JP2021104637A - 積層体および物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】より安価であり、かつ、高い意匠性を発現可能な積層体を提供すること。高い意匠性を有する物品を提供すること。【解決手段】順に、偏光層と、塗膜層とを含み、前記塗膜層が、複屈折性を有する、積層体。その積層体を有する物品。【選択図】図1
Description
本発明は、積層体および物品に関する。
塗料は、例えば、その塗料が塗装された対象物に意匠性を付与したり、外的環境からの保護を付与したり、および遮熱などの機能を付与したりする材料である。
車などの対象物に高い意匠性を付与する塗料としては、日本ペイント社製のマジョーラ(登録商標)塗料がある。このマジョーラ塗料は、クロマフレア顔料を含む。このクロマフレア顔料は、5層構造を有し、その顔料は、入射光の約50%を表面層で反射し、残りの約50%を中央のオペイク リフレクター メタル(Opaque Reflector Metal)で反射するように設定されている。この分光効果で、干渉波長が発生し、対象物を見る角度によって色彩が変わり、マジョーラ塗料は、高い意匠性を発現する。
この他、多層反射フィルムとして、少なくとも1つの反射層と少なくとも1つの円偏光層を含む多層反射フィルムが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、クロマフレア顔料およびその顔料を含むマジョーラ塗料は、非常に高価であるという欠点がある。
そこで、本発明は、より安価であり、かつ、対象物に高い意匠性を付与することができる積層体を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、高い意匠性を有する物品を提供することである。
本発明に係る積層体は、積層体であって、
順に、
偏光層と、
塗膜層とを含み、
前記塗膜層が、複屈折性を有する、積層体である。これにより、より安価であり、かつ、対象物に高い意匠性を付与することができる。
順に、
偏光層と、
塗膜層とを含み、
前記塗膜層が、複屈折性を有する、積層体である。これにより、より安価であり、かつ、対象物に高い意匠性を付与することができる。
本発明に係る積層体の一実施形態では、前記積層体が、順に、
前記偏光層(第1の偏光層)と、
前記塗膜層と、
反射層または第2の偏光層とを含む。
前記偏光層(第1の偏光層)と、
前記塗膜層と、
反射層または第2の偏光層とを含む。
本発明に係る積層体の一実施形態では、前記塗膜層が、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含む。
本発明に係る積層体の一実施形態は、意匠性付与用積層体である。
本発明に係る物品は、上記いずれかの積層体を有する、物品である。これにより、高い意匠性を有する物品を提供することができる。
本発明によれば、より安価であり、かつ、対象物に高い意匠性を付与することができる積層体を提供することができる。本発明によれば、高い意匠性を有する物品を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。これらの記載は、本発明の例示を目的とするものであり、本発明を何ら限定するものではない。
本発明において、2以上の実施形態を任意に組み合わせることができる。
本発明において、塗料と塗料組成物は相互互換的に用いることができる。
本明細書において、可視光は、波長380〜780nmの範囲の電磁波を指す。
本明細書において、透過と通過は相互互換的に用いることができる。
本明細書において、数値範囲は、別段の記載がない限り、その範囲の上限値および下限値を含むことを意図している。例えば、380〜780nmは、380nm以上780nm以下を意味する。
添付の図面は、積層体または塗膜層の構造の理解を容易にすることを優先した模式図であるため、各層の縮尺および各複屈折材料の配置は正確ではない。
(積層体)
本発明に係る積層体は、積層体であって、
順に、
偏光層と、
塗膜層とを含み、
前記塗膜層が、複屈折性を有する、積層体である。
本発明に係る積層体は、積層体であって、
順に、
偏光層と、
塗膜層とを含み、
前記塗膜層が、複屈折性を有する、積層体である。
これに限定されないが、例えば、本発明の積層体が、偏光層と複屈折性を有する塗膜層との2層構造を有する場合、その積層体が高い意匠性を発現するメカニズムは、以下のとおりである。(1)本発明の積層体を2つの偏光層が所定の角度となるように2枚積層する。これによって、順に偏光層、塗膜層、偏光層および塗膜層の4層構造を形成する。(2)1枚目の積層体中の偏光層(1つ目の偏光層)から入射した自然光のうち、偏光層の透過軸(偏光軸)に平行な直線偏光が偏光層を透過する。(3)次に、その直線偏光は、1枚目の積層体中の複屈折性を有する塗膜層を透過すると、偏光状態が変化する。ここで、上記(2)と(3)は、可視光の各波長(すなわち各色)で起こり、(3)で塗膜層を透過した後の偏光状態は、各波長で異なる。(4)次いで、その偏光状態が変化した光が、2枚目の積層体中の偏光層(2つ目の偏光層)を透過すると、各波長で偏光状態が異なることで2つ目の偏光層の透過軸に平行な振動成分の割合が異なるため、各波長で2つ目の偏光層を透過した光の強度が異なる。なお、2つ目の偏光層を透過した光は、2枚目の積層体中の複屈折性を有する塗膜層を透過するとその偏光状態は変化するが、人間の目が偏光状態を区別することができないことに加えて、この場合は、その後に3つ目の偏光層がないため、光の強度は変わらない。(5)透過した光の強度が強い波長に対応する色は、観察者には強く見え、透過した光の強度が弱い波長に対応する色は、観察者には弱く見え、これらの色が合成された色が観察者に観察される。(6)そして、例えば、塗膜層の厚さ、塗膜の複屈折性の程度および塗膜を観察する角度などによって最終的に観察される色が変化し、高い意匠性を発現する。
上記メカニズムは、2層構造の積層体の場合の例示であるが、例えば、本発明の積層体が、偏光層(第1の偏光層)と複屈折性を有する塗膜層と偏光層(第2の偏光層)との3層構造を有する場合は、積層体1枚でも、同様の高い意匠性を発現することができる。すなわち、第2の偏光層が、上記(4)の2つ目の偏光層の機能を果たすことで、同様の高い意匠性を発現する。
また、例えば、本発明の積層体が、偏光層と複屈折性を有する塗膜層と反射層との3層構造を有する場合も、積層体1枚で、同様の高い意匠性を発現することができる。この場合は、上記(3)で複屈折性を有する塗膜層を透過して偏光状態が変化した光が、反射層で反射され、再度、塗膜層と偏光層を透過することで、1つの偏光層が第1の偏光層と第2の偏光層の機能を果たす。
以下、本発明に係る積層体の各層について例示説明する。
図1は、本発明に係る積層体の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層20と塗膜層30とを含む。塗膜層30は、複屈折性を有する(以下の図2〜8においても同様である)。
図2は、本発明の積層体の塗膜層の一例の断面を示す模式図である。この塗膜層30の例では、塗膜層30は、フィルム型の複屈折材料31を複数含む。
図3は、本発明の積層体の塗膜層の別の一例の断面を示す模式図である。この塗膜層30の例では、塗膜層30は、繊維型の複屈折材料32を複数含む。
図4は、本発明に係る積層体の別の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層(第1の偏光層)20と塗膜層30と第2の偏光層21とを含む。
図5は、本発明に係る積層体の別の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層20と塗膜層30と反射層40とを含む。
図6は、本発明に係る積層体の別の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層20と接着層50と塗膜層30とを含む。
図7は、本発明に係る積層体の別の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層(第1の偏光層)20と接着層50と塗膜層30と接着層50と第2の偏光層21とを含む。
図8は、本発明に係る積層体の別の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層20と接着層50と塗膜層30と接着層50と反射層40とを含む。
図9は、本発明に係る積層体の別の一例の断面を示す模式図である。この積層体1の例では、積層体1は、順に、偏光層(第1の偏光層)20と塗膜層30と反射層40と塗膜層30と(第2の偏光層21および反射層40)とを含む。そして、第2の偏光層21および反射層40は、同一面内に存在する。
・偏光層
偏光層は、上述したように、太陽光および人工光などの自然光を偏光する機能を有する層である。本発明に係る積層体が、後述する第2の偏光層など2以上の偏光層を含む場合、ここで説明する偏光層は、第1の偏光層として扱う。
偏光層は、上述したように、太陽光および人工光などの自然光を偏光する機能を有する層である。本発明に係る積層体が、後述する第2の偏光層など2以上の偏光層を含む場合、ここで説明する偏光層は、第1の偏光層として扱う。
偏光層としては、特に限定されず、公知の偏光層または偏光フィルムから適宜選択することができる。偏光層としては、偏光層を透過した後の偏光の種類によって、例えば、直線偏光層、円偏光層および楕円偏光層などが挙げられる。また、偏光層は、その偏光層を透過しない光を吸収する吸収型偏光層であってもよいし、またはその偏光層を透過しない光を反射する反射型偏光層であってもよい。
吸収型偏光層としては、例えば、二色性色素系偏光層、ポリエン系偏光層、ワイヤグリッド偏光層などが挙げられる。吸収型偏光層としては、例えば、特開2014−197163号公報、特開2013−130882号公報および特開2017−090637号公報などに記載のものが挙げられる。
二色性色素系偏光層としては、例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルムなどの親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料などの二色性物質を吸着させて一軸延伸したものが挙げられる。
一実施形態では、偏光層は、直線偏光層、円偏光層および楕円偏光層からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、偏光層は、直線偏光層である。
一実施形態では、偏光層は、二色性色素系偏光層、ポリエン系偏光層およびワイヤグリッド偏光層からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、偏光層は、二色性色素系偏光層である。
偏光層は、市販品を用いてもよい。偏光層の市販品としては、例えば、ポラテクノ社の商品名SKN−18243T(吸収型偏光フィルム、ヨウ素系);SHC−215U、SHC−115U、SHC−125U、SHC−13U、SHC−B15U、SHC−B25U、SHC−SR3UL2S、VHC−12、VHC−128(吸収型偏光フィルム、染料系);SKN−18243HN−31、SKN−18243HN−33(半吸収・半反射型偏光フィルム、ヨウ素系);SHC−115UH−31、SHC−115UH−33、SHC−115UH−41、SHC−125UH−31、SHC−125UH−33、SHC−125UH−41(半吸収・半反射型偏光フィルム、染料系);T1−SKW845U−SR(反射型偏光フィルム、ヨウ素系);SHC−115M、SHC−115R、SHC−125M、SHC−125R(反射型偏光フィルム、染料系);旭化成社のWGF(登録商標)(ワイヤグリッド偏光層)などが挙げられる。
偏光層は、偏光顔料を含む塗膜からなる層であってもよい。例えば、偏光顔料と任意に溶剤、樹脂などを含む塗料組成物を塗装して、塗膜を形成することで、偏光顔料を含む塗膜からなる偏光層を得ることができる。
偏光顔料としては、例えば、上述した市販の偏光層および偏光フィルムなどを粉砕したものが挙げられる。
偏光顔料の偏光性は、特に限定されず、例えば、直線偏光性、円偏光性および楕円偏光性などである。一実施形態では、偏光顔料は、直線偏光顔料、円偏光顔料および楕円偏光顔料からなる群より選択される少なくとも1種である。
偏光顔料は、例えば、二色性色素系偏光顔料、ポリエン系偏光顔料およびワイヤグリッド偏光顔料などでもよい。一実施形態では、偏光顔料は、二色性色素系偏光顔料、ポリエン系偏光顔料およびワイヤグリッド偏光顔料からなる群より選択される少なくとも1種である。
偏光顔料の形状は特に限定されず、適宜選択すればよい。偏光顔料の形状としては、例えば、平板状、球状、略球状、楕円体状、立方体状、直方体状、角柱状、円柱状および不定形などが挙げられる。一実施形態では、偏光顔料の形状は、平板状、球状および略球状からなる群より選択される少なくとも1種である。また、偏光顔料の寸法は、所望の外観などに応じて適宜調節すればよい。例えば、平板状偏光顔料の場合、長辺の寸法は、0.1μm〜3cmである。例えば、球状偏光顔料の場合、平均粒子径は、0.5〜500μmである。本明細書において、平均粒子径は、顔料分散粒子の体積平均粒子径(D50)を意味する。平均粒子径は、例えば、島津製作所社製のレーザ回折式粒子径分布測定装置、商品名「SALD−2200」などの粒度測定装置を用いて測定することができる。
偏光層を形成するための塗料組成物の任意成分である溶剤および樹脂としては、それぞれ、例えば、後述する塗膜層の溶剤および樹脂が挙げられる。
偏光層の厚さは、適宜調節すればよく、例えば、0.5〜500μmであり、好ましくは、10〜250μmである。一実施形態では、偏光層の厚さは、10μm以上、50μm以上、100μm以上、150μm以上、200μm以上または250μm以上である。別の実施形態では、偏光層の厚さは、250μm以下、200μm以下、150μm以下、100μm以下、50μm以下または10μm以下である。
偏光層は、可視光の少なくとも一部を透過することができればよく、その他の領域の波長の光(例えば、赤外線および紫外線など)を透過してもよいし、透過しなくてもよい。
本発明に係る積層体が、複数の偏光層を含む場合、各偏光層は、材料;透過する偏光の種類;偏光層の種類;および厚さなどが同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本発明に係る積層体における偏光層の数は、1層であってもよいし、2層以上であってもよい。一実施形態では、積層体における偏光層の数は、1層である。別の実施形態では、積層体における偏光層の数は、2層である。
・塗膜層
塗膜層は、複屈折性を有し、塗料組成物を塗装することによって形成された層である。塗膜層は、上述したように、偏光層を透過した光の偏光状態を変化させる機能を有する。
塗膜層は、複屈折性を有し、塗料組成物を塗装することによって形成された層である。塗膜層は、上述したように、偏光層を透過した光の偏光状態を変化させる機能を有する。
塗膜層の複屈折性としては、公知の複屈折層の複屈折性および位相差層の複屈折性から適宜選択することができる。したがって、例えば、塗膜層としては、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長塗膜層(λ/2塗膜層)、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長塗膜層(λ/4塗膜層)、Cプレート型塗膜層などが挙げられる。
一実施形態では、塗膜層は、1/2波長塗膜層、1/4波長塗膜層およびCプレート型塗膜層からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、塗膜層は、1/2波長塗膜層および1/4波長塗膜層からなる群より選択される少なくとも1種である。
一実施形態では、塗膜層による位相差は、1波長(360°)、1/2波長(180°)および1/4波長(90°)からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、塗膜層による位相差は、1/2波長(180°)および1/4波長(90°)からなる群より選択される少なくとも1種である。さらに別の実施形態では、塗膜層による位相差は、1/2波長(180°)である。一実施形態では、位相差は、波長380nmにおける値である。別の実施形態では、位相差は、波長550nmにおける値である。別の実施形態では、位相差は、波長780nmにおける値である。
複屈折性を有する塗膜層としては、例えば、複屈折性を有する複屈折材料を含む塗膜層;および塗膜層自体が複屈折性を有する塗膜層などが挙げられる。
複屈折材料としては、特に限定されず、公知の複屈折材料を用いることができる。複屈折材料としては、例えば、セロハンテープなどのセルロース系フィルム;OPPフィルムなどの延伸ポリエン系フィルム;位相差フィルム;および重合性または非重合性の液晶化合物;ポリマーまたは高分子の繊維などが挙げられる。本発明において、液晶化合物は、外部電圧によってその分子の配向が変化する化合物をいう。
複屈折材料としての位相差フィルムは、例えば、基板と位相差層との積層フィルムである。
複屈折材料としての位相差フィルムの基板は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル系基板;ジアセチルセルロースおよびトリアセチルセルロース(TAC)などのセルロース系基板;ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系基板;ポリスチレンおよびアクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)などのスチレン系基板;ポリカーボネート系基板などが挙げられる。
複屈折材料としての位相差フィルムの位相差層は、例えば、熱可塑性樹脂を含む複屈折層;液晶モノマーを配向させた後、架橋、重合させた配向液晶層;液晶ポリマーの配向液晶層などが挙げられる。この他、例えば、特開2013−130882号公報に記載の複屈折層が挙げられる。
複屈折材料としてのポリマーまたは高分子の繊維は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル繊維;ナイロン繊維;レーヨン、キュプラ、ポリノジック、モダル、リヨセルなどのセルロース繊維;ポリウレタン繊維;アクリル繊維;アクリル系繊維;アセテート、トリアセテートなどの酢酸セルロース繊維;ビニロン繊維;ビニラール繊維;ポリ塩化ビニル;ビニリデン繊維;アラミド繊維;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリエン系繊維;フッ素系繊維;プロミックス繊維;ポリクラール繊維;ポリイミド繊維;アルギン酸繊維;ポリアリレート系繊維;ポリフェニレンサルファイド繊維などの化学繊維などが挙げられる。
複屈折材料が繊維以外の場合、複屈折材料の寸法は所望の外観に応じて適宜調節すればよく、例えば、平板状の複屈折材料の場合、長辺の寸法は、0.1μm〜3cmであり、厚さは、0.1μm〜3.0mmである。好ましくは、1μm〜1mmである。さらに好ましくは、5〜100μmである。球状の複屈折材料の場合、平均粒子径は、0.1μm〜3mmである。
複屈折材料が繊維の場合、繊維の繊維径は、例えば、0.1μm〜3mmであり、好ましくは、5μm〜100μmである。
複屈折材料が繊維の場合、繊維の長さは、例えば、10μm〜5cmであり、好ましくは、100μm〜3cmである。
一実施形態では、複屈折材料は、セルロース系フィルム、延伸ポリエン系フィルム、位相差フィルム(基板を含む)およびポリマーまたは高分子の繊維からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、複屈折材料は、非液晶化合物である。さらに別の実施形態では、複屈折材料は、重合性液晶化合物を含まない。さらに別の実施形態では、複屈折材料は、液晶化合物を含まない。
複屈折材料は、市販品を用いてもよい。複屈折材料の市販品としては、例えば、セロハンフィルム、セロハンテープ;日本ゼオン社製のゼオノアフィルム(登録商標);帝人社製のピュアエース(登録商標);富士フイルム社製のWVフィルム;JX液晶社製のNHフィルム、NVフィルムなどが挙げられる。
本発明に係る積層体の一実施形態では、前記塗膜層が、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含む。別の実施形態では、塗膜層は、非液晶ポリマーのマトリクス中に複屈折材料を含む。さらに別の実施形態では、塗膜層は、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含み、ポリマーマトリクスのポリマーが、アクリルポリマー、ポリエステルポリマー、アルキドポリマー、フッ素ポリマー、エポキシポリマー、ポリウレタンポリマー、ポリエーテルポリマー、シリコーンポリマーおよびアルコキシシラン縮合物ポリマーからなる群より選択される少なくとも1種以上である。さらに別の実施形態では、塗膜層は、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含み、ポリマーマトリクスのポリマーが、アクリルポリマー、ポリエステルポリマー、アルキドポリマー、フッ素ポリマー、エポキシポリマー、ポリウレタンポリマー、ポリエーテルポリマー、シリコーンポリマーおよびアルコキシシラン縮合物ポリマーからなる群より選択される少なくとも1種以上の非液晶ポリマーである。さらに別の実施形態では、塗膜層は、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含み、ポリマーマトリクスのポリマーが、アクリルポリマー、アルキドポリマー、フッ素ポリマー、エポキシポリマー、ポリウレタンポリマー、ポリエーテルポリマー、シリコーンポリマーおよびアルコキシシラン縮合物ポリマーからなる群より選択される少なくとも1種以上である。さらに別の実施形態では、塗膜層は、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含み、ポリマーマトリクスのポリマーが、アクリルポリマー、アルキドポリマー、フッ素ポリマー、エポキシポリマー、ポリウレタンポリマー、ポリエーテルポリマー、シリコーンポリマーおよびアルコキシシラン縮合物ポリマーからなる群より選択される少なくとも1種以上の非液晶ポリマーである。
塗膜層中の複屈折材料の割合は、適宜調節すればよい。例えば、塗膜層中の複屈折材料の質量割合は、1〜99%であり、好ましくは、20〜80%、さらに好ましくは30〜70%である。一実施形態では、塗膜層中の複屈折材料の質量割合は、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上または70%以上である。別の実施形態では、塗膜層中の複屈折材料の質量割合は、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下または30%以下である。
塗膜層が、複屈折材料ではないポリマーマトリクスを含む場合、塗膜層中のポリマーマトリクスの割合は、適宜調節すればよい。例えば、塗膜層中の複屈折材料ではないポリマーマトリクスの質量割合は、1〜99%であり、好ましくは、20〜80%、さらに好ましくは30〜70%である。一実施形態では、塗膜層中の複屈折材料ではないポリマーマトリクスの質量割合は、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上または70%以上である。別の実施形態では、塗膜層中の複屈折材料ではないポリマーマトリクスの質量割合は、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下または30%以下である。
塗膜層を形成する塗料組成物中の複屈折材料の質量割合は、例えば、全固形分に対して、1〜99%であり、好ましくは、20〜80%、さらに好ましくは30〜70%である。一実施形態では、塗膜層を形成する塗料組成物中の複屈折材料の質量割合は、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上または70%以上である。別の実施形態では、塗膜層を形成する塗料組成物中の複屈折材料の質量割合は、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下または30%以下である。
塗膜層を形成する塗料組成物中のポリマーの質量割合は、例えば、全固形分に対して、1〜99%であり、好ましくは、20〜80%、さらに好ましくは30〜70%である。一実施形態では、塗膜層を形成する塗料組成物中のポリマーの質量割合は、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上または70%以上である。別の実施形態では、塗膜層を形成する塗料組成物中のポリマーの質量割合は、70%以下、60%以下、50%以下、40%以下または30%以下である。
一実施形態では、塗膜層は、塗膜層全体が液晶層ではない。
塗膜層の厚さは、偏光層を透過した光の偏光状態を変化させる機能などを考慮して適宜調節すればよく、例えば、0.1μm〜3.0mmであり、好ましくは、1μm〜1mmであり、より好ましくは、5〜500μmである。一実施形態では、塗膜層の厚さは、5μm以上、10μm以上、20μm以上、30μm以上、40μm以上、50μm以上、60μm以上、70μm以上、80μm以上、90μm以上、100μm以上、200μm以上、300μm以上、400μm以上または500μm以上である。別の実施形態では、塗膜層の厚さは、500μm以下、400μm以下、300μm以下、200μm以下、100μm以下、90μm以下、80μm以下、70μm以下、60μm以下、50μm以下、40μm以下、30μm以下、20μm以下、10μm以下または5μm以下である。
塗膜層は、可視光の少なくとも一部を透過することができればよく、その他の領域の波長の光(例えば、赤外線および紫外線など)を透過してもよいし、透過しなくてもよい。
本発明の積層体において、偏光層と塗膜層は、例えば、図1、4および5に示したように、隣接して配置されていてもよいし、例えば、図6〜8に示したように、接着層などの他の1以上の層を介して配置されていてもよい。本発明において、順に、層Aと、層Bとを含むとは、層Aと層Bとが隣接していてもよいし、層Aと層Bの間に1または2以上の他の層が存在していてもよいことを表す。層の数が3層以上の場合も同様である。
本発明に係る積層体が、複屈折性を有する複数の塗膜層を含む場合、各塗膜層は、材料;複屈折性の種類;および厚さなどが同じであってもよいし、異なっていてもよい。
複屈折性を有する塗膜層の数は、1層であってもよいし、2層以上であってもよい。
・塗膜層の形成方法
塗膜層は、塗料組成物を塗装することによって形成される。
塗膜層は、塗料組成物を塗装することによって形成される。
塗膜層が複屈折材料を含む場合、塗膜層を形成する塗料組成物は、複屈折材料を含む。その塗料組成物は、複屈折材料に加えて、ポリマー(塗膜形成要素としての樹脂)、溶剤、顔料、分散剤、界面活性剤、タレ防止剤、粘度調整剤、沈降防止剤、架橋促進剤、硬化剤、レベリング剤、表面調整剤、消泡剤、可塑剤、防腐剤、防カビ剤、紫外線安定剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤など塗料組成物に用いられる公知の成分を1種または2種以上含んでいてもよい。
ポリマー(塗膜形成要素としての樹脂)としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテル樹脂などを挙げることができる。また、樹脂として、例えば、シリコーン樹脂やアルコキシシラン縮合物などの、無機成分を含む、または、無機成分からなる高分子化合物を用いることもできる。この他、塗料組成物などに用いられる公知の塗膜形成要素としての樹脂を用いてもよい。
溶剤としては、従来公知の塗料組成物および化粧品組成物などの溶剤を適宜選択して用いることができる。例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−ブタノールなどのアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、プロピオン酸エチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエステル類;ジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)などのエーテル類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、1、3−オクチレングリコールなどのグリコール類;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド(DMSO)、N−メチルピロリドン(NMP)などのアミド類;アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;トルエン、キシレン、メシチレン、ドデシルベンゼンなどの芳香族炭化水素;クロロホルム、ジクロロメチレンなどのハロゲン系溶媒などが挙げられる。
組成物における溶剤の量は、塗布性、粘度などを考慮して適宜調節すればよい。
塗膜層が複屈折材料を含む場合、例えば、所定の寸法の複屈折材料と、任意にポリマーおよび溶剤などを含む塗料組成物を偏光層上または他の層(例えば、基材上の離型紙)上に塗装し、皮膜を乾燥、硬化させて、塗膜層を形成する。塗膜層を形成した後または皮膜の硬化前に、塗膜層上または皮膜上に別の偏光層、反射層または接着層などを積層して、任意に皮膜を硬化させてもよい。基材上の離型紙上に塗膜層を形成した場合、離型紙を剥離して、塗膜層を接着層上などに積層してもよい。また、塗膜層を形成した後、または皮膜の硬化前に、塗膜層または皮膜を延伸処理してもよい。延伸処理は、1軸延伸または2軸延伸など、公知の延伸処理を用いてよく、例えば、特開特開2014−197163号公報に記載の延伸処理を用いてもよい。一実施形態では、塗膜層を形成した後、塗膜層に延伸処理を行う。
複屈折材料を所定の寸法とする方法は特に限定されず、公知の裁断および粉砕方法を用いることができる。複屈折材料を粉砕する方法は、例えば、国際公開第2018/034261号に記載の粉砕方法を用いることができる。
塗料組成物の調製方法は特に限定されず、複屈折材料と、ポリマーおよび溶剤などの他の任意成分とを公知の混合装置などを用いて混合して調製することができる。また、公知の塗料組成物(ベース塗料)に所定の寸法の複屈折材料を添加して、混合して塗料組成物を調製することもできる。
塗料組成物の塗装方法は、特に限定されず、従来公知の塗装方法を用いることができる。例えば、アプリケータ、バーコーター、刷毛、スプレー、ローラー、ロールコーター、カーテンコーターなどを用いて塗装することができる。あるいは、塗料組成物を含む塗料浴へ、偏光フィルムなどを浸漬することで塗装してもよい。
塗料組成物を塗布した後の乾燥温度は、溶剤などに応じて適宜調節すればよい。例えば、10秒〜30分などの短時間での乾燥が必要な場合には、30〜200℃とすることができ、40〜160℃が好ましい。短時間での乾燥が必要な場合には、2液型硬化反応、紫外線などのエネルギー線を用いてもよい。また、短時間での乾燥が必要でない場合には、例えば室温などで乾燥してもよい。
一実施形態では、塗膜層自体が複屈折性を有する塗膜層を形成する場合、例えば、液晶化合物または溶融したポリプロピレンなどのポリマーなどを含む塗料組成物を塗装して、重合、架橋、硬化冷却、または加熱することにより、複屈折性を有する塗膜層を形成する。塗膜層を形成した後、塗膜層を延伸処理してもよい。
本発明に係る積層体の一実施形態では、前記積層体が、順に、
前記偏光層(第1の偏光層)と、
前記塗膜層と、
反射層または第2の偏光層とを含む。
前記偏光層(第1の偏光層)と、
前記塗膜層と、
反射層または第2の偏光層とを含む。
・反射層
反射層は、偏光層と塗膜層などを透過した光(可視光);または別の積層体を透過した光(可視光)などの光(可視光)を反射する機能を有する層である。
反射層は、偏光層と塗膜層などを透過した光(可視光);または別の積層体を透過した光(可視光)などの光(可視光)を反射する機能を有する層である。
反射層は、上述したように光を反射する機能を有すればよく、公知の光学積層体などの反射層を用いることができる。反射層としては、例えば、Al、Sn、Cu、Au、Ag、Cr、Feなどの金属からなる薄膜、金属蒸着膜、メッキ、金属基材;例えば、Sb2S3、Fe2O3、TiO2、CdS、CeO2、ZnS、PbCl2、CdO、SbO3、WO3、SiO、Si2O3、In2O3、PbO、Ta2O3、ZnO、Cd2O3、Al2O3などの無機材料からなる透過性薄膜;これら無機材料からなる透過性薄膜を積層した積層体などを用いることができる。この他、特開2003−294622号公報および特開2002−114940号公報に記載の光輝材含有塗膜を反射層として用いてもよい。
一実施形態では、反射層は、アルミニウムの薄膜(アルミホイル)、金属蒸着膜、メッキ、光輝材含有塗膜および金属基材からなる群より選択される少なくとも1種である。
積層体における反射層の数は、1層であってもよいし、2層以上であってもよい。反射層が2層以上ある場合、反射層の間に位置する層の種類に応じて、反射層の寸法と形状を調節して配置する。例えば、図9に示した例では、2つの反射層40の間の塗膜層30に光が届くように、図9の下側の反射層40は、その塗膜層30よりも幅が小さく、かつ、同一層平面内に第2の偏光層21が存在する。一方、2つの反射層(反射機能の異なる2つの反射層)の間に位置する層が、接着層のみの場合は、接着層の両面全体を覆うように2つの反射層が配置されていてもよい。
・第2の偏光層
第2の偏光層の機能;材料;透過する偏光の種類;偏光層の種類;および厚さは、上記偏光層で説明したとおりである。
第2の偏光層の機能;材料;透過する偏光の種類;偏光層の種類;および厚さは、上記偏光層で説明したとおりである。
一実施形態では、第2の偏光層は、直線偏光層、円偏光層および楕円偏光層からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、第2の偏光層は、直線偏光層である。さらに別の実施形態では、第1の偏光層および第2の偏光層は、直線偏光層、円偏光層および楕円偏光層からなる群より選択される少なくとも1種である。さらに別の実施形態では、第1の偏光層および第2の偏光層は、直線偏光層である。
一実施形態では、第2の偏光層は、二色性色素系偏光層、ポリエン系偏光層およびワイヤグリッド偏光層からなる群より選択される少なくとも1種である。別の実施形態では、第2の偏光層は、二色性色素系偏光層である。さらに別の実施形態では、第1の偏光層および第2の偏光層は、二色性色素系偏光層、ポリエン系偏光層およびワイヤグリッド偏光層からなる群より選択される少なくとも1種である。さらに別の実施形態では、第1の偏光層および第2の偏光層は、二色性色素系偏光層である。
第2の偏光層の透過軸は、第1の偏光層の透過軸と直交してもよいし、直交しなくてもよい。一実施形態では、第2の偏光層の透過軸は、第1の偏光層の透過軸と直交する。
・接着層
接着層は、当該接着層に隣接する1層または2層を接着する機能を有する層である。接着層としては、例えば、感光性接着剤(UV硬化性接着剤)、感圧性接着剤などが挙げられる。接着層の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂などが挙げられる。この他、例えば、特開2014−197163号公報などに記載の接着性樹脂、粘着性樹脂などが挙げられる。
接着層は、当該接着層に隣接する1層または2層を接着する機能を有する層である。接着層としては、例えば、感光性接着剤(UV硬化性接着剤)、感圧性接着剤などが挙げられる。接着層の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂などが挙げられる。この他、例えば、特開2014−197163号公報などに記載の接着性樹脂、粘着性樹脂などが挙げられる。
接着層は、可視光の少なくとも一部を透過することができればよく、その他の領域の波長の光(例えば、赤外線および紫外線など)を透過してもよいし、透過しなくてもよい。
接着層の厚さは、特に限定されず、例えば、0.001〜2mmであり、好ましくは、0.01〜1mmであり、より好ましくは、0.05〜0.5mmである。
本発明の積層体の層数は、偏光層と塗膜層を含むため少なくとも2層である。積層体の層数は、2層、3層、4層、5層、6層、7層、8層、9層または10層でもよい。
・その他の層
本発明の積層体は、積層体の内部または外部に上述した層以外の層を1層または2層以上含んでいてもよい。このようなその他の層としては、例えば、特開2013−130882号公報に記載のハードコート層などが挙げられる。
本発明の積層体は、積層体の内部または外部に上述した層以外の層を1層または2層以上含んでいてもよい。このようなその他の層としては、例えば、特開2013−130882号公報に記載のハードコート層などが挙げられる。
一実施形態では、積層体は、順に、偏光層と塗膜層の2層構造である。別の実施形態では、積層体は、順に、第1の偏光層と塗膜層と第2の偏光層の3層構造である。さらに別の実施形態では、積層体は、順に、偏光層と塗膜層と反射層の3層構造である。さらに別の実施形態では、積層体は、順に、偏光層と塗膜層と反射層の3層構造であり、かつ、偏光層は、1/2波長塗膜層(λ/2塗膜層)である。さらに別の実施形態では、積層体は、順に、偏光層と接着層と塗膜層の3層構造である。さらに別の実施形態では、積層体は、順に、第1の偏光層と接着層と塗膜層と接着層と第2の偏光層の5層構造である。さらに別の実施形態では、積層体は、順に、偏光層と接着層と塗膜層と接着層と反射層の5層構造である。
本発明の積層体は、順に偏光層と塗膜層を含めばよく、各層の寸法および形状は、適宜調節すればよい。例えば、積層体の積層方向において隣接する2層は、層平面方向において、同一寸法および同一形状であってもよいし、層平面方向において、寸法と形状の一方または両方が異なっていてもよい。
本発明の積層体の寸法は、積層体を適用する対象物の寸法、形状などに応じて適宜調節すればよい。積層体の厚さは、例えば、0.6μm〜6mmであり、好ましくは、100μm〜1mmである。一実施形態では、積層体の厚さは、100μm以上、200μm以上、300μm以上、400μm以上、500μm以上、600μm以上、700μm以上、800μm以上、900μm以上または1mm以上である。別の実施形態では、積層体の厚さは、1mm以下、900μm以下、800μm以下、700μm以下、600μm以下、500μm以下、400μm以下、300μm以下、200μm以下または100μm以下である。本発明の積層体において厚さは、層の積層方向の寸法を指す。
本発明の積層体は、順に偏光層と塗膜層を含めばよく、形状は限定されない。例えば、積層体の平面形状(図1の積層体などを図の上側から見た形状)は、三角形;長方形、正方形、台形、ひし形などの四角形;五角形;六角形;七角形;八角形;九角形;十角形;円形;略円形;楕円形;不定形などでもよい。
本発明の積層体は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明に係る積層体の用途は、特に限定されず、例えば、意匠性付与用途;物品の表面保護用途;玩具用途;ルアー、釣り竿、釣り船の船体ラッピングなど釣り用途などが挙げられる。本発明に係る積層体は、意匠性付与用途に好適に用いることができる。
本発明に係る積層体の一実施形態は、意匠性付与用積層体である。
・積層体の製造方法
積層体の製造方法は、順に偏光層と塗膜層を含むように製造できれば特に限定されず、公知の光学フィルムなどの積層体の製造方法を用いることができる。
積層体の製造方法は、順に偏光層と塗膜層を含むように製造できれば特に限定されず、公知の光学フィルムなどの積層体の製造方法を用いることができる。
塗膜層が複屈折材料を含む場合、積層体の製造方法としては、例えば、以下のプロセスが挙げられる:
ア)複屈折材料としてのセロハンフィルムを所定の寸法に粉砕する;
イ)粉砕したセロハンフィルムとバインダーとしてのポリマーとを含む塗料組成物を調製する;
ウ)偏光層の一方の面上に、塗料組成物を塗装して、皮膜を形成する;
エ)皮膜を乾燥、硬化させて塗膜層を形成する。
このア)〜エ)のステップによって、図1に示した積層体が得られる。
ア)複屈折材料としてのセロハンフィルムを所定の寸法に粉砕する;
イ)粉砕したセロハンフィルムとバインダーとしてのポリマーとを含む塗料組成物を調製する;
ウ)偏光層の一方の面上に、塗料組成物を塗装して、皮膜を形成する;
エ)皮膜を乾燥、硬化させて塗膜層を形成する。
このア)〜エ)のステップによって、図1に示した積層体が得られる。
積層体の製造方法としては、例えば、上記ア)〜エ)のステップの後、任意に以下のオ)およびカ)のステップをさらに行ってもよい。
オ)一方の面上に粘着層を有する第2の偏光層を準備する;
カ)上記エ)のステップで形成した塗膜層の偏光層とは反対側の面上に、上記粘着層を介して第2の偏光層を積層する。
これらのステップによって、順に、第1の偏光層と、塗膜層と、接着層と、第2の偏光層とを含む積層体が得られる(図示せず)。
オ)一方の面上に粘着層を有する第2の偏光層を準備する;
カ)上記エ)のステップで形成した塗膜層の偏光層とは反対側の面上に、上記粘着層を介して第2の偏光層を積層する。
これらのステップによって、順に、第1の偏光層と、塗膜層と、接着層と、第2の偏光層とを含む積層体が得られる(図示せず)。
(物品)
本発明に係る物品は、上記いずれかの積層体を有する、物品である。
本発明に係る物品は、上記いずれかの積層体を有する、物品である。
本発明の積層体を有する物品は、特に限定されず、自動車、電車、バス、タクシーなどの車両;車両のタイヤ;船;飛行機、ヘリコプターなどの航空機;戸建住宅、マンションなどの集合住宅、オフィスビル、公共施設、商業施設、研究施設、軍事施設、トンネルなどの建築物ないし建造物の壁面、床面、天井、屋根、柱、看板、電子看板(デジタルサイネージ)、ドア、門、窓;ガラス;橋;自動販売機;道路標識;信号;街灯;LED方式、液晶方式、電球方式などの電光掲示板;作業機械、建築機械;石碑;墓石;衣類;靴などの履物;傘、カッパなどの雨具;包装材;メガネなどのレンズ;鏡;うちわ;玩具;ルアー、釣り竿などの釣り具などが挙げられる。
本発明の物品は、1つの積層体を有していてもよいし、2以上の同一または異なる積層体を有していてもよい。一実施形態では、積層体が偏光層と塗膜層の2層構造の場合、本発明の物品は、物品の表面に順に、偏光層、塗膜層、偏光層および塗膜層の4層構造となるように、2枚の積層体を有する。別の実施形態では、積層体が第1の偏光層と塗膜層と第2の偏光層の3層構造の場合、本発明の物品は、物品の表面に順に、順に、第1の偏光層、塗膜層および第2の偏光層の3層構造となるように、1枚の積層体を有する。
物品または対象物への積層体の適用方法は、特に限定されず、物品もしくは対象物および積層体のいずれかまたは両方に粘着剤などを塗布して、物品または対象物に積層体を貼り合わせるなどして適用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、これらの実施例は、本発明の例示を目的とするものであり、本発明を何ら限定するものではない。
実施例で使用した材料は以下のとおりである。
<偏光層>
偏光フィルム:ポラテクノ社製の商品名「SKN−18243T」(吸収型偏光フィルム)、厚さ215μm
<複屈折材料>
セロハンフィルム:トーヨー社製の商品名「単色セロファン(透明)」、厚さ約0.02mm
ポリエステル繊維(湿式不織布用ポリエステル繊維):帝人フロンティア社製の商品名「テピルス(登録商標)TA02N」、繊維径11μm、繊維長5mm
<反射層>
鏡面反射フィルム:ブレインテック社製の商品名「スパッタシルバー05」、厚さ38μm
<UV硬化性接着剤>
Permabond社製の商品名「パーマボンド UV605」
<ベース塗料>
水性アクリルエマルション:DIC社製の商品名「ボンコート CF−2800」、NV=50%
<偏光層>
偏光フィルム:ポラテクノ社製の商品名「SKN−18243T」(吸収型偏光フィルム)、厚さ215μm
<複屈折材料>
セロハンフィルム:トーヨー社製の商品名「単色セロファン(透明)」、厚さ約0.02mm
ポリエステル繊維(湿式不織布用ポリエステル繊維):帝人フロンティア社製の商品名「テピルス(登録商標)TA02N」、繊維径11μm、繊維長5mm
<反射層>
鏡面反射フィルム:ブレインテック社製の商品名「スパッタシルバー05」、厚さ38μm
<UV硬化性接着剤>
Permabond社製の商品名「パーマボンド UV605」
<ベース塗料>
水性アクリルエマルション:DIC社製の商品名「ボンコート CF−2800」、NV=50%
・実施例1
複屈折材料としてのセロハンフィルムをロータリークラッシャーを用いて機械粉砕して、寸法2mm×2mmとした。次いで、水性アクリルエマルション固形分100質量部に対して、その粉砕したセロハンフィルム100質量部を添加して、撹拌および混合して塗料組成物を得た。次いで、第1の偏光層としての偏光フィルム上にその塗料組成物を塗装して、常温で1時間乾燥して厚さ400μmの塗膜層を得た。次いで、塗膜層上にUV硬化性接着剤を塗布した。次いで、UV硬化性接着剤の上に第2の偏光層としての偏光フィルムを配置した。この時、第1の偏光層と第2の偏光層の偏光軸の角度は、90°とした。その偏光フィルム側からUVを照射して、UV硬化性接着剤を硬化させて、接着層を形成し、順に第1の偏光層と、塗膜層と、接着層と、第2の偏光層との4層構造からなる積層体を得た。得られた積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが930μmであった。
複屈折材料としてのセロハンフィルムをロータリークラッシャーを用いて機械粉砕して、寸法2mm×2mmとした。次いで、水性アクリルエマルション固形分100質量部に対して、その粉砕したセロハンフィルム100質量部を添加して、撹拌および混合して塗料組成物を得た。次いで、第1の偏光層としての偏光フィルム上にその塗料組成物を塗装して、常温で1時間乾燥して厚さ400μmの塗膜層を得た。次いで、塗膜層上にUV硬化性接着剤を塗布した。次いで、UV硬化性接着剤の上に第2の偏光層としての偏光フィルムを配置した。この時、第1の偏光層と第2の偏光層の偏光軸の角度は、90°とした。その偏光フィルム側からUVを照射して、UV硬化性接着剤を硬化させて、接着層を形成し、順に第1の偏光層と、塗膜層と、接着層と、第2の偏光層との4層構造からなる積層体を得た。得られた積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが930μmであった。
・実施例2
実施例1において、複屈折材料としてセロハンフィルムに代えて、ポリエステル繊維を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、順に第1の偏光層と、塗膜層と、接着層と、第2の偏光層との4層構造からなる積層体を得た。得られた積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが650μmであった。
実施例1において、複屈折材料としてセロハンフィルムに代えて、ポリエステル繊維を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、順に第1の偏光層と、塗膜層と、接着層と、第2の偏光層との4層構造からなる積層体を得た。得られた積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが650μmであった。
・実施例3
実施例1において、第1の偏光層としての偏光フィルムに代えて、反射層としての鏡面フィルムを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、順に偏光層と、接着層と、塗膜層と、反射層との4層構造からなる積層体を得た。得られた積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが800μmであった。
実施例1において、第1の偏光層としての偏光フィルムに代えて、反射層としての鏡面フィルムを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、順に偏光層と、接着層と、塗膜層と、反射層との4層構造からなる積層体を得た。得られた積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが800μmであった。
・比較例1
実施例1において、塗膜層に代えて、複屈折材料を含まない水性アクリルエマルション塗料で塗膜を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、順に第1の偏光層と、アクリル塗膜と、接着層と、第2の偏光層との4層構造からなる比較積層体を得た。得られた比較積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが930μmであった。
実施例1において、塗膜層に代えて、複屈折材料を含まない水性アクリルエマルション塗料で塗膜を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、順に第1の偏光層と、アクリル塗膜と、接着層と、第2の偏光層との4層構造からなる比較積層体を得た。得られた比較積層体は、寸法が10cm×10cm、厚さが930μmであった。
ガラス板上に各実施例および比較例から得られた積層体または比較積層体をそれらの4隅をセロハンテープで貼り付けて、ガラス板上に積層体または比較積層体を有する物品を得た。実施例3では、ガラス板に隣接して反射層を配置した。得られた各物品を屋内の照明光下で見る角度を変えて観察したところ、実施例1〜3の積層体では、積層体の色が変化し、積層体が高い意匠性を発現することを確認した。これに対して、比較例1の比較積層体では、積層体の色は変化しなかった。
本発明によれば、より安価であり、かつ、対象物に高い意匠性を付与することができる積層体を提供することができる。本発明によれば、高い意匠性を有する物品を提供することができる。
1:積層体
20:偏光層(第1の偏光層)
21:第2の偏光層
30:塗膜層
31:複屈折材料(フィルム型)
32:複屈折材料(繊維型)
40:反射層
50:接着層
20:偏光層(第1の偏光層)
21:第2の偏光層
30:塗膜層
31:複屈折材料(フィルム型)
32:複屈折材料(繊維型)
40:反射層
50:接着層
Claims (5)
- 積層体であって、
順に、
偏光層と、
塗膜層とを含み、
前記塗膜層が、複屈折性を有する、積層体。 - 前記積層体が、順に、
前記偏光層(第1の偏光層)と、
前記塗膜層と、
反射層または第2の偏光層とを含む、請求項1に記載の積層体。 - 前記塗膜層が、ポリマーマトリクス中に複屈折材料を含む、請求項1または2に記載の積層体。
- 意匠性付与用である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層体。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層体を有する、物品。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019237402A JP2021104637A (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 積層体および物品 |
PCT/JP2020/046429 WO2021131822A1 (ja) | 2019-12-26 | 2020-12-11 | 積層体および物品 |
Applications Claiming Priority (1)
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