JP2021099574A - エージェントシステムおよびエージェントの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗員による接触操作でエージェントを起動させるエージェントシステムにおいて、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェントの起動操作性を向上させる。【解決手段】エージェントシステム(1)は、乗員によるエージェント起動操作を検出する操作検出部(30)と、操作検出部(30)の位置を乗員に表示する操作位置表示部(20)と、乗員によるエージェント起動意思を検出する起動意思検出部(10)と、エージェント起動操作が検出された場合にエージェント(2)を起動する制御装置(100)とを備える。制御装置(100)は、エージェント(2)の停止中に、エージェント起動意思が検出されたという第1条件、および、乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、消灯されていた操作位置表示部(20)を点灯させる。【選択図】図1
Description
本開示は、移動体の室内に配置されるエージェントを用いて乗員を支援するエージェントシステム、およびそのエージェントの制御装置に関する。
近年、擬人化されたエージェントを移動体の室内に配置して、乗員を対話形式で支援するエージェントシステムの開発が進められている。たとえば、特開2006−284454号公報(特許文献1)には、車両用のエージェントとして、車室内を自由に移動可能な三次元キャラクタ影像によるエージェントを配置する技術が開示されている。
移動体用のエージェントシステムにおいて、エージェントあるいはその近傍に操作部(操作検出部)を設け、その操作部を乗員が実際に手で触れることでエージェントを起動させるようにすると、乗員がエージェントに抱く愛着感がより深まることが想定される。しかしながら、乗員が操作部に触れることでエージェントを起動させる場合、操作部の位置が分かりにくい場合には、エージェントの起動操作性が低下してしまうことが懸念される。その対策として、たとえば操作部を常時点灯させて視覚的に明示しておくと、乗員がエージェントの起動を望まない場合にまで操作部が常時点灯した状態となり、乗員が煩わしさを感じてしまうことが懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、乗員による接触操作でエージェントを起動させる移動体用のエージェントシステムにおいて、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェントの起動操作性を向上させることである。
本開示の一態様によるエージェントシステムは、移動体の室内に配置されたエージェントを用いて乗員を支援する。このエージェントシステムは、操作検出部と、報知部と、制御部とを備える。操作検出部は、エージェントあるいはその近傍に配置され、乗員による接触操作を検出する。報知部は、操作検出部の位置を乗員に報知する。制御部は、エージェントの起動および停止を制御する。制御部は、エージェントの停止中に、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置を乗員に報知するように報知部を制御する。制御部は、乗員が操作検出部に触れたことが検出された場合にエージェントを起動する。
上記のエージェントシステムによれば、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置が乗員に報知される。そのため、乗員はエージェントを起動するための操作を行なう位置を容易に把握することができる。さらに、上述の第1条件および第2条件が成立しない場合には、操作検出部の位置は乗員に報知されない。そのため、操作検出部の位置が乗員に常時報知される場合に比べて、乗員が煩わしさを感じてしまうことが抑制される。その結果、乗員による接触操作でエージェントを起動させる移動体用のエージェントシステムにおいて、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェントの起動操作性を向上させることができる。
本開示による制御装置は、移動体の室内に配置されて乗員を支援するエージェントの制御装置である。この制御装置は、第1制御部と、第2制御部とを備える。第1制御部は、エージェントの停止中に、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、エージェントあるいはその近傍に配置された操作検出部の位置を乗員に報知するための制御を実行する。第2制御部は、乗員が操作検出部に触れたことが検出された場合にエージェントを起動するための制御を実行する。
上記の制御装置によれば、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置を乗員に報知するための制御が実行される。この制御によって操作検出部の位置が乗員に報知されることで、乗員はエージェントを起動するための操作を行なう位置を容易に把握することができる。さらに、上述の第1条件および第2条件が成立しない場合には、操作検出部の位置は乗員に報知されない。そのため、操作検出部の位置が乗員に常時報知される場合に比べて、乗員が煩わしさを感じてしまうことが抑制される。その結果、乗員による接触操作で起動されるエージェントの起動操作性を、乗員に煩わしさを感じさせることなく、向上させることができる。
本開示によれば、乗員による接触操作でエージェントを起動させる移動体用のエージェントシステムにおいて、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェントの起動操作性を向上させることができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態によるエージェントシステム1の全体構成を模式的に示す図である。このエージェントシステム1は、擬人化されたエージェント2を車両の室内に配置して乗員を支援する車載用のエージェントシステムである。
エージェントシステム1は、エージェント2と、起動意思検出部10と、操作位置表示部20と、操作検出部30とを備える。このエージェントシステム1は、上述のように、車両に搭載される。なお、エージェントシステム1は、車両に搭載されることに限定されず、たとえば船舶、航空機など、車両以外の移動体に搭載されてもよい。
本実施の形態によるエージェント2は、立体的な構造を有する。エージェント2は、たとえば、頭部2a、胴体部2b、腕部2c,2dを有し、各部を図示しないアクチュエータで駆動することによって3次元的な動きをすることができる。エージェント2は、車室内の所定の位置(たとえば乗員が運転席に座ったまま手の届くダッシュボードあるいはセンターコンソール付近)に配置される。
エージェント2は、乗員を支援するためのさまざまな支援制御を実行可能に構成される。エージェント2が実行する支援制御としては、たとえば、乗員と音声で対話しながら乗員の要求する情報を提供する制御、乗員の眠気を監視して眠気防止に効果的な処置を施す制御、車両状況を確認して乗員に知らせる制御などが含まれる。
なお、エージェント2は、外部の機器(たとえば車両のナビゲーション装置、車両外部のクラウドサーバなど)との有線通信あるいは無線通信を行なって、乗員の要求する情報を外部の機器から取得可能に構成されてもよい。また、エージェント2は、車両に固定されていてもよいし、車両外部に持ち運べるように車両に着脱可能に構成されてもよい。
本実施の形態においては、起動意思検出部10、操作位置表示部20、および操作検出部30は、いずれもエージェント2の外部に配置される。エージェント2の内部には、エージェント2の起動および停止を制御する制御装置100が設けられる。
操作検出部30は、車室内においてエージェント2が配置される位置の近傍に配置される。操作検出部30は、乗員が操作検出部30に触れる操作(以下「エージェント起動操作」ともいう)を検出し、検出結果を制御装置100に出力する。
操作位置表示部20は、操作検出部30の近傍に配置され、制御装置100からの指令に応じて表示態様が制御される表示装置(表示灯、液晶ディスプレイなど)である。制御装置100が操作位置表示部20の表示態様を変化させることによって、操作位置表示部20の近傍の配置される操作検出部30の位置を乗員に明示することができる。すなわち、操作位置表示部20は、操作検出部30の位置を乗員に視覚的に報知する報知部として機能する。
本実施の形態においては、操作検出部30および操作位置表示部20が、タッチパネル付きディスプレイによって実現される。すなわち、操作位置表示部20として機能するディスプレイ上に、操作検出部30として機能するタッチパネルが重ねて配置される。
起動意思検出部10は、エージェント2および操作検出部30の近傍に配置され、乗員が操作検出部30に対してエージェント起動操作を行なってエージェント2を起動させる意思(以下「エージェント起動意思」ともいう)があることを検出し、検出結果を制御装置100に出力する。起動意思検出部10は、たとえば、エージェント2あるいは操作検出部30に乗員の手が近づいたことを検出する近接センサあるいはカメラとすることができる。すなわち、起動意思検出部10は、エージェント2あるいは操作検出部30に乗員の手が近づいたことをエージェント起動意思として検出することができる。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、各種信号を入出力するための入出力ポートとを含んで構成される(いずれも図示せず)。制御装置100は、各センサおよび機器からの信号、並びにメモリに格納されたプログラムなどに基づいて、エージェント2の起動および停止を行なう制御、エージェント2による支援制御などを行なう。なお、制御装置100が行なう制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
制御装置100は、エージェント2の起動および停止を行なうための構成として、第1制御部110と、第2制御部120とを含む。本実施の形態において、エージェント2の「起動」とは、(i)エージェント2に電源が供給されていない電源オフ状態から、エージェント2に電源が供給されている電源オン状態に切り替えて、エージェント2を作動させること、および(ii)作動中のエージェント2の制御状態を、支援制御の全部または一部の実行を休止しているスリープ状態から、休止中であった支援制御を実行可能なウェイクアップ状態に切り替えること、の少なくとも一方を含む。同様に、エージェント2の「停止」とは、(i)電源オン状態から電源オフ状態に切り替えてエージェント2を停止させること、および(ii)作動中のエージェント2の制御状態をウェイクアップ状態からスリープ状態に切り替えること、の少なくとも一方を含む。
第1制御部110は、起動意思検出部10および操作位置表示部20に接続される。第1制御部110は、エージェント2の停止中に、起動意思検出部10によって乗員によるエージェント起動意思が検出された場合に、操作位置表示部20の表示態様を変化させることによって操作検出部30の位置を乗員に明示する。
また、第1制御部110は、エージェント2の停止中に、たとえば外部の機器(車両のナビゲーション装置、車両外部のクラウドサーバなど)から取得した情報に基づいて、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況であるか否かを判定する。たとえば、第1制御部110は、車両が信号待ちで停車している場所の周辺にある店舗を乗員に案内したい場合、あるいは、車両の自動運転中に乗員との対話を開始したい場合などに、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況であると判定する。そして、第1制御部110は、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況であると判定した場合、操作位置表示部20の表示態様を変化させることによって操作検出部30の位置を乗員に明示する。
すなわち、第1制御部110は、エージェント2の停止中に、起動意思検出部10によって乗員によるエージェント起動意思が検出されたという条件(以下「第1条件」ともいう)、および、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという条件(以下「第2条件」ともいう)の少なくとも一方が成立した場合に、操作位置表示部20の表示態様を変化させる。たとえば、第1制御部110は、エージェント2の停止中に上記の第1条件および第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、消灯されていた操作位置表示部20を点灯させる。このように操作位置表示部20を点灯させることによって、操作位置表示部20の上に重ねて配置される操作検出部30の位置を乗員に視覚的に報知することができる。
第2制御部120は、操作検出部30に接続される。第2制御部120は、乗員が操作検出部30に触れてエージェント起動操作を行なったことが操作検出部30によって検出された場合に、エージェント2を起動する。
図2は、停止中のエージェント2を起動する場合のエージェントシステム1の状態変化の様子を模式的に示す図である。なお、図2には、エージェント2が車両のダッシュボード3に配置される例が示されている。また、図2には、操作検出部30および操作位置表示部20として機能するタッチパネル付きのディスプレイ、および、起動意思検出部10として機能するカメラが、ダッシュボード3上における、エージェント2が配置される位置の近傍に配置される例が示されている。
停止状態においては、操作位置表示部20は消灯されている。なお、図2には、停止状態においてエージェント2が腕を下げた状態でダッシュボード3に設けられた開口部4に格納されている例が示されている。
この状態で、起動意思検出部10によって乗員によるエージェント起動意思が検出された場合(第1条件が成立した場合)、あるいは、車両の信号待ちなどでエージェントシステム1側が乗員に対して発話すべき状況になったと判定した場合(第2条件が成立した場合)、消灯されていた操作位置表示部20が点灯される。これにより、操作検出部30の位置が乗員に明示されるため、乗員はエージェント起動操作を行なう位置を容易に把握することができる。
なお、第1条件および第2条件が成立するまでは、操作位置表示部20は消灯されたままであるため、操作位置表示部20を常時点灯しておく場合に比べて、乗員が煩わしさを感じてしまうことが抑制される。
その後、乗員が操作検出部30に対してエージェント起動操作(図2に示す例では1回タッチ)を行なうと、エージェント2の状態が停止状態から起動状態に切り替えられる。このように、エージェント2の近傍に配置された操作検出部30を乗員が実際に手で触れることでエージェント2が起動するため、乗員がエージェント2に抱く愛着感がより深まる。なお、図2には、起動状態においてエージェント2が腕を上げた状態で開口部4から出現するように動作する例が示されている。このような動作によって、乗員はエージェント2が起動されたことを容易に把握することができる。
図3は、本実施の形態による制御装置100がエージェント2を起動する際に行なう処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、エージェント2の停止中に開始される。なお、図3において、ステップS10,S12,S20の処理が上述の第1制御部110が行なう制御(第1制御)に相当し、ステップS30,S40,S50の処理が上述の第2制御部120が行なう制御(第2制御)に相当する。
制御装置100は、起動意思検出部10によって乗員によるエージェント起動意思が検出されたか否か(すなわち第1条件が成立したか否か)を判定する(ステップS10)。乗員によるエージェント起動意思が検出されない場合(ステップS10においてNO)、制御装置100は、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況であるか否か(すなわち第2条件が成立したか否か)を判定する(ステップS12)。エージェント2から乗員に対して発話すべき状況でない場合(ステップS12においてNO)、制御装置100は、以降の処理をスキップする。
乗員によるエージェント起動意思が検出された場合(ステップS10においてYES)、あるいは、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況である場合(ステップS12においてYES)、制御装置100は、操作位置表示部20を点灯して、操作検出部30の位置を乗員に明示する(ステップS20)。
次いで、制御装置100は、操作位置表示部20を点灯してから所定時間が経過するまでの間に、操作検出部30によって乗員によるエージェント起動操作が検出されたか否かを判定する(ステップS30)。乗員によるエージェント起動操作が検出された場合(ステップS30においてYES)、制御装置100は、エージェント2を起動する(ステップS40)。一方、乗員によるエージェント起動操作が検出されない場合(ステップS30においてNO)、制御装置100は、エージェント2を停止状態に維持する(ステップS50)。
以上のように、本実施の形態によるエージェントシステム1は、乗員によるエージェント起動操作を検出する操作検出部30と、操作検出部30の位置を乗員に表示する操作位置表示部20と、乗員によるエージェント起動意思を検出する起動意思検出部10と、乗員によるエージェント起動操作が検出された場合にエージェント2を起動する制御装置100とを備える。
さらに、制御装置100は、エージェント2の停止中に、起動意思検出部10によって乗員によるエージェント起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェント2から乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、消灯されていた操作位置表示部20を点灯させる。これにより、操作検出部30の位置が乗員に明示されるため、乗員はエージェント起動操作を行なう位置を容易に把握することができる。さらに、上述の第1条件および第2条件が成立しない場合、制御装置100は、操作位置表示部20を消灯状態に維持する。そのため、操作位置表示部20を常時点灯しておく場合に比べて、乗員が煩わしさを感じてしまうことが抑制される。その結果、乗員によるエージェント起動操作(接触操作)でエージェント2を起動させる車両用のエージェントシステム1において、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェント2の起動操作性を向上させることができる。
<変形例1>
上述の実施の形態においては、起動意思検出部10、操作位置表示部20および操作検出部30が、エージェント2の外部に配置される例を示した。しかしながら、起動意思検出部10、操作位置表示部20および操作検出部30の少なくとも1つが、エージェント2の内部に配置されるようにしてもよい。
上述の実施の形態においては、起動意思検出部10、操作位置表示部20および操作検出部30が、エージェント2の外部に配置される例を示した。しかしながら、起動意思検出部10、操作位置表示部20および操作検出部30の少なくとも1つが、エージェント2の内部に配置されるようにしてもよい。
図4は、本変形例1の一態様によるエージェントシステム1Aの全体構成を模式的に示す図である。このエージェントシステム1Aは、頭部2aに起動意思検出部10が配置されたエージェント2Aを備える。このエージェントシステム1Aにおいては、エージェント2Aの頭部2aに配置されるカメラ(エージェント2Aの「目」に相当する機器)を、起動意思検出部10として機能させることができる。このように、起動意思検出部10をエージェント2の内部に配置するようにしてもよい。
図5は、本変形例1の他の態様によるエージェントシステム1Bの全体構成を模式的に示す図である。このエージェントシステム1Bは、頭部2aに操作位置表示部20と操作検出部30とが配置されたエージェント2Bを備える。このように、操作位置表示部20および操作検出部30をエージェント2に配置するようにしてもよい。
図6は、図5に示すエージェントシステム1Bにおいて、停止中のエージェント2Bを起動する場合のエージェントシステム1Bの状態変化の様子を模式的に示す図である。起動意思検出部10によって乗員によるエージェント起動意思が検出されると、エージェント2Bの頭部に配置された操作位置表示部20が点灯される。その後、乗員がエージェント2Bの頭部に配置された操作検出部30に触れると、エージェント2が起動される。このように、エージェントシステム1Bにおいては、乗員が実際にエージェント2の頭に触れることでエージェント2が起動するため、乗員がエージェント2に抱く愛着感がより深まることが期待できる。
<変形例2>
上述の図3のステップS30にて、乗員が操作検出部30に予め定められた接触パターンで触れた場合に、乗員によるエージェント起動操作が検出されたと判定するようにしてもよい。この場合、上述の図3のステップS20にて、予め定められた接触パターンに関連付けられた表示パターンを表示するように操作位置表示部20の表示態様を制御するようにしてもよい。
上述の図3のステップS30にて、乗員が操作検出部30に予め定められた接触パターンで触れた場合に、乗員によるエージェント起動操作が検出されたと判定するようにしてもよい。この場合、上述の図3のステップS20にて、予め定められた接触パターンに関連付けられた表示パターンを表示するように操作位置表示部20の表示態様を制御するようにしてもよい。
図7は、本変形例2によるエージェントシステム1Cにおいて、停止中のエージェント2を起動する場合のエージェントシステム1Cの状態変化の様子を模式的に示す図である。図7では、乗員による2回のタッチ操作がエージェント起動操作(予め定められた接触パターン)に設定され、操作位置表示部20を2回点滅させることが操作位置表示部20の表示パターンに設定されている例が示される。
乗員によるエージェント起動意思が検出されると、制御装置100は、エージェント起動操作が2回のタッチ操作であることに関連付けて、操作位置表示部20を2回点滅させる。このような操作位置表示部20の表示パターンにより、エージェント起動操作が2回のタッチ操作であることを乗員に直感的に連想させることができる。そして、乗員が操作検出部30に対して2回のタッチ操作を行なうと、エージェント2が起動される。
このように変形することで、操作位置表示部20の表示パターンによってエージェント起動操作の接触パターンを乗員に直感的に連想させることができる。
<変形例3>
上述の実施の形態においては、消灯していた操作位置表示部20を点灯させることによって、操作検出部30の位置を乗員に視覚的に報知する例について説明した。しかしながら、操作検出部30の位置を乗員に報知する手法は、上記のものに限定されない。たとえば、操作位置表示部20の表示パターンを変更したり、表示色を変更したり、表示形状を変更したりすることによって、操作検出部30の位置を乗員に報知するようにしてもよい。
上述の実施の形態においては、消灯していた操作位置表示部20を点灯させることによって、操作検出部30の位置を乗員に視覚的に報知する例について説明した。しかしながら、操作検出部30の位置を乗員に報知する手法は、上記のものに限定されない。たとえば、操作位置表示部20の表示パターンを変更したり、表示色を変更したり、表示形状を変更したりすることによって、操作検出部30の位置を乗員に報知するようにしてもよい。
また、操作検出部30の位置を乗員に報知する手法は、乗員の視覚に訴えるものに限定されず、乗員の聴覚に訴えるものであってもよい。たとえば、操作検出部30がエージェント2の頭部に配置される場合には、エージェント2が「頭を撫でて」などの操作検出部30の位置を直接的に伝える音声を発することによって、操作検出部30がエージェント2の頭部に配置されていることを乗員に報知するようにしてもよい。
<変形例4>
上述の実施の形態においては、エージェント2が立体的な構造を有する例について説明した。しかしながら、エージェント2は、必ずしも立体的であることに限定されない。たとえば、車両のダッシュボード近傍に設置されるディスプレイに表示されるキャラクタ画像をエージェントとしてもよい。この場合、エージェントが表示されるディスプレイあるいはその周辺に乗員が触れる操作を、乗員によるエージェント起動操作として検出するようにすればよい。
上述の実施の形態においては、エージェント2が立体的な構造を有する例について説明した。しかしながら、エージェント2は、必ずしも立体的であることに限定されない。たとえば、車両のダッシュボード近傍に設置されるディスプレイに表示されるキャラクタ画像をエージェントとしてもよい。この場合、エージェントが表示されるディスプレイあるいはその周辺に乗員が触れる操作を、乗員によるエージェント起動操作として検出するようにすればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上に説明した例示的な実施の形態およびその変形例は、以下の態様の具体例である。
(1) 本開示の一態様によるエージェントシステムは、移動体の室内に配置されたエージェントを用いて乗員を支援する。このエージェントシステムは、操作検出部と、報知部と、制御部とを備える。操作検出部は、エージェントあるいはその近傍に配置され、乗員による接触操作を検出する。報知部は、操作検出部の位置を乗員に報知する。制御部は、エージェントの起動および停止を制御する。制御部は、エージェントの停止中に、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置を乗員に報知するように報知部を制御する。制御部は、乗員が操作検出部に触れたことが検出された場合にエージェントを起動する。
(1) 本開示の一態様によるエージェントシステムは、移動体の室内に配置されたエージェントを用いて乗員を支援する。このエージェントシステムは、操作検出部と、報知部と、制御部とを備える。操作検出部は、エージェントあるいはその近傍に配置され、乗員による接触操作を検出する。報知部は、操作検出部の位置を乗員に報知する。制御部は、エージェントの起動および停止を制御する。制御部は、エージェントの停止中に、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置を乗員に報知するように報知部を制御する。制御部は、乗員が操作検出部に触れたことが検出された場合にエージェントを起動する。
上記態様によれば、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置が乗員に報知される。そのため、乗員はエージェントを起動するための操作を行なう位置を容易に把握することができる。さらに、上述の第1条件および第2条件が成立しない場合には、操作検出部の位置は乗員に報知されない。そのため、操作検出部の位置が乗員に常時報知される場合に比べて、乗員が煩わしさを感じてしまうことが抑制される。その結果、乗員による接触操作でエージェントを起動させる移動体用のエージェントシステムにおいて、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェントの起動操作性を向上させることができる。
(2) ある態様においては、報知部は、操作検出部あるいはその近傍に配置される表示装置を含む。制御部は、エージェントの停止中に第1条件および第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、表示装置の表示態様を変化させる。
上記態様によれば、操作検出部あるいはその近傍に配置された報知部(表示装置)の表示態様を変化させることによって、操作検出部の位置を乗員に視覚的に明示することができる。
(3) ある態様においては、制御部は、乗員が操作検出部に予め定められた接触パターンで触れたことが検出された場合にエージェントを起動する。制御部は、エージェントの停止中に第1条件および第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、予め定められた接触パターンに関連付けられた表示パターンで表示装置の表示態様を変化させる。
上記態様によれば、報知部(表示装置)の表示パターンによって、エージェントを起動させるための接触パターンを乗員に直感的に伝えることができる。
(4) ある態様においては、エージェントシステムは、エージェントあるいはその近傍に配置され、乗員によるエージェントの起動意思を検出する意思検出部をさらに備える。
上記態様によれば、たとえばエージェントあるいはその近傍に乗員の手が近づいたことを意思検出部によって検出することによって、乗員によるエージェントの起動意思を検出することができる。
(5) 本開示の一態様による制御装置は、移動体の室内に配置されて乗員を支援するエージェントの制御装置である。この制御装置は、第1制御部と、第2制御部とを備える。第1制御部は、エージェントの停止中に、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、エージェントあるいはその近傍に配置された操作検出部の位置を乗員に報知するための制御を実行する。第2制御部は、乗員が操作検出部に触れたことが検出された場合にエージェントを起動するための制御を実行する。
上記態様によれば、乗員によるエージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、エージェントから乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、操作検出部の位置を乗員に報知するための制御が実行される。この制御によって操作検出部の位置が乗員に報知されることで、乗員はエージェントを起動するための操作を行なう位置を容易に把握することができる。さらに、上述の第1条件および第2条件が成立しない場合には、操作検出部の位置は乗員に報知されない。そのため、操作検出部の位置が乗員に常時報知される場合に比べて、乗員が煩わしさを感じてしまうことが抑制される。その結果、乗員による接触操作でエージェントを起動させる移動体用のエージェントシステムにおいて、乗員に煩わしさを感じさせることなく、エージェントの起動操作性を向上させることができる。
1,1A,1B,1C エージェントシステム、2,2A,2B エージェント、2a 頭部、2b 胴体部、2c,2d 腕部、3 ダッシュボード、4 開口部、10 起動意思検出部、20 操作位置表示部、30 操作検出部、100 制御装置、110 第1制御部、120 第2制御部。
Claims (5)
- 移動体の室内に配置されたエージェントを用いて乗員を支援するエージェントシステムであって、
前記エージェントあるいはその近傍に配置され、前記乗員による接触操作を検出する操作検出部と、
前記操作検出部の位置を前記乗員に報知する報知部と、
前記エージェントの起動および停止を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記エージェントの停止中に、前記乗員による前記エージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、前記エージェントから前記乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、前記操作検出部の位置を前記乗員に報知するように前記報知部を制御し、
前記乗員が前記操作検出部に触れたことが検出された場合に前記エージェントを起動する、エージェントシステム。 - 前記報知部は、前記操作検出部あるいはその近傍に配置される表示装置を含み、
前記制御部は、前記エージェントの停止中に前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、前記表示装置の表示態様を変化させる、請求項1に記載のエージェントシステム。 - 前記制御部は、前記乗員が前記操作検出部に予め定められた接触パターンで触れたことが検出された場合に前記エージェントを起動し、
前記制御部は、前記エージェントの停止中に前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、前記予め定められた接触パターンに関連付けられた表示パターンで前記表示装置の表示態様を変化させる、請求項2に記載のエージェントシステム。 - 前記エージェントシステムは、前記エージェントあるいはその近傍に配置され、前記乗員による前記エージェントの起動意思を検出する意思検出部をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のエージェントシステム。
- 移動体の室内に配置されて乗員を支援するエージェントの制御装置であって、
前記エージェントの停止中に、前記乗員による前記エージェントの起動意思が検出されたという第1条件、および、前記エージェントから前記乗員に対して発話すべき状況であると判定されたという第2条件の少なくとも一方が成立した場合に、前記エージェントあるいはその近傍に配置された操作検出部の位置を前記乗員に報知するための制御を実行する第1制御部と、
前記乗員が前記操作検出部に触れたことが検出された場合に前記エージェントを起動するための制御を実行する第2制御部とを備える、エージェントの制御装置。
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