JP2021106084A - コネクタ付き配線板 - Google Patents

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佑樹 石川
Yuki Ishikawa
佑樹 石川
佳紘 新原
Yoshihiro Niihara
佳紘 新原
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Abstract

【課題】コネクタの小型化を図ると共にクロストークの発生の抑制を図ることが可能なコネクタ付き配線板を提供する。【解決手段】コネクタ付き配線板1は、配線板10と、リードピン30,40を備えたコネクタ20Aと、リードピン30,40を配線板10に固定する固定部81,82と、を備え、リードピン30,40は、配線板の上面111/下面112側に配置され、配線板10の平面方向に延在する延在部32,42をそれぞれ備え、コネクタ20Aは、リードピン30,40をそれぞれ保持するリテーナ50,60を備え、リテーナ50,60は、配線板10の上面111/下面112上に配置された突出部52,62をそれぞれ備え、リテーナ50は、配線板10の上面111上で固定部82を露出させる欠損部53を有し、リテーナ60は、配線板10の下面112上で固定部81を露出させる欠損部63を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタ付き配線板に関するものである。
複数の直線状のリードピンを一列に並べて回路基板上に配置すると共に、当該リードピンをモジュールケースから突出させてマザーボードに接続する技術において、上記の複数のリードピンが一対の差動信号伝送用リードピンを含んでいる(例えば特許文献1参照)。
特開2005−285335号公報
回路基板に代えて相手方コネクタがリードピンに接続される場合に、当該リードピンがマザーボードから上方に向かって直線状に突出していると、当該リードピンを備えたコネクタが大型化してしまう、という問題がある。
また、一列に並べられたリードピンが複数対の差動信号伝送用リードピンを含んでいる場合に、当該リードピンに相手方のコネクタを介してツイストペアケーブルがそれぞれ接続されると、当該ツイストペアケーブル間でクロストークが発生してしまう、という問題も生じる。
本発明が解決しようとする課題は、コネクタの小型化を図ると共にクロストークの発生の抑制を図ることが可能なコネクタ付き配線板を提供することである。
[1]本発明に係るコネクタ付き配線板は、第1及び第2の主面を有する配線板と、前記配線板の平面方向に対して実質的に直交する方向から視た平面視において相互に間隔を空けて並列に配置された第1及び第2のリードピンを備えたコネクタと、前記第1及び第2のリードピンを前記配線板にそれぞれ固定する第1及び第2の固定部と、を備え、前記第1のリードピンは、前記配線板を貫通する第1の支持部と、前記第1の主面側に配置され、前記第1の支持部の端部から前記配線板の前記平面方向に実質的に平行な第1の方向に延在する第1の延在部と、を備え、前記第1の固定部は、前記第2の主面上で前記1の支持部を前記配線板に固定しており、前記第2のリードピンは、前記配線板を貫通する第2の支持部と、前記第2の主面側に配置され、前記第2の支持部の端部から前記第1の方向に延在する第2の延在部と、を備え、前記第2の固定部は、前記第1の主面上で前記2の支持部を前記配線板に固定しており、前記コネクタは、前記第1のリードピンを保持する第1のリテーナと、前記第2のリードピンを保持する第2のリテーナと、前記第1及び前記第2のリテーナを固定するカバーと、をさらに備え、前記第1のリテーナは、前記平面視において前記配線板の外側に配置された第1の本体部と、前記平面視において前記第1の本体部から突出して、前記第1の主面上に配置された第1の突出部と、を備え、前記第2のリテーナは、前記平面視において前記配線板の外側に配置された第2の本体部と、前記平面視において前記第2の本体部から突出して、前記第2の主面上に配置された第2の突出部と、を備え、前記カバーは、前記第1及び第2の本体部を相互に当接させた状態で、前記第1及び前記第2のリテーナを固定しており、前記第1のリテーナは、前記第1の主面上で前記第2の固定部を露出させる第1の欠損部を有し、前記第2のリテーナは、前記第2の主面上で前記第1の固定部を露出させる第2の欠損部を有しているコネクタ付き配線板である。
[2]上記発明において、前記コネクタ付き配線板は、複数の前記コネクタを備え、前記複数のコネクタは、相互に隣り合うように前記配線板に実装された第1及び第2のコネクタを含み、前記第1及び第2のコネクタは、前記第1の方向に実質的に平行であり且つ前記配線板の前記平面方向に対して実質的に直交する第1の仮想平面を対称面として面対称の関係を有しており、前記第1及び第2のコネクタは、前記第1のリードピン同士が相互に隣り合い、又は、前記第2のリードピン同士が相互に隣り合うように配置されていてもよい。
[3]上記発明において、前記コネクタの前記第1及び第2の延在部の中心を通過する第2の仮想平面は、前記配線板の前記平面方向に対して傾斜しており、前記第1のコネクタの前記第2の仮想平面と、前記第2のコネクタの前記第2の仮想平面との交差角度αは、下記の(1)式を満たしていてもよい。
85°≦α≦95° … (1)
[4]上記発明において、前記第1の延在部は、前記第1の延在部と前記第1の主面との間に間隔を空けて前記第1の支持部に支持されており、前記第2の延在部は、前記第2の延在部と前記第2の主面との間に間隔を空けて前記第2の支持部に支持されていてもよい。
[5]上記発明において、前記カバーは、筒状の形状を有し、前記第1の本体部は、前記第2の本体部に対向する第1の対向面を有し、前記第2の本体部は、前記第1の対向面に対向する第2の対向面を有し、前記カバーは、前記第1及び第2の本体部が前記カバーに挿入されていることで、前記第1及び第2のリテーナを固定しており、前記第1及び第2の対向面は、前記第1及び第2の本体部が前記カバーに挿入されていることで、相互に密着していてもよい。
[6]上記発明において、前記第1の本体部は、前記第2のリテーナとは反対側に向かって突出する第1の凸部を有し、前記第2の本体部は、前記第1のリテーナとは反対側に向かって突出する第2の凸部を有し、前記カバーは、前記第1の凸部が係止する第1の開口と、前記第2の凸部が係止する第2の開口と、を有し、前記第1の凸部は、前記コネクタの先端側に第1のテーパ面を有し、前記第2の凸部は、前記コネクタの先端側に第2のテーパ面を有していてもよい。
本発明によれば、配線板の平面方向に実質的に平行な第1の方向に延在する第1の延在部を第1のリードピンが有していると共に、第2のリードピンも第1の方向に延在する第2の延在部を有しているので、コネクタの厚みを小さくすることができ、当該コネクタの小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、第1のリードピンの第1の延在部が配線板の第1の主面側に配置されているのに対し、第2のリードピンの第2の延在部が配線板の第2の主面側に配置されているので、相互に隣り合うツイストペアケーブルの位相を異ならせる配置を採用することが可能となり、当該ツイストペアケーブル間でのクロストークの発生を抑制することが可能となる。
さらに、本発明によれば、第1のリードピンの第1の延在部が配線板の第1の主面側に配置されているのに対し、第2のリードピンの第2の延在部が配線板の第2の主面側に配置されているので、第1のリードピンの全体の長さと第2のリードピンの全体の長さを同一にすることができ、第1のリードピンの電気長と第2のリードピンの電気長とを一致させることができる。
図1は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板を示す正面図である。 図2は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板を示す平面図である。 図3は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタを示す平面図であり、カバーを取り外した状態のコネクタを示す図である。 図4は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタを示す底面図であり、カバーを取り外した状態のコネクタを示す図である。 図5は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタを示す平面図であり、図3のV-V線に沿った断面図である。 図6は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタを示す平面図であり、図3のVI-VI線に沿った断面図である。 図7は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタを示す平面図であり、図3のVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、本発明の実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタの変形例を示す断面図であり、図7に対応する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態におけるコネクタ付き配線板を示す正面図、図2は本実施形態におけるコネクタ付き配線板を示す平面図である。
本実施形態におけるコネクタ付き配線板1は、図1及び図2に示すように、配線板10と、当該配線板10に実装された複数(本例では3つ)のコネクタ20A〜20Cと、を備えている。
本実施形態におけるコネクタ付き配線板1が本発明における「コネクタ付き配線板」の一例に相当し、本実施形態における配線板10が本発明における「配線板」の一例に相当し、本実施形態におけるコネクタ20A〜20Cが本発明における「コネクタ」の一例に相当する。
それぞれのコネクタ20A〜20Cは、例えば、車載LANに用いられる通信用のコネクタであり、配線板10に直接実装されている。配線板10は、例えば、車両に搭載される機器が有するプリント配線板である。特に限定されないが、こうした車載機器の具体例としては、電子制御ユニット(ECU)や補機等を例示することができる。なお、コネクタ付き配線板1を、車両以外の用途に用いてもよい。
配線板10は、リジッドなプリント配線板であり、図1及び図2に示すように、基材11と、複数対(本例では3対)の配線パターン12,13と、を備えている。この配線板10は、基材11の両面に配線パターン12,13が形成された両面プリント配線板である。
3つの配線パターン12が基材11の下面112に設けられており、この3つの配線パターン12がコネクタ20A〜20Cの第1のリードピン30(後述)にそれぞれ対応している。これに対し、3つの配線パターン13が基材11の上面111に設けられており、この3つの配線パターン13がコネクタ20A〜20Cの第2のリードピン40(後述)にそれぞれ対応している。なお、フレキシブルプリント配線板(FPC)を配線板10として用いてもよい。
また、この配線板10の基材11には、当該基材11を貫通する複数対(本例では3対)の貫通孔14,15が形成されている。3つの貫通孔14(図6参照)がコネクタ20A〜20Cの第1のリードピン30にそれぞれ対応するように配置されており、この3つの貫通孔14は基材11の下面112において3つの配線パターン12の端部でそれぞれ開口している。これに対し、3つの貫通孔15(図7参照)がコネクタ20A〜20Cの第2のリードピン40にそれぞれ対応するように配置されており、この3つの貫通孔15は基材11の上面111において3つの配線パターン13の端部でそれぞれ開口している。この6つの貫通孔14,15は、平面視において、図中X方向に沿って一例に並んで配置されている。一対の配線パターン12,13は、一対のリードピン30,40と接続されて、高周波の差動信号を伝送する差動伝送線路として機能する。なお、本実施形態において、「平面視」とは、配線板10の平面方向(図中のXY方向)に対して実質的に直交する方向(図中のZ方向)からコネクタ付き配線板1を見た場合を意味する。
3つのコネクタ20A〜20Cは、配線板10の側面113に沿って実質的に等間隔に配置されており、相手方コネクタ100が嵌合する嵌合口21が配線板10の側方(図中の−Y方向)に向かって開口するように、配線板10に実装されている。本実施形態では、図2に示すように、3つのコネクタ20A〜20Cに相手方コネクタ100がそれぞれ嵌合することで、当該コネクタ20A〜20Cのリードピン30,40が相手方コネクタ100のメス端子(不図示)に接続される。3つの相手方コネクタ100にはツイストペアケーブル110がそれぞれ接続されており、当該ツイストペアケーブル110は、コネクタ100,20A〜20Cを介して、配線板10に電気的に接続される。
図1及び図2に示すように、コネクタ20A,20Cは、3つのコネクタ20A〜20Cのうちで両端に位置している。これに対し、コネクタ20Bは、2つのコネクタ20A,20Cの間に介在しており、3つのコネクタ20A〜20Cのうちで中央に位置している。
コネクタ20Bは、第1の仮想平面VL1ABを対称面として、コネクタ20Aと面対称の関係を有していることを除いて、コネクタ20Aと同一の構成を有している。この場合の第1の仮想平面VL1ABは、図中のYZ平面に実質的に平行であり、且つ、コネクタ20A,20Bの間の中点を通過する平面である。
一方、コネクタ20Cは、コネクタ20Aと同一の構成を有している。すなわち、コネクタ20Cは、第1の仮想平面VL1BCを対称面として、コネクタ20Bと面対称の関係を有している。この場合の第1の仮想平面VL1BCは、図中のYZ平面に実質的に平行であり、且つ、コネクタ20B,20Cの間の中点を通過する平面である。
本実施形態におけるコネクタ20A,20Cが本発明における「第1のコネクタ」の一例に相当し、本実施形態におけるコネクタ20Bが本発明における「第2のコネクタ」の一例に相当する。また、本実施形態における第1の仮想平面VL1AB,VL1BCが本発明における「第1の仮想平面」の一例に相当する。
以下に、コネクタ20Aの構成について、図3〜図6を参照しながら詳細に説明する。なお、コネクタ20B、20Cの構成については、コネクタ20Aと同様の構成である部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図3及び図4は本実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタを示す平面図及び底面図である。また、図5〜図6は本実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタの断面図であり、図5は図3のV-V線に沿った断面図、図6は図3のVI-VI線に沿った断面図、図7は図3のVII-VII線に沿った断面図である。
なお、図3及び図4は、カバー70を取り外した状態のコネクタ20Aを示しているのに対し、図5〜図7は、カバー70を取り付けた状態のコネクタ20Aを示している。
コネクタ20Aは、図3〜図7に示すように、第1のリードピン30と、第2のリードピン40と、第1のリテーナ50と、第2のリテーナ60と、カバー70と、を備えている。一対のリードピン30,40は、相手方コネクタ100を介してツイストペアケーブル110に接続されて、高周波の差動信号を伝送する差動伝送線路として機能する。
本実施形態における第1のリードピン30が本発明における「第1のリードピン」の一例に相当し、本実施形態における第2のリードピン40が本発明における「第2のリードピン」の一例に相当し、本実施形態における第1のリテーナ50が本発明における「第1のリテーナ」の一例に相当し、本実施形態における第2のリテーナ60が本発明における「第2のリテーナ」の一例に相当し、本実施形態におけるカバー70が本発明における「カバー」の一例に相当する。
第1のリードピン30は、例えば金属材料等の導電性を有する材料で構成されたオス端子である。この第1のリードピン30は、図6に示すように、第1の支持部31と第1の延在部32を備えており、全体として略L字状の形状を有している。具体的には、第1の支持部31は、図中Z方向に沿って直線状に延在している。そして、第1の延在部32は、この第1の支持部31の上端から図中Y方向に沿って直線状に延在している。換言すれば、この第1のリードピン30は、この第1の支持部31と第1の延在部32の間で実質的に直角に屈曲している。
この第1のリードピン30は、第1のリテーナ50に覆われて保持されている。この第1のリテーナ50は、例えば樹脂材料等の電気絶縁性を有する材料から構成されており、図3及び図5に示すように、第1の本体部51と第1の突出部52を有している。本実施形態における第1の本体部51が本発明における「第1の本体部」の一例に相当し、本実施形態における第1の突出部52が本発明における「第1の突出部」の一例に相当する。
第1の本体部51は、第2のリテーナ60に対向する平坦な第1の対向面511を持つ略半円の断面の柱形状を有しており、図中Y方向に延在している。この第1の本体部51は、第2のリテーナ60の第2の本体部61(後述)と密着することで、略円形の断面形状を形成する(図1参照)。
第1の突出部52は、この第1の本体部51から図中+Y方向に突出している。この第1の突出部52は、第1の本体部51の断面形状の一部に対応した扇形の断面の柱形状を有している。この第1の突出部52は、第1の本体部51の幅W1Mよりも狭い幅W1Pを有している(W1P<W1M)。特に限定されないが、本実施形態では、第1の突出部52の幅W1Pは、第1の本体部51の幅W1Mの1/2以下である(W1P<1/2×W1M)。
また、この第1の突出部52の中心線CL1Pは、第1の本体部51の中心線CL1Mに対して図中左側にずれている。そして、図3に示すように、第1の突出部52と第1の本体部51の図中左側の辺同士が一致するように、第1の突出部52が第1の本体部51に接続されている。
このように、本実施形態では、第1の突出部52が第1の本体部51の幅W1Mよりも狭い幅W1Pを有していると共に、当該第1の突出部52の中心線CL1Pが第1の本体部51の中心線CL1Mからずれていることで、第1のリテーナ50が第1の切欠部53を有している。後述するように、この第1の切欠部53を介して、第2のリードピン40を配線板10に固定する第2の固定部81を第1のリテーナ50から露出させることが可能となっている。本実施形態における第1の切欠部53が、本発明における「第1の欠損部」の一例に相当する。
また、図5に示すように、この第1の突出部52と第1の本体部51との間には段差54が形成されている。この段差54は、配線板10の基材11の厚さtの実質的に半分の高さhを有している(h=1/2×t)。
なお、第1のリテーナ50の第1の本体部51の断面形状は、特に上記に限定されず、例えば、矩形の断面形状を有していてもよい。また、第1の突出部52の断面形状も、特に上記に限定されず、例えば、矩形の断面形状を有してもよい。また、第1のリテーナ50が、第1の切欠部53に代えて、第2の固定部82を当該第1のリテーナ50から露出させる開口を有していてもよい。
図6に示すように、第1のリードピン30は、第1の本体部51の先端面から第1の突出部52の後端近傍まで図中のY方向に第1のリテーナ50を貫通し、第1の突出部52の後端近傍で屈曲している。そして、この第1のリードピン30の第1の延在部32の先端部分が第1の本体部51から露出していると共に、当該第1のリードピン30の第1の支持部31の下端部分が第1の突出部52から露出している。
さらに、図3及び図5に示すように、第1のリテーナ50の第1の本体部51の上部には、第2のリテーナ60とは反対の方向(図中+Z方向)に向かって突出する第1の凸部512が形成されている。この第1の凸部512は、コネクタ20Aの先端側に第1のテーパ面513を有している。この第1のテーパ面513は、第1のリテーナ50の先端から後端に向かうに従って図中+Z方向に向かって漸次的に高くなるように傾斜している。
なお、本実施形態では、第1のリテーナ50は、インサート成形等により第1のリードピン30と一体成形されているが、第1のリテーナ50の製法は特にこれに限定されない。例えば、第1のリテーナにY方向に沿った貫通孔を形成すると共に、当該第1のリテーナの後端面にZ方向に沿った溝を形成しておき、第1のリードピンの第1の延在部を挿入孔に挿入すると共に、溝に当該第1のリードピンの第1の支持部を嵌合させてもよい。
第2のリードピン40も、上述の第1のリードピン30と同様に、例えば金属材料等の導電性を有する材料で構成されたオス端子である。この第2のリードピン40は、図7に示すように、第2の支持部41と第2の延在部42を備えており、全体として略L字状の形状を有している。具体的には、第2の支持部41は、図中Z方向に沿って直線状に延在している。そして、第2の延在部42は、この第2の支持部41の下端から図中Y方向に沿って直線状に延在している。換言すれば、この第2のリードピン40は、この第2の支持部41と第2の延在部42の間で実質的に直角に屈曲している。
本実施形態では、第1のリードピン30の第1の支持部31の長さと第1の延在部32の長さの合計と、第2のリードピン40の第2の支持部41の長さと第2の延在部42の長さの合計とが実質的に同一となっている。すなわち、第1のリードピン30の全長と第2のリードピンの全長が実質的に同一となっている。このため、第1及び第2のリードピン30,40の電気長が揃っているので、差動信号にコモンモードノイズが乗り難くなっている。
この第2のリードピン40は、第2のリテーナ60に覆われて保持されている。この第2のリテーナ60は、例えば樹脂材料等の電気絶縁性を有する材料から構成されており、図4及び図5に示すように、第2の本体部61と第2の突出部62を有している。本実施形態における第2の本体部61が本発明における「第2の本体部」の一例に相当し、本実施形態における第2の突出部62が本発明における「第2の突出部」の一例に相当する。
第2の本体部61は、第1のリテーナ50に対向する平坦な第2の対向面611を持つ略半円の断面の柱形状を有しており、図中Y方向に延在している。上述のように、この第2の本体部61が第1のリテーナ50の第1の本体部51と密着することで、略円形の断面形状を形成する(図1参照)。
第2の突出部62は、この第2の本体部61から図中+Y方向に突出している。この第2の突出部62は、第2の本体部61の断面形状の一部に対応した扇形の断面の柱形状を有している。この第2の突出部62は、第2の本体部61の幅W2Mよりも狭い幅W2Pを有している(W2P<W2M)。特に限定されないが、本実施形態では、第2の突出部62の幅W2Pは、第2の本体部61の幅W2Mの1/2以下である(W2P<1/2×W2M)。
また、この第2の突出部62の中心線CL2Pは、第2の本体部61の中心線CL2Mに対して図中左側にずれている。そして、図4に示すように、第2の突出部62と第2の本体部61の図中左側の辺同士が一致するように、第1の突出部62が第1の本体部61に接続されている。
このように、本実施形態では、第2の突出部62が第2の本体部61の幅W2Mよりも狭い幅W2Pを有していると共に、当該第2の突出部62の中心線CL2Pが第2の本体部61の中心線CL2Mからずれていることで、第2のリテーナ60は第2の切欠部63を有している。後述するように、この第2の切欠部63を介して、第1のリードピン30を配線板10に固定する第1の固定部81を第2のリテーナ60から露出させることが可能となっている。本実施形態における第2の切欠部63が、本発明における「第2の欠損部」の一例に相当する。
また、図5に示すように、この第2の突出部62と第2の本体部61との間には段差64が形成されている。この段差64は、配線板10の基材11の厚さtの実質的に半分の高さhを有している(h=1/2×t)。
なお、第2のリテーナ60の第2の本体部61の断面形状は、特に上記に限定されず、例えば、矩形の断面形状を有していてもよい。また、第2の突出部62の断面形状も、特に上記に限定されず、例えば、矩形の断面形状を有してもよい。また、第2のリテーナ60が、第2の切欠部63に代えて、第1の固定部81を当該第2のリテーナ60から露出させる開口を有していてもよい。
図7に示すように、第2のリードピン40は、第2の本体部61の先端面から第2の突出部62の後端近傍まで図中のY方向に第2のリテーナ60を貫通し、第2の突出部62の後端近傍で屈曲している。そして、この第2のリードピン40の第2の延在部42の先端部分が第2の本体部61から露出していると共に、当該第2のリードピン40の第2の支持部41の上端部分が第2の突出部62から露出している。
さらに、図4及び図5に示すように、第2のリテーナ60の第2の本体部61の上部には、第1のリテーナ50とは反対の方向(図中−Z方向)に向かって突出する第2の凸部612が形成されている。この第2の凸部612は、コネクタ20Aの先端側に第2のテーパ面613を有している。この第2のテーパ面613は、第2のリテーナ60の先端から後端に向かうに従って図中−Z方向に向かって漸次的に高くなるように傾斜している。
なお、本実施形態では、第2のリテーナ60は、インサート成形等により第2のリードピン40と一体成形されているが、第2のリテーナ60の製法は特にこれに限定されない。例えば、第2のリテーナにY方向に沿った貫通孔を形成すると共に、当該第2のリテーナの後端面にZ方向に沿った溝を形成しておき、第2のリードピンの第2の延在部を挿入孔に挿入すると共に、溝に当該第2のリードピンの第2の支持部を嵌合させてもよい。
また、本実施形態では、第1のリテーナ50と第2のリテーナ60とが同一の形状を有しているが、特にこれに限定されず、第1のリテーナ50と第2のリテーナ60とが異なる形状を有していてもよい。なお、第1のリテーナ50と第2のリテーナ60とが同一の形状を有することで、コネクタ20A〜20Cを構成する部品を共通化することができ、コネクタ付き配線板1の低コスト化を図ることができる。
そして、第1のリテーナ50は、図3に示すように、平面視において、第1の本体部51が配線板10の外側に位置すると共に第1の突出部52が配線板10の上面111上に位置するように、配線板10に設けられている。そして、図6に示すように、第1の突出部52は、当該第1の突出部52の下面で配線板10に接触しているのに対し、第1の本体部51は、段差54で配線板10の側面13に接触している。
同様に、第2のリテーナ60は、図4に示すように、平面視において、第2の本体部61が配線板10の外側に位置すると共に第2の突出部62が配線板10の上面111上に位置するように、配線板10に設けられている。そして、図7に示すように、第2の突出部62は、当該第2の突出部62の下面で配線板10に接触しているのに対し、第2の本体部61は、段差64で配線板10の側面13に接触している。
この際、第1のリテーナ50と第2のリテーナ60は、平面視において第1及び第2の本体部51,61が重複するように、配線板10に取り付けられており、相互に密着した第1及び第2の本体部51,61が略円形の断面形状を形成している。すなわち、第1のリテーナ50と第2のリテーナ60は、第1及び第2の本体部51,61の中心線CL1M,CL2Mが一致するように、配線板10に取り付けられている。
そして、図6に示すように、第1のリテーナ50に保持されている第1のリードピン30は、配線板10の下面112側において第1の固定部81で配線板10に固定されている。具体的には、第1のリードピン30の第1の支持部31の下端部分が、配線板10の貫通孔14を貫通して配線板10の下面112に露出しており、当該露出部分が配線パターン12に半田接続されていることで、この第1の固定部81が形成されている。第1のリードピン30は、この第1の固定部81を介して配線パターン12に電気的に接続されている。本実施形態における第1の固定部81が、本発明における「第1の固定部」の一例に相当する。
この際、本実施形態では、上述のように、配線板10の下面112側に設けられた第2のリテーナ60が第2の切欠部63を有しており、配線板10の下面112において第1の固定部81を第2の切欠部63内に配置することができ、第1の固定部81が第2のリテーナ60と重なってしまうことがない(図3参照)。このため、第1のリードピン30を配線板10の上面111に配置しつつ第2のリテーナ60を配線板10の下面112に配置する構成を採用することができる。
そして、第1のリードピン30が配線板10に固定された状態において、当該第1のリードピン30の第1の延在部32は配線板10の上面111側に位置している。図6に示すように、この第1の延在部32と配線板10の上面111との間には、所定の間隔Dが形成されており、当該第1の延在部32は配線板10の上面111から離れて配置されている。この所定の間隔Dによりコネクタ20Aのサイズを調整することができる。
なお、図8に示すように、第1のリードピン30が配線板10に固定された状態において、第1のリードピン30が配線板10の上面111に接触していてもよい。図8は、本実施形態におけるコネクタ付き配線板のコネクタの変形例を示す断面図であり、図7に対応する図である。
同様に、図7に示すように、第2のリテーナ60に保持されている第2のリードピン40は、配線板10の上面111側において第2の固定部82で配線板10に固定されている。具体的には、第2のリードピン40の第2の支持部41の上端部分が、配線板10の貫通孔15を貫通して配線板10の上面111に露出しており、当該露出部分が配線パターン13に半田接続されていることで、この第2の固定部82が形成されている。第2のリードピン40は、この第2の固定部82を介して配線パターン13に電気的に接続されている。本実施形態における第2の固定部82が、本発明における「第2の固定部」の一例に相当する。
この際、本実施形態では、上述のように、配線板10の上面111側に設けられた第1のリテーナ50が第1の切欠部53を有しており、配線板10の上面111において第2の固定部82を第1の切欠部53内に配置することができ、第2の固定部82が第1のリテーナ50と重なってしまうことがない(図4参照)。このため、第2のリードピン40を配線板10の下面112に配置しつつ第1のリテーナ50を配線板10の上面111に配置する構成を採用することができる。
そして、第2のリードピン40が配線板10に固定された状態において、当該第2のリードピン40の第2の延在部42は配線板10の下面112側に位置している。図7に示すように、当該第2の延在部42と配線板10の下面112との間には、所定の間隔Dが形成されており、当該第2の延在部42は配線板10の下面112から離れて配置されている。この所定の間隔Dによりコネクタ20Aのサイズを調整することができる。なお、本実施形態では、この所定間隔Dは、上述の所定間隔Dと実質的に同一であるが(D=D)、特にこれに限定されない。
なお、図8に示すように、第2のリードピン40が配線板10に固定された状態において、当該第2のリードピン40が配線板10の下面112に接触していてもよい。
本実施形態では、図3及び図4に示すように、第1のリードピン30が図中―X側に配置されているのに対し、第2のリードピン40が図中+X側に配置されており、第1及び第2のリードピン30,40は平面視において相互に間隔を空けて並列に配置されている。また、図6及び図7に示すように、第1のリードピン30の第1の延在部32が配線板10の上面111側に配置されているのに対し、第2のリードピン40の第2の延在部42が配線板10下面112側に配置されており、第1及び第2の延在部32,42が配線板10の異なる面に配置されている。このため、図1に示すように、第1のリードピン30の第1の延在部32の中心と第2のリードピン40の第2の延在部42の中心を通過する第2の仮想平面VL2Aが、配線板10の平面方向に実質的に平行な第3の仮想平面VLに対して傾斜している。
具体的には、本実施形態では、コネクタ20Aの第3の仮想平面VLに対する第2の仮想平面VL2Aの傾斜角度βは、45度となっている(β=45°)。なお、コネクタ20Aの第2の仮想平面VL2Aが第3の仮想平面VLに対して傾斜しているのであれば、傾斜角度βは上記の値に特に限定されない。
なお、上述のように、コネクタ20Bの構成は、第1の仮想平面VL1ABを対称面として、コネクタ20Aの構成と面対称の構成を有している。そのため、コネクタ20Bでは、第1のリードピン30が図中+X側に配置されているのに対し、第2のリードピン40が図中―X側に配置されている。従って、図1に示すように、第3の仮想平面VLに対するコネクタ20Bの第2の仮想平面VL2Bの傾斜の向きは、コネクタ20Aの第2の仮想平面VL2Aの傾斜の向きとは反対となっている。
一方、コネクタ20Cの構成はコネクタ20Aの構成と同一であるため、コネクタ20Cでは、第1のリードピン30が図中―X側に配置され、第2のリードピン40が図中+X側に配置されている。従って、第3の仮想平面VLに対するコネクタ20Cの第2の仮想平面VL2Cの傾斜の向きは、コネクタ20Aの第2の仮想平面VL2Aの傾斜の向きと同じである。本実施形態における第2の仮想平面VL2A〜VL2Cが本発明における「第2の仮想平面」の一例に相当する。
コネクタ20Aのカバー70は、図1及び図3〜図5に示すように、配線板10に取り付けられた第1及び第2のリテーナ50,60を固定する円筒状の部材である。上述のように、第1及び第2のリテーナ50,60が配線板10に取り付けられた状態において、相互に密着した第1及び第2の本体部51,61が略円形の断面形状を形成している。カバー70の内孔71にこの第1及び第2の本体部51,61が挿入されることで、カバー70が第1及び第2のリテーナ50,60を固定している。
また、このカバー70は、当該カバー70の上部に第1の開口72を有していると共に、当該カバー70の下部に第2の開口73を有している。第1の開口72は、第1のリテーナ50の第1の凸部512に対応するように配置されており、第2の開口73は、第2のリテーナ60の第2の凸部612に対応するように配置されている。
カバー70への第1及び第2の本体部51,61の挿入を開始すると、カバー70が弾性変形することで第1及び第2の凸部512,612を乗り越え、当該第1及び第2の凸部512,612がカバー70の第1及び第2の開口72,73に入り込んで係止する。この際、上述のように、第1の凸部512がコネクタ20Aの先端側に第1のテーパ面513を有していると共に、第2の凸部612もコネクタ20Aの先端側に第2のテーパ面613を有しているので、第1及び第2の本体部51,61をカバー70に挿入し易くなっている。
そして、第1及び第2の凸部512,612がカバー70の第1及び第2の開口72,73に入り込むと、カバー70の弾性変形が解除されて、当該カバー70が第1及び第2の本体部51,61を押圧する。この際、第1及び第2の本体部51,61は、平坦な第1及び第2の対向面511,611同士で相互に密着するので、カバー70により第1及び第2の本体部51,61を安定して固定される。
カバー70により第1及び第2のリテーナ50,60が固定された状態において、第1のリテーナ50から露出する第1のリードピン30の第1の延在部32の先端部分は、カバー70の内孔71内に位置している。同様に、第2のリテーナ60から露出する第2のリードピン40の第2の延在部42の先端部分も、カバー70の内孔71内に位置している。
上述のように、3つのコネクタ20A〜20Cは、コネクタ20A,20Cが両端に位置しコネクタ20Bが中央に位置するように配線板10に一列に実装されている。この際、複数対の貫通孔14,15がX方向に沿って一列に並んで配置されているため、3つのコネクタ20A〜20Cの全てのリードピン30,40の支持部31,41もX方向に沿って一列に並んで配置されており、コネクタ付き配線板1の小型化が図られている。
本実施形態では、上述のように、コネクタ20Bの構成は、第1の仮想平面VL1ABを対称面として、コネクタ20Aの構成と面対称の関係を有しているので、図1に示すように、第2のリードピン40同士が隣り合うように、コネクタ20A、20Bが配線板10に実装されている。このため、コネクタ20Aの第2の仮想平面VL2Aは、コネクタ20Bの第2の仮想平面VL2Bと直交している(αAB=90°)。なお、コネクタ20Aの第2の仮想平面VL2Aとコネクタ20Bの仮想平面VL2Bの交差角度αABは、85度〜95度であれば(85°≦αAB≦95°)、直角に限定されない。
同様に、コネクタ20Bの構成は、第1の仮想平面VL1BCを対称面として、コネクタ20Cの構成とも面対称の関係を有しているので、図1に示すように、第1のリードピン30同士が隣り合うように、コネクタ20B,20Cが配線板10に実装されている。このため、コネクタ20Bの第2の仮想平面VL2Bは、コネクタ20Cの第2の仮想平面VL2Cと直交している(αBC=90°)。なお、コネクタ20Bの第2の仮想平面VL2Bとコネクタ20Cの仮想平面VL2Cの交差角度αBCは、85度〜95度であれば(85°≦αBC≦95°)、直角に限定されない。
以上のように、本実施形態では、配線板10の平面方向に実質的に平行な図中Y方向に延在する第1の延在部32を第1のリードピン30が有していると共に、第2のリードピン40も図中Y方向に延在する第2の延在部42を有しているので、コネクタ20A〜20Cの厚みを小さくすることができ、当該コネクタ20A〜20Cの小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1及び第2のリードピン30,40の第1及び第2の延在部32,42が配線板10の異なる面111,112に配置されており、コネクタ20A〜20Cの第2の仮想平面VL2A〜VL2Cが配線板10の平面方向に対して傾斜している。このため、第2の仮想平面VL2A,VL2B(VL2B.VL2C)を実質的に直交させるようにコネクタ20A、20B(20B,20C)を配置して、相互に隣り合うツイストペアケーブル110の位相を異ならせることができるので、当該ツイストペアケーブル110間でのクロストークの発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、第1及び第2のリードピン30,40の第1及び第2の延在部32,42が配線板10の異なる面111,112に配置されているので、第1のリードピン30の全体の長さと第2のリードピン40の全体の長さを同一にすることができ、第1のリードピンの電気長と第2のリードピンの電気長を一致させることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上述の実施形態では、両面プリント配線板を配線板10として用いたが、特にこれに限定されず、片面プリント配線板を配線板10として用いてもよい。
例えば、配線板10の上面111に配線パターン12,13の両方が形成されている場合には、第1のリードピン30が挿入される貫通孔14の内面に金属層を形成しておき、配線板10の下面112側から第1のリードピン30の第1の支持部の下端部分と当該金属層を半田接続して第1の固定部81を形成することで、第1のリードピン30と配線パターン12とを電気的に接続してもよい。
或いは、配線板10の下面112に配線パターン12,13の両方が形成されている場合には、第2のリードピン40が挿入される貫通孔15の内面に金属層を形成しておき、配線板10の上面111側から第2のリードピン40の第2の支持部41の上端部分と当該金属層を半田接続して第2の固定部82を形成することで、第2のリードピン40と配線パターン13とを電気的に接続してもよい。
また、コネクタ付き配線板が有するコネクタの数は、複数である限り、特に上記に限定されない。例えば、コネクタ付き配線板が2つのコネクタを備えてもよいし、4つ以上のコネクタを備えてもよい。いずれの場合にも、面対称の関係を有するコネクタが相互に隣り合うように、複数のコネクタを配線板上に配列する。
1…コネクタ付き配線板
10…配線板
11…基材
111…上面
112…下面
113…側面
12,13…配線パターン
14,15…貫通孔
20A〜20C…コネクタ
21…嵌合口
30…第1のリードピン
31…第1の支持部
32…第1の延在部
40…第2のリードピン
41…第2の支持部
42…第2の延在部
50…第1のリテーナ
51…第1の本体部
511…第1の対向面
512…第1の凸部
513…第1のテーパ面
52…第1の突出部
53…第1の切欠部
54…段差
60…第2のリテーナ
61…第2の本体部
611…第2の対向面
612…第2の凸部
613…第2のテーパ面
62…第2の突出部
63…第2の切欠部
70…カバー
71…内孔
72,73…開口
81,82…固定部
100…相手方コネクタ
110…ツイストペアケーブル
VL1AB,VL1BC…第1の仮想平面
VL2A〜VL2C…第2の仮想平面
VL…第3の仮想平面

Claims (6)

  1. 第1及び第2の主面を有する配線板と、
    前記配線板の平面方向に対して実質的に直交する方向から視た平面視において相互に間隔を空けて並列に配置された第1及び第2のリードピンを備えたコネクタと、
    前記第1及び第2のリードピンを前記配線板にそれぞれ固定する第1及び第2の固定部と、を備え、
    前記第1のリードピンは、
    前記配線板を貫通する第1の支持部と、
    前記第1の主面側に配置され、前記第1の支持部の端部から前記配線板の前記平面方向に実質的に平行な第1の方向に延在する第1の延在部と、を備え、
    前記第1の固定部は、前記第2の主面上で前記1の支持部を前記配線板に固定しており、
    前記第2のリードピンは、
    前記配線板を貫通する第2の支持部と、
    前記第2の主面側に配置され、前記第2の支持部の端部から前記第1の方向に延在する第2の延在部と、を備え、
    前記第2の固定部は、前記第1の主面上で前記2の支持部を前記配線板に固定しており、
    前記コネクタは、
    前記第1のリードピンを保持する第1のリテーナと、
    前記第2のリードピンを保持する第2のリテーナと、
    前記第1及び前記第2のリテーナを固定するカバーと、をさらに備え、
    前記第1のリテーナは、
    前記平面視において前記配線板の外側に配置された第1の本体部と、
    前記平面視において前記第1の本体部から突出して、前記第1の主面上に配置された第1の突出部と、を備え、
    前記第2のリテーナは、
    前記平面視において前記配線板の外側に配置された第2の本体部と、
    前記平面視において前記第2の本体部から突出して、前記第2の主面上に配置された第2の突出部と、を備え、
    前記カバーは、前記第1及び第2の本体部を相互に当接させた状態で、前記第1及び前記第2のリテーナを固定しており、
    前記第1のリテーナは、前記第1の主面上で前記第2の固定部を露出させる第1の欠損部を有し、
    前記第2のリテーナは、前記第2の主面上で前記第1の固定部を露出させる第2の欠損部を有しているコネクタ付き配線板。
  2. 請求項1に記載のコネクタ付き配線板であって、
    前記コネクタ付き配線板は、複数の前記コネクタを備え、
    前記複数のコネクタは、相互に隣り合うように前記配線板に実装された第1及び第2のコネクタを含み、
    前記第1及び第2のコネクタは、前記第1の方向に実質的に平行であり且つ前記配線板の前記平面方向に対して実質的に直交する第1の仮想平面を対称面として面対称の関係を有しており、
    前記第1及び第2のコネクタは、前記第1のリードピン同士が相互に隣り合い、又は、前記第2のリードピン同士が相互に隣り合うように配置されているコネクタ付き配線板。
  3. 請求項2に記載のコネクタ付き配線板であって、
    前記コネクタの前記第1及び第2の延在部の中心を通過する第2の仮想平面は、前記配線板の前記平面方向に対して傾斜しており、
    前記第1のコネクタの前記第2の仮想平面と、前記第2のコネクタの前記第2の仮想平面との交差角度αは、下記の(1)式を満たしているコネクタ付き配線板。
    85°≦α≦95° … (1)
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ付き配線板であって、
    前記第1の延在部は、前記第1の延在部と前記第1の主面との間に間隔を空けて前記第1の支持部に支持されており、
    前記第2の延在部は、前記第2の延在部と前記第2の主面との間に間隔を空けて前記第2の支持部に支持されているコネクタ付き配線板。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ付き配線板であって、
    前記カバーは、筒状の形状を有し、
    前記第1の本体部は、前記第2の本体部に対向する第1の対向面を有し、
    前記第2の本体部は、前記第1の対向面に対向する第2の対向面を有し、
    前記カバーは、前記第1及び第2の本体部が前記カバーに挿入されていることで、前記第1及び第2のリテーナを固定しており、
    前記第1及び第2の対向面は、前記第1及び第2の本体部が前記カバーに挿入されていることで、相互に密着しているコネクタ付き配線板。
  6. 請求項5に記載のコネクタ付き配線板であって、
    前記第1の本体部は、前記第2のリテーナとは反対側に向かって突出する第1の凸部を有し、
    前記第2の本体部は、前記第1のリテーナとは反対側に向かって突出する第2の凸部を有し、
    前記カバーは、
    前記第1の凸部が係止する第1の開口と、
    前記第2の凸部が係止する第2の開口と、を有し、
    前記第1の凸部は、前記コネクタの先端側に第1のテーパ面を有し、
    前記第2の凸部は、前記コネクタの先端側に第2のテーパ面を有しているコネクタ付き配線板。
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