JP2021107212A - 車両の車外保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車外の人についての保護を改善する。【解決手段】車両1の車外保護装置10は、車両1の車体2の外面に重ねて展開される袋体21とインフレータ20とを有する車外エアバッグ装置17と、接触を予測または検出する衝突検出部14と、接触が予測または検出された場合に車外エアバッグ装置17を展開する制御部18と、を有する。袋体21は、袋体21の内面に設けられる凹凸形成部材22と、袋体21が展開した状態において袋体21の内部において掛け渡されるように、凹凸形成部材22に接続されるテザー23と、を有する。凹凸形成部材22は、袋体21が展開した状態においてテザー23に作用するテンションにより袋体21の表面に凸部を形成する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の車外保護装置に関する。
車両の車外の道路などには、他の移動体、歩行者、サイクリスト、ライダー、などがいる。車両は、自ら走行中に、または駐停車中に、これら車外の人などと衝突する可能性がある。このため、車両では、車外保護装置を設けることが考えられている(特許文献1)。
特開2017−178205号公報
ところで、車両では、特許文献1のようにボンネットフードを可動させるのではなく、たとえばボンネットフードの上やフロントガラスやその左右両側部のピラーの前に、車外の人のためのエアバッグを展開することが考えられる。このような車外エアバッグ装置を用いることにより、車外の人についての車体への直接的な衝突を回避することができる。
しかしながら、車外の人についての保護は、これにより十分であるとは必ずしも言えない可能性がある。
車両の車外保護装置では、車外の人についての保護について、さらなる改善を図ることが望ましい。
本発明の一形態に係る車両の車外保護装置は、車両の車体の外面に重ねて展開される袋体、および前記袋体を展開するインフレータ、有する車外エアバッグ装置、を有し、前記袋体は、前記袋体の内面に設けられる凹凸形成部材と、前記袋体が展開した状態において前記袋体の内部において掛け渡されるように、前記凹凸形成部材に接続されるテザーと、を有し、前記凹凸形成部材は、前記袋体が展開した状態において前記テザーに作用するテンションにより前記袋体の表面に凸部を形成する。
好適には、前記凹凸形成部材は、前記袋体を貫通するように設けられ、前記袋体の内側に突出する内側部分に前記テザーの一端が接続される、とよい。
好適には、前記凹凸形成部材は、中央部分が前記袋体の内面に取り付けられ、前記中央部分から前記車両の前側へ向かって突出する突出部分に前記テザーの一端が接続される、とよい。
好適には、前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーは、他端が前記車体または前記袋体に固定され、前記袋体が最大に展開した状態における前記テザーの固定位置から前記凹凸形成部材についての前記袋体への取付位置までの距離は、前記凹凸形成部材の長さと、前記テザーについての一端から他端までの長さとの和より短い、とよい。
好適には、前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーは、他端が固定され、前記袋体が最大に展開した状態における前記テザーの固定位置から前記凹凸形成部材についての前記袋体への取付位置までの距離は、前記凹凸形成部材の長さと、前記テザーについての一端から他端までの長さとの和より長い、とよい。
好適には、前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーの他端は、前記車体に固定される、とよい。
好適には、前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーの他端は、前記袋体の内面についての前記凹凸形成部材から離間する位置に固定される、とよい。
好適には、前記袋体には、前記テザーを通すためのバンド部が設けられ、前記テザーは、前記バンド部を通して、一端が前記凹凸形成部材に接続され、他端が固定される、とよい。
好適には、前記袋体は、ナイロンその他の樹脂繊維により形成される、とよい。
本発明では、衝突検出部により接触が予測または検出された場合に車外エアバッグ装置を展開する。車外エアバッグ装置は、車両の車体の外面に重ねて袋体を展開する。これにより、車外エアバッグ装置は、車両の車体の外面に重ねて展開する袋体により、車外の人についての車体への直接的な衝突を回避することができる。
しかも、本発明の袋体は、袋体の内面に設けられる凹凸形成部材と、袋体が展開した状態において袋体の内部において掛け渡されるように、凹凸形成部材に接続されるテザーと、を有する。そして、凹凸形成部材は、袋体が最大にまたはその前後の状態に展開した状態においてテザーに作用するテンションにより袋体の表面と交差する方向に延在する。これにより、展開した袋体の表面には、たとえば凹凸形成部材により、凹凸が生じ得る。展開した袋体に対して当たる車外の人は、展開した袋体の上でその表面の凹凸により、袋体に引っかかるような作用を受けて、展開した袋体の上から落ち難くなる。仮にたとえば袋体がその良好な展開性能などを確保するために表面摩擦が高くないナイロンその他の樹脂繊維により形成されていたとしても、その袋体の上から車外の人が落ち難くなる。これにより、展開した袋体により車体への直接的な衝突を回避させた車外の人が、展開した袋体の位置から移動してしまうことを抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の説明図である。 図2は、図1の自動車の車外保護装置のブロック図である。 図3は、図2の制御部による車外保護制御のフローチャートである。 図4は、第一の自動車に衝突した車外の歩行者、サイクリストなどについて想定し得る二次衝突の説明図である。 図5は、本発明の第一実施形態に係る車外エアバッグ装置の展開状態の説明図である。図5において、車外エアバッグ装置の袋体は、最大に展開している。 図6は、凹凸形成部材についての袋体への取付状態と、テザーによる動きとの説明図である。 図7は、第一実施形態に係る車外エアバッグ装置による、車外の人の保護状態の説明図である。 図8は、第一実施形態の変形例に係る袋体についての展開状態の説明図である。 図9は、第一実施形態の変形例に係る凹凸形成部材の説明図である。 図10は、第一実施形態の変形例に係る凹凸形成部材についての袋体への取付状態の説明図である。 図11は、第二実施形態に係る車外エアバッグ装置の説明図である。 図12は、第三実施形態に係る車外エアバッグ装置の説明図である。 図13は、第四実施形態に係る車外エアバッグ装置の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る自動車1の説明図である。
図1(A)は、自動車1の上面図である。図1(B)は、自動車1の左側面図である。
図1には、自動車1とともに、自動車1の外にいる車外の人として歩行者が図示されている。自動車1の外には、この他にもたとえばサイクリスト、ライダー、などが存在することがある。
これらの車外の人は、走行する自動車1の前を横切るように横断したりすることがある。
そして、自動車1は、その前を横切ろうとする人と衝突する可能性がある。
図1の自動車1は、車両の一例である。自動車1は、車体2、を有する。車体2の乗員室3の前には、フロントガラス4が設けられる。フロントガラス4より前の車体2の前部には、ボンネットフード5が開閉可能に設けられる。
図2は、図1の自動車1の車外保護装置10のブロック図である。
図2の車外保護装置10は、ステレオカメラ11、赤外線カメラ12、LiDAR13、加速度センサ14、通信装置15、GPS受信機16、車外エアバッグ装置17、および、これらが接続される制御部18、を有する。これら車外保護装置10の各センサおよび各装置は、不図示の車ネットワークにより、制御部18としてのCPUに接続されてよい。
ステレオカメラ11は、たとえば図1に示すように車室の前部において前向きに配置される。ステレオカメラ11は、車幅方向に並ぶ複数の撮像デバイスを有する。ステレオカメラ11は、複数の撮像デバイスにより撮像される車外の人などを撮像する。ステレオカメラ11は、撮像した車外の人についての車体2を基準とした方向および距離を演算してよい。ステレオカメラ11は、複数の撮像デバイスの撮像画像における被写体である車外の人の位置に基づいて、たとえば三角法などにより、被写体の方向および距離を演算してよい。ステレオカメラ11は、また、時間をずらして撮像した画像中での位置の変化により、被写体の移動の有無、移動方向、移動速度などを演算してよい。
赤外線カメラ12は、たとえばステレオカメラ11と同様に車室の前部において前向きに配置される。赤外線カメラ12は、車外の人などを撮像した赤外線画像を撮像する。
LiDAR13は、たとえば車体2の前部において前向きに配置される。LiDAR13は、前方へ向かって光を照射し、車体2の前方の車外の人による反射光に基づいて、被写体の方向、距離、速度などを取得する。
加速度センサ14は、車体2に設けられる。加速度センサ14に作用する加速度を検出する。車体2が人などの移動体に当たると、加速度センサ14は、通常の走行では生じないような大きな加速度を検出する。この場合、加速度センサ14は、衝突検出を出力してよい。この場合、加速度センサ14は、車体2と他の動体との接触を予測または検出する衝突検出部として機能する。
通信装置15は、無線通信により他の移動体、たとえば他の自動車1や歩行者の他の通信装置15、道路沿いに配置される基地局、などと通信する。通信装置15は、他の通信装置15から、他の移動体の現在位置、移動方向、移動速度などを取得してよい。
GPS受信機16は、GPS衛星などから電波を受信し、自動車1の現在位置、移動速度、などを取得する。
なお、たとえば自動車1の現在位置といった情報は、GPS以外のGNSS受信機による情報や、携帯電話機による情報によるものでもよい。
車外エアバッグ装置17は、自動車1の車体2の外面に重ねて展開される袋体21、袋体21を展開するインフレータ20、を有する。袋体21は、たとえばナイロンその他の樹脂繊維により滑らかな表面に形成されてよい。袋体21は、たとえば図1に示すように、車体2の前部のボンネットフード5の上に展開されてよい。この場合、ボンネットフード5の上に展開される袋体21は、車体2の前に当たる車外の人の上体が車体2の前部へ向かって倒れ込む場合、その上体とボンネットフード5との間で展開する。車体2に当たる車外の人の身体は、ボンネットフード5に直接に当たり難くなる。展開した袋体21が、車外の人の身体の荷重により撓みまたは縮小することにより、身体に対して強い衝撃が作用し難くなる。展開した袋体21は、車外の人に作用する衝撃を吸収することができる。
制御部18は、たとえばCPUである。制御部18は、たとえば、車外エアバッグ装置17に専用のCPUとして自動車1に設けられても、自動車1の車内および車外の保護装置のCPUとして自動車1に設けられてもよい。CPUは、ROMなどのストレージからプログラムを読み込んで実行する。これにより、CPUは、少なくとも車外の人を保護するための車外エアバッグ装置17の制御部18として機能する。車外エアバッグ装置17の制御部18は、ステレオカメラ11、赤外線カメラ12、LiDAR13、加速度センサ14、通信装置15といった衝突検出部から、自動車1の進路上を移動しまたは進路へ向けて移動しようとする歩行者、サイクリスト、ライダーなどの情報を取得する。CPUは、取得した情報に基づいて車外の人との接触が予測または検出される場合、車外エアバッグ装置17の袋体21の展開を制御する。
図3は、図2の制御部18による車外保護制御のフローチャートである。
制御部18は、たとえば自動車1が走行している場合、図3の車外保護制御を繰り返し実行する。制御部18は、たとえば周期的に、または自動車1が新たな情報を取得する度に、図3の車外保護制御を実行してよい。ここで、自動車1が取得する新たな情報には、上述した自動車1の進路上を移動しまたは進路へ向けて移動しようとする歩行者、サイクリスト、ライダーなどの情報であってよいが、これに限定されなくてよい。制御部18は、新たな情報を取得することに基づいて、図3の処理を開始してよい。
ステップST1において、制御部18は、新たに取得した車外の人の情報に基づいて、自動車1の進路に歩行者などがいるか否かを判断する。制御部18は、たとえば、検出されている車外の人の位置が進路上であるか否か、検出されている車外の人の移動方向が進路と交差するか否か、などに基づいて、自動車1の進路に歩行者などがいるか否かを判断してよい。自動車1の進路に歩行者などがいない場合、制御部18は、図3の処理を終了する。自動車1の進路に歩行者などがいる場合、制御部18は、処理をステップST2へ進める。
ステップST2において、制御部18は、自動車1の進路にいる歩行者などとの衝突を予測する。制御部18は、たとえば、歩行者の位置または交差位置へ自動車1が到達するタイミングと、歩行者が到達するタイミングとの時間差が所定値以下であるか否かに基づいて、自動車1の進路にいる歩行者などとの衝突を予測してよい。自動車1の進路にいる歩行者などとの衝突が予測されない場合、制御部18は、図3の処理を終了する。自動車1の進路にいる歩行者などとの衝突が予測される場合、制御部18は、処理をステップST3へ進める。
ステップST3において、制御部18は、自動車1の進路にいる歩行者などとの衝突に対する準備を開始する。制御部18は、たとえば、車外エアバッグ装置17を起動する。車外エアバッグ装置17は、たとえば、点火信号の入力によりインフレータ20が高圧ガスを噴出することができる状態にする。車外エアバッグ装置17は、たとえば袋体21の展開開始位置や展開開始方向が調整可能である場合、予測されている歩行者の衝突部位から袋体21が展開するように、袋体21の展開開始位置や展開開始方向を調整する。
ステップST4において、制御部18は、加速度センサ14の衝突検出の有無に基づいて、予測した歩行者などとの衝突を検出する。加速度センサ14により衝突が検出されている場合、制御部18は、処理をステップST5へ進める。加速度センサ14により衝突が検出されていない場合、制御部18は、処理をステップST6へ進める。
ステップST5において、制御部18は、車外エアバッグを展開する。制御部18は、車外エアバッグ装置17へ点火信号を出力する。車外エアバッグ装置17のインフレータ20は、袋体21へ高圧ガスを噴出する。袋体21は、ボンネットフード5の上に展開される。
ステップST6において、制御部18は、ステップST1の判断の後に新たに取得した情報に基づいて、衝突が回避されたか否かを判断する。制御部18は、たとえば、衝突を予測した車外の人の位置が進路から外れたか否か、検出されている車外の人の移動方向が変化して進路と交差しないようになったか否か、などに基づいて、衝突を予測した歩行者などについての衝突が回避されたか否かを判断してよい。衝突が回避されている場合、制御部18は、図3の処理を終了する。衝突が回避されていない場合、制御部18は、処理をステップST4へ戻す。この場合、制御部18は、衝突が検出または回避されるまで、ステップST4とステップST6の処理を繰り返す。
ところで、このような本実施形態の自動車1では、ボンネットフード5の上に、車外の人のためのエアバッグを展開することができる。このような車外エアバッグ装置17を用いることにより、車外の人についての車体2への直接的な衝突を回避することができる。
しかしながら、車外の人についての保護は、これにより十分であるとは必ずしも言えない可能性がある。
たとえば、展開した袋体21により車体2への直接的な衝突を回避させた後、その車外の人が、展開した袋体21の上から移動してボンネットフード5から落ちてしまう可能性が考えられる。車外の人が自動車1の横へ落ちた場合には、隣接する車線を走行する他の自動車1などに二次衝突してしまう可能性がある。
図4は、第一の自動車30に衝突した車外の歩行者、サイクリストなどについて想定し得る二次衝突の説明図である。
図4には、車外の歩行者と、歩行者と衝突した第一の自動車30と、第一の自動車30の横を通過しようとしている第二の自動車31とが図示されている。
第一の自動車30と衝突した歩行者は、当初は、ボンネットフード5の上に展開する袋体21の上に乗ると考えられる。その後、衝突した歩行者は、たとえば、袋体21の上を後へ向かって滑る可能性がある。この場合、衝突した歩行者は、フロントガラス4の前に展開されている他の袋体21に当たり、その位置において停止できる可能性がある。その一方で、衝突した歩行者は、自動車1の直前を横切るように移動していたことなどにより、ボンネットフード5の上に展開する袋体21の上に乗った後に、斜め後方へ移動する可能性がある。この場合において、車幅方向への動きが大きい場合、衝突した歩行者は、ボンネットフード5の上から、第一の自動車30の横へ落下する可能性がある。第二の自動車31が、第一の自動車30の横を通過しようとしている場合、落下した歩行者はさらに第二の自動車31に当たる可能性がある。
このように、自動車1の車外保護装置10では、車外の人についての保護についてさらなる改善を図ることが望ましい。
図5は、本発明の第一実施形態に係る車外エアバッグ装置17の展開状態の説明図である。図5(A)において、車外エアバッグ装置17の袋体21は、最大に展開している。
車外エアバッグ装置17において、インフレータ20は、車体2の前面に設けられている。袋体21は、車体2の前面から後方へ向けて展開する形状に形成されている。車体2の前面から後方へ向けて展開した袋体21は、ボンネットフード5の上に展開する。
また、図5の車外エアバッグ装置17は、袋体21の内部に、複数の凹凸形成部材22と、複数のテザー23と、を有する。
複数の凹凸形成部材22は、ボンネットフード5の上に展開した状態の袋体21の上面に離散的に配列して設けられる。ボンネットフード5の上に展開した状態の袋体21の上面は、歩行者などの他の動体が接触する面である。
凹凸形成部材22は、略棒形状を有する。凹凸形成部材22は、袋体21の内面に取り付けて設けられる。略棒形状の凹凸形成部材22の先端は、袋体21を貫通して袋体21の外へ突出する。
テザー23は、凹凸形成部材22についての袋体21の内側に突出する内側部分に一端が接続される。テザー23の他端は、車体2に固定される。ここでは、インフレータ20についての車体2への取付位置である、車体2の前面に固定される。
そして、図5(B)の模式的な展開状態において示すように、袋体21が最大に展開した状態におけるテザー23の固定位置から凹凸形成部材22についての袋体21への取付位置までの距離Lは、凹凸形成部材22の長さldと、テザー23についての一端から他端までの長さltとの和より短い。
テザー23は、袋体21が展開した状態において、袋体21の内部において車体2と凹凸形成部材22との間に掛け渡される。袋体21が最大に展開した状態において、テザー23は、凹凸形成部材22にテンションを加える。
図6は、凹凸形成部材22についての袋体21への取付状態と、テザー23による動きとの説明図である。
凹凸形成部材22は、図6の点線に示すように、袋体21が最大に展開している状態でテザー23に作用するテンションにより、袋体21に凸部を形成する。袋体21の表面と交差する方向へ延在する姿勢に維持される複数の凹凸形成部材22により、袋体21の表面は、凹凸になる。袋体21は、ナイロンなどの展開性を考慮した素材により、高圧に耐えるように凹凸のない滑らかな局面で展開するように形成されているにもかかわらず、最大に展開した状態においてエアバッグとしての表面は、凹凸になる。
図7は、第一実施形態に係る車外エアバッグ装置17による、車外の人の保護状態の説明図である。
図7(A)は、衝突前の車外エアバッグ装置17の袋体21の展開状態である。袋体21は、車体2の前部から展開を開始して、ボンネットフード5の上に展開する。ボンネットフード5の上に展開した袋体21の上面には、複数の凹凸形成部材22が配列されている。
複数の凹凸形成部材22は、それぞれに接続されているテザー23により、図5および図6に示すように袋体21が最大に展開している状態では、袋体21の上面と交差する方向に延在している。この場合、袋体21の上面では複数の凹凸形成部材22の先端が突出するようになり、袋体21の上面は凹凸な表面となる。
図7(B)は、衝突により車外の人が図7(A)の袋体21の上に倒れ込んだ状態である。
図7(C)は、図7(B)の衝突後の状態である。
そして、図7(A)において複数の凹凸形成部材22は、袋体21の上面において前後左右に複数個ずつで並べて設けられる。歩行者などの車外の人は、図7(B)に示すように、衝突により、このように複数の凹凸形成部材22の先端が突出して凹凸な表面となっている展開した袋体21に対して倒れ込む。その後に、衝突した歩行者は、後方または斜め後方へ移動する可能性がある。しかしながら、袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の表面に突出している複数の凹凸形成部材22の先端に引っかかるようになり、袋体21の上での移動が大きくなり難くなる。後方へ移動しようとしている車外の人には、身体に引っかかる凹凸形成部材22およびテザー23により、車体2の前方または斜め前方へ引くような力が作用し得る。これにより、袋体21へ倒れ込んだ後の車外の人の身体は、ボンネットフード5の上から滑り落ちにくくなり、ボンネットフード5の上に留まり易くなる。
以上のように、本実施形態では、衝突検出部により接触が予測または検出された場合に車外エアバッグ装置17を展開する。車外エアバッグ装置17は、自動車1の車体2の外面に重ねて袋体21を展開する。これにより、車外エアバッグ装置17は、自動車1の車体2の外面に重ねて展開する袋体21により、車外の人についての車体2への直接的な衝突を回避することができる。
しかも、本実施形態の袋体21は、袋体21についての他の動体と接触する部分の内面に取り付けて設けられる複数の凹凸形成部材22と、袋体21が展開した状態において袋体21の内部において掛け渡されるように、複数の凹凸形成部材22のそれぞれに接続される複数のテザー23と、を有する。そして、凹凸形成部材22は、袋体21が最大に展開した状態においてその展開によりまたは加重によりテザー23に作用するテンションにより袋体21の表面に凸部を形成するように立つ。これにより、展開した袋体21の表面には、たとえば表面と交差する方向に延在した状態となる複数の凹凸形成部材22により、凹凸ができる。展開した袋体21に対して当たる車外の人は、展開した袋体21の表面の凹凸により、後方へ移動しようとする際に袋体21に引っかかるような作用を受けて、展開した袋体21の上から落ち難くなる。
仮にたとえば袋体21がその良好な展開性能などを確保するために表面摩擦が高くないナイロンその他の樹脂繊維により形成されていたとしても、その上から車外の人が落ち難くなる。これにより、展開した袋体21により車体2への直接的な衝突を回避させた車外の人が、展開した袋体21の上から移動してしまうことを抑制できる。
なお、図5のように最大に展開した後、袋体21は、不図示の排気弁から高圧ガスを噴き出すため、しぼむ。しぼんだ袋体21においては、テザー23は凹凸形成部材22へテンションを作用させなくなる。このように凹凸形成部材22が表面と交差する方向に延在している期間は一時的であり、継続的ではないため、凹凸形成部材22により乗員の身体を傷つけにくい。
また、袋体21がその展開を開始してから図5のように最大に展開するまでの期間において、テザー23は凹凸形成部材22へテンションを作用させない。袋体21の展開は、凹凸形成部材22やテザー23により阻害され難い。袋体21は、テザー23や凹凸形成部材22の影響を受けることなく、それらが無い場合と同様にスムースに瞬時的に所望の形状へ展開することができる。
特に、本実施形態では、凹凸形成部材22は、袋体21を貫通して先端が袋体21の外へ突出するように設けられ、袋体21の内側に突出する内側部分にテザー23の一端が接続される。これにより、凹凸形成部材22は、テザー23のテンションが作用した状態においても袋体21の内面に取り付けられている状態を維持でき、しかも、その取付位置においてテザー23のテンションにより内面に対して交差する方向に延びて、展開している袋体21の表面を凹凸にすることができる。しかも、凹凸形成部材22の先端が袋体21を貫通して先端が袋体21の外へ突出するので、車外の人は、凹凸形成部材22に対して直接的に引っかかり易くなる。テザー23および凹凸形成部材22により、車外の人を、展開した袋体21の上に維持しようとする性能を向上することができる。
また、凹凸形成部材22と一端が接続されるテザー23は、他端が車体2に固定される。そして、袋体21が最大に展開した状態におけるテザー23の固定位置から凹凸形成部材22についての袋体21への取付位置までの距離は、凹凸形成部材22の長さと、テザー23についての一端から他端までの長さとの和より短い。これにより、エアバッグが最大に展開した状態において、凹凸形成部材22の先端は、その先端が最大に展開した状態において袋体21から外へ突出できる。
なお、上記実施形態では、袋体21が最大に展開した状態において、テザー23のテンションにより凹凸形成部材22が袋体21の表面と交差する方向に延在する。この他にもたとえば、車外の人の荷重が展開している袋体21に対して作用することにより、凹凸形成部材22が袋体21の表面と交差する方向に延在するようにしてもよい。すなわち、凹凸形成部材22は、たとえば袋体21が最大に展開した状態だけではなく、その前後においても車外の人の荷重によりテザー23のテンションが作用して、袋体21の表面と交差する方向に延在してよい。
図8は、第一実施形態の変形例に係る袋体21についての展開状態の説明図である。
図8には、点線で示す袋体21の最大展開状態と、一点鎖線で示す袋体21に対して車外の人の荷重が作用している状態とが示されている。そして、凹凸形成部材22には、最大に展開した後の少ししぼんだ袋体21に対して車外の人の荷重が作用することにより、テザー23のテンションが作用している。このような場合でも、展開した袋体21の表面には、袋体21の表面と交差する方向に延在する状態となる複数の凹凸形成部材22により凹凸ができる。少ししぼんだ袋体21の上に乗る車外の人の身体には、後方へ移動しようとする際に袋体21に引っかかるような作用を受けて、展開した袋体21の上から落ち難くなる。
図9は、第一実施形態の変形例に係る凹凸形成部材22の説明図である。
上述した実施形態の凹凸形成部材22が略棒形状であるのに対し、図9の凹凸形成部材22は略板形状である。そして、略板形状の凹凸形成部材22は、図6に示すように、その先端が袋体21から突出するように、袋体21を貫通して袋体21の内面に取り付けられる。このような略板形状の凹凸形成部材22は、複数で袋体21の上面に配置される。そして、展開したまたはその前後の袋体21においてテザー23のテンションが作用することにより、略板形状の凹凸形成部材22は、袋体21の表面と交差する方向に延在するようになる。袋体21の上に乗る車外の人の身体には、後方へ移動しようとする際に袋体21に引っかかるような作用を受けて、展開した袋体21の上から落ち難くなる。
図10は、第一実施形態の変形例に係る凹凸形成部材22についての袋体21への取付状態の説明図である。
図10において、袋体21の内面にバンド部24が貼り付けられている。そして、凹凸形成部材22の中央部分は、バンド部24により挟まれることにより、袋体21の内面に取り付けられる。凹凸形成部材22の両端部分は、バンド部24から自動車1の前後方向へ突出し、その一方の突出部分にテザー23が接続される。図10では、凹凸形成部材22についてのバンド部24から自動車1の前側へ突出している部分に、テザー23が接続されている。
このように凹凸形成部材22を、袋体21の内面に取り付けても、テザー23のテンションが作用することにより、凹凸形成部材22は、袋体21の表面と交差する方向に延在するようになる。凹凸形成部材22についてのテザー23が接続されている突出部分とは反対側である他端側の突出部分は、袋体21を押し上げる。これにより、展開している袋体21の表面は、凹凸になる。
袋体21に倒れ込んだ車外の人の身体には、後方へ移動しようとする際に袋体21に引っかかるような作用を受けて、展開した袋体21の上から落ち難くなる。
なお、図10では凹凸形成部材22は、バンド部24と袋体21の内面との間に挟み込まれているが、凹凸形成部材22は、接着剤などにより、袋体21の内面に取り付けられてもよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る自動車1の車外保護装置10について説明する。本実施形態では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を使用して図示および説明を省略する。以下の説明では、主に上述した実施形態との相違点について説明する。
図11は、第二実施形態に係る車外エアバッグ装置17の説明図である。
図11(A)には、本実施形態に係る車外エアバッグ装置17と、車外の人とが図示されている。
車外エアバッグ装置17の袋体21の内面には、図11(B)の拡大図に示すように、バンド部34が設けられる。バンド部34は、ボンネットフード5の上に展開した状態において、袋体21の下面に設けられる。複数の凹凸形成部材22に一端が接続される複数のテザー23は、バンド部34を通して、他端が車体2に固定される。なお、バンド部34は、袋体21の下面に貼着したものであっても、袋体21の下面そのものに切れ目などを入れて形成されたものでもよい。
このように本実施形態では、テザー23は、袋体21の下面に設けたバンド部34に通される。これにより、複数の凹凸形成部材22は、袋体21が展開している状態において、上述した実施形態と比べて袋体21の面に対して大きな角度となる。
複数の凹凸形成部材22についての袋体21の面に対する角度が大きくなると、袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の表面に突出している複数の凹凸形成部材22の先端により引っかかり易くなる。袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の上でより移動し難くなり、ボンネットフード5の上により留まり易くなる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る自動車1の車外保護装置10について説明する。本実施形態では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を使用して図示および説明を省略する。以下の説明では、主に上述した実施形態との相違点について説明する。
図12は、第三実施形態に係る車外エアバッグ装置17の袋体21を拡大した説明図である。
車外エアバッグ装置17の袋体21の下面には、バンド部44が設けられる。バンド部44は、袋体21の内面についての凹凸形成部材22から離間する位置に設けられる。バンド部44は、上述した実施形態と同様のものでよい。複数の凹凸形成部材22に一端が接続される複数のテザー23の他端は、袋体21の内面に設けられたバンド部44に固定される。
このように本実施形態では、凹凸形成部材22に一端が接続されるテザー23の他端は、袋体21の下面に設けたバンド部44に固定される。これにより、複数の凹凸形成部材22は、袋体21が展開している状態において、上述した第二実施形態と同様に、袋体21の面に対して大きな角度となる。
複数の凹凸形成部材22についての袋体21の面に対する角度が大きくなると、袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の表面に突出している複数の凹凸形成部材22の先端により引っかかり易くなる。袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の上でより移動し難くなり、ボンネットフード5の上により留まり易くなる。
なお、本実施形態では、複数のテザー23は、袋体21の下面に設けた1つのバンド部44に固定される。この他にもたとえば、複数のテザー23は、袋体21の下面に設けた複数のバンド部44に分けて固定されてもよい。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態に係る自動車1の車外保護装置10について説明する。本実施形態では、上述した実施形態と同様の構成については同一の符号を使用して図示および説明を省略する。以下の説明では、主に上述した実施形態との相違点について説明する。
図13は、第四実施形態に係る車外エアバッグ装置17の展開状態を模式的に示す説明図である。図13(A)において、車外エアバッグ装置17の袋体21は、最大に展開している。
車外エアバッグ装置17において、袋体21は、車体2の前面から後方へ向けて展開する形状に形成されている。車体2の前面から後方へ向けて展開した袋体21は、ボンネットフード5の上に展開する。
また、車外エアバッグ装置17は、袋体21の内部に、複数の凹凸形成部材22と、複数のテザー23と、を有する。図5には、1組の凹凸形成部材22とテザー23とが代表して図示されている。
複数の凹凸形成部材22は、ボンネットフード5の上に展開した状態の袋体21の上面に離散的に配列して設けられる。ボンネットフード5の上に展開した状態の袋体21の上面は、歩行者などの他の動体が接触する面である。
凹凸形成部材22は、略棒形状を有する。凹凸形成部材22は、袋体21の内面に取り付けて設けられる。略棒形状の凹凸形成部材22の先端は、袋体21を貫通して袋体21の外へ突出してよい。
テザー23は、凹凸形成部材22についての袋体21の内側に突出する内側部分に一端が接続される。テザー23の他端は、車体2に固定される。ここでは、袋体21の下面であって、ボンネットフード5の上となる位置に固定されている。
そして、図13(A)の模式的な展開状態において示すように、袋体21が最大に展開した状態におけるテザー23の固定位置から凹凸形成部材22についての袋体21への取付位置までの距離Lは、凹凸形成部材22の長さldと、テザー23についての一端から他端までの長さltとの和より長い。
テザー23は、袋体21が展開した状態において、袋体21の内部において車体2と凹凸形成部材22との間に掛け渡される。
この場合、図5に示す第一実施形態の場合と異なり、袋体21が最大に展開しきる前に、テザー23は、凹凸形成部材22にテンションを加える。
その後、袋体21が最大に展開すると、凹凸形成部材22の先端は、図13(B)に示すように、袋体21の外面から内側へ埋没した状態となる。
凹凸形成部材22の先端は、最大に展開する袋体21に対して車外の人が倒れ込んで、袋体21が押しつぶされることにより、図13(C)に示すように、テザー23のテンションが作用したまま袋体21の表面に突出する。
袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の上を移動する際に、袋体21の表面に突出するようになった複数の凹凸形成部材22の先端に引っかかり易くなる。袋体21へ倒れ込んだ車外の人の身体は、袋体21の上でより移動し難くなり、ボンネットフード5の上により留まり易くなる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上述した実施形態では、複数の凹凸形成部材22にはそれぞれのテザー23が接続されている。この他にもたとえば、複数の凹凸形成部材22は、少なくとも2つに共通のテザー23に接続されてよい。たとえば、複数の凹凸形成部材22に接続されている複数のテザー23を1本に撚ってまとめても、複数の凹凸形成部材22に接続されている複数のテザー23を他の1本のテザー23に接続してもよい。
上述した第一実施形態または第二実施形態では、複数のテザー23は、車体2に取り付けて固定されている。第三実施形態では、複数のテザー23は、袋体21の内面に取り付けて固定されている。この他にもたとえば、複数のテザー23の一部は車体2に取り付けて固定され、残部は袋体21の内面に取り付けて固定されてもよい。また、一部のテザー23の他端は、他の凹凸形成部材22に接続されてもよい。
いずれにしても、袋体21が展開している最中に、袋体21の上面に設けられる複数の凹凸形成部材22が複数のテザー23のテンションにより袋体21の表面と交差する方向に延在することができるように、複数の凹凸形成部材22とテザー23とは接続すればよい。
1…自動車(車両)、2…車体、3…乗員室、4…フロントガラス、5…ボンネットフード、10…車外保護装置、11…ステレオカメラ、12…赤外線カメラ、13…LiDAR、14…加速度センサ、15…通信装置、16…GPS受信機、17…車外エアバッグ装置、18…制御部、20…インフレータ、21…袋体、22…凹凸形成部材、23…テザー、24、34、44…バンド部

Claims (9)

  1. 車両の車体の外面に重ねて展開される袋体、および前記袋体を展開するインフレータ、を有する車外エアバッグ装置、を有し、
    前記袋体は、
    前記袋体の内面に設けられる凹凸形成部材と、
    前記袋体が展開した状態において前記袋体の内部において掛け渡されるように、前記凹凸形成部材に接続されるテザーと、を有し、
    前記凹凸形成部材は、前記袋体が展開した状態において前記テザーに作用するテンションにより前記袋体の表面に凸部を形成する、
    車両の車外保護装置。
  2. 前記凹凸形成部材は、前記袋体を貫通するように設けられ、前記袋体の内側に突出する内側部分に前記テザーの一端が接続される、
    請求項1記載の、車両の車外保護装置。
  3. 前記凹凸形成部材は、中央部分が前記袋体の内面に取り付けられ、前記中央部分から前記車両の前側へ向かって突出する突出部分に前記テザーの一端が接続される、
    請求項1または2記載の、車両の車外保護装置。
  4. 前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーは、他端が前記車体または前記袋体に固定され、
    前記袋体が最大に展開した状態における前記テザーの固定位置から前記凹凸形成部材についての前記袋体への取付位置までの距離は、前記凹凸形成部材の長さと、前記テザーについての一端から他端までの長さとの和より短い、
    請求項1から3のいずれか一項記載の、車両の車外保護装置。
  5. 前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーは、他端が固定され、
    前記袋体が最大に展開した状態における前記テザーの固定位置から前記凹凸形成部材についての前記袋体への取付位置までの距離は、前記凹凸形成部材の長さと、前記テザーについての一端から他端までの長さとの和より長い、
    請求項1から3のいずれか一項記載の、車両の車外保護装置。
  6. 前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーの他端は、前記車体に固定される、
    請求項1から5のいずれか一項記載の、車両の車外保護装置。
  7. 前記凹凸形成部材と一端が接続される前記テザーの他端は、前記袋体の内面についての前記凹凸形成部材から離間する位置に固定される、
    請求項1から5のいずれか一項記載の、車両の車外保護装置。
  8. 前記袋体には、前記テザーを通すためのバンド部が設けられ、
    前記テザーは、前記バンド部を通して、一端が前記凹凸形成部材に接続され、他端が固定される、
    請求項1から7のいずれか一項記載の、車両の車外保護装置。
  9. 前記袋体は、ナイロンその他の樹脂繊維により形成される、
    請求項1から8のいずれか一項記載の、車両の車外保護装置。
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