JP2021107075A - 判定装置、判定方法、および判定装置を備えた空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の劣化を抑制しつつ、電極の状態を判定することができる判定装置を提供することを目的とする。【解決手段】塩化物イオンを含む水を貯水する貯水容器19と、貯水容器19の水に一部が浸漬し、塩化物イオンを含む水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成する第1電極と第2電極と、第1電極と第2電極に、電圧を印加し、CV曲線を測定する循環電圧測定部31と、を備え、CV曲線に囲まれた面積から第1電極と第2電極の劣化状態を判定する判定部32を有した判定装置。【選択図】図6

Description

本発明は、次亜塩素酸塩の電気化学的生成用の電極の劣化状態を非破壊的方法により判定する事を特徴とする判定装置、判定方法、および判定装置を備えた空気浄化装置に関する。
電極の劣化判定方法としては、電極の表面にX線を照射して、光電効果により放出される光電子を検出し、光電子のエネルギーを解析する方法がある。この方法により、電極表面における導電性高分子材料、高分子結着材、導電助剤及び複合酸化物の各専有面積を測定し、これらの各専有面積より、電極層表面における複合酸化物に対する導電性高分子材料の被覆率から電極の劣化状態を判定することが一般的である。
特開2002−8638号公報
しかしながら、X線を用いた電極の判定方法では、電極を電解水から取り出し、乾燥、分解、脱気、測定、再組付けの作業が発生し、測定時間を要する。また、電極の分解、再組付けが必要なため、位置ずれや噛みこみ等の不具合要因も発生するリスクがある。そこで、本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、電極の分解を必要とせず、劣化状態を判定する方法を提供することである。
そして、この目的を達成するために本発明は、塩化物イオンを含む水を貯水する貯水容器と、前記貯水容器の水に一部が浸漬し、塩化物イオンを含む水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成する第1電極と第2電極と、前記第1電極と前記第2電極に、電圧を印加し、CV曲線を測定する循環電圧測定部と、を備え、前記CV曲線に囲まれた面積から前記第1電極と前記第2電極の劣化状態を判定する判定部を有したことを特徴としたものであり、これらの手段により、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、従来の判定方法に比べて、短時間で電極の劣化状態を判定することができる。
本発明の実施の形態1の空気浄化装置の斜視図 同空気浄化装置の斜視図 同空気浄化装置の斜視図 同空気浄化装置の断面図 同空気浄化装置の貯水容器の斜視図 同空気浄化装置の機能ブロックを示す図 同空気浄化装置の操作部を示す図 同空気浄化装置の表示部を示す図 同空気浄化装置の循環電圧測定部が測定するCV曲線を示すグラフ 同空気浄化装置の循環電圧測定部が印加する電圧を示すグラフ 本発明の実施の形態2の空気浄化装置の循環電圧測定部が印加する電圧を示すグラフ 本発明の実施の形態3の空気浄化装置の循環電圧測定部が印加する電圧を示すグラフ 本発明の実施の形態4の空気浄化装置の循環電圧測定部が印加する電圧を示すグラフ
(実施の形態1)
まず、本発明に係る空気浄化装置について、図1〜図5を用いて説明する。
図1、図2、図3は、本発明の実施の形態1の空気浄化装置の斜視図である。なお、図1は、空気浄化装置を前面側から見た図である。図2は、パネルを開いた空気浄化装置を前面側から見た図であり、空気浄化部を取り外した状態である。図3は、パネルを開いた空気浄化装置を前面側から見た図であり、空気浄化部を取り外し、貯水容器からタンク部材とフィルター部分とを出し、電解ユニットを下した状態である。図4は、図1の断面図であり、パネルを開いた状態を示している。図5は、タンク部材とフィルター部分とを貯水容器から出し、貯水容器を上方から見た図である。
図1〜図5に示すように、本実施の形態の空気浄化装置は、略箱形状の本体ケース1と、送風機2と、空気浄化部3と、操作部5と、表示部6と、制御部4と、判定装置30とを備える。
以下、空気浄化装置の詳細な構成について説明する。
本体ケース1には、吸気口7と、吹出口8と、操作カバー9と、パネル10とが設けられている。
吸気口7は、本体ケース1の両側面に設けられている。吹出口8は、開閉式であって、本体ケース1の天面における背面側に設けられている。なお、図1、図2では、吹出口8は開いた状態である。本体ケース1の天面における前面側には、仰角方向に回転自在な操作カバー9が設けられている。操作カバー9を開くと、内部には操作部5が設けられている。
本体ケース1の前面側には、開閉可能なパネル10が設けられている。パネル10の上部には、窓部分11を備えている。窓部分11は、パネルに設けられた横長四角形状の開口が、透明な樹脂板に覆われた構造である。本体ケース1の外側から、窓部分11を介して、本体ケース1内の表示部6を見ることができる。
パネル10を開くと、本体ケース1内の下部には、空洞部12が設けられている。空洞部12は、本体ケースにおける前面側の横長四角形状の開口12aから、本体ケース1における背面側へ水平方向に延びた穴である。空洞部12内には、空気浄化部3が設けられている。空気浄化部は3、図2に示すように、空洞部12内から本体ケース1外へ取り出すことが出来る。
本体ケース1内には、図4に示すように、吸気口7と吹出口8とを連通する風路13が設けられている。この風路13には、吸気口7から順に、空気浄化部3(貯水容器、フィルター部分)、送風機2、吹出口8が設けられている。送風機2のモータ部14によってファン部15が回転すると、吸気口7から本体ケース1内に入った外部の空気は、順に、空気浄化部3、貯水容器、フィルター部分)、送風機2、吹出口8を介して、本体ケース1から吹き出される。
送風機2は、本体ケース1の中央部に設けられ、モータ部14と、モータ部14により回転するファン部15と、それらを囲むスクロール形状のケーシング部16とを備えている。
モータ部14は、ケーシング部16に固定されている。
ファン部15は、シロッコファンで、モータ部14から水平方向に延びた回転軸(図示せず)に固定されている。モータ部14の回転軸は、本体ケース1の背面側から前面側に延びている。
ケーシング部16には、吐出口17と吸込口18とが設けられている。吐出口17は、ケーシング部16の本体ケース1における上面側に設けられている。また、吸込口18は、ケーシング部16の本体ケース1における前面側に設けられている。モータ部14によって、ファン部15が回転すると、ケーシング部16の吸込口18からケーシング部16内に空気が吸い込まれ、この吸い込まれた空気は、吐出口17からケーシング部16外へ送風される。
空気浄化部3は、貯水容器19と、タンク部材20と、フィルター部分21と、電解ユニット22とを備えている。
貯水容器19は、天面に開口が設けられた箱形状をしており、水を貯水できる構造となっている。貯水容器19は、本体ケース1の下部に配置されており、空洞部12から水平方向にスライドして着脱可能となっている。貯水容器19は、タンク部材20から供給される水を貯水する。貯水容器19には、水位検知部25が設けられている。
水位検知部25は、貯水容器に移動自在に設けられ、水位と共に移動するフロート部分25aと、フロート部分25aの位置を検知する位置検知部分25bとを備えている(図3、5参照)。フロート部分25aの一例は、磁石を内蔵した発泡スチロールが、上下方向に移動自在に貯水容器に装着された構造である。位置検知部分25bの一例は、本体ケース1に固定され、磁石の磁界を検知するホールセンサーである。
タンク部材20は、本体ケース1内部の下部に設置され貯水容器19から着脱可能な構造となっている。タンク部材20は、貯水容器19の底面に設けられたタンク保持部23に装着されている。タンク部材20は、水を貯水するタンク20aと、タンク20aの開口(図示せず)に設けられた蓋20bとを備えている。蓋20bの中央には、開閉部(図示せず)が設けられており、この開閉部が開くと、タンク20a内の水が、貯水容器19へ供給される。具体的には、タンク20aの開口を下向きにして、タンク部材20を貯水容器19のタンク保持部23に取り付けると、タンク保持部23によって開閉部が開く。つまり、タンク部材20に水を入れてタンク保持部23に取り付けると、開閉部が開いてタンク部材20から貯水容器19に給水され、貯水容器19内に水が溜まる。貯水容器19内の水位が上昇して水が蓋20bのところまで到達するとタンク部材20の開口が水封されるので給水が停止する。タンク部材20の内部には水が残っており、貯水容器19内の水位が下がった場合に都度、タンク20a内部の水が貯水容器19に給水される。即ち、貯水容器19内の水位は一定に保たれる。
フィルター部分21は、貯水容器19に貯水された水と、送風機2によって本体ケース1内に吸込まれた室内空気とを接触させる部材である。フィルター部分21には、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔が設けられたフィルター24が配置されている。フィルター部分21は、フィルター24の一端が貯水容器19の水に浸漬するように、フィルター24の中心軸を回転中心として貯水容器19内に回転自在に内蔵されている。そして、フィルター部分21は、後述する駆動部によって回転され、水と室内空気を連続的に接触させる構造となっている。
電解ユニット22は、本体ケース1に上下方向に移動可能に設けられている。図2では、電解ユニット22は、上方に移動されているので、見えない状態である。図3は、電解ユニット22は、下方に移動された状態である。電解ユニット22は、第1の電極(図示せず)と、第2の電極(図示せず)とを有する。貯水容器19を、本体ケース1の下部の空洞部12に装着し、電解ユニット22を下方に移動させると、第1の電極と第2の電極とを貯水容器19内の塩化物イオンを含む水に浸らせた状態となる(図3参照)。貯水容器19内の水は、使用者によって電解促進溶剤(図示せず)が投入され、塩化物イオンを含む水となっている。第1の電極と第2の電極に電圧を印加すると、貯水容器19内の塩化物イオンを含む水を電気化学的に処理するものである。なお、電解促進溶剤の一例は、塩化ナトリウム水溶液であり、電解ユニット22によって、次亜塩素酸が発生する。また、電解ユニット22は、本体ケース1から着脱可能な構成である。
図6は、本発明の実施の形態1の空気浄化装置の機能ブロックを示す図である。
図5、図6に示すように、制御部4は、電解ユニット22と、フィルター部分21(駆動部21a)と、送風機2(モータ部14)と、判定装置30とを制御する。具体的には、制御部4は、水位検知部25からの信号や、操作ボタン26の操作に応じて、電解ユニット22である第1の電極と第2の電極に印加する電圧、フィルター部分21である駆動部21aの動作、送風機2であるファン部15の回転数、判定装置30の動作などを制御する。また、制御部4は、水位検知部25、判定装置30からの信号や、操作ボタン26の操作に応じて、操作部5と表示部6との表示ランプを制御する。
図7は、操作部を上方から見た図である。
図7に示すように、操作部5は、本体ケース1の天面における前面側に設けられている。操作部5には、複数の操作ボタン26と、操作ランプ27とを備えている。
操作ボタン26は、運転モードボタン26aと、電源ボタン26bとを備えている。本体ケース1における前面側から見て、中央部よりやや右側には運転モードボタン26aが設けられ、右端には電源ボタン26bが配置されている。運転モードボタン26aと電源ボタン26bとは、本体ケース1における左右方向に一列に配置されている。
操作ランプ27は、モードランプ27aと、電源ランプ27bを備えている。
モードランプ27aは、運転モードボタン26aの本体ケース1における背面側に3つ配置されている。これら3つは、本体ケース1における左右方向に一列に配置され、左端が強モードであり、中央が中モードであり、右端が弱モードである。モードランプ27aの一例は、LEDであり、制御部4によって、LEDが点灯、または消灯となる。強モードの場合には、左端のLEDが点灯する。中モードの場合には、中央のLEDが点灯する。弱モードの場合には、右端のLEDが点灯する。
図8は、表示部を本体ケースの前面側から見た図である。
図8に示すように、表示部6は、本体ケース1における上部前面側である本体ケース1内に設けられ、本体ケース1のパネル10の窓部分11を介して、本体ケース1の外側から見ることができる。表示部6は、給水ランプ6aと、お手入れランプ6bとを備えている。
給水ランプ6aは、タンク20a内の水が無くなったことを知らせるランプである。給水ランプ6aは、本体ケース1における前面側から見て、表示部6の中央部に配置されている。給水ランプ6aの一例は、LEDであり、制御部4によって、LEDが点灯、または消灯となる。
お手入れ指示部であるお手入れランプ6bは、使用者に電極の交換を促すものであり、本体ケース1における前面側から見て、給水ランプ6aの左隣りに配置されている。お手入れランプ6bの一例は、LEDであり、制御部4によって、LEDが点灯、または消灯となる。
判定装置30は、貯水容器と、第1電極と、第2電極と、循環電圧測定部31と、判定部32とを備える。なお、貯水容器は、空気浄化装置の貯水容器19を使用し、第1電極と、第2電極は、電解ユニット22の電極を使用している。
循環電圧測定部31は、第1電極と第2電極に、電圧を印加し、CV曲線を測定する(CV曲線測定ステップ)。具体的には、図9に示すように、循環電圧測定部31は、貯水容器19内の塩化物イオンを含む水に浸らせた第1電極と第2電極とに印加する電圧を、+第1電圧から−第1電圧まで、掃引速度(1mV/S〜1000mV/S)で変化させる。循環電圧測定部31は、その際の電流値をサンプリング周期(1ms〜1000ms)で測定する。循環電圧測定部31は、その測定した値をもとにアノード電流とカソード電流の曲線を引く。
判定部32は、CV曲線に囲まれた面積から第1電極と第2電極の劣化状態を判定する(判定ステップ)。具体的には、判定部32は、アノード電流曲線33とカソード電流曲線34との差分を合計し、CV曲線で囲まれた領域の面積を求める。判定部32は、この求められた面積と電解性能との相関をとる。この面積から電解性能を推定する。こうして求められた推定値と性能閾値を比較し、性能閾値を下回る場合寿命と判定する。制御部4は、周期的に循環電圧測定部31と判定部32とを動作させ、判定部32が第1電極と第2電極の劣化状態を寿命と判断すると、制御部4は表示部6のお手入れランプ6bを点灯させ、使用者に電極の交換を促す。このように、CV曲線に囲まれた面積から電極の劣化状態を判定することが出来る。なお、性能閾値は、実際に第1電極と第2電極の耐久評価を実施し、CV曲線で囲まれた領域の面積、塩素発生量等の評価データを基に設定した閾値である。
また、循環電圧測定部は、第1電極と第2電極に、電流を流さずに電位を変えることのできる分極性電位(電位窓)の領域内にある+第1電圧から−第1電圧まで掃引し、CV曲線を測定する。具体的には、水の電気分解を起こすために必要な理論分解電圧は、約1.2Vである。電流を流さずに電位を変えることのできる分極性電位(電位窓)の領域内にある第1電圧は、白金電極では約1.2V、金電極では約1.6V、ダイヤモンド電極では約2.2Vである。循環電圧測定部は、白金電極においては、+1.2Vから−1.2Vまで掃引するように設定されている。同様に、循環電圧測定部は、金電極においては+1.6Vから−1.6Vまで掃引するように、ダイヤモンド電極においては+2.2Vから−2.2Vまで掃引するように、設定されている。
これにより、CV電位を電位窓の範囲内で実施することで、電極に負荷をかけることなく劣化状態を判定することが出来る。
また、循環電圧測定部31は、第1電極と第2電極に、0Vから徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて0Vまで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定する。具体的には、白金電極においては、まず、循環電圧測定部31は、0Vから+1.2Vまで電圧を直線的に印加する。次に、循環電圧測定部は、+1.2Vから−1.2Vまで電圧を直線的に印加する。次に、−1.2Vから0Vまで電圧を直線的に印加する。これを複数サイクル繰り返し行う。この後に、CV曲線を測定し、このCV曲線に囲まれた面積から電極の劣化状態を判定する。なお、図10に示すように、電圧を直線的に印加するとは、単位時間当たりに電圧値を単調増加、減少させることである。
これにより、直前の電解電位が+側で推移し、かつ現在は除荷された状態から安定的に測定することが可能となり、測定精度を向上することができる。繰り返し電圧を掃引することにより電極表面の測定初期状態の影響を最小限に抑え、測定精度を向上することが出来る。測定初期状態の影響とは、測定する直前電極に電圧が印加されている状態の場合とされていない状態の場合で、初期測定の開始値が異なること、また、表面反応状態が異なることにより得られるアノード電流とカソード電流の曲線挙動が安定しないことがあげられる。
(実施の形態2)
実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。実施の形態1と相違する点は、循環電圧測定部が、第1電極と第2電極に、印加する電圧の制御である。
循環電圧測定部31は、第1電極と第2電極に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて前記+第1電圧まで印加し、次に、前記+第1電圧から徐々に電圧を下げて前記−第1電圧まで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定する。具体的には、白金電極においては、まず、循環電圧測定部31は、−1.2Vから+1.2Vまで電圧を直線的に印加する。次に、循環電圧測定部は、+1.2Vから−1.2Vまで電圧を直線的に印加する。これを複数サイクル繰り返し行う。この後に、CV曲線を測定し、このCV曲線に囲まれた面積から電極の劣化状態を判定する。なお、図11に示すように、電圧を直線的に印加するとは、単位時間当たりに電圧値を単調増加、減少させることである。
これにより、直前の電解電位が−側で推移し、かつ現在は電位が除荷されていない状態から安定的に測定することが可能となり、測定精度を向上することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。実施の形態1と相違する点は、循環電圧測定部が、第1電極と第2電極に、印加する電圧の制御である。
循環電圧測定部31は、第1電極と第2電極に、0Vから徐々に電圧を下げて前記−第1電圧まで印加し、次に、前記−第1電圧から徐々に電圧を上げて前記+第1電圧まで印加し、次に、前記+第1電圧から徐々に電圧を下げて0Vまで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定する。具体的には、白金電極においては、まず、循環電圧測定部31は、0Vから+1.2Vまで電圧を直線的に印加する。次に、循環電圧測定部は、+1.2Vから−1.2Vまで電圧を直線的に印加する。次に、−1.2Vから+1.2Vまで電圧を直線的に印加する。これを複数サイクル繰り返し行う。この後に、CV曲線を測定し、このCV曲線に囲まれた面積から電極の劣化状態を判定する。なお、図12に示すように、電圧を直線的に印加するとは、単位時間当たりに電圧値を単調増加、減少させることである。
これにより、直前の電解電位が−側で推移し、かつ現在は除荷された状態から安定的に測定することが可能となり、測定精度を向上することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。実施の形態1と相違する点は、循環電圧測定部が、第1電極と第2電極に、印加する電圧の制御である。
循環電圧測定部31は、第1電極と第2電極に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて前記−第1電圧まで印加し、次に、前記−第1電圧から徐々に電圧を上げて前記+第1電圧まで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定する。具体的には、白金電極においては、まず、循環電圧測定部31は、+1.2Vから−1.2Vまで電圧を直線的に印加する。次に、循環電圧測定部は、−1.2Vから+1.2Vまで電圧を直線的に印加する。これを複数サイクル繰り返し行う。この後に、CV曲線を測定し、このCV曲線に囲まれた面積から電極の劣化状態を判定する。なお、図13に示すように、電圧を直線的に印加するとは、単位時間当たりに電圧値を単調増加、減少させることである。
これにより、直前の電解電位が+側で推移し、かつ現在は電位が除荷されていない状態から安定的に測定することが可能となり、測定精度を向上することができる。
本発明は、次亜塩素酸塩の電気化学的生成用の電極の劣化状態を非破壊的方法により判定する事を特徴とする判定装置、判定方法、および判定装置を備えた空気浄化装置等として有用である。
1 本体ケース
2 送風機
3 空気浄化部
4 制御部
5 操作部
6a 給水ランプ
6b お手入れランプ
7 吸気口
8 吹出口
9 操作カバー
10 パネル
11 窓部分
12 空洞部
12a 開口
13 風路
14 モータ部
15 ファン部
16 ケーシング部
17 吐出口
18 吸込口
19 貯水容器
20 タンク部材
20a タンク
20b 蓋
21 フィルター部分
22 電解ユニット
23 タンク保持部
24 フィルター
25 水位検知部
25a フロート部分
25b 位置検知部分
26 操作ボタン
26a 運転モードボタン
26b 電源ボタン
27 操作ランプ
27a モードランプ
27b 電源ランプ
30 判定装置
31 循環電圧測定部
32 判定部
33 アノード電流曲線
34 カソード電流曲線

Claims (13)

  1. 塩化物イオンを含む水を貯水する貯水容器と、
    前記貯水容器の水に一部が浸漬し、塩化物イオンを含む水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成する第1電極と第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極に、電圧を印加し、CV曲線を測定する循環電圧測定部と、を備え、
    前記CV曲線に囲まれた面積から前記第1電極と前記第2電極の劣化状態を判定する判定部を有した判定装置。
  2. 前記循環電圧測定部は、前記第1電極と前記第2電極に、電極の特性に基づく電極反応が起こらない電位領域の領域内にある+第1電圧から−第1電圧まで掃引し、前記CV曲線を測定することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記循環電圧測定部は、前記第1電極と前記第2電極に、0Vから徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて0Vまで印加し、それを複数回繰り返した後で、前記CV曲線を測定することを特徴とする請求項2に記載の判定装置。
  4. 前記循環電圧測定部は、前記第1電極と前記第2電極に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定することを特徴とする請求項2に記載の判定装置。
  5. 前記循環電圧測定部は、前記第1電極と前記第2電極に、0Vから徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて0Vまで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定することを特徴とする請求項2に記載の判定装置。
  6. 前記循環電圧測定部は、前記第1電極と前記第2電極に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定することを特徴とする請求項2に記載の判定装置。
  7. 前記判定装置と、
    前記電解水を浸潤する気液接触部材と、
    前記気液接触部材に空気を送る送風ファンと、を備え、
    前記気液接触部材で前記電解水と前記空気とを接触させて前記空気を除菌する請求項1から6のいずれかに記載の空気浄化装置。
  8. 塩化物イオンを含む水に一部が浸漬し、塩化物イオンを含む水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成する第1電極と第2電極に、電圧を印加し、CV曲線を測定するCV曲線測定ステップと、
    前記CV曲線に囲まれた面積から前記第1電極と前記第2電極の劣化状態を判定する判定ステップと、を有することを特徴とする判定方法。
  9. 前記CV曲線測定ステップは、前記第1電極と前記第2電極に、電極の特性に基づく電極反応が起こらない電位領域の領域内にある+第1電圧から−第1電圧まで掃引し、前記CV曲線を測定することを特徴とする請求項8に記載の判定方法。
  10. 前記CV曲線測定ステップは、前記第1電極と前記第2電極に、0Vから徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて0Vまで印加し、それを複数回繰り返した後で、前記CV曲線を測定することを特徴とする請求項9に記載の判定方法。
  11. 前記CV曲線測定ステップは、前記第1電極と前記第2電極に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定することを特徴とする請求項9に記載の判定方法。
  12. 前記CV曲線測定ステップは、前記第1電極と前記第2電極に、0Vから徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、次に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて0Vまで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定することを特徴とする請求項9に記載の判定方法。
  13. CV曲線測定ステップは、第1電極と前記第2電極に、+第1電圧から徐々に電圧を下げて−第1電圧まで印加し、次に、−第1電圧から徐々に電圧を上げて+第1電圧まで印加し、それを複数回繰り返した後で、CV曲線を測定することを特徴とする請求項9に記載の判定方法。
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