JP7012271B2 - 運転支援装置 - Google Patents
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Description
Driver-Assistance Systems)と呼ばれる)が搭載されているため、運転者の運転スキルが低くても、運転支援機能により運転スキルを補うことができる。このため、運転者は、パニックな状態となり難い。しかし、運転スキルが運転難易度よりも高ければ、運転支援機能により運転スキルがさらに補われてしまい、運転者は不注意状態となり易くなる。
<構成:運転支援装置1>
図1は、実施の形態における運転支援装置1を示すブロック図である。図2は、車両2の車室内に配置されるAR(Augmented Reality:拡張現実)表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d、パワーステアリング3e及び提示部3f等を示す模式図である。
注意状態検知装置10は、近赤外カメラ等の撮像装置11と、撮像装置11が撮像した画像に基づいて不注意状態を検知する注意状態検知部12とを有する。
制御部20は、不注意状態情報を注意状態検知装置10から取得すると、取得した不注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる。具体的には、制御部20は、不注意状態情報に示される不注意状態に応じて、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を抽出し、抽出した運転支援機能を低下又は停止させるための制御指示を、運転支援部30に出力する。制御部20が低下又は停止させる運転支援機能としては、不注意状態の運転者に対して不注意であることを気付かせるために、運転者が視覚、聴覚又は触覚できる運転支援機能である。運転者が視覚できる運転支援機能としては、AR表示装置3aが表示する拡張現実表示機能、前照灯3bが発する光の明るさの調節機能、防眩ミラー3cの光反射率の調節機能、サイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示機能である。運転者が聴覚できる運転支援機能は、音響装置による音の出力である。運転者が触覚できる運転支援機能は、パワーステアリング3eによるアシスト量の調節機能である。また、本実施の形態では、自動ブレーキ、レーンキープアシスト、横滑り防止装置、及び、アンチロックブレーキシステム等も運転支援機能と呼ばれるが、安全性に支障のある運転支援機能については、制御部20は、運転者が不注意状態であってもこれらの機能を低下又は停止させない。
運転支援部30は、車両2の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援したり、運転支援機能を停止又は低下させたりする。運転支援部30は、不注意状態情報に示される不注意状態に応じて制御部20が出力した制御指示に基づいて、複数の運転支援機能のうちから所定の運転支援機能を低下又は停止させる。運転支援機能には、車両2のAR表示装置3aが表示する拡張現実表示、前照灯3bが発する光の明るさの調節、防眩ミラー3cの光反射率の調節、車両2のサイドミラー3dに表示される運転支援に関する情報の表示、車両2のパワーステアリング3eによるアシスト量の調整等がある。
操作入力部40は、例えば、AR表示装置3a、前照灯3b、防眩ミラー3c、サイドミラー3d及びパワーステアリング3eを操作するための入力を受け付ける入力インターフェイスである。操作入力部40は、運転者の操作によって入力された操作に応じた操作信号(例えば、回復信号を含む)を制御部20に出力する。操作入力部40は、図2に示すように、例えば、センターコンソール3iに設けた専用の操作スイッチ41であってもよい。これにより、操作スイッチ41は、運転者がステアリングから手を離さないと操作できないため、あえて手間をかけるような操作を強いることで、運転者に対し、より一層、覚醒を促すことができる。
以上のように構成される運転支援装置1が行う動作について説明する。
次に、本実施の形態における運転支援装置1の作用効果について説明する。
<構成>
本変形例の運転支援装置1について説明する。
以上のように構成される運転支援装置1が行う動作について説明する。
本変形例における運転支援装置1において、注意状態検知部12は、運転者の注意状態を検知する。そして、制御部20は、注意状態検知部12から取得した運転者の注意状態を示す注意状態情報に基づいて運転支援部30を制御することで、低下又は停止させた運転支援機能を回復させる。
以上、本開示について、実施の形態及び実施の形態の変形例に基づいて説明したが、本開示は、これら実施の形態及び実施の形態の変形例等に限定されるものではない。
2 車両
3a AR表示装置
3b 前照灯
3c 防眩ミラー
3d サイドミラー
3e パワーステアリング
3f 提示部
3h メータ
3i センターコンソール
12 注意状態検知部
20 制御部
30 運転支援部
40 操作入力部
41 操作スイッチ
41a 操作部分
41b カバー
Claims (13)
- 車両の運転者による運転を複数の運転支援機能によって支援する運転支援部と、
車両の運転者の不注意状態を示す不注意状態情報を取得し、取得した前記不注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、複数の運転支援機能のうちの少なくとも一部の運転支援機能を低下又は停止させる制御部と、
運転者の前記不注意状態を検知し、検知した前記不注意状態を示す前記不注意状態情報を出力する注意状態検知部とを備え、
前記注意状態検知部は、運転者の注意が払われている注意状態と、注意が払われていない不注意状態とを判定するにあたり、運転者の覚醒度が規定値以下の場合、又は、運転者の注意が前方に払われていない場合を前記不注意状態として検知し、
前記運転支援機能は、運転者にとって視認性の高い運転支援機能と、それ以外の他の運転支援機能とを有し、
前記制御部は、前記不注意状態としての前記覚醒度が前記規定値以下の場合、まず、前記視認性の高い運転支援機能を低下又は停止させ、次に、前記覚醒度が低いほど、低下又は停止させる前記他の運転支援機能の数を多くする
運転支援装置。 - 前記制御部は、前記視認性の高い運転支援機能を低下又は停止させた後、さらに、運転者が覚醒するまで、所定期間間隔ごとに低下又は停止させる前記他の運転支援機能を増やす
請求項1に記載の運転支援装置。 - 前記制御部は、前記視認性の高い運転支援機能を低下又は停止させた後に、低下又は停止させる前記他の運転支援機能の順番を任意に設定可能な機能を有する
請求項1又は2に記載の運転支援装置。 - 前記視認性の高い運転支援機能は、AR(Augmented Reality:拡張現実)表示装置が表示する拡張現実表示機能、及び、車両の前照灯が発する光の明るさの調節機能の少なくとも一方である
請求項1~3のいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両の防眩ミラーの自動防眩機能を停止させる
請求項1~4のいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のサイドミラーに表示される運転支援に関する情報の表示を停止させる
請求項1~5のいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記運転支援部は、前記制御部が前記不注意状態情報を取得することで、車両のパワーステアリングのアシスト量を低下又は停止させる
請求項1~6のいずれか1項に記載の運転支援装置。 - さらに、前記運転支援部が低下又は停止させた運転支援機能を提示する提示部を有する
請求項1~7のいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記制御部は、運転者による操作入力部の操作によって入力される、低下又は停止させた運転支援機能を回復するための回復信号を取得することで、低下又は停止している運転支援機能を回復させる
請求項1~8のいずれか1項に記載の運転支援装置。 - 前記操作入力部は、前記車両のメータ周囲、又は、センターコンソールの上部に設けた操作スイッチを含む
請求項9に記載の運転支援装置。 - 前記操作スイッチは、プルスイッチ、トグルスイッチ、又は、ジェスチャ入力が可能なタッチスイッチである
請求項10に記載の運転支援装置。 - 前記操作スイッチは、前記操作スイッチの操作部分を覆うカバーを備える
請求項10に記載の運転支援装置。 - 前記注意状態検知部は、運転者の前記注意状態を検知し、
前記制御部は、前記注意状態検知部から取得した運転者の前記注意状態を示す注意状態情報に基づいて前記運転支援部を制御することで、低下又は停止させた前記運転支援機能を回復させる
請求項1に記載の運転支援装置。
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