JP2021102232A - フラックス及びソルダペースト - Google Patents

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浩由 川▲崎▼
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正人 白鳥
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Abstract

【課題】はんだの濡れ性を向上させたフラックス及びフラックスを用いたソルダペーストを提供する。【解決手段】フラックスは、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下、ロジンを5.0wt%以上45.0wt%以下含み、さらに溶剤を含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体は、イソシアヌル酸モノ(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体のいずれか、あるいは2種以上の組み合わせである。【選択図】無し

Description

本発明は、はんだ付けに用いられるフラックス及びこのフラックスを用いたソルダペーストに関する。
一般的に、はんだ付けに用いられるフラックスは、はんだ及びはんだ付けの対象となる接合対象物の金属表面に存在する金属酸化物を化学的に除去し、両者の境界で金属元素の移動を可能にする効能を持つ。このため、フラックスを使用してはんだ付けを行うことで、はんだと接合対象物の金属表面との間に金属間化合物が形成できるようになり、強固な接合が得られる。
ソルダペーストは、はんだ合金の粉末とフラックスとを混合させて得られた複合材料である。ソルダペーストを使用したはんだ付けは、基板の電極等のはんだ付け部にソルダペーストが印刷され、ソルダペーストが印刷されたはんだ付け部に部品が搭載され、リフロー炉と称される加熱炉で基板を加熱してはんだを溶融させて、はんだ付けが行われる。
特許文献1には、有機アミンのヨウ化水素酸塩と、6員環の芳香族系もしくは脂環族系モノカルボン酸、6員環の芳香族系もしくは脂環族系ジカルボン酸、イミダゾール系化合物またはそのカルボン酸塩との組み合わせにより、ヒートシンク部品等、接合面積の比較的大きい部品に好適とされたフラックス及びソルダペーストが記載されている。
特開2014−117737号公報
はんだ付け時の熱履歴の違いによって実装後の仕上がり、例えば濡れ広がり性が全く違う場合がある。そのため、どのような熱履歴でも安定して仕上がりのよいはんだ付けが可能となるフラックスが求められる。
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、はんだの濡れ広がり性に優れたフラックス及びフラックスを用いたソルダペーストを提供することを目的とする。
フラックスにイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を含むことで、接合部品へのはんだの濡れ性が改善できることを見出した。
そこで、本発明は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を含むフラックスである。
本発明のフラックスは、さらに樹脂を含むことが好ましく、樹脂がロジンであることが好ましい。また、本発明のフラックスは、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下含むことが好ましい。
本発明のフラックスは、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体が、イソシアヌル酸モノ(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体のいずれか、あるいは2種以上の組み合わせであることが好ましく、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体は、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートであり、イソシアヌル酸ビス(カルボキシアルキル)付加体は、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートであることが好ましい。
また、本発明は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下、ロジンを5.0wt%以上50.0wt%以下含み、さらに溶剤を含むフラックスである。
本発明のフラックスでは、さらにロジン以外の他の樹脂を0wt%以上30.0wt%以下含むことが好ましく、ロジン以外の他の樹脂はアクリル樹脂であり、アクリル樹脂の含有量が0wt%超である場合、アクリル樹脂とロジンの比率は0.1以上〜9.0以下であることが好ましい。さらにイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸を0wt%以上10.0wt%以下、アミンを0wt%以上5.0wt%以下、有機ハロゲン化合物の含有量を0wt%以上5.0wt%以下、アミンハロゲン化水素酸塩を0wt%以上5.0wt%以下、チキソ剤を0wt%以上10.0wt%以下含むことが好ましい。
また、本発明は、上述したフラックスと、金属粉を含むソルダペーストである。
本発明のフラックスでは、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を含むことで、このフラックス、及び、このフラックスを用いたソルダペーストでは、リフロー炉ではんだ付けを行うことで、はんだの不濡れの要因となる酸化物が除去され、はんだの濡れ広がり性が向上する。
<本実施の形態のフラックスの一例>
本実施の形態のフラックスは、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を含む。本実施の形態のフラックスは、さらに樹脂と溶剤を含む。
イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体は、六員(6員)複素環式化合物で、直鎖構造のカルボン酸、分岐構造のカルボン酸等の有機酸と比較して、はんだ付けで想定される温度域での耐熱性を有し、はんだ付け時に活性剤として機能する。
本実施の形態のフラックスとはんだボール、金属等の核をはんだで被覆した核ボール等を用いてリフロー炉ではんだ付けを行うことで、はんだの不濡れの要因となる酸化物が除去され、はんだの濡れ広がり性が向上する。また、本実施の形態のフラックスと金属粉を含むソルダペーストを用いてリフロー炉ではんだ付けを行うことでも、はんだの濡れ広がり性が向上する。
イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体としては、イソシアヌル酸モノ(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体等が挙げられる。
イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体としては、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート等が挙げられる。また、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体としては、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられる。
トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートの構造式を以下の(1)式に示す。トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートのCAS登録番号は、2904−41−8である。トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートの構造式を以下の(2)式に示す。トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートのCAS登録番号は、1968−52−1である。トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートの構造式を以下の(3)式に示す。トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートのCAS登録番号は、319017−31−7である。ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートの構造式を以下の(4)式に示す。ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートのCAS登録番号は、2904−40−7である。
Figure 2021102232

イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて必須の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の含有量は、0.5wt%以上20.0wt%以下であることが好ましい。
本実施の形態のフラックスは、樹脂としてロジンを含む。ロジンとしては、例えば、ガムロジン、ウッドロジン及びトール油ロジン等の原料ロジン、並びに該原料ロジンから得られる誘導体が挙げられる。該誘導体としては、例えば、精製ロジン、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、酸変性ロジン、フェノール変性ロジン及びα,β不飽和カルボン酸変性物(アクリル化ロジン、マレイン化ロジン、フマル化ロジン等)、並びに該重合ロジンの精製物、水素化物及び不均化物、並びに該α,β不飽和カルボン酸変性物の精製物、水素化物及び不均化物等が挙げられる。
ロジンは、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて必須の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。ロジンの含有量は、5.0wt%以上50.0wt%以下であることが好ましい。
また、ロジン以外の他の樹脂としてアクリル樹脂を含む。アクリル樹脂は、アクリル酸、アクリル酸とアルコールの反応物であるアクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸とアルコールの反応物であるメタクリル酸エステルをモノマーとして、アクリル酸の重合体、アクリル酸エステルの重合体、アクリル酸とアクリル酸エステルの重合体等が挙げられる。また、メタクリル酸の重合体、メタクリル酸エステルの重合体、メタクリル酸とメタクリル酸エステルの重合体等が挙げられる。さらに、アクリル酸とメタクリル酸の重合体、アクリル酸とメタクリル酸エステルの重合体、メタクリル酸とアクリル酸エステルの重合体、アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの重合体、アクリル酸とメタクリル酸とアクリル酸エステルの重合体、アクリル酸とメタクリル酸とメタクリル酸エステルの重合体、アクリル酸とメタクリル酸とアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの重合体、アクリル酸とアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの重合体、メタクリル酸とアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの重合体等が挙げられる。アクリル酸エステルとして、例えばアクリル酸ブチルエステルが挙げられ、アクリル酸ブチルエステルをモノマーとしたアクリル樹脂としては、アクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸ブチルエステル以外のアクリル酸エステルとアクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸とアクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸とアクリル酸ブチルエステル以外のアクリル酸エステルとアクリル酸ブチルエステルの重合体等が挙げられる。また、メタクリル酸エステルとして、例えばメタクリル酸ブチルエステルが挙げられ、メタクリル酸ブチルエステルをモノマーとしたアクリル樹脂としては、メタクリル酸ブチルエステルの重合体、メタクリル酸ブチルエステル以外のメタクリル酸エステルとメタクリル酸ブチルエステルの重合体、メタクリル酸とメタクリル酸ブチルエステルの重合体、メタクリル酸とメタクリル酸ブチルエステル以外のメタクリル酸エステルとメタクリル酸ブチルエステルの重合体等が挙げられる。さらに、アクリル酸とメタクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸とメタクリル酸ブチルエステル以外のメタクリル酸エステルとメタクリル酸ブチルエステルの重合体、メタクリル酸とアクリル酸ブチルエステルの重合体、メタクリル酸とアクリル酸ブチルエステル以外のアクリル酸エステルとアクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸ブチルエステルとメタクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸ブチルエステル以外のアクリル酸エステルとメタクリル酸ブチルエステルの重合体、アクリル酸ブチルエステルとメタクリル酸ブチルエステル以外のメタクリル酸エステルの重合体等が挙げられる。重合反応は、ランダム共重合でもブロック共重合等でも良い。また、上述したアルコールは、炭素鎖が直鎖状である炭素数が1〜24のアルコール、あるいは、炭素鎖が分岐状である炭素数が3〜24のアルコールであり、上述したアルコールとしては、炭素数1のメタノール、炭素数2のエタノール、炭素数3の1−プロパノール、炭素数3の2−プロパノール、炭素数3のエチレングリコールモノメチルエーテル、炭素数4の1−ブタノール、炭素数4の2−ブタノール、炭素数4のイソブタノール、炭素数6の1−ヘキサノール、炭素数6のジエチレングリコールモノエチルエーテル、炭素数7のベンジルアルコール、炭素数8の1−オクタノール、炭素数8の2−エチルヘキサノール、炭素数8のフェニルグリコール、炭素数9の1−デカノール、炭素数12のラウリルアルコール、炭素数16のセチルアルコール、炭素数18のステアリルアルコール、炭素数18のオレイルアルコール、炭素数22のベヘニルアルコール等が挙げられる。
アクリル樹脂の分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)により測定されたポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が5000〜30000であることが好ましく、重量平均分子量(Mw)が6000〜15000であることがより好ましい。
このようなアクリル樹脂としては、ポリ2−エチルヘキシルアクリレート(Mw=8300)、ポリラウリルメタクリレート(Mw=10080)等が挙げられる。
本実施の形態のフラックスは、ロジンとアクリル樹脂以外のさらに他の樹脂を含んでも良い。ロジンとアクリル樹脂以外の他の樹脂としては、テルペン樹脂、変性テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、変性テルペンフェノール樹脂、スチレン樹脂、変性スチレン樹脂、キシレン樹脂、変性キシレン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエチレンポリプロピレン共重合物、及びポリエチレンポリ酢酸ビニル共重合物から選択される少なくとも一種以上の樹脂をさらに含むことができる。変性テルペン樹脂としては、芳香族変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、水添芳香族変性テルペン樹脂等を使用することができる。変性テルペンフェノール樹脂としては、水添テルペンフェノール樹脂等を使用することができる。変性スチレン樹脂としては、スチレンアクリル樹脂、スチレンマレイン酸樹脂等を使用することができる。変性キシレン樹脂としては、フェノール変性キシレン樹脂、アルキルフェノール変性キシレン樹脂、フェノール変性レゾール型キシレン樹脂、ポリオール変性キシレン樹脂、ポリオキシエチレン付加キシレン樹脂等を使用することができる。また、上述したアクリル樹脂と他の樹脂の共重合体でも良く、例えば、上述した各アクリル樹脂とポリエチレンの重合体でも良い。このようなアクリル・ポリエチレン共重合樹脂としてポリ2−エチルヘキシルアクリレート−ポリエチレン(Mw=12300)等が挙げられる。
他の樹脂は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。他の樹脂の含有量は、0wt%以上30.0wt%以下であることが好ましく、5.0wt%以上30.0wt%以下であることがより好ましい。また、他の樹脂を含む場合、他の樹脂とロジンの比率(他の樹脂/ロジン)は、0.1以上〜9.0以下であることが好ましい。他の樹脂としてアクリル樹脂を含む場合、アクリル樹脂の含有量は、0wt%以上30.0wt%以下であることが好ましく、5.0wt%以上30.0wt%以下であることがより好ましい。また、他の樹脂としてアクリル樹脂を含む場合、アクリル樹脂とロジンの比率(アクリル樹脂/ロジン)は、0.1以上〜9.0以下であることが好ましく、アクリル樹脂とロジンの比率(アクリル樹脂/ロジン)は、0.1以上〜6.0以下であることがより好ましい。
本実施の形態のフラックスは、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体に加えて、その他の活性剤を含んでも良い。その他の活性剤を含むことで酸化物の除去効果を高めることができる。
その他の活性剤としては、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、アミンハロゲン化水素酸塩等が挙げられる。
イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸としては、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、エイコサン二酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、サリチル酸、ジグリコール酸、ジピコリン酸、ジブチルアニリンジグリコール酸、スベリン酸、セバシン酸、チオグリコール酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ドデカン二酸、パラヒドロキシフェニル酢酸、ピコリン酸、フェニルコハク酸、フマル酸、マレイン酸、マロン酸、ラウリン酸、安息香酸、酒石酸、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシエチル)、グリシン、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブタン酸、4−tert−ブチル安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジエチルグルタル酸、2−キノリンカルボン酸、3−ヒドロキシ安息香酸、リンゴ酸、p−アニス酸、パルミチン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。
また、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸としては、モノカルボン酸の反応物で2量体であるダイマー酸、ダイマー酸に水素を添加した水添ダイマー酸、モノカルボン酸の反応物で3量体であるトリマー酸、トリマー酸に水素を添加した水添トリマー酸が挙げられる。
ダイマー酸は、モノマーとして例えばオレイン酸とリノール酸が用いられた2量体である。モノマーとしてオレイン酸とリノール酸が用いられたダイマー酸は、炭素数が36である。トリマー酸は、モノマーとして例えばオレイン酸とリノール酸が用いられた3量体である。モノマーとしてオレイン酸とリノール酸が用いられたトリマー酸は、炭素数が54である。
ダイマー酸、トリマー酸、水添ダイマー酸及び水添トリマー酸としては、上述したオレイン酸とリノール酸の反応物であるダイマー酸、オレイン酸とリノール酸の反応物であるトリマー酸、オレイン酸とリノール酸の反応物であるダイマー酸に水素を添加した水添ダイマー酸またはオレイン酸とリノール酸の反応物であるトリマー酸に水素を添加した水添トリマー酸等が挙げられる。
また、ダイマー酸、トリマー酸、水添ダイマー酸及び水添トリマー酸としては、オレイン酸とリノール酸の反応物以外のダイマー酸、オレイン酸とリノール酸の反応物以外のトリマー酸、オレイン酸とリノール酸の反応物以外のダイマー酸に水素を添加した水添ダイマー酸またはオレイン酸とリノール酸の反応物以外のトリマー酸に水素を添加した水添トリマー酸として、アクリル酸の反応物であるダイマー酸、アクリル酸の反応物であるトリマー酸、メタクリル酸の反応物であるダイマー酸、メタクリル酸の反応物であるトリマー酸、アクリル酸とメタクリル酸の反応物であるダイマー酸、アクリル酸とメタクリル酸の反応物であるトリマー酸、オレイン酸の反応物であるダイマー酸、オレイン酸の反応物であるトリマー酸、リノール酸の反応物であるダイマー酸、リノール酸の反応物であるトリマー酸、リノレン酸の反応物であるダイマー酸、リノレン酸の反応物であるトリマー酸、アクリル酸とオレイン酸の反応物であるダイマー酸、アクリル酸とオレイン酸の反応物であるトリマー酸、アクリル酸とリノール酸の反応物であるダイマー酸、アクリル酸とリノール酸の反応物であるトリマー酸、アクリル酸とリノレン酸の反応物であるダイマー酸、アクリル酸とリノレン酸の反応物であるトリマー酸、メタクリル酸とオレイン酸の反応物であるダイマー酸、メタクリル酸とオレイン酸の反応物であるトリマー酸、メタクリル酸とリノール酸の反応物であるダイマー酸、メタクリル酸とリノール酸の反応物であるトリマー酸、メタクリル酸とリノレン酸の反応物であるダイマー酸、メタクリル酸とリノレン酸の反応物であるトリマー酸、オレイン酸とリノレン酸の反応物であるダイマー酸、オレイン酸とリノレン酸の反応物であるトリマー酸、リノール酸とリノレン酸の反応物であるダイマー酸、リノール酸とリノレン酸の反応物であるトリマー酸、上述したオレイン酸とリノール酸の反応物以外のダイマー酸に水素を添加した水添ダイマー酸、オレイン酸とリノール酸の反応物以外のトリマー酸に水素を添加した水添トリマー酸等が挙げられる。
イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸の含有量は0wt%以上10.0wt%以下であることが好ましい。
アミンとしては、モノエタノールアミン、ジフェニルグアニジン、エチルアミン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、2−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾリウムトリメリテイト、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテイト、2,4−ジアミノ−6−[2′−メチルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2′−ウンデシルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2′−エチル−4′−メチルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2′−メチルイミダゾリル−(1′)]−エチル−s−トリアジンイソシアヌル酸付加物、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加物、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2,3−ジヒドロ−1H−ピロロ[1,2−a]ベンズイミダゾール、1−ドデシル−2−メチル−3−ベンジルイミダゾリウムクロライド、2−メチルイミダゾリン、2−フェニルイミダゾリン、2,4−ジアミノ−6−ビニル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−ビニル−s−トリアジンイソシアヌル酸付加物、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−s−トリアジン、エポキシ−イミダゾールアダクト、2−メチルベンゾイミダゾール、2−オクチルベンゾイミダゾール、2−ペンチルベンゾイミダゾール、2−(1−エチルペンチル)ベンゾイミダゾール、2−ノニルベンゾイミダゾール、2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール、ベンゾイミダゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2′−メチレンビス[6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−tert−オクチルフェノール]、6−(2−ベンゾトリアゾリル)−4−tert−オクチル−6′−tert−ブチル−4′−メチル−2,2′−メチレンビスフェノール、1,2,3−ベンゾトリアゾール、1−[N,N−ビス(2−エチルヘキシル)アミノメチル]ベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、1−[N,N−ビス(2−エチルヘキシル)アミノメチル]メチルベンゾトリアゾール、2,2′−[[(メチル−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル]イミノ]ビスエタノール、1−(1′,2′−ジカルボキシエチル)ベンゾトリアゾール、1−(2,3−ジカルボキシプロピル)ベンゾトリアゾール、1−[(2−エチルヘキシルアミノ)メチル]ベンゾトリアゾール、2,6−ビス[(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル]−4−メチルフェノール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−フェニルテトラゾール、両末端基にアミノ基を有するポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールコポリマー(末端ジアミンPEG−PPG)コポリマー、ジメチルアミン、1−アミノプロパン、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、アリルアミン、n−ブチルアミン、ジエチルアミン、sec−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、N,N−ジメチルエチルアミン、イソブチルアミン、シクロヘキシルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、ジフェニルアミン、N−イソプロピルアニリン、p−イソプロピルアニリン、2−アミノエタノール、2−(エチルアミノ)エタノール、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−シクロヘキシルアミン、N,N,N',N'−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N,N,N',N'',N''−ペンタキス(2−ヒドロキシプロピル)ジエチレントリアミン、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン塩酸塩、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン一塩酸塩、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、β-アラニン、γ-アミノ酪酸、δ-アミノ吉草酸、ε-アミノヘキサン酸、ε-カプロラクタム、7−アミノヘプタン酸、ジシアンジアミド、1,3−ジフェニルグアニジン、1,3−ジ−o−トリルグアニジン、テトラキス(2−ヒドロキシジプロピル)エチレンジアミン等が挙げられる。
アミンは、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。アミンの含有量は、0wt%以上10.0wt%以下であることが好ましい。
有機ハロゲン化合物としては、有機ブロモ化合物であるtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオール、トリアリルイソシアヌレート6臭化物、1−ブロモ−2−ブタノール、1−ブロモ−2−プロパノール、3−ブロモ−1−プロパノール、3−ブロモ−1,2−プロパンジオール、1,4−ジブロモ−2−ブタノール、1,3−ジブロモ−2−プロパノール、2,3−ジブロモ−1−プロパノール、2,3−ジブロモ−1,4−ブタンジオール、2,3−ジブロモ−2−ブテン−1,4−ジオール、trans−2,3−ジブロモ−2−ブテン−1,4−ジオール、cis−2,3−ジブロモ−2−ブテン−1,4−ジオール、2,3−ジクロロ−1−プロパノール、1,1,2,2−テトラブロモエタン、2,2,2−トリブロモエタノール、ペンタブロモエタン、四臭化炭素、2,2−ビス(ブロモメチル)−1,3−プロパンジオール、meso−2,3−ジブロモコハク酸、クロロアルカン、塩素化脂肪酸エステル、臭化n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、2,2−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロポキシ)フェニル]プロパン、ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロポキシ)フェニル]スルホン、エチレンビスペンタブロモベンゼン、2−クロロメチルオキシラン、臭化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、テトラブロモフタル酸、ブロモコハク酸等が挙げられる。また、有機クロロ化合物であるクロロアルカン、塩素化脂肪酸エステル、ヘット酸、ヘット酸無水物等が挙げられる。さらに有機フルオロ化合物であるフッ素系界面活性剤、パーフルオロアルキル基を有する界面活性剤、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられる。
有機ハロゲン化合物は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。有機ハロゲン化合物の含有量は、0wt%以上5.0wt%以下であることが好ましい。
アミンハロゲン化水素酸塩は、アミンとハロゲン化水素を反応させた化合物であり、アニリン塩化水素、アニリン臭化水素等が挙げられる。アミンハロゲン化水素酸塩のアミンとしては、上述したアミンを用いることができ、エチルアミン、エチレンジアミン、トリエチルアミン、メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等が挙げられ、ハロゲン化水素としては、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素の水素化物(塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、フッ化水素)が挙げられる。このようなアミンハロゲン化水素酸塩としては、ステアリルアミン塩酸塩、ジエチルアニリン塩酸塩、ジエタノールアミン塩酸塩、2−エチルヘキシルアミン臭化水素酸塩、ピリジン臭化水素酸塩、イソプロピルアミン臭化水素酸塩、シクロヘキシルアミン臭化水素酸塩、ジエチルアミン臭化水素酸塩、モノエチルアミン臭化水素酸塩、1,3−ジフェニルグアニジン臭化水素酸塩、ジメチルアミン臭化水素酸塩、ジメチルアミン塩酸塩、ロジンアミン臭化水素酸塩、2−エチルヘキシルアミン塩酸塩、イソプロピルアミン塩酸塩、シクロヘキシルアミン塩酸塩、2−ピペコリン臭化水素酸塩、1,3−ジフェニルグアニジン塩酸塩、ジメチルベンジルアミン塩酸塩、ヒドラジンヒドラート臭化水素酸塩、ジメチルシクロヘキシルアミン塩酸塩、トリノニルアミン臭化水素酸塩、ジエチルアニリン臭化水素酸塩、2−ジエチルアミノエタノール臭化水素酸塩、2−ジエチルアミノエタノール塩酸塩、塩化アンモニウム、ジアリルアミン塩酸塩、ジアリルアミン臭化水素酸塩、モノエチルアミン塩酸塩、モノエチルアミン臭化水素酸塩、ジエチルアミン塩酸塩、トリエチルアミン臭化水素酸塩、トリエチルアミン塩酸塩、ヒドラジン一塩酸塩、ヒドラジン二塩酸塩、ヒドラジン一臭化水素酸塩、ヒドラジン二臭化水素酸塩、ピリジン塩酸塩、アニリン臭化水素酸塩、ブチルアミン塩酸塩、へキシルアミン塩酸塩、n−オクチルアミン塩酸塩、ドデシルアミン塩酸塩、ジメチルシクロヘキシルアミン臭化水素酸塩、エチレンジアミン二臭化水素酸塩、ロジンアミン臭化水素酸塩、2−フェニルイミダゾール臭化水素酸塩、4−ベンジルピリジン臭化水素酸塩、L−グルタミン酸塩酸塩、N−メチルモルホリン塩酸塩、ベタイン塩酸塩、2−ピペコリンヨウ化水素酸塩、シクロヘキシルアミンヨウ化水素酸塩、1,3−ジフェニルグアニジンフッ化水素酸塩、ジエチルアミンフッ化水素酸塩、2−エチルヘキシルアミンフッ化水素酸塩、シクロヘキシルアミンフッ化水素酸塩、エチルアミンフッ化水素酸塩、ロジンアミンフッ化水素酸塩、シクロヘキシルアミンテトラフルオロホウ酸塩、ジシクロヘキシルアミンテトラフルオロホウ酸塩等が挙げられる。また、アミンハロゲン化水素酸塩に代えて、あるいはアミンハロゲン化水素酸塩と合わせてホウフッ化物を含んでも良く、ホウフッ化物としてホウフッ化水素酸等が挙げられる。
アミンハロゲン化水素酸塩は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。アミンハロゲン化水素酸塩の含有量は、0wt%以上5.0wt%以下であることが好ましい。
本実施の形態のフラックスは、さらに、チキソ剤、金属不活性化剤を含んでも良い。
チキソ剤としては、エステル系チキソ剤、アマイド系チキソ剤が挙げられる。エステル系チキソ剤としては例えばヒマシ硬化油等が挙げられる。アマイド系チキソ剤としてはラウリン酸アマイド、パルミチン酸アマイド、ステアリン酸アマイド、ベヘン酸アマイド、ヒドロキシステアリン酸アマイド、飽和脂肪酸アマイド、オレイン酸アマイド、エルカ酸アマイド、不飽和脂肪酸アマイド、p−トルエンメタンアマイド、芳香族アマイド、メチレンビスステアリン酸アマイド、エチレンビスラウリン酸アマイド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アマイド、飽和脂肪酸ビスアマイド、メチレンビスオレイン酸アマイド、不飽和脂肪酸ビスアマイド、m−キシリレンビスステアリン酸アマイド、芳香族ビスアマイド、飽和脂肪酸ポリアマイド、不飽和脂肪酸ポリアマイド、芳香族ポリアマイド、置換アマイド、メチロールステアリン酸アマイド、メチロールアマイド、脂肪酸エステルアマイド等が挙げられる。
チキソ剤は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。チキソ剤の含有量は、0wt%以上10.0wt%以下であることが好ましい。
金属不活性化剤としては、ヒンダードフェノール系金属不活性化剤、窒素化合物系金属不活性化剤等が挙げられる。ヒンダードフェノール系金属不活性化剤としては、ビス(3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸)、N,N´−ヘキサメチレンビス(3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンアミド)等が挙げられる。窒素化合物系金属不活性化剤としては、N−(2H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)サリチルアミド等が挙げられる。
金属不活性化剤は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。
溶剤としては、水、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、テルピネオール類等が挙げられる。エステル系溶剤としては、脂肪酸アルキル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソトリデシル、オレイン酸メチル、オレイン酸イソブチル、ヤシ脂肪酸メチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル等が挙げられる。アルコール系溶剤としてはエタノール、工業用エタノール(エタノールにメタノール及び/またはイソプロピルアルコールを添加した混合溶剤)、イソプロピルアルコール、1,2−ブタンジオール、イソボルニルシクロヘキサノール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオール、2,3−ジメチル−2,3−ブタンジオール、1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2,2′−オキシビス(メチレン)ビス(2−エチル−1,3−プロパンジオール)、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、1,2,6−トリヒドロキシヘキサン、ビス[2,2,2−トリス(ヒドロキシメチル)エチル]エーテル、1−エチニル−1−シクロヘキサノール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、エリトリトール、トレイトール、グアヤコールグリセロールエーテル、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール等が挙げられる。グリコールエーテル系溶剤としては、ヘキシルジグリコール、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、2−メチルペンタン−2,4−ジオール、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、1,3−ブチレングリコール、フェニルグリコール、へキシレングリコール等が挙げられる。
溶剤は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて必須の成分であり、これらの1種または2種以上を使用することができる。溶剤の含有量は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体と、樹脂と、溶剤のみを必須の成分として上記所定の含有量で含む場合、必須成分の含有量の残部である。
さらに、有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、アミンハロゲン化水素酸塩、チキソ剤のいずれかまたはその組み合わせを上記所定の含有量で含む場合、必須成分とこれら任意添加の成分の含有量の残部である。
なお、ノニオン系界面活性剤を含有しても良い。ノニオン系界面活性剤は水溶性の樹脂として機能し、上述した樹脂に代えてノニオン系界面活性剤を含有することで、水洗浄性に優れたフラックスとなる。ノニオン系界面活性剤としては、ポリアルキレングリコール、アルコールポリアルキレングリコール付加体、カルボン酸ポリアルキレングリコール付加体が挙げられる。
ポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール共重合体(PEG−PPGコポリマー)等が挙げられる。
アルコールポリアルキレングリコール付加体としては、アルコールポリアルキレングリコールにエチレンオキサイドが付加重合されたアルコールポリアルキレングリコールEO付加体、アルコールポリアルキレングリコールにエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドが付加重合されたアルコールポリアルキレングリコールEO/PO付加体等が挙げられる。このようなアルコールポリアルキレングリコール付加体としては、炭素数16のセチルアルコールEO付加体、セチルアルコールEO/PO付加体、炭素数18のステアリルアルコールEO付加体、ステアリルアルコールEO/PO付加体、炭素数22のベヘニルアルコールEO付加体、ベヘニルアルコールEO/PO付加体が挙げられ、また、炭素数6のレゾルシノールEO付加体、レゾルシノールEO/PO付加体が挙げられる。
カルボン酸ポリアルキレングリコール付加体としては、カルボン酸ポリアルキレングリコールEO付加体、カルボン酸ポリアルキレングリコールEO/PO付加体等が挙げられる。このようなカルボン酸ポリアルキレングリコール付加体としては、炭素数16のパルミチン酸EO付加体、パルミチン酸EO/PO付加体、炭素数18のステアリン酸EO付加体、ステアリン酸EO/PO付加体、炭素数22のベヘン酸EO付加体、ベヘン酸EO/PO付加体等が挙げられる。
水溶性フラックスを実現するためには、上述した樹脂に代えて上述したノニオン系界面活性剤を、5.0wt%以上20.0wt%以下含有することが好ましく、10.0wt%以上20.0wt%以下含有することがより好ましい。また、ロジンを5.0wt%以下含有しても良い。
また、水溶性フラックスを実現するためには、有機酸を1.0wt%以上10.0wt%以下含有することが好ましく、有機酸として、ジグリコール酸、グルタル酸、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸の何れかあるいは2種以上を含有することが好ましい。また、アミンを30.0wt%以上55.0wt%以下含有することが好ましく、アミンとして末端ジアミンPEG−PPGコポリマー、テトラキス(2−ヒドロキシジプロピル)エチレンジアミン、2−メチルイミダゾールの何れかあるいは2種以上を含有することが好ましい。さらに、アミンハロゲン化水素酸塩を0wt%以上5.0wt%以下含有することが好ましく、アミンハロゲン化水素酸塩として、エチルアミン・HBrを含有することが好ましい。また、残部を溶剤として、1,3−ブチレングリコール、フェニルグリコール、へキシレングリコールの何れかまたは2種以上を含有することが好ましい。
<本実施の形態のソルダペーストの一例>
本実施の形態のソルダペーストは、上述したフラックスと、金属粉を含む。金属粉は、Pbを含まないはんだであることが好ましく、Sn単体、または、Sn−Ag系、Sn−Cu系、Sn−Ag−Cu系、Sn−Bi系、Sn-In系等、あるいは、これらの合金にSb、Bi、In、Cu、Zn、As、Ag、Cd、Fe、Ni、Co、Au、Ge、P等を添加したはんだの粉体で構成される。
<本実施の形態のフラックス及びソルダペーストの作用効果例>
イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下、ロジンを5.0wt%以上50.0wt%以下含み、さらに溶剤を含むフラックス、及び、このフラックスを用いたソルダペーストでは、リフロー炉ではんだ付けを行うことで、はんだの不濡れの要因となる酸化物が除去され、はんだの濡れ広がり性が向上する。
以下の表1〜表9に示す組成で実施例と比較例のフラックスを調合して、はんだ濡れ広がり性について検証した。なお、表1〜表9における組成率は、フラックスの全量を100とした場合のwt%である。
<はんだの濡れ広がり性の評価>
(1)検証方法
はんだ付け性の評価は、Cu板上に各実施例、各比較例のフラックス組成物を塗布し、Cu板上に塗布したフラックス組成物上にはんだボールを搭載し、リフローを行った後、はんだの濡れ広がり径を測定した。はんだの組成は、Agが3.0wt%、Cuが0.5wt%、残部がSnであるSn−Ag−Cu系のはんだ合金である。
まず、縦30mm×横30mm×厚さ0.3mmのBare−Cu板上に、φ0.3mmボール評価用の開口径φ0.23mm、厚さ0.1mmのマスクを用い、スキージでフラックス印刷した。Cu板のフラックス印刷部にφ0.3mmのはんだボールを、マスク開口の1印刷部位につき1個載せ、Cu板1枚につき10個以上のはんだボールを載せた状態で、大気リフローを高温観察装置で行った。リフローの条件は、エアー雰囲気下において190℃で120secの予備加熱を行った後、昇温速度を1℃/secとして190℃から260℃まで温度を上昇させて本加熱を行った。
はんだの濡れ広がり径の測定は、1バンプに対し上下方向、左右方向、右斜め方向及び左斜め方向の4方向を計測し、その算術平均値を1バンプのはんだの濡れ広がり径とした。そして、N=10の算術平均値をはんだの濡れ広がり径とした。
(2)判定基準
〇:はんだが0.4mm(=400um)以上に濡れ広がった。
×:はんだが0.4mm未満に濡れ広がった。
Figure 2021102232
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表1、表2は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体としてトリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含む実施例、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない比較例である。表3、表4は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体としてトリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを含む実施例、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない比較例である。表5、表6は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体としてトリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを含む実施例、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない比較例である。表7、表8は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体としてビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含む実施例、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない比較例である。
実施例A1〜実施例A3、実施例B1〜実施例B3、実施例C1〜実施例C3、実施例D1〜実施例D3は、ロジンの種類を変えたもので、実施例A1では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B1では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C1では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D1では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A1、実施例B1、実施例C1、実施例D1では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A1、実施例B1、実施例C1、実施例D1では、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A2では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B2では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C2では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D2では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A2、実施例B2、実施例C2、実施例D2では、ロジンとして水添ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A2、実施例B2、実施例C2、実施例D2でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A3では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B3では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C3では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D3では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A3、実施例B3、実施例C3、実施例D3では、ロジンとして酸変性ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A3、実施例B3、実施例C3、実施例D3でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A4、実施例B4、実施例C4、実施例D4は、ロジンを複合添加したもので、実施例A4では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B4では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C4では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D4では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A4、実施例B4、実施例C4、実施例D4では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で25.0wt%、酸変性ロジンを、本発明で規定される範囲内で20wt%含む。ロジンの合計の含有量は、本発明で規定された範囲内である。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A4、実施例B4、実施例C4、実施例D4でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A5〜実施例A8、実施例B5〜実施例B8、実施例C5〜実施例C8、実施例D5〜実施例D8は、アミンの量を変えたもので、実施例A5では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例B5では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例C5では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例D5では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。また、実施例A5、実施例B5、実施例C5、実施例D5では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンを含まず、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で29.0wt%含む。
実施例A5、実施例B5、実施例C5、実施例D5では、アミンを含まずとも、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体の含有量を増やすことで、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A6では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例B6では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例C6では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例D6では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。また、実施例A6、実施例B6、実施例C6、実施例D6では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で0.1wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で28.9wt%含む。
実施例A6、実施例B6、実施例C6、実施例D6でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A7では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例B7では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例C7では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。実施例D7では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で20.0wt%含む。また、実施例A7、実施例B7、実施例C7、実施例D7では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で0.5wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で28.5wt%含む。
実施例A7、実施例B7、実施例C7、実施例D7でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A8では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B8では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C8では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D8では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A8、実施例B8、実施例C8、実施例D8では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で10.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で34.0wt%含む。
実施例A8、実施例B8、実施例C8、実施例D8でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A9、実施例B9、実施例C9、実施例D9は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有するもので、実施例A9では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で0.5wt%含む。実施例B9では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で0.5wt%含む。実施例C9では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で0.5wt%含む。実施例D9では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で0.5wt%含む。また、実施例A9、実施例B9、実施例C9、実施例D9では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で10.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で33.5wt%含む。
実施例A9、実施例B9、実施例C9、実施例D9では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有することで、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の含有量を、本発明で規定される範囲内で減らしても、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A10〜実施例A12、実施例B10〜実施例B12、実施例C10〜実施例C12、実施例D10〜実施例D12は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有し、アミンの種類を変えたもので、実施例A10では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B10では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C10では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D10では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A10、実施例B10、実施例C10、実施例D10では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてジフェニルグアニジンを、本発明で規定された範囲内で2.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で37.0wt%含む。
実施例A10、実施例B10、実施例C10、実施例D10でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A11では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B11では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C11では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D11では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A11、実施例B11、実施例C11、実施例D11では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとして2−フェニルイミダゾールを、本発明で規定された範囲内で2.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で37.0wt%含む。
実施例A11、実施例B11、実施例C11、実施例D11でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A12では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B12では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C12では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D12では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A12、実施例B12、実施例C12、実施例D12では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとして2−フェニル−4−メチルイミダゾールを、本発明で規定された範囲内で2.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で37.0wt%含む。
実施例A12、実施例B12、実施例C12、実施例D12でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A13、実施例B13、実施例C13,実施例D13は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸の量を変えたもので、実施例A13では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B13では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C13では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D13では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A13、実施例B13、実施例C13、実施例D13では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で10.0wt%、アミンを含まず、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で34.0wt%含む。
実施例A13、実施例B13、実施例C13、実施例D13では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸の含有量を、本発明で規定される範囲内で増やすことで、アミンを含まずとも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A14、実施例B14、実施例C14,実施例D14は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸の量を変えたもので、実施例A14では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B14では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C14では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D14では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A14、実施例B14、実施例C14、実施例D14では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてアジピン酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンを含まず、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A14、実施例B14、実施例C14、実施例D14では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸の種類を変えることで、アミンを含まずとも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A15〜実施例A16、実施例B15〜実施例B16、実施例C15〜実施例C16、実施例D15〜実施例D16は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有し、有機ハロゲン化合物の量を変えたもので、実施例A15では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B15では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C15では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D15では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A15、実施例B15、実施例C15、実施例D15では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物を含まず、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で35.0wt%含む。
実施例A15、実施例B15、実施例C15、実施例D15では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸と、アミンを本発明で規定される範囲内で含有することで、有機ハロゲン化合物を含まずとも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A16では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B16では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C16では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D16では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A16、実施例B16、実施例C16、実施例D16では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で30.0wt%含む。
実施例A16、実施例B16、実施例C16、実施例D16では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸と、アミンと、さらに有機ハロゲン化合物を本発明で規定される範囲内で含有することでも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A17、実施例B17、実施例C17、実施例D17は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有し、有機ハロゲン化合物の種類を変えたもので、実施例A17では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B17では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C17では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D17では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A17、実施例B17、実施例C17、実施例D17では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてトリアリルイソシアヌレート6臭化物を、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で34.0wt%含む。
実施例A17、実施例B17、実施例C17、実施例D17でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A18、実施例B18、実施例C18、実施例D18は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有し、アミンハロゲン水素酸塩を含有するもので、実施例A18では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B18では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C18では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D18では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A18、実施例B18、実施例C18、実施例D18では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、アミンハロゲン水素酸塩としてアニリン・HClを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で34.0wt%含む。
実施例A18、実施例B18、実施例C18、実施例D18でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A19、実施例B19、実施例C19、実施例D19は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の有機酸を含有し、アミンハロゲン水素酸塩の種類を変えたもので、実施例A19では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B19では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C19では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D19では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A19、実施例B19、実施例C19、実施例D19では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、アミンハロゲン水素酸塩としてアニリン・HBrを、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で30.0wt%含む。
実施例A19、実施例B19、実施例C19、実施例D19でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A20〜実施例A23、実施例B20〜実施例B23、実施例C20〜実施例C23,実施例D20〜実施例D23は、チキソ剤の量、種類を変えたもので、実施例A20では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B20では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C20では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D20では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A20、実施例B20、実施例C20、実施例D20では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%、酸変性ロジンを、本発明で規定される範囲内で5wt%含む。ロジンの合計の含有量は、本発明で規定された範囲内である。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤を含まず、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A20、実施例B20、実施例C20、実施例D20でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A21では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B21では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C21では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D21では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A21、実施例B21、実施例C21、実施例D21では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてポリアマイド系チキソ剤を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A21、実施例B21、実施例C21、実施例D21でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A22では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B22では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C22では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D22では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A22、実施例B22、実施例C22、実施例D22では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてビスアマイド系チキソ剤を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A22、実施例B22、実施例C22、実施例D22でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A23では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B23では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C23では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D23では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A23、実施例B23、実施例C23、実施例D23では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてアマイド系チキソ剤を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A23、実施例B23、実施例C23、実施例D23でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A24〜実施例A26、実施例B24〜実施例B26、実施例C24〜実施例C26,実施例D24〜実施例D26は、他の樹脂を含有したもので、実施例A24では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B24では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C24では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D24では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A24、実施例B24、実施例C24、実施例D24では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で25.0wt%、他の樹脂としてアクリル樹脂を、本発明で規定される範囲内で10.0wt%、アクリル・ポリエチレン共重合樹脂を本発明で規定される範囲内で10.0wt%含む。他の樹脂の合計の含有量は、本発明で規定された範囲内であり、アクリル樹脂とロジンの比率(アクリル樹脂/ロジン)は、本発明で規定される範囲内で0.8である。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A24、実施例B24、実施例C24、実施例D24では、他の樹脂としてアクリル樹脂を含むことでも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A25では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B25では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C25では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D25では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A25、実施例B25、実施例C25、実施例D25では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で40.0wt%、アクリル樹脂を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含む。アクリル樹脂とロジンの比率(アクリル樹脂/ロジン)は、本発明で規定される範囲内で0.125である。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A25、実施例B25、実施例C25、実施例D25でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例A26では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例B26では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例C26では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。実施例D26では、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%含む。また、実施例A26、実施例B26、実施例C26、実施例D26では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、アクリル樹脂を、本発明で規定される範囲内で20.0wt%、アクリル・ポリエチレン共重合樹脂を本発明で規定される範囲内で10.0wt%含む。他の樹脂の合計の含有量は、本発明で規定された範囲内であり、アクリル樹脂とロジンの比率(アクリル樹脂/ロジン)は、本発明で規定される範囲内で6.0である。また、有機酸としてアジピン酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、水添ダイマー酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含む。有機酸の合計の含有量は、本発明で規定された範囲内である。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例A26、実施例B26、実施例C26、実施例D26では、他の樹脂としてアクリル樹脂を含むことで、ロジンの含有量を本発明で規定される範囲内で減らしても、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
これに対し、比較例A1では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。比較例B1では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。比較例C1では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。比較例D1は、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。また、比較例A1、比較例B1、比較例C1、比較例D1では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
比較例A1、比較例B1、比較例C1、比較例D1では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の何れも含まないことで、ロジン、有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、チキソ剤、溶剤を、本発明で規定される範囲内で含んでも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たさず、はんだの濡れ広がり性に対して効果が得られなかった。
比較例A2では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。比較例B2では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。比較例C2では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。比較例D2は、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを含まず、他のイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体も含まない。また、比較例A1、比較例B1、比較例C1、比較例D1では、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%、有機酸としてアジピン酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
比較例A2、比較例B2、比較例C2、比較例D2では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の何れも含まないことで、ロジン、有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、チキソ剤、溶剤を、本発明で規定される範囲内で含み、かつ有機酸の種類を変えても、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たさず、はんだの濡れ広がり性に対して効果が得られなかった。
表9は、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体としてトリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを複合添加した実施例、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の何れも含まない比較例である。
実施例E1では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で1.25wt%、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で1.25wt%、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で1.25wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で1.25wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E1では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を複合添加しても、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E2では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E2でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E3では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E3でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E4では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E4でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E5では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E5でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E6では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E6でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E7では、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は5.0wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
実施例E7でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E8では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は7.5wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で3.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で38.5wt%含む。
実施例E8でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E9では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は7.5wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で3.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で38.5wt%含む。
実施例E9でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E10では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は7.5wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で3.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で38.5wt%含む。
実施例E10でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
実施例E11では、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートを、本発明で規定された範囲内で2.5wt%含む。イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の合計の含有量は7.5wt%で、本発明で規定される範囲内である。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%含む。さらに、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で3.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で38.5wt%含む。
実施例E11でも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たし、はんだの濡れ広がり性に対して十分な効果が得られた。
これに対し、比較例E1では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートトリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートの何れも含まない。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%、有機酸としてグルタル酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
比較例E1では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の何れも含まないことで、ロジン、有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、チキソ剤、溶剤を、本発明で規定される範囲内で含んでも、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たさず、はんだの濡れ広がり性に対して効果が得られなかった。
比較例E2では、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(3−カルボキシプロピル)イソシアヌレート、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートの何れも含まない。また、ロジンとして重合ロジンを、本発明で規定された範囲内で45.0wt%、有機酸としてアジピン酸を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%、アミンとしてモノエタノールアミンを、本発明で規定された範囲内で5.0wt%、有機ハロゲン化合物としてtrans−2,3−ジブロモ−1,4−ブテンジオールを、本発明で規定される範囲内で1.0wt%、チキソ剤としてヒマシ硬化油を、本発明で規定される範囲内で5.0wt%含み、残部を溶剤としてヘキシルジグリコールを、本発明で規定された範囲内で39.0wt%含む。
比較例E2では、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体の何れも含まないことで、ロジン、有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、チキソ剤、溶剤を、本発明で規定される範囲内で含み、かつ有機酸の種類を変えても、はんだの濡れ広がり径が上述した判定基準を満たさず、はんだの濡れ広がり性に対して効果が得られなかった。
以上のことから、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下、ロジンを5.0wt%以上50.0wt%以下含み、さらに溶剤を含むフラックスでは、所望の温度域で酸化物の除去効果が高められた。
これにより、このフラックス、及び、このフラックスを用いたソルダペーストでは、リフロー炉ではんだ付けを行うことで、はんだの不濡れの要因となる酸化物が除去され、はんだの濡れ広がり性が向上した。
これらの効果は、はんだの濡れ広がり性を向上させる本実施の形態のフラックスにおいて任意添加物であるアクリル樹脂、イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸、アミン、有機ハロゲン化合物、アミンハロゲン化水素酸塩、チキソ剤を、本発明で規定される範囲内で含むことでも阻害されなかった。

Claims (14)

  1. イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を含む
    フラックス。
  2. さらに樹脂を含む
    請求項1に記載のフラックス。
  3. 樹脂はロジンである
    請求項2に記載のフラックス。
  4. イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下含む
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のフラックス。
  5. イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体は、イソシアヌル酸モノ(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体のいずれか、あるいは2種以上の組み合わせである
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のフラックス。
  6. イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体は、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(2−カルボキシプロピル)イソシアヌレートであり、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体は、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートである
    請求項5に記載のフラックス。
  7. イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体を0.5wt%以上20.0wt%以下、ロジンを5.0wt%以上50.0wt%以下含み、さらに溶剤を含む
    フラックス。
  8. イソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体は、イソシアヌル酸モノ(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体、イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体のいずれか、あるいは2種以上の組み合わせである
    請求項7に記載のフラックス。
  9. イソシアヌル酸トリス(2−カルボキシアルキル)付加体は、トリス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2−カルボキシメチル)イソシアヌレート、トリス(2−カルボキシプロピル)イソシアヌレートであり、イソシアヌル酸ビス(2−カルボキシアルキル)付加体は、ビス(2−カルボキシエチル)イソシアヌレートである
    請求項8に記載のフラックス。
  10. さらにロジン以外の他の樹脂を0wt%以上30.0wt%以下含む
    請求項7〜請求項9の何れか1項に記載のフラックス。
  11. ロジン以外の他の樹脂はアクリル樹脂である
    請求項10に記載のフラックス。
  12. アクリル樹脂の含有量が0wt超である場合、アクリル樹脂とロジンの比率は0.1以上〜9.0以下である
    請求項11に記載のフラックス。
  13. さらにイソシアヌル酸(カルボキシアルキル)付加体以外の他の有機酸を0wt%以上10.0wt%以下、アミンを0wt%以上5.0wt%以下、有機ハロゲン化合物の含有量を0wt%以上5.0wt%以下、アミンハロゲン化水素酸塩を0wt%以上5.0wt%以下、チキソ剤を0wt%以上10.0wt%以下含む
    請求項7〜請求項10の何れか1項に記載のフラックス。
  14. 請求項1〜請求項13の何れか1項に記載のフラックスと、金属粉を含む
    ソルダペースト。
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