JP2021110998A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ機器からユーザ機器利用状況データを受信、解析してユーザ機器の長寿命化を実現する利用改善ポイントを説明するメッセージを生成してユーザ機器に送信する。【解決手段】ユーザ機器は、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとしてユーザ機器管理サーバに送信する。ユーザ機器管理サーバは、ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析し、ユーザ機器の長寿命化や、故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、通信部を介してユーザ機器に送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに詳細には、ユーザの利用する様々な機器の利用状況を解析して、利用方法の改善提案や買取価格の提案等を行う情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
現代社会では、人間は利便性、快適性、エンタテインメント性等を享受するために、テレビ、スマホ、PC、カメラ、冷蔵庫、洗濯機等の様々な家電や、自動車等、多様な機器を利用している。
これら、ユーザの利用する機器を提供するメーカーは、日々、機器の開発、改善を行い、新たな機器を、順次、発売している。ユーザは、新製品の新たな機能に興味を抱いた場合、経済事情に応じて新たな機器の購入を検討する。また、現在利用している機器に故障や不調が発生した場合にも、新たな機器購入を検討する。
ユーザが新たな機器を購入する場合、ユーザの多くは、利用しなくなる古い機器を処分する場合が多い。この処分の態様として廃棄処理があるが、その他、中古品として機器そのもの、もしくは利用できるモジュールのみを部品として売却する場合もある。最近は、ネット上のマーケットで中古品の売買を行うユーザも少なくない。
環境に対する配慮や経済性を考慮すると、廃棄ではなく中古品として再利用することが好ましく、さらに必要な修理や、メンテナンスを行って機器の利用を継続することが好ましい。最近は環境問題が盛んに議論されるようになり、機器を安易に廃棄することなく、なるべく長く利用できるように機器の使い方に気を配るユーザも増えている。
多くの機器が中古品として経済価値を持って流通するようになると、機器を利用するユーザは、機器を長期間利用できるように気を配り、さらに機器の経済価値を下げないように丁寧に扱うといった対応を行うようになる。このようなユーザは、今後、増加すると予測される。
しかしユーザ側からみると、現在の状況には以下のような課題がある。
(1)機器を大切に利用して、なるべく長く利用したくても、自分の使い方のどこを改善すべきかを知るすべがない。
(2)中古製品やその部品を販売する場合、利用状況や環境に応じた適切な値付が困難である。例えば外観の状態は価格に反映し易いが、過去の適切な利用状況等は確認が困難であり、価格に反映されにくい。
(3)機器の故障が発生した場合、メーカーに対する修理依頼が可能であるが、ユーザは修理費用を予測できない。この結果、本来、安い修理代である場合にも廃棄してしまうことがある。
このような課題を解決する構成を提案した従来技術として、例えば、特許文献1(特開2003−316667号公報)、特許文献2(特開2018−113006号公報)、特許文献3(特開2013−206105号公報)、特許文献4(特開2004−030349号公報)がある。
特許文献1(特開2003−316667号公報)、特許文献2(特開2018−113006号公報)には、ユーザの利用機器を、ネットワークを介してサーバに接続し、メンテナンスサービス提供業者がサーバかから取得する情報に基づいて、障害時の迅速な対応や高品質なメンテナンスサービスを提供可能とした構成を開示している。
また、特許文献3(特開2013−206105号公報)は、ユーザ利用機器の障害要因を解析して、保守作業の指示を行う構成を開示している。
さらに、特許文献4(特開2004−030349号公報)は、ユーザが売却したい中古品に対してテストプログラムを実行させて、エラーコード等を確認して買取の見積もり価格を提示する構成を開示している。
このようにユーザ機器の情報に基づいてメンテナンスサービスや、買い取り価格を提示する構成についてはいくつか開示されている。
例えば、従来の中古車査定においては、車の走行距離や車検、事故修理等のメンテナンスの状況から適正な価格を査定するということが行われている。しかし、ユーザの普段の利用状況等が価格に適切に反映されるわけではない。
特開2003−316667号公報 特開2018−113006号公報 特開2013−206105号公報 特開2004−030349号公報
上述した従来技術に開示された構成は、現在のユーザ機器状態について解析してメンテナンス情報や買い取り価格を提示するものであるが、ユーザの普段の機器の利用態様を解析してメンテナンス情報や買い取り価格を提示するものではなく、精度の高いメンテナンス情報や買い取り価格を提示するこみとは困難である。
本開示は、例えば、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの利用する様々な機器の利用状況を解析して、利用方法の改善提案や買取価格の提案等を行う情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムを提供するものである。
本開示の第1の側面は、
ユーザ機器からユーザ機器利用状況データを取得し、解析する利用状況データ取得、解析部と、
ユーザ機器に送信するメッセージを生成するメッセージ生成部と、
通信部を有し、
前記利用状況データ取得、解析部は、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データの解析結果に基づいて、利用改善ポイントを検出し、
前記メッセージ生成部は、
検出した前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する情報処理装置にある。
さらに、本開示の第2の側面は、
ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバを有する情報処理システムであり、
前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして前記ユーザ機器管理サーバに送信し、
前記ユーザ機器管理サーバは、
前記ユーザ機器から前記ユーザ機器利用状況データを取得、解析して利用改善ポイントを検出し、検出した利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する情報処理システムにある。
さらに、本開示の第3の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
利用状況データ取得、解析部が、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析して利用改善ポイントを検出するステップと、
メッセージ生成部が、
前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成して、前記ユーザ機器に送信する情報処理方法にある。
さらに、本開示の第4の側面は、
ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバを有する情報処理システムにおいて実行する情報処理方法であり、
前記ユーザ機器が、
前記ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして前記ユーザ機器管理サーバに送信し、
前記ユーザ機器管理サーバが、
前記ユーザ機器から前記ユーザ機器利用状況データを取得、解析して利用改善ポイントを検出し、検出した利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する情報処理方法にある。
さらに、本開示の第5の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
利用状況データ取得、解析部に、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析させて、利用改善ポイントを検出させるステップと、
メッセージ生成部に、
前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成させて前記ユーザ機器に送信させるプログラムにある。
なお、本開示のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な情報処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本開示のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本開示の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本開示の一実施例の構成によれば、ユーザ機器からユーザ機器利用状況データを受信、解析してユーザ機器の長寿命化を図る利用改善ポイントを説明するメッセージを生成してユーザ機器に送信する。本構成により、ユーザ機器の故障発生率を低減させ、長寿命化を実現することが可能となる。
具体的には、例えば、ユーザ機器は、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとしてユーザ機器管理サーバに送信する。ユーザ機器管理サーバは、ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析し、ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、通信部を介してユーザ機器に送信する。
本構成により、ユーザ機器の故障発生率を低減させ、長寿命化を実現することが可能となる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
本開示の情報処理システムの構成例を示す図である。 ユーザ機器とユーザ機器管理サーバの構成例について説明する図である。 ユーザ機器の実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 ユーザ機器管理サーバの実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 ユーザ機器管理サーバの実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 ユーザ機器管理サーバの実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 ユーザ機器管理サーバの実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 ユーザ機器管理サーバの実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 マーケットプレイスデータベースのデータ構成例について説明する図である。 ユーザ機器管理サーバの実行する処理について説明するフローチャートを示す図である。 オークション参加者に提示するオークション入札価格一覧データの例について説明する図である。 あるユーザ機器について利用する際の周囲環境温度が高いユーザ機器群と、利用する際の周囲環境温度が低い通常温度のユーザ機器群とに2分して、各機器群の時間経過に伴う故障率を示した統計データを示す図である。 本開示の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本開示の情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行なう。
1.本開示の情報処理システムの構成例と処理の概要について
2.ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバの構成例について
3.ユーザ機器の実行する処理シーケンスについて
4.ユーザ機器管理サーバの実行する処理シーケンスについて
4−1(処理1)ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況履歴データの解析とメッセージ送信処理について
4−2(処理2)ユーザ機器に対する利用改善提案メッセージの送信後、ユーザ機器において利用改善がなされているかの判定処理と、判定結果に基づくメッセージ生成、送信を行う処理例について
4−3a(処理3a)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析を行い、ユーザに故障発生を防止するための利用改善メッセージを生成して送信する処理について
4−3b(処理3b)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、修理業者に修理依頼を行う場合の処理について
4−3c(処理3c)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、ユーザ機器またはモジュールを売却する場合の処理について
5.マーケットプレイスデータベースの登録データを利用したオークション処理について
6.本開示の情報処理システムの各構成部のメリットと変形例について
7.情報処理装置のハードウェア構成例について
8.本開示の構成のまとめ
[1.本開示の情報処理システムの構成例と処理の概要について]
まず、図1以下を参照して、本開示の情報処理システムの構成例と処理の概要について説明する。
図1に示すように、本開示の情報処理システムは、ユーザが利用するユーザ機器10、ユーザ機器管理サーバ20、さらに外部サーバ30がネットワークによって接続され、相互に通信可能な構成を有する。
ユーザ機器10は、例えば、テレビ、スマホ、PC、カメラ、冷蔵庫、洗濯機等の様々な家電や、自動車等、ユーザが利用する様々なユーザ機器である。
ユーザ機器10の各々は、機器の利用状況の履歴データを取得し、定期的にユーザ機器管理サーバ20に送信する。
ユーザ機器管理サーバ20は、収集したユーザ機器10の利用状況履歴データを、記憶部(データベース)に格納し、この格納データを解析して、ユーザに対して、ユーザ機器10の利用方法の改善提案を行う。
ユーザ機器10の利用状況の履歴データは、ユーザ機器10に備えられた各種センサーの検出情報に基づく一定期間の利用状況履歴データであり、ユーザ機器10内の記憶部に蓄積され、定期的にユーザ機器管理サーバ20に送信される。
例えば、機器の利用時間=100時間〜1000時間等の規定時間単位、あるいはユーザが機器利用を停止した段階等、予め規定されたタイミングでユーザ機器10の通信部を介してユーザ機器管理サーバ20に送信される。
ユーザ機器管理サーバ20は、ユーザ機器10から取得した利用状況履歴データに基づいて、ユーザ機器10の利用状況を解析し、解析結果に基づいて、ユーザ機器10へのダメージを減らし、ユーザ機器10を長期間利用できるようにするための利用改善ポイントを検出し、検出した改善ポイントを説明した利用改善メッセージを生成して、ユーザ機器10に送信する。なお、メッセージは、ユーザ機器10に送信してもよいし、ユーザの利用するその他のユーザ端末に送信してもよい。
さらに、ユーザ機器管理サーバ20は、ユーザ機器10に対する利用改善メッセージの送信後も、ユーザ機器10から利用状況履歴データを取得し、ユーザ機器10に送信した利用改善メッセージに従った利用改善が実行されているか否かを確認する。
ユーザ機器管理サーバ20は、この利用改善提案の実施状況に応じて、改善効果についての説明をユーザにフィードバックする処理や、別の改善提案を行うといった対応を実行する。
なお、ユーザ機器管理サーバ20は、図1に示すように外部サーバ30と通信可能な構成を有する。
外部サーバ30は、ユーザ機器10の製造や販売を行う機器メーカーや、ユーザ機器10の修理業者、さらに、ユーザ機器10の中古品売買業者等である。なお、これら、機器メーカー、修理業者、中古品売買業者等は、ユーザ機器10のみならずユーザ機器10の構成モジュールのメーカーや修理業者、中古品販売業者等も含まれる。
機器メーカーは、ユーザ機器10、またはユーザ機器10を構成するモジュールの製造や販売を行う。修理を行う場合もある。
修理業者は、ユーザ機器10の修理を請け負う業者である。自前で修理用のパーツを保持している業者とパーツを保持せず修理技術のみを提供する業者の両方が含まれる。
中古品売買業者は、ユーザ機器、またはユーザ機器を構成するモジュールの買取や売買を行う。
ユーザ機器管理サーバ20は、これら機器メーカー、修理業者、中古品売買業者等の外部サーバと通信を行い、様々なユーザ機器の故障発生状況や、最適な利用形態に関する情報、さらに、様々なユーザ機器、あるいはその構成モジュールの修理価格情報、中古品販売価格情報、中古品在庫情報等を取得し解析する。
ユーザ機器管理サーバ20は、この取得情報や解析情報を、必要に応じてユーザ機器の利用者であるユーザに通知する。
この通知処理も、ユーザ機器10に対して実行してもよいし、ユーザの利用するその他のユーザ端末に対して実行してもよい。
ユーザ機器管理サーバ20は、さらに中古品販売価格情報、中古品在庫情報等を取得し解析した結果に基づくリスト(マーケットプレイスデータベース)を生成し、このリストをユーザや中古品売買業者等の外部サーバに提示し、中古品の売買マーケットに相当する「マーケットプレイス」を提供、管理する。すなわち中古品の売買に関する仲介処理等も行う。
ユーザは、ユーザ機器管理サーバ20の提供する中古品の売買マーケットに相当する「マーケットプレイス」を介して、ユーザ機器10やその構成モジュールの売買を行うことができる。
[2.ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバの構成例について]
次に、ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバの構成例について説明する。
図2に、ユーザ機器10の構成例と、ユーザ機器管理サーバ20の構成例を示す。
なお、ユーザ機器10は、先に説明したように、例えば、テレビ、スマホ、PC、カメラ、冷蔵庫、洗濯機等の様々な家電や、自動車等の様々なユーザ機器10であり、、利便性、快適性、エンタテインメント性等を享受するためにユーザが利用する機器である。
図2には、ユーザ機器10の代表例として、ユーザ機器(テレビ)10−1と、ユーザ機器(カメラ)10−2を示している。
ユーザ機器(テレビ)10−1は、制御部111、操作部112、出力部113、通信部114、センサー部115、記憶部116、モジュールA,117、モジュールB,118、モジュールC,119を有する。
制御部111は、ユーザ機器(テレビ)10−1内で実行する処理の全体的制御を実行する。制御部111は、例えば記憶部115に格納されたプログラムの実行機能を有するCPU等によって構成される。
操作部112は、ユーザ操作可能なスイッチ、ボタン、タッチパネル型のディスプレイ(=出力部113の構成要素)等によって構成される。
出力部113は、音声出力部としてのスピーカ、画像出力部としての表示部(ディスプレイ)等によって構成される。
通信部114は、例えばユーザ機器管理サーバや外部サーバとの通信に利用される。なお、ユーザ機器(テレビ)10−1の場合、通信部114は放送局からの放送データの受信にも利用される。
センサー部115は、ユーザ機器(TV)10−1の利用状況を検出するためのセンサーであり、例えば温度センサー、加速度センサー、電子回路上の電圧、電流を計測するセンサー等によって構成される。
記憶部116は、制御部111の実行するプログラムを格納し、また制御部111の実行する処理のワークエリアとしても利用される。具体的にはRAM,ROM等によって構成される。
記憶部116には、センサー部115の取得したセンサー検出情報を例えば時系列情報として設定した機器利用状況履歴データも記録される。
この機器利用状況履歴データは、制御部111がセンサー部115の取得したセンサー検出情報を用いて生成し、記憶部116に格納する。
なお、記憶部116に格納された機器利用状況履歴データは、予め規定されたタイミングで制御部111の制御の下で通信部114を介してユーザ機器管理サーバ20に送信される。
この処理の詳細シーケンスについては後述する。
モジュールA,117、モジュールB,118、モジュールC,119は、ユーザ機器(テレビ)10−1の構成モジュールであり、機器が提供する機能を実現するために必要となるパーツである。モジュールは、例えば交換、修理、売買等の処理単位に相当する。
なお、図では、センサー部116を各モジュール117〜119から独立して示しているが、センサーの一部は、モジュール内に構成されていてもよい。
図に示すユーザ機器(カメラ)10−2も、制御部121、操作部122、出力部123、通信部124、センサー部125、記憶部126、モジュールA,127、モジュールB,128、モジュールC,129を有する。
これらの構成は、先に説明したユーザ機器(テレビ)10−1と同様の構成である。ただし、モジュールA,127、モジュールB,128、モジュールC,129は、機器に応じた異なるモジュールである。
なお、図2に示すユーザ機器10−1,10−2の構成は本開示の処理に適用する代表的な構成のみを示したものであり、各ユーザ機器にはこれらの他にも機器固有の構成要素を持つ。
次に、ユーザ機器管理サーバ200の構成について説明する。
ユーザ機器管理サーバ200は、図に示すように、制御部201、通信部202、記憶部203、利用状況データ取得、解析部204、メッセージ生成部205、故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207を有する。
制御部201は、ユーザ機器管理サーバ200内で実行する処理の全体的制御を実行する。制御部201は、例えば記憶部203に格納されたプログラムの実行機能を有するCPU等によって構成される。
通信部202は、ユーザ機器や外部サーバとの通信に利用される。
記憶部203、制御部201の実行するプログラムを格納し、また制御部201の実行する処理のワークエリアとしても利用される。具体的にはRAM,ROM等によって構成される。
記憶部201には、ユーザ機器から受信した機器利用状況の履歴データも格納される。
また、外部サーバ30(機器メーカー、修理業者、中古品売買業者)から受信した様々な情報、例えば、機器情報や、機器やモジュールの修理料金情報、機器やモジュールの価格情報、中古機器や中古モジュールの価格情報、在庫情報等が記録される。
利用状況データ取得、解析部204は、ユーザ機器が送信するユーザ機器の利用状況データを取得し、記憶部203に格納する処理を行なうとともに、記憶部203に格納されたユーザ機器の利用状況データを解析し、改善ポイントの検出処理等を実行する。
メッセージ生成部205は、ユーザ機器に対する様々なメッセージを生成する。
例えば利用状況データ取得、解析部204におけるユーザ機器の利用状況解析結果から検出された改善ポイントを説明するメッセージ等である。
メッセージ生成部205が生成したメッセージは、制御部201の制御の下、通信部202を介してユーザ機器、あるいはユーザ機器以外のユーザ所有端末等に送信される。
故障解析、予測処理実行部206は、ユーザ機器から送信され記憶部203に格納されたユーザ機器の利用状況データや、外部サーバ30である機器メーカーや修理業者からの取得情報に基づいて、様々なユーザ機器について発生が予測される故障の内容、さらに故障発生確率や故障発生時期の推定処理等を実行する。
この故障解析、予測処理実行部206における解析結果、例えば様々なユーザ機器について発生が予測される故障の内容、さらに故障発生確率や故障発生時期の推定情報はユーザに提供される。
すなわち、メッセージ生成部205において、故障解析、予測処理実行部206における解析結果を含むメッセージが生成され、通信部202を介してユーザ機器、あるいはユーザ機器以外のユーザ所有端末等に送信される。
マーケットプレイス管理部207は、ユーザ機器を利用するユーザ側からのユーザ機器やモジュールの売買要求や、外部サーバ30を構成する中古品売買業者が提供する機器やモジュールの売買提案、さらに修理業者の提供する機器またはモジュール単位の修理料金等に基づくマーケット情報リストを生成、管理、提示する処理を行う。
さらに、マーケットプレイス管理部207は、生成したマーケット情報リストに基づいて、ユーザ間、あるいはユーザと中古品売買業者間、あるいはユーザと修理業者間の売買仲介、修理仲介処理を実行する。
なお、利用状況データ取得、解析部204、メッセージ生成部205、故障予測解析処理実公部206、マーケットプレイス管理部207、これらの各処理部の実行する処理の具体的シーケンスについては、後段でフローチャートを参照して説明する。
[3.ユーザ機器の実行する処理シーケンスについて]
次に、ユーザ機器の実行する処理シーケンスについて説明する。
先に図1、図2を参照して説明したように、ユーザ機器10は、例えば、テレビ、スマホ、PC、カメラ、冷蔵庫、洗濯機等の様々な家電や、自動車等の様々なユーザ機器であり、ユーザ機器10の各々は、機器の利用状況の履歴データを取得し、定期的にユーザ機器管理サーバ20に送信する。
この具体的処理シーケンスについて、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、以下のフローチャートに従った処理は、ユーザ機器10のデータ処理部に相当する制御部の制御下で実行される。制御部は、プログラム実行機能を持つCPUを備え、記憶部に格納されたプログラムに従ってフローに従った処理を実行する。
以下、図3に示すフローの各ステップの処理について説明する。
(ステップS101)
まず、ユーザ機器10のデータ処理部(制御部)は、ステップS101において、センサー検出情報取得タイミングであるか否かを判定する。
先に図2を参照して説明したように、センサーは、例えば温度センサー、加速度センサー、電子回路上の電圧、電流を計測するセンサー等によって構成される。
これらの各センサー単位でセンサー検出情報の取得タイミングや取得間隔が予め規定されており、制御部は、各センサー単位でステップS101の処理、すなわち、センサー検出情報取得タイミングであるか否かを判定する。
センサー検出情報取得タイミングであると判定した場合はステップS102に進む。
一方、センサー検出情報取得タイミングでない場合は、センサー検出情報取得タイミングまで待機する。
(ステップS102)
センサー検出情報取得タイミングであると判定した場合はステップS102に進む。
ステップS102において、ユーザ機器のデータ処理部(制御部)は、センサー部から検出情報(=利用状況履歴データ)を取得してメモリ(記憶部)に格納する。
なお、記憶部に格納するセンサー検出情報は、センサー検出情報を取得した日時に対応付けたデータとして記録する。
このデータ記録処理を継続して行なうことで、記憶部には、様々なセンサー検出情報の時系列データが記録されることになる。
このセンサー検出情報の時系列データがユーザ機器の利用状況を示す履歴データになる。
(ステップS103)
次に、ユーザ機器10のデータ処理部(制御部)は、ステップS103において、ユーザ機器の電源がOFFに設定されたか否かを判定する。
ユーザ機器10の電源がOFFに設定されていないと判定した場合は、ステップS104に進む。
一方、ユーザ機器10の電源がOFFに設定されたと判定した場合は、ステップS105に進む。
(ステップS104)
ステップS103において、ユーザ機器10の電源がOFFに設定されていないと判定した場合は、ステップS104に進む。
この場合、ユーザ機器10のデータ処理部(制御部)は、ステップS104において、記憶部に格納した利用状況データのユーザ機器管理サーバ20に対する送信タイミングであるか否かを判定する。
記憶部に格納した利用状況データ(=センサー検出情報の時系列データ)は予め決められた間隔で、ユーザ機器管理サーバ20に送信する。例えば、1日単位、1週間単位、あるいは機器利用時間=100時間単位等、機器単位で予め規定された間隔でユーザ機器管理サーバ20に送信する。
ステップS104では、この規定時間間隔に基づいて、記憶部に格納した利用状況データをユーザ機器管理サーバ20に送信するタイミングであるか否かを判定する。
送信タイミングであると判定した場合はステップS105に進む。
一方、送信タイミングでないと判定した場合はステップS101に戻り、ステップS101以下の処理を継続する。
(ステップS105)
ステップS103においてユーザ機器10の電源がOFFに設定されたと判定した場合、または、ステップS104において、記憶部に格納した利用状況データの送信タイミングであると判定した場合、これらのいずれかの場合に、ステップS105の処理を実行する。
ユーザ機器のデータ処理部(制御部)は、ステップS105において、記憶部に格納した利用状況データ(=センサー検出情報の時系列データ)をユーザ機器管理サーバ20に送信する。
(ステップS106)
最後に、ユーザ機器10のデータ処理部(制御部)は、ステップS106において、ユーザ機器が継続して利用されているか否かを判定する。継続して利用されている場合はステップS101に戻り、ステップS101以下の処理を繰り返す。
継続して利用されていない場合(スイッチOFFに設定)は、処理を終了する。
このようにユーザ機器10は、センサー検出情報の時系列データ、すなわちユーザ機器の利用状況履歴データを記憶部に格納し、定期的にユーザ機器管理サーバ20に送信する。
ユーザ機器10が生成するユーザ機器の利用状況履歴データの具体例について説明する。
なお、ユーザ機器10が生成するユーザ機器の利用状況履歴データは、ユーザ機器の種類に応じて異なるデータとなる。
一例として、ユーザ機器がスマートフォンの場合の利用状況履歴データについて説明する、
多くのスマートフォンは多様なセンサーを内蔵しており、機器の利用状況としては次のようなセンサー取得情報(a)〜(f)が取得可能である。
(a)稼働温度
(b)機器が受ける加速度
(c)バッテリーの充放電状態
(d)位置情報
(e)周囲の明るさ
(f)周囲の音環境(騒音レベル等)
ユーザ機器がスマートフォンの場合の利用状況履歴データは、上記のセンサー取得情報(a)〜(f)の時系列データによって構成される。
また、ユーザ機器が自動車の場合には、上記のスマートフォン対応のセンサー取得情報(a)〜(f)と同様の情報の他、次のようなセンサー取得情報(a)〜(f)も取得可能である。
(g)走行距離
(h)利用時刻、頻度(エンジンのON/OFFに関するデータ)
(i)周囲温度
(j)加速度
(k)各種操作機器の操作状況(アクセル、ブレーキ、ハンドル、ワイパー等)
(l)エアコン作動状況
(m)バッテリー稼働状況
(n)エンタテインメント機器の利用状況
ユーザ機器が自動車である場合の利用状況履歴データは、スマートフォンと同様のセンサー取得情報(a)〜(f)に加え、上記センサー取得情報(g)〜(n)を加えたセンサー取得情報(a)〜(n)の時系列データによって構成される。
このように、ユーザ機器10は、ユーザ機器の種類に応じたセンサー検出情報の時系列データである利用状況履歴データを記憶部に格納し、定期的にユーザ機器管理サーバ20に送信する。
[4.ユーザ機器管理サーバの実行する処理シーケンスについて]
次に、ユーザ機器管理サーバの実行する処理シーケンスについて説明する。
図4以下に示すフローチャートを参照してユーザ機器管理サーバ20の実行する処理シーケンスについて説明する。
先に図2を参照して説明したように、ユーザ機器管理サーバ20は、利用状況データ取得、解析部204、メッセージ生成部205、故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207を有し、これらの処理部において様々な処理を実行する。
以下、これらの各処理部を利用した、以下に示す処理について、順次、説明する。
(処理1)ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況履歴データの解析とメッセージ送信処理(図4に示すフローチャート)
(処理2)ユーザ機器に対する利用改善提案メッセージの送信後、ユーザ機器において利用改善がなされているかの判定処理と、判定結果に基づくメッセージ生成、送信処理(図5に示すフローチャート)
(処理3a)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析を行い、ユーザに故障発生を防止するための利用改善メッセージを生成して送信する処理(図6に示すフローチャート)
(処理3b)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、修理業者に修理依頼を行う場合の処理(図7に示すフローチャーート)
(処理3c)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、ユーザ機器またはモジュールを売却する場合の処理(図8に示すフローチャーート)
(4−1(処理1)ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況履歴データの解析とメッセージ送信処理について)
まず、図4に示すフローチャートを参照して、ユーザ機器管理サーバ20の実行する「(処理1)ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況履歴データの解析とメッセージ送信処理」の処理シーケンスについて説明する。
なお、図4以下に示すフローチャートに従った処理は、ユーザ機器管理サーバ20のデータ処理部に相当する制御部の制御下で実行される。制御部は、プログラム実行機能を持つCPUを備え、記憶部に格納されたプログラムに従ってフローに従った処理を実行する。
以下、図4に示すフローの各ステップの処理について説明する。
(ステップS201)
まず、ユーザ機器管理サーバのデータ処理部(制御部)は、ステップS201において、ユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングになったか否かを判定する。
なお、この図4に示す処理は、1つのユーザ機器単位で実行する処理である。
各ユーザ機器には、予め、そのユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングが規定されている。例えば、1日単位、1週間単位、あるいは機器利用時間=100時間単位等、機器単位でユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングが規定されている。
ステップS201では、現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングであるか否かを判定する。
現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングであると判定した場合はステップS202に進む。
一方、現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングでないと判定した場合は、利用改善ポイントの有無判定処理タイミングになるまで待機する。
(ステップS202)
ステップS201において、現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングであると判定した場合はステップS202に進む。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS202において、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部に格納されたユーザ機器利用状況履歴データを取得、解析して利用改善ポイントの有無を判定する。
この処理は、ユーザ機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204が実行する処理である。
ユーザ機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204は、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部に格納されたユーザ機器利用状況履歴データを取得、解析して、ユーザ機器の長寿命化や、故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントがあるか無いかを判定する。
(ステップS203)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS203において、ステップS202におけるユーザ機器利用状況履歴データの解析結果に基づいて、ユーザ機器の利用改善ポイントが検出されたか否かを判定する。
検出された場合は、ステップS204に進み、検出されなかった場合はステップS201に戻る。
この処理も、ユーザ機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204が実行する処理である。
(ステップS204)
ステップS203において、ユーザ機器の利用改善ポイントが検出された場合、ステップS204の処理を実行する。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS204において、検出した利用改善ポイントをユーザ機器利用者に説明するためのメッセージである利用改善メッセージを生成する。
このメッセージ生成処理は、ユーザ機器管理サーバ20のメッセージ生成部205が実行する処理である。
メッセージ生成部205は、ユーザ機器の長寿命化や、故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成する。
(ステップS205)
最後に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS205において、ステップS204でメッセージ生成部205が生成した利用改善メッセージを、通信部を介してユーザ機器に送信する。
なお、メッセージ送信先は、ユーザ機器そのものでもよいし、ユーザ機器を利用しているユーザの所有するユーザ端末でもよい。このメッセージ送信先については、ユーザがユーザ機器管理サーバ20に予め登録しておく。
ユーザは、ユーザ機器管理サーバ20から受信する利用改善メッセージを確認し、ユーザ機器の利用態様をメッセージに従って変更することで、故障の発生確率を低減し、より長く機器を利用することが可能となる。
このように、ユーザ機器管理サーバ20は、ユーザ機器利用状況履歴データの解析を行い、利用改善メッセージを生成してユーザに送信する。
次に、具体的なメッセージの生成処理例について説明する。
メッセージの作成方法には、ユーザ機器利用状況履歴データの収集状況に応じて大きく2つの段階がある
ユーザ機器利用状況履歴データの収集量が十分である場合は、各センサーの計測データと各ユーザ機器、および各ユーザ機器のモジュールの性能変化状況に関するデータが多数、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部203に蓄積されている。
この場合は、収集データ間で統計的に相関解析が可能となり、この解析結果に基づいて統計的にモデル化を行うことによって、故障率や残存耐用年数を推定するモデルを作成することが可能となる。
例えば、スマホのバッテリーの満充電容量の経年劣化に関してモデル化することを考える。一般にバッテリーの満充電容量は利用に伴い減少するが、これを他のセンサーでの計測情報から統計的に処理することによって、総充電時間、平均周囲温度、充電開始時の平均残容量、充電中の平均使用電流との相関が高いことが分かれば、これらを説明変数とする重回帰分析で満充電容量を目的変数とする重回帰モデル(以下、推定モデルとする)を作成することができる。
ユーザ機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204は、このようなモデルを、機器利用時に気になる項目(以下、モデル化項目とする)ごとに作成して記憶部203に格納する。
ユーザ機器管理サーバ20のメッセージ生成部205は、このモデルからメッセージを作成する。
メッセージ生成部205は、まず説明変数として利用するセンサーの計測値及びそこから加工することによって得られる値ごとに、その値を変化させるのに適切なメッセージを事前に用意する。
例えば、充電開始時の平均残容量を少なくするためのメッセージとしては、
「バッテリーは残容量が10%以下になってから充電してください」
上記のようなメッセージを用意する。
逆に充電開始時の平均残容量を大きくするためのメッセージとしては、
「バッテリーは、使い切る前に残容量が5%以上残っている状態で充電してください」
上記のようなメッセージを用意する。
これらのメッセージ(メッセージテンプレート)は、事前に準備し記憶部203に格納しておく。
メッセージ生成部205が、特定のユーザ機器向けのメッセージを作成する場合は、そのユーザ機器利用状況履歴データを上記モデルに適用して、モデル化項目ごとの推定値を計算する。そしてその値が各機器から得られる平均値から大きくかけ離れているものを、まずメッセージ作成の対象とする。
当該項目の目的変数の値に大きく寄与している説明変数の値を確認し、目的変数を平均値に近づけるように説明変数の値が変わっていく方向のメッセージを選択し、ユーザに提示する。
しかし、ユーザ機器利用状況履歴データが十分に収集される前の段階においては、上記のような推定モデルを作成することは困難である。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、記憶部203に予め、モデル化項目ごとに初期状態でチェックするデータとその標準的な値の範囲を決めたデータを記録しておく。
メッセージ生成部205は、ユーザ機器利用状況履歴データが上記の標準的な値の範囲から逸脱している場合、その逸脱データを適正範囲に収める方向に導くためのメッセージを生成する。
ユーザ機器管理サーバ20のメッセージ生成部205は、このようにして、ユーザ機器利用状況履歴データに応じた最適な利用改善メッセージを生成して、通信部を介してユーザ機器に送信する。
(4−2(処理2)ユーザ機器に対する利用改善提案メッセージの送信後、ユーザ機器において利用改善がなされているかの判定処理と、判定結果に基づくメッセージ生成、送信を行う処理例ついて)
次に、図5に示すフローチャートを参照して、ユーザ機器管理サーバ20の実行する「(処理2)ユーザ機器に対する利用改善提案メッセージの送信後、ユーザ機器において利用改善がなされているかの判定処理と、判定結果に基づくメッセージ生成、送信を行う処理例」の処理シーケンスについて説明する。
以下、図5に示すフローチャートの各処理ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS221)
まず、ユーザ機器管理サーバのデータ処理部(制御部)は、ステップS221において、ユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングになったか否かを判定する。
なお、この図5に示す処理も、1つのユーザ機器単位で実行する処理である。
前述したように、各ユーザ機器には、予め、そのユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングが規定されている。
なお、有無判定処理タイミングは、ユーザ機器の種類や状態、さらに改善メッセージの内容に応じた設定としてもよい。例えば、利用改善ポイントがすぐに判定できるケースや、所定期間の経過観察が必要なケースがあり、有無判定処理タイミングは、それぞれの状況に応じて規定または決定する構成としてもよい。
ステップS221では、現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングであるか否かを判定する。
現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングであると判定した場合はステップS222に進む。
一方、現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングでないと判定した場合は、利用改善ポイントの有無判定処理タイミングになるまで待機する。
(ステップS222)
ステップS221において、現時点がユーザ機器対応の利用改善ポイントの有無判定処理タイミングであると判定した場合はステップS222に進む。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS222において、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部に格納されたユーザ機器利用状況履歴データを取得して、「利用改善提案メッセージ」送信後のユーザ機器の利用状況や利用態様を検証(チェック)する。
この処理は、ユーザ機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204が実行する処理である。
(ステップS223)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS223において、ステップS222におけるユーザ機器利用状況履歴データの解析結果に基づいて、「利用改善提案メッセージ」送信後におけるユーザ機器の利用状況や利用態様が、「利用改善提案メッセージ」に従って改善されているか否かを判定する。
改善されていると判定した場合は、ステップS224に進む。
一方、改善されていないと判定した場合は、ステップS225に進む。
この処理も、ユーザ機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204が実行する処理である。
(ステップS224)
ステップS223において、ユーザ機器の利用状況や利用態様が、「利用改善提案メッセージ」に従って改善されていると判定した場合、ステップS224の処理を実行する。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS224において、利用改善提案メッセージに基づく利用改善によって得られる効果についてのメッセージを生成する。
このメッセージ生成処理は、ユーザ機器管理サーバ20のメッセージ生成部205が実行する処理である。
(ステップS225)
一方、ステップS223において、ユーザ機器の利用状況や利用態様が、「利用改善提案メッセージ」に従って改善されていないと判定した場合、ステップS225の処理を実行する。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS225において、先に送信している提案済みの利用改善提案メッセージと異なる利用改善メッセージを生成する。
このメッセージ生成処理も、ユーザ機器管理サーバ20のメッセージ生成部205が実行する処理である。
(ステップS226)
最後に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS226において、ステップS224、またはステップS225において、メッセージ生成部205が生成したメッセージを、通信部を介してユーザ機器に送信する。
なお、メッセージ送信先は、ユーザ機器そのものでもよいし、ユーザ機器を利用しているユーザの所有するユーザ端末でもよい。このメッセージ送信先については、ユーザがユーザ機器管理サーバ20に予め登録しておく。
ユーザは、ユーザ機器管理サーバ20から受信するメッセージを確認し、利用改善によって得られる効果や、新たな利用改善態様を知ることが可能となる。
なお、利用改善メッセージを提示後にユーザの利用状況が改善したかどうかは、利用改善メッセージにおける指摘した項目に関するセンサー取得データがメッセージ送信前後で変化があるかを確認すればよい。
例えば、バッテリー充電開始時の残容量が大きい機器のユーザに対して、
「バッテリーは残容量が10%以下になってから充電してください」
というメッセージを提示した場合、その後の利用状況履歴から、バッテリー充電開始時の残容量が減少しているかを確認する。
バッテリー充電開始時の残容量の減少が確認できれば、改善後の数値と前記推定モデルを利用して、バッテリーの経年劣化がどの程度改善しているかの推定値を計算し、
「バッテリーの劣化が約20%低減されました。この調子で利用してください」
このように改善効果を数値で示して、引き続き改善を続けるように促す。
一方、バッテリー充電開始時の残容量の減少が確認できない場合は、推定モデルから説明変数として次に寄与している項目に対して改善メッセージを生成して提示する。
このように改善を実行したかしないかによって、ユーザに対するフィードバックのメッセージを変化させ、これによってユーザに改善のモチベーションを保たせる。
なお、上記の例で示したバッテリー充電のように実行タイミングをユーザが制御できるものに関しては、ユーザがその行為を実行するタイミングでメッセージを提示することで、メッセージ効果を高めることができる。
バッテリーの充電の例であれば、ユーザが機器に電源をつないで充電を開始したことを機器が検知したタイミングで、上記のメッセージを提示することによって改善効果を高めることが可能である。
(4−3a(処理3a)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析を行い、ユーザに故障発生を防止するための利用改善メッセージを生成して送信する処理について)
次に、図6に示すフローチャートを参照して、ユーザ機器管理サーバ20の実行する「(処理3a)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析を行い、ユーザに故障発生を防止するための利用改善メッセージを生成して送信する処理」の処理シーケンスについて説明する。
以下、図6に示すフローチャートの各処理ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS241)
まず、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS241において、記憶部に格納されたユーザ機器利用状況を取得する。さらに、必要に応じて外部サーバ(機器メーカー、修理業者等)から、機器情報(故障発生状況情報等)を取得する。
この処理は、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206が実行する処理である。
(ステップS242)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS242において、記憶部に格納されたユーザ機器利用状況データの解析処理や、外部サーバからの取得情報と、記憶部に格納されたユーザ機器利用状況データとの照合処理を実行して、故障発生確率が高いと推定される機器を検出する処理を実行する。
なお、記憶部に格納されたユーザ機器利用状況データの解析処理のみによって故障発生確率が高いと推定される機器を検出可能な場合は、外部サーバからの取得情報は不要であり、ステップS241における外部サーバ(機器メーカー、修理業者等)からの機器情報(故障発生状況情報等)取得処理は省略可能である。
この処理も、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206が実行する処理である。
(ステップS243)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS243において、ステップS242における処理、すなわち、故障発生確率が高いと推定される機器の検出処理において、故障発生確率が高いと推定される機器が検出されたか否かを判定する。
この処理も、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206が実行する処理である。
故障発生確率が高いと推定される機器が検出されたと判定した場合は、ステップS244に進む。
一方、故障発生確率が高いと推定される機器が検出されなかった場合は処理を終了する。
(ステップS244)
ステップS243において、故障発生確率が高いと推定される機器が検出された場合、ユーザ機器管理サーバ20はステップS244の処理を実行する。
ユーザ機器管理サーバ20はステップS244において以下の処理を実行する。
故障発生確率が高いと推定されるユーザ機器に対して、故障発生確率が高いことを通知し、対応可能な以下の複数の選択肢を提示する。
(a)利用改善提案を受ける
(b)修理依頼を行う
(c)機器またはモジュール交換を行う
なお、通知処理は、故障発生確率が高いと推定されるユーザ機器に対して実行してもよいし、そのユーザ機器を利用しているユーザのその他の登録されたユーザ端末に対して実行してもよい。
このステップS244の処理は、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206と通信部202を利用して実行される。
(ステップS245)
次に、ユーザ機器管理サーバ20はステップS245において、ステップS244でユーザに提示した選択肢、すなわち、
(a)利用改善提案を受ける
(b)修理依頼を行う
(c)機器またはモジュール交換を行う
上記(a)〜(c)の選択肢からユーザが選択した選択肢を受信し、受信した選択肢が(a)〜(c)のいずれであるかを判定する。
ユーザ(機器)から受信した選択肢が(a)である場合は、ステップS246に進み、(b)である場合はステップS251に進み、(c)である場合はステップS271に進む。
(ステップS246)
ステップS245の判定処理において、ユーザ(機器)から受信した選択肢が(a)、すなわち、
(a)利用改善提案を受ける
上記(a)である場合は、ステップS246に進む。
ユーザがこの選択肢(a)を選択した場合、ユーザ機器管理サーバ20はステップS246において、故障発生確率を低減させるための利用改善処理を説明したメッセージ、すなわち「利用改善メッセージ」を生成する。
このメッセージ生成処理は、ユーザ機器管理サーバ20のメッセージ生成部205が実行する処理である。
(ステップS247)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS247において、ステップS246でメッセージ生成部205が生成した利用改善メッセージを、通信部を介してユーザ機器に送信する。
なお、メッセージ送信先は、ユーザ機器そのものでもよいし、ユーザ機器を利用しているユーザの所有するユーザ端末でもよい。このメッセージ送信先については、ユーザがユーザ機器管理サーバ20に予め登録しておく。
ユーザは、ユーザ機器管理サーバ20から受信する利用改善メッセージを確認し、ユーザ機器の利用態様をメッセージに従って変更することで、故障の発生確率を低減し、より長く機器を利用することが可能となる。
(4−3b(処理3b)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、修理業者に修理依頼を行う場合の処理について)
次に、図7に示すフローチャートを参照して、ユーザ機器管理サーバ20の実行する「(処理3b)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、修理業者に修理依頼を行う場合の処理」の処理シーケンスについて説明する。
なお、この図7に示すフローチャートに従った処理は、先に図6を参照して説明したフローのステップS245において、ユーザ(機器)から受信した選択肢が(b)、すなわち、
(b)修理依頼を行う
上記(b)である場合に実行する処理シーケンスである。
以下、図7に示すフローチャートの各処理ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS251)
まず、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS251において、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部に格納されたユーザ機器利用状況履歴データを取得する。
取得するユーザ機器利用状況履歴データは、ユーザから修理依頼があったユーザ機器の利用状況履歴データである。
この処理は、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206が実行する処理である。
(ステップS252)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS252において、ステップS251で記憶部から取得したユーザ機器利用状況履歴データを外部サーバ(機器メーカー、修理業者等)に送信する。
なお、ステップS252以下の処理は、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206と通信部202を利用して実行される。
(ステップS253)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS253において、外部サーバ(機器メーカー、修理業者等)から、修理費用の見積もりを受信する。
(ステップS254)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS254において、ステップS253で外部サーバ(機器メーカー、修理業者等)から受信した修理費用の見積もりをユーザ(機器)に送信する。
(ステップS255)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS255において、ステップS254でユーザ(機器)に送信した修理費用の見積もりに対するユーザ(機器)からの応答として、修理依頼を受信したか否かを判定する。
修理依頼を受信した場合はステップS256に進む。受信しなかった場合は処理を終了する。
(ステップS256)
ステップS255で、ユーザ機器から修理依頼を受信したと判定した場合は、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS256において、ユーザからの修理依頼を外部サーバ(機器メーカー、修理業者等)に送信する。
これらの処理の後、ユーザと機器メーカー、または修理業者間の通信等が行われ、実際の修理が行われることになる。
なお、上記のステップS254における処理、すなわち、修理費用の見積もりをユーザ(機器)に送信する処理は、後述するマーケットプレイスデータベースに記録されたリストをユーザに閲覧させる処理として実行してもよい。
マーケットプレイスデータベースは、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部内に格納されたデータベースであり、ユーザ機器やモジュール単位の売買価格等を記録したリストである。このリストの詳細については、後段で説明する。
(4−3c(処理3c)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、ユーザ機器またはモジュールを売却する場合の処理について)
次に、図8に示すフローチャートを参照して、ユーザ機器管理サーバ20の実行する「(処理3c)ユーザ機器で発生する可能性のある故障についての解析後、ユーザ機器またはモジュールを売却する場合の処理」の処理シーケンスについて説明する。
なお、この図8に示すフローチャートに従った処理は、先に図6を参照して説明したフローのステップS245において、ユーザ(機器)から受信した選択肢が(c)、すなわち、
(c)機器またはモジュール交換を行う
上記(c)である場合に実行する処理シーケンスである。
以下、図8に示すフローチャートの各処理ステップの処理について、順次、説明する。
(ステップS271)
まず、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS271において、記憶部に格納されたユーザ機器利用状況履歴データを取得する。
取得する情報は、ユーザが売却意思を通知してきたユーザ機器、またはモジュールに対応する利用状況履歴データである。
(ステップS272)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS272において、記憶部から取得したユーザ機器利用状況履歴データに基づいて、故障発生率と、残存態様年数を推定するモデル(機械学習モデル)を更新する。
ユーザ機器管理サーバ20は、記憶部203に、様々なユーザ機器、モジュールに関する故障発生率と、残存態様年数を推定するモデル(機械学習モデル)を保持しており、このモデルを逐次更新する処理を行なう。
ステップS272では、記憶部から新たに取得したユーザ機器利用状況履歴データに基づいて、故障発生率と、残存態様年数を推定するモデル(機械学習モデル)を更新する。
なお、この機械学習モデルの更新処理の結果として得られたユーザ機器やモジュールの新たな故障発生率と、残存態様年数は、マーケットプレイスデータベースに反映させる。
マーケットプレイスデータベースは、ユーザ機器管理サーバ20の記憶部内に格納されるデータベースであり、例えば図9に示すようなリストを格納したデータベースである。
図9に示すように、マーケットプレイスデータベースには、ユーザ機器やモジュール単位で、以下のデータを記録したリストが格納されている。
(a)推定故障率
(b)推定残存耐用年数
(c)売却価格
(d)買取価格
(a)推定故障率や、(b)推定残存耐用年数は、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206が、外部サーバ30からの取得情報や、ユーザ機器から受信したユーザ機器利用状況履歴データの解析に基づいて算出した値である。
また、(c)売却価格や、(d)買取価格は、ユーザ機器利用者や、外部サーバ30の中古品売買業者が設定した売買価格情報である。
各ユーザ機器やモジュールの売却価格は、ユーザ利用中の機器、モジュールについては、ユーザ機器利用状況履歴データに基づいて売却価格推定モデルを適用して推定された推定値である。ただし、提供業者の売却価格は、各業者の希望売却価格を表す。
なお、図9に示すリストは、マーケットプレイスデータベースに記録されるデータの一部であり、この他、前述したように例えばユーザ機器やモジュール単位の修理費用や交換費用等を記録した構成としてもよい。
このステップS272の処理は、主にユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207を利用して実行される。
(ステップS273)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS273において、記憶部から取得したユーザ機器利用状況履歴データと、売却予定機器、モジュールのマーケットプレイスにおける在庫状況から、売却予定機器、モジュールの売買価格を推定するモデル(機械学習モデル)を更新する。
ユーザ機器管理サーバ20は、記憶部203に、様々なユーザ機器、モジュールに関するユーザ機器利用状況履歴データと、売却予定機器、モジュールのマーケットプレイスにおける在庫状況から、売却予定機器、モジュールの売買価格を推定するモデル(機械学習モデル)を保持しており、このモデルを逐次更新する処理を行なう。
ステップS273では、記憶部から新たに取得したユーザ機器利用状況履歴データと、マーケットプレイスデータベースに記録された売却予定機器、在庫状況から、売却予定機器、モジュールの売買価格を推定するモデル(機械学習モデル)の更新処理を実行する。
この処理は、主にユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207を利用して実行される。
(ステップS274)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS274において、ステップS273で更新された売却予定機器、モジュールの売買価格を推定するモデル(機械学習モデル)を用いて、ユーザの売却予定機器、またはモジュールの売買価格を推定する。
(ステップS275)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS275において、ステップS274で推定した売却予定機器、モジュールの売買価格をマーケットプレイスデータベースに登録する。
ステップS273〜S275の処理は、主にユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207を利用して実行される。
(ステップS276)
次に、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS276において、複数の基準に基づいてユーザに対する提案メッセージを生成してユーザ(機器)に送信する。
具体的には、提案に従った処理の実行によって得られる効果やコストを推定した内容を含む提案を作成する。
提案メッセージの作成基準としては、例えば以下の基準がある。
(基準1)推定故障率の高いモジュールを交換し、機器の推定故障率を低下させて、機器が稼働しなくなることによる機会損失を防ぐ
(基準2)推定残存耐用年数の短いモジュールを交換し、機器の推定残存耐用年数を伸ばし、機器が長く利用できるようにする
(基準3)機器を本体そのままもしくはモジュールごとに売却し、互換品や後継品を購入する
図9に示すマーケットプレイスデータベースに記録されたデータ例を用いて説明する。
例えば上記(基準1と2)を適用したメッセージ生成を行う場合、図9に示すリストの推定故障率の高いモジュールAを交換することを提案する。例えば修理業者AにモジュールAの交換を依頼することによって、推定故障率が1.5%、推定耐用年数が2.5年になり、費用が10,000円(7,000円+3,000円(交換料))かかるという提案になる。
また、上記(基準3)を適用した場合は、機器1を売却すると70,000円になり、表外の機器1の新品が120,000円だとすると、差し引き50,000円で、新品に交換できることを提案する。
なお、マーケットプレイスデータベースに登録されたユーザ機器やモジュールの売買等の参加者は、中古品売買業者、機器メーカー、修理業者、さらにユーザ機器の利用者であるユーザである。売却価格はシステムによる推定値をそのまま利用してもいいし、自ら希望する価格を設定してもよい。
また、交換に伴い売却したいモジュールに対して、買い取りを希望する参加者が独自に買い取り額を入札して、オークション形式で売却することも可能で、それによって機器1のユーザの経済的利益を最大化するとともに、全体としてリユース率を高めることができる。
次に、ユーザ機器管理サーバ20が、ユーザ機器10の利用ユーザから、マーケットプレイスデータベースに登録されたユーザ機器やモジュールの買い取り要求を入力した場合の処理について、図10に示すフローを参照して説明する。
(ステップS281)
ユーザ機器管理サーバ20は、ユーザ機器10の利用ユーザから、マーケットプレイスデータベースに登録されたユーザ機器や、モジュールを買いたいといった要望があった場合、ステップS281において、故障発生確率を低下させるために有効な交換可能なユーザ機器、またはモジュールがマーケットプレイスデータベースに売却可能機器、またはモジュールとして登録されているか否かを検索する。
(ステップS282)
ステップS282は、ステップS281のマーケットプレイスデータベース検索処理の検索結果判定ステップである。
故障発生確率を低下させるために有効な交換可能なユーザ機器、またはモジュールがマーケットプレイスデータベースに売却可能機器、またはモジュールとして登録されていることが確認された場合はステップS283に進む。
一方、登録されていない場合はステップS284に進む。
なお、ステップS281〜S282の処理は、ユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206と、マーケットプレイス管理部207が実行する処理である。
(ステップS283)
ステップS282において、故障発生確率を低下させるために有効な交換可能なユーザ機器、またはモジュールがマーケットプレイスデータベースに売却可能機器、またはモジュールとして登録されていることが確認された場合はステップS283に進む。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS283において、マーケットプレイスデータベースに売却可能機器、モジュールとして登録された機器、モジュール情報をユーザ(機器)に送信する。
この処理は、主にユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207、通信部202を利用して実行される。
(ステップS284)
一方、ステップS282において、故障発生確率を低下させるために有効な交換可能なユーザ機器、またはモジュールがマーケットプレイスデータベースに売却可能機器、またはモジュールとして登録されていないことが確認された場合はステップS284に進む。
この場合、ユーザ機器管理サーバ20は、ステップS274において、マーケットプレイスデータベースに売却可能機器、モジュールとして登録された機器、モジュール情報がないことをユーザ(機器)に通知する。
この処理も、主にユーザ機器管理サーバ20の故障予測解析処理実行部206、マーケットプレイス管理部207、通信部202を利用して実行される。
これらの処理を行なうことで、例えば、ユーザは、マーケットプレイスデータベースから、交換用のユーザ機器やモジュールを選択することが可能となる。
[5.マーケットプレイスデータベースの登録データを利用したオークション処理について]
次に、マーケットプレイスデータベースの登録データを利用したオークション処理について説明する。
ユーザ機器10の利用ユーザは、ユーザ機器、またはモジュールの交換処理によって元のユーザ機器やモジュールを売却したい場合が発生する。
この場合、ユーザ機器やモジュールの買い取りを希望する参加者が独自に買い取り額を入札して、オークション形式で売却することも可能である。この処理によってユーザの経済的利益を最大化するとともに、全体としてリユース率を高めることができる。
ユーザ機器管理サーバ20のマーケットプレイス管理部207は、このオークション処理に関する制御も実行する。
マーケットプレイス管理部207がオークション処理に際して生成し、オークション参加者に提示するオークション入札価格一覧データの例を図11に示す。
図11に示すオークション入札価格一覧データは、あるユーザ機器である「機器1」の機器全体およびモジュール各々に対応するオークション入札価格一覧データの一例である。オークション入札を行なう入札参加者は、ユーザ機器利用状況履歴データを参照して買取価格を決定し入札する。
買い取りを希望する入札参加者(図11の例では、修理業者A,中古買取業者C、中高買取業者Dの3者が参加者である)が、ユーザ機器全体、および機器を構成するモジュールごとに、買取希望価格を入札する。なお、図に示す例では、修理業者Aは機器全体に対する入札はしていないので空欄となっている。
買い取り価格の設定額は、利用状況履歴の他に、各参加者が必要性などを考慮して、独自の基準で行う。
このような買い取り希望価格の情報が、モデルによる売却推定価格に加えて提供させることによって、売買情報に厚みができ、売買のマッチングの精度を高めることができる。
さらに、購入価格を自分で設定して、売却してくれる取引相手を待つ逆オークションでのような形式での売買方法も導入してマッチングを行うことも可能である。
なお、売買の提案は売りと買いの双方に対して行われ、両者が承認することで成立する。
このような多様な売買の形式を導入して、各参加者に提案を行うことによって、各機器のユーザは各自の嗜好に合わせた形でメンテナンスを行うことができるとともに、全体として再利用できる機器・モジュールが増えることとによってリユース、リサイクル促進され、環境負荷を低減し、省資源化も達成できる。
[6.本開示の情報処理システムの各構成部のメリットと変形例について]
次に、本開示の情報処理システムの各構成部のメリットと変形例について説明する。
図1を参照して説明したように、本開示の情報処理システムの構成要素は、多数のユーザ機器10と、ユーザ機器管理サーバ20、さらに外部サーバ30としての機器メーカー、修理業者、中古品機器売買業者である。
ユーザ機器10を利用しているユーザにとってのメリットは、ユーザ機器管理サーバ20から、ユーザ機器10を長く利用できるためのアドバイスを受けられること、故障発生率の推定情報や、売却価格の推定値を取得できること、さらに、マーケットプレイスで、機器や、モジュール、さらにこれらの中古品を売買できることなど、多数のメリットがある。
さらに、機器メーカー、例えば、ユーザ機器やその構成モジュールを提供するメーカーに対しては、以下のようなメリットがある
ユーザ機器管理サーバ20が取得解析したユーザ機器の利用状況履歴と故障率との相関データを取得することができ、この取得データを利用して、機器の改良、新製品の開発等が可能となる。
図12は、あるユーザ機器について利用する際の周囲環境温度が高いユーザ機器群と、利用する際の周囲環境温度が低い通常温度のユーザ機器群とに分類して、各機器群の時間経過に伴う故障率を示した統計データである。
ユーザ機器管理サーバ20は、多数のユーザ機器から受信する利用状況履歴データを解析し統計処理することで、このような統計データを生成することができる。
機器メーカーは、例えば、このようなデータをユーザ機器管理サーバ20から取得し、メーカーが想定している利用環境と、実際の利用環境の差異を把握でき、実際の利用環境が想定の利用環境温度より高い場合は、より高温での利用を想定した製品開発を行うといった対応が可能となる。
また、修理業者に対するメリットとしては以下のようなものがある。
ユーザ機器やモジュールごとの経年劣化や故障率などのデータをユーザ機器管理サーバ20から取得し、これらの取得データに基づいて修理に必要なモジュールの在庫をコントロールできる。
例えば、故障率の高いモジュールに関しては在庫として確保しておくことによって、修理サービスを適時に提供することが可能となり、付加価値アップを図ることができる。
また、中古品売買業者に対するメリットとしては以下のようなものがある。
ユーザ機器やモジュールの買取時のみでなく、それまでの機器の利用履歴も考慮した上で適正な価格を査定できる。
さらに買い取った機器やモジュールを売却する際にも、その利用履歴を顧客に説明でき、それに見合った保証等のサービスを提供することも可能になる。
次に、上述した実施例の変形例について説明する。
図1に示すシステム構成は、機器メーカーや修理業者、あるいは中古品売買業者と独立した1つのユーザ機器管理サーバ20が、多数のユーザ機器から、機器利用状況履歴データを取得し、ユーザ機器管理サーバ20内の記憶部内に取得データを格納して集中的に管理を行ない、各ユーザ機器へのフィードバックの提示タイミングも制御している。
別の構成として、多数のユーザ機器から取得する機器利用状況履歴データを共有のデータベース、例えば、ユーザ機器管理サーバ20のみならず、機器メーカーや修理業者、あるいは中古品売買業者がアクセス可能なデータベースに記録する構成としてもよい。
機器メーカーや修理業者、あるいは中古品売買業者は、機器利用状況履歴データをアクセスし、各業者にとって最適なタイミングでユーザに様々な情報を提供する構成としてもよい。
例えば機器メーカーは、ユーザ(機器)に最適な利用形態に関する情報を最適なタイミングで提供する。
修理業者は、故障発生率が高くなる時期にユーザ(機器)に修理依頼の必要がないかを確認する。
中古品売買業者は、故障発生率が高くなる時期にユーザ(機器)に機器やモジュールの交換を行わないかを確認する。
このように各業者が機器利用状況履歴データを格納した共有データベースにアクセス可能とすることで、各業者が最適なタイミングで必要な処理を行うように構成することが可能となる。
ただし、機器利用状況履歴データを格納した共有データベースに記録されたデータは、改ざんできないように記録されることが重要である。
すなわち、機器管理サーバ20の利用状況データ取得、解析部204は、ユーザ機器10から、ユーザ機器10に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器10の利用状況データとして記憶部203に格納する処理を実行する際、利用状況データに改ざん防止処理を施して記憶部203に格納する。
例えばブロックチェーン技術を利用して分散台帳の形で記録し、マーケットへの参加者が自由に台帳にアクセスできるような形態で実装するといった構成とすることが好ましい。
[7.情報処理装置のハードウェア構成例について]
次に、上述した実施例に従った処理を実行する情報処理装置のハードウェア構成例について、図13を参照して説明する。
図13に示すハードウェアは、図1に示す本開示の情報処理システムを構成する情報処理装置、すなわちユーザ機器10やユーザ機器管理サーバ20、外部サーバ30のハードウェア構成の一例である。
図13に示すハードウェア構成について説明する。
CPU(Central Processing Unit)301は、ROM(Read Only Memory)302、または記憶部308に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するデータ処理部として機能する。例えば、上述した実施例において説明したシーケンスに従った処理を実行する。RAM(Random Access Memory)303には、CPU301が実行するプログラムやデータなどが記憶される。これらのCPU301、ROM302、およびRAM303は、バス304により相互に接続されている。
CPU301はバス304を介して入出力インタフェース305に接続され、入出力インタフェース305には、各種センサー、スイッチ、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部306、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部307が接続されている。
入出力インタフェース305に接続されている記憶部308は、例えばハードディスク等からなり、CPU301が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部309は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介したデータ通信の送受信部として機能し、外部の装置と通信する。
入出力インタフェース305に接続されているドライブ310は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいはメモリカード等の半導体メモリなどのリムーバブルメディア311を駆動し、データの記録あるいは読み取りを実行する。
[8.本開示の構成のまとめ]
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、本明細書において開示した技術は、以下のような構成をとることができる。
(1) ユーザ機器からユーザ機器利用状況データを取得し、解析する利用状況データ取得、解析部と、
ユーザ機器に送信するメッセージを生成するメッセージ生成部と、
通信部を有し、
前記利用状況データ取得、解析部は、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データの解析結果に基づいて、利用改善ポイントを検出し、
前記メッセージ生成部は、
検出した前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する情報処理装置。
(2) 前記利用状況データ取得、解析部は、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データの解析結果に基づいて、ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを検出し、
前記メッセージ生成部は、
ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する(1)に記載の情報処理装置。
(3) 前記利用状況データ取得、解析部は、
前記メッセージ送信後の前記ユーザ機器利用状況データを解析し、
送信メッセージに従った利用改善処理が実行されているか否かを判定する(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4) 前記利用状況データ取得、解析部が、
前記ユーザ機器が、前記送信メッセージに従った利用改善処理を実行していないと判定した場合、
前記メッセージ生成部は、
送信済みのメッセージと異なるメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する(3)に記載の情報処理装置。
(5) 前記利用状況データ取得、解析部が、
前記ユーザ機器が、前記送信メッセージに従った利用改善処理を実行していると判定した場合、
前記メッセージ生成部は、
前記送信メッセージに従った利用改善処理によって得られる効果を説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する(3)または(4)に記載の情報処理装置。
(6) 前記利用状況データ取得、解析部は、
前記ユーザ機器から、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して記憶部に格納し、記憶部格納データに基づく解析処理を実行する(1)〜(5)いずれかに記載の情報処理装置。
(7) 前記利用状況データ取得、解析部は、
前記ユーザ機器から、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして記憶部に格納する処理を実行する構成であり、
前記利用状況データ取得、解析部は、
前記ユーザ機器利用状況データに改ざん防止処理を施して前記記憶部に格納する(1)〜(6)いずれかに記載の情報処理装置。
(8) 前記情報処理装置は、さらに、
故障予測解析処理実行部を有し、
前記故障予測解析処理実行部は、
前記利用状況データ取得、解析部が取得したユーザ機器利用状況データに基づいて、故障発生確率が高いと推定されるユーザ機器を検出し、
検出されたユーザ機器に対して、対応案を通知する(1)〜(7)いずれかに記載の情報処理装置。
(9) 前記故障予測解析処理実行部は、
前記対応案として、
(a)利用改善提案を受ける、
(b)修理依頼を行う、
(c)機器、またはモジュール交換を行なう、
上記(a)〜(c)の少なくともいずれかを含む対応案を通知する(8)に記載の情報処理装置。
(10) ユーザ機器から、(a)利用改善提案を受けるとの応答を受信した場合、
前記メッセージ生成部は、
ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する(9)に記載の情報処理装置。
(11) ユーザ機器から、(b)修理依頼を行うとの応答を受信した場合、
前記故障予測解析処理実行部は、
外部サーバから、ユーザ機器利用状況データに基づく修理費用見積もりを受信し、見積もり結果をユーザ機器に通知する(9)または(10)に記載の情報処理装置。
(12) ユーザ機器から、(c)機器、またはモジュール交換を行なうとの応答を受信した場合、
前記情報処理装置のマーケットプレイス管理部は、
ユーザ機器利用状況データに基づいて、ユーザ機器や、ユーザ機器を構成するモジュール単位の売買価格を推定する処理を実行する(9)〜(11)いずれかに記載の情報処理装置。
(13) 前記マーケットプレイス管理部は、
情報処理装置の記憶部から取得したユーザ機器利用状況データに基づいて、故障発生率と、残存態様年数を推定するモデル(機械学習モデル)を更新する処理を実行する(12)に記載の情報処理装置。
(14) 前記マーケットプレイス管理部は、
情報処理装置の記憶部から取得したユーザ機器利用状況データと、売却予定機器、またはモジュールの在庫状況に基づいて、売却予定機器、またはモジュールの売買価格を推定するモデル(機械学習モデル)を更新し、更新したモデルを利用してユーザ機器や、ユーザ機器を構成するモジュール単位の売買価格を推定する処理を実行する(12)または(13)に記載の情報処理装置。
(15) ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバを有する情報処理システムであり、
前記ユーザ機器は、
前記ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして前記ユーザ機器管理サーバに送信し、
前記ユーザ機器管理サーバは、
前記ユーザ機器から前記ユーザ機器利用状況データを取得、解析して利用改善ポイントを検出し、検出した利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する情報処理システム。
(16) 前記ユーザ機器管理サーバは、
前記メッセージ送信後の前記ユーザ機器利用状況データを解析し、
送信メッセージに従った利用改善処理が実行されているか否かを判定し、
前記ユーザ機器が、前記送信メッセージに従った利用改善処理を実行していないと判定した場合、送信済みメッセージと異なるメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する(15)に記載の情報処理システム。
(17) 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
利用状況データ取得、解析部が、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析して利用改善ポイントを検出するステップと、
メッセージ生成部が、
前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成して、前記ユーザ機器に送信する情報処理方法。
(18) ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバを有する情報処理システムにおいて実行する情報処理方法であり、
前記ユーザ機器が、
前記ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして前記ユーザ機器管理サーバに送信し、
前記ユーザ機器管理サーバが、
前記ユーザ機器から前記ユーザ機器利用状況データを取得、解析して利用改善ポイントを検出し、検出した利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する情報処理方法。
(19) 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
利用状況データ取得、解析部に、
ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析させて、利用改善ポイントを検出させるステップと、
メッセージ生成部に、
前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成させて前記ユーザ機器に送信させるプログラム。
明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本開示の一実施例の構成によれば、ユーザ機器からユーザ機器利用状況データを受信、解析してユーザ機器の長寿命化を図る利用改善ポイントを説明するメッセージを生成してユーザ機器に送信する。本構成により、ユーザ機器の故障発生率を低減させ、長寿命化を実現することが可能となる。
具体的には、例えば、ユーザ機器は、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとしてユーザ機器管理サーバに送信する。ユーザ機器管理サーバは、ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析し、ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、通信部を介してユーザ機器に送信する。
本構成により、ユーザ機器の故障発生率を低減させ、長寿命化を実現することが可能となる。
10 ユーザ機器
20 ユーザ機器管理サーバ
30 外部サーバ
111,121 制御部
112,122 操作部
113,123 出力部
114,124 通信部
115,125 センサー部
116,126 記憶部
117,127 モジュールA
118,128 モジュールB
119,129 モジュールC
201 制御部
202 通信部
203 記憶部
204 利用状況データ取得、解析部
205 メッセージ生成部
206 故障予測解析処理実行部
207 マーケットプレイス管理部
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 バス
305 入出力インタフェース
306 入力部
307 出力部
308 記憶部
309 通信部
310 ドライブ
311 リムーバブルメディア

Claims (19)

  1. ユーザ機器からユーザ機器利用状況データを取得し、解析する利用状況データ取得、解析部と、
    ユーザ機器に送信するメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    通信部を有し、
    前記利用状況データ取得、解析部は、
    ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データの解析結果に基づいて、利用改善ポイントを検出し、
    前記メッセージ生成部は、
    検出した前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する情報処理装置。
  2. 前記利用状況データ取得、解析部は、
    ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データの解析結果に基づいて、ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを検出し、
    前記メッセージ生成部は、
    ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記利用状況データ取得、解析部は、
    前記メッセージ送信後の前記ユーザ機器利用状況データを解析し、
    送信メッセージに従った利用改善処理が実行されているか否かを判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記利用状況データ取得、解析部が、
    前記ユーザ機器が、前記送信メッセージに従った利用改善処理を実行していないと判定した場合、
    前記メッセージ生成部は、
    送信済みのメッセージと異なるメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記利用状況データ取得、解析部が、
    前記ユーザ機器が、前記送信メッセージに従った利用改善処理を実行していると判定した場合、
    前記メッセージ生成部は、
    前記送信メッセージに従った利用改善処理によって得られる効果を説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記利用状況データ取得、解析部は、
    前記ユーザ機器から、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して記憶部に格納し、記憶部格納データに基づく解析処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記利用状況データ取得、解析部は、
    前記ユーザ機器から、ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして記憶部に格納する処理を実行する構成であり、
    前記利用状況データ取得、解析部は、
    前記ユーザ機器利用状況データに改ざん防止処理を施して前記記憶部に格納する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、さらに、
    故障予測解析処理実行部を有し、
    前記故障予測解析処理実行部は、
    前記利用状況データ取得、解析部が取得したユーザ機器利用状況データに基づいて、故障発生確率が高いと推定されるユーザ機器を検出し、
    検出されたユーザ機器に対して、対応案を通知する請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記故障予測解析処理実行部は、
    前記対応案として、
    (a)利用改善提案を受ける、
    (b)修理依頼を行う、
    (c)機器、またはモジュール交換を行なう、
    上記(a)〜(c)の少なくともいずれかを含む対応案を通知する請求項8に記載の情報処理装置。
  10. ユーザ機器から、(a)利用改善提案を受けるとの応答を受信した場合、
    前記メッセージ生成部は、
    ユーザ機器の長寿命化、または故障発生可能性を低減させるための利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記通信部を介してユーザ機器に送信する請求項9に記載の情報処理装置。
  11. ユーザ機器から、(b)修理依頼を行うとの応答を受信した場合、
    前記故障予測解析処理実行部は、
    外部サーバから、ユーザ機器利用状況データに基づく修理費用見積もりを受信し、見積もり結果をユーザ機器に通知する請求項9に記載の情報処理装置。
  12. ユーザ機器から、(c)機器、またはモジュール交換を行なうとの応答を受信した場合、
    前記情報処理装置のマーケットプレイス管理部は、
    ユーザ機器利用状況データに基づいて、ユーザ機器や、ユーザ機器を構成するモジュール単位の売買価格を推定する処理を実行する請求項9に記載の情報処理装置。
  13. 前記マーケットプレイス管理部は、
    情報処理装置の記憶部から取得したユーザ機器利用状況データに基づいて、故障発生率と、残存態様年数を推定するモデル(機械学習モデル)を更新する処理を実行する請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記マーケットプレイス管理部は、
    情報処理装置の記憶部から取得したユーザ機器利用状況データと、売却予定機器、またはモジュールの在庫状況に基づいて、売却予定機器、またはモジュールの売買価格を推定するモデル(機械学習モデル)を更新し、更新したモデルを利用してユーザ機器や、ユーザ機器を構成するモジュール単位の売買価格を推定する処理を実行する請求項12に記載の情報処理装置。
  15. ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバを有する情報処理システムであり、
    前記ユーザ機器は、
    前記ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして前記ユーザ機器管理サーバに送信し、
    前記ユーザ機器管理サーバは、
    前記ユーザ機器から前記ユーザ機器利用状況データを取得、解析して利用改善ポイントを検出し、検出した利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する情報処理システム。
  16. 前記ユーザ機器管理サーバは、
    前記メッセージ送信後の前記ユーザ機器利用状況データを解析し、
    送信メッセージに従った利用改善処理が実行されているか否かを判定し、
    前記ユーザ機器が、前記送信メッセージに従った利用改善処理を実行していないと判定した場合、送信済みメッセージと異なるメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する請求項15に記載の情報処理システム。
  17. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    利用状況データ取得、解析部が、
    ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析して利用改善ポイントを検出するステップと、
    メッセージ生成部が、
    前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成して、前記ユーザ機器に送信する情報処理方法。
  18. ユーザ機器と、ユーザ機器管理サーバを有する情報処理システムにおいて実行する情報処理方法であり、
    前記ユーザ機器が、
    前記ユーザ機器に装着されたセンサーの検出情報の時系列データを取得して、ユーザ機器利用状況データとして前記ユーザ機器管理サーバに送信し、
    前記ユーザ機器管理サーバが、
    前記ユーザ機器から前記ユーザ機器利用状況データを取得、解析して利用改善ポイントを検出し、検出した利用改善ポイントを説明するメッセージを生成し、生成したメッセージを、前記ユーザ機器に送信する情報処理方法。
  19. 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
    利用状況データ取得、解析部に、
    ユーザ機器から受信するユーザ機器利用状況データを解析させて、利用改善ポイントを検出させるステップと、
    メッセージ生成部に、
    前記利用改善ポイントを説明するメッセージを生成させて前記ユーザ機器に送信させるプログラム。
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