって、開口121に装着された蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bが予め定められた位置で真っ直ぐになる。
図4では、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合について、蓋110を平坦にする工程が図示されている。この場合、蓋110の両側の端子111,112を押し広げられる。これにより、蓋110が伸ばされ、内側に反った蓋110が平坦になる。これによって、開口121に装着された蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bが予め定められた位置で真っ直ぐになる。
この実施形態では、端子111,112を直接押し広げるのではなく、端子111,112の一部をなすインシュレータ111a,112aを外側に押し広げるとよい。図示は省略するが、例えば、インシュレータ111a,112aと、蓋110には互いに動かないように固定する固定部が設けられている。例えば、インシュレータ111a,112aの下面に突起が設けられ、蓋110に突起が嵌まる窪みが形成されているとよい。インシュレータ111a,112aを蓋110に取付ける際に、インシュレータ111a,112aの突起が蓋110の窪みに嵌まっているとよい。反対に、蓋110に突起があり、インシュレータ111a,112aに蓋110の突起が嵌まる窪みがあってもよい。このように、蓋110に固定されたインシュレータ111a,112aを、蓋110の長手方向の内側から外側に押すと、内側に反った蓋110が平坦になる。
開口121に装着された蓋110を平坦にする工程では、図3および図4に示されているように、治具300が用いられる。ここで用意される治具300は、図1〜4に示されているように、ベース310と、第1押さえ部301,302と、第2押さえ部303,304と、押し広げ部305,306とを備えている。治具300は、図示は省略するがアクチュエータを備えており、制御装置400で操作される。
ベース310は、第1押さえ部301,302と、第2押さえ部303,304と、押し広げ部305,306が設けられる治具300の基材である。ベース310によって治具300の基準となる位置が定められる。第1押さえ部301,302は、蓋110の長手方向の両端を押さえるように、ベース310の離れた位置に位置決めされている。第2押さえ部303,304は、蓋110の長手方向の中央部を押さえる部材である。第2押さえ部303,304は、この実施形態では、蓋110の長手方向の中央部に設けられた安全弁113の両側を押さえるように位置決めされてベース310に設けられている。押し広げ部305,306は、蓋110に設けられた端子111,112を押し広げる部材である。この実施形態では、押し広げ部305,306は、ベース310に対して、蓋110の長手方向に動かすことができるように設けられている。例えば、ベース310の長手方向に沿って押し広げ部305,306を動かすガイド(図示省略)と、ガイドに沿って押し広げ部305,306を動かすアクチュエータ305a,306aとを備えているとよい。押し広げ部305,306の可動域は、蓋110の長手方向において、蓋110に設けられたインシュレータ111a,112aの対向する側面を、内側から外側に向けて押すことができるように設定されているとよい。
蓋110とケース本体120のアッセンブリは、治具300のベース310に対して予め定められた位置に配置される。実際の工程では、ケース本体120の開口121は、下方に向けられている。第1押さえ部301,302と、第2押さえ部303,304と、押し広げ部305,306とは、下方から上方の蓋110に向けられる。この際、図1および図2に示されているように、第1押さえ部301,302は、蓋110の長手方向の両端部に向けられ、かつ、第2押さえ部303,304は、蓋110の長手方向の中央部に向けられる。押し広げ部305,306は、その可動域においてベース310の中央部に寄せられた状態とし、蓋110のインシュレータ111a,112aよりも内側に配置される。
開口121に装着された蓋110を平坦にする工程では、図3および図4に示されているように、第1押さえ部301,302が、蓋110の長手方向の両端部に当たるように、蓋110に向けてベース310が相対的に押し出される。この際、図1に示されているように、蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて沿っている場合には、図3に示されているように、第2押さえ部303,304が、蓋110の長手方向の中央部に押し当たる。これにより、ケース本体120の外側に向けて反った蓋110が平坦になる。図2に示されているように、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合には、図4に示されているように、押し広げ部305,306を蓋110の長手方向の外側に動かす。このとき、押し広げ部305,306によって、蓋110のインシュレータ111a,112aが内側から外側に向けて押され、蓋110の両側の端子111,112を押し広げられる。これにより、ケース本体120の内側に向けて反った蓋110が平坦になる。かかる工程は、空気中の塵が、ケース本体120内に入るのを防止するとの観点において、開口121を下に向けた状態で行なわれるとよい。
次に、図5に示されているように、ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の中央部をケース本体120の外側から挟持し、蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bを挟む。図5では、ケース本体120の開口121に取付けられた蓋110が上方を向いているが、実際には、ケース本体120の開口121に取付けられた蓋110が下方に向けられた状態で行なわれる。かかる工程では、ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の中央部をケース本体120の外側から挟持する挟持部材321,322が用いられる。挟持部材321,322は、アクチュエータ(図示省略)で動作する。挟持部材321,322は、ケース本体120の中央部をケース本体120の外側から挟持するものでもよい。
一対の挟持部材321,322は、図5に示されているように、蓋110とケース本体120とのアッセンブリに対して、ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の外側に配置される。挟持部材321,322は、ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の中央部をケース本体120の外側から挟むように動作する。これにより、蓋110とケース本体120とのアッセンブリは、蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bがケース本体120の開口121の内側面に合わせられた状態になる。
なお、図5では、図示が省略されているが、図3および図4に示されているように、治具300によって、蓋110が平坦になった状態で、ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の中央部が、挟持部材321,322によって、ケース本体120の外側から挟まれるとよい。これによって、蓋110の縁110a,110bが、ケース本体120の開口121の内側面の所定の位置に合わせられた状態で保持される。
次に、図6に示されているように、蓋110の周縁部をケース本体120に溶接する。この際、挟持部材321,322によって蓋110の縁110a,110bが、ケース本体120の開口121の内側面の所定の位置に合わせられた状態で保持されている。この際、治具300(図3および図4参照)は蓋110から外されてもよい。蓋110の周縁部をケース本体120に溶接する工程では、挟持部材321,322によって、蓋110とケース本体120のアッセンブリが保持された状態で、当該アッセンブリを回転させ蓋110を上方に向ける。そして、上方から蓋110にレーザー340を当てる。レーザー340の照射ポイントは、蓋110の周縁部と、ケース本体120の内縁との境界部をなぞるように走査される。これによって、蓋110の周縁部が、全周に亘って、ケース本体120に溶接される。
以上のとおり、ここで開示される電池の製造方法は、以下の工程を含む。
(a)長方形の開口121を有するケース本体120を用意する工程
(b)ケース本体120の開口121に合う形状を有し、長手方向に反った長方形の蓋110を用意する工程
(c)ケース本体120の開口121に蓋110を装着する工程
(d)開口121に装着された蓋110を平坦にする工程
(e)ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の中央部を挟持し、蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bを挟む工程
(f)蓋110の周縁部をケース本体120に溶接する工程
(a)長方形の開口121を有するケース本体120を用意する工程
(b)ケース本体120の開口121に合う形状を有し、長手方向に反った長方形の蓋110を用意する工程
(c)ケース本体120の開口121に蓋110を装着する工程
(d)開口121に装着された蓋110を平坦にする工程
(e)ケース本体120の長手方向に沿った両側面123,124の中央部を挟持し、蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bを挟む工程
(f)蓋110の周縁部をケース本体120に溶接する工程
蓋110は、長手方向の中央部を挟む両側の離れた位置にそれぞれ端子111,112が取付けられている。開口121に装着された蓋110を平坦にする工程には、蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合と、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合がある。
(1)蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合には、蓋110の中央部を押して、蓋110を平坦とする。
(2)蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合には、当該蓋110の両側の端子111,112を押し広げて、蓋110を平坦とする。
(1)蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合には、蓋110の中央部を押して、蓋110を平坦とする。
(2)蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合には、当該蓋110の両側の端子111,112を押し広げて、蓋110を平坦とする。
かかる電池の製造方法によれば、蓋110の中央部がケース本体120の外側に向けて反っている場合のみならず、蓋110の中央部がケース本体120の内側に向けて反っている場合でも、蓋110を平坦にできる。そして、蓋110の長手方向に沿った縁110a,110bをケース本体120の開口121の内側面の予め定められた位置に合わせることができる。このため、蓋110の前処理工程で、ケース本体120の開口121に対して、必ず外側に向けて反るように蓋110を加工する必要が無くなる。
また、電池の製造方法では、図3および図4に示されているように、蓋110を開口121に押し付ける突起と、蓋110に設けられた端子と端子を長手方向に沿って外側に押し広げる機構とを備えた治具300を備えているとよい。ここで、蓋110を開口121に押し付ける突起は、第1押さえ部301,302および第2押さえ部303,304のように、蓋110の長手方向の両端と、中央部を押す部位であるとよい。また、正極端子と負極端子を長手方向に沿って外側に押し広げる機構は、押し広げ部305,306のように、内側から外側に動く部材であるとよい。押し広げ部305,306は、上述した構造に限定されない。端子111,112の内側に配置された基部から、端子111,112を外側に押す突起が突出する構造でもよい。
以上、ここで開示される電池の製造方法について、種々説明した。特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた電池の製造方法の実施形態などは、本発明を限定しない。
110 蓋
110a,110b 蓋110の長手方向に沿った縁
111,112 端子
111a,112a インシュレータ
113 安全弁
114 注液孔
120 ケース本体
121 開口
123,124 ケース本体120の長手方向に沿った両側面
300 治具
301,302 第1押さえ部
303,304 第2押さえ部
305,306 押し広げ部
305a,306a アクチュエータ
310 ベース
321,322 挟持部材
340 レーザー
400 制御装置
110a,110b 蓋110の長手方向に沿った縁
111,112 端子
111a,112a インシュレータ
113 安全弁
114 注液孔
120 ケース本体
121 開口
123,124 ケース本体120の長手方向に沿った両側面
300 治具
301,302 第1押さえ部
303,304 第2押さえ部
305,306 押し広げ部
305a,306a アクチュエータ
310 ベース
321,322 挟持部材
340 レーザー
400 制御装置
Claims (1)
- 長方形の開口を有するケース本体を用意する工程と、
前記ケース本体の前記開口に合う形状を有し、長手方向に反った長方形の蓋を用意する工程と、
前記ケース本体の前記開口に前記蓋を装着する工程と、
前記開口に装着された前記蓋を平坦にする工程と、
前記ケース本体の長手方向に沿った両側面の中央部を前記ケース本体の外側から挟持し、前記蓋の長手方向に沿った縁を挟む工程と、
前記蓋の周縁部を前記ケース本体に溶接する工程と
を含み、
ここで、
前記蓋は、長手方向の中央部を挟む両側の離れた位置にそれぞれ端子が取付けられており、
前記蓋を平坦にする工程は、
前記蓋の中央部が前記ケース本体の外側に向けて反っている場合に、当該蓋の中央部を押して、前記蓋を平坦とし、かつ、
前記蓋の中央部が前記ケース本体の内側に向けて反っている場合に、当該蓋の両側の端子を押し広げて、前記蓋を平坦とする、
電池の製造方法。
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