JP2021099586A - 配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラム - Google Patents

配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が配車車両とを合流しやすくする配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】車両の周辺状況に関する情報を取得する取得部と、利用者からの配車要求を受け付ける受付部と、前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせる配車制御部と、前記受付部による受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求する請求制御部と、前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定する停車スペース判定部と、前記停車スペース判定部により前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案する提案部とを備える配車システム。【選択図】図1

Description

本発明は、配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラムに関する。
従来、車両を配車する配車センタと車載装置を備えた配車システムにおいて、車載装置が利用者を検出して、配車車両を利用者の位置まで移動させる場合に、利用者の位置に路上駐車車両の存在によって、配車車両の駐車可能領域が妨害されている場合に、配車車両を駐車可能な場所まで走行させて利用者と合流する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2019−28663号公報
しかしながら、従来の技術は、利用者の周辺に駐車可能な場所がある場合には有用であるが、利用者の周辺が混雑している場合には、利用者および配車車両がスムーズに合流できない可能性があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者および配車車両をよりスムーズに合流しやすくする配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る配車システムは、車両の周辺状況に関する情報を取得する取得部と、利用者からの配車要求を受け付ける受付部と、前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせる配車制御部と、前記受付部による受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求する請求制御部と、前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定する停車スペース判定部と、前記停車スペース判定部により前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案する提案部と、を備える配車システムである。
(2):上記(1)の態様において、前記受付部は、前記提案部が前記代替合流場所を提案した場合に、前記利用者からの前記代替合流場所に変更するか否かの情報を含む応答を受け付け、前記請求制御部は、前記代替合流場所を却下してキャンセルする旨の応答を前記受付部が受け付けた場合、キャンセル料を前記利用者に請求しないものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記提案部は、前記代替合流場所を前記利用者に提案した後、前記取得部により前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがある旨の情報が取得された場合、前記代替合流場所から前記合流予定場所に戻すことを前記利用者に提案するものである。
(4):上記(3)の態様において、前記受付部は、前記提案部により前記代替合流場所から前記合流予定場所に戻すことが前記利用者に提案された場合、前記代替合流場所に変更する応答、前記代替合流場所を却下して配車をキャンセルする旨の応答、または前記合流予定場所に戻す応答を受け付け、前記請求制御部は、いずれが選択された場合も追加料金を前記利用者に請求しないものである。
(5):上記(1)〜(4)のいずれかの態様において、前記停車スペース判定部による前記合流予定場所および前記代替合流場所に関する判定結果を収集する収集部をさらに備え、前記請求制御部は、前記収集部による収集結果を参照し、停車スペースの利用可能傾向に基づいて、前記合流予定場所に対する課金レートを変更するものである。
(6):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記取得部は、前記合流予定場所に向かう車両以外の他車両による前記周辺状況の認識結果を取得し、前記停車スペース判定部は、前記車両による前記周辺状況の認識結果に加えて、前記他車両による前記周辺状況の認識結果に基づいて、前記停車スペースがあるか否かを判定するものである。
(7):上記(1)から(6)のいずれかの態様において、前記配車制御部は、前記受付部により、前記利用者から前記合流予定場所を前記代替合流場所に変更する応答が受け付けられた場合に、前記代替合流場所に前記車両を向かわせ、前記受付部により、前記利用者から前記合流予定場所を前記代替合流場所に変更しない応答が受け付けられた場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあると推定し、前記合流予定場所に前記車両を向かわせるものである。
(8):上記(7)の態様において、前記停車スペース判定部は、前記提案部により前記代替合流場所が提案された後、前記車両が前記合流予定場所または前記代替合流場所に到達するまで前記合流予定場所に前記停車スペースがあるか否かを判定する処理を行い、前記提案部は、前記代替合流場所を既に提案しており、且つ前記停車スペース判定部により前記合流予定場所に前記停車スペースがあると判定された場合に、前記代替合流場所への変更を取り消して、合流場所を前記合流予定場所に戻すことができることを通知するものである。
(9):この発明の一態様に係る車両制御装置は、請求項1から8のうちいずれか1項に記載の配車システムによる配車指示に応じて、配車車両の走行を制御する走行制御部と、前記利用者からの指示に基づいて前記配車車両のドアの開閉を制御する、ドア開閉制御部とを備え、前記ドア開閉制御部は、前記受付部が前記利用者により前記配車車両が完全に停車していない状態であっても前記ドアの開放を開始する停止前ドア開動作を行うことを受け付けた場合、前記配車車両が合流場所にから所定距離に接近し、且つ前記配車車両が所定のドアオープン条件を満たす場合に、前記停止前ドア開動作を行うよう制御する、車両制御装置である。
(10):上記(9)の態様において、前記所定のドアオープン条件には、前記合流場所において前記停止前ドア開動作が許可されていることが含まれる周辺環境条件と、前記配車車両の車室内にドアオープンにより落下する可能性のある物体が存在しないことが含まれる配車車両側条件と、前記利用者の荷物が所定量未満であることが含まれる利用者側条件と、が含まれるものである。
(11):上記(9)または(10)の態様において、前記ドア開閉制御部は、所定のドアオープン条件が満たされなくなった場合にドアの開放を中止するものである。
(12):この発明の一態様に係る配車方法は、コンピュータが、車両の周辺状況に関する情報を取得し、利用者からの配車要求を受け付け、前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせ、前記配車要求の受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求し、前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定し、前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案する、配車方法である。
(13):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、車両の周辺状況に関する情報を取得させ、利用者からの配車要求を受け付けさせ、前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせ、前記配車要求の受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求させ、前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定させ、前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案させる、プログラムである。
(1)〜(13)によれば、利用者および配車車両をよりスムーズに合流しやすくすることができる。
(9)〜(11)によれば、利用者が配車車両に乗車するまでの時間を短縮することができる。
配車システムの構成図である。 配車装置の構成図である。 停車スペース情報に格納される情報の一例である。 車両情報に格納される情報の一例である。 配車要求を行う際の端末装置に表示される画像の一例を示す図である。 配車要求が受け付けられた際の端末装置に表示される画像の一例を示す図である。 第1場面を説明するための図である。 第2場面を説明するための図である。 提案部による提案内容に関して端末装置に表示される画像の一例を示す図である。 提案部による提案内容に関して端末装置に表示される画像の一例を示す図である。 収集部による収集処理を説明するための図である。 配車システムによる配車処理の流れの一例を示すフローチャートである。 配車装置による合流予定場所の指定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 停止前ドア開の要求を含む配車要求を行う際の端末装置に表示される画像の一例を示す図である。 第3場面を説明するための図である。 第3場面を説明するための図である。 第3場面を説明するための図である。 配車装置による合流予定場所の指定処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。 ドア開閉制御部による停止前ドア開動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態の配車装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の配車システム、車両制御装置、配車方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、配車システム1の構成図である。配車システム1は、例えば、車両M1〜Mn(nは自然数)と、車両制御装置10と、配車装置100と、配車システム1の利用者Uの利用する端末装置Tとを備える。車両M1〜Mn、車両制御装置10、配車装置100および端末装置Tは、いずれもネットワークNWに他の機器と通信可能に接続されている。ネットワークNWは、例えば、セルラー網や、Wi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局等を含む。また、車両M1〜Mnと配車装置100との通信は、CAN(Controller Area Network)バス等の通信バスやシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。以下、車両M1〜Mnを区別しない場合は、車両Mと称する。
端末装置Tは、車両Mの利用者Uの利用する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどの端末装置である。端末装置Tは、専用アプリケーションやブラウザを介して、利用者Uによる配車要求を受け付け、配車装置100に送信する。配車要求には、車両M1〜Mnのうち配車される車両との合流位置や、配車時間、乗車後の目的地、車両に関する条件などが含まれる。配車要求は、配車の開始を依頼する開始要求が含まれる場合と、合流予定場所や合流時間の変更または配車キャンセルを依頼する変更要求が含まれる場合がある。合流予定場所は、特定の車両1台が停車可能な駐車スペースが指定されてもよいし、「駅前の乗降場」、「ショッピングモールの駐車場」のように複数車両が駐車可能な駐車スペースが指定されてもよい。また、合流予定場所として、端末装置TのGPS(Global Positioning System;全地球測位システム)の受信部がGPSから受信した現在位置情報が利用者Uの現在位置として援用されてもよい。
車両制御装置10の一部または全部の機能は、車両M1〜Mnのそれぞれに搭載される車載装置によって実現されてもよい。車両制御装置10が有する機能のうちの一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等の回路部(circuitry)を含むハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の非一過性の記憶媒体を備える記憶装置に格納されていてもよいし、DVD、CD−ROM等の着脱可能な非一過性の記憶媒体に格納されており、当該記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
車両制御装置10は、例えば、通信部11と、認識部12と、走行制御部13と、ドア開閉制御部14と、推定部15とを備える。
通信部11は、ネットワークNWを介して、他車両や他装置と通信する。
認識部12は、車両Mの周辺状況を認識する。認識部12は、例えば、車載カメラやレーダ装置、LIDAR(Light Detection and Ranging)、物体認識装置、車両センサ、ナビゲーション装置などから車両Mの周辺状況に関する情報を取得し、車両Mの周辺状況を認識する。
走行制御部13は、配車装置100からの配車指示に応じて、配車対象の車両Mの走行を制御する。走行制御部13は、例えば、利用者Uとの合流予定場所や、到着時間に関する情報に基づいて、車両Mの走行経路や走行速度を制御する。
ドア開閉制御部14は、利用者Uからの指示に基づいて合流予定場所に接近した車両Mのドアの開閉を制御する。ドア開閉制御部14は、所定のドアオープン条件を満たす場合に、車両Mが完全に停車していない状態であっても車両Mのドアのうち、利用者Uを乗車させるドアの開放を開始する停止前ドア開動作を行う。停止前ドア開動作については後述する。
推定部15は、合流予定場所における利用者Uと車両Mとの合流に関する推定を行う。推定部15は、合流予定場所で車両Mが利用者Uをピックアップできるか、合流予定場所に車両Mが停車できるか、合流予定場所を変更することで車両Mが利用者Uをピックアップできるかなどを推定する。
配車装置100は、端末装置Tから配車要求を受け付けて、配車する車両Mを決定して、車両Mを利用者Uとの合流予定場所に向かわせる。配車装置100が有する機能(記憶部190を除く)のうちの一部又は全部は、LSI、ASIC、FPGA、GPU等の回路部(circuitry)を含むハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現されてもよい。プログラムは、予めHDD、フラッシュメモリ等の非一過性の記憶媒体を備える記憶装置に格納されていてもよいし、DVD、CD−ROM等の着脱可能な非一過性の記憶媒体に格納されており、当該記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
図2は、配車装置100の構成図である。配車装置100は、例えば、通信部110と、取得部120と、受付部130と、配車制御部140と、停車スペース判定部150と、提案部160と、請求制御部170と、収集部180と、記憶部190とを備える。
通信部110は、ネットワークNWを介して車両Mや車両制御装置10、端末装置Tなどの他装置と通信する。
取得部120は、車両Mの認識部12による認識結果を取得して、車両Mの周辺状況に関する情報を取得する。取得部120は、特に合流予定場所に接近中の車両Mの周辺状況に関する情報を取得する。
受付部130は、通信部110により受信された利用者Uの端末装置Tからの配車要求を受け付ける。また、受付部130は、端末装置Tから通信部110に送信された、後述する提案部160による提案に対する利用者Uの応答を受け付ける。
配車制御部140は、受付部130により受け付けられた配車要求に基づいて、車両M1〜Mnから好適な車両を選択して、利用者Uの指定した合流予定場所に選択した車両を向かわせる。配車制御部140は、選択された車両に、合流予定場所の情報を含む配車指示を、通信部110を介して送信する。以下の説明において、車両M1〜Mnのうち配車制御部140が合流予定場所に向かわせると選択した車両Mを「配車車両」と称する場合がある。
停車スペース判定部150は、配車車両が合流予定場所に接近した場合に、合流予定場所として指定された場所、または合流予定場所として指定された領域内に配車車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定する。停車スペース判定部150は、配車車両が合流予定場所に接近した時点での実際の混雑状況に基づいて停車スペースの判定を行ってもよいし、配車車両が合流予定場所に到着する時点での混雑状況を事前予測した上で、停車スペースの判定を行ってもよい。
提案部160は、停車スペース判定部150により合流予定場所に停車スペースがないと判定された場合に、合流予定場所とは異なる代替合流場所を利用者Uに提案する。提案部160は、合流予定場所の周辺(例えば、合流予定場所が路肩である場合には、合流予定場所の前後数台程度の範囲に加え、合流予定場所から1〜2ブロック程度の範囲)に空きスペースがあるか否かを判定することで、代替合流場所を利用者Uに提案する。また、提案部160は、合流予定場所が特定の駐車場である場合、その周辺の駐車場に空きスペースがあるか否かを判定することで、代替合流場所を利用者Uに提案する。
また、提案部160は、停車スペース判定部150により合流予定場所に停車スペースがないと判定された場合であり、好適な代替合流場所が見つからない場合には、配車サービスをキャンセルすることを利用者Uに提案する。提案部160は、停車スペース判定部150により合流予定場所に停車スペースがないと判定された場合であり、好適な代替合流場所が見つからない場合には、合流予定場所が空くことが推定される時間に合流時間を変更することを利用者Uに提案してもよい。
請求制御部170は、受付部130による受付結果に基づいて、利用者Uへの配車サービス料を請求する。請求制御部170は、例えば、配車サービス料を請求したり、利用者Uの都合で合流予定場所や時間の変更がされる場合の変更手数料を請求したり、利用者Uの都合で配車キャンセルされる場合にキャンセル料を請求したりする。
収集部180は、受付部130による受付結果や、配車制御部140による配車制御結果、停車スペース判定部150による判定結果、提案部160による提案結果などを収集する。
収集部180は、受付部130による受付結果や、配車制御部140による配車制御結果に含まれる合流予定場所と、利用者Uと配車車両が実際に合流した場所の情報を地図情報194に反映する。また、収集部180は、停車スペース判定部150による判定結果を停車スペース情報196に反映する。
記憶部190は、各種記憶装置、或いはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により実現される。記憶部190には、例えば、課金情報192、地図情報194、停車スペース情報196、車両情報198、プログラム、その他各種情報が格納される。
図3は、停車スペース情報196に格納される情報の一例である。停車スペース情報196には、スペース名称、配車車両の停車可否、スペースの空き傾向などの情報が格納される。停車スペース情報196には、合流予定場所としての指定を受け付けることができる場所だけではなく、合流予定場所としての指定を受け付けることができない場所の情報(停車可否が「不可」の情報)が含まれてもよい。
図4は、車両情報198に格納される情報の一例である。車両情報198には、車両を識別する車両IDや、車両のステータス、停止前ドアオープンの可否に関する情報が格納される。
〔配車要求〕
図5は、配車要求を行う際の端末装置Tに表示される画像IM1の一例を示す図である。画像IM1には、配車場所の指定を受け付ける入力枠F1、降車場所の指定を受け付ける入力枠F2、配車時間に関する指定を受け付ける入力枠F3や、入力枠F1〜F3において指定された条件に基づいて、請求制御部170による請求金額表示枠CF、配車要求を配車装置100に送信する依頼ボタンB1などが含まれる。入力枠F1および入力枠F2には、例えば、停車スペース情報196に基づいて配車場所の候補が表示される。利用者Uは、入力枠F1〜F3に配車に関する条件を入力した状態で依頼ボタンB1を操作し、配車要求を配車装置100に送信する。
図6は、配車要求が受け付けられた際の端末装置Tに表示される画像IM2の一例を示す図である。画像IM2は、図5に示した画像IM1を介して端末装置Tから送信された配車要求を、配車装置100が受け付けた結果が端末装置Tに表示される画像の一例である。
画像IM2には、配車装置100が受け付けた結果を表示する表示枠F4や、配車車両に関する情報を表示する表示枠F5、配車をキャンセルするキャンセルボタンB2や配車条件を変更する場所・時間変更ボタンB3などが含まれる。キャンセルボタンB2や場所・時間変更ボタンB3は、利用者Uの都合で配車計画の変更が行われる場合に、利用者により操作される。図示のキャンセルボタンB2および場所・時間変更ボタンB3には、そのボタンが操作された場合に請求制御部170により請求される金額が併せて表示されている。
受付部130は、利用者Uが場所・時間変更ボタンB3を操作したことを受け付けた場合、例えば、端末装置Tに画像IM1を再度表示させて、合流予定場所や時間の変更を受け付ける。配車制御部140は、受付部130によりキャンセルボタンB2を操作したことが受け付けられた場合、車両Mに配車がキャンセルされたことを通知して、配車を中止する。
〔停車スペース判定〕
図7は、第1場面を説明するための図である。第1場面は、車両Mが合流予定場所に接近しており、停車スペース判定部150による合流予定場所に空きスペースがあるか否かを判定する処理を説明するための場面である。
停車スペース判定部150は、車両Mが合流予定場所JAに接近した場合に、合流予定場所JAに停車スペースがあるか否かを判定する。停車スペース判定部150は、図示のように合流予定場所JAとして一台の車両が駐車可能な駐車スペースが指定されている場合には、合流予定場所JAに車両Mが停車可能か否かを判定する。また、停車スペース判定部150は、合流予定場所JAとして複数車両が駐車可能な駐車スペースが指定されている場合には、合流予定場所JAの領域内において車両Mが停車可能な空きスペースがあるか否かを判定する。
図示の例において、合流予定場所JAに他車両が停車していることから、停車スペース判定部150は、停車スペースがないと判定する。
〔合流予定場所の変更〕
図8は、第2場面を説明するための図である。第2場面は、提案部160による代替合流場所の提案処理を説明するための場面である。
提案部160は、停車スペース判定部150により合流予定場所JAに停車スペースがないと判定された場合、代替合流場所を探す。提案部160は、地図情報194を参照して、車両Mがその位置に到着する時点で停車スペースとなりうる場所を代替合流場所として提案するものであり、提案時点でその停車スペースが空いていなくてもよい。なお、提案部160は、地図情報194を参照して、図示の停車禁止領域NPAや施設の車両出入口などの領域が空いていたとしても代替合流場所として提案しない。
提案部160は、一度代替合流場所を提案した後に、他の好適な代替合流場所(例えば、停車スペースがあり、且つ利用者Uの現在地からの移動量が少ない場所)が見つかった場合に、さらに代替合流場所を提案する処理を行ってもよい。
このように合流予定場所を代替合流場所に変更する場合でも、請求制御部170は、代替合流場所への移動に関する配車サービス料の請求を行わない。これは、利用者Uが合流予定場所を代替合流場所に変更することにより、効率的に利用者Uと車両Mとが合流することができるため、利用者Uが積極的に合流予定場所を代替合流場所に変更するように推奨することをサービス料に反映させたものである。
例えば、利用者Uが合流予定場所を変更せずに待機すると選択した場合、合流予定場所に停車スペースができるまで車両Mが合流予定場所の周辺で待機することになり、合流予定場所周辺の混雑を助長したり、他車両の通行の妨げになったりする可能性がある。また、仮に利用者Uが合流予定場所を変更せずに待機すると選択した場合、利用者U乗車後の配車車両の走行予定を変更したり、他の利用者に宛がう配車車両を変更したりするといった制御コストが発生する可能性がある。
そのため請求制御部170は、配車システム1により効率的に車両Mが配車されることに協力的な利用者Uに対して、請求金額がより低くなるように、合流予定場所を代替合流場所に変更する際に追加請求を行わない。
以下、提案部160は、図示の例において、代替合流場所AJAを提案したものとして説明する。
図9は、提案部160による提案内容に関して端末装置Tに表示される画像IM3の一例を示す図である。
受付部130は、提案部160が代替合流場所を提案した場合に、利用者Uからの代替合流場所に変更するか否かの情報を含む応答を受け付ける。画像IM3は、代替合流場所に変更するか否かの情報を含む応答を受け付ける際に端末装置Tに表示される画像の一例である。
画像IM3には、提案部160による提案内容を表示する表示枠F6や、表示枠F6に表示された代替合流場所に合流場所を変更する変更ボタンB4、合流予定場所を変更せず、停車スペースが空くまで待つB5、配車自体をキャンセルする配車キャンセルボタンB6などが含まれる。変更ボタンB4、空くまで待つボタンB5、および配車キャンセルボタンB6には、そのボタンが操作された場合に請求制御部170により請求される金額が併せて表示されている。請求制御部170は、利用者Uにより変更ボタンB4が選択されて車両Mとの合流予定場所が代替合流場所に変更されても、利用者Uにより空くまで待つボタンB5が選択されて合流予定場所から変更されなくても、利用者Uにより配車キャンセルボタンB6が選択されて配車自体がキャンセルされても追加料金を請求しない。
配車制御部140は、受付部130により利用者Uが変更ボタンB4を操作したことが受け付けられた場合、合流場所を代替合流場所に変更するよう車両Mに指示する。配車制御部140は、受付部130により利用者Uが空くまで待つボタンB5を操作したことが受け付けられた場合、合流予定場所に配車車両を停車させる停車スペースがある(または停車スペースができる)と推定し、予定の通りに合流予定場所に向かうように車両Mに指示する。配車制御部140は、受付部130により利用者Uが空くまで待つボタンB5を操作したことが受け付けられ、合流予定場所に接近しても配車車両を停車させる停車スペースができなかった場合には、停車スペースができるまで配車車両を周辺で走行させたり、一時停止させたりして待機させてもよい。また、配車制御部140は、受付部130により利用者Uが空くまで待つボタンB5を操作したことが受け付けられ、合流予定場所に接近しても配車車両を停車させる停車スペースができなかった場合には、提案部160に再度代替合流場所を提案させてもよい。また、変更ボタンB4と共に「変更しない」ボタンが設定される場合において、利用者Uが「変更しない」ボタンを操作した場合、配車制御部140は、合流予定場所に配車車両を停車させる停車スペースがある(または停車スペースができる)と推定し、予定の通りに合流予定場所に向かうように車両Mに指示してもよい。
図10は、提案部160による提案内容に関して端末装置Tに表示される画像IM4の一例を示す図である。
停車スペース判定部150は、提案部160により代替合流場所が提案された場合であっても、車両Mが合流予定場所または代替合流場所に到達するまで合流予定場所に停車スペースがあるか否かを判定する処理を継続して行ってもよい。その場合、提案部160は、利用者Uに代替合流場所を既に提案しており、且つ停車スペース判定部150により合流予定場所に停車スペースがあると判定された場合、利用者Uの端末装置Tに、代替合流場所への変更を取り消して、合流場所を合流予定場所に戻すことができることを通知(提案)する。
画像IM4には、提案部160による提案内容を表示する表示枠F6や、表示枠F6に表示された合流場所を代替合流場所から元の合流予定場所に再度変更する、戻すボタンB7、代替合流場所に変更したままにする、そのままでよいボタンB8、代替合流場所を却下して配車自体をキャンセルする配車キャンセルボタンB9などが含まれる。戻すボタンB7、そのままでよいボタンB8、および配車キャンセルボタンB9には、そのボタンが操作された場合に請求制御部170により請求される金額が併せて表示されている。
このとき、請求制御部170は、(1)利用者UによりそのままでよいボタンB8が選択されて代替合流場所を継続して選択した場合、(2)利用者Uにより戻すボタンB7が選択されて合流予定場所を元に戻す場合、(3)利用者Uにより配車キャンセルボタンB9が選択されて配車自体がキャンセルされる場合のいずれであっても、合流予定場所の変更に関する配車サービス料の請求を行わない。
〔合流場所に基づいた請求〕
図11は、収集部180による収集処理を説明するための図である。収集部180は、停車スペース情報196に格納された、停車スペース判定部150による合流予定場所および代替合流場所に関する判定結果を収集する。収集部180は、例えば、合流予定場所ごとに、合流予定場所を予定通り使用できた確率や、合流予定場所から代替合流場所に変更した確率、代替合流場所から合流予定場所に戻した確率など収集して、停車スペースの利用可能傾向に関する情報を収集する。
また、収集部180は、合流予定場所に停車スペースがない場合に、代替合流場所が容易に見つかる確率を更に収集してもよい。
例えば、配車要求を受け付ける画像IM1の入力枠F1において、収集部180による収集結果が反映された地図画像を表示して配車場所の指定を受け付けることにより、利用者Uが停車スペースの見つけやすい場所であるか否かを理解した上で合流予定場所をすることになるため、配車システム1による合流予定場所を代替合流場所に変更することの提案が行われることに利用者Uの理解を得られやすくすることができる。また、収集部180による収集結果が反映された地図画像を表示して配車場所の指定を受け付けることにより、停車スペースの見つけやすい場所を配車場所として推奨することができるため、利用者Uと配車車両とがより合流しやすくなる。
請求制御部170は、収集部180による停車スペースの利用可能傾向の収集結果に基づいて、合流予定場所に対する課金レートを変更してもよい。合流予定場所に対する課金レートは、基本的な配車サービス料に反映されたり、変更料やキャンセル料に反映されたりしてもよい。図示の例において、収集部180による収集結果を参照して、配車システム1が利用者Uに利用を推奨する場所R1が他の場所R2〜R4よりも配車料が安価に設定されている。また、図示の例において、収集部180による収集結果を参照して、配車システム1が利用者Uに利用を推奨しない場所R4が他の場所R1〜R3よりも配車料が高額に設定されている。なお、図示の例において、導流帯などの停車できない領域は停車禁止領域NPAのように表示して、合流予定場所としての指定が受け付けられないようにしている。
〔処理フロー〕
図12は、配車システム1による配車処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、取得部120は、車両M1〜Mnからの周辺状況を取得する(ステップS100)。次に、受付部130は、利用者Uからの配車要求を受け付ける(ステップS102)。ステップS102の詳細については後述する。
次に、配車制御部140は、車両M1〜Mnから配車車両を決定し(ステップS104)、決定した配車車両を合流予定場所に向かわせる(ステップS106)。
次に、取得部120は、合流予定場所の周辺状況を取得する(ステップS108)。次に、停車スペース判定部150は、合流予定場所に停車スペースがあるか否かを判定する(ステップS110)。停車スペースがあると判定された場合、配車制御部140は、配車車両を合流予定場所に向かわせて利用者Uを乗車させ(ステップS112)、配車車両を目的地に移動させる(ステップS114)。停車スペースがないと判定された場合、提案部160は、代替合流場所を提案する(ステップS116)。次に、受付部130は、利用者Uからの合流予定場所から代替合流場所に合流場所を変更するか否かに関する応答を受け付ける(ステップS118)。代替合流場所に合流場所を変更する旨の応答を受け付けた場合、配車制御部140は、配車車両を代替合流場所に向かわせ(ステップS120)、ステップS112に処理を進める。受付部130は、代替合流場所に合流場所を変更する旨の応答を受け付けなかった場合、ステップS118において受け付けられた応答が、配車自体をキャンセルする旨の応答か、合流予定場所のままとする旨の応答かを判定する(ステップS122)。合流予定場所のままとする旨の応答を受け付けた場合、配車制御部140は、ステップS112に処理を進める。代替合流場所の提案を却下して配車自体をキャンセルする旨の応答を受け付けた場合、配車車両にキャンセルを通知して(ステップS124)、本フローチャートの処理を終了する。
なお、ステップS122において配車キャンセルする旨の応答であると判定されない場合、ステップS110〜S122の処理は、合流予定場所(または代替合流場所)に到着するまで繰り返し行わせてもよい。例えば、ステップS120が実行されて代替合流場所に合流場所が変更された後に、ステップS110に処理が戻され、停車スペース判定部150により最初の合流予定場所に停車スペースができたか否かを判定する。ステップS116において、提案部160は最初の合流予定場所に戻すことを利用者Uに提案する。ステップS120において、受付部130は、合流場所を代替合流場所に変更したままにするのか、最初の合流予定場所に戻すかについての利用者Uからの応答を受け付けて、配車制御部140に応答結果を出力して利用者Uに指定された合流場所に配車車両を向かわせる。
また、例えば、ステップS120が実行されて代替合流場所に合流場所が変更された後に、ステップS110に処理が戻され、停車スペース判定部150により好適な他の代替合流場所があるか否かが判定されてもよい。その場合、ステップS116において、提案部160は、他の代替合流場所を提案する。
図13は、配車装置100による合流予定場所の指定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13は、図12のステップS102の配車要求を受け付ける場合に行われる処理に該当する。
まず、受付部130は、合流予定場所の指定を受け付ける(ステップS200)。次に、受付部130は、請求制御部170に合流予定場所に基づいて請求金額を計算させ、その請求金額を含む受付結果を端末装置Tに送信する(ステップS202)。次に、受付部130は、ステップS200において受け付けた合流予定場所への配車要求を端末装置Tから受信したか否かを判定する(ステップS204)。受付部130は、ステップS204において配車要求を受け付けなかった場合、ステップS200に処理を戻す。受付部130は、ステップS204において配車要求を受け付けた場合、本フローチャートの処理を終了する。
〔停止前ドア開動作〕
受付部130は、利用者Uにより配車車両が完全に停車していない状態であっても、利用者Uが配車車両の乗車時に利用するドアの開放を開始する、停止前ドア開動作を希望するか否かに関する事前受付を行う。
停止前ドア開動作は、所定のドアオープン条件が満たされる場合にのみ実施される。所定のドアオープン条件には、例えば、合流予定場所の周辺環境条件と、車両Mの車室内に関する配車車両側条件と、利用者Uに関する利用者側条件とが含まれる。
周辺環境条件とは、例えば、合流場所において停止前ドア開動作が許可されていることや、合流場所の周辺に利用者U以外の交通参加者が存在しないことや、合流場所の周辺の利用者U以外の交通参加者が移動中でないことである。配車車両側条件とは、例えば、配車車両の車室内にドアオープンにより落下する可能性のある物体が存在しないことや、配車車両に乗車済みの他の利用者の着座位置に関する条件(開放されるドアに近接する座席に他の利用者が着座していないこと)などである。利用者側条件とは、例えば、利用者の荷物が所定量未満であって、リアハッチなどを開放させて荷物を格納する必要がないことである。
なお、ドア開閉制御部14は、停止前ドア開動作の指示を受け付けていた場合であっても、停止前ドア開動作の開始前または途中で所定のドアオープン条件が満たされなくなった場合には停止前ドア開を中止する。
図14は、停止前ドア開動作の要求を含む配車要求を行う際の端末装置Tに表示される画像IM5の一例を示す図である。
画像IM1と比較して、画像IM5には、停止前ドア開動作を行うか否かに関する指定を受け付ける入力F8がさらに表示される。
図15〜図17は、第3場面を説明するための図である。ドア開閉制御部14は、利用者Uからの指示に基づいて、合流予定場所に接近した配車車両のドアの開閉を制御する。
ドア開閉制御部14は、図15に示すように、車両Mが合流予定場所JAから所定距離Lに接近した場合に、車両Mが完全に停車していない状態であっても車両Mのうち利用者Uが乗車に用いるドアの開放を開始する、停止前ドア開動作の制御を行う。
このとき、推定部15は、例えば、車両Mが停止前ドア開動作を行う場合に、合流予定場所における利用者Uと車両Mとの合流に関する推定を開始する。例えば、走行制御部13は、推定部15による推定結果が停止前ドア開動作を行うことができるという推定結果である場合に、停止前ドア開動作を行わない場合に比して車両Mをより低速で走行させる。
走行制御部13は、図16に示すように、合流予定場所JAに車両Mをさらに走行させる。このとき、利用者Uは、合流予定場所JAに接近を開始していてもよい。
走行制御部13は、図17に示すように、合流予定場所JAにドアが開いた状態の車両Mを停車させる。これにより、利用者Uは、車両Mの停車後すぐに乗車することができる。
〔処理フロー〕
図18は、配車装置100による合流予定場所の指定処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。図18は、図12のステップS102の配車要求を受け付ける場合に行われる処理の他の一例である。
まず、受付部130は、停止前ドア開の指定を含む、合流予定場所の指定を受け付ける(ステップS300)。次に、受付部130は、ステップS300において停止前ドア開を行うという指定を受け付けたか否かを判定する(ステップS302)。停止前ドア開を行う場合、受付部130は、ステップS300において受け付けた合流予定場所が停止前ドア開できる場所であるか否かを判定する(ステップS304)。停止前ドア開できる場所であると判定した場合、受付部130は、請求制御部170に合流予定場所に基づいて請求金額を計算させ、その請求金額を含む受付結果を端末装置Tに送信する(ステップS306)。次に、受付部130は、ステップS200において受け付けた合流予定場所への配車要求を端末装置Tから受信したか否かを判定する(ステップS308)。受付部130は、ステップS308において配車要求を受け付けなかった場合、ステップS300に処理を戻す。受付部130は、ステップS308において配車要求を受け付けた場合、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS304において、停止前ドア開できる場所でないと判定した場合、受付部130は、合流予定場所において停止前ドア開動作ができないことを利用者Uに知らせるたまのエラー通知を行い(ステップS310)、ステップS300に処理を戻す。以上、本フローチャートの処理の説明を終了する。
図19は、ドア開閉制御部14による停止前ドア開動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。図19に示すフローチャートの処理は、例えば、停止前ドア開動作を行う配車車両が、合流場所に接近したタイミングから合流場所で利用者Uと合流するまで繰り返し行われる。
まず、認識部12は、配車車両の周辺状況や車室内状況を認識する(ステップS400)。次に、推定部15は、停止前ドア開動作ができるか否かを推定する(ステップS402)。停止前ドア開ができると推定された場合、ドア開閉制御部14は、停止前ドア開を行う(ステップS404)。停止前ドア開ができないと推定された場合、ドア開閉制御部14は、停止後にドア開動作を行う(ステップS404)。なお、ドア開閉制御部14は、既に停止前ドア開動作を開始していた場合には、ステップS404においてドア開動作を中止する。以上、本フローチャートの処理の説明を終了する。
実施形態の配車システム1は、配車制御部140が、利用者Uからの配車要求に基づいて、利用者Uの指定した合流予定場所に車両Mを向かわせ、停車スペース判定部150が、車両Mが合流予定場所に接近した場合に、車両Mを停車させる停車スペースがあるか否かを判定し、停車スペースがないと判定された場合に提案部160が代替合流場所を利用者Uに提案することにより、利用者Uおよび配車車両をよりスムーズに合流しやすくすることができる。
また、実施形態の配車システム1は、配車車両の車両制御装置10のドア開閉制御部14が利用者Uからの指示に基づいて、配車車両が完全に停車していない状態であっても配車車両のドアの開放を開始する停止前ドア開動作を行うことを受付部130が受け付けた場合、配車車両が合流場所にから所定距離に接近し、且つ配車車両が所定のドアオープン条件を満たす場合に、停止前ドア開動作を行うよう配車車両のドアの開閉を制御することにより、利用者Uが配車車両に乗車するまでの時間を短縮することができる。
[ハードウェア構成]
図20は、実施形態の配車装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、各種制御装置は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM100−3、ブートプログラムなどを格納するROM100−4、フラッシュメモリやHDDなどの記憶装置100−5、ドライブ装置100−6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ100−1は、配車装置100以外の構成要素との通信を行う。記憶装置100−5には、CPU100−2が実行するプログラム100−5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開されて、CPU100−2によって実行される。これによって、配車装置100の一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
車両の周辺状況に関する情報を取得し、
利用者からの配車要求を受け付け、
前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせ、
前記配車要求の受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求し、
前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定し、
前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案する、
ように構成されている、配車装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、利用者Uが大きな荷物を持っている、乳幼児を連れている、車いすや杖を利用している、体調不良であるなどの場合、代替合流場所の提案が必ずしも好ましいとは限らない。そのため、提案部160による代替合流場所の提案処理は、利用者Uの属性や状況に応じて停止されてもよい。その場合、例えば、配車依頼を行う際に表示される画像IM1や画像IM5には、代替合流場所の提案を使用しないことを指定するボタン等が表示されてもよい。
1…配車システム、10…車両制御装置、11…通信部、12…認識部、13…走行制御部、14…ドア開閉制御部、15…推定部、100…配車装置、110…通信部、120…取得部、130…受付部、140…配車制御部、150…停車スペース判定部、160…提案部、170…請求制御部、180…収集部、M…車両、T…端末装置、U…利用者

Claims (13)

  1. 車両の周辺状況に関する情報を取得する取得部と、
    利用者からの配車要求を受け付ける受付部と、
    前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせる配車制御部と、
    前記受付部による受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求する請求制御部と、
    前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定する停車スペース判定部と、
    前記停車スペース判定部により前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案する提案部と、
    を備える、配車システム。
  2. 前記受付部は、前記提案部が前記代替合流場所を提案した場合に、前記利用者からの前記代替合流場所に変更するか否かの情報を含む応答を受け付け、
    前記請求制御部は、前記代替合流場所を却下してキャンセルする旨の応答を前記受付部が受け付けた場合、キャンセル料を前記利用者に請求しない、
    請求項1に記載の配車システム。
  3. 前記提案部は、前記代替合流場所を前記利用者に提案した後、前記取得部により前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがある旨の情報が取得された場合、前記代替合流場所から前記合流予定場所に戻すことを前記利用者に提案する、
    請求項1または2に記載の配車システム。
  4. 前記受付部は、前記提案部により前記代替合流場所から前記合流予定場所に戻すことが前記利用者に提案された場合、前記代替合流場所に変更する応答、前記代替合流場所を却下して配車をキャンセルする旨の応答、または前記合流予定場所に戻す応答を受け付け、
    前記請求制御部は、いずれが選択された場合も追加料金を前記利用者に請求しない、
    請求項3記載の配車システム。
  5. 前記停車スペース判定部による前記合流予定場所および前記代替合流場所に関する判定結果を収集する収集部をさらに備え、
    前記請求制御部は、前記収集部による収集結果を参照し、停車スペースの利用可能傾向に基づいて、前記合流予定場所に対する課金レートを変更する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の配車システム。
  6. 前記取得部は、前記合流予定場所に向かう車両以外の他車両による前記周辺状況の認識結果を取得し、
    前記停車スペース判定部は、前記車両による前記周辺状況の認識結果に加えて、前記他車両による前記周辺状況の認識結果に基づいて、前記停車スペースがあるか否かを判定する、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の配車システム。
  7. 前記配車制御部は、
    前記受付部により、前記利用者から前記合流予定場所を前記代替合流場所に変更する応答が受け付けられた場合に、前記代替合流場所に前記車両を向かわせ、
    前記受付部により、前記利用者から前記合流予定場所を前記代替合流場所に変更しない応答が受け付けられた場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあると推定し、前記合流予定場所に前記車両を向かわせる、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の配車システム。
  8. 前記停車スペース判定部は、前記提案部により前記代替合流場所が提案された後、前記車両が前記合流予定場所または前記代替合流場所に到達するまで前記合流予定場所に前記停車スペースがあるか否かを判定する処理を行い、
    前記提案部は、前記代替合流場所を既に提案しており、且つ前記停車スペース判定部により前記合流予定場所に前記停車スペースがあると判定された場合に、前記代替合流場所への変更を取り消して、合流場所を前記合流予定場所に戻すことができることを通知する、
    請求項7に記載の配車システム。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の配車システムによる配車指示に応じて、配車車両の走行を制御する走行制御部と、
    前記利用者からの指示に基づいて前記配車車両のドアの開閉を制御する、ドア開閉制御部とを備え、
    前記ドア開閉制御部は、前記受付部が前記利用者により前記配車車両が完全に停車していない状態であっても前記ドアの開放を開始する停止前ドア開動作を行うことを受け付けた場合、前記配車車両が合流場所にから所定距離に接近し、且つ前記配車車両が所定のドアオープン条件を満たす場合に、前記停止前ドア開動作を行うよう制御する、
    車両制御装置。
  10. 前記所定のドアオープン条件には、
    前記合流場所において前記停止前ドア開動作が許可されていることが含まれる周辺環境条件と、
    前記配車車両の車室内にドアオープンにより落下する可能性のある物体が存在しないことが含まれる配車車両側条件と、
    前記利用者の荷物が所定量未満であることが含まれる利用者側条件と、
    が含まれる、
    請求項9に記載の車両制御装置。
  11. 前記ドア開閉制御部は、所定のドアオープン条件が満たされなくなった場合にドアの開放を中止する、
    請求項9または10に記載の車両制御装置。
  12. コンピュータが、
    車両の周辺状況に関する情報を取得し、
    利用者からの配車要求を受け付け、
    前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせ、
    前記配車要求の受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求し、
    前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定し、
    前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案する、
    配車方法。
  13. コンピュータに、
    車両の周辺状況に関する情報を取得させ、
    利用者からの配車要求を受け付けさせ、
    前記配車要求に基づいて、前記利用者の指定した合流予定場所に車両を向かわせ、
    前記配車要求の受付結果に基づいて、前記利用者への配車サービス料を請求させ、
    前記配車要求に基づいて配車された前記車両が前記合流予定場所に接近した場合に、前記合流予定場所に前記車両を停車させる停車スペースがあるか否かを判定させ、
    前記停車スペースがないと判定された場合に、前記合流予定場所とは異なる代替合流場所を前記利用者に提案させる、
    プログラム。
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