JP2021099775A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の不注意状態を改善することができる運転支援装置を提供する。【解決手段】運転支援装置1は、車両2の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援する運転支援部30と、車両2の運転者の不注意状態を示す不注意状態情報を取得し、取得した不注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる制御部20とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、例えば車両を運転する運転者を支援する運転支援装置に関する。
従来では、車両のドライバの注意力に関するドライバ状態を判定する状態判定部と、判定されたドライバ状態に応じて前照灯の灯光の色、照射距離及び照射幅の少なくともいずれかを変更させる変更部とを備える運転支援装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2017−199212号公報
しかしながら、上記特許文献1の運転支援装置では、例えば、前照灯を点灯しない昼間にドライバである運転者の不注意状態を改善することは困難である。また、前照灯の灯光の色だけでなく、照射距離及び照射幅を変更しても、運転者が漫然と運転している状態であれば当該変更に慣れてしまい、不注意状態を改善することができない場合がある。
そこで、本開示は、前照灯の有無にかかわらず、運転者の不注意状態を改善することができる運転支援装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る運転支援装置は、車両の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援する運転支援部と、車両の運転者の不注意状態を示す不注意状態情報を取得し、取得した前記不注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる制御部とを備える。
なお、これらのうちの一部の具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体を用いて実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせを用いて実現されてもよい。
本開示の運転支援装置によれば、運転者の不注意状態を改善することができる。
図1は、実施の形態における運転支援装置を示すブロック図である。 図2は、車両の車室内に配置されるAR(Augmented Reality:拡張現実)表示装置、前照灯、防眩ミラー、サイドミラー、パワーステアリング及び提示部等を示す模式図である。 図3は、実施の形態における運転支援装置の操作スイッチの構成を示す概略図であり、(a)はプルスイッチ、(b)はトグルスイッチ、(c)はジェスチャ入力が可能なタッチスイッチ、(d)はカバー付きスイッチである。 図4は、実施の形態における運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態の変形例における運転支援装置の動作を示すフローチャートである。
近年では、交通事故を削減するために、さまざまな対策がたてられている。その対策の1つとして、運転者の不注意を減らし、交通事故を削減しようとする働きがある。そこで発明者たちは、運転者の不注意を減らすために、フロー理論を用いて、車両を運転する運転者の運転スキルと運転難易度との関係に着目した。フロー理論によれば、運転スキルと運転難易度との関係として、運転スキルが高く運転難易度が高い状態でつり合っていれば、運転者は集中できる注意状態となることがある。また、運転難易度が運転スキルよりも高ければ、運転者は運転が難しすぎると考え、パニックな状態となることがある。また、運転スキルが運転難易度よりも高ければ、運転者は運転が簡単すぎると考え、退屈してしまい、運転に余裕があるため、不注意状態となることがある。なお、以下の説明において、不注意状態とは、運転に余裕があり不注意である状態と定義する。
車両には運転支援機能(例えば、先進運転支援システム:ADAS(Advanced
Driver−Assistance Systems)と呼ばれる)が搭載されているため、運転者の運転スキルが低くても、運転支援機能により運転スキルを補うことができる。このため、運転者は、パニックな状態となり難い。しかし、運転スキルが運転難易度よりも高ければ、運転支援機能により運転スキルがさらに補われてしまい、運転者は不注意状態となり易くなる。
そこで、上記特許文献1の運転支援装置では、前照灯の灯光の色、照射距離及び照射幅の少なくともいずれかを変更させることで、運転者の不注意状態を改善することが開示されている。しかしながら、前照灯を点灯しない昼間では、運転者の不注意状態を改善することは困難である。また、前照灯の灯光の色だけでなく、照射距離及び照射幅を変更しても、運転者が漫然と運転している状態であれば当該変更に慣れてしまい、不注意状態を改善することができない場合がある。
そこで、本開示の一態様に係る運転支援装置は、車両の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援する運転支援部と、車両の運転者の不注意状態を示す不注意状態情報を取得し、取得した前記不注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる制御部とを備える。
これによれば、車両の運転者が不注意状態になれば、制御部が運転支援部を制御することで、運転支援部が少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させることができる。このため、運転支援装置は、運転者の運転スキルが運転難易度よりも高い状態を抑制することができる。また、運転支援装置は、運転支援機能を変化させることによって、不注意状態であることを運転者に気付かせることができる。このため、運転支援装置では、運転者が注意して運転するように、運転者に意識を働かせることができる。
したがって、運転支援装置は、運転者の不注意状態を改善することができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置は、さらに、運転者の前記不注意状態を検知し、検知した前記不注意状態を示す前記不注意状態情報を出力する注意状態検知部を備え、前記注意状態検知部は、運転者の注意が払われている注意状態と、注意が払われていない不注意状態とを判定する。
これによれば、運転者が注意状態であるか不注意状態であるかを判定することができる。運転者が注意状態であれば、運転支援機能によって運転者を支援することができるため、車両走行の安全性を確保することができる。また、運転者が不注意状態であれば、運転支援部が少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させることで、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記注意状態検知部は、運転者が覚醒していることの度合いを示す覚醒度が規定値以下の場合、又は、運転者の注意が前方に払われていない場合を前記不注意状態として検知する。
これによれば、運転者の不注意状態を検出することができるため、注意力に関する運転者の状態を改善させることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のAR(Augmented Reality:拡張現実)表示装置が拡張現実表示を停止させる。
これによれば、AR表示装置が拡張現実表示を停止させることで、運転者が前方に注意を払うようになる。このため、運転支援装置では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両の前照灯が発する光の明るさを低下させる。
これによれば、前照灯が発する光の明るさを低下させることで、運転者が前方に注意を払うようになる。このため、運転支援装置では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両の防眩ミラーの自動防眩機能を停止させる。
これによれば、防眩ミラーの自動防眩機能を停止させることで、運転者が防眩ミラーを眩しく感じるようになる。このため、運転支援装置では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のサイドミラーに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させる。
これによれば、サイドミラーに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させることで、運転者が車両の周囲に注意を払うようになる。このため、運転支援装置では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のパワーステアリングのアシスト量を低下又は停止させる。
これによれば、パワーステアリングのアシスト量を低下又は停止させることで、運転者が車両の周囲に注意を払いながらハンドル操作を行うようになる。このため、運転支援装置では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置は、さらに、前記運転支援部が低下又は停止させた運転支援機能を提示する提示部を有する。
これによれば、運転支援部が低下又は停止させた運転支援機能を提示するため、不注意状態であることを運転者に気付かせることができる。このため、運転支援装置では、運転者が注意して運転するように、運転者に意識を働かせることができる。このため、運転者は、運転支援機能を回復させる等の対応を取ることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記制御部は、運転者による操作入力部の操作によって入力される、低下又は停止させた運転支援機能を回復するための回復信号を取得することで、低下又は停止している運転支援機能を回復させる。
これによれば、運転者が不注意状態であったことに気付くことができるため、運転者は、低下又は停止している運転支援機能を回復させるように、操作入力部を操作する。このため、運転者は、操作入力部を操作する手間がかからないように、注意状態を維持するように努めることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記操作入力部は、前記車両のメータ周囲、又は、センターコンソールの上部に設けた操作スイッチを含む。
これによれば、運転支援機能を回復するための操作スイッチは、運転者に前方注視を促す位置に配されるので、運転者は、操作入力部を操作しながら前方に注意を払うことができる。この運転支援装置では、運転者の前方注意状態を向上させることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記操作スイッチは、プルスイッチ、トグルスイッチ、又は、ジェスチャ入力が可能なタッチスイッチである。
これによれば、運転者は、操作スイッチに対して運転支援機能を回復するための、引く操作、上下動操作、ジェスチャ入力操作を行わなければならなくなる。このような操作スイッチは、運転者の操作に注意が必要となるように構成されているので、運転者の注意を運転に戻させることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記操作スイッチは、前記操作スイッチの操作部分を覆うカバーを備える。
これによれば、運転者は、操作スイッチに対して運転支援機能を回復するために、カバーを開けてからでないとスイッチ操作ができない。このため、この構成によっても、運転者の操作に注意が必要となり、運転者の注意を運転に戻させることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置において、前記注意状態検知部は、運転者の注意状態を検知し、前記制御部は、前記注意状態検知部から取得した運転者の注意状態を示す注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、低下又は停止させた運転支援機能を回復させる。
これによれば、運転者が不注意状態から注意状態に戻れば、制御部は、運転支援部に制御することで低下又は停止させた運転支援機能を回復させることができる。これにより、低下又は停止した運転支援機能が回復するため、運転者はより安全に車両を運転することができる。
なお、これらのうちの一部の具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体を用いて実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせを用いて実現されてもよい。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。
以下、本開示の一態様に係る運転支援装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態)
<構成:運転支援装置1>
図1は、実施の形態における運転支援装置1を示すブロック図である。図2は、車両2の車室内に配置されるAR(Augmented Reality:拡張現実)表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d、パワーステアリング3e及び提示部3f等を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、運転支援装置1は、車両2に搭載され、車両2の運転者による運転を支援する。運転支援装置1は、車両2を運転している運転者の状態に基づいて、運転者の運転を支援する運転支援機能を変化させる。例えば、運転支援装置1は、運転支援機能を低下又は停止させたり、低下又は停止させた運転支援機能を回復させたりする。
車両2は、例えば、手動運転可能な自動車、バイク等である。車両2には、AR表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d、パワーステアリング3e及び提示部3fが搭載される。
AR表示装置3aは、インスツルメントパネル内の収容空間に収容されるARヘッドアップディスプレイである。AR表示装置3aは、表示部に画像を投影することで、フロントウィンドウを介して視覚できる実際の風景に画像を重ねて表示させる投影部を有する。本実施の形態では、AR表示装置3aがウィンドシールド型であり、表示部はフロントウィンドウである。AR表示装置3aは、運転者の行き先、車両2の速度表示等のナビゲーション情報、他の移動体を検知した際のアラート情報等を実際の風景に重ね合わせることで、運転支援するための拡張現実表示をする。
前照灯3bは、車両2の前方部に設けられ、車両2の前方に可視光を照射する。例えば前照灯3bでは、赤、緑及び青の3色の発光ダイオード(以下、LED(Light Emitting Diode)モジュール)を1組としたLEDモジュールが車幅方向及び車両2の上下方向に複数配列されている。また、前照灯3bは、例えばアクチュエータによって車両2の上下方向に光軸の角度を変更できる。
防眩ミラー3cは、車両2の車室内に配置され、車両2のフロントウィンドウと運転席との間に配置される。防眩ミラー3cは、自動防眩機能を有する。防眩ミラー3cは、例えばセンサが検知したミラー部に入射する光の明るさに応じて、ミラー部の光反射率を自動調節する。
また、防眩ミラー3cは、撮像した画像を表示部に表示するための画像センサを有する電子ミラーであってもよい。この場合、画像センサは、撮像した画像を画像処理によって、例えば、車両2後方を明るく表示したり、雨天の場合に雨を消した映像を表示したりする。
サイドミラー3dは、車両2の前席ドア近傍の両側であり、運転者が後方を確認可能にそれぞれ配置される。サイドミラー3dは、車両2に接近する別の移動体が存在することを表示することができる接近表示灯を有する。車両2に搭載されるセンサが車両2に接近する別の移動体を検知すると、サイドミラー3dの接近表示灯が点灯することで、運転支援に関する情報を表示する。運転支援に関する情報は、車両2に後方から接近する別の移動体が存在することを示す表示である。
パワーステアリング3eは、運転者がステアリングを容易に操舵するためのアシスト量を制御する。例えば、パワーステアリング3eが電動パワーステアリングであれば、トルクセンサによって操舵トルクを検出し、電動モータによるアシスト量を制御する。なお、パワーステアリング3eは、油圧パワーステアリングであってもよい。
提示部3fは、カーナビゲーション等の車載情報端末のディスプレイ、メータ3hのメータパネル内に設けられている車載ディスプレイ等である。提示部3fは、液晶パネル、有機ELパネル等を備えたタッチディスプレイでもよい。
提示部3fは、後述する制御部20から低下又は停止させた運転支援機能を示す情報を取得すると、低下又は停止させた運転支援機能を示す情報を提示する。また、提示部3fは、制御部20から回復させた運転支援機能を示す情報を取得すると、回復させた運転支援機能を表示する。
運転支援装置1は、注意状態検知装置10と、制御部20と、運転支援部30と、操作入力部40とを備える。
[注意状態検知装置10]
注意状態検知装置10は、近赤外カメラ等の撮像装置11と、撮像装置11が撮像した画像に基づいて不注意状態を検知する注意状態検知部12とを有する。
注意状態検知装置10は、撮像装置11を車両2の運転席側に向けた姿勢で、例えばインスツルメントパネルの上面部分に配置される。注意状態検知装置10は、近赤外光を照射した運転者の頭部を、撮像装置11によって撮影する。具体的には、注意状態検知装置10は、運転席に着座している運転者の顔を撮像する。
撮像装置11が撮像した画像は、例えば、注意状態検知部12によって画像解析される。具体的には、注意状態検知部12は、撮像した運転者の顔の輪郭、目、耳、鼻口等の部位を検出する。注意状態検知部12は、各部位の相対的な位置関係から運転者の顔向きを検出する。また、注意状態検知部12は、近赤外カメラによって運転者の顔を撮像した画像から、画像認識処理によって、運転者の瞳孔及び角膜反射を検出し、検出した瞳孔と角膜反射との位置関係から視線方向を検出する。また、注意状態検知部12は、運転者の目のまばたきの回数及び速度も検出する。注意状態検知部12は、例えば運転者の顔向き、視線方向、まばたきの回数及び速度を、画像から逐次検出する。
注意状態検知部12は、さらに、検出した運転者の顔向き、視線方向、目のまばたきの回数及び速度に基づいて、運転者の状態として、運転者の不注意状態を検知する。不注意状態とは、運転に余裕があり不注意である状態であるが、運転者が車両2の運転に関して注意を払っていない状態ともいえる。したがって、不注意状態とは、例えば、運転者の覚醒度が規定値以下の場合、運転者の注意が前方に払われていなかったり、運転以外のことを考えたりしている場合等の注意力散漫な状態も含まれる。
具体的には、注意状態検知部12は、例えば目のまばたきの回数及び速度に基づいて、運転者の覚醒度を検知する。検知した覚醒度が規定値以下の場合、例えば運転者に眠気が襲っている状態であるため、注意状態検知部12は、不注意状態として検知する。この場合、注意状態検知部12は、検知した運転者が不注意状態であることを示す不注意状態情報を制御部20に出力する。
また、注意状態検知部12は、運転者の顔向き及び視線方向に基づいて、運転者の顔向きが車両2の前方に面していない、又は、視線方向も車両2の前方に向いていなければ、運転者の注意が前方に払われていない状態である。このため、注意状態検知部12は、不注意状態として検知する。この場合も、注意状態検知部12は、検知した運転者が不注意状態であることを示す不注意状態情報を制御部20に出力する。
また、注意状態検知部12は、注意状態も検知する。注意状態は、運転者の注意が払われている状態である。例えば、注意状態は、運転者の覚醒度が規定値よりも大きい場合であり運転者が覚醒している状態、車両2の前方を見ている状態等である。さらに、注意状態検知部12は、運転に余裕があるか否かも注意状態の一部として検知している。運転の余裕の程度は、例えば運転スコアを用いて評価できる。具体的には、注意状態検知部12は、車両2からのアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作情報及び車速情報等を基に、急加減速及び急ハンドルを評価する。注意状態検知部12は、例えば加減速度及びハンドル操作速度が所定の基準以内あれば、運転スコアを高くなるように求める。さらに、注意状態検知部12は、ナビゲーションの情報も適用し、適切な地点でステアリングが操作されていれば、運転スコアが高くなるように求めてもよい。これにより、運転スコアが所定スコアより高ければ、注意状態検知部12は、運転に余裕があることを検知する。ゆえに、注意状態検知部12は、運転の余裕の程度を含めた注意状態を検知することで、運転者の不注意状態を検知していることとなる。
具体的には、注意状態検知部12は、例えば、運転者の顔向き及び視線方向に基づいて、運転者の顔向きが車両2の前方に面し、かつ、視線方向も車両2の前方に向いていれば、運転者の注意が前方に払われている状態であるため、注意状態として検知する。これらの場合、注意状態検知部12は、検知した運転者が注意状態であることを示す注意状態情報を制御部20に出力する。
なお、注意状態検知部12の画像解析、及び、注意状態の検知は、上記に限定されるものではなく、例えば、画像の中のどこに着目するか定義しないまま、AI(Artificial Intelligence)により注意状態を判定してもよい。
[制御部20]
制御部20は、不注意状態情報を注意状態検知装置10から取得すると、取得した不注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる。具体的には、制御部20は、不注意状態情報に示される不注意状態に応じて、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を抽出し、抽出した運転支援機能を低下又は停止させるための制御指示を、運転支援部30に出力する。制御部20が低下又は停止させる運転支援機能としては、不注意状態の運転者に対して不注意であることを気付かせるために、運転者が視覚、聴覚又は触覚できる運転支援機能である。運転者が視覚できる運転支援機能としては、AR表示装置3aが表示する拡張現実表示機能、前照灯3bが発する光の明るさの調節機能、防眩ミラー3cの光反射率の調節機能、サイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示機能である。運転者が聴覚できる運転支援機能は、音響装置による音の出力である。運転者が触覚できる運転支援機能は、パワーステアリング3eによるアシスト量の調節機能である。また、本実施の形態では、自動ブレーキ、レーンキープアシスト、横滑り防止装置、及び、アンチロックブレーキシステム等も運転支援機能と呼ばれるが、安全性に支障のある運転支援機能については、制御部20は、運転者が不注意状態であってもこれらの機能を低下又は停止させない。
例えば、不注意状態として覚醒度が規定値以下の場合、制御部20は、運転者が覚醒するまで、所定期間間隔ごとに低下又は停止させる運転支援機能を増やしてもよく、低下又は停止させる運転支援機能を別の運転支援機能に順番に切り替えていってもよい。このように、低下又は停止させる運転支援機能の数又は順番を任意に設定することができてもよい。特に、AR表示装置3aは運転者にとって視認性が高いため、制御部20は、優先的にAR表示装置3aが表示する拡張現実表示を停止させてもよい。
また、制御部20は、低下又は停止させた運転支援機能を示す情報を提示部3fに出力することで、例えば「○○機能をOFFにしました」という内容を提示部3fから出力させる。また、制御部20は、低下又は停止させる運転支援機能を増やす場合、及び、低下又は停止させる運転支援機能を別の運転支援機能に順番に切り替える場合、運転支援機能を低下又は停止させる度に、低下又は停止させた運転支援機能を示す情報を提示部3fに出力する。
制御部20は、注意状態情報を注意状態検知装置10から取得すると、運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能を停止又は低下しているかどうかを判定する。少なくとも一部の運転支援機能が停止又は低下されていれば、制御部20は、低下又は停止させた運転支援機能を回復させるため、停止又は低下されている運転支援機能を元に戻すように、運転支援部30に回復指示を出力する。つまり、制御部20は、運転者の注意状態を示す注意状態情報を取得すると、注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、低下又は停止させた運転支援機能を回復させる。低下又は停止させた運転支援機能を回復とは、運転支援機能を低下又は停止させる前の状態に戻すことである。
また、制御部20は、回復させた運転支援機能を示す情報を提示部3fに出力する。
また、制御部20は、運転者による操作入力部40の操作によって入力される回復信号を取得することで、低下又は停止している運転支援機能を回復させる。つまり、制御部20は、回復信号を取得すると、回復信号に応じた運転支援機能を回復させるための回復指示を、運転支援部30に出力する。
[運転支援部30]
運転支援部30は、車両2の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援したり、運転支援機能を停止又は低下させたりする。運転支援部30は、不注意状態情報に示される不注意状態に応じて制御部20が出力した制御指示に基づいて、複数の運転支援機能のうちから所定の運転支援機能を低下又は停止させる。運転支援機能には、車両2のAR表示装置3aが表示する拡張現実表示、前照灯3bが発する光の明るさの調節、防眩ミラー3cの光反射率の調節、車両2のサイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示、車両2のパワーステアリング3eによるアシスト量の調整等がある。
運転支援部30は、車両2の前照灯3bが発する光の明るさを変更することが可能である。運転支援部30は、例えば、前照灯3bのライトスイッチがオートポジションである場合、車両2の周囲の明るさに応じて前照灯3bを自動制御する。自動制御には、例えば、前照灯3bが発する光の明るさを変更する制御、前照灯3bの点灯と消灯とを切り替える制御、色調を変更する制御がある。また、他の具体的な制御として、本実施の形態の前照灯3bはLEDであるので、従来のハロゲンヘッドライトよりも、運転支援部30は、通常は、明るく白い発光を行う。しかし、運転支援部30は、運転者が不注意状態であれば、前照灯3bの発光を、ハロゲンヘッドライト相当の明るさまで低減し、色調も黄色寄りに変更する。これにより、運転支援部30は、運転者に対して不注意状態であることを知らせるとともに、法規上は、前照灯3bの十分な明るさを確保する。
運転支援部30は、制御部20が不注意状態情報を取得すると、制御部20から制御指示を取得する。運転支援部30は、取得した制御指示に応じて、車両2のAR表示装置3aが表示する拡張現実表示、前照灯3bが発する光の明るさ、防眩ミラー3cの光反射率、車両2のサイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示、車両2のパワーステアリング3eによるアシスト量等を低下又は停止させる。
具体的には、運転支援部30は、不注意状態情報に基づく制御指示を取得すると、車両2のAR表示装置3aが表示する拡張現実表示を停止させる。また、運転支援部30は、不注意状態情報に基づく制御指示を取得すると、車両2の前照灯3bが発する光の明るさを低下させる。また、運転支援部30は、車両2の防眩ミラー3cの光反射率を変更することが可能である。例えば、運転支援部30は、防眩ミラー3cが自動防眩機能を実行している場合、防眩ミラー3cに入射する光に応じて防眩ミラー3cの光反射率を自動調節する。運転支援部30は、不注意状態情報に基づく制御指示を取得すると、車両2の防眩ミラー3cの自動防眩機能を停止させる。また、運転支援部30は、不注意状態情報に基づく制御指示を取得すると、車両2のサイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させる。また、運転支援部30は、不注意状態情報に基づく制御指示を取得すると、車両2のパワーステアリング3eのアシスト量を低下又は停止させる。
また、運転支援部30は、制御部20が注意状態情報を取得すると、操作入力部40に対して操作した運転者からの入力(回復信号)に応じて、制御部20から回復指示を取得する。運転支援部30は、回復指示に応じて、車両2のAR表示装置3aが表示する拡張現実表示、前照灯3bが発する光の明るさ、防眩ミラー3cの光反射率、車両2のサイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示、車両2のパワーステアリング3eによるアシスト量等を回復させる。
また、運転支援部30は、注意状態情報に基づく回復指示を取得すると、AR表示装置3aの表示パネルに拡張現実表示させる。また、運転支援部30は、注意状態情報に基づく回復指示を取得すると、車両2の前照灯3bが発する光の明るさを、運転者が不注意状態となる前の状態に戻す。また、運転支援部30は、注意状態情報に基づく回復指示を取得すると、車両2の防眩ミラー3cの自動防眩機能を可動させる。また、運転支援部30は、注意状態情報に基づく回復指示を取得すると、サイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報を、サイドミラー3dに表示させる。また、運転支援部30は、注意状態情報に基づく回復指示を取得すると、車両2のパワーステアリング3eのアシスト量を回復させて駆動させる。
[操作入力部40]
操作入力部40は、例えば、AR表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d及びパワーステアリング3eを操作するための入力を受け付ける入力インターフェイスである。操作入力部40は、運転者の操作によって入力された操作に応じた操作信号(例えば、回復信号を含む)を制御部20に出力する。操作入力部40は、図2に示すように、例えば、センターコンソール3iに設けた専用の操作スイッチ41であってもよい。これにより、操作スイッチ41は、運転者がステアリングから手を離さないと操作できないため、あえて手間をかけるような操作を強いることで、運転者に対し、より一層、覚醒を促すことができる。
なお、図2に示すように、操作スイッチ41は、センターコンソール3iの上部(例えば、センターレジスタ等が配置されているインスツルメントパネルの中央部分、センターレジスタからシフトレバーまでの領域等)に設ける構成に限定されるものではなく、メータ3h周囲(例えばメータフード、メータクラスタ、サイドレジスタ、センターレジスタ等が配置されている領域、インスツルメントパネルにおけるメータ3hが配置されている側の部分)に設けてもよい。このように、運転者が操作スイッチ41を操作する際に、必ずメータフード及びセンターコンソール3iの上部を向かなければならなくなるため、運転者に対して前方注視を促すことができる。これにより、運転者の前方注意状態を向上させることができる。
また、操作入力部40は、低下又は停止している運転支援機能を回復させるために、運転者の操作によって入力されると、回復信号を制御部20に出力する。これにより、回復信号に基づく回復指示が制御部20から運転支援部30に出力されることで、運転支援部30が低下又は停止している運転支援機能を回復させる。
次に、操作入力部40を構成する操作スイッチ41における具体的な構造例について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施の形態における運転支援装置1の操作スイッチ41の構成を示す概略図であり、(a)はプルスイッチ、(b)はトグルスイッチ、(c)はジェスチャ入力が可能なタッチスイッチ、(d)はカバー付きスイッチである。
操作スイッチ41は、例えば図3の(a)に示すプルスイッチであってもよい。プルスイッチとすることにより、運転者は、運転支援機能を回復させるために、操作スイッチ41を引く操作が必要になる。この操作方向は、車両2の進行方向とは逆であるため、感覚的に操作しにくくなり、運転者にとって操作に注意が必要となる。このように、敢えて操作に注意が必要となるようにすることで、運転者の注意を運転に戻させることができる。
また、操作スイッチ41は、例えば図3の(b)に示すトグルスイッチであってもよい。トグルスイッチとすることにより、運転者は、運転支援機能を回復させるために、操作スイッチ41を上方もしくは下方に動かす操作が必要になる。この操作も、車両2の進行方向とは異なる方向に操作する必要があるため、感覚的に操作しにくくなり、運転者にとって操作に注意が必要となる。このように敢えて操作に注意が必要となるようにすることで、運転者の注意を運転に戻させることができる。なお、トグルスイッチの操作方向は、上下方向に限定されるものではなく、左右方向又は斜め方向であってもよい。また、複数の方向への操作を組み合わせてもよい。
また、操作スイッチ41は図3の(a)のプルスイッチと図3の(b)のトグルスイッチが組み合わされたスイッチであってもよい。例えば、操作スイッチ41は、図3の(b)の形状をしているが、運転支援機能を回復させる操作を行うためには、引きながら上方に、もしくは引きながら下方に操作するようにしてもよい。あるいは逆に、上方もしくは下方に操作した状態で引く操作を行うようにしてもよい。
また、操作スイッチ41は、例えば図3の(c)に示すジェスチャ入力が可能なタッチスイッチであってもよい。なお、ジェスチャ入力が可能なタッチスイッチとは、ジェスチャ入力を検知するタッチセンサを備え、タッチセンサへの特定のジェスチャ入力がなされたときにオン信号が出力されるスイッチであると定義する。このようなタッチスイッチとすることにより、運転者は、運転支援機能を回復させるために、操作スイッチ41に対して特定のジェスチャ(図3の(c)ではジグザグのジェスチャの例を示す。)を入力する操作が必要になる。この操作においても、直線的又は曲線的に進む車両2の進行方向とは関係が無い(全く異なる)ジェスチャにすることにより、感覚的に操作しにくくなり、運転者にとって操作に注意が必要となる。このように、敢えて操作に注意が必要となるようにすることで、運転者の注意を運転に戻させることができる。
また、操作スイッチ41は、例えば図3の(d)に示すカバー付きスイッチであってもよい。カバー付きスイッチとすることにより、運転者は、運転支援機能を回復させるために、操作スイッチ41のカバー41bを上方に開放したうえで、スイッチ操作を行う必要がある。このカバー41bを開ける操作も車両2の進行方向とは異なる方向であるため、感覚的に操作しにくくなり、運転者にとって操作に注意が必要となる。このように敢えて操作に注意が必要となるようにすることで、運転者の注意を運転に戻させることができる。
なお、図3の(d)に示すカバー付きスイッチを、例えば図3の(a)〜(c)に示す各スイッチと組み合わせてもよい。この場合、運転者にとってはさらに操作に注意が必要となるため、より一層、運転者の注意を運転に戻させることができる。また、図3の(a)〜(c)に示す各スイッチを複数個、組み合わせてもよい。
<動作>
以上のように構成される運転支援装置1が行う動作について説明する。
図4は、実施の形態における運転支援装置1の動作を示すフローチャートである。
ここでは、全ての運転支援機能はオンの状態である場合を想定する。
まず、図4に示すように、注意状態検知装置10の撮像装置11は、運転席に着座している運転者の顔を撮像する(S11)。
次に、注意状態検知装置10の注意状態検知部12は、撮像装置11が撮像した画像に基づいて、運転者の顔向き、視線方向、まばたきの回数及び速度を検出する。そして、注意状態検知装置10の注意状態検知部12は、検出した運転者の顔向き、視線方向、目のまばたきの回数及び速度に基づいて、運転者の状態を検知する。つまり、注意状態検知部12は、運転者の不注意状態又は注意状態を検知する(S12)。
注意状態検知部12は、目のまばたきの回数及び速度に基づいて検知した運転者の覚醒度が規定値以下の場合、不注意状態として検知する。また、注意状態検知部12は、運転者の顔向き及び視線方向に基づいて、運転者の顔向きが車両2の前方に面していない、又は、視線方向も車両2の前方に向いていなければ不注意状態として検知する。これらの場合、注意状態検知部12は、不注意状態情報を制御部20に出力する。
また、注意状態検知部12は、目のまばたきの回数及び速度に基づいて検知した運転者の覚醒度が規定値よりも大きい場合であり、運転者の顔向き及び視線方向に基づいて、運転者の顔向きが車両2の前方に面し、かつ、視線方向も車両2の前方に向いていれば注意状態として検知する。これらの場合、注意状態検知部12は、注意状態情報を制御部20に出力する。
制御部20は、不注意状態情報を注意状態検知装置10から取得したかどうかを判定する(S13)。
制御部20は、不注意状態情報を取得した場合(S13でYes)、運転支援部30に対して、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させるための制御指示を運転支援部30に出力する。運転支援部30は、当該制御指示を制御部20から取得すると、取得した制御指示に応じて運転支援機能を低下又は停止させる(S14)。つまり、運転支援部30は、当該制御指示に応じて、AR表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d及びパワーステアリング3eのうちの少なくとも1つを制御する。そして、制御部20は、ステップS11に処理を戻し同様の処理を繰り返す。
制御部20は、注意状態情報を取得した場合(S13でNo)、運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能が停止又は低下されているかどうかを判定する(S15)。
運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能が停止又は低下されている場合(S15でYes)、制御部20は、低下又は停止していた運転支援機能を回復させるために、操作入力部40から回復信号を取得したかどうかを判定する(S16)。
制御部20は、回復信号を取得したと判定した場合(S16でYes)、低下又は停止している運転支援機能を回復させるために、回復信号に応じた制御指示を運転支援部30に出力する。運転支援部30は、制御指示を取得すると、低下又は停止している運転支援機能を回復させる(S17)。そして、制御部20は、ステップS11に処理を戻し同様の処理を繰り返す。
制御部20は、運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能が停止又は低下されていない場合(S15でNo)、又は、回復信号を取得していないと判定した場合(S16でNo)、ステップS11に処理を戻し同様の処理を繰り返す。
<作用効果>
次に、本実施の形態における運転支援装置1の作用効果について説明する。
以上のように、本実施の形態における運転支援装置1は、車両2の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援する運転支援部30と、車両2の運転者の不注意状態を示す不注意状態情報を取得し、取得した不注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる制御部20とを備える。
これによれば、車両2の運転者が不注意状態になれば、制御部20が運転支援部30を制御することで、運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させることができる。このため、運転支援装置1は、運転者の運転スキルが運転難易度よりも高い状態を抑制することができる。また、運転支援装置1は、運転支援機能を変化させることによって、不注意状態であることを運転者に気付かせることができる。このため、運転支援装置1では、運転者が注意して運転するように、運転者に意識を働かせることができる。
したがって、運転支援装置1は、運転者の不注意状態を改善することができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1は、さらに、運転者の不注意状態を検知し、検知した不注意状態を示す不注意状態情報を出力する注意状態検知部12を備える。そして、注意状態検知部12は、運転者の注意が払われている注意状態と、注意が払われていない不注意状態とを判定する。
これによれば、運転者が注意状態であるか不注意状態であるかを判定することができる。運転者が注意状態であれば、運転支援機能によって運転者を支援することができるため、車両2走行の安全性を確保することができる。また、運転者が不注意状態であれば、運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させることで、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、注意状態検知部12は、運転者の覚醒度が規定値以下の場合、又は、運転者の注意が前方に払われていない場合を不注意状態として検知する。
これによれば、運転者の不注意状態を検出することができるため、注意力に関する運転者の状態を改善させることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、運転支援部30は、制御部20が不注意状態情報を取得することで、車両2のAR表示装置3aが拡張現実表示を停止させる。
これによれば、前照灯3bが発する光の明るさを低下させることで、運転者が前方に注意を払うようになる。このため、運転支援装置1では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、運転支援部30は、制御部20が不注意状態情報を取得することで、車両2の前照灯3bが発する光の明るさを低下させる。
これによれば、防眩ミラー3cの自動防眩機能を停止させることで、運転者が防眩ミラー3cを眩しく感じるようになる。このため、運転支援装置1では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、運転支援部30は、制御部20が不注意状態情報を取得することで、車両2の防眩ミラー3cの自動防眩機能を停止させる。
これによれば、サイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させることで、運転者が車両2の周囲に注意を払うようになる。このため、運転支援装置1では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、運転支援部30は、制御部20が不注意状態情報を取得することで、車両2のサイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させる。
これによれば、AR表示装置3aが拡張現実表示を停止させることで、運転者が前方に注意を払うようになる。このため、運転支援装置1では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、運転支援部30は、制御部20が不注意状態情報を取得することで、車両2のパワーステアリング3eのアシスト量を低下又は停止させる。
これによれば、パワーステアリング3eのアシスト量を低下又は停止させることで、運転者が車両2の周囲に注意を払いながらハンドル操作を行うようになる。このため、運転支援装置1では、上述のように運転者が注意して運転するように意識を働かせることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1は、さらに、運転支援部30が低下又は停止させた運転支援機能を提示する提示部3fを有する。
これによれば、運転支援部30が低下又は停止させた運転支援機能を提示するため、不注意状態であることを運転者に気付かせることができる。このため、運転支援装置1では、運転者が注意して運転するように、運転者に意識を働かせることができる。このため、運転者は、運転支援機能を回復させる等の対応を取ることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、制御部20は、運転者による操作入力部40の操作によって入力される、低下又は停止させた運転支援機能を回復するための回復信号を取得することで、低下又は停止している運転支援機能を回復させる。
これによれば、運転者が不注意状態であったことに気付くことができるため、運転者は、低下又は停止している運転支援機能を回復させるように、操作入力部40を操作する。このため、運転者は、操作入力部40を操作する手間がかからないように、注意状態を維持するように努めることができる。
また、本実施の形態における運転支援装置1において、操作入力部40は、車両2のメータ3h周囲、又は、センターコンソール3iの上部に設けた操作スイッチ41を含む。
これによれば、運転支援機能を回復するための操作スイッチ41は、運転者に前方注視を促す位置に配されるので、運転者は、操作入力部40を操作しながら前方に注意を払うことができる。この運転支援装置1では、運転者の前方注意状態を向上させることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置1において、操作スイッチ41は、プルスイッチ、トグルスイッチ、又は、ジェスチャ入力が可能なタッチスイッチである。
これによれば、運転者は、操作スイッチ41に対して運転支援機能を回復するための、引く操作、上下動操作、ジェスチャ入力操作を行わなければならなくなる。このような操作スイッチ41は、運転者の操作に注意が必要となるように構成されているので、運転者の注意を運転に戻させることができる。
また、本開示の他の態様に係る運転支援装置1において、操作入力部40の操作スイッチ41は、操作部分41aを覆うカバー41bを備える。
これによれば、運転者は、操作スイッチ41に対して運転支援機能を回復するために、カバー41bを開けてからでないとスイッチ操作ができない。このため、この構成によっても、運転者の操作に注意が必要となり、運転者の注意を運転に戻させることができる。
(実施の形態の変形例)
<構成>
本変形例の運転支援装置1について説明する。
本変形例では、運転支援装置1が少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させた後に、注意状態に戻った場合、自動的に低下又は停止している運転支援機能を回復させる点で、実施の形態と相違する。本実施の形態における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
注意状態検知部12は、運転者の注意状態を検知したり、運転者の不注意状態を検知したりする。注意状態検知部12は、所定期間間隔ごとに、注意状態又は不注意状態を検知する。
制御部20は、注意状態検知部12から注意状態情報を取得すると、取得した注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、低下又は停止させた運転支援機能を自動的に回復させる。つまり、制御部20は、注意状態情報を取得すると、低下又は停止させた運転支援機能を回復させるため、停止又は低下されている運転支援機能を元に戻すように、運転支援部30に回復指示を自動的に出力する。
また、運転支援部30は、注意状態情報に基づく回復指示を取得すると、低下又は停止させた運転支援機能を回復させるため、AR表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d、及び、パワーステアリング3eを制御する。
<動作>
以上のように構成される運転支援装置1が行う動作について説明する。
図5は、実施の形態の変形例における運転支援装置1の動作を示すフローチャートである。運転支援装置1が行う動作について、図4と同様の処理については、同様の符号を付して適宜説明を省略する。
運転支援装置1では、ステップS11〜S15までの処理を経て、運転支援部30が少なくとも一部の運転支援機能が停止又は低下されている場合(S15でYes)、制御部20は、注意状態検知部12から注意状態情報を取得したかどうかを判定する(S26)。
制御部20が注意状態検知部12から注意状態情報を取得した場合(S26でYes)、低下又は停止している運転支援機能を回復させるための回復指示を運転支援部30に出力する。運転支援部30は、回復指示を取得すると、低下又は停止している運転支援機能を回復させる(S17)。そして、制御部20は、ステップS11に処理を戻し同様の処理を繰り返す。
また、制御部20が注意状態検知部12から不注意状態情報を取得した場合(S26でNo)、ステップS11に処理を戻し同様の処理を繰り返す。
<作用効果>
本変形例における運転支援装置1において、注意状態検知部12は、運転者の注意状態を検知する。そして、制御部20は、注意状態検知部12から取得した運転者の注意状態を示す注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、低下又は停止させた運転支援機能を回復させる。
これによれば、運転者が不注意状態から注意状態に戻れば、制御部20は、運転支援部30を制御することで低下又は停止させた運転支援機能を回復させることができる。これにより、低下又は停止した運転支援機能が回復するため、運転者はより安全に車両2を運転することができる。
本変形例においても、上述と同様の作用効果を奏する。
(その他変形例等)
以上、本開示について、実施の形態及び実施の形態の変形例に基づいて説明したが、本開示は、これら実施の形態及び実施の形態の変形例等に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態及び実施の形態の変形例に係る運転支援装置では、制御部は、運転者の不注意状態に対応する運転支援機能を低下又は停止させるためのテーブルを有していてもよい。制御部は、当該テーブルを参照することで、低下又は停止させる運転支援機能を決定してもよい。具体的には、制御部は、運転者の不注意状態を定量化し、定量化した不注意状態の大きさに応じて、複数の運転支援機能のうち低下又は停止させる運転支援機能を決定してもよい。例えば、不注意状態の値が大きいほど、低下又は停止させる運転支援機能の数を多くしてもよい。また、制御部は、例えば、運転者の不注意状態において、覚醒度が規定値以下の場合、覚醒度が低ければ低いほど、低下又は停止させる運転支援機能の数を多くしてもよい。
また、上記各実施の形態及び実施の形態の変形例に係る運転支援装置は、コンピュータを用いたプログラムによって実現され、このようなプログラムは、記憶装置に記憶されてもよい。
また、上記各実施の形態及び実施の形態の変形例に係る運転支援装置に含まれる各処理部は、典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記各実施の形態及び実施の形態の変形例において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態及び実施の形態の変形例は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
その他、実施の形態及び実施の形態の変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態及び実施の形態の変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示は、自動運転車両及び手動運転車両に適用できる。
1 運転支援装置
2 車両
3a AR表示装置
3b 前照灯
3c 防眩ミラー
3d サイドミラー
3e パワーステアリング
3f 提示部
3h メータ
3i センターコンソール
12 注意状態検知部
20 制御部
30 運転支援部
40 操作入力部
41 操作スイッチ
41a 操作部分
41b カバー

Claims (14)

  1. 車両の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援する運転支援部と、
    車両の運転者の不注意状態を示す不注意状態情報を取得し、取得した前記不注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる制御部とを備える
    運転支援装置。
  2. さらに、運転者の前記不注意状態を検知し、検知した前記不注意状態を示す前記不注意状態情報を出力する注意状態検知部を備え、
    前記注意状態検知部は、運転者の注意が払われている注意状態と、注意が払われていない不注意状態とを判定する
    請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記注意状態検知部は、運転者の覚醒度が規定値以下の場合、又は、運転者の注意が前方に払われていない場合を前記不注意状態として検知する
    請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のAR(Augmented Reality:拡張現実)表示装置が拡張現実表示を停止させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  5. 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両の前照灯が発する光の明るさを低下させる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  6. 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両の防眩ミラーの自動防眩機能を停止させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  7. 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のサイドミラーに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  8. 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のパワーステアリングのアシスト量を低下又は停止させる
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  9. さらに、前記運転支援部が低下又は停止させた運転支援機能を提示する提示部を有する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  10. 前記制御部は、運転者による操作入力部の操作によって入力される、低下又は停止させた運転支援機能を回復するための回復信号を取得することで、低下又は停止している運転支援機能を回復させる
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の運転支援装置。
  11. 前記操作入力部は、前記車両のメータ周囲、又は、センターコンソールの上部に設けた操作スイッチを含む
    請求項10に記載の運転支援装置。
  12. 前記操作スイッチは、プルスイッチ、トグルスイッチ、又は、ジェスチャ入力が可能なタッチスイッチである
    請求項11に記載の運転支援装置。
  13. 前記操作スイッチは、前記操作スイッチの操作部分を覆うカバーを備える
    請求項11に記載の運転支援装置。
  14. 前記注意状態検知部は、運転者の注意状態を検知し、
    前記制御部は、前記注意状態検知部から取得した運転者の注意状態を示す注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、低下又は停止させた運転支援機能を回復させる
    請求項2又は3に記載の運転支援装置。
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