JP2021108750A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】体腔内での良好な押し込み性を維持しつつ、中空シャフトとコアワイヤとの接合強度を向上させることが可能なカテーテルの提供を目的とする。【解決手段】カテーテル1は、第1の樹脂層111と、第1の樹脂層111の内周に設けられた第2の樹脂層112と、を含む複数の樹脂層が積層された中空シャフト11と、中空シャフト11の内周に接合され、少なくとも1つの貫通孔21hを有するコアワイヤ21と、を備え、第2の樹脂層112を構成する樹脂112mの溶融粘度は、第1の樹脂層111を構成する樹脂111mの溶融粘度よりも小さく、第2の樹脂層112の一部が貫通孔21h内に侵入している。【選択図】図1B

Description

本発明は、カテーテルに関する。
コアワイヤの先端部に中空円筒形状の部材が取り付けられたカテーテルとして、例えば、ガイドエクステンションカテーテルなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述したカテーテルでは、コアワイヤとして基端シャフト、中空円筒形状の部材として先端シースが用いられ、先端シースは長さ方向に沿って硬さが異なるポリマーを用いて形成されている。上記基端シャフトと先端シースとは、穴が設けられた湾曲板状の結合部材を介して接合されている。
国際公開第2014/022310号
しかしながら、上述したような従来の技術では、先端シースの硬さが長さ方向に沿って異なっている。このため、先端シースの硬い部位では開口部へのポリマーの侵入不足により先端シースとコアワイヤとの接合強度が低下し、柔らかな部位では体腔内に押し込む際に先端シース自身が変形する(押し込み性が低下する)虞がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、体腔内での良好な押し込み性を維持しつつ、中空シャフトとコアワイヤとの接合強度を向上させることが可能なカテーテルを提供することにある。
本開示のいくつかの態様は、
(1)第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層の内周に設けられた第2の樹脂層と、を含む複数の樹脂層が積層された中空シャフトと、
前記中空シャフトの内周に接合され、少なくとも1つの貫通孔を有するコアワイヤと、を備え、
前記第2の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度は、前記第1の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度よりも小さく、
前記第2の樹脂層の一部が前記貫通孔内に侵入しているカテーテル、
(2)前記第1の樹脂層を構成する樹脂の硬さは、前記第2の樹脂層を構成する樹脂の硬さよりも大きい、前記(1)に記載のカテーテル、
(3)前記貫通孔の開口面積は、前記中空シャフトの径方向内側に向かって小さくなる、前記(1)または(2)に記載のカテーテル、および
(4)前記第1の樹脂層の一部が、前記貫通孔内に侵入している、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載のカテーテル、である。
なお、本明細書において、「溶融粘度」とは、溶融した熱可塑性樹脂の流動性の指標であり、具体的には、JIS K7210−1(2014)に規定の「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方−第1部:標準的試験方法」を用いて測定したメルトマスフローレイト(MFR:Melt Mass−Flow Rate)を指す。「硬さ」とは、JIS Z2246(2000)に規定の「ショア硬さ試験−試験方法」を用いて測定したショアA硬さを意味する。
本発明は、体腔内での良好な押し込み性を維持しつつ、中空シャフトとコアワイヤとの接合強度を向上させることが可能なカテーテルを提供することができる。
第1の実施形態を示す概略的断面図である。 図1Aの一部を拡大して示す概略的断面図である。 図1Aのコアワイヤの一部を拡大して示す概略的平面図である。 図1Aのカテーテルが他のカテーテルの先端部に収納された状態を示す概略的断面図である。 図3Aのカテーテルが他のカテーテルの先端から進出した状態を示す概略的断面図である。 図1Aのカテーテルが他の医療用デバイス外周の特定部を被覆した状態を示す概略的側面図である。 図4Aの他の医療用デバイス外周の特定部を開放した状態を示す概略的側面図である。 第2の実施形態の一部を拡大して示す概略的断面図である。 第3の実施形態の一部を拡大して示す概略的断面図である。 第4の実施形態の一部を拡大して示す概略的断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す一部拡大概略的断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す一部拡大概略的断面図である。
以下、第1〜第4の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。なお、各図面に示したカテーテルの寸法は、実施内容の理解を容易にするために示した寸法であり、実際の寸法に対応するものではない。また、一部拡大概略的断面図は、中空シャフトとコアワイヤとの接合部を含む部位のみ図示している。
なお、本明細書において、「先端側」とは、体内に挿入される遠位方向を意味し、例えば、図1Aにおけるカテーテルの図示左方向を指す。「基端側」とは、先端側とは反対の方向を指す。
<カテーテル(1)>
カテーテル(1)は、第1の樹脂層と、上記第1の樹脂層の内周に設けられた第2の樹脂層と、を含む複数の樹脂層が積層された中空シャフトと、上記中空シャフトの内周に接合され、少なくとも1つの貫通孔を有するコアワイヤと、を備え、上記第2の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度は、上記第1の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度よりも小さく、上記第2の樹脂層の一部が上記貫通孔内に侵入していることを特徴とする。以下、カテーテル(1)に関する第1および第2の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、カテーテルの第1の実施形態を示す概略的断面図である。当該カテーテル1は、図1A、図1Bに示すように、概略的に、中空シャフト11と、コアワイヤ21とにより構成されている。なお、図1Aには、コアワイヤ21の先端よりも先端側における樹脂層の内周面上に、中空シャフト11を補強するための金属製の編組体31、および編組体31を覆う被膜41が合わせて図示されている。
中空シャフト11は、第1の樹脂層と第2の樹脂層とを含む複数の樹脂層が積層された中空円筒状の部材である。中空シャフト11は、具体的には、例えば、最も外周に位置する第1の樹脂層111と、第1の樹脂層111の内周に設けられ第1の樹脂層111に内接する第2の樹脂層112と、からなる2つの樹脂層で構成することができる。
第2の樹脂層112を構成する樹脂(以下、「第2の樹脂112m」ともいう)の溶融粘度は、第1の樹脂層111を構成する樹脂(以下、「第1の樹脂111m」ともいう)の溶融粘度よりも小さくなるように構成されている。
なお、第1の樹脂層111を構成する樹脂の硬度は、第2の樹脂層112を構成する樹脂の硬度よりも大きくなるように構成されていることが好ましい。これにより、中空シャフト11の強度が向上し、中空シャフト11をコアワイヤ21(後述)で押したときに中空シャフト11が曲がるのを防止し、中空シャフト11の押し込み性をより向上することができる。
第1および第2の樹脂111m,112mとしては、それぞれ、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、シリコーン、フッ素樹脂等の中から、樹脂の溶融粘度や硬さが上記関係を満たすように選択することができる。
第1および第2の樹脂111m,112mの組み合わせとしては、溶融粘度や硬さに応じ、例えば、上記樹脂のうちの2種の樹脂を組み合わせてもよく、同種の樹脂を組み合わせてもよい。同種の樹脂を組み合わせる場合、グレードの異なる樹脂を使用することで、第1および第2の樹脂の溶融粘度や硬さを調整することができる。
コアワイヤ21は、中空シャフト11の内周に接合され、少なくとも1つの貫通孔を有する部材である。コアワイヤ21は、具体的には、例えば、断面が略円形な長手形状の本体部21bと、この本体部21bの先端から延設された薄板状の先端部21tとを有し、先端部21tがその厚み方向(中空シャフト11の径方向)に貫通する複数の貫通孔21hを具備するように構成することができる。コアワイヤ21は、例えば、本体部21bが中空シャフト11の基端側の外部に位置し、先端部21tの先端が中空シャフト11の長軸方向における中途に位置するように配置することができる。本実施形態におけるコアワイヤ21の先端部21tは、図2に示すように、コアワイヤ21の長軸方向に沿って2列の貫通孔21hが配設されている。コアワイヤ21の基端には、術者が把持可能なハンドル(不図示)が接続されていてもよい。
コアワイヤ21を構成する材料は、体腔内において中空シャフト11を確実に押し込める程度の剛性を有していることが好ましい。コアワイヤ21を構成する材料としては、例えば、SUS304などのステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金などの金属材料等が挙げられる。
ここで、上述した第2の樹脂層112(第2の樹脂112m)の一部は、貫通孔21h内に侵入するように構成されている。すなわち、貫通孔21hに臨む第2の樹脂層112の径方向内側の端部112aは、貫通孔21hの径方向外側の端部21cよりも中空シャフト11の中心軸に近くなるように配置されている。なお、上記第2の樹脂層112の一部は、貫通孔21hの内壁21wに密着するように侵入していることが好ましく、貫通孔21hの内壁21w全体に密着するように侵入していることがより好ましい。
なお、貫通孔21hに侵入した第2の樹脂層112の径方向内側の端部112aは、コアワイヤ21の表面21a(中空シャフト11の中心軸に最も近い面)から上記中心軸に方向に突出していないことが好ましい。また、第2の樹脂層112の径方向内側の端部112aは、コアワイヤ21の表面21aから突出せず、かつ表面21aと連続する同一の面を構成されていることも好ましい。このような第2の樹脂層112の端部112aの形状は、例えば、貫通孔21hの上記中心軸側の端部を閉塞した状態で、貫通孔21hに第2の樹脂層112を侵入させたり、第2の樹脂層112を貫通孔21hに侵入させた後、突出した部位をリーマ等により除去することで得ることができる。
これにより、例えば、中空シャフト11の内腔をその長軸方向に沿って移動する医療用デバイス(例えば、ガイドワイヤなど)が、貫通孔21hに引っ掛かるのを防止することができ、上記医療用デバイスを円滑に進退させることができる。
貫通孔21hの開口面積は、中空シャフト11の径方向内側に向かって小さくなっていることが好ましい。このような貫通孔21hの形状としては、例えば、漏斗形状等が挙げられる。これにより、第2の樹脂層112の一部を貫通孔21hに容易かつ確実に侵入させることができ、中空シャフト11とコアワイヤ21との接合強度をより向上させることができる。
また、貫通孔21hの開口端周縁部の少なくとも一部には、中空シャフト11の側(中空シャフト11の径方向外側)に突き出る突出部21pを設けることができる。このように突出部21pを設けることで、突出部21pが中空シャフト11(例えば、第2の樹脂層112等)に食い込むため、中空シャフト11とコアワイヤ21との接合強度をより高めることができる。突出部21pは、例えば、貫通孔21hの開口端周縁部の全体に亘って環状に形成することができる。これにより、突出部21pが中空シャフト11により食い込む分、中空シャフト11とコアワイヤ21との接合強度をさらに高めることができる。
次に、当該カテーテル1の製造方法について説明する。当該カテーテル1は、例えば、所定形状に成形された中空シャフト11およびコアワイヤ21を用い、これらの部材どうしを加熱圧着することで製造することができる。加熱する温度は、貫通孔21hへの樹脂層111m,112mの侵入容易性向上の観点から、例えば、ガラス転移点以上であることが好ましい。圧着する圧力は、貫通孔21hへの樹脂の侵入状態に応じて適宜調整することができる。
次に、当該カテーテル1の使用態様について説明する。例えば、当該カテーテル1を延長用のデバイスとして用いる場合、当該カテーテル1の中空シャフト11を他のカテーテル8の内腔8h内に配置し(図3A参照)、必要に応じてコアワイヤ21を矢示方向に押し込むことで中空シャフト11を他のカテーテル8の先端から進出させたり(図3B参照)、コアワイヤ21を引っ張ることで中空シャフト11を他のカテーテル8の内腔8h内に収納させる。
また、当該カテーテル1を被覆用のデバイスとして用いる場合、必要に応じてコアワイヤ21を矢示方向に押し込むことで中空シャフト11を進出させて他の医療用デバイス9の開口部9sを閉塞したり(図4A参照)、コアワイヤ21を引っ張ることで中空シャフト11を後退させて上記他の医療用デバイス9の開口部9sを開放する(図4B参照)。
このように、当該カテーテル1は、コアワイヤ21を操作することで体腔内にて中空シャフト11を進退させることができる。このため、当該カテーテル1を他のデバイス(他のカテーテル;ガイドワイヤ捕獲デバイス、ステントデリバリーデバイス、バルーンカテーテル、内視鏡などの他の医療用デバイス)と併用することで、例えば、他のカテーテルの先端を実質的に延長可能な延長用のデバイス、他の医療用デバイスの外周を開閉可能に覆う被覆用のデバイスとして好適に用いることができる。
以上のように、当該カテーテル1は、上記構成であるので、第2の樹脂層112を貫通孔21hに容易かつ確実に侵入させることができ、体腔内での良好な押し込み性を維持しつつ、中空シャフト11とコアワイヤ21との接合強度を向上させることができる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態の一部を拡大して示す概略的断面図である。当該カテーテル2は、図5に示すように、概略的に、中空シャフト12と、コアワイヤ21とにより構成されている。当該カテーテル2は、中空シャフト12を備えている点で、第1の実施形態と異なっている。なお、コアワイヤ21は、第1の実施形態のものと同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、以下に示す構成以外の構成は、第1の実施形態のものと同様であるのでその説明を省略する。
中空シャフト12は、第1の樹脂層と、第1の樹脂層の内周に設けられた第2の樹脂層と、を含む複数の樹脂層が積層された中空円筒状の部材である。第2の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度は、第1の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度よりも小さくなるように構成されている。また、第2の樹脂層の一部は、貫通孔内に侵入している。
本実施形態の中空シャフト12は、第2の樹脂層122(第2の樹脂122m)の一部と共に第1の樹脂層121(第1の樹脂121m)の一部が貫通孔21h内に侵入するように構成されている。すなわち、貫通孔21hに臨む第1の樹脂層121の径方向内側の端部121aは、貫通孔21hの径方向外側の端部21cよりも中空シャフト12の中心軸に近くなるように配置されている。
なお、当該カテーテル2の第2の樹脂層122には、突出部21pが食い込んでいる。このため、中空シャフト12とコアワイヤ21との接合強度をより高めることができる。
以上のように、当該カテーテル2は、上記構成であるので、第2の樹脂122mの溶融粘度よりも大きい溶融粘度を有する第1の樹脂121mが貫通孔21hに侵入している分、体腔内での中空シャフト12の押し込み性を向上することができる。
<カテーテル(2)>
カテーテル(2)は、樹脂層を含む中空シャフトと、中空シャフトの内周に接合され、少なくとも1つの貫通孔を有するコアワイヤと、を備え、貫通孔の開口面積は、中空シャフトの径方向内側に向かって小さくなっており、樹脂層の一部が貫通孔内に侵入していることを特徴とする。以下、カテーテル(2)に関する第3および第4の実施形態について説明する。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態の一部を拡大して示す概略的断面図である。当該カテーテル3は、図6に示すように、概略的に、中空シャフト13と、コアワイヤ21とにより構成されている。当該カテーテル3は、中空シャフト13を備えている点で、第1の実施形態と異なっている。なお、コアワイヤ21は、第1の実施形態のものと同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、以下に示す構成以外の構成は、第1の実施形態のものと同様であるのでその説明を省略する。
中空シャフト13は、樹脂層を含む中空円筒状の部材である。中空シャフト13は、具体的には、例えば、1種類の樹脂で形成された1つの樹脂層131で構成することができる。
樹脂層131を構成する樹脂131mとしては、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、シリコーン、フッ素樹脂等が挙げられる。
ここで、樹脂層131(樹脂131m)の一部は、コアワイヤ21の貫通孔21h内に侵入するように構成されている。すなわち、貫通孔21hに臨む樹脂層131の径方向内側の端部131aは、貫通孔21hの径方向外側の端部21cよりも中空シャフト13の中心軸に近くなるように配置されている。
また、当該カテーテル3の樹脂層131には、突出部21pが食い込んでいる。このため、中空シャフト13とコアワイヤ21との接合強度をより高めることができる。
なお、樹脂層131の一部は、貫通孔21hの内壁21wに密着するように侵入していることが好ましく、貫通孔21hの内壁21w全体に密着するように侵入していることがより好ましい。また、貫通孔21hに侵入した樹脂層131の径方向内側の端部131aは、コアワイヤ21の表面21a(中空シャフト13の中心軸に最も近い面)から上記中心軸に方向に突出していないことが好ましい。また、樹脂層131の径方向内側の端部131aは、コアワイヤ21の表面21aと連続する同一の面を構成することも好ましい。
以上のように、当該カテーテル3は、上記構成であるので、貫通孔21hの開口面積が中空シャフト13の径方向内側に向かって小さくなっている分、樹脂層131を構成する樹脂131mの一部を貫通孔21hに容易かつ確実に侵入させることができ、中空シャフト13とコアワイヤ21との接合強度を高めることができる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態の一部を拡大して示す概略的断面図である。当該カテーテル4は、図7に示すように、概略的に、中空シャフト14と、コアワイヤ21とにより構成されている。当該カテーテル4は、中空シャフト14を備えている点で、第3の実施形態と異なっている。なお、コアワイヤ21は、第3の実施形態のものと同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。また、以下に示す構成以外の構成は、第3の実施形態のものと同様であるのでその説明を省略する。
中空シャフト14は、樹脂層を含む中空円筒状の部材である。当該カテーテル4の樹脂層は、第1の樹脂層141と、第1の樹脂層141の内周に設けられた第2の樹脂層142と、を含む複数の樹脂層から構成されており、第2の樹脂層142を構成する樹脂142mの溶融粘度は、第1の樹脂層141を構成する樹脂141mの溶融粘度よりも大きくなるように構成されている。
第1および第2の樹脂141m,142mとしては、それぞれ、例えば、第1の実施形態において例示した第1および第2の樹脂111m,112mの中から、樹脂の溶融粘度が上記関係を満たすように選択することができる。
第1および第2の樹脂141m,142mの組み合わせとしては、溶融粘度に応じ、例えば、上記樹脂のうちの2種の樹脂を組み合わせてもよく、同種の樹脂を組み合わせてもよい。同種の樹脂を組み合わせる場合、グレードの異なる樹脂を使用することで、第1および第2の樹脂141m,142mの溶融粘度を調整することができる。
また、上述した第2の樹脂層142(第2の樹脂142m)の一部は、貫通孔21h内に侵入するように構成されている。すなわち、貫通孔21hに臨む第2の樹脂層142の径方向内側の端部142aは、貫通孔21hの径方向外側の端部21cよりも中空シャフト14の中心軸に近くなるように配置されている。
また、当該カテーテル4の第2の樹脂層142には、突出部21pが食い込んでいる。このため、中空シャフト14とコアワイヤ21との接合強度をより高めることができる。
以上のように、当該カテーテル4は、上記構成であるので、樹脂142mの溶融粘度が第1の樹脂141mの溶融粘度よりも大きい分、貫通孔21h内に存する第2の樹脂142mが貫通孔21hから抜け難く、中空シャフト14とコアワイヤ21との接合強度を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した第1および第2の実施形態では、貫通孔21hの開口面積が中空シャフト11,12の径方向内側に向かって小さくなっているコアワイヤ21を備えたカテーテル1,2について説明した。しかしながら、カテーテル(1)においては、貫通孔210hの開口面積は、コアワイヤ210の厚み方向全体に亘って一定(貫通孔210hが円柱状)であってもよい(図8Aのカテーテル101参照)。また、貫通孔220hの開口面積は、コアワイヤ220の厚み方向における中空シャフト11の径方向内側に向かって大きくなっていてもよい(図8Bのカテーテル102参照)。
また、上述した実施形態では、編組体31および被膜41が設けられたカテーテルについて説明した。しかしながら、当該カテーテルは、編組体31および被膜41を有しないものであってもよい。
1〜4,101,102 カテーテル
11〜14 中空シャフト
111,121,131,141 第1の樹脂層
112,122,142 第2の樹脂層
21,210,220 コアワイヤ
21h,210h,220h 貫通孔

Claims (4)

  1. 第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層の内周に設けられた第2の樹脂層と、を含む複数の樹脂層が積層された中空シャフトと、
    前記中空シャフトの内周に接合され、少なくとも1つの貫通孔を有するコアワイヤと、を備え、
    前記第2の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度は、前記第1の樹脂層を構成する樹脂の溶融粘度よりも小さく、
    前記第2の樹脂層の一部が前記貫通孔内に侵入しているカテーテル。
  2. 前記第1の樹脂層を構成する樹脂の硬さは、前記第2の樹脂層を構成する樹脂の硬さよりも大きい、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記貫通孔の開口面積は、前記中空シャフトの径方向内側に向かって小さくなる、請求項1または請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記第1の樹脂層の一部が、前記貫通孔内に侵入している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカテーテル。
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